JP2001161663A - 磁気共鳴画像信号におけるdcオフセットの補正 - Google Patents

磁気共鳴画像信号におけるdcオフセットの補正

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JP2001161663A JP2000325021A JP2000325021A JP2001161663A JP 2001161663 A JP2001161663 A JP 2001161663A JP 2000325021 A JP2000325021 A JP 2000325021A JP 2000325021 A JP2000325021 A JP 2000325021A JP 2001161663 A JP2001161663 A JP 2001161663A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従磁気共鳴画像形成信号のDCオフセットを
補正するための装置及び方法を提供する。 【解決手段】 磁気共鳴画像形成信号におけるDCオフ
セットを補正するための装置及び方法において、位相変
更されたRFパルスシーケンスにより、生成されるDC
オフセットによるアーティファクトは、物体画像の中央
部ではなく、その境界に配置されるようになる。生成さ
れるアーティファクトは、DCオフセットにより影響を
受ける画像データの領域を予備計算することにより、か
つ画像データの推定された誤差を用いて、画像の再構成
前に収集されたデータを補正することにより補正するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴画像信号
におけるDCオフセットを補正するための装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気共鳴画像形成(MRI)スキ
ャンでは、スキャンされる物体の核スピンを励磁するた
めに、無線周波数(RF)のエネルギーパルスが印加さ
れる。スキャンを行うために、物体のスライス(薄片)
が選択される場合には、RFパルスとともにスライスに
垂直な方向に磁場勾配が加えられる。結果として、MR
I信号が、共振高周波数で励磁されたスライスから放射
される。磁場勾配は任意の方向に加えることができる。
簡明のために、以下の説明では、スキャンのためにz軸
に垂直なスライスが選択されるものと仮定する。従っ
て、以下の説明では一貫して、RFパルスとともに加え
られた磁場勾配は、z軸に沿っている。
【0003】kyが一定の値に設定されたs(kx
y)として示される、放射されたMRI信号は、一般
に「k−空間」と呼ばれる、2次元周波数空間における
スライスの1次元のスペクトルを表す。MRI信号の検
出前に、k−空間のy方向のMRI信号の位相のシフト
を引き起こすために、磁場勾配が横方向、すなわちy軸
方向に沿ってかけられる。さらに、スピンの「エコー」
を生成することに関連するプロセスに従って、MRI信
号を再集束させるために、一般に第2のRFパルスが印
加される。こうして第3の直交する次元、すなわちx方
向に沿った磁場勾配が、MRI信号の収集中にかけられ
る。それゆえ収集されたMRI信号は、図1の実線10
0によりk−空間内に示されるように、y方向の磁場勾
配の強度及び持続時間に比例した量だけx軸方向から離
れた、x軸方向に沿ったスライスの1次元スペクトルを
構成する。
【0004】スキャンシーケンス中に、y方向勾配の強
度は、図1の破線102により示されるように、x軸の
中心から複数の所定の距離だけ離れた、一組のx軸方向
の1次元スペクトルを表す、ある範囲の位相シフトを有
する一組のMRI信号を生成するように変更される。k
−空間のx方向は一般に「読出し(readout)」方向と
呼ばれ、y方向は一般に「位相符号化」方向と呼ばれ
る。
【0005】例えば、各MRI信号は、k−空間のx方
向に沿って、一定の間隔Δkxでサンプリングされ、nx
個の複素データ点を与えるものと仮定する。y方向勾配
の強さは一定の増分で増加し、k−空間のy方向に沿っ
て一定の周波数間隔Δkyだけ収集された信号は分離さ
れるようになる。十分な数ny個のMRI信号100が
収集されるとき、スペクトルは一様に分布する。その結
果、スライスf(x,y)の空間分布は、k−空間MR
I信号の2次元フーリエ変換を用いて再構成することが
できる。すなわち、
【数1】 ただしs(kx,ky)はk−空間内の収集されたMRI
信号を表し、f(x,y)は上記のような画像空間の空
間画像データを表す。
【0006】このプロセス中に、収集された各MRI信
号は最初に、読出し方向(x軸)に沿った第1の次元に
おいてフーリエ変換にかけられ、以下のような中間結果
g(x,ky)を生成する。
【数2】
【0007】その後その中間結果g(x,ky)は再度
グループ化され、位相符号化方向(y軸)に沿った第2
の次元においてフーリエ変換され、物体の空間分布関数
f(x,y)が与えられる。
【数3】 ただしx及びyはそれぞれ、Δx及びΔyの空間的な間
隔を持つ、画像平面内の離散位置を表す。
【数4】
【0008】言い換えると、入力データは、k−空間の
行毎にフーリエ変換され、その後列毎にフーリエ変換さ
れて、空間データf(x,y)が得られる。物体画像p
(x,y)は、複素空間関数f(x,y)の大きさとし
て計算される。
【数5】 ただしf*(x,y)はf(x,y)の共役複素数であ
り、「sqrt」は平方根関数を表す。MRI信号s
(kx,ky)は時間領域データとして収集されることに
留意されたい。空間関数f(x,y)を表すデータは周
波数領域データに対応している。ただしf(x,y)の
各点は、ある一定の磁気共鳴周波数に関連する。データ
g(x,ky)は、周波数領域の第1の次元と時間領域
の第2の次元とを有する中間データと考えることができ
る。
【0009】上記の式(1)〜(6)では、間隔Δ
x、Δky、Δx、Δyが1つの値の対応するように、
その単位が選択される。このスケールでは、Δkx、Δ
y、Δx、Δy離散値は以下のようになる。
【数6】
【0010】典型的なMRIスキャナの受信機は、瞬時
MRI信号を検出するために最適化される。RF送信機
の近辺では、超高感度のRF受信機は必然的に、低いレ
ベルではあるが、受信可能なレベルの「フィードスル
ー」信号と呼ばれる不要(stray)な送信機信号を検出
する。このRFフィードスルー信号は、収集されたベー
スバンドMRI信号において、対応するDCオフセット
を生じるようになる。受信機では、このDCオフセット
は、勾配フィールドの中央において物体から放射される
実際のMRI信号と区別することができないという不都
合がある。結果として、強い強度レベルを有する元々存
在しない点状のアーティファクトが、結果得られる画像
の中央に生成される。こうして中央での実際の画像輝度
は完全に損なわれ、その点状アーティファクトから分離
することができない。問題を複雑にするのは、RFフィ
ードスルーの量はスキャン中に必ずしも一定のままであ
るとは限らないことである。結果として、DCオフセッ
トは、位相符号化された信号間でわずかにドリフトする
場合がある。その結果、点状アーティファクトは、y軸
の方向に沿って広がり、図2に示されるように、画像空
間の中心106においてピークを有する線状アーティフ
ァクト108となる。線状アーティファクトの長さl、
すなわちDCオフセットにより影響を受ける画像の画素
の数は、RF系の安定性に依存する。良好に設計された
システムでは、その長さは数画素に限定される。
【0011】RFフィードスルーに加えて、ベースバン
ド信号を生成するための役割を果たすRFミクサの出
力、及び受信機データチャネルのアナログ/デジタルコ
ンバータもDCオフセットの原因となる。ミクサ及びア
ナログ/デジタルコンバータにより生成されるDCオフ
セットレベルは一般に、RFフィードスルーに比べて、
非常に小さいレベルである。各MRI信号内のDCオフ
セットの量は、これら多数の発生源を組み合わせて合成
された量である。
【0012】点状或いは線状アーティファクトの広がり
及び強度は、MRI信号処理により複雑になる。実用上
の理由のために、収集された信号は通常、制限され、例
えば有限のサンプリング長で打ち切られる。そのような
打ち切りにより、画像上に波状のアーティファクトが導
入される。あるスキャンにおいては、x軸方向における
打ち切りの影響を低減するために、k−空間の読出し方
向(x軸)に沿って「窓」関数という手法を適用するこ
とが望ましい。そのようなk−空間の窓関数は、画像空
間におけるローパスフィルタ処理と等価である。このフ
ィルタリングの結果として、線状アーティファクト10
8は、図3に示されるように、x軸方向に沿って生成さ
れた画像に多数の線108A、108B、108Cを含
むように、広がりはじめる。
【0013】通常、y軸方向における打ち切りの影響
が、より深刻であるため、k−空間の位相符号化方向
(y軸)に沿って第2の窓関数を適用することがさらに
望ましい場合が多い。このy軸に沿った第2の窓関数の
結果として、線状アーティファクト108Aは延長され
る。さらに、スキャン時間を低減するために、位相符号
化方向に沿ったk−空間の反対側において、収集された
データをヌルMRI信号で置き換えることが、一般に実
用的である。その場合、MRI信号は、「ゼロ充填」と
呼ばれるプロセスで、非常に小さい振幅まで減少する場
合が多い。打ち切りの影響は、ゼロ充填の実施により悪
化し、結果として、画像空間において生成された線状ア
ーティファクト108Aの長さは、さらに延長される。
【0014】RFフィードスルーに起因するDCオフセ
ットの度合は、適切なRF設計、システム構成及び較正
を通して、幾分軽減することができる。しかしながら、
これらの手段によってDCオフセットを無視できるほど
のレベルまで低減することは実際には不可能である。D
Cオフセットを軽減するための1つの周知のアプローチ
では、変動する位相においてRFパルスが適用されて、
MRI信号が、位相符号化毎に2倍或いは4倍で捕捉さ
れる。各位相符号化において生成されたMRI信号が加
えられ、DCオフセットが実質的に解消される。しかし
ながら、RFフィードスルーレベルはドリフトし続けて
いるため、DCオフセットは完全には解消されず、依然
としてアーティファクト残像が、無視できないレベルで
存在する。さらにこの平均化手法は、非常に長いスキャ
ン時間を要する。
【0015】別のアプローチは、線状アーティファクト
により影響を受けた画像データを破棄する処理を含む。
例えば、図2及び図3の線状アーティファクト108A
を含む画像の中心線に沿った画像データが破棄され、隣
接する線の画素から補間された値により置き換えられ
る。その補間手法は比較的簡単であり、アーティファク
トの無い最終画像を生成するが、このようなアーティフ
ァクトの除去は、問題を伴う。第1に、アーティファク
トは画像の中央領域に生じ、中央領域は多くの場合に、
視認者が最も関心を寄せる領域である。従って補間によ
り、画像の中で最も関心を寄せる領域において、アーテ
ィファクトを重ね合わされた画素の部分の解像度は低下
する。第2に、位相符号化、窓関数及びゼロ充填がシス
テムにより用いられる場合には、結果的な線状アーティ
ファクト108Aは図3に示されるように延長され、こ
うしてy軸に沿った画像の中心線を含む画素の全組が実
質的に補間される。より深刻なのは、k−空間の読出し
方向、すなわちx軸方向に沿った窓関数が用いられる場
合には、多数の画素の線108B、108Cが補間によ
る影響を受け、さらにシステム解像度が低下する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
制約を克服するように、磁気共鳴画像形成信号のDCオ
フセットを補正するための装置及び方法を提供すること
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の態様では、本発明
は、生成されるDCオフセットによるアーティファクト
が、中心ではなく物体画像の周縁部に位置するようにで
きる位相変更された(phase-altered)RFパルスシー
ケンスを提供する。画像の中央付近、すなわち物体のう
ちの最も関心を集める部分において、データの品質にほ
とんど、或いは全く影響を与えないので、そのようなア
ーティファクトの配置は多くの応用形態において許容可
能である。
【0018】第1の態様の好ましい実施形態は、磁気共
鳴画像形成(MRI)スキャナにおいて、DCオフセッ
トにより生じる物体の画像のアーティファクトを軽減す
るための方法を含む。物体は実質的に逆向きの位相から
なるRFパルスで励磁され、第1及び第2の組の、信号
成分及びDCオフセット成分を含む、実質的に逆向きの
極性からなる位相符号化された信号を生成する。第1及
び第2の組の位相符号化された信号は、実質的にインタ
ーリーブされた順序の位相符号化処理で収集され、第1
及び第2の組のうちの少なくとも一方の極性は逆向きに
なる。このようにして、第1及び第2の組の信号成分は
実質的に同じ極性を有し、第1及び第2の組のDCオフ
セット成分は実質的に逆向きの極性を有する。その後第
1及び第2の組は再構成され、物体の画像を生成する。
【0019】好ましい実施形態では、再構成された物体
の画像は、分割されて物体画像の相対する境界部に配置
されるDCオフセットに由来するアーティファクトを含
む。再構成するステップは、フーリエ変換を適用するス
テップを含むことが好ましい。
【0020】第2の態様では、本発明は、収集されたデ
ータからオフセットを予備計算或いは推定し、画像を再
構成する前に推定されたオフセット値を用いて収集され
たデータを補正することにより、DCオフセットを補正
するための方法及び装置を提供する。このようにして、
補間される画素の数は、理論的に最小数に制限される。
この最小数は、読出し方向及び位相符号化方向のいずれ
においても窓関数によって、或いはゼロ充填の実施によ
って影響を受けることはない。第2の態様の特徴を第1
の態様の特徴と組み合わせることにより、補間される画
素は、従来の手法のように画像の中央ではなく、関心の
少ない領域である画像の境界領域上に配置され、上記の
ような利点を提供する。
【0021】第2の態様の好ましい実施形態は、磁気共
鳴画像形成スキャナにおいて、DCオフセットにより生
じる物体の画像におけるアーティファクトを軽減するた
めの方法を含む。RFパルスで物体を励磁することによ
り生成されるMRI信号が、MRIデータとして収集さ
れる。MRIデータは、MRIデータのDCオフセット
により生じる空間的な誤差を含むことがわかっている、
画像データのうちの選択された部分を生成するために変
換される。DCオフセットから生じる空間的な誤差が、
画像データの選択された部分において推定される。推定
された空間誤差は、推定DCオフセットを生成するため
に逆フーリエ変換される。収集されたMRIデータは、
推定DCオフセットによって補正され、補正されたMR
Iデータを生成する。補正されたMRIデータは再構成
され、実質的にDCオフセットによって生じるアーティ
ファクトを含まない画像データを生成する。
【0022】第2の態様の別の実施形態は、磁気共鳴画
像形成スキャナにおいて、DCオフセットから生じる物
体の画像のアーティファクトを軽減するための方法を含
む。RFパルスで物体を励磁することにより生成された
MRI信号が、MRIデータとして収集される。MRI
データは第1の次元に沿って変換され、中間データを生
成する。中間データは第2の次元に沿って変換され、M
RIデータ内のDCオフセットによって生じる空間誤差
を含むことがわかっている、画像データの選択された部
分を生成する。DCオフセットによって生じる空間誤差
が、画像データの選択された部分において推定される。
推定された空間誤差は逆フーリエ変換され、中間データ
のための推定DCオフセットを生成する。中間データは
推定DCオフセットによって補正され、補正された中間
データを生成する。補正された中間データは再構成さ
れ、実質的にDCオフセットによって生じるアーティフ
ァクトを含まない画像データを生成する。
【0023】変換及び逆変換するステップは、フーリエ
変換及び逆フーリエ変換を含むことが好ましい。推定す
るステップは最初に、DCオフセットによって生じるア
ーティファクトを含むことがわかっている、画像アーテ
ィファクト線に沿った画像データの選択された部分の空
間分布を計算するステップを含むことが好ましい。画像
データの選択された部分の第1及び第2の隣接する空間
分布は、アーティファクト線の各側で計算される。アー
ティファクト線の部分は、隣接する空間分布に基づいて
補間される。
【0024】好ましい実施形態では、補間を行うステッ
プは、第1及び第2の隣接する空間分布を平均化し、平
均化された空間分布を計算するステップと、画像アーテ
ィファクト線空間分布から平均化された空間分布を差し
引いて、差分空間分布を与えるステップとを含む。差分
空間分布に重み関数が適用され、アーティファクトを含
むアーティファクト線の領域を補間し、アーティファク
ト線の他の領域において元の画像データを保持すること
が好ましい。重み関数は、平均化された空間分布と差分
空間分布の相対的な大きさの関数として決定されること
が好ましい。ローパスフィルタ処理関数が、平均化され
た空間分布及び差分空間分布に適用される場合もある。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施形
態が、添付の図面を参照しつつ説明されるであろう。
【0026】本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点
は、添付の図面に示されるように、本発明の好ましい実
施形態に関する、より具体的な説明から明らかになるで
あろう。種々の図面全体を通して、同じ部品には同様の
参照符号が付される。図面は必ずしも縮尺通りではな
く、強調されており、むしろ本発明の原理を例示するた
めに与えられる。
【0027】多数の捕捉した信号から位相符号化された
信号を平均化するための上記の従来の技術では、第1の
信号捕捉のためのRF励磁パルスは、第2の捕捉に対し
て180°位相がずれる。従って、第1及び第2の収集
されたMRI信号は逆の極性を有し、一方そのDCオフ
セットは同じままである。第1の収集された信号から第
2の収集された信号を差し引くことにより、結果得られ
る平均化されたMRI信号は大きさが2倍になり、理想
的にはDCオフセットのない状態になる。上記のよう
に、この技術は、RFフィードスルードリフトに起因し
て、かつ過剰な処理時間に起因して性能を制限される。
【0028】本発明の第1の態様では、位相変更された
RF励磁パルスが、1回の捕捉において収集される、連
続的な位相符号化されたMRI信号を励磁するために用
いられる。それゆえ、入れ替わる(alternate)第1及
び第2の位相符号化の組の収集されたMRI信号は、逆
の極性を有する。第1或いは第2の組の符号を反転する
ことにより、MRI信号は同じ極性を有するが、一方、
それらの信号のDCオフセット成分は入れ替わる極性を
有する。その後、物体画像は、従来技術に従って再構成
される。しかしながら、信号のDCオフセット成分の極
性を入れ替える結果、DCオフセットにより生じるアー
ティファクト109A及び109Bは、図4に示される
ように分割され、画像の相対する境界部にシフトされ
る。このようにして、アーティファクトが、通常最も関
心が集まる領域である画像の中央領域を妨げることはな
い。
【0029】本発明はさらに、位相変更された平均化処
理に関する従来技術を用いるプロセス或いはシステムに
適用することができる。この場合には、RFパルスの位
相は、位相符号化の各ステップにおけるMRI信号の多
数の捕捉において変更され、同じ位相符号化ステップの
MRI信号が平均化される。さらに、各位相符号化ステ
ップにおけるRFパルスの位相は、直近の位相符号化ス
テップのRFパルスの位相に対して変更される。例えば
偶数番目の位相符号化ステップのためのRFパルスが0
°から180°に変化する位相シーケンスで適用される
場合には、奇数番目の位相符号化ステップのためのRF
パルスは、180°から0°に変化する位相シーケンス
で適用される。従って、平均化された信号は、画像を再
構成する位相符号化ステップの偶数番目と奇数番目との
間で逆の極性を有する。上記の平均化を用いない位相変
更式のスキャンの場合と同様に、アーティファクトの残
像109A及び109Bは、図4に示されるように、分
割され、中心線に沿って画像の境界部にシフトされる。
【0030】本発明の位相変更式スキャン技術では、入
れ替わった符号が、位相符号化された信号の入れ替わっ
た奇数番目の組の極性を反転にするように、式(2)及
び(3)の計算に適用される。
【数7】 及び、
【数8】 ただしky/Δkyは、−ny/2〜ny/2−1の範囲内
の整数であり、
【外1】 は、加算において項の極性が入れ替わる。上記式(6)
及び(7)の位相符号化された信号s(kx,ky)は、
1回の捕捉によって収集された元のデータ或いは選択に
よっては、多数の捕捉から平均化されたデータを表すこ
とができる。
【0031】第2の態様に従えば、本発明は、収集され
たデータからDCオフセット値を最初に予備計算、或い
は推定することによりDCオフセットを補正するための
方法及び装置を提供する。これに従えば、推定されたオ
フセット値が収集されたデータを補正するために適用さ
れ、その後補正されたデータが画像を再構成するために
用いられる。
【0032】収集された各位相符号化信号におけるDC
オフセットの推定は、以下に詳細に議論されるようない
くつかのステップを含む。
【0033】第1のステップでは、フーリエ変換を用い
て、中央の画像線に沿って(例えば、位相符号化軸(y
軸)に沿って)画像信号g(0,ky)の成分と、中心
線のいずれかの側の2つの隣接する収集された信号成分
g(−Δx,ky)及びg(Δx,ky)を計算すること
が好ましい。この中心線の複素信号成分は以下のように
計算される。
【数9】
【0034】隣接する線の複素信号値は同様に以下のよ
うに計算される。
【数10】 ただしnxは位相符号化された各信号の複素データ点の
数であり、単一の捕捉から最初に収集されたデータを含
むか、或いは選択によっては多数の捕捉から平均化され
たデータを含む場合がある。
【0035】全てのデータが収集されるとき、中心線に
沿って全ての位相符号化された信号に対して計算された
成分g(0,ky)に基づいてフーリエ変換が計算さ
れ、画像の中心線の空間分布f(0,y)が以下のよう
に与えられる。
【数11】 ただし
【数12】
【0036】同様に、式(10)及び(11)の結果に
基づいて、中心線に隣接する2つの線の空間分布f(±
Δx,y)が以下のように計算される。
【数13】
【0037】式(12)において与えられる中心線f
(0,y)は、DCオフセットから生じるアーティファ
クトを含む。上記のように、画像データは、隣接する計
算された線f(−Δx,y)及びf(Δx,y)から中
心線に対して以下のように補間することができる。
【数14】
【0038】そのような補間された線fc(0,y)は
DCオフセットから生じるアーティファクトを実質的に
有さないであろうが、全中心線f(0,y)が補間され
た中心線fc(0,y)によって置き換えられたなら、
アーティファクトを含まない中心線の領域において測定
された空間データは失われるであろう。
【0039】本発明の好ましい実施形態は、補間を通し
て全中心線f(0,y)を中心線f c(0,y)によっ
て置き換えるのではなく、DCオフセットのアーティフ
ァクトによって汚染された中心線f(0,y)の領域の
みを置き換える。先に述べたように、上記の位相符号化
信号技術が用いられるものと仮定すると、この領域は中
心線の2つの周縁部に限定される。他の場所では、測定
されたf(0,y)のような中心線の実際のデータが再
構成された画像内に表示されるであろう。
【0040】中心線データは、測定されたデータf
(0,y)から補間されたデータfc(0,y)まで、
中心線に沿った移行領域上で徐々に変更されることが好
ましい。そのように移行しながら補正することを可能に
するための好ましい技術では、まず、中心線に沿って補
間されたデータと測定されたデータとの間の大きさの差
d(0,y)が以下のように計算される。
【数15】
【0041】その際、重み付けされた差e(0,y)は
以下のように計算される。
【数16】 ただしw(y)はDCオフセットにより生じるアーティ
ファクトによる汚染領域110において1の値を有する
重み関数を表し、図5に示されるように移行領域112
上で徐々に0まで減少する。汚染された領域の中心線に
沿ってm1個のデータ点があり、移行領域にm2個のデー
タ点があるものと仮定すると、重み関数は以下のように
表すことができる。
【数17】
【0042】そのような重み関数w(y)を仮定する
と、式(18)から重み付けされた差e(0,y)は、
全ての測定された中心線上のDCオフセットから生じる
推定された誤差を表す。この推定された誤差e(0,
y)に基づいて、収集された各信号に含まれるDCオフ
セットを、画像を再構成する前に補正することができ
る。補正のステップは、m1及びm2の値の生成を詳細に
説明した後に、以下に記載される。
【0043】汚染された領域の長さm1及び移行領域の
長さm2は、予め選択された定数を含む場合がある。汚
染された領域の実際の長さは、各スキャン毎にわずかに
変動する場合があるため、各スキャンにおいて収集され
たデータに基づいて、これらの長さの値m1、m2を決定
することが望ましい場合もある。m1を決定するための
好ましい方法は、式(17)からの差分値d(0,y)
の大きさ、或いは大きさの二乗(より簡単な場合)を、
中心線の補間された値fc(0,y)と比較することで
ある。すなわち以下の2つの式が比較される。
【数18】
【0044】値u(y)は、図6に示されるように、最
も高いDCオフセット汚染を有する中心線に沿った点、
すなわち−ny/2及びny/2−1の境界点でy/Δy
に対応する位置においてピーク値を取り、中央の位置y
=0に向かって降下する。値u(y)が位置114にお
いてv(y)のレベルに接近するとき、汚染領域110
の境界が指示されている。値v(y)に向かって値u
(y)が降下するのは主に、収集された信号内のDCオ
フセットが低速で変動する特性の結果であり、物体によ
って放射されるMRI信号の信号成分には起因しない。
【0045】好ましい実施形態は、物体に依存する変動
を最小限するために、u(y)及びv(y)の値にロー
パスフィルタをかける。例えば、フィルタリングされた
結果は以下のように計算することができる。
【数19】
【0046】y1の位置が、u-(y1)<v-(y1)の
ような、y軸に沿った位置yの集合体の配置から決定さ
れるとき、その位置y1は、汚染された領域の境界を特
徴付けている。別の実施形態では、式(23)において
適用されるような5つの点の平均化の代わりに、例えば
全中心線に渡って、多数の点の平均化が用いられる場合
もある。別法では、スケールファクタが適用され、閾値
を増減するか、或いは、予め選択された一定の閾値が用
いられる場合もある。汚染された領域の長さm 1は、個
々の汚染された各領域の場合に、画像境界とy1との間
の点の数として設定することができるか、別法では、汚
染された各領域の大きい方の値、或いは両方の汚染され
た領域の平均数に設定される場合もある。移行領域の長
さm2は予め決定されるか、或いはm1の値の一部とし
て、各スキャンにおいて収集されたデータから決定され
るようになる。
【0047】推定された値を用いて、収集されたデータ
値を補正する方法が、以下に説明される。
【0048】式(18)からの重み付けされた差分関数
e(0,y)は、DCオフセット値の2次元のフーリエ
変換の結果のような、中央線x=0に沿った空間分布f
(x,y)の誤差成分とみなすことができる。2つの境
界y=−nyΔy/2及びy=nyΔy/2−Δy付近の
領域においてのみ0ではないが、f(0,y)と同様
に、重み付けされた差e(0,y)はny個の複素数点
を有する。y次元に沿って重み付けされた差分関数差e
(0,y)において逆フーリエ変換が実行され、以下の
ような中心線x=0に沿ったg(x,ky)の等価な誤
差成分を得る。
【数20】
【0049】誤差成分gc(0,ky)の各点は、位相符
号化された信号に含まれるDCオフセットの1次元のフ
ーリエ変換とみなすことができる。それゆえ位相符号化
された各信号s(kx,ky)内のDCオフセットは、以
下のように、x次元の誤差成分gc(0,ky)の逆フー
リエ変換として計算することができる。
【数21】
【0050】上記の式(25)に従って計算されたDC
オフセット誤差値sc(kx,ky)は、予想されるよう
に読出し方向kxには依存せず、スキャン中のDCオフ
セットのドリフトの結果として、位相符号化方向ky
対して徐々に変動することに留意されたい。
【0051】最初に収集された位相符号化された各信号
s(kx,ky)は次に、対応する計算されたDCオフセ
ット誤差値sc(kx,ky)によって補正され、以下の
ような補正された信号s´(kx,ky)を生成する。
【数22】
【0052】補正された信号s´(kx,ky)を用い
て、物体の空間分布f(x,y)を再構成するとき、画
像の中央線においてDCオフセットにより引き起こされ
るアーティファクトは存在しないであろう。式(1)及
び(2)に戻ると、画像の2次元フーリエ変換による再
構成は以下のように計算することができる。
【数23】 或いは、
【数24】 その後式(3)の計算が行われる。このようにして、従
来の技術と同様に全中心線の代わりに、DCオフセット
により汚染される中心線に沿ったいくつかの点のみが、
最終的な画像に再配置、或いは補間される。
【0053】以下の節では、特別な場合に上記の計算を
簡略化するための技術が説明される。
【0054】DCオフセット値を推定し、その後その推
定された値を用いて収集された信号を補正する上記プロ
セスでは、再構成する前に、推定及び補正のステップが
実行される。この予備計算機構は、読出し方向(k−空
間のx軸)に沿って窓関数w x(kx)が適用される場合
にのみ必要であり、第1次元のフーリエ変換は、式(2
8)に従って行われるのではなく、以下により計算され
る。
【数25】
【0055】通常、読出し窓関数は必ずしも必要ではな
く、式(28)の計算が、再構成プロセスの第1次元の
フーリエ変換として用いられる。この一般的な状況で
は、DCオフセット値を予備計算する必要はない。再構
成に関する第1次元のフーリエ変換は、位相符号化され
た各信号が収集されると、式(8)に与えられるよう
に、リアルタイムに実行することができる。スキャンの
終了時に、式(9)の中心線g(0,ky)の複素信号
値、並びに式(10)及び(11)の2つの隣接する成
分g(−Δx,ky)及びg(Δx,ky)は既に、式
(8)の計算結果に含まれている。それゆえ、式(9)
〜(11)の計算を繰返し行うことは省略することがで
きる。
【0056】式(12)〜(23)によって与えられる
残りの計算を用いて、重み付けされた差分関数e(0,
y)を決定するとき、中心線x=0に沿ったg(0,k
y)等価誤差成分は、式(24)に与えられるように計
算することができる。その際、gc(0,ky)の値を用
いて、式(8)のg(0,ky)に含まれる誤差を補正
する。その場合、収集されたデータに含まれるDCオフ
セットから生じる誤差は、以下のようになる。
【数26】
【0057】その後補正された第1次元のフーリエ変換
結果g´(x,ky)は、式(3)と同様に、第2次元
のフーリエ変換のために用いられる。
【数27】 ただし位相符号化窓関数wx(kx)は、一般的な場合を
例示するために含まれる。上記の通常のゼロ充填の実施
も、式(31)の計算に含まれる場合もあり、その場合
には、ゼロ充填後のy次元の点の数nyは、実際に収集
されたデータ点の数より多くなり、g´(x,ky)の
ための値は、その延長された点に対しては0に設定され
る。
【0058】この場合に、式(25)及び(26)の計
算も同様に省略できることに、さらに留意されたい。そ
れゆえ、必要のない場合には、再構成プロセスにおける
読出し方向に沿った窓関数wx(kx)を避けることが好
ましい。上記のように、読出し窓関数wx(kx)を用い
ない再構成は、リアルタイム画像再構成を可能にするだ
けでなく、推定及び補正ステップに必要とされる計算の
量を大きく減らすこともできる。
【0059】読出し窓関数wx(kx)を用いないばかり
でなく、位相符号化窓関数wy(ky)或いはゼロ充填も
行わないような、可能性の低い場合には、計算はより簡
略化することができる。この状況では、式(7)に従っ
て空間分布f(x,y)の再構成をした後に、推定及び
補正ステップを実行することができる。再構成された空
間分布f(x,y)から利用できるため、式(12)〜
(15)におけるf(0,y)、f(−Δx,y)及び
f(Δx,y)の場合の計算は省略することができる。
それゆえ、重み付けされた差分e(0,y)は、式(1
6)〜(23)に従って計算され、その結果得られる補
正は、空間分布関数f(x,y)の中心線に直接適用さ
れる。すなわち中心線f(0,y)の値は、f(0,
y)−e(0,y)によって置き換えることができる。
【数28】
【0060】その際、補正された中心線f(x,y)を
用いて、式(6)に与えられるような、DCオフセット
によるアーティファクトのない物体画像の大きさを計算
する。
【0061】上記のDCオフセットの推定及び補正のプ
ロセスは、2次元のスキャンシーケンスに基づいてお
り、それにより各スライスは、2次元のフーリエ変換に
従って再構成される。その方法は3次元スキャンシーケ
ンスに拡張することができ、それにより物体の全体積が
3次元フーリエ変換により再構成される。3次元スキャ
ンでは、位相符号化はy次元及びz次元の両方に対して
必要とされ、DCオフセットによるアーティファクト1
20は、図7に示されるようにx軸に垂直な中央のスラ
イス上に現れる。上記の本発明の技術による位相符号化
次元(y軸)における位相変更されたRFパルス励磁
は、図8に示されるように位相符号化次元に沿って、ア
ーティファクトを分割し、アーティファクト122A及
び112Bを画像の境界にシフトする。また位相変更さ
れたRF励磁は、x次元に沿った位相符号化のためにも
用いられ、その場合には、図9に示されるように、生成
されたDCオフセットによるアーティファクト124
A、124B、124C、124Dは分割され、y次元
及びz次元に沿って画像の角の境界にさらにシフトされ
る。z次元に沿った位相符号化は必須ではない。なぜな
ら、y次元における位相変更された符号化によって、ア
ーティファクトは既に中央領域から十分に離隔してシフ
トされているためである。
【0062】3次元MRI画像形成技術においてDCオ
フセットによって生じるアーティファクトの補正のため
の2つのアプローチがここで説明される。
【0063】第1のアプローチでは、3次元スキャンシ
ーケンスは、連続的な多数の2次元スキャンシーケンス
として処理される。各z次元位相符号化で収集されるM
RI信号が、上記の推定及び補正技術と同じように処理
される。3次元フーリエ変換は、DCオフセットが収集
されたデータから差し引かれた後に実行される。それ
は、読出し窓関数wx(kx)が存在しない場合には、1
次元フーリエ変換結果から差し引かれるか、或いは読出
し窓関数wx(kx)及び位相符号化窓関数wy(ky)の
いずれもが存在せず、かつゼロ充填が用いられない場合
には、2次元フーリエ変換結果から差し引かれる。
【0064】第2のアプローチでは、中央スライスf
(0,y,z)及び2つの隣接するスライスf(−Δ
x,y,z)並びにf(Δx,y,z)の空間分布から
DCオフセットが推定される。式(7)により与えられ
る2次元空間分布と比較すると、3次元空間分布は以下
の式によって与えられる。
【数29】 ただしαは1或いは−1であり、その値は、z次元に沿
って符号化するために、入れ替わる位相のいずれが用い
られるかによる。f(0,y,z)、f(−Δx,y,
z)及びf(Δx,y,z)の空間分布は、一定のx位
置においてそれぞれ、2次元画像形成の場合の式(1
2)〜(15)に関して上記したのと同じように計算さ
れる。3次元画像形成の場合には、式(16)〜(1
8)は以下のようになる。
【数30】 ただしw(y,z)は2次元重み関数を表す。関数w
(y,z)は予め選択された値のテーブルを含むか、或
いは汚染された領域及び移行領域内の各z位置の場合
に、式(19)のw(y)と同じように、多数の1次元
重み関数として計算することもできる。
【0065】同様に、式(20)及び(21)は以下の
ようになる。
【数31】
【0066】式(22)及び(23)において実行され
た1次元フィルタリングと同様に、ある形の2次元ロー
パスフィルタリングを用いて、DCオフセット値をより
良好に推定するために、u(y,z)及びv(y,
z)を生成することもできる。上記の2次元画像形成技
術と同様に、窓関数及びゼロ充填処理の存在により、D
Cオフセット成分は、最初に収集された信号から、或い
は3次元再構成における中間データから除去される。
【0067】このように、本発明は、少なくとも3つの
技術からなり、中央領域内の画像の完全性を保持しつ
つ、MRI信号内のDCオフセットから生じる画像のア
ーティファクトを除去するために有効で、実用的な方法
及びシステムを提供する。第1の技術は、位相変更され
たRF励磁パルスシーケンスを用いて、連続的にパルス
符号化された信号の相対的な位相を、例えば0°と18
0°との間で入れ替え、それによりアーティファクトを
分割し、アーティファクトを画像の中央領域から画像の
外側の境界領域に再配置する。第2の技術は、画像再構
成の終了前に、中心線及びその隣接する2本の線の空間
分布関数を予備計算し、これらの3本の線からの空間情
報を用いて、DCオフセット値から生じる空間分布を推
定する。第3の技術は、DCオフセットから生じる空間
データ内の推定された誤差を時間領域に変換し、これら
の変換された値を最初に収集されたデータから差し引
く。また第3の技術は、DCオフセットから生じた空間
データ内の推定された誤差を再構成の中間段階に変換
し、これらの変換された値を中間データから差し引く場
合もある。
【0068】推定の予備計算は、従来技術の制約を受け
ることなく、再構成のためにMRI信号に、窓関数及び
ゼロ充填の適用を可能にする。この予備計算技術に必要
とされる計算は、画像の再構成のために必要とされる計
算に対してわずかな量である。
【0069】説明を簡単にするために、DCオフセット
によるアーティファクトを推定するために上記された技
術は、式(16)によって与えられるように、中心線に
隣接する2本の線を線形に補間することに基づいてい
る。別の実施形態では、再構成する前にさらに別の線の
空間分布を計算するために必要とされる付加的な計算で
はなく、さらに別の隣接する線を高次の補間を行うため
に用いることができる。
【0070】本発明の技術は、位相符号化された信号を
平均化することなく、捕捉するために特に興味深い。し
かしながら、位相符号化信号の平均化を用いて、アーテ
ィファクトによる残像を除去することもできる。本発明
は、2次元及び3次元スキャンの両方に適用することが
でき、標準的なスピンエコー、反転再生、勾配エコーシ
ーケンス及び他の画像形成モードにおいて適用すること
ができる。
【0071】本発明は、特に好ましい実施形態を参照し
つつ図示及び記載されてきたが、添付の請求の範囲によ
り規定されるような本発明の精神及び範囲から逸脱する
ことなく、その形態及び細部において種々の変形形態が
行われることは当業者には理解されよう。
【0072】例えば、位相変更が用いられない応用形態
では、結果得られるアーティファクトは画像境界にシフ
トされず、代わりに、その中央付近に残される。この場
合には、本発明の重み付け技術は、画像中央付近のアー
ティファクト領域を補間し、かつ外側領域が無傷のまま
であるようにするために用いることができる。
【0073】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、従来技術
の制約を克服するように、磁気共鳴画像形成信号のDC
オフセットを補正するための装置及び方法を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】x軸(読出し方向)及びy軸(位相符号化方
向)を含み、読出し方向に平行な線に沿って配置される
位相符号化された複数のMRI信号を示すk−空間の図
である。
【図2】収集されたデータ内のDCオフセットドリフト
の結果として生成される線状アーティファクトを示す物
体画像の画像空間の図である。
【図3】読出し方向における線状アーティファクトの拡
幅及びフィルタリングの結果としての位相符号化方向に
おけるアーティファクトの伸長を示す物体画像の画像空
間の図である。
【図4】本発明により入れ替わる位相パルスシーケンス
を用いることにより、アーティファクトを画像の境界に
シフトすることを示す物体画像の画像空間の図である。
【図5】本発明により画像の境界にシフトされた線状ア
ーティファクトの補間を重み付けするための重み関数w
(y)の図である。
【図6】本発明による、データu(y)及びv(y)、
差分値d(0,y)の大きさの二乗、並びに中央線の補
間された値fc(0,y)のそれぞれの動きを示す図で
ある。
【図7】DCオフセットから生じるアーティファクトを
示す3次元画像空間の図である。
【図8】本発明による、アーティファクトを画像の上側
及び下側境界にシフトすることを示す3次元画像空間の
図である。
【図9】本発明による、アーティファクトを画像の角部
境界にシフトすることを示す3次元画像空間の図であ
る。
【符号の説明】
108、108A、108B、108C、109A、1
09B、120、122A、122B、124A、12
4B、124C、124D 線状アーティファクト

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気共鳴画像形成スキャナにおいてDC
    オフセットから生じる物体の画像のアーティファクトを
    軽減するための方法であって、 実質的に逆の極性を有する第1及び第2の組の位相符号
    化された信号を生成するために、実質的に逆の位相を有
    するRFパルスで前記物体を励磁する過程であって、前
    記位相符号化された信号が信号成分及びDCオフセット
    成分を含むような励磁する過程と、 前記第1及び第2の組の位相符号化された信号を収集す
    る過程と、 前記第1及び第2の組の前記信号成分が実質的に同じ極
    性を有するように、かつ前記第1及び第2の組のDCオ
    フセット成分が実質的に逆の極性を有するように、前記
    第1及び第2の組の位相符号化された信号の少なくとも
    1つの極性を反転する過程と、 前記第1及び第2の組の位相符号化された信号を再構成
    して、前記物体の画像を生成する過程とを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記物体の前記画像は、分割されて前記
    物体の画像の相対する境界に配置される、DCオフセッ
    トにより生成されるアーティファクトを含む、請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記各組の前記位相符号化された信号を
    平均化する過程をさらに有する、請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記再構成する過程が、前記第1及び第
    2の組の位相符号化された信号にフーリエ変換を適用す
    る過程を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記位相符号化された信号の収集された
    組はMRIデータを含み、 前記MRIデータを変換して、前記MRI信号内の前記
    DCオフセットにより生じる空間誤差を含むことがわか
    っている画像データの選択された部分を生成する過程
    と、 画像データの前記選択された部分内の前記DCオフセッ
    トにより生じる前記空間誤差を推定する過程と、 前記推定された空間誤差を逆変換して、推定されたDC
    オフセットを生成する過程と、 前推定されたDCオフセットにより前記収集されたデー
    タを補正し、補正されたMRIデータを生成する過程
    と、 前記補正されたMRIデータを再構成し、実質的にDC
    オフセットによるアーティファクトのない画像データを
    生成する過程とをさらに有する、請求項1に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記推定する過程は、 前記DCオフセットから生じるアーティファクトを含む
    ことがわかっている画像アーティファクト線に沿った画
    像データの前記選択された部分の前記空間分布を計算す
    る過程と、 前記アーティファクト線の各側において画像データの前
    記選択された部分の第1及び第2の隣接する空間分布を
    計算する過程と、 前記隣接する空間分布に基づいて前記アーティファクト
    線の部分を補間する過程とを有する、請求項5に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記補間する過程は、 前記第1及び第2の隣接する空間分布を平均化して、平
    均化された空間分布を計算する過程と、 前記画像アーティファクト線空間分布から前記平均化さ
    れた空間分布を差し引いて、差分空間分布を与える過程
    とを有する、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記差分空間分布に重み関数を適用し、
    前記アーティファクトを含むアーティファクト線の領域
    を補間し、かつ前記アーティファクト線の他の領域にお
    ける元の画像データを保持する過程をさらに有する、請
    求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記平均化された空間分布と前記差分空
    間分布との相対的な大きさの関数として前記重み関数を
    決定する過程をさらに有する、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 磁気共鳴画像形成(MRI)スキャナ
    においてDCオフセットから生じる物体の画像内のアー
    ティファクトを軽減するための方法であって、 RFパルスによって前記物体を励磁することにより生成
    されるMRIデータを収集する過程と、 前記MRIデータを変換し、前記MRIデータ内のDC
    オフセットによって引き起こされる空間誤差を含むこと
    がわかっている画像データの選択された部分を生成する
    過程と、 画像データの前記選択された部分内の前記DCオフセッ
    トにより引き起こされる前記空間誤差を推定する過程
    と、 前記推定された空間誤差を逆変換し、推定されたDCオ
    フセットを生成する過程と、 前記推定されたDCオフセットによって前記収集された
    MRIデータを補正し、補正されたMRIデータを生成
    する過程と、 前記補正されたMRIデータを再構成し、実質的にDC
    オフセットによるアーティファクトがない画像データを
    生成する過程とを含む方法。
  11. 【請求項11】 前記変換する過程はフーリエ変換する
    過程を含み、前記逆変換する過程は逆フーリエ変換する
    過程を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記推定する過程は、 前記DCオフセットから生じるアーティファクトを含む
    ことがわかっている画像アーティファクト線に沿って画
    像データの前記選択された部分の前記空間分布を計算す
    る過程と、 前記アーティファクト線の各側において画像データの前
    記選択された部分の第1及び第2の隣接する空間分布を
    計算する過程と、 前記隣接する空間分布に基づいて前記アーティファクト
    線の部分を補間する過程とを有する、請求項10に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記補間する過程は、 前記第1及び第2の隣接する空間分布を平均化し、平均
    化された空間分布を計算する過程と、 前記画像アーティファクト線空間分布から前記平均化し
    た空間分布を差し引いて、差分空間分布を与える過程と
    を有する、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記差分空間分布に重み関数を適用
    し、前記アーティファクトを含むアーティファクト線の
    領域を補間し、かつ前記アーティファクト線の他の領域
    における元の画像データを保持する過程をさらに有す
    る、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記平均化された空間分布と前記差分
    空間分布との相対的な大きさの関数として前記重み関数
    を決定する過程をさらに有する、請求項14に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 前記平均化された空間分布と前記差分
    空間分布に、ローパスフィルタ処理関数を適用する過程
    をさらに有する、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記補正する過程は、前記収集された
    MRIデータから前記推定されたDCオフセットを差し
    引く過程を含む、請求項10に記載の方法。
  18. 【請求項18】 実質的に逆の位相を有するRFパルス
    で前記物体を励磁し、第1及び第2の組の実質的に逆の
    極性を有する位相符号化された信号を生成する過程であ
    って、前記位相符号化された信号は信号成分及びDCオ
    フセット成分を含むような生成過程と、 前記第1及び第2の組の位相符号化された信号を収集す
    る過程と、 前記第1及び第2の組の位相符号化された信号のうちの
    少なくとも1つの信号の極性を反転し、前記第1及び第
    2の組の前記信号成分が実質的に同じ極性を有し、前記
    第1及び第2の組の前記DCオフセット成分が実質的に
    逆の極性を有するようにする、該反転過程とをさらに有
    する、請求項10に記載の方法。
  19. 【請求項19】 磁気共鳴画像形成(MRI)スキャナ
    においてDCオフセットから生じる物体の画像内のアー
    ティファクトを軽減するための方法であって、 RFパルスによって前記物体を励磁することにより生成
    されるMRIデータを収集する過程と、 第1の次元に沿って前記MRIデータを変換し、中間デ
    ータを生成する過程と、 第2の次元に沿って前記中間データを変換し、前記MR
    Iデータ内のDCオフセットによって引き起こされる空
    間誤差を含むことがわかっている画像データの選択され
    た部分を生成する過程と、 画像データの前記選択された部分内の前記DCオフセッ
    トにより引き起こされる前記空間誤差を推定する過程
    と、 前記推定された空間誤差を逆変換し、前記中間データの
    ための推定されたDCオフセットを生成する過程と、 前記推定されたDCオフセットによって前記収集された
    中間データを補正し、補正された中間データを生成する
    過程と、 前記補正された中間データを再構成し、実質的にDCオ
    フセットによるアーティファクトがない画像データを生
    成する過程とを含む方法。
  20. 【請求項20】 前記変換する過程はフーリエ変換する
    過程を含み、前記逆変換する過程は逆フーリエ変換する
    過程を含む、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記推定する過程は、 前記DCオフセットから生じるアーティファクトを含む
    ことがわかっている画像アーティファクト線に沿って画
    像データの前記選択された部分の前記空間分布を計算す
    る過程と、 前記アーティファクト線の各側において画像データの前
    記選択された部分の第1及び第2の隣接する空間分布を
    計算する過程と、 前記隣接する空間分布に基づいて前記アーティファクト
    線の部分を補間する過程とを有する、請求項20に記載
    の方法。
  22. 【請求項22】 前記補間する過程は、前記第1及び第
    2の隣接する空間分布を平均化し、平均化された空間分
    布を計算する過程と、 前記画像アーティファクト線空間分布から前記平均化し
    た空間分布を差し引いて、差分空間分布を与える過程と
    を有する、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記差分空間分布に重み関数を適用
    し、前記アーティファクトを含むアーティファクト線の
    領域を補間し、かつ前記アーティファクト線の他の領域
    における元の画像データを保持する過程をさらに有す
    る、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記平均化された空間分布と前記差分
    空間分布との相対的な大きさの関数として前記重み関数
    を決定する過程をさらに有する、請求項23に記載の方
    法。
  25. 【請求項25】 前記平均化された空間分布と前記差分
    空間分布に、ローパスフィルタ処理関数を適用する過程
    をさらに有する、請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記補正する過程は、前記中間データ
    から前記推定されたDCオフセットを差し引く過程を含
    む、請求項19に記載の方法。
  27. 【請求項27】 実質的に逆の位相を有するRFパルス
    で前記物体を励磁し、第1及び第2の組の実質的に逆の
    極性を有する位相符号化された信号を生成する過程であ
    って、前記位相符号化された信号は信号成分及びDCオ
    フセット成分を含むような生成過程と、 前記第1及び第2の組の位相符号化された信号を収集す
    る過程と、 前記第1及び第2の組の位相符号化された信号のうちの
    少なくとも1つの信号の極性を反転し、前記第1及び第
    2の組の前記信号成分が実質的に同じ極性を有し、前記
    第1及び第2の組の前記DCオフセット成分が実質的に
    逆の極性を有するようにする、該反転過程とをさらに有
    する、請求項19に記載の方法。
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