JP2001162686A - 熱板溶着装置の加熱板ユニット - Google Patents

熱板溶着装置の加熱板ユニット

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JP2001162686A
JP2001162686A JP35364999A JP35364999A JP2001162686A JP 2001162686 A JP2001162686 A JP 2001162686A JP 35364999 A JP35364999 A JP 35364999A JP 35364999 A JP35364999 A JP 35364999A JP 2001162686 A JP2001162686 A JP 2001162686A
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JP
Japan
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heated
heating
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unit
plate welding
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JP35364999A
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Inventor
Takeshi Saito
齋藤  健
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YUNITEKU KK
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YUNITEKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱板溶着装置の加熱ユニットにおいて、溶融点
の異なる対の部材の対向面を、各部材に適合した溶融点
温度に同時に加熱することができる。 【解決手段】相対するホルダに支持された対の熱可塑性
部材の対向面を加熱して圧着する熱板溶着装置の加熱ユ
ニットにおいて、前記対の被加熱部材に対応する独自の
ヒータを備えた複数の加熱ブロックを、断熱層を介した
一体のユニット又は対のユニットとしたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱板溶着装置の加熱
ユニットに関し、詳細には、対をなす被加熱部材の対向
面を溶融温度に加熱する加熱ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】対をなす熱可塑性部材の対向面を溶融点
温度に加熱し、溶融加熱面相互を圧着して目的の成品に
加工する熱板溶着装置が知られている。
【0003】この熱板溶着装置は図3〜図8に示すよう
に、上治具1に支持させた一方の熱可塑性合成樹脂など
の被加熱部材2と、下治具3に支持させた他方の被加熱
部材4の間に加熱ユニット5を挿入し(図3)、対とな
る上下治具1、3の被加熱部材2、4を加熱ユニット5
の各々の対向面に圧接して溶融点温度まで加熱し(図
4)、次いで、上下の被加熱部材2、4を加熱ユニット
5から離して加熱ユニット5を引き抜いた後(図5、図
6)、上下治具1、3を接近させて対の部材2、4の加
熱溶融面を圧接する(図7)ことにより、対の被加熱部
材2、4を溶着した成品あるいは部品6に形成加工する
ものである(図8)。
【0004】この熱板溶着装置に使用される従来の加熱
ユニットは、単一の熱源(ヒータ)を有する加熱ブロッ
クからなり、加熱ユニット全体が均一の温度に加熱され
る構造になっているため、以下のような不都合が生じて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、全体が均一
の温度になる従来の加熱ユニットは、対をなす被加熱部
材の溶融温度が異なる場合には、双方の被加熱部材を同
時に溶融点温度まで加熱することができない。例えば、
溶融温度の低い部材を基準にして加熱すると他方の部材
は加熱不足となり、他方、溶融温度の高い部材を基準に
して加熱すると他方の部材は過剰に加熱されしまう。対
の部材の溶融点が同じ場合でも、体積や厚みが異なると
同じ問題が生ずる。特に、最近は、溶融温度が大幅に異
なる部材を溶着する必要が増しているところから、この
問題の解決が急がれている。
【0006】被加熱部材毎に加熱の時間や圧力を調整す
ることによって溶融点の異なる部材を各々の溶融点温度
に加熱することは可能であるが、制御が困難であり、そ
のために複雑な制御装置が必要になる。また、溶融点の
温度差が大きくなると、上記の制御方法をもってしても
実用的に対応しきれなくなる。
【0007】従って、本発明の目的は、熱板溶着装置の
加熱ユニットにおいて、溶融点の異なる対の部材の対向
面を、各部材に適合した溶融点温度に同時に加熱するこ
とができる加熱ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、熱板溶着装置の相対するホルダに支持さ
れた対の熱可塑性部材の対向面を加熱する加熱ユニット
を、前記対の部材に対応する独自のヒータを備えた複数
の加熱ブロックで構成し、これら加熱ブロックを断熱層
を介した一体のユニット又は対のユニットに形成したこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1、図2を参照して本発
明の実施例を説明する。図1、図2は熱板溶着装置(図
は省略)に装備される主要な部材を示すもので、一方の
被加熱部材2を支持する上治具1と、他方の被加熱部材
4を支持する下治具3と、これら上下治具1、3に支持
された被加熱部材2、4を溶融点温度に同時に加熱する
加熱ユニット5を部分的に取り出して概略的に配置して
いる。
【0010】上治具1と下治具3は上下移動機構(図省
略)によって相対する方向へ上下移動するように組こま
れており、また、加熱ユニット5は、水平移動機構(図
は省略)によって往復移動する支持体7に結合され、上
下移動する上下治具1、3の間を往復移動するように組
み込まれている。これらの各部材は、熱板溶着装置の中
に組み込まれ、電動装置で図3〜図8に示すような作業
工程を行うようになっている。
【0011】図の実施例の加熱ユニット5は、一方の被
加熱部材2に対応する独自のヒータ6aを備えた加熱ブ
ロック5aと、他方の被加熱部材4に対応する独自のヒ
ータ6bを備えた加熱ブロック5bを有し、これら一対
の加熱ブロック5a、5bの加熱面が各々対応する被加
熱部材2、4の被加熱面に対向するようにして、断熱材
からなる断熱層8を介して一体のユニットに形成されて
いる。
【0012】なお、加熱ユニット5の支持体7は、好ま
しくは、断熱層8で被覆された状態で配置する。また、
図のように、支持体7の先端側を加熱ブロック5a、5
bの間に介在させる場合は、支持体7自体の材質に断熱
材を使用して支持体7自体を断熱層としてもよい。
【0013】加熱ブロック5a、5bのヒータ6a、6
bは、各々の加熱ブロック5a、5bを、対応する被加
熱部材2、4の溶融温度にそれぞれ独立に加熱するもの
であり、また、スイッチ等で加熱設定温度をそれぞれ独
立に切り換える温度調節を設けることもできる。
【0014】図の実施例は一対の加熱ブロックを断熱材
などの断熱層を介して一体のユニットにしてあるが、温
度差が大きい場合は断熱材を介在させても熱伝達を抑制
しきれない場合もある。従って、本発明は一体のユニッ
トに結合する場合に限らず、間を分離する場合もある。
要は対の被加熱部材に対応する複数の加熱ブロックを有
し、これが対となっていればよい。
【0015】各々の加熱ブロック5a、5bは加熱面付
近に各々の温度センサ9a、9bを備えており、その出
力は熱版溶着装置本体の表示部に表示され、監視できる
ようになっている。なお、符号10で示す部材はヒータ
6a、6bの電気コードである。
【0016】本発明の加熱ユニット5の使用に際して
は、対をなす被加熱部材2、4の体向面に、被加熱部材
2、4の材質に応じた溶融温度が与えられるように、各
加熱ブロック5a、5bのヒータ6a、6bの温度をそ
れぞれ調節する。例えば、一方の部材2の材質がナイロ
ン樹脂、他方の部材4の材質がPP樹脂の場合は、部材
2に対応する加熱ブロック5aは、ナイロン樹脂の溶融
温度である230〜250℃前後の温度に加熱され、他
方、部材4に対応する加熱ブロック5bは、PP樹脂の
溶融温度である180℃程度に加熱される。これによ
り、溶融温度の異なる対の被加熱部材2、4が、一つの
加熱ユニット5で、同じ加熱時間で同時に溶融温度に加
熱される。
【0017】
【発明の効果】本発明の加熱ユニットは、対の被加熱部
材に対応する独自の加熱ブロックを備えていることによ
って、各々の被加熱部材に対向する上下面を、それぞれ
独立して任意の設定温度に加熱することができる。した
がって、融点が異なる材質の部材相互の熱板溶着にも対
応できるので極めて有用であるとともに、同材質の被加
熱材料が分子量の違いにより質的差異がある場合にも良
好な溶着温度条件を得ことができ、利用範囲が著しく拡
大する。
【0018】加熱ユニットの上下面温度差を広い範囲で
設定でき、細かく調整できるので、溶融温度の違いから
これまで不可能であった材質相互の熱板溶着が可能にな
り、また溶着の品質も向上する。
【0019】構造が簡単であり、低コストで大きな効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱ユニットの概略構成図
【図2】図1の縦断面図
【図3】熱板溶着の作業工程説明図
【図4】熱板溶着の作業工程説明図
【図5】熱板溶着の作業工程説明図
【図6】熱板溶着の作業工程説明図
【図7】熱板溶着の作業工程説明図
【図8】熱板溶着の作業工程説明図
【符号の説明】
1…上治具 2…(一方の)被加熱部材 3…下治具 4…(他方の)被加熱部材 5…加熱ユニット 5a、5b…加熱ブロック… 6a、6b…ヒータ 7…支持体 8…断熱層 9a、9b…温度センサ 10…ヒータ電気コード
【整理番号】PAS99025

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対するホルダに支持された対の熱可塑性
    部材の対向面を加熱して圧着する熱板溶着装置の加熱ユ
    ニットにおいて、前記対の被加熱部材に対応する独自の
    ヒータを備えた複数の加熱ブロックを、断熱層を介した
    一体のユニット又は対のユニットとしたことを特徴とす
    る熱板溶着装置の加熱ユニット
JP35364999A 1999-12-13 1999-12-13 熱板溶着装置の加熱板ユニット Pending JP2001162686A (ja)

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ID=18432285

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102765195A (zh) * 2012-08-02 2012-11-07 上海鸿振实业有限公司 皮带接驳机及皮带接驳方法

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