JP2001166794A - 音声認識装置及び車載ナビゲーションシステム - Google Patents

音声認識装置及び車載ナビゲーションシステム

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JP2001166794A
JP2001166794A JP34876499A JP34876499A JP2001166794A JP 2001166794 A JP2001166794 A JP 2001166794A JP 34876499 A JP34876499 A JP 34876499A JP 34876499 A JP34876499 A JP 34876499A JP 2001166794 A JP2001166794 A JP 2001166794A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非利用者の存在を加味した音声認識を行うこと
で、より適切且つ使い勝手の良い音声認識装置を提供す
る。 【解決手段】音声認識処理(S50)の実行に先立ち、
乗員数が1であるか否かを判断し(S30)、乗員数が
2以上である場合(S30:NO)は、注意喚起を行う
(S40)。音声認識における認識レベルの低下を招来
する周囲雑音の原因として同乗者の発声が挙げられるた
め、音声認識に先立ち、音声認識に適切な環境を形成す
るための協力要請をするために注意喚起を行うのであ
る。この注意喚起(協力要請)をすることで、音声認識
に適切な環境を形成し易くなる。そして、S50での音
声認識処理の終了後、乗員数が2以上である場合(S6
0:NO)には、終了通知のための発声を行う(S7
0)。同乗者にとっては、音声認識が終了して静粛を保
つ必要がないことが判る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば経路案内の
ための目的地の設定などを音声入力できるようにする場
合などに有効な音声認識装置及びその音声認識装置を備
えた車載ナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力された音声を予め記憶さ
れている複数の比較対象パターン候補と比較し、一致度
合の高いものを認識結果とする音声認識装置が既に実用
化されており、例えば車載ナビゲーションシステムにお
いて、設定すべき目的地を利用者が音声で入力するため
などに用いられている。
【0003】このような音声認識に際しては、周囲の雑
音が認識レベルの低下を招来するため、何らかの対処が
必要である。例えば、特開昭57−212495号にお
いては、車室内の騒音レベルが一定レベルを超えた場合
に、音声認識ができないことを利用者に報知する技術が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報記載の技術においては、同乗者のことを全く考慮して
おらず、例えば検出時点では騒音レベルが低くても、そ
の後の音声認識時に同乗者がしゃべっていると、結局は
認識時の騒音レベルが高くなってしまう。つまり、認識
レベルの低下要因を排除することができない。
【0005】また、認識レベルの低下に限らず、同乗者
の存否を考慮しない場合には、音声認識に際して例えば
装置側が利用者に問い掛けや応答内容が全く同じにな
る。しかし、運転手、つまり利用者本人のみの場合と、
同乗者、つまり非利用者も居る場合との違いを考慮せ
ず、一方の場合に適切な内容とすると、他方の場合には
不適切な内容となってしまうことも考えられる。
【0006】具体的には、装置側が利用者へ問い掛ける
場合や、利用者側からの音声入力に対して応答するよう
な場合である。利用者のみであれば、装置とのやりとり
を円滑にするため、例えば目的地の設定を要求する場合
に「どこ?」とか「どこへ行く?」といった簡潔な表現
でも何ら問題ない。また、友達と話す感覚でやりとりす
るため装置側からもフランクな表現で問い掛けなどをす
ることも、単調さを解消する上で好ましい。それに対し
て、同乗者も居る場合には、例えば「目的地をお話下さ
い」というように、やりとりの過程をその同乗者にも判
るような明確な表現とした方が好ましいとも考えられ
る。また、目上の人などを同乗させている場合など、上
述のフランクな表現が好ましくない場合もあり、そうい
った状況では、社会一般の慣習からも丁寧な表現がふさ
わしいとも考えられる。
【0007】したがって、車載ナビゲーションシステム
であれば同乗者の存否に応じて、音声認識に関する処理
を工夫することが希求される。なお、ナビゲーションシ
ステムに限られず、その他の車載装置を操作するために
利用者が音声にて指示するシステムであっても同様の課
題がある。そして、この「同乗者」は車載のシステムを
前提とした場合の表現であるため、それを一般的に言う
と次のようになる。つまり、音声入力手段を介して利用
者から入力された音声を認識することを前提とし、利用
者以外の者である非利用者の音声であって、音声入力手
段を介して入力される可能性のある音声が発生し得る範
囲内における「非利用者」である。
【0008】そこで本発明は、このような問題を解決
し、上述の非利用者の存在を加味した音声認識を行うこ
とで、より適切且つ使い勝手の良い音声認識装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の音声認識装
置によれば、利用者は例えばマイクロフォンなどの音声
入力手段を介して音声を入力するのであるが、非利用者
判断手段が、上述の「非利用者」の存否を判断する。す
なわち、利用者以外の者である非利用者の音声であっ
て、音声入力手段を介して入力される可能性のある音声
が発生し得る範囲内における非利用者の存否を判断する
のである。そして、制御手段が、その非利用者判断手段
によって判断された非利用者の存否に応じて、音声認識
に係る処理を実行する前の対処又は音声認識に係る処理
中の対処を変更する。
【0010】ここで、「音声認識に係る処理を実行する
前の対処を変更」とは、例えば請求項2に示すように、
非利用者が存在する場合は、音声認識に係る処理の実行
に先立って、音声認識に適切な環境を形成するための協
力要請を少なくとも非利用者に報知することである。な
お、非利用者が存在しなければ、このような協力要請は
不要である。つまり、非利用者が存在すれば、このよう
な協力要請をすることで、音声認識に適切な環境を形成
し易くなる。具体的には、「これより音声認識を開始し
ます。周囲の方はお静かにお願いします。」といった内
容を報知することが考えられる。この報知は、少なくと
も非利用者に報知するための報知手段を介して行うが、
ここで「少なくとも非利用者に報知」としたのは、利用
者にも報知するような形態であってもよいことを意味す
る。例えば音声で報知すれば、当然ながら、利用者及び
非利用者の両方に報知することとなるが、それでも構わ
ない。もちろん、非利用者のみに報知するような形態で
あってもよい。例えば表示にて報知する場合に、非利用
者のみが視認できる表示装置へ、上述の協力要請内容を
表示してもよい。
【0011】また、このように、音声認識に適切な環境
を形成するための協力要請を報知した場合には、請求項
3に示すように、音声認識処理が終了した後、その音声
認識処理が終了した旨(例えば「以上で音声認識終了で
す。ご協力ありがとうございました。」など)を報知す
ることが好ましい。このようにすれば、非利用者として
も音声認識が終了し、静粛を保つ必要がないことが判る
ため、親切な処置となる。
【0012】なお、このような協力要請を報知するのは
非利用者が存在する場合であるが、最初の判断時には存
在した非利用者が、音声認識処理の実行中に居なくなる
可能性もある。したがって、請求項4に示すように、協
力要請を報知した場合、音声認識処理が終了した後、非
利用者判断手段による非利用者の存否を再度判断すると
よい。そして、依然として非利用者が存在している場合
には、音声認識処理が終了した旨を報知すればよい。
【0013】ところで、非利用者判断手段としては、自
動的に判断できるような構成や利用者自身からの操作に
基づいて判断するような構成が考えられる。自動的に判
断する構成について、車室内の同乗者を判断する場合を
例にとって説明する。例えば座席に設けた感圧センサや
赤外線センサを用いたり、車両内を撮像して乗員の存在
を画像中から抽出するような手法も考えられる。それに
対して、利用者の操作に基づく場合には、例えば請求項
5に示すようにすることができる。すなわち、非利用者
の存否を利用者が設定するための非利用者設定手段を備
える。そして、非利用者判断手段が、その非利用者設定
手段による設定内容に基づいて非利用者の存否を判断す
るのである。
【0014】一方、「音声認識に係る処理中の対処を変
更」とは、例えば請求項6に示すように、音声認識に係
る処理中における利用者への問い掛けや応答など、利用
者との対話のための内容を変更することである。例え
ば、利用者のみであれば、装置とのやりとりを円滑にす
るため、例えば経路案内用の目的地の設定を要求する場
合に「どこ?」とか「どこへ行く?」といった簡潔な表
現で問い掛ける。また、友達と話す感覚でやりとりする
ため装置側からもフランクな表現で取りかけるようにし
てもよい。このようにすれば、単調さを解消される。そ
れに対して、非利用者も居る場合には、例えば「目的地
をお話下さい」というように、やりとりの過程をその非
利用者にも判るような明確な表現とする。また、目上の
人などを同乗させている場合など、上述のフランクな表
現が好ましくないので、丁寧な表現とする。このような
対処の方が、社会一般の慣習に合致すると思われる。こ
のような対処を変更することで、それぞれの状況に応じ
た適切な内容の問い掛けや応答がなされることとなる。
【0015】そして、このように利用者との対話のため
の内容を変更する場合には、例えば請求項7に示すよう
に、非利用者の存在の有無に応じて選択した対話モード
に基づいて、利用者との対話のための処理を実行するこ
とが考えられる。また、非利用者判断手段が非利用者の
数も判断可能な場合には、請求項8に示すように、非利
用者の「数」にも基づいて対話モードを選択すること
で、さらに適切な対処が可能となる。
【0016】また、このように非利用者の存否又は非利
用者数に応じた対話モードの選択に際しては、さらに次
に示す情報に基づくことも好ましい。まず、請求項9に
示すように、非利用者の存否又は非利用者数に応じて選
択すべき対話モードを、利用者が予め設定しておくため
のモード設定手段を備えている場合には、そのモード設
定手段による設定内容に基づくようにする。このように
すれば、利用者の意図がより強く反映されることとな
る。
【0017】一方、請求項10に示すように、音声認識
装置に対する利用者の熟練度合いを判定する熟練度合い
判定手段を備えている場合には、その熟練度合い判定手
段による判定結果に基づくようにする。このようにすれ
ば、客観的に見て適切な対処がなされることとなる。つ
まり、熟練度合いが低い場合と高い場合とでは、自ずと
適切な内容は異なるため、これを客観的に判断するので
ある。
【0018】なお、熟練度合いの判定手法は、以下に示
すように種々考えられる。 利用回数で判定(請求項11) 音声認識に係る所定単位の処理の利用回数に基づいて熟
練度合いを判定する。例えば目的地設定のために音声認
識を利用した場合には、その目的地が設定されるまので
一連の処理が終了すると1回と計数する。音声認識処理
の利用回数は熟練度合いを計るには適切だからである。
【0019】装置の利用時間で判定(請求項12) 音声認識装置自体の利用時間に基づいて熟練度合いを判
定する。に示す音声認識の利用回数と装置の利用時間
とは必ずしも比例しないが、一般的には、装置の利用時
間が長ければ音声認識の利用回数もある程度多いと考え
られるため、装置の利用時間を基に推定するようにし
た。また、音声認識装置を車両に搭載した場合には、請
求項13に示すように、車両走行距離で利用時間を推定
してもよい。車両が走行していることイコール音声認識
装置が利用されているとは必ずしも言えないが、一般的
には、走行距離が多いほど音声認識装置の利用度合いも
高いと考えられるため、走行距離を基に推定するように
した。
【0020】なお、さらに概略的な判定でよいのであれ
ば、請求項14に示すようにすることもできる。つま
り、利用者が車両を利用できるようになった時点からの
経過時間に基づいて熟練度合いを判定するのである。具
体的には、例えば利用者が車両を購入して最初にイグニ
ッションスイッチをONにした時点からの経過時間で判
定する。この場合も、経過時間が利用度合いの高さに比
例するとは限らないが、一般的には、経過時間が長けれ
ば音声認識装置の利用度合いも高いと推定できるからで
ある。なお、経過時間とあるが、経過日数というように
日単位でもよい。
【0021】また、請求項1〜14のいずれか記載の音
声認識装置を車載ナビゲーションシステムに用いる場合
には、請求項15に示すように構成することが考えられ
る。すなわち、請求項1〜14のいずれか記載の音声認
識装置と、ナビゲーション装置とが車両に搭載された車
載ナビゲーションシステムであって、音声入力手段は、
少なくとも前記ナビゲーション装置がナビゲート処理を
する上で指定される必要のある所定のナビゲート処理関
連データの指示を利用者が音声にて入力するために用い
られ、非利用者判断手段は、車室内における運転手以外
の乗員の存否を非利用者の存否として判断し、あるいは
車室内における運転手以外の乗員数を非利用者数として
判断すると共に、音声認識装置は、認識結果をナビゲー
ション装置に出力するよう構成されているのである。
【0022】この場合の「所定のナビゲート処理関連デ
ータ」としては、目的地が代表的なものとして挙げられ
るが、それ以外にもルート探索に関する条件選択など、
ナビゲート処理をする上で指定の必要のある指示が含ま
れる。なお、音声認識装置の適用先としては、上述した
車載ナビゲーションシステムには限定されず、音声認識
によって利用者の指示を対象の装置側に伝えられるもの
であれば、どのようなものにも適用できる。例えば空調
装置やカーオーディオ装置などが考えられる。また、い
わゆるパワーウインドウの開閉やミラー角度の調整など
を音声によって指示するような構成を考えれば、そのよ
うな装置にも有効である。
【0023】また、車載装置と共に用いることを前提と
しなくてもよい。例えば音声認識装置を備えたパーソナ
ルコンピュータシステムなどであっても、適用はでき
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0025】[第1実施例]図1は、音声認識装置30
を適用した車載ナビゲーションシステム2の概略構成を
示すブロック図である。本車載ナビゲーションシステム
2は、位置検出器4、地図データ入力器6、操作スイッ
チ群8、これらに接続された制御回路10、制御回路1
0に接続された外部メモリ12、表示装置14及びリモ
コンセンサ15及び音声認識装置30を備えている。な
お制御回路10は通常のコンピュータとして構成されて
おり、内部には、周知のCPU、ROM、RAM、I/
O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられて
いる。
【0026】位置検出器4は、周知の地磁気センサ1
6、ジャイロスコープ18、距離センサ20、及び衛星
からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Gl
obal Positioning System )のためのGPS受信機22
を有している。これらのセンサ等16,18,20,2
2は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数の
センサにより、各々補間しながら使用するように構成さ
れている。なお、精度によっては上述した内の一部で構
成してもよく、更に、ステアリングの回転センサ、各転
動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
【0027】地図データ入力器6は、位置検出の精度向
上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図デ
ータ及び目印データを含む各種データを入力するための
装置である。媒体としては、そのデータ量からCD−R
OMを用いるのが一般的であるが、メモリカード等の他
の媒体を用いても良い。
【0028】表示装置14はカラー表示装置であり、表
示装置14の画面には、位置検出器4から入力された車
両現在位置マークと、地図データ入力器6より入力され
た地図データと、更に地図上に表示する誘導経路や設定
地点の目印等の付加データとを重ねて表示することがで
きる。
【0029】また、本車載ナビゲーションシステム2
は、リモートコントロール端末(以下、リモコンと称す
る。)15aを介してリモコンセンサ15から、あるい
は操作スイッチ群8により目的地の位置を入力すると、
現在位置からその目的地までの最適な経路を自動的に選
択して誘導経路を形成し表示する、いわゆる経路案内機
能も備えている。このような自動的に最適な経路を設定
する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。
操作スイッチ群8は、例えば、表示装置14と一体にな
ったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が
用いられ、各種入力に利用される。
【0030】そして、音声認識装置30は、上記操作ス
イッチ群8あるいはリモコン15aが手動操作により目
的地などを指示するために用いられるのに対して、利用
者が音声で入力することによっても同様に目的地などを
指示することができるようにするための装置である。
【0031】この音声認識装置30は、音声認識部31
と、対話制御部32と、音声合成部33と、音声抽出部
34と、「音声入力手段」としてのマイク35と、PT
T(Push-To-Talk)スイッチ36と、「報知手段」とし
てのスピーカ37と、制御部38と、「非利用者判断手
段」としての乗員数センサ39と、記憶部40とを備え
ている。
【0032】音声認識部31は、音声抽出部34から入
力された音声データを、対話制御部32からの指示によ
り入力音声の認識処理を行い、その認識結果を対話制御
部32に返す。すなわち、音声抽出部34から取得した
音声データに対し、記憶している辞書データを用いて照
合を行ない、複数の比較対象パターン候補と比較して一
致度の高い上位比較対象パターンを対話制御部32へ出
力する。入力音声中の単語系列の認識は、音声抽出部3
4から入力された音声データを順次音響分析して音響的
特徴量(例えばケプストラム)を抽出し、この音響分析
によって得られた音響的特徴量時系列データを得る。そ
して、周知のDPマッチング法、HMM(隠れマルコフ
モデル)あるいはニューラルネットなどによって、この
時系列データをいくつかの区間に分け、各区間が辞書デ
ータとして格納されたどの単語に対応しているかを求め
る。
【0033】対話制御部32は、音声認識部31におけ
る認識結果や制御部38からの指示に基づき、音声合成
部33への応答音声の出力指示、あるいは、ナビゲーシ
ョンシステム自体の処理を実行する制御回路10に対し
て例えばナビゲート処理のために必要な目的地を通知し
て設定処理を実行させるよう指示する処理を実行する。
このような処理の結果として、この音声認識装置30を
利用すれば、上記操作スイッチ群8あるいはリモコン1
5aを手動しなくても、音声入力によりナビゲーション
システムに対する目的地の指示などが可能となるのであ
る。
【0034】なお、音声合成部33は、波形データベー
ス内に格納されている音声波形を用い、対話制御部32
からの応答音声の出力指示に基づく音声を合成する。こ
の合成音声がスピーカ37から出力されることとなる。
音声抽出部34は、マイク35にて取り込んだ周囲の音
声をデジタルデータに変換して音声認識部31に出力す
るものである。詳しくは、入力した音声の特徴量を分析
するため、例えば数10ms程度の区間のフレーム信号
を一定間隔で切り出し、その入力信号が、音声の含まれ
ている音声区間であるのか音声の含まれていない雑音区
間であるのか判定する。マイク35から入力される信号
は、認識対象の音声だけでなく雑音も混在したものであ
るため、音声区間と雑音区間の判定を行なう。この判定
方法としては従来より多くの手法が提案されており、例
えば入力信号の短時間パワーを一定時間毎に抽出してい
き、所定の閾値以上の短時間パワーが一定以上継続した
か否かによって音声区間であるか雑音区間であるかを判
定する手法がよく採用されている。そして、音声区間で
あると判定された場合には、その入力信号が音声認識部
31に出力されることとなる。
【0035】また、本実施形態においては、利用者がP
TTスイッチ36を押しながらマイク35を介して音声
を入力するという利用方法である。具体的には、制御部
38がPTTスイッチ36が押されたタイミングや戻さ
れたタイミング及び押された状態が継続した時間を監視
しており、PTTスイッチ36が押された場合には音声
抽出部34及び音声認識部31に対して処理の実行を指
示する。一方、PTTスイッチ36が押されていない場
合にはその処理を実行させないようにしている。したが
って、PTTスイッチ36が押されている間にマイク3
5を介して入力された音声データが音声認識部31へ出
力されることとなる。
【0036】また、乗員数センサ39は、例えば座席
(座面や背もたれ部)に設けた感圧センサや、座席近傍
に設けられ、座席に人が座ると遮られる赤外線センサや
超音波センサなどを用いて搭乗者の人数を検知するもの
である。また、車両内を撮像して乗員の存在を検知する
ことも考えられる。なお、シートベルト着用センサを用
い、シートベルトが着用されている数を乗員数と推定し
てもよいし、あるいはドアスイッチの状況やドアの開閉
状況によって推定してもよい。
【0037】次に、本実施例の車載ナビゲーションシス
テム2の動作について説明する。なお、音声認識装置3
0に関係する部分が特徴であるので、車載ナビゲーショ
ンシステム2としての一般的な動作を簡単に説明した
後、音声認識装置30に関係する部分の動作について詳
しく説明することとする。
【0038】車載ナビゲーションシステム2の電源オン
後に、表示装置14上に表示されるメニューから、ドラ
イバーがリモコン15a(操作スイッチ群8でも同様に
操作できる。以後の説明においても同じ)により、案内
経路を表示装置14に表示させるために経路情報表示処
理を選択した場合、あるいは、音声認識装置30を介し
て希望するメニューをマイク35を介して音声入力する
ことで、対話制御部32から制御回路10へ、リモコン
15aを介して選択されるのと同様の指示がなされた場
合、次のような処理を実施する。
【0039】すなわち、ドライバーが表示装置14上の
地図に基づいて、音声あるいはリモコンなどの操作によ
って目的地を入力すると、GPS受信機22から得られ
る衛星のデータに基づき車両の現在地が求められ、目的
地と現在地との間に、ダイクストラ法によりコスト計算
して、現在地から目的地までの最も短距離の経路を誘導
経路として求める処理が行われる。そして、表示装置1
4上の道路地図に重ねて誘導経路を表示して、ドライバ
ーに適切なルートを案内する。このような誘導経路を求
める計算処理や案内処理は一般的に良く知られた処理で
あるので説明は省略する。
【0040】次に、音声認識装置30における動作につ
いて、図2のフローチャートを参照して説明する。な
お、このようにコマンドをマイク35を介して音声入力
することで指示する場合には、予め、音声認識装置30
を利用するモードに設定しておく。このモード設定は、
例えば表示装置14上に表示されるメニューから利用者
がリモコン15a等を操作することで行える。
【0041】図2のフローチャートにおける最初のステ
ップS10では、まず、PTTスイッチ36がオンされ
たか(押下されたか)否かを判断する。この判断は制御
部38で行われる。PTTスイッチ36がオンされてい
なければ(S10:NO)、そのまま本処理を終了する
が、PTTスイッチ36がオンされた場合には(S1
0:YES)、乗員数センサ39からの信号に基づいて
乗員数を検出する(S20)。
【0042】そして、乗員数が1であるか否かを判断し
(S30)、乗員数が2以上である場合(S30:N
O)には、音声合成部33を介してスピーカ37から音
声にて注意喚起のための発声を行う(S40)。このS
40での注意喚起内容は、例えば「これより音声認識を
開始します。周囲の方はお静かにお願いします。」とい
った内容である。
【0043】このように注意喚起(S40)をした後
は、S50へ移行して音声認識処理を実行する。なお、
乗員数が1の場合には(S30:YES)、S40での
注意喚起をせずにS50へ移行する。S50での音声認
識処理の説明は後述することにして、S60,S70の
内容を説明する。S50での音声認識処理が終了する
と、再度、乗員数が1であるか否かを判断し(S6
0)、乗員数が2以上である場合(S60:NO)に
は、音声合成部33を介してスピーカ37から音声にて
終了通知のための発声を行う(S70)。このS70で
の注意喚起内容は、例えば「以上で音声認識を終了しま
す。ご協力ありがとうございました。」といったもので
ある。
【0044】上述のS60での判断の手法としては例え
ば次の二通りが考えられる。まず一つ目の手法の場合
は、再度、乗員数センサ39にて乗員の数を検出する。
このようにすると、例えばS30での判断時とS60で
の判断時で実際の乗員数が変化していた場合にも適切に
対応できる。なお、実質的に意味があるのは、S30に
て乗員数が2以上であるためS40での注意喚起を行っ
たが、S60での再度の判断では乗員数が1となってい
るため、終了通知を行わない、ということであると思わ
れる。一方、二つ目の手法の場合は、S30での判断結
果を利用する。例えば、S30にて肯定判断がされた場
合(乗員数が1の場合)にはフラグを0にし、否定判断
がされた場合(乗員数が2以上の場合)にはフラグを1
にしておく。そして、S60にてそのフラグ内容をチェ
ックし、フラグが1であれば、S70へ移行する。
【0045】以上がメイン処理の内容であったので、続
いて、S50での音声認識処理の内容について、図3の
フローチャートを参照して説明する。図3のフローチャ
ートの最初のステップS51では、音声抽出及び認識の
処理を実行する。音声抽出部34はマイク35を介して
入力された音声データに基づき音声区間であるか雑音区
間であるかを判定し、音声区間のデータを音声認識部へ
出力する。音声認識部31では、音声抽出部34から取
得した音声データに対し、記憶されている辞書データを
用いて照合を行なう。そして、その照合結果によって定
まった上位比較対象パターンを認識結果として対話制御
部32に出力することとなる。
【0046】そして、PTTスイッチ36のオン状態が
継続している間は(S52:YES)、このような音声
抽出・認識(S51)を実行し、PTTスイッチ36が
オフされた場合には(S52:NO)、続くS53に
て、その認識結果をトークバックする。つまり、対話制
御部32が音声合成部33を制御し、認識した結果を音
声によりスピーカ37から出力させる。
【0047】その後、S54にて正しい認識であるかど
うかを判断する。これは、利用者からの指示に応じて判
断することとなるが、例えば正しい認識であればマイク
35から「はい」を音声入力し、間違った認識であれば
「いいえ」を音声入力するようにしておくことが考えら
れる。
【0048】そして、誤った認識であれば(S54:N
O)、再度S51へ戻って、新たに入力される音声の抽
出や認識を行うが、正しい認識である場合には(S5
4:YES)、S55へ移行して認識結果を確定する。
そして続くS56にて、所定の確定後処理を実行する。
この場合の確定後処理とは、認識結果としての「経路案
内のための目的地」に関するデータを、制御回路10
(図1参照)へ出力する処理などである。
【0049】このような確定後処理(S56)が終了し
た後は、本処理ルーチンを終了し、図2のS60へ移行
する。なお、本実施例の場合には、対話制御部32、音
声合成部33、制御部38などが「制御手段」に相当
し、図2のS20〜40,S60,S70における、検
出した乗員数に応じて注意喚起をしたり終了通知をした
りする処理が、制御手段としての処理に実行に相当す
る。
【0050】以上説明したように、本実施例において
は、音声認識処理(図2のS50)の実行に先立ち、乗
員数が1であるか否かを判断し(S30)、乗員数が2
以上である場合(S30:NO)には、注意喚起のため
の発声を行う(S40)。この注意喚起の意図は次の通
りである。つまり、音声認識に際しては周囲雑音が認識
レベルの低下を招来する。この周囲雑音の原因として同
乗者の発声が挙げられる。したがって、音声認識に先立
って、音声認識に適切な環境を形成するための協力要請
をするために、このような注意喚起を行う。このような
注意喚起(協力要請)をすることで、音声認識に適切な
環境を形成し易くなる。そして、S50での音声認識処
理が終了すると、再度、乗員数が1であるか否かを判断
し(S60)、乗員数が2以上である場合(S60:N
O)には、終了通知のための発声を行う(S70)。同
乗者にとっては、音声認識が終了して静粛を保つ必要が
ないことが判るため、親切な処置となる。
【0051】なお、上述した図2のS60における乗員
数の判断は必ずしも実行しなくてよい。つまり、PTT
スイッチ36がONされて発話が開始されて終了するま
での間が例えば数秒程度と短い場合には、その間に乗員
数が変化することは稀である。したがって、この場合、
S10の実行時若しくはS20の実行時などからの経過
時間を監視し、S30で否定判断されて移行するS40
にて注意喚起した場合には、S50にて音声認識処理を
実行した後、即座にS70の終了通知を実行するように
してもよい。
【0052】[第2実施例]上述した第1実施例は、音
声認識に係る処理自体を変更するのではなく、当該処理
を実行する前の対処あるいは実行した後の対処を変更す
るものであった。それに対して、本第2実施例では、
「音声認識に係る処理中の対処」を変更する。具体的に
は、音声認識に係る処理中における利用者への問い掛け
や応答など、利用者との対話のための内容を変更する。
【0053】システム構成は図1に示したものと同じで
構わない。したがって、第2実施例の場合の音声認識装
置30における動作について、図4のフローチャートを
参照して説明する。なお、予め利用者は複数(ここでは
3つ)の対話モード(エキスパートモード、フレンドリ
ーモード、ノーマルモード)の中のいずれかを、音声認
識処理における装置30側の対処時に用いるモードとし
て設定することができるようにされている。この設定
は、例えばマイク35を介して音声入力することで行え
るようにされている。もちろん、音声認識装置30内に
新規に操作スイッチを設け、その操作スイッチを操作す
ることで設定するような構成を採用しても構わない。あ
るいは、目的地の位置入力などに用いるリモコン15a
や操作スイッチ群8を用いて設定できるようにしてもよ
い。なお、デフォルトとしてはノーマルモードが設定さ
れており、利用者がそれを切替設定することとなる。
【0054】そして、このように切替設定された場合に
は、その設定モードが記憶部40(図1参照)に記憶さ
れ、次回の音声認識処理の際にも有効となる。したがっ
て、この対話モードの設定処理は、図4の音声認識に係
る処理が実行される以前に行っておくことが一般的であ
る。
【0055】図4のフローチャートにおける最初のステ
ップS110では、まず、PTTスイッチ36がオンさ
れたか(押下されたか)否かを判断し、PTTスイッチ
36がオンされていなければ(S110:NO)、その
まま本処理を終了する。一方、PTTスイッチ36がオ
ンされた場合には(S110:YES)、乗員数センサ
39からの信号に基づいて乗員数を検出し(S12
0)、乗員数が1であるか否かを判断する(S13
0)。
【0056】その判断の結果、乗員数が2以上である場
合(S130:NO)には、記憶部40に記憶されてい
る対話モードの種類に関係なく、強制的にノーマルモー
ドに切り替える(S170)。一方、乗員数が1の場合
には(S130:YES)、記憶部40に記憶されてい
る対話モードの種類を判定し(S140)、その種類
(エキスパートモード、フレンドリーモード、ノーマル
モード)に応じて、これからの音声認識処理にて利用す
る対話モードに切り替える(S150,S160,S1
70)。
【0057】そして、続くS180では、S150〜S
170のいずれかにて切替(設定)された対話モードに
従って、所定の音声認識処理を行う。このS180での
処理は、基本的には図3に示した処理と同様であるが、
音声認識装置30側から利用者に対して問い掛けたり、
利用者からの音声入力に対して応答する場合の対処に特
徴があるので、そのような問い掛けや応答をする処理が
含まれていることとなる。したがって、図3ではS53
におけるトークバック程度が音声認識装置30側からの
応答であるが、図3には示していないステップにて適
宜、問い掛けや応答をすることとなる。
【0058】各対話モードにおける問い掛けや応答の内
容の一例を図6に示した。図6では、目的地を設定する
場合に生じうる具体例として、目的地設定を促す場合、
認識失敗時の対処、設定確認のための対処、の3つの状
況について示している。まず、目的地の設定を利用者に
促す場合の問い掛けについて説明する。ノーマルモード
では「目的地をお話下さい」というように形式張って問
い掛ける。この対話モードでは、言葉使い自体を丁寧に
すると共に、設定過程を第三者にも明確にする意図か
ら、「目的地」という言葉を入れている。それに対して
フレンドリーモードでは「どこに行く?」と問い掛け
る。この対話モードでは、ノーマルモードのような形式
張った内容に比較して親しみを持てるような内容にして
いる。そしてエキスパートモードでは、単に「どこ?」
とだけ問い掛ける。この対話モードが選択されていると
いうことは、利用者が装置の利用方法について熟練して
いることを意味する。したがって、このような非常に短
い問い掛けでも、目的地の設定を求めていることが判
る。
【0059】次に、音声認識装置30が上手く音声認識
できなかった場合の対処について説明する。ノーマルモ
ードでは「もう一度お話下さい」というように形式張っ
て応答する。それに対してフレンドリーモードでは「も
う一回」と応答する。このフレンドリーモードでは、ノ
ーマルモードのように「お話下さい」まで応答しなくて
も、再度目的地を音声入力すればよいことが利用者に伝
わると考え、より親しみを持てるような応答内容にした
ものである。そしてエキスパートモードでは、単にBE
EP音(例えばブーという音のみ)を発するだけにす
る。利用者が装置の利用方法について熟練しているの
で、BEEP音だけでも認識失敗を把握でき、再度目的
地を入力すればよいことが伝わると考えたものである。
【0060】次に、入力された目的地(ここでは施設名
が入力されたとする。)を本当に設定してよいかどうか
を利用者に確認するための対処について説明する。この
処理は図3のS53の処理に相当する。ノーマルモード
では「○○○(認識した施設名)を目的地に設定しま
す」というように形式張って応答する。それに対してフ
レンドリーモードでは「○○○(認識した施設名)でい
い?」と応答する。そしてエキスパートモードでは、単
に「○○○(認識した施設名)」だけを応答する。利用
者が装置の利用方法について熟練しているので、利用者
は、この時点でトークバックされれば、それは確認のた
めの対処であることが把握できる。
【0061】このように乗員数に応じて対話モードを変
更することで、次のような効果が得られる。例えば、利
用者(通常は運転手)のみであれば、音声認識装置30
とのやりとりを円滑にするため、上述したエキスパート
モードやフレンドリーモードの場合の対処のように、
「どこ?」とか「どこへ行く?」といった簡潔な表現で
音声認識装置30から利用者へ問い掛けても特に問題な
い。逆に、友達と話す感覚でやりとりできるため、利用
者にとっては使い勝手がよくなる。単調なやりとりから
解消されるという意味である。また、各応答が比較的短
くて済むため、テンポよく各処理が実施可能となる。こ
の点を補足する。ノーマルモード下の応答よりもフレン
ドリーモード下の応答の方が短い文章で、フレンドリー
モード下の応答よりもエキスパートモード下の応答の方
が短い文章でそれぞれ発声される。応答速度は実質同じ
なので、エキスパートモードやフレンドリーモードの方
が、ノーマルモードに比してテンポよく各処理の実行が
なされることとなる。
【0062】それに対して、非利用者(同乗者)も居る
場合には、強制的にノーマルモードにして、例えば「目
的地をお話下さい」というように、やりとりの過程をそ
の同乗者にも判るような明確な表現とする。特に、目上
の人などを同乗させている場合など、上述のフランクな
表現が好ましくないので、丁寧な表現とする。このよう
な対処の方が、社会一般の慣習に合致すると思われる。
【0063】このような乗員数に応じて対話モードを変
更することで、それぞれの状況に応じた適切な内容の問
い掛けや応答がなされることとなる。また、利用者のみ
の場合には、3つの対話モードのいずれをも自分で選択
設定できるようにした。これは、上述の「装置とのやり
とりの単調さ解消」という観点に加え、「装置の利用方
法の熟練度合いに応じた適切な対処」という観点も加味
したものである。つまり、利用方法をあまり判っていな
い場合には、利用者にとって、その時点でどのような対
応をすればよいかが最も重要である。したがって、単調
さ解消というメリットよりも、設定過程が明確なノーマ
ルモードによって装置30側が問い掛けてくれた方が好
ましい。一方、利用方法を熟知した段階では、その都
度、設定過程を明確にした問い掛けが冗長に感じてしま
うため、要件のみが判る最低限の簡潔な問い掛けの方が
好ましい。したがって、利用者は、自分の利用方法の熟
練度合いを考えて、適切な対話モードを選択できる。
【0064】[第2実施例の別態様]図4に示した例で
は、音声認識装置30の利用方法の熟練度合いを利用者
自身が判断してマニュアルで設定するようにしたが、そ
の熟練度合いを音声認識装置30が自動的に判定するよ
うにしてもよい。この自動的に判定する場合の音声認識
装置30における動作について、図5のフローチャート
を参照して説明する。
【0065】図5のフローチャートにおける最初のステ
ップS210では、まず、PTTスイッチ36がオンさ
れたか(押下されたか)否かを判断し、PTTスイッチ
36がオンされていなければ(S210:NO)、その
まま本処理を終了する。一方、PTTスイッチ36がオ
ンされた場合には(S210:YES)、乗員数センサ
39からの信号に基づいて乗員数を検出し(S22
0)、乗員数が1であるか否かを判断する(S23
0)。
【0066】その判断の結果、乗員数が2以上である場
合(S230:NO)には、強制的にノーマルモードに
切り替える(S270)。一方、乗員数が1の場合には
(S130:YES)、記憶部40に記憶されている利
用回数を計数するためのカウンタ値Cを判定し(S24
0)、その判定結果に応じて、これからの音声認識処理
にて利用する対話モードを切り替える(S150,S1
60,S170)。この説明は後述することとする。
【0067】続くS280では、S250〜S270の
いずれかにて切替(設定)された対話モードに従って、
所定の音声認識処理を行う。そして、S280での音声
認識処理が終了した後、続くS290でカウンタ値をイ
ンクリメントする。つまり、S280での音声認識処理
が終了すると、音声認識を1回利用したとして、カウン
タ値をインクリメントするのである。したがって、S2
40での判定は、この累積利用回数を基に行うこととな
る。
【0068】S240〜S270の説明に戻る。S24
0でのカウンタ値Cの判定結果に基づき、「C<30」
であればS270へ移行し、ノーマルモードに切り替え
る。これは、30回未満の利用状況では、利用方法をま
だ熟知しているとは考え難いため、設定過程が明確であ
るノーマルモードを利用した方が好ましいと思われるか
らである。一方、「50≦C」であればS250へ移行
し、エキスパートモードに切り替える。これは、50回
以上利用したのであれば、利用方法を相当熟知している
と考えられるため、エキスパートモードにしても利用者
は困らず、逆に、当該モードの方が冗長でなく好ましい
と思われるからである。そして、それらの間である「3
0≦C<50」の場合はS260へ移行し、フレンドリ
ーモードに切り替える。これは、ノーマルモードほど設
定過程を明確にする必要がないが、エキスパートモード
ほぼ簡略化した内容にしない方が好ましいと思われるか
らである。
【0069】なお、ここで示した範囲を示す数値は一例
であり、別の数値範囲を用いてもよい。特に、音声入力
によって装置側に伝えたいコマンド数が多い場合などに
は、エキスパートモードに切り替える基準を高くしてお
くことも好ましい。ところで、図5に示した例では、音
声認識処理の利用方法の熟練度合いを利用回数に基づい
て判定した。これは、熟練度合いを計るには利用回数が
適切であると考えたからである。これ以外の方法として
は、例えば音声認識装置30の利用時間で判定すること
が考えられる。音声認識装置30の利用時間は、音声認
識の利用回数とは必ずしも比例しないが、一般的には、
利用時間が長ければ音声認識の利用回数もある程度多い
と考えられる。したがって、音声認識装置30の利用時
間に基づく手法も採用できる。
【0070】また、音声認識装置30を搭載している車
両の走行距離で利用時間を推定してもよい。車両が走行
していることは、即ち音声認識装置30が利用されてい
るとは必ずしも言えないが、一般的には、走行距離が長
いほど音声認識装置30の利用度合いも高いと考えられ
るたため、走行距離を基に推定する手法も採用できる。
なお、さらに概略的な判定でよいのであれば、利用者が
車両を利用できるようになった時点からの経過時間に基
づいてもよい。具体的には、例えばイグニッションスイ
ッチと音声認識装置30の電源とが連動しており、利用
者が車両を購入して最初にイグニッションスイッチをO
Nにした時点からの経過時間で判定する。この場合も、
経過時間が利用度合いの高さに比例するとは限らない
が、一般的には、経過時間が長ければ音声認識装置の利
用度合いも高いと推定できるからである。なお、経過日
数というように日単位でもよい。
【0071】[その他] (1)上記第1実施例では「音声認識に係る処理を実行
する前の対処あるいは実行した後の対処」を変更する場
合、第2実施例では「音声認識に係る処理中の対処」を
変更する場合を説明したが、当然ながら、これらを組み
合わせてもよい。これらはそれぞれ別の効果を発揮する
からである。
【0072】(2)上記第2実施例では、対話モードと
して3種類のモードを例示したが、2種類であってもよ
いし、逆にモードをさらに細分化して4種類以上にして
もよい。この場合には、さらに利用方法の熟知度合いに
応じた適切な問い掛け、応答内容とすることができる。
【0073】(3)上記第2実施例では、利用方法の熟
知度合いに応じた適切な問い掛け、応答内容とすること
を主目的としたが、例えばやりとりの単調さを解消する
という観点を重視すれば、複数の対話モードをランダム
に切替設定することもできる。この場合は、利用方法は
熟知している場合であってもノーマルモードが設定され
る可能性があるが、単調さの解消の点では有効である。
【0074】(4)上記実施例では、音声認識装置30
の適用先として車載ナビゲーションシステムを想定した
が、音声認識によって利用者の指示を対象の装置側に伝
えられるものであれば、どのようなものにも適用でき
る。例えば車載の他の装置であれば、空調装置やカーオ
ーディオ装置などが考えられる。また、いわゆるパワー
ウインドウの開閉やミラー角度の調整などを音声によっ
て指示するような構成を考えれば、そのような装置にも
有効である。
【0075】また、車載装置と共に用いることを前提と
せず、例えば音声認識装置を備えたパーソナルコンピュ
ータシステムや電子レンジなどの家電製品であっても、
適用はできる。但し、車載装置と共に用いる場合には、
非利用者は同乗者であるため、検出対象の特定が容易で
ある。つまり、乗員数の検出範囲が車室内という限定さ
れた範囲で済むからである。もちろん、音声認識装置を
備えたパーソナルコンピュータシステを想定した場合に
は、例えばそのシステムがある部屋の中に存在すれば、
その部屋全体を上述の「範囲内」と考えてもよい。ま
た、大きな部屋の場合には、所定の区画内を「範囲内」
として捉えることで適用は可能である。
【0076】(5)上記実施例では乗員数センサ39に
よって検出した乗員数に用いて音声認識処理の前後ある
いは処理中の対処を変更したが、乗員数の設定を利用者
自身でできるようにしてもよい。この場合には、その設
定された乗員数に基づいて対処が変更されることとな
り、より利用者自身の意図が反映されることとなる。
【0077】この点を補足する。乗員数が2人以上であ
っても、その構成員の性質は一様ではないため、上述の
ノーマルモードを採用する上で言及した「同乗者が目上
の人の場合の考慮」は常に当てはまるとはいえない。す
なわち、乗員が全て親しい仲であり、さらに音声認識装
置30を用いた場合の設定過程についても熟知している
ような場合には、特段、ノーマルモードにする意味はな
い。逆に、フレンドリーモードやエキスパートにした方
が好ましいこともある。
【0078】したがって、例えば図4に示す処理を実行
する場合に、S120での乗員数検出を、利用者がマニ
ュアルで設定した乗員数に基づいて行うことで、構成員
の性質も加味した対処が可能となる。つまり、複数の乗
員が存在しても、乗員数を1に設定するのである。ふさ
わしい対話モードを決める上で利用者本人と実質的に同
一視できるような乗員が他にいても、その場合は利用者
本人のみが存在する場合と同じ対処を音声認識装置30
にさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例としての車載ナビゲーションシステム
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施例の音声認識装置が実行するメイン
処理を示すフローチャートである。
【図3】 図2のメイン処理中で実行される音声認識処
理を示すフローチャートである。
【図4】 第2実施例の音声認識装置が実行するメイン
処理を示すフローチャートである。
【図5】 第2実施例の別態様の音声認識装置が実行す
るメイン処理を示すフローチャートである。
【図6】 第2実施例の各対話モードにおける問い掛け
や応答の内容の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
2…カーナビゲーションシステム 4…位置検出器 6…地図データ入力器 8…操作スイッチ
群 10…制御回路 12…外部メモリ 14…表示装置 15…リモコンセ
ンサ 15a…リモコン 16…地磁気セ
ンサ 18…ジャイロスコープ 20…距離センサ 22…GPS受信機 30…音声認識装
置 31…音声認識部 32…対話制御部 33…音声合成部 34…音声入力部 35…マイク 36…PTTスイ
ッチ 37…スピーカ 38…制御部 39…乗員数センサ 40…記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 3/00 571H Fターム(参考) 2C032 HC08 HC17 2F029 AA02 AB01 AB07 AB09 AC02 AC04 AC14 AC18 5D015 KK01 KK04 LL10 5H180 AA01 BB12 BB13 CC02 CC11 EE01 FF04 FF05 FF22 FF25 FF27

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声入力手段を介して利用者から入力され
    た音声を認識する音声認識装置において、 前記利用者以外の者である非利用者の音声であって、前
    記音声入力手段を介して入力される可能性のある音声が
    発生し得る範囲内における前記非利用者の存否を判断す
    る非利用者判断手段と、 該非利用者判断手段によって判断された前記非利用者の
    存否に応じて、前記音声認識に係る処理を実行する前の
    対処又は音声認識に係る処理中の対処を変更する制御手
    段とを備えることを特徴とする音声認識装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の音声認識装置において、 さらに、少なくとも前記非利用者に報知するための報知
    手段を備え、 前記制御手段は、前記非利用者が存在する場合、前記音
    声認識に係る処理の実行に先立ち、音声認識に適切な環
    境を形成するための協力要請を、前記報知手段を介して
    報知することを特徴とする音声認識装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の音声認識装置において、 前記制御手段は、前記音声認識に適切な環境を形成する
    ための協力要請を報知した場合には、音声認識処理が終
    了した後、その音声認識処理が終了した旨を、前記報知
    手段を介して報知することを特徴とする音声認識装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の音声認識装置において、 前記制御手段は、前記音声認識に適切な環境を形成する
    ための協力要請を前記報知手段を介して報知した場合に
    は、音声認識処理が終了した後、前記非利用者判断手段
    による前記非利用者の存否を再度判断し、依然として前
    記非利用者が存在している場合には、その音声認識処理
    が終了した旨を、前記報知手段を介して報知することを
    特徴とする音声認識装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか記載の音声認識装
    置において、 前記非利用者の存否を前記利用者が設定するための非利
    用者設定手段を備え、 前記非利用者判断手段は、前記非利用者設定手段による
    設定内容に基づいて、前記非利用者の存否を判断するこ
    とを特徴とする音声認識装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか記載の音声認識装
    置において、 前記制御手段は、前記音声認識に係る処理中における利
    用者への問い掛けや応答など、利用者との対話のための
    内容を変更することを特徴とする音声認識装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の音声認識装置において、 前記音声認識に係る処理中における利用者との対話のた
    めの処理に関して、複数の対話モード中からいずれかを
    選択可能であり、 前記制御手段は、前記非利用者の存在の有無に応じて選
    択した前記対話モードに基づいて、前記音声認識に係る
    処理中における利用者との対話のための処理を実行する
    ことを特徴とする音声認識装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の音声認識装置において、 前記非利用者判断手段は、前記非利用者の数も判断可能
    であり、 前記制御手段は、前記非利用者の数にも応じて前記対話
    モードを選択することを特徴とする音声認識装置。
  9. 【請求項9】請求項7又8記載の音声認識装置におい
    て、 前記非利用者の存否又は非利用者数に応じて選択すべき
    対話モードを、利用者が予め設定しておくためのモード
    設定手段を備え、 前記制御手段は、前記モード設定手段による設定内容に
    基づき、前記非利用者の存否又は非利用者数に応じた対
    話モードを選択することを特徴とする音声認識装置。
  10. 【請求項10】請求項7又は8記載の音声認識装置にお
    いて、 当該音声認識装置に対する前記利用者の熟練度合いを判
    定する熟練度合い判定手段を備え、 前記制御手段は、前記熟練度合い判定手段による判定結
    果に基づき、前記非利用者の存在の有無又は非利用者数
    に応じた対話モードを選択することを特徴とする音声認
    識装置。
  11. 【請求項11】請求項7又は8記載の音声認識装置にお
    いて、 前記熟練度合い判定手段は、前記音声認識に係る所定単
    位の処理の利用回数に基づいて前記熟練度合いを判定す
    ることを特徴とする音声認識装置。
  12. 【請求項12】請求項7又は8記載の音声認識装置にお
    いて、 前記熟練度合い判定手段は、前記音声認識装置自体の利
    用時間に基づいて前記熟練度合いを判定することを特徴
    とする音声認識装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の音声認識装置におい
    て、 当該音声認識装置は車両に搭載されており、 前記熟練度合い判定手段は、前記車両の走行距離に基づ
    いて前記熟練度合いを判定することを特徴とする音声認
    識装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の音声認識装置におい
    て、 前記熟練度合い判定手段は、利用者が前記車両を利用で
    きるようになった時点からの経過時間に基づいて前記熟
    練度合いを判定することを特徴とする音声認識装置。
  15. 【請求項15】請求項1〜14のいずれか記載の音声認
    識装置と、ナビゲーション装置とが車両に搭載された車
    載ナビゲーションシステムであって、 前記音声入力手段は、少なくとも前記ナビゲーション装
    置がナビゲート処理をする上で指定される必要のある所
    定のナビゲート処理関連データの指示を利用者が音声に
    て入力するために用いられ、 前記非利用者判断手段は、車室内における運転手以外の
    乗員の存否を前記非利用者の存否として判断し、あるい
    は車室内における運転手以外の乗員数を前記非利用者数
    として判断すると共に、 前記音声認識装置は、認識結果を前記ナビゲーション装
    置に出力するよう構成されていることを特徴とする車載
    ナビゲーションシステム。
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