JP2001169121A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2001169121A
JP2001169121A JP34948599A JP34948599A JP2001169121A JP 2001169121 A JP2001169121 A JP 2001169121A JP 34948599 A JP34948599 A JP 34948599A JP 34948599 A JP34948599 A JP 34948599A JP 2001169121 A JP2001169121 A JP 2001169121A
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JP34948599A
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Atsushi Kuramoto
淳 倉元
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの符号化後、符号化された画像デ
ータに転送データを付加し、符号化データを作成するこ
とにより、転送データを受信する際に、この符号化デー
タの複合化を行う必要がないファクシミリ装置を提供す
る。 【解決手段】 画像データ1ページ目の先頭に存在する
EOLより前に、コマンドデータ(転送コマンド)があ
ることを示すコマンドフラグ、符号化データを受信した
ファクシミリ装置に転送動作を指示するコマンドデータ
(転送コマンド)、転送先の番号を示すステータスデー
タ(転送先番号データ)が付加される。この符号化デー
タを受信したファクシミリ装置は、コマンドフラグを検
知すると、符号化データの復号化を行うことなく、コマ
ンドデータ(転送コマンド)を検索し、ステータスデー
タ(転送先番号データ)が指定する転送先に、符号化デ
ータを転送することにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置に
関し、特に符号化データのデータ構成により送信先ファ
クシミリ装置に符号化データを転送させるファクシミリ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置は、転送データ
と画像データを合成した後、この符号化データを符号化
し、ファクシミリ送信するものがあった。この符号化デ
ータを受信したファクシミリ装置は、符号化データを復
号化しなければ、転送先データを抽出することができな
かった。
【0003】そのため、転送データを抽出するために
は、上記符号化データを、一旦復号化する必要がある。
また、この符号化データを転送するためには、まず上記
符号化データを復号化しなければならない。次いで、フ
ァクシミリ装置は、転送先データの内、自局番に相当す
る転送番号のデータラインを削除する。その上で、ファ
クシミリ装置は、再度転送データと画像データを合成し
て符号化データを作成し、ファクシミリ送信を行う必要
がある。
【0004】さらに、従来のファクシミリ装置において
は、画像データの1ページ目先頭の数ラインに、転送先
データを合成していた。そのため、ファクシミリ装置
は、この画像データを用紙に印刷する場合、この転送先
データを削除した画像データを作成する必要がある。ま
た、この転送先データを読み取る機能を有しないファク
シミリ装置においては、符号化データの中に、画像デー
タ以外のデータが存在することから、この画像データを
印刷することができない。
【0005】このように、符号化データの転送処理は、
時間を要し、手順が複雑であるということが指摘されて
いる。
【0006】送信元から送信される画像データを、送信
元によって指定された転送先に転送するファクシミリ装
置に関し、特開平9−284451号公報に開示された
ものがある。
【0007】この従来技術によるファクシミリ装置は、
転送データを画像データとともに符号化する。これによ
り、転送データは、画像データと同様に圧縮される。ま
た、この転送データは、符号化された後に転送されるた
め、高速で送受信することが可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、転送データと画像データで構成される
符号化データを復号化しなければ、ファクシミリ装置
は、転送データを抽出することができない。従って、こ
の従来技術は、上記問題点について対応策を示している
とは言えない。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、画像データの符号化後、符号化された画像デー
タに転送データを付加し、符号化データを作成すること
により、転送データを受信する際に、この符号化データ
の復号化を行う必要がないファクシミリ装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】また、転送データ、および転送先がある旨
を示すコマンドフラグを画像データに付加することによ
り、符号化データを復号化することなく転送データを抽
出するファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0011】さらには、画像データの1ページ目先頭を
示すEOL直前のダミーデータ列内に、コマンドフラ
グ、および転送データを、EOLのパターンを構成しな
いように付加し、最終的な受信端末が通常のMH符号化
(Modified Hohhman符号化)を行えば画像を印刷するこ
とができるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、G3ファクシミリ装置の
画像符号化方式であるMH符号化方式を使用するファク
シミリ装置において、ファクシミリ装置は、コマンドデ
ータが存在することを示すコマンドフラグを、MH符号
化された画像データの先頭に存在するEOLより前に付
加するコマンドフラグ付加手段と、符号化データを受信
したファクシミリ装置に対し、符号化データを所定のフ
ァクシミリ装置へ転送することを指示するコマンドデー
タを、MH符号化された画像データの先頭に存在するE
OLより前に付加するコマンドデータ付加手段と、転送
先番号を、MH符号化された画像データの先頭に存在す
るEOLより前に付加する転送先番号付加手段とを有
し、コマンドフラグは、符号化データを受信したファク
シミリ装置に検出された場合、コマンドデータ付加手段
により付加されたコマンドデータを検索させるものであ
り、コマンドデータは、符号化データを受信したファク
シミリ装置に対し、転送先番号に、符号化データを転送
させるものであることを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1の装置に
おいて、コマンドフラグ、コマンドデータ、および転送
先番号を受信した場合に、転送先番号に、符号化データ
を転送することを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の装置において、コマンドフラグ、コマンドデー
タ、および転送先番号は、符号化された画像データの先
頭に存在するEOLより前に、それぞれコマンドフラグ
付加手段、コマンドデータ付加手段、および転送先番号
手段により、EOLを構成しないデータ列として付加さ
れるものであることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、受信した符号化デ
ータの中から、コマンドデータが存在することを示すコ
マンドフラグを検出した場合に、コマンドデータを検出
するコマンドデータ検出手段を有し、コマンドデータの
指示に従い、符号化データの中に付加されている転送先
番号に、符号化データを転送することを特徴としてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図2は、本発明の実施の形態におけるファ
クシミリ装置の内部構成を示す第1の構成図である。
【0018】図2によれば、このファクシミリ装置は、
画像読み取り部20、操作部21、符号化ブロック2
2、CPU23、メモリ24、転送データ合成部25、
モデム26、およびネットワークI/F27で構成され
ている。
【0019】画像読み取り部20は、原稿を走査し、原
稿を画像データに変換する。操作部21は、ユーザから
ファクシミリ装置の動作の指示を与えられる。操作部2
1は、転送データに必要な情報を、ユーザから入力され
る。この情報は、転送先番号、および送信先番号であ
る。符号化ブロック22は、画像読み取り部20で作成
された画像データの符号化を行う。
【0020】CPU23は、画像読み取り部20、操作
部21、符号化ブロック22、メモリ24、転送データ
合成部25、モデム26、およびネットワークI/F2
7を制御することにより、ファクシミリ装置の動作を制
御する。CPU23は、メモリ24に保管された転送処
理手順に従い、ユーザにより操作部21から入力された
上記情報をもとに、転送データを作成する。この転送デ
ータは、メモリ24に保管される。
【0021】メモリ24は、データを一時保管する。メ
モリ24は、符号化ブロック22により符号化された画
像データを保管する。メモリ24は、画像データ、およ
び転送データを合成した符号化データを保管する。メモ
リ24は、符号化データの転送処理手順を記憶し、符号
化データの転送に必要なコマンドフラグ、およびコマン
ドデータを記憶する。
【0022】転送データ合成部25は、メモリ24に保
管された、符号化ブロック22により符号化された画像
データ、およびCPU23により作成された転送データ
を合成し、符号化データを作成する。
【0023】上記符号化データは、モデム26を介し、
ネットワークI/F27から、所定の伝送手順に従い、
操作部21によりユーザに指定された送信先に送信され
る。
【0024】図1は、本発明の実施の形態における、符
号化データの構成を示す第1の図である。図1に示すよ
うに、この符号化データは、ダミーデータ、コマンドフ
ラグ、コマンドデータ(転送コマンド)、ステータスデ
ータ(転送先番号データ)、EOL、および画情報で構
成されている。
【0025】図1に示す符号化データの内、コマンドフ
ラグ、コマンドデータ(転送コマンド)、およびステー
タスデータ(転送先番号データ)が、転送データを構成
する。
【0026】コマンドフラグは、MH符号化データの先
頭に付加されるフラグである。このコマンドフラグは、
符号化データの中に、コマンドデータ(転送コマンド)
が存在することを示す。従って、受信側のファクシミリ
装置は、受信した符号化データの中からコマンドフラグ
を検知すると、この符号化データの中にコマンドデータ
(転送コマンド)があることを知得することが可能にな
る。
【0027】コマンドデータ(転送コマンド)は、符号
化データを受信したファクシミリ装置に、この符号化デ
ータを、ステータスデータ(転送先番号データ)により
指示された転送先へ、転送するように命令するコマンド
である。従って、受信側のファクシミリ装置は、受信し
た符号化データの中のコマンドデータ(転送コマンド)
を読み込むことにより、この符号化データを転送するこ
とが可能になる。
【0028】ステータスデータ(転送先番号データ)
は、ユーザが操作部21において入力した転送先番号デ
ータが記録されている。
【0029】すなわち、この符号化データを受信したフ
ァクシミリ装置は、まずコマンドフラグを検出する。こ
れにより、上記ファクシミリ装置は、この符号化データ
の中に、コマンドデータ(転送コマンド)が存在するこ
とを知得する。上記ファクシミリ装置は、このコマンド
データ(転送コマンド)を読み込み、上記受信した符号
化データの転送動作を開始する。そして、上記ファクシ
ミリ装置は、上記コマンドデータ(転送コマンド)に従
い、ステータスデータ(転送先番号データ)を読み込
み、符号化データの転送先番号を知得する。受信側のフ
ァクシミリ装置は、上記手順に従い、上記符号化データ
の転送を行う。
【0030】本発明の実施例におけるファクシミリ装置
が、符号化データを送信する動作を、図1、図2、およ
び図3を参照しながら説明する。
【0031】ユーザは、操作部21から、符号化データ
を転送する転送先を入力する(ステップS30)。な
お、この入力は、メモリ24にあらかじめ登録されてい
る相手先、および相手先番号を、図示しない表示パネル
に表示し、ユーザが表示パネルに表示されている相手先
の中から転送先を選択するようにしてもよい。
【0032】次いで、ユーザは、操作部21から、符号
化データを送信する送信先を入力する(ステップS3
1)。なお、この入力は、メモリ24にあらかじめ登録
されている相手先、および相手先番号を、図示しない表
示パネルに表示し、ユーザが表示パネルに表示されてい
る相手先の中から送信先を選択するようにしてもよい。
【0033】ユーザにより入力された転送先番号、およ
び送信先番号は、メモリ24に格納される。その後、ユ
ーザは、原稿を画像読み取り部20にセットし、画像読
み取り部20が原稿を走査し、画像データを作成するよ
うに、操作部21から指示する。この指示に従い、ファ
クシミリ装置の画像読み取り部20は、画像データを走
査し、画像データを作成する(ステップS32)。
【0034】画像読み取り部20が画像データを作成す
ると、符号化ブロック22は、この画像データのMH符
号化を行う(ステップS33)。符号化された画像デー
タは、メモリ24に格納される。
【0035】CPU23は、メモリ24に保管された転
送処理手順に従い、先に操作部21によりユーザから入
力された転送先番号から、ステータスデータ(転送先番
号データ)を作成する。また、コマンドデータが存在す
ることを示すコマンドフラグ、および符号化データを転
送する転送先があることを示すコマンドデータ(転送コ
マンド)を作成し、転送データ合成部25へ送信する。
【0036】転送データ合成部25は、コマンドフラ
グ、コマンドデータ(転送コマンド)、およびステータ
スデータ(転送先番号データ)を受信すると、メモリ2
4から符号化された画像データを取り出す。次いで、転
送データ合成部25は、この画像データに、コマンドフ
ラグ、コマンドデータ(転送コマンド)、およびステー
タスデータ(転送先番号データ)を付加した符号化デー
タを作成する(ステップS34)。
【0037】回線がつながった後、この符号化データ
は、モデム26を介し、ネットワークI/F27から送
信される(ステップS35)。
【0038】上記実施の形態によれば、転送データは、
画像データが符号化された後に付加される。従って、符
号化データを受信したファクシミリ装置は、転送データ
を抽出する際に、受信した符号化データを復号化する必
要がなくなる。
【0039】図5は、本発明の実施の形態におけるファ
クシミリ装置の内部構成を示す第2の図である。
【0040】図5によれば、このファクシミリ装置は、
画像印刷出力部50、復号化ブロック51、コマンドフ
ラグ・コマンドデータ・転送先データ検出部52、CP
U53、メモリ54、モデム55、およびネットワーク
I/F56により構成されている。
【0041】画像印刷出力部50は、復号化された画像
データを、用紙に印刷する。復号化ブロック51は、受
信した符号化データを、復号化し、もとの画像データを
構築する。
【0042】コマンドフラグ・コマンドデータ・転送先
データ検出部52は、受信した符号かデータから、コマ
ンドフラグ、コマンドデータ(転送コマンド)、および
ステータスデータ(転送先番号データ)を抽出する。
【0043】CPU53は、画像印刷出力部50、復号
化ブロック51、コマンドフラグ・コマンドデータ・転
送先データ検出部52、メモリ54、モデム55、ネッ
トワークI/F56を制御することにより、ファクシミ
リ装置全体の動作を制御する。
【0044】メモリ54は、データを一旦保管する。メ
モリ54は、受信した符号化データの内、画像データを
符号化されたまま保管する。
【0045】符号化データは、ネットワークI/F56
により受信され、モデム55を介し、ファクシミリ装置
内に取り込まれる。
【0046】図4は、符号化データを受信したファクシ
ミリ装置が、この符号化データを転送する際に作成する
符号化データの構成を示す構成図である。
【0047】図4に示すように、この符号化データは、
ダミーデータ、コマンドフラグ、コマンドデータ(無効
コマンド)、ステータスデータ(転送先番号データ)、
コマンドデータ(転送コマンド)、EOL、および画像
データにより構成されている。
【0048】ここで、コマンドデータ(無効コマンド)
は、この符号化データを受信したファクシミリ装置へ転
送するように指示するコマンドデータ(転送コマンド)
が記載されていた。
【0049】この符号化データを受信したファクシミリ
装置が、受信した符号化データをそのまま転送すると、
この符号化データは、再度このファクシミリ装置へ転送
されてしまう。
【0050】そこで、上記ファクシミリ装置内のCPU
53は、メモリ54に保管された転送処理手順に従い、
このファクシミリ装置に転送ように指示するコマンドデ
ータ(転送コマンド)を、コマンドデータ(無効コマン
ド)に変更する。
【0051】しかし、このファクシミリ装置以外に転送
するように指示するコマンドデータ(転送コマンド)
は、無効コマンドデータに変更されない。従って、上記
符号化データは、上記符号化データを送信したファクシ
ミリ装置のユーザが指定した、すべての転送先に送信さ
れる。
【0052】本発明の実施の形態におけるファクシミリ
装置が、受信した符号化データを転送する動作を図4、
図5、および図6を参照しながら説明する。
【0053】ファクシミリ装置は、ネットワークI/F
56、およびモデム55を介し符号化データを受信する
と、この符号化データを、メモリ54に保管し、また、
コマンドフラグ・コマンドデータ・転送先データ検出部
52に入力する。
【0054】コマンドフラグ・コマンドデータ・転送先
データ検出部52は、入力された符号化データ内にコマ
ンドフラグが存在するか検出する(ステップS60)。
【0055】受信した符号化データから、図4に示すコ
マンドフラグが検出されなかった場合(ステップS60
/NO)、コマンドフラグ・コマンドデータ・転送先デ
ータ検出部52は、CPU53に対し、コマンドフラグ
が検出されなかった旨を、信号として送出する。
【0056】CPU53は、メモリ54に保管されてい
る符号化データ印刷処理手順に従い、メモリ54に保管
された符号化データを、復号化ブロック51へ送出させ
る。復号化ブロック51は、この符号化データを復号化
し、画像データを構築する。画像データは、画像印刷出
力部50に入力され、用紙に印刷される(ステップS6
9)。
【0057】受信した符号化データから、図4に示すコ
マンドフラグが検出された場合(ステップS60/YE
S)、コマンドフラグ・コマンドデータ・転送先データ
検出部52は、コマンドデータ(転送コマンド)を検出
する。コマンドフラグ・コマンドデータ・転送先データ
検出部52は、このコマンドデータ(転送コマンド)に
従い、ステータスデータ(転送先番号データ)から転送
先番号を抽出する(ステップS61)。
【0058】コマンドフラグ・コマンドデータ・転送先
データ検出部52により、ステータス番号(転送先番号
データ)から抽出された転送先番号に、このファクシミ
リ装置の番号(自局番号)があるか、メモリ54に保管
された自局番号検出手順に従ったCPU53が判断する
(ステップS62)。
【0059】上記コマンドフラグ・コマンドデータ・転
送先データ検出部52により、ステータスデータ(転送
先番号データ)から抽出された転送先番号に、自局番号
が存在した場合(ステップS62/YES)、メモリ5
4に保存された符号化データは、復号化ブロック51に
入力される。そして、復号化ブロック51は、この符号
化データを復号化する(ステップS63)。
【0060】復号化ブロック51に復号化され、構築さ
れた画像データは、画像印刷出力部50に入力される。
画像印刷出力部50は、この画像データを用紙に印刷す
る(ステップS64)。
【0061】すべての画像データの印刷が終了した後、
CPU53は、メモリ54に保管された転送処理手順に
従い、自局番号を転送先に指定するコマンドデータ(転
送コマンド)を無効にし、コマンドデータ(無効コマン
ド)に変更する(ステップS65)。
【0062】上記コマンドフラグ・コマンドデータ・転
送先データ検出部52により抽出された転送先番号に、
自局番号が存在しなかった場合(ステップS62/N
O)、CPU53は、転送処理手順に従い、符号化デー
タの中に、自局番号以外の転送先番号を転送先として指
定するコマンドデータ(転送コマンド)があるか判断す
る(ステップS66)。
【0063】また、自局番号を転送先に指定するコマン
ドデータ(転送コマンド)を無効にし、コマンドデータ
(無効コマンド)に変更した後、CPU53は、転送処
理手順に従い、符号化データの中に、自局番号以外の転
送先番号を転送先として指定するコマンドデータ(転送
コマンド)があるか判断する(ステップS66)。
【0064】符号化データの中に、自局番号以外の転送
先番号が転送先として指定されているコマンドデータ
(転送コマンド)がある場合(ステップS66/YE
S)、このコマンドデータ(転送コマンド)に指定され
た転送先が、次の送信先として設定される(ステップS
67)。そして、設定された送信先に、この符号化デー
タが送信される(ステップS68)。符号化データ転送
後、ファクシミリ装置は、処理を終了する。
【0065】符号化データの中に、自局番号以外の転送
先番号が転送先として指定されているコマンドデータ
(転送コマンド)がない場合(ステップS66/N
O)、ファクシミリ装置は、処理を終了する。
【0066】上記実施の形態によれば、本来の画像デー
タのみ符号化した後に、相手先符号化データは、転送先
データを抽出する際に、符号化データを復号化せずに、
コマンドフラグを検出することにより転送先を検出する
ことができるため、転送の際に、符号化、再圧縮を行う
必要がなくなる。
【0067】図8は、本発明の実施の形態におけるファ
クシミリ装置の内部構成を示す第3の構成図である。
【0068】図8によれば、このファクシミリ装置は、
画像印刷出力部80、復号化ブロック81、CPU8
2、メモリ83、モデム84、およびネットワークI/
F85により構成されている。
【0069】画像印刷出力部80は、復号化された画像
データを用紙に印刷する。復号化ブロック81は、受信
した符号化データの復号化を行う。CPU82は、画像
印刷出力部80、復号化ブロック81、メモリ83、モ
デム84、およびネットワークI/F85を制御するこ
とにより、ファクシミリ装置全体の制御を行う。
【0070】図8に示すように、このファクシミリ装置
は、図5に示すファクシミリ装置とは異なり、コマンド
フラグ・コマンドデータ・転送先データ検出部52を有
していない。
【0071】図7は、本発明の実施の形態における符号
化データの構成を示す第3の図である。
【0072】図7に示すように、この符号化データは、
ダミーデータ、コマンドフラグ、コマンドデータ(無効
コマンド)、コマンドデータ(転送コマンド)、ステー
タスデータ(転送先番号データ)、EOL、および画像
データで構成されている。
【0073】ここで、図7に示す符号化データは、コマ
ンドフラグ、コマンドデータ、およびステータスデータ
がEOLのパターンを含まないように構成されている。
【0074】本発明の実施の形態におけるコマンド検出
機能を持たないファクシミリ装置が、符号化データを受
信した場合の動作を、図7、図8、および図9を参照し
ながら説明する。
【0075】このファクシミリ装置がネットワークI/
F85、およびモデム84により符号化データを受信す
ると(ステップS90)、この符号化データは、メモリ
83に保存される。CPU82は、メモリ83に保管さ
れた画像印刷出力処理手順に従い、メモリ83に保存さ
れた復号化データを、復号化ブロック81に入力する。
【0076】復号化ブロック81は、入力された符号化
データを復号化する(ステップS91)。この際、図5
に示すコマンドフラグ・コマンドデータ・転送先データ
抽出部52を有しないファクシミリ装置は、符号化デー
タ中における最初のEOLまでデータの飛ばし読みを行
う。従って、復号化ブロック81は、EOLの後ろ1ラ
イン目から符号化データを復号化する。
【0077】構築された画像データは、画像印刷出力部
80に入力され、画像印刷出力部80により、用紙に印
刷出力される(ステップS92)。
【0078】このように、上記実施の形態によれば、図
5に示すコマンドフラグ・コマンドデータ・転送先デー
タ抽出部を有していないファクシミリ装置は、通常のM
H符号化を行う機能さえ有せば、画像データを印刷する
ことが可能になる。これは、1ページ目の先頭を示すE
OL直前のダミーデータ列内に、コマンドフラグ、コマ
ンドデータ、およびステータスデータがEOLのパター
ンを構成しないように付加されているからである。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、3ファクシミリ装置の画像符号
化方式であるMH符号化方式を使用するファクシミリ装
置において、ファクシミリ装置は、コマンドデータが存
在することを示すコマンドフラグを、MH符号化された
画像データの先頭に存在するEOLの前に付加するコマ
ンドフラグ付加手段と、符号化データを受信したファク
シミリ装置に対し、符号化データを所定のファクシミリ
装置へ転送することを指示するコマンドデータを、MH
符号化された画像データの先頭に存在するEOLの前に
付加するコマンドデータ付加手段と、転送先番号を、M
H符号化された画像データの先頭に存在するEOLの前
に付加する転送先番号付加手段とを有し、コマンドフラ
グは、符号化データを受信したファクシミリ装置に検出
された場合、コマンドデータ付加手段により付加された
コマンドデータを検索させるものであり、コマンドデー
タは、符号化データを受信したファクシミリ装置に対
し、転送先番号に、符号化データを転送させるものであ
ることにより、符号化データを受信したファクシミリ装
置は、転送先データを抽出する際に、復号化を行う必要
がなくなる。
【0080】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
装置において、コマンドフラグ、コマンドデータ、およ
び転送先番号を受信した場合に、転送先番号に、符号化
データを転送することにより、転送先データを抽出する
際に、復号化する必要がなくなる。また、符号化データ
を転送する際に、復号化、再符号化を行う必要がなくな
る。
【0081】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の装置において、コマンドフラグ、コマンド
データ、および転送先番号は、符号化された画像データ
の先頭に存在するEOLの前に、それぞれコマンドフラ
グ付加手段、コマンドデータ付加手段、および転送先番
号手段により、EOLを構成しないデータ列として付加
されるものであることにより、コマンドフラグ、コマン
ドデータ、および転送先番号を検出することができない
ファクシミリ装置がコマンドフラグ、コマンドデータ、
および転送先番号を含む符号化データを受信した場合で
あっても、この符号化データをMH復号化することによ
り、画像データを印刷することが可能になる。
【0082】請求項4記載の発明によれば、受信した符
号化データの中から、コマンドデータが存在することを
示すコマンドフラグを検出した場合に、コマンドデータ
を検出するコマンドデータ検出手段を有し、コマンドデ
ータの指示に従い、符号化データの中に付加されている
転送先番号に、符号化データを転送することにより、転
送先データを抽出する際に、復号化する必要がなくな
る。また、符号化データを転送する際に、復号化、再符
号化を行う必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における符号化データの構
成を示す第1の図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置
の内部構成を示す第1の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置
が符号化データを作成する動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】本発明の実施の形態における符号化データの構
成を示す第2の図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置
の内部構成を示す第2の構成図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置
が符号化データを受信した場合の動作を説明するための
第1のフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態における符号化データの構
成を示す第3の図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置
の内部構成を示す第3の構成図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置
が符号化データを受信した場合の動作を説明するための
第2のフローチャートである。
【符号の説明】
20 画像読み取り部 21 操作部 22 符号化ブロック 23 CPU 24 メモリ 25 転送データ合成部 26 モデム 27 ネットワークI/F 50 画像印刷出力部 51 復号化ブロック 52 コマンドフラグ・コマンドデータ・転送先データ
検出部 53 CPU 54 メモリ 55 モデム 56 ネットワークI/F 80 画像印刷出力部 81 復号化ブロック 82 CPU 83 メモリ 84 モデム 85 ネットワークI/F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 G3ファクシミリ装置の画像符号化方式
    であるMH符号化(Modified Hohhman符号化)方式を使
    用するファクシミリ装置において、 前記ファクシミリ装置は、コマンドデータが存在するこ
    とを示すコマンドフラグを、MH符号化された画像デー
    タの先頭に存在するEOLより前に付加するコマンドフ
    ラグ付加手段と、 符号化データを受信したファクシミリ装置に対し、前記
    符号化データを所定のファクシミリ装置へ転送すること
    を指示する前記コマンドデータを、前記MH符号化され
    た画像データの先頭に存在するEOLより前に付加する
    コマンドデータ付加手段と、 転送先番号を、前記MH符号化された画像データの先頭
    に存在するEOLより前に付加する転送先番号付加手段
    とを有し、 前記コマンドフラグは、前記符号化データを受信したフ
    ァクシミリ装置に、前記コマンドデータ付加手段により
    付加された前記コマンドデータを検索させるものであ
    り、 前記コマンドデータは、前記符号化データを受信したフ
    ァクシミリ装置に対し、前記転送先番号に、前記符号化
    データを転送させるものであることを特徴とするファク
    シミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記コマンドフラグ、前記コマンドデー
    タ、および前記転送先番号を受信した場合に、該転送先
    番号に、前記符号化データを転送することを特徴とする
    請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記コマンドフラグ、前記コマンドデー
    タ、および前記転送先番号は、前記符号化された画像デ
    ータの先頭に存在するEOLより前に、それぞれ前記コ
    マンドフラグ付加手段、前記コマンドデータ付加手段、
    および前記転送先番号手段により、EOLを構成しない
    データ列として付加されるものであることを特徴とする
    請求項1または2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 受信した符号化データの中から、コマン
    ドデータが存在することを示すコマンドフラグを検出し
    た場合に、コマンドデータを検出するコマンドデータ検
    出手段を有し、 前記コマンドデータの指示に従い、符号化データの中に
    付加されている転送先番号に、前記符号化データを転送
    することを特徴とするファクシミリ装置。
JP34948599A 1999-12-08 1999-12-08 ファクシミリ装置 Pending JP2001169121A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8174712B2 (en) 2003-10-21 2012-05-08 Sharp Laboratories Of America, Inc. Generating passive metadata from user interface selections at an imaging device
US10105390B2 (en) 2014-07-21 2018-10-23 Consejo Superior De Investigaciones Cientificas (Csic) Process for obtaining fluoride-doped citrate-coated amorphous calcium phosphate nanoparticles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8174712B2 (en) 2003-10-21 2012-05-08 Sharp Laboratories Of America, Inc. Generating passive metadata from user interface selections at an imaging device
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