JP2001164595A - 掘削バケット - Google Patents

掘削バケット

Info

Publication number
JP2001164595A
JP2001164595A JP34668999A JP34668999A JP2001164595A JP 2001164595 A JP2001164595 A JP 2001164595A JP 34668999 A JP34668999 A JP 34668999A JP 34668999 A JP34668999 A JP 34668999A JP 2001164595 A JP2001164595 A JP 2001164595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
excavation
water
excavation bucket
earth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34668999A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fujimoto
隆司 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP34668999A priority Critical patent/JP2001164595A/ja
Publication of JP2001164595A publication Critical patent/JP2001164595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削バケット内面への土砂の付着を防止す
る。 【解決手段】 掘削バケット11を備える建設機械にお
いて、掘削バケット11の内面に撥水性膜部16を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械に装備さ
れる掘削バケットに関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械においては、
土砂を掘削するための掘削バケットを備えている。この
種の建設機械において、掘削バケットによって土砂等を
掘削して、掘削バケット内に土砂等を取り込み、この掘
削バケットを所望の位置に移動させた後、掘削バケット
内の土砂等を放出する作業を行うが、前述した土砂等の
粘性度合により、この土砂等が掘削バケットの内面に付
着することがある。
【0003】このように、掘削バケットの内面に土砂等
が付着すると、掘削バケットの実質的なバケット容量が
小さくなり、作業能率が低下する。
【0004】このため、掘削バケットの内面に付着した
土砂等が落とすために、特開平11-107325号公
報に開示されているように掘削バケットにバケットを振
動させる機構を設けたり、また、特開平7−24322
4号公報に開示されているようにバケットにバケット内
に向けて水を噴射させる噴出ノズルを設ける等の装置が
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の土落し装置は、掘削バケットに振動機構、噴出
ノズルを設ける必要があるため、掘削バケットが複雑な
構成になり、その価格が高価となると共にその保管管理
も必要である。更に、前者の従来技術は、掘削バケット
を振動させるため、不快な振動音が発生し、騒音公害の
問題を孕んでいる。また、後者の従来技術は、水を適宜
噴出させなければならす、その管理が面倒であるなどの
憾みがある。
【0006】本発明は、上述の事柄に基づいてなされた
もので、土砂のバケット内面への付着を抑えることがで
きる掘削バケットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、請求項1記載の発明は、掘削バケット
を備える建設機械において、前記掘削バケットの内面に
撥水性膜部を設けたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、掘削バケッ
トを備える建設機械において、前記掘削バケットの内面
に撥水性高分子材料で作られたライニング体を設けたこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明の掘削バケットの一実
施の形態を備えた油圧ショベルを示すもので、この図1
において、1は本体、2は本体1の両側に設けた走行
体、3は本体1上に旋回可能に設けられた旋回体、4は
旋回体3の中央部に設けられた原動機、5は旋回体3の
前部に設けられた運転室、6は旋回体3の後部に設けら
れたカウンタウエイトである。
【0010】7は旋回体3の前部に俯仰動可能に設けら
れたブーム、8はブーム7を俯仰動させるための油圧シ
リンダ、9はブーム7の先端に回動可能に設けられたア
ーム、10はアームを回動させるための油圧シリンダ、
11はアーム9の先端に回動可能に設けられた掘削バケ
ット、12は掘削バケット11を回動させるための油圧
シリンダである。
【0011】前記の掘削バケット11は、湾曲状の底部
13と、その両側に設けられる側部14と、前記底部1
3の先端側に設けた掘削爪15とで構成され、その材質
としては一般的に鋼材が用いられている。
【0012】図2は上述した本発明の掘削バケット11
の一実施の形態を拡大して示すもので、この図2におい
て、図1に示す符号と同符号のものは同一部分である。
掘削バケット11を構成する底部13と側部14との内
面には、撥水性膜部16が形成されている。この撥水性
膜部16は、付着した土砂を掘削バケット11の内面か
ら滑動させたり、土砂が掘削バケット11の内面に付着
しないように掘削バケット11の内面から滑動させる機
能を有するものである。
【0013】前述した撥水性膜部16は、図3に示すよ
うに掘削バケット11を構成する母材17の表面に塗布
された下塗り塗膜18の上に塗布して形成されている。
前述した下塗り塗膜18には、例えば防錆剤を含有した
アルキド樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料等が用いられる。
また、撥水性膜部16は、例えばアクリル樹脂、ポリウ
レタン等の主剤、イソシアネート等の硬化剤、着色顔
料、および四フッ化エチレン等のフッ素樹脂もしくはシ
リコン樹脂からなる撥水性剤を添加した撥水性ソリッド
塗料が用いられる。
【0014】次に、上述した本発明の一実施の形態の動
作を説明する。掘削バケット11によって土砂、泥土等
を掘削すると、土砂、泥土等は掘削バケット11内に取
り込まれるが、これらの土砂、泥土等は掘削バケット1
1の内面に塗布した撥水性膜部16により、掘削バケッ
ト11の内面から引き離されて、掘削バケット11の内
面から容易に脱落する。その結果、掘削バケット11内
への土砂、泥土等の付着を防止することができる。
【0015】図4は本発明の他の実施の形態を示すもの
で、この図4において図3と同符号のものは同一部分で
ある。この実施の形態は、掘削バケット11を構成する
母材17の内表面に、接着剤19によって撥水性高分子
材料で作られたライニング体20を設けたものである。
この場合、ライニング体20と掘削バケット11を構成
する母材17の内表面との接着性を高めるために、ライ
ニング体20の裏面、即ち掘削バケット11を構成する
母材17の内表面と対向する面に、ゴムが貼り付けてあ
るものや、化学処理したものを用いることが良い。
【0016】上述した本発明の他の実施の形態によれ
ば、ライニング体20における撥水性高分子材料は、表
面自由エネルギが小さく、他の物体との付着エネルギが
小さい、換言するならば、他の物体との付着し難いの
で、掘削バケット11内に取り込まれた土砂、泥土等
は、このライニング体20により掘削バケット11内で
の付着が維持されず、掘削バケット11内面から引き離
されて、外に放出される。
【0017】その結果、掘削バケット11内に土砂、泥
土等が付着し滞留せず、掘削バケッツト11内の容量を
正規の値に維持することができ、その掘削作業能率を向
上させることができる。また、この実施の形態によれ
ば、撥水性のライニング体20を接着剤で取付けること
ができるので、構成が簡単でしかも安価である。
【0018】図5、図6、図7はそれぞれ本発明のさら
に他の実施の形態を示すもので、これらの図において、
図4と同符号のものは同一部分である。これらの他の実
施の形態は、撥水性のライニング体20の掘削バケット
11の内面からの剥離防止を更に強化させるものであ
り、図5に示す実施の形態は、撥水性のライニング体2
0をリベット21によって掘削バケット11を構成する
母材17の内表面に固定したものである。
【0019】また、図6に示す実施の形態は、撥水性の
ライニング体20をボルト22によって掘削バケット1
1を構成する母材17の内表面に固定したものである。
【0020】さらに、図7に示す実施の形態は、撥水性
のライニング体20を接着剤19及びボルト22を用い
て掘削バケット11を構成する母材17の内表面に固定
したものである。
【0021】これらの実施の形態によれば、前述した図
4に示す実施の形態と同様に掘削バケット11内に土
砂、泥土等が付着し滞留せず、掘削バケッツト11内の
容量を正規の値に維持することができ、その掘削作業能
率を向上させることができると共に、撥水性のライニン
グ体20の剥離防止を長時間維持することができる。
【0022】なお、上述の実施の形態においては、撥水
性膜部16及び撥水性のライニング体20を、掘削バケ
ット11を構成する底部13と側部14との内面に設け
たが、掘削バケット11を構成する底部13と、この底
部13と側部14とが接合する隅部とに設けても、上述
の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
掘削バケット11内に土砂、泥土等が付着し滞留せず、
掘削バケッツト11内の容量を正規の値に維持すること
ができ、その掘削作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の掘削バケットの一実施の形態を備えた
油圧ショベルの斜視図である。
【図2】本発明の掘削バケットの一実施の形態を拡大し
て示す斜視図である。
【図3】本発明の掘削バケットの一実施の形態の要部を
拡大して示す断面図である。
【図4】本発明の掘削バケットの他の実施の形態の要部
を拡大して示す断面図である。
【図5】本発明の掘削バケットの更に他の実施の形態の
要部を拡大して示す断面図である。
【図6】本発明の掘削バケットの他の実施の形態の要部
を拡大して示す断面図である。
【図7】本発明の掘削バケットの更に他の実施の形態の
要部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
11 掘削バケット 13 掘削バケット11の底部 14 掘削バケット11の側部 16 撥水性膜部 17 掘削バケット11を構成する母材 18 下塗り塗膜 19 接着剤 20 ライニング体 21 リベット 22 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削バケットを備える建設機械におい
    て、前記掘削バケットの内面に撥水性膜部を設けたこと
    を特徴とする掘削バケット。
  2. 【請求項2】 掘削バケットを備える建設機械におい
    て、前記掘削バケットの内面に撥水性高分子材料で作ら
    れたライニング体を設けたことを特徴とする掘削バケッ
    ト。
JP34668999A 1999-12-06 1999-12-06 掘削バケット Pending JP2001164595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34668999A JP2001164595A (ja) 1999-12-06 1999-12-06 掘削バケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34668999A JP2001164595A (ja) 1999-12-06 1999-12-06 掘削バケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001164595A true JP2001164595A (ja) 2001-06-19

Family

ID=18385158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34668999A Pending JP2001164595A (ja) 1999-12-06 1999-12-06 掘削バケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001164595A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057275A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 除雪作業機のフロント作業具
JP5627764B1 (ja) * 2013-12-27 2014-11-19 株式会社白海 船上での浚渫用グラブバケットの土砂付着防止処理方法
CN116791695A (zh) * 2023-06-21 2023-09-22 海逸生态建设有限公司 一种景观带基坑施工挖掘设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057275A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 除雪作業機のフロント作業具
JP5627764B1 (ja) * 2013-12-27 2014-11-19 株式会社白海 船上での浚渫用グラブバケットの土砂付着防止処理方法
CN116791695A (zh) * 2023-06-21 2023-09-22 海逸生态建设有限公司 一种景观带基坑施工挖掘设备
CN116791695B (zh) * 2023-06-21 2024-05-28 海逸生态建设有限公司 一种景观带基坑施工挖掘设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7992329B2 (en) Single pointed ripper bucket excavation tool
WO2006058308A8 (en) Multi-shank ripper
US20070180743A1 (en) Ripper excavation tool
JP5373169B1 (ja) 掘削爪および掘削爪用ボディ
US3959900A (en) Implement assembly for hydraulically operated excavators
JP2001164595A (ja) 掘削バケット
CN205502098U (zh) 一种工程挖掘机
WO2014050270A1 (ja) 掘削バケットおよびそれを備えた掘削機械
JP5746803B2 (ja) 掘削バケット
JPH07243224A (ja) 掘削バケット
JP3819995B2 (ja) 掘削機械用泡沫防塵装置
CN211447057U (zh) 一种装载机
CN207295807U (zh) 一种土木工程用的挖掘机铲斗
JP2003155747A (ja) 杭引き抜き用作業機
JP6227807B1 (ja) フロントフェンダ及びホイールローダ
JP3246655B2 (ja) 構真柱ケレン機械
JP2945871B2 (ja) ジェットグラウト工法
JPS61257541A (ja) ブレ−カ装着バケツト
JP3528149B2 (ja) 鋼管矢板側面付着土の排土装置
JP2500396B2 (ja) 荷役用バケット
WO2018152619A1 (en) Material handling implement
US20170314227A1 (en) Method for Conversion of Earth-Working Bucket and Attachment Therefor
JP4031372B2 (ja) 建設機械の排土装置
CN206784468U (zh) 一种多功能筑路工程车
JPH11303123A (ja) バケットを備えた建設機械