JP2001174511A - バウンダリ・スキャン・テスト方法 - Google Patents

バウンダリ・スキャン・テスト方法

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JP2001174511A
JP2001174511A JP36025999A JP36025999A JP2001174511A JP 2001174511 A JP2001174511 A JP 2001174511A JP 36025999 A JP36025999 A JP 36025999A JP 36025999 A JP36025999 A JP 36025999A JP 2001174511 A JP2001174511 A JP 2001174511A
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Japan
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bst
lsi
terminal
boundary scan
scan test
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JP36025999A
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English (en)
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達哉 ▲吉▼田
Tatsuya Yoshida
Makoto Kamitsuma
誠 上妻
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、バウンダリ・スキャン・テストにおい
てTAP信号用の端子自身に接合の不良が発生した場
合、それ以外の端子の接合に異常がなくてもバウンダリ
・スキャン・テストが実施できないため、不良基板とし
て排除されていた。そこでプリント基板のテストを行う
事ができないと言う事態を回避し、またテスト対象とな
るLSIの規模が増大した場合においても、テストに要
する時間を短縮できるバウンダリ・スキャン・テスト方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 バウンダリ・スキャン・テストの制御に
必要なTAP信号をLSI7内部において複数系統有
し、一方の系統の端子に異常が発生した場合において
も、他方の系統からの信号を利用する。またパッケージ
側においても信頼性の高い部分にTAP信号をレイアウ
トする等してLSI全体のBSTを確実に実行できるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バウンダリ・スキ
ャン・テスト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板に部品を実装した後
に実装のテストを行う方法として、ICのピンまたはプ
リントパターンの途中にテストプローブと呼ばれる電極
針を押し当てて行うインサーキットテスト手法が多く用
いられてきた。しかしながら近年、IC内部の高集積化
が進み、それに伴ってパッケージのピン数が大幅に増大
してきた。
【0003】一方、装置自体の小型化の要求から高密度
実装の需要が増大し、それに伴ってパッケージの小型化
も急速に進行している。その結果、従来のインサーキッ
トテストの手法で用いるテストプローブのピッチをIC
パッケージのピンピッチが下回ってしまい、更にICパ
ッケージの裏側にボール状のリードが並んでいると言う
BGAパッケージやCSPパッケージなどが登場し、イ
ンサーキットテスト手法の実施が困難という状況になっ
てきた。このような状況の中、新しいボードテストの手
法として考案されたBST(Boundary Sca
n Test)手法が普及を始めている。
【0004】以下、現状のBST手法を従来の技術とし
て説明を行う。図7は従来のBST回路が組み込まれた
LSIのブロック図である。図7において1及び35は
BST対応LSI、2はLSI1本来の機能を実現する
ロジック回路部、3はロジック回路部2の入出力信号を
外部のプリント基板と接続する入出力ピン、4はシフト
レジスタ及びラッチ等で構成されており、LSI1の入
出力ピン3一本当り、ひとつずつ配置されたバウンダリ
・スキャンセル、5はバウンダリ・スキャン・テストを
行うためのテストデータの入出力を司るシリアルインタ
ーフェイスであるTAPコントローラ、6は外部のコン
ピュータ(図示せず)と接続し、TAPコントローラ5
を制御するための入出力コネクタである。51はLSI
1とLSI35間の接続において、オープン不良を示
す。52はLSI1とLSI35の接続で隣接ネットと
のショート不良を示す。
【0005】図7においてLSI1とLSI35間の接
続チェック時のBST動作を簡単に説明する。入出力コ
ネクタ6から接続チェック用のテストデータとTAPコ
ントロール信号がそれぞれLSI1のTDI,TMS,
TCK、(TRSTはオプション)用端子へ与えられる
(LSI35も同様/図示せず)。そしてTAPコント
ローラ5ではLSI1の制御内容を理解する。その結
果、LSI1ではシフトレジスタ及びラッチ等4をデー
タが順次シフトされ、LSI35とパターン接続される
端子から基板上のパターン上を通じてデータを出力し、
そのタイミングでLSI35が出力されたテストデータ
を受け取る。そして今度はLSI35のシフトレジスタ
及びラッチ等を通じて順次シフトしたLSI1からのテ
ストデータがLSI35のTDOから入出力コネクタ6
へとデータが送られる。ところがLSI1とLSI35
間のパターン上にオープン不良51や隣接ネットとのシ
ョート不良52が発生している場合、明らかにLSI1
からのテストデータは、オープン不良51、ショート不
良52の為、LSI35へ正しい論理データとして伝え
ることは出来ない。
【0006】したがってLSI35から正しくない論理
データが入出力コネクタ6を通じ入手することで、元々
不良が発生しない場合の期待値が外部のコンピュータ
(図示せず)にてハッキリしている為、入出力コネクタ
6を通じ入手したデータと期待値を比較することでオー
プン不良51や隣接ネットとのショート不良52が発生
している事が発見できる。さらに不良ネットも特定可能
となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法では、第一にTAP信号(BST制御信
号)用の端子自身に接合等の不良が発生した場合に、B
STが実行できず、結果的にプリント基板全体のテスト
が全く行う事ができないという状況に陥ってしまう。第
二に、LSIの規模が増大すると共にBSTを実行すべ
き入出力ピンの数量も増え、BSTの実行時間が増加
し、結果としてプリント基板のテストに要する時間が増
大し、量産性の低下を招いてしまう等の問題点があっ
た。
【0008】本発明は上記した問題点を解決し、プリン
ト基板のテストを行う事ができないと言う事態を回避
し、またテスト対象となるLSIの規模が増大した場合
においても、テストに要する時間を短縮できるバウンダ
リ・スキャン・テスト方法を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のバウンダリ・ス
キャン・テスト方法は、LSIの内部に組み込まれたB
ST回路において、BST制御に必要なTAP信号をL
SI内部において複数系統有し、一方の系統の端子に異
常が発生した場合においても、他方の系統からの信号を
利用してLSI全体のBSTを実行できるようにしたも
のである。
【0010】この発明によれば、プリント基板のテスト
を行う事ができないと言う事態を回避し、またテスト対
象となるLSIの規模が増大した場合においても、テス
トに要する時間を短縮できるバウンダリ・スキャン・テ
スト方法を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、LSIの
内部に組み込まれたBST回路において、BSTの制御
に必要なTAP信号をLSI内部において複数系統有
し、一方の系統の端子に異常が発生した場合において
も、他方の系統からの信号を利用してLSI全体のBS
Tを実行できるようにしたバウンダリ・スキャン・テス
ト方法であり、基板全体のBSTを行う事ができないと
いう事態を回避でき、信頼性の高い基板のテストを実行
できる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、BSTの制御に必要なTAP信号につい
て、LSI全体のBSTの実行前にBST制御用の端子
のチェックを行うようにしたことを特徴とするバウンダ
リ・スキャン・テスト方法であり、基板全体のテスト以
前にBST制御用の端子のチェックが行えるため、BS
T制御用の端子に異常があるために基板全体のテストが
行えないという事態を回避でき、信頼性の高い基板のテ
ストを実行できる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、BST制御用の端子をLSI内部において
他の空端子とショートしておくことで、LSI全体のB
STの実行前にBST制御用の端子のチェックを行うこ
とができるようにしたことを特徴とするバウンダリ・ス
キャン・テスト方法であり、BST制御用の端子に異常
があるために基板全体のテストが行えないという事態を
回避でき、信頼性の高い基板のテストを実行できる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、BST制御用の端子と他の空端子とを選択
的に接続する手段を有し、LSI全体のBSTの実行前
に、BST制御用の端子と他の空端子を接続した状態で
BST制御用の端子のチェックを行うことができるよう
にしたことを特徴とするバウンダリ・スキャン・テスト
方法であり、BST制御用の端子に異常があるために基
板全体のテストが行えないという事態を回避でき、信頼
性の高い基板のテストを実行できる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、BSTの制御に必要なTAP信号につい
て、LSIのパッケージの中でも接合の信頼性の高い位
置に優先的に配置することを特徴とするバウンダリ・ス
キャン・テスト方法であり、BST制御用の端子に接合
の異常があるために基板全体のテストが行えないという
事態を回避でき、信頼性の高い基板のテストを実行でき
る。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、LSIのパッケージの中で、BGAやCS
Pについては、その端子群の中央部付近に配置すること
を特徴とするバウンダリ・スキャン・テスト方法であ
り、BST制御用の端子に接合の異常があるために基板
全体のテストが行えないという事態を回避でき、信頼性
の高い基板のテストを実行できる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、多ピンのLSIに対してBSTを実行する
場合において、LSI内部及び、LSIを実装する基板
に複数のBST回路を構成することを特徴とするバウン
ダリ・スキャン・テスト方法であり、複数構成したBS
T回路を同時に並列で実行させることにより、BSTの
実行時間を大幅に短縮でき、信頼性の高い基板を量産効
率良くテストすることができる。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、複数構成したBST回路を同時に並列で実
行させることを特徴とするバウンダリ・スキャン・テス
ト方法であり、BSTの実行時間を大幅に短縮でき、信
頼性の高い基板を量産効率良くテストすることができ
る。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるBST回路が組み込まれたLSIのブロッ
ク図であって、請求項1記載の発明に係るものである。
図1において7及び34はBST対応LSI(TAP信
号関連のみ図示)、8はLSI7本来の機能を実現する
ロジック回路部、9はロジック回路部8の入出力信号を
外部のプリント基板と接続する入出力ピン、10はシフ
トレジスタ及びラッチ等で構成されており、LSI7の
入出力ピン9一本当り、ひとつずつ配置されたバウンダ
リ・スキャンセル、11はバウンダリ・スキャン・テス
トを行うためのテストデータの入出力を司るシリアルイ
ンターフェイスであるTAPコントローラ、12、13
は外部のコンピュータ(図示せず)と接続し、テストデ
ータの入出力とTAPコントローラ11を制御するため
の入出力コネクタ、14〜17はOR回路である。ここ
で、LSI7〜TAPコントローラ11までの個々の動
作については、前記従来の技術と同様であるので、ここ
では詳細な説明は省略し、相違する部分についてのみ説
明する。
【0020】図1において、入出力コネクタ12からは
信号名がTDI1、TMS1、TCK1、TRST1と
いう信号が、また入出力コネクタ13からは信号名がT
DI2、TMS2、TCK2、TRST2という信号が
LSI7に対して入力される。TDI1とTDI2、T
MS1とTMS2、TCK1とTCK2、TRST1と
TRST2は互いに全く同じ内容のデジタル信号であ
り、LSI7内部において、それぞれTDI1とTDI
2はOR回路14に、TMS1とTMS2はOR回路1
5に、TCK1とTCK2はOR回路16に、TRST
1とTRST2はOR回路17に入力され、どちらか一
方がアクティブになった時に、アクティブの信号を出力
する。
【0021】LSI7のTDO1とTDO2について
は、BST対応LSI34に入力され、LSI34から
のTDO1とTDO2として出力される。LSI34か
らの出力信号TDO1とTDO2は入出力コネクタ12
及び13を介して、図示しないコンピュータに信号が入
力された時点で、これらの2信号の論理和をとって、B
STに使用する。
【0022】これ以降の、BSTの動作については前記
従来の技術と同様であるので、ここでは詳細な説明は省
略する。このように、入出力コネクタ12、13を備
え、BSTに必要な信号を2系統装備し、LSI7内部
においてOR回路14〜17によって、論理和をとるこ
とによって、例えば、TDI1とTDI2のうち、TD
I1の入力ピンに接合の不良が発生して、TDI1信号
がLSI7内部に入力されない状況になっても、TDI
2信号を使って、BSTの動作は問題なく行うことがで
きる。
【0023】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2におけるBST回路が組み込まれたLSIのブロッ
ク図であって、請求項3記載の発明に係るものである。
図2において実施の形態1と同様の部分については、実
施の形態1と同一の符号を付して説明は省略する。ま
た、その個々の動作については、前記従来の技術と同様
であるので、詳細な説明を省略し、相違する部分につい
てのみ説明する。
【0024】図2において、7及び35はBST対応L
SI(TAP信号関連のみ図示)、41はLSI7のT
DOと入出力コネクタ12を接続させるスイッチ、18
〜22はチェック用のピンで、それぞれ、TDO、TD
I、TMS、TCK、TRSTとLSI7内部において
ショートされている。
【0025】LSI7に対して、BSTを行う前に、ス
イッチ41を接続状態にし、外部コンピュータ(図示せ
ず)から、入出力コネクタ12を介して、信号線TD
O、TDI、TMS、TCK、TRSTにデジタル信号
の“0”(ゼロ)と“1”を入力する。この時、チェッ
ク用のピン18〜22をオシロスコープ(図示せず)に
よってモニターしておき、外部コンピュータから入力さ
れた信号が観測されれば、TDO、TDI、TMS、T
CK、TRSTのピンの接合に不良は無いと判断され、
その後実際のBSTの動作に移行する。
【0026】外部コンピュータから入力された信号が観
測されなかった場合は、TDO、TDI、TMS、TC
K、TRSTのピンに接合の不良があると判断され、B
STの動作が正常に行われないため、測定対象の基板は
不良と判断される。
【0027】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3におけるBST回路が組み込まれたLSIのブロッ
ク図であって、請求項4記載の発明に係るものである。
図3において実施の形態1と同様の部分については、実
施の形態1と同一の符号を付して、詳細な説明は省略す
る。また、その個々の動作については、前記従来の技術
と同様であるので、詳細な説明を省略し、相違する部分
についてのみ説明を加える。図3において、41はLS
I7のTDOと入出力コネクタ12を接続させるスイッ
チ、23〜27はチェック用のピンで、選択手段28〜
32を介してそれぞれ、TDO、TDI、TMS、TC
K、TRSTとLSI7内部においてショートされてい
る。選択手段28〜32には、LSI7の外部に設けら
れた、スイッチ33が接続されており、スイッチ33の
状態により、TDO、TDI、TMS、TCK、TRS
Tをチェック用のピン23〜27にそれぞれショートす
るかどうかを操作する。
【0028】BSTの動作の前に、スイッチ41、スイ
ッチ33を投入し、それに伴いスイッチ41及び選択手
段28〜32も導通状態とする。この状態で、外部コン
ピュータ(図示せず)から、入出力コネクタ12を介し
て、信号線TDO、TDI、TMS、TCK、TRST
にデジタル信号の“0”(ゼロ)と“1”を入力する。
この時、チェック用のピン23〜27をオシロスコープ
(図示せず)によってモニターしておき、外部コンピュ
ータから入力された信号が観測されれば、TDO、TD
I、TMS、TCK、TRSTのピンの接合に不良は無
いと判断され、その後実際のBSTの動作に移行する。
【0029】外部コンピュータから入力された信号が観
測されなかった場合は、TDO、TDI、TMS、TC
K、TRSTのピンに接合の不良があると判断され、B
STの動作が正常に行われないため、測定対象の基板は
不良と判断される。
【0030】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4におけるBST回路が組み込まれたBGA、CS
Pのピン配置を示す図であって、請求項5記載の発明に
係るものである。
【0031】この種のピンが面状に配置されたパッケー
ジにおいては一般的に、斜線で示される領域37におい
て、接合の不良が発生しやすい。そこで、BSTに必要
不可欠な信号TDO、TDI、TMS、TCK、TRS
Tを、接合不良の発生しやすい領域37に配置すること
を避け、接合不良の発生しにくい領域38に優先的に配
置することによって、接合不良によりBSTの実施が不
能になるという事態を回避する。
【0032】また今後のLSIパッケージ技術開発の推
移で、接合信頼性の高い部分と低い部分が変化する可能
性も大きい。その場合は当然、接合不良の発生しやすい
領域37と、接合不良の発生しにくい領域38も変わ
る。つまり個々のLSIパッケージ技術の接合信頼性に
照らし合わせて、BSTに必要不可欠な信号TDO、T
DI、TMS、TCK、TRSTを接合信頼性の高い部
分へ配置検討する。
【0033】(実施の形態5)図5は、本発明の実施の
形態5におけるBST回路が組み込まれたLSIのブロ
ック図であって、請求項7記載の発明に係るものであ
る。図5において実施の形態1と同様の部分について
は、実施の形態1と同一の符号を付して、詳細な説明は
省略する。また、その個々の動作については、前記従来
の技術と同様であるので、詳細な説明を省略し、相違す
る部分についてのみ説明する。
【0034】基本的違いは多ピンのLSIにBST用回
路を2組、組み込まれている。図5において、39、3
5,36はBST対応LSI(LSI39とLSI35
とLSI36のTAP信号関連のみ図示)、11−a及
び11−bはバウンダリ・スキャン・テストを行うため
のテストデータの入出力を司るシリアルインターフェイ
スであるTAPコントローラ、12、13は外部のコン
ピュータ(図示せず)から、TAPコントローラ11−
a、11−bを制御するための入出力コネクタである。
入出力コネクタ12,13はBST対応LSIに対し、
入出力コネクタ12、13を介して、入出力コネクタ1
2からは信号名がTDI1、TMS1、TCK1、TR
ST1という信号が、また入出力コネクタ13からは信
号名がTDI2、TMS2、TCK2、TRST2とい
う信号がLSI7に対して入力される。
【0035】TDI1とTDI2、TMS1とTMS
2、TCK1とTCK2、TRST1とTRST2は互
いに全く同じ内容のデジタル信号の“0”(ゼロ)と
“1”の入力信号であり、LSI7内部において、それ
ぞれTDI1、TMS1、TCK1、TRST1という
信号の第一のチェーン構成とTDI2、TMS2、TC
K2、TRST2という信号の第二のチェーン構成から
成り、それぞれ、TDO1とTDO2の信号を出力す
る。そしてそれぞれTDO1はLSI35に入力され、
LSI35からのTDOは入出力コネクタ12に、TD
O2はLSI36に入力され、LSI36からのTDO
は入出力コネクタ13に繋がる。
【0036】以上のように、多ピンのLSIに対してB
STを実行する場合において、LSI内部に複数のBS
T回路を構成し、複数構成したBST回路に対し入出力
コネクタ12,13より同時に並列でBST実行させる
ことにより、BSTの実行時間を大幅に短縮でき、信頼
性の高い基板を量産効率良くテストすることができる。
【0037】図6は本発明の実施の形態5におけるBS
T回路が組み込まれた基板のブロック図である。図6に
おいて40は複数のBST対応LSIが搭載されている
基板である(BST対象ネット図示せず/TDI・TD
Oチェーンネットイメージのみ図示)。12、13は、
外部のコンピュータ(図示せず)から、BST対応LS
Iに対し、信号TDO、TDI、TMS、TCK、TR
STを与える為の基板上の入出力コネクタ。
【0038】そこで、基板上の複数のLSIに対してB
STを実行する場合において、入出力コネクタ12、1
3から基板上のLSIを2系統のBSTチェーン回路に
分割構成する。分割構成したBST回路に対し入出力コ
ネクタ12,13より同時に並列でBST実行させるこ
とにより、BSTの実行時間を大幅に短縮でき、信頼性
の高い基板を量産効率良くテストすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、LSIの
内部に組み込まれたBST回路において、BSTの制御
に必要なTAP信号をLSI内部において複数系統有す
ることにより、一方の系統の端子に異常が発生した場合
においても、他方の系統からの信号を利用してLSI全
体のBSTを実行できるようになり、基板全体のBST
を行う事ができないという事態を回避でき、信頼性の高
い基板のテスト方法を実現できる。
【0040】また、BSTの制御に必要なTAP信号に
ついて、LSI全体のBSTの実行前にBST制御用の
端子のチェックを行うようにする事により、基板全体の
テスト以前にBST制御用の端子のチェックが行えるた
め、BST制御用の端子に異常があるために基板全体の
テストが行えないという事態を回避でき、信頼性の高い
基板のテスト方法を実現できる。
【0041】あるいは、BSTの制御に必要なTAP信
号について、LSIのパッケージの中でも接合の信頼性
の高い位置に優先的に配置する事により、BST制御用
の端子に接合の異常があるために基板全体のテストが行
えないという事態を回避でき、信頼性の高い基板のテス
ト方法を実現できる。
【0042】また、多ピンのLSIに対してBSTを実
行する場合において、LSI内部及び、LSIを実装す
る基板に複数のBST回路を構成し、複数構成したBS
T回路を同時に並列で実行させることにより、BSTの
実行時間を大幅に短縮でき、信頼性の高い基板を量産効
率良くテストすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるBST回路が組
み込まれたLSIのブロック図
【図2】本発明の実施の形態2におけるBST回路が組
み込まれたLSIのブロック図
【図3】本発明の実施の形態3におけるBST回路が組
み込まれたLSIのブロック図
【図4】本発明の実施の形態4におけるBST回路が組
み込まれたBGA、CSPのピン配置を示す図
【図5】本発明の実施の形態5におけるBST回路が組
み込まれたLSIのブロック図
【図6】本発明の実施の形態5におけるBST回路が組
み込まれた基板のブロック図
【図7】従来のBST回路が組み込まれたLSIのブロ
ック図
【符号の説明】
7、34、35、36、39 LSI 8 ロジック回路部 9 入出力ピン 10 バウンダリ・スキャンセル 11 TAPコントローラ 12、13 入出力コネクタ 14〜17 OR回路 40 基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LSIの内部に組み込まれたBST回路に
    おいて、BSTの制御に必要なTAP信号をLSI内部
    において複数系統有し、一方の系統の端子に異常が発生
    した場合においても、他方の系統からの信号を利用して
    LSI全体のBSTを実行できるようにしたことを特徴
    とするバウンダリ・スキャン・テスト方法。
  2. 【請求項2】BSTの制御に必要なTAP信号につい
    て、LSI全体のBSTの実行前にBST制御用の端子
    のチェックを行うようにしたことを特徴とする請求項1
    記載のバウンダリ・スキャン・テスト方法。
  3. 【請求項3】BST制御用の端子をLSI内部において
    他の空端子とショートしておくことで、LSI全体のB
    STの実行前にBST制御用の端子のチェックを行うこ
    とができるようにしたことを特徴とする請求項2記載の
    バウンダリ・スキャン・テスト方法。
  4. 【請求項4】BST制御用の端子と他の空端子とを選択
    的に接続する手段を有し、LSI全体のBSTの実行前
    に、BST制御用の端子と他の空端子を接続した状態で
    BST制御用の端子のチェックを行うことができるよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載のバウンダリ・ス
    キャン・テスト方法。
  5. 【請求項5】BSTの制御に必要なTAP信号につい
    て、LSIのパッケージの中でも接合の信頼性の高い位
    置に優先的に配置することを特徴とする請求項1記載の
    バウンダリ・スキャン・テスト方法。
  6. 【請求項6】LSIのパッケージの中で、BGAやCS
    Pについては、その端子群の中央部付近に配置すること
    を特徴とする請求項5記載のバウンダリ・スキャン・テ
    スト方法。
  7. 【請求項7】多ピンのLSIに対してBSTを実行する
    場合において、LSI内部及び、LSIを実装する基板
    に複数のBST回路を構成することを特徴とする請求項
    1記載のバウンダリ・スキャン・テスト方法。
  8. 【請求項8】複数構成したBST回路を同時に並列で実
    行させることを特徴とする請求項7記載のバウンダリ・
    スキャン・テスト方法。
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JP36025999A Pending JP2001174511A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 バウンダリ・スキャン・テスト方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116338442A (zh) * 2023-05-30 2023-06-27 深圳市微特精密科技股份有限公司 一种dut的边界扫描测试系统及自检测方法

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CN116338442A (zh) * 2023-05-30 2023-06-27 深圳市微特精密科技股份有限公司 一种dut的边界扫描测试系统及自检测方法

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