JP2001165927A - 内分泌攪乱化学物質のモニタリング方法およびその装置 - Google Patents

内分泌攪乱化学物質のモニタリング方法およびその装置

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JP2001165927A JP34846899A JP34846899A JP2001165927A JP 2001165927 A JP2001165927 A JP 2001165927A JP 34846899 A JP34846899 A JP 34846899A JP 34846899 A JP34846899 A JP 34846899A JP 2001165927 A JP2001165927 A JP 2001165927A
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Hideki Takeuchi
英樹 竹内
Mitsuo Kawase
三雄 川瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置が小型で現場で使用でき、メンテナンスが
容易な内分泌攪乱化学物質の連続自動モニタリング方法
および装置。 【解決手段】 このモニタリング装置は、下水道1を検
査対象とし、サンプリング装置2、ろ過装置3、殺菌装
置4、濃縮装置5、溶媒調整装置6、検出装置7の順に
配置され、特に重要なところは、検体中の検出対象物質
を好適な濃度まで濃縮するに際して、アフィニティクロ
マトグラフィ、水分蒸発、および自動固相抽出のいずれ
か一つを用いる点にあり、次いで、検出対象物質である
内分泌攪乱化学物質の濃度を測定するのに、高感度の免
疫測定法を用いる点にある。さらに、前記各装置の運転
操作を所定のプログラムに従って指令する制御装置とし
てシーケンサ装置8を配設した点にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川、湖沼、ある
いは下水などに含まれる内分泌攪乱化学物質の改良され
たモニタリング方法およびその装置に関するもので、特
に、連続自動モニタリングに適した方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境庁や建設省が行った実態調査
の結果、河川、湖沼、あるいは下水などの水中から多種
類の内分泌攪乱化学物質およびその関連物質が検出さ
れ、これらの環境中濃度測定、下水処理性能との関連な
どの実態調査を更に行うために、水中濃度の変動に対応
できる連続自動水質測定技術の確立が要望されるに至っ
た。そして、これらの内分泌攪乱化学物質とは、環境庁
が平成10年に公表した環境ホルモン戦略計画SPEE
D’98に示された67物質(群)に代表されるもので
ある。
【0003】これらの内分泌攪乱化学物質の分析手段と
しては、試験対象水から検体のサンプリング、SS
分のろ過、対象物質の抽出、減圧などによる濃縮、
測定妨害物質を除去するためのクリ─ンアップ、検
出精度を高めるための濃縮、GC/MS法(ガスクロ
マトグラフ/質量分析法)による検出などの工程が採用
されている。
【0004】このように、従来の分析方法は工程が多
く、操作も複雑で時間を要するものであった。例えば、
検出手法にGC/MS法を用いるときは、その検出感度
に適するように、検体中に非常に低濃度に含まれる内分
泌攪乱化学物質濃度を少なくとも1000倍程度濃縮す
る必要があること、また実際の環境から採取される検体
には、いろいろな測定妨害物質が含まれており、これら
がGC/MS法による測定の障害となるため、それらを
除去する抽出、クリーンアップ操作も必要であった。
【0005】さらに、検出手法としてのGC/MS法は
操作が複雑で熟練した技術者が必要なこと、濃縮操作は
有機溶媒を減圧させて揮発させるときに微妙な調整が必
要であるなどの理由で測定操作の自動化が困難であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなことを背景
として、河川、湖沼、下水など水中の内分泌攪乱化学物
質の測定を迅速に、かつ自動的に行うことができる簡易
な測定方法の開発が要請されるにいたった。本発明は、
上記の問題点を解決するためになされたものであり、迅
速に測定できること、装置自体は小型で現場で使用でき
ること、メンテナンスが容易であること、などの目的を
実現する連続自動モニタリングに適した内分泌攪乱化学
物質のモニタリング方法および装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、少なくと
も次のプロセスを含むモニタリングプロセスを所定のプ
ログラムにより自動的に行うことを特徴とする本発明の
内分泌攪乱化学物質のモニタリング方法によって解決す
ることができる。 (1)検査対象水から検体を汲み上げるサンプリング工
程。 (2)検体中の検出対象物質を濃縮する濃縮工程。 (3)濃縮工程を経た検出対象物質の濃度を測定する検
出工程。
【0008】さらに上記の問題は、少なくとも次のモニ
タリングプロセス手段を備えたことを特徴とする本発明
の内分泌攪乱化学物質のモニタリング装置によって解決
することができる。 (1)検査対象水から検体を抜き出すサンプリング手
段。 (2)検体中のSSなど混合固形物を除去するろ過手
段。 (3)検体中の微生物を殺菌する殺菌手段。 (4)検体中の検出対象物質をアフィニティクロマトグ
ラフィ、水分蒸発、および自動固相抽出のいずれか一つ
を用いて濃縮する濃縮手段。 (5)高感度の免疫測定法により検出対象物質を濃度を
測定する検出手段。 (6)前記各個別手段の操作を所定のプログラムにより
指令するシーケンサ手段。
【0009】なお、本発明でいうところの内分泌攪乱化
学物質とは、環境庁が公表した前記環境ホルモン戦略計
画SPEED’98に示された67物質(群)およびそ
の関連物質を意味する。例示すると、67物質としては
ノニルフェノール、ビスフェノールA、フタル酸ジ−2
−エチルヘキシルなどがあり、また関連物質としては、
前記物質の前駆物質、例えばノニフェノールの前駆物質
であるノニフェノールエトキシレート、および、人畜か
ら由来するホルモン、例えば17β−エストラジオー
ル、などを含む物質である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の内分泌攪乱化学物
質のモニタリング方法およびその装置に係る実施形態に
ついて、図1のモニタリング装置のフロー図を参照しな
がら説明する。図1では、このモニタリング装置は、下
水道1を検査対象とし、サンプリング装置2、ろ過装置
3、殺菌装置4、濃縮装置5、溶媒調整装置6、検出装
置7の順に配置され、さらにこれら装置群の操作をコン
トロールするシーケンサ装置8から構成されている。
【0011】そして、本発明の特に重要なところは、先
ず、検体中の検出対象物質を検出するのに好適な濃度ま
で濃縮する濃縮装置5に採用する濃縮方法として、アフ
ィニティクロマトグラフィ、水分蒸発、および自動固相
抽出のいずれか一つを用いる点にあり、次いで、検出対
象物質である内分泌攪乱化学物質の濃度を測定する検出
装置7に採用する検出方法として、高感度の免疫測定法
を用いる点にある。さらに、前記各装置の運転操作を、
各装置固有の操作手順を示すプログラムとそれら装置群
の運転手順を示すプログラムを主体とする所定のプログ
ラムに従って指令する制御装置としてシーケンサ装置8
を配設した点にある。
【0012】ここで、各個別装置についてさらに説明す
ると、先ず、サンプリング2は、検体を連続的に、また
は間欠的に汲み上げて、次のろ過装置3に供給するもの
で、所要の配管とポンプ類から構成される。次のろ過装
置3は、検体中の塵埃、異物など、特に微細なSSを除
去するためのものであり、MF膜をろ過膜としたろ過装
置が適当である。特に、セラミック膜を用いて、薬液洗
浄や逆洗浄などにより自動的に再生処理が行えるタイプ
を選択するのが好ましい。なお、検出対象物質がpp
b、pptオーダといった極微量であるため、検出対象
物質が膜や目詰まり物質などに吸着して測定精度が低下
しないよう、膜材質を選択し、あるいは目詰まり再生処
理を適切に行う必要がある。
【0013】次の殺菌装置4は、検体中に微生物数が多
く、流路を汚染するなどの不都合があるときに設けるも
ので、必ずしも必須ではない。サンプリング後に、UV
照射処理、塩素注入による塩素殺菌法など連続殺菌方法
を用いることで流路内の微生物汚損を回避することがで
きる。
【0014】次の濃縮装置5は、下水道1などに含まれ
る検出対象物質である内分泌攪乱化学物質の濃度はもと
もとppb、pptオーダの低濃度であるため、現状の
検出技術では、検出感度が不足して十分な精度で検出で
きないため、特に必須で重要な部分である。そして、こ
のモニタリングを常時自動的に、好ましくは自動連続的
に実施するためには、従来のシステムでは前記したよう
な理由で困難であったのを、本発明では、この自動化を
アフィニティクロマトグラフ(AFC)法、水分蒸発
法、自動固相抽出法の利用により、可能とすることがで
きたのである。
【0015】このアフィニティクロマトグラフ(AF
C)法、または自動固相抽出法では、検出対象物質を、
予め固相に結合させた抗体、またはC18鎖などのリガ
ンドに選択的に吸着させた後、脱離させることで検出対
象物質を濃縮するものであり、濃縮前の検出対象物質が
固相側に吸着しにくい場合など、必要に応じてpH調整
など溶媒調整を行うことになる。なお、この濃縮処理で
は、固相からの脱離に酸性液または有機溶媒を使用する
関係から、アフィニティクロマトグラフ法では濃縮液の
pHが酸性側に偏る場合が多いが、この酸性濃縮液を用
いて、後記の免疫測定法に基づく検出操作を行うと、そ
の抗体抗原反応を阻害することがあるので、その場合に
は、図示の溶媒調整装置6にてpHを調整する必要があ
る。また、自動固相抽出法では溶媒調整装置6にて有機
溶媒の組成成分、その比率などを調整する必要がある。
【0016】かくして得られた濃縮された検体は、高感
度で自動化が容易な免疫測定法に基づく検出装置7に
て、検出対象物質の濃度が測定される。かくして得られ
た検出対象物質の濃度情報は、下水処理場などに設けら
れた集中監視システムに送られ、所要のデータとして活
用されることになるが、この免疫測定法としては、免疫
質量センサ法、Sapidyne社法、自動イムノアッ
セイ法のいずれかが適用される。
【0017】ここで、上記の各免疫測定法について、説
明すると、先ず、免疫質量センサ法は、質量センサ表面
の微小質量変化に伴う圧電セラミックスの共振周波数の
変化によって測定を行うものでイムノアッセイ法の1種
として利用できる。この方法では、センサ表面に固定化
した抗体に吸着した検出対象物質の量を質量変化として
測定するため、通常のイムノアッセイでは必要な酵素、
蛍光、放射線などのラベルおよびラベル反応工程が不要
となり、またナノグラム単位の質量変化が検出可能であ
るから高精度、簡易かつ迅速な検出法として好ましい。
【0018】次のSapidyne社法は、イムノアッ
セイ法の1種であり、リガンド(検出対象物質に対応す
る抗体、または検出対象物質そのものかその複合体をい
う)を固定化したビーズ状担体をカラム様に充填し、そ
こに検体と蛍光複合体の混合液を流し、検出対象物質の
含有量に応じた蛍光シグナルを発生させる。そして得ら
れたシグナル強度を予め作成した濃度検量線と比較し
て、検出対象物質の濃度を測定する方法である。
【0019】さらに、自動イムノアッセイ法は、主とし
て癌マーカーやホルモンなどといった領域の血中成分、
例えばPSA(前立腺ガン関連抗原)やエストラジオー
ルなどを測定するための臨床検査の分野で利用されてい
る方法で、その種類には、EIA、RIA、FIA、C
LIA、CLEIAなどがあり、臨床検査用自動イムノ
アッセイシステムは幾つかの企業で開発されている。例
えば、自動EIAシステムとしては、ダイナポッド社製
AXSYM、国際試薬社製エルジアF750など、自動
CLIAでは、富士レビオ社製ルミパルス、三共社製ル
ミノマスタなどである。
【0020】これらの自動イムノアッセイシステムは、
いずれも、一定温度で検体を貯蔵するサンプルラック、
検体、各種標識抗体液、基質液などをディスポーザブル
シリンジにより反応セル内に分注する試薬分注ユニッ
ト、マイクロプレート、磁気ビーズなどの固相と試験液
との固液反応を混合、攪拌しながら一定時間、一定温度
で行うインキュベーションユニット、洗浄液を反応セル
に注入したり、各種反応液や洗浄液を反応セルから吸
引、廃棄する洗浄ユニット、吸光度、各種発光量、放射
線量を検出して対象物質の濃度を算出する検出ユニッ
ト、各ユニットを自動制御するためのコントロールおよ
びデータ処理ユニットからなる検出システムとして具体
化され得る。
【0021】以上説明したサンプリング装置2〜検出装
置7に到る一連のシステム全体は、それら各装置の個別
の操作プログラムをメモリに持ち、かつそれら各装置を
連繋させて運転する所定の手順を規定したプログラムに
よって、操作、運転されるよう制御装置として配置され
たシーケンサ装置8によって制御されている。
【0022】本発明においては、このシ─ケンサ制御に
よって自動化されたモニタリング方法および装置とし
て、特に有用であるが、本発明が実用化されるに至った
重要な要点は、自動化しやすい内分泌攪乱化学物質を含
む検体の濃縮方法およびその検出方法を採用したことに
依存している。
【0023】次に、本発明の自動化技術の要点を説明す
ると、本発明の検体の濃縮方法としては、アフィニティ
クロマトグラフィ、水分蒸発、および自動固相抽出の各
方法が採用され得るが、アフィニティクロマトグラフィ
法は、抗体抗原反応において、その吸脱着がpHに依存
することを利用し、中性域で吸着させ、酸性域で脱離さ
せることができる点、また水分蒸発法は、ヒータ加熱に
より簡単に濃縮できる点、さらには自動固相抽出法で
は、C18固相カートリッジなどに検出対象物質と溶媒
との疎水性の差を利用して簡単に吸脱着できる点で、そ
れぞれ自動化に適しているのである。
【0024】また、免疫測定法として、免疫質量センサ
法、Sapidyne社法、自動イムノアッセイ法が採
用され得るが、免疫質量センサ法は、ラベルおよびラベ
ル反応工程が不要で、センサ表面に固定化した抗体と検
出対象物質を含む検体との反応だけで測定できる点、あ
るいはSapidyne社法では、ビーズ状担体をポン
プで自動的にカラム様に充填し、その充填ビーズ上のシ
グナルを測定できる点、さらに逆洗によってビーズを自
動的に廃棄できる点、また自動イムノアッセイ法では、
大量のサンプルを自動処理できるように各ユニットがシ
ステム化されている点で、それぞれ自動化に適している
のである。なお、本発明の検査対象水から検体を汲み上
げるサンプリング手段、SSなど混合固形物を除去する
ろ過手段、微生物を殺菌する殺菌手段、あるいはpH調
整のための溶媒調整手段については、既知の手段が利用
可能である。
【0025】ここで、17β−エストラジオールの具体
的なモニタリングプロセスについて説明する。下水流入
水をモニタリング対象とし、そのプロセスとしてサン
プリング、ろ過、濃縮、溶媒調整、検出の流れ
とした。 サンプリング工程は、間欠サンプリングとし、サンプ
リング間隔は1時間、1回所要時間は5分とした。
【0026】ろ過工程は、サンプリングと同時に行
い、セラミックス膜装置によるクロスフローろ過とし
た。ろ過所要時間はサンプリング所要時間と同じの5
分、逆洗浄処理は約50回毎に1回で約30分を要し
た。
【0027】濃縮工程は、AFC法を採用し、抗体を
固定するための活性化基としてアルデヒド基を持つポリ
マー担体に抗エストラジオール抗体(モノクロナール抗
体)を固定化した。この固定化担体を充填したカラムに
検体を所定時間流し、17β−エストラジオールを吸着
させた後、脱離液として塩酸溶液(pH2.5)を用
い、抗体から17β−エストラジオールを脱離させ、濃
縮液を得た。この濃縮工程により、17β−エストラジ
オールの濃度は、2.6pg/ml(ppt)から26
pg/ml(ppt)に濃縮された。なお、この所要時
間は約15分であった。
【0028】溶媒調整工程では、トリスアミノメタン
溶液を適量加えて中和処理した。 検出工程では、免疫質量センサ法を利用した。所定の
質量センサの表面に抗エストラジオール抗体を固定化
し、フローセル内にて所定時間反応させた後、その質量
変化を測定した。そして、予め準備作成しておいた検量
線に基づいて17β−エストラジオールの濃度を定量し
た。この方法、装置により好ましく測定できる17β−
エストラジオールの濃度範囲は、10pg/ml〜10
00pg/mlであり、測定所要時間は約10分であっ
た。
【0029】これらサンプリング工程〜検出工程
は、すべて別途準備したシーケンサ装置によって、ここ
の工程内の操作、および各工程の連絡、切替え操作など
を自動運転することができた。かくして、サンプリング
から検出結果が得られるまでの所要時間は、約30分で
あり、また約60分間隔で常時モニタリングが可能とな
った。なお、従来の分析手法では、マニュアル操作であ
るうえ、検出結果が得られるまでの所要時間は約1.4
日間を要したのに比較して、その短縮効果は顕著なもの
がある。
【0030】
【発明の効果】本発明の内分泌攪乱化学物質のモニタリ
ング方法および装置は、以上に説明したように構成され
ているので、内分泌攪乱化学物質の連続自動モニタリン
グを可能とするものであり、装置自体が小型で現場で使
用でき、メンテナンスも容易になるという優れた効果が
ある。よって本発明は従来の問題点を解消した内分泌攪
乱化学物質のモニタリング方法および装置として、その
工業的価値は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内分泌攪乱化学物質のモニタリング方
法の概念を示す工程図。
【符号の説明】
1 下水道、2 サンプリング装置、3 ろ過装置、4
殺菌装置、5 濃縮装置、6 溶媒調整装置、7 検
出装置、8 シーケンサ装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも次のプロセスを含むモニタリン
    グプロセスを所定のプログラムにより自動的に行うこと
    を特徴とする内分泌攪乱化学物質のモニタリング方法。 (1)検査対象水から検体を汲み上げるサンプリング工
    程。 (2)検体中の検出対象物質を濃縮する濃縮工程。 (3)前記濃縮工程を経た検出対象物質の濃度を測定す
    る検出工程。
  2. 【請求項2】検体中の検出対象物質をアフィニティクロ
    マトグラフィ、水分蒸発、および自動固相抽出のいずれ
    か一つを用いて濃縮する請求項1に記載の内分泌攪乱化
    学物質のモニタリング方法。
  3. 【請求項3】高感度の免疫測定法により検出対象物質の
    濃度を測定する請求項1または2に記載の内分泌攪乱化
    学物質のモニタリング方法。
  4. 【請求項4】少なくとも次のモニタリングプロセス手段
    を備えたことを特徴とする内分泌攪乱化学物質のモニタ
    リング装置。 (1)検査対象水から検体を汲み上げるサンプリング手
    段。 (2)検体中のSSなど混合固形物を除去するろ過手
    段。 (3)検体中の微生物を殺菌する殺菌手段。 (4)検体中の検出対象物質をアフィニティクロマトグ
    ラフィ、水分蒸発、および自動固相抽出のいずれか一つ
    を用いて濃縮する濃縮手段。 (5)高感度の免疫測定法により検出対象物質を濃度を
    測定する検出手段。 (6)前記各個別手段の操作を所定のプログラムにより
    指令するシーケンサ手段。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032691A (ja) * 2006-06-29 2008-02-14 Fuji Electric Systems Co Ltd 水質監視システムおよび水質監視方法
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