JP2001168584A - フィーダーおよび表面実装機 - Google Patents

フィーダーおよび表面実装機

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JP2001168584A
JP2001168584A JP34817799A JP34817799A JP2001168584A JP 2001168584 A JP2001168584 A JP 2001168584A JP 34817799 A JP34817799 A JP 34817799A JP 34817799 A JP34817799 A JP 34817799A JP 2001168584 A JP2001168584 A JP 2001168584A
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head unit
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JP34817799A
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Shuichi Yamaguchi
修一 山口
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Yamaha Motor Co Ltd
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きさや形状について制約を受けることなく
記録媒体を合理的に配設し、しかもヘッドユニットの大
型化を有効に回避することができるフィーダーを提供す
る。 【解決手段】 脱着時にテープフィーダー4を支える取
手45をフィーダー4の先端に突設形成し、この表面に
フィーダー4の識別情報を記録した記録媒体50を貼付
けた。記録媒体50は、取手上面に形成した凹部の底面
部分に貼付けた。そして、実装機のヘッドユニットに搭
載されるCCDカメラにより記録媒体50を撮像させる
ことにより識別情報を実装機に提供するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装機に搭載
される部品供給のためのフィーダーにおいて、特に、識
別情報等の記録媒体を備え、これを表面実装機のヘッド
ユニットに搭載された読取り手段により読取らせるよう
に構成されたフィーダーおよび同フィーダーを備えた表
面実装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、部品吸着用のヘッドを有する
ヘッドユニットにより、IC等の電子部品を部品供給部
から吸着して、部品装着部に位置決めされているプリン
ト基板上に移送し、プリント基板の所定位置に装着する
ようにした表面実装機(以下、実装機と略す)は一般に
知られている。
【0003】この種の実装機は、通常、1乃至複数のヘ
ッドを具備したヘッドユニットがX軸方向およびY軸方
向に移動可能となっている。また、部品供給部には、各
種部品を供給すべく多数のフィーダー(部品供給装置)
が配設され、例えば所定数のテープフィーダーが並列に
配置されている。そして、各種電子部品のフィーダー配
置がコンピュータ解析等による実装効率向上のための最
適化の手法に基づいて予め設定されることにより、各種
電子部品の装着が効率良く行われるようになっている。
【0004】このような実装機では、初期セット時や、
生産基板の変更に応じたフィーダー位置の配置変更時
に、予め設定された配置で部品供給部にフィーダーがセ
ットされるが、従来、このようなフィーダーのセット及
び取付位置の確認等は作業者により行われており、取付
位置に間違いがあった場合でもこれが看過されてしまう
虞れがあった。そのため、最近では、識別情報等の各種
情報をバーコード(一次元コード)により記録した識別
シール(記録媒体)をフィーダーに貼付け、ヘッドユニ
ットを移動させながら該ヘッドユニットに搭載したバー
コードリーダーにより各フィーダーの識別シールに記録
した情報を読取ってフィーダー位置の照合を自動的に行
うことが考えられている。また、カルラコード(カルラ
システム(株))や、特開平7−254037号公報に
開示されるような二次元コード(「QRコード」 株式
会社デンソー)により各種情報を記録した識別シールを
添付することにより、バーコードリーダーのような専用
の読み取り装置を設けることなく、ヘッドユニットに従
来から搭載されている基板認識用のカメラを利用して記
録情報を読取ることも考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にテープフィーダーに識別シールを添付してこれをヘッ
ドユニットに搭載したカメラ等により読取ろうとする場
合には、識別シールをテープフィーダーの何処に貼付け
るかが問題となる。
【0006】すなわち、フィーダー後方部(部品取出位
置から離れた部分)等、スペース的に余裕のある場所に
識別シールを貼付ければ、識別シールの大きさや形状の
制約が少ない反面、部品取出位置から離れる分だけヘッ
ドユニットの可動領域を拡大する必要があり、いきおい
実装機の大型化を招くこととなる。
【0007】一方、フィーダーの部品取出位置の極近傍
に貼付けるようにすると、ヘッドユニットの可動領域を
拡大することはないが、部品取出位置には部品飛び出し
防止用のシャッター部材などが設けられるため十分なス
ペースを確保するのが難しく、識別シールの大きさや形
状について制約を受けることとなる。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、第1の目的は表面実装機のヘッドユニ
ットに搭載された読取り手段により記録媒体を読取らせ
るようにしたフィーダーにおいて、大きさや形状につい
て制約を受けることなく記録媒体を合理的に配設し、し
かもヘッドユニットの大型化を有効に回避することがで
きるフィーダーを提供することにあり、第2の目的は、
このフィーダーを搭載した表面実装機を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明には、表面実装機本体の部品供給部に設けら
れたフィーダー取付位置に脱着可能に取付けられて実装
用の部品を供給するとともに、フィーダーの識別情報等
を記録した記録媒体を具備し、表面実装機本体に搭載さ
れた移動可能なヘッドユニットに具備された読取り手段
により記録媒体の情報を読取らせるように構成されたフ
ィーダーにおいて、フィーダーを上記フィーダー取付位
置に対して脱着する際に該フィーダーを支持する取手部
を、該フィーダーの先端から表面実装機本体側に突出形
成し、この取手部の上面に上記記録媒体を配設したもの
である(請求項1)。
【0010】この構成によると、フィーダーのうち部品
取出位置よりも表面実装機本体に近い位置に記録媒体が
配設されるため、必ずヘッドユニットの可動領域内に記
録媒体が配置されることとなる。しかも、取手部は、フ
ィーダー先端部に突出形成されていて形状や大きさの制
約が少ないため、記録媒体の大きさ等を加味して取手部
を形成することにより、添付する記録媒体の大きさや形
状について制約を受けにくくなる。
【0011】この場合、記録媒体は、その表面(識別情
報等が記録された面を意味する)が実装機本体の所定の
作業位置に位置決めされる被実装基板の表面(被実装面
を意味する)と面一になるように設けるのが好ましい
(請求項2)。
【0012】すなわち、基板認識用の撮像装置をヘッド
ユニットに搭載する表面実装機では、記録媒体の読取り
手段としてこの撮像装置を共用する場合があり、この場
合、記録媒体の表面を被実装基板の表面と面一に設けて
おけば、撮像対象の切換え、すなわち被実装基板と記録
媒体との間での撮像対象の切換えの際の焦点調整(ピン
ト調整)が不要となる。
【0013】なお、記録媒体は、上記取手部の表面に凹
部を形成し、この凹部の底面に配設するのが好ましい
(請求項3)。
【0014】このようにすればフィーダー脱着時に作業
者の指が記録媒体(特にコーナー部分)に触れにくくな
り、記録媒体が剥がれるのを有効に防止することができ
る。
【0015】一方、本発明に係る表面実装機は、移動可
能なヘッドユニットにより部品供給部から部品を吸着し
て、所定の作業位置に位置決めされている基板上に装着
するように構成された表面実装機において、部品供給部
に上記請求項1乃至3のいずれかに記載のフィーダーを
配設するとともにフィーダーに配設された記録媒体の情
報を読取る読取り手段を上記ヘッドユニットに設けたも
のである(請求項4)。
【0016】この表面実装機によれば、フィーダーのう
ち部品取出位置よりも表面実装機本体に近い位置に記録
媒体が配設されるため、必ずヘッドユニットの可動領域
内に記録媒体が配置されることとなる。そのため、ヘッ
ドユニットの可動領域を拡大する必要がなく、表面実装
機の大型化を有効に回避することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0018】図1および図2は本発明が適用される実装
機の一例を概略的に示している。これらの図において、
実装機本体の基台1上には、プリント基板搬送用のコン
ベア2が配置され、プリント基板Pが上記コンベア2上
を搬送され、所定の装着作業用位置で停止されるように
なっている。
【0019】上記コンベア2の前後側方には、それぞれ
部品供給部3が設けられている。この部品供給部3に
は、各種電子部品を供給するための多数のフィーダーが
配設され、図示の例では多数のテープフィーダー4が並
列に配置されている。
【0020】また、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッドユニット5が装備され、このヘッドユニット5
はX軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平
面上でX軸と直交する方向)に移動することができるよ
うになっている。すなわち、上記基台1上には、ヘッド
ユニット支持部材6がY軸方向の固定レール7に移動可
能に配置され、支持部材6上にヘッドユニット5がX軸
方向のガイド部材8に沿って移動可能に支持されてい
る。そして、Y軸サーボモータ9によりボールねじ10
を介して支持部材6のY軸方向の移動が行われるととも
に、X軸サーボモータ11によりボールねじ12を介し
てヘッドユニット5のX軸方向の移動が行われるように
なっている。
【0021】上記ヘッドユニット5には複数のヘッド1
3がX軸方向に並んだ状態に配置されている。上記ヘッ
ド13は、それぞれ昇降および回転が可能となってお
り、図外の昇降駆動手段および回転駆動手段により駆動
されるようになっている。上記各ヘッド13の下端には
ノズル14が設けられており、部品吸着時には、図外の
負圧供給手段からノズル14に負圧が供給されて、その
負圧による吸引力で部品が吸着されるようになってい
る。
【0022】また、上記ヘッドユニット5には、CCD
カメラ15(読取り手段;以下カメラ15と略す)が搭
載されている。このカメラ15は、プリント基板に記さ
れる基板認識用のフィデューシャルマークと各テープフ
ィーダー4に添付される後記記録媒体50を撮像するも
ので、ヘッドユニット5に下向きに装着されている。
【0023】図3は、実装機の部品供給部3の構造を示
している。この図に示すように部品供給部3にはフィー
ダー配列方向に延びるフィーダー保持板16が取付けら
れ、このフィーダー保持板16に多数列のテープフィー
ダー4が着脱可能に取付けられている。また、図示の例
では、上記フィーダー保持板16とこれに保持された多
数列のテープフィーダー4とを含む部品供給部ユニット
全体が実装機本体に対して着脱可能となっている。すな
わち、フィーダー保持板16の両端部が実装機本体のX
軸方向両側のフレーム17に設けられた取付部18に支
持され、かつクランプ手段19によってクランプされる
ことにより、部品供給部ユニットが実装機本体に取付け
られ、クランプ手段19のクランプ解除により部品供給
部ユニットが実装機本体から取外し可能となっている。
従って、テープフィーダー4の個々の交換が可能である
とともに、部品供給部ユニット全体の一括交換も可能と
なっている。
【0024】上記テープフィーダー4は、図4に示すよ
うに前方側プレート22と後方側プレート23とからな
り、前方側プレート22を介して上記フィーダー保持板
16に取付けられている。より具体的には、上記前方側
プレート22の下面に位置決めピン22aが突設されて
おり、この位置決めピン22aがフィーダー保持板16
に形成された穿孔部16aに差し込まれることによりテ
ープフィーダー4がフィーダー保持板16に位置決めさ
れ、この状態で前方側プレート22の先端部に設けられ
たクランプ24によりフィーダー保持板16に固定され
ている。このクランプ24は、リンク25a,25bを
介して前方側プレート22の後端上方に支持されたハン
ドル25に連結されており、このハンドル25の揺動操
作によりクランプ締結状態とクランプ解除状態とに切換
えられるようになっている。
【0025】上記後方側プレート23には、リール26
が回転自在に軸支されており、このリール26に多数の
チップ部品を収納したテープ27が巻き付けられてい
る。そして、上記前方側プレート22の前端部位(同図
では右方端部位)に部品取出部40が設けられ、上記リ
ール26からテープ27が引き出されてこの部品取出部
40に導かれるとともにテープ送り機構により順次送り
出されるようになっている。
【0026】上記リール26から導出されるテープ27
は、図5に示すようにテープ本体27aとカバーテープ
27bとで構成されている。上記テープ本体27aに
は、上部に開口する部品収納部27cが長手方向に一定
間隔おきに多数形成されて各部品収納部27cに部品2
8が収納されており、さらに、テープ本体27aの側部
には多数の係合孔27dが一定間隔おきに形成されてい
る。上記カバーテープ27bは、その片面が接着面とさ
れ、テープ本体27aの各部品収納部27cを上方から
閉鎖するようにテープ本体27aの上面に接着されてい
る。そして、上記部品取出部40においてカバーテープ
27bがテープ本体27aから剥がされて部品の取出し
が可能な状態とされ、上記ヘッド13により部品28が
吸着されて取り出されるとともに、この部品取出し動作
に伴ってテープ送り機構30により一定量ずつテープ2
7が送り出されるようになっている。
【0027】テープ送り機構30は、図4に示すように
部品取出部40の下方に配置されるスプロケット31
と、このスプロケット31に連結されるラチェット(図
示せず)と、エアシリンダ32を駆動源とする上記ラチ
ェットの駆動機構とを備え、上記スプロケット31が上
記部品取出部40に導かれたテープ27の上記係合孔2
7dに係合するように配設されている。そして、部品供
給時には、上記エアシリンダ32の駆動によりラチェッ
トを一定方向にのみ間歇的に回転させ、これによりテー
プ27を一定量ずつ間歇的に送り出すようになってい
る。
【0028】なお、上記部品取出部40においてテープ
本体27aから分離されたカバーテープ27bは、前方
側プレート22の後方下部(同図では左方下部)に配設
されたカバーテープ引取り機構33により引き取られる
ように構成されている。この引取り機構33は、駆動ロ
ーラ34とこれに圧接する従動ローラ35とから構成さ
れており、両ローラ34,35の間に上記カバーテープ
27bが導かれている。そして、上記駆動ローラ34の
駆動によりカバーテープ27bを引っ張ることにより、
この引っ張り力によりテープ本体27aからカバーテー
プ27bを引き剥すようになっている。なお、引取り機
構33を経たカバーテープ27bおよび部品取出し部1
0を経た使用済みのテープ本体27aは、共に前方側プ
レート2の後方下部に導かれて図外の処理ケース等に送
られるようになっている。
【0029】テープフィーダー4の部品取出部40に
は、図5に示すようにテープ27の通路41が形成され
ており、上記リール26から導出されたテープ27がこ
の通路41に沿って移動するとともに、その上方にはテ
ープ保護部材42、シャッター部材43が設けられてい
る。
【0030】上記テープ保護部材42は、前側(図5で
は右側)に部品取出し用の開放部42aを有するととも
に、その後側(図5では右端側)にカバーテープ引き剥
がし用の係合部42bが設けられている。そして、上記
係合部42bの位置でカバーテープ27bが剥がされて
から、テープ本体27aの部品収納部27cが上記開放
部42aの位置に達すると、部品収納部27cが上方に
開放されて部品28の取出しが可能となるように構成さ
れている。
【0031】上記シャッター部材43は、テープ保護部
材42の上面に前後方向(同図では左右方向)にスライ
ド可能に重ねて配置されており、テープ送り機構30に
連動して次のように作動する。すなわち、部品取出し時
以外は上記開放部42aの一部、具体的には上記ヘッド
13による部品28の取出し位置に対応する部分を閉塞
し(同図5の実線に示す状態)、部品取出し時には、後
方にスライドし(同図に示す位置から左側方にスライド
し)上記開放部42aを全開状態にするように構成され
ている。これにより、ヘッド13による部品取出し時以
外は、シャッター部材43により開放部42aの一部を
閉塞して部品28の飛び出しを防止するように構成され
ている。
【0032】また、上記テープフィーダー4には、前方
側プレート22の前端部に前方に向かって突出する取手
45(取手部)が設けられており、上記フィーダー保持
板16に対してテープフィーダー4を脱着する際には、
作業者がこの取手45を介してテープフィーダー4の前
端部を支えるように構成されている。
【0033】この取手45の上面には、上記カメラ15
の撮像に基づき各テープフィーダー4を識別するための
識別情報を記録した記録媒体50が添付されている。こ
の記録媒体50は、当実施形態では二次元コードを印刷
したテープからなり、上記識別情報が二次元コードで記
録されている。なお、二次元コードとしては、従来技術
で説明したカルラコード(カルラシステム(株))や、
QRコード( 株式会社デンソー)が用いられている。
【0034】記録媒体50は、図6に示すように取手4
5の上面に形成された凹部46の底面46aに貼付けら
れており、フィーダー脱着時に作業者の指が触れにくい
ようにされている。また、テープフィーダー4をフィー
ダー保持板16に取付けた状態で、記録媒体50の表面
と作業用位置に保持されたプリント基板Pの表面とが略
面一となるように記録媒体50が取手45に貼付けられ
ている。
【0035】以上のように構成された実装機において
は、例えば部品供給部3にテープフィーダー4が初期セ
ットされると、実装準備の動作として、ヘッドユニット
5が部品供給部3の上方に移動し、さらにテープフィー
ダー4の配列方向に移動しながら各テープフィーダー4
に添付された上記記録媒体50を撮像する。そして、実
装機に搭載された図外のコントローラにおいて、各テー
プフィーダー4の記録媒体50の撮像に基づいてその記
録内容が読み取られ、適正なフィーダー配置との照合が
行われる。
【0036】そして、この照合に異常がなければ実装動
作が開始される。実装動作が開始されると、上記ヘッド
ユニット5が部品供給部3上に移動しながら各ヘッド1
3のノズル14により各テープフィーダー4の部品取出
部40から部品を吸着して取出し、その後、ヘッドユニ
ット5がプリント基板P上に移動して該プリント基板P
上の所定位置に部品を実装する。こうして部品の吸着お
よび装着を繰り返すことによりプリント基板Pに所定の
部品を実装する。
【0037】このように上記実装機では、実装動作に先
立ってテープフィーダー4に貼付けられた記録媒体50
を撮像し、これに基づいてフィーダー配置の照合を行う
が、上記実施の形態の構成によればテープフィーダー4
の先端に取手45を突設し、ここに記録媒体50を貼付
けるようにしているため、例えば次のような効果を得る
ことができる。
【0038】まず、実装機の大型化を有効に回避するこ
とができるという効果がある。
【0039】すなわち、例えば記録媒体50を、テープ
フィーダー4のうち部品取出部40よりも後方側の位置
に配設するとすれば、記録媒体50がヘッドユニット5
の可動領域外に配設される場合があり、この場合には記
録媒体50を撮像するためにヘッドユニット5の可動領
域を拡大することが要求され、いきおい実装機の大型化
を招くこととなる。これに対し、上記のように部品取出
部40よりも先端側に記録媒体50を貼付ける構成であ
れば、記録媒体50は必ずヘッドユニット5の可動領域
内に位置するため、ヘッドユニット5の可動領域を拡大
することなく記録媒体50を読取ることができる。従っ
て、実装機の大型化を回避することができる。
【0040】また、テープフィーダー4に通常設けられ
る取手45を利用して記録媒体50を添付しているの
で、記録媒体50を合理的に配設することができる。し
かも取手45は、上述のようにフィーダー先端に突出し
ており、また作業者がテープフィーダー4を支えるこさ
えできれば形状や大きさについての制約が少ないため、
例えば取手45をある程度大きく形成することもでき
る。そのため、取手45を添付する記録媒体50の形状
等に応じて形成しておけば、記録媒体50の形状や大き
さについて制約を受けにくく、多少大きいものや形状的
に複雑な記録媒体50であってもテープフィーダー4に
適切に貼付けることができるという効果がある。
【0041】また、上記実施の形態では、記録媒体50
の表面と作業用位置に保持されるプリント基板Pの表面
とが面一となるように記録媒体50を取手45に貼付け
ているため、カメラ15による撮像対象が変わっても、
つまりプリント基板Pに記されるフィデューシャルマー
クと記録媒体50との間で撮像対象が切換えられても、
焦点調整(ピント修正)を行うことなくフィデューシャ
ルマーク及び記録媒体50のいずれをも鮮明に撮像する
ことができる。そのため、撮像対象の切替えを速やかに
行うことができるという効果もある。
【0042】さらに、記録媒体50は、上述のように取
手45に設けた凹部46内に貼付けているので記録媒体
50(特に記録媒体50のコーナー部分)に作業者の指
が触れにくく、例えばテープフィーダー4の脱着作業中
に記録媒体50が剥がれるといった事態の発生を未然に
防止することができるという効果もある。
【0043】なお、以上説明した例では、記録媒体50
として、識別情報をカルラコードやQRコードなどの二
次元コードを用いて記録したものを用い、これをヘッド
ユニット5に搭載された基板認識用のカメラ15により
撮像して読み取るようにしているが、例えばバーコード
(一次元コード)により識別情報を記録した記録媒体5
0をテープフィーダー4に添付し、ヘッドユニット5に
バーコードリーダーを搭載して上記バーコードを読取る
ように構成してもよい。
【0044】また、記録媒体50に記録される情報は、
必ずしもテープフィーダー4の識別情報に限られるもの
ではなく、例えばテープフィーダー4により供給する部
品の種類や数、あるいは履歴情報等を記録するものであ
ってもよい。
【0045】なお、以上の説明では、フィーダーとして
テープフィーダーを実装機に搭載する場合を例に説明し
ているが、本発明は、例えば、筒状の供給通路を通じて
部品単体を連続的に供給するようにしたいわゆるスティ
ックフィーダーやバルクフィーダーを搭載する構成につ
いても同様に適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明には、識別
情報等を記録した記録媒体を有し、この記録媒体を表面
実装機のヘッドユニットに搭載された読取り手段により
読み取らせるようにしたフィーダーにおいて、フィーダ
ーの取手部をフィーダー先端部に突出形成し、この取手
部の上面に上記記録媒体を配設するようにしているの
で、記録媒体を合理的に、かつ記録媒体が必ずヘッドユ
ニットの可動領域内に位置するように配設することがで
きる。そのため、記録媒体読取りのためにヘッドユニッ
トの可動領域を拡大する必要が一切なく、これにより実
装機の大型化を回避することができる。
【0047】しかも、取手部は形状や大きさについての
制約が少ないため、例えば取手部をある程度大きく形成
することも可能であり、これにより添付する記録媒体に
ついて形状や大きさの制約を受けにくくなるという効果
がある。
【0048】また、本発明に係る表面実装機は、部品供
給部に上記のようなフィーダーを配設しているので、フ
ィーダーに添付された記録媒体をヘッドユニットに搭載
された読取り手段により読取るようにしながらも、表面
実装機の大型化を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装機の一例を示す平面図で
ある。
【図2】表面実装機のヘッドユニットが支持されている
部分の正面図である。
【図3】部品供給部を示す正面図である。
【図4】本発明に係るテープフィーダーを示す側面図で
ある。
【図5】テープフィーダーの部品取出部近傍を示す図4
のA矢視図である。
【図6】取手およびこれに貼付けられた記録媒体を示す
断面図である。
【符号の説明】
4 テープフィーダー 5 ヘッドユニット 15 CCDカメラ 40 部品取出部 45 取手 46 凹部 46a 底面 50 記録媒体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面実装機本体の部品供給部に設けられ
    たフィーダー取付位置に脱着可能に取付けられて実装用
    の部品を供給するとともに、フィーダーの識別情報等を
    記録した記録媒体を具備し、上記表面実装機本体に搭載
    された移動可能なヘッドユニットに具備された読取り手
    段により上記記録媒体の情報を読取らせるように構成さ
    れたフィーダーにおいて、フィーダーを上記フィーダー
    取付位置に対して脱着する際に該フィーダーを支持する
    取手部を、該フィーダーの先端から表面実装機本体側に
    突出形成し、この取手部の上面に上記記録媒体を配設し
    たことを特徴とするフィーダー。
  2. 【請求項2】 上記記録媒体は、その表面が実装機本体
    の所定の作業位置に位置決めされる被実装基板の表面と
    面一になるように設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のフィーダー。
  3. 【請求項3】 上記取手部の表面に凹部が形成され、こ
    の凹部の底面に上記記録媒体が配設されていることを特
    徴とする請求項1または2記載のフィーダー。
  4. 【請求項4】 移動可能なヘッドユニットにより部品供
    給部から部品を吸着して、所定の作業位置に位置決めさ
    れている基板上に装着するように構成された表面実装機
    において、上記部品供給部に上記請求項1乃至3のいず
    れかに記載のフィーダーが配設されているとともにフィ
    ーダーに配設された記録媒体の情報を読取る読取り手段
    が上記ヘッドユニットに設けられていることを特徴とす
    る表面実装機。
JP34817799A 1999-12-07 1999-12-07 フィーダーおよび表面実装機 Pending JP2001168584A (ja)

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