JP2001168778A - 無線通信基地局 - Google Patents

無線通信基地局

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JP2001168778A
JP2001168778A JP34685899A JP34685899A JP2001168778A JP 2001168778 A JP2001168778 A JP 2001168778A JP 34685899 A JP34685899 A JP 34685899A JP 34685899 A JP34685899 A JP 34685899A JP 2001168778 A JP2001168778 A JP 2001168778A
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reception
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antenna
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Kazuhiko Ikeda
和彦 池田
Naoki Matsubara
直樹 松原
Koji Higashida
康志 東田
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/0491Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas using two or more sectors, i.e. sector diversity

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のセクタでダイバーシチを行う無線通信
基地局において、予備系を持たずに、障害発生時に通信
のエリアや容量が大きく低下することなく装置を小型化
することができるようにする。 【解決手段】 第1受信ユニット11aが、2つの受信
部12a、12cを備えるなど、複数の受信部を一つの
受信ユニット内に構成する。例えば、第1受信ユニット
11aに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシ
チ受信系統のもう一方の受信部12bは、正常に動作す
る第2受信ユニット11bに存在するように構成する。
これによって、任意の受信ユニットの一つに障害が発生
した場合においても、各セクタの受信機能はダイバーシ
チ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正
常に機能することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予備系を持たず
に、ダイバーシチ系統を利用して、障害発生時に通信を
保持する構成とした無線通信基地局に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信基地局には一般に高い信頼性や
保守性が要求されており、例えば、送信部や受信部は装
置本体から着脱可能なユニット構成とし、ユニットに障
害が発生した場合に速やかに交換できるように構成され
ている。
【0003】図16は、従来技術の無線基地局の受信系
ブロック図である。図16において、第1セクタ第0系
アンテナ1a、第1セクタ第1系アンテナ1bは、それ
ぞれ、第1セクタ内のアンテナダイバーシチ受信に用い
られる。また、第2セクタ第0系アンテナ2a、第2セ
クタ第1系アンテナ2bは、それぞれ、第2セクタ内の
アンテナダイバーシチ受信に用いられる。各アンテナで
受信した信号は基地局装置本体10に入力され、第1乃
至第4受信ユニット11a乃至11dにおいて、それぞ
れの受信ユニットに接続されたアンテナで受信した信号
の内、所望の信号を受信して、ベースバンド信号処理部
13によって処理される。
【0004】障害検知制御部14は、第1乃至第4受信
ユニット11a乃至11dの障害を検知し、障害が発生
した場合は必要に応じて受信ユニットの電源停止等の処
置を行う。障害検知制御部14の検知結果に基づいて、
受信ユニットに交換の必要性が生じた場合は、保守作業
者が該当する受信ユニットの交換の処置を実施する。
【0005】また、運用系と予備系を備え、運用系に障
害が発生した場合は予備系に切り換えるように構成され
る。例えば、特開平10−322243号公報には、ア
ンテナ選択部を設け、運用系と予備系でアンテナを切り
換える構成が提案されている。
【0006】また、アンテナを鉄塔等の高所に設けて電
波伝搬の見通し距離を大きくする場合、高所のアンテナ
から基地局装置本体までの伝送損失を補償するため、ア
ンテナに近接して受信信号増幅手段を設ける場合があ
る。この受信信号増幅手段は高所にあるため、小型のユ
ニット形状とし、保守作業が容易となるように構成され
ている。
【0007】図17は、従来技術の受信信号増幅手段を
備えた無線基地局の受信系ブロック図である。図17に
おいて、第1セクタ第0系アンテナ1a、第1セクタ第
1系アンテナ1bは、それぞれ、第1セクタ内のアンテ
ナダイバーシチ受信に用いられる。また、第2セクタ第
0系アンテナ2a、第2セクタ第1系アンテナ2bは、
それぞれ、第2セクタ内のアンテナダイバーシチ受信に
用いられる。各アンテナで受信した信号は、第1または
第2受信信号増幅ユニット15aまたは15bに入力さ
れ、第1、第2受信信号増幅ユニット15a、15bに
備えられたそれぞれの受信信号増幅手段16a、16
b、16c、16dにより、受信信号レベルを増幅した
後、同軸ケーブル4により基地局装置本体10に伝送さ
れる。
【0008】また、受信信号増幅ユニット障害検知制御
部17は、第1、第2受信信号増幅ユニット15a、1
5bの障害を検知し、障害が発生した場合は、必要に応
じて、第1、第2受信信号増幅ユニット15a、15b
の電源停止等の処置を行う。受信信号増幅ユニット障害
検知制御部17の検知結果に基づいて、第1、第2受信
信号増幅ユニット15a、15bに交換の必要性が生じ
た場合は、保守作業者が該当する受信信号増幅ユニット
の交換の処置を実施する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線通信基地局では、一つのアンテナに対して一つの受
信ユニットを持つため、アンテナを複数持つ場合にはユ
ニット数が増大し、装置が大きくなるなどの不具合があ
る。また、受信ユニットには筐体や入出力インタフェー
ス用のコネクタ等が必要であり、一つのユニット内に複
数の機能を内蔵した方が装置の集積度は高くなる。しか
し、前述の構成のように、一つの受信ユニット内に複数
の受信系統を内蔵した場合、一系統のみの障害発生時に
おいても、受信ユニットの交換等保守作業時には複数系
統の機能が停止してしまい、通信のエリアや容量が大き
く低下するなどの不具合も生じる。
【0010】さらに、運用系統と予備系を持つ場合に
は、装置が大きくなったり、運用系と予備系の切り換え
部に損失が発生するため、通信の品質が低下するおそれ
もある。また、切り換え部自体に障害が発生する可能性
もあり、このような場合は基地局装置自体の信頼性を低
下させる要因ともなる。さらに、受信信号増幅ユニット
を備えた基地局において、受信信号増幅ユニットに障害
が発生した場合、交換等の保守作業に時間を要するた
め、通信のエリアや容量が長時間に亘って大きく低下す
ることもある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、予備系を持たずに、障害が
発生した場合においても、通信の容量を大きく低下させ
ることなく運用することができ、且つ、通信の品質が高
く、小型の無線通信基地局を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信基地局
は、自無線セル内を複数のセクタに分割して通信を行う
無線通信基地局であって、それぞれのセクタ毎にアンテ
ナダイバーシチ受信を行うための複数のアンテナと、こ
れらアンテナで受信した受信信号を処理する複数の受信
手段と、これらの受信手段の内、異なるセクタのアンテ
ナで受信した信号を処理する受信手段を、同一の受信ユ
ニット内に複数備えて、同一のセクタのアンテナで受信
した信号は異なる受信ユニットで受信処理されるように
構成したことを特徴とする。このような構成により、任
意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セ
クタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信手段
は正常に動作するユニットにある。
【0013】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行
う場合において、受信ユニット内の受信手段が隣り合わ
ない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を処理
するように構成したことを特徴とする。このような構成
により、任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場
合、同一セクタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方
の受信手段は正常に動作するユニットにあるとともに、
隣合うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作する。
【0014】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を複数のセクタに分割して通信を行う無線通信基
地局であって、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバー
シチ受信を行うための複数のアンテナと、受信信号を処
理する基地局装置本体と、アンテナで受信した受信信号
を増幅する受信信号増幅手段と、受信信号増幅手段と基
地局装置本体との間で受信信号を伝送する同軸ケーブル
とを備えるとともに、受信信号増幅手段の内、異なるセ
クタのアンテナで受信した信号を増幅する受信信号増幅
手段を同一の受信信号増幅ユニット内に複数備えて、同
一のセクタのアンテナで受信した信号は、異なる受信信
号増幅ユニットで増幅されるように構成したことを特徴
とする。すなわち、このような構成により、任意の受信
信号増幅ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セ
クタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信信号
増幅手段は正常に動作するユニットにある。
【0015】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行
う場合において、受信信号増幅ユニット内の受信信号増
幅手段が隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信し
た受信信号を増幅するように構成したことを特徴とす
る。このような構成により、任意の受信信号増幅ユニッ
トの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバー
シチ受信系統内で、もう一方の受信信号増幅手段は正常
に動作するユニットにあるとともに、隣合うセクタはダ
イバーシチ機能も正常に動作する。
【0016】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を複数のセクタに分割して通信を行う無線通信基
地局であって、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバー
シチ受信を行うための複数のアンテナと、受信信号を処
理する基地局装置本体と、アンテナで受信した受信信号
を増幅する受信信号増幅手段と、受信信号増幅手段と基
地局装置本体との間で受信信号を伝送する同軸ケーブル
とを備え、受信信号増幅手段の内、異なるセクタのアン
テナで受信した信号を増幅する受信信号増幅手段を、同
一の受信信号増幅ユニット内に複数備えて、同一のセク
タのアンテナで受信した信号は異なる受信信号増幅ユニ
ットで増幅されるように構成するとともに、基地局装置
本体内には受信信号を処理する受信手段と、この受信手
段を複数備える複数の受信ユニットとを備え、受信信号
増幅手段で増幅される受信信号のうち、同一の受信信号
増幅ユニットで増幅された受信信号は、同一の受信ユニ
ットで受信信号処理を行うように構成したことを特徴と
する。
【0017】このような構成により、任意の受信信号増
幅ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタの
ダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信信号増幅手
段は正常に動作するユニットにあるとともに、任意の受
信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタの
ダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信手段は正常
に動作するユニットにある。
【0018】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行
う無線通信基地局であって、受信信号増幅ユニット内の
受信増幅手段が隣り合わない異なるセクタのアンテナで
受信した受信信号を増幅するように構成するとともに、
受信ユニット内の受信手段が隣り合わない異なるセクタ
のアンテナで受信した受信信号を処理するように構成し
たことを特徴とする。
【0019】このような構成により、任意の受信信号増
幅ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタの
ダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信信号増幅手
段は正常に動作するユニットにあるとともに、任意の受
信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタの
ダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信手段は正常
に動作するユニットにあるとともに、隣合うセクタはダ
イバーシチ機能も正常に動作する。
【0020】また、本発明の無線通信基地局は、符号分
割多重方式により無線通信を行う装置であって、異なる
セクタの受信信号のセクタ間ダイバーシチ処理を行う信
号処理部を有するとことを特徴とする。このような構成
により、前述のような作用に加えて、さらに、複数のセ
クタで同一の信号をダイバーシチ受信することができ
る。
【0021】また、本発明の無線通信基地局は、それぞ
れのセクタ毎に送信信号を出力する送信手段と、送受信
でアンテナを共用するための共用手段とを備え、アンテ
ナは、送信信号を送信するものと、共用手段によって送
受信を行うものとを有することを特徴とする。このよう
な構成により、前述のような作用に加えて、さらに、送
受信でアンテナを共用することができる。
【0022】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を複数のセクタに分割して通信を行う無線通信基
地局であって、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバー
シチ送信を行うための複数のアンテナと、これらアンテ
ナで送信する信号を出力する複数の送信手段とを備え、
送信手段の内、異なるセクタのアンテナで送信する信号
を出力する送信手段を、同一の送信ユニット内に複数備
えて、同一のセクタのアンテナで送信する信号は異なる
送信ユニットから出力されるように構成したことを特徴
とする。このような構成により、任意の送信ユニットの
一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ
送信系統内で、もう一方の送信手段は正常に動作するユ
ニットにある。
【0023】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行
う場合において、送信ユニット内の送信手段が隣り合わ
ない異なるセクタのアンテナで送信する信号を出力する
ように構成したことを特徴とする。
【0024】このような構成により、任意の送信ユニッ
トの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバー
シチ送信系統内で、もう一方の送信手段は正常に動作す
るユニットにあるとともに、隣合うセクタはダイバーシ
チ機能も正常に動作する。
【0025】また、本発明の無線通信基地局は、異なる
アンテナから送信する送信信号のダイバーシチ受信処理
を行う信号処理部を有する無線端末装置が、符号分割多
重方式により無線通信を行うことを特徴とする。
【0026】このような構成により、任意の一つのユニ
ットに障害が発生した場合においても無線端末はより多
くの基地局アンテナから送信された信号を受信すること
ができる。
【0027】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を複数のセクタに分割して通信を行う無線通信基
地局であって、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバー
シチ送受信を行うための複数のアンテナと、アンテナを
送受信で共用するための共用手段と、アンテナで受信し
た受信信号を処理する複数の受信手段と、アンテナで送
信する送信信号を出力する複数の送信手段とを備え、受
信手段の内、異なるセクタのアンテナで受信した信号を
処理する受信手段を、同一の受信ユニット内に複数備え
て、同一のセクタのアンテナで受信した信号は異なる受
信ユニットで受信処理されるように構成するとともに、
送信手段の内、異なるセクタのアンテナで送信する信号
を出力する送信手段を、同一の送信ユニット内に複数備
えて、同一のセクタのアンテナで送信する信号は異なる
送信ユニットから出力されるように構成したことを特徴
とする。
【0028】このような構成により、任意の受信または
送信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタ
のダイバーシチ受信系統または送信系統内で、もう一方
の受信手段または送信手段は正常に動作するユニットに
ある。
【0029】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行
う無線通信基地局において、送信ユニット内の送信手段
及が隣り合わない異なるセクタのアンテナから送信信号
を送信するように構成するとともに、受信ユニット内の
受信手段が隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信
した受信信号を処理するように構成したしたことを特徴
とする。
【0030】このような構成により、任意の受信または
送信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタ
のダイバーシチ受信系統または送信系統内で、もう一方
の受信手段または送信手段は正常に動作するユニットに
あるとともに、隣合うセクタはダイバーシチ機能も正常
に動作する。
【0031】また、本発明の無線通信基地局は、受信ユ
ニットおよび送信ユニットを有する基地局装置本体と、
アンテナで受信した受信信号を増幅する受信信号増幅手
段と、受信信号増幅手段と基地局装置本体との間で受信
信号を伝送する同軸ケーブルと、送受信でアンテナを共
用する複数の共用手段とを備え、受信信号増幅手段及び
共用手段の内、異なるセクタのアンテナに接続される共
用手段と受信信号増幅手段とを同一の受信信号増幅ユニ
ット内に複数備えるように構成したことを特徴とする。
【0032】このような構成により、前述のような作用
を有しながら、任意の受信信号増幅ユニットの一つに障
害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統
内で、もう一方の受信信号増幅手段は正常に動作する。
【0033】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を複数のセクタに分割して通信を行う無線通信基
地局であって、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバー
シチ送受信を行うための複数のアンテナと、アンテナを
送受信で共用するための共用手段と、アンテナで受信し
た受信信号を処理する複数の受信手段と、アンテナで送
信する送信信号を出力する複数の送信手段とを備え、受
信手段及び送信手段の内、異なるセクタのアンテナで受
信及び送信した信号を処理及び出力する受信手段及び送
信手段を、同一の送受信ユニット内に複数備えて、同一
のセクタのアンテナで送受信した信号は、異なる送受信
ユニットで受信処理及び送信出力されるように構成した
ことを特徴とする。
【0034】このような構成により、任意の送受信ユニ
ットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバ
ーシチ受信系統または送信系統内で、もう一方の受信手
段または送信手段は正常に動作するユニットにある。
【0035】また、本発明の無線通信基地局は、自無線
セル内を少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行
う無線通信基地局において、送受信ユニット内の送信手
段が隣り合わない異なるセクタのアンテナから送信信号
を送信するように構成するとともに、送受信ユニット内
の受信手段が隣り合わない異なるセクタのアンテナで受
信した受信信号を処理するように構成したしたことを特
徴とする。
【0036】このような構成により、任意の送受信ユニ
ットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバ
ーシチ受信及び送信系統のもう一方の受信手段及び送信
手段は、正常に動作するユニットにあるとともに、隣合
うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作する。
【0037】また、本発明の無線通信基地局は、前記の
発明において、共用手段を送受信ユニットに内蔵したこ
とを特徴とする。このような構成により、前述の作用を
有しながら、送受信でアンテナを共用し、さらに集積度
を高めることができる。
【0038】また、本発明の無線通信基地局は、異なる
セクタの受信信号のセクタ間ダイバーシチ処理を行う信
号処理部を有するとともに、基地局の異なるアンテナか
ら送信する送信信号のダイバーシチ受信処理を行う信号
処理部を有する無線端末装置が、符号分割多重方式によ
り無線通信を行うことを特徴とする。
【0039】このような構成により、任意の一つのユニ
ットに障害が発生した場合においても無線端末と基地局
間の通信はより多くのアンテナから送信または受信され
た信号のダイバーシチ処理ができる。
【0040】尚、本発明は、上記の各発明の無線通信基
地局を備えた無線通信システムに適用することもでき
る。例えば、請求項1にかかる発明を無線通信システム
に適用した場合、一無線通信基地局が無線通信を行う範
囲である無線セル内を、複数のセクタに分割して通信を
行うように構成した無線通信システムであって、前記の
無線通信基地局が、それぞれのセクタ毎にアンテナダイ
バーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナ
と、複数のアンテナで受信した受信信号を処理する受信
手段と、これらの受信手段を複数備える複数の受信ユニ
ットとを備え、受信ユニット内の受信手段が、異なるセ
クタのアンテナで受信した受信信号を処理するように構
成した無線通信基地局によって通信を行うように構築し
たことを特徴とする無線通信システムである。すなわ
ち、上記の各発明毎の無線通信基地局によって無線通信
システムを構成することにより、通信容量を増大した
り、通信品質を安定安定させた無線通信システムを構築
することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図面を用いて詳細に説明する。
【0042】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
る無線通信基地局の構成図である。したがって、図1を
用いて本発明の第1の実施の形態を説明する。同図にお
いて、無線通信基地局は、例えば、自無線セル内を2つ
のセクタに分割して、それぞれのセクタにおいて2つの
アンテナでダイバーシチ受信を行う基地局である。この
場合、第1セクタ第0系アンテナ1aと第1セクタ第1
系アンテナ1bと第2セクタ第0系アンテナ2aと第2
セクタ第1系アンテナ2bの4系統のアンテナと、基地
局装置本体10とで構成されている。
【0043】基地局装置本体10は、それぞれのアンテ
ナで受信した信号を受信ベースバンド信号3に変換する
受信手段である、4系統の受信部12a乃至12dと、
受信部12a及び受信部12cを備える第1受信ユニッ
ト11aと、受信部12b及び受信部12dを備える第
2受信ユニット11bと、それぞれの受信部12a乃至
12dから出力された受信ベースバンド信号3の例えば
最大比合成等に代表されるダイバーシチ等の信号処理を
行うベースバンド信号処理部13と、第1、第2受信ユ
ニット11a、11bで発生した障害を検知し、アラー
ム信号の発生や電源停止等の制御を行う障害検知制御部
14とで構成されている。
【0044】前記受信部12aは第1セクタ第0系アン
テナ1aで受信した信号を、受信部12bは第1セクタ
第1系アンテナ1bで受信した信号を、受信部12cは
第2セクタ第0系アンテナ2aで受信した信号を、受信
部12dは第2セクタ第1系アンテナ2bで受信した信
号を例えば受信ベースバンド信号3に変換する受信処理
を行う受信手段に相当し、それぞれ増幅器や周波数混合
器や局部発振器や帯域制限フィルタ等により構成され
る。
【0045】尚、以下に説明する本発明の各実施の形態
に用いる図面では、各受信部は、理解を容易にするため
に、セクタ番号と、必要に応じて系統番号が表示してあ
る。たとえば、受信部12aは、セクタ1受信部、また
はセクタ1受信部0系などと表示してある。
【0046】つぎに上記構成の無線通信基地局の動作に
ついて説明する。上記の構成において、例えば、第1受
信ユニット11aに障害が発生した場合、障害検知制御
部14はそれを検知し、第1受信ユニット11aの電源
停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監
視者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行
う。
【0047】この時、ベースバンド信号処理部13は第
2受信ユニット11bに備えた受信部12b及び12d
から出力される受信ベースバンド信号3のみの信号処理
を行う。つまり、基地局装置本体10は第1受信ユニッ
ト11aに障害が発生した時、また第1受信ユニット1
1aの交換作業中において、第1セクタ第1系アンテナ
1bと第2セクタ第1系アンテナ2bで受信した信号を
受信処理することができる。
【0048】このように、本発明の第1の実施の形態の
無線通信基地局によれば、複数の受信手段を一つの受信
ユニット内に構成する上で、任意の受信ユニットの一つ
に障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信
系統のもう一方の受信手段は正常に動作するユニットに
あるように構成したので、任意の受信ユニットの一つに
障害が発生した場合においても、各セクタの受信機能は
ダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブランチ
としては正常に機能することができるため、通信のエリ
アや容量が大きく低下することなく、装置を小型化する
ことができる。
【0049】また、予備系とその切り換え部を持たない
ため、通信の品質を高く保ったまま装置を小型化するこ
とができる。
【0050】尚、セクタが3以上の場合や、ダイバーシ
チ系統が3以上の場合においても同様の構成をとれば同
様の効果が得られる。
【0051】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図2は本発明の第2の実施の形態の無線通信基
地局の構成図である。同図において、無線通信基地局
は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、それ
ぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ受
信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ1a
と第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系ア
ンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全6セ
クタ各2系統の合計12系統のアンテナと、基地局装置
本体10とで構成されている。
【0052】基地局装置本体10は、それぞれのアンテ
ナで受信した信号を例えば受信ベースバンド信号3に変
換する受信手段を備えた4つの第1乃至第4受信ユニッ
ト11a乃至11dと、ベースバンド処理部13と、障
害検知制御部14とで構成されている。
【0053】第1受信ユニット11aは、受信部12a
と受信部12eと受信部12fとを備え、受信部12a
は第1セクタ第0系アンテナ1aで受信した信号を、受
信部12eは第3セクタ第0系アンテナで、受信部12
fは第5セクタ第0系アンテナで受信した信号をそれぞ
れ受信ベースバンド信号3に変換する。第2受信ユニッ
ト11bは、受信部12cと受信部12gと受信部12
hとを備え、受信部12cは第2セクタ第0系アンテナ
2aで受信した信号を、受信部12gは第4セクタ第0
系アンテナで受信した信号を、、受信部12hは第6セ
クタ第0系アンテナで受信した信号を、それぞれ受信ベ
ースバンド信号3に変換する。
【0054】同様に、第3受信ユニット11cは、第1
及び第3及び第5セクタのそれぞれ第1系統のアンテナ
で受信した信号を受信処理する受信部を備え、第4受信
ユニット11dは、第2及び第4及び第6セクタのそれ
ぞれ第1系統のアンテナで受信した信号を受信処理する
受信部を備えている。
【0055】つぎに上記構成の無線通信基地局の動作に
ついて説明する。
【0056】図18に自無線セル内を6セクタに分割し
た基地局のセクタの位置関係の概略を示す。無線基地局
23が無線通信を行う範囲は無線セル24内であり、1
基地局あたりの通信の容量を大きくするために、無線セ
ル24を第1乃至第6セクタ25a乃至25fの6セク
タに分割している。第1セクタ25aから時計回りに第
2セクタ25b、第3セクタ25c、第4セクタ25
d、第5セクタ25e、第6セクタ25fの順で、それ
ぞれ無線基地局23を中心に60度毎に少なくとも60
度の指向性を持ったアンテナを配置することで6セクタ
に分割している。
【0057】図19に第1セクタのアンテナの指向性2
6の例を示す。図19に示すように、6セクタ用のアン
テナの指向性は一般に60度より広い指向性を持ってい
る。
【0058】このため、第1セクタ25aのアンテナに
より、アンテナ利得は低下するものの、隣り合う第2セ
クタ25bまた第6セクタ25fとの無線通信が可能と
なっている。
【0059】図2に示す第2の実施の形態の構成におい
て、例えば、第1受信ユニット11aに障害が発生した
場合、障害検知制御部14はそれを検知し、受信ユニッ
ト11aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの
発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号を発生す
る等の制御を行う。
【0060】この時、ベースバンド信号処理部13は第
2受信ユニット11b及び第3受信ユニット11c及び
第4受信ユニット11dに備えたそれぞれの受信部から
出力される受信ベースバンド信号3の信号処理を行う。
【0061】つまり第1受信ユニット11aの障害によ
り、第1セクタ25aと、第3セクタ25cと、第5セ
クタ25eのそれぞれ第0系アンテナでの受信が不可能
となるが、それぞれ第1系アンテナは正常に動作してい
る第3受信ユニット11cで受信可能である。
【0062】また、第1セクタ25aと、第3セクタ2
5cと、第5セクタ25eではダイバーシチ利得は低下
しているため、そのセクタの通信エリアは狭くなる、あ
るいは通信の品質は劣化するが、隣り合うセクタである
第2セクタ25bと、第4セクタ25dと、第6セクタ
26fはダイバーシチ受信が機能しているため、例えば
第1セクタ25aで基地局と通信を行っていた無線端末
は、円滑に通信状態が優れている前記隣り合うセクタに
ハンドオーバーして通信を維持することができる。
【0063】すなわち、、本発明の第2の実施の形態の
無線通信基地局によれば、複数の受信手段を一つの受信
ユニット内に構成する上で、任意の受信ユニットの一つ
に障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信
系統のもう一方の受信手段は正常に動作するユニットで
あるとともに、隣合うセクタはダイバーシチ機能も正常
に動作するユニットであるように構成したので、任意の
受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、
各セクタの受信機能は、ダイバーシチ利得は低下するも
のの、シングルブランチとしては正常に機能することが
できるとともに、正常にダイバーシチ受信機能が動作し
ている隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるた
め、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装
置を小型化することができる。
【0064】尚、本実施の形態においては、6セクタで
ダイバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが
4以上、且つ、ダイバーシチ系統が2以上の場合におい
ても同様の構成をとれば同様の効果が得られる。
【0065】次に、本発明の第3実施の形態について説
明する。図3は、本発明の第3の実施の形態の無線通信
基地局の構成図である。同図において、無線通信基地局
は、例えば、自無線セル内を2つのセクタに分割して、
それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシ
チ受信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ
1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0
系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2bの4系
統のアンテナと、基地局装置本体10と、第1受信信号
増幅ユニット15aと、第2受信信号増幅ユニット15
bと、第1受信信号増幅ユニット15a及び第2受信信
号増幅ユニット15bと基地局装置本体10間で受信信
号を伝送する同軸ケーブル4と、第1、第2受信信号増
幅ユニット15a、15bで発生した障害を検知し、ア
ラーム信号の発生や電源停止等の制御を行う受信信号増
幅ユニット障害検知制御部17とで構成されている。
【0066】第1受信信号増幅ユニット15aは受信信
号増幅手段16a及び16cを、第2受信信号増幅ユニ
ット15bは受信信号増幅手段16b及び16dを備え
る。また、基地局装置本体10は、それぞれの受信信号
増幅手段16a乃至16dで増幅された信号を、例えば
受信ベースバンド信号3に変換する受信手段である4系
統の受信部12a乃至12dと、ベースバンド処理部1
3とで構成されている。
【0067】受信信号増幅手段16aは第1セクタ第0
系アンテナ1aで受信した信号を、受信信号増幅手段1
6bは第1セクタ第1系アンテナ1bで受信した信号
を、受信信号増幅手段16cは第2セクタ第0系アンテ
ナ2aで受信した信号を、受信信号増幅手段16dは第
2セクタ第1系アンテナ2bで受信した信号を例えば低
雑音で増幅する受信信号増幅手段に相当し、それぞれ低
雑音増幅器等で構成される。
【0068】つぎに上記構成の無線通信基地局の動作に
ついて説明する。上記の構成において、例えば、第1受
信信号増幅ユニット15aに障害が発生した場合、受信
信号増幅ユニット障害検知制御部17はそれを検知し、
第1受信信号増幅ユニット15aの電源停止等の処置を
行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能
なアラーム信号を発生する等の制御を行う。
【0069】この時、基地局装置本体10は第2受信信
号増幅ユニット15bに備えた受信信号増幅手段16b
及び16dから出力される受信信号のみの信号処理を行
う。
【0070】つまり、基地局装置本体10は、第1受信
信号増幅ユニット15aに障害が発生した時、または第
1受信信号増幅ユニット15aの交換作業中において、
第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第1系アン
テナ2bで受信した信号を受信処理することができる。
【0071】すなわち、本発明の第3の実施の形態の無
線通信基地局によれば、複数の受信信号増幅手段を一つ
の受信信号増幅ユニット内に構成する上で、任意の受信
信号増幅ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セ
クタのダイバーシチ受信系統のもう一方の受信信号増幅
手段は正常に動作するユニットにあるように構成したの
で、任意の受信信号増幅ユニットの一つに障害が発生し
た場合においても、各セクタの受信機能はダイバーシチ
利得は低下するもののシングルブランチとしては正常に
機能することができるため、通信のエリアや容量が大き
く低下することなく、装置を小型化することができる。
【0072】また、予備系とその切り換え部を持たない
ため、通信の品質を高く保ったまま装置を小型化するこ
とができる。
【0073】尚、セクタが3以上の場合や、ダイバーシ
チ系統が3以上の場合においても同様の構成をとれば同
様の効果が得られる。
【0074】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図4は本発明の第4の実施の形態の無線通信
基地局の構成図である。同図において、無線通信基地局
は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、それ
ぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ受
信を行う基地局である。
【0075】第1セクタ第0系アンテナ1aと第1セク
タ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系アンテナ2a
と第2セクタ第1系アンテナ2b等の全6セクタ各2系
統の合計12系統のアンテナと、基地局装置本体10
と、第1受信信号増幅ユニット15aと、第2受信信号
増幅ユニット15bと、第3受信信号増幅ユニット15
cと、第4受信信号増幅ユニット15dと、第1乃至第
4受信信号増幅ユニット15a乃至15d及び基地局装
置本体10間で受信信号を伝送する同軸ケーブル4と、
受信増幅ユニット障害検知制御部17とで構成されてい
る。
【0076】基地局装置本体10は、第1乃至第4受信
信号増幅ユニット15a乃至15dで増幅された信号を
例えば受信ベースバンド信号3に変換する受信手段であ
る12系統の受信部12と、ベースバンド信号処理部1
3とで構成されている。
【0077】第1受信信号増幅ユニット15aは、受信
信号増幅手段16aと受信信号増幅手段16eと受信信
号増幅手段16fとを備え、受信信号増幅手段16aは
第1セクタ第0系アンテナ1aで受信した信号を、受信
信号増幅手段16eは第3セクタ第0系アンテナで受信
した信号を、受信信号増幅手段16fは第5セクタ第0
系アンテナで受信した信号を、それぞれ増幅する。
【0078】第2受信信号増幅ユニット15bは、受信
信号増幅手段16cと受信信号増幅手段16gと受信信
号増幅手段16hとを備え、受信信号増幅手段16cは
第2セクタ第0系のアンテナ2aで受信した信号を、受
信信号増幅手段16gは第4セクタ第0系アンテナでで
受信した信号を、受信信号増幅手段16hは第6セクタ
第0系アンテナで受信した信号を、それぞれ増幅する。
【0079】同様に第3受信信号増幅ユニット15cは
第1及び第3及び第5セクタのそれぞれ第1系統のアン
テナで受信した信号を増幅する受信信号増幅手段を備
え、第4受信信号増幅ユニット15dは第2及び第4及
び第6セクタのそれぞれ第1系統のアンテナで受信した
信号を増幅する受信信号増幅手段を備えている。
【0080】つぎに上記構成の無線通信基地局の動作に
ついて説明する。上記の構成において、例えば、第1受
信信号増幅ユニット15aに障害が発生した場合、受信
信号増幅ユニット障害検知制御部17はそれを検知し、
第1受信信号増幅ユニット15aの電源停止等の処置を
行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能
なアラーム信号を発生する等の制御を行う。
【0081】この時、基地局装置本体10は、第2及び
第3及び第4受信信号増幅ユニット15b及び15c及
び15dに備えた受信信号増幅手段から出力される受信
信号のみの信号処理を行う。つまり、基地局装置本体1
0は第1受信信号増幅ユニット15aに障害が発生した
時、または第1受信信号増幅ユニット15aの交換作業
中において、第1セクタ、第3セクタ、第5セクタのそ
れぞれの第1系アンテナで受信した信号と、第2セク
タ、第4セクタ、第6セクタのそれぞれの第1系アンテ
ナで受信した信号の、2系統のアンテナで受信した信号
を受信処理することができる。
【0082】このように、本発明の第4の実施の形態の
無線通信基地局によれば、複数の受信信号増幅手段を一
つの受信信号増幅ユニット内に構成する上で、任意の受
信信号増幅ユニットの一つに障害が発生した場合、同一
セクタのダイバーシチ受信系統のもう一方の受信信号増
幅手段は正常に動作するユニットにあるとともに、隣合
うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作するユニット
にあるように構成したので、任意の受信信号増幅ユニッ
トの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの
受信機能はダイバーシチ利得は低下するものの、シング
ルブランチとしては正常に機能することができるととも
に、正常にダイバーシチ受信機能が動作している隣り合
うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエ
リアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化す
ることができる。
【0083】尚、本実施の形態においては6セクタでダ
イバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4
以上かつダイバーシチ系統が2以上の場合においても同
様の構成をとれば同様の効果が得られる。
【0084】次に、本発明の第5実施の形態の形態につ
いて説明する。図5は本発明の第5の実施の形態の無線
通信基地局の構成図である。同図において、無線通信基
地局は、例えば、自無線セル内を2つのセクタに分割し
て、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバ
ーシチ受信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アン
テナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ
第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2bの
4系統のアンテナと、基地局装置本体10と、第1受信
信号増幅ユニット15aと、第2受信信号増幅ユニット
15bと、受信信号増幅ユニット及び基地局装置本体1
0間で受信信号を伝送する同軸ケーブル4と、第1、第
2受信信号増幅ユニット15a、15bで発生した障害
を検知し、アラーム信号の発生や電源停止等の制御を行
う受信増幅ユニット障害検知制御部17とで構成されて
いる。
【0085】第1受信信号増幅ユニット15aは、受信
信号増幅手段16a及び16cを、第2受信信号増幅ユ
ニット15bは受信信号増幅手段16b及び16dを備
え、基地局装置本体10は、それぞれの受信信号増幅手
段16a乃至16dで増幅された信号を、例えば受信ベ
ースバンド信号3に変換する受信手段である4系統の受
信部12a乃至12dと、受信部12a及び受信部12
cを備える第1受信ユニット11aと、受信部12b及
び受信部12dを備える第2受信ユニット11bと、ベ
ースバンド信号処理部13と、第1、第2受信ユニット
11a、11bで発生した障害を検知し、アラーム信号
の発生や電源停止等の制御を行う障害検知制御部14と
で構成されている。
【0086】受信信号増幅手段16aは第1セクタ第0
系アンテナ1aで受信した信号を、受信信号増幅手段1
6bは第1セクタ第1系アンテナ1bで受信した信号
を、受信信号増幅手段16cは第2セクタ第0系アンテ
ナ2aで受信した信号を、受信信号増幅手段16dは第
2セクタ第1系アンテナ2bで受信した信号を例えば低
雑音で増幅する受信信号増幅手段に相当する。
【0087】つぎに上記構成の無線通信基地局の動作に
ついて説明する。上記の構成において、例えば第1受信
信号増幅ユニット15aに障害が発生した場合、受信信
号増幅ユニット障害検知制御部17はそれを検知し、第
1受信信号増幅ユニット15aの電源停止等の処置を行
うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能な
アラーム信号を発生する等の制御を行う。この時、基地
局装置本体10の第2受信ユニット11bは第2受信信
号増幅ユニット15bに備えた受信信号増幅手段16b
及び16dから出力される受信信号を受信ベースバンド
信号3に変換する処理を行う。
【0088】また、受信信号増幅ユニット障害検知制御
部17は障害検知制御部14に対して第1受信信号増幅
ユニット15aの障害の通知を行い、その通知結果に基
づいて障害検知制御部14は第1受信ユニット11aの
電源停止等の処置を行う。
【0089】つまり、基地局装置本体10は、第1受信
信号増幅ユニット15aに障害が発生した時、また第1
受信信号増幅ユニット15aの交換作業中においても、
第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第1系アン
テナ2bで受信した信号を受信処理することができると
ともに、受信信号が伝送されない第1受信ユニット11
aの電源をユニット毎に停止することができる。
【0090】また、上記構成において、例えば第1受信
ユニット11aに障害が発生した場合、障害検知制御部
14はそれを検知し、第1受信ユニット11aの電源停
止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視
者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行
う。
【0091】この時、基地局装置本体10の第2受信ユ
ニット11bは、第2受信信号増幅ユニット15bに備
えた受信信号増幅手段16b及び16dから出力される
受信信号を受信ベースバンド信号3に変換する処理を行
う。
【0092】また、障害検知制御部14は、受信信号増
幅ユニット障害検知制御部17に対して第1受信ユニッ
ト11aの障害の通知を行い、その通知結果に基づい
て、受信信号増幅ユニット障害検知制御部17は、第1
受信信号増幅ユニット15aの電源停止等の処置を行
う。
【0093】つまり、基地局装置本体10は、第1受信
ユニット11aに障害が発生した時、または第1受信ユ
ニット11aの交換作業中において、第1セクタ第1系
アンテナ1bと第2セクタ第1系アンテナ2bで受信し
た信号を受信処理することができるとともに、受信信号
を増幅してもその信号が受信処理されない受信信号増幅
ユニット15aの電源をユニット毎に停止することがで
きる。
【0094】すなわち、本発明の第5の実施の形態の無
線通信基地局によれば、複数の受信信号増幅手段を一つ
の受信信号増幅ユニット内に構成する上で、任意の受信
信号増幅ユニットの一つまたは任意の受信ユニットの一
つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受
信系統のもう一方の受信信号増幅手段または受信手段は
正常に動作するユニットにあるように構成したので、任
意の受信信号増幅ユニットの一つまたは任意の受信ユニ
ットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタ
の受信機能は、ダイバーシチ利得は低下するものの、シ
ングルブランチとしては正常に機能することができるた
め、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装
置を小型化することができるとともに、本発明の第3の
実施例に比して不要な消費電力を簡単に削減することが
できる。
【0095】また、予備系とその切り換え部を持たない
ため、通信の品質を高く保ったまま装置を小型化するこ
とができる。
【0096】尚、セクタが3以上の場合や、ダイバーシ
チ系統が3以上の場合においても同様の構成をとれば同
様の効果が得られる。
【0097】次に本発明の第6の実施の形態について説
明する。図6は本発明の第6の実施の形態の無線通信基
地局の構成図である。同図において、無線通信基地局
は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、それ
ぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ受
信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ1a
と第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系ア
ンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全6セ
クタ各2系統の合計12系統のアンテナと、基地局装置
本体10と、第1受信信号増幅ユニット15aと、第2
受信信号増幅ユニット15bと、第3受信信号増幅ユニ
ット15cと、第4受信信号増幅ユニット15dと、前
記受信信号増幅ユニット及び基地局装置本体10間で受
信信号を伝送する同軸ケーブル4と、受信信号増幅ユニ
ット障害検知制御部17とで構成されている。
【0098】基地局装置本体10は、それぞれのアンテ
ナで受信した信号を例えば受信ベースバンド信号3に変
換する受信手段を備えた4つの第1乃至第4受信ユニッ
ト11a乃至11dと、ベースバンド処理部13と、障
害検知制御部14とで構成されている。第1受信信号増
幅ユニット15aは受信信号増幅手段16aと受信信号
増幅手段16eと受信信号増幅手段16fとを備え、受
信信号増幅手段16aは第1セクタ第0系アンテナ1a
で受信した信号を、受信信号増幅手段16eは第3セク
タ第0系アンテナでで受信した信号を、、受信信号増幅
手段16fは第5セクタ第0系アンテナで受信した信号
をそれぞれ増幅する。
【0099】第2受信信号増幅ユニット15bは受信信
号増幅手段16cと受信信号増幅手段16gと受信信号
増幅手段16hとを備え、受信信号増幅手段16cは第
2セクタ第0系アンテナ2aで受信した信号を、受信信
号増幅手段16gは第4セクタ第0系アンテナで受信し
た信号を、受信信号増幅手段16hは第6セクタ第0系
アンテナで受信した信号をそれぞれ増幅する。
【0100】同様に、第3受信信号増幅ユニット15c
は、第1セクタ及び第3セクタ及び第5セクタのそれぞ
れ第1系統のアンテナで受信した信号を増幅する受信信
号増幅手段を備え、第4受信信号増幅ユニット15dは
第2セクタ及び第4セクタ及び第6セクタのそれぞれ第
1系統のアンテナで受信した信号を増幅する受信信号増
幅手段を備えている。
【0101】第1受信ユニット11aは、第1受信信号
増幅ユニット15aで増幅された信号を受信ベースバン
ド信号3に変換する3系統の受信手段を備え、同様に第
2乃至第4受信ユニット11b乃至11dは、それぞれ
第2乃至第4受信信号増幅ユニット15b乃至15dで
増幅された信号を受信ベースバンド信号3に変換する3
系統の受信手段を備えている。
【0102】つぎに上記構成の無線通信基地局の動作に
ついて説明する。上記の構成において、例えば第1受信
信号増幅ユニット15aに障害が発生した場合、受信信
号増幅ユニット障害検知制御部17はそれを検知し、第
1受信信号増幅ユニット15aの電源停止等の処置を行
うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能な
アラーム信号を発生する等の制御を行う。この時、基地
局装置本体10の第2乃至第4受信ユニット11b乃至
11dは第2乃至第4受信信号増幅ユニット15b乃至
15dに備えた受信信号増幅手段から出力される受信信
号を受信ベースバンド信号3に変換する処理を行う。
【0103】また、受信信号増幅ユニット障害検知制御
部17は、障害検知制御部14に対して第1受信信号増
幅ユニット15aの障害の通知を行い、その通知結果に
基づいて障害検知制御部14は第1受信ユニット11a
の電源停止等の処置を行う。
【0104】つまり、基地局装置本体10は、第1受信
信号増幅ユニット15aに障害が発生した時、または第
1受信信号増幅ユニット15aの交換作業中において、
第1セクタ、第3セクタ、第5セクタそれぞれの第1系
アンテナで受信した信号と、第2セクタ、第4セクタ、
第6セクタのそれぞれの第1系アンテナで受信した信号
の、2系統のアンテナで受信した信号を受信処理するこ
とができるとともに、受信信号が伝送されない第1受信
ユニット11aの電源をユニット毎に停止することがで
きる。
【0105】また、上記構成において、例えば第1受信
ユニット11aに障害が発生した場合、障害検知制御部
14はそれを検知し、第1受信ユニット11aの電源停
止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視
者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行
う。
【0106】この時、基地局装置本体10の第2乃至第
4受信ユニット11b乃至11dは、第2乃至第4受信
信号増幅ユニット15b乃至15dに備えた受信信号増
幅手段から出力される受信信号を受信ベースバンド信号
3に変換する処理を行う。
【0107】また、障害検知制御部14は、受信信号増
幅ユニット障害検知制御部17に対して第1受信ユニッ
ト11aの障害の通知を行い、その通知結果に基づい
て、受信信号増幅ユニット障害検知制御部17は、第1
受信信号増幅ユニット15aの電源停止等の処置を行
う。
【0108】つまり、基地局装置本体10は、第1受信
ユニット11aに障害が発生した時、または第1受信ユ
ニット11aの交換作業中において、第1セクタ、第3
セクタ、第5セクタそれぞれの第1系アンテナで受信し
た信号と、第2セクタ、第4セクタ、第6セクタのそれ
ぞれの第1系アンテナで受信した信号の、2系統のアン
テナで受信した信号を受信処理することができるととも
に、受信信号が伝送されない受信ユニット11aの電源
をユニット毎に停止することができる。
【0109】すなわち、本発明の第6の実施の形態の無
線通信基地局によれば、複数の受信信号増幅手段を一つ
の受信信号増幅ユニット内に構成する上で、任意の受信
信号増幅ユニットの一つまたは任意の受信ユニットの一
つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受
信系統のもう一方の受信信号増幅手段または受信手段は
正常に動作するユニットであるとともに、隣合うセクタ
はダイバーシチ機能も正常に動作するユニットであるよ
うに構成したので、任意の受信信号増幅ユニットの一つ
または任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合
においても、各セクタの受信機能はダイバーシチ利得は
低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能
することができるとともに、正常にダイバーシチ受信機
能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバ
ーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下するこ
となく、装置を小型化することができるとともに、本発
明の第4の実施例に比して不要な消費電力を簡単に削減
することができる。
【0110】尚、本実施の形態においては6セクタでダ
イバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4
以上かつダイバーシチ系統が2以上の場合においても同
様の構成をとれば同様の効果が得られる。
【0111】次に本発明の第7の実施の形態について説
明する。本発明の第7の実施の形態は、前記第1乃至第
6の実施の形態の構成において、符号分割多重方式によ
りセクタ間ダイバーシチ受信処理を行うことを特徴とし
たものである。
【0112】したがって、図2を用いて第7の実施の形
態の動作を説明する。符号分割多重の特徴の一つとして
レイク受信方式が一般的に知られている。レイク受信は
複数の無線伝搬経路をたどって異なる到達時間でアンテ
ナにより受信された複数の受信信号(受信パス)から受
信状態の優れた信号をいくつか選択し、それを合成して
より優れた品質の受信信号を得る方式である。
【0113】セクタ間ダイバーシチ受信処理とは、例え
ばレイク受信方式を異なるセクタ間においても適用した
ものであり、異なるセクタで受信した受信パスの中から
優れた信号をいくつか選択し合成するものである。
【0114】本発明の第7の実施の形態におけるベース
バンド信号処理部13は、例えばスペクトラム拡散によ
り符号分割多重された受信信号の逆拡散処理を行い、セ
クタ間ダイバーシチ受信処理により希望の受信信号成分
を取り出す機能を有している。
【0115】第7の実施の形態の無線通信基地局の無線
セルを図18に示すようなセクタ構成とした時、例えば
前記基地局と通信を行う無線端末が第1セクタ25aと
第2セクタ25bの境界付近に存在する場合において、
基地局のアンテナは図19に示すように60度より広い
指向性を持っいるため、無線端末から送信された信号
は、図2の、第1セクタ0系アンテナ1a、第1セクタ
1系アンテナ1b、第2セクタ0系アンテナ2a、第2
セクタ1系アンテナ2bの4系統のアンテナにより受信
される。アンテナで受信した信号は受信部12a、受信
部12b、受信部12c、受信部12dにより受信ベー
スバンド信号3に変換される。ベースバンド信号処理部
13は4系統のアンテナで受信した信号からレイク受信
を行う。
【0116】この時、例えば第1受信ユニット11aに
障害が発生した場合、障害検知制御部14はそれを検知
し、受信ユニット11aの電源停止等の処置を行うとと
もに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラー
ム信号を発生する等の制御を行う。ベースバンド信号処
理部13は受信部12b、受信部12c、受信部12d
から出力される受信ベースバンド信号3の信号処理を行
う。
【0117】つまり第1受信ユニット11aの障害によ
り、第1セクタ25aのアンテナダイバーシチの一方の
アンテナである1aの受信は不能となるが、もう一方の
アンテナ1b、また、第2セクタ25bのアンテナ2
a、及び2bの3系統のアンテナで受信した信号を用い
たレイク受信が可能であり、高いダイバーシチ利得を保
ったまま通信を維持することができる。
【0118】したがって、本発明の第7の実施の形態の
無線通信基地局によれば、符号分割多重方式で異なるセ
クタの受信信号のセクタ間ダイバーシチ処理を行う信号
処理部を有するように構成したので、任意の一つのユニ
ットに障害が発生した場合においても高いダイバーシチ
利得を保って、通信のエリアや容量が大きく低下するこ
となく、装置を小型化することができる。
【0119】尚、第7の実施の形態では図2を用いて説
明したが、図1乃至図6において同様の信号処理を行え
ば同様の効果が得られる。
【0120】次に、本発明の第8の実施の形態について
説明する。図7は本発明の第8の実施の形態の無線通信
基地局の構成図である。図7に示す無線通信基地局は、
例えば、自無線セル内を2つのセクタに分割して、それ
ぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ受
信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ1a
と第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系ア
ンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2bの4系統の
アンテナと、第1アンテナ共用手段18a及び第2アン
テナ共用手段18bと、基地局装置本体10とで構成さ
れている。
【0121】基地局装置本体10は、それぞれのアンテ
ナで受信した信号を例えば受信ベースバンド信号3に変
換する受信手段である4系統の受信部12a乃至12d
と、受信部12a及び受信部12cを備える第1受信ユ
ニット11aと、受信部12b及び受信部12dを備え
る第2受信ユニット11bと、送信信号を出力する送信
手段を備えた第1送信ユニット19a及び第2送信ユニ
ット19bと、それぞれの受信部12a乃至12dから
出力された受信ベースバンド信号3の例えば最大比合成
等に代表されるダイバーシチ等の信号処理を行うととも
に第1及び第2送信ユニット19a及び19bに送信ベ
ースバンド信号5を出力するベースバンド信号処理部1
3と、受信ユニット11a乃至11bまた第1及び第2
送信ユニット19a及び19bで発生した障害を検知
し、アラーム信号の発生や電源停止等の制御を行う障害
検知制御部14とで構成されている。
【0122】受信部12aは第1セクタ第0系アンテナ
1aで受信した信号を、受信部12bは第1セクタ第1
系アンテナ1bで受信した信号を、受信部12cは第2
セクタ第0系アンテナ2aで受信した信号を、受信部1
2dは第2セクタ第1系アンテナ2bで受信した信号を
例えば受信ベースバンド信号3に変換する受信処理を行
う受信手段に相当する。
【0123】また、第1送信ユニット19aは第1セク
タ第0系アンテナ1aから送信する送信信号を、第2送
信ユニット19bは第2セクタ第0系アンテナ1aから
送信する送信信号を、それぞれ送信する送信手段に相当
する機能を備えるものであり、この送信手段は、それぞ
れ変調器や周波数混合器や局部発振器や増幅器等により
構成される。
【0124】第1及び第2アンテナ共用手段18a及び
18bは、送信と受信で一つのアンテナを共用するアン
テナ共用手段に相当し、例えば誘電体を用いたフィルタ
や、またはアンテナ側端子を送信側端子と受信側端子で
切り換えるスイッチ手段等により構成される。
【0125】上記構成において、例えば第1受信ユニッ
ト11aに障害が発生した場合、障害検知制御部14は
それを検知し、第1受信ユニット11aの電源停止等の
処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認
知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行う。
【0126】この時、ベースバンド信号処理部13の受
信信号処理は、第2受信ユニット11bに備えた受信部
12b及び12dから出力される受信ベースバンド信号
3のみについて行うとともに、送信ベースバンド信号5
は正常時と同様に出力する。
【0127】つまり、基地局装置本体10は第1受信ユ
ニット11aに障害が発生した時、また第1受信ユニッ
ト11aの交換作業中においても、第1セクタ第1系ア
ンテナ1bと第2セクタ第1系アンテナ2bで受信した
信号の受信処理と、第1セクタ及び第2セクタへの送信
信号を出力することができる。
【0128】すなわち、本発明の第8の実施の形態の無
線通信基地局によれば、任意の受信ユニットの一つに障
害が発生した場合においても、各セクタの受信機能はダ
イバーシチ利得は低下するもののシングルブランチとし
ては正常に機能することができるとともに、各セクタの
送信機能も正常に動作でき、さらには送信と受信でアン
テナを共用する構成としたので、通信のエリアや容量が
大きく低下することなく、装置を小型化することができ
る。
【0129】次に、本発明の第9の実施の形態について
説明する。図8は本発明の第9の実施の形態の無線通信
基地局の構成図である。図8に示す無線通信基地局は例
えば、自無線セル内を2つのセクタに分割して、それぞ
れのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ送信
を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ1aと
第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系アン
テナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2bの4系統のア
ンテナと、基地局装置本体10とで構成されている。
【0130】基地局装置本体10は、例えば送信ベース
バンド信号5をそれぞれのアンテナから出力する送信信
号に変換する送信手段である4系統の送信部20a乃至
20dと、送信部20a及び送信部20cを備える第1
送信ユニット19aと、送信部20b及び送信部20d
を備える第2送信ユニット19bと、第1及び第2送信
ユニット19a及び19bに送信ダイバーシチに対応し
た送信ベースバンド信号5を出力するベースバンド信号
処理部13と、第1及び第2送信ユニット19a及び1
9bで発生した障害を検知し、アラーム信号の発生や電
源停止またベースバンド信号処理部13への通知等の制
御を行う障害検知制御部14とで構成されている。
【0131】送信部20aは第1セクタ第0系アンテナ
1aで送信する信号を、送信部20bは第1セクタ第1
系アンテナ1bで送信する信号を、送信部12cは第2
セクタ第0系アンテナ2aで送信する信号を、送信部1
2dは第2セクタ第1系アンテナ2bで送信する信号
を、それぞれ送信ベースバンド信号5に変換して出力す
る送信手段に相当し、それぞれ変調器や周波数混合器や
局部発振器や増幅器等により構成される。
【0132】送信ダイバーシチに対応した送信ベースバ
ンド信号5を出力するベースバンド信号処理部13と
は、例えばアダプティブアレイアンテナ方式に代表され
る送信ダイバーシチに対応するベースバンド信号処理の
機能を持ったものであり、複数のアンテナから送信する
送信信号の振幅と位相を制御し、アンテナの指向性を最
適化する等の制御をディジタル信号処理により行う。
【0133】上記の構成において、例えば第1送信ユニ
ット19aに障害が発生した場合、障害検知制御部14
はそれを検知し、受信ユニット19aの電源停止等の処
置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知
可能なアラーム信号の発生やベースバンド信号処理部1
3への通知等の制御を行う。
【0134】この時、ベースバンド信号処理部13では
アダプティブアレイアンテナの信号処理を停止し、第2
送信ユニット19bに備えた送信部20b及び20dに
送信ベースバンド信号5を出力する。つまり、基地局装
置本体10は、第1送信ユニット19aに障害が発生し
た時、または第1送信ユニット19aの交換作業中にお
いて、第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第1
系アンテナ2bから送信信号を出力することができる。
【0135】すなわち、本発明の第9の実施の形態の無
線通信基地局によれば、複数の送信手段を一つの送信ユ
ニット内に構成する上で、任意の送信ユニットの一つに
障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ送信系
統のもう一方の送信手段は正常に動作するユニットにあ
るように構成したので、任意の送信ユニットの一つに障
害が発生した場合においても、各セクタの送信機能はシ
ングルブランチとしては正常に機能できるため、通信の
エリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化
することができる。
【0136】また、予備系とその切り換え部を持たない
ため、通信の品質を高く保ったまま装置を小型化するこ
とができる。
【0137】尚、セクタが3以上の場合や、ダイバーシ
チ系統が3以上の場合においても同様の構成をとれば同
様の効果が得られる。
【0138】次に、本発明の第10の実施の形態につい
て説明する。図9は本発明の第10の実施の形態の無線
通信基地局の構成図である。図9に示す無線通信基地局
は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、それ
ぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ送
信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ1a
と第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系ア
ンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全6セ
クタ各2系統の合計12系統のアンテナと、基地局装置
本体10とで構成されている。
【0139】基地局装置本体10は、例えば送信ベース
バンド信号5をそれぞれのアンテナから出力する送信信
号に変換する送信手段を備えた4つの第1乃至第4送信
ユニット19a乃至19dと、送信ダイバーシチに対応
した送信ベースバンド信号5を出力するベースバンド信
号処理部13と、障害検知制御部14とで構成されてい
る。
【0140】第1送信ユニット19aは送信部20aと
送信部20eと送信部20fとを備え、送信部20aは
第1セクタ第0系のアンテナ1aから送信する信号を、
送信部20eは第3セクタ第0系アンテナから、送信部
20fは第5セクタ第0系アンテナから送信する信号を
それぞれ送信ベースバンド信号5から変換して出力す
る。第2送信ユニット19bは、送信部20cと送信部
20gと送信部20hとを備え、送信部20cは第2セ
クタ第0系アンテナ2aから送信する信号を、送信部2
0gは第4セクタ第0系アンテナから、送信部20hは
第6セクタ第0系アンテナから送信する信号をそれぞれ
送信ベースバンド信号5から変換して出力する。
【0141】同様に、第3送信ユニット19cは第1及
び第3及び第5セクタのそれぞれ第1系統のアンテナか
ら送信する信号を出力する送信部を備え、第4送信ユニ
ット19dは第2及び第4及び第6セクタのそれぞれ第
1系統のアンテナから送信する信号を出力する送信部を
備えている。
【0142】つぎに、上記の構成の無線通信基地局の動
作について説明する。第10の実施の形態の構成におい
て、例えば第1送信ユニット19aに障害が発生した場
合、障害検知制御14はそれを検知し、送信ユニット1
9aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光
等の保守監視者が認知可能なアラーム信号の発生やベー
スバンド信号処理部13への通知等の制御を行う。
【0143】この時、ベースバンド信号処理部13では
第1及び第3及び第5セクタのアダプティブアレイアン
テナの信号処理を停止し、第2送信ユニット19b及び
第3送信ユニット19c及び第4送信ユニット19dに
備えた送信部に送信ベースバンド信号5を出力する信号
処理を行う。
【0144】つまり、第1送信ユニット19aの障害に
より、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタのダイ
バーシチ送信が不可能となるが、それぞれ第1系のアン
テナからは第3送信ユニット19cが正常に動作してい
るので、送信信号が出力可能である。
【0145】また、第1セクタと、第3セクタと、第5
セクタでは送信ダイバーシチが機能していないため、そ
のセクタの通信エリアは狭くなる、あるいは通信の品質
は劣化するが、隣り合うセクタである第2セクタと、第
4セクタと、第6セクタはダイバーシチ送信が機能して
いるため、例えば第1セクタで基地局と通信を行ってい
た無線端末は、円滑に通信状態が優れている隣り合うセ
クタにハンドオーバーして通信を維持することができ
る。
【0146】すなわち、本発明の第10の実施の形態の
無線通信基地局によれば、複数の送信手段を一つの送信
ユニット内に構成する上で、任意の送信ユニットの一つ
に障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ送信
系統のもう一方の送信手段は正常に動作するユニットに
あるとともに、隣合うセクタはダイバーシチ機能も正常
に動作するユニットにあるように構成したので、任意の
送信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、
各セクタの送信機能はダイバーシチ利得は低下するもの
の、シングルブランチとしては正常に機能することがで
きるとともに、正常にダイバーシチ送信機能が動作して
いる隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるた
め、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装
置を小型化することができる。
【0147】尚、本実施の形態においては6セクタでダ
イバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4
以上かつダイバーシチ系統が2以上の場合においても同
様の構成をとれば同様の効果が得られる。
【0148】次に、本発明の第11の実施の形態につい
て説明する。本発明の第11の実施の形態は、前記第9
乃至第10の実施の形態の構成において、符号分割多重
方式によりセクタ間ダイバーシチ受信処理を行う無線端
末装置と無線通信を行うことを特徴としたものである。
【0149】図9を用いて第11の実施の形態の動作を
説明する。符号分割多重の特徴の一つとして複数のチャ
ネルを同一の周波数帯域内で伝送可能なことがある。無
線端末は基地局の異なるセクタのアンテナから送信され
た同一の周波数帯域の信号を同時に受信し、それら複数
のセクタの信号からレイク受信を行い、より優れた品質
の受信信号を得るセクタ間ダイバーシチ受信機能を持つ
ことができる。このため、基地局においてアダプティブ
アレイ等の複雑な信号処理を行わずとも通信のエリアや
品質が向上する。
【0150】本発明の第11の実施の形態のベースバン
ド信号処理部13は、前記無線端末に対して、基地局が
複数のセクタから送信信号を出力するように各送信ユニ
ットに、スペクトラム拡散により符号分割多重した送信
ベースバンド信号5を出力する。
【0151】本発明の第11の実施の形態における無線
通信基地局の無線セルを図18に示すようなセクタ構成
とした時、例えば、前記基地局と通信を行う無線端末が
第1セクタ25aと第2セクタ25bの境界付近に存在
する場合において、基地局のアンテナは図19に示すよ
うに60度より広い指向性を持っいるため、第1セクタ
0系アンテナ1a、第1セクタ1系アンテナ1b、第2
セクタ0系アンテナ2a、第2セクタ1系アンテナ2b
の4系統のアンテナから送信した信号を無線端末は受信
することができる。
【0152】例えば、第1送信ユニット19aに障害が
発生した場合、障害検知制御部14はそれを検知し、送
信ユニット19aの電源停止等の処置を行うとともに、
LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号
の発生やベースバンド信号処理部13への通知等の制御
を行う。
【0153】この時、ベースバンド信号処理部13では
第1送信ユニット19aに対する送信ベースバンド信号
5の出力を停止し、第2送信ユニット19b及び第3送
信ユニット19c及び第4送信ユニット19dに備えた
送信部に送信ベースバンド信号5を出力する信号処理を
行う。
【0154】つまり第1送信ユニット19aの障害によ
り、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタの第0系
アンテナからの送信が不可能となるが、それぞれ第1系
のアンテナからは第3送信ユニット19cが正常に動作
しているので、送信信号が出力可能である。
【0155】また、第1セクタと、第3セクタと、第5
セクタではシングルブランチでの送信となるため、その
セクタの通信エリアは狭くなる、あるいは通信の品質は
劣化するが、隣り合うセクタである第2セクタと、第4
セクタと、第6セクタは第0系及び第1系のアンテナか
らの送信が機能しているため、無線端末が第1セクタ2
5aと第2セクタ25bの境界付近に存在する場合にお
いて、3系統のアンテナから送信された信号を用いてレ
イク受信が可能であり、高いダイバーシチ利得を保った
まま通信を維持することができる。
【0156】すなわち、本発明の第11の実施の形態の
無線通信基地局によれば、基地局がアタプティブアレイ
アンテナ方式に対応した複雑な処理を行わずに、任意の
一つのユニットに障害が発生した場合においても通信の
エリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化
することができる。
【0157】尚、本実施の形態では図9を用いて説明し
たが、図8において同様の信号処理を行えば同様の効果
が得られる。
【0158】次に、本発明の第12の実施の形態につい
て説明する。図10は本発明の第12の実施の形態の無
線通信基地局の構成図である。図10に示す無線通信基
地局は、例えば、自無線セル内を2つのセクタに分割し
て、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバ
ーシチ送受信を行う基地局であり、第1セクタ第0系ア
ンテナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セク
タ第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b
の4系統のアンテナと、第1アンテナ共用手段18a
と、第2アンテナ共用手段18bと、第3アンテナ共用
手段18cと、第4アンテナ共用手段18dと、基地局
装置本体10とで構成されている。
【0159】基地局装置本体10は、それぞれのアンテ
ナで受信した信号を例えば受信ベースバンド信号3に変
換する受信手段である4系統の受信部12a乃至12d
と、受信部12a及び受信部12cを備える第1受信ユ
ニット11aと、受信部12b及び受信部12dを備え
る第2受信ユニット11bと、例えば送信ベースバンド
信号5をそれぞれのアンテナから送信する信号に変換す
る送信手段である4系統の送信部20a乃至20dと、
送信部20a及び送信部20cを備える第1送信ユニッ
ト19aと、送信部20b及び送信部20dを備える第
2送信ユニット19bと、それぞれの受信部12a乃至
12dから出力された受信ベースバンド信号3の例えば
最大比合成等に代表されるダイバーシチ等の信号処理を
行うとともに、送信部20a乃至20dに送信ダイバー
シチに対応した送信ベースバンド信号5を出力するベー
スバンド信号処理部13と、第1及び第2受信ユニット
11a及び11bまた第1及び第2送信ユニット19a
及び19bで発生した障害を検知し、アラーム信号の発
生や電源停止等の制御を行う障害検知制御部14とで構
成されている。
【0160】受信部12aは、第1セクタ第0系アンテ
ナ1aで受信した信号を、受信部12bは第1セクタ第
1系アンテナ1bで受信した信号を、受信部12cは第
2セクタ第0系アンテナ2aで受信した信号を、受信部
12dは第2セクタ第1系アンテナ2bで受信した信号
を例えば受信ベースバンド信号3に変換する受信処理を
行う受信手段に相当する。
【0161】送信部20aは、第1セクタ第0系アンテ
ナ1aで送信する信号を、送信部20bは、第1セクタ
第1系アンテナ1bで送信する信号を、送信部20c
は、第2セクタ第0系アンテナ2aで送信する信号を、
送信部20dは、第2セクタ第1系アンテナ2bで送信
する信号を、それぞれ送信ベースバンド信号5に変換し
て出力する送信手段に相当する。また、第1及乃至第4
アンテナ共用手段18a乃至18dは、送信と受信で一
つのアンテナを共用するアンテナ共用手段に相当する。
【0162】つぎに、上記構成の無線通信基地局の動作
について説明する。上記の構成において、基地局装置本
体10は第1受信ユニット11aに障害が発生した時、
または第1受信ユニット11aの交換作業中において、
第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第1系アン
テナ2bで受信した信号の受信処理と、第1セクタ及び
第2セクタへのダイバーシチ送信信号を出力することが
できる。また各セクタの第0系アンテナの受信機能の停
止に応じて、送信のダイバーシチ信号処理を停止し、例
えば、第1送信ユニット19aの電源停止等の処置を行
うことができる。
【0163】また、第1送信ユニット19aに障害が発
生した時、または第1送信ユニット19aの交換作業中
において、第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ
第1系アンテナ2bから送信信号を出力することができ
る。
【0164】すなわち、本発明の第12の実施の形態の
無線通信基地局によれば、任意の受信または送信ユニッ
トの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの
受信または送信機能はダイバーシチ利得は低下するもの
のシングルブランチとしては正常に機能することがで
き、さらには送信と受信でアンテナを共用する構成とし
たので、通信のエリアや容量が大きく低下することな
く、装置を小型化することができるとともに、障害また
は保守時の不要な消費電力を削減することができる。
【0165】尚、セクタが3以上の場合や、ダイバーシ
チ系統が3以上の場合においても同様の構成をとれば同
様の効果が得られる。
【0166】次に、本発明の第13の実施の形態につい
て説明する。図11は本発明の第13の実施の形態の無
線通信基地局の構成図である。図11に示す無線通信基
地局は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、
それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシ
チ送信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ
1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0
系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全
6セクタ各2系統の合計12系統のアンテナと、それぞ
れのアンテナを送受信で共用するための12系統のアン
テナ共用手段と、基地局装置本体10とで構成されてい
る。
【0167】基地局装置本体10は、例えば、送信ベー
スバンド信号5をそれぞれのアンテナから出力する送信
信号に変換する送信手段を備えた4つの第1乃至第4送
信ユニット19a乃至19dと、それぞれのアンテナで
受信した信号を例えば受信ベースバンド信号3に変換す
る受信手段を備えた4つの第1乃至第4受信ユニット1
1a乃至11dと、それぞれの受信部12a乃至12d
から出力された受信ベースバンド信号3の例えば最大比
合成等に代表されるダイバーシチ等の信号処理を行うと
ともに、送信部20a乃至20dに送信ダイバーシチに
対応した送信ベースバンド信号5を出力するベースバン
ド信号処理部13と、障害検知制御部14とで構成され
ている。
【0168】第1受信ユニット11aは、受信部12a
と受信部12eと受信部12fとを備え、受信部12a
は第1セクタ第0系アンテナ1aで受信した信号を、受
信部12eは第3セクタ第0系アンテナで、受信部12
fは第5セクタ第0系アンテナで受信した信号をそれぞ
れ受信ベースバンド信号3に変換する。第2受信ユニッ
ト11bは、受信部12cと受信部12gと受信部12
hとを備え、受信部12cは第2セクタ第0系アンテナ
2aで受信した信号を、受信部12gは第4セクタ第0
系アンテナで、受信部12hは第6セクタ第0系アンテ
ナで受信した信号をそれぞれ受信ベースバンド信号3に
変換する。
【0169】同様に、第3受信ユニット11cは第1及
び第3及び第5セクタのそれぞれ第1系統のアンテナで
受信した信号を受信処理する受信部を備え、第4受信ユ
ニット11dは第2及び第4及び第6セクタのそれぞれ
第1系統のアンテナで受信した信号を受信処理する受信
部を備えている。
【0170】第1送信ユニット19aは送信部20aと
送信部20eと送信部20fとを備え、送信部20aは
第1セクタ第0系アンテナ1aから送信する信号を、送
信部20eは第3セクタ第0系アンテナで、送信部20
fは第5セクタ第0系アンテナから送信する信号をそれ
ぞれ送信ベースバンド信号5から変換して出力する。第
2送信ユニット19bは、送信部20cと送信部20g
と送信部20hとを備え、送信部20cは第2セクタ第
0系アンテナ2aから送信する信号を、送信部20gは
第4セクタ第0系アンテナで、送信部20hは第6セク
タ第0系アンテナから送信する信号をそれぞれ送信ベー
スバンド信号5から変換して出力する。
【0171】同様に、第3送信ユニット19cは第1セ
クタ及び第3セクタ及び第5セクタのそれぞれ第1系統
のアンテナから送信する信号を出力する送信部を備え、
第4送信ユニット19dは第2セクタ及び第4セクタ及
び第6セクタのそれぞれ第1系統のアンテナから送信す
る信号を出力する送信部を備えている。
【0172】つぎに、上記構成の無線通信基地局の動作
について説明する。第13の実施の形態の構成におい
て、例えば第1受信ユニット11aに障害が発生した場
合、障害検知制御部14はそれを検知し、受信ユニット
11aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発
光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号を発生する
等の制御を行う。この時、ベースバンド信号処理部13
は第2受信ユニット11b乃至第3受信ユニット11c
乃至第4受信ユニットに備えた受信部12から出力され
る受信ベースバンド信号3の信号処理を行う。
【0173】つまり、第1受信ユニット11aの障害に
より、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタのそれ
ぞれ第0系のアンテナでの受信が不可能となるが、それ
ぞれ第1系のアンテナは正常に動作している第3受信ユ
ニット11cで受信可能である。また、第1セクタと、
第3セクタと、第5セクタの送信のダイバーシチ信号処
理を停止し、例えば、第1送信ユニット19aの電源停
止等の処置を行うことができる。
【0174】また、第1セクタと、第3セクタと、第5
セクタでは受信のダイバーシチ利得は低下しているた
め、そのセクタの通信エリアは狭くなるあるいは通信の
品質は劣化するが、隣り合うセクタである第2セクタ
と、第4セクタと、第6セクタはダイバーシチ受信が機
能しているため、例えば第1セクタで基地局と通信を行
っていた無線端末は、円滑に通信状態が優れている隣り
合うセクタにハンドオーバーして通信を維持することが
できる。
【0175】すなわち、本発明の第13の実施の形態の
無線通信基地局によれば、任意の受信または送信ユニッ
トの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの
受信または送信機能はダイバーシチ利得は低下するもの
の、シングルブランチとしては正常に機能することがで
きるとともに、正常にダイバーシチ受信またはダイバー
シチ送信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハ
ンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく
低下することなく、装置を小型化することができるとと
もに、障害または保守時の不要な消費電力を削減するこ
とができる。
【0176】尚、本実施の形態においては6セクタでダ
イバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4
以上かつダイバーシチ系統が2以上の場合においても同
様の構成をとれば同様の効果が得られる。
【0177】次に、本発明の第14の実施の形態につい
て説明する。図12は本発明の第14の実施の形態の無
線通信基地局の構成図である。図12に示す無線通信基
地局は、例えば、自無線セル内を2つのセクタに分割し
て、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバ
ーシチ送受信を行う基地局であり、第1セクタ第0系ア
ンテナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セク
タ第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b
の4系統のアンテナと、第1受信信号増幅ユニット15
aと、第2受信信号増幅ユニット15bと、基地局装置
本体10と、前記各受信信号増幅ユニット及び基地局装
置本体10間で受信信号を伝送する同軸ケーブル4と、
受信信号増幅ユニット15a乃至15bで発生した障害
を検知し、アラーム信号の発生や電源停止等の制御を行
う受信増幅ユニット障害検知制御部17とで構成されて
いる。
【0178】第1受信信号増幅ユニット15aは、受信
信号増幅手段16a及び16cと第1及び第2アンテナ
共用手段18a及び18bを、第2受信信号増幅ユニッ
ト15bは受信信号増幅手段16b及び16dと第3及
び第4アンテナ共用手段18c及び18dを備えてい
る。
【0179】また、基地局装置本体10は、それぞれの
アンテナで受信した信号を例えば受信ベースバンド信号
3に変換する受信手段である4系統の受信部12a乃至
12dと、受信部12a及び受信部12cを備える第1
受信ユニット11aと、受信部12b及び受信部12d
を備える第2受信ユニット11bと、例えば送信ベース
バンド信号5をそれぞれのアンテナから送信する信号に
変換する送信手段である4系統の送信部20a乃至20
dと、送信部20a及び送信部20cを備える第1送信
ユニット19aと、送信部20b及び送信部20dを備
える第2送信ユニット19bと、それぞれの受信部12
a乃至12dから出力された受信ベースバンド信号3の
例えば最大比合成等に代表されるダイバーシチ等の信号
処理を行うとともに、送信部20a乃至20dに送信ダ
イバーシチに対応した送信ベースバンド信号5を出力す
るベースバンド信号処理部13と、第1及び第2受信ユ
ニット11a及び11bまたは第1及び第2送信ユニッ
ト19a及び19bで発生した障害を検知し、アラーム
信号の発生や電源停止等の制御を行う障害検知制御部1
4とで構成されている。
【0180】受信信号増幅手段16aは第1セクタ第0
系アンテナ1aで受信した信号を、受信信号増幅手段1
6bは第1セクタ第1系アンテナ1bで受信した信号
を、受信信号増幅手段16cは第2セクタ第0系アンテ
ナ2aで受信した信号を、受信信号増幅手段16dは第
2セクタ第1系アンテナ2bで受信した信号を、例えば
低雑音で増幅する受信信号増幅手段に相当する。
【0181】第1及乃至第4アンテナ共用手段18a乃
至18dは、送信と受信で一つのアンテナを共用するア
ンテナ共用手段に相当する。
【0182】受信部12aは、第1セクタ第0系アンテ
ナ1aで受信した信号を、受信部12bは第1セクタ第
1系アンテナ1bで受信した信号を、受信部12cは第
2セクタ第0系アンテナ2aで受信した信号を、受信部
12dは第2セクタ第1系アンテナ2bで受信した信号
を、例えば受信ベースバンド信号3に変換する受信処理
を行う受信手段に相当する。
【0183】送信部20aは第1セクタ第0系アンテナ
1aで送信する信号を、送信部20bは第1セクタ第1
系アンテナ1bで送信する信号を、送信部12cは第2
セクタ第0系アンテナ2aで送信する信号を、送信部1
2dは第2セクタ第1系アンテナ2bで送信する信号
を、送信ベースバンド信号5を変換して出力する送信手
段に相当する。
【0184】つぎに上記構成の無線通信基地局の動作に
ついて説明する。上記の構成において、例えば、第1受
信信号増幅ユニット15aに障害が発生した場合、受信
信号増幅ユニット障害検知制御部17はそれを検知し、
第1受信信号増幅ユニット15aの電源停止等の処置を
行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能
なアラーム信号を発生する等の制御を行う。この時、基
地局装置本体10の第2受信ユニット11bは第2受信
信号増幅ユニット15bに備えた受信信号増幅手段16
b及び16dから出力される受信信号を受信ベースバン
ド信号3に変換する処理を行う。
【0185】また、受信信号増幅ユニット障害検知制御
部17は障害検知制御部14に対して第1受信信号増幅
ユニット15aの障害の通知を行い、その通知結果に基
づいて障害検知制御部14は第1受信ユニット11aの
電源停止等の処置を行う。また必要に応じて第1送信ユ
ニット19aの電源停止等の処置を行うことができる。
【0186】つまり、基地局装置本体10は第1受信信
号増幅ユニット15aに障害が発生した時、または第1
受信信号増幅ユニット15aの交換作業中において、第
1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第1系アンテ
ナ2bで受信した信号の受信処理を行うことができる。
また受信信号が伝送されない受信ユニット11aの電源
をユニット毎に停止することができるとともに、各セク
タの第0系アンテナの受信機能の停止に応じて、送信の
ダイバーシチ信号処理を停止し、例えば、第1送信ユニ
ット19aのユニット毎の電源停止等の処置を行うこと
ができる。
【0187】また、任意の受信ユニットあるいは送信ユ
ニットに障害が発生した場合においても、第1及び第2
セクタにおいて、シングルブランチとしての受信または
送信機能を維持することができるとともに、ユニット毎
での電源停止等の処置を行うことができる。
【0188】すなわち、本発明の第14の実施の形態の
無線通信基地局によれば、任意の受信増幅または受信ま
たは送信ユニットの一つに障害が発生した場合において
も、各セクタの受信または送信機能はダイバーシチ利得
は低下するものの、シングルブランチとしては正常に機
能することができ、さらには送信と受信でアンテナを共
用する構成としたので、通信のエリアや容量が大きく低
下することなく、装置を小型化することができるととも
に、障害または保守時の不要な消費電力を削減すること
ができる。尚、セクタが3以上の場合や、ダイバーシチ
系統が3以上の場合においても同様の構成をとれば同様
の効果が得られる。
【0189】次に、本発明の第15の実施の形態につい
て説明する。図13は本発明の第15の実施の形態の無
線通信基地局の構成図である。図13に示す無線通信基
地局は、例えば、自無線セル内を2つのセクタに分割し
て、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバ
ーシチ送受信を行う基地局であり、第1セクタ第0系ア
ンテナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セク
タ第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b
の4系統のアンテナと、基地局装置本体10とで構成さ
れている。
【0190】基地局装置本体10は、第1アンテナ共用
手段18aと、第2アンテナ共用手段18bと、第3ア
ンテナ共用手段18cと、第4アンテナ共用手段18d
と、それぞれのアンテナで受信した信号を例えば受信ベ
ースバンド信号3に変換する受信手段である4系統の受
信部12a乃至12dと、例えば送信ベースバンド信号
5をそれぞれのアンテナから送信する信号に変換する送
信手段である4系統の送信部20a乃至20dと、受信
部12a及び受信部12c及び送信部20a及び送信部
20cを備える第1送受信ユニット21aと、受信部1
2b及び受信部12d及び送信部20b及び送信部20
dを備える第2送受信ユニット21bと、それぞれの受
信部12a乃至12dから出力された受信ベースバンド
信号3の例えば最大比合成等に代表されるダイバーシチ
等の信号処理を行うとともに、送信部20a乃至20d
に送信ダイバーシチに対応した送信ベースバンド信号5
を出力するベースバンド信号処理部13と、第1及び第
2送受信ユニット21a及び21bで発生した障害を検
知し、アラーム信号の発生や電源停止等の制御を行う障
害検知制御部14とで構成されている。
【0191】つぎに上記構成の無線通信基地局の動作に
ついて説明する。上記の構成において、例えば第1送受
信ユニット21aに障害が発生した場合、障害検知制御
部14はそれを検知し、第1送受信ユニット21aの電
源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守
監視者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を
行う。
【0192】この時、基地局装置本体10の第2送受信
ユニット21bは、第1セクタ第1系アンテナ1b及び
第2セクタ第1系アンテナ2bの送受信の処理を行うこ
とができる。つまり、基地局装置本体10は第1送受信
ユニット21aに障害が発生した時、または、第1送受
信ユニット21aの交換作業中において、第1セクタ第
1系アンテナ1bと第2セクタ第1系アンテナ2bで受
信した信号の受信処理と、第1セクタ第1系アンテナ1
bと第2セクタ第1系アンテナ2bへの送信信号を出力
することができる。
【0193】すなわち、本発明の第15の実施の形態の
無線通信基地局によれば、複数の送信手段と複数の受信
手段を同一の送受信ユニットに構成しながら、任意の送
受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、
各セクタの受信及び送信機能はダイバーシチ利得は低下
するもののシングルブランチとしては正常に機能するこ
とができ、さらには送信と受信を同一ユニットとし、ア
ンテナを共用する構成としたので、通信のエリアや容量
が大きく低下することなく、装置を小型化することがで
きる。
【0194】尚、セクタが3以上の場合や、ダイバーシ
チ系統が3以上の場合においても同様の構成をとれば同
様の効果が得られる。また、前記アンテナ共用手段は基
地局装置外部に配する構成であっても同様の効果が得ら
れる。
【0195】次に、本発明の第16の実施の形態につい
て説明する。図14は本発明の第16の実施の形態の無
線通信基地局の構成図である。図14に示す無線通信基
地局は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、
それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシ
チ送信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ
1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0
系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全
6セクタ各2系統の合計12系統のアンテナと、基地局
装置本体10とで構成されている。
【0196】基地局装置本体10は、例えば前記12系
統のアンテナを送受信で共用する12個のアンテナ共用
手段18と、送信ベースバンド信号5をそれぞれのアン
テナから出力する送信信号に変換する送信手段及び、そ
れぞれのアンテナで受信した信号を例えば受信ベースバ
ンド信号3に変換する受信手段を備えた4つの第1乃至
第4送受信ユニット21a乃至21dと、それぞれの送
受信部ユニット21a乃至21dから出力された受信ベ
ースバンド信号3の例えば最大比合成等に代表されるダ
イバーシチ等の信号処理を行うとともに、前記ユニット
に送信ダイバーシチに対応した送信ベースバンド信号5
を出力するベースバンド信号処理部13と、障害検知制
御部14とで構成されている。
【0197】第1送受信ユニット21aは、第1及び第
3及び第5セクタのそれぞれ第0系アンテナの送信及び
受信を行う3系統の送信手段及び3系統の受信手段を備
えている。
【0198】第2送受信ユニット21bは、第2及び第
4及び第6セクタのそれぞれ第0系アンテナの送信及び
受信を行う3系統の送信手段及び3系統の受信手段を備
えている。
【0199】第3送受信ユニット21cは、第1及び第
3及び第5セクタのそれぞれ第1系アンテナの送信及び
受信を行う3系統の送信手段及び3系統の受信手段を備
えている。
【0200】第4送受信ユニット21dは、第2及び第
4及び第6セクタのそれぞれ第1系アンテナの送信及び
受信を行う3系統の送信手段及び3系統の受信手段を備
えている。
【0201】つぎに上記構成の無線通信基地局の動作に
ついて説明する。第16の実施の形態の構成において、
例えば第1送受信ユニット21aに障害が発生した場
合、障害検知制御部14はそれを検知し、第1送受信ユ
ニット21aの電源停止等の処置を行うとともに、LE
Dの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号を発
生する等の制御を行う。
【0202】この時、ベースバンド信号処理部13は第
2送受信ユニット21b及び第3送受信ユニット21c
及び第4送受信ユニットに備えた受信手段から出力され
る受信ベースバンド信号3の信号処理と送信手段への送
信ベースバンド信号5の出力の処理を行う。
【0203】つまり第1送受信ユニット21aの障害に
より、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタのそれ
ぞれ第0系のアンテナでの送信及び受信が不可能となる
が、それぞれ第1系のアンテナは正常に動作している第
3送受信ユニット21cで送信及び受信可能である。
【0204】また、第1セクタと、第3セクタと、第5
セクタではダイバーシチ利得は低下しているため、その
セクタの通信エリアは狭くなるあるいは通信の品質は劣
化するが、隣り合うセクタである第2セクタと、第4セ
クタと、第6セクタはダイバーシチ送受信が機能してい
るため、例えば第1セクタで基地局と通信を行っていた
無線端末は、円滑に通信状態が優れている前記隣り合う
セクタにハンドオーバーして通信を維持することができ
る。
【0205】すなわち、本発明の第16の実施の形態の
無線通信基地局によれば、複数の送信手段と複数の受信
手段を同一の送受信ユニットに構成しながら、任意の送
受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、
各セクタの受信及び送信機能はダイバーシチ利得は低下
するもののシングルブランチとしては正常に機能するこ
とができるとともに、正常にダイバーシチ受信またダイ
バーシチ送信機能が動作している隣り合うセクタに円滑
にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大
きく低下することなく、装置を小型化することができ
る。
【0206】尚、本実施例においては6セクタでダイバ
ーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4以上
かつダイバーシチ系統が2以上の場合においても同様の
構成をとれば同様の効果が得られる。また、前記アンテ
ナ共用手段は基地局装置外部に配する構成であっても同
様の効果が得られる。
【0207】次に、本発明の第17の実施の形態につい
て説明する。図15は本発明の第17の実施の形態の無
線通信基地局の構成図である。図15に示す無線通信基
地局は、例えば、自無線セル内を2つのセクタに分割し
て、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバ
ーシチ送受信を行う基地局であり、第1セクタ第0系ア
ンテナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セク
タ第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b
の4系統のアンテナと、基地局装置本体10とで構成さ
れている。
【0208】基地局装置本体10は、それぞれのアンテ
ナで受信した信号を例えば受信ベースバンド信号3に変
換する受信手段である4系統の受信部12a乃至12d
と、例えば送信ベースバンド信号5をそれぞれのアンテ
ナから送信する信号に変換する送信手段である4系統の
送信部20a乃至20dと、第1アンテナ共用手段18
a及び第2アンテナ共用手段18b及び受信部12a及
び受信部12c及び送信部20a及び送信部20cを備
える第1送受信ユニット21aと、第3アンテナ共用手
段18c及び第4アンテナ共用手段18d及び受信部1
2b及び受信部12d及び送信部20b及び送信部20
dを備える第2送受信ユニット21bと、それぞれの受
信部12a乃至12dから出力された受信ベースバンド
信号3の例えば最大比合成等に代表されるダイバーシチ
等の信号処理を行うとともに、送信部20a乃至20d
に送信ダイバーシチに対応した送信ベースバンド信号5
を出力するベースバンド信号処理部13と、第1及び第
2送受信ユニット21a及び21bで発生した障害を検
知し、アラーム信号の発生や電源停止等の制御を行う障
害検知制御部14とで構成されている。
【0209】本実施の形態の基地局装置本体は、アンテ
ナに近接して配置可能な比較的小型なものであり、外部
に受信信号増幅手段等を必要せず、内部にアンテナ共用
手段を搭載しても装置として十分な機能を果たすもので
ある。
【0210】つぎに上記構成の無線通信基地局の動作に
ついて説明する。上記の構成において、例えば第1送受
信ユニット21aに障害が発生した場合、障害検知制御
部14はそれを検知し、第1送受信ユニット21aの電
源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守
監視者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を
行う。この時、基地局装置本体10の第2送受信ユニッ
ト21bは、第1及び第2セクタの第1系アンテナ1b
及び2bの送受信の処理を行うことができる。
【0211】つまり、基地局装置本体10は第1送受信
ユニット21aに障害が発生した時、または第1送受信
ユニット21aの交換作業中において、第1セクタ第1
系アンテナ1bと第2セクタ第1系アンテナ2bで受信
した信号の受信処理と、第1セクタ第1系アンテナ1b
と第2セクタ第1系アンテナ2bへの送信信号を出力す
ることができる。
【0212】すなわち、本発明の第17の実施の形態の
無線通信基地局によれば、複数の送信手段と複数の受信
手段とアンテナ共用手段を同一の送受信ユニットに構成
しながら、任意の送受信ユニットの一つに障害が発生し
た場合においても、各セクタの受信及び送信機能はダイ
バーシチ利得は低下するもののシングルブランチとして
は正常に機能することができる構成としたので、通信の
エリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化
することができる。
【0213】次に、本発明の第18の実施の形態につい
て説明する。本発明の第18の実施の形態の無線通信基
地局は、前記第12乃至第17の実施の形態の構成にお
いて、異なるセクタの受信信号のセクタ間ダイバーシチ
処理を行う信号処理部を有するとともに、基地局の異な
るアンテナから送信する送信信号のダイバーシチ受信処
理を行う信号処理部を有する無線端末装置と、符号分割
多重方式により無線通信を行うことを特徴とするもので
ある。
【0214】無線端末装置のダイバーシチ受信処理と
は、例えばレイク受信方式であり、基地局の複数の異な
るアンテナから送信された信号の複数の受信パスの中か
ら優れた信号をいくつか選択し、合成する。
【0215】本発明の第18の実施の形態の動作を図1
1を用いて説明する。基地局装置本体のベースバンド信
号処理部13は、例えばペクトラム拡散により符号分割
多重された受信信号の逆拡散処理を行い、セクタ間ダイ
バーシチ受信処理により希望の受信信号成分を取り出す
機能と、スペクトラム拡散により符号分割多重する送信
信号の拡散処理を行う機能を有している。
【0216】本発明の第18の実施の形態の無線通信基
地局の無線セルを図18に示すようなセクタ構成とした
時、例えば前記基地局と通信を行う無線端末が第1セク
タ25aと第2セクタ25bの境界付近に存在する場合
において、基地局のアンテナは図19に示すように60
度より広い指向性を持っいるため、基地局と無線端末間
の無線通信は第1セクタ0系アンテナ1a、第1セクタ
1系アンテナ1b、第2セクタ0系アンテナ2a、第2
セクタ1系アンテナ2bの4系統のアンテナにより送信
また受信された信号により行われる。
【0217】例えば第1送信ユニット19aに障害が発
生した場合、障害検知制御部14はそれを検知し、送信
ユニット19aの電源停止等の処置を行うとともに、L
EDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号の
発生やベースバンド信号処理部13への通知等の制御を
行う。
【0218】この時、ベースバンド信号処理部13では
第1送信ユニット19aに対する送信ベースバンド信号
5の出力を停止し、第2送信ユニット19b及び第3送
信ユニット19c及び第4送信ユニット19dに備えた
送信部に送信ベースバンド信号5を出力する信号処理を
行う。
【0219】つまり第1送信ユニット19aの障害によ
り、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタの第0系
のアンテナからの送信が不可能となるが、それぞれ第1
系のアンテナからは第3送信ユニット19cが正常に動
作しているので、送信信号が出力可能である。
【0220】また、第1セクタと、第3セクタと、第5
セクタではシングルブランチでの送信となるため、その
セクタの通信エリアは狭くなるあるいは通信の品質は劣
化するが、隣り合うセクタである第2セクタと、第4セ
クタと、第6セクタは第0系及び第1系のアンテナから
の送信が機能しているため、無線端末が第1セクタ25
aと第2セクタ25bの境界付近に存在する場合におい
て、3系統のアンテナから送信された信号を用いてレイ
ク受信が可能であり、高いダイバーシチ利得を保ったま
ま通信を維持することができる。
【0221】すなわち、本発明の第18の実施の形態の
無線通信基地局によれば、任意の一つのユニットに障害
が発生した場合においても無線端末と基地局間の通信は
より多くのアンテナから送信または受信された信号のダ
イバーシチ処理ができるため、通信のエリアや容量が大
きく低下することなく、装置を小型化することができ
る。
【0222】次に、本発明の第19の実施の形態につい
て説明する。本発明の第19の実施の形態は、例えば前
記第1乃至第18の実施の形態で示した無線通信基地局
を用いたことを特徴とする無線通信システムである。
【0223】前記無線通信基地局によれば、基地局のユ
ニットを集積化し小型としても、その障害発生または保
守作業時においても通信の容量や品質に大きな劣化が生
じない。
【0224】つまり、本発明の第19の実施の形態の無
線通信システムによれば、基地局装置を小型化あるいは
省電力かしながら、より通信の容量や品質の安定した無
線通信システムを構築することができる。
【0225】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、任意の
受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、
各セクタの受信機能はダイバーシチ利得は低下するもの
の、シングルブランチとしては正常に機能することがで
きるため、通信のエリアや容量が大きく低下することな
く、通信の品質を高く保ったまま、装置を小型化するこ
とができる。さらに、正常にダイバーシチ受信機能が動
作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーでき
るため、通信のエリアや容量が大きく低下することな
く、装置を小型化することができる。
【0226】また、任意の受信信号増幅ユニットの一つ
に障害が発生した場合においても、各セクタの受信機能
はダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブラン
チとしては正常に機能することができるため、通信のエ
リアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化す
ることができる。
【0227】さらに、正常にダイバーシチ受信機能が動
作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーでき
るため、通信のエリアや容量が大きく低下することな
く、装置を小型化することができる。
【0228】また、任意の受信信号増幅ユニットの一つ
または任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合
においても、各セクタの受信機能はダイバーシチ利得は
低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能
することができるため、通信のエリアや容量が大きく低
下することなく、装置を小型化することができるととも
に、不要な消費電力を簡単に削減することができる。
【0229】さらに、各セクタの受信機能はダイバーシ
チ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正
常に機能することができるとともに、正常にダイバーシ
チ受信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハン
ドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低
下することなく、装置を小型化することができるととも
に、不要な消費電力を簡単に削減することができる。
【0230】さらに、任意の一つのユニットに障害が発
生した場合においても高いダイバーシチ利得を保って、
通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を
小型化することができる。
【0231】また、任意の受信ユニットの一つに障害が
発生した場合においても、各セクタの送信機能は正常に
動作でき、さらには送信と受信でアンテナを共用できる
ので、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、
装置を小型化することができる。
【0232】さらに、任意の送信ユニットの一つに障害
が発生した場合においても、各セクタの送信機能はシン
グルブランチとしては正常に機能できるため、通信のエ
リアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化す
ることができる。
【0233】また、各セクタの送信機能はダイバーシチ
利得は低下するもののシングルブランチとしては正常に
機能することができるとともに、正常にダイバーシチ送
信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオ
ーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下す
ることなく、装置を小型化することができる。
【0234】さらに、基地局が複雑な処理を行わずに、
任意の一つのユニットに障害が発生した場合においても
高いダイバーシチ利得を保って、通信のエリアや容量が
大きく低下することなく、装置を小型化することができ
る。
【0235】また、任意の受信または送信ユニットの一
つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信ま
たは送信機能はダイバーシチ利得は低下するもののシン
グルブランチとしては正常に機能することができ、さら
には送信と受信でアンテナを共用できるので、通信のエ
リアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化す
ることができるとともに、障害または保守時の不要な消
費電力を削減することができる。
【0236】さらに、正常にダイバーシチ受信またはダ
イバーシチ送信機能が動作している隣り合うセクタに円
滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が
大きく低下することなく、装置を小型化することができ
るとともに、障害または保守時の不要な消費電力を削減
することができる。
【0237】また、任意の受信増幅または受信または送
信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各
セクタの受信または送信機能はダイバーシチ利得は低下
するもののシングルブランチとしては正常に機能するこ
とができ、さらには送信と受信でアンテナを共用できる
ので、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、
装置を小型化することができるとともに、障害または保
守時の不要な消費電力を削減することができる。
【0238】さらに、複数の送信手段と複数の受信手段
を同一の送受信ユニットに構成しながら、任意の送受信
ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セ
クタの受信及び送信機能はダイバーシチ利得は低下する
もののシングルブランチとしては正常に機能することが
でき、さらには送信と受信を同一ユニットとし、アンテ
ナが共用できるので、通信のエリアや容量が大きく低下
することなく、装置を小型化することができる。
【0239】また、正常にダイバーシチ受信またダイバ
ーシチ送信機能が動作している隣り合うセクタに円滑に
ハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大き
く低下することなく、装置を小型化することができる。
【0240】さらに、複数の送信手段と複数の受信手段
とアンテナ共用手段を同一の送受信ユニットに構成しな
がら、任意の送受信ユニットの一つに障害が発生した場
合においても、各セクタの受信及び送信機能はダイバー
シチ利得は低下するもののシングルブランチとしては正
常に機能することができる構成としたので、通信のエリ
アや容量が大きく低下することなく、装置を小型化する
ことができる。
【0241】また、任意の一つのユニットに障害が発生
した場合においても無線端末と基地局間の通信はより多
くのアンテナから送信または受信された信号のダイバー
シチ処理ができるため、通信のエリアや容量が大きく低
下することなく、装置を小型化することができる。
【0242】さらに、基地局装置を小型化あるいは省電
力しながら、より通信の容量や品質の安定した無線通信
システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の無線通信基地局の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態の無線通信基地局の
構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態の無線通信基地局の
構成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態の無線通信基地局の
構成を示すブロック図
【図5】本発明の第5の実施の形態の無線通信基地局の
構成を示すブロック図
【図6】本発明の第6の実施の形態の無線通信基地局の
構成を示すブロック図
【図7】本発明の第8の実施の形態の無線通信基地局の
構成を示すブロック図
【図8】本発明の第9の実施の形態の無線通信基地局の
構成を示すブロック図
【図9】本発明の第10の実施の形態の無線通信基地局
の構成を示すブロック図
【図10】本発明の第12の実施の形態の無線通信基地
局の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第13の実施の形態の無線通信基地
局の構成を示すブロック図
【図12】本発明の第14の実施の形態の無線通信基地
局の構成を示すブロック図
【図13】本発明の第15の実施の形態の無線通信基地
局の構成を示すブロック図
【図14】本発明の第16の実施の形態の無線通信基地
局の構成を示すブロック図
【図15】本発明の第17の実施の形態の無線通信基地
局の構成を示すブロック図
【図16】従来の無線通信基地局の受信系の構成を示す
ブロック図
【図17】従来の受信信号増幅手段を備えた無線通信基
地局の受信系の構成を示すブロック図
【図18】無線通信基地局セル内のセクタ構成を示す概
略図
【図19】第1セクタのアンテナの指向性を示す概略図
【符号の説明】
1a 第1セクタ第0系アンテナ 1b 第1セクタ第1系アンテナ 2a 第2セクタ第0系アンテナ 2b 第2セクタ第1系アンテナ 3 受信ベースバンド信号 4 同軸ケーブル 5 送信ベースバンド信号 10 基地局装置本体 11a 第1受信ユニット 11b 第2受信ユニット 11c 第3受信ユニット 11d 第4受信ユニット 12、12a、12b、12c、12d、12e、12
f、12g、12h受信部 13 ベースバンド信号処理部 14 障害検知制御部 15a 第1受信信号増幅ユニット 15b 第2受信信号増幅ユニット 15c 第3受信信号増幅ユニット 15d 第4受信信号増幅ユニット 16a、16b、16c、16d、16e、16f、1
6g、16h 受信信号増幅手段 17 受信信号増幅ユニット障害検知制御部 18 アンテナ共用手段 18a 第1アンテナ共用手段 18b 第2アンテナ共用手段 18c 第3アンテナ共用手段 18d 第4アンテナ共用手段 19a 第1送信ユニット 19b 第2送信ユニット 19c 第3送信ユニット 19d 第4送信ユニット 20a、20b、20c、29d、20e、20f、2
0g、20h 送信部 21a 第1送受信ユニット 21b 第2送受信ユニット 21c 第3送受信ユニット 21d 第4送受信ユニット 23 無線基地局 24 無線セル 25a 第1セクタ 25b 第2セクタ 25c 第3セクタ 25d 第4セクタ 25e 第5セクタ 25f 第6セクタ 26 第1セクタアンテナの指向性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東田 康志 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K059 CC02 CC03 DD35 EE03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一基地局が無線通信を行う範囲である無
    線セル内を、複数のセクタに分割して通信を行う無線通
    信基地局であって、 前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダ
    イバーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナ
    と、 前記複数のアンテナで受信した受信信号を処理する受信
    手段と、 前記受信手段を複数備える複数の受信ユニットとを備
    え、 前記受信ユニット内の受信手段が、異なるセクタのアン
    テナで受信した受信信号を処理するように構成したこと
    を特徴とする無線通信基地局。
  2. 【請求項2】 前記無線セル内を、少なくとも4以上の
    セクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、 前記受信ユニット内の受信手段が、隣り合わない異なる
    セクタのアンテナで受信した受信信号を処理するように
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の無線通信基
    地局。
  3. 【請求項3】 一基地局が無線通信を行う範囲である無
    線セル内を、複数のセクタに分割して通信を行う無線通
    信基地局であって、 前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダ
    イバーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナ
    と、 受信信号を処理する基地局装置本体と、 前記アンテナで受信した受信信号を増幅する受信信号増
    幅手段と、 前記受信信号増幅手段と前記基地局装置本体との間で受
    信信号を伝送する同軸ケーブルと、 前記受信信号増幅手段を複数備える複数の受信信号増幅
    ユニットとを備え、 前記受信信号増幅ユニット内の受信信号増幅手段が、異
    なるセクタのアンテナで受信した受信信号を増幅するよ
    うに構成したことを特徴とする無線通信基地局。
  4. 【請求項4】 前記無線セル内を、少なくとも4以上の
    セクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、 前記受信信号増幅ユニット内の受信信号増幅手段が、隣
    り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号
    を増幅するように構成したことを特徴とする請求項3に
    記載の無線通信基地局。
  5. 【請求項5】 一基地局が無線通信を行う範囲である無
    線セル内を、複数のセクタに分割して通信を行う無線通
    信基地局であって、 前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダ
    イバーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナ
    と、 受信信号を処理する基地局装置本体と、 前記アンテナで受信した受信信号を増幅する受信信号増
    幅手段と、 前記受信信号増幅手段と前記基地局装置本体との間で受
    信信号を伝送する同軸ケーブルと、 前記受信信号増幅手段を複数備える複数の受信信号増幅
    ユニットとを備え、 前記受信信号増幅ユニット内の受信信号増幅手段が、異
    なるセクタのアンテナで受信した受信信号を増幅するよ
    うに構成するとともに、 前記基地局装置本体には、 前記アンテで受信した受信信号を処理する受信手段と、 前記受信手段を複数備える複数の受信ユニットとを備
    え、 前記受信信号増幅手段で増幅される受信信号の内、同一
    の受信信号増幅ユニットで増幅される受信信号は、同一
    の受信ユニットで受信信号処理を行うように構成したこ
    とを特徴とする無線通信基地局。
  6. 【請求項6】 前記無線セル内を、少なくとも4以上の
    セクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、 前記受信信号増幅ユニット内の受信信号増幅手段が、隣
    り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号
    を増幅するように構成するとともに、前記受信ユニット
    内の受信手段が隣り合わない異なるセクタのアンテナで
    受信した受信信号を処理するように構成したことを特徴
    とする請求項5に記載の無線通信基地局。
  7. 【請求項7】 符号分割多重方式により無線通信を行う
    無線通信基地局であって、異なるセクタの受信信号のセ
    クタ間でダイバーシチ処理を行う信号処理部を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の
    無線通信基地局。
  8. 【請求項8】 前記複数のセクタが、それぞれのセクタ
    毎に送信信号を出力する送信手段と、 送受信で前記アンテナを共用するための共用手段とを備
    え、 前記アンテナは、送信信号を送信するものと、前記共用
    手段によって送受信を行うものとを有することを特徴と
    する請求項1乃至請求項7の何れかに記載の無線通信基
    地局。
  9. 【請求項9】 一基地局が無線通信を行う範囲である無
    線セル内を、複数のセクタに分割して通信を行う無線通
    信基地局であって、 前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダ
    イバーシチ送信を行うために設置された複数のアンテナ
    と、 前記アンテナで送信する送信信号を出力する送信手段
    と、 前記送信手段を複数備える複数の送信ユニットとを備
    え、 前記送信ユニット内の送信手段が、異なるセクタのアン
    テナから送信信号を出力するように構成したことを特徴
    とする無線通信基地局。
  10. 【請求項10】 一基地局が無線通信を行う範囲である
    無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通
    信を行う無線通信基地局であって、 前記送信ユニット内の送信手段が、隣り合わない異なる
    セクタのアンテナから送信信号を送信するように構成し
    たことを特徴とする請求項9に記載の無線通信基地局。
  11. 【請求項11】 符号分割多重方式により無線通信を行
    う無線通信基地局であって、前記無線通信基地局の異な
    るアンテナから送信する送信信号のダイバーシチ受信処
    理を行う信号処理部を有する無線端末装置が、前記符号
    分割多重方式により無線通信を行うことを特徴とする請
    求項9または請求項10に記載の無線通信基地局。
  12. 【請求項12】 一基地局が無線通信を行う範囲である
    無線セル内を、複数のセクタに分割して通信を行う無線
    通信基地局であって、 前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダ
    イバーシチ送受信を行うために設置された複数のアンテ
    ナと、 前記アンテナを送受信で共用するための共用手段と、 前記アンテナで受信した受信信号を処理する受信手段
    と、 前記アンテナで送信する送信信号を出力する送信手段
    と、 前記受信手段を複数備える複数の受信ユニットと、 前記送信手段を複数備える複数の送信ユニットとを備
    え、 前記受信ユニット内の受信手段が、異なるセクタのアン
    テナで受信した受信信号を処理するように構成するとと
    もに、前記送信ユニット内の送信手段が、異なるセクタ
    のアンテナから送信信号を出力するように構成したこと
    を特徴とする無線通信基地局。
  13. 【請求項13】 前記無線セル内を少なくとも4以上の
    セクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、 前記送信ユニット内の送信手段が隣り合わない異なるセ
    クタのアンテナから送信信号を送信するように構成する
    とともに、前記受信ユニット内の受信手段が隣り合わな
    い異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を処理す
    るように構成したしたことを特徴とする請求項12に記
    載の無線通信基地局。
  14. 【請求項14】 前記無線セル内を複数のセクタに分割
    して通信を行う無線通信基地局であって、 前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダ
    イバーシチ送受信を行うために設置された複数のアンテ
    ナと、 受信信号を処理する基地局装置本体と、 前記アンテナで受信した受信信号を増幅する受信信号増
    幅手段と、 前記受信信号増幅手段と基地局装置本体との間で受信信
    号を伝送する同軸ケーブルと、 送受信でアンテナを共用する共用手段と、 前記受信信号増幅手段及び前記共用手段を複数備える複
    数の受信信号増幅ユニットとを備え、 前記受信信号増幅手段で増幅される受信信号のうち、同
    一の受信信号増幅ユニットで増幅された受信信号は、同
    一の受信ユニットで受信信号処理を行うように構成した
    ことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の
    無線通信基地局。
  15. 【請求項15】 一基地局が無線通信を行う範囲である
    無線セル内を、複数のセクタに分割して通信を行う無線
    通信基地局であって、 前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダ
    イバーシチ送受信を行うために設置された複数のアンテ
    ナと、 前記アンテナを送受信で共用するための共用手段と、 前記アンテナで受信した受信信号を処理する受信手段
    と、 前記アンテナで送信する送信信号を出力する送信手段
    と、 前記受信手段と送信手段を複数備える複数の送受信ユニ
    ットとを備え、 前記送受信ユニット内の受信手段が、異なるセクタのア
    ンテナで受信した受信信号を処理するように構成すると
    ともに、前記受信手段と前記アンテナを共用する送信手
    段とを、同一の送受信ユニット内に構成したことを特徴
    とする無線通信基地局。
  16. 【請求項16】 前記無線セル内を少なくとも4以上の
    セクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、 前記送受信ユニット内の送信手段が、隣り合わない異な
    るセクタのアンテナから送信信号を送信するように構成
    するとともに、前記送受信ユニット内の受信手段が、隣
    り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号
    を処理するように構成したしたことを特徴とする請求項
    15に記載の無線通信基地局。
  17. 【請求項17】 前記共用手段を送受信ユニットに内蔵
    したことを特徴とする請求項15または請求項16に記
    載の無線通信基地局。
  18. 【請求項18】 符号分割多重方式により無線通信を行
    う無線通信基地局であって、異なるセクタの受信信号の
    セクタ間でダイバーシチ処理を行う信号処理部を備える
    とともに、無線通信基地局の異なるアンテナから送信す
    る送信信号のダイバーシチ受信処理を行う信号処理部を
    有する無線端末装置が、符号分割多重方式により無線通
    信を行うことを特徴とする請求項12乃至請求項17の
    何れかに記載の無線通信基地局。
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