JP2001170522A - 静電応用機器用パルス重畳型高電圧発生装置 - Google Patents
静電応用機器用パルス重畳型高電圧発生装置Info
- Publication number
- JP2001170522A JP2001170522A JP35714199A JP35714199A JP2001170522A JP 2001170522 A JP2001170522 A JP 2001170522A JP 35714199 A JP35714199 A JP 35714199A JP 35714199 A JP35714199 A JP 35714199A JP 2001170522 A JP2001170522 A JP 2001170522A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- high voltage
- pulse
- switch circuit
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
- Rectifiers (AREA)
Abstract
高電圧を低価格かつシンプルの回路構成で発生できる高
電圧発生装置を提供すること。 【解決手段】 複数のコンデンサと複数のダイオードと
を縦属接続してなる多段縦属型倍電圧整流回路の最終段
と中間段との間に第1と第2の高電圧スイッチ回路を直
列に接続すると共に、それらの接続点を抵抗を介して静
電応用機器の荷電電極に接続される高電圧出力端子OT
に接続し、前記第1と第2の高電圧スイッチ回路8、9
を交互に動作させることにより、中間段に接続された第
2の高電圧スイッチ回路9がオンのとき中間段の電圧に
相当するベース電圧を前記高電圧出力端子OTから出力
し、最終段に接続された前記第1の高電圧スイッチ回路
8がオンのとき前記最終段と中間段の電圧の差に相当す
るパルス電圧を前記ベース電圧に重畳したパルス重畳型
高電圧を前記高電圧出力端子OTに出力する静電応用機
器用パルス重畳型高電圧発生装置。
Description
清浄器、静電分級装置のような電流の小さな静電応用機
器の荷電電極に通常の直流電圧に高電圧パルスを重畳し
たパルス重畳型高電圧を供給する高電圧発生装置に関す
る。
吸着させて塗装するものであり、塗着効率が比較的高い
という利点を有しているが、近年では、環境保護などの
観点から従来にも増して電力エネルギー量、塗料などの
使用量の低減、未着塗料の処理費用の削減などを達成す
ることが求められてきており、さらなる塗着効率のアッ
プが緊急課題となっている。
願平11−279141号の特許出願において、通常の
ほぼ一定レベルの直流高電圧(ここではベース電圧と言
う)に高電圧パルスを重畳したパルス重畳型高電圧を静
電塗装装置の荷電電極に荷電する方法を提案している。
かかるパルス重畳型高電圧の場合には、パルス電圧ピー
ク値を従来のほぼ一定レベルの荷電電圧よりも高くする
ことができるので帯電効率を向上させることができ、し
かもパルス電圧の幅を200マイクロ秒以下に制限すれ
ばスパークに移行しない利点がある。なお、特に静電塗
装でスパークが発生すると塗装作業が中断し、また塗料
への引火の危険性があるので、スパークを起こしてはな
らないとされている。
は塗装又は捕集効率のアップを可能にし、かつスパーク
の発生を抑制できる急峻な立ち上がりと立ち下がりをも
つパルス重畳型高電圧の発生を、低価格かつシンプルの
回路構成で実現できるパルス重畳型高電圧発生装置を提
供することを課題とする。
るため、複数のコンデンサと複数のダイオードとを縦属
接続してなる多段縦属型倍電圧整流回路の最終段と中間
段との間に第1と第2の高電圧スイッチ回路を直列に接
続すると共に、それらの接続点を抵抗を介して静電応用
機器の荷電電極に接続される高電圧出力端子に接続し、
前記第1と第2の高電圧スイッチ回路を交互に動作させ
ることにより、中間段に接続された第2の高電圧スイッ
チ回路がオンのとき中間段の電圧に相当するベース電圧
を前記高電圧出力端子から出力し、最終段に接続された
前記第1の高電圧スイッチ回路がオンのとき前記最終段
と中間段の電圧の差に相当するパルス電圧を前記ベース
電圧に重畳したパルス重畳型高電圧を前記高電圧出力端
子に出力することを特徴とする静電応用機器用パルス重
畳型高電圧発生装置を提供する。
るため、請求項1において、前記高電圧スイッチ回路は
複数のFET又はIGBTを直列接続した回路であり、
これら回路の初段の前記FET又はIGBTのゲート・
ソース電極間にホトトランジスタが接続され、このホト
トランジスタを光ファイバーを通して光信号により制御
することにより、前記高電圧スイッチ回路の動作を制御
することを特徴とする静電応用機器用パルス重畳型高電
圧発生装置を提供する。
るため、請求項1において、前記第1の高電圧スイッチ
回路のオン期間は前記第2の高電圧スイッチ回路のオン
期間よりも短くなるように設定したことを特徴とする静
電応用機器用パルス重畳型高電圧発生装置を提供する。
るため、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
前記高電圧スイッチ回路は複数のFET又はIGBTを
直列接続した回路であり、これら高電圧スイッチの電源
電圧は縦続接続された複数の絶縁トランスを通して供給
され、かつこれら複数の絶縁トランスの電位の各々を前
記多段縦属型倍電圧整流回路の中間段電位に段階的に固
定することを特徴とする静電応用機器用パルス重畳型高
電圧発生装置を提供する。
るため、請求項4において、パルス信号発生器を高電圧
側に配置し、このパルス信号発生器を前記縦続接続され
た複数の絶縁トランスを通して供給される制御電圧で動
作させることを特徴とする静電応用機器用パルス重畳型
高電圧発生装置を提供する。
るため、請求項1ないし請求項5のいずれかの静電応用
機器用パルス重畳型高電圧発生装置の前記高電圧出力端
子に接続された荷電電極を有することを特徴とする静電
応用機器を提供する。
え方は、交互に高速でスイッチング動作を行う一対の高
電圧スイッチ回路を多段縦続型倍電圧整流回路の最終段
と中間段に接続し、その最終段に接続した高電圧スイッ
チ回路のオンで高電圧パルスを発生させ、次に前記中間
段に接続した高電圧スイッチ回路をオンさせることによ
り、静電応用機器と接地された物体との間に形成される
浮遊キャパシタンスの充電電荷を放電させて、前記高電
圧パルスに相当する電圧から通常の荷電電圧に対応する
ほぼ一定レベルの直流高電圧(ここではベース電圧と言
う)まで急激に低下させ、次のサイクルまではそのベー
ス電圧を保持することにより、急峻な立ち上がりと立ち
下がりをもつパルス幅の狭い高電圧パルスを周期的に重
畳したパルス重畳型高電圧を静電応用機器の荷電電極に
供給することができるので、静電塗装機などの静電応用
機器の荷電電極と接地されたワークとの間でスパークを
発生させることなく、粒子の帯電率を高め、塗着又は捕
集効率を向上させるものである。
ンデンサとダイオードとからなる回路を複数縦続接続し
てなる負極性出力のコッククロフト・ウオルトン(以
下、CWという)回路又はシュンケル回路のような通常
の多段縦続型倍電圧整流回路である。2は多段縦続型倍
電圧整流回路1を駆動する高周波高圧トランスであり、
その2次高電圧巻線3は巻終わりが多段縦続型倍電圧整
流回路1の入力に接続され、巻始めが接地される。その
1次巻線4は高周波インバータ5の出力に接続される。
多段縦続型倍電圧整流回路1の最終段7の第1出力点
X、中間段6の内の第2出力点Yと共通出力点Zとの間
に第1と第2の高電圧スイッチ回路8、9が直列接続さ
れる。
回路8の場合にはそのカソードKが第1出力点Xに接続
され、そのアノードAは共通出力点Zに接続されるが、
第2の高電圧スイッチ回路9の場合にはそのアノードA
が第2出力点Yに接続され、そのカソードKは共通出力
点Zに接続される。高電圧スイッチ回路8、9は共通出
力点Z、放電防止抵抗10を通して静電塗装機の荷電電
極11に接続される。荷電電極11に対する他方の電極
として作用する被塗装物体であるワーク11’は接地さ
れる。光パルス発生回路12は光ファイバー13、14
を通して高電圧スイッチ回路8、9をオン、オフ駆動す
る光駆動信号A、Bを送信する。光駆動信号A、Bは高
電圧スイッチ回路8、9を所定のパルス幅、周波数で交
互にオンさせ、同時にはオンさせない。
以下の短時間で立ち上がり、立ち下がる高速スイッチン
グ動作可能な高電圧スイッチ回路8、9の具体的な構成
の一例について図2により説明する。この例では高電圧
スイッチ回路8、9はほぼ同一構成であり、FETスイ
ッチを高電圧に耐え得る必要個数だけ直列接続すると共
に、制御電源を使用しないでFETを駆動できる従属点
弧回路構成になっている。この回路によれば、高速動作
はもちろんのこと高電圧側にあるFETスイッチの制御
が低コストで実現できる。
AとカソードK間に直列接続される。各FETのゲート
・ソース極間には保護用ゼナーダイオード22A−22
Nがそれぞれ接続される。FET21A〜21Nの内の
隣り合うゲート間は電圧バランス抵抗23A−23Mに
より互いに接続され、また最もアノードA側に位置する
最終段のFET21Nのゲート・ドレイン間に電圧バラ
ンス抵抗23Nが接続される。さらに、最もカソードK
側に位置する初段のFET21Aのゲート・ソース極間
にはホトトランジスタ24のコレクタ・ エミッタ極が接
続される。なお、各FET21A〜21Nは鎖線で示す
極性のボデイダイオードをそれぞれ有することは知られ
ている。
的に知られている従属点弧回路であるのであまり詳細に
説明しないが、光ファイバ13又は14を通して光駆動
信号A又はBを受けると、ホトトランジスタ24がオン
し、FET21Aのゲート・ソース極間を短絡するの
で、FET21Aはオフし、追随して他のFET21B
−21Nもオフする。次に光駆動信号A又はBが消失す
ると、ホトトランジスタ24はオフし、各FET21A
〜21Nのアノード・ カソード間には電圧が印加されて
いるので、FET21Aのゲート極は抵抗23A〜23
Nを通してアノード電圧で順バイアスされ、高速でオン
する。他のFET21B−21Nも追随して高速でオン
する。
3はこの実施例における光駆動信号a,bの波形と共通
出力点Zの出力電圧の波形Qを示す。多段縦続型倍電圧
整流回路1の中間段6の第2出力点Yは、例えばベース
電圧−90kVを発生する。最終段7の第1出力点Xは
重畳するパルス電圧に必要な電圧、例えばベース電圧に
−30kVを加えた−120kVを発生する。光駆動信
号Aが低レベル、光駆動信号Bが高レベルのとき、第1
の高電圧スイッチ回路8が高速でオン、第2の高電圧ス
イッチ回路9がオフである。これに伴い、静電塗装機の
荷電電極11には第1の高電圧スイッチ回路8、共通出
力点Z、抵抗10を通してベース電圧である−90kV
に−30kVを加えた−120kVにほぼ等しい直流高
電圧が加えられる。
号A,Bが反転し、光駆動信号Aが高レベル、光駆動信
号Bが低レベルになると、第1の高電圧スイッチ回路8
が高速でオフ、第2の高電圧スイッチ回路9が高速でオ
ンする。ここで、図1に鎖線で示したように静電塗装機
の荷電電極11と接地されたワーク11’との間にはス
トレイキャパシタンスCが存在し、ストレイキャパシタ
ンスCは第1の高電圧スイッチ回路8がオフする寸前で
はほぼ−120kVに充電されているが、第2の高電圧
スイッチ回路9がオンするのに伴いストレイキャパシタ
ンスCの充電電荷は第2の高電圧スイッチ回路9を通し
て瞬時に放電され、荷電電極11の電圧は数マイクロ秒
以下の短時間でベース電圧である−90kVまで低下す
る。つまり、第2の高電圧スイッチ回路9は静電塗装機
の荷電電極11と接地間のストレイキャパシタンスCの
電荷を放電する作用を行い、−90kVまで放電させた
後に光駆動信号Bを高レベルにして第2の高電圧スイッ
チ回路9をオフさせても良い。
スイッチ回路9のアノードAを第2の出力点Yに接続
し、そのカソードKを共通出力点Zに接続しているの
で、図2に示す高電圧スイッチ回路9の各FET21A
−21Nが有する各ボデイダイオード(鎖線で示す)が
導通するので、共通出力点Zを第2の出力点Yの電圧で
ある−90kVに維持するからである。勿論、図3の光
駆動信号aの鎖線で示すように、第1の高電圧スイッチ
回路8がオンする寸前まで、第2の高電圧スイッチ回路
9をオンさせておいても良い。
8がオン、第2の高電圧スイッチ回路9がオフの状態を
所定のパルス幅t、例えば100マイクロ秒で周期的
に、例えば1kHzで繰り返すことにより、ベース電圧
−90kVに数マイクロ秒以下の短い立ち上がりと立ち
下がりをもつ小さいパルス幅、例えば100μsの−3
0kVのパルス電圧を1kHzで重畳した形のパルス重
畳型高電圧Qを荷電電極11に加えることができる。
されるパルス電圧の時間幅の割合は9;1であり、ピー
ク電圧を−120kVと高くして短いパルス電圧期間で
粒子の帯電を向上させているが、その次の長いベース電
圧期間で−90kVと電圧を下げているので、荷電効率
が向上するにもかかわらずスパークは発生し難い。この
ように、荷電効率が向上するにもかかわらずスパークを
発生させないためには、各周期において重畳されるパル
ス電圧の時間幅に比べてベース電圧の時間幅を長くする
必要がある。この時間幅の比率は、パルス電圧の印加に
よって静電塗装機の荷電電極11と被塗装物体であるワ
ーク11’間のイオン量が増大し、ベース電圧印加期間
でイオン量がスパークの発生し難いレベルまで減少する
値に選定される。なお、前記時間幅の比率は一定にする
必要はなく、荷電電極11とワーク11’間の導電度の
変化に応じて制御しても良い。
の例では、高電圧側に制御電源40を設けた。図1、図
2と同一の参照記号は相当する部材を示す。制御電源電
圧供給用の絶縁トランス41A〜41Dそれぞれの1次
巻線、2次巻線は順次縦続接続される。最下段に位置す
る初段のトランス41Aの1 次巻線は制御電源用インバ
ータ42に接続され、ほぼ接地電位にある。制御電源用
インバータ42の出力高周波電圧は絶縁トランス41A
〜41Dを介して高電圧側に伝達される。ここで初段の
トランス41Aの2次巻線と2段目のトランス41Bの
1次巻線は多段縦続型倍電圧整流回路1の2段目、例え
ば−30kVの点1aに接続される。
線と3段目のトランス41Cの1次巻線は、多段縦続型
倍電圧整流回路1の4段目の−60kVの点1bに接続
される。4段目のトランス41Dの1次巻線と3段目の
トランス41Cの2次巻線は、多段縦続型倍電圧整流回
路1の6段目の−90kVの点1cに接続される。この
ように各絶縁トランス41A〜41Dそれぞれの1次、
2次巻線は、多段縦続型倍電圧整流回路1の中間段に接
地側から順次接続され、それらの電位は多段縦続型倍電
圧整流回路1の段階的に上昇する各2段毎の安定な電圧
に固定されている。
例では−30kVの耐圧に均等分担される。もちろん、
1個で−120kV耐圧の絶縁トランスを使用すること
も可能である。しかしながら、このような、低耐圧のト
ランスは、−120kV耐圧のトランス1個よりも信頼
性が高く、小型化しやすい。なお、トランス41Dだけ
が整流回路45、46を通して荷電電極11の電位とな
り、−30kVのパルス電圧で変動する。整流回路45
で整流された5〜15V程度の低い電圧VLが光パルス
受光回路47の制御電源電圧となる。
A、Bは光パルス受光回路47で光−電気変換されて電
気パルス駆動信号となり、その電気パルス駆動信号は第
1の高電圧スイッチ回路8に供給されると共に、反転回
路48により反転されてFETのような半導体スイッチ
49に供給される。ここで50,51は高電圧スイッチ
回路8、9の切り替わり時の同時オン期間が発生した場
合の短絡電流制限抵抗である。
回路8は図2に示したような従属点孤構成のものである
が、第2の高電圧スイッチ回路9は従属点孤回路ではな
く、それぞれ1次巻線と2次巻線を有するパルストラン
ス52A,52B・・・・・52Nを通して駆動される
パルストランス駆動方式とした。第1の高電圧スイッチ
回路8の直列接続された各FET21A〜21Nのゲー
ト・ ソースはパルストランス52A〜52Nの2次巻線
に接続される。ゲート・ ソース間の抵抗53A〜53N
はパルス整形用である。各FETのドレイン・ ソース間
の抵抗54A〜54Nは電圧バランス用である。
巻線は直列接続されており、前述のようにして反転回路
48からの反転されたパルス駆動信号により半導体スイ
ッチ49がオンするとき、多段縦続型倍電圧整流回路1
の最終段の電圧Vxと電圧Vhとの差の電圧が印加され
る。これに伴い、パルストランス52A〜52Nには駆
動電圧が誘起され、瞬時にFET21A−21Nがター
ンオンし、第2の高電圧スイッチ回路9はオンする。第
2の高電圧スイッチ回路9のオン期間は、反転回路48
の反転作用により第1の高電圧スイッチ回路8のオフの
期間となる。
側に備えたので、高電圧側のFETの駆動回路の設計自
由度が増し、より高速のスイッチングが可能となり、重
畳パルスの幅を容易にマイクロ秒オーダーの狭いパルス
幅にできる。
に似ているが、FETのような半導体スイッチ49に電
気駆動パルス電圧を与える制御パルス発生器52を高電
圧側に置いたものである。すなわち、実際の静電気応用
装置で最適なパルス幅、周波数が決定され、それらを変
化させる必要がない場合には、接地側からのパルス信号
を伝達する必要が無いので、光ファイバが不要となり、
構造上のメリットが大きい。また、パルス重畳型高電圧
を使用せずに、従来の一定の直流高電圧を使用する場合
には、制御電源用のインバータ42を停止すれば、高電
圧側制御電源電圧が消失することにより半導体スイッチ
49が高速でオフし、高電圧スイッチ回路8は高速でオ
フし、同時に高電圧スイッチ回路9は高速でオンするか
ら、高電圧出力端子OTにはベース電圧のみが現出す
る。
ル信号を発生するとき、高電圧スイッチ回路8がオン
し、同時にその高レベル信号は反転回路48で低レベル
信号に変換され、半導体スイッチ49を高速でオフにす
る。したがって、高電圧スイッチ回路9はオフである。
次に、制御パルス発生器52が低レベル信号を発生する
と、高電圧スイッチ回路8がオフし、反転回路48で反
転された高レベル信号は半導体スイッチ49をオンさ
せ、パルストランス53の1次巻線L1と2次巻線L2
を介して高電圧スイッチ回路9をオンさせる。他の部分
は図4と同一であるので、説明を省略する。
置の場合について説明したが、この発明にかかるパルス
重畳型高電圧発生装置は比較的電流容量の小さな他の静
電応用機器、例えば空気清浄器、静電分級機、静電植毛
装置などにも同様に適用できる。
段縦続型倍電圧整流回路の最終段、中間段と高電圧出力
端子間に高電圧スイッチ回路をそれぞれ直列に接続し、
交互に重ならないように高速でオン動作させてパルス重
畳型高電圧を発生させているので、回路構成が比較的簡
単であるのもかかわらず、パルス重畳型高電圧の立ち上
がりと立ち下がりに要する時間が非常に短く、したがっ
てパルス幅の狭い高電圧パルスを容易に得ることがで
き、粒子の帯電効率を向上させることが可能である。
第一の実施例を示す図である。
例を示す図である。
を示す図である。
高圧トランス 5・・高周波インバータ5 8・・第1の
高電圧スイッチ回路 9・・第2の高電圧スイッチ回路 10・・放電防
止抵抗 11・・荷電電極 11’・・他
方の電極又は負荷 12・・光パルス発生回路 13、14・
・光ファイバ 21A−21N・・FET 22A−22N・・ゼナーダイオード 23A−23M・・電圧バランス抵抗17 40・・制御電源 41A−41D・・縦続接続された絶縁トランス 42・・制御電源用インバータ 45、46・・整流回路 47・・光パ
ルス受光回路 48・・反転回路 49・・反転
回路 50、51・・短絡電流制限抵抗 52・・制御
パルス発生器 53・・パルストランス
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のコンデンサと複数のダイオードと
を縦属接続してなる多段縦属型倍電圧整流回路の最終段
と中間段との間に第1と第2の高電圧スイッチ回路を直
列に接続すると共に、それらの接続点を抵抗を介して静
電応用機器の荷電電極に接続される高電圧出力端子に接
続し、前記第1と第2の高電圧スイッチ回路を交互に動
作させることにより、中間段に接続された第2の高電圧
スイッチ回路がオンのとき中間段の電圧に相当するベー
ス電圧を前記高電圧出力端子から出力し、最終段に接続
された前記第1の高電圧スイッチ回路がオンのとき前記
最終段と中間段の電圧の差に相当するパルス電圧を前記
ベース電圧に重畳したパルス重畳型高電圧を前記高電圧
出力端子に出力することを特徴とする静電応用機器用パ
ルス重畳型高電圧発生装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記高電圧スイッチ回路は複数のFET又はIGBTを
直列接続した回路であり、これら回路の初段の前記FE
T又はIGBTのゲート・ ソース電極間にホトトランジ
スタが接続され、このホトトランジスタを光ファイバー
を通して光信号により制御することにより、前記高電圧
スイッチ回路の動作を制御することを特徴とする静電応
用機器用パルス重畳型高電圧発生装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記第1の高電圧スイッチ回路のオン期間は前記第2の
高電圧スイッチ回路のオン期間よりも短くなるように設
定したことを特徴とする静電応用機器用パルス重畳型高
電圧発生装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかにお
いて、 前記高電圧スイッチ回路は複数のFET又はIGBTを
直列接続した回路であり、これら高電圧スイッチの制御
電圧は縦続接続された複数の絶縁トランスを通して供給
され、かつこれら複数の絶縁トランスの電位の各々を前
記多段縦属型倍電圧整流回路の中間段電位に段階的に固
定することを特徴とする静電応用機器用パルス重畳型高
電圧発生装置。 - 【請求項5】 請求項4において、 パルス信号発生器を高電圧側に配置し、このパルス信号
発生器を前記縦続接続された複数の絶縁トランスを通し
て供給される前記制御電圧で動作させることを特徴とす
る静電応用機器用パルス重畳型高電圧発生装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかの静
電応用機器用パルス重畳型高電圧発生装置の前記高電圧
出力端子に接続された荷電電極を有することを特徴とす
る静電応用機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35714199A JP4245761B2 (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 静電応用機器用パルス重畳型高電圧発生装置及び静電応用機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35714199A JP4245761B2 (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 静電応用機器用パルス重畳型高電圧発生装置及び静電応用機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001170522A true JP2001170522A (ja) | 2001-06-26 |
JP4245761B2 JP4245761B2 (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=18452594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35714199A Expired - Fee Related JP4245761B2 (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 静電応用機器用パルス重畳型高電圧発生装置及び静電応用機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4245761B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011154842A2 (en) | 2010-06-07 | 2011-12-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electrostatic painting apparatus and electrostatic method |
CN106130330A (zh) * | 2016-06-24 | 2016-11-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空气净化器的高压模块保护方法、装置及空气净化器 |
CN109459786A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-03-12 | 武汉瑞莱保能源技术有限公司 | 一种基于源量程信号的检测系统 |
DE102018107864B4 (de) * | 2017-04-10 | 2021-03-18 | Fanuc Corporation | Offline-Programmiervorrichtung und -verfahren mit der Funktion zur Erzeugung eines Programms zur Detektion einer Werkstückposition mittels eines Kontaktsensors |
-
1999
- 1999-12-16 JP JP35714199A patent/JP4245761B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011154842A2 (en) | 2010-06-07 | 2011-12-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electrostatic painting apparatus and electrostatic method |
CN106130330A (zh) * | 2016-06-24 | 2016-11-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空气净化器的高压模块保护方法、装置及空气净化器 |
CN106130330B (zh) * | 2016-06-24 | 2019-01-22 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空气净化器的高压模块保护方法、装置及空气净化器 |
DE102018107864B4 (de) * | 2017-04-10 | 2021-03-18 | Fanuc Corporation | Offline-Programmiervorrichtung und -verfahren mit der Funktion zur Erzeugung eines Programms zur Detektion einer Werkstückposition mittels eines Kontaktsensors |
CN109459786A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-03-12 | 武汉瑞莱保能源技术有限公司 | 一种基于源量程信号的检测系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4245761B2 (ja) | 2009-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4663766B2 (ja) | 除電装置 | |
JP5941669B2 (ja) | インパルス電圧発生装置 | |
KR20240028538A (ko) | 나노초 펄서 회로의 효율적 에너지 회수 | |
JPH09190894A (ja) | パルス電圧列の発生回路装置 | |
WO2007122742A1 (ja) | イオナイザ | |
CN110858755B (zh) | 用于控制电流脉冲的调制器及其方法 | |
KR101937755B1 (ko) | 이오나이저 | |
JP2001170522A (ja) | 静電応用機器用パルス重畳型高電圧発生装置 | |
US9812847B2 (en) | Ionizer | |
Wang et al. | Repetitive high voltage all-solid-state Marx generator for dielectric barrier discharge pulsed plasma | |
US7499293B2 (en) | High voltage pulse power circuit | |
JP4133086B2 (ja) | 除電装置 | |
JP4016325B2 (ja) | プラズマ発生装置 | |
JP2958683B2 (ja) | パルス式交流高電圧電源 | |
KR102236487B1 (ko) | 이오나이저 모듈 | |
JP5885544B2 (ja) | 圧電トランスの駆動回路、電源装置および圧電トランスの駆動方法 | |
WO2023089666A1 (ja) | パルス電源装置 | |
JP6275182B2 (ja) | 電源装置及び除電装置 | |
CN117895924A (zh) | 一种用于静电消除器的高压脉冲发生装置 | |
JP2012226898A (ja) | イオン発生制御回路 | |
SU1243823A1 (ru) | Устройство питани электрофильтра знакопеременным напр жением | |
JPH1027696A (ja) | 他励インバータ式サイン灯用電源 | |
JPH11251035A (ja) | 高電圧発生装置 | |
RU2072626C1 (ru) | Устройство для формирования разряда в газе (варианты) | |
SU1579567A1 (ru) | Устройство питани электрофильтра знакопеременным напр жением |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 19991217 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080716 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080912 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080912 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080912 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090106 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4245761 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |