JP2001168778A5 - - Google Patents

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JP2001168778A5
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【書類名】 明細書
【発明の名称】 無線通信基地局
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、
前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナと、
前記複数のアンテナで受信した受信信号を処理する受信手段と、
前記受信手段を複数備える複数の受信ユニットとを備え、
前記受信ユニット内の受信手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を処理するように構成したことを特徴とする無線通信基地局。
【請求項2】 一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、
前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナと、
受信信号を処理する基地局装置本体と、
前記アンテナで受信した受信信号を増幅する受信信号増幅手段と、
前記受信信号増幅手段と前記基地局装置本体との間で受信信号を伝送する同軸ケーブルと、
前記受信信号増幅手段を複数備える複数の受信信号増幅ユニットとを備え、
前記受信信号増幅ユニット内の受信信号増幅手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を増幅するように構成したことを特徴とする線通信基地局。
【請求項3】 一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、
前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナと、
受信信号を処理する基地局装置本体と、
前記アンテナで受信した受信信号を増幅する受信信号増幅手段と、
前記受信信号増幅手段と前記基地局装置本体との間で受信信号を伝送する同軸ケーブルと、
前記受信信号増幅手段を複数備える複数の受信信号増幅ユニットとを備え、
前記受信信号増幅ユニット内の受信信号増幅手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を増幅するように構成するとともに、
前記基地局装置本体には、
前記アンテナで受信した受信信号を処理する受信手段と、
前記受信手段を複数備える複数の受信ユニットとを備え、
前記受信信号増幅手段で増幅される受信信号の内、同一の受信信号増幅ユニットで増幅される受信信号は、同一の受信ユニット内の受信手段が隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を処理するように構成したことを特徴とする無線通信基地局。
【請求項4】 符号分割多重方式により無線通信を行う無線通信基地局であって、異なるセクタの受信信号のセクタ間でダイバーシチ処理を行う信号処理部を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の無線通信基地局。
【請求項5】 一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、
前記少なくとも4以上のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ信を行うために設置された複数のアンテナと、
前記アンテナで送信する送信信号を出力する送信手段と、
前記送信手段を複数備える複数の送信ユニットとを備え、
前記送信ユニット内の送信手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナから送信信号を出力するように構成したことを特徴とする無線通信基地局。
【請求項6】 符号分割多重方式により無線通信を行う無線通信基地局であって、前記無線通信基地局の異なるアンテナから送信する送信信号のダイバーシチ受信処理を行う信号処理部を有する無線端末装置が、前記符号分割多重方式により無線通信を行うことを特徴とする請求項5に記載の無線通信基地局。
【請求項7】 一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、
前記少なくとも4以上のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ送受信を行うために設置された複数のアンテナと、
前記アンテナを送受信で共用するための共用手段と、
前記アンテナで受信した受信信号を処理する受信手段と、
前記アンテナで送信する送信信号を出力する送信手段と、
前記受信手段を複数備える複数の受信ユニットと、
前記送信手段を複数備える複数の送信ユニットとを備え、
前記送信ユニット内の送信手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナから送信信号を送信するように構成するとともに、前記受信ユニット内の受信手段が隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を処理するように構成したことを特徴とする線通信基地局。
【請求項8】 一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、
前記複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ送受信を行うために設置された複数のアンテナと、
前記アンテナを送受信で共用するための共用手段と、
前記アンテナで受信した受信信号を処理する受信手段と、
前記アンテナで送信する送信信号を出力する送信手段と、
前記受信手段と送信手段を複数備える複数の送受信ユニットとを備え、
前記送受信ユニット内の送信手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナから送信信号を送信するように構成するとともに、前記送受信ユニット内の受信手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を処理するように構成したことを特徴とする線通信基地局。
【請求項9】 符号分割多重方式により無線通信を行う無線通信基地局であって、隣り合わない異なるセクタの受信信号のセクタ間でダイバーシチ処理を行う信号処理部を備えるとともに、無線通信基地局の異なるアンテナから送信する送信信号のダイバーシチ受信処理を行う信号処理部を有する無線端末装置が、符号分割多重方式により無線通信を行うことを特徴とする請求項7乃至請求項8の何れかに記載の無線通信基地局。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予備系を持たずに、ダイバーシチ系統を利用して、障害発生時に通信を保持する構成とした無線通信基地局に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信基地局には一般に高い信頼性や保守性が要求されており、例えば、送信部や受信部は装置本体から着脱可能なユニット構成とし、ユニットに障害が発生した場合に速やかに交換できるように構成されている。
【0003】
図7は、従来技術の無線基地局の受信系ブロック図である。図7において、第1セクタ第0系アンテナ1a、第1セクタ第1系アンテナ1bは、それぞれ、第1セクタ内のアンテナダイバーシチ受信に用いられる。また、第2セクタ第0系アンテナ2a、第2セクタ第1系アンテナ2bは、それぞれ、第2セクタ内のアンテナダイバーシチ受信に用いられる。各アンテナで受信した信号は基地局装置本体10に入力され、第1乃至第4受信ユニット11a乃至11dにおいて、それぞれの受信ユニットに接続されたアンテナで受信した信号の内、所望の信号を受信して、ベースバンド信号処理部13によって処理される。
【0004】
障害検知制御部14は、第1乃至第4受信ユニット11a乃至11dの障害を検知し、障害が発生した場合は必要に応じて受信ユニットの電源停止等の処置を行う。障害検知制御部14の検知結果に基づいて、受信ユニットに交換の必要性が生じた場合は、保守作業者が該当する受信ユニットの交換の処置を実施する。
【0005】
また、運用系と予備系を備え、運用系に障害が発生した場合は予備系に切り換えるように構成される。例えば、特開平10−322243号公報には、アンテナ選択部を設け、運用系と予備系でアンテナを切り換える構成が提案されている。
【0006】
また、アンテナを鉄塔等の高所に設けて電波伝搬の見通し距離を大きくする場合、高所のアンテナから基地局装置本体までの伝送損失を補償するため、アンテナに近接して受信信号増幅手段を設ける場合がある。この受信信号増幅手段は高所にあるため、小型のユニット形状とし、保守作業が容易となるように構成されている。
【0007】
図8は、従来技術の受信信号増幅手段を備えた無線基地局の受信系ブロック図である。図8において、第1セクタ第0系アンテナ1a、第1セクタ第1系アンテナ1bは、それぞれ、第1セクタ内のアンテナダイバーシチ受信に用いられる。また、第2セクタ第0系アンテナ2a、第2セクタ第1系アンテナ2bは、それぞれ、第2セクタ内のアンテナダイバーシチ受信に用いられる。各アンテナで受信した信号は、第1または第2受信信号増幅ユニット15aまたは15bに入力され、第1、第2受信信号増幅ユニット15a、15bに備えられたそれぞれの受信信号増幅手段16a、16b、16c、16dにより、受信信号レベルを増幅した後、同軸ケーブル4により基地局装置本体10に伝送される。
【0008】
また、受信信号増幅ユニット障害検知制御部17は、第1、第2受信信号増幅ユニット15a、15bの障害を検知し、障害が発生した場合は、必要に応じて、第1、第2受信信号増幅ユニット15a、15bの電源停止等の処置を行う。受信信号増幅ユニット障害検知制御部17の検知結果に基づいて、第1、第2受信信号増幅ユニット15a、15bに交換の必要性が生じた場合は、保守作業者が該当する受信信号増幅ユニットの交換の処置を実施する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の無線通信基地局では、一つのアンテナに対して一つの受信ユニットを持つため、アンテナを複数持つ場合にはユニット数が増大し、装置が大きくなるなどの不具合がある。また、受信ユニットには筐体や入出力インタフェース用のコネクタ等が必要であり、一つのユニット内に複数の機能を内蔵した方が装置の集積度は高くなる。しかし、前述の構成のように、一つの受信ユニット内に複数の受信系統を内蔵した場合、一系統のみの障害発生時においても、受信ユニットの交換等保守作業時には複数系統の機能が停止してしまい、通信のエリアや容量が大きく低下するなどの不具合も生じる。
【0010】
さらに、運用系統と予備系を持つ場合には、装置が大きくなったり、運用系と予備系の切り換え部に損失が発生するため、通信の品質が低下するおそれもある。また、切り換え部自体に障害が発生する可能性もあり、このような場合は基地局装置自体の信頼性を低下させる要因ともなる。さらに、受信信号増幅ユニットを備えた基地局において、受信信号増幅ユニットに障害が発生した場合、交換等の保守作業に時間を要するため、通信のエリアや容量が長時間に亘って大きく低下することもある。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、予備系を持たずに、障害が発生した場合においても、通信の容量を大きく低下させることなく運用することができ、且つ、通信の品質が高く、小型の無線通信基地局を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線通信基地局は、一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナと、複数のアンテナで受信した受信信号を処理する信手段と、受信手段を複数備える複数の受信ユニットとを備え、受信ユニット内の受信手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を処理るように構成したことを特徴とするものである。このような構成により、任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信手段は正常に動作するユニットある。
【0013】
また、のような構成により、任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信手段は正常に動作するユニットにあるとともに、隣合うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作する。
【0014】
また、本発明の無線通信基地局は、一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナと、受信信号を処理する基地局装置本体と、アンテナで受信した受信信号を増幅する受信信号増幅手段と、受信信号増幅手段と基地局装置本体との間で受信信号を伝送する同軸ケーブルと、受信信号増幅手段を複数備える複数の受信信号増幅ユニットとを備え、受信信号増幅ユニット内の受信信号増幅手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を増幅するように構成したことを特徴とする。すなわち、このような構成により、任意の受信信号増幅ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信信号増幅手段は正常に動作するユニットにある。
【0015】
また、のような構成により、任意の受信信号増幅ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信信号増幅手段は正常に動作するユニットにあるとともに、隣合うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作する。
【0016】
また、本発明の無線通信基地局は、一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナと、受信信号を処理する基地局装置本体と、アンテナで受信した受信信号を増幅する受信信号増幅手段と、受信信号増幅手段と基地局装置本体との間で受信信号を伝送する同軸ケーブルと、受信信号増幅手段を複数備える複数の受信信号増幅ユニットとを備え、受信信号増幅ユニット内の受信信号増幅手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を増幅るように構成するとともに、基地局装置本体、アンテナで受信した受信信号を処理する受信手段と、信手段を複数備える複数の受信ユニットとを備え、受信信号増幅手段で増幅される受信信号のうち、同一の受信信号増幅ユニットで増幅され受信信号は、同一の受信ユニット内の受信手段が隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号処理するように構成したことを特徴とする。
【0017】
このような構成により、任意の受信信号増幅ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信信号増幅手段は正常に動作するユニットにあるとともに、任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信手段は正常に動作するユニットにある。
【0018】
また、このような構成により、任意の受信信号増幅ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信信号増幅手段は正常に動作するユニットにあるとともに、任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統内で、もう一方の受信手段は正常に動作する。
【0019】
また、本発明の無線通信基地局は、符号分割多重方式により無線通信を行う装置であって、異なるセクタの受信信号のセクタ間ダイバーシチ処理を行う信号処理部を有することを特徴とする。このような構成により、前述のような作用に加えて、さらに、複数のセクタで同一の信号をダイバーシチ受信することができる。
【0020】
また、本発明の無線通信基地局は、一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、少なくとも4以上のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ送信を行うために設置された複数のアンテナと、これらアンテナで送信する送信信号を出力する送信手段と、送信手段を複数備える複数の送信ユニットとを備え、送信ユニット内の送信手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナから送信信号を出力するように構成したことを特徴とする。このような構成により、任意の送信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ送信系統内で、もう一方の送信手段は正常に動作するユニットにある。
【0021】
このような構成により、任意の送信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ送信系統内で、もう一方の送信手段は正常に動作するユニットにあるとともに、隣り合うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作する。
【0022】
また、本発明の無線通信基地局は、異なるアンテナから送信する送信信号のダイバーシチ受信処理を行う信号処理部を有する無線端末装置が、符号分割多重方式により無線通信を行うことを特徴とする。
【0023】
このような構成により、任意の一つのユニットに障害が発生した場合においても無線端末はより多くの基地局アンテナから送信された信号を受信することができる。
【0024】
また、本発明の無線通信基地局は、一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、少なくとも4以上のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ送受信を行うために設置された複数のアンテナと、アンテナを送受信で共用するための共用手段と、アンテナで受信した受信信号を処理する受信手段と、アンテナで送信する送信信号を出力する送信手段と、受信手段を複数備える複数の受信ユニットと、送信手段を複数備える複数の送信ユニットとを備え、送信ユニット内の送信手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナから送信信号を送信するように構成するとともに、前記受信ユニット内の受信手段が隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を処理するように構成したことを特徴とする。
【0025】
このような構成により、任意の受信または送信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統または送信系統内で、もう一方の受信手段または送信手段は正常に動作するユニットにある。
【0026】
また、このような構成により、任意の受信または送信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統または送信系統内で、もう一方の受信手段または送信手段は正常に動作するユニットにあるとともに、隣り合うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作する。
【0027】
また、本発明の無線通信基地局は、一基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、少なくとも4以上のセクタに分割して通信を行う無線通信基地局であって、複数のセクタが、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ送受信を行うために設置された複数のアンテナと、アンテナを送受信で共用するための共用手段と、アンテナで受信した受信信号を処理する受信手段と、アンテナで送信する送信信号を出力する送信手段と、受信手段及び送信手段を複数備える複数の送受信ユニットとを備え、前記送受信ユニット内の送信手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナから送信信号を送信するように構成するとともに、送受信ユニット内の受信手段が、隣り合わない異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を処理するように構成したことを特徴とする。
【0028】
このような構成により、任意の送受信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統または送信系統内で、もう一方の受信手段または送信手段は正常に動作するユニットにある。
【0029】
また、このような構成により、任意の送受信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信及び送信系統のもう一方の受信手段及び送信手段は、正常に動作するユニットにあるとともに、隣り合うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作する。
【0030】
また、本発明の無線通信基地局は、符号分割多重方式により無線通信を行う無線通信基地局であって、隣り合わない異なるセクタの受信信号のセクタ間でダイバーシチ処理を行う信号処理部を有するとともに、無線通信基地局の異なるアンテナから送信する送信信号のダイバーシチ受信処理を行う信号処理部を有する無線端末装置が、符号分割多重方式により無線通信を行うことを特徴とする。
【0031】
このような構成により、任意の一つのユニットに障害が発生した場合においても無線端末と基地局間の通信はより多くのアンテナから送信または受信された信号のダイバーシチ処理ができる。
【0032】
尚、本発明は、上記の各発明の無線通信基地局を備えた無線通信システムに適用することもできる。例えば、請求項1にかかる発明を無線通信システムに適用した場合、一無線通信基地局が無線通信を行う範囲である無線セル内を、複数のセクタに分割して通信を行うように構成した無線通信システムであって、前記の無線通信基地局が、それぞれのセクタ毎にアンテナダイバーシチ受信を行うために設置された複数のアンテナと、複数のアンテナで受信した受信信号を処理する受信手段と、これらの受信手段を複数備える複数の受信ユニットとを備え、受信ユニット内の受信手段が、異なるセクタのアンテナで受信した受信信号を処理するように構成した無線通信基地局によって通信を行うように構築したことを特徴とする無線通信システムである。すなわち、上記の各発明毎の無線通信基地局によって無線通信システムを構成することにより、通信容量を増大したり、通信品質を安定させた無線通信システムを構築することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0034】
次に本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の無線通信基地局の構成図である。同図において、無線通信基地局は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ受信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全6セクタ各2系統の合計12系統のアンテナと、基地局装置本体10とで構成されている。
【0035】
基地局装置本体10は、それぞれのアンテナで受信した信号を例えば受信ベースバンド信号3に変換する受信手段を備えた4つの第1乃至第4受信ユニット11a乃至11dと、ベースバンド信号処理部13と、障害検知制御部14とで構成されている。
【0036】
第1受信ユニット11aは、受信部12aと受信部12eと受信部12fとを備え、受信部12aは第1セクタ第0系アンテナ1aで受信した信号を、受信部12eは第3セクタ第0系アンテナで、受信部12fは第5セクタ第0系アンテナで受信した信号をそれぞれ受信ベースバンド信号3に変換する。第2受信ユニット11bは、受信部12cと受信部12gと受信部12hとを備え、受信部12cは第2セクタ第0系アンテナ2aで受信した信号を、受信部12gは第4セクタ第0系アンテナで受信した信号を、受信部12hは第6セクタ第0系アンテナで受信した信号を、それぞれ受信ベースバンド信号3に変換する。
【0037】
同様に、第3受信ユニット11cは、第1及び第3及び第5セクタのそれぞれ第1系統のアンテナで受信した信号を受信処理する受信部を備え、第4受信ユニット11dは、第2及び第4及び第6セクタのそれぞれ第1系統のアンテナで受信した信号を受信処理する受信部を備えている。
【0038】
つぎに上記構成の無線通信基地局の動作について説明する。
【0039】
図9に自無線セル内を6セクタに分割した基地局のセクタの位置関係の概略を示す。無線基地局23が無線通信を行う範囲は無線セル24内であり、1基地局あたりの通信の容量を大きくするために、無線セル24を第1乃至第6セクタ25a乃至25fの6セクタに分割している。第1セクタ25aから時計回りに第2セクタ25b、第3セクタ25c、第4セクタ25d、第5セクタ25e、第6セクタ25fの順で、それぞれ無線基地局23を中心に60度毎に少なくとも60度の指向性を持ったアンテナを配置することで6セクタに分割している。
【0040】
図10に第1セクタのアンテナの指向性26の例を示す。図10に示すように、6セクタ用のアンテナの指向性は一般に60度より広い指向性を持っている。
【0041】
このため、第1セクタ25aのアンテナにより、アンテナ利得は低下するものの、隣り合う第2セクタ25bまた第6セクタ25fとの無線通信が可能となっている。
【0042】
図1に示す第1の実施の形態の構成において、例えば、第1受信ユニット11aに障害が発生した場合、障害検知制御部14はそれを検知し、第1受信ユニット11aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行う。
【0043】
この時、ベースバンド信号処理部13は第2受信ユニット11b及び第3受信ユニット11c及び第4受信ユニット11dに備えたそれぞれの受信部から出力される受信ベースバンド信号3の信号処理を行う。
【0044】
つまり第1受信ユニット11aの障害により、第1セクタ25aと、第3セクタ25cと、第5セクタ25eのそれぞれ第0系アンテナでの受信が不可能となるが、それぞれ第1系アンテナは正常に動作している第3受信ユニット11cで受信可能である。
【0045】
また、第1セクタ25aと、第3セクタ25cと、第5セクタ25eではダイバーシチ利得は低下しているため、そのセクタの通信エリアは狭くなる、あるいは通信の品質は劣化するが、隣り合うセクタである第2セクタ25bと、第4セクタ25dと、第6セクタ25fはダイバーシチ受信が機能しているため、例えば第1セクタ25aで基地局と通信を行っていた無線端末は、円滑に通信状態が優れている前記隣り合うセクタにハンドオーバーして通信を維持することができる。
【0046】
すなわち、本発明の第1の実施の形態の無線通信基地局によれば、複数の受信手段を一つの受信ユニット内に構成する上で、任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統のもう一方の受信手段は正常に動作するユニットであるとともに、隣り合うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作するユニットであるように構成したので、任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信機能は、ダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能することができるとともに、正常にダイバーシチ受信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0047】
尚、本実施の形態においては、6セクタでダイバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4以上、且つ、ダイバーシチ系統が2以上の場合においても同様の構成をとれば同様の効果が得られる。
【0048】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図2は本発明の第2の実施の形態の無線通信基地局の構成図である。同図において、無線通信基地局は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ受信を行う基地局である。
【0049】
第1セクタ第0系アンテナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全6セクタ各2系統の合計12系統のアンテナと、基地局装置本体10と、第1受信信号増幅ユニット15aと、第2受信信号増幅ユニット15bと、第3受信信号増幅ユニット15cと、第4受信信号増幅ユニット15dと、第1乃至第4受信信号増幅ユニット15a乃至15d及び基地局装置本体10間で受信信号を伝送する同軸ケーブル4と、受信信号増幅ユニット障害検知制御部17とで構成されている。
【0050】
基地局装置本体10は、第1乃至第4受信信号増幅ユニット15a乃至15dで増幅された信号を例えば受信ベースバンド信号3に変換する受信手段である12系統の受信部12と、ベースバンド信号処理部13とで構成されている。
【0051】
第1受信信号増幅ユニット15aは、受信信号増幅手段16aと受信信号増幅手段16eと受信信号増幅手段16fとを備え、受信信号増幅手段16aは第1セクタ第0系アンテナ1aで受信した信号を、受信信号増幅手段16eは第3セクタ第0系アンテナで受信した信号を、受信信号増幅手段16fは第5セクタ第0系アンテナで受信した信号を、それぞれ増幅する。
【0052】
第2受信信号増幅ユニット15bは、受信信号増幅手段16cと受信信号増幅手段16gと受信信号増幅手段16hとを備え、受信信号増幅手段16cは第2セクタ第0系アンテナ2aで受信した信号を、受信信号増幅手段16gは第4セクタ第0系アンテナで受信した信号を、受信信号増幅手段16hは第6セクタ第0系アンテナで受信した信号を、それぞれ増幅する。
【0053】
同様に第3受信信号増幅ユニット15cは第1及び第3及び第5セクタのそれぞれ第1系統のアンテナで受信した信号を増幅する受信信号増幅手段を備え、第4受信信号増幅ユニット15dは第2及び第4及び第6セクタのそれぞれ第1系統のアンテナで受信した信号を増幅する受信信号増幅手段を備えている。
【0054】
つぎに上記構成の無線通信基地局の動作について説明する。上記の構成において、例えば、第1受信信号増幅ユニット15aに障害が発生した場合、受信信号増幅ユニット障害検知制御部17はそれを検知し、第1受信信号増幅ユニット15aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行う。
【0055】
この時、基地局装置本体10は、第2及び第3及び第4受信信号増幅ユニット15b及び15c及び15dに備えた受信信号増幅手段から出力される受信信号のみの信号処理を行う。つまり、基地局装置本体10は第1受信信号増幅ユニット15aに障害が発生した時、または第1受信信号増幅ユニット15aの交換作業中において、第1セクタ、第3セクタ、第5セクタのそれぞれの第1系アンテナで受信した信号と、第2セクタ、第4セクタ、第6セクタのそれぞれの第1系アンテナで受信した信号の、2系統のアンテナで受信した信号を受信処理することができる。
【0056】
このように、本発明の第2の実施の形態の無線通信基地局によれば、複数の受信信号増幅手段を一つの受信信号増幅ユニット内に構成する上で、任意の受信信号増幅ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統のもう一方の受信信号増幅手段は正常に動作するユニットにあるとともに、隣り合うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作するユニットにあるように構成したので、任意の受信信号増幅ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信機能はダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能することができるとともに、正常にダイバーシチ受信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0057】
尚、本実施の形態においては6セクタでダイバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4以上かつダイバーシチ系統が2以上の場合においても同様の構成をとれば同様の効果が得られる。
【0058】
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。図3は本発明の第3の実施の形態の無線通信基地局の構成図である。同図において、無線通信基地局は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ受信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全6セクタ各2系統の合計12系統のアンテナと、基地局装置本体10と、第1受信信号増幅ユニット15aと、第2受信信号増幅ユニット15bと、第3受信信号増幅ユニット15cと、第4受信信号増幅ユニット15dと、前記受信信号増幅ユニット及び基地局装置本体10間で受信信号を伝送する同軸ケーブル4と、受信信号増幅ユニット障害検知制御部17とで構成されている。
【0059】
基地局装置本体10は、それぞれのアンテナで受信した信号を例えば受信ベースバンド信号3に変換する受信手段を備えた4つの第1乃至第4受信ユニット11a乃至11dと、ベースバンド信号処理部13と、障害検知制御部14とで構成されている。第1受信信号増幅ユニット15aは受信信号増幅手段16aと受信信号増幅手段16eと受信信号増幅手段16fとを備え、受信信号増幅手段16aは第1セクタ第0系アンテナ1aで受信した信号を、受信信号増幅手段16eは第3セクタ第0系アンテナで受信した信号を、受信信号増幅手段16fは第5セクタ第0系アンテナで受信した信号をそれぞれ増幅する。
【0060】
第2受信信号増幅ユニット15bは受信信号増幅手段16cと受信信号増幅手段16gと受信信号増幅手段16hとを備え、受信信号増幅手段16cは第2セクタ第0系アンテナ2aで受信した信号を、受信信号増幅手段16gは第4セクタ第0系アンテナで受信した信号を、受信信号増幅手段16hは第6セクタ第0系アンテナで受信した信号をそれぞれ増幅する。
【0061】
同様に、第3受信信号増幅ユニット15cは、第1セクタ及び第3セクタ及び第5セクタのそれぞれ第1系統のアンテナで受信した信号を増幅する受信信号増幅手段を備え、第4受信信号増幅ユニット15dは第2セクタ及び第4セクタ及び第6セクタのそれぞれ第1系統のアンテナで受信した信号を増幅する受信信号増幅手段を備えている。
【0062】
第1受信ユニット11aは、第1受信信号増幅ユニット15aで増幅された信号を受信ベースバンド信号3に変換する3系統の受信手段を備え、同様に第2乃至第4受信ユニット11b乃至11dは、それぞれ第2乃至第4受信信号増幅ユニット15b乃至15dで増幅された信号を受信ベースバンド信号3に変換する3系統の受信手段を備えている。
【0063】
つぎに上記構成の無線通信基地局の動作について説明する。上記の構成において、例えば第1受信信号増幅ユニット15aに障害が発生した場合、受信信号増幅ユニット障害検知制御部17はそれを検知し、第1受信信号増幅ユニット15aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行う。この時、基地局装置本体10の第2乃至第4受信ユニット11b乃至11dは第2乃至第4受信信号増幅ユニット15b乃至15dに備えた受信信号増幅手段から出力される受信信号を受信ベースバンド信号3に変換する処理を行う。
【0064】
また、受信信号増幅ユニット障害検知制御部17は、障害検知制御部14に対して第1受信信号増幅ユニット15aの障害の通知を行い、その通知結果に基づいて障害検知制御部14は第1受信ユニット11aの電源停止等の処置を行う。
【0065】
つまり、基地局装置本体10は、第1受信信号増幅ユニット15aに障害が発生した時、または第1受信信号増幅ユニット15aの交換作業中において、第1セクタ、第3セクタ、第5セクタそれぞれの第1系アンテナで受信した信号と、第2セクタ、第4セクタ、第6セクタのそれぞれの第1系アンテナで受信した信号の、2系統のアンテナで受信した信号を受信処理することができるとともに、受信信号が伝送されない第1受信ユニット11aの電源をユニット毎に停止することができる。
【0066】
また、上記構成において、例えば第1受信ユニット11aに障害が発生した場合、障害検知制御部14はそれを検知し、第1受信ユニット11aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行う。
【0067】
この時、基地局装置本体10の第2乃至第4受信ユニット11b乃至11dは、第2乃至第4受信信号増幅ユニット15b乃至15dに備えた受信信号増幅手段から出力される受信信号を受信ベースバンド信号3に変換する処理を行う。
【0068】
また、障害検知制御部14は、受信信号増幅ユニット障害検知制御部17に対して第1受信ユニット11aの障害の通知を行い、その通知結果に基づいて、受信信号増幅ユニット障害検知制御部17は、第1受信信号増幅ユニット15aの電源停止等の処置を行う。
【0069】
つまり、基地局装置本体10は、第1受信ユニット11aに障害が発生した時、または第1受信ユニット11aの交換作業中において、第1セクタ、第3セクタ、第5セクタそれぞれの第1系アンテナで受信した信号と、第2セクタ、第4セクタ、第6セクタのそれぞれの第1系アンテナで受信した信号の、2系統のアンテナで受信した信号を受信処理することができるとともに、受信信号が伝送されない第1受信ユニット11aの電源をユニット毎に停止することができる。
【0070】
すなわち、本発明の第3の実施の形態の無線通信基地局によれば、複数の受信信号増幅手段を一つの受信信号増幅ユニット内に構成する上で、任意の受信信号増幅ユニットの一つまたは任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ受信系統のもう一方の受信信号増幅手段または受信手段は正常に動作するユニットであるとともに、隣り合うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作するユニットであるように構成したので、任意の受信信号増幅ユニットの一つまたは任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信機能はダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能することができるとともに、正常にダイバーシチ受信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができるとともに、本発明の第2の実施例に比して不要な消費電力を簡単に削減することができる。
【0071】
尚、本実施の形態においては6セクタでダイバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4以上かつダイバーシチ系統が2以上の場合においても同様の構成をとれば同様の効果が得られる。
【0072】
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。本発明の第4の実施の形態は、前記第1乃至第3の実施の形態の構成において、符号分割多重方式によりセクタ間ダイバーシチ受信処理を行うことを特徴としたものである。
【0073】
したがって、図1を用いて第4の実施の形態の動作を説明する。符号分割多重の特徴の一つとしてレイク受信方式が一般的に知られている。レイク受信は複数の無線伝搬経路をたどって異なる到達時間でアンテナにより受信された複数の受信信号(受信パス)から受信状態の優れた信号をいくつか選択し、それを合成してより優れた品質の受信信号を得る方式である。
【0074】
セクタ間ダイバーシチ受信処理とは、例えばレイク受信方式を異なるセクタ間においても適用したものであり、異なるセクタで受信した受信パスの中から優れた信号をいくつか選択し合成するものである。
【0075】
本発明の第4の実施の形態におけるベースバンド信号処理部13は、例えばスペクトラム拡散により符号分割多重された受信信号の逆拡散処理を行い、セクタ間ダイバーシチ受信処理により希望の受信信号成分を取り出す機能を有している。
【0076】
第4の実施の形態の無線通信基地局の無線セルを図9に示すようなセクタ構成とした時、例えば前記基地局と通信を行う無線端末が第1セクタ25aと第2セクタ25bの境界付近に存在する場合において、基地局のアンテナは図10に示すように60度より広い指向性を持っているため、無線端末から送信された信号は、図1の、第1セクタ第0系アンテナ1a、第1セクタ第1系アンテナ1b、第2セクタ第0系アンテナ2a、第2セクタ第1系アンテナ2bの4系統のアンテナにより受信される。アンテナで受信した信号は受信部12a、受信部12b、受信部12c、受信部12dにより受信ベースバンド信号3に変換される。ベースバンド信号処理部13は4系統のアンテナで受信した信号からレイク受信を行う。
【0077】
この時、例えば第1受信ユニット11aに障害が発生した場合、障害検知制御部14はそれを検知し、第1受信ユニット11aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行う。ベースバンド信号処理部13は受信部12b、受信部12c、受信部12dから出力される受信ベースバンド信号3の信号処理を行う。
【0078】
つまり第1受信ユニット11aの障害により、第1セクタ25aのアンテナダイバーシチの一方のアンテナである第1セクタ第0系アンテナ1aの受信は不能となるが、もう一方の第1セクタ第1系アンテナ1b、また、第2セクタ25bの第2セクタ第0系アンテナ2a、及び第2セクタ第1系アンテナ2bの3系統のアンテナで受信した信号を用いたレイク受信が可能であり、高いダイバーシチ利得を保ったまま通信を維持することができる。
【0079】
したがって、本発明の第4の実施の形態の無線通信基地局によれば、符号分割多重方式で異なるセクタの受信信号のセクタ間ダイバーシチ処理を行う信号処理部を有するように構成したので、任意の一つのユニットに障害が発生した場合においても高いダイバーシチ利得を保って、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0080】
尚、第4の実施の形態では図1を用いて説明したが、図2において同様の信号処理を行えば同様の効果が得られる。
【0081】
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図4は本発明の第5の実施の形態の無線通信基地局の構成図である。図4に示す無線通信基地局は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ送信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全6セクタ各2系統の合計12系統のアンテナと、基地局装置本体10とで構成されている。
【0082】
基地局装置本体10は、例えば送信ベースバンド信号5をそれぞれのアンテナから出力する送信信号に変換する送信手段を備えた4つの第1乃至第4送信ユニット19a乃至19dと、送信ダイバーシチに対応した送信ベースバンド信号5を出力するベースバンド信号処理部13と、障害検知制御部14とで構成されている。
【0083】
第1送信ユニット19aは送信部20aと送信部20eと送信部20fとを備え、送信部20aは第1セクタ第0系のアンテナ1aから送信する信号を、送信部20eは第3セクタ第0系アンテナから、送信部20fは第5セクタ第0系アンテナから送信する信号をそれぞれ送信ベースバンド信号5から変換して出力する。第2送信ユニット19bは、送信部20cと送信部20gと送信部20hとを備え、送信部20cは第2セクタ第0系アンテナ2aから送信する信号を、送信部20gは第4セクタ第0系アンテナから、送信部20hは第6セクタ第0系アンテナから送信する信号をそれぞれ送信ベースバンド信号5から変換して出力する。
【0084】
同様に、第3送信ユニット19cは第1及び第3及び第5セクタのそれぞれ第1系統のアンテナから送信する信号を出力する送信部を備え、第4送信ユニット19dは第2及び第4及び第6セクタのそれぞれ第1系統のアンテナから送信する信号を出力する送信部を備えている。
【0085】
つぎに、上記の構成の無線通信基地局の動作について説明する。第5の実施の形態の構成において、例えば第1送信ユニット19aに障害が発生した場合、障害検知制御部14はそれを検知し、第1送信ユニット19aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号の発生やベースバンド信号処理部13への通知等の制御を行う。
【0086】
この時、ベースバンド信号処理部13では第1及び第3及び第5セクタのアダプティブアレイアンテナの信号処理を停止し、第2送信ユニット19b及び第3送信ユニット19c及び第4送信ユニット19dに備えた送信部に送信ベースバンド信号5を出力する信号処理を行う。
【0087】
つまり、第1送信ユニット19aの障害により、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタのダイバーシチ送信が不可能となるが、それぞれ第1系のアンテナからは第3送信ユニット19cが正常に動作しているので、送信信号が出力可能である。
【0088】
また、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタでは送信ダイバーシチが機能していないため、そのセクタの通信エリアは狭くなる、あるいは通信の品質は劣化するが、隣り合うセクタである第2セクタと、第4セクタと、第6セクタはダイバーシチ送信が機能しているため、例えば第1セクタで基地局と通信を行っていた無線端末は、円滑に通信状態が優れている隣り合うセクタにハンドオーバーして通信を維持することができる。
【0089】
すなわち、本発明の第5の実施の形態の無線通信基地局によれば、複数の送信手段を一つの送信ユニット内に構成する上で、任意の送信ユニットの一つに障害が発生した場合、同一セクタのダイバーシチ送信系統のもう一方の送信手段は正常に動作するユニットにあるとともに、隣合うセクタはダイバーシチ機能も正常に動作するユニットにあるように構成したので、任意の送信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの送信機能はダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能することができるとともに、正常にダイバーシチ送信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0090】
尚、本実施の形態においては6セクタでダイバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4以上かつダイバーシチ系統が2以上の場合においても同様の構成をとれば同様の効果が得られる。
【0091】
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。本発明の第6の実施の形態は、前記第5の実施の形態の構成において、符号分割多重方式によりセクタ間ダイバーシチ受信処理を行う無線端末装置と無線通信を行うことを特徴としたものである。
【0092】
図4を用いて第6の実施の形態の動作を説明する。符号分割多重の特徴の一つとして複数のチャネルを同一の周波数帯域内で伝送可能なことがある。無線端末は基地局の異なるセクタのアンテナから送信された同一の周波数帯域の信号を同時に受信し、それら複数のセクタの信号からレイク受信を行い、より優れた品質の受信信号を得るセクタ間ダイバーシチ受信機能を持つことができる。このため、基地局においてアダプティブアレイ等の複雑な信号処理を行わずとも通信のエリアや品質が向上する。
【0093】
本発明の第6の実施の形態のベースバンド信号処理部13は、前記無線端末に対して、基地局が複数のセクタから送信信号を出力するように各送信ユニットに、スペクトラム拡散により符号分割多重した送信ベースバンド信号5を出力する。
【0094】
本発明の第6の実施の形態における無線通信基地局の無線セルを図9に示すようなセクタ構成とした時、例えば、前記基地局と通信を行う無線端末が第1セクタ25aと第2セクタ25bの境界付近に存在する場合において、基地局のアンテナは図10に示すように60度より広い指向性を持っているため、第1セクタ第0系アンテナ1a、第1セクタ第1系アンテナ1b、第2セクタ第0系アンテナ2a、第2セクタ第1系アンテナ2bの4系統のアンテナから送信した信号を無線端末は受信することができる。
【0095】
例えば、第1送信ユニット19aに障害が発生した場合、障害検知制御部14はそれを検知し、第1送信ユニット19aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号の発生やベースバンド信号処理部13への通知等の制御を行う。
【0096】
この時、ベースバンド信号処理部13では第1送信ユニット19aに対する送信ベースバンド信号5の出力を停止し、第2送信ユニット19b及び第3送信ユニット19c及び第4送信ユニット19dに備えた送信部に送信ベースバンド信号5を出力する信号処理を行う。
【0097】
つまり第1送信ユニット19aの障害により、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタの第0系アンテナからの送信が不可能となるが、それぞれ第1系のアンテナからは第3送信ユニット19cが正常に動作しているので、送信信号が出力可能である。
【0098】
また、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタではシングルブランチでの送信となるため、そのセクタの通信エリアは狭くなる、あるいは通信の品質は劣化するが、隣り合うセクタである第2セクタと、第4セクタと、第6セクタは第0系及び第1系のアンテナからの送信が機能しているため、無線端末が第1セクタ25aと第2セクタ25bの境界付近に存在する場合において、3系統のアンテナから送信された信号を用いてレイク受信が可能であり、高いダイバーシチ利得を保ったまま通信を維持することができる。
【0099】
すなわち、本発明の第6の実施の形態の無線通信基地局によれば、基地局がアダプティブアレイアンテナ方式に対応した複雑な処理を行わずに、任意の一つのユニットに障害が発生した場合においても通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0100】
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。図5は本発明の第7の実施の形態の無線通信基地局の構成図である。図5に示す無線通信基地局は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ送信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全6セクタ各2系統の合計12系統のアンテナと、それぞれのアンテナを送受信で共用するための12系統のアンテナ共用手段と、基地局装置本体10とで構成されている。
【0101】
基地局装置本体10は、例えば、送信ベースバンド信号5をそれぞれのアンテナから出力する送信信号に変換する送信手段を備えた4つの第1乃至第4送信ユニット19a乃至19dと、それぞれのアンテナで受信した信号を例えば受信ベースバンド信号3に変換する受信手段を備えた4つの第1乃至第4受信ユニット11a乃至11dと、それぞれの受信部12a乃至12dから出力された受信ベースバンド信号3の例えば最大比合成等に代表されるダイバーシチ等の信号処理を行うとともに、送信部20a乃至20dに送信ダイバーシチに対応した送信ベースバンド信号5を出力するベースバンド信号処理部13と、障害検知制御部14とで構成されている。
【0102】
第1受信ユニット11aは、受信部12aと受信部12eと受信部12fとを備え、受信部12aは第1セクタ第0系アンテナ1aで受信した信号を、受信部12eは第3セクタ第0系アンテナで、受信部12fは第5セクタ第0系アンテナで受信した信号をそれぞれ受信ベースバンド信号3に変換する。第2受信ユニット11bは、受信部12cと受信部12gと受信部12hとを備え、受信部12cは第2セクタ第0系アンテナ2aで受信した信号を、受信部12gは第4セクタ第0系アンテナで、受信部12hは第6セクタ第0系アンテナで受信した信号をそれぞれ受信ベースバンド信号3に変換する。
【0103】
同様に、第3受信ユニット11cは第1及び第3及び第5セクタのそれぞれ第1系統のアンテナで受信した信号を受信処理する受信部を備え、第4受信ユニット11dは第2及び第4及び第6セクタのそれぞれ第1系統のアンテナで受信した信号を受信処理する受信部を備えている。
【0104】
第1送信ユニット19aは送信部20aと送信部20eと送信部20fとを備え、送信部20aは第1セクタ第0系アンテナ1aから送信する信号を、送信部20eは第3セクタ第0系アンテナで、送信部20fは第5セクタ第0系アンテナから送信する信号をそれぞれ送信ベースバンド信号5から変換して出力する。第2送信ユニット19bは、送信部20cと送信部20gと送信部20hとを備え、送信部20cは第2セクタ第0系アンテナ2aから送信する信号を、送信部20gは第4セクタ第0系アンテナで、送信部20hは第6セクタ第0系アンテナから送信する信号をそれぞれ送信ベースバンド信号5から変換して出力する。
【0105】
同様に、第3送信ユニット19cは第1セクタ及び第3セクタ及び第5セクタのそれぞれ第1系統のアンテナから送信する信号を出力する送信部を備え、第4送信ユニット19dは第2セクタ及び第4セクタ及び第6セクタのそれぞれ第1系統のアンテナから送信する信号を出力する送信部を備えている。
【0106】
つぎに、上記構成の無線通信基地局の動作について説明する。第7の実施の形態の構成において、例えば第1受信ユニット11aに障害が発生した場合、障害検知制御部14はそれを検知し、第1受信ユニット11aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行う。この時、ベースバンド信号処理部13は第2受信ユニット11b乃至第3受信ユニット11c乃至第4受信ユニット11dに備えた受信部12から出力される受信ベースバンド信号3の信号処理を行う。
【0107】
つまり、第1受信ユニット11aの障害により、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタのそれぞれ第0系のアンテナでの受信が不可能となるが、それぞれ第1系のアンテナは正常に動作している第3受信ユニット11cで受信可能である。また、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタの送信のダイバーシチ信号処理を停止し、例えば、第1送信ユニット19aの電源停止等の処置を行うことができる。
【0108】
また、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタでは受信のダイバーシチ利得は低下しているため、そのセクタの通信エリアは狭くなるあるいは通信の品質は劣化するが、隣り合うセクタである第2セクタと、第4セクタと、第6セクタはダイバーシチ受信が機能しているため、例えば第1セクタで基地局と通信を行っていた無線端末は、円滑に通信状態が優れている隣り合うセクタにハンドオーバーして通信を維持することができる。
【0109】
すなわち、本発明の第7の実施の形態の無線通信基地局によれば、任意の受信または送信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信または送信機能はダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能することができるとともに、正常にダイバーシチ受信またはダイバーシチ送信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができるとともに、障害または保守時の不要な消費電力を削減することができる。
【0110】
尚、本実施の形態においては6セクタでダイバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4以上かつダイバーシチ系統が2以上の場合においても同様の構成をとれば同様の効果が得られる。
【0111】
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。図6は本発明の第8の実施の形態の無線通信基地局の構成図である。図6に示す無線通信基地局は、例えば、自無線セル内を6セクタに分割して、それぞれのセクタにおいて2つのアンテナでダイバーシチ送信を行う基地局であり、第1セクタ第0系アンテナ1aと第1セクタ第1系アンテナ1bと第2セクタ第0系アンテナ2aと第2セクタ第1系アンテナ2b等の全6セクタ各2系統の合計12系統のアンテナと、基地局装置本体10とで構成されている。
【0112】
基地局装置本体10は、例えば前記12系統のアンテナを送受信で共用する12個のアンテナ共用手段18と、送信ベースバンド信号5をそれぞれのアンテナから出力する送信信号に変換する送信手段及び、それぞれのアンテナで受信した信号を例えば受信ベースバンド信号3に変換する受信手段を備えた4つの第1乃至第4送受信ユニット21a乃至21dと、それぞれの送受信部ユニット21a乃至21dから出力された受信ベースバンド信号3の例えば最大比合成等に代表されるダイバーシチ等の信号処理を行うとともに、前記ユニットに送信ダイバーシチに対応した送信ベースバンド信号5を出力するベースバンド信号処理部13と、障害検知制御部14とで構成されている。
【0113】
第1送受信ユニット21aは、第1及び第3及び第5セクタのそれぞれ第0系アンテナの送信及び受信を行う3系統の送信手段及び3系統の受信手段を備えている。
【0114】
第2送受信ユニット21bは、第2及び第4及び第6セクタのそれぞれ第0系アンテナの送信及び受信を行う3系統の送信手段及び3系統の受信手段を備えている。
【0115】
第3送受信ユニット21cは、第1及び第3及び第5セクタのそれぞれ第1系アンテナの送信及び受信を行う3系統の送信手段及び3系統の受信手段を備えている。
【0116】
第4送受信ユニット21dは、第2及び第4及び第6セクタのそれぞれ第1系アンテナの送信及び受信を行う3系統の送信手段及び3系統の受信手段を備えている。
【0117】
つぎに上記構成の無線通信基地局の動作について説明する。第8の実施の形態の構成において、例えば第1送受信ユニット21aに障害が発生した場合、障害検知制御部14はそれを検知し、第1送受信ユニット21aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号を発生する等の制御を行う。
【0118】
この時、ベースバンド信号処理部13は第2送受信ユニット21b及び第3送受信ユニット21c及び第4送受信ユニット21dに備えた受信手段から出力される受信ベースバンド信号3の信号処理と送信手段への送信ベースバンド信号5の出力の処理を行う。
【0119】
つまり第1送受信ユニット21aの障害により、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタのそれぞれ第0系のアンテナでの送信及び受信が不可能となるが、それぞれ第1系のアンテナは正常に動作している第3送受信ユニット21cで送信及び受信可能である。
【0120】
また、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタではダイバーシチ利得は低下しているため、そのセクタの通信エリアは狭くなるあるいは通信の品質は劣化するが、隣り合うセクタである第2セクタと、第4セクタと、第6セクタはダイバーシチ送受信が機能しているため、例えば第1セクタで基地局と通信を行っていた無線端末は、円滑に通信状態が優れている前記隣り合うセクタにハンドオーバーして通信を維持することができる。
【0121】
すなわち、本発明の第8の実施の形態の無線通信基地局によれば、複数の送信手段と複数の受信手段を同一の送受信ユニットに構成しながら、任意の送受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信及び送信機能はダイバーシチ利得は低下するもののシングルブランチとしては正常に機能することができるとともに、正常にダイバーシチ受信またダイバーシチ送信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0122】
尚、本実施例においては6セクタでダイバーシチ各2系統での構成を説明したが、セクタが4以上かつダイバーシチ系統が2以上の場合においても同様の構成をとれば同様の効果が得られる。また、前記アンテナ共用手段は基地局装置外部に配する構成であっても同様の効果が得られる。
【0123】
次に、本発明の第9の実施の形態について説明する。本発明の第9の実施の形態の無線通信基地局は、前記第7乃至第8の実施の形態の構成において、異なるセクタの受信信号のセクタ間ダイバーシチ処理を行う信号処理部を有するとともに、基地局の異なるアンテナから送信する送信信号のダイバーシチ受信処理を行う信号処理部を有する無線端末装置と、符号分割多重方式により無線通信を行うことを特徴とするものである。
【0124】
無線端末装置のダイバーシチ受信処理とは、例えばレイク受信方式であり、基地局の複数の異なるアンテナから送信された信号の複数の受信パスの中から優れた信号をいくつか選択し、合成する。
【0125】
本発明の第9の実施の形態の動作を図5を用いて説明する。基地局装置本体のベースバンド信号処理部13は、例えばペクトラム拡散により符号分割多重された受信信号の逆拡散処理を行い、セクタ間ダイバーシチ受信処理により希望の受信信号成分を取り出す機能と、スペクトラム拡散により符号分割多重する送信信号の拡散処理を行う機能を有している。
【0126】
本発明の第9の実施の形態の無線通信基地局の無線セルを図9に示すようなセクタ構成とした時、例えば前記基地局と通信を行う無線端末が第1セクタ25aと第2セクタ25bの境界付近に存在する場合において、基地局のアンテナは図10に示すように60度より広い指向性を持っているため、基地局と無線端末間の無線通信は第1セクタ第0系アンテナ1a、第1セクタ第1系アンテナ1b、第2セクタ第0系アンテナ2a、第2セクタ第1系アンテナ2bの4系統のアンテナにより送信また受信された信号により行われる。
【0127】
例えば第1送信ユニット19aに障害が発生した場合、障害検知制御部14はそれを検知し、第1送信ユニット19aの電源停止等の処置を行うとともに、LEDの発光等の保守監視者が認知可能なアラーム信号の発生やベースバンド信号処理部13への通知等の制御を行う。
【0128】
この時、ベースバンド信号処理部13では第1送信ユニット19aに対する送信ベースバンド信号5の出力を停止し、第2送信ユニット19b及び第3送信ユニット19c及び第4送信ユニット19dに備えた送信部に送信ベースバンド信号5を出力する信号処理を行う。
【0129】
つまり第1送信ユニット19aの障害により、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタの第0系のアンテナからの送信が不可能となるが、それぞれ第1系のアンテナからは第3送信ユニット19cが正常に動作しているので、送信信号が出力可能である。
【0130】
また、第1セクタと、第3セクタと、第5セクタではシングルブランチでの送信となるため、そのセクタの通信エリアは狭くなるあるいは通信の品質は劣化するが、隣り合うセクタである第2セクタと、第4セクタと、第6セクタは第0系及び第1系のアンテナからの送信が機能しているため、無線端末が第1セクタ25aと第2セクタ25bの境界付近に存在する場合において、3系統のアンテナから送信された信号を用いてレイク受信が可能であり、高いダイバーシチ利得を保ったまま通信を維持することができる。
【0131】
すなわち、本発明の第9の実施の形態の無線通信基地局によれば、任意の一つのユニットに障害が発生した場合においても無線端末と基地局間の通信はより多くのアンテナから送信または受信された信号のダイバーシチ処理ができるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0132】
次に、本発明の第10の実施の形態について説明する。本発明の第10の実施の形態は、例えば前記第1乃至第9の実施の形態で示した無線通信基地局を用いたことを特徴とする無線通信システムである。
【0133】
前記無線通信基地局によれば、基地局のユニットを集積化し小型としても、その障害発生または保守作業時においても通信の容量や品質に大きな劣化が生じない。
【0134】
つまり、本発明の第10の実施の形態の無線通信システムによれば、基地局装置を小型化あるいは省電力化しながら、より通信の容量や品質の安定した無線通信システムを構築することができる。
【0135】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信機能はダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能することができるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、通信の品質を高く保ったまま、装置を小型化することができる。さらに、正常にダイバーシチ受信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0136】
また、任意の受信信号増幅ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信機能はダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能することができるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0137】
さらに、正常にダイバーシチ受信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0138】
また、任意の受信信号増幅ユニットの一つまたは任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信機能はダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能することができるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができるとともに、不要な消費電力を簡単に削減することができる。
【0139】
さらに、各セクタの受信機能はダイバーシチ利得は低下するものの、シングルブランチとしては正常に機能することができるとともに、正常にダイバーシチ受信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができるとともに、不要な消費電力を簡単に削減することができる。
【0140】
さらに、任意の一つのユニットに障害が発生した場合においても高いダイバーシチ利得を保って、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0141】
また、任意の受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの送信機能は正常に動作でき、さらには送信と受信でアンテナを共用できるので、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0142】
さらに、任意の送信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの送信機能はシングルブランチとしては正常に機能できるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0143】
また、各セクタの送信機能はダイバーシチ利得は低下するもののシングルブランチとしては正常に機能することができるとともに、正常にダイバーシチ送信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0144】
さらに、基地局が複雑な処理を行わずに、任意の一つのユニットに障害が発生した場合においても高いダイバーシチ利得を保って、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0145】
また、任意の受信または送信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信または送信機能はダイバーシチ利得は低下するもののシングルブランチとしては正常に機能することができ、さらには送信と受信でアンテナを共用できるので、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができるとともに、障害または保守時の不要な消費電力を削減することができる。
【0146】
さらに、正常にダイバーシチ受信またはダイバーシチ送信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができるとともに、障害または保守時の不要な消費電力を削減することができる。
【0147】
また、任意の受信増幅または受信または送信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信または送信機能はダイバーシチ利得は低下するもののシングルブランチとしては正常に機能することができ、さらには送信と受信でアンテナを共用できるので、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができるとともに、障害または保守時の不要な消費電力を削減することができる。
【0148】
さらに、複数の送信手段と複数の受信手段を同一の送受信ユニットに構成しながら、任意の送受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信及び送信機能はダイバーシチ利得は低下するもののシングルブランチとしては正常に機能することができ、さらには送信と受信を同一ユニットとし、アンテナが共用できるので、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0149】
また、正常にダイバーシチ受信またダイバーシチ送信機能が動作している隣り合うセクタに円滑にハンドオーバーできるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0150】
さらに、複数の送信手段と複数の受信手段とアンテナ共用手段を同一の送受信ユニットに構成しながら、任意の送受信ユニットの一つに障害が発生した場合においても、各セクタの受信及び送信機能はダイバーシチ利得は低下するもののシングルブランチとしては正常に機能することができる構成としたので、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0151】
また、任意の一つのユニットに障害が発生した場合においても無線端末と基地局間の通信はより多くのアンテナから送信または受信された信号のダイバーシチ処理ができるため、通信のエリアや容量が大きく低下することなく、装置を小型化することができる。
【0152】
さらに、基地局装置を小型化あるいは省電力化しながら、より通信の容量や品質の安定した無線通信システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第1の実施の形態の無線通信基地局の構成を示すブロック図
【図2】
本発明の第2の実施の形態の無線通信基地局の構成を示すブロック図
【図3】
本発明の第3の実施の形態の無線通信基地局の構成を示すブロック図
【図4】
本発明の第4の実施の形態の無線通信基地局の構成を示すブロック図
【図5】
本発明の第5の実施の形態の無線通信基地局の構成を示すブロック図
【図6】
本発明の第6の実施の形態の無線通信基地局の構成を示すブロック図
【図7】
従来の無線通信基地局の受信系の構成を示すブロック図
【図8】
従来の受信信号増幅手段を備えた無線通信基地局の受信系の構成を示すブロック図
【図9】
無線通信基地局セル内のセクタ構成を示す概略図
【図10】
第1セクタのアンテナの指向性を示す概略図
【符号の説明】
1a 第1セクタ第0系アンテナ
1b 第1セクタ第1系アンテナ
2a 第2セクタ第0系アンテナ
2b 第2セクタ第1系アンテナ
3 受信ベースバンド信号
4 同軸ケーブル
5 送信ベースバンド信号
10 基地局装置本体
11a 第1受信ユニット
11b 第2受信ユニット
11c 第3受信ユニット
11d 第4受信ユニット
12、12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h 受信部
13 ベースバンド信号処理部
14 障害検知制御部
15a 第1受信信号増幅ユニット
15b 第2受信信号増幅ユニット
15c 第3受信信号増幅ユニット
15d 第4受信信号増幅ユニット
16a、16b、16c、16d、16e、16f、16g、16h 受信信号増幅手段
17 受信信号増幅ユニット障害検知制御部
18 アンテナ共用手段
19a 第1送信ユニット
19b 第2送信ユニット
19c 第3送信ユニット
19d 第4送信ユニット
20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h 送信部
21a 第1送受信ユニット
21b 第2送受信ユニット
21c 第3送受信ユニット
21d 第4送受信ユニット
23 無線基地局
24 無線セル
25a 第1セクタ
25b 第2セクタ
25c 第3セクタ
25d 第4セクタ
25e 第5セクタ
25f 第6セクタ
26 第1セクタのアンテナの指向性
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