JP2001173049A - シャワー取付装置 - Google Patents

シャワー取付装置

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JP2001173049A
JP2001173049A JP36015599A JP36015599A JP2001173049A JP 2001173049 A JP2001173049 A JP 2001173049A JP 36015599 A JP36015599 A JP 36015599A JP 36015599 A JP36015599 A JP 36015599A JP 2001173049 A JP2001173049 A JP 2001173049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な手段で、使用者がシャワーを垂直軸回
りおよび水平軸回りに角度を調節して使用し得るシャワ
ー取り付け装置を提供すること。 【解決手段】 既設のシャワー本体掛け具に、固定手段
16を介して固定スリーブ11を固定し、前記固定スリ
ーブ11に、第1の調節手段を介して可動スリーブ22
を、垂直軸Y−Yの回りに回転可能にかつ使用者の選択
した角度に固定可能に取り付け、前記可動スリーブ22
に、第2の調節手段を介してシャワー本体用の受け台4
0を、水平軸X−Xの回りに回転可能にかつ使用者が選
択した角度に固定可能に取り付け、前記受け台40に、
シャワー本体8のシャンク9を差し込んで取り付け可能
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャワー取り付け
装置に係り、特に使用者が垂直軸回り、つまり左右方向
に選択した角度、および水平軸回り、つまり上下方向に
選択した角度に調節して使用するために好適なシャワー
取り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室またはシャワー室の壁面に、
上下方向に長いスライドバーを固定し、このスライドバ
ーに沿ってスライド可能にシャワーフックを設け、この
シャワーフックにシャワー本体のシャンクを掛け止め、
シャワーの位置を上下方向に調節して使用可能に構成し
たものが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、大幅に設備費が嵩むという課題があり、またシャ
ワーの位置を上下方向に調節して使用することができる
ものの、垂直軸回りに、つまり左右方向に角度を調節し
て使用することができないという課題があった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、簡易な手段で、使用者が
シャワーを垂直軸回りおよび水平軸回りに角度を調節し
て使用し得るシャワー取り付け装置を提供することにあ
る。
【0005】また、本発明の他の目的は、色々なメーカ
で製造され,販売され、かつ取り付けられている既設の
シャワー本体掛け具に、簡単にかつ堅固に取り付けて使
用できるシャワー取り付け装置を提供することにある。
【0006】さらに、本発明の他の目的は、各部材を簡
単に分解して洗浄し、衛生的に使用でき、さらには可動
スリーブ内の内部部品の点検・交換をも容易に行い得る
シャワー取り付け装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では既設のシャワー本体掛け具に、固定手段
16を介して固定スリーブ11を固定し、前記固定スリ
ーブ11に、第1の調節手段を介して可動スリーブ22
を、垂直軸Y−Yの回りに回転可能にかつ使用者の選択
した角度に固定可能に取り付け、前記可動スリーブ22
に、第2の調節手段を介してシャワー本体用の受け台4
0を、水平軸X−Xの回りに回転可能にかつ使用者が選
択した角度に固定可能に取り付け、前記受け台40に、
シャワー本体8のシャンク9を差し込んで取り付け可能
に構成している。
【0008】また、前記目的を達成するため、本発明で
は前記固定スリーブ用の固定手段16を、既設のシャワ
ー本体掛け具に差し込んだ固定スリーブ11の下部外側
に、上面を斜面18に形成した傾斜パイプ17を嵌め、
この傾斜パイプ17の下部から固定スリーブ11の内部
に向かって締め付けボルト19をねじ込んで固定するよ
うに構成している。
【0009】さらに、前記目的を達成するため、本発明
では前記可動スリーブ22の一方の端部に、内部部品押
し出し用のピン穴30を設け、このピン穴30に差し込
んで可動スリーブ22内の内部部品45を押し出すため
の押し出しピン66を有する部品押し出し部材64を備
えている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。なお、本発明は図示の実施例にのみ限
定されるものでなく、本発明の精神に基づく範囲内で種
々の変更は許容されることは勿論である。
【0011】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は分解斜視図、図2は縦断側面図、図3は使用
状態の斜視図である。
【0012】これらの図に示す実施例におけるシャワー
取り付け装置10は、既設のシャワー本体掛け具1に、
固定スリーブ11が装着されている。この固定スリーブ
11は、下部に向かって直径を漸減するテーパ状に形成
されたスリーブ本体12と、直状に形成された軸部分1
3とを有している。前記スリーブ本体12の一側部に
は、ねじ穴14が設けられている。前記軸部分13の下
部には、他のねじ穴15が設けられている。
【0013】前記固定スリーブ11は、シャワー本体掛
け具1のフォーク状の部分2に軸部分13を差し込み、
テーパ状のスリーブ本体12を介して前記フォーク状の
部分2に掛け止められている。そして、前記固定スリー
ブ11はシャワー本体掛け具1に、固定手段16を介し
て固定されている。
【0014】この固定手段16は、固定スリーブ11の
軸部分13に設けられたねじ穴15と、上面が斜面18
に形成された傾斜パイプ17と、前記ねじ穴15にねじ
込むねじ棒20とつまみ21とを有する締め付けボルト
19とを備えている。そして、シャワー本体掛け具1の
フォーク状の部分2に掛け止められた固定スリーブ11
の下方から、同固定スリーブ11の軸部分13の外側
に、傾斜パイプ17を嵌める。このとき、傾斜パイプ1
7の斜面18の頂部をシャワー本体掛け具1のフォーク
状の部分2の先端側に配置して嵌め込む。ついで、固定
スリーブ11の軸部分13に形成されているねじ穴15
に、締め付けボルト19のねじ棒20をねじ込んで締め
付ける。これにより、傾斜パイプ17の斜面18の頂部
がシャワー本体掛け具1のフォーク状の部分2間にくさ
び状に食い込み、シャワー本体掛け具1のフォーク状の
各部分2の下面に、傾斜パイプ17の斜面18が2点で
当接し、固定スリーブ11のテーパ状のスリーブ本体1
2を強力に引き付け、シャワー本体掛け具1のフォーク
状の部分2に固定スリーブ11を固定するようにしてい
る。
【0015】前記固定スリーブ11には、可動スリーブ
22が装着されている。この可動スリーブ22は、水平
軸X−X方向に長いスリーブ本体23と、これの下部に
テーパ状に形成された部分24と、このテーパ状の部分
24に続いて垂直軸Y−Y方向の下方に長く設けられた
軸部分25とを有して構成されている。この可動スリー
ブ22のスリーブ本体23における上半部には、スリー
ブ本体23の外周方向に長い長穴27が形成されてい
る。また、同スリーブ本体23にはテーパ状の部分24
との境付近に、ドレン穴28が設けられている。さら
に、同スリーブ本体23の一端部には、中央部にねじ穴
29が設けられ、このねじ穴29と同心円上には互いに
所定の間隔をおいて4個のピン穴30が設けられてい
る。前記テーパ状の部分24は、固定スリーブ11のス
リーブ本体12と同様のテーパに形成されている。前記
可動スリーブ22の軸部分25は、固定スリーブ11の
スリーブ本体12の内部に嵌合する直径に形成されてい
る。また、前記軸部分25には小径のくびれ部26が形
成されている。
【0016】そして、可動スリーブ22は固定スリーブ
11に第1の調節手段を介して、垂直軸Y−Yの回りに
回転可能にかつ使用者が選択した角度に固定可能に取り
付けられている。
【0017】この第1の調節手段は、固定スリーブ11
のスリーブ本体12と可動スリーブ22のテーパ状の部
分24間にすべり座金31をはさんで、固定スリーブ1
1のスリーブ本体12の内部に、可動スリーブ22の軸
部分25を回転可能に嵌合させ、かつ固定スリーブ11
のスリーブ本体12の一側部に設けられたねじ穴14
に、ねじ棒33とつまみ34とを有する締め付けボルト
32の前記ねじ棒33をねじ込み、可動スリーブ22の
軸部分25のくびれ部26を締め付けて固定するように
している。
【0018】前記可動スリーブ22に形成された長穴2
7には、カバー部材36が被せられている。このカバー
部材36は、長穴カバー37と、カラー38とを有して
いる。前記長穴カバー37は、可動スリーブ22に形成
された長穴27よりも長く形成されていて、常に長穴2
7を覆い、長穴27に浴水や指が入らないようにしてい
る。カバー部材36のカラー38と長穴カバー37とに
貫通させて、軸挿通穴39が設けられている。
【0019】前記可動スリーブ22には、カバー部材3
6に設けられた軸挿通穴39と、可動スリーブ22のス
リーブ本体23に形成された長穴27を通じて、シャワ
ー本体用の受け台40の軸部分43が挿入されている。
この受け台40は、受け台本体41と、軸部分43とを
有している。前記受け台本体41の先端部は、シャワー
本体8のシャンク9を掛け止めるシャンク用穴42を有
するフォーク状に形成されている。前記軸部分43に
は、ねじ棒60を挿通するための穴44が設けられてい
る。また、軸部分43の下部は角穴になっている。
【0020】前記シャワー本体用の受け台40は、可動
スリーブ22に第2の調節手段を介して、水平軸X−X
の回りに回転可能にかつ使用者が選択した角度に固定可
能に取り付けられている。この第2の調節手段は、可動
スリーブ22のスリーブ本体23の内部に組み込まれた
内部部品45と、可動スリーブ22の水平軸X−X方向
の他端部側から一端部側に向かって締め付ける摩擦力増
圧部材59とを備えて構成されている。
【0021】前記内部部品45は、可動スリーブ22の
スリーブ本体23の一端部に設けられたピン穴30側の
端部から他端部に向かって順次配置されたゴム製等の高
摩擦板46と、超高分子ポリエチレンからなり滑りを良
好とし摩擦の少ない摩擦固定環47と、プラスチック製
等の回動・摩擦固定ブロック49と、超高分子ポリエチ
レン製の摩擦固定環55と、ゴム製等の高摩擦板57
と、金属製の押さえ座金58とを備えている。前記回動
・摩擦固定ブロック49は、軸方向の中間部の円形部5
0と、軸方向の両端部に45°等のテーパ面に形成され
たテーパ部51,52とを有している。前記回動・摩擦
固定ブロック49の円形部50には、軸方向に対して直
交する方向の一端部から内部に向かって穴53が形成さ
れている。この穴53には、前記シャワー本体用の受け
台40の軸部分43が挿通され、かつ軸部分43の下部
の角穴は円形部50の内部下端に形成された角穴と勘合
される。また、回動・摩擦固定ブロック49の円形部5
0の外周には、ドレン溝54が形成されている。前記摩
擦固定環47,55には、回動・摩擦固定ブロック49
に形成されたテーパ部51,52にフィットするテーパ
面48,56が形成されている。前記内部部品45に
は、それぞれの中心部にねじ棒挿通穴が設けられてい
る。
【0022】前記摩擦力増圧部材59は、ねじ棒60
と、操作用のつまみ61とを有している。前記ねじ棒6
0は、内部部品45に設けられたねじ棒挿通穴に挿通さ
れ、可動スリーブ22のスリーブ本体23の一端部に設
けられたねじ穴29に螺合されている。
【0023】そして、前記第2の調節手段は可動スリー
ブ22のスリーブ本体23内に内部部品45が組み込ま
れた状態で、回動・摩擦固定ブロック49の円形部50
に形成された穴53に、シャワー本体用の受け台40の
軸部分43を挿通し、かつ内部部品45の回動・摩擦固
定ブロック49にシャワー本体用の受け台40を取り付
けている。また、前記内部部品45の中央部に、摩擦力
増圧部材59のねじ棒60を挿通させ、このねじ棒60
は軸部分43の穴44も貫通し、かつねじ棒60に設け
られたおねじを、可動スリーブ22のスリーブ本体23
の一端部に形成されたねじ穴29にねじ込み、可動スリ
ーブ22のスリーブ本体23に摩擦力増圧部材59を取
り付けている。その結果、この第2の調節手段では摩擦
力増圧部材59の締め付け力を緩めると、回動・摩擦固
定ブロック49と摩擦固定環47,55と高摩擦板4
6,57間の摩擦力が緩和され、回動・摩擦固定ブロッ
ク49に取り付けられたシャワー本体用の受け台40
を、可動スリーブ22のスリーブ本体23に形成された
長穴27に沿って、水平軸X−Xの回りに回転させ、受
け台40の上下方向の位置を調節し得るようになってい
る。かかる上下方向の位置を調節後、摩擦力増圧部材5
9を締め付けると、回動・摩擦固定ブロック49と摩擦
固定環47,55と高摩擦板46,57とが互いに摩擦
力で結合し、シャワー本体用の受け台40が調節された
位置に固定される。
【0024】つぎに、前述のごとく構成したシャワー取
り付け装置10を使用する場合について説明する。
【0025】まず、固定スリーブ11に第1の調節手段
を介して可動スリーブ22を取り付け、この可動スリー
ブ22に内部部品45と摩擦力増圧部材59とを含む第
2の調節手段を組み込み、可動スリーブ22に形成され
た長穴27にカバー部材36を装着し、第2の調節手段
の内部部品45の回動・摩擦固定ブロック49に、シャ
ワー本体用の受け台40を取り付けているものとする。
【0026】かかるシャワー取り付け装置10を既設の
シャワー本体掛け具1に固定するには、図3に示すよう
に、シャワー本体掛け具1のフォーク状の部分2間に、
その上方から固定スリーブ11の軸部分13をガイドと
して、テーパ状に形成されたスリーブ本体12を差し込
む。
【0027】ついで、固定スリーブ11の下方から、同
固定スリーブ11の軸部分13の外側に、固定スリーブ
用の固定手段16を構成している傾斜パイプ17を嵌め
る。この場合、フィットして嵌め込むことができるよう
に、傾斜パイプ17の内周面は軸部分13やスリーブ本
体12の外形とほぼ対応した形状になっていることは勿
論である。このとき、傾斜パイプ17の上面が斜面18
に形成されているので、この斜面18の頂部をシャワー
本体掛け具1のフォーク状の部分2の先端側に配置す
る。そして、固定スリーブ11の軸部分13に形成され
たねじ穴15に、固定スリーブ用の固定手段16を構成
している締め付けボルト19のねじ棒20をねじ込み、
締め付ける。
【0028】その結果、図3から分かるように、シャワ
ー本体掛け具1のフォーク状の部分2の先端部間に、傾
斜パイプ17の斜面18の頂部がくさび状に食い込み、
シャワー本体掛け具1のフォーク状の各部分2の下面
に、傾斜パイプ17の斜面18が必ず2点で当接し、シ
ャワー本体掛け具1のフォーク状の部分2間に固定スリ
ーブ11のテーパ状のスリーブ本体12を強力に引き付
ける。これにより、シャワー本体掛け具1のフォーク状
の部分2に、シャワー取り付け装置10の固定スリーブ
11を堅固に固定することができる。しかも、既製のい
かなる形状のシャワー本体掛け具に対しても、前記固定
手段16によりシャワー取り付け装置10の固定スリー
ブ11を取り付けることができる。
【0029】以上のように、シャワー本体掛け具1にシ
ャワー取り付け装置10を固定した状態で、シャワー本
体用の受け台40の受け台本体41に形成されたシャン
ク用穴42に、シャワー本体8のシャンク9を掛け止
め、シャワー本体8を使用する。
【0030】この使用時に、シャワー本体8の垂直軸Y
−Y回りの角度を調節する場合は、第1の調節手段の締
め付けボルト32を緩め、可動スリーブ22と、これに
付属の部材とを垂直軸Y−Yの回りに回転させ、角度を
調節した後、締め付けボルト32を締め付ける。これに
より、シャワー本体用の受け台40を介してシャワー本
体8の垂直軸Y−Y回りの角度、つまり左右方向の角度
を使用者が選択した角度に簡単に調節することができ
る。
【0031】また、シャワー本体8の水平軸X−X回り
の角度を調節する場合は、シャワー本体用の受け台40
を水平軸X−Xの回りに回転させ、長穴27の有効長さ
の範囲内で角度を調節した後、摩擦力増圧部材59を締
め付ける。この摩擦力増圧部材59を締め付けると、内
部部品45が摩擦力により互いに結合し、シャワー本体
用の受け台40を調節された角度に保持する。その結
果、シャワー本体用の受け台40を介してシャワー本体
8の水平軸X−X回りの角度、つまり上下方向の角度を
使用者が選択した角度に簡単に調節することができる。
【0032】シャワー本体8の使用時に、可動スリーブ
22の長穴27の上に被せたカバー部材36により、長
穴27から可動スリーブ22内に浴水が浸入する不具合
を防止することができるし、また誤って長穴27に指を
入れてしまうようなトラブルを防ぐことができる。
【0033】仮に、長穴27を通じて可動スリーブ22
内に浴水が浸入しても、その水は回動・摩擦固定ブロッ
ク49に形成されたドレン溝54から、可動スリーブ2
2のスリーブ本体23の下部側に形成されたドレン穴2
8を通じて排出される。
【0034】なお、前記固定スリーブ用の固定手段1
6、第1の調節手段および第2の調節手段の具体的な構
造は、図面に示す実施例に限らず、所望の機能を発揮し
得るものであればよい。ただし、固定スリーブ用の固定
手段16を、斜面18を有する傾斜パイプ17と、固定
スリーブ11の軸部分13に形成されたねじ穴15にね
じ込んで締め付ける締め付けボルト19とにより構成す
れば、前述のごとく、シャワー本体掛け具のフォーク状
の部分間に、固定スリーブ11を強力に引き付け、堅固
に固定することができる。
【0035】また、可動スリーブ22の内部部品45の
回動・摩擦固定ブロック49に対するシャワー本体用の
受け台40の結合構造は、例えばテーパ軸とテーパ穴と
により結合するようにしてもよく、取り付け軸と取り付
け穴の一方に斜面を有するキーを設け、他方に斜面を有
するキー溝を形成して結合するようにしてもよい。
【0036】つぎに、図4は可動スリーブ内の内部部品
の押し出し用具を示す斜視図である。
【0037】この内部部品の押し出し用具は、内部部品
が組み込まれている可動スリーブ用の受け台63と、部
品押し出し部材64とを備えている。
【0038】前記可動スリーブ用の受け台63は、全体
として中空に形成され、上部に内部部品45を組み込ん
だ状態で可動スリーブ22のスリーブ本体23を受け止
め可能に形成され、また押し出された内部部品45と摩
擦力増圧部材59とを一連に収容可能に形成されてい
る。
【0039】前記部品押し出し部材64は、盤状の本体
65に、4本の押し出しピン66を植設して構成されて
いる。前記4本の押し出しピン66は、可動スリーブ2
2のスリーブ本体23の一端部に形成された4個のピン
穴30に挿入可能に設けられている。
【0040】前記可動スリーブ22のスリーブ本体23
内に組み込まれている内部部品45を取り出すときは、
摩擦力増圧部材59をねじ穴29から外したうえで、可
動スリーブ22のスリーブ本体23の開口部を下向きに
して、受け台63上にスリーブ本体23を載置する。
【0041】ついで、可動スリーブ22のスリーブ本体
23に形成されたピン穴30に、部品押し出し部材64
の押し出しピン66を差し込み、部品押し出し部材64
の本体65を手で押すだけで、内部部品45と摩擦力増
圧部材59とを可動スリーブ用の受け台63内に簡単に
押し出し、取り出すことができる。
【0042】そして、取り出した内部部品45を洗浄
し、点検を行う。また、内部部品45を取り出した後、
可動スリーブ22のスリーブ本体23も洗浄する。これ
により、可動スリーブ22や内部部品45を衛生的に使
用することができるし、可動スリーブ22のスリーブ本
体23内の内部部品45の点検・交換を容易に行うこと
ができる。
【0043】なお、部品押し出し用のピン穴30の個数
および押し出しピン66の本数は、図面に示す4個・4
本ずつに限らないこと勿論である。
【0044】続いて、図5および図6は既製のシャワー
本体掛け具の色々な形状を示す斜視図である。
【0045】その図5に示すシャワー本体掛け具3は、
フォーク状の部分4の下面が流線型に形成されている。
【0046】また、図6に示すシャワー本体掛け具5
は、フォーク状の部分6の上面および下面がほぼ平行に
形成されている。
【0047】本発明の図1〜図3に示す実施例によれ
ば、これら図5および図6に示す既製のシャワー本体掛
け具3,5に対しても、簡単にかつ堅固に取り付けて使
用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では既設の
シャワー本体掛け具に、固定手段16を介して固定スリ
ーブ11を固定し、前記固定スリーブ11に、第1の調
節手段を介して可動スリーブ22を、垂直軸Y−Yの回
りに回転可能にかつ使用者の選択した角度に固定可能に
取り付け、前記可動スリーブ22に、第2の調節手段を
介してシャワー本体用の受け台40を、水平軸X−Xの
回りに回転可能にかつ使用者が選択した角度に固定可能
に取り付け、前記受け台40に、シャワー本体8のシャ
ンク9を差し込んで取り付け可能に構成しているので、
簡易な手段で、使用者が選択するところに従い、シャワ
ー本体8を垂直軸Y−Y回りに、つまり左右方向に角度
を調節し、さらには水平軸X−X回りに、つまり上下方
向に角度を調節して使用し得る効果がある。
【0049】また、本発明では前記固定スリーブ用の固
定手段16を、既設のシャワー本体掛け具のフォーク状
の部分に差し込んだ固定スリーブ11の下部外側に、上
面を斜面18に形成した傾斜パイプ17を嵌め、この傾
斜パイプ17の下部から固定スリーブ11の内部に向か
って締め付けボルト19をねじ込んで固定するように構
成しており、前記傾斜パイプ17の斜面18の頂部をシ
ャワー本体掛け具のフォーク状の部分の先端側に配置
し、締め付けボルト19を締め付けることによって、シ
ャワー本体掛け具のフォーク状の部分の先端部間に、傾
斜パイプ17の斜面18の頂部がくさび状に食い込み、
シャワー本体掛け具のフォーク状の各部分の下面に、傾
斜パイプ17の斜面18が2点で当接し、シャワー本体
掛け具のフォーク状の部分間に固定スリーブ11を強力
に引き付けるので、既設のいかなる形状のシャワー本体
掛け具に対しても、本発明にかかるシャワー取り付け装
置10を簡単にかつ堅固に取り付けて使用し得る効果が
ある。
【0050】さらに、本発明では前記可動スリーブ22
の一方の端部に、内部部品押し出し用のピン穴30を設
け、このピン穴30に差し込んで可動スリーブ22内の
内部部品45を押し出すための押し出しピン66を有す
る部品押し出し部材64を備えているので、押し出し部
材64により可動スリーブ22内の内部部品45を簡単
に押し出し、取り出して洗浄でき、また内部部品45を
取り出した後の可動スリーブ22内も洗浄できるため、
衛生的に使用し得る効果を有する外、内部部品45の点
検・交換をも容易に行い得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の縦断側面図である。
【図3】同実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図4】同実施例における可動スリーブ内の内部部品の
押し出し用具を示す斜視図である。
【図5】既製のシャワー本体掛け具の他の例を示す斜視
図である。
【図6】既製のシャワー本体掛け具のさらに他の例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1,3,5 シャワー本体掛け具 2,4,6 シャワー本体掛け具のフォーク状の部分 8 シャワー本体 9 シャワー本体のシャンク 10 シャワー取り付け装置 X−X 水平軸 Y−Y 垂直軸 11 固定スリーブ 14 第1の調節手段を構成しているねじ穴 15 固定手段を構成しているねじ穴 16 固定スリーブ用の固定手段 17 傾斜パイプ 18 傾斜パイプの斜面 19 締め付けボルト 22 可動スリーブ 23 可動スリーブのスリーブ本体 25 可動スリーブの軸部分 27 長穴 29 第2の調節手段を構成しているねじ穴 30 内部部品押し出し用のピン穴 32 第1の調節手段を構成している締め付けボルト 36 長穴用のカバー部材 40 シャワー本体用の受け台 41 受け台本体 42 シャワー本体のシャンク用穴 43 受け台の軸部分 44 ねじ棒挿通用の穴 45 第2の調節手段を構成している内部部品 49 内部部品の一つである回動・摩擦固定ブロック 53 受け台の軸部分を挿通するための穴 59 第2の調節手段を構成している摩擦力増圧部材 63 可動スリーブ用の受け台 64 内部部品の部品押し出し部材 66 押し出しピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設のシャワー本体掛け具に、固定手段
    (16)を介して固定スリーブ(11)を固定し、 前記固定スリーブ(11)に、第1の調節手段を介して
    可動スリーブ(22)を、垂直軸Y−Yの回りに回転可
    能にかつ使用者の選択した角度に固定可能に取り付け、
    前記可動スリーブ(22)に、第2の調節手段を介して
    シャワー本体用の受け台(40)を、水平軸X−Xの回
    りに回転可能にかつ使用者が選択した角度に固定可能に
    取り付け、 前記受け台(40)に、シャワー本体(8)のシャンク
    (9)を差し込んで取り付け可能に構成した、ことを特
    徴とするシャワー取り付け装置。
  2. 【請求項2】 前記固定スリーブ用の固定手段(16)
    を、既設のシャワー本体掛け具に差し込んだ固定スリー
    ブ(11)の下部外側に、上面を斜面(18)に形成し
    た傾斜パイプ(17)を嵌め、この傾斜パイプ(17)
    の下部から固定スリーブ(11)の内部に向かって締め
    付けボルト(19)をねじ込んで固定するように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のシャワー取り付け装
    置。
  3. 【請求項3】 前記可動スリーブ(22)の一方の端部
    に、内部部品押し出し用のピン穴(30)を設け、この
    ピン穴(30)に差し込んで可動スリーブ(22)内の
    内部部品(45)を押し出すための押し出しピン(6
    6)を有する部品押し出し部材(64)を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のシャワー取り付け装置。
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