JP2001168446A - 半導体レーザの自動温度制御回路 - Google Patents

半導体レーザの自動温度制御回路

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JP2001168446A
JP2001168446A JP35417899A JP35417899A JP2001168446A JP 2001168446 A JP2001168446 A JP 2001168446A JP 35417899 A JP35417899 A JP 35417899A JP 35417899 A JP35417899 A JP 35417899A JP 2001168446 A JP2001168446 A JP 2001168446A
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temperature
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control
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JP35417899A
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Toshiyuki Kato
利之 加藤
Akira Sasaki
亮 佐々木
Toshio Nakamura
利男 中村
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NES KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動温度制御回路の動作開始温度を高くした
場合に発生する経年劣化による動作寿命の短縮という問
題と、動作開始温度を低く設定した場合に発生する消費
電力の増大という問題のバランスを取った半導体レーザ
の自動温度制御回路を実現することを目的とする。 【解決手段】 この発明の半導体レーザの自動温度制御
回路では、制御部40は温度検出部20によって測定さ
れた温度が、第1の温度の時は第1の制御電流値をペル
チェ素子31に供給し、第2の温度の時は第1の制御電
流値よりも大きな第2の制御電流値をペルチェ素子31
に供給し、第1の温度と第2の温度の中間の第3の温度
の時は第1の制御電流値と第2の制御電流値の中間の第
3の制御電流値をペルチェ素子31に供給する構成とな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光増幅器の励起
光源等に用いられる、半導体レーザの自動温度制御回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、半導体レーザモジュールは、
内蔵されているサーミスタ(温度センサ)及びペルチェ
素子(冷却/加熱素子)を用いた自動温度制御(Automa
tic Temperature Control: ATC)回路によって、半導体
レーザの温度負荷による経年劣化を抑制している。
【0003】図2に従来の半導体レーザのATC回路のブ
ロック構成図を示し、図3に低消費電力を考慮した冷却
動作を行う場合の、このATC回路の特性の一例を示す。
【0004】図2のATC回路は、大きく別けて駆動対象
部10,温度検出部20,駆動部30及び制御部40の
四つのブロックから構成されている。駆動対象部10は
このATC回路による温度制御の対象となる回路であり、
半導体レーザ11を有している。温度検出部20はこの
駆動対象部10の環境温度を検出する為の構成であり、
サーミスタ21を用いて環境温度の変化が電流値の変化
として検出される。そしてこの電流値が、制御部40の
比較部41で設定値と比較され、設定温度との差が判別
される。この判別結果は発振防止の為の構成である帯域
制限部42を経由して制御電流として駆動部30に供給
される。この駆動部30が、駆動対象部10の温度制御
を実際に行うための構成であり、供給される制御電流に
よってペルチェ素子31が駆動される。
【0005】そしてこのATC回路は設定温度35℃以下
で安定化させる構成となっており、サーミスタ21によ
る監視の結果、環境温度が35℃以上の場合は、半導体
レーザ11の好適な動作温度から逸脱し温度負荷による
経年劣化が生じるので、ペルチェ素子31に0〜無限大
までの間で電流を流して半導体レーザ11を冷却する。
それにより、半導体レーザ11の温度は35℃以下に保
たれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような温度制御を
行うATC回路の場合、例えば外気温による環境温度が3
2℃である場合、ATC回路の動作温度ではないため、冷
却動作は行なわれない。
【0007】しかしながら、半導体レーザを駆動するこ
とにより自己発熱が生じ、環境温度は上昇する傾向にあ
る。この結果、半導体レーザは概ね35℃近傍で動作す
ることになり、半導体レーザの好適な動作温度の範囲内
に納まっているとはいえ、その上限付近での長時間の動
作は、温度負荷による経年劣化の点で好ましいものでは
ない。
【0008】このような問題点を解決するためには、AT
C回路の動作開始温度をより低温、例えば25℃に設定
することも考えられるが、このような構成の場合、冷却
動作を終始行う必要が生じ、消費電力が増大してしまう
という問題がある。
【0009】このように、従来のATC回路を用いた温度
制御の場合、ATC回路の動作開始温度を高くすると経年
劣化による動作寿命の短縮という問題が生じ、逆に動作
開始温度を低く設定すると消費電力の増大という問題が
生じていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上説明した課題を解決
するために、この発明に係る半導体レーザの自動温度制
御回路は、半導体レーザと、この半導体レーザの温度を
測定しする温度検出部と、この半導体レーザを冷却する
ためのペルチェ素子と、この温度検出部の測定結果に基
づいてペルチェ素子に制御電流を供給する制御部とを有
し、この制御部は温度検出部によって測定された温度
が、第1の温度の時は第1の制御電流値を前記ペルチェ
素子に供給し、第2の温度の時は第1の制御電流値より
も大きな第2の制御電流値をペルチェ素子に供給し、第
1の温度と第2の温度の中間の第3の温度の時は第1の
制御電流値と第2の制御電流値の中間の第3の制御電流
値をペルチェ素子に供給する構成となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の実施例のATC
回路の構成を示す。このATC回路は、大きく別けて駆動
対象部10,温度検出部20,駆動部30及び制御部4
0の四つのブロックから構成されており、光増幅器等の
励起光源用として用いられる。
【0012】駆動対象部10はこのATC回路による温度
制御の対象となる回路であり、半導体レーザ11を有し
ている。温度検出部20はこの駆動対象部10の環境温
度を検出する為の構成であり、サーミスタ21を用いて
環境温度の変化が検出される。そしてこの検出された環
境温度に基づいて、制御部40の温度対ペルチェ電流関
数指示部43が最適な制御電流値を決定し、電圧の大き
さとして電圧-電流変換部44に供給する。電圧-電流変
換部44は供給された電圧値を制御電流値に変換して、
駆動部30に供給する。そして、この制御電流によって
駆動部30のペルチェ素子31が駆動され冷却動作を行
う。
【0013】次に、この実施例の構成の動作を、特に温
度対ペルチェ電流関数指示部43に注目して説明する。
温度対ペルチェ電流関数指示部43は、検出された環境
温度が第1の温度の時は、電圧-電流変換部44を介し
て、第1の制御電流値をペルチェ素子31に供給する。
また、環境温度が第2の温度の時は、第1の制御電流値
よりも大きな第2の制御電流値をペルチェ素子31に供
給する。そして、第1の温度と第2の温度の中間の第3
の温度の時は第1の制御電流値と第2の制御電流値の中
間の第3の制御電流値をペルチェ素子に供給する構成と
なっている。
【0014】なお、第1の温度と第2の温度の中間の温
度領域及び第2の温度よりも高温の温度領域は半導体レ
ーザ11の寿命に対して問題のある領域であり、また、
第1の温度よりも低温の温度領域は半導体レーザの寿命
に対して全く問題のない領域である。
【0015】この実施例では、温度対ペルチェ電流関数
指示部43はオペアンプによって構成されており、第3
の制御電流値は第1の温度,第1の制御電流値,第2の
温度及び第2の制御電流値によって定められた1次関数
に従って決定される。
【0016】図4はこの実施例のATC回路の特性を示し
たものであり、環境温度(レーザ温度)と、冷却のため
のペルチェ素子31に供給される制御電流の大きさが示
されている。
【0017】この図4に示されている通り、このペルチ
ェ素子31には第1の温度である24℃では制御電流は
ゼロ、即ち供給されず、第2の温度である35℃では回
路限界電流が制御電流として供給される。そして24℃
と35℃の中間の第3の温度では、制御電流はゼロから
回路限界電流の間で1次関数に従って連続的に変化して
いることが判る。
【0018】この実施例は、このようなATC回路の特性
を有しているので、例えば環境温度が32℃と検出され
た場合、図4に示された特性に従ったゼロと回路限界電
流の中間の制御電流がペルチェ素子31に供給され、半
導体レーザ11の冷却が行なわれる。結果的に、半導体
レーザ11の動作温度は、半導体レーザ11自身の発熱
とペルチェ素子31による冷却効果が相殺される32℃
よりも低い温度で安定することになる。
【0019】このように、第1と第2の温度の中間の温
度領域では、半導体レーザ11はペルチェ素子31によ
って冷却されるため、半導体レーザ31は環境温度より
少しだけ低い温度で作動することになる。このため、従
来のATC回路とは異なり、ATC回路によって温度制御され
ている状態の半導体レーザ11の動作温度は、環境温度
に依存して複数存在することになる。
【0020】図5は、この実施例のATC回路を用いた半
導体レーザの電流対光出力特性を示したものであるり、
従来のATC回路に比べて電流対光出力特性が向上する。
【0021】以上のように、この実施例によれば、半導
体レーザのペルチェ素子を温度対ペルチェ電流関数指示
部43により、検出された環境温度に対応させて駆動さ
せることにより、以下のような効果を得ることができ
る。 1.半導体レーザの動作温度が環境温度より低い温度で
動作するため半導体レーザの寿命に対して影響を与えな
い。 2.半導体レーザを環境温度より低い温度で動作させる
ため、光出力効率があがり、従来よりも少ない駆動電流
で同等の光出力パワーが得られる。 3.回路利得(ペルチェ素子を全く駆動しない領域と回
路限界電流まで駆動する間の傾き)が一般的なATC回路
よりも小さいので、回路に発信防止のための帯域制限部
が不用になり、回路規模が約25%削減できる。
【0022】この実施例では、半導体レーザが第1の温
度と第2の温度の中間の第3の温度の時に、ペルチェ素
子に供給される制御電流値は、1次関数に従って連続的
に決定されているが、本願発明はこのような構成に限定
されず、例えば2次関数に従って連続的に制御電流値が
決定される構成や、階段状に段階的に変化していく構成
とすることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、自動温度制御回路の動作開始温度を高くした場合に
発生する経年劣化による動作寿命の短縮という問題と、
動作開始温度を低く設定した場合に発生する消費電力の
増大という問題のバランスを取った、効率的な半導体レ
ーザの自動温度制御回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の半導体レーザのATC回路のブロック構
成図である。
【図2】従来の半導体レーザのATC回路のブロック構成
図である。
【図3】図2に示したATC回路の特性を示した図であ
る。
【図4】実施例のATC回路の特性を示した図である。
【図5】実施例のATC回路を用いた半導体レーザの電流
対光出力特性を示した図である。
【符号の説明】 10 駆動対象部 11 半導体レーザ 20 温度検出部 21 サーミスタ 30 駆動部 31 ペルチェ素子 40 制御部 43 温度対ペルチェ電流関数指示部 44 電圧-電流変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 亮 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 中村 利男 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5F073 BA09 EA28 FA25 GA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと、 前記半導体レーザの温度を測定しする温度検出部と、 前記半導体レーザを冷却するためのペルチェ素子と、 前記温度検出部の測定結果に基づいて前記ペルチェ素子
    に制御電流を供給する制御部とを有し、 前記制御部は、前記温度検出部によって測定された温度
    が、前記第1の温度の時は第1の制御電流値を前記ペル
    チェ素子に供給し、前記第2の温度の時は前記第1の制
    御電流値よりも大きな第2の制御電流値を前記ペルチェ
    素子に供給し、前記第1の温度と前記第2の温度の中間
    の第3の温度の時は前記第1の制御電流値と前記第2の
    制御電流値の中間の第3の制御電流値を前記ペルチェ素
    子に供給することを特徴とする半導体レーザの自動温度
    制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体レーザの自動温度
    制御回路において、前記第3の制御電流値は、前記第3
    の温度の変化に従って前記第1の制御電流値と第2の制
    御電流値の間で連続的に変化する事を特徴とする半導体
    レーザの自動温度制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体レーザの自動温度
    制御回路において、前記第3の制御電流値は、前記第1
    の温度,第1の制御電流値,第2の温度及び第2の制御
    電流値によって定められた1次関数に従って決定される
    事を特徴とする半導体レーザの自動温度制御回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体レーザの自動温度
    制御回路において、前記半導体レーザは光増幅器の励起
    光源として用いられることを特徴とする半導体レーザの
    自動温度制御回路。
JP35417899A 1999-12-14 1999-12-14 半導体レーザの自動温度制御回路 Withdrawn JP2001168446A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006202992A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 光送信モジュール
JP2008065105A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 光モジュール
JP2011108930A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Shimadzu Corp 半導体レーザ素子を用いたレーザ式ガス分析装置
US10148062B2 (en) 2015-10-07 2018-12-04 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Laser light source device

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306