JP2001172819A - メタ型芳香族ポリアミド繊維の製造方法 - Google Patents

メタ型芳香族ポリアミド繊維の製造方法

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JP2001172819A
JP2001172819A JP35731599A JP35731599A JP2001172819A JP 2001172819 A JP2001172819 A JP 2001172819A JP 35731599 A JP35731599 A JP 35731599A JP 35731599 A JP35731599 A JP 35731599A JP 2001172819 A JP2001172819 A JP 2001172819A
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Akihiro Oba
昭博 大場
Hirosumi Iwasaki
弘純 岩崎
Takashi Yoshitomi
孝 吉冨
Kotaro Takigami
康太郎 瀧上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品質に優れた繊維を工程調子よく湿式紡糸で
き、しかも生産性が飛躍的に改善されたメタ型芳香族ポ
リアミド繊維の製造方法を提供する。 【解決手段】 (1)アミド系極性有機溶媒中でメタ型
芳香族ジアミンとメタ型芳香族ジカルボン酸クロライド
とを反応させ、(2)得られた重合溶液中の重合で発生
した塩化水素を、生成する塩が重合溶媒に溶解しないア
ルカリ金属水酸化物で中和し、(3)中和反応で析出し
た塩を濾過し、(4)得られた濾過溶液に水をアミド系
極性有機溶媒と共に添加して紡糸溶液を調整し、(5)
該紡糸溶液を水性凝固液中に直接押し出し凝固させて湿
式紡糸し、(6)該凝固液から引き出した繊維を水洗
し、(7)水洗後の繊維を延伸・熱処理してメタ型芳香
族ポリアミド繊維を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、品質および生産性
が改善されたメタ型芳香族ポリアミド繊維の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】メタ型芳香族ポリアミドは分子骨格が殆
ど芳香族環から構成されているため、優れた耐熱性と難
燃性とを有しており、産業用途において繊維、フィル
ム、ペーパーとして耐熱性、耐炎性が重視される用途に
用いられている。
【0003】かかるメタ型芳香族ポリアミド(以下メタ
型アラミドと略称することがある)の繊維は、例えばポ
リメタフェニレンイソフタラミド繊維では、現在、主と
して以下に述べる2つの方法によって工業的な生産が行
われている。
【0004】すなわち、第一の方法は、メタフェニレン
ジアミンとイソフタル酸クロライドとをN,N−ジメチ
ルアセトアミド中で低温溶液重合させてポリメタフェニ
レンイソフタルアミド溶液を調製し、しかる後に該溶液
中に溶存している副生塩酸を水酸化カルシウムで中和
し、次いで中和により生成した塩化カルシウムが溶存す
る重合体溶液をそのまま乾式紡糸する方法(特公昭35
−14399号公報、米国特許3360595号参照)
である。
【0005】また第2の方法は、メタフェニレンジアミ
ンとイソフタル酸クロライドとを、生成メタ型アラミド
の良溶媒ではない有機溶媒中(例えばテトラヒドロフラ
ン)で反応させた後、無機の酸受容剤および可溶性中性
塩を含む水溶液系と接触させることによって反応を完結
させ、粉末として得られたポリメタフェニレンイソフタ
ルアミドを単離し(特公昭47−10863号公報参
照)、この重合体粉末をアミド系溶媒に再溶解した後、
無機塩含有水性凝固浴中に湿式紡糸する方法(特公昭4
8−17551号公報参照)である。
【0006】しかし、前記第一の方法は、ポリマーを単
離することなく紡糸用溶液として使用できる利点はある
ものの、溶媒として沸点が高いアミド系溶媒を用いた乾
式紡糸となるため、製造上のエネルギーコストが高く、
しかも紡糸口金当たりの孔数を増大すると紡糸安定性が
急速に低下するという問題がある。このような問題を回
避するために該重合体溶液を水性凝固浴中に湿式紡糸す
ると、今度は失透した強度の小さい繊維しか得られない
場合が多く、未だ工業的には実施されていないのが実情
である。
【0007】他方第二の方法は、上述した乾式紡糸の問
題は回避されるが、重合系と紡糸系とで溶媒が異なるこ
と、一旦単離した重合体を再溶解するための工程を要す
ること、再溶解して安定な溶液を得るには特別の配慮と
細心の工程管理が要求されること等の問題がある(特公
昭48−4661号公報参照)。
【0008】このような問題を解消するため、近年では
溶液重合によるメタ型アラミド重合体溶液を湿式紡糸し
て失透がなく強度の高い繊維を得る方法が種々検討され
ている。例えば、特開平10−88421号公報、特開
平10−53920号公報などには、塩の含有量が3重
量%以上(溶液濃度)と高濃度に含有するメタ型芳香族
ポリアミド溶液を紡糸原液とし、溶剤濃度および塩濃度
が特定範囲にある水系凝固浴を用いて特定範囲の温度で
凝固し、次いで溶剤濃度および塩濃度が特定範囲にある
状態調整液中で特定範囲内温度で処理した後、溶剤濃度
および塩濃度が特定範囲にある水性延伸浴中で特定範囲
内温度で延伸する方法が提案されている。確かに、かか
る方法によれば、ボイドの発生が少なく機械的特性に優
れた繊維が得られるものの、生産性は前記無機塩を実質
的に含有しない紡糸原液を使用する方法と比ベて劣って
いるという問題がある。
【0009】また、別の方法として特開平8−7412
1号公報、特開平8−74122号公報などには、芳香
族ジアミンと芳香族ジカルボン酸クロライドとをアミド
系溶剤中で反応させて得た、副生塩酸を含有したメタ型
芳香族ポリアミド溶液を水酸化カルシウム、酸化カルシ
ウム、炭酸カルシウム等で中和してなる高濃度に無機塩
を含有する溶液に、特定量のアミド系溶剤および水を添
加してポリマー濃度および水濃度を特定範囲にしたもの
を紡糸原液として湿式紡糸する方法が提案されている。
かかる方法によれば、水系の凝固浴を使用しても糸中へ
の凝固剤の浸透が抑制されてボイドの少ない透明性に優
れた繊維が安定して得られ、この繊維の延伸性は良好な
ので優れた力学特性の延伸繊維を得ることができる。し
かしながら、かかる方法では、紡糸口金の吐出孔数が1
000〜30000個と多数になると安定に湿式紡糸す
ることが困難になり、品質に優れた繊維を生産性よく製
造することができないという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術を背景になされたもので、その目的とするところは、
品質に優れた繊維を工程調子よく湿式紡糸でき、しかも
生産性が飛躍的に改善されたメタ型芳香族ポリアミド繊
維の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らの研究によれ
ば、上記目的は「溶液重合法により得られたメタ型芳香
族ポリアミド重合溶液からメタ型芳香族ポリアミド繊維
を製造する方法であって、下記(1)〜(7)の一連の
工程を備えたメタ型芳香族ポリアミド繊維の製造方
法。」により達成できることが見出された。 (1)アミド系極性有機溶媒中でメタ型芳香族ジアミン
とメタ型芳香族ジカルボン酸クロライドとを反応させる
重合工程。 (2)前記重合工程で得られた重合溶液中の重合で発生
した塩化水素を、生成する塩が重合溶媒に溶解しないア
ルカリ金属水酸化物で中和する中和工程。 (3)前記中和工程で得られた、中和反応で析出した塩
を含む混合物から該塩を濾過する濾過工程。 (4)前記濾過工程で得られたメタ型芳香族ポリアミド
溶液に水をアミド系極性有機溶媒と共に添加して紡糸溶
液とする紡糸溶液調製工程。 (5)前記紡糸溶液調製工程で得られたメタ型芳香族ポ
リアミド溶液を水性凝固液中に直接押し出し凝固させて
繊維状とする凝固工程。 (6)前記凝固工程から引き出した繊維を浸漬し繊維中
から塩と溶媒を取り除く水洗工程。 (7)前記水洗工程から引き出した繊維を延伸・熱処理
する延伸熱処理工程。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明においては、先ず以下に例示
されるようなメタ型芳香族ジアミンとメタ型芳香族ジカ
ルボン酸ハライドとをアミド系極性溶媒中で重合させる
工程でメタ型芳香族ポリアミドを製造する。この際、本
発明の目的を阻害しない範囲内でパラ型等の他の共重合
成分を共重合してもよい。
【0013】上記メタ型芳香族ジアミンとしては、メタ
フェニレンジアミン、3,4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル、3,4’−ジアミノジフエニルスルホン等、お
よびこれらの芳香環にハロゲン、炭素数1〜3のアルキ
ル基等の置換基を有する誘導体、例えば2,4−トルイ
レンジアミン、2,6−トルイレンジアミン、2,4−
ジアミノクロルベンゼン、2,6−ジアミノクロルベン
ゼン等を使用することができる。なかでも、メタフェニ
レンジアミンまたはメタフェニレンジアミンを85モル
%以上、好ましくは90モル%以上、特に好ましくは9
5モル%以上含有する上記の混合ジアミンが好ましい。
【0014】またメタ型芳香族ジカルボン酸ハライドと
しては、イソフタル酸クロライド、イソフタル酸ブロマ
イド等のイソフタル酸ハライド、およびこれらの芳香環
にハロゲン、炭素数1〜3のアルコキシ基等の置換基を
有する誘導体、例えば3−クロルイソフタル酸クロライ
ド、3−メトキシイソフタル酸クロライドを使用するこ
とができる。なかでも、イソフタル酸クロライドまたは
イソフタル酸クロライドを85モル%以上、好ましくは
90モル%以上、特に好ましくは95モル%以上含有す
る上記の混合カルボン酸ハライドが好ましい。
【0015】上記ジアミンとカルボン酸ハライド以外で
使用し得る共重合成分としては、芳香族ジアミンとして
パラフェニレンジアミン、2,5一ジアミノクロルベン
ゼン、2,5−ジアミノブロムベンゼン、アミノアニシ
ジン等のベンゼン誘導体、1,5−ナフチレンジアミ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’
−ジアミノジフェニルケトン、4,4’−ジアミンジフ
ェニルアミン、4,4’ージアミノジフェニルメタン等
が挙げられ、一方、芳香族ジカルボン酸ハライドとして
は、テレフタル酸クロライド、1,4−ナフタレンジカ
ルボン酸クロライド、2,6−ナフタレンジカルボン酸
クロライド、4,4’−ビフェニルジカルボン酸クロラ
イド、4,4’−ジフェニルエーテルカルボン酸クロラ
イド等が挙げられる。これらの共重合成分の共重合量
は、あまりに多くなりすぎるとメタ型芳香族ポリアミド
の特性が低下しやすいので、好ましくはポリアミドの全
酸成分を基準として15モル%以下、特に10モル%以
下が適当である。
【0016】特に好ましく使用されるメタ型芳香族ポリ
アミドは、全繰返し単位の85モル%以上、好ましくは
90モル%以上、特に好ましくは95モル%以上、さら
に好ましくは100モル%がメタフェニレンイソフタレ
ート単位からなるポリアミドである。
【0017】また、使用されるアミド系極性有機溶媒と
しては、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメ
チルフオルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド
(DMAc)等が挙げられ、なかでもNMPまたはDM
Acが好ましい。
【0018】かかる重合工程で得られるメタ型芳香族ポ
リアミドの重合度は、30℃の濃硫酸を溶媒として測定
した固有粘度(IV)が1.3〜3.0、特に1.7〜
2.2の範囲が適当である。
【0019】上記重合工程で得られた重合溶液中には、
重合反応の副生物として発生する塩化水素が含まれてい
るので中和処理する。中和剤としては、中和反応により
生成される塩が上記重合溶媒(アミド系極性有機溶媒)
に溶解しないアルカリ金属化合物であれば特に限定する
必要はないが、経済性の面から特に水酸化ナトリウムが
好ましい。なお、本発明の目的を阻害しない範囲内であ
れば、他の中和剤を使用してもよく、例えば中和塩が重
合溶媒中に溶解する水酸化リチウム、水酸化カルシウ
ム、酸化カルシウム等を例示することができる。
【0020】上記アルカリ金属水酸化物は、微粉末とし
て固体状で添加してもよく、また水溶液として添加して
もよいが、作業性および後述する濾過工程における中和
塩の濾過性の点から水溶液、特に濃度20〜70重量
%、さらには30〜60重量%の水溶液が好ましい。
【0021】中和工程で副生される中和塩は、前記重合
溶液中への溶解性が低くて実質的には溶解せず粒子とし
て析出するので、濾過除去する。濾過方式は任意であ
り、従来公知の方法、例えば濾過、遠心分離等を採用す
ればよい。その際、濾過方式、濾材についても特に制限
はなく、市販のもの、特別に設計されたもの等任意のも
のが使用できる。なお、濾過時の溶液温度は、高すぎる
と溶液の安定性が低下すると共に溶液中の塩含有量が多
くなる傾向にあり、一方低すぎると濾過性が低下するの
で、50〜90℃の範囲なかでも70〜90℃の範囲が
適当である。
【0022】次に濾過工程で得られたメタ型芳香族ポリ
アミド溶液中に、水をアミド系極性有機溶媒と共に添加
して紡糸溶液を調整するが、該アミド系有機溶剤中の水
濃度が25重量%以下の溶液として添加するのが好まし
い。この際、得られる紡糸溶液中のポリマー濃度は12
〜18重量%、特に15〜17重量%の範囲となるよう
にするのが適当であり、また該ポリマー重量を基準とし
て水の含有量が25〜70重量%、特に30〜50重量
%となるようにするのが適当である。このような範囲の
ポリマー濃度、水含有率の紡糸溶液とすることにより、
後述する湿式紡糸時の工程安定性が向上すると共に、得
られる繊維の透明性が向上して品質が向上する。
【0023】なお、上記工程で得られるメタ型芳香族ポ
リアミド紡糸溶液は、その安定性を向上させる目的で該
溶液中に塩化カルシウムや塩化リチウムを共存させても
よい。共存させる方法は特に限定されず任意であるが、
予め重合反応溶液中に添加するなど中和工程の前の段階
で塩化カルシウムや塩化リチウムを添加する方法、水酸
化ナトリウムや水酸化カリウムで中和する前の段階また
は同時に、重合工程で発生した塩化水素の一部(好まし
くは5〜55モル%)を水酸化カルシウムまたは水酸化
リチウムで中和することによって副生する塩化カルシウ
ムや塩化リチウムを溶液中に溶存させる方法などが好ま
しく例示される。
【0024】紡糸溶液中の塩化カルシウムおよび/また
は塩化リチウムの含有量は、該メタ型芳香族ポリアミド
重量を基準として3〜25重量%、特に10〜20重量
%の範囲とするのが好ましく、かくすることにより、水
が共存する場合の紡糸溶液の安定性が向上すると共に湿
式紡糸時の凝固性も向上し、品質に優れた繊維を得るこ
とができる。
【0025】紡糸溶液調整工程で得られたメタ型芳香族
ポリアミド溶液は、湿式紡糸装置を使用して製糸する。
すなわち、該溶液を直接水性凝固液中に押し出して繊維
状に凝固させる。凝固した該繊維は凝固溶から引き出
し、水洗液に浸漬する水洗工程(好ましくは多段の水洗
工程)を経て繊維中の残存溶媒濃度および塩濃度を調整
した後、延伸熱処理工程を経て必要に応じてトウとして
収缶したり、巻き取ったり、直接後工程に送り必要な場
合には捲縮を付与した後にカットして短繊維としたりし
て後工程に提供される。
【0026】ここで使用される紡糸口金の紡糸孔数は、
50〜1000個のフィラメント用でもよいが、本発明
の効果を最大限に発揮できるのは、1000〜3000
0個のスフ用の紡糸口金を使用した場合である。すなわ
ち、紡糸溶液の凝固性が良好なので、紡糸孔数が多くて
も水性凝固浴中で安定に凝固させることができ、高速度
で安定に湿式紡糸することができるのである。紡糸孔径
は0.05〜0.2mmが一般に用いられる。紡糸時の
該メタ型芳香族ポリアミド溶液の温度は、50〜90℃
の範囲が適当である。
【0027】水性凝固液としては、従来公知の無機塩の
水溶液を使用することができる。例えば、塩化カルシウ
ム濃度が34〜42重量%、NMP濃度が5〜10重量
%の水溶液が好ましいものとして例示される。該凝固液
の温度は80〜95℃の範囲が適当である。
【0028】凝固した繊維を水性凝固浴から引き出す速
度は5〜25m/分の範囲が可能であるが、生産性を向
上させる観点からは10〜25m/分の範囲とするのが
好ましい。凝固液中への繊維の浸漬時間は、1.0〜1
1秒の範囲が適当である。
【0029】凝固液から引き出された繊維は、水洗工程
を経て温水延伸工程へ送られるが、該水洗工程は多段で
行うのが好ましい。すなわち、凝固液から引き出された
繊維は60℃以下に冷却した後に30℃以下の第1水洗
浴中に導入する。この第1水洗浴の有機極性溶媒(例え
ばNMP)濃度は15〜25重量%の範囲が好ましく、
この濃度が維持できるように補充される水洗水の流量お
よび該水洗水中の溶媒濃度が決められる。第1水洗浴中
への繊維の浸漬時間は8〜30秒が好ましい。次いで、
30〜85℃の第2水洗浴中に導入して洗浄する。該水
洗浴に補充される水洗水量および該水洗水中の溶媒濃
度、並びに水洗浴中への繊維の浸漬時間は、水洗工程を
出る繊維中の残留溶媒量がポリマー対比12〜25重量
%、繊維中の塩化カルシウムおよび/または塩化リチウ
ムの濃度が0.5重量%以下となるように適宜選択設定
される。
【0030】水洗工程で残留溶媒量並びに塩化カルシウ
ムおよび/または塩化リチウムカルシウムの量が調整さ
れた繊維を、温水延伸工程で2.8〜3.5倍に延伸し
ながら、残留する溶媒および塩を洗浄除去する。延伸
は、工程調子を良好に保つためには2段以上、好ましく
は3段以上の多段延伸とするのが好ましい。
【0031】延伸された繊維は、100℃以上の温度で
乾燥し、次いで加熱ローラまたは熱板で270〜350
℃の温度で熱処理する。必要な場合にはこの熱板上でさ
らに延伸をしても良い。
【0032】このようにして得られたメタ型芳香族ポリ
アミド繊維は、必要に応じてトウとして収缶したり、巻
き取ったり、直接後工程に送り必要な場合は捲縮を付与
した後にカットして短繊維としたりして後工程に提供さ
れる。
【0033】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例中における各特性値は以下の
方法で測定した。 <固有粘度(IV)>ポリマーを97%濃硫酸に溶解
し、オストワルド粘度計を用い30℃で測定した。 <繊度>JlS−L−1015に準拠し測定した。 <強度、伸度>JlS−L−1074に準拠し、試長2
0mm、初荷重0.44cN/dtex(0.05g/
de)、伸長速度20mm/分で測定した。
【0034】[実施例1]温度計、攪拌装置および原料
投入口を備えた反応容器に、水分率が100ppm以下
のNMP961.0重量部を入れ、このNMP中にメタ
フェニレンジアミン100.0重量部を溶解し、0℃に
冷却した。この冷却したジアミン溶液にイソフタル酸ク
ロライド187.7重量部を徐々に攪拌しながら添加し
反応させた。この反応で溶液の温度は70℃に上昇し
た。反応開始から60分間攪拌を継続した後、水酸化カ
ルシウムのNMPスラリー(濃度22.5重量%)を9
8.0重量部添加し、20分間攪拌し、次いで、水酸化
ナトリウム水溶液(濃度44.0重量%)を104.1
重量部添加し、60分間攪拌して反応を終了させ重合溶
液を取り出し、析出した塩化ナトリウムを90℃で濾過
して透明な重合溶液を得た。この時の濾過速度は単位濾
過面積当たり25kg/m2であった。濾過後の重合溶
液は60℃で保持した。
【0035】この重合溶液からポリメタフェニレンイソ
フタルアミドを単離してIVを測定したところ1.97
であった。また、溶液のポリマー濃度は16.0重量
%、塩化カルシウムの濃度はポリマー対比15.0重量
%、水の濃度はポリマー対比39.4重量%であった。
【0036】この重合溶液100重量部に水/NMP=
25/75の溶液を3.22重量部添加・混合して透明
な紡糸溶液を得た。この紡糸溶液のポリマー濃度は1
5.5重量%で水はポリマー対比44.4重量%であっ
た。
【0037】この紡糸溶液(60℃)を孔径0.07m
m、孔数15000の紡糸口金から凝固液中に直接押し
出し繊維状にして引き出した。凝固液の組成は塩化カル
シウム40重量%、NMP5重量%の水溶液であり、凝
固液の温度は90℃であった。凝固液中への繊維の浸漬
時間を1.7秒とし、16m/分の速度で引き出した。
【0038】この繊維を50℃まで冷却した後、水温2
5℃の第1水洗浴に導入し、次いで水温45℃の第2水
洗浴、水温70℃の第3水洗浴を通して繊維中の残留溶
媒がポリマー対比約18重量%になるまで水洗した。こ
の際、第1水洗浴の水溶液組成はNMP22重量%、塩
化カルシウム14重量%とした。
【0039】水洗後の繊維を引き続き98℃の温水中
で、第1段延伸倍率1.4倍、第2段延伸倍率1.95
倍、第3段延伸倍率1.1倍の3段延伸を行なった。
【0040】この延伸繊維を170℃の乾燥ローラを通
して乾燥した後、200℃の予熱ローラで予熱し、次い
で340℃のローラで熱セットし、冷却ローラで30℃
まで冷却後、油剤を付与して巻き取り30000de/
15000フィラメントの延伸トウを得た。なお、温水
延伸後の繊維束を走行中に観察したところ、毛羽は1ケ
/分未満と良好でかつ光沢のある繊維であった。また、
紡糸口金前の濾過フィルターの圧力上昇も0.1MPa
/日未満と良好であった。
【0041】[比較例1]温度計、攪拌装置および原料
投入口を備えた反応容器に、水分率が100ppm以下
のNMP993.0重量部を入れ、このNMP中にメタ
フェニレンジアミン100.0重量部を溶解し、0℃に
冷却した。この冷却したジアミン溶液にイソフタル酸ク
ロライド187.7重量部を徐々に攪拌しながら添加し
反応させた。この反応で溶液の温度は70℃に上昇し
た。反応開始から60分間攪拌を継続した後、水酸化カ
ルシウムのNMPスラリー(濃度22.5重量%)を9
8.0重量部添加し、20分間攪拌し、次いで、水酸化
ナトリウム水溶液(濃度44.0重量%)を115.0
重量部添加し、60分間攪拌して反応を終了させ重合溶
液を取り出し、析出した塩化ナトリウムを90℃で濾過
して透明な重合溶液を得た。この時の濾過速度は、濾過
開始後30分から3時間の平均で単位濾過面積当たり3
0kg/m2/時間であった。濾過後の重合溶液は60
℃で保持した。
【0042】この重合溶液からポリメタフェニレンイソ
フタルアミドを単離してIVを測定したところ1.97
であった。また、溶液のポリマー濃度は15.5重量
%、塩化カルシウムの濃度はポリマー対比15.0重量
%、水の濃度はポリマー対比44.4重量%であった。
【0043】この重合溶液を紡糸溶液(60℃)として
実施例1と同様に紡糸、水洗、延伸、熱処理を行ない3
0000de/15000フィラメントの延伸トウを得
た。この時、紡糸口金前の濾過フィルターの圧力が0.
5MPa/時で上昇し長時間の運転はできなかった。な
お、温水延伸後の繊維束を走行中に観察したところ、毛
羽は1ケ/分未満と良好でかつ光沢のある繊維であっ
た。
【0044】紡糸口金前の濾過フィルターを観察したと
ころ塩が付着しているのが確認された。
【0045】[比較例2]比較例1と同様に重合して得
た重合溶液を30℃に冷却しこの温度で塩化ナトリウム
を濾過して透明な重合溶液を得た。この時の平均濾過速
度は単位濾過面積当たり9kg/m2であり生産に適用
するには不適であった。
【0046】濾過後の重合溶液を60℃に加温し、実施
例1と同様に紡糸、水洗、延伸、熱処理を行い3000
0de/15000フィラメントの延伸トウを得た。こ
の時、紡糸口金前の濾過フィルターの圧力上昇は0.1
MPa/日未満と良好であった。なお、温水延伸後の繊
維束を走行中に観察したところ、毛羽は1ケ/分未満と
良好でかつ光沢のある繊維であった。
【0047】[実施例2]実施例1と同様に、温度計、
攪拌装置および原料投入口を備えた反応容器に、水分率
が100ppm以下のNMP918.0重量部を入れ、
このNMP中にメタフェニレンジアミン100.0重量
部を溶解し、0℃に冷却した。この冷却したジアミン溶
液にイソフタル酸クロライド187.7重量部を徐々に
攪拌しながら添加し反応させた。この反応で溶液の温度
は70℃に上昇した。反応開始から60分間攪拌を継続
した後、水酸化カルシウムのNMPスラリー(濃度2
2.5重量%)を65.5重量部添加し、20分間攪拌
し、次いで、水酸化ナトリウム水溶液(濃度44.0重
量%)を120.0重量部添加し、60分間攪拌して反
応を終了させ重合溶液を取り出し、析出した塩化ナトリ
ウムを90℃で濾過して透明な重合溶液を得た。この時
の濾過速度は、濾過開始後30分から3時間の平均で単
位濾過面積当たり21kg/m2/時間であった。濾過
後の重合溶液は60℃で保持した。
【0048】この重合溶液からポリメタフェニレンイソ
フタルアミドを単離してIVを測定したところ1.95
であった。また、溶液のポリマー濃度は16.9重量
%、塩化カルシウムの濃度はポリマー対比10.0重量
%、水の濃度はポリマー対比43.1重量%であった。
【0049】この重合溶液100.0重量部に水/NM
P=25/75の溶液を4.56重量部添加・混合して
透明な紡糸溶液を得た。この紡糸溶液のポリマー濃度は
16.1重量%で水はポリマー対比49.9重量%であ
った。
【0050】この紡糸溶液(60℃)を実施例1と同様
に紡糸、水洗、延伸、熱処理を行ない30000de/
15000フィラメントの延伸トウを得た。なお、温水
延伸後の繊維束を走行中に観察したところ、毛羽は1ケ
/分未満と良好でかつ光沢のある繊維であった。また、
紡糸口金前の濾過フィルターの圧力上昇は0.1MPa
/日未満と良好であった。
【0051】[実施例3]実施例1と同様に、温度計、
攪拌装置および原料投入口を備えた反応容器に、水分率
が100ppm以下のNMP981.7重量部を入れ、
このNMP中にメタフェニレンジアミン100.0重量
部を溶解し、0℃に冷却した。この冷却したジアミン溶
液にイソフタル酸クロライド187.7重量部を徐々に
攪拌しながら添加し反応させた。この反応で溶液の温度
は70℃に上昇した。反応開始から60分間攪拌を継続
した後、水酸化カルシウムのNMPスラリー(濃度2
2.5重量%)を98.0重量部添加し、20分間攪拌
し、次いで、水酸化ナトリウム水溶液(濃度60.0重
量%)を83.9重量部添加し、60分間攪拌して反応
を終了させ重合溶液を取り出し、析出した塩化ナトリウ
ムを90℃で濾過して透明な重合溶液を得た。この時の
濾過速度は、濾過開始後30分から3時間の平均で単位
濾過面積当たり25kg/m2/時間であった。濾過後
の重合溶液は60℃で保持した。
【0052】この重合溶液からポリメタフェニレンイソ
フタルアミドを単離してIVを測定したところ1.95
であった。また、溶液のポリマー濃度は16.0重量
%、塩化カルシウムの濃度はポリマー対比15.0重量
%、水の濃度はポリマー対比30.4重量%であった。
【0053】この重合溶液100.0重量部に水/NM
P=25/75の溶液を3.22重量部添加・混合して
透明な紡糸溶液を得た。この紡糸溶液のポリマー濃度は
15.5重量%で水はポリマー対比35.4重量%であ
った。
【0054】この紡糸溶液(60℃)を実施例1と同様
に紡糸、水洗、延伸、熱処理を行ない30000de/
15000フィラメントの延伸トウを得た。なお、温水
延伸後の繊維束を走行中に観察したところ、毛羽は1ケ
/分未満と良好でかつ光沢のある繊維であった。また、
紡糸口金前の濾過フィルターの圧力上昇は0.1MPa
/日未満と良好であった。以上の結果、および、得られ
た各繊維の強伸度特性、凝固糸中のボイド(目視判定)
を表1にまとめて示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】以上に説明した本発明の製造方法によれ
ば、安定性に優れていると共に湿式紡糸時の凝固性に優
れているメタ型芳香族ポリアミド溶液を供給することが
でき、品質の良好なメタ型芳香族ポリアミド繊維を、優
れた工程調子の下で生産性よく生産することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉冨 孝 山口県岩国市日の出町2番1号 帝人株式 会社岩国事業所内 (72)発明者 瀧上 康太郎 愛媛県松山市北吉田町77番地 帝人株式会 社松山事業所内 Fターム(参考) 4J001 DA01 DB01 DB04 DC16 EB36 EC44 EC45 EC67 EC70 FA01 FB03 FB05 FC03 FC05 GA13 GD10 HA02 JA10 JB18 JB20 4L035 AA04 AA06 BB03 BB06 BB12 BB57 BB66 BB72 BB81 BB89 BB91 BB96 EE07 GG04 HH10 MG04 4L045 AA02 BA03 BA51 CA08 CB13 DA32 DA34 DC02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液重合法により得られたメタ型芳香族
    ポリアミド重合溶液からメタ型芳香族ポリアミド繊維を
    製造する方法であって、下記(1)〜(7)の一連の工
    程を備えたメタ型芳香族ポリアミド繊維の製造方法。 (1)アミド系極性有機溶媒中でメタ型芳香族ジアミン
    とメタ型芳香族ジカルボン酸クロライドとを反応させる
    重合工程。 (2)前記重合工程で得られた重合溶液中の重合で発生
    した塩化水素を、生成する塩が重合溶媒に溶解しないア
    ルカリ金属水酸化物で中和する中和工程。 (3)前記中和工程で得られた、中和反応で析出した塩
    を含む混合物から該塩を濾過する濾過工程。 (4)前記濾過工程で得られたメタ型芳香族ポリアミド
    溶液に水をアミド系極性有機溶媒と共に添加して紡糸溶
    液とする紡糸溶液調製工程。 (5)前記紡糸溶液調製工程で得られたメタ型芳香族ポ
    リアミド溶液を水性凝固液中に直接押し出し凝固させて
    繊維状とする凝固工程。 (6)前記凝固工程から引き出した繊維を浸漬し繊維中
    から塩と溶媒を取り除く水洗工程。 (7)前記水洗工程から引き出した繊維を延伸・熱処理
    する延伸熱処理工程。
  2. 【請求項2】 紡糸溶液調製工程におけるメタ型芳香族
    ポリアミド溶液への水の添加が、水濃度が25重量%以
    下のアミド系極性有機溶媒を用いて行なわれる請求項1
    記載のメタ型芳香族ポリアミド繊維の製造方法。
  3. 【請求項3】 メタ型芳香族ポリアミドが、全繰返し単
    位の85モル%以上がメタフェニレンイソフタルアミド
    単位で構成されている請求項1記載のメタ型芳香族ポリ
    アミド繊維の製造方法。
  4. 【請求項4】 アミド系極性有機溶媒がN−メチル−2
    −ピロリドンまたはN,N−ジメチルアセトアミドであ
    る請求項1記載のメタ型芳香族ポリアミド繊維の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 中和工程における生成する塩が重合溶媒
    に溶解しないアルカリ金属水酸化物が水酸化ナトリウム
    である請求項1記載のメタ型芳香族ポリアミド繊維の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 中和工程における中和が、アルカリ金属
    水酸化物水溶液の添加で行われる請求項1記載のメタ型
    芳香族ポリアミド繊維の製造方法。
  7. 【請求項7】 アルカリ金属水酸化物水溶液の濃度が2
    0〜70重量%である請求項6記載のメタ型芳香族ポリ
    アミド繊維の製造方法。
  8. 【請求項8】 中和工程の前の段階で塩化カルシウムま
    たは塩化リチウムを添加する請求項1記載のメタ型芳香
    族ポリアミド繊維の製造方法。
  9. 【請求項9】 中和工程で水酸化カルシウムまたは水酸
    化リチウムを併用し、重合で発生した塩化水素の5〜5
    5モル%を該水酸化カルシウムまたは水酸化リチウムで
    中和する請求項1記載のメタ型芳香族ポリアミド繊維の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 紡糸溶液中の塩化カルシウムおよび/
    または塩化リチウムの含有量がメタ型芳香族ポリアミド
    重量対比3〜25重量%である請求項8または9記載の
    メタ型芳香族ポリアミド繊維の製造方法。
  11. 【請求項11】 紡糸溶液中のメタ型芳香族ポリアミド
    濃度が12〜18重量%、水の含有量がメタ型芳香族ポ
    リアミド重量対比25〜70重量%である請求項1記載
    のメタ型芳香族ポリアミド繊維の製造方法。
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