JP2001172446A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JP2001172446A
JP2001172446A JP36359999A JP36359999A JP2001172446A JP 2001172446 A JP2001172446 A JP 2001172446A JP 36359999 A JP36359999 A JP 36359999A JP 36359999 A JP36359999 A JP 36359999A JP 2001172446 A JP2001172446 A JP 2001172446A
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ethylene
copolymer
resin composition
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JP36359999A
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Masaki Aoyama
正貴 青山
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Dow Mitsui Polychemicals Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟で、強度、加工性、耐熱性、耐熱老
化性、難燃性に優れた難燃性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 エチレン・不飽和エステル共重合体
(A)20〜60重量部、ポリプロピレン(B)25〜
45重量部及びスチレン系エラストマー(C)5〜40
重量部からなる樹脂成分100重量部に対し、難燃性無
機化合物25〜250重量部配合してなる難燃性樹脂組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟で、強度、加
工性、耐熱性、耐熱老化性、難燃性等に優れた難燃性樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】不飽和エステル成分を相当量で含有する
エチレン・不飽和エステル共重合体は、柔軟性、加工
性、耐衝撃性、耐候性、フィラーローディング性等に優
れており、難燃材料のベース樹脂として広く使用されて
いる。しかしながら融点が低く、高温雰囲気下になると
強度、伸びの低下が著しいところから、耐熱性が要求さ
れる分野にはそのままでは使用することはできなかっ
た。
【0003】上記エチレン共重合体の耐熱性を改良する
手段として共重合体を架橋する方法はあるが、多くの場
合加工性が損なわれるため、その適用分野は限定されて
いた。また耐熱性を改善するための別法として、融点も
しくは軟化点の高い熱可塑性重合体を配合する方法は考
えられるが、通常の場合、その配合割合が少ないと大き
な改良が認められなかった。またその配合量を増してい
くと耐熱性は改良されるが、融点もしくは軟化点の高い
熱可塑性重合体は一般に硬質のものが多く、そのためエ
チレン共重合体の特長である柔軟性が犠牲になることが
多かった。
【0004】例えば、エチレン・不飽和エステル共重合
体に高融点重合体であるポリプロピレンを配合したもの
を難燃材料のベース樹脂として用いた場合、ポリプロピ
レンの配合によってかなり耐熱性は改良されるが、12
0℃以上という高温度に耐えるような難燃性樹脂組成物
を得るためには相当量のポリプロピレンを配合する必要
があった。そのため柔軟性が損なわれるとともに、、両
者の相溶性不足に起因して伸びの小さい組成物しか得ら
れなくなり、成形材料として適したものとはならないと
いう欠点が生じた。また燃焼時に殻を形成し難くドリッ
プするため、高度な難燃性が要求される分野には使用で
きなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はかかる現状
に鑑み、エチレン・不飽和エステル共重合体をベース樹
脂とする難燃材料において、該共重合体が有する優れた
柔軟性、加工性等を生かしつつ、また難燃性を犠牲にす
ることなく効果的に耐熱性を改善する処方について検討
を行った。その結果、ポリプロピレンとともにスチレン
系エラストマーをそれぞれ適量配合するときに、所望特
性を有する組成物が得られることを見出すに至った。し
たがって本発明の目的は、機械的強度、耐熱性,柔軟
性,加工性、難燃性等に優れた難燃性樹脂組成物を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、エチレン・不
飽和エステル共重合体(A)20〜60重量部、ポリプ
ロピレン(B)25〜45重量部及びスチレン系エラス
トマー(C)5〜40重量部からなる樹脂成分100重
量部に対し、難燃性無機化合物(D)25〜250重量
部を配合してなる難燃性樹脂組成物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】上記エチレン・不飽和エステル共
重合体(A)は、単一共重合体としてあるいは二種以上
組み合わせて使用することができ、いずれにしても該共
重合体の平均不飽和エステル含量として、10〜49重
量%、好ましくは15〜46重量%となるように使用す
るのがよい。そのため二種以上組み合わせて使用する場
合には、不飽和エステル含量が5〜49重量%、好まし
くは10〜46重量%のものから二種以上組み合わせ上
記平均不飽和エステル含量となるように使用すればよ
い。不飽和エステル含量が上記範囲より少ないものを使
用すると、柔軟性、加工性付与にほとんど寄与せず、ま
た難燃性無機化合物を多量に配合した場合に外観良好な
成形品を得ることが難しくなるので好ましくなく、また
その含量があまりに多いものを使用すると、組成物にべ
たつきを生じるので好ましくない。
【0008】エチレン・不飽和エステル共重合体として
はまた、メルトフローレートが0.1〜50g/10
分、とくに0.1〜15g/10分のものを使用するこ
とが、耐熱性良好な組成物を得る上で望ましい。
【0009】エチレン・不飽和エステル共重合体におけ
る不飽和エステルとしては、酢酸ビニルのようなビニル
エステル、アクリル酸メチル,アクリル酸エチル、アク
リル酸イソプロピル、アクリル酸イソブチル、アクリル
酸nブチル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸メ
チルのような不飽和カルボン酸エステルを例示すること
ができる。このようなエチレン・不飽和エステル共重合
体は、高圧法ポリエチレンの製造と同様に、高温、高圧
下のラジカル共重合によって製造することができる。
【0010】本発明で使用されるポリプロピレン(B)
は、アイソタクチックポリプロピレン又はシンジオタク
チックポリプロピレンであり、プロピレン単独重合体の
みならず、プロピレンと少量の他オレフィンの一種又は
二種以上との共重合体であってもよい。共重合体におけ
る他オレフィンとしては、エチレン、1ーブテン、1ー
ペンテン、1−ヘキセン、4−メチルー1−ペンテンな
どを挙げることができる。共重合体においてはまた、ラ
ンダム共重合体であってもブロック共重合体であっても
よい。
【0011】ポリプロピレンとしては、他成分との相溶
性を考慮すると共重合体を使用することが望ましく、ま
た充分な耐熱性を付与するために融点が140℃以上、
とくに155℃以上のものを使用するのが望ましい。ま
た加工性、強度、耐熱性の優れた組成物を得るために
は、230℃、2160g荷重におけるメルトフローレ
ートが0.1〜100g/10分、とくに0.5〜50
g/10分のものを使用するのが好ましい。
【0012】本発明においてエチレン・不飽和エステル
共重合体(A)及びポリプロピレン(B)とともにスチ
レン系エラストマー(C)が使用される。スチレン系エ
ラストマーとしては、オレフィン性二重結合ができるだ
け少ないものが望ましく、例えばA−B−A型ブロック
共重合体が最適である。ここにAはスチレン重合体ブロ
ックを、またBはアルキレン共重合体ブロック、具体的
にはエチレン・ブテン共重合体ブロックあるいはエチレ
ン・プロピレン共重合体ブロックなどである。このよう
なブロック共重合体は、一般にSBSと称されているス
チレンーブタジエンースチレンブロック共重合体あるい
はSISと称されているスチレンーイソプレンースチレ
ンブロック共重合体のブタジエン重合体ブロックあるい
はイソプレン重合体ブロックを水素添加して得られるも
のであって、一般にSEBSあるいはSEPSと称せら
れているものである。ここにスチレン重合体ブロック含
量としては、8〜50重量%、とくに10〜40重量%
のものが好ましく、また230℃、2160g荷重にお
けるメルトフローレートが0.1〜100g/10分、
とくに0.5〜50g/10分程度のものを使用するの
が好ましい。
【0013】本発明において前述の3種の樹脂成分に配
合される難燃性無機化合物(D)としては、水酸化マグ
ネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウ
ム、ハイドロタルサイトのような金属水酸化物、珪酸金
属塩、硼酸金属塩、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウ
ム、タルク、クレイ、ゼオライト、カーボンブラック、
ガラス繊維などの充填剤や補強剤を例示することができ
る。充分な難燃性を求める場合には、金属水酸化物を使
用するかあるいは金属水酸化物が少なくとも50重量%
以上を占めるような混合無機化合物を使用するのがよ
い。
【0014】無機化合物の混和性、難燃性樹脂組成物か
ら得られる成形物外観などを考慮すると、無機化合物と
して平均粒径が0.05〜20μm、とくに0.1〜5
μm程度のものを使用するのが望ましい。また同様の理
由で、無機化合物の表面が、脂肪酸、脂肪酸アミド、脂
肪酸塩、脂肪酸エステル、脂肪族アルコール、シランカ
ップリング剤、チタンカップリング剤、シリコンオイ
ル、リン酸エステル等で表面処理されたものを使用する
のが好ましい。
【0015】エチレン・不飽和エステル共重合体
(A)、ポリプロピレン(B)及びスチレン系エラスト
マー(C)の配合割合は、これらの合計量を100重量
部とするときに、(A)が20〜60重量部、好ましく
は30〜55重量部、(B)が25〜45重量部、好ま
しくは25〜35重量部、(C)が5〜40重量部、好
ましくは10〜35重量部の範囲である。エチレン・不
飽和エステル共重合体の使用割合が上記範囲より多くな
り、またポリプロピレンの使用割合が上記範囲より少な
くなると、耐熱性に優れた組成物が得られず,また逆に
エチレン・不飽和エステル共重合体の使用割合が上記範
囲より少なく、またポリプロピレンの使用割合が上記範
囲を越えると、柔軟性に優れた組成物が得られない。ま
たスチレン系エラストマーの使用割合が上記範囲より少
ないと、耐熱老化性、燃焼時における殻形成性に優れた
組成物が得られなくなる。またその使用量が上記範囲を
超えると、引張特性に優れた組成物が得られなくなる。
【0016】また難燃性無機化合物(D)の配合量は、
エチレン・不飽和エステル共重合体(A)、ポリプロピ
レン(B)及びスチレン系エラストマー(C)の合計量
100重量部に対して、25〜250重量部、好ましく
は50〜200重量部の範囲である。難燃性無機化合物
の配合量が過少であると充分な難燃性を付与することが
できず、またその配合量が過大となると、加工性良好な
組成物を得ることが難しくなる。
【0017】本発明の難燃性樹脂組成物には、パラフィ
ン系プロセスオイル、ナフテン系オイル等の石油系軟化
剤やシリコーンオイル等を併用してもよい。本発明の組
成物にはまた、必要に応じ種々の添加剤を配合すること
ができる。このような添加剤の例として、酸化防止剤、
熱安定剤,光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑
剤、ブロッキング防止剤、顔料、染料、架橋剤、架橋助
剤、発泡剤、発泡助剤、可塑剤などを例示することがで
きる。
【0018】本発明のエチレン共重合体組成物を得るに
は、成分(A)、(B)、(C)、(D)及び任意成分
である各種添加剤を、通常の混練装置、例えばスクリュ
ー押出機、加圧ニーダー、バンバリーミキサーなどを用
い、160〜200℃程度の温度で溶融混練すればよ
い。
【0019】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳細に説明す
る.尚、実施例に用いた原料及び各種物性の評価方法は
次の通りである。 1.原料 (A)エチレン・不飽和エステル共重合体 EVA:エチレン・酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含
量28重量%、メルトフローレート4g/10分(19
0℃、2160g荷重)) (B)ポリプロピレン PP:プロピレン・エチレン共重合体(グランドポリプ
ロJ704、融点163℃、メルトフローレート5g/
10分(230℃、2160g荷重)、グランドポリマ
ー社製) (C)スチレン系エラストマー SEBS:スチレンーエチレン/ブテンースチレントリ
ブロック共重合体(セプトン SEBSタイプ、スチレ
ン含量30重量%、メルトフローレート1g/10分
(230℃、2160g荷重)、クラレ社製) (D)難燃性無機化合物 水酸化マグネシウム(KISUMA 5A、協和化学社
製) (E)酸化防止剤 Ir1010(イルガノックス1010、チバスペシャ
リティ・ケミカルズ社製)
【0020】2.物性試験方法 (1)引張特性:JIS K6760に準拠 試験片:JIS K6301 3号ダンベル 1mm厚 (2)加熱老化試験 上記引張特性評価用試験片の加熱後の強度の残率を測定
した。 加熱装置:ギヤオーブン、加熱条件:120℃、48時
間 判定 ○:加熱老化の残率が70%以上 ×:溶融 (3)曲げ剛性率:JIS K7106に準拠 (4)メルトフローレート(MFR):JIS K67
60に準拠 樹脂温度190℃、荷重2160g (5)外観 成形性の指標としてMFR測定時のストランドの状態を
目視で観察し、下記の判定基準で評価を行った。 ○:ストランドの肌がスムーズ △:ストランドが少し肌荒れ ×:ストランドの肌がガタガタ (6)難燃性 酸素指数(OI):JIS K7201に準拠 難燃性の指標として、酸素指数の測定を行った。 殻形成:酸素指数測定時のサンプルの燃焼状況を目視で
観察し、下記の判定基準で評価を行った。 ○:殻を形成し、殻自体が強固なもの ×:溶融しながら流れ落ちるもの(ドリップするもの) (7)UL−94:UL−94垂直燃焼方法準拠
【0021】実施例1〜3、比較例1〜3 エチレン・不飽和エステル共重合体、ポリプロピレン、
スチレン系エラストマー及び難燃性無機化合物を表1に
示す配合比で配合し、小型加圧ニーダーで加熱混練後、
6インチロールに投入し、ロール混練を行うことにより
難燃性樹脂組成物を調製した。ロール混練後、分出しシ
ートを作製した。ついでプレス成形により厚さ1mm及
び3mmのシートを作製し、その物性を評価した。結果
を表1に示す。
【0022】
【表1】 表1の結果から明らかなように、実施例により得られた
本発明の難燃性樹脂組成物は、従来のポリオレフィン系
樹脂では到底達成できなかった柔軟性、難燃性、殻形成
性、耐熱性のすべてを兼ね備え、成形性が良好な組成物
であった。
【0023】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物は、引張特
性、柔軟性、耐熱性、耐熱老化性、成形性、難燃性に優
れている。例えば原料の種類及び配合割合を適当に選択
することにより、破断点強度が5〜20MPa、曲げ剛
性率50〜400MPaであって、120℃の加熱老化
試験においても溶融せず、高強度、高難燃性を維持した
組成物とすることができる。かかる特性を生かして、押
出成形、射出成形、中空成形、圧縮成形、発泡成形、真
空成形などの成形方法により種々の成形品にして利用す
ることができる。例えば、人工芝、マット、トンネルシ
ート、止水シート、ルーフィング等の土木分野、ホー
ス、チューブ等のパイプ用途、パッキン、制振シートな
どの家電製品、カーペットの裏打ち材、ドアパネル防水
シート、泥よけ、モール等の自動車内外装部品、家具、
床材、発泡シート等の建材用途、通信ケーブル、電力ケ
ーブル、家電コード、機器内配線、収縮チューブ等のケ
ーブル用途等、種々の分野で使用することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月2日(2001.3.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。尚、実施例に用いた原料及び各種物性の評価方法は
次の通りである。 1.原料 (A)エチレン・不飽和エステル共重合体 EVA:エチレン・酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含
量28重量%、メルトフローレート4g/10分(19
0℃、2160g荷重)) (B)ポリプロピレン PP:プロピレン・エチレン共重合体(融点163℃、
メルトフローレート5g/10分(230℃、2160
g荷重)) (C)スチレン系エラストマー SEBS:スチレンーエチレン/ブテンースチレントリ
ブロック共重合体(スチレン含量30重量%、メルトフ
ローレート1g/10分(230℃、2160g荷
)) (D)難燃性無機化合物 水酸化マグネシウム(KISUMA 5A、協和化学社
製) (E)酸化防止剤 Ir1010(イルガノックス1010、チバスペシャ
リティ・ケミカルズ社製)(F)プロセスオイル PW380(出光興産社製)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】実施例1〜3、比較例1〜3 エチレン・不飽和エステル共重合体、ポリプロピレン、
スチレン系エラストマー、難燃性無機化合物及びプロセ
スオイルを表1に示す配合比で配合し、小型加圧ニーダ
ーで加熱混練後、6インチロールに投入し、ロール混練
を行うことにより難燃性樹脂組成物を調製した。ロール
混練後、分出しシートを作製した。ついでプレス成形に
より厚さ1mm及び3mmのシートを作製し、その物性
を評価した。結果を表1に示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【表1】 表1の結果から明らかなように、実施例により得られた
本発明の難燃性樹脂組成物は、従来のポリオレフィン系
樹脂では到底達成できなかった柔軟性、難燃性、殻形成
性、耐熱性のすべてを兼ね備え、成形性が良好な組成物
であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン・不飽和エステル共重合体
    (A)20〜60重量部、ポリプロピレン(B)25〜
    45重量部及びスチレン系エラストマー(C)5〜40
    重量部からなる樹脂成分100重量部に対し、難燃性無
    機化合物(D)25〜250重量部を配合してなる難燃
    性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 破断点強度が5〜20MPa、曲げ剛性
    率が50〜400MPaであって、120℃以上の耐熱
    性を有することを特徴とする請求項1記載の難燃性樹脂
    組成物。
JP36359999A 1999-12-22 1999-12-22 難燃性樹脂組成物 Withdrawn JP2001172446A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101955626A (zh) * 2010-10-12 2011-01-26 江苏安格特新材料科技有限公司 电缆用热塑性弹性体组合物及其制备方法
US8840920B2 (en) 2004-12-15 2014-09-23 Dupont Teijin Films U.S. Limited Partnership Composite structure including a low vinyl acetate layer

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