JP2001170408A - スラリー圧送システム - Google Patents

スラリー圧送システム

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JP2001170408A
JP2001170408A JP35557499A JP35557499A JP2001170408A JP 2001170408 A JP2001170408 A JP 2001170408A JP 35557499 A JP35557499 A JP 35557499A JP 35557499 A JP35557499 A JP 35557499A JP 2001170408 A JP2001170408 A JP 2001170408A
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slurry
piston
solid
filter press
slurry pumping
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English (en)
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Seiji Uchiyama
清二 内山
Takeshi Hoya
武司 保谷
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TOUFUKU KK
Osaka Jack Manufacturiung Co Ktd
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TOUFUKU KK
Osaka Jack Manufacturiung Co Ktd
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  • Filtration Of Liquid (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】スラリーをタンクより固液分離装置(フィルタ
ープレス)に可及的に脈動がなく、平滑に配送するに簡
単に耐久性が良く、操作性も良好にするようにする。 【解決手段】ツインタイプのケーシング3,3´ の各
々にスラリーを隔成する1枚のみの弾性膜体9を渡設し
該ケーシングの前段に設けたシリンダー10,10´
のピストン11との弾性膜体との間に生分解性防錆液の
中間緩衝液12を中間液として介装し、更に、該シリン
ダーのピストンの外側にピストンと同体の二硫化モリブ
デン製の特殊シール14を環装し、更に、固液分離装置
(フィルタープレス)側と圧送装置のとの間に圧力検出
センサー14,16´ を介装して遅延タイマーとし、
所定差圧の範囲内でスラリーが送給され、ウォーターハ
ンマーや衝撃波等が発生しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、大量のスラリーをス
ラリータンクより固液分離装置(フィルタープレス)に
圧送する圧送技術の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、近時市民生活の向上は産業
社会の著しい隆盛に支えられ、又、かかる産業の隆盛は
科学技術の著しい発達に伴って益々増大し、各種産業施
設は勿論、市民生活にあっても廃棄される残渣のスラリ
ー化した産業廃棄物の減容化処理は一種のゴミ問題とし
て社会的にも、又、地球規模での大きな環境問題となっ
ており、したがって、該種産業廃棄物等のスラリーの固
液分離装置(フィルタープレス)による減容化は社会的
な急務となっている。
【0003】又、当該スラリーの減容化処理自体が一種
の産業となってさえおり、スラリータンクに貯留された
スラリーを固液分離装置(フィルタープレス)に所定量
送給するには圧送装置が必要であるが、該種圧送技術に
おいては、改良輸送が不可欠であり、又、脈動等を避け
る必要があるために、例えば、特開平6−134497
号公報,特開平6−093963号公報等の圧送装置の
開発が出願人の一人により開発され、ダイヤフラムタイ
プの弾性膜体を有するケーシングを介し改良のスラリー
を固液分離装置(フィルタープレス)に圧送する技術が
開発され、実用化が可能になってはきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而しながら、該種旧来
技術に用いられてきたダイヤフラムタイプの弾性膜体を
有するケーシングの圧送装置を介しての処理システムで
は圧送の脈動が避けられず、又、改良輸送が不可能であ
るところから、例えば、特開平1−245812号公報
に示されているようなツインタイプのシリンダーの各ケ
ーシングに独立した弾性膜体を装備して交互に運転して
圧送するスラリーを平滑化し、且つ、安定して大量に圧
送を行って能率的なスラリーの減容化を図るようにした
技術した案出されてはいる。
【0005】しかしながら、かかるツインタイプの圧送
装置においては、不測にしてスラリー圧送中に当該弾性
膜体にトラブルが生じ作動油中にスラリーが流入する、
或いは、その逆のような現象が生じる場合には各弾性膜
体が極めて高価であり、そのメンテナンス費用がかかる
という不利点があり、又、メンテナンス作業が、極め
て、煩瑣であるという難点があった。
【0006】又、図3に示す様に、かかる圧送システム
1では圧送装置2と固液分離装置(フィルタープレス)
3と間に電磁バルブ4を有し、又、数多くのバルブを有
し、したがって、制御装置6からの配管や配線が複雑で
あり、その管理制御操作も著しく煩瑣であり、故障等の
際のメンテナンスも極めて困難であるという不都合さが
あった。
【0007】又、システムが複雑であればあるほど、そ
のメンテナンスは数多く必要となるものでもある不具合
があったものである。
【0008】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づくケーシングに圧送装置のケーシングに併設するシ
リンダーには上述した如く弾性膜体のトラブルにより作
動油中にスラリーが流入すると該スラリー中の砂礫がか
みこんで該ピストンやシリンダーの壁面に擦過傷を生じ
圧送の機能が全う出来ないというデメリットがあった。
【0009】この出願発明の他の目的は上述従来技術に
基づくツインタイプのケーシングを有する圧送装置の種
々の問題点を解決すべき技術的課題とし、脈動の平滑裡
の圧送のメリットを生かしながら低コストで出来、しか
も、シリンダーの作動を滑らかに固液分離装置(フィル
タープレス)に対する圧送装置の圧力変動を避け、安定
した圧送が可能であるようにして公害産業におけるスラ
リー処理技術利用分野に益する優れたスラリー圧送シス
テムを提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い先述特許
請求の範囲を要旨とするこの発明の構成は、前述課題を
解決するために、ダイヤフラムタイプの弾性膜体を介装
した一対のスラリー圧送装置の各ケーシングに横設した
該弾性膜体の一側に設けたシリンダーを作動して該弾性
膜体を膨縮して該固液分離装置(フィルタープレス)に
該スラリーを平滑裡に圧送するようにしたシステムにお
いて、上記各ケーシングが一枚のみの弾性膜体を有して
おり、而して、該弾性膜体と対応する上記ピストンとの
間には中間緩衝液としての生分解性防錆液が介装され、
又、上記各ピストンと固液分離装置(フィルタープレ
ス)には遅延タイマーとしての圧力センサーが介設され
ていることを基幹とし、又、上記シリンダーのピストン
には土砂対応型のシールが環設されているようにし、加
えて、上記弾性膜体の損傷状況を検出してタイマーを作
動状態にするようにされているようにもし、更に、又、
上記中間緩衝液がリークした状態では圧送が停止するよ
うにされているようにし、その上、上記遅延タイマーを
して上記各圧力センサーの差圧が一定範囲内で作動する
ようにされているようにもした技術的手段を講じたもの
である。
【0011】
【作用】而して、上述構成において、この出願の発明ス
ラリー圧送システムにより、スラリータンクから所定量
のスラリーを固液分離装置(フィルタープレス)に安定
して圧送するに際し、ツインタイプの圧送装置に制御装
置を介し交互に給排するに、制御装置を介しストレート
バルブを開閉し、又、圧力変換部においては、油圧ピス
トンから作動油を交互にシリンダーに供給し、そのピス
トンを進退動し、該ピストンに対し中間流体を介して配
設した弾性膜体を膨縮させて注入したスラリーを固液分
離装置(フィルタープレス)に対しストレートバルブを
介して供給し、各ケーシングにおいては弾性膜体は2枚
ではなく、1枚の弾性膜体のみが横設されているため
に、構造が簡単でメンテナンスも極めて少なくてすみ、
該弾性膜体にトラブルが生じた場合にはピストンと該弾
性膜体の間に充填介装された中間緩衝液が生分解性防錆
液であるために、トラブルによりスラリー中の中間緩衝
液がリークしても環境が汚染されることがないメリット
があり、又、弾性膜体のトラブルは機械的に検出されて
制御装置を介し圧送が停止され、不測にして当該スラリ
ーが中間緩衝液中へリークが生じても、その砂礫による
ピストンやシリンダーの壁面に擦過傷が生じることがな
く、ピストンのシール機能は常に満足に保持され、又、
圧力変換部の圧送装置の圧力と固液分離装置(フィルタ
ープレス)の圧力が著しく異なる場合にはウォーターハ
ンマーや衝撃が生ずることを避けるべく、圧送装置側の
ピストンと固液分離装置(フィルタープレス)側に遅延
タイマーを作動する圧力センサーが設けられて、所定の
差圧内においてのみ、圧送が行えるようにしたものであ
る。
【0012】
【発明が実施しようとする形態】次に、この出願の発明
の実施しようとする形態を実施例の態様として図1,2
を参照して説明すれば以下の通りである。
【0013】尚、第3図と同一態様部分は同一符号を用
いて説明するものとする。
【0014】
【実施例】図1に示す態様において、1´ はこの出願
の発明の要旨をなすスラリー圧送システムの概略図であ
り、ツインタイプの圧送装置2´ は並列式に相並んで
設けられ、その各ケーシング3´ ,3´ はその中央部
にゴム製等の弾性膜体9,9を該ケーシング3´ ,3
´ にその端部を共締め式に横設されており、又、該弾
性膜体9の前部にはシリンダー10´ ,10´ が形成
されて圧力変換部として、配設されており、該各ピスト
ン11と弾性膜体9との間には中間緩衝液としての周公
知の生分解体防錆液12が介装されており、又、弾性膜
体9の後側の部屋9´ には図示しないスラリータンク
からのスラリーが充填介装されるようにされており、更
にピストン11の外周部分には周公知のポリマー構造の
二硫化モリブデン材製のカップ状のシール14が環装さ
れて該ピストン11の摺動により侵入する微細な砂礫に
より該ピストン11及び、シリンダー10´ の内壁面
の擦過傷等が生ずることがないようにされている。
【0015】尚、生分解体防錆液12は無色透明で不測
にして弾性膜体9に破損等のトラブルが生じて部屋9´
内のスラリーが中間緩衝液12中にリークしても該中
間緩衝液12の懸濁によりリークの検知を容易にしてい
る。
【0016】そして、各、ケーシング3´ の後部のス
ラリー室9´ は図示しない固液分離装置(フィルター
プレス)へ亘って設けられているスラリー配管12によ
り、連通されており、該スラリー配管12の中途にはス
ラリー圧送発停用のストレートバルブ13,13´ ,
13´´,13´´´ が介装されており、又、そのバ
イパス配管部12´ には固液分離装置(フィルタープ
レス)の圧力変換部を検出する圧力センサー14が設け
られて電気制御装置15に電気的に接続されている。
【0017】尚、シリンダー10´ の所定部分には圧
力変換部として圧力センサー16,16´ (後述する
如く該圧力センサー16,16´ は作動油の圧力セン
サー24´´,24´´´ と同一である)が設けられ
て電磁切り替えバルブ18,18´ を介し油圧ポンプ
19に接続されており、ストレートバルブ13,13
´,13´´,13´´´ と共に一種の遅延タイマー
を構成している。
【0018】そして、電気的制御装置15に予め入力さ
れたプログラムにより電磁切り替えバルブ18,18´
は交互に位相を変えてピストン11,11´ を交互に
進退動し、中間緩衝液12を介し弾性膜体9を膨縮させ
てスラリーの固液分離装置(フィルタープレス)への給
排を交互に行って可及的に滑らかに、脈動のないように
圧送するようにされている。
【0019】又、電気制御装置15により圧力センサー
14と圧力センサー16,16´の差圧が設定範囲を超
える大きさの場合にはストレートバルブ13,13´
,13´´,13´´´ を閉じてスラリーの送給を停
止し、ウォーターハンマーや衝撃波の発生を防止するよ
うにする。
【0020】又、17,17´ は中間緩衝液12に臨
ませて設けられ機械的な弾性膜体13の周公知の破壊検
出センサーであり、電気的制御装置15に電気的に接続
されて弾性膜体9の機械的破壊などのトラブルを直ちに
検出したり、トラブルによりスラリーが中間緩衝液12
にリークするのも直ちに検出して、ストレートバルブ1
3,13´ ,13´´,13´´´ を閉じてスラリー
タンクより固液分離装置(フィルタープレス)へのスラ
リーの送給を停止するようにされ、又、切換えバルブ1
8,18´ の作動を停止し、シリンダー10,10´
のピストン11への作動油の供給をも停止し、全ての作
動を停止するようにされている。
【0021】尚、20はシリンダー3´ のピストン1
1を加圧する作動油の吐出用の油タンクであり、該油圧
ユニットは切換えバルブ18,18´ を有している。
【0022】21は電動モーターであり、油タンク20
内の作動油をフィルター22を介し油圧ポンプ19によ
り切換えバルブ18,18´ へ供給するようにされて
いる。
【0023】上述構成において、出願の発明のスラリー
圧送システム1を作動して図示しないスラリータンクよ
りスラリーを図示しない固液分離装置(フィルタープレ
ス)に配給するには、制御装置15を介し圧力センサー
14と圧力センサー16,16´ の差圧が所定値であ
る時にストレートバルブ13,13´ ,13´´,1
3´´´ を開き、切換えバルブ18,18´ を作動さ
せて油圧ポンプ19より作動油をシリンダーAのピスト
ンBに送給し、作動を終わった作動油は戻り側配管によ
り切換えバルブ18,18´ を介し油タンク20へ排
出され、ピストンBに印加された押力はピストン11に
伝えられ、中間緩衝液12を介し弾性膜体9を膨縮させ
てスラリータンクより固液分離装置(フィルタープレ
ス)へ配送する。
【0024】而して、この間電磁切換えバルブ18,1
8´ が電気制御装置15の予め入力されたプログラム
により相互に逆作動することにより各ケーシング3´
,3´ のシリンダー10´ のピストン11は交互に
進退動し、中間緩衝液12を介し弾性膜体9を交互に膨
縮するために、スラリーの固液分離装置(フィルタープ
レス)への送給は脈動することなく、可及的に平滑裡に
行われる。
【0025】そして、当該スラリー固液分離装置(フィ
ルタープレス)への給排中に不測により弾性膜体9が破
損等のトラブルを生じスラリーが中間緩衝液12中へリ
ークすると直ちに検出センサー17,17´ がこれを
検出して制御装置15により電磁切換えバルブ18,1
8´ を停止し、作動油のピストンBに対する印加を停
止し、スラリー固液分離装置(フィルタープレス)への
送給は停止される。
【0026】又、固液分離装置(フィルタープレス)の
圧力とシリンダー10´ の圧力がセンサー14,1
6,16´ により検出されてその差圧が所定範囲を超
えるような場合にもストレートバルブ13,13´ ,
13´´,13´´´ を閉じてシリンダー10´ 側の
圧力が大きく立ち上がり、所定範囲の値の差圧になると
遅延タイマーが作動し電気制御装置15を介し作動し、
ストレートバルブ13,13´ ,13´´,13´´
´ を開いてスラリー固液分離装置(フィルタープレ
ス)への滑らかな圧送を再開する。
【0027】又、弾性膜体9破損等のトラブル発生によ
り不測にしてスラリー中の微細な砂礫が中間緩衝液12
中に侵入し、ピストン11とそのシリンダーの内壁面と
の間に侵入して、擦過傷等を生ずるような虞れは該ピス
トン11の外側に嵌装した周公知の特殊シール14によ
りこれが完全に防げてピストン11のシリンダー10´
の内壁に対する進退動のスライド摺動はスムーズに保
証され得る。
【0028】而して、弾性膜体9がトラブル発生して保
守点検整備交換等のメンテナンスを行う場合には該弾性
膜体9が2枚でなく、1枚づつであるために当該メンテ
ナンスは極めてし易く、直ちに保守点検交換修理が行わ
れて機能の回復がスムーズに図られる。図2においては
制御部を現すものであり、図示の関係上図1と図2はデ
フォルメされているが、符号は同一部分を示しているも
のである。
【0029】そして、24,24´ は作動油の圧力検
出センサーであり、電磁切り換えバルブ18,18´
とシリンダーAとの間に介設されており、前記圧力セン
サー16,16´ と同一物を成すものである。
【0030】24,24´ はリリーフバルブであり、
油圧制御部の安全機構をなしているものである。
【0031】尚、この出願の発明の実施態様は上述実施
例に限るものでないことは勿論であり、弾性膜体9につ
いては固液分離装置(フィルタープレス)であるなら
ば、その断面形状は、例えば、お椀型等にすることも可
能である等種々の態様が採用可能である。
【0032】又、図2に示す圧力センサー24´´,2
4´´´ を遅延検出に用いるなどすることも可能であ
る。
【0033】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にスラリー、から固液分離装置(フィルタープレス)へ
スラリーを配送するポンプ部をツインタイプの併設型に
したことにより脈動が避けられ、平滑状態の安定した送
給が出来、固液分離装置(フィルタープレス)でのスラ
リーの減容化処理がスムーズに行えるという優れた効果
が奏される。
【0034】而して、当該ツインタイプの圧送ピストン
のケーシングを隔設して後設した弾性膜体をダイヤフラ
ムタイプながら2枚にはせず、1枚にしたことによりシ
ステム構造が極めて簡単で容易に製作組み付けが出来、
又、保守点検整備等のメンテナンス作業も極めて容易に
行うことが出来るという優れた効果が奏される。
【0035】又、ケーシングに前設したシリンダーのピ
ストンと該弾性膜体との間に充填介装する中間液を緩衝
流体の生分解性防錆液系の中間緩衝液したことにより弾
性膜体が破損等のトラブルを作動中に生じてスラリー中
に該中間緩衝液がリークしても当該中間緩衝液が生分解
体防錆液のものであることにより自然界が汚染されるこ
となく、公害問題等も発生しないという優れた効果が奏
される。
【0036】又、シリンダーに進退動する作動ピストン
の外側にポリマー構造の二硫化モリブデン製のカップ状
のリップを有する特殊シールを環装したことにより、上
記弾性膜体の作動中における破損等のトラブルにより含
有されたスラリーの微細な砂礫が中間緩衝液内にリーク
してもピストンとシリンダーの内壁との間隙部分に該砂
礫が侵入し、シール機能を損なうという虞がないという
優れた効果が奏される。
【0037】そして、作動中における圧送ポンプの圧力
と固液分離装置(フィルタープレス)の内圧との圧力差
が常にセンサーにより検出されて設定差圧範囲において
のみスラリーの固液分離装置(フィルタープレス)への
圧送が可能であることによりウォーターハンマーや衝撃
波を発生せず、騒音防止や機構部の破壊につながらない
という優れた効果が奏される。
【0038】かかる遅延タイマーの作用によりシステム
の各機構部の保全性が保たれ、機能のスムーズな維持が
図られるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明のスラリー圧送システムの機構
図である。
【図2】圧力変換部の機構部である。
【図3】従来技術に基づく、スラリー圧送システムの概
略説明図である。
【符号の説明】
13,13´ 13´´,13´´´ ストレート
(ストレートバルブ) 2,´ スラリー圧送装置 3,3´ ケーシング 9 弾性膜体 1´ スラリー圧送システム 11 ピストン 12 緩衝流体(中間緩衝液) 13,16,16´ ,13乃至13´´´ ストレ
ートバルブ(遅延タイマー)14,16,16´ 圧
力センサー 14 特殊シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H077 AA14 CC02 CC09 CC17 DD09 DD13 EE04 EE21 FF45 FF55 4D018 AA05 BB18 DD02 DD06 4D059 BE15 BE25 CB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヤフラムタイプの弾性膜体を介装した
    一対のスラリー圧送装置の各ケーシングに横設した該弾
    性膜体の一側に設けたシリンダーを作動して該弾性膜体
    を膨縮して固液分離装置(フィルタープレス)に平滑裡
    に圧送するようにしたシステムにおいて、上記各ケーシ
    ングが一枚のみの弾性膜体を有しており、而して、該弾
    性膜体と対応する上記ピストンとの間には中間緩衝液が
    介装され、又、上記各ピストンと該固液分離装置(フィ
    ルタープレス)には遅延タイマーとしての圧力センサー
    が介設されていることを特徴とするスラリー圧送システ
    ム。
  2. 【請求項2】上記シリンダーのピストンには土砂対応型
    のシールが環設されていることを特徴とする請求項1記
    載のスラリー圧送システム。
  3. 【請求項3】上記弾性膜体の損傷状況を検出してタイマ
    ーを作動状態にするようにされていることを特徴とする
    請求項1記載のスラリー圧送システム。
  4. 【請求項4】上記中間緩衝液が弾性膜体のリークした状
    態では圧送が停止するようにされていることを特徴とす
    る請求項1記載のスラリー圧送システム。
  5. 【請求項5】上記遅延タイマーをして上記圧力センサー
    の差圧が一定範囲内で作動するようにされていることを
    特徴とする請求項1記載のスラリー圧送システム。
  6. 【請求項6】上記中間緩衝液が生分解性防錆液を使用さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のスラリー圧送
    システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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