JP2001174545A - 水中静止目標物検知方法及び装置 - Google Patents

水中静止目標物検知方法及び装置

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JP2001174545A
JP2001174545A JP35629599A JP35629599A JP2001174545A JP 2001174545 A JP2001174545 A JP 2001174545A JP 35629599 A JP35629599 A JP 35629599A JP 35629599 A JP35629599 A JP 35629599A JP 2001174545 A JP2001174545 A JP 2001174545A
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Toshinobu Mogi
敏信 茂木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目標物エコー信号と残響が混在した受信信号
から残響周波数を分離除去することにより、目標物を確
実に識別できるようにする。 【解決手段】 水中航走体用ソーナSで受信した受信信
号を時間的に設定周波数が可変する可変帯域阻止フィル
タ7に入力し、水中航走体12の速度と残響反射方向と
のなす角度θから残響周波数を算出し、この算出値に基
づいて可変帯域阻止フィルタ7の設定周波数を調整し、
該可変帯域阻止フィルタ7で残響周波数を分離除去し、
目標物エコー信号のみを通して目標物14を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水中静止目標物
検知方法及び装置に係り、詳しくは、残響を分離除去す
ることにより水中に静止した目標物を明瞭に識別するよ
うにした水中静止目標物検知方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、送信回路から水中に送波した音響
パルスの反射音を受信回路で受信して受波処理により目
標検出を行う装置としてアクティブソーナ装置が知られ
ている。従来のアクティブソーナー装置は、移動してい
る目標物を検出する場合、ドップラー効果により、目標
物エコーと残響の周波数が異なることを利用して、残響
を帯域阻止フィルタ等で除去する方法が知られている。
また、残響と周波数が同じになる静止目標については、
残響よりも目標の反射音(エコー)が大きいことから受
信音のレベル検知により目標の識別を行う方法も知られ
ている。また、特開平4−52584号公報には、水中
に送波する音響パルスのスペクトラムと当該アクティブ
ソーナー装置の移動速度とから残響スペクトラムを算出
し、算出した残暑スペクトラムを抑圧する適応型フィル
タ特性を決定する帯域阻止フィルタ制御回路と、前記適
応型フィルタ特性に従って阻止帯域を可変し受波信号に
含まれる残響成分を抑圧する可変帯域阻止フィルタとを
備えたアクティブソーナ装置が開示されている。
【0003】また、特公平1−17547号公報には、
水中航走体から音波信号を送出し、反射信号を受波し、
この受波信号をローカル発振器からの周波数fL のロー
カル信号と混合し、この混合された信号を予め定めた中
心周波数fC を有するノッチドフイルタに通すことによ
り残響を抑圧する残響抑圧回路において、前記水中航走
体の舵角と速度情報から前記水中航走体の偏向角を求
め、この偏向角に対応する残響周波数fR を予測する回
路と、この予測残響周波数fR を受け、fR −fL =f
C となる如く前記ローカル発振器の発振周波数又は前記
ノッチドフィルタの中心周波数を制御する制御器とを備
えた残響抑圧回路が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信信
号のレベル検知で目標物を識別する手段は、目標物の表
に吸音材を使う等のステルス化により、反射音が小さく
なり、目標の識別が困難になってきている。また、特開
平4−52584号公報のアクティブソーナ装置は、受
信ビームの指向幅によって発生する残響周波数の広がり
を算出し、ノッチフィルタの周波数特性を調整すること
により、残響を除去する方法であるが、この方法は、一
時期に多方向から返ってくる周波数の異なる残響を抑圧
するものであり、時間的に周波数の変化する残響を除去
することはできないという問題がある。また、特公平1
−17547号公報は、水中航走体が旋回した時の残響
のずれを旋回率から算出してノッチフィルタの周波数を
調整することにより、残響を除去するものであり、この
方法は、移動目標を検出することはできるが、静止目標
は検出できないという問題がある。この発明は、上述の
事情に鑑みなされたもので、目標物エコー信号と残響が
混在した受信信号から残響周波数を分離除去することに
より、目標物を確実に識別できるようにした水中静止目
標物検知方法及び装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、水中航走体用ソーナから音
波を送信して反射音を受信し、水中に静止した目標物を
検知する水中静止目標物検知方法に係り、前記水中航走
体用ソーナで受信した受信信号を時間的に設定周波数が
可変する可変帯域阻止フィルタに入力し、水中航走体の
速度と残響反射方向とのなす角度から残響周波数を算出
し、この算出値に基づいて前記可変帯域阻止フィルタの
設定周波数を調整し、該可変帯域阻止フィルタで残響周
波数を分離除去し、目標物エコー信号のみを通して目標
物を検知することを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の水中静止目標物検知方法に係り、前記水中航走体用
ソーナの送信トリガ信号と前記水中航走体の速度データ
と反射点からの距離データを周波数設定回路に送出し、
該周波数設定から周波数設定信号を前記可変帯域阻止フ
ィルタに送出して該可変帯域阻止フィルタの設定周波数
を前記残響周波数に合致するように可変することを特徴
としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の水中静止目標物検知方法に係り、前記目標物
は水底付近に静止したものであり、前記水中航走体は水
面を航走するものであり、前記残響は水底からの反射音
であることを特徴としている。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は2記載の水中静止目標物検知方法に係り、前記目標物
は水面付近に静止したものであり、前記水中航走体は該
目標物より下の水中を航走するものであり、前記残響は
水面からの反射音であることを特徴としている。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれか1に記載の水中静止目標物検知方法に係
り、目標物の影になる水底又は水面からの反射点の残響
のレベルが小さくなったことを検知して目標物の識別を
行うことを特徴としている。
【0010】また、請求項6記載の発明は、音波を送信
する送信回路と、反射音を受信する受信回路とを備え、
水中の目標物を検知するための水中目標物検知装置に係
り、前記受信回路に設けられ、反射音を処理した受信信
号が入力される可変帯域阻止フィルタと、該可変帯域阻
止フィルタの設定周波数を調整する周波数設定回路とを
備え、該周波数設定回路において、前記水中航走体用ソ
ーナの送信トリガ信号と前記水中航走体の速度データと
反射点からの距離データとに基づいて周波数を算出する
ように構成されていることを特徴としている。
【0011】また、請求項7記載の発明は、請求項5記
載の水中目標物検知装置に係り、前記受信回路に、前記
目標物の影になる水底の反射点の残響が小さくなったこ
とを検知するレベル検知手段が設けられていることを特
徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である水
中目標物検知装置の電気的構成を示すブロック図、ま
た、図2は、同検知装置の動作を説明するための図で、
目標物がない場合の水底残響の発生状態を示す図であ
る。この例の水中目標物検知装置(以下、ソーナSとも
いう)は、水中航走体12(図2参照)に搭載されて、
水中の静止物体をも検知することができるもので、図1
に示すように、送信するタイミングで送信トリガ信号を
出力する送信タイミング発生回路1と、音波を送信する
送信回路10と、音波を受信する受信回路11と、水中
航走体12の速度を計測し、速度データを送出する速度
計8と、音波の反射点からの距離を計測して距離データ
Q12を送出する距離計16と、後述の可変ノッチフィ
ルタ7の周波数設定を行う周波数設定回路9とを有して
構成されている。送信回路10は、送信タイミング発生
回路1の送信トリガ信号の周期で送信の源信号(バース
ト波)を発生するピンガ発信器(正弦波発信器)2と、
このピンガ発信器2の出力を増幅する増幅器3と、増幅
器2の出力する送信信号(電気信号)を音波に変換する
音波送波器4とからなっている。
【0013】受信回路11は、音波送波器4の送波した
送信音が水底や目標物に反射して返ってきた反射音を電
気信号に変換する音波受波器5と、この音波受波器4の
出力する受信信号を増幅する増幅器6と、この増幅器6
で増幅された受波信号の中の残響成分を除去してエコー
成分のみ出力する可変ノッチフィルタ7とからなってい
る。次に、図2乃至図7を参照して、上記構成の動作に
ついて説明する。送信するタイミングで送信タイミング
発生回路1から送信トリガ信号Q1をピンガ発信器2に
出力し、ピンガ発信器2から送信トリガ信号Q1の周期
で送信の源信号(バースト波)Q2を出力し、これを増
幅器3で増幅し、増幅器3の出力する送信信号(電気信
号)Q3を音波送波器4で音波に変換して送信音Q4と
して水中に送信する。
【0014】音波送波器4の送波した送信音Q4が水底
13又は目標物14(図2及び図3参照)に反射して返
ってきた反射音(受信音)Q5を音波受波器5で電気信
号(受信信号)Q6に変換し、この音波受波器4の出力
する受信信号Q6を増幅器6で増幅し、受信信号Q7と
して可変ノッチフィルタ7に出力する。この増幅器6で
増幅された受信信号Q7には、目標物14からのエコー
と水底からの残響信号が混っており、可変ノッチフィル
タ7には、このエコーと残響信号が混った信号Q7が入
力される。一方、水中航走体12の速度を速度計8で計
測し、速度データQ7を周波数設定回路9に送出すると
共に、距離計16で反射点からの距離を算出して距離デ
ータQ12を周波数設定回路9に送出する。この周波数
設定回路9において、距離データQ12から水中航走体
12の進行方向と残響反射方向とのなす角度θを算出す
ると共に、この角度θと、送信タイミング発生回路1の
送信トリガ信号Q9(送信トリガ信号Q1と同じ信号)
と速度データQ8とから水底残響の周波数を算出し、可
変ノッチフィルタ6に周波数設定設定信号Q10を送出
し、可変ノッチフィルタ7の周波数設定を行う。可変ノ
ッチフィルタ7において、前記受信信号Q7の中の残響
成分を除去し、後述のようにしてエコー成分のみのエコ
ー信号Q11を出力することができる。
【0015】この例のソーナSを搭載する水中航走体1
2が、図2に示すように、矢印の進行方向Aに走行して
いるものとする。ソーナSの送信回路10から水中に送
波した音響パルスの受波処理において、水中に目標物が
ない場合、ソーナSから距離の近いところから順に、す
なわち、反射点P1→P2→・・・P3の順に反射音
(水底残響)18が返ってくる。そして、この反射音1
8の周波数は、水中航走体12の速度Vと、航走体進行
方向Aと反射点P1〜P6のなす角度θ(θ1〜θ6)
とから、以下の式で求められる。
【0016】 Rf(θ)=TXf×{1+(2×V×COSθ/C−V×COSθ)}・・(1) ここに、 Rf(θ):残響周波数 TXf :送信周波数 C :音速 V :航走体の速度 θ :航走体進行方向と音波の反射点とのなす角
度 図4は、図2に示すように目標物がない場合の時間と反
射点と残響周波数の対応関係を示す図である。すなわ
ち、角度θは時間的に変化するため、t1、t2・・・
t6の時間に対応して、反射点P1、P2・・・P6か
ら各々残響周波数Rf(θ1)、Rf(θ2)・・・R
f(θ6)の残響18が返ってくる。
【0017】図6は、受信音の周波数(残響周波数)R
f(θ)と時間tとの関係をグラフで表したものであ
る。なお、図6において、黒丸は水底残響、実線は可変
ノッチフィルタ7の設定周波数の変化を示している。図
6で明らかなように、可変ノッチフィルタ7の設定周波
数を、残響周波数Rf(θ1)→Rf(θ2)→Rf
(θ3)→Rf(θ4)→Rf(θ5)に合わせて時間
的に変化させることにより、水底残響のみ分離除去する
ことが可能となる。次に、水底に静止する目標物があっ
た場合の動作について説明する。図3は、目標物がある
場合の水底残響の発生状態を示す説明図である。図3に
示すように、水底に目標物14があった場合、水底の反
射点P3の残響レンジと、目標物14からの反射点P4
a(水中航走体12と水底の反射点P4をを結ぶ線と目
標物14との交差点)の残響レンジと、反射点P5a
(水中航走体12と水底の反射点P5を結ぶ線と目標物
14との交差点)の残響レンジが略等しいため、時間t
3と略同時刻に目標物14からの反射音、すなわち、目
標物エコー19が返ってくる。なお、目標物14の形状
によっては、反射点P3と目標物14の反射点P4a、
P5aとのレンジは多少の時間のずれが生じることがあ
るが、目標物14が極端な偏平形状でなく、ある程度の
高さがあれば略同時刻に目標物14のエコーが返ってく
るため、目標物14の識別は可能である。
【0018】目標物14からのエコー周波数Efも、式
(1)の残響周波数Rfと同様の以下の式で示され、E
f(θ)=Rf(θ)となる。 Ef(θ)=TXf×{1+(2×V×COSθ/C−V×COSθ)}・・(2) ここに、 Ef(θ):エコー周波数 TXf :送信周波数 C :音速 V :航走体の速度 θ :航走体進行方向と音波の反射点とのなす角 図5は、目標物がある場合の、時間と反射点と残響周波
数と可変ノッチフィルタと目標物エコー19の対応関係
を示す図である。角度θは時間的に変化するため、残響
周波数、可変ノッチフィルタ6の設定周波数、及び目標
物14からのエコーは図5に示すようにように変化す
る。すなわち、t1、t2・・・t6の時間に対応し
て、反射点P1、P2・・・P6から残響周波数Rf
(θ1)、Rf(θ2)・・・Rf(θ6)の残響が返
ってくると共に、時間がt3のときに、反射点P3から
残響周波数Rf(θ3)の残響、及び目標物14の反射
点P4aとP5aからEf(θ4)+Ef(θ5)、す
なわち、Rf(θ4)+Rf(θ5)の周波数の目標物
エコー19が返ってくることになる。
【0019】図7は、この受信音の周波数(水底残響周
波数及び目標物エコー周波数)と時間の関係をグラフで
表したものである。図7において、黒丸は水底残響、黒
三角は反射点P4a、P5aからの目標物エコー、実線
は可変ノッチフィルタ7の設定周波数の変化を示してい
る。図7で明らかなように、t3の時刻では、可変ノッ
チフィルタ7の設定周波数がRf(θ3)であるため、
この目標物エコーは可変ノッチフィルタ7を通り抜け
る。このため、時間t3における目標物エコーの周波数
Rf(θ4)+Rf(θ5)は目標物エコー信号として
認識することが可能となる。以上、この発明の実施例を
図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例
に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない
範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例
えば、上記実施例では、可変ノッチフィルタ7を使用し
た例を示しているが、設定周波数を可変できる全ての帯
域阻止フィルタが使用可能である。また、目標物14は
水底の場合に限らず、水中航走体12が水底付近を航走
し、目標物14が水面付近に静止している場合にも適用
できる。この場合は、ソーナSから上向きに送波し、残
響は水面から発生することになる。
【0020】また、図3のような目標物14がある場
合、実際はt4とt5の時刻には、水底13の反射点P
4及びP5は目標物14の影になり、水底13からの残
響は小さくなるので、時刻t1→t2→t3で受信でき
ていた残響がt4にきて急激に小さくなる。これを例え
ば増幅器6に接続したレベル検知器15等により検知
し、可変ノッチフィルタ7からの信号と組み合わせた論
理和で判定すれば目標物エコーの認識確率がより向上す
る。なお、残響には、水中のごみ等によって生ずる体積
残響もあるが、水底残響(又は水面残響)に比して無視
できる程度に小さいので、水底残響(又は水面残響)を
分離除去すれば実用上支障はない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、水底又は水面からの残響と静止目標からの目標
物エコーとを、可変帯域阻止フィルタの設定周波数を時
間的に変化させることで、互いに分離できるので、周波
数が残響と同じであっても、静止目標物を確実に識別す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である水中目標物検知装置
の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】同検知装置の動作を説明するための図で、具体
的には、目標物がない場合の水底残響の発生状態を示す
説明図である。
【図3】同検知装置の動作を説明するための図で、具体
的には、目標物がある場合の水底残響の発生状態を示す
説明図である。
【図4】同検知装置の動作を説明するための図で、具体
的には、目標物がない場合の時間と反射点と残響周波数
の対応関係を示す図である。
【図5】同検知装置の動作を説明するための図で、具体
的には、目標物がある場合の時間と反射点と残響周波数
と可変ノッチフィルタと目標物エコーの対応関係を示す
図である。
【図6】同検知装置の動作を説明するための図で、具体
的には、目標物がない場合の受信音の周波数と時間の関
係を示すグラフである。
【図7】同検知装置の動作を説明するための図で、具体
的には、目標物がある場合の受信音の周波数と時間の関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 送信タイミング発生回路 7 可変ノッチフィルタ(可変帯域阻止フィルタ) 8 速度計 9 周波数設定回路 10 送信回路 11 受信回路 12 水中航走体 14 目標物 15 レベル検知器 16 距離計 S 水中航走体用ソーナ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中航走体用ソーナから音波を送信して
    反射音を受信し、水中に静止した目標物を検知する水中
    静止目標物検知方法であって、 前記水中航走体用ソーナで受信した受信信号を時間的に
    設定周波数が可変する可変帯域阻止フィルタに入力し、
    水中航走体の速度と残響反射方向とのなす角度から残響
    周波数を算出し、この算出値に基づいて前記可変帯域阻
    止フィルタの設定周波数を調整し、該可変帯域阻止フィ
    ルタで残響周波数を分離除去し、目標物エコー信号のみ
    を通して目標物を検知することを特徴とする水中静止目
    標物検知方法。
  2. 【請求項2】 前記水中航走体用ソーナの送信トリガ信
    号と前記水中航走体の速度データと反射点からの距離デ
    ータを周波数設定回路に送出し、該周波数設定から周波
    数設定信号を前記可変帯域阻止フィルタに送出して該可
    変帯域阻止フィルタの設定周波数を前記残響周波数に合
    致するように可変することを特徴とする請求項1記載の
    水中静止目標物検知方法。
  3. 【請求項3】 前記目標物は水底付近に静止したもので
    あり、前記水中航走体は水面を航走するものであり、前
    記残響は水底からの反射音であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の水中静止目標物検知方法。
  4. 【請求項4】 前記目標物は水面付近に静止したもので
    あり、前記水中航走体は該目標物より下の水中を航走す
    るものであり、前記残響は水面からの反射音であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の水中静止目標物検知
    方法。
  5. 【請求項5】 目標物の影になる水底又は水面からの反
    射点の残響のレベルが小さくなったことを検知して目標
    物の識別を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1に記載の水中静止目標物検知方法。
  6. 【請求項6】 音波を送信する送信回路と、反射音を受
    信する受信回路とを備え、水中の目標物を検知するため
    の水中目標物検知装置であって、 前記受信回路に設けられ、反射音を処理した受信信号が
    入力される可変帯域阻止フィルタと、該可変帯域阻止フ
    ィルタの設定周波数を調整する周波数設定回路とを備
    え、該周波数設定回路において、前記水中航走体用ソー
    ナの送信トリガ信号と前記水中航走体の速度データと反
    射点からの距離データとに基づいて周波数を算出するよ
    うに構成されていることを特徴とする水中目標物検知装
    置。
  7. 【請求項7】 前記受信回路に、前記目標物の影になる
    水底の反射点の残響が小さくなったことを検知するレベ
    ル検知手段が設けられていることを特徴とする請求項5
    記載の水中目標物検知装置。
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