JP2001175797A - 畜産物の流通経路における画像伝達装置 - Google Patents

畜産物の流通経路における画像伝達装置

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JP2001175797A
JP2001175797A JP37690999A JP37690999A JP2001175797A JP 2001175797 A JP2001175797 A JP 2001175797A JP 37690999 A JP37690999 A JP 37690999A JP 37690999 A JP37690999 A JP 37690999A JP 2001175797 A JP2001175797 A JP 2001175797A
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beef
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Toshiaki Amano
敏明 天野
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PHOENIX KK
Phoenix Co Ltd
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PHOENIX KK
Phoenix Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、畜産物などの流通における品質安
定性を確保し、かつ、より多くの取引を可能にする、画
像入力装置並びに画像出力装置を提供するものである。 【解決手段】 本発明は、デジタルカメラなどを入力手
段とし、冷蔵倉庫内での肉質の表面状態が、枝肉取引規
格の定めた肉質の表面状態と同様の条件で枝肉を画像入
力できるようフィルターや照明装置を活用し、またその
肉質表面状態と枝肉取引規格を同時に比較できるように
CRTなどの画像出力装置に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】牛肉の流通経路に関し、イン
ターネットなどの画像情報等送信手段を用いて、中央市
場または卸売業者間との売買を行うにあたり、牛肉色基
準値との比較が可能になるような入力方法、調色防止方
法、表示方法を確立するものである。
【0002】本発明は、畜産物である牛肉の流通方法
を、インターネットやPHS回線等を使用した電子・電
波送信手段を利用して行われる牛肉の取引方法に関する
ものである。
【0003】
【従来の技術】従来の牛肉取引においては、生産者が中
央食肉卸売市場や各地食肉卸売市場へ、牛をトラックで
運搬しその後、屠殺し解体され枝肉となっている。
【0004】わが国では流通合理化の推進によって、牛
の場合には、生体市場での取引から枝肉市場での取引に
重点が移り、現在では生産量の約60%が部分肉として
取り引きされるようになり、流通する生産物の形態が消
費段階の一歩手前まで詰められている。
【0005】この点は、いまなお生体取引を主としてい
る多くの先進諸国と比較しても著しく突出したところと
考えられる。
【0006】解体された枝肉は屠殺後、食肉のやわらか
さやその他の食味性を向上させるために大型の冷蔵倉庫
内で保管され、熟成期間を経て食肉として販売されるよ
うになる。
【0007】卸売市場で売買された枝肉は、各々が契約
している牛肉解体業者によってその場で、骨・すじ・脂
肪などの仕分けや食肉に使用される肉質に分けられ、卸
売業者(商社)からそれぞれの肉屋(スーパーマーケッ
ト)へ販売された後、消費者へ販売されている。
【0008】また、現在の食肉卸売市場は全国に22ヶ
所あり、それぞれが生産者から生体牛を引き受けて枝肉
にし、卸売業者の競売にかけられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の枝肉取引におい
て、各々卸売市場での仲介業者同士が競売を行うとき、
枝肉の現物を確認し競売を行い価格が決まるが、卸売業
者間ならびに卸売業者から肉屋・食堂・料亭などの消費
者に近い業者では、事前に現物の肉質の確認が出来ず、
卸売業者との会話で確認し、お互いに価格を決めて取引
を行っていたため、現物の確認が遅れ消費者への提供が
容易に出来ず、機会損失を発生させていた。
【0010】また、仲介業者は各社共コストに見合う競
売を行うことの出来る人数に限りがあり、各々地方食肉
卸売市場全てに配置することが困難なため、ある地方食
肉卸売市場で、良い枝肉もしくは欲しい枝肉があって
も、競売に参加していないために入手できないという課
題があった。
【0011】本発明は前述のような、時間の遅れによる
機会損失や、人員の配置が出来ないことによる入手困難
な良質の枝肉を、インターネットなどの電子情報転送手
段により、速やかに競売業者や肉屋などの消費者へ、肉
質の情報をよりわかりやすく伝える方法を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、デジタルカメ
ラなどを入力手段とし、冷凍倉庫内での肉質の表面状態
が、枝肉取引規格の定めた肉質の表面状態と同様の条件
で枝肉を画像入力できるようなフィルターや照明装置を
活用し、また、その肉質表面状態と枝肉取引規格を同時
比較できるように、CRTなどの画像出力装置に表示さ
れることを特徴とするものである。
【0013】
【実施例】本発明は画像入力機器であるデジタルカメラ
(5)やデジタルビデオカメラなどを用いて、屠殺後解
体された枝肉を、全体・肩切開面・トツクリ内側・マエ
内側・切断面のロース(第4肉質)等の、競売を行うた
めに必要な枝肉(1)の部位ごとに入力する。
【0014】このとき、枝肉は前述の大型冷蔵保存倉庫
に入っているため、肉の周囲は暗く、そのまま入力した
のでは本来の牛肉の色合いが入力できず、フラッシュを
使用すると牛肉の色が光って見えてしまう。
【0015】本発明では、問題を解決するために、フラ
ッシュに専用のフィルター(4)を備えることで、現物
の牛肉と同一の色合いを入力することが可能となった。
【0016】また、各々卸売市場の冷蔵保存倉庫内の明
るさにバラツキがあるため、前述のフィルター(4)で
は、全ての場所で使用するときそれぞれに明るさを合わ
せる必要があり、明るさを一定に確保するため画像を入
力する部分を10〜10000ルクスに保つことによっ
て、現物と同じ色合いの牛肉の入力が可能となる。
【0017】デジタルカメラ(5)などのオートフォー
カス機能を応用し、枝肉(1)の大きさを自動的に算出
することも可能となる。
【0018】入力手段であるデジタルカメラ(5)など
のコストを上げないのであれば、枝肉の横にスケールま
たは基準の目安となるものを置き、対象物である枝肉の
大きさが判別可能な状態にしておくと良い。
【0019】入力した枝肉(1)と入力した画像が一致
するように、手入力または音声入力により、画像へ牛肉
の品番や日時・場所などを入力しておくと更に効果的で
ある。
【0020】入力された枝肉の画像データは、記録媒体
であるメモリーカード(7)などへ保存するか、もしく
はPHSなどのデータ転送装置を用いて、転送先である
卸売業者へ画像情報を転送することが出来る。
【0021】画像の記録媒体(7)は、枝肉の画像の色
調を前述のデータ転送の時点で変換され、情報が偽造さ
れるのを防止するために運用ソフト上に保護回路を入
れ、偽造された場合は、保護回路により読み取りが不可
能になるようにしておくと共に、メモリーカード(7)
の外部に凹部を形成させ、一般のものでは挿入が出来な
い変形状にしておき画像情報の偽造を防止する。
【0022】この媒体(7)にユーザNoを登録し、偽
造が発生した場合にはユーザNoから業者への割り出し
が行えるようにしておき、さらに、入力画像をCRTへ
出力する時点で、枝肉の売り主の名前がCRT上に出力
される方法をとっておくと、安易に偽造されにくい。
【0023】屠殺解体後大型冷凍倉庫に複数の枝肉が保
管されるときに、移動中の枝肉(1)を画像入力する
際、枝肉の揺れによる画像のブレを押さえる必要があ
り、画像入力装置用の固定台(6)などで固定された入
力機械のところで、移動中の枝肉を停止させ揺れを止め
る部材(10)を具備させておく必要がある。
【0024】画像入力時においてフラッシュをつける場
合には、枝肉の白色部分が光り反射するのを防ぐため、
暗室でも自然な白色が出る専用のフィルター(4)を使
用し画像入力を行う。
【0025】また、前記専用フィルター(4)がない場
合には、枝肉の周辺の明るさを、ハロゲンランプ(2)
(3)などを用いて10〜10000ルクスの間で均一
に保つ必要がある。
【0026】枝肉(1)の第4肉質のサーロイン部分を
入力する場合は、専用の角度補正治具を用いると、肉質
を正面から見た形状と同じ状態で入力機器への入力が可
能となる。
【0027】斜めから第4肉質のサーロイン部分を入力
した画像は、斜めの角度をある一定の角度に固定(例え
ば水平に対して20°)にしたときに、画像を出力する
時点で角度補正回路ソフトを用いて、自動的に正面から
見た形状に補正することが出来る。
【0028】競売後の枝肉は、それぞれの解体業者で各
部分肉に分解されブロックになり、この時点で、高級な
肉質部分を入力機器で撮る場合には、前述のように専用
フィルターやハロゲンランプなどを用い、肉質の基準と
比較できるように入力する。
【0029】このものは、仲介業者から高級料理屋など
に販売しやすいよう、原寸大の画像表示が可能となるよ
うに、オートフォーカス機能を活用して肉との距離を判
断し、その数値による画像出力時に、補正ソフトを用い
ると原寸大の画像を表示することが出来る。
【0030】記録媒体であるメモリーカード(7)を、
入力側の画像表示装置(8)へ挿入し、前記デジタルカ
メラ(5)で入力した枝肉(1)の入力画像情報を確認
する。
【0031】肉質が正確に入力されていることを確認し
た後に、インターネットまたは通信手段を使用し、各々
仲介業者や肉屋・料亭などの端末へ転送する。
【0032】各々の端末の画面上には、対象物である枝
肉の画像を出力し、対象物と同一の画面内もしくは画面
切替により、枝肉の基準色である(BMS:牛脂肪交雑
基準、BCS:牛肉色基準、BFS:牛脂肪色基準)を
表示する。
【0033】この画面には、あらかじめ判明している枝
肉の格付け明細情報も表示できるようにしておく。
【0034】さらに、対象物の肉の大きさが画面で判断
可能な表示方法が可能になるように寸法の表示なども行
う。
【0035】
【発明の効果】上記の発明を実施することにより、従来
までの時間の遅れによる機会損失や、人員の配置が出来
ない事による入手困難な良質の枝肉を、インターネット
などの電子情報転送手段により速やかに競売業者や肉屋
などの消費者へ、肉質の情報をより分かりやすく伝える
ことが可能となる。
【0036】
【発明の作用】したがって、本発明に係る畜産物の流通
経路における画像伝達装置は、屠殺後の枝肉を売買を目
的とした複数の必要な部分ごとに画像情報として、取り
組むことが簡単に出来て枝肉取引規格と比較がしやすい
ため、業者間および商店との枝肉の取引が安全かつ適正
な価格での流通が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像入力装置および画像出力装置システム全体
の構成を示す図である。
【図2】画像表示装置(8)(9)の正面図である。
【図3】画面表示装置(8)(9)に出力される、牛脂
肪交雑基準(16)および牛肉色基準(17)、牛脂肪
色基準(18)の等級区分である。
【符号の説明】
1 対象物である枝肉 2 枝肉全体を均一に照らすランプ 3 切開部を照らすランプ 4 画像入力装置用フィルター 5 画像入力装置 6 画像入力装置用の固定台 7 メモリーカード 8 画像表示装置(入力側) 9 画像表示装置(出力側・各ユーザ側) 10 枝肉ゆれ止め手段 11 枝肉格付け明細 12 牛脂肪交雑基準 13 牛肉色基準 14 他売買をするために必要な操作コマンド 15 対象物である枝肉の肉質画像 16 牛脂肪交雑基準 17 牛肉色基準 18 牛脂肪色基準

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像ならびに情報を取り組むことの可能
    な入力手段、およびその入力手段にて得られた情報を送
    信する送信手段、ならびにその送信手段により送られた
    情報を得るための受信手段を具備した画像伝達装置にお
    いて、基準となる規格や画像などを、前記入力手段にて
    得られた対象物とともに受信装置に表示することの出来
    る画像伝達装置。
  2. 【請求項2】 畜産物の流通経路における前記請求項1
    の内容を備えた画像伝達装置。
  3. 【請求項3】 牛肉の肉質を表すための基準(BMS:
    牛脂肪交雑基準、BCS:牛肉色基準、BFS:牛脂肪
    色基準)を、入力した牛肉と共に表示することや比較す
    ることを特徴とした画像伝達装置および画像表示装置。
  4. 【請求項4】 画像を取り組む際に、周辺の明るさを均
    一にしたことを特徴とした画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4の明るさは10〜1000
    0ルクスの範囲に安定した状態が、簡便に可能となるこ
    とを特徴とした画像入力装置。
  6. 【請求項6】 畜産物の冷蔵保存庫内における前記請求
    項5の画像入力装置、および前記請求項3の画像表示装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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