JP2001174095A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2001174095A
JP2001174095A JP35981299A JP35981299A JP2001174095A JP 2001174095 A JP2001174095 A JP 2001174095A JP 35981299 A JP35981299 A JP 35981299A JP 35981299 A JP35981299 A JP 35981299A JP 2001174095 A JP2001174095 A JP 2001174095A
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Hideaki Okubo
英明 大久保
Isao Shibata
勲 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で熱損失が少なく、熱交換能力の高い熱
交換器を提供する。 【解決手段】 階層状に配置された、放熱側熱交換体
6,19及び吸熱側熱交換体3と、放熱側熱交換体6,
19及び吸熱側熱交換体3の間に介挿された熱電変換素
子モジュール2とを備え、放熱側熱交換体6,19と吸
熱側熱交換体3との間で熱交換を行なう熱交換器におい
て、熱電変換素子モジュール2の外周端部よりも内側の
みを、放熱側熱交換体6,19又は吸熱側ブロック3の
外側から圧接して固定する固定手段10,11,20,
21を備えたことを特徴とする熱交換器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電変換素子を使
用した熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、熱電変換素子を使用して冷媒
や薬液等を温度制御するための熱交換器が知られてい
る。図7は、特開平8−193766号公報による熱交
換器の断面図を示している。
【0003】同図において熱交換器1は、内部の薬液流
路5に薬液を流す伝熱ブロック体3の両側に、モジュー
ル化された熱電変換素子2を高熱伝導性のシリコングリ
ースを介して密着させ、熱電変換素子モジュール2の外
側を内部の冷却水路7に冷却水を流す放熱体6で挟み込
んで構成されている。そして、放熱体6の外側から固定
板10を当接させ、熱交換器1の四隅に配置された締付
ボルト11で固定板10,10を図中上下方向に締めつ
けることにより、伝熱ブロック体3、熱電変換素子モジ
ュール2、及び放熱体6を相互に圧接固定している。こ
のような構成の熱交換器1において、熱電変換素子モジ
ュール2に電流を流すことにより、熱電変換素子モジュ
ール2の電極間に温度差を生じさせ、伝熱ブロック体3
を流れる薬液を冷却又は加熱して所定の温度に制御して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平8−193766号公報に開示された従来技術に
は、次に述べるような問題がある。即ち、締付ボルト1
1が熱交換器1の四隅に配設されているので、締付ボル
ト11で固定板10を締めつけた際に、放熱体6の四隅
が、中央部に比較してより強く締めつけられる。そのた
め、図8に示すように、放熱体6の端部が締めつけによ
ってたわみ、中央部が浮き上がる。その結果、熱電変換
素子モジュール2と放熱体6との間に隙間8が生じるこ
とになる。また、これにより熱電変換素子モジュール2
も不均一な力を受け、熱電変換素子モジュール2と伝熱
ブロック体3との間にも隙間8が生じることがある。
【0005】そして、このような隙間8によって熱の伝
達効率が低下し、冷媒や薬液を所望の温度に制御できな
かったり、又は所望の温度に制御するために、より多く
の電力を必要としたりするという問題がある。さらに
は、締めつけの度合いによってこのような隙間8の大き
さが変化し、熱がよく伝わったり伝わらなかったりして
熱伝達率が変動するので、冷媒や薬液を所望の温度に正
確に制御するのが困難となる。また、熱電変換素子モジ
ュール2に不均一な力がかかるため、熱電変換素子モジ
ュール2が変形したり冷却能力が低下したりすることが
ある。また、このとき放熱体6のたわみを防ぐために締
付ボルト11の締めつけを弱くすると、熱電変換素子モ
ジュール2と伝熱ブロック体3及び放熱体6との間の密
着性が低下し、やはり熱が効率的に伝わらないという問
題がある。或いはこのような問題に対し、固定板10の
四隅以外の位置、例えば熱交換器1の中央部近傍に締付
ボルト11を配置するような対策も考えられる。しかし
ながら、締付ボルト11の近傍には熱電変換素子モジュ
ール2を配置することができないために、熱電変換素子
モジュール2を熱交換器のより外周側に配置しなければ
ならず、同等の熱交換を行なうためには熱交換器1が大
型化してしまうという問題がある。
【0006】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、小型で熱交換能力の高い熱交換器を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、階層状に配置され
た、放熱側熱交換体及び吸熱側熱交換体と、放熱側熱交
換体及び吸熱側熱交換体の間に介装された熱電変換素子
モジュールとを備え、放熱側熱交換体と吸熱側熱交換体
との間で熱交換を行なう熱交換器において、熱電変換素
子モジュールの外周端部から内周側のみを、放熱側熱交
換体又は吸熱側熱交換体の外側から圧接して固定する固
定手段を備えている。
【0008】第1発明によれば、熱電変換素子モジュー
ルの外周端部の面一又はその内周側のみを、放熱側熱交
換体又は吸熱側熱交換体の外側から圧接して固定するよ
うにしている。即ち、熱電変換素子モジュールよりも外
周側を圧接せず、熱電変換素子モジュールが裏面にある
場所のみを圧接している。これにより、放熱側熱交換体
及び吸熱側熱交換体が熱電変換素子モジュールに対して
略均一に圧接されるので、放熱側熱交換体及び吸熱側熱
交換体と、熱電変換素子モジュールとの間に隙間が生じ
ることがない。従って、熱伝達がこのような隙間で遮ら
れることがなく、熱交換が確実に行なわれるので、熱損
失が小さい。また、熱伝達が効率的に行なわれるので、
少ない消費電力及び小さな熱交換器によって、大きな熱
量を熱交換可能である。さらには、熱の交換量が常に一
定となるので、例えば温度制御を行なうような場合に
も、正確に制御することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
による実施形態を詳細に説明する。尚、各実施形態にお
いて、前記従来技術の説明に使用した図、及びその実施
形態よりも前出の実施形態の説明に使用した図と同一の
要素には同一符号を付し、重複説明は省略する。
【0010】まず、第1実施形態を説明する。図1は、
本実施形態による熱交換器の断面図、図2はそのA−A
視平面図である。同図において、熱交換器1は、銅やア
ルミニウム合金等、熱伝導率の高い金属で構成され、薬
液や冷媒等が通る薬液流路5を有する吸熱側熱交換体3
を備えている。吸熱側熱交換体3の両面には、アルミナ
等の絶縁プレート15,15を介して、熱電変換素子モ
ジュール2,2がそれぞれ配設されている。
【0011】熱電変換素子モジュール2は、多数個のP
型熱電変換素子12とn型熱電変換素子13とを、例え
ば銅のプレート等で構成された電極14,14で互いに
接続し、モジュール化して構成されている。本実施形態
では、このようなモジュールを直列又は並列に電気的に
接続したものを複数個並べた配置としているが、大型の
モジュールを1個だけ用いてもよい。
【0012】熱電変換素子モジュール2,2の外側に
は、絶縁プレート15,15を介して、例えば銅製の放
熱側熱交換体6が配置されている。放熱側熱交換体6の
内部には、冷却水が通る冷却水流路7が形成されてい
る。熱電変換素子モジュール2と絶縁プレート15との
間、並びに絶縁プレート15と吸熱側熱交換体3及び放
熱側熱交換体6との間には高熱伝導性のシリコングリー
スが塗布され、密着性を良くして熱の伝導性を高めてい
る。或いは、シリコングリースの代わりに高熱伝導性の
接着剤が塗布されている場合もある。尚、説明において
は、階層状に重ねられた熱交換体3,6のうち、最も上
方にある熱交換体3,6のさらに上方、及び最も下方に
ある熱交換体3,6のさらに下方を、外側と称する。
【0013】このような熱電変換素子モジュール2に図
示しない制御回路によって電流を流すことにより、熱電
変換素子モジュール2の電極14,14間に温度差を生
じさせ、放熱側熱交換体6の内部を通過する薬液又は冷
媒等を冷却している。また、例えば温度センサで薬液又
は冷媒等の温度を測定し、その信号を制御回路に取り入
れるようにすれば、薬液又は冷媒等を所定の温度に制御
することも可能となっている。尚、本実施形態では薬液
又は冷媒等を冷却するようにして説明しているが、熱電
変換素子モジュール2の電流を流す方向を変更すること
により、薬液又は冷媒等を加熱することも可能である。
【0014】放熱側熱交換体6の外側には固定板10が
当接され、四隅に配置された締付ボルト11により、放
熱側熱交換体6を両側から圧接している。このとき、固
定板10の放熱側熱交換体6に当接する面には、複数個
並べられた熱電変換素子モジュール2の最外周部から内
周側が、より高くなるような凸部16が形成されてい
る。このとき、凸部16は、熱電変換素子モジュール2
の最外周部に面一に合わせられていてもよく、最外周部
より内周側のみであってもよい。このような固定板10
を放熱側熱交換体6に当てがって四隅の締付ボルト11
を締めると、固定板10の凸部16のみが放熱側熱交換
体6に当接する。従って、放熱側熱交換体6の、熱電変
換素子モジュール2が裏面に配置された部位にのみ圧接
力がかかり、放熱側熱交換体6がたわむことがない。即
ち、熱電変換素子モジュール2を略均一に圧接すること
が可能となり、熱電変換素子モジュール2と放熱側熱交
換体6との間に隙間8が生じることがなく、全面にわた
って密着する。
【0015】このとき、凸部16は、放熱側熱交換体6
に設けるようにしてもよい。即ち、放熱側熱交換体6が
固定板10に当接する面の、熱電変換素子モジュール2
の最外周部から内周側に設けてもよい。また、凸部16
は固定板10や放熱側熱交換体6と一体と限られるもの
ではなく、別の板等によって形成してもよい。また、こ
のとき凸部16は剛体であれば、固定板10や放熱側熱
交換体6と異なる材質であってもよい。さらに図1に示
すように、凸部16の外周側に、ゴムやバネ等の弾性体
18を固定板10と放熱側熱交換体6との間に介装させ
ると、固定板10が歪むのを防止できるのでなお良い。
【0016】以上説明したように本実施形態によれば、
熱交換器1を両側から圧接して固定する固定板10に、
熱電変換素子モジュール2の最外周部から内周側を高く
した凸部16を設けている。そして、この固定板10を
締付ボルト11で締めつけて、熱交換器1を固定してい
る。これにより、固定板10の四隅を締付ボルト11で
締めつけた場合に、熱電変換素子モジュール2よりも内
周側にある固定板10の凸部16のみが放熱側熱交換体
6を押すことになる。従って、放熱側熱交換体6の、裏
面に熱電変換素子モジュール2がある部分が均一に押さ
れ、放熱側熱交換体6がたわむことがない。即ち、熱電
変換素子モジュール2と放熱側熱交換体6及び吸熱側熱
交換体3との間が均一に密着するので、熱の伝達が効率
良く、しかも常に一定の伝達率で行なわれ、少ない電力
で正確な温度制御を行なうことが可能となる。
【0017】また、このような固定手段を取ることによ
り、締付ボルト11を強く締めつけても、熱電変換素子
モジュール2と放熱側熱交換体6及び吸熱側熱交換体3
との間が離れることがない。従って、締付ボルト11
を、より強固に締めつけることが可能となり、熱電変換
素子モジュール2と放熱側熱交換体6及び吸熱側熱交換
体3との間の密着性が向上する。即ち、熱が効率的に伝
わるようになり、少ない電力で精度良く薬液や冷媒を温
度制御することが可能となる。さらに、締付ボルト11
を熱交換器1の四隅のみに設け、中央部には設けていな
いので、締付ボルト11が熱電変換素子モジュール2の
配置を妨げることがない。従って、熱交換器1を大型化
することなく、このような効果を実現することが可能で
ある。尚、熱電変換素子モジュール2が1個のみ配置さ
れている場合には、その外周端部から内周側が高くなる
ように凸部16を設ければよい。
【0018】本実施形態の他の実施例を図3に示す。同
図においては、固定板10の熱電変換素子モジュール2
の最外周部から内周側に、複数の突起17を設けてい
る。これにより、この突起17が、放熱側熱交換体6
の、裏側に熱電変換素子モジュール2がある部位にのみ
当接する。従って、放熱側熱交換体6がたわむことがな
く、熱電変換素子モジュール2と放熱側熱交換体6及び
吸熱側熱交換体3との間に隙間8が生じないので、上述
したものと同様の効果が得られる。なお、上記実施形態
の説明では、締付ボルト11は固定板10の外側から締
めつけるように説明しているが、これに限られるもので
はなく、バネ等の弾性体や、ターンバックル等で固定板
10の内側から引っ張って、熱交換器1を圧接固定する
ようなものでもよい。即ち、階層状に配置されている放
熱側熱交換体6及び吸熱側熱交換体3のうち、最も外側
に配置された放熱側熱交換体6又は吸熱側熱交換体3の
外側から、固定板10が圧接するような形であればよ
い。また、上記実施形態では、最も外側にある放熱側熱
交換体6又は吸熱側熱交換体3の両外側に凸部16や突
起17を設けるようにしているが、いずれか片側だけで
もよい。即ち、片方の放熱側熱交換体6又は吸熱側熱交
換体3の外側のみに凸部16や突起17を設けて圧接す
るようにしても、従来技術よりも隙間8を少なくするこ
とが可能であり、熱損失を小さくする効果がある。
【0019】次に、第2実施形態について説明する。図
4は、本実施形態による熱交換器1の断面図である。同
図において、熱交換器1は、吸熱側熱交換体3と、図示
しないファンによって空冷冷却される放熱フィン19
と、吸熱側熱交換体3及び放熱フィン19の間に介装さ
れた熱電変換素子モジュール2とを備えている。そし
て、熱電変換素子モジュール2に電流を流すことにより
電極14,14間に温度差が生じ、吸熱側熱交換体3の
内部に設けられた薬液流路5を通過する薬液又は冷媒等
を冷却する。
【0020】放熱フィン19の外側には、C字型のクリ
ップ20が、放熱フィン19を挟み込んで押さえてい
る。クリップ20は、バネの性状を有しており、放熱フ
ィン19からはずすとバネ力でC字型の口を閉じるよう
に構成されている。このバネ力で、放熱フィン19及び
吸熱側熱交換体3を挟み込み、熱電変換素子モジュール
2を圧接している。このとき、クリップ20の先端部
は、熱電変換素子モジュール2の外周部から内周側で放
熱フィン19及び吸熱側熱交換体3に当接している。即
ち、クリップ20の先端が当接する放熱フィン19及び
吸熱側熱交換体3の裏面に熱電変換素子モジュール2が
あるようにし、クリップ20によって放熱フィン19及
び吸熱側熱交換体3を熱電変換素子モジュール2ごと押
さえている。これにより、放熱フィン19及び吸熱側熱
交換体3がたわむことがなく、熱電変換素子モジュール
2と放熱フィン19及び吸熱側熱交換体3との間に隙間
8ができないようになっている。
【0021】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、クリップ20によって、放熱フィン19及び吸熱側
熱交換体3の、裏面に熱電変換素子モジュール2のある
位置を押さえている。これにより、熱電変換素子モジュ
ール2と放熱フィン19及び吸熱側熱交換体3との間が
均一に圧接されるので、第1実施形態と同様にこれらの
間に隙間8ができず、常に良好に密着する。従って、両
者の間で熱の伝達が効率良く、しかも常に一定の伝達率
で行なわれるので、少ない電力で正確な温度制御を行な
うことが可能となる。また、クリップ20のバネ力によ
って、熱交換器1を圧接している。これにより、常にほ
ぼ一定の力で熱電変換素子モジュール2を放熱フィン1
9及び吸熱側熱交換体3に圧接できるので、組立時に締
付ボルト11の締付トルクを管理する必要がない。さら
に、クリップ20はワンタッチで取付が可能であり、四
隅の締付ボルト11を締めるのに比べて、組み立ての手
間が省力化される。また、四隅に締付ボルト11を配置
するのに比べて場所を取らず、熱交換器1が小型化す
る。尚、本実施形態においては、空冷式の熱交換器1に
ついて説明したが、これに限られるものではない。即
ち、放熱フィン19の代わりに、第1実施形態と同様の
内部に冷却水を流す冷却水路7を有する放熱側熱交換体
6を備えた水冷式の熱交換器1に対しても応用可能であ
る。
【0022】図5に、本実施形態の他の実施例を示す。
同図において、放熱フィン19はC字型のクランプ21
によって挟み込まれており、クランプ21の上部に設け
られたネジ部22を回転させることにより、熱交換器1
を圧接している。このとき、クランプ21の先端は、熱
電変換素子モジュール2の外周部から内周側で放熱フィ
ン19及び吸熱側熱交換体3に当接している。これによ
り、熱電変換素子モジュール2と放熱フィン19及び吸
熱側熱交換体3との間に隙間8ができないようにするこ
とが可能である。
【0023】尚、上記各実施形態において、放熱側熱交
換体6の冷却水路7には、冷却水ではなく、不凍液など
の他の冷媒を流すようにしてもよい。そのような場合に
は、腐食が少ないので、放熱側熱交換体6をアルミニウ
ム又はその合金で構成してもよい。さらには、冷媒や薬
液等を冷却又は加熱するばかりではなく、水や或いは他
の液体を冷却又は加熱する熱交換器1に対しても適用可
能である。また、このような熱電変換素子モジュール2
を使用した熱交換器1は、半導体製造用に使用されるの
が最も一般的であるが、勿論、他の目的に使用されるも
のでもよい。また、放熱側熱交換体6及び吸熱側熱交換
体3を交互に2段又は3段に階層状に重ねた熱交換器1
について説明したが、これに限られるものではなく、さ
らに多段の階層を有するような熱交換器1についても同
様である。
【0024】また、図6に示すように上記の固定手段
を、半導体ウェハ24を冷却又は加熱するための温度調
整プレート23に利用してもよい。同図において温度調
整プレート23は、載置プレート25と冷却水路7を備
えた放熱側熱交換体6とを略平行に配置し、その間に熱
電変換素子モジュール2を介装している。載置プレート
25の上面には位置決めピン26が設置され、この位置
決めピン26上に半導体ウェハ24を載置し、熱電変換
素子モジュール2で熱交換を行なって、半導体ウェハ2
4の温度を制御する。載置プレート25と放熱側熱交換
体6とは、第2実施形態で説明したようなクリップ20
で挟み込んで固定されている。これにより、熱電変換素
子モジュール2の接触面に隙間8が生じるのを防止し、
熱損失を減らして熱交換効率を向上させることが可能で
ある。即ち、薬液や冷媒を冷却又は加熱する熱交換器ば
かりでなく、このような半導体ウェハ24の温度を制御
する温度調整プレート23においても、本発明を応用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態による熱交換器の断面図。
【図2】熱交換器の平面図。
【図3】熱交換器の断面図。
【図4】第2実施形態による熱交換器の断面図、
【図5】熱交換器の断面図。
【図6】温度調整プレートの断面図。
【図7】従来技術による熱交換器の断面図。
【図8】熱交換器の断面図。
【符号の説明】
1:熱交換器、2:熱電変換素子モジュール、3:吸熱
側熱交換体、5:薬液流路、6:放熱側熱交換体、7:
冷却水流路、8:隙間、10:固定板、11:締付ボル
ト、12:P型熱電変換素子、13:n型熱電変換素
子、14:電極、15:絶縁プレート、16:凸部、1
7:突起、18:弾性体、19:放熱フィン、20:ク
リップ、21:クランプ、22:ネジ部、23:温度調
整プレート、24:半導体ウェハ、25:載置プレー
ト、26:位置決めピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層状に配置された、放熱側熱交換体
    (6,19)及び吸熱側熱交換体(3,23)と、 放熱側熱交換体(6,19)及び吸熱側熱交換体(3)の間に介
    装された熱電変換素子モジュール(2)とを備え、 放熱側熱交換体(6,19)と吸熱側熱交換体(3,23)との間で
    熱交換を行なう熱交換器において、 放熱側熱交換体(6,19)又は吸熱側熱交換体(3,23)の、熱
    電変換素子モジュール(2)の外周端部から内周側のみ
    を、外側から圧接して固定する固定手段(10,11,20,21)
    を備えたことを特徴とする熱交換器。
JP35981299A 1999-12-17 1999-12-17 熱交換器 Withdrawn JP2001174095A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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