JP2001162460A - 自動ねじ締め機 - Google Patents
自動ねじ締め機Info
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- JP2001162460A JP2001162460A JP35227099A JP35227099A JP2001162460A JP 2001162460 A JP2001162460 A JP 2001162460A JP 35227099 A JP35227099 A JP 35227099A JP 35227099 A JP35227099 A JP 35227099A JP 2001162460 A JP2001162460 A JP 2001162460A
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- torque
- screw
- tapping
- tightening
- tapping screw
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Abstract
形成が完了した後にトルク制御によるねじ締めを行うこ
とができる自動ねじ締め機の提供。 【解決手段】本発明は、タッピングねじがめねじを形成
する時に発生するトルクに対応するタッピングトルク
と、タッピングねじがめねじを形成するのに要するめね
じ形成回転角度と、タッピングねじの最終締付けトルク
に対応する最終締付けトルクとを記憶し、タッピングね
じの締め付け開始からトルクセンサ4によりドライバビ
ット3に作用する軸トルクを検出し、これがタッピング
トルクに達すると、エンコーダによる検出回転角度がめ
ねじ形成回転角度に達するまでモータ2を回転駆動し、
その後トルクセンサ4による検出トルクが最終締付けト
ルクに達するまでモータ2を駆動する制御ユニット4を
備えている。
Description
め付ける時に用いられる自動ねじ締め機に関するもので
ある。
を締め付けた時のトルクの変動は、図4に示すような2
つの起伏を有するカーブとなって現れる。最初の起伏A
は、タッピングねじがワークの下穴にめねじを形成して
いる時に発生するトルクによるものであり、その次の起
伏Bは、タッピングねじの頭部がワーク表面に着座して
から発生する正規の最終締付けトルクによるものであ
る。このように、タッピングねじの締付けにおいては、
締付け初期に最終的な締付けトルクに近いめねじ成形ト
ルクが発生するため、トルク制御によるねじ締めが困難
であった。これに鑑みて、タッピングねじの締付けにあ
たっては、締付け時のねじの回転角度を検出してこれが
設定した角度になるとねじ締め作業を完了する、所謂角
度法によるねじ締めが適用されることが多いが、この角
度法によるタッピングねじの締付けにおいては、角度設
定が非常に難しく、ねじの締付け過剰または締付け不足
を容易に発生させてしまっていた。
みて創成されたものであり、モータの駆動を受けて回転
可能かつタッピングねじの頭部に係合可能なドライバビ
ットと、このドライバビットに作用する軸トルクを検出
可能なトルクセンサと、モータの回転角度を検出可能な
エンコーダとを有し、前記ドライバビットによってワー
クにタッピングねじを締め付ける自動ねじ締め機であっ
て、タッピングねじがめねじを形成する時に発生するタ
ッピングトルクと、タッピングねじがめねじを形成する
のに要するめねじ形成回転角度と、タッピングねじの最
終締付けトルクとを記憶し、タッピングねじの締め付け
開始からトルクセンサの検出トルクとタッピングトルク
とを比較し、これがタッピングトルクに達すると、エン
コーダにより検出される回転角度がめねじ形成回転角度
に達するまでモータを回転駆動し、その後トルクセンサ
の検出トルクが最終締付けトルクに達するまでモータを
駆動する制御ユニットを備えていることを特徴とする。
に基づいて説明する。図1において、1は螺入にともな
ってワークにめねじを成形するタイプのタッピングねじ
(図示せず)の締め付けに特に適した自動ねじ締め機で
あり、回転駆動源の一例であるモータ2と、このモータ
2の駆動を受けて回転可能なドライバビット3と、この
ドライバビット3に作用する軸トルクを検出可能なトル
クセンサ4とを備えている。
て、出力軸にかかる負荷が変動しても回転速度を一定に
保つことができるとともに、内蔵のエンコーダ(図示せ
ず)により回転角度を検出できるように構成されてい
る。また、前記ドライバビット3はタッピングねじの頭
部に形成される駆動穴に係合可能に構成されており、そ
の先端付近はタッピングねじを吸着保持できるように磁
化されている。
は、前記モータ2と電気的に接続されるメインコントロ
ーラ11と、タッピングねじがめねじを成形し始める時
に発生するタッピングトルク、タッピングねじがめねじ
成形に要する回転角度(以下、めねじ形成角度とい
う)、タッピングねじの着座時点で発生する仮締めトル
ク、タッピングねじの最終締付けトルク(以下、本締め
トルクという)などの設定パラメータの手動入力が可能
な操作部12と、この操作部12によって入力された前
記設定パラメータ、既定の固有パラメータ及びこれらの
パラメータを利用して所定のねじ締め動作を行うねじ締
めプログラム等を記憶する記憶部13と、各種情報を表
示する表示部14と、前記ドライバビット3等を昇降さ
せるための昇降手段(図示せず)等外部機器との間で信
号を入出力するための入出力部15と、トルクセンサ4
の信号を増幅する増幅部16と、この増幅部16によっ
て増幅されたトルク信号をディジタル変換するA/D変
換部17とを備えている。
トルク、仮締めトルク及び本締めトルクは記憶部13に
記憶される。これらのトルクは、事前にねじ締め試験に
よってタッピングねじの締付け試験を行い、この試験結
果に基づいて決定されたものである。また、めねじ形成
角度も、ねじ締め試験により、タッピングトルクの発生
する位置からめねじが完全に成形される位置(着座直前
の位置)までの回転角度が調べられ、これに基づいて最
適と判断される回転角度が設定されている。
御部21と、トルクセンサ4による検出トルクを取得
し、これをメイン制御部21から必要に応じて選択的に
送られるタッピングトルク、仮締めトルク、本締めトル
クの何れかと比較し、結果をメイン制御部21に返すト
ルク処理部22と、メイン制御部21からの指令信号を
受けてモータ2の駆動制御を行うモータ駆動部23と、
エンコーダの信号を解析してある位置からの回転角度を
求め、これをめねじ形成角度と比較し、結果をメイン制
御部21に返す位置制御部24とを備えている。
グねじの締め付けに際し、図2乃至図3に示すように、 1)ねじ締め開始指令信号が入力されると、メイン制御
部21は昇降手段に下降指令信号を出力するとともにモ
ータ駆動部23にモータ高速駆動指令信号を出力する。
(タイマ作動) 2)トルク処理部22でトルクセンサ4の検出トルクを
取得する。 3)この検出トルクをタッピングトルクと比較し、タッ
ピングトルクに達している時は、5)にジャンプする。 4)メイン制御部21でタイマのカウント時間を取得
し、これが締付け設定時間に達していない時は、2)に
戻る。達している時は15)にジャンプする。 5)位置制御部24でエンコーダの信号から実回転角度
を読み取る。 6)実回転角度をめねじ形成角度と比較し、めねじ形成
角度に達した時は8)にジャンプする。 7)メイン制御部21でタイマのカウント時間を取得
し、これが締付け設定時間に達していない時は、5)に
戻る。達している時は、15)にジャンプする。 8)トルク処理部22でトルクセンサ4の検出トルクを
取得する。 9)この検出トルクを仮締めトルクと比較し、仮締めト
ルクに達している時は11)にジャンプする。 10)メイン制御部21でタイマのカウント時間を取得
し、これが設定締付け時間に達していない時は、8)に
戻る。達している時は、15)にジャンプする。 11)メイン制御部21からモータ駆動部23にモータ
低速駆動信号を出力する。 12)トルク処理部22でトルクセンサ4の検出トルク
を取得する。 13)この検出トルクを本締めトルクと比較し、これが
本締めトルクに達した時はメイン制御部21からモータ
駆動部23にモータ停止指令信号が出力されるととも
に、表示部14に締め付け完了表示指令信号及びトルク
表示指令信号を出力し、16)にジャンプする。 14)メイン制御部21でタイマのカウント時間を取得
し、これが所定の締付け設定時間に達していない時は、
12)に戻る。 15)メイン制御部21からモータ駆動部23にモータ
停止指令信号、表示部14に異常表示指令信号をそれぞ
れ出力する。 16)昇降手段に上昇指令信号を出力する。 17)完了。 となるねじ締め制御を行うように構成されている。
ドライバビット3の先端に吸着保持した後、ねじ締め開
始信号の入力があると、メイン制御部21は、昇降手段
(図示せず)に下降指令信号を出力するとともに、モー
タ駆動部23にモータ高速駆動指令信号を出力する。こ
れにより昇降手段が下降するとともに、モータ2が高速
回転駆動する。したがって、ドライバビット3に保持さ
れたタッピングねじは、ワークにめねじを形成しながら
螺入され始める。この時、ドライバビットに作用する軸
トルクは、トルクセンサ4によって検出され、増幅部1
6及びA/D変換部17を介してトルク処理部22に送
られる。トルク処理部22は、この検出トルクをメイン
制御部21から送られるタッピングトルクと比較する。
これが所定時間内にタッピングトルクに達しない場合
は、メイン制御部21においてねじ締め異常と判断さ
れ、表示部によってねじ締め異常表示がなされる。
と、メイン制御部21は位置制御による締付けを実行す
る。つまり、検出トルクがタッピングトルクに達して後
は、そこからのモータ2の実回転角度が位置制御部24
により求められ、これがめねじ形成角度と随時比較され
るのである。この時、実回転角度が設定時間内にめねじ
形成角度に達しない場合は、メイン制御部21において
ねじ締め異常と判断され、表示部14によってねじ締め
異常表示がなされる。
達すると、メイン制御部21は再度トルク制御による締
め付けを行う。つまり、メイン制御部21において記憶
部13に記憶されている仮締めトルク及び本締めトルク
が読み出され、これがトルク処理部22に送られるとと
もに、トルク処理部22では、このメイン制御部21か
ら送られたトルクデータとトルクセンサ4によって検出
された検出トルクとの比較判定が行われる。この時、検
出トルクが所定時間内に仮締めトルクを経由して本締め
トルクに達しない場合は、メイン制御部21においてね
じ締め異常と判断され、表示部14によってねじ締め異
常表示がなされる。
イン制御部21はモータ駆動部23にモータ低速駆動指
令信号を出力する。これによって、モータ2は低速回転
駆動に切り換えられる。この低速駆動下で検出トルクが
本締めトルクに達すると、メイン制御部21は、モータ
駆動部23にモータ停止指令信号を出力するとともに、
入出力部15から昇降手段に上昇指令信号を出力する。
これによってモータ2の駆動が停止するとともに、昇降
手段が上昇してドライバビット3が上昇復帰する。ま
た、これと同時にメイン制御部21は、表示部14に完
了表示指令信号及びトルク表示指令信号を出力する。こ
れにより、表示部14においては、ねじ締めが完了表示
及び締付けトルク表示がなされる。
におけるめねじ成型時初期のトルクをトルクセンサによ
って検出し、そこから一定回転角度モータ2を駆動する
ようにすると、めねじ成形時に発生するトルクを仮締め
トルクまたは本締めトルクとみなしてタッピングねじの
締付け初期にねじ締めを完了してしまうような不具合の
発生がなくなる。また、複数本のタッピングねじを順次
締め付ける場合には、全てのタッピングねじにおいて確
実にめねじを成形し終わってからトルク制御による締付
けを行うことができる。このため、各タッピングねじの
締付け時間にばらつきが生じてしまうようなことがな
い。さらに、トルクセンサによる検出トルクはドライバ
ビットに作用する実トルクであるため、検出トルクの信
頼性が極めて高く、よって、信頼性が高くかつ正確なタ
ッピングねじの締付けを行うことが可能である。
る。
部分を示すフローチャート図である。
部分を示すフローチャート図である。
を示す説明図である。
4)
みて創成されたものであり、モータの駆動を受けて回転
可能かつタッピングねじの頭部に係合可能なドライバビ
ットと、このドライバビットに作用する軸トルクを検出
可能なトルクセンサと、モータの回転角度を検出可能な
エンコーダとを有し、前記ドライバビットによってワー
クにタッピングねじを締め付ける自動ねじ締め機であっ
て、タッピングねじがめねじを形成する初期の段階で発
生するタッピングトルクと、タッピングねじの締付け開
始からタッピングトルクが発生するまでに要するタイマ
計測時間と、タッピングねじがめねじを形成するのに要
するめねじ形成回転角度と、タッピングねじの最終締付
けトルクとを記憶し、タッピングねじの締め付け開始か
らタイマ計測時間が経過するまでの間トルクセンサの検
出トルクとタッピングトルクとを比較し、検出トルクが
タイマ計測時間内にタッピングトルクに達するとエンコ
ーダにより検出される回転角度がめねじ形成回転角度に
達するまでモータを回転駆動し、その後トルクセンサの
検出トルクが最終締付けトルクに達するまでモータを駆
動する制御ユニットを備えていることを特徴とする。
Claims (1)
- 【請求項1】モータの駆動を受けて回転可能かつタッピ
ングねじの頭部に係合可能なドライバビットと、このド
ライバビットに作用する軸トルクを検出可能なトルクセ
ンサと、モータの回転角度を検出可能なエンコーダとを
有し、前記ドライバビットによってワークにタッピング
ねじを締め付ける自動ねじ締め機であって、 タッピングねじがめねじを形成する時に発生するタッピ
ングトルクと、タッピングねじがめねじを形成するのに
要するめねじ形成回転角度と、タッピングねじの最終締
付けトルクとを記憶し、 タッピングねじの締め付け開始からトルクセンサの検出
トルクとタッピングトルクとを比較し、これがタッピン
グトルクに達すると、エンコーダにより検出される回転
角度がめねじ形成回転角度に達するまでモータを回転駆
動し、その後トルクセンサの検出トルクが最終締付けト
ルクに達するまでモータを駆動する制御ユニットを備え
ていることを特徴とする自動ねじ締め機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35227099A JP3197887B2 (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 自動ねじ締め機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35227099A JP3197887B2 (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 自動ねじ締め機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001162460A true JP2001162460A (ja) | 2001-06-19 |
JP3197887B2 JP3197887B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=18422920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35227099A Expired - Lifetime JP3197887B2 (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 自動ねじ締め機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197887B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103934673A (zh) * | 2014-03-24 | 2014-07-23 | 东莞市聚川装配自动化技术有限公司 | 基于静态扭矩传感器的数控电动螺丝刀及控制方法 |
CN109277798A (zh) * | 2017-07-22 | 2019-01-29 | 青岛理工大学 | 一种自动拧紧机及其使用方法 |
WO2023000659A1 (zh) * | 2021-07-20 | 2023-01-26 | 苏州超集信息科技有限公司 | 一种基于软件定义的智能防呆电动螺丝刀 |
-
1999
- 1999-12-10 JP JP35227099A patent/JP3197887B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103934673A (zh) * | 2014-03-24 | 2014-07-23 | 东莞市聚川装配自动化技术有限公司 | 基于静态扭矩传感器的数控电动螺丝刀及控制方法 |
CN109277798A (zh) * | 2017-07-22 | 2019-01-29 | 青岛理工大学 | 一种自动拧紧机及其使用方法 |
WO2023000659A1 (zh) * | 2021-07-20 | 2023-01-26 | 苏州超集信息科技有限公司 | 一种基于软件定义的智能防呆电动螺丝刀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3197887B2 (ja) | 2001-08-13 |
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