JP2001166589A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001166589A
JP2001166589A JP35268499A JP35268499A JP2001166589A JP 2001166589 A JP2001166589 A JP 2001166589A JP 35268499 A JP35268499 A JP 35268499A JP 35268499 A JP35268499 A JP 35268499A JP 2001166589 A JP2001166589 A JP 2001166589A
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Katsuhiro Aoki
勝弘 青木
Takashi Hodoshima
隆 程島
Junichi Matsumoto
純一 松本
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像ローラと感光体とのニップ部において現像
剤が凝集して低コントラスト画像部の現像能力の低下を
来すことを防止し、低コントラスト画像部の良好な現像
を安定して行うことができる画像形成装置及びこの画像
形成装置に備えられた現像装置及び現像剤及び現像方法
及びこの現像方法を用いた画像形成方法の提供。 【解決手段】像担持体26に現像剤担持体27上の現像
剤を供給して現像を行うものであり、像担持体26の摩
擦係数μの範囲を0.1≦μ≦0.4とし、像担持体2
6と現像剤担持体27との当接圧Pの範囲を0.5≦P
≦3g・f/mmとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置及びこの画像形成装置
に備えられた現像装置及び現像剤及び現像方法及びこの
現像方法を用いた画像形成方法であって、特に1成分現
像において低コントラスト画像の再現性を向上するため
のこれら物及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ
等の画像形成装置において、現像を良好に行うために、
像担持体としての感光体上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗
布手段と、画像領域外に付着するトナー濃度を検知する
トナー濃度検知手段と、トナー濃度検知手段の検知に基
づき潤滑剤塗布手段を制御する制御手段とを備え、感光
体の摩擦を制御するようにした構成、感光体摩擦係数と
現像ローラとの接触に関する条件を設定した構成、現像
剤担持体としての現像ローラとこれに当接した規制部材
との間に交番電界を形成した構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、感光体の摩擦
を適宜設定する構成においては、例えば感光体の摩擦係
数μ=0.15のときに、それのみでは低コントラスト
画像部の現像が不均一になるといったように低コントラ
スト画像の現像に不具合があり、また現像ローラと規制
部材との間に交番電界を形成した構成では現像ローラが
規制部材との当接により強い圧力を受けトナー凝集が促
進され特に経時的にはトナー劣化も加わって現像能力が
低下し、一方規制部材によって薄層を形成した後に現像
剤に力を作用させると薄層の均一性が乱されてしまうた
め低コントラスト画像の現像に不具合があった。
【0004】また、一成分現像剤は、トナー母体をなす
母体樹脂に、現像剤同士の凝集力を下げて現像剤が凝集
塊となることを防止するための添加剤を添加したもので
あるが、現像ローラと感光体とのニップ部において現像
剤が挟まれること及び現像剤の経時劣化により、添加剤
が母体樹脂に埋没するため、現像剤間の付着力が増加
し、低コントラスト画像部の現像能力が低下するという
不具合があった。
【0005】本発明は、現像ローラと感光体とのニップ
部において現像剤が凝集して低コントラスト画像部の現
像能力の低下を来すことを防止し、低コントラスト画像
部の良好な現像を安定して行うことができる画像形成装
置及びこの画像形成装置に備えられた現像装置及び現像
剤及び現像方法及びこの現像方法を用いた画像形成方法
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体に現像剤担持体上
の現像剤を供給して現像を行う画像形成装置において、
上記像担持体の摩擦係数μの範囲を0.1≦μ≦0.4
とし、上記像担持体と上記現像剤担持体との当接圧Pの
範囲を0.5≦P≦3g・f/mmとしたことを特徴と
する。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記像担持体と上記現像剤担持体
との間にAC電界を形成することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の画像形成装置において、上記現像剤担持体上の現像
剤を規制する第1の規制部材と、第1の規制部材により
現像剤が規制された後の上記現像剤担持体に当接し現像
剤を規制する第2の規制部材とを有し、第1の規制部材
と第2の規制部材との間にAC電界を形成することを特
徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、像担持体に現像剤
担持体上の現像剤を供給して現像を行う画像形成装置に
おいて、上記像担持体の摩擦係数μの範囲を0.1≦μ
≦0.4とし、上記像担持体と上記現像剤担持体との間
にAC電界を形成することを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像形成装置において、上記現像剤担持体上の現像剤を規
制する第1の規制部材と、第1の規制部材により現像剤
が規制された後の上記現像剤担持体に当接し現像剤を規
制する第2の規制部材とを有し、第1の規制部材と第2
の規制部材との間にAC電界を形成することを特徴とす
る。
【0011】請求項6記載の発明は、像担持体に現像剤
担持体上の現像剤を供給して現像を行う画像形成装置に
おいて、上記像担持体の摩擦係数μの範囲を0.1≦μ
≦0.4とし、上記現像剤担持体上の現像剤を規制する
第1の規制部材と、第1の規制部材により現像剤が規制
された後の上記現像剤担持体に当接し現像剤を規制する
第2の規制部材とを有し、第1の規制部材と第2の規制
部材との間にAC電界を形成することを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
の何れか1つに記載の画像形成装置において、無機材料
と樹脂との混合物を添加剤とした現像剤を用いることを
特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、像担持体に現像剤
担持体上の現像剤を供給して現像を行う画像形成装置に
おいて、上記像担持体の摩擦係数μの範囲を0.1≦μ
≦0.4とし、無機材料と樹脂との混合物を添加剤とし
た現像剤を用いることを特徴とする。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項1ないし8
の何れか1つに記載の画像形成装置に備えられた現像装
置であって、上記現像剤担持体を有する現像装置にあ
る。
【0015】請求項10記載の発明は、無機材料と樹脂
との混合物を添加剤とした現像剤にある。
【0016】請求項11記載の発明は、像担持体に現像
剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う現像方法にお
いて、摩擦係数μの範囲が0.1≦μ≦0.4である像
担持体を用い、この像担持体と上記現像剤担持体との当
接圧Pの範囲を0.5≦P≦3g・f/mmとして現像
を行うことを特徴とする。
【0017】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の現像方法において、上記像担持体と上記現像剤担持体
との間にAC電界を形成して現像を行うことを特徴とす
る。
【0018】請求項13記載の発明は、請求項11又は
12記載の現像方法において、上記現像剤担持体上の現
像剤を規制する第1の規制部材と、第1の規制部材によ
り現像剤が規制された後の上記現像剤担持体に当接し現
像剤を規制する第2の規制部材とを用い、第1の規制部
材と第2の規制部材との間にAC電界を形成して現像を
行うことを特徴とする。
【0019】請求項14記載の発明は、像担持体に現像
剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う現像方法にお
いて、摩擦係数μの範囲が0.1≦μ≦0.4である像
担持体を用い、この像担持体と上記現像剤担持体との間
にAC電界を形成して現像を行うことを特徴とする。
【0020】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の現像方法において、上記現像剤担持体上の現像剤を規
制する第1の規制部材と、第1の規制部材により現像剤
が規制された後の上記現像剤担持体に当接し現像剤を規
制する第2の規制部材とを用い、第1の規制部材と第2
の規制部材との間にAC電界を形成して現像を行うこと
を特徴とする。
【0021】請求項16記載の発明は、像担持体に現像
剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う現像方法にお
いて、上記像担持体の摩擦係数μの範囲を0.1≦μ≦
0.4とし、上記現像剤担持体上の現像剤を規制する第
1の規制部材と、第1の規制部材により現像剤が規制さ
れた後の上記現像剤担持体に当接し現像剤を規制する第
2の規制部材とを用い、第1の規制部材と第2の規制部
材との間にAC電界を形成して現像を行うことを特徴と
する。
【0022】請求項17記載の発明は、請求項11ない
し16の何れか1つに記載の現像方法において、無機材
料と樹脂の混合物を添加剤とした現像剤を用いて現像を
行うことを特徴とする。
【0023】請求項18記載の発明は、像担持体に現像
剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う現像方法にお
いて、摩擦係数μの範囲が0.1≦μ≦0.4である像
担持体と、無機材料と樹脂の混合物を添加剤とした現像
剤とを用いて現像を行うことを特徴とする。
【0024】請求項19記載の発明は、無機材料と樹脂
との混合物を添加剤とした現像剤を用いて現像を行う現
像方法にある。
【0025】請求項20記載の発明は、請求項11ない
し19の何れか1つに記載の現像方法を用いて画像形成
を行う画像形成方法にある。
【0026】
【実施例】図1に本発明を適用した画像形成装置を示
す。画像形成装置1は、画像形成装置本体をなす装置本
体2と、装置本体2の左側面に装備された後処理手段の
一例としてのフィニッシャ4と、装置本体2の一部をな
し装置本体2から排紙される記録媒体としての用紙をフ
ィニッシャ4へ搬送するユニット構造の中継搬送手段6
と、中継搬送手段6の上位に配設された排紙トレイとし
てのインナートレイ7と、装置本体2の最上面に設置さ
れた読み取りスキャナ8と、読み取りスキャナ8の上面
に設置されたオートドキュメントフィーダすなわちAD
F10と、フィニッシャ4と反対側の側面に設けられた
オプション装置としての両面ユニットである自動両面ユ
ニット12と、オプション装置としての手差しユニット
14とから主に構成されており、他に、オプション装置
としての大量枚数用給紙トレイ16等を備えている。
【0027】装置本体2は、中継搬送手段6の上面から
なる積載トレイとしてのトレイ38をその底部とする、
図1における紙面手前側並びに紙面左側の2つの面が外
部に開口した空間100を有している。インナートレイ
7は、この空間100内に配置されている。読み取りス
キャナ8及びADF10はいずれも周知の構成のもので
あるので、その構成及び機能の説明は省略する。なお、
図1において黒塗りの多数の三角形は用紙検知センサを
示す。
【0028】装置本体2は、画像形成部18を中央にし
てその下方に給紙部20が、上方に排紙部22が位置す
るいわゆる垂直搬送パス方式構成となっており、用紙
は、自動両面ユニット12が設けられた装置本体2の右
側面近傍において、下方から上方に略垂直に搬送されな
がら目的画像を形成され、排紙されるようになってい
る。
【0029】画像形成部18では、読み取りスキャナ8
やパーソナルコンピュータ等の外部装置から送信される
画像データに基づいて書き込みユニット24により像担
持体としての感光体ドラム26上に静電潜像が形成さ
れ、この静電潜像は現像装置としての現像ユニット28
に備えられた現像剤担持体としての現像ローラ27上の
現像剤80(図4参照)が供給され可視像化すなわち現
像される。符号29は現像ユニット28に現像剤80を
補給する現像剤捕給装置を示している。
【0030】オペレータによる図示しない操作パネルの
操作で用紙が選択され、又は用紙の自動選択、及び画像
形成が開始されると、給紙部20の複数の給紙カセット
20a、20b、20c、20dまたは手差しユニット
14の中の対応する一つから選択された用紙が給紙され
る。用紙は感光体ドラム26上の可視像化されたトナー
像の画像先端位置とのタイミングをレジストローラ30
により調整されて転写部へ搬送され、トナー像は転写手
段32により用紙に転写される。トナー像を転写された
用紙は定着装置34へ搬送されて定着され、その後排紙
部22へ送られる。
【0031】本実施例における排紙部22は、下記の4
種類の排紙ルートを有している。 自動両面ユニット12に入り込む実線表示の排紙ルー
トR1 インナートレイ7に排紙される点線表示の排紙ルート
R2 トレイ38に排紙される点線表示の排紙ルートR3 中継搬送手段6内を通ってフィニッシャ4へ入る実線
表示の排紙ルートR4排紙ルートR1と排紙ルートR2
は、分岐爪40と分岐爪42によって選択的に切り換え
られ、排紙ルートR3と排紙ルートR4は分岐爪40と
分岐爪44によって選択的に切り換えられるようになっ
ている。
【0032】排紙ルートR1によって自動両面ユニット
12へ排紙された用紙は、自動両面ユニット12内でス
イッチバック反転され、レジストローラ30の手前から
垂直搬送パス内に搬送される。手差しユニット14や大
量枚数用給紙トレイ16を介して給紙される場合には、
用紙は矢印で示すように垂直搬送パス内に搬送される。
【0033】フィニッシャ4は、用紙のサイズが所定以
上の場合にトレイ38の一部として機能する排紙トレイ
延長部46を有しているとともに、トレイ48を有して
いる。フィニッシャ4の内部には、用紙の束を綴じるス
テープラー50と、ステープラー50によって綴じられ
た用紙束を押し上げてトレイ48に排出する排出手段5
2を備えている。フィニッシャ4に入り込む排紙ルート
R4は、後処理を施さずにトレイ48に直接排出する実
線表示の排紙ルートR5と、後処理を施してトレイ48
に排出する点線表示の排紙ルートR6とに分岐されてお
り、これは分岐爪54によって選択的に切り換えられる
ようになっている。
【0034】詳細を図示しないが、トレイ38はジャム
処理が容易にできるように回動可能であって、またその
中央部には、トレイ38に対する用紙の接触抵抗を減じ
る観点から、隆起部が一体に形成されている。中継搬送
手段6の内部には、複数の搬送コロ49が設けられてお
り、画像形成後の用紙を受け取ってフィニッシャ4へ搬
送できるようになっている。
【0035】インナートレイ7は、インナートレイ7に
積載される用紙の搬送方向における上流側、すなわち図
1における紙面右側の側部74において装置本体2に固
定され、かつ、このインナートレイ7に積載された用紙
の取り出し方向における上流側、すなわち図1における
紙面左側の側部75に設けられた脚部73がトレイ38
の側部に当接することにより装置本体2に支持され、用
紙の搬送方向における下流側を上向きに傾斜させて空間
100内に位置保持されている。
【0036】装置本体2の右側の側面には、装置本体2
の内部を露出する解放位置と、同装置本体2を覆う遮蔽
位置とを占めることが可能な開閉部材としての側板81
が配設されている。図1は側板81が遮蔽位置を占めた
状態を示している。側板81は装置本体2の内部にある
転写手段32を一体に有しており、側板81が解放位置
を占めるときには、転写手段32と感光体26とが互い
に離間する。装置本体2には、側板81を覆うようにし
て自動両面ユニット12が装着できるようになってい
る。
【0037】図2に示すように、現像ユニット28は、
現像ローラ27の他に、現像剤80を収容したケーシン
グ82と、現像ローラ27に当接し現像ローラ27上の
現像剤80を均一薄層化するとともに帯電する規制部材
83と、規制部材83が現像ローラ27に当接する部分
よりも矢印B方向(反時計廻り方向)における上流側に
おいて現像ローラ27に当接し現像ローラ27に現像剤
80を供給する供給ローラ84と、現像剤80の大部分
を貯溜しているトナー収容部85に配設され、現像剤8
0を撹拌するとともに供給ローラ84へ向けて送る矢印
A方向(時計廻り方向)に回転駆動される撹拌部材86
とを有している。現像ローラ27は、ケーシング82の
感光体ドラム20へ向けた開口部に配設され、感光体ド
ラム26に対向している。
【0038】現像ローラ27は、矢印B方向に図示しな
い駆動手段によって回転駆動されるものであり、感光体
ドラム26と逆方向に回転し、接触部において順方向
に、感光体ドラム26の線速の1.2倍で回転している
(図4参照)。現像ローラ27はシリコンゴム製で直径
16mmとされている。現像ローラ27にはゴム材料が
適しており、シリコンゴムの他、ブタジエンゴム、NB
Rゴム、ヒドリンゴム、EPDMゴム等を用いることが
できる。現像ローラの直径は10〜30mmの間で設定
することができる。現像ローラ27の硬度はJISAで
10〜60°であることが好ましく、本実施例では30
°である。現像ローラ27の表面には現像剤80の保持
力、搬送力を高め、均一な薄層を得るために、表面粗さ
Rz(十点平均粗さ)が2μm程度の粗し処理を施して
ある。この値は現像剤80の体積平均粒径の13〜80
%である1〜4μmとすることができ、これにより現像
剤80が現像ローラ27表面に埋没することなく搬送さ
れる。
【0039】現像ローラ27の表面に、特に経時品質を
安定させるためにコート材料を被覆することが好まし
く、本実施例においてはシリコン系の材料が被覆されて
いるが、テフロン系の材料を用いてもよい。シリコン系
の材料は現像剤80の帯電が良好になり、テフロン系の
材料は離型性に優れる。コート層の厚みは5〜50μm
が好ましく、30μmに設定されている。厚さが50μ
mを越えるとひび割れ等の不具合が発生しやすいことが
分かっている。コート層には、導電性を得るためにカー
ボンブラック等の導電性材料を含有させてもよい。
【0040】供給ローラ84は矢印B方向に図示しない
駆動手段によって回転駆動されるものであり発泡ポリウ
レタン製であって可撓性を有し、50〜500μmの直
径のセルで現像剤80を保持しやすい構造をもってい
る。硬度は20°JISAで比較高度が低く現像ローラ
27と均一に当接させることができる。硬度は、10〜
30°JISAの範囲で設定することができる。供給ロ
ーラ84は現像ローラ27と同方向に回転し、接触部に
おいてカウンタ方向に、現像ローラ27の線速の0.9
倍で回転しているが、その線速は現像ローラ27の線速
の0.5〜1.5倍の範囲で設定することもできる。ま
た供給ローラ84は現像ローラ27と逆方向すなわち、
接触部において順方向に回転しても良く、この場合、現
像ローラ27の線速の0.8〜1.5倍の範囲で設定す
ることが好ましい。
【0041】供給ローラ84の現像ローラ27に対する
食い込み量は、0.5〜1.5mmとすることが望まし
いが、この食い込み量条件は現像剤80の帯電特性、供
給性に大きな影響を与えており、上記範囲外に最適条件
がある場合、例えばかかる食い込み量を2mm程度とす
る場合があるため、必ずしもかかる範囲内に設定される
ものではない。
【0042】供給ローラ84表面又は内部に存在する現
像剤80は、その接触点において互いに反対方向に回転
している供給ローラ84と現像ローラ27との間で挟ま
れ、摩擦帯電効果によって負の帯電電荷を得る。現像剤
80は、この負の帯電電荷による静電気力と、現像ロー
ラ27の表面粗さによる搬送力と、供給ローラ84と現
像ローラ27との表面の非静電気力との複合効果により
現像ローラ27上に保持されるようになる。しかしこの
ときの現像ローラ27上のトナー層は均一でなく、かつ
1〜2mg・cm3程度でかなり過剰に付着している。
【0043】規制部材83は現像ローラ27に当接して
現像ローラ27上に均一で適当な層厚の薄層を形成する
ものである。規制部材83はブレード状をなしており、
現像ローラ27の回転方向Bの上流側を向いたカウンタ
当接であって、その中央部が現像ローラ27に当接する
いわゆる腹当て当接となっている。当接の態様は腹当て
当接の他、トレーリング当接、エッジ当接でもよい。本
実施例において材料はSUS304であって、厚さは
0.1mmであるが、材料はその他の金属でもよく、厚
さは0.1〜0.2mmであれば良く、また材料は金属
でなく、ポリウレタンゴム等のゴム材料やシリコン樹
脂、トナーの摩擦帯電極性を性側にシフトするフッ素系
樹脂、例えばETFE、PTFE、PVdF等の比較的
硬度の高い樹脂材料が使用可能であり、この場合の厚さ
は1〜2mmとなる。またかかる金属以外の素材の場
合、カーボンブラック等を混ぜ込むことにより低抵抗化
できるので、バイアス電源を接続して現像ローラ27と
の間に電界を形成することも可能である。
【0044】規制部材83はケーシング82に一体の図
示しないホルダからの自由端長として10〜15mmが
良好であり、10mmに設定されている。この上限を越
えると自由端長が長すぎて現像ユニット28の大きさが
増大することになり、コンパクトに納めることができな
いし、逆に短すぎると、長さLの片側自由端のブレード
の振動数が1/Lに比例することを考慮すると、規制部
材83の振動数が増加するため、現像ローラ27表面と
接するときに両者の固有振動による振動が生じやすくな
り画像上に横方向の段々ムラ等の異常画像が発生しやす
くなる。
【0045】規制部材83の現像ローラ27への当接圧
は5〜50g・f/cmの範囲が良好であり、20g・
f/cmとされている。この範囲を超えると現像ローラ
27上のトナー付着量が減少し且つトナー帯電量が増加
しすぎ、潜像に供給される現像剤量が減少して画像濃度
が低くなる。またこの範囲を下回ると薄層が均一に形成
されずに現像剤80の固まりが規制部材83と現像ロー
ラ27表面との間を通過することがあり、この場合には
画像品質が著しく低下する。規制部材83と現像ローラ
27に挟まれた現像剤80のうち、薄層形成に不必要な
分は現像ローラ27から剥ぎ取られる。本実施例におけ
る現像ローラ27上の現像剤80の付着量は、規制部材
83及び現像ローラ27を上記条件とすることにより目
標の0.4〜0.8mg/cm2を得ている。現像ロー
ラ27上の現像剤80は−8〜−30μC/gの範囲の
帯電量で帯電しており、感光体ドラム26上の潜像に、
トナー層を有する現像ローラ27が当接して現像が行わ
れ、顕像化される。
【0046】感光体ドラム26は有機感光体であるが無
機感光体でも良く、ベルト状のものでもよい。直径は5
0mmであり、硬度はJISAで100°である。図3
は、現像ローラと感光体ドラムの当接圧と地汚れ及び異
常画像との関係を示している。表中に示されている数値
は、白紙濃度と地汚れ部分の濃度の差であるΔIDであ
って、画像品質と廃トナーを低減する観点から目標値と
してΔID<0.02を掲げている。また同図において
は、地汚れ、感光体と現像ローラの当接ムラ、低コント
ラスト画像現像不良、先端白抜け及びベタムラといった
異常画像の発生する領域を網掛けで示している。なお、
摩擦係数μは、潤滑剤塗布の有無、潤滑剤の種類及び量
によって調整している。この図から明らかなように、感
光体ドラムの摩擦係数μが上述の0.1〜0.4の範囲
内にあれば目標値を達成し、低コントラスト画像部にお
ける現像が良好に行われる。そこで本実施例における感
光体ドラム26表面の摩擦係数μは、特開平4−372
981号公報に記載された「体積平均粒径4〜10μm
のトナーを使用したとき、感光体の摩擦係数を低下させ
る物質を感光体上に供給する。潤滑剤の供給は一定枚数
おきに直接塗布、又は潤滑剤を担持した部材を常時又は
一定枚数おきに感光体に当接させてもよい。」といった
周知の構成によって、0.1≦μ≦0.4の範囲を維持
するようにされている。
【0047】感光体ドラム26の摩擦係数測定方法に
は、オイラー法を用いた。具体的には、図4に示すよう
に、台55に固定片56によって位置決め載置された感
光体ドラム26に、TYPE6200A4T目(リコー
製)を297mm×30mmの大きさに切り取った測定
紙片57を載せ、測定紙片57の各端に糸58、59を
付け、糸58にデジタルフォースゲージ60を接続し、
糸59に0.98N(100g)の重り61をつけ、デ
ジタルフォースゲージ60で測定紙片57を引っ張り、
測定紙片57が動き出した時のデジタルフォースゲージ
60の値を読み、この値をF(N)とし、μをμ=[l
n(F/0.98)]/(π/2)として求めるもので
ある。感光体ドラム26に潤滑剤等を塗布しない未処理
の場合の感光体ドラム26の摩擦係数μの測定値は0.
4〜0.6であり経時で増加する傾向にあるが、本実施
例のように潤滑剤を塗布した感光体ドラム26の摩擦係
数μの測定値は0.1〜0.4の範囲であった。図5
に、測定紙片57に用いたTYPE6200A4T目の
各特性値を示す。これら特性値のうち上記のオイラー法
により測定した摩擦係数μに相関のある項目は、秤量、
厚さ、密度、摩擦係数である。
【0048】感光体ドラム26と現像ローラ27とは現
像ローラ27上のトナー層を介して当接している。現像
ローラ27は現像ユニット28の全体を図示しない押圧
手段としてのバネで加圧することで感光体ドラム26に
当接しており、このバネは現像ローラ27の長手方向に
複数配設されているので、当接圧は現像ローラ27の長
手方向において均等化されており、当接ムラが低減され
ている。本実施例において押圧手段はコイルバネである
が、板バネ等他のバネあるいは弾性的な部材とすること
ができる。押圧手段の数は、現像ローラ27の長手方向
に当接圧を均等化するためには、多いほどよい。現像ロ
ーラ27を感光体ドラム26に当接させるための他の態
様としては、現像ローラ27そのものの両端を感光体ド
ラム26に向けて付勢する態様、現像ローラ27両端に
配設された図示しない支持部を感光体ドラム26に向け
て付勢する態様などがある。
【0049】本実施例における現像ローラ27の感光体
ドラム26に対する当接圧Pは、現像ローラ27の硬度
が30°JISAであることを考慮して0.5〜3gf
/mmの範囲とされている。この範囲を下回ると、現像
ローラ27の感光体ドラム26に対する当接状態が、現
像ローラ27の真直度すなわち形状のひずみの影響を受
けやすくなり、当接ムラを生じやすく、現像能力が不均
一になって白抜けが発生するおそれがある。またこの範
囲を上回ると、現像ローラ27と感光体ドラム26に挟
まれた現像剤80が圧縮され凝集してしまうので、現像
剤80が凝集したまま現像ローラ27上に残留すること
となり、ベタ画像の濃度ムラの問題が発生しやすくなる
おそれがある。なお、感光体ドラム26の摩擦係数μが
0.4を超える場合には上述のように地汚れが顕著とな
るが、この地汚れを回避するためにはPを3g・f/m
mより大きくしなければならず、所望の画像品質が得ら
れないこととなる。また本実施例では現像ローラ27の
硬度が低く感光体ドラム26の硬度が高く設定されてい
るが、現像ローラ27の硬度が高く感光体ドラム26の
硬度が低くとも良い。
【0050】現像ローラ27と感光体ドラム26との間
には、図示しない電圧印加手段により、AC電圧を印加
してAC電界が形成されている。AC電圧は、感光体ド
ラム26と現像ローラ27との間で現像剤80を往復動
させるために、ピークツーピーク電圧VPP=200V、
周波数F=2kHzのサイン波の波形を有する。また波
形はサイン波だけでなく矩形波、鋸波であってもよい。
感光体ドラム26と現像ローラ27との間にスリットを
有するSUS製の金属薄板を配設し、感光体ドラム26
と現像ローラ27と対向部である現像ニップ以外の部位
で印加電圧による影響を受けにくくすることができる。
現像ニップの幅は通常2mm以下の1〜1.5mmであ
り、現像ニップ以外の部位で印加電圧による影響を受け
にくくするためには、スリットの幅は現像ニップの幅よ
り1〜2mm大きくすることが望ましい。
【0051】現像ローラ27が回転することにより現像
ギャップ通過中及び通過前後において感光体ドラム26
と現像ローラ27との間隔が変化し、感光体ドラム26
と現像ローラ27との間に形成されたAC電界により現
像剤80は感光体ドラム26と現像ローラ27との間で
往復動されるので、現像ローラ27による感光体ドラム
26への現像剤80の供給量は均一化される。感光体ド
ラム26の摩擦係数μが0.1≦μ≦0.4の範囲の場
合、低コントラスト画像の濃度が低下する場合がある
が、このようにAC電界を作用することで、現像剤80
の凝集をほぐし、現像能力を向上し地汚れを低減し、低
コントラスト画像を均一に再現することができる。
【0052】現像剤80は一成分非磁性トナーであっ
て、図4に示すように、ベース樹脂であるポリエステル
樹脂に帯電制御剤であるCCA、色剤を混合した母体ト
ナーである母体粒子87の周りに、図示しないシリカ、
酸化チタンと、無機材料としてのシリカ88と結着樹脂
89との混合物90等の物質を添加剤として外添してい
る。図6において混合物90は1つのみ示しているが実
際は多数の混合物が母体粒子87に外添される。色剤に
は、現像剤を所望の色とすべく、カ−ボンブラック、フ
タロシアニンブル−、キナクリドン、カ−ミン等を使用
することができる。ベース樹脂としてはポリオ−ル、ス
チレンアクリル等を使用してもよい。このように現像剤
80はポリエステル系、ポリオール系樹脂にCCA、着
色剤、更に場合によってはワックス等を分散混合させた
母体粒子87に上記種類の添加剤を外添している。現像
剤80の体積平均粒径の範囲は3〜12μmが好適であ
るが、本実施例では7.5μmであり、1200dpi
以上の高解像画像にも十分対応する事が可能である。
【0053】添加剤の主機能の一つは現像剤80同士の
凝集力を下げて現像剤80が凝集塊となる事を防止し、
なるべく分離した状態にして均一な現像、転写特性を得
ることである。現像の基本式は、ドット潜像に対向した
現像剤に作用する力の関係によって求められ、図7を参
照して、現像剤と感光体表面間の非静電的付着力(Ft
・p)、現像剤に作用するクーロン力(Fp・e)の和
が現像剤間付着力(Ft・t)、現像剤と現像ローラ表
面間の非静電的付着力(Ft・r)の和より大きい時、
すなわち、 Ft・p+Fp・e>Ft・t+Ft・r を満たすときに現像が行われる。
【0054】従って、現像剤間の凝集力が増加した場合
には、低コントラスト画像における不均一画像発生のモ
デルとなる。現像剤の凝集は規制部材による薄層形成時
や感光体ドラムによる現像時の当接圧で現像剤間の凝集
力が増加した場合におこり、現像剤間の付着力(Ft・
t)が一部強まると部分的に現像が行われなくなる。な
お図7における現像剤80、感光体ドラム26、現像ロ
ーラ27模式図における作用する力の一覧は以下の通り
である。現像ローラ面に垂直な方向に作用する主要な力 Ft・p : トナーと感光体表面間の非静電的付
着力 Fp・e : トナーに作用するクーロン力 Ft・t : トナー間付着力 Ft・r : トナーと現像ローラ表面間の非静電
的付着力 現像方向に垂直方向に作用する主要な力 Fμt・p : トナーと感光体表面間の摩擦力
(μt・pは摩擦係数) Fμt・t : トナー間の摩擦力(μt・tは摩
擦係数) Fμt・r : トナーと現像ローラ表面間の摩擦
力(μt・rは摩擦係数) なお現像方向に垂直方向作用する力は、凝集した現像剤
をほぐす作用を有すると考えられる。
【0055】従来用いられている現像剤は添加剤として
平均粒径10〜15nmのシリカを0.4wt%、平均
粒径10〜15nmの酸化チタンを0.6wt%、平均
粒径30〜50nmのシリカを1wt%添加している。
ベース樹脂に帯電制御剤、ワックス等を含有して母体粒
子を製作した後、上記3種の添加剤を混合添加してい
る。生成後の現像剤を観察すると均一にトナー粒子の周
りを覆っている。しかし、従来の現像剤において、新規
現像剤と経時現像剤の表面を比較観察すれば、添加剤が
母体粒子に埋没していることが分かる。添加剤は母体粒
子の外側に存在する事で母体粒子同士の付着を無くして
流動性を高めていたのであるが、添加剤が母体粒子に埋
没すると添加剤の本来の機能を果たせなくなり、現像剤
は凝集・劣化してしまう。
【0056】本発明による現像剤80は、従来の現像剤
における平均粒径30〜50nmのシリカに代えて、3
0〜50nmの径を有する、シリカ88と結着樹脂89
との混合物90を母体粒子87に付着させたものであ
る。混合物90の生成は、添加剤として平均粒径が10
nmの酸化シリカと結着樹脂を添加剤過多の状態混合し
てペレットを作成した後、再度粉砕を行い、30〜50
nm径にすることによって行う。図6に示した混合物9
0は再粉砕後の後の状態のものである。結着樹脂の硬度
は母体粒子87の硬度よりも少し高いかそれ以下であ
る。
【0057】従来の現像剤を使用して経時品質確認を行
った結果と、本実施例による現像剤80を使用して経時
品質確認を行った結果とを表1に示す。経時とは、20
k枚の画像形成の終了後を意味し、また数値は現像剤の
凝集度を示しており、数値が大きいほど流動性が低いこ
とを意味する。
【0058】
【表1】
【0059】このように流動性が向上したのは、シリカ
や酸化チタン等の通常の添加剤は、そのままでは母体粒
子87よりも硬度が高いために現像工程を繰り返すと相
対的に柔らかい母体粒子87に埋没してしまうが、混合
物90を母体粒子87に添加することによって結着樹脂
89を介して添加剤を加えると、母体粒子87に主に接
触するのは、硬度が上述のように調整された結着樹脂8
9であり、かかる埋没作用が緩和されるからである。す
なわち、本実施例は、混合物90を母体粒子87に添加
することにより、添加剤の、母体粒子87に対する存在
状態を最適化して、添加剤が母体粒子87に埋没するこ
とを防止して現像剤80の流動性を向上したものであ
る。感光体ドラム26の摩擦係数μが0.1≦μ≦0.
4であると、低コントラスト画像の濃度が幾分低下する
場合があるが、現像剤の流動性が低く凝集した状態にお
いてはさらに現像能力が低下する。しかし、本実施例に
よれば現像剤の流動性が向上し、凝集することが抑制さ
れるため、現像能力が向上し、低コントラスト画像を均
一に再現することができる。結着樹脂89には無機材料
として酸化チタンを混合して混合材90を生成してもよ
い。
【0060】凝集度の測定には特開平7−160033
号公報に記載された凝集度の測定方法及び定義が一般的
に使用されている。具体的には、篩の目開きが150μ
m(上段)、75μm(中段)、45μm(下段)の組
合せの第1組のものと、篩の目開きが75μm(上
段)、45μm(中段)、22μm(下段)の組合せの
第2組のものとを用い、上段の篩にトナー2グラムを乗
せ、振幅1mmで、時間T=20+|(1.6−W)/
0.016|(sec.)の間振動させた後、各篩に残
留したトナーの重量を測定し、 (1)|(上段に残ったトナー重量)/2|×100 (2)|(中段に残ったトナー重量)/2|×100×
(3/5) (3)|(下段に残ったトナー重量)/2|×100×
(1/5) としたとき、これら(1)〜(3)の計算値の合計をも
ってトナーの凝集度を表すと定義したものであり、表1
の結果もこれにより得たものである。
【0061】なお、Wはトナーの動的見掛比重であっ
て、W=(P−A)C/100+Aの数式で計算され、P;
固め見掛比重、A;ゆるみ見掛比重、C;ゆるみ見掛比
重と固め見掛比重との比から求めた圧縮度である。
【0062】さらに、画像の比較では従来の現像剤を使
用した場合約10k枚のプリントで低コントラスト画像
部の現像が不均一となったが、本実施例の現像剤80を
使用する事で、経時であっても低コントラスト画像部は
均一な画像特性が得られた。このように現像剤の添加剤
に無機材料と樹脂との混合物90を含めた事で、現像剤
の凝集度の経時的増加を抑える事が可能となり、経時に
おいても低コントラスト画像で構成される低コントラス
ト潜像に対しても均一で濃度の高い画像を得ることがで
きる。
【0063】図8に本発明を適用した画像形成装置の第
2の実施例を示す。上記実施例と異なる点は、現像ロー
ラ27と感光体ドラム26との間に電印加手段により電
圧を印加する構成に代えて、規制部材93を、規制部材
83により現像剤80が規制された後の現像ローラ27
に当接するように、すなわち規制部材83が現像ローラ
27に当接している位置からB方向下流側において現像
ローラ27に当接するように配設し、規制部材83に電
極91を、規制部材に電極92を配設し、電極91と電
極92とをAC電源94に接続し、規制部材83と規制
部材93との間にAC電界を形成したことにある。規制
部材93は規制部材93と同様ブレード状である。規制
部材93は、厚さ0.1mmのSUS板で、図9に示す
ように、規制部材83に絶縁性の支持部材部材95を介
して固定されており、Rを持って曲げられ現像ローラ2
7上の現像剤の薄層と接触している。
【0064】電極91は絶縁性部材96を介して規制部
材93上に配設され、電極92は絶縁性部材97を介し
て規制部材83上に配設されており、電極91と電極9
2との間は0.3mm以下となるように配設される。
0.3mm以下とするのは、0.3mmを越えると電極
91、92間の電界強度が低下するために印加電圧を非
常に大きくしなければならず他の部材にリークする虞れ
があるからである。規制部材93の材料は材料は導電性
ゴム、導電性樹脂でもよい。AC電源94による印加電
圧の値はピークツーピーク電圧VPP=200Vであり、
周波数F=2kH Zである。また波形に関してはサイン
波だけでなく矩形波、鋸波であっても良い。
【0065】このような構成により、現像剤80は電極
91、92間に形成される電界に応じて現像ローラ27
表面に平行に往復動し、現像剤80間の付着力を低減
し、かつ規制部材93が現像剤80の薄層をならす事で
現像剤80の凝集が過度でない状態で現像し、良好な現
像を行う。また、感光体ドラム26の摩擦係数μが0.
1≦μ≦0.4であると、正に帯電している現像剤、す
なわち本実施例においては負の帯電が正規帯電であるか
ら逆に帯電している現像剤は、現像時に除去されるが、
この現象は地肌領域だけでなく正規現像領域においても
生じ、現像能力を低下するが、かかるAC電界を形成す
ることで正規帯電現像剤の割合が増加するので、このよ
うな現像能力低下が回避される。規制部材93の現像ロ
ーラ27に対する当接圧は3〜7g/cmであり、規制
部材83の現像ローラ27に対する当接圧と比較して弱
い方が良好である。これは規制部材83による現像剤8
0の薄層化により既に必要な現像剤量が得られており、
規制部材93により現像ローラ27上の現像剤を掻き落
とす必要が無く、かつ、AC電界で乱された現像剤80
の薄層を再び均一にならす必要があるからである。
【0066】図10に第3の実施例を示す。本実施例は
第2の実施例に比し、ブレード状の規制部材93に代え
て、円筒状の規制部材98を用いている。規制部材98
は、少なくともそのが電極92となっており、その径は
4〜8mmで現像ローラ27上の現像剤80の薄層と接
触するように固定されている。材料はSUSであるが導
電性ゴム、導電性樹脂も使用可能である。規制部材93
も現像ローラ27上の現像剤層を掻き取る事は無く均一
にならすものである。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、像担持体
に現像剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う画像形
成装置において、上記像担持体の摩擦係数μの範囲を
0.1≦μ≦0.4とし、上記像担持体と上記現像剤担
持体との当接圧Pの範囲を0.5≦P≦3g・f/mm
としたので、像担持体の摩擦係数の範囲が適当でありま
たこれにより現像剤担持体の像担持体への当接圧を適当
な範囲で設定できるから、現像剤の凝集を防止して低コ
ントラスト画像の現像を良好に行うことができる画像形
成装置を提供することができる。
【0068】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、上記像担持体と上記現像剤
担持体との間にAC電界を形成するので、現像剤の凝集
を防止すると共に凝集した現像剤をほぐすことができ、
また像担持体への現像剤の供給量を適当にすることがで
きるので、低コントラスト画像の現像を良好に行うこと
ができる画像形成装置を提供することができる。
【0069】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の画像形成装置において、上記現像剤担持体上
の現像剤を規制する第1の規制部材と、第1の規制部材
により現像剤が規制された後の上記現像剤担持体に当接
し現像剤を規制する第2の規制部材とを有し、第1の規
制部材と第2の規制部材との間にAC電界を形成するの
で、現像剤の凝集を防止すると共に凝集した現像剤をほ
ぐすことができ、かつ現像剤を均一に帯電することがで
き、像担持体への現像剤の供給量を適当にすることがで
きるので、低コントラスト画像の現像を良好に行うこと
ができる画像形成装置を提供することができる。
【0070】請求項4記載の発明によれば、像担持体に
現像剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う画像形成
装置において、上記像担持体の摩擦係数μの範囲を0.
1≦μ≦0.4とし、上記像担持体と上記現像剤担持体
との間にAC電界を形成するので、現像剤の凝集を防止
すると共に凝集した現像剤をほぐすことができ、また像
担持体への現像剤の供給量を適当にすることができるの
で、低コントラスト画像の現像を良好に行うことができ
る画像形成装置を提供することができる。
【0071】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の画像形成装置において、上記現像剤担持体上の現像
剤を規制する第1の規制部材と、第1の規制部材により
現像剤が規制された後の上記現像剤担持体に当接し現像
剤を規制する第2の規制部材とを有し、第1の規制部材
と第2の規制部材との間にAC電界を形成するので、現
像剤の凝集を防止すると共に凝集した現像剤をほぐすこ
とができ、かつ現像剤を均一に帯電することができ、像
担持体への現像剤の供給量を適当にすることができるの
で、低コントラスト画像の現像を良好に行うことができ
る画像形成装置を提供することができる。
【0072】請求項6記載の発明によれば、像担持体に
現像剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う画像形成
装置において、上記像担持体の摩擦係数μの範囲を0.
1≦μ≦0.4とし、上記現像剤担持体上の現像剤を規
制する第1の規制部材と、第1の規制部材により現像剤
が規制された後の上記現像剤担持体に当接し現像剤を規
制する第2の規制部材とを有し、第1の規制部材と第2
の規制部材との間にAC電界を形成するので、現像剤の
凝集を防止すると共に凝集した現像剤をほぐすことがで
き、かつ現像剤を均一に帯電することができ、像担持体
への現像剤の供給量を適当にすることができるので、低
コントラスト画像の現像を良好に行うことができる画像
形成装置を提供することができる。
【0073】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし6の何れか1つに記載の画像形成装置において、無
機材料と樹脂との混合物を添加剤とした現像剤を用いる
ので、添加剤の埋没を防止して現像剤の凝集を防止する
ことができ、低コントラスト画像の現像を良好に行うこ
とができる画像形成装置を提供することができる。
【0074】請求項8記載の発明によれば、像担持体に
現像剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う画像形成
装置において、上記像担持体の摩擦係数μの範囲を0.
1≦μ≦0.4とし、無機材料と樹脂との混合物を添加
剤とした現像剤を用いるので、添加剤の埋没を防止して
現像剤の凝集を防止することができ、低コントラスト画
像の現像を良好に行うことができる画像形成装置を提供
することができる。
【0075】請求項9記載の発明によれば、請求項1な
いし8の何れか1つに記載の画像形成装置に備えられた
現像装置であって、上記現像剤担持体を有する現像装置
であるので、上述の各効果を奏することができる画像形
成装置に寄与する現像装置を提供することができる。
【0076】請求項10記載の発明によれば、無機材料
と樹脂との混合物を添加剤とした現像剤であるので、添
加剤の埋没を防止して現像剤の凝集を防止することがで
き、低コントラスト画像の現像を良好に行うことに寄与
する現像剤を提供することができる。
【0077】請求項11記載の発明によれば、像担持体
に現像剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う現像方
法において、摩擦係数μの範囲が0.1≦μ≦0.4で
ある像担持体を用い、この像担持体と上記現像剤担持体
との当接圧Pの範囲を0.5≦P≦3g・f/mmとし
て現像を行うので、現像剤の凝集を防止して低コントラ
スト画像の現像を良好に行うことができる現像方法を提
供することができる。
【0078】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の現像方法において、上記像担持体と上記現像剤
担持体との間にAC電界を形成して現像を行うので、現
像剤の凝集を防止すると共に凝集した現像剤をほぐすこ
とができ、また像担持体への現像剤の供給量を適当にす
ることができるので、低コントラスト画像の現像を良好
に行うことができる現像方法を提供することができる。
【0079】請求項13記載の発明によれば、請求項1
1又は12記載の現像方法において、上記現像剤担持体
上の現像剤を規制する第1の規制部材と、第1の規制部
材により現像剤が規制された後の上記現像剤担持体に当
接し現像剤を規制する第2の規制部材とを用い、第1の
規制部材と第2の規制部材との間にAC電界を形成して
現像を行うので、現像剤の凝集を防止すると共に凝集し
た現像剤をほぐすことができ、かつ現像剤を均一に帯電
することができ、像担持体への現像剤の供給量を適当に
することができるので、低コントラスト画像の現像を良
好に行うことができる現像方法を提供することができ
る。
【0080】請求項14記載の発明によれば、像担持体
に現像剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う現像方
法において、摩擦係数μの範囲が0.1≦μ≦0.4で
ある像担持体を用い、この像担持体と上記現像剤担持体
との間にAC電界を形成して現像を行うので、現像剤の
凝集を防止すると共に凝集した現像剤をほぐすことがで
き、また像担持体への現像剤の供給量を適当にすること
ができるので、低コントラスト画像の現像を良好に行う
ことができる現像方法を提供することができる。
【0081】請求項15記載の発明によれば、請求項1
4記載の現像方法において、上記現像剤担持体上の現像
剤を規制する第1の規制部材と、第1の規制部材により
現像剤が規制された後の上記現像剤担持体に当接し現像
剤を規制する第2の規制部材とを用い、第1の規制部材
と第2の規制部材との間にAC電界を形成して現像を行
うので、現像剤の凝集を防止すると共に凝集した現像剤
をほぐすことができ、かつ現像剤を均一に帯電すること
ができ、像担持体への現像剤の供給量を適当にすること
ができるので、低コントラスト画像の現像を良好に行う
ことができる現像方法を提供することができる。
【0082】請求項16記載の発明によれば、像担持体
に現像剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う現像方
法において、上記像担持体の摩擦係数μの範囲を0.1
≦μ≦0.4とし、上記現像剤担持体上の現像剤を規制
する第1の規制部材と、第1の規制部材により現像剤が
規制された後の上記現像剤担持体に当接し現像剤を規制
する第2の規制部材とを用い、第1の規制部材と第2の
規制部材との間にAC電界を形成して現像を行うので、
現像剤の凝集を防止すると共に凝集した現像剤をほぐす
ことができ、かつ現像剤を均一に帯電することができ、
像担持体への現像剤の供給量を適当にすることができる
ので、低コントラスト画像の現像を良好に行うことがで
きる現像方法を提供することができる。
【0083】請求項17記載の発明によれば、請求項1
1ないし16の何れか1つに記載の現像方法において、
無機材料と樹脂の混合物を添加剤とした現像剤を用いて
現像を行うので、添加剤の埋没を防止して現像剤の凝集
を防止し、低コントラスト画像の現像を良好に行うこと
ができる現像方法を提供することができる。
【0084】請求項18記載の発明によれば、像担持体
に現像剤担持体上の現像剤を供給して現像を行う現像方
法において、摩擦係数μの範囲が0.1≦μ≦0.4で
ある像担持体と、無機材料と樹脂の混合物を添加剤とし
た現像剤とを用いて現像を行うので、添加剤の埋没を防
止して現像剤の凝集を防止し、低コントラスト画像の現
像を良好に行うことができる現像方法を提供することが
できる。
【0085】請求項19記載の発明によれば、無機材料
と樹脂との混合物を添加剤とした現像剤を用いて現像を
行う現像方法であるので、添加剤の埋没を防止して現像
剤の凝集を防止し、低コントラスト画像の現像を良好に
行うことができる現像方法を提供することができる。
【0086】請求項20記載の発明によれば、請求項1
1ないし19の何れか1つに記載の現像方法を用いて画
像形成を行う画像形成方法であるので、上述の各効果を
奏することができ高品質の画像形成を行うことができる
画像形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の概略構成図で
ある。
【図2】本発明を適用した現像装置の概略構成図であ
る。
【図3】像担持体の摩擦係数と地汚れ及び異常画像との
関係を示した相関図である。
【図4】オイラー法により像担持体の摩擦係数を測定す
る態様を示す側視図である。
【図5】図4に示した測定紙片の特性の一覧である。
【図6】本発明を適用した現像剤の概略拡大図である。
【図7】現像剤に作用する力を示す模式図である。
【図8】本発明を適用した画像形成装置及び現像装置の
第2の実施例の一部を示す概略構成図である。
【図9】図8に示した第1の規制部材と第2の規制部材
との拡大側視図である。
【図10】本発明を適用した画像形成装置及び現像装置
の第3の実施例の一部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 26 像担持体 27 現像剤担持体 80 現像剤 83 第1の規制部材 88 無機材料 89 樹脂 90 添加剤 93 第2の規制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/06 101 G03G 15/06 101 (72)発明者 松本 純一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA08 CB07 CB13 2H068 AA28 DA37 2H073 BA15 CA02 2H077 AD13 AD17 AD36 EA15

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に現像剤担持体上の現像剤を供給
    して現像を行う画像形成装置において、上記像担持体の
    摩擦係数μの範囲を0.1≦μ≦0.4とし、上記像担
    持体と上記現像剤担持体との当接圧Pの範囲を0.5≦
    P≦3g・f/mmとしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、上
    記像担持体と上記現像剤担持体との間にAC電界を形成
    することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置におい
    て、上記現像剤担持体上の現像剤を規制する第1の規制
    部材と、第1の規制部材により現像剤が規制された後の
    上記現像剤担持体に当接し現像剤を規制する第2の規制
    部材とを有し、第1の規制部材と第2の規制部材との間
    にAC電界を形成することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】像担持体に現像剤担持体上の現像剤を供給
    して現像を行う画像形成装置において、上記像担持体の
    摩擦係数μの範囲を0.1≦μ≦0.4とし、上記像担
    持体と上記現像剤担持体との間にAC電界を形成するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、上
    記現像剤担持体上の現像剤を規制する第1の規制部材
    と、第1の規制部材により現像剤が規制された後の上記
    現像剤担持体に当接し現像剤を規制する第2の規制部材
    とを有し、第1の規制部材と第2の規制部材との間にA
    C電界を形成することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】像担持体に現像剤担持体上の現像剤を供給
    して現像を行う画像形成装置において、上記像担持体の
    摩擦係数μの範囲を0.1≦μ≦0.4とし、上記現像
    剤担持体上の現像剤を規制する第1の規制部材と、第1
    の規制部材により現像剤が規制された後の上記現像剤担
    持体に当接し現像剤を規制する第2の規制部材とを有
    し、第1の規制部材と第2の規制部材との間にAC電界
    を形成することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6の何れか1つに記載の画
    像形成装置において、無機材料と樹脂との混合物を添加
    剤とした現像剤を用いることを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】像担持体に現像剤担持体上の現像剤を供給
    して現像を行う画像形成装置において、上記像担持体の
    摩擦係数μの範囲を0.1≦μ≦0.4とし、無機材料
    と樹脂との混合物を添加剤とした現像剤を用いることを
    特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8の何れか1つに記載の画
    像形成装置に備えられた現像装置であって、上記現像剤
    担持体を有する現像装置。
  10. 【請求項10】無機材料と樹脂との混合物を添加剤とし
    た現像剤。
  11. 【請求項11】像担持体に現像剤担持体上の現像剤を供
    給して現像を行う現像方法において、摩擦係数μの範囲
    が0.1≦μ≦0.4である像担持体を用い、この像担
    持体と上記現像剤担持体との当接圧Pの範囲を0.5≦
    P≦3g・f/mmとして現像を行うことを特徴とする
    現像方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載の現像方法において、上
    記像担持体と上記現像剤担持体との間にAC電界を形成
    して現像を行うことを特徴とする現像方法。
  13. 【請求項13】請求項11又は12記載の現像方法にお
    いて、上記現像剤担持体上の現像剤を規制する第1の規
    制部材と、第1の規制部材により現像剤が規制された後
    の上記現像剤担持体に当接し現像剤を規制する第2の規
    制部材とを用い、第1の規制部材と第2の規制部材との
    間にAC電界を形成して現像を行うことを特徴とする現
    像方法。
  14. 【請求項14】像担持体に現像剤担持体上の現像剤を供
    給して現像を行う現像方法において、摩擦係数μの範囲
    が0.1≦μ≦0.4である像担持体を用い、この像担
    持体と上記現像剤担持体との間にAC電界を形成して現
    像を行うことを特徴とする現像方法。
  15. 【請求項15】請求項14記載の現像方法において、上
    記現像剤担持体上の現像剤を規制する第1の規制部材
    と、第1の規制部材により現像剤が規制された後の上記
    現像剤担持体に当接し現像剤を規制する第2の規制部材
    とを用い、第1の規制部材と第2の規制部材との間にA
    C電界を形成して現像を行うことを特徴とする現像方
    法。
  16. 【請求項16】像担持体に現像剤担持体上の現像剤を供
    給して現像を行う現像方法において、上記像担持体の摩
    擦係数μの範囲を0.1≦μ≦0.4とし、上記現像剤
    担持体上の現像剤を規制する第1の規制部材と、第1の
    規制部材により現像剤が規制された後の上記現像剤担持
    体に当接し現像剤を規制する第2の規制部材とを用い、
    第1の規制部材と第2の規制部材との間にAC電界を形
    成して現像を行うことを特徴とする現像方法。
  17. 【請求項17】請求項11ないし16の何れか1つに記
    載の現像方法において、無機材料と樹脂の混合物を添加
    剤とした現像剤を用いて現像を行うことを特徴とする現
    像方法。
  18. 【請求項18】像担持体に現像剤担持体上の現像剤を供
    給して現像を行う現像方法において、摩擦係数μの範囲
    が0.1≦μ≦0.4である像担持体と、無機材料と樹
    脂の混合物を添加剤とした現像剤とを用いて現像を行う
    ことを特徴とする現像方法。
  19. 【請求項19】無機材料と樹脂との混合物を添加剤とし
    た現像剤を用いて現像を行う現像方法。
  20. 【請求項20】請求項11ないし19の何れか1つに記
    載の現像方法を用いて画像形成を行う画像形成方法。
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