JP2001170134A - 医療容器 - Google Patents

医療容器

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JP2001170134A
JP2001170134A JP35702599A JP35702599A JP2001170134A JP 2001170134 A JP2001170134 A JP 2001170134A JP 35702599 A JP35702599 A JP 35702599A JP 35702599 A JP35702599 A JP 35702599A JP 2001170134 A JP2001170134 A JP 2001170134A
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JP
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main body
corner
medical container
liquid
crushed
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JP35702599A
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English (en)
Inventor
Takumi Kawano
巧 川野
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SB Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液体を充填した後の箱詰をコンパクト化し、液
体を排出した後は偏平につぶれてコンパクトにまとめて
廃棄しやすい医療容器を提供すること。 【解決手段】本体2が少なくとも2つ以上の面部6と2
つ以上の角部7より構成され、前記面部6の間に角部7
を配置して、前記面部6または角部7を変形しやすい部
材で形成し、本体2内に封入した液体を排出した後は本
体2が偏平につぶれることができるように形成した医療
容器1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薬液等の液体を封入
した医療容器の改良に関するもので、液体を充填した後
の箱詰をコンパクト化し、液体を排出した後は偏平につ
ぶれてコンパクトにまとめて廃棄しやすい医療容器に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在使
用されている薬液容器は可とう性の合成樹脂をインフレ
ーション成形することにより断面が略円形に形成された
チューブ状の容器である。このため次の種々の課題が指
摘されていた。 (a)液体を充填した後は横方向に膨張し箱詰する時は
お互いの接触面が曲面であるため双方の間に余分なスペ
ースが残り嵩張りの原因となっていた。また余分なスペ
ースがあるが故に運搬時にお互いの容器が接触して破損
し液漏れの原因になることがあった。 (b)また可とう性の物性を付与するため可塑材等を添
加するのでこれが液体中に溶出する原因となり、必ずし
も衛生上満足のゆくものではなかった。 (c)さらに一定の強度を維持するため容器の肉厚を少
なくとも0.4mm以上の肉厚にしなければならなかっ
た。 (d)さらに容器全体が可とう性であるがゆえに液体を
排出する際表面に付した目盛が変形して液体の残量が確
認しずらいという問題があった。 (e)可とう性で弾力性があるので液体を排出した後も
略円形の断面が偏平につぶれにくく、廃棄する時に嵩張
って廃棄しずらいという問題があった。そこで本発明者
は以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果次
の発明に到達した。
【0003】
【課題を解決するための手段】[1]本発明は、本体2
が少なくとも2つ以上の面部6と2つ以上の角部7より
構成され、前記面部6の間に角部7を配置して、前記面
部6または角部7を変形しやすい部材で形成し、本体2
内に封入した液体を排出した後は本体2が偏平につぶれ
ることができるように形成した医療容器1を提供する。 [2]本発明は、前記面部6を硬質部材(軟質部材)で
形成し、前記角部7を軟質部材(硬質部材)で形成した
[1]に記載の医療容器1を提供する。 [3]本発明は、前記角部7に肉薄部TWを形成した
[1]に記載の医療容器1を提供する。 [4]本発明は、本体2の断面が略角形であることを特
徴とする[1]に記載の医療容器1を提供する。 [5]本発明は、面部(6A、6B)に変形しやすい部
材を配置した天上部3と底部4を、前記本体2に装着し
た[1]から[4]に記載の医療容器1を提供する。 [6]本発明は、前記変形しやすい部材が軟質部材また
は肉薄部であることを特徴とする[1]、[5]に記載
の医療容器1を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】図1は本発明の医療容器1の概略
図(図2は図1のA−A断面図、図3は図1の分解図)
で、医療容器1は本体2と口部5を装着した天上部3と
底部4より構成される。本体2は断面が四角形に形成さ
れ、4つの面部6と4つの角部7を有し、各面部6の間
に角部7が配置されている。前記面部6または角部7の
どちらか一方が変形しやすい部材で形成される。本発明
で「変形しやすい部材」とは例えば軟質部材または少な
くとも一部に薄肉部TWを形成した部材(本実施例では
角部7)である。角部7を軟質部材(硬質部材)で形成
するときは、面部6は硬質部材(軟質部材)で形成さ
れ、面部6と角部7を同じ硬さの部材で形成するときは
角部7に薄肉部を形成する。軟質部材とは硬質部材に対
して比較的軟質であれば良く、要するに本体2内に封入
した液体を排出したときに容易に変形して本体2が偏平
につぶれることができる程度の軟質であれば良い。また
薄肉部TWも同様に本体2が偏平につぶれることができ
る程度の薄肉であれば良い。図4(a)、(b)、
(c)は図2のB部拡大図で、「変形しやすい部材」の
実施形態の一例を示している。図4(a)、(b)は面
部6と角部7がお互いに異なる材質で形成した場合で面
部6と角部7の内側の境界部には段差がなく、角部7の
外側は湾曲面に形成されている。図4(a)では面部6
と角部7の肉厚は同一に形成されているが、図4(b)
のように角部7を面部6より肉厚に形成して、強度をも
たせることができる。図4(c)は面部6と角部7が同
じ硬さの材質で一体に形成した場合で、角部7に薄肉部
TWを形成し変形しやすくしたものである。なお図4
(b)のように面部6と角部7を異なる材質で形成し角
部7を面部6より肉厚に形成した場合でも角部7に肉薄
部TWを形成することができる。
【0005】天上部3と底部4にも図5と図6に示すよ
うに面部6A(6B)に変形しやすい部材8A(8B)
を配置してつぶれやすくすることができる。それぞれの
天上部3の中心C1付近(口部5)、底部の中心C2か
ら四隅の角部7A、7Bに亘って前記変形しやすい部材
8A、8Bが線状ないし帯状に形成されている。本発明
で「面部6A(6B)に変形しやすい部材8A(8B)
を配置する」とは、面部6A(6B)を硬質部材(軟質
部材)で形成するときは変形しやすい部材8A、8Bは
軟質部材(硬質部材)で形成し、面部6A(6B)と変
形しやすい部材を同じ硬さの部材で形成するときは面部
6A(6B)に変形しやすい部材として前記薄肉部TW
を形成することを意味する。天上部3と底部4の軟質部
材(硬質部材)と肉薄部も、本体2が偏平につぶれると
きに同時に面部6A(6B)が偏平につぶれることがで
きる程度の軟質ないし肉薄であればいかなる材質及びい
なかる形態も採用することができる。
【0006】本体2は例えば二色押出し成形等により硬
質部材(軟質部材)よりなる面部6と軟質部材(硬質部
材)よりなる角部7を一体に成形することができる。ま
た角部7に薄肉部を形成するときは押出し成形時に同時
に形成することができる。天上部3と底部4は例えばイ
ンジェクション成形等により硬質部材(軟質部材)より
なる面部6A(6B)と軟質部材(硬質部材)または薄
肉部よりなる変形しやすい部材8A(8B)を成形する
ことができる。
【0007】本体2の上下の開口端に天上部3と底部4
を超音波または高周波ウェルダー等の手段により溶着し
て接合することができる。本体2と天上部3と底部4の
それぞれの嵌合部等の形状は溶着により液密に接合でき
れば何でも良く、どのような形状でも採用することがで
きる。図7は図1の本体2と天上部3との接合形態の一
例を示したものである。天上部3の外周に鍔部9を形成
し、鍔部9を本体2の上部開口端の内側に嵌合し、本体
2と鍔部9の嵌合面を超音波または高周波ウェルダー等
により溶着したものである。鍔部9を本体2の内側に嵌
合し、さらに溶着しているので、本体2端部の強度を十
分に維持することができる。底部4も天上部3と同様に
接合することができるので詳細な説明は省略する。
【0008】また本体2の断面は図2では四角形に形成
したものを例示したが、2つ以上の面部6と2つ以上の
角部7を有し、各面部6の間に角部7を配置したもので
あれば五角形、六角形、八角形等の多角形の形状も採用
することができる。要するに略角形であれば何でも良
い。本発明で「略角形」とは、各面の長さが実質的に等
しい前記多角形であっても良いし各面の長さが異なる多
角形であっても良い。図8は医療容器1をつぶしたとき
の図1のA−A断面図で、医療容器1で面部6を硬質部
材、角部7を変形しやすい部材(軟質部材または薄肉部
TWを形成した角部7)で形成する場合、本体2がつぶ
れるとき上下の角部7は左右に延び左右の角部7は上下
に縮むことができる程度に形成される。また図9は医療
容器1をつぶしたときの図1の天面図、図10は医療容
器1をつぶしたときの図1の底面図で、天上部3と底部
4で面部6A(6B)を硬質部材、変形しやすい部材8
A(8B)を軟質部材(肉薄部)で形成する場合、本体
2がつぶれるに伴なって天上部3と底部4がつぶれると
き左右の変形しやすい部材8A(8B)が左右に延び上
下の変形しやすい部材8A(8B)は上下に縮むことが
できる程度に形成される。要するに本体2内に封入した
液体を排出した後に、図8のように本体2が偏平につぶ
れることができる面部6と角部7を配置した形状であれ
ば何でも良い。また天上部3と底部4の面部6A(6
B)も変形しやすい部材8A(8B)の配置も図4と図
5は一例にすぎず、要するに図9と図10のように本体
2が偏平につぶれると同時に面部6A(6B)が偏平に
つぶれることができる程度の配置であれば何でも良い。
【0009】さらに本発明の医療容器1では角部7の外
側を湾曲面に丸く加工することにより、角部7で作業者
がけがをすることなく安全に取り扱うことができる。ま
た正面の面部6を液量目盛を付した透明な材質で形成し
背面の面部6を例えば白色等の不透明な材質で形成する
ことにより目盛を見やすくすることができる。また面部
6を硬質部材で形成することにより、面部6の厚さを例
えば0.1から0.2mmの範囲に薄く形成することが
できかつ高い強度を維持することができる。さらに硬質
であるがゆえに可塑材等を添加しないので、可塑剤の溶
出等の問題もない。さらに本体2を角形に形成し、天上
部3と底部4も本体2が偏平につぶれるに伴い偏平につ
ぶれるので折りたたみやすく、内部に液体を充填した状
態で箱詰するときも、角形で全体の形状が安定し均一化
することができるので、お互いの接触面の間に隙間がな
く箱詰をコンパクトに行うことができる。またお互いの
容器同士は接触を面で支え合うので運搬時の強度も飛躍
的に向上し、従来のように破損等のおそれがない。
【0010】
【発明の作用効果】(1)本体に面部を採用し、断面を
略角形に形成しているため、液体を充填した後も均一な
形状を保持でき、箱詰するときも面と面の接触により双
方の余分なスペースがなくなり箱詰をコンパクトに行う
ことができる。さらに運搬時の強度も飛躍的に向上し、
破損等のおそれがない。 (2)本体内の液体を排出した後は偏平につぶれやすく
コンパクトにまとめて廃棄しやすい。 (3)液体の排出中も目盛が変形することなく、液体の
残量を確認しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療容器1の概略図(正面図)
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1の分解図
【図4】図1の角部7付近の拡大図
【図5】図1の天面図
【図6】図1の底面図
【図7】図1の本体2と天上部3の接合部の拡大図
【図8】医療容器1をつぶしたときの図1のA−A断面
【図9】医療容器1をつぶしたときの図1の天面図
【図10】医療容器1をつぶしたときの図1の底面図
【符号の説明】
1 医療容器 2 本体 3 天上部 4 底部 5 口部 6、6A、6B 面部 7 角部(変形しやすい部材) 7A、7B 角部 8A、8B 変形しやすい部材 TW 薄肉部(変形しやすい部材) C1 天上部の中心 C2 底部の中心

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体2が少なくとも2つ以上の面部6と2
    つ以上の角部7より構成され、 前記面部6の間に角部7を配置して、 前記面部6または角部7を変形しやすい部材で形成し、 本体2内に封入した液体を排出した後は本体2が偏平に
    つぶれることができるように形成した、ことを特徴とす
    る医療容器1。
  2. 【請求項2】前記面部6を硬質部材(軟質部材)で形成
    し、前記角部7を軟質部材(硬質部材)で形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の医療容器1。
  3. 【請求項3】前記角部7に肉薄部TWを形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の医療容器1。
  4. 【請求項4】本体2の断面が略角形であることを特徴と
    する請求項1に記載の医療容器1。
  5. 【請求項5】面部(6A、6B)に変形しやすい部材を
    配置した天上部3と底部4を、前記本体2に装着したこ
    とを特徴とする請求項1から4に記載の医療容器1。
  6. 【請求項6】前記変形しやすい部材が軟質部材または肉
    薄部であることを特徴とする請求項1、請求項5に記載
    の医療容器1。
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