JP2001171290A - 書込装置 - Google Patents

書込装置

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JP2001171290A
JP2001171290A JP36081499A JP36081499A JP2001171290A JP 2001171290 A JP2001171290 A JP 2001171290A JP 36081499 A JP36081499 A JP 36081499A JP 36081499 A JP36081499 A JP 36081499A JP 2001171290 A JP2001171290 A JP 2001171290A
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Shuzo Nagaya
周三 永冶
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書込面に書込まれた追加情報だけを自由に消
去し、さらに元情報をなぞってこの上から追加情報を何
度でも書込むことができるようにする。 【解決手段】 シート部材Sに、ボード3が透けて見え
る透明部Tとボード3が透けて見えない不透明部Cとを
備えるとともに、ボード3に、透明部Tの上から見なが
らなぞって描く「なぞり情報」が記載されており、透明
部Tを書込窓Wに繰出させてきて、その透明部Tの上か
ら書き込み情報を直接見ながらなぞることができるよう
に構成した。従って、透明部T上の書込情報を消去すれ
ば、「なぞり情報」は残したまま、この書込情報だけを
消去でき、再度、「なぞり情報」を上からなぞって描く
ことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子黒板などの
書込面を備えた、スタンドタイプ、壁掛けタイプ、机上
タイプなどの書込装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電子黒板には、情報を書
込むための書込面を設けており、筆記具などでそこに書
込むことができるとともに、その書込んだ情報を消去す
ることが可能になっている。さらに、この電子黒板で
は、例えば、繰出し可能なシート部材で書込面を構成し
てその書込面に書込まれた情報を読取り、これを記録紙
にプリントすることが可能になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
書込装置、例えば電子黒板などでは、そこに書込まれて
いる情報(以下、元情報とよぶ)の上から、さらに何か
関連ある別の情報(以下、追加情報とよぶ)を追加して
書込んだりすることがある。ところが、一旦、その追加
情報を元情報に重ね書きすると、例えば、その重ね書き
した追加情報が誤っていたので、その重ね書きした追加
情報だけを消去して、再度、元情報に別の追加情報を追
加する、といった書込みが難しい。
【0004】例えば、元情報が文字であれば、これを手
本にして、それになぞって同じ文字(追加情報)を重ね
書きするというような文字の練習が可能であるが、一度
その追加情報を書込むと、同じ手本の文字を参考にし
て、この元情報に再度追加情報を書込んでみるといった
文字練習をもう一度行うことが難しい。
【0005】そこで、この請求項1に記載の発明は、上
記した事情に鑑み、書込面に書込まれた追加情報だけを
自由に消去し、さらに元情報をなぞってこの上から追加
情報を何度でも書込むことができるようにすることを目
的とするものである。
【0006】さらに、請求項2または5に記載の発明
は、読取手段での光度調節などの面倒な調整が必要な
く、いずれの書込領域でも同じ読取動作でそれらの書込
領域に書込まれた情報を読取ってプリントすることがで
きるようにすることを目的とするものである。
【0007】そこで、請求項3に記載の発明は、耐久性
の向上を図ることができることを目的とするものであ
る。
【0008】そこで、請求項4に記載の発明は、長期間
使用してもシート部材に反りや上下方向への片寄りがな
く、信頼度が高まることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、この請求項1
の発明は、ケーシング内にシート部材を搬送可能に設
け、そのシート部材に、前記ケーシングの書込窓から順
次臨ませる複数の書込面を形成してなり、前記書込窓か
ら臨ませた1つの書込面に裏当てするボードをケーシン
グ内に備える書込装置において、前記複数の書込面を透
明なものと不透明なものとで構成し、前記書込窓に前記
透明な書込面を臨ませたとき、その透明な書込面になぞ
り写すことができる「なぞり情報」が、前記ボードに記
載されているものである。
【0010】請求項2に記載に発明は、請求項1に記載
の発明において、前記書込面への書込情報を読取る読取
手段を備え、その読取手段の読取光が投光される読取位
置に、透明な書込面のときに前記不透明な書込面のとき
と等しい反射効率となる下地部材を設けたものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、下地部材の表面に、シート部材に対す
る耐摩耗性を向上させるための処理が施されているもの
である。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、下地部材の端部を断面略コ字状に形成
し、この端部でシート部材側縁部を表裏面側から挟持す
るものである。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記書込面への書込情報を読取る読取
手段を備え、その読取手段の読取光が投光される読取位
置に対応する前記ボードの読取対応位置に、透明な書込
面のときに前記不透明な書込面のときと等しい反射効率
となるような部分を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下この発明について添付図面を
参照しながら説明する。図1および図2は、この発明の
書込装置に係る電子黒板装置を示すものである。この電
子黒板装置は、脚10の上部に取付けたケーシング1
と、シート部材Sと、ケーシング1の表面に設けた書込
窓Wへシート部材Sの一部の書込面Dを繰り出す送出手
段となる送出部2と、書込面に情報を書込む際に、書込
面を背後から支持するボード3と、書込面に記載された
情報を読取る読取手段となる読取部4と、着色面を有す
る下地部材5と、この読取部4で読取った情報を記録紙
に記録するプリント手段となるプリント部6と、これら
を制御する図示外の制御部と、操作部7とを備えてい
る。なお、シート部材S、送出部2、ボード3、下地部
材5は一つにまとめられてユニット化されている。
【0015】シート部材Sは、この例では、1本の駆動
ローラ21と3本の従動ローラ22Aないし22Cとの
間に掛け渡されており、4つの書込面Dが形成されるよ
うになっている。これらの書込面Dのうち、図3に示す
ように、一部(この例では1面)の書込面は透明材料で
形成された透明部Tであり、これ以外(この例では、残
り3面)の書込面は有色不透明材料で形成された不透明
部Cである。
【0016】このため、シート部材Sは、透明部Tと不
透明部Cとを双方の境界部分で接着させた構成となって
いるが、全面に透明シートを使用し、これに不透明部C
となる領域だけ着色された有色シートを貼着させた構成
としてもよい。なお、この例のシート部材Sでは、書込
面となる面が4つであるが、書込面となる面を2つ、3
つ、或いは5つ以上設けているものであってもよい。
【0017】送出部2は、駆動モータ23(図6参照)
により駆動ローラ21を回転させてシート部材Sを送出
するものであり、操作部7の操作で作動する。なお、従
動ローラ22にはシートテンション機構8D(図6参
照)が配設されている。
【0018】ボード3は、書込面Dへの情報書込みの際
の裏当てとなるものであり、書込窓Wに繰出す書込面D
よりもやや大き目の平板矩形状に形成されており、この
例では、例えば硬質発泡樹脂である、発泡ポリスチレン
ウレタンなどで形成された、軽量、かつ、強度のある樹
脂材料を使用している。このボード3の書込窓Wに臨む
表面は、シート部材Sの不透明部Cの色と同一の白色に
塗装されているとともに、透明部Tの上から見ながらな
ぞって描くことができる「なぞり情報」として、図8に
示すように、その表面上にひらがなが50音順に鮮明に
印字されている。
【0019】この「なぞり情報」としては、図3に示す
ように、例えば、絵画情報を印刷してもよいし、方眼、
斜眼、桝目、寸法目盛り、五線譜、英語のアルファベッ
ト文字練習用の罫線等の定形フォーマットを貼着させて
もよい。なお、このボード3の「なぞり情報」が記載さ
れる面とは反対側の裏面も、ペンキなどで白色に塗装さ
れている。なお、このボード3の裏面に、シート部材S
の有色面Cと同一色を塗布した有色シートを貼着した
り、同一色のペンキなどで着色すれば、下地部材5を設
けなくとも良い。
【0020】読取部4は、必要に応じて書込情報をプリ
ントさせる際に作動し、その書込情報が書込まれた書込
面を書込窓Wから退場させながら、これを光学的に読取
るものである。この例の読取部4は、図4に示すよう
に、従来のものと同様の構成からなり、光源41と、こ
の光源41から出射し、シート部材S若しくは下地部材
5(下地部材5を設けずにボードに高反射率部分を設け
たものではボード3)で反射した光を所定の方向に反射
させるミラー42と、このミラー42で反射した光を透
過するレンズ43と、このレンズ43からの光が結像す
るとその像に応じて光電変換を行い画像信号を得るCC
D(電荷結合素子)44とを備えており、制御部の制御
で作動する。
【0021】下地部材5は、基板となるベースに反射シ
ートを貼付してなり、図4及び図7に示すように、読取
部4の読取光が投光される読取位置αに対応したシート
部材Sの背面(シート部材S間)側に設けてある。反射
シート自体は、明るい白色に着色されており、この表面
部分が着色反射面51を構成している。すなわち、この
下地部材5は、(透明部Tに読取光を投光させてその透
明部Tに書込んだ情報を読取部4で読取るときに)透明
部Tを透過して下地部材5の着色反射面51で反射して
戻る読取光と、(不透明部Cに書込んだ情報を読取ると
きに)不透明部Cの下地で反射して戻る読取光とが、同
等の明るさになるように反射効率を調整させるものであ
る。この下地部材5の着色反射面51には、シート部材
に対する耐摩耗性を向上させるための処理、例えばアル
マイトコーティングなどが施されている。なお、この反
射シートを貼付する替わりに、白色塗料を塗布するよう
に構成してもよい。
【0022】さらに、この下地部材5では、上下の両端
部52を断面略コ字状に形成しており、この両端部52
でシート部材Sの側縁部を表裏両面側から挟持し、反り
や上下いずれかの方向へ寄っていく現象が発生するのを
防止している。なお、この例の両端部52において、互
いに直交する2方向、つまりシート部材S両端部52で
の幅方向およびこれに直交する厚さ方向への下地部材5
の突出量は、いずれも、およそ2mm以下である。
【0023】また、この下地部材5には、シート部材S
の背面側からシート部材Sにたるみなどの発生を防止す
るための凸部53が形成されている。この凸部53に
は、シート部材Sに接触する先端部分に丸みを持たせた
アール加工等を施しており、シート部材Sに接触・摺動
しても、損傷を与えぬようになっている。
【0024】プリント部6は、従来のものと同様であ
り、読取部4で読取った書込情報を、制御部からの制御
によって記録紙にプリントするものである。
【0025】制御部は、送出部2、読取部4、プリント
部6の作動を制御するものである。
【0026】操作部7には、図示しないが、電源スイッ
チと、プリントスイッチのほかに、透明部Tを繰出す透
明繰出しスイッチなどを備えている。プリントスイッチ
をオンすると、読取部3が作動するとともに、プリント
部4が作動する。
【0027】次に、図5および図6を参照しながら、シ
ート部材S、送出部2、ボード3、下地部材5を一つに
まとめられてユニット化された書込ユニット8について
説明する。
【0028】この書込ユニット8は、図5に示すよう
に、ケーシング1を構成する、脚1Cに取り付けられた
裏面フレーム1Bと、この裏面フレーム1Bに組付けた
表面フレーム1Aとの間に組付けるようになっている。
【0029】なお、表面フレーム1Aは、上下左右の枠
部材11Aおよびコーナ枠部材12Aを組付けてなる構
成のものであり、ネジで裏面フレーム1Bに止めつけて
ある。一方、裏面フレーム1Bには、読取部(図略)が
取付けてある。さらに、裏面フレーム1Bの下部には、
操作部7とプリント部6が取り付けてある。
【0030】この書込ユニット8には、図6に示すよう
に、大略、基板8Aと、情報を書込むシート部材Sと、
シート部材Sを掛け渡す駆動ローラ21および従動ロー
ラ22A(22Bおよび22Cは省略)と、この駆動ロ
ーラ21に駆動モータ23の駆動力を伝達する動力伝達
機構8Bと、この駆動ローラ21および従動ローラ22
Aないし22Cを基板8Aに組付ける組付機構8Cおよ
び8Eと、シート部材Sのたるみを取り除くシートテン
ション機構8Dと、ボード3および下地部材5の組付け
機構8Fとを備えている。
【0031】基板8Aは、表裏2枚のボード80を上下
に設けた取付部材80Aで一体に固定した構成である。
組付機構8Bは、上側の取付部材80Aにローラ保持部
材83Aを組付け、このローラ保持部材83Aに、駆動
ローラ21から上に突出する回転軸を軸受21Aを介し
て回転自在に支持する。同様に、下側の取付部材80A
にローラ保持部材83Bを組付け、このローラ保持部材
83Bに、駆動ローラ21から下に突出する回転軸に固
着したプーリ21Bを回転自在に支持する。
【0032】動力伝達機構8Bには、ローラ保持部材8
3Bに固定された支持部材85Aと、この支持部材85
Aに固定された駆動モータ23と、この駆動モータ23
の出力軸に固着したプーリ23Bと、駆動ローラ21の
回転軸に固着したプーリ21Bと、これらのプーリ23
Bと21Bとの間に掛け渡したベルト83Cとを備えて
いる。
【0033】組付機構8Cは、駆動ローラ21を上下の
基板8Aに回転自在に支持するものであり、基板8Aに
螺着した支持部材83A、83Bに、軸受21Aやプー
リ21Bを介して駆動ローラ21の上下に突出する回転
軸を回転自在に支持する。
【0034】シートテンション機構8Dは、段付きねじ
87Aで取付部材80Aに取付けるホルダ87Bと、こ
のホルダ87Bをさらに取付部材80Aに螺着してふら
つき防止を図るねじ軸体87Cと、このねじ軸体37C
とホルダ37Bとの間に掛け渡すばね部材87Dとを備
えている。
【0035】組付機構8Eは、従動ローラ22A(22
Bおよび22Cも同様)を上下の基板8Aに回転自在に
支持するものであり、基板8Aに螺着したホルダ87B
に、軸受84Aを介して従動ローラ22A(22Bおよ
び22Cも同様)の上下に突出する回転軸を回転自在に
支持する。
【0036】下地部材組付け機構8Fは、下地部材5の
上下に設けた両端部52を基板8Aに螺着するものであ
り、下地部材5の背面部分はボード3に固着されてい
る。
【0037】次に、この例の電子黒板装置の使用方法を
説明する。操作部7のプリントスイッチをオンすると、
初めに送出部2と読取部4とが作動する。すなわち、書
込窓Wから臨んでいたシート部材Sの書込面(例えば有
色部C)がケーシング1の内部へ移動するとともに、光
源41が点灯してその書込面(有色部)に書込まれてい
た情報に読取光が投光され、このシート部材Sで反射し
た読取光がミラー42へ入射する。このミラー42で反
射した読取光は、結像レンズ43を透過した後、CCD
44に結像し、そこで光電変換される。そして、制御部
の制御によってプリント部6が作動し、CCD44から
出力される画像情報に応じた画像信号により、プリント
部6で書込み情報がプリントされる。
【0038】なお、この例では、シート部材5の背面側
に下地部材5を設けて読取光の反射効率を調整してある
から、読取部4での光源41、レンズ43、CCD44
の各光学素子については、例えば、透明部Tでの情報読
取時に光源41の光度を高めるといった面倒な調整が必
要なく、読取対象として透明部Tに記載のものの場合で
も不透明部Cに記載のものの場合でも、全く同一の位置
で、同一動作を行わせることで、良好な書込情報の読取
りを行うことができる。
【0039】さらに、この電子黒板装置では、操作部7
の透明繰出しスイッチを操作すると、制御部6による制
御で、送出部5が作動し、シート部材Sの書込面の一つ
である透明部Tが書込窓Wに繰出されてきて、以下のよ
うな「なぞり動作」が行える
【0040】例えば、図8に示すように、ボード3の表
面に書込まれた50音順のひらがなの手本となる文字
が、外部からシート部材Sの透明部Tを介して見えるの
で、フェルトペンなどの筆記具を使用し、これらの文字
を透明部Tの上からなぞって書込むことができる。そし
て、なぞって覚えるひらがなの練習を一人の者が終えた
ら、黒板消しなどの消去具でこれを消せば、その者が書
込んだ文字だけを消去でき、手本となるボード3上の文
字はそのまま残っていて外部から見ることができるか
ら、次に、他の者が再度、手本の文字を透明部Tを介し
て外部から見ながら、なぞって書込む練習を行うことが
できる。以下、同様にして、多数の者が書込練習を行う
ことができる。このようにして、幼稚園や小学校或いは
日本語学校等において、その生徒がひらがなを練習して
覚えるのに役立つ。
【0041】さらに、各自が書込んだひらがな文字は、
書込窓Wから臨む書込面Dで直接目で確認すると、一部
がボード3に書込んだ手本の文字と重複していることも
あるので、どこの部分が間違っているか、あるいはどこ
の個所が良かったかといったことをきちんと確認するこ
とが難しい場合もある。そこで、操作部7のプリントス
イッチを操作し、なぞった文字を書込んである書込面D
を読取部4へ送出し、この読取部4でその書込文字を読
取ってプリント部6でプリントすることにより、手本の
文字を除いた書込文字だけをプリントして確認すること
ができる。
【0042】なお、この例では、電子黒板装置に使用し
たが、例えば子供の教育用として、あるいは玩具とし
て、壁面に取付けたり、机上などにおいて使用する、小
型携帯用のものでもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、シート部材に有する複数の書込面を透明なものと
不透明なものとで構成するとともに、その透明な書込面
になぞり写すことができる「なぞり情報」が書込面の背
面側に設けたボードに記載されており、書込窓に透明な
書込面を臨ませたとき、その書込面の透明部を介して外
部から、ボードに記載の「なぞり情報」が透けて見える
ようになっている。
【0044】従って、例えばそのボードに、「なぞり情
報」を50音順にならべたひらがな、カタカナ或いはア
ルファベットのような文字として記載しておけば、これ
を上からなぞって文字の練習ができるから、子供用文字
練習の学習用具などとして大きな効果が期待できる。し
かも、そのなぞって書込んだ文字などは、そのなぞった
文字などだけ消去できるから、書込んでは消す作業がな
んどでも繰返し行える。
【0045】さらに、文字の練習ばかりでなく、例え
ば、ボードに、罫線が記載されてあればペン習字の練習
用として、方眼が記載されてあれば図面の作成練習用等
にも使用することができ、必要に応じてこれをプリント
することもできるので、幅広い用途が期待できる。
【0046】さらに、請求項2または請求項5に係る発
明によれば、情報を読取手段で読取る際に、光源の光度
調節などの面倒な調整が必要なく、いずれの書込面に書
込んだ情報でも同じ読取動作で読取り、例えばプリント
することができるので、読取手段やプリント手段の制御
が容易になり、その分製造コストの削減を図ることがで
きる。
【0047】さらに、請求項3に係る発明によれば、下
地部材の表面に、シート部材に対する耐摩耗性を向上さ
せるための処理が施されており、下地部材がシート部材
に接触しても、摩耗が軽減されているから、耐久性の良
好なものが提供できる。
【0048】さらに、請求項4に係る発明によれば、下
地部材の端部を断面略コ字状に形成し、この端部でシー
ト部材の側縁部を表裏両面側から挟持するようになって
おり、駆動ローラと従動ローラとの間に掛け渡したシー
ト部材の側縁部が上側や下側へ寄ってずれていったり、
側縁部から外側へ反り返るような現象が発生しようとし
ても、これを略コ字型の両端部が規制して防止できるよ
うになるから、信頼度の高いものが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の書込装置に係る電子黒板装置を示す
斜視図である。
【図2】その概略横断面図である。
【図3】そのシート部材とボードの配置を示す斜視図で
ある。
【図4】そのシート部材の透明部の背面側で読取光を反
射させるボード裏面に取付けた下地部材を示す概略斜視
図である。
【図5】そのケーシングと書込ユニットを示す分解斜視
図である。
【図6】その書込ユニットの構成を示す分解斜視図であ
る。
【図7】その下地部材を設けたシート部材の透明部での
読取動作を示す説明図である。
【図8】そのシート部材の透明部でのなぞり動作を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 1A 表面フレーム 1B 裏面フレーム 1C 脚 10 脚 21 駆動ローラ 22A 従動ローラ 22B 従動ローラ 22C 従動ローラ 2 送出部(送出手段) 3 ボード 4 読取部(読取手段) 5 下地部材 6 プリント部(プリント手段) 7 操作部 8 書込ユニット C 不透明部 D 書込面 S シート部材 T 透明部 W 書込窓

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内にシート部材を搬送可能に
    設け、そのシート部材に、前記ケーシングの書込窓から
    順次臨ませる複数の書込面を形成してなり、前記書込窓
    から臨ませた1つの書込面に裏当てするボードをケーシ
    ング内に備える書込装置において、 前記複数の書込面を透明なものと不透明なものとで構成
    し、 前記書込窓に前記透明な書込面を臨ませたとき、その透
    明な書込面になぞり写すことができる「なぞり情報」
    が、前記ボードに記載されていることを特徴とする書込
    装置。
  2. 【請求項2】 前記書込面への書込情報を読取る読取手
    段を備え、その読取手段の読取光が投光される読取位置
    に、透明な書込面のときに前記不透明な書込面のときと
    等しい反射効率となる下地部材を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の書込装置。
  3. 【請求項3】 下地部材の表面に、シート部材に対する
    耐摩耗性を向上させるための処理が施されていることを
    特徴とする請求項2に記載の書込装置。
  4. 【請求項4】 下地部材の端部を断面略コ字状に形成
    し、この端部でシート部材側縁部を表裏面側から挟持す
    ることを特徴とする請求項2に記載の書込装置。
  5. 【請求項5】 前記書込面への書込情報を読取る読取手
    段を備え、その読取手段の読取光が投光される読取位置
    に対応する前記ボードの読取対応位置に、透明な書込面
    のときに前記不透明な書込面のときと等しい反射効率と
    なるような部分を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の書込装置。
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