JP2001167153A - カードシステムおよびその処理方法 - Google Patents

カードシステムおよびその処理方法

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JP2001167153A
JP2001167153A JP34948199A JP34948199A JP2001167153A JP 2001167153 A JP2001167153 A JP 2001167153A JP 34948199 A JP34948199 A JP 34948199A JP 34948199 A JP34948199 A JP 34948199A JP 2001167153 A JP2001167153 A JP 2001167153A
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JP34948199A
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Tomoyasu Kobayashi
小林智康
Kazuhisa Shimanuki
島貫和久
Katsuhiko Fuchigami
渕上克彦
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Nippon Shinpan Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shinpan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、顧客が所有するクレジットカードや
キャッシュカードなどのカードを主カードとして、有料
道路のノンストップ方式の通行料金の支払のための車載
器や、BS放送・CS放送・CATVなどの放送システ
ムを利用した通信販売システムにおける受信機などに主
カードであるクレジットカードやキャッシュカードを直
接使用せず、これらの料金を支払うことのできるカード
システムを提供することである。 【手段】顧客の所有するクレジットカードやキャッシュ
カードを主カードとして、車載器や受信機などの特殊な
装置に限定して使用することができ、かつ主カードとし
て機能しない番号体系のカード番号を付与した副カード
を発行し、それぞれの副カードによる取引について副カ
ードのカード番号から主カードのカード番号を導く手段
を有し、それぞれの副カードによる取引が、主カードに
よる取引として処理することができるカードシステムに
よって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客が所有するカ
ードを主カードとして、主カードとして機能しない番号
体系のカード番号を付与した特定の取引専用の副カード
を用途毎に主カードのカード番号と関係づけて発行し、
これらの副カードによる利用が主カードの利用と同一の
ものとして処理することができる、カードシステムの技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術で特定の取引専用の決済をク
レジットカードで行うためには、たとえば顧客の所有す
るクレジットカード「4135−6840−6892−
1673」とは別に、クレジットカード番号の異なる新
たなクレジットカード「4135−8843−6775
−0912」を発行し、その新たなクレジットカードを
用いることにより特定の取引専用の決済ができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、クレジットカー
ド、キャッシュカード、電子マネーカードなどのカード
を用いて、インターネットを利用したオンラインショッ
ピングの代金の決済や、ケーブルテレビや衛星放送・デ
ィジタル放送等のテレビ放送を利用したテレビショッピ
ングなどの代金の決済、または有料道路の通行料金を料
金所で車両を停車させることなく支払うことの出来るノ
ンストップ方式による通行料金決済など、さまざまな取
引や決済ができるシステムサービスが考えられている。
【0004】このようにカードの新しい利用形態は、カ
ード処理を行うための様々な装置と組み合わせて使用さ
れることが多く、装置の機能との関係や装置の設置場所
などによって、カードの素材や形状または記憶手段の記
憶方式などが異なることがあり、顧客の所持するカード
でそれらの全てを処理することは困難である。
【0005】たとえば、有料道路のノンストップ方式に
よる通行料金の決済にクレジットカードを使用する場合
では、利用者の自動車個々に料金所の通行ゲートと通信
可能な車載機を搭載しておき、有料道路の料金所で通行
料金の計算と決済のためにクレジットカード番号を含む
クレジットカードの情報を車載機から料金所の通行ゲー
トに送信しなければならない。
【0006】しかし、この手続を従来のプラスチック素
材に磁気ストライプが貼付されたクレジットカードで行
う場合、通行料金決済に必要なクレジットカードの情報
は、クレジットカードの磁気ストライプに記録されてい
るため、この磁気ストライプの記録情報を読取るには、
クレジットカードを車載機の磁気ストライプリーダーの
磁気ヘッドに沿ってカードの磁気ストライプを移動させ
て記録情報を読取らせなければならない。これは、プラ
スチック素材のカードに磁気ストライプが貼付された形
式のキャッシュカードの場合も同様の操作を行なって、
カードの記録情報を読取らせる必要がある。
【0007】このような従来型のクレジットカードやキ
ャッシュカードを用いて、自動車の走行中にドライバー
が前記の方法でカードの磁気ストライプ情報を車載機に
読取らせる操作を行うことは相当に困難であると同時
に、運転操作を誤るなど非常に危険な行為になりかねな
い。
【0008】また、有料道路のノンストップ方式の通行
料金決済の場合では、車載機と料金所の通行ゲートとの
間で決済処理のために必要な、通行区間の情報やクレジ
ットカードまたはキャッシュカードの情報などを無線に
より通信しなければならないため、クレジットカードの
場合はクレジットカード番号、キャッシュカードの場合
は口座番号などをそのまま送信することは、これらの重
要な情報を不正に傍受され悪用される危険がある。
【0009】さらに、有料道路のノンストップ方式の通
行料金決済の場合では、通常車載機には通行料金決済の
ためのクレジットカードを常に入れた状態で走行するた
め、特に夏の日にパーキングエリア等である程度の時間
停車させておくと、車内温度は60℃前後にもなるな
ど、従来のクレジットカードで使用されているプラスチ
ック素材では、変形によるクレジットカードの破損の心
配もある。
【0010】このようなことから、本発明は、顧客が現
在所有するカードを主カードとして、そのままでは主カ
ードとして機能しない番号体系のカード番号を付与して
特定の利用目的に合った素材や形状の専用の副カードを
別途顧客に追加発行し、これらの副カードによる利用を
主カードの利用として処理することが出来るカードシス
テムを実現し、安全で利便性の高いカードシステムを提
供することを課題とするものである。
【0011】一方、従来技術に従って、たとえば顧客の
所有するクレジットカード「4135−6840−68
92−1673」とは別に、有料道路のノンストップ方
式の通行決済専用に新たなクレジットカード「4135
−8843−6775−0912」を発行した場合、通
常、クレジットカードの利用代金の請求は、クレジット
カード毎に行われるようになっているため、もともと顧
客が所有していたクレジットカード「4135−684
0−6892−1673」の請求と、新たに発行された
有料道路のノンストップ方式の通行料金決済用のクレジ
ットカード「4135−8843−6775−091
2」の請求とは、それぞれが独立したクレジットカード
として処理されるため、顧客にとって利用管理のしにく
いシステムであるという欠点がある。
【0012】また、このように特定の利用目的毎に顧客
の所有するクレジットカードとは別のクレジットカード
を新たに発行することは、クレジットカード会社にとっ
て、クレジットカード発行コストや、新たに発行したク
レジットカードのマスター管理コストおよび、一人の顧
客が同じ機能であるにもかかわらず、複数のクレジット
カード番号を使ってしまうため、番号管理に無駄が発生
するなど、非常にコストパフォーマンスの低いシステム
となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、特許請
求の範囲の請求項1に記載した顧客の所有するカードを
主カードとして主カードとして機能しない番号体系のカ
ード番号が付与され該カード番号が主カードのカード番
号と関係づけられて発行される副カードと、主カードの
管理情報を記憶したカード管理ファイルと、副カードに
よる利用かどうかを判断する利用判断手段と、前記利用
判断手段が副カードによる利用と判断した場合に副カー
ドのカード番号から主カードのカード番号を導く手段
と、前記導かれた主カードのカード番号に対応するカー
ド管理ファイルにもとづき副カードの利用を含めてカー
ドの利用の管理を行うことを特徴とするカードシステム
および、請求項2に記載した顧客の所有するカードを主
カードとして主カードとして機能しない番号体系のカー
ド番号が付与され主カードのカード番号と関係づけられ
て発行される副カードと、主カードの管理情報を記憶し
たカード管理ファイルと、主カードのカード番号と副カ
ードのカード番号を対応させて記憶したカード番号対応
ファイルと、副カードによる利用かどうかを判断する利
用判断手段と、前記利用判断手段が副カードによる利用
と判断した場合にカード番号対応ファイルに基づき副カ
ードのカード番号から主カードのカード番号を導く手段
と、前記導かれた主カードのカード番号に対応するカー
ド管理ファイルにもとづき副カードの利用を含めてカー
ドの利用の管理を行うことを特徴とするカードシステム
および、請求項3の顧客の所有するカードを主カードと
して主カードとして機能しない番号体系のカード番号が
付与され主カードのカード番号と所定の論理によって関
係づけられて発行される副カードと、主カードの管理情
報を記憶したカード管理ファイルと、副カードによる利
用かどうかを判断する利用判断手段と、前記利用判断手
段が副カードによる利用と判断した場合に副カードのカ
ード番号から所定の論理により主カードのカード番号を
導く手段と、前記導かれた主カードのカード番号に対応
するカード管理ファイルにもとづき副カードの利用を含
めてカードの利用の管理を行うことを特徴とするカード
システムおよび、請求項4の主カードと、主カードとし
て機能しない番号体系のカード番号が付与され主カード
のカード番号と関係づけられて発行される副カードと、
主カードを管理するための情報が記憶されたカード管理
ファイルと、副カードに付与されたカード番号から主カ
ードのカード番号を導く手段によって構成されるカード
システムの処理方法であって、副カードによる利用情報
を受け取ったとき当該利用が副カードによる利用かどう
かを判断し、副カードによる利用と判断した場合は前記
副カード番号から主カードのカード番号を導く手段によ
り主カード番号を導き、副カードの利用を前記該導かれ
た主カードの利用として主カードを管理するためのカー
ド管理ファイルの管理情報に基づきカードの利用の管理
を行うことを特徴とするカードシステムの処理方法およ
び、請求項5の主カードと、主カードとして機能しない
番号体系のカード番号が付与され主カードのカード番号
と関係づけられて発行される副カードと、主カードを管
理するための情報が記憶されたカード管理ファイルと、
主カードのカード番号と副カードのカード番号とを対応
して記憶したカード番号対応ファイルと、前記カード番
号対応ファイルに基づき副カードのカード番号から主カ
ードのカード番号を導く手段によって構成されるカード
システムの処理方法であって、副カードによる利用情報
を受け取ったとき当該利用が副カードによる利用かどう
かを判断し、副カードによる利用と判断した場合は副カ
ードのカード番号をもとにカード番号対応ファイルを検
索して主カードのカード番号を導き、副カードの取引を
前記該導かれた主カードの利用として主カードを管理す
るためのカード管理ファイルの管理情報に基づきカード
の利用の管理を行うことを特徴とするカードシステムの
処理方法および、請求項6主カードと、主カードとして
機能しない番号体系のカード番号が付与され主カードと
所定の論理によって関係づけられて発行される副カード
と、主カードを管理するための情報が記憶されたカード
管理ファイルと、副カードのカード番号から主カードの
カード番号を所定の論理に従って導く手段によって構成
されるカードシステムの処理方法であって、副カードに
よる利用情報を受け取ったとき当該利用が副カードによ
る利用かどうかを判断し、副カードによる利用と判断し
た場合は副カードのカード番号をもとに所定の論理に従
って主カードのカード番号を導き、副カードの利用を前
記該導かれた主カードの利用として主カードを管理する
ためのカード管理ファイルの管理情報に基づきカードの
利用の管理を行うことを特徴とするカードシステムの処
理方法および、請求項7の主カードがクレジットカード
である場合の請求項1より請求項6のいずれか1項に記
載のカードシステムまたはカードシステムの処理方法お
よび、請求項8の主カードが金融機関の発行するキャッ
シュカードである請求項1項より請求項6項のいずれか
1項に記載のカードシステムまたはカードシステムの処
理方法および、請求項9の主カードが電子マネーカード
である請求項1項より請求項6項のいずれか1項に記載
のカードシステムまたはカードシステムの処理方法およ
び、請求項10の副カードが主カードの素材および/ま
たは形状と異なる請求項1項より請求項9項のいずれか
1項に記載のカードシステムまたはカードシステムの処
理方法および、請求項11の主カードに対して複数の副
カードを有する請求項1項より請求項10項のいずれか
1項に記載のカードシステムまたはカードシステムの処
理方法および、請求項12の主カードとして機能しない
番号体系のカード番号が付与された上記副カードにおけ
るカード番号は、主カードのカード番号と同数の桁数を
有すると共に、同一の桁位置には、主カードと同一種類
の文字、数字又は記号を有する請求項1項より請求項3
項のいずれか1項に記載のカードシステム、の手段によ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明によるカードシステムは適
用分野に応じて多様な構成要素から構築でき、また、様
々な使用形態を採ることができるが、以下、有料道路の
ノンストップ方式の通行料金の支払いにクレジットカー
ドを用いる場合におけるカードシステムの一例と、銀行
口座の預金によって決済するデビットカードとしてキャ
ッシュカードを用いる場合におけるカードシステムの一
例とを、それぞれ構築できることについて説明する。
【0015】図1は有料道路のノンストップ方式の通行
料金システム全体を示す図で、10は自動車に搭載する
車載器で、11は料金所に設置される通行ゲートで、1
2は車載器10と無線通信により料金精算を行うゲート
システムで、12aは記憶装置で、13はクレジットカ
ード会社のシステムで、14が副カード番号と主カード
番号の対応ファイルで、15は主カードを管理するカー
ド管理ファイルで、16は主カードが利用できる加盟店
で、17は主カードであるクレジットカードで、18は
クレジットカード17を主カードとして発行された副カ
ードで、19はキャッシュカード23を主カードとして
発行された副カードで、20は金融機関のシステムで、
21は副カード番号と主カード番号の対応ファイルで、
22は口座管理ファイルで、23は主カードであるキャ
ッシュカードで、24はデビットカード取扱加盟店であ
る。
【0016】図2は主カードであるクレジットカードと
副カードの形状および記録情報を説明する図で、17は
主カードであるクレジットカードで、17aは磁気スト
ライプで、17bはクレジットカードのカード番号記載
欄で、18が副カードで、18aは副カードに埋め込ま
れたICカードで、18bはカード固定用の切り込み部
で、18cはICのリーダー/ライターのヘッドのずれ
防止用切り込み部である。
【0017】図3は主カードであるクレジットカードや
キャッシュカードの磁気ストライプカードの処理用の一
つの装置の形態を示す図で、30が磁気ストライプを読
取るためにカードを通す溝で、31は表示部で、32が
入力部である。図4は副カードを処理するための車載器
10の外観図で、40は表示部、41が副カード挿入部
である。
【0018】図5は車載器10の内部を上方向から見た
図で、42はICのリーダーライターで、43は副カー
ド18のカード固定用の切り込み部18aに定着するカ
ード固定金具で、44は副カード18のICのリーダー
/ライターのヘッドずれ防止用切り込み部と符号するよ
うになっていて、挿入された副カード18が前後・左右
にずれないようにしたカード止め用突起部で、45は通
行ゲートとの通信部で、46は記憶部で、47は車載器
番号記憶部である。
【0019】図6はクレジットカード会社のシステムが
保有するカード番号対応ファイルの図で、14aが副カ
ード番号記載欄で、14bが主カード番号記載欄で、図
7はクレジットカード会社のシステムが保有するクレジ
ットカードのカード管理ファイルの図で、15aが主カ
ード番号記載欄、15bはカード有効期限記載欄、15
cは利用限度額記載欄、15dは利用残高記載欄、15
eは会員氏名記載欄、15fは住所記載欄である。
【0020】図8は、キャッシュカード23およびキャ
ッシュカードを主カードとする副カード19について説
明した図で、23が金融機関が発行し主カードとなるキ
ャッシュカードで、23aが磁気ストライプで、23b
がカード番号記載欄で、19がICを内蔵する副カード
で、19aがIC、19bがカード固定用切り込みで、
19cはICリーダー/ライターヘッドずれ防止用切り
込みである。
【0021】図9は、金融機関のシステム20が保有す
るカード番号対応ファイル21の図で、21aが副カー
ド番号記載欄で、21bが主カード番号記載欄で、図1
0は金融機関のシステムが保有する口座管理ファイル2
2の図で、22aが主カード番号記載欄で、22bが口
座名義人記載欄で、22cが預金残高記載欄で、22d
が預金種別記載欄で、22eが住所記載欄である。
【0022】図11は、実施例1のクレジットカードに
よる有料道路の通行料金の決済を行う場合の処理の流れ
図で、図12は実施例2のキャッシュカードによる有料
道路の通行料金の決済を行う場合の処理の流れ図であ
る。
【0023】
【実施例1】本実施例1は、有料道路のノンストップ方
式の通行料金をクレジットカードにより支払う場合にお
けるカードシステムの使用例で、あらかじめ利用者が所
有するクレジットカード「1234−5678−901
2−3456」を主カード17として、通行料金の支払
用に車載器10で使用するため、クレジットカードの番
号体系においてクレジットカードとして機能しないカー
ド番号「A001−5800−4110−0015」を
IC部18aに記憶した副カード18をクレジットカー
ド会社から発行してもらう。
【0024】こうしてクレジットカード会社から発行し
てもらった副カード18を図4の車載器10のICカー
ド挿入部31に挿入して通行ゲートとの通信が可能な状
態にして、たとえば東北自動車道の浦和インターチェン
ジから宇都宮インターチェンジまで通行する場合、まず
浦和インターチェンジの入口の通行ゲート11を通過す
ると、通行ゲート11は車載器10との無線通信によっ
て受信した副カード18のカード番号「A001−58
00−4110−0015」、車載器番号記載欄47に
記載された車載器番号「UNIT05843B」と、イ
ンターチェンジ情報と通過したゲート番号「浦和A0
5」などの入口ゲート情報をゲートシステム12に送信
しゲートシステム12の記憶装置12aに記録してお
く。このとき、通行ゲート11はゲート情報および通過
時刻「1999/11/01−10:32AM」を車載
器10に送信し、車載器10の記憶部46にゲート情報
および通過時刻を記憶しておくようになっていてもよ
い。
【0025】次に、当該自動車が宇都宮のインターチェ
ンジを出る時は、浦和インターチェンジのゲートを通行
したときと同様に、通行ゲート11と図4の車載器10
との間で無線通信を行い、車載器10の車載器番号記載
欄47の車載器番号「UNIT05843B」と、副カ
ード18のカード番号「A001−5800−4110
−0015」を無線通信により受信し、出口にあたる宇
都宮インタチェンジの情報と出口ゲート番号「宇都F0
2」などの出口ゲート情報とを合わせてゲートシステム
12に送信する。
【0026】ゲートシステム12では通行ゲート11か
ら受信した車載器番号「UNIT05843B」をもと
に入口ゲート通過時にゲートシステム12の記憶装置1
2aに記憶された入口ゲート情報を読み出し、通行ゲー
ト11から受信した出口ゲート情報とから算出した通行
料金「2、800円」と副カード18のカード番号「A
001−5800−4110−0015」とをクレジッ
トカード会社のシステム13に送信して副カード18に
よる支払が可能かどうかを問い合わせる。なお、入口ゲ
ート情報はゲートシステム12の記憶装置12aに記憶
されたものを用いるほかに、車載器10の記憶部46に
記憶されている入口ゲート情報を車載器10から受信す
る方法でもよい。
【0027】ゲートシステム12から副カード18の利
用の可否の問合せを受けたクレジットカード会社のシス
テム13では、当該副カード18のカード番号「A00
1−5800−4110−0015」をもとにカード番
号対応ファイル14を検索し、主カード17のカード番
号「1234−5678−9012−3456」を導き
だし、さらに導かれた主カード17のカード番号をもと
にしてカード管理ファイル15を照会して、今回の通行
料金と当該カード管理ファイルの利用残高記載欄15d
の利用残高の合計が利用限度額記載欄15cの利用限度
額を超えていないかどうか、またクレジットカード17
に未払い、紛失、盗難等の事故がないことを確認し、こ
れらの全てに問題がない場合に副カード18の利用を可
能とし、いずれかに問題があった場合は副カード18の
利用を不可とする回答をゲートシステム12に返信す
る。なお、副カード18の利用の可否の判定には、同一
のクレジットカード17をもとにして、その他の利用目
的で発行されている全ての副カード18の利用金額も合
計して判定する。
【0028】クレジットカード会社のシステム13から
副カード18の利用が不可との回答を受け取った場合
は、通行ゲート11は当該自動車の通行を拒否するた
め、通行ゲートを閉じ、現金精算用のゲートへ当該自動
車を誘導し現金もしくはプリペイドカードなど現金に類
する手段によって通行料金を支払ってもらうものとす
る。この場合は、当然当該自動車はノンストップで料金
所を通過することは出来ない。
【0029】クレジットカード会社のシステム13から
副カード18の利用が可能との回答を受け取った場合、
ゲートシステム12では前記算出された通行料金を、ゲ
ートシステム12の記憶手段に記憶するとともに当該自
動車の車載器に対して、利用年月日、入口ゲート情報、
出口ゲート情報、通行料金等の通行料金情報を送信し、
当該自動車を停車させずに通行ゲート11の通過を許可
する。
【0030】こうして有料道路を利用した利用者への通
行料金は、ゲートシステム12の記憶部の利用情報を所
定の期間毎にとりまとめて、該当するクレジットカード
会社に電送もしくは磁気記録媒体等によって送信・送付
するか、または利用者が出口ゲートを通過した時点でゲ
ートシステム12の記憶部に記憶すると同時にクレジッ
トカード会社のシステム13に送信するなど、の方法に
より利用情報をクレジットカード会社に送る。
【0031】一方、クレジットカード17は図1で示す
ように、クレジットカード17の取扱加盟店16で買い
物したり、サービスの提供を受けることができ、近年は
加盟店16に図3に示すようなクレジットカードオーソ
リゼーションターミナル(以下略して「CAT」とい
う)が設置され、加盟店16とクレジットカード会社の
システム13とオンラインによるクレジットカードの利
用の可否判断または、取引情報の送信などが合理的に行
うことができるようになっている。取引情報は、CAT
によりクレジットカード会社のシステム13に直接送信
する場合のほか、加盟店にて一定期間の取引情報を蓄積
し、磁気記録媒体に記録してクレジットカード会社に送
付するか、CATから印字出力される利用伝票をまとめ
てクレジットカード会社に送付する場合もある。CAT
が設置されていない加盟店では主に利用伝票を送付する
方法がとられている。
【0032】有料道路のノンストップ方式のゲートシス
テム12から副カード18の利用情報を受け取ったクレ
ジットカード会社のシステム13では、当該副カード1
8の利用情報のキー情報である副カード番号「A001
−5800−4110−0015」からカード番号対応
ファイル14により主カードのカード番号「1234−
5678−9012−3456」を導きだし、導かれた
クレジットカード17の利用と見なして前記クレジット
カード17で利用した加盟店からの利用情報と一緒にし
て利用者への代金請求を行う。
【0033】本実施例1では、副カード18の利用の可
否をクレジットカード会社のシステム13が判断すると
き、および副カード18の利用情報を受け取ったとき
に、クレジットカード会社のシステム13が保有するカ
ード番号対応ファイル14によって主カード番号を導く
場合を示した。その他、あらかじめカード番号対応ファ
イル14の情報をゲートシステム12側に登録してお
き、受信したカード番号がクレジットカードとして機能
しない番号体系のカード番号であった場合には、ゲート
システム12側において、カード番号対応ファイル14
によって主カードのクレジットカードのカード番号を導
き、クレジットカード番号をキー情報として副カード1
8の利用の可否を問い合わせ、または利用情報を送信す
るようなカードシステムの使用方法も、本発明の範囲に
含まれるものである。
【0034】また、副カード番号から主カード番号を導
く方法として、本実施例のようにカード番号対応ファイ
ル14を用いる場合のほか、たとえば副カード番号「A
015−9012−3456−5678」の1桁目から
の4桁「A015」を「1234」に置換え、次の4桁
「9012」を9桁目からの4桁にし、9桁目からの4
桁「3456」を13桁目からの4桁にし、13桁目か
らの4桁「5678」を5桁目からの4桁に入替えるこ
とにより、主カードであるクレジットカード番号「12
34−5678−9012−3456」を求めるなど、
副カード番号から所定の論理に従って計算、置換、入
替、によって求める方法であってもよく、この場合はカ
ード番号対応ファイル14をクレジットカード会社のシ
ステム13または、ゲートシステム12で保有する必要
がないので、システムの負荷を少なくすることができ
る。
【0035】
【実施例2】実施例2は、主カードが金融機関が口座所
有者に対して発行するキャッシュカード23であって、
主カードであるキャッシュカードに対応する副カード1
8を利用して、有料道路のノンストップ方式による通行
料金の支払を利用者の預金口座から直接支払う、いわゆ
るデビットカード方式で支払を行う場合のカードシステ
ムの使用例で、20が金融機関のシステムで、22は主
カードであるキャッシュカードの口座預金残高等を管理
する口座管理ファイルである。
【0036】実施例1と同様に利用者は、あらかじめ金
融機関より利用者の所有するキャッシュカードを主カー
ドとして、有料道路のノンストップ方式の通行料金決済
システムを利用するため、専用の副カード18を発行し
てもらい、その副カード18を利用する自動車の車載器
10にセットして有料道路を利用する。
【0037】有料道路の入口ゲートおよび出口ゲートと
車載器10との情報通信は、実施例1の場合と同じで、
入口ゲートでは、車載器番号、入口ゲート情報、入口ゲ
ート通過時刻、副カード番号を通行ゲート11との間で
情報通信しこれらを入口ゲート情報として、ゲートシス
テム12の記憶装置に記憶しておき、出口ゲートでは、
車載器番号、出口ゲート情報、出口ゲート通過時刻、副
カード番号等を通行ゲート11との間で通信し、ゲート
システム12の記憶装置に記憶されている入口ゲート情
報と出口ゲートで通信した情報をもとに通行料金を計算
し、金融機関のシステム20に副カード番号、通行料金
を合わせて送信し、副カード18による通行料金の決済
が可能かどうかを問い合わせる。
【0038】ゲートシステム12から副カード18によ
る通行料金の決済の可否の問合せを受けた金融機関のシ
ステム20では、副カード番号「B061−3819−
9990−6777」をキーとしてカード番号対応ファ
イル21を検索して主カードとなるキャッシュカードの
番号「0012−256−1−0000654」を導
き、当該主カードであるキャッシュカード番号をキーと
して、口座管理ファイル22にアクセスして預金残高記
載欄22cをチェックし、通行料金が前記預金残高以下
であれば決済可能と判断し、預金残高以上であった場合
は決済不可と判断して、その結果をゲートシステム12
へ通知する。
【0039】こうして金融機関のシステム20から副カ
ード18による通行料金の決済が可能かどうかの判断結
果を受信したゲートシステム12は、判断結果が決済可
能であった場合に、当該車両のゲート通行を許可し利用
情報を記憶装置に記憶し、判断結果が決済不可であった
場合は、通行ゲートを閉鎖して当該車両の通行を拒否
し、現金またはプリペイドカード等による通行料金の支
払を指示するため、他のゲートへ当該車両を誘導する。
【0040】通常デビットカード方式による決済は、オ
ンライン決済を基本とするが、利用者の口座残高の更新
は、預金額に十分な余裕のある場合は、一定時間後に更
新する方式のディレードオンライン更新であってもよ
く、たとえば一定時間内に複数の有料道路を利用してそ
の通行料金を決済する場合などでは、複数件をまとめて
口座残高の更新をすることができるので、通信にかかる
コストを軽減するためには、有効な方法と言える。
【0041】一方、デビットカードによるショッピング
の取扱加盟店では、主カードであるキャッシュカードに
よって購入した商品の代金決済を、加盟店に設置された
端末装置により処理するようになっていて、購入商品の
代金を入力したのち、端末装置の磁気ストライプリーダ
ーからキャッシュカードの記録情報を読取らせ、入力装
置から本人確認のための暗証番号を入力し、当該金融機
関のシステムにこれらの情報を送信して、預金口座の正
当性を照合したのち、該当預金口座の残高と商品代金と
の比較を行い、残高が少なかった場合はデビットカード
方式の決済を不能とし、商品代金より残高が多い場合は
デビットカード方式の決済を可能とし、預金残高から商
品代金を差し引いて預金残高を更新し、同時に加盟店の
指定口座へ商品代金を入金してデビットカードによる決
済処理を終了する。
【0042】こうして、利用者の所有するキャッシュカ
ードを主カードとして、そのままではキャッシュカード
として機能しない有料道路のノンストップ方式による通
行料金の決済システムの車載器に専用の副カードを別途
発行することにより、利用者の所有する一つの預金口座
を主カードおよび複数の副カードによって安全性が高
く、利便性の高い取引システムの提供を可能とし、たと
えば副カードを紛失した場合でも、拾得者が主カードで
あるキャッシュカードのように金融機関のATMで預金
の引き出しをしようとしても、副カードに記録されてい
るカード番号はキャッシュカードとして機能しないため
引き出すことは出来ないうえ、図2の副カード18のよ
うに主カードの形状と全く異なる形状にしたり、記憶手
段をICチップにしておくことにより、そもそも特定の
利用分野において主カードであるキャッシュカードと同
等の機能を有する副カードであることは想像することす
ら出来ないなど、非常に安全性の高いものにすることが
できる。
【0043】また、実施例1および実施例2では、いず
れも有料道路のノンストップ方式による通行料金の支払
いを行う場合の使用例としたが、この例の車載器と副カ
ードのような組み合わせのほかにも、BS放送やCS放
送やCATVを利用したテレビショッピングによる購入
商品代金の支払をクレジットカードまたはデビットカー
ドによって行う場合に使用される受信装置と副カードの
関係にも適用が可能で、主カードとなるクレジットカー
ドやキャッシュカードに対してこれらのサービス毎にそ
れぞれ専用の副カードを発行することができるので、ク
レジットカードやキャッシュカードを用途別に何枚も保
有することがないため、利用者にとって非常に管理しや
すいシステムであり、複数枚発行される副カードは特定
の装置でしか使用できないので紛失しても、不正に使用
され多額の損失を受ける可能性がほとんどないなど、安
全性の高いシステムが提供できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定の取引専用の副カードを用いたカードシステムを構
築することができるので、主カードを複数枚発行するこ
となく、取引種別に応じて副カードを適宜使い分けて使
用し、特定取引の決済を副カードにて行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】有料道路のノンストップ方式の通行料金システ
ム全体を示す図である。
【図2】主カードであるクレジットカードと副カードの
形状および記録情報を説明する図である。
【図3】磁気ストライプカードの処理用の一つの装置の
形態を示す図である。
【図4】副カードを処理するための車載器の外観図であ
る。
【図5】車載器の内部を上方向から見た図である。
【図6】クレジットカード会社のシステムが保有するカ
ード番号対応ファイルの図である。
【図7】クレジットカード会社のシステムが保有するク
レジットカードのカード管理ファイルの図である。
【図8】キャッシュカードと、キャッシュカードを主カ
ードとする副カードとについて説明した図である。
【図9】金融機関のシステムが保有するカード番号対応
ファイルの図である。
【図10】金融機関のシステムが保有する口座管理ファ
イルの図である。
【図11】クレジットカードによる有料道路の通行料金
の決済を行う場合の処理の流れ図である。
【図12】キャッシュカードによる有料道路の通行料金
の決済を行う場合の処理の流れ図である。
【符号の説明】
10 車載器 11 通行ゲート 12 ゲートシステム 12a 記憶装置 13 クレジットカード会社のシステム 14,21 副カード番号と主カード番号の対応ファイ
ル 14a 副カード番号記載欄 14b 主カード番号記載欄 15 主カードを管理するカード管理ファイル 15a 主カード番号記載欄 15b カード有効期限記載欄 15c 利用限度額記載欄 15d 利用残高記載欄 15e 会員氏名記載欄 15f 住所記載欄 16 主カードが利用できる加盟店 17 クレジットカード 17a 磁気ストライプ 17b カード番号記載欄 18 クレジットカードの副カード 18a ICカード 18b カード固定用の切り込み部 18c ずれ防止用切り込み部 19 キャッシュカードの副カード 19a IC 19b カード固定用切り込み 19c ずれ防止用切り込み 20 金融機関のシステム 21a 副カード番号記載欄 21b 主カード番号記載欄 22 口座管理ファイル 22a 主カード番号記載欄 22b 口座名義人記載欄 22c 預金残高記載欄 22d 預金種別記載欄 22e 住所記載欄 23 キャッシュカード 23a 磁気ストライプ 23b カード番号記載欄 24 デビットカード取扱加盟店 30 磁気ストライプを読取るためにカードを通す溝 31 表示部 32 入力部 40 表示部 41 副カード挿入部 42 ICのリーダーライター 43 カード固定金具 44 カード止め用突起部 45 通行ゲートとの通信部 46 記憶部 47 車載器番号記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕上克彦 東京都文京区本郷3丁目33番地5号日本信 販株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB11 BB31 BB46 CC39 DD04 EE05 EE23 EE25 EE28 FF02 FF04 GG03 GG04 GG05 GG07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客の所有するカードを主カードとして主
    カードとして機能しない番号体系のカード番号が付与さ
    れ該カード番号が主カードのカード番号と関係づけられ
    て発行される副カードと、主カードの管理情報を記憶し
    たカード管理ファイルと、副カードによる利用かどうか
    を判断する利用判断手段と、前記利用判断手段が副カー
    ドによる利用と判断した場合に副カードのカード番号か
    ら主カードのカード番号を導く手段と、前記導かれた主
    カードのカード番号に対応するカード管理ファイルにも
    とづき副カードの利用を含めてカードの利用の管理を行
    うことを特徴とするカードシステム。
  2. 【請求項2】顧客の所有するカードを主カードとして主
    カードとして機能しない番号体系のカード番号が付与さ
    れ主カードのカード番号と関係づけられて発行される副
    カードと、主カードの管理情報を記憶したカード管理フ
    ァイルと、主カードのカード番号と副カードのカード番
    号を対応させて記憶したカード番号対応ファイルと、副
    カードによる利用かどうかを判断する利用判断手段と、
    前記利用判断手段が副カードによる利用と判断した場合
    にカード番号対応ファイルに基づき副カードのカード番
    号から主カードのカード番号を導く手段と、前記導かれ
    た主カードのカード番号に対応するカード管理ファイル
    にもとづき副カードの利用を含めてカードの利用の管理
    を行うことを特徴とするカードシステム。
  3. 【請求項3】顧客の所有するカードを主カードとして主
    カードとして機能しない番号体系のカード番号が付与さ
    れ主カードのカード番号と所定の論理によって関係づけ
    られて発行される副カードと、主カードの管理情報を記
    憶したカード管理ファイルと、副カードによる利用かど
    うかを判断する利用判断手段と、前記利用判断手段が副
    カードによる利用と判断した場合に副カードのカード番
    号から所定の論理により主カードのカード番号を導く手
    段と、前記導かれた主カードのカード番号に対応するカ
    ード管理ファイルにもとづき副カードの利用を含めてカ
    ードの利用の管理を行うことを特徴とするカードシステ
    ム。
  4. 【請求項4】主カードと、主カードとして機能しない番
    号体系のカード番号が付与され主カードのカード番号と
    関係づけられて発行される副カードと、主カードを管理
    するための情報が記憶されたカード管理ファイルと、副
    カードに付与されたカード番号から主カードのカード番
    号を導く手段によって構成されるカードシステムの処理
    方法であって、副カードによる利用情報を受け取ったと
    き当該利用が副カードによる利用かどうかを判断し、副
    カードによる利用と判断した場合は前記副カード番号か
    ら主カードのカード番号を導く手段により主カード番号
    を導き、副カードの利用を前記該導かれた主カードの利
    用として主カードを管理するためのカード管理ファイル
    の管理情報に基づきカードの利用の管理を行うことを特
    徴とするカードシステムの処理方法。
  5. 【請求項5】主カードと、主カードとして機能しない番
    号体系のカード番号が付与され主カードのカード番号と
    関係づけられて発行される副カードと、主カードを管理
    するための情報が記憶されたカード管理ファイルと、主
    カードのカード番号と副カードのカード番号とを対応し
    て記憶したカード番号対応ファイルと、前記カード番号
    対応ファイルに基づき副カードのカード番号から主カー
    ドのカード番号を導く手段によって構成されるカードシ
    ステムの処理方法であって、副カードによる利用情報を
    受け取ったとき当該利用が副カードによる利用かどうか
    を判断し、副カードによる利用と判断した場合は副カー
    ドのカード番号をもとにカード番号対応ファイルを検索
    して主カードのカード番号を導き、副カードの取引を前
    記該導かれた主カードの利用として主カードを管理する
    ためのカード管理ファイルの管理情報に基づきカードの
    利用の管理を行うことを特徴とするカードシステムの処
    理方法。
  6. 【請求項6】主カードと、主カードとして機能しない番
    号体系のカード番号が付与され主カードと所定の論理に
    よって関係づけられて発行される副カードと、主カード
    を管理するための情報が記憶されたカード管理ファイル
    と、副カードのカード番号から主カードのカード番号を
    所定の論理に従って導く手段によって構成されるカード
    システムの処理方法であって、副カードによる利用情報
    を受け取ったとき当該利用が副カードによる利用かどう
    かを判断し、副カードによる利用と判断した場合は副カ
    ードのカード番号をもとに所定の論理に従って主カード
    のカード番号を導き、副カードの利用を前記該導かれた
    主カードの利用として主カードを管理するためのカード
    管理ファイルの管理情報に基づきカードの利用の管理を
    行うことを特徴とするカードシステムの処理方法。
  7. 【請求項7】主カードがクレジットカードである場合の
    請求項1より請求項6のいずれか1項に記載のカードシ
    ステムまたはカードシステムの処理方法。
  8. 【請求項8】主カードが金融機関の発行するキャッシュ
    カードである請求項1項より請求項6項のいずれか1項
    に記載のカードシステムまたはカードシステムの処理方
    法。
  9. 【請求項9】主カードが電子マネーカードである請求項
    1項より請求項6項のいずれか1項に記載のカードシス
    テムまたはカードシステムの処理方法。
  10. 【請求項10】副カードが主カードの素材および/また
    は形状と異なる請求項1項より請求項9項のいずれか1
    項に記載のカードシステムまたはカードシステムの処理
    方法。
  11. 【請求項11】主カードに対して複数の副カードを有す
    る請求項1項より請求項10項のいずれか1項に記載の
    カードシステムまたはカードシステムの処理方法。
  12. 【請求項12】主カードとして機能しない番号体系のカ
    ード番号が付与された上記副カードにおけるカード番号
    は、主カードのカード番号と同数の桁数を有すると共
    に、同一の桁位置には、主カードと同一種類の文字、数
    字又は記号を有する請求項1項より請求項3項のいずれ
    か1項に記載のカードシステム。
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