JP2001171214A - 画像印刷装置 - Google Patents
画像印刷装置Info
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- JP2001171214A JP2001171214A JP35760599A JP35760599A JP2001171214A JP 2001171214 A JP2001171214 A JP 2001171214A JP 35760599 A JP35760599 A JP 35760599A JP 35760599 A JP35760599 A JP 35760599A JP 2001171214 A JP2001171214 A JP 2001171214A
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- Record Information Processing For Printing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】モニタに表示される画像が、印刷され得る画像
と違和感のない画像を確認でき、ディスプレイが実状の
印刷定型サイズからみてコンパクトで、画面が見やすい
角度に調節でき、且つコンパクトに収納可能な画像印刷
装置を提供する。 【解決手段】印刷の定型サイズで且つ印刷結果と視覚的
に極めて互換性の高い画像が表示される専用の液晶カラ
ーディスプレイ118を、画像印刷装置100に、収納
可能な開閉式で且つ画面の角度を任意に調節できるよう
に装着すると共に、印刷結果に対して専用の液晶カラー
ディスプレイへの表示結果が視覚的に同等となるよう
に、画像データを補償する表示誤差補償部113を設け
る。
と違和感のない画像を確認でき、ディスプレイが実状の
印刷定型サイズからみてコンパクトで、画面が見やすい
角度に調節でき、且つコンパクトに収納可能な画像印刷
装置を提供する。 【解決手段】印刷の定型サイズで且つ印刷結果と視覚的
に極めて互換性の高い画像が表示される専用の液晶カラ
ーディスプレイ118を、画像印刷装置100に、収納
可能な開閉式で且つ画面の角度を任意に調節できるよう
に装着すると共に、印刷結果に対して専用の液晶カラー
ディスプレイへの表示結果が視覚的に同等となるよう
に、画像データを補償する表示誤差補償部113を設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像印刷装置に関
し、特にディジタルスチルカメラで撮った画像やパーソ
ナルコンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ)で処理した
画像等を印刷する際に使用される画像印刷装置に関す
る。
し、特にディジタルスチルカメラで撮った画像やパーソ
ナルコンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ)で処理した
画像等を印刷する際に使用される画像印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像を扱う民生用途のディジタル機器に
は、画像をディジタルデータとしてとり込んで保存また
は記録することのできるディジタルスチルカメラやスキ
ャナ、あるいは画像データを編集または加工・修復する
パソコン、編集または加工・修復した画像を表示するデ
ィスプレイ、印刷する画像印刷装置がある。
は、画像をディジタルデータとしてとり込んで保存また
は記録することのできるディジタルスチルカメラやスキ
ャナ、あるいは画像データを編集または加工・修復する
パソコン、編集または加工・修復した画像を表示するデ
ィスプレイ、印刷する画像印刷装置がある。
【0003】はじめに、ディジタルスチルカメラで撮っ
た画像がどのように表示または印刷されるかについて説
明する。
た画像がどのように表示または印刷されるかについて説
明する。
【0004】図4はディジタルスチルカメラ400の構
成例を示すブロック図である。まず、光信号として得ら
れる画像は、レンズ413を介してイメージセンサ40
2に結像し、電気信号に変換される。電気信号に変換さ
れた画像データは画像プロセシング403へ送られ、画
像をディジタル信号に変換すると共に所定の画像処理を
行う。処理された画像は、確認用モニタ404によって
どのような絵柄の画像が撮られているか確認できる。シ
ャッター405を押すことにより、シャッター情報が画
像プロセシング403へ伝達され、画像データは符号化
処理部406へ送られて、画像データの符号化(データ
圧縮)が行われる。その後、画像プロセシング403か
らメモリインタフェース407を制御することによっ
て、符号化された画像データはメモリインターフェース
407を介して、内部メモリ408または携帯型フラッ
シュメモリ409に格納される。
成例を示すブロック図である。まず、光信号として得ら
れる画像は、レンズ413を介してイメージセンサ40
2に結像し、電気信号に変換される。電気信号に変換さ
れた画像データは画像プロセシング403へ送られ、画
像をディジタル信号に変換すると共に所定の画像処理を
行う。処理された画像は、確認用モニタ404によって
どのような絵柄の画像が撮られているか確認できる。シ
ャッター405を押すことにより、シャッター情報が画
像プロセシング403へ伝達され、画像データは符号化
処理部406へ送られて、画像データの符号化(データ
圧縮)が行われる。その後、画像プロセシング403か
らメモリインタフェース407を制御することによっ
て、符号化された画像データはメモリインターフェース
407を介して、内部メモリ408または携帯型フラッ
シュメモリ409に格納される。
【0005】次に、撮った画像を再生する場合は、画像
プロセシング403からメモリインタフェース407を
制御することによって、上記内部メモリ408または携
帯型フラッシュメモリ409に格納さている画像データ
を、メモリインタフェース407を介して復号処理部4
10へ転送し、符号化されている画像データを復号す
る。復号された画像データは画像プロセシング403へ
転送し、確認モニタ404に表示できるテレビ信号に変
換し、確認用モニタ404にて再生する。または、確認
用モニタ404へ供給される画像データの一部を、画像
出力ポート411から出力し、外部のディスプレイ(テ
レビ)に再生することもできる。
プロセシング403からメモリインタフェース407を
制御することによって、上記内部メモリ408または携
帯型フラッシュメモリ409に格納さている画像データ
を、メモリインタフェース407を介して復号処理部4
10へ転送し、符号化されている画像データを復号す
る。復号された画像データは画像プロセシング403へ
転送し、確認モニタ404に表示できるテレビ信号に変
換し、確認用モニタ404にて再生する。または、確認
用モニタ404へ供給される画像データの一部を、画像
出力ポート411から出力し、外部のディスプレイ(テ
レビ)に再生することもできる。
【0006】この他、ディジタルスチルカメラ400の
携帯型フラッシュメモリ409は着脱が可能であるた
め、メモリ着脱ポート412から携帯型フラッシュメモ
リ409を取り外し、パソコン内部に直接携帯型フラッ
シュメモリ409を組み込んで、パソコンで画像の復号
処理を行い、パソコン用ディスプレイに画像を再生して
観ることもできる。パソコンでの画像処理については後
述する。
携帯型フラッシュメモリ409は着脱が可能であるた
め、メモリ着脱ポート412から携帯型フラッシュメモ
リ409を取り外し、パソコン内部に直接携帯型フラッ
シュメモリ409を組み込んで、パソコンで画像の復号
処理を行い、パソコン用ディスプレイに画像を再生して
観ることもできる。パソコンでの画像処理については後
述する。
【0007】更に、画像印刷装置によっては、パソコン
にと同様に着脱可能な携帯型フラッシュメモリに格納さ
れている画像データを、画像印刷装置内の復号処理部で
復号し、直接印刷して観ることもできる。なお、画像印
刷装置での画像印刷処理については後述する。
にと同様に着脱可能な携帯型フラッシュメモリに格納さ
れている画像データを、画像印刷装置内の復号処理部で
復号し、直接印刷して観ることもできる。なお、画像印
刷装置での画像印刷処理については後述する。
【0008】次に、パソコンで画像処理し、処理した画
像を表示または印刷する場合について説明する。
像を表示または印刷する場合について説明する。
【0009】図5はパソコンを用いた画像表示と画像印
刷の構成例を示すブロック図である。同図に示すよう
に、本構成は主に画像処理の中枢を成すパソコン部50
0とこれに接続される周辺機器、すなわち処理された画
像を表示するためのディスプレイ550と印刷するため
の印刷装置600と画像を入力するためのディジタルス
チルカメラ400またはスキャナ420で構成される。
パソコン部500は、外部機器接続ポート401、50
1、601を有しており、上記周辺機器はこれらの外部
機器接続ポートとケーブルで接続され、画像データの授
受が行われる。この他、パソコン部500は、MO(M
agneto−Optics:磁気光学)等の蓄積メデ
ィアを接続するための外部メモリ接続ポート508や携
帯型フラッシュメモリを組み込むためのメモリ着脱ポー
ト505等の外部インタフェースを有している。
刷の構成例を示すブロック図である。同図に示すよう
に、本構成は主に画像処理の中枢を成すパソコン部50
0とこれに接続される周辺機器、すなわち処理された画
像を表示するためのディスプレイ550と印刷するため
の印刷装置600と画像を入力するためのディジタルス
チルカメラ400またはスキャナ420で構成される。
パソコン部500は、外部機器接続ポート401、50
1、601を有しており、上記周辺機器はこれらの外部
機器接続ポートとケーブルで接続され、画像データの授
受が行われる。この他、パソコン部500は、MO(M
agneto−Optics:磁気光学)等の蓄積メデ
ィアを接続するための外部メモリ接続ポート508や携
帯型フラッシュメモリを組み込むためのメモリ着脱ポー
ト505等の外部インタフェースを有している。
【0010】まず、外部機器接続ポート401からディ
ジタルスチルカメラ400の画像データ(符号化されて
いる)をパソコン部500にとり込む。とり込んだ画像
データは、外部機器インタフェース510を介して符号
化復号部502へ送り、ここで復号を行い、復号後の画
像データを画像処理部509へ転送する。画像処理部5
09では、入力された画像に対して、シャープネスを施
したり、色相、彩度、明度を調整したり、画像サイズを
変更する等の画像処理が行われる。ここで処理された画
像データは、外部機器インタフェース510を介して、
外部機器接続ポート501に接続されるディスプレイ5
50に表示されるので、画像の処理状況を確認すること
ができる。
ジタルスチルカメラ400の画像データ(符号化されて
いる)をパソコン部500にとり込む。とり込んだ画像
データは、外部機器インタフェース510を介して符号
化復号部502へ送り、ここで復号を行い、復号後の画
像データを画像処理部509へ転送する。画像処理部5
09では、入力された画像に対して、シャープネスを施
したり、色相、彩度、明度を調整したり、画像サイズを
変更する等の画像処理が行われる。ここで処理された画
像データは、外部機器インタフェース510を介して、
外部機器接続ポート501に接続されるディスプレイ5
50に表示されるので、画像の処理状況を確認すること
ができる。
【0011】また、画像処理部509で処理した画像を
印刷して観るためには、外部機器インタフェース510
を介して外部機器接続ポート601に印刷装置600を
ケーブル接続することによって行われる。
印刷して観るためには、外部機器インタフェース510
を介して外部機器接続ポート601に印刷装置600を
ケーブル接続することによって行われる。
【0012】他方、別の外部でのディジタルスチルカメ
ラで撮った画像データは直接携帯型フラッシュメモリ5
06に格納して保存することができる。この携帯型フラ
ッシュメモリ506に格納されている画像データは、メ
モリ着脱ポート505を介してパソコン部500の内部
に格納して保存される。保存された携帯型フラッシュメ
モリ506の画像データは、メモリバス504からメモ
リインタフェース503を介して、符号化復号部502
に転送され、画像の復号が行われる。その後、外部機器
インタフェース510を通して、周辺機器であるディス
プレイ550に表示したり、印刷装置600から印刷し
たりすることができる。
ラで撮った画像データは直接携帯型フラッシュメモリ5
06に格納して保存することができる。この携帯型フラ
ッシュメモリ506に格納されている画像データは、メ
モリ着脱ポート505を介してパソコン部500の内部
に格納して保存される。保存された携帯型フラッシュメ
モリ506の画像データは、メモリバス504からメモ
リインタフェース503を介して、符号化復号部502
に転送され、画像の復号が行われる。その後、外部機器
インタフェース510を通して、周辺機器であるディス
プレイ550に表示したり、印刷装置600から印刷し
たりすることができる。
【0013】ほぼ同様の仕組で、別の外部でのスキャナ
で読込んだ画像データは、MOなどの蓄積メディアに格
納して保存することができる。このMOに格納されてい
る画像データは、外部メモリ接続ポート508と接続す
ることによって、メモリバス504からメモリインタフ
ェース503を介して、符号化復号部502に転送さ
れ、画像の復号が行われる。その後、再び画像の編集や
加工・修復を行う場合は、復号後の画像データを画像処
理部509へ送り処理を行う。画像処理部509で処理
した画像を保存する場合は、符号化復号部502で再度
符号化し、メモリインタフェース503を介して内部メ
モリ507に格納するか、または外部接続ポート508
を介してMO等の外部の蓄積メディアに格納する。
で読込んだ画像データは、MOなどの蓄積メディアに格
納して保存することができる。このMOに格納されてい
る画像データは、外部メモリ接続ポート508と接続す
ることによって、メモリバス504からメモリインタフ
ェース503を介して、符号化復号部502に転送さ
れ、画像の復号が行われる。その後、再び画像の編集や
加工・修復を行う場合は、復号後の画像データを画像処
理部509へ送り処理を行う。画像処理部509で処理
した画像を保存する場合は、符号化復号部502で再度
符号化し、メモリインタフェース503を介して内部メ
モリ507に格納するか、または外部接続ポート508
を介してMO等の外部の蓄積メディアに格納する。
【0014】次に、一般的な画像印刷装置について説明
する。
する。
【0015】図6は一般的な画像印刷装置の構成例を示
すブロック図である。画像印刷装置600は主として、
外部機器接続ポート101、外部機器インタフェース1
02、メモリ着脱ポート103、携帯型フラッシュメモ
リ104、メモリインタフェース105、画像復号部1
06、印刷制御部608、画像調整部110、印刷処理
部111、印刷出力エンジン112、モードスイッチ6
07から構成される。
すブロック図である。画像印刷装置600は主として、
外部機器接続ポート101、外部機器インタフェース1
02、メモリ着脱ポート103、携帯型フラッシュメモ
リ104、メモリインタフェース105、画像復号部1
06、印刷制御部608、画像調整部110、印刷処理
部111、印刷出力エンジン112、モードスイッチ6
07から構成される。
【0016】同図において、印刷に関するモード指定は
モードスイッチ607を用い、印刷制御部608に対し
てモードを伝達することによって行う。印刷制御部60
8は印刷モードの伝達を受けて、各種制御パラメータC
1(ファイル指定の制御パラメータ)、C2(画像調整
用の制御パラメータ)、C3(印刷体裁用の制御パラメ
ータ)を生成し、制御信号バス609へ出力する。
モードスイッチ607を用い、印刷制御部608に対し
てモードを伝達することによって行う。印刷制御部60
8は印刷モードの伝達を受けて、各種制御パラメータC
1(ファイル指定の制御パラメータ)、C2(画像調整
用の制御パラメータ)、C3(印刷体裁用の制御パラメ
ータ)を生成し、制御信号バス609へ出力する。
【0017】まず、画像データのとり込みは、パソコン
で画像の編集や画像の調整等が施された画像データを外
部機器接続ポート101から入力し、外部機器インタフ
ェース102を介して画像調整部110へ転送すること
によって行われる。他の画像データのとり込み方法は、
予めディジタルスチルカメラ等で撮った画像が保存され
ている携帯型フラッシュメモリ104をメモリ着脱ポー
ト103から画像印刷装置600の内部に直接装着して
行われる。いわゆる、パソコンを使用しないで画像印刷
をする時のモードである。携帯型フラッシュメモリ10
4の画像データは、制御信号バス609からファイル指
定の制御パラメータC1をとり込んで、指定の画像ファ
イルデータを読み出す。読み出した画像データは、メモ
リインタフェース105を介して画像復号部106へ転
送され、符号化されている画像データを復号し、画像調
整部110へ送られる。
で画像の編集や画像の調整等が施された画像データを外
部機器接続ポート101から入力し、外部機器インタフ
ェース102を介して画像調整部110へ転送すること
によって行われる。他の画像データのとり込み方法は、
予めディジタルスチルカメラ等で撮った画像が保存され
ている携帯型フラッシュメモリ104をメモリ着脱ポー
ト103から画像印刷装置600の内部に直接装着して
行われる。いわゆる、パソコンを使用しないで画像印刷
をする時のモードである。携帯型フラッシュメモリ10
4の画像データは、制御信号バス609からファイル指
定の制御パラメータC1をとり込んで、指定の画像ファ
イルデータを読み出す。読み出した画像データは、メモ
リインタフェース105を介して画像復号部106へ転
送され、符号化されている画像データを復号し、画像調
整部110へ送られる。
【0018】画像調整部110へ転送されてきた画像デ
ータは、制御信号バス609から画像調整用の制御パラ
メータC2をとり込み、ユーザの好みに応じてシャープ
ネスや色相、彩度、明度等の画像調整処理が施される。
その後、画像調整された赤(Rp)緑(Gp)青(B
p)の各画像データは印刷処理部111へ転送され、光
の原色信号であるRpGpBpから印刷ベースの原色信
号であるC(シアン)M(マゼンタ)Y(黄)K(黒)
のデータにフォーマット変換される。さらに、印刷処理
部111では、制御信号バス609から印刷体裁用の制
御パラメータC3を受けて、用紙サイズ、用紙品質、印
刷品質、印刷サイズ等の印刷体裁を整えられる。その
後、印刷体裁が整えられたCMYKの画像データを印刷
出力エンジン112へ転送することにより印刷が実行さ
れ、印刷された画像は、該印刷出力エンジン112を介
して取り出される。
ータは、制御信号バス609から画像調整用の制御パラ
メータC2をとり込み、ユーザの好みに応じてシャープ
ネスや色相、彩度、明度等の画像調整処理が施される。
その後、画像調整された赤(Rp)緑(Gp)青(B
p)の各画像データは印刷処理部111へ転送され、光
の原色信号であるRpGpBpから印刷ベースの原色信
号であるC(シアン)M(マゼンタ)Y(黄)K(黒)
のデータにフォーマット変換される。さらに、印刷処理
部111では、制御信号バス609から印刷体裁用の制
御パラメータC3を受けて、用紙サイズ、用紙品質、印
刷品質、印刷サイズ等の印刷体裁を整えられる。その
後、印刷体裁が整えられたCMYKの画像データを印刷
出力エンジン112へ転送することにより印刷が実行さ
れ、印刷された画像は、該印刷出力エンジン112を介
して取り出される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記した図4のディジ
タルスチルカメラ400で撮った写真(画像)を印刷す
る場合、図6の画像印刷装置600に図4のディジタルス
チルカメラ400を接続し、印刷する絵柄はディジタル
スチルカメラ400に装備されている確認用モニタ40
4を観て印刷を実行する。一般にディジタルスチルカメ
ラに装備される確認用モニタの画面は、3インチ前後の
ものであり、写真における実際の定型サイスで表示され
ることはなかった。また、特開昭和63ー283967
号公報には、モニタ内蔵型のプリンタが開示されている
が、モニタに表示される画像のサイズまでは記載されて
いない。したがって、実際に印刷される画像サイズとモ
ニタに表示される画像サイズが異なり、両者間にギャッ
プが生じているため、モニタに表示される画像が、印刷
された画像と違うイメージをユーザに与えていた。した
がって、ユーザが希望する色相、彩度、明度の絵柄を得
るためには、一つの画像を何枚も実際に印刷して観ない
と絵柄を確認できないという問題がある。
タルスチルカメラ400で撮った写真(画像)を印刷す
る場合、図6の画像印刷装置600に図4のディジタルス
チルカメラ400を接続し、印刷する絵柄はディジタル
スチルカメラ400に装備されている確認用モニタ40
4を観て印刷を実行する。一般にディジタルスチルカメ
ラに装備される確認用モニタの画面は、3インチ前後の
ものであり、写真における実際の定型サイスで表示され
ることはなかった。また、特開昭和63ー283967
号公報には、モニタ内蔵型のプリンタが開示されている
が、モニタに表示される画像のサイズまでは記載されて
いない。したがって、実際に印刷される画像サイズとモ
ニタに表示される画像サイズが異なり、両者間にギャッ
プが生じているため、モニタに表示される画像が、印刷
された画像と違うイメージをユーザに与えていた。した
がって、ユーザが希望する色相、彩度、明度の絵柄を得
るためには、一つの画像を何枚も実際に印刷して観ない
と絵柄を確認できないという問題がある。
【0020】また、一般にディジタルスチルカメラに装
備される確認用モニタとしては、実状に併せてコンパク
トであることが必要である。また使い勝手のよいことが
望まれる。
備される確認用モニタとしては、実状に併せてコンパク
トであることが必要である。また使い勝手のよいことが
望まれる。
【0021】また、確認用モニタとしては、フリッカの
少ないフリッカフリーの画面であることが望ましく、さ
らに、印刷される画像と視覚的に極めて互換性の高い色
相、彩度、明度、並びにサイズを有する画像であること
が望まれる。
少ないフリッカフリーの画面であることが望ましく、さ
らに、印刷される画像と視覚的に極めて互換性の高い色
相、彩度、明度、並びにサイズを有する画像であること
が望まれる。
【0022】本発明の目的は、モニタに表示される画像
が、印刷され得る画像と違和感のない画像を確認できる
画像印刷装置を提供することにある。
が、印刷され得る画像と違和感のない画像を確認できる
画像印刷装置を提供することにある。
【0023】本発明の他の目的は、実状の印刷定型サイ
ズからみてコンパクトで、専用の液晶カラーディスプレ
イの画面が見やすい角度に調節でき、且つ該専用の液晶
カラーディスプレイがコンパクトに収納可能な画像印刷
装置を提供することにある。
ズからみてコンパクトで、専用の液晶カラーディスプレ
イの画面が見やすい角度に調節でき、且つ該専用の液晶
カラーディスプレイがコンパクトに収納可能な画像印刷
装置を提供することにある。
【0024】本発明のさらに他の目的は、画像の高品質
化を図り、印刷される画像と視覚的に極めて互換性の高
い色相、彩度、明度、並びにサイズを有する画像を専用
の液晶カラーディスプレイに表示させる画像印刷装置を
提供することにある。
化を図り、印刷される画像と視覚的に極めて互換性の高
い色相、彩度、明度、並びにサイズを有する画像を専用
の液晶カラーディスプレイに表示させる画像印刷装置を
提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像データを
とり込んで印刷する画像印刷装置において、モードスイ
ッチの設定により定型の印刷サイズと同じ画像サイズの
表示が可能な専用の液晶カラーディスプレイを備えたこ
とを特徴とする画像印刷装置である。
とり込んで印刷する画像印刷装置において、モードスイ
ッチの設定により定型の印刷サイズと同じ画像サイズの
表示が可能な専用の液晶カラーディスプレイを備えたこ
とを特徴とする画像印刷装置である。
【0026】また、本発明は、前記専用の液晶カラーデ
ィスプレイが最大2L版の印刷サイズと同じ画像サイズ
の表示が可能であることを特徴とする画像印刷装置であ
る。
ィスプレイが最大2L版の印刷サイズと同じ画像サイズ
の表示が可能であることを特徴とする画像印刷装置であ
る。
【0027】また、本発明は、前記専用の液晶カラーデ
ィスプレイが回転リクライニング機能を有することを特
徴とする画像印刷装置である。
ィスプレイが回転リクライニング機能を有することを特
徴とする画像印刷装置である。
【0028】また、本発明は、前記専用の液晶カラーデ
ィスプレイが順次走査方式で且つフレーム速度が少なく
ともNTSCにおけるフィールド速度相当の画像表示が
可能であることを特徴とする画像印刷装置である。
ィスプレイが順次走査方式で且つフレーム速度が少なく
ともNTSCにおけるフィールド速度相当の画像表示が
可能であることを特徴とする画像印刷装置である。
【0029】また、本発明は、前記専用の液晶カラーデ
ィスプレイに表示される画像が、印刷の場合の基準光源
である色温度5000Kを有する照明光源(D50光源)の観
視条件の下で知覚される印刷画像と視覚的に同等となる
ように補償する表示誤差補償手段を備えたことを特徴と
する画像印刷装置である。
ィスプレイに表示される画像が、印刷の場合の基準光源
である色温度5000Kを有する照明光源(D50光源)の観
視条件の下で知覚される印刷画像と視覚的に同等となる
ように補償する表示誤差補償手段を備えたことを特徴と
する画像印刷装置である。
【0030】また、本発明は、前記表示誤差補償手段に
適用する補償データを予めテーブルに作成すると共に、
前記テーブルを参照しながら、前記専用の液晶カラーデ
ィスプレイに表示する画像データを補償する手段を備え
たことを特徴とする画像印刷装置である。
適用する補償データを予めテーブルに作成すると共に、
前記テーブルを参照しながら、前記専用の液晶カラーデ
ィスプレイに表示する画像データを補償する手段を備え
たことを特徴とする画像印刷装置である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。
面を参照して詳細に説明する。
【0032】はじめに、本発明の画像印刷装置の概観に
ついて説明する。図7は本発明の実施例を示すもので、
画像印刷装置の概観例を表す図であり、同図(1)は開
閉操作の機構を示す例で、同図(2)は回転リクライニ
ング機構を示す例である。同図(1)及び(2)に示す
ように、本発明の画像印刷装置100は、画像データを
印刷する本体とこれに搭載する表示部(専用の液晶カラ
ーディスプレイ)から構成される。本体は、従来技術の
画像印刷装置と同様に、印刷用紙を画像印刷装置にセッ
トすることにより印刷が可能となり、印刷を開始すると
印刷用紙に画像が印刷されて出力される。
ついて説明する。図7は本発明の実施例を示すもので、
画像印刷装置の概観例を表す図であり、同図(1)は開
閉操作の機構を示す例で、同図(2)は回転リクライニ
ング機構を示す例である。同図(1)及び(2)に示す
ように、本発明の画像印刷装置100は、画像データを
印刷する本体とこれに搭載する表示部(専用の液晶カラ
ーディスプレイ)から構成される。本体は、従来技術の
画像印刷装置と同様に、印刷用紙を画像印刷装置にセッ
トすることにより印刷が可能となり、印刷を開始すると
印刷用紙に画像が印刷されて出力される。
【0033】加えて、本発明の画像印刷装置は表示部を
有している。表示部は専用の液晶ディスプレイ118で
構成され、本体側面に取り付けられる。該専用の液晶デ
ィスプレイは同図(1)に示すようにコンパクトに収納
できるような開閉機能を有しており、更には同図(2)
示すように該専用の液晶カラーディスプレイ画面を回転
リクライニングできる機構とすることで、専用の液晶カ
ラーディスプレイの表示画面を見やすく調節できる。
有している。表示部は専用の液晶ディスプレイ118で
構成され、本体側面に取り付けられる。該専用の液晶デ
ィスプレイは同図(1)に示すようにコンパクトに収納
できるような開閉機能を有しており、更には同図(2)
示すように該専用の液晶カラーディスプレイ画面を回転
リクライニングできる機構とすることで、専用の液晶カ
ラーディスプレイの表示画面を見やすく調節できる。
【0034】また、画像印刷装置のコンパクト性の観点
から、該専用の液晶カラーディスプレイ画面のサイズ制
限を最大9インチまでとすることが望ましく、画面サイ
ズを最大9インチとすことで、最大2L判の写真サイズ
での実サイズ表示が可能となる。図8は9インチサイズ
(137mm×183mm)のディスプレイ(アスペクト比4:
3)での表示例を示したもので、同図(1)は9インチ
サイズ(137mm×183mm)のディスプレイに対する2L判
サイズ(127mm×178mm)の表示例であり、(2)はE判
サイズ(82.5mm×117mm)の表示例である。E判サイズ
での実サイズ表示を実現するためには、少なくとも5.8
インチ以上の画面サイズのディスプレイが必要となる。
から、該専用の液晶カラーディスプレイ画面のサイズ制
限を最大9インチまでとすることが望ましく、画面サイ
ズを最大9インチとすことで、最大2L判の写真サイズ
での実サイズ表示が可能となる。図8は9インチサイズ
(137mm×183mm)のディスプレイ(アスペクト比4:
3)での表示例を示したもので、同図(1)は9インチ
サイズ(137mm×183mm)のディスプレイに対する2L判
サイズ(127mm×178mm)の表示例であり、(2)はE判
サイズ(82.5mm×117mm)の表示例である。E判サイズ
での実サイズ表示を実現するためには、少なくとも5.8
インチ以上の画面サイズのディスプレイが必要となる。
【0035】なお、本実施例では該専用の液晶ディスプ
レイを本体の右サイドに取り付けた場合を示したが、取
り付け位置は側面のみならず、前面、背面、上面の何れ
であっても良い。但し、何れに取り付ける際にも、開閉
機構と回転リクライニング機構を有するものである。
レイを本体の右サイドに取り付けた場合を示したが、取
り付け位置は側面のみならず、前面、背面、上面の何れ
であっても良い。但し、何れに取り付ける際にも、開閉
機構と回転リクライニング機構を有するものである。
【0036】次に、本発明の構成並びに動作について説
明する。図1は本発明による画像印刷装置の構成を示す
ブロック図である。本画像印刷装置100は、パソコン
とケーブル接続するための外部機器接続ポート101と
外部機器インタフェース102、符号化された画像デー
タを格納した携帯型フラッシュメモリ104が装着され
るメモリ着脱ポート103とメモリインタフェース10
5並びに符号化された画像データを復号する画像復号部
106、画像の印刷品質等を指定するモードスイッチ1
07、各種制御パラメータを生成する印刷制御部10
8、画像の色相、彩度、明度等を調整する画像調整部1
10、画像の印刷処理を行う印刷処理部111と印刷を
実行すると共に該印刷された画像を取り出す印刷出力エ
ンジン112、印刷画像と視覚的に極めて互換性の高い
色相、彩度、明度を有する画像が表示される専用の液晶
カラーディスプレイ118及び該専用の液晶カラーディ
スプレイに表示される画像サイズが定型の印刷サイズ
(例えば、写真の定型サイズでE判サイズ、2E判サイ
ズ、L判サイズ、2L判サイズなど)と同じサイズに合
わせるための定型サイズ変換部115、定型サイズに変
換された画像のデータを格納するフレームメモリ11
7、フレームメモリ117から画像データを順次走査形
式で且つフレーム速度がNTSCにおけるフィールド速
度相当(周波数59.97fps)以上で出力するためのメ
モリ制御部116、印刷画像と視覚的に極めて互換性の
高い色相、彩度、明度を有する画像が専用の液晶カラー
ディスプレイに表示されるように画像データを補償する
表示誤差補償部113、予め補償データを格納する補償
データテーブル114から構成される。
明する。図1は本発明による画像印刷装置の構成を示す
ブロック図である。本画像印刷装置100は、パソコン
とケーブル接続するための外部機器接続ポート101と
外部機器インタフェース102、符号化された画像デー
タを格納した携帯型フラッシュメモリ104が装着され
るメモリ着脱ポート103とメモリインタフェース10
5並びに符号化された画像データを復号する画像復号部
106、画像の印刷品質等を指定するモードスイッチ1
07、各種制御パラメータを生成する印刷制御部10
8、画像の色相、彩度、明度等を調整する画像調整部1
10、画像の印刷処理を行う印刷処理部111と印刷を
実行すると共に該印刷された画像を取り出す印刷出力エ
ンジン112、印刷画像と視覚的に極めて互換性の高い
色相、彩度、明度を有する画像が表示される専用の液晶
カラーディスプレイ118及び該専用の液晶カラーディ
スプレイに表示される画像サイズが定型の印刷サイズ
(例えば、写真の定型サイズでE判サイズ、2E判サイ
ズ、L判サイズ、2L判サイズなど)と同じサイズに合
わせるための定型サイズ変換部115、定型サイズに変
換された画像のデータを格納するフレームメモリ11
7、フレームメモリ117から画像データを順次走査形
式で且つフレーム速度がNTSCにおけるフィールド速
度相当(周波数59.97fps)以上で出力するためのメ
モリ制御部116、印刷画像と視覚的に極めて互換性の
高い色相、彩度、明度を有する画像が専用の液晶カラー
ディスプレイに表示されるように画像データを補償する
表示誤差補償部113、予め補償データを格納する補償
データテーブル114から構成される。
【0037】同図において、モードスイッチ107は、
印刷に関する種々の画像処理モードを設定するためのス
イッチであり、該モードスイッチ107によって、印刷
制御部108に対して画像処理モードを設定する。印刷
制御部108では画像モードの伝達を受けて、各種制御
パラメータC1(ファイル指定の制御パラメータ)、C
2(画像調整用の制御パラメータ)、C3(印刷体裁用
の制御パラメータ)、C4(定型サイズ指定の制御パラ
メータ)を生成し、制御信号バス109へ出力する。
印刷に関する種々の画像処理モードを設定するためのス
イッチであり、該モードスイッチ107によって、印刷
制御部108に対して画像処理モードを設定する。印刷
制御部108では画像モードの伝達を受けて、各種制御
パラメータC1(ファイル指定の制御パラメータ)、C
2(画像調整用の制御パラメータ)、C3(印刷体裁用
の制御パラメータ)、C4(定型サイズ指定の制御パラ
メータ)を生成し、制御信号バス109へ出力する。
【0038】ファイル指定の制御パラメータC1は、携
帯型フラッシュメモリ104に格納されている複数の画
像データファイルの中から、指定の画像ファイルのデー
タを読込むための制御パラメータ信号であり、C1をメ
モリインタフェース105に与えることによって、指定
の画像データを携帯型フラッシュメモリ104から読込
むことができる。
帯型フラッシュメモリ104に格納されている複数の画
像データファイルの中から、指定の画像ファイルのデー
タを読込むための制御パラメータ信号であり、C1をメ
モリインタフェース105に与えることによって、指定
の画像データを携帯型フラッシュメモリ104から読込
むことができる。
【0039】画像調整用の制御パラメータC2は、入力
される画像データに対して、シャープネスや色相、彩
度、明度等の画像を調整するための制御パラメータ信号
であり、C2を画像調整部110に与えることによっ
て、入力画像の画像調整が可能である。
される画像データに対して、シャープネスや色相、彩
度、明度等の画像を調整するための制御パラメータ信号
であり、C2を画像調整部110に与えることによっ
て、入力画像の画像調整が可能である。
【0040】印刷体裁用の制御パラメータC3は、印刷
用紙(光沢紙、光沢フィルム、ファイン紙、普通紙な
ど)の指定と印刷サイズ(定型サイズでE判サイズ、2
E判サイズ、L判サイズ、2L判サイズなど)の指定を
示す制御パラメータ信号であり、C3を印刷処理部11
1に与えることによって、印刷のための体裁が整えられ
る。また、上記制御パラメータC3は、補償データテー
ブルから所定の補償特性を選択するための制御パラメー
タでもあり、適用する補償特性は使用する印刷用紙のタ
イプにリンクしている。C3を補償データテーブル11
4に与えることによって、印刷出力エンジンで印刷され
る画像と専用の液晶カラーディスプレイに表示される画
像との視覚的な誤差を補償するための信号(α、β、
γ)を出力する。
用紙(光沢紙、光沢フィルム、ファイン紙、普通紙な
ど)の指定と印刷サイズ(定型サイズでE判サイズ、2
E判サイズ、L判サイズ、2L判サイズなど)の指定を
示す制御パラメータ信号であり、C3を印刷処理部11
1に与えることによって、印刷のための体裁が整えられ
る。また、上記制御パラメータC3は、補償データテー
ブルから所定の補償特性を選択するための制御パラメー
タでもあり、適用する補償特性は使用する印刷用紙のタ
イプにリンクしている。C3を補償データテーブル11
4に与えることによって、印刷出力エンジンで印刷され
る画像と専用の液晶カラーディスプレイに表示される画
像との視覚的な誤差を補償するための信号(α、β、
γ)を出力する。
【0041】定型サイズ指定の制御パラメータC4は、
専用の液晶カラーディスプレイ118に表示する画像サ
イズを、実際の写真サイズ(E判サイズ、2E判サイ
ズ、L判サイズ、2L判サイズ等)で表示させることを
指し示す制御パラメータ信号であり、C4を定型サイズ
変換部115に与えることによって、専用の液晶カラー
ディスプレイ118に表示する画像サイズを印刷サイズ
と同じにするための変換処理が行われる。
専用の液晶カラーディスプレイ118に表示する画像サ
イズを、実際の写真サイズ(E判サイズ、2E判サイ
ズ、L判サイズ、2L判サイズ等)で表示させることを
指し示す制御パラメータ信号であり、C4を定型サイズ
変換部115に与えることによって、専用の液晶カラー
ディスプレイ118に表示する画像サイズを印刷サイズ
と同じにするための変換処理が行われる。
【0042】フレームメモリ117へのデータ書込みと
データ読み出しの制御信号CTLは、定型サイズ変換部
115でサイズ変換された画像データの書き込みと書き
込んだ画像データをフレームメモリから117読み出す
制御を行うための制御信号であり、CTLをフレームメ
モリ117へ与えることによって、順次走査形式の画像
データ出力とフレーム速度の制御が行われ、専用の液晶
カラーディスプレイ118に表示される画面のフリッカ
フリー(フリッカが少ない)が可能となる。
データ読み出しの制御信号CTLは、定型サイズ変換部
115でサイズ変換された画像データの書き込みと書き
込んだ画像データをフレームメモリから117読み出す
制御を行うための制御信号であり、CTLをフレームメ
モリ117へ与えることによって、順次走査形式の画像
データ出力とフレーム速度の制御が行われ、専用の液晶
カラーディスプレイ118に表示される画面のフリッカ
フリー(フリッカが少ない)が可能となる。
【0043】まず、パソコンにより画像の編集や加工・
修復がなされたものを印刷出力するモードの場合につい
て説明する。画像印刷装置100への画像データは、パ
ソコンと外部機器接続ポート101をケーブルで接続
し、外部機器インタフェース102を介して画像調整部
110へ転送されることによってとり込まれる。画像調
整部110は、画像調整用の制御パラメータC2を受け
ることによって、入力された画像データに対して、ユー
ザの好みによってシャープネスや色相、彩度、明度等の
画像を調整できる処理部である。とり込んだ画像データ
は、印刷画像の仕上がり状況を専用の液晶カラーディス
プレイ118で確認しながら、画像調整の処理がなされ
る。
修復がなされたものを印刷出力するモードの場合につい
て説明する。画像印刷装置100への画像データは、パ
ソコンと外部機器接続ポート101をケーブルで接続
し、外部機器インタフェース102を介して画像調整部
110へ転送されることによってとり込まれる。画像調
整部110は、画像調整用の制御パラメータC2を受け
ることによって、入力された画像データに対して、ユー
ザの好みによってシャープネスや色相、彩度、明度等の
画像を調整できる処理部である。とり込んだ画像データ
は、印刷画像の仕上がり状況を専用の液晶カラーディス
プレイ118で確認しながら、画像調整の処理がなされ
る。
【0044】画像調整された画像データRpGpBpは、
印刷処理部111へ供給される。印刷処理部111では
入力されたRpGpBpの画像データから印刷ベースのC
MYKの画像データに変換することによって印刷を可能
にする。また、印刷体裁用の制御パラメータC3を受け
ることによって、印刷用紙(光沢紙、光沢フィルム、フ
ァイン紙、普通紙など)と印刷サイズ(E判サイズ、2
E判サイズ、L判サイズ、2L判サイズなど)の判定を
行い、印刷画像の体裁が整えられる。その後、印刷体裁
が整えられたCMYKの画像データを印刷出力エンジン
112へ転送することにより印刷が実行され、印刷され
た画像は該印刷出力エンジン112から所定の印刷用紙
に指定の印刷サイズで出力される。このとき出力される
印刷画像は、専用の液晶カラーディスプレイ118に表
示される画像と視覚的に極めて互換性の高い色相、彩
度、明度を有するものであり、画像サイズも等しくなっ
ている。
印刷処理部111へ供給される。印刷処理部111では
入力されたRpGpBpの画像データから印刷ベースのC
MYKの画像データに変換することによって印刷を可能
にする。また、印刷体裁用の制御パラメータC3を受け
ることによって、印刷用紙(光沢紙、光沢フィルム、フ
ァイン紙、普通紙など)と印刷サイズ(E判サイズ、2
E判サイズ、L判サイズ、2L判サイズなど)の判定を
行い、印刷画像の体裁が整えられる。その後、印刷体裁
が整えられたCMYKの画像データを印刷出力エンジン
112へ転送することにより印刷が実行され、印刷され
た画像は該印刷出力エンジン112から所定の印刷用紙
に指定の印刷サイズで出力される。このとき出力される
印刷画像は、専用の液晶カラーディスプレイ118に表
示される画像と視覚的に極めて互換性の高い色相、彩
度、明度を有するものであり、画像サイズも等しくなっ
ている。
【0045】一方、画像調整部110で画像調整された
画像データRpGpBpは、表示誤差補償部113並びに
補償データテーブル114にも供給され、専用の液晶カ
ラーディスプレイ118に表示される画像の色相、彩
度、明度が印刷出力エンジン112から得られる印刷画
像と視覚的に同等となるように、画像データRpGpBp
を補償する。画像データの補償は、印刷体裁用の制御パ
ラメータC3を受けた補償データテーブル114の補償
特性に添って施される。なお、専用の液晶カラーディス
プレイ118に与える画像データの補償については後述
する。
画像データRpGpBpは、表示誤差補償部113並びに
補償データテーブル114にも供給され、専用の液晶カ
ラーディスプレイ118に表示される画像の色相、彩
度、明度が印刷出力エンジン112から得られる印刷画
像と視覚的に同等となるように、画像データRpGpBp
を補償する。画像データの補償は、印刷体裁用の制御パ
ラメータC3を受けた補償データテーブル114の補償
特性に添って施される。なお、専用の液晶カラーディス
プレイ118に与える画像データの補償については後述
する。
【0046】補償された画像データは定型サイズ変換部
115へ供給され、画像サイズを所定のサイズに変換
し、一旦フレームメモリ117に格納する。該フレーム
メモリ117に格納された画像データは、順次走査形式
で且つ、フレーム速度が59.97fps(フレーム/秒)
以上で表示可能なデータフォーマットで読み出される。
フレームメモリ117への画像データ書込みおよび読み
出し制御は、メモリ制御部116で生成される制御信号
CTLによって行われる。フレームメモリ117から読
み出された画像データRd、Gd、Bdを専用の液晶カ
ラーディスプレイ118に供給することによって、表示
画面には印刷出力エンジン112から得られる印刷画像
と視覚的に極めて互換性の高い絵柄とサイズを有する画
像として表示される。なお、ここで適用する該専用の液
晶カラーディスプレイは、上記データフォーマットの表
示を満たす仕様である。
115へ供給され、画像サイズを所定のサイズに変換
し、一旦フレームメモリ117に格納する。該フレーム
メモリ117に格納された画像データは、順次走査形式
で且つ、フレーム速度が59.97fps(フレーム/秒)
以上で表示可能なデータフォーマットで読み出される。
フレームメモリ117への画像データ書込みおよび読み
出し制御は、メモリ制御部116で生成される制御信号
CTLによって行われる。フレームメモリ117から読
み出された画像データRd、Gd、Bdを専用の液晶カ
ラーディスプレイ118に供給することによって、表示
画面には印刷出力エンジン112から得られる印刷画像
と視覚的に極めて互換性の高い絵柄とサイズを有する画
像として表示される。なお、ここで適用する該専用の液
晶カラーディスプレイは、上記データフォーマットの表
示を満たす仕様である。
【0047】次に、ディジタルスチルカメラで撮った画
像(符号化されている)データを印刷出力するモードの
場合について説明する。まず、前記説明のディジタルス
チルカメラで撮った画像データを携帯型フラッシュメモ
リに格納する。その後、該携帯型フラッシュメモリをデ
ィジタルスチルカメラから抜き取り、画像印刷装置10
0のメモリ着脱ポート103を介して、画像印刷装置1
00の内部に装着する。
像(符号化されている)データを印刷出力するモードの
場合について説明する。まず、前記説明のディジタルス
チルカメラで撮った画像データを携帯型フラッシュメモ
リに格納する。その後、該携帯型フラッシュメモリをデ
ィジタルスチルカメラから抜き取り、画像印刷装置10
0のメモリ着脱ポート103を介して、画像印刷装置1
00の内部に装着する。
【0048】携帯型フラッシュメモリ104が装着され
ると、メモリインタフェース105は制御信号バス10
9から画像ファイル指定の制御パラメータC1を受ける
ことにより、携帯型フラッシュメモリ104に格納され
ている指定ファイルの画像データを読み込んで、画像復
号部106へ画像データを転送する。画像復号部106
では、供給された画像データを復号して画像調整部11
0へ送る。画像調整部110へ供給された画像データ
は、上記説明のパソコンから画像調整部110へ画像デ
ータを転送して画像を印刷出力する場合と同様のシーケ
ンスによって、印刷出力エンジン112から印刷画像が
得られる。
ると、メモリインタフェース105は制御信号バス10
9から画像ファイル指定の制御パラメータC1を受ける
ことにより、携帯型フラッシュメモリ104に格納され
ている指定ファイルの画像データを読み込んで、画像復
号部106へ画像データを転送する。画像復号部106
では、供給された画像データを復号して画像調整部11
0へ送る。画像調整部110へ供給された画像データ
は、上記説明のパソコンから画像調整部110へ画像デ
ータを転送して画像を印刷出力する場合と同様のシーケ
ンスによって、印刷出力エンジン112から印刷画像が
得られる。
【0049】次に、印刷出力エンジン112から得られ
る印刷画像と専用の液晶カラーディスプレイ118に表
示される表示画像との視覚的な互換性を高めるための方
法について説明する。
る印刷画像と専用の液晶カラーディスプレイ118に表
示される表示画像との視覚的な互換性を高めるための方
法について説明する。
【0050】上記画像印刷装置100の構成の中で、画
像調整部110の出力画像データ(Rp、Gp、Bp)
は、印刷処理部111へ供給されると同時に、表示誤差
補償部113並びに補償データテーブル114にも供給
される。表示誤差補償部113は、入力されるRp、G
p、Bpの画像データに補償を施すことによって、絵柄
(色相、彩度、明度)が専用の液晶カラーディスプレイ
118に表示される表示画像を印刷出力エンジンの印刷
画像と視覚的にマッチングするように処理を行ってい
る。
像調整部110の出力画像データ(Rp、Gp、Bp)
は、印刷処理部111へ供給されると同時に、表示誤差
補償部113並びに補償データテーブル114にも供給
される。表示誤差補償部113は、入力されるRp、G
p、Bpの画像データに補償を施すことによって、絵柄
(色相、彩度、明度)が専用の液晶カラーディスプレイ
118に表示される表示画像を印刷出力エンジンの印刷
画像と視覚的にマッチングするように処理を行ってい
る。
【0051】Rp、Gp、Bpの画像データ補償は、補償
データを予め補償データテーブル114として保持して
おき、入力されるRp、Gp、Bpそれぞれの画像データ
のレベルに応じて、該テーブルの補償データ(Rp用補
償データα、Gp用補償データβ、Bp用補償データγ)
を参照しながら、Rp、Gp、Bpそれぞれの画像データ
との演算を行う。
データを予め補償データテーブル114として保持して
おき、入力されるRp、Gp、Bpそれぞれの画像データ
のレベルに応じて、該テーブルの補償データ(Rp用補
償データα、Gp用補償データβ、Bp用補償データγ)
を参照しながら、Rp、Gp、Bpそれぞれの画像データ
との演算を行う。
【0052】ここで、それぞれの補償データα、β、γ
は、印刷する用紙の特性と専用の液晶カラーディスプレ
イの特性によって決定される補償信号であり、照明光源
の色温度が5000K(D50光源)の環視条件下で定まる印
刷用紙の特性パラメータを用いる。補償データテーブル
114の中から適用する補償データの特性情報は、印刷
体裁用の制御パラメータC3を制御信号バス109から
抽出して得る。
は、印刷する用紙の特性と専用の液晶カラーディスプレ
イの特性によって決定される補償信号であり、照明光源
の色温度が5000K(D50光源)の環視条件下で定まる印
刷用紙の特性パラメータを用いる。補償データテーブル
114の中から適用する補償データの特性情報は、印刷
体裁用の制御パラメータC3を制御信号バス109から
抽出して得る。
【0053】次に、表示誤差補償部113と補償データ
テーブル114による赤(R)、緑(G)、青(B)の
画像データ補償処理について、図2及び図3を用いて詳
細に説明する。
テーブル114による赤(R)、緑(G)、青(B)の
画像データ補償処理について、図2及び図3を用いて詳
細に説明する。
【0054】図2は、表示誤差補償の処理例を示すブロ
ック図である。同図において、赤(Ri)緑(Gi)青
(Bi)の画像データは、画像調整部110によって画
像調整処理が施されることで、それぞれRpGpBpの
画像データに変換される。該RpGpBpの画像データ
を印刷処理部111と表示誤差補償部113並びに補償
データテーブル114へ供給する。表示誤差補償部11
3は主に3つの演算部201、202、203で構成さ
れ、表示誤差補償部113に供給されたRpGpBpの
画像データは、それぞれの演算部201、202、20
3へ入力される。一方、補償データテーブル114から
導かれるRpGpBpのそれぞれに対応する補償データ
α、β、γも各演算部201、202、203へ供給す
る。演算部201では画像データRpと補償データαの
乗算を行い、専用の液晶カラーディスプレイ用のR(R
=α・Rp)信号を生成する。同様にして、演算部20
2ではGpとβの演算でG(G=β・Gp)が、演算部
203ではBpとγの演算でB(B=γ・Bp)がそれ
ぞれ生成される。
ック図である。同図において、赤(Ri)緑(Gi)青
(Bi)の画像データは、画像調整部110によって画
像調整処理が施されることで、それぞれRpGpBpの
画像データに変換される。該RpGpBpの画像データ
を印刷処理部111と表示誤差補償部113並びに補償
データテーブル114へ供給する。表示誤差補償部11
3は主に3つの演算部201、202、203で構成さ
れ、表示誤差補償部113に供給されたRpGpBpの
画像データは、それぞれの演算部201、202、20
3へ入力される。一方、補償データテーブル114から
導かれるRpGpBpのそれぞれに対応する補償データ
α、β、γも各演算部201、202、203へ供給す
る。演算部201では画像データRpと補償データαの
乗算を行い、専用の液晶カラーディスプレイ用のR(R
=α・Rp)信号を生成する。同様にして、演算部20
2ではGpとβの演算でG(G=β・Gp)が、演算部
203ではBpとγの演算でB(B=γ・Bp)がそれ
ぞれ生成される。
【0055】補償特性は、印刷される画像品質が、印刷
の場合の基準光源である色温度5000Kの照明光源(D50
光源)における観視条件の下で観たときに、専用の液晶
カラーディスプレイ118に表示される絵柄(色相、彩
度、明度)が視覚的に同等になるように生成されるもの
であり、その補償データα、β、γは専用の液晶カラー
ディスプレイ118の有する発光特性と印刷に使用され
るインキの特性、並びに印刷に使用する用紙の特性(光
沢紙、光沢フィルム、ファイン紙、普通紙、はがき、な
ど)で決定される。
の場合の基準光源である色温度5000Kの照明光源(D50
光源)における観視条件の下で観たときに、専用の液晶
カラーディスプレイ118に表示される絵柄(色相、彩
度、明度)が視覚的に同等になるように生成されるもの
であり、その補償データα、β、γは専用の液晶カラー
ディスプレイ118の有する発光特性と印刷に使用され
るインキの特性、並びに印刷に使用する用紙の特性(光
沢紙、光沢フィルム、ファイン紙、普通紙、はがき、な
ど)で決定される。
【0056】図3は表示誤差補償の特性例を示す図であ
る。同図は補償特性1〜5の5つの特性例を示してい
る。補償特性1は、印刷される画像に対して、専用の液
晶カラーディスプレイに表示される画像がトーンダウン
している時に適用する補償特性である。補償特性2は、
印刷される画像に対して、専用の液晶カラーディスプレ
イに表示される画像が入力画像レベルの小さい領域でト
ーンダウンしていて、入力画像レベルが大きい領域で逆
の傾向を示す時に適用する補償特性である。補償特性3
は、印刷される画像と専用の液晶カラーディスプレイに
表示される画像が視覚的に同等である時に適用する補償
特性である。補償特性4は補償特性2と逆のケースの時
に適用される補償特性である。補償特性5は補償特性1
と逆のケースの時に適用される補償特性である。
る。同図は補償特性1〜5の5つの特性例を示してい
る。補償特性1は、印刷される画像に対して、専用の液
晶カラーディスプレイに表示される画像がトーンダウン
している時に適用する補償特性である。補償特性2は、
印刷される画像に対して、専用の液晶カラーディスプレ
イに表示される画像が入力画像レベルの小さい領域でト
ーンダウンしていて、入力画像レベルが大きい領域で逆
の傾向を示す時に適用する補償特性である。補償特性3
は、印刷される画像と専用の液晶カラーディスプレイに
表示される画像が視覚的に同等である時に適用する補償
特性である。補償特性4は補償特性2と逆のケースの時
に適用される補償特性である。補償特性5は補償特性1
と逆のケースの時に適用される補償特性である。
【0057】上記補償特性1〜5のうちどの補償特性を
採用するかは、印刷体裁用の制御パラメータC3を補償
データテーブル114へ与えることによって、各チャン
ネルに対する補償特性が選択される。
採用するかは、印刷体裁用の制御パラメータC3を補償
データテーブル114へ与えることによって、各チャン
ネルに対する補償特性が選択される。
【0058】例えば、R(赤)チャンネルで、補償特性
1が選択された場合において、特定ポイントの入力レベ
ル(入力される画像データRpのレベル)に着目する
と、Rp=0.1のときにはα=3.512を、Rp=0.2のと
きにはα=2.406を、Rp=0.3のときにはα=1.929
を、Rp=0.4のときにはα=1.648を、Rp=0.5のと
きにはα=1.460を、Rp=0.6のときにはα=1.321
を、Rp=0.7のときにはα=1.215を、Rp=0.8のと
きにはα=1.129を、Rp=0.9のときにはα=1.059
を、Rp=1のときにはα=1.000のように、入力され
る画像データのレベルによって演算部201に返す補償
データαの値は変化する。
1が選択された場合において、特定ポイントの入力レベ
ル(入力される画像データRpのレベル)に着目する
と、Rp=0.1のときにはα=3.512を、Rp=0.2のと
きにはα=2.406を、Rp=0.3のときにはα=1.929
を、Rp=0.4のときにはα=1.648を、Rp=0.5のと
きにはα=1.460を、Rp=0.6のときにはα=1.321
を、Rp=0.7のときにはα=1.215を、Rp=0.8のと
きにはα=1.129を、Rp=0.9のときにはα=1.059
を、Rp=1のときにはα=1.000のように、入力され
る画像データのレベルによって演算部201に返す補償
データαの値は変化する。
【0059】同様にして、G(緑)チャンネル及びB
(青)チャンネルについても補償データテーブルが受け
る制御パラメータC3と入力される画像データのレベル
(Gp、Bp)によって演算部202、203に返す補
償データ(β、γ)の値が変化する。
(青)チャンネルについても補償データテーブルが受け
る制御パラメータC3と入力される画像データのレベル
(Gp、Bp)によって演算部202、203に返す補
償データ(β、γ)の値が変化する。
【0060】以上、説明のごとく、αとRpの演算で生
成されたR、βとGpの演算で生成されたG、γとBp
の演算で生成されたBを用いることにより、該専用の液
晶カラーディスプレイ118に表示される表示画像が視
覚的に印刷画像と同等となり、カラーマッチングがとら
れる。この処理によって、画像を印刷する前に、印刷の
仕上がり状況が把握できる。また、パソコンにより外部
処理された画像データも本実施例の画像印刷表示装置1
00に入力し、専用の液晶カラーディスプレイ118に
表示させることで、印刷時の仕上がり状況を確認でき
る。
成されたR、βとGpの演算で生成されたG、γとBp
の演算で生成されたBを用いることにより、該専用の液
晶カラーディスプレイ118に表示される表示画像が視
覚的に印刷画像と同等となり、カラーマッチングがとら
れる。この処理によって、画像を印刷する前に、印刷の
仕上がり状況が把握できる。また、パソコンにより外部
処理された画像データも本実施例の画像印刷表示装置1
00に入力し、専用の液晶カラーディスプレイ118に
表示させることで、印刷時の仕上がり状況を確認でき
る。
【0061】なお、本実施の形態では一般的な補償特性
例を示すに止めたが、液晶の発光特性は安定であるた
め、印刷に使用するインキを特定すれば、補償特性のバ
リエーションは使用する用紙の種類によって決定され
る。したがって、それぞれの用紙に対応の補償特性をパ
ラメータとして用意することが可能となる。
例を示すに止めたが、液晶の発光特性は安定であるた
め、印刷に使用するインキを特定すれば、補償特性のバ
リエーションは使用する用紙の種類によって決定され
る。したがって、それぞれの用紙に対応の補償特性をパ
ラメータとして用意することが可能となる。
【0062】また、本実施の形態では表示誤差補償部1
13と表示誤差補償データ格納テーブル114を分離し
た構成で説明をしたが、表示誤差補償部113の演算部
201、202、203で実行される演算結果を補償デ
ータテーブル114に予めマージしておくこともでき
る。
13と表示誤差補償データ格納テーブル114を分離し
た構成で説明をしたが、表示誤差補償部113の演算部
201、202、203で実行される演算結果を補償デ
ータテーブル114に予めマージしておくこともでき
る。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、画像印刷装置に専用の
液晶カラーディスプレイを装着させたので、パソコンで
処理した画像やディジタルスチルカメラで撮った画像
を、該専用の液晶カラーディスプレイに表示させること
により、印刷する前に印刷の仕上がり状況を把握するこ
とができる。特に、本発明によれば、モードスイッチの
設定により定型の印刷サイズと同じ画像サイズの表示が
可能な専用の液晶カラーディスプレイを装着させたの
で、定型の印刷サイズと同じ画像サイズの表示が可能と
なり、該専用の液晶カラーディスプレイに表示される画
像を観ながら、印刷仕上がりイメージでの画像認識がで
きるので便利である。
液晶カラーディスプレイを装着させたので、パソコンで
処理した画像やディジタルスチルカメラで撮った画像
を、該専用の液晶カラーディスプレイに表示させること
により、印刷する前に印刷の仕上がり状況を把握するこ
とができる。特に、本発明によれば、モードスイッチの
設定により定型の印刷サイズと同じ画像サイズの表示が
可能な専用の液晶カラーディスプレイを装着させたの
で、定型の印刷サイズと同じ画像サイズの表示が可能と
なり、該専用の液晶カラーディスプレイに表示される画
像を観ながら、印刷仕上がりイメージでの画像認識がで
きるので便利である。
【0064】また専用ディスプレイを液晶タイプにした
ことで、CRTよりも奥行きを薄くでき便利である。
ことで、CRTよりも奥行きを薄くでき便利である。
【0065】また専用の液晶カラーディスプレイが最大
2L版の印刷サイズと同じ画像サイズの表示が可能であ
ることにより、コンパクトな収納が可能である。
2L版の印刷サイズと同じ画像サイズの表示が可能であ
ることにより、コンパクトな収納が可能である。
【0066】また専用の液晶カラーディスプレイが収納
可能な開閉式で且つ画面の角度を任意に調節できる回転
リクライニング機能を有するので、画面を見やすく調節
できる。
可能な開閉式で且つ画面の角度を任意に調節できる回転
リクライニング機能を有するので、画面を見やすく調節
できる。
【0067】また専用の液晶カラーディスプレイに表示
される画像が、印刷の場合の基準光源である色温度5000
Kを有する照明光源(D50光源)の観視条件の下で知覚
される印刷画像と視覚的に同等となるように補償する表
示誤差補償手段を備えたことにより、従来ユーザが行っ
ていたカラーマッチングのキャリブレーション操作が不
要となり、ユーザの使い勝手が向上する。
される画像が、印刷の場合の基準光源である色温度5000
Kを有する照明光源(D50光源)の観視条件の下で知覚
される印刷画像と視覚的に同等となるように補償する表
示誤差補償手段を備えたことにより、従来ユーザが行っ
ていたカラーマッチングのキャリブレーション操作が不
要となり、ユーザの使い勝手が向上する。
【図1】本発明の画像印刷装置を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】画像印刷装置に適用する表示誤差補償の処理例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】表示誤差補償の特性例を示す図である。
【図4】ディジタルスチルカメラの構成例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】パソコンを用いて画像表示と画像印刷を行う構
成例を示すブロック図である。
成例を示すブロック図である。
【図6】一般的な画像印刷装置の構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図7】本発明の画像印刷装置の概観例を表す図であ
る。
る。
【図8】9インチサイズのディスプレイでの表示例を示
す図である。
す図である。
100…画像印刷装置、 101…外部機器接続ポー
ト、102…外部機器インタフェース、 103…メモ
リ着脱ポート、104…携帯型フラッシュメモリ、 1
05…メモリインタフェース、106…画像復号部、
107…モードスイッチ、108…印刷制御部、 10
9…制御信号バス、110…画像調整部、 111…印
刷処理部、112…印刷出力エンジン、 113…表示
誤差補償部、114…補償データテーブル、 115…
定型サイズ変換部、116…メモリ制御部、 117…
フレームメモリ、118…専用の液晶カラーディスプレ
イ、201,202,203…演算部、400…ディジ
タルスチルカメラ、 401…外部機器接続ポート、4
02…イメージセンサ、 403…画像プロセシング、
404…確認用モニタ、 405…シャッター、406
…符号化処理部、 407…メモリインタフェース、4
08…内部メモリ、 409…携帯型フラッシュメモ
リ、410…復号処理部、 411…画像出力ポート、
412…メモリ着脱ポート、 413…レンズ、420
…スキャナ、500…パソコン部、 501…外部機器
接続ポート、502…符号化復号部、 503…メモリ
インタフェース、504…メモリバス、 505…メモ
リ着脱ポート、506…携帯型フラッシュメモリ、 5
07…内部メモリ、508…外部メモリ接続ポート、
509…画像処理部、510…外部機器インタフェー
ス、 550…ディスプレイ、600…印刷装置、 6
01…外部機器接続ポート、607…モードスイッチ、
608…印刷制御部、609…制御信号バス、Rp…
補償前のR用画像データ、 Gp…補償前のG用画像デー
タ、Bp…補償前のB用画像データ、 Rd…補償後のR
用画像データ、Gd…補償後のG用画像データ、 Bd…
補償後のB用画像データ、C1…ファイル指定の制御パ
ラメータ、C2…画像調整用の制御パラメータ、C3…
印刷体裁用の制御パラメータ、C4…定型サイズ指定の
制御パラメータ、α…R用の補償データ係数、 β…G
用の補償データ係数、γ…B用の補償データ係数、 CT
L…メモリ制御信号。
ト、102…外部機器インタフェース、 103…メモ
リ着脱ポート、104…携帯型フラッシュメモリ、 1
05…メモリインタフェース、106…画像復号部、
107…モードスイッチ、108…印刷制御部、 10
9…制御信号バス、110…画像調整部、 111…印
刷処理部、112…印刷出力エンジン、 113…表示
誤差補償部、114…補償データテーブル、 115…
定型サイズ変換部、116…メモリ制御部、 117…
フレームメモリ、118…専用の液晶カラーディスプレ
イ、201,202,203…演算部、400…ディジ
タルスチルカメラ、 401…外部機器接続ポート、4
02…イメージセンサ、 403…画像プロセシング、
404…確認用モニタ、 405…シャッター、406
…符号化処理部、 407…メモリインタフェース、4
08…内部メモリ、 409…携帯型フラッシュメモ
リ、410…復号処理部、 411…画像出力ポート、
412…メモリ着脱ポート、 413…レンズ、420
…スキャナ、500…パソコン部、 501…外部機器
接続ポート、502…符号化復号部、 503…メモリ
インタフェース、504…メモリバス、 505…メモ
リ着脱ポート、506…携帯型フラッシュメモリ、 5
07…内部メモリ、508…外部メモリ接続ポート、
509…画像処理部、510…外部機器インタフェー
ス、 550…ディスプレイ、600…印刷装置、 6
01…外部機器接続ポート、607…モードスイッチ、
608…印刷制御部、609…制御信号バス、Rp…
補償前のR用画像データ、 Gp…補償前のG用画像デー
タ、Bp…補償前のB用画像データ、 Rd…補償後のR
用画像データ、Gd…補償後のG用画像データ、 Bd…
補償後のB用画像データ、C1…ファイル指定の制御パ
ラメータ、C2…画像調整用の制御パラメータ、C3…
印刷体裁用の制御パラメータ、C4…定型サイズ指定の
制御パラメータ、α…R用の補償データ係数、 β…G
用の補償データ係数、γ…B用の補償データ係数、 CT
L…メモリ制御信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋川 郁夫 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 横山 卓志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 坪井 幸利 東京都小平市水本町五丁目20番1号 株式 会社日立製作所システムLSI開発センタ 内 Fターム(参考) 2C061 AR01 BB02 CQ24 2C087 AB01 BA07 CB20 5C055 AA14 BA03 BA06 BA07 BA08 CA07 EA05 FA02 HA37
Claims (6)
- 【請求項1】画像データをとり込んで印刷する画像印刷
装置において、モードスイッチの設定により定型の印刷
サイズと同じ画像サイズの表示が可能な専用の液晶カラ
ーディスプレイを備えたことを特徴とする画像印刷装
置。 - 【請求項2】請求項1記載において、前記専用の液晶カ
ラーディスプレイが最大2L版の印刷サイズと同じ画像
サイズの表示が可能であることを特徴とする画像印刷装
置。 - 【請求項3】請求項2記載において、前記専用の液晶カ
ラーディスプレイが収納可能な開閉式で且つ画面の角度
を任意に調節できる回転リクライニング機能を有するこ
とを特徴とする画像印刷装置。 - 【請求項4】請求項1または2記載において、前記専用
の液晶カラーディスプレイが順次走査方式で且つフレー
ム速度が少なくともNTSCにおけるフィールド速度相
当の画像表示が可能であることを特徴とする画像印刷装
置。 - 【請求項5】請求項1または2記載において、前記専用
の液晶カラーディスプレイに表示される画像が、印刷の
場合の基準光源である色温度5000Kを有する照明光源
(D50光源)の観視条件の下で知覚される印刷画像と視
覚的に同等となるように補償する表示誤差補償手段を備
えたことを特徴とする画像印刷装置。 - 【請求項6】請求項5記載において、前記表示誤差補償
手段に適用する補償データを予めテーブルに作成すると
共に、前記テーブルを参照しながら、前記専用の液晶カ
ラーディスプレイに表示する画像データを補償する手段
を備えたことを特徴とする画像印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35760599A JP2001171214A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 画像印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35760599A JP2001171214A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 画像印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001171214A true JP2001171214A (ja) | 2001-06-26 |
Family
ID=18454985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35760599A Pending JP2001171214A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 画像印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001171214A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008001843A1 (fr) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Dispositif de fourniture de données d'image, dispositif d'affichage d'image, système d'affichage d'image, procédé de commande pour dispositif de fourniture de données d'image, procédé de commande pour dispositif d'affichage d'image, programme de commande et support d'enregistrement |
-
1999
- 1999-12-16 JP JP35760599A patent/JP2001171214A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008001843A1 (fr) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Dispositif de fourniture de données d'image, dispositif d'affichage d'image, système d'affichage d'image, procédé de commande pour dispositif de fourniture de données d'image, procédé de commande pour dispositif d'affichage d'image, programme de commande et support d'enregistrement |
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