JP2001163605A - 酸素ガス濃縮方法及び装置 - Google Patents

酸素ガス濃縮方法及び装置

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JP2001163605A
JP2001163605A JP35242799A JP35242799A JP2001163605A JP 2001163605 A JP2001163605 A JP 2001163605A JP 35242799 A JP35242799 A JP 35242799A JP 35242799 A JP35242799 A JP 35242799A JP 2001163605 A JP2001163605 A JP 2001163605A
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oxygen gas
oxygen
flow rate
concentration
pressure
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Shinji Ueno
信治 植野
Koji Oishi
剛治 大石
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JANEKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造する酸素ガスが所望の酸素ガス濃度およ
び所望の酸素ガス流量で独立して自由に得られるよう
に、また製造時の消費電力において所望の酸素ガス製造
条件(濃度×流量)に見合った省電力性が達成できるよ
うにする。 【解決手段】 酸素ガス濃度が所望の一定の値になるよ
うに原料圧縮空気の時間当たりの供給量、すなわち空気
圧縮器の駆動速度を自動的に増減制御させるようにした
とともに、所望の酸素ガス製造条件(濃度×流量)に合
わせて吸着塔の切り替え圧力比例制御した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は任意濃度の酸素ガス
を、任意流量で提供するPSA方式を利用した酸素ガス
の濃縮方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の医療用などに供される比較的小型
の酸素ガス濃縮装置において、製造される酸素ガスは使
用者が必要とする流量に手動で調節させることはできる
が、その酸素濃度は90%以上あるいは40%以上など
と固定されているもので、使用されている空気圧縮器は
装置の最大酸素ガス製造能力(濃度×流量)に見合う大
きさに固定された能力を持つものであった。発生酸素ガ
スの流量を増減させるための手段は、出口側に流量制限
のためのニードル弁、あるいは異なる孔径を持つ多数の
オリフィスを機械的に切替える機構(ロータリー式多連
オリフィス)を設置して所望の流量に調節させていたの
で、特に小流量に絞った状態での使用時における消費電
力は、最大流量での使用時と同じ電力を消費してしまい
省電力という観点からは程遠いものであった。
【0003】一方、製造される酸素ガスの酸素濃度は最
大流量時に所望の濃度が得られるように能力が固定され
ており、たとえば酸素濃度90%以上で発生流量2ノル
マルリットル毎分の機種と、酸素濃度40%で発生流量
10ノルマルリットル毎分の機種は別々の機種として提
供されてはいるものの、同一の機種として切替えて使用
できるようなものはなかった。
【0004】発明者はPSA方式酸素ガス濃縮方法とし
て、駆動速度が固定された空気圧縮器を使用して高圧の
空気を供給するにあたり、濃縮サイクルにおける吸着塔
の吸着破過の状態、すなわち吸着塔の吸着能力や吸着剤
の再生状態を制御することにより濃縮度が増減する現象
を利用して所望の濃度の酸素ガスを得る方法を発明し、
特許平10−51247(酸素ガス濃縮方法および装
置)として紹介しているが、この方法において濃度およ
び流量の双方を同時に所望の値に変更することはできな
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の能力固定の空気
圧縮器を持つ医療用等の酸素ガス濃縮装置において、酸
素ガス流量を切替える方法として、操作の容易性のため
ロータリスイッチ型の機械式多連オリフィス切替え機構
が設けられており、このつまみを回転させることにより
所望の流量が得られるようになっているが、手動でのお
おざっぱな段階的な切り替えしかできず、正確な流量の
手動調節は不可能であった。装置出口の酸素ガスの吐出
圧力は比較的低いので、呼吸口までの間の圧力損失が大
きく変化した場合、すなわち使用者まで酸素ガスを送る
チューブを極端に長くしたり、あるいは呼吸マスクや鼻
カニューラをオリフィス付きのものなどに変更したり、
あるいは加湿器のバブリング機構を取り除いたり別のも
のに変更したりしたときなどの場合、酸素ガス流量の設
定を変更していないにも拘わらず、使用者が気づかない
間に実際の酸素ガス流量が変化してしまっているなどの
大きな問題があった。
【0006】一方、このような従来の酸素ガス濃縮装置
は、空気圧縮器は常に能力が固定されたままで駆動され
ているため、小流量で使用する場合でもその消費電力は
低減されないままで、小流量での使用者にとっては大き
な電気代の負担があった。従来この問題を解決するた
め、酸素ガス濃縮装置の製造者は大中小の各種能力を持
つ装置を細かく作り分けして市場に提供し消極的な省電
力対策としていたが、使用者にとっては必要とする酸素
ガス流量によって機種を変更しなければならないなどの
難点があった。
【0007】そこで本発明者は、使用者が必要とする酸
素ガス流量を任意に設定することができ、また使用者が
必要とする酸素濃度を任意に設定することができ、また
使用者の都度の設定(流量×濃度)に合わせて、消費電
力がその設定に見合った最低値に都度自動制御されるよ
うな省電力型の酸素ガス濃縮装置を提供する目的で、酸
素ガスの濃縮方法について誠意工夫の結果、本発明をす
るに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するために、原料として供給される圧縮空気の流量が
外部信号により増減可能な方法を使用した。すなわち、
駆動する電動機の速度を外部信号によって変化させるこ
とが容易で、駆動速度の増減に合わせて消費電力が増減
し、また製作が容易なインバータ制御方式の空気圧縮器
を採用した。
【0009】発生酸素ガスの酸素濃度は酸素濃度センサ
にて検出され、検出された濃度は電圧変換された後、空
気圧縮器のインバータ制御回路にフィードバックされ、
設定された任意の濃度、すなわち酸素濃度センサの出力
電圧が設定された電圧値を保つように空気圧縮器を駆動
する電動機の駆動速度が自動制御される。
【0010】また、発生酸素ガスの流量は流量センサに
て検出され、検出された流量は電圧変換された後、流量
制御回路にフィードバックされ、設定された任意の流
量、すなわち流量センサの出力電圧が設定された電圧値
を保つように出口に設置されているマスフローコントロ
ーラの流量制御弁の開度が自動制御される。このことに
より、たとえ使用者が装置出口に何らかの圧力損失にな
るようなことをした場合でも使用者が設定した流量は一
定に保たれることになる。
【0011】発生酸素ガス流量の設定を減少させた場
合、吸着効率が増大して酸素濃度は上昇するので、イン
バータ制御回路は空気圧縮器の駆動速度を減少させて設
定されている酸素濃度を保つように働く。また、このと
き消費電力は自動的に減少して適正な省電力性が達成さ
れる。発生酸素ガス流量の設定を増大させた場合、同様
な理由で逆に働く。
【0012】本発明の酸素ガス濃縮方法において、酸素
濃度および発生流量の具体的制御の方法を説明する。最
大酸素ガス製造能力(純酸素量=濃度×流量)が5ノル
マルリットル毎分以上として設計された本発明の酸素ガ
ス濃縮方法による酸素ガス濃縮装置において、発生酸素
ガスの酸素濃度が90%、発生流量が5ノルマルリット
ル毎分に設定されて定常運転されている状況とする。こ
こで、酸素濃度の設定はそのままで、発生流量を2ノル
マルリットル毎分に設定変更した場合の制御状況を説明
する。
【0013】流量制御回路よりマスフローコントローラ
に対して、流量センサの出力が2ノルマルリットル毎分
に相当する電圧値を示すまで開度を絞るような制御信号
が出力される。マスフローコントローラにより流量が2
ノルマルリットル毎分に制限されると、系内の吸着効率
が良くなり、発生酸素ガスの酸素濃度は徐々に上昇し、
これに追従して酸素濃度センサが出力する電圧値が上昇
する。
【0014】次にインバータ制御部は、空気圧縮器を駆
動する電動機の速度を自動的に低下させる。空気圧縮器
の駆動速度が低下して圧縮空気の供給流量が減少する
と、系内の吸着効率が低下して酸素濃度が低下するので
酸素濃度センサが出力する電圧値は低下し始める。この
ようにしてインバータ制御部は、酸素濃度センサの出力
が酸素濃度の設定値90%に相当する電圧値を維持する
(下回らない)ように空気圧縮器の駆動速度を自動制御
し続ける。
【0015】同時に酸素濃縮サイクル制御部は、90%
濃度の酸素ガスの発生流量が5ノルマルリットル毎分に
相当する予め設定されている必要充分な吸着塔の切り替
え圧力を、2ノルマルリットル毎分に相当する予め設定
されている必要充分な吸着塔の切り替え圧力まで自動的
に低下させる。この操作により空気圧縮器の吐出圧力が
低下し、これを駆動する電動機の負荷が大幅に低減する
ので消費電力の著しい低減が達成できる。
【0016】本発明の酸素ガス濃縮方法において、吸着
操作圧力Pmax(吸着塔の切り替え圧力に相当する圧力P
max)で90%濃度の酸素ガスの発生流量5ノルマルリ
ットル毎分の最大能力が確保されている状況下で、濃度
を変えずに酸素ガスの発生流量を5ノルマルリットル毎
分より2ノルマルリットル毎分に減少させる場合、この
酸素ガスの発生流量の低減に見合うまで吸着操作圧力を
低下させて、吸着塔内の吸着剤の窒素ガス吸着能力、す
なわち酸素ガス濃縮能力を低減させてもよいことは明白
である。
【0017】このように吸着操作圧力を所望の酸素ガス
発生流量に見合った圧力に都度制御することにより、吸
着操作圧力を制御せずに高い操作圧力Pmaxで一定に保
った場合に比較して、所望の酸素ガス発生流量に見合っ
たより大きな省電力性が達成できるようになる。
【0018】次に発生酸素ガスの酸素濃度が90%、発
生流量が5ノルマルリットル毎分(純酸素分4.5ノル
マルリットル)に設定されて定常運転されている状況は
前記の場合と同じだが、酸素濃度の設定を40%に、発
生流量を10ノルマルリットル毎分(純酸素分4. 0ノ
ルマルリットル)に設定変更した場合の制御状況を説明
する。
【0019】流量制御回路よりマスフローコントローラ
に対して、流量センサの出力が10ノルマルリットル毎
分に相当する電圧値を示すまで開度を開くような制御信
号が出力される。マスフローコントローラにより流量が
10ノルマルリットル毎分に増加されると、系内の吸着
効率が悪くなり、発生酸素ガスの酸素濃度は徐々に低下
し、これに追従して酸素濃度センサの出力電圧が下降し
始める。
【0020】インバータ制御部は酸素濃度センサが出力
する電圧値の変化の方向、および変化する速度(加速
度)を検知し、設定された酸素濃度に相当する電圧値を
比較しながら空気圧縮器を駆動する電動機の駆動速度の
増減量および増減の加速度を自動的に制御する。このよ
うにしてインバータ制御部は、酸素濃度センサの出力が
酸素濃度の設定値40%に相当する電圧値を維持する
(下回らない)ように空気圧縮器の駆動速度を自動制御
し続ける。
【0021】同時に酸素濃縮サイクル制御部は、90%
濃度の酸素ガスの発生流量が5ノルマルリットル毎分に
相当する予め設定されている必要充分な吸着塔の切り替
え圧力を、40%濃度の酸素ガス発生流量が2ノルマル
リットル毎分に相当する予め設定されている必要充分な
吸着塔の切り替え圧力にまで自動的に低下させる。この
操作により空気圧縮器の吐出圧力が若干低下し、これを
駆動する電動機の負荷が低減するので消費電力の適正な
低減が達成できる。
【0022】これらの吸着操作圧力、すなわち吸着塔の
切り替え圧力の予め設定する値は、所望の酸素ガスの濃
度および発生流量の各組み合わせの条件下で装置を運転
して、各条件下での必要充分な最低圧力値を各々予め実
験的に求めることができる。このようにして濃度/流量
の各組み合わせ条件下で得られた実験値を、各条件下で
の吸着塔の切り替え圧力の設定値として指定濃縮サイク
ル制御部に予め記憶させておけばよい。
【0023】本発明による酸素ガス濃縮方法において使
用される空気圧縮器は、使用者が設定した濃度および流
量に見合った適正な最低駆動速度に常時自動制御されて
いるので、消費電力についても自動的に最低に維持され
ることとなり、従来に比較して大幅な省電力が期待でき
るようになった。
【0024】本発明で言う流量可変型の空気圧縮器と
は、圧縮容積が固定された機械構造を持つピストン型、
ダイヤフラム型、スクロール型などの圧縮器で、それを
駆動する電動機の速度を増減するもの、あるいは能力可
変の機械構造を持つ容積可変型、翼角度可変型などの圧
縮器で、能力を機械的に増減させることができるものな
どなら何でも使用することができる。
【0025】本発明の比較的小型の酸素ガス濃縮装置の
場合、酸素ガスの発生能力(流量×濃度)の増減に追従
して省電力性の効果が期待される流量可変型の空気圧縮
器としては、ピストン型、ダイヤフラム型、スクロール
型などで、これを駆動させる電動機の駆動速度をインバ
ータ電源にて可変制御を行う方法が好ましい。インバー
タ制御方法および制御される電動機は、交流方式あるい
は直流方式などの種類を問わないことは言うまでもな
い。
【0026】本発明でいう酸素濃度センサとは、ガルバ
ニ電池方式、ジルコニア固体電解質方式、吸光分光分析
方式、あるいはガス吸着分離クロマトグラフィー方式な
どの酸素分子を定量分析可能なセンサのことを言い、気
体中の酸素濃度をある濃度範囲で検出することが可能
で、酸素濃度とその出力との間に何らかの再現性があ
り、その出力が電圧値あるいは電流値などの電気信号と
して、酸素濃度との間に何らかの関係を持って取り出せ
るものなら何でも使用することができる。
【0027】本発明の比較的小型の酸素ガス濃縮装置の
場合、製造される酸素ガス中の酸素濃度を検出する酸素
濃度センサとしては、設置が容易であるガルバニ電池方
式、あるいはジルコニア固体電解質方式を使用するのが
一般的であるが、酸素濃度が90%を超えるような高濃
度領域で長期間にわたり使用されるような場合、センサ
の寿命、および酸素濃度の検出値の再現性、および感度
(検出速度)においてより優秀な性能を示すジルコニア
固体電解質方式の酸素濃度センサを使用するほうが好ま
しい。
【0028】本発明で言う流量センサとは、オリフィス
流量計などの絞り方式、あるいは層流流量計などの流体
抵抗方式、あるいは熱線流量計などの熱方式、あるいは
翼車流量計などの回転翼方式、あるいは浮子流量計など
のトレーサ方式などで検出した流量を電圧値あるいは電
流値などの電気信号に変換して出力できるものなら何で
も使用することができる。
【0029】本発明の比較的小型のPSA酸素ガス濃縮
装置の場合、製造される酸素ガスの流量を検出する流量
センサとしては、構造が簡単で安価に製作することがで
きる、流量の検定が容易であり、丈夫で壊れにくい構造
を持ち、流量を電圧に変換することが容易なオリフィス
流量計、あるいは層流流量計の使用が好ましいが、流量
と検出される差圧の関係が全域(特に微少流量領域)で
直線比例の関係にある層流流量計の使用が最も好まし
い。いずれの場合でも細孔素子であるオリフィス、ある
いは多数個の微細孔を持つハネカムなどの多層素子、お
よび小型のセラミック圧力センサがあれば容易に組み立
てることができる。
【0030】本発明で言うマスフローコントローラと
は、外部から与える制御信号で所望の流量(時間当たり
に通過する質量)を微細に調節できる比較的小型の自動
流量調節弁のことで、一般的に流量を精密に絞る機構を
持つニードル弁部と、ニードル軸を直接上下に駆動させ
るリニアアクチュエータ部(制御信号によりニードル軸
を直接上下方向の所望の位置に移動させる機能を持つリ
ニアサーボモータ、あるいはリニアステッピングモータ
などのこと)、あるいは回転アクチュエータ部(制御信
号により所望の角度まで回転させる機能を持つサーボモ
ータ、あるいはステッピングモータなどのことで、ネジ
機構で回転を上下運動に変換し、ニードル軸を上下方向
の所望の位置に移動させる)より構成されているもの
で、リニア制御方式あるいは回転制御方式のいずれの場
合でも容易に製作することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の酸素ガス濃縮方法を
実現するための酸素ガス濃縮装置の概要を示す図であ
り、図2は本発明の酸素ガス濃縮操作における吸着およ
び脱着再生のサイクルの制御の概要を示す図である。
【0032】図1において、12は原料である圧縮空気
を供給する空気圧縮器で、12を駆動する電動機の速度
制御回路27が出力する制御電源28Cによって、12
の駆動速度が自動制御される。
【0033】14、15は第一の吸着塔Aおよび第二の
吸着塔Bで、これら第一の吸着塔A14および第二の吸
着塔B15内に充填されている吸着剤への窒素ガスの吸
着操作および脱着再生操作のサイクルが、酸素濃縮サイ
クル制御弁ブロック13によって、図2に示される酸素
濃縮サイクルの通り自動制御される。13は圧縮空気を
供給する電磁弁SV1/SV2、脱着再生ガスを排出す
る電磁弁SV3/SV4、および酸素ガスを回収する電
磁弁SV5により構成される酸素濃縮サイクル制御弁ユ
ニットとしての制御弁ブロックである。
【0034】17は12の吐出圧力すなわち第一の吸着
塔A14あるいは第二の吸着塔B15内の吸着圧力変化
を検知する圧力センサで、その出力信号18Sは酸素濃
縮サイクル制御回路19に導かれ、予め設定されている
第一の吸着塔Aおよび第二の吸着塔B14、15の切り
替え圧力すなわち図2に示されている最大圧力P2に一
致すると制御弁20Cにより制御弁ブロック13は図2
に示されているように第一の吸着塔A14および第二の
吸着塔B15の動作を自動的に切り替える。
【0035】酸素濃縮サイクル制御回路19には、所望
の酸素ガスの濃度および流量の各条件下で、予め実験的
に求められた必要充分な最低値である吸着操作圧力の
値、すなわち第一の吸着塔A14および第二の吸着塔B
15の切り替え圧力の最低設定値が各々予め記憶されて
いる。酸素濃縮サイクル制御回路19へ記憶させた各々
の設定値の内容の一例を図8に示す。
【0036】第一の吸着塔A14あるいは第二の吸着塔
B15で濃縮された酸素ガスの一部は逆流防止弁CV
7、CV8を通り圧力容器16へ一方向的に送り出さ
れ、圧力容器16内に一時貯蔵された酸素ガスは圧力調
節弁RV9により一定の圧力に減圧され、製造されるべ
き酸素ガスとして取り出される。
【0037】FC10は所望の流量が得られるように制
御されるマスフローコントローラで、出口には圧力セン
サ21が接続されており、層流流量計SR29の流路工
程によって検出される圧力が圧力センサ21の測定範囲
に入るように、層流流量計SR29の後に設置されてい
る半固定オリフィスOV11の開度を微調節する。圧力
検出信号22Sは流量制御回路23により流量に変換さ
れ、出力される制御電源24CによってFC10の開度
が自動制御され、製造される酸素ガスの流量が、任意に
設定された所望の流量値を維持するように働く。
【0038】25は所望の酸素濃度を制御する酸素濃度
センサで、酸素濃度の検出信号26Sは空気圧縮器12
を駆動する電動機の速度制御回路27に導かれ、速度制
御電源28Cによって空気圧縮器12が供給する圧縮空
気の吐出流量が自動制御され、製造される酸素ガスの濃
度が、任意に設定された所望の酸素濃度値を維持するよ
うに働く。
【0039】再生オリフィスOL6は二つの吸着塔の出
口側を結ぶように設置され、一方の吸着塔内に吸着され
ている窒素ガスを積極的に追い出して脱着再生を促進さ
せる目的のオリフィスであり、吸着塔間の圧力差によっ
てOL6を通過する酸素ガスが脱着再生に必要な量に制
限されるようその孔径を決定する。
【0040】酸素ガス回収電磁弁SV5は二つの吸着塔
14、15の出口側を結ぶように設置され、図2に示さ
れるサイクルがIよりIIに移行する状態において、第
二の吸着塔B15が濃縮工程を終了する(圧力センサ1
7すなわち第二の吸着塔B15の吸着圧力がP2に一致
する)時点で、1ないし2秒程度の短い時間(酸素ガス
回収操作時間τ)開くように酸素濃縮サイクル制御回路
19によって制御される。この酸素ガス回収電磁弁SV
5は、吸着塔間の圧力差により第二の吸着塔B15内に
溜まっている高い圧力(P2)の濃縮された酸素ガスを
第一の吸着塔A14へ一挙に送って有効的に回収するた
めの電磁弁であり、これにより酸素ガスの生産効率が上
がることになる。酸素ガス回収電磁弁SV5が開くと、
第一の吸着塔A14内の圧力はP0よりP1へ一挙に上
昇する。なおP0は吸着塔の脱着再生時に脱着再生系内
を流れて大気に排出されるガスの圧力損失分の大気圧P
aとの差圧である。このように酸素ガス回収電磁弁SV
5は酸素濃縮サイクルが切り替わる毎に短時間(τ)の
間開くように、また再生ガスの排出弁SV3/SV4は
酸素ガス回収電磁弁SV5が開いている間は必ず閉じて
いるように酸素濃縮サイクル制御回路19によって自動
制御される。
【0041】本発明の酸素ガス濃縮方法において、酸素
濃縮装置を始動させてからの状態を図2を用いて説明す
る。始動サイクルIにおいてSV1/SV4がCL
(閉)、SV2/SV5がOP(開)となり原料圧縮空
気は圧力が大気圧Paの第二の吸着塔B15へ供給され
る。第二の吸着塔B15内で濃縮された酸素ガスの一部
はOL6を通って第一の吸着塔A14に供給され第一の
吸着塔A14の脱着再生に用いられる。時間τ経過後、
SV3がOP、SV5がCLとなり、第一の吸着塔A1
4よりの脱着再生ガスが系外に排出される。
【0042】第二の吸着塔B15内の圧力が上昇してP
2に一致すると、サイクルはIからIIへ切り替わり今
度はSV2/SV3がCL、SV1/SV5がOPとな
り原料圧縮空気は圧力がP0の第一の吸着塔A14へ供
給される。第二の吸着塔B15内に溜まっている圧力P
2の濃縮された酸素ガスはSV5を通り第一の吸着塔A
14へ回収され、時間τ経過後第一の吸着塔A14内の
圧力はP0となる。第一の吸着塔A14内で濃縮された
酸素ガスの一部はOL6を通って第二の吸着塔B15に
供給され、この第二の吸着塔B15の脱着再生に用いら
れる。時間τ経過後SV5がCL、SV4がOPとなり
第二の吸着塔B15よりの脱着再生ガスが系外に排出さ
れる。
【0043】以降、上記と同様の吸着および脱着再生の
操作を繰り返し、サイクルがIIIよりVへと切り替わ
って酸素ガスの濃縮操作が続行する。
【0044】運転の途中で発生酸素ガスの濃度および/
あるいは流量の設定変更が行われた場合、その変更の状
況に合わせて、酸素濃縮サイクル制御回路19に予め記
憶されている吸着操作圧力の各設定値の内容に従って、
吸着塔の切り替え圧力は自動的に適正に再設定され、積
極的な消費電力の低減が図られることとなる。
【0045】(実施例−1)内直径77ミリメートルの
塩化ビニール樹脂水道管(JIS規格VP75)を工作
して図3のようなU字管構造を持つ有効内容積1.6リ
ットルの吸着塔を2個作製し、内部に各々1000グラ
ムのゼオライト系窒素吸着剤を充填し吸着塔A、吸着塔
Bとした。また上記と同じ樹脂管を工作して内容積1リ
ットルの図1で示す圧力容器16を製作した。
【0046】図1で示す再生オリフィスOL6として直
径0.84ミリメートル、長さ5ミリメートルのオリフ
ィスを準備した。
【0047】定格250ワットの三相誘導モータを動力
とし、シリンダの直径60ミリメートル、ピストンのス
トローク8ミリメートルの圧縮部を2個持った空気圧縮
器を、入力100ボルト、出力三相200ボルトのイン
バータ電源にて駆動した。この空気圧縮器12の能力特
性のグラフを図4に示す。
【0048】酸素ガス中の酸素濃度を検出するための酸
素濃度センサはジルコニア固体電解質方式のものを採用
した。酸素濃度センサ25が出力する電圧Vo[mV]と
酸素濃度Co[モル分率]との間には、Vo=−891×
LN(1−Co)の関係で近似されるように調整されて
いる。
【0049】図1で示すように圧力調整弁RV9の下流
に孔直径0.12ミリメートル、厚さ0.5ミリメートル
のステンレス製の流量制限オリフィスOL30を設置
し、これを通して0.25ノルマルリットル毎分前後の
一定流量で製品酸素ガスを酸素センサ25へ供給した。
【0050】5回転で開閉できるニードル弁を作製し、
このニードル軸にステッピングモータを取り付け、ステ
ップ数すなわち回転角度を制御することにより図7に示
すマスフローコントローラFC10を得た。
【0051】FC10へ供給される酸素ガスの圧力は、
図1で示す圧力調節弁RV9にて100キロパスカルの
一定に調節した。
【0052】定格圧力が100キロパスカルのセラミッ
クピエゾ素子を使用した図1で示す圧力センサ21をF
C10の出口側に設置し、この下流側に図1で示す層流
流量計SR29および半固定オリフィスOV11を設置
し、OV11の開度を微調節して検出圧力範囲の上限値
を圧力センサの定格値内の適正な値に設定した後、流量
と圧力センサ出力の関係を実測し図5に示すようにほぼ
直線の関係を得た。
【0053】層流流量計を使用せず半固定オリフィス
(乱流流量計)のみで同様に開度の設定をして実測を行っ
た場合の結果を図6に示すが、オリフィス流量計のみの
場合は流量と圧力センサ出力の関係に直線性がなく、特
に小流量域での流量の変化に伴う圧力変化が乏しく、層
流流量計に比較して小流量域での制御に信頼性が欠ける
こととなった。
【0054】図2に示される酸素濃縮サイクルが制御で
きる図1で示す回路基盤19を準備した。
【0055】マスフローコントローラFC10を通過す
る酸素ガスの流量、すなわちFC10の出口側に設置さ
れている圧力センサの出力が一定に保たれるように、ス
テッピングモータのステップ位置、すなわちFC10に
内蔵されているニードル弁の回転角度すなわち弁の開度
が制御できる図1で示す回路基盤23を準備した。
【0056】製造される酸素ガスの酸素濃度すなわち酸
素濃度センサの出力を一定に保つように、空気圧縮を駆
動する電動機への電源周波数が制御できるインバータ電
源を搭載した図1で示す速度制御経路基盤27を準備し
た。
【0057】上記の各装置を接続して図8に示される、
酸素濃縮能力が純酸素換算で最大5.4ノルマルリット
ルであるような実験装置を組み立て、実験を行った。消
費電力の低減効果の確認のため、まず吸着塔の切り替え
圧力の設定を装置の最大能力時の設定値に固定して実験
を行った。製造される酸素ガスの酸素濃度を90%に固
定して、流量を6ノルマルリットル毎分から1ノルマル
リットル毎分まで、1ノルマルリットル毎分刻みで減少
させて行ったときのインバータ電源の周波数と空気圧縮
器が時間当たりに消費した平均電力値の結果を表1に示
す。
【表1】
【0058】(実施例−2)実施例−1と同様に図8に
示される実験装置を用い、吸着塔等の切り替え圧力の設
定も実施例−1と同様に最大に固定して実験を行った。
製造される酸素ガスの流量を5ノルマルリットルに毎分
固定されるように設定したとき、酸素濃度を90%から
40%まで10%刻みで減少させていったときのインバ
ータ電源の周波数と空気圧縮器が時間当たりに消費した
平均電力値の結果を表2に示す。
【表2】
【0059】(実施例−3)実施例−1と同様に図8に
示される実験装置を用い、吸着塔の切り替え圧力の設定
が製造される酸素ガスの各濃度、各流量条件下での各々
酸素濃縮能力に見合うよう自動設定されるように実験を
行った。また製造される酸素濃度を90%に固定し、流
量の設定条件を実施例−1の場合と全く同様に変化させ
た場合のインバータ電源の周波数と空気圧縮器が時間当
たりに消費した平均電力値の結果を表3に示す。
【表3】
【0060】(実施例−4)実施例−1と同様に図8に
示される実験装置を用い、吸着塔の切り替え圧力の設定
が製造される酸素ガスの各濃度、各流量条件下での各々
の酸素濃縮能力に見合うよう自動設定されるように実験
を行った。また製造される酸素流量を5ノルマルリット
ルに固定し、濃度の設定条件を実施例−2の場合と全く
同様に変化させた場合のインバータ電源の周波数と空気
圧縮器が時間当たりに消費した平均電力値の結果を表4
に示す。
【表4】
【0061】(実験例−5)医療用の酸素呼吸器に供す
る場合を想定し、実施例−1と同様に図8に示される実
験装置を用いて、酸素ガスの酸素濃度を常に90%以上
に保ちながら、流量を0.25、0.5、0.75、1.
0、1.5、2.0、2.5、3.0、3.5、4.0、4.
5、5.0ノルマルリットルの12段階に、段階的に切
り替える実験を行った。酸素ガスの各流量下での得られ
た結果を表5に示す。
【表5】
【0062】表1および表2に示す実施例−1および実
施例−2の実験結果は、空気圧縮器の駆動速度をインバ
ータ電源にて自動制御することにより、所望の酸素濃度
および流量、すなわち都度の純酸素分の発生量に見合う
適正な省電力性が得られていることを示している。
【0063】表3および表4に示す実施例−3および実
施例−4の実験結果は、純酸素分の発生量に比例して吸
着塔の切り替え圧力を増減制御することにより、さらに
大幅な省電力性が達成されていることを示している。
【0064】表5に示す実施例−5の実験結果は、本発
明の酸素ガス濃縮方法を用いれば医療用酸素呼吸器とし
て、小流量から大流量までが一台の装置で達成でき、ま
た流量に見合った画期的な省電力性が達成できることを
示している。
【0065】
【発明の効果】本発明の方法によれば、一つの機種で製
造される酸素ガスが、所望の流量および所望の濃度で自
由に得られることが可能になった。また流量、濃度の各
設定に見合う必要な酸素濃縮能力を都度可変制御したこ
とにより、無駄な消費電力を大幅に抑えることに成功し
た。同様に空気圧縮器の駆動速度をインバータ電源で自
動制御したことにより、消費電力は常に必要な酸素濃縮
能力に見合う適正値が得られた。本発明の方法によれ
ば、特に能力を絞って使用したとき、従来に比較して大
幅な省電力性が達成された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸素濃縮方法を実施する酸素濃縮装置
の構成を示す図
【図2】本発明の方法における酸素濃縮サイクルを示す
【図3】実験に用いた吸着塔の組み立て透視図
【図4】実験に用いた空気圧縮器の能力特性図
【図5】実験に用いた層流流量計の圧力センサ出力と実
流量の関係を表す図
【図6】実験に用いた乱流流量計の圧力センサ出力と実
流量の関係を表す図
【図7】実験に用いたマスフロートコントローラの組み
立て透視図
【図8】実験に用いた装置の構成を示す図
【符号の説明】
SV1、SV2 原料空気供給電磁弁A、原料空気供給
電磁弁B SV3、SV4 再生ガス排出電磁弁A、再生ガス排出
電磁弁B SV5 酸素ガス回収電磁弁 OL6 再生オリフィス CV7、CV8 逆流防止弁A、逆流防止弁B RV9 圧力調節弁 FC10 マスフローコントローラ OV11 半固定オリフィス 12 空気圧縮器 13 酸素濃縮サイクル制御弁ブロック 14,15 吸着塔A、吸着塔B 16 圧力容器 17 圧力センサ 18S 圧力検出信号 19 酸素濃縮サイクル制御回路基盤 20C 酸素濃縮サイクル制御電源 21 圧力センサ 22S 圧力検出信号 23 流量制御回路基盤 24C 流量制御電源 25 酸素濃度センサ 26S 酸素濃度検出信号 27 速度制御回路基盤 28C 速度制御電源 SR29 層流流量計 OL30 流量制限オリフィス Pa 大気圧 Po 吸着塔再生操作圧力 P1 空気圧縮器最低操作圧力(吸着塔最低
操作圧力) P2 空気圧縮器最高操作圧力(吸着塔最高
操作圧力) τ 酸素ガス回収操作時間 OP 電磁弁開(OPEN)状態 CL 電磁弁閉(CLOSE)状態

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧な空気を供給し、吸着塔内の吸着剤
    にて選択的に窒素ガスを吸着させ酸素ガスを濃縮する圧
    力スイング吸着(PSA)方式の酸素ガス濃縮方法にお
    いて、供給する高圧な空気の時間当たりの供給量を連続
    的に増減制御することによって、所望の濃度および所望
    の流量の酸素ガスを得ることを特徴とする酸素ガス濃縮
    方法。
  2. 【請求項2】 高圧な空気を供給するための空気圧縮器
    を駆動する電動機の駆動速度を連続的に増減制御するこ
    とによって、所望の濃度および所望の流量の酸素ガスを
    得ることを特徴とする請求項1記載の酸素ガス濃縮方
    法。
  3. 【請求項3】 高圧な空気中より酸素ガスを濃縮するに
    あたり、吸着塔内の操作圧力が設定された圧力に上昇す
    るまでの間を濃縮操作の単位サイクルとすることを特徴
    とする請求項2記載の酸素ガス濃縮方法。
  4. 【請求項4】 所望する酸素ガスの濃度および流量の各
    々の設定の増減に比例して、吸着塔内の操作圧力、すな
    わち吸着塔の切り替え圧力の設定値を増減することを特
    徴とする請求項3記載の酸素ガス濃縮方法。
  5. 【請求項5】 圧縮空気を供給する空気圧縮手段と、第
    一の吸着塔Aおよび第二の吸着塔Bと、これら第一の吸
    着塔Aおよび第二の吸着塔B内に充填されている吸着剤
    への窒素ガスの吸着操作および脱着再生操作のサイクル
    を制御する酸素濃縮サイクル制御弁ユニットと、酸素濃
    縮サイクル制御弁の動作をコントロールして酸素濃縮サ
    イクルを制御する酸素濃縮サイクル制御手段とを備え、
    酸素濃縮サイクル制御手段には、所望の酸素ガスの濃度
    および流量の各条件下で、予め実験的に求められた必要
    充分な最低値である吸着操作圧力の値が記憶されている
    ことを特徴とする酸素濃縮装置。
  6. 【請求項6】 酸素濃縮サイクル制御弁ユニットは、圧
    縮空気を供給する弁部材と、脱着再生ガスを排出する弁
    部材と、酸素ガスを回収する弁部材とにより構成される
    制御弁ブロックから成ることを特徴とする請求項5記載
    の酸素濃縮装置。
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