JP2001175763A - 建築システム - Google Patents

建築システム

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JP2001175763A JP2000233039A JP2000233039A JP2001175763A JP 2001175763 A JP2001175763 A JP 2001175763A JP 2000233039 A JP2000233039 A JP 2000233039A JP 2000233039 A JP2000233039 A JP 2000233039A JP 2001175763 A JP2001175763 A JP 2001175763A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建築を依頼する依頼者を補助するための建築シ
ステムを提供すること 【解決手段】この発明にかかる建築システムは、依頼者
からの家の建築依頼に応じて当該依頼者に対して所定の
サービスを実行する建築システムであって、依頼者に関
する情報を記憶する依頼者別建築情報記憶部24と、複
数の建築家に関する情報を記憶する建築家情報記憶部1
6と、依頼者から通信網を介して家の建築が依頼された
場合に依頼者別建築情報記憶部24に依頼者に関する情
報を記憶させる依頼者登録処理部15と、建築家情報記
憶部16に記憶された複数の建築家情報を依頼者に対し
て通信網を介して提示するとともに、依頼者から送信さ
れた建築家の選択情報を受信し、受信された建築家選択
情報に基づいて建築家に対して依頼者登録処理部に記憶
された依頼者情報を通信網を介して送信する建築家選択
処理部8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、建物の建築に関し
て用いられる建築システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅会社に対して建物の設計及び
建築を依頼すると、様々な問題点が生じた。その問題点
の1つに建築に対して依頼者の要求できる範囲が極めて
限定される点がある。住宅会社を選んだ時点で使用する
構造体の部材は既に決定済みであることに起因してこの
ような問題点が生じる。住宅会社の担当者は、契約を取
り付けるために希望するプランを採用した場合にデメリ
ットとなる点を挙げる一方で、会社が採用している材料
の良さを言い立てて依頼者を説得することが一般的に行
われていた。また、自由設計を売り物とする住宅会社で
あっても実際には予め用意された設計プラニングシート
より依頼者の要望に近いものを選択し、提案がなされる
に過ぎず、自由設計に程遠いものであった。これを実際
に自由設計しようとすると、住宅会社の営業担当者では
手に負えず、設計士に依頼することとなるが、結局は時
間的にもコスト的にも依頼者の負担が大きくなる。
【0003】また、一般の住宅会社の場合、建物の価
格、即ち建築費用のうち、建築原価及び設計費のほかに
販売管理費と呼ばれる費用が多額のため総建築費用を押
し上げているという問題点があった。この販売管理費に
は営業担当者の人件費、展示場、モデルルーム、モデル
ハウスの建築・維持運営費、広告宣伝費、販売ツール費
などが含まれる。例えば住宅産業研究所の有価証券報告
書によれば、一般の住宅会社の建築費用のうち20%は
販売管理費であり、製造原価は55%に過ぎない。この
ため、この販売管理費を抑制するという観点からインタ
ーネットを利用した住宅仲介サービスが広く行われてい
るが、このサービスは、単に住宅の仲介にとどまり、建
物を建築するための情報のやりとりは行われていない。
【0004】また、建築費用の見積りに関しても、種々
の問題点があった。建築プランを作成するために複数の
会社の見積りを取ることが行われているが、各社の見積
りは、それぞれの会社が使用する構造材や会社のスタン
スに基づき提案されたものであるから、総建築費の見積
りを比較したとしても、建築物の対価としてどの会社の
見積りが適切かどうかは判断することができなかった。
また、依頼者は各々の部材に対して専門家ではないた
め、構造材や部材、設備の単価をくまなく調べ、それを
図面を参照して価格を積み上げて見積りの適正を判断す
ることは事実上不可能であった。
【0005】さらにまた、建物の建築を施工する場合、
建築の工程に応じて、工事状況を確認することが重要で
ある。しかしながら、工事状況の確認は検査者により主
観的に行われていたため、検査者に依存し、一定の検査
品質ではなかった。特に建築技術の専門家でない依頼者
が確認することは困難であり、工事請負業者等の検査者
に一任する他なく、建物の引渡し後に不具合に気づいた
場合には手の施しようがないという不都合が生じること
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の技術
においては、通信網を介して情報のやり取りを行う建築
システムでは単に住宅の仲介にとどまり、建築の依頼に
対しては対応できないという問題点があった。
【0007】よって本発明の目的は、建築を依頼する依
頼者を補助するための建築システムを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかる建築
システムは、依頼者からの建物の建築依頼に応じて当該
依頼者に対して所定のサービスを実行する建築システム
であって、依頼者に関する情報を記憶する依頼者情報記
憶手段(例えば図1における依頼者別建築情報記憶部2
4)と、複数の建築家に関する情報を記憶する建築家情
報記憶手段(例えば図1における建築家情報記憶部1
6)と、依頼者から通信網を介して建物の建築が依頼さ
れた場合に依頼者情報記憶手段に依頼者に関する情報を
記憶させる依頼者登録処理手段と(例えば図1における
依頼者登録処理部15)、建築家情報記憶手段に記憶さ
れた複数の建築家情報を依頼者に対して通信網を介して
提示するとともに、依頼者から送信された建築家の選択
情報を受信し、受信された建築家選択情報に基づいて建
築家に対して依頼者情報記憶手段に記憶された依頼者情
報を通信網を介して送信する建築家選択処理部(例えば
図1における建築家選択処理部8)とを備えたものであ
る。このような構成により、建物を建築しようとする者
は適切な情報に基づき建築家を選択することができると
ともに建築家は建築を依頼する者の情報を入手すること
が可能となる。
【0009】第2の発明にかかる建築システムは、第1
の発明において、さらに、複数の工務店に関する情報を
記憶する工務店情報記憶手段と、工務店情報記憶手段に
記憶された複数の工務店情報を前記依頼者に対して通信
網を介して提示するとともに、当該依頼者から送信され
た工務店の選択情報を受信し、受信された工務店選択情
報に基づいて工務店に対して前記依頼者情報記憶手段に
記憶された依頼者情報を通信網を介して送信する工務店
選択処理部をさらに備えたものである。このような構成
により、建物を建築しようとする者は適切な情報に基づ
き工務店を選択することができるとともに工務店は建築
を依頼する者の情報を入手することが可能となる。
【0010】第3の発明にかかる建築システムは、第1
の発明において、さらに、建物を建築するために必要な
構成要素の価格情報を記憶する建築費情報記憶手段(例
えば図1における建築費情報記憶部18)と、依頼者か
ら通信網を介して入力された建物を建築するために必要
な構成要素に対する価格情報を建築費情報記憶手段より
抽出し、建物を建築するために必要な費用を算出する建
築費見積り手段(例えば図1における建築費見積り処理
部10)とをさらに備えたものである。これにより、建
築の依頼者に対して人手を介することなく建築費用の見
積りを即座に提供することができる。
【0011】第4の発明にかかる建築システムは、第3
の発明において、構成要素の価格情報には、建物の設計
を行う建築家に関する設計料金も含ませ、前記建築費見
積り手段は、選択された建築家の設計費用を建築費用に
含ませて算出することとしたものである。これにより選
択された建築家の設計費用を明確にすることができ、よ
り適正な建築費用を見積ることができる。
【0012】第5の発明にかかる建築システムは、第3
の発明における建築費見積り手段において、特定の建築
要素に関する条件を変えて算出した建築費用を同一画面
上に表示させることとした(例えば、図11、図16参
照)ものである。これにより建築条件の異なる見積り額
を容易に見比べることができる。
【0013】第6の発明にかかる建築システムは、第3
の発明における建築費見積り手段において、算出された
建築費用をカテゴリー毎に分類し各カテゴリーの建築費
用を対比するグラフにより表示させることとした(例え
ば図15参照)ものである。これにより、カテゴリー間
の費用バランスの適正さを把握することができる。
【0014】第7の発明にかかる建築システムは、第3
の発明における建築費見積り手段において、複数の施工
者より入力された建築費の見積り情報を、算出された建
築費用と対比し表示させることとした(例えば図12、
図13、図14及び図15)ものである。これにより、
施工者の選択を容易にすることができる。
【0015】第8の発明にかかる建築システムは、依頼
者からの建物の建築依頼に応じて当該依頼者に対して所
定のサービスを実行する建築システムであって、建物を
建築するために必要な構成要素の価格情報を記憶する建
築費情報記憶手段(例えば図1における建築費情報記憶
部18)と、依頼者から通信網を介して入力された建物
を建築するために必要な構成要素に対する価格情報を建
築費情報記憶手段より抽出し、建物を建築するために必
要な費用を算出する建築費見積り手段(例えば図1にお
ける建築費見積り処理部10)とを備えたものである。
これにより建築の依頼者に対して人手を介することなく
建築費用の見積りを即座に把握することができる。
【0016】第9の発明にかかる建築システムは、第8
の発明における建築費見積り手段において、算出された
建築費用をカテゴリー毎に分類し各カテゴリーの建築費
用を対比するグラフにより表示させることとしたもので
ある。これにより、カテゴリー毎のバランスの適正さを
把握することができる。
【0017】第10の発明にかかる記憶媒体は、依頼者
からの建物の建築依頼に応じて当該依頼者に対して所定
のサービスを実行するプログラムを格納した記憶媒体で
あって、このプログラムを、コンピュータに対して、依
頼者から通信網を介して送信された建物を建築するため
に必要な構成要素を受信する第1のステップと、建物を
建築するために必要な構成要素の価格情報を記憶する建
築費情報記憶手段より、第1のステップにおいて受信し
た構成要素に対する価格情報を抽出する第2のステップ
と、第2のステップにおいて抽出された価格情報に基づ
き、建物を建築するために必要な費用を算出する第3の
ステップとを実行させるものとしている。これにより建
築の依頼者に対して人手を介することなく建築費用の見
積りを即座に提供することができる。
【0018】第11の発明にかかる建築システムは、依
頼者からの建物の建築依頼に応じて当該依頼者に対して
所定のサービスを実行する建築システムであって、建物
の建築につき検査する検査項目とともに当該検査項目に
おいて判定の基準となり数値化された判定条件を格納す
る検査情報記憶手段(例えば図1における品質検査情報
記憶部20)と、検査情報記憶手段に記憶された検査項
目を表示するとともに当該検査項目に関する測定の実行
を促す情報を表示させる表示手段(例えば図1における
品質検査処理部12)と、表示手段に表示された情報に
応じて測定され入力された測定値と検査情報記憶手段に
記憶された判定条件とを比較し、この比較結果に基づい
て検査結果を出力する検査処理手段(例えば図1におけ
る品質検査処理部12)とを備えたものである。これに
より、数値化された判定基準を使用するため建築の検査
を客観的に実行することができる。
【0019】第12の発明にかかる記憶媒体は、依頼者
からの建物の建築依頼に応じて当該依頼者に対して所定
のサービスを実行するプログラムを格納した記憶媒体で
あって、このプログラムは、コンピュータに対して、建
物の建築につき検査する検査項目とともに当該検査項目
において判定の基準となり数値化される判定条件を格納
する第1のステップと、第1のステップにおいて格納さ
れた検査項目を表示するとともに当該検査項目に関する
測定の実行を促す情報を表示させる第2のステップと、
第2のステップにより表示された情報に応じて測定され
入力された測定値と、第1のステップにより格納された
判定条件とを比較し、この比較結果に基づいて検査結果
を出力する第3のステップとを実行させるものとしてい
る。これにより、数値化された判定基準を使用するため
建築の検査を客観的に実行することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明にかかる建築システムは、
建物の建築に関するシステムである。ここで、建物に
は、一般の一戸建て住宅のみならず、マンション等の集
合住宅も含まれる。図1は本発明にかかる建築システム
の構成を説明するための図である。図1において、1は
サーバであり、建築家選択処理部8、資産計画処理部
9、建築費見積り処理部10、建築状況報告処理部1
1、品質検査処理部12、メンテナンス処理部13、ソ
フトウェア提供処理部14及び依頼者登録処理部15を
備えている。2は、サーバ1の指示に応じて情報を記憶
し、また出力するデータベースであり、建築家情報記憶
部16、資金計画情報記憶部17、建築費情報記憶部1
8、建築状況情報記憶部19、品質検査情報記憶部2
0、メンテナンス情報記憶部21、提供ソフトウェア記
憶部22、施工者情報記憶部23、依頼者別建築情報記
憶部24を備えている。
【0021】3は依頼者の端末であり、通信網7を介し
てサーバ1との間で情報のやりとりを行なう、例えばパ
ーソナルコンピュータ(PC)である。この端末には少
なくともサーバより送信されたHTML(Hyper Text Ma
rkup Language)データを受信し、そのディスプレイに
表示させる表示データに変換するブラウザがインストー
ルされている。以下に説明する端末は全てブラウザがイ
ンストールされている。4は本発明にかかる建築システ
ムに備えられた端末である。端末自体にサーバ1及びデ
ータベース2が備えられている場合には、これらサーバ
1、データベース2及び端末4は物理的に単一の端末に
より構成される場合もある。5は施工者の端末である。
6は建築家の端末である。通信網7はインターネット、
公衆網等の通信網である。
【0022】サーバ1における各処理部につき簡単に説
明する。建築家選択処理部8は、予め複数人の建築家に
関する情報が記憶された建築家情報記憶部16より建築
家に関する情報を抽出し、この発明にかかる建築システ
ムを利用する依頼者に通信網7を介して提示する機能を
有する。また、建築家選択処理部8は、依頼者からの建
築家の選択情報を受信した場合、依頼者別建築情報記憶
部24に記憶された依頼者に関する情報を通信網7を介
して建築家の端末6に送信する機能も有する。
【0023】資金計画処理部9は、依頼者より入力され
た自己資金情報、毎月及びボーナス時の返済可能額に関
する情報、ローンの金利情報、返済期間情報を入力し、
建築代金の限度額及び借入総額を計算する機能を有す
る。また、キャリアシミュレーションを実行することも
可能である。このキャリアシミュレーションには、依頼
者の年齢、性別、職業、給与、賞与等の情報やローンの
金利情報、返済期間情報、頭金の額、月々の返済額等の
情報を入力することにより、依頼者が資金を借り入れた
場合のローンの状況をそのライフプランとともに表示さ
せることができる。例えば、ライフプランには、子供の
誕生や進学等、費用の発生が予想される事象とその費用
の額が画面上に表示され、資金の借り入れ計画が適正か
否かを確認することができる。また、貸借対照表形式
で、依頼者の資産状況を表示する方法も有効である。こ
れにより、単に資金の流れのみならず、資産の状況も明
確化することが可能となる。
【0024】建築費見積り処理部10は、依頼者の端末
3若しくは建築システムの端末4より入力された建築情
報に基づいて、建築費用の見積りを実行する機能を有す
る。建築状況報告処理部11は、端末4等より入力され
た建築中の建物の外観写真等の建築状況に関する情報を
データベース2の建築状況情報記憶部19に記憶すると
共に依頼者に対して提示するものである。
【0025】品質検査処理部12は、端末4等より入力
された検査情報に基づいて建築品質の検査を実行する機
能を有する。メンテナンス処理部13は、依頼者に対し
て建築物を修理するために必要な情報を提供する機能を
有する。ソフトウェア提供処理部14は、建築家や施工
者に対して、依頼者に建築に関するプレゼンテーション
を実行するためのツールとなるプレゼンテーション用ソ
フトウェア等の各種ソフトウェアを提供する機能を有す
る。依頼者登録処理部15は、依頼者から通信網7を介
して建物の建築が依頼された場合に依頼者別建築情報記
憶部24に依頼者に関する情報を記憶させる機能を有す
る。
【0026】データベース2における各記憶部につき説
明する。建築家情報記憶部16には、複数の建築家に関
する情報が記憶されている。その情報には、建築家の氏
名、履歴、過去に設計した建築物の画像情報が含まれ
る。資金計画情報記憶部17には、資金計画のために必
要な情報が記憶されている。この情報には、住宅金融公
庫等の公の機関の貸付金利や一般の銀行の貸付金利が含
まれる。建築費情報記憶部18には、建物を建築するた
めに必要とされる構造材や部材、設備の単価等の建築費
に関する情報が記憶されている。
【0027】建築状況情報記憶部19には、建築途中の
建築物の映像情報等の建築状況を示す情報が記憶されて
いる。品質検査情報記憶部20には、例えば仕上げ面レ
ベルの基準値等、品質検査のために必要とされる情報や
依頼者、施工者により入力された検査数値等が記憶され
ている。メンテナンス情報記憶部21には、建築物が破
損した場合等の対応策に関する情報が記憶されている。
提供ソフトウェア記憶部22には、施工者、建築家のた
めのプレゼンテーションソフト等が記憶されている。施
工者情報記憶部23には、施工者の会社の規模、実績等
の情報が記憶されている。依頼者別建築情報記憶部24
には、ユーザ登録により入力された依頼者情報や依頼者
の依頼した建築物に関する設計情報等の建築情報が依頼
者毎の領域に記憶されている。
【0028】続いて、図2を用いてこの発明の実施の形
態にかかる建築システムにおける処理フローについて説
明する。依頼者が当該建築システムを利用する場合には
ユーザ登録を行う必要がある。依頼者登録処理部15
は、ユーザ登録のために端末3により通信網7を介して
入力された依頼者の氏名、住所、建物を建てようとして
いる土地の面積等の情報を依頼者別建築情報記憶部24
に記憶させる。ユーザ登録に際しては、暗証番号も登録
することになる。ユーザ登録するとユーザ番号が割り当
てられる。そのためユーザ登録後に当該建築システムを
利用する場合には、ユーザ番号と暗証番号を入力するこ
とが必要となる。ユーザ番号及び暗証番号に基づいてサ
ーバ1において認証処理を実行する。認証の結果、正規
なユーザであり暗証番号も確認された場合には、当該依
頼者はこの建築システムにログインし利用することがで
きることになる。
【0029】最初に、総予算の策定を行う(ステップS
0)。総予算は、本体工事費と税金、電気や水道の引込
み費等が含まれる。そのため、本体工事費を策定するた
めに、全体の総予算より、税金、電気や水道の引込み費
等を減じることが行われる。そしてこの本体工事費より
どの程度の建物を建築することができるのかを一次的に
策定する。
【0030】次に建物の建築を依頼する依頼者より建築
家の選択が行われる(ステップS1)。具体的には、次
のようにして実行される。サーバ1の建築家選択処理部
8が建築家情報記憶部16より登録されている建築家の
情報を抽出し、当該建築システムの建築家選択画面に建
築家の一覧をウェブ(WEB)ページに表示する。この
ような表示は、建築家選択処理部8が当該建築家の情報
をHTMLデータ形式で通信網7を介して依頼者の端末
3に送信し、依頼者の端末3においてそのブラウザによ
りデータ変換し、ディスプレイに表示することにより実
行される。建築建物の一覧ページより特定の建築家をク
リック等により選択するとこの建築家に関する詳細ペー
ジが表示される。この詳細情報ページでは、建築家の履
歴、過去に設計した建築物の画像データが表示される。
このページにおいて過去に設計した建築物をクリックす
ると、建築物の位置情報に基づいてこの建築物が位置す
る領域を開示した地図情報提供ページが表示されるよう
にしてもよい。また、この建築物に関する情報として、
建築コストや工法等の情報が表示されるようにしてもよ
い。これらの情報は建築家を選択する上で重要な情報だ
からである。例えば建築家によっては、建築コストの非
常に高い建物の設計が得意な者も存在し、その者に低コ
ストの建物の設計を依頼しても所望の結果が得られない
可能性が高い。尚、工法には、木材(在来工法、2×
4)、鉄(軽量、重量)、コンクリート工法が含まれ
る。
【0031】依頼者が画面上で建築家の名前の部分をク
リックすることや、チェックを付すること等により特定
の建築家を選択した場合には、その選択情報が通信網7
を介して建築家選択処理部8に送信される。建築家選択
処理部8はかかる選択情報を受信し、依頼者別建築情報
記憶部24に記憶する。さらに建築家選択処理部8は、
依頼者別建築情報記憶部24に記憶された依頼者に関す
る情報及び選択情報を通信網7を介して建築家の端末6
に送信する。同様にして、工務店(施工者)の選択も実
行する。複数の工務店の情報もウェブページに表示され
る。依頼者が画面上で工務店の名称の部分をクリックす
ることや、チェックを付すること等により特定の工務店
を選択する。
【0032】次に建築プランの作成が実行される(ステ
ップS2)。建築プランの作成にあたっては、まず、依
頼者の要求に従って資金計画処理部9において資金計画
のシミュレーションが行われる。建築システムの資金計
画に関するWEBページにおいてこのシミュレーション
が実行される。この資金計画ページには、自己資金情
報、毎月及びボーナス時の返済可能額に関する情報、ロ
ーンの金利情報、返済期間情報を入力する欄が設けられ
ている。依頼者がこれらの情報を自己の端末3において
入力すると、その入力情報は通信網7を介して資金計画
処理部9に送信される。資金計画処理部9は、これらの
情報に基づき建築代金の限度額及び借入総額を計算し、
計算結果を資金計画ページ上に記載する。ここでローン
の金利情報等については、予めデータベース2の資金計
画情報記憶部17に記憶された情報を参照することと
し、依頼者の入力を不要としてもよい。
【0033】この発明の実施の形態にかかる建築システ
ムでは、建築プランを作成するための依頼者と建築家間
のコミュニケーションを促進するためのツールも備えて
いる。そのツールの一つとしては、建築システムのWE
Bページに設けられた電子メールシステムがある。建築
システムのWEBページにおいて、選択した建築家に対
して電子メールを送信する旨のボタンをクリックする
と、電子メール送信フォームが表示される。依頼者はこ
の電子メール送信フォームにおいて、自身が抱いている
建築プランを書き込み、建築家に送信することができ
る。電子メールを受けとった建築家はその建築プランに
対する考えを電子メールに書き込み、依頼者に対して返
信する。また、パソコン(PC)テレビ会議システムを
利用することもできる。PCに外付け又は内蔵されたカ
メラ、マイク、スピーカ等を用いて、動画情報及び音声
情報の送受信を依頼者と建築家の間で行う。場合によっ
ては建築システムの事業者も第三者的な立場で参加し、
依頼者に対し種々のアドバイスを送ることも有用であ
る。このようにして、依頼者と建築家のコミュニケーシ
ョンが促進される。勿論、このような電子メール等に限
らず、直接、面談して打ち合わせることや電話連絡も必
要に応じて実行される。
【0034】建築プランの作成(ステップS2)と共に
建築費用の見積りが実行される(ステップS3)。この
建築費用の見積りは、建築費見積り処理部10により実
行される。詳細については後に説明する。
【0035】建築プランの作成等の際、建築家や施工者
は依頼者に対し建築物の設計案、建築プラン等に関連し
て様々なプレゼンテーションを行う。このプレゼンテー
ションのためのソフトウェアを建築システムの事業者が
用意し、提供ソフトウェア記憶部22に記憶しておく。
ソフトウェア提供処理部14は、建築家等の端末により
要求がなされた場合には、この提供ソフトウェア記憶部
22に記憶されたプレゼンテーションのためのソフトウ
ェアを通信網7を介して施工者の端末5、建築家の端末
6に送信する。施工者、建築家は送信されたソフトウェ
アを自己の端末にインストールして依頼者に対するプレ
ゼンテーションに利用することができる。
【0036】建築プランが作成された後、正式な契約が
実行され、その契約内容に従って、施工が実行される
(ステップS4)。このときに、建築家、工務店が正式
に決定することになる。施工の過程は、システム事業者
や施工者より逐一デジタルカメラ等により撮影され、電
子メール等によりその撮影情報がサーバ1に送信され
る。この撮影情報は、建築状況報告処理部11により建
築状況情報記憶部19に記憶される。そして、依頼者が
ログインしたWEBページ上でこの撮影情報を閲覧する
ことができる。これにより依頼者は建築状況を現場に行
かずとも確認することができる。
【0037】施工の途中若しくは施工終了後に建築の検
査を行い(ステップS5)、不具合があれば追加、修正
工事が行なわれる。検査は例えば上棟、竣工時に実行さ
れる。この検査内容については、後に詳述する。
【0038】検査後、建築物の引渡しが行われる(ステ
ップS6)。この建築システムでは、建築物の引渡し後
の建築物のメンテナンスについても所定の処理を実行す
る(ステップS7)。具体的には、この建築システムに
かかるWEBページ上に建築物に不具合が生じた場合の
対処方法について記載する。これについても後に詳述す
る。
【0039】次に、図2における建築費用の見積り(ス
テップS3)について詳細に説明する。図3は建築費用
の見積りのための情報入力画面の例を示している。この
画面は、依頼者の端末3又は建築システムの端末4のデ
ィスプレイに表示される。図に示されるように、この情
報入力画面では、「番号」「建築主」「建築場所」「建
築家」「施工業者」「工期」等の情報を入力することが
できる。このうち「番号」はユーザ番号である。各空欄
に依頼者等はキーボード等の入力手段を用いて情報を入
力することになるが、空欄の右側に下矢印が表示されて
いる場合には、その矢印をクリックすると、その空欄に
入力するための情報が複数羅列され、いずれかの情報を
クリックすることにより特定の情報を入力することがで
きる。これらの情報を入力した後画面の最下部に設けら
れた「次へ」と表示されたボタンをクリックすると、図
4に示す画面が表示される。このとき、図3における画
面において入力された情報は端末3等よりサーバ1に送
信される。サーバ1の建築費見積り処理部10は、かか
る入力情報を受信し、依頼者別建築情報記憶部24に一
時記憶させる。
【0040】図4に示す画面も建築費用見積りのための
情報入力画面の例であり、依頼者は、適宜空欄にキーボ
ード等を用いて情報を入力する。これらの情報の入力が
終了すると、さらにこの画面の最下部に表示された「次
へ」と表示されたボタンをクリックすると、図5に示す
画面が表示される。このとき、図4における画面におい
て入力された情報は端末3等よりサーバ1に送信され
る。サーバ1の建築費見積り処理部10は、かかる入力
情報を受信し、依頼者別建築情報記憶部24に一時記憶
させる。
【0041】図5に示す画面も建築費用見積りのための
情報入力画面の例であり、適宜空欄にキーボード等を用
いて情報を入力する。この画面では特に建築物の平面形
状、基礎種類、地業工事の種類等について入力すること
としている。図5に示す情報の入力が完了した場合に依
頼者が画面の最下部に設けられた「入力完了」と記載さ
れたボタンをクリックすると、図5において入力された
情報と共に入力完了である旨の情報が通信網7を介して
サーバ1に送信される。入力された情報は、建築費見積
り処理部10によって依頼者別建築情報記憶部に一時記
憶される。尚、図3、4、5の画面例の最下部に「キャ
ンセル」と記載されたボタンが表示されているが、この
ボタンをクリックすると、それまでに入力された情報の
記憶が取り消され、再度各々の画面において情報を入力
することになる。
【0042】図5に示す画面において入力完了ボタンが
クリックされ、その旨の情報がサーバ1に送信された場
合には、建築費見積り処理部10は、建築費見積り処理
を開始する。建築費見積り処理部10は、最初に依頼者
別建築情報記憶部24に一時記憶された建築費見積りの
ための建築情報を読み出す。次に建築費見積り処理部1
0は読み出した建築情報により建築費情報記憶部18に
記憶された建築費情報に基づき、各部材毎の単価及び建
築費に関する情報を抽出する。そしてこれら個々の建築
費の情報を基に建築費の総額を算出する。算出された建
築費に関する情報は、依頼者別建築情報記憶24に記憶
される。
【0043】このようにして算出された建築費の総額
は、例えば図6に示す画面表示例にて依頼者に対して提
示される。この例では、建築費の総額に関する見積り額
は、29,038,174円である。この見積り額を算出する条件
を変更することを希望した場合、図6に示す画面例の最
下部に記載された「戻る」ボタンをクリックする。そう
すると、図3に示す画面が表示されることになるため、
建築情報の入力を変更させることができる。尚、このと
き図3に示す画面の各空欄には前回入力した情報が表示
されるものとする。また、図6に示す画面例の最下部に
記載された「詳細を見る」ボタンをクリックすると、図
7に示す画面が表示される。「終了」ボタンをクリック
した場合には、見積り処理に関するページは終了し、メ
ニュー画面等が表示されることになる。
【0044】図7に示す画面では建築費用の見積りの基
礎となった条件について開示されている。この例では
「今回のご予算には、消費税は含んでいません。」とい
うような条件が複数表示されている。画面最下部には
「戻る」ボタン及び「次へ」ボタンが表示されている。
「戻る」ボタンをクリックすると図6に示す画面が表示
され、「次へ」ボタンをクリックすると図8に示す画面
が表示される。
【0045】図8に示す画面では、見積りの詳細が項目
毎に表示されている。そして、各々の項目について「名
称」「寸法・規格」「単位」「数量」「単価」「金額」
「備考」に関する情報が表示される。また、各項目には
「詳細はこちら」と記載されたボタンが設けられてい
る。このボタンをクリックすると、各項目に関する見積
りの詳細情報を表示する画面が呼び出される。例えば、
「A 共通仮設」の「詳細はこちら」ボタンをクリック
すると、図9に示す画面が表示される。図9に示す画面
においては、この「A 共通仮設」を更に詳細な項目に
展開した細項目が表示され、それら細項目毎に金額等が
示されている。また、図8における「B建築」の「詳細
はこちら」ボタンをクリックすると、図10に示す画面
が表示される。図10に示す画面では、この「B 建
築」を更に詳細な項目に展開した細項目が表示され、そ
れら細項目毎に金額等が示されている。
【0046】また、様々な建築条件における建築費用の
見積りを同一画面上に表示し、各々比較することもでき
る。これにより、異なる建築条件の見積りを比較するこ
とができ、建築条件の決定を容易にさせる効果がある。
この画面例を図11に示す。図11で示した画面例で
は、建築物の複数種類の平面形状、即ち上部から建築物
を見下ろした際の建築物の形状の見積りを同一画面上に
表示している。この例では画面の上部において、5種類
の平面形状毎の共通仮設の費用見積り、直接仮設の費用
見積りが表示されている。ここでは、5種類の平面形状
を例に挙げたが、これに限らず、さらの多種類の平面形
状毎に見積りを表示するようにしてもよい。この例で
は、各平面形状の建築物において共通仮設の費用見積り
は948,600円と同じであるが、直接仮設については全て
異なっている。このように、単に異なる条件毎の総費用
見積りだけでなく、カテゴリー毎の見積りも表示されて
いるため、何に起因して見積りに差がでたのかを判断す
ることができる。
【0047】図11に示す画面例の下側には、平面形状
毎の細項目についても具体的に「数量」「単価」「金
額」に関する情報が表示されている。この図11におい
て、詳細は矩形タイプのみ示しているが、画面上では、
その他の台形タイプ等のその他の平面形状の欄にも同様
の情報が表示されており、説明の便宜上省略している。
また、各々の細項目は平面形状間で統一されており、同
一行に同一の細項目が割り当てられているため、比較が
より容易になる。
【0048】続いて、建築費用の見積りを複数の施工者
に対し依頼し、その依頼結果をこの発明にかかる建築シ
ステムにより算出した見積りと比較するシステムについ
て説明する。複数の施工者に対する見積りの依頼は、建
築費見積り処理部10より通信網7を介して施工者の端
末5に対して電子メール等により行われる。施工者は、
自身の端末5より、建築費見積りの入力画面にアクセス
し、予め入力画面に定められた項目毎に見積り費用を入
力する。このようにして複数の施工者から入力された建
築費の見積りは施工者情報記憶部23に格納される。
【0049】複数の施工者から入手した建築費の見積り
と建築システムにより算出した建築の見積りとを比較す
る画面を図12に示す。この図に示す画面では、A社、
B社、C社の施工者及び建築システムの見積金額を表示
している。図において「基準見積り」と示した部分がこ
の建築システムにより算出したものである。「比率」の
欄では、この基準見積りに対する比率が表示されてい
る。この例では、基準見積りよりも全ての施工者の見積
り額が高く入力されているため、ほぼ基準見積りと同等
となるよう調整されている。このような調整は、施工者
が建築システムに登録する条件として、基準見積りに従
うことと義務付けられていることから実行されたもので
ある。
【0050】図12の最下部に表示された「直接工事費
を比較する」ボタンをクリックすると、図13に示す画
面が表示される。この画面では、各々の施工者の見積り
が基準見積りと対比する形で表示されている。また、図
12の最下部に表示された「部位別予算を比較する」ボ
タンをクリックすると、図14に示す画面が表示され
る。この画面では、仮設、基礎等各々の部位毎に各施工
者の見積りが基準見積りと対比する形で表示されてい
る。
【0051】図12の最下部に表示された「部位コスト
を比較する」ボタンをクリックすると、図15に示す画
面が表示される。この画面では、各施工者の見積り毎に
各項目のコスト比が示されている。このようなコスト比
をコストバランスという。このコストバランスを他の条
件の場合や標準の場合と比較することにより適切な建築
プランを構築することができる。例えば、全体の中で電
気設備に関する費用の割合が標準の場合と比較して突出
しているような場合には、その点を把握することがで
き、全体の費用を抑えるために、電気設備に関する費用
を削減するという判断を行うことができる。
【0052】図12の最下部に表示された「工法別コス
トを比較する」ボタンをクリックすると図16に示す画
面が表示される。この画面では、工法別コスト比較が表
示される。この比較により工法を変えた場合にどの程度
コストに差がでるのかを直感的に把握することができ
る。
【0053】次に図17を用いて建築状況報告について
説明する。この建築状況報告は図2に示す施工期間(ス
テップS4)中に実行される。図17は、建築状況報告
に関する画面表示例を示している。この画面において
は、本日の現場状況ということで、状況写真が表示され
ている。また、天候、気温、作業内容、明日の作業内
容、品質確認結果、搬入材料の情報、出面情報(現場に
て作業をした人の情報)等が表示されている。これらの
データは当該建築システム事業者が端末4より入力して
もよく、また施工者自身がその端末5により入力するこ
とも可能である。端末4等により入力された情報は、建
築状況報告部11により建築情報記憶部18に記憶され
る。そして、依頼者が建築システムにログインし、建築
状況報告のWEBページにアクセスした場合に図17に
示す画面が建築状況報告処理部11により建築状況情報
記憶部19に記憶された依頼者に関する建築状況情報に
基づいて作成され、通信網7を介して依頼者の端末3に
送信される。このようなシステム構成にすることによ
り、依頼者は、建築現場に行かずともその状況を把握す
ることができる。
【0054】次に図2における検査(ステップS5)に
ついて、図18乃至図21を用いて説明する。検査は、
施工開始から竣工までの各段階において実行される。例
えば、この検査には、縄張検査、建方検査、屋根検査、
配筋検査、配管検査、建込検査、外壁検査、家具検査、
開口部検査、住設機器検査、備品検査、性能検査、竣工
検査が含まれる。これらの検査は基本的に建築システム
の事業者が行う。これにより建築を行った施工者自身に
よる検査よりも客観的に判断することができる。また、
依頼者は通常建築の専門家ではないから、建築システム
の事業者が建築の専門家であれば、依頼者に代わってよ
り適切な判断を下すことができる。
【0055】図18には、建築物の実施位置検査に関す
る表示画面が例示されている。この画面は、品質検査処
理部12がその画像情報を発生させ、端末4に表示させ
ている。この画面例に示されるように、複数のチェック
項目が設定されており、検査はこのチェック項目に従っ
て実行される。建築システムの事業者は、このチェック
項目に従い、検査し、その結果は、図18に示す表中の
判定の欄に入力する。この入力は端末4よりキーボード
等を用いて実行される。判定の結果不合格であった場合
にはその旨を判定の欄に入力し、是正処理を施工者に依
頼する。施工者が実行した処理を判定の横の欄に入力
し、その実施日も入力する。そして、さらに建築システ
ムの事業者が不具合が是正されているかを検査し、その
結果を是正確認の欄に入力する。
【0056】図18に示される画面では、建築物の位置
についても表示されており、検査をすすめる上において
非常に有用な情報が開示されている。また。位置表示の
欄に設けられた「写真の表示」ボタンをクリックする
と、図19に示す画面が端末4のディスプレイに表示さ
れる。この画面に表示されるべき画像データは、検査者
である建築システムの事業者が撮影し、端末4から入力
するものである。この画像データは品質検査処理部12
により品質検査情報記憶部20に格納される。この例で
は、「隣接地境界表示」「道路境界表示」「建物位置・
高さポイント指標」に関する画像データが入力される。
尚、画面上の「戻る」ボタンをクリックすると図18に
示す画面が表示される。
【0057】図20においては、コンクリート検査に関
する画面例が示されている。この画面例においてもチェ
ック項目が表示されている。特に、この発明の実施の形
態にかかる建築システムでは、検査の基準を数値化した
ことに特徴を有する。本来であれば、国や公共団体等が
検査の基準を明確にすべきところであるが、現状では、
明確ではなく、各業者任せになっている。そのため、検
査の基準が明確でないことに起因し、建築の依頼者と工
務店、建築家との間でトラブルが生じやすい。その意味
においてこの発明は高い意義を有する。図15に示され
る「区分・基準」の欄において、検査の基準が数値化さ
れている。これにより、検査をより客観的に実行するこ
とができる。そのため、依頼者にとっては、検査に関し
て疑念の入り込む余地がなくなり、安心して建築物を購
入することができる。これら客観的な数値の検査基準が
示されたチェック項目については、測定の欄に、検査者
が測定した情報が入力される。そしてこの測定情報と検
査基準の数値が比較され、判定が行われる。この判定
は、建築システム側で自動的に実行される。仮に判定の
結果、不合格であった場合に、施工者が実施した処理事
項がその欄に入力され、また、その是正処理の実施日も
その欄に入力される。そして、検査者が再度判定が不合
格であったチェック項目について検査し、その結果を是
正確認の欄に入力する。
【0058】図21においては、玄関検査に関する画面
例が示されている。この例でも検査の基準数値が示され
ており、検査により測定された数値を入力することとし
ている。さらにこの玄関検査においては、是正処理を具
体的に規定しており、手直しした箇所数、方法、予定
日、実施日を具体的に規定している。是正が確認された
場合には実施日の欄と確認の欄の間の欄に「1」を入力
すると共に、確認の欄においても是正確認の旨を入力す
る。但し、この「1」は予め定められた所定のマークと
すればよく、必ずしも「1」でなくともよい。
【0059】図18乃至図21の画面は、検査を実行す
る建築システム事業者のみならず、依頼者の端末3、施
工者の端末5、建築家の端末6に表示するようにしても
よい。これにより各人が建築の状況を把握することがで
き様々なフィードバックをかけることができる。例え
ば、依頼者が検査結果の状況を把握することができるた
め、施工者は、自身の評価を維持するために検査に合格
するような施工を行うことにつながる。また、施工者
は、検査結果を即座に把握することができるため、その
是正処置を早期に行うことができる。さらに建築家も自
身が設計した建築物の検査結果を把握することができ、
設計の変更等適切な処置を早期に行うことができる。ま
た、このように建築システム事業者以外の端末にも表示
されるようにした場合には、依頼者の端末3等には単に
表示されるだけで、データの入力や改変はできないよう
にすることが望ましい。さらに、検査結果が建築システ
ム事業者により入力された場合には、自動的にこれらの
者に対して、当該検査ページのURL(Uniform Resour
ce Locator)付きの電子メールが送信されるようにして
もよい。
【0060】図2に示すメンテナンス(ステップS7)
についてさらに図22を用いて詳細に説明する。この発
明の実施の形態にかかる建築システムにおいては、特に
建築物を引き渡した後、建築物に不具合が生じた場合
に、不具合を是正するための処理方法に関する情報を依
頼者、ここでは建築物の所有者に対して提供している。
このメンテナンスはマンション等の集合住宅に対しても
適用可能である。通常、集合住宅では、法定の検査期間
の他、5年毎の防水に関する検査や、10年毎若しくは
20年毎に検査を実行する必要がある。検査には防水検
査の他、クラックに関する検査や劣化診断等がある。図
22は、そのメンテナンス情報を提供するためのWEB
ページである。このページはメンテナンス処理部13に
おいて発生しており、依頼者の要求に従い、通信網7を
介して依頼者の端末3に送信され、そのディスプレイに
表示される。このページでは、不具合が生じた場所の選
択及び不具合の種類を特定することを依頼者に促してい
る。
【0061】依頼者が空欄に各々の情報を入力し、「送
る」ボタンをクリックすると、これらの情報がサーバ1
に送信される。メンテナンス処理部13はこれらの情報
を受信し、メンテナンス情報記憶部21に記憶されたメ
ンテナンス情報と比較処理する。メンテナンス情報記憶
部21には、不具合の箇所及び不具合の種類と処置方法
が関連付けられて記憶されているため、不具合の箇所と
不具合の種類を検索キーに処置方法を抽出することがで
きる。例えば、「壁が黒ずんできた」との入力に対して
は、「消しゴムにより黒ずみを取り去ってください」と
の処置方法が抽出され、画面上に表示される。このよう
な場合には、例えば施工者に依頼がなされた場合、その
処置方法が依頼者に簡単にできることであっても不具合
の状況を確認するために依頼者の建物まで出向かわなけ
ればならず、労力に無駄が生じていた。
【0062】尚、上述の例では、建築費の見積りをイン
ターネット等の通信網を介して実行する例を説明したが
これに限らず、建築システムの端末に実行される場合で
あっても良い。
【0063】また、サーバ1の各種機能をコンピュータ
に実行させるプログラムを記憶媒体に格納してもよい。
ここで、この記憶媒体とは、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、CD−ROM、ROM、RAM等任意の記憶媒
体をいう。
【0064】また、上述の例では様々な表示形式、入力
フォーマット、書式等を説明したが、これらに限定され
るものではなく、様々な形式等でよい。
【0065】
【発明の効果】本発明により、建築を依頼する依頼者を
補助するための建築システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる建築システムの構成を説明する
ための図である。
【図2】本発明にかかる建築システムの処理フローを説
明するためのフローチャートである。
【図3】本発明にかかる建築システムにおける画面表示
例を示す図である。
【図4】本発明にかかる建築システムにおける画面表示
例を示す図である。
【図5】本発明にかかる建築システムにおける画面表示
例を示す図である。
【図6】本発明にかかる建築システムにおける画面表示
例を示す図である。
【図7】本発明にかかる建築システムにおける画面表示
例を示す図である。
【図8】本発明にかかる建築システムにおける画面表示
例を示す図である。
【図9】本発明にかかる建築システムにおける画面表示
例を示す図である。
【図10】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図11】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図12】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図13】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図14】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図15】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図16】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図17】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図18】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図19】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図20】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図21】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【図22】本発明にかかる建築システムにおける画面表
示例を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2 データベース 3 依頼者の端末 4 建築システムの端末 5 施工者の端末 6 建築
家の端末 7 通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/50 680 G06F 17/50 680B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】依頼者からの建物の建築依頼に応じて当該
    依頼者に対して所定のサービスを実行する建築システム
    であって、 依頼者に関する情報を記憶する依頼者情報記憶手段と、
    複数の建築家に関する情報を記憶する建築家情報記憶手
    段と、 依頼者から通信網を介して建物の建築が依頼された場合
    に前記依頼者情報記憶手段に依頼者に関する情報を記憶
    させる依頼者登録処理手段と、 前記建築家情報記憶手段に記憶された複数の建築家情報
    を前記依頼者に対して通信網を介して提示するととも
    に、当該依頼者から送信された建築家の選択情報を受信
    し、受信された建築家選択情報に基づいて建築家に対し
    て前記依頼者情報記憶手段に記憶された依頼者情報を通
    信網を介して送信する建築家選択処理部とを備えた建築
    システム。
  2. 【請求項2】複数の工務店に関する情報を記憶する工務
    店情報記憶手段と、 前記工務店情報記憶手段に記憶された複数の工務店情報
    を前記依頼者に対して通信網を介して提示するととも
    に、当該依頼者から送信された工務店の選択情報を受信
    し、受信された工務店選択情報に基づいて工務店に対し
    て前記依頼者情報記憶手段に記憶された依頼者情報を通
    信網を介して送信する工務店選択処理部をさらに備えた
    請求項1記載の建築システム。
  3. 【請求項3】建物を建築するために必要な構成要素の価
    格情報を記憶する建築費情報記憶手段と、 前記依頼者から通信網を介して入力された建物を建築す
    るために必要な構成要素に対する価格情報を前記建築費
    情報記憶手段より抽出し、建物を建築するために必要な
    費用を算出する建築費見積り手段とをさらに備えた請求
    項1記載の建築システム。
  4. 【請求項4】前記構成要素の価格情報には、建物の設計
    を行う建築家に関する設計料金も含まれ、前記建築費見
    積り手段は、選択された建築家の設計費用を建築費用に
    含ませて算出するとともに、当該建築家の設計費用を提
    示することを特徴とする請求項3記載の建築システム。
  5. 【請求項5】前記建築費見積り手段は、特定の建築要素
    に関する条件を変えて算出した建築費用を同一画面上に
    表示させることを特徴とする請求項3記載の建築システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記建築費見積り手段は、算出された建築
    費用をカテゴリー毎に分類し各カテゴリーの建築費用を
    対比するグラフにより表示させることを特徴とする請求
    項3記載の建築システム。
  7. 【請求項7】前記建築費見積り手段は、複数の施工者よ
    り入力された建築費の見積り情報を、当該建築費見積り
    手段により算出された建築費用と対比し表示させること
    を特徴とする請求項3記載の建築システム。
  8. 【請求項8】依頼者からの建物の建築依頼に応じて当該
    依頼者に対して所定のサービスを実行する建築システム
    であって、 建物を建築するために必要な構成要素の価格情報を記憶
    する建築費情報記憶手段と、 前記依頼者から通信網を介して入力された建物を建築す
    るために必要な構成要素に対する価格情報を前記建築費
    情報記憶手段より抽出し、建物を建築するために必要な
    費用を算出する建築費見積り手段とを備えた建築システ
    ム。
  9. 【請求項9】前記建築費見積り手段は、算出された建築
    費用をカテゴリー毎に分類し各カテゴリーの建築費用を
    対比するグラフにより表示させることを特徴とする請求
    項8記載の建築システム。
  10. 【請求項10】依頼者からの建物の建築依頼に応じて当
    該依頼者に対して所定のサービスを実行するプログラム
    を格納した記憶媒体であって、 前記プログラムは、コンピュータに対して前記依頼者か
    ら通信網を介して送信された建物を建築するために必要
    な構成要素を受信する第1のステップと、建物を建築す
    るために必要な構成要素の価格情報を記憶する建築費情
    報記憶手段より、第1のステップにおいて受信した構成
    要素に対する価格情報を抽出する第2のステップと、前
    記第2のステップにおいて抽出された価格情報に基づ
    き、建物を建築するために必要な費用を算出する第3の
    ステップとを実行させるプログラムである、記憶媒体。
  11. 【請求項11】依頼者からの建物の建築依頼に応じて当
    該依頼者に対して所定のサービスを実行する建築システ
    ムであって、 建物の建築につき検査する検査項目とともに当該検査項
    目において判定の基準となり数値化された判定条件を格
    納する検査情報記憶手段と、前記検査情報記憶手段に記
    憶された検査項目を表示するとともに当該検査項目に関
    する測定の実行を促す情報を表示させる表示手段と、前
    記表示手段に表示された情報に応じて測定され入力され
    た測定値と、前記検査情報記憶手段に記憶された判定条
    件とを比較し、この比較結果に基づいて検査結果を出力
    する検査処理手段とを備えた建築システム。
  12. 【請求項12】依頼者からの建物の建築依頼に応じて当
    該依頼者に対して所定のサービスを実行するプログラム
    を格納した記憶媒体であって、 当該プログラムは、コンピュータに対して、建物の建築
    につき検査する検査項目とともに当該検査項目において
    判定の基準となり数値化された判定条件を格納する第1
    のステップと、前記第1のステップにおいて格納された
    検査項目を表示するとともに当該検査項目に関する測定
    の実行を促す情報を表示させる第2のステップと、前記
    第2のステップにより表示された情報に応じて測定され
    入力された測定値と、前記第1のステップにより格納さ
    れた判定条件とを比較し、この比較結果に基づいて検査
    結果を出力する第3のステップとを実行させるプログラ
    ムである、記憶媒体。
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