JP2001161343A - 細菌捕獲方法およびこれに用いる装置 - Google Patents

細菌捕獲方法およびこれに用いる装置

Info

Publication number
JP2001161343A
JP2001161343A JP34896099A JP34896099A JP2001161343A JP 2001161343 A JP2001161343 A JP 2001161343A JP 34896099 A JP34896099 A JP 34896099A JP 34896099 A JP34896099 A JP 34896099A JP 2001161343 A JP2001161343 A JP 2001161343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous body
bacteria
stomach
balloon
helicobacter pylori
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34896099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Irie
洋之 入江
Ryoji Masubuchi
良司 増渕
Akihisa Ogawa
晶久 小川
Hideyuki Kawazu
秀行 河津
Hiroshi Okabe
洋 岡部
Koji Hakamazuka
康治 袴塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP34896099A priority Critical patent/JP2001161343A/ja
Publication of JP2001161343A publication Critical patent/JP2001161343A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業過程を単純化することで、確実に細菌を確
保し、さらに、意図しない菌の混入を避け、さらに作業
効率の向上を図る。 【解決手段】消化器官内のヘリコバクターピロリ菌と親
和性を有する多孔体7と、この多孔体を取付けられ、多
孔体と共に消化器官内に挿入可能なキャップ1とを備
え、このキャップ1は、体外から挿入される鉗子9によ
り、消化器官内に留置される留置状態と、体外に回収可
能な回収状態とに切換え操作される細菌捕獲装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消化器官内の細菌
の捕獲方法およびこれに用いる装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】最近、胃炎、胃潰瘍、十二
指腸潰瘍の発生原因としてヘリコバクターピロリ菌が注
目されてきている。この細菌の確認方法は経内視鏡的に
消化管粘膜を生検採取して培養するという方法が最も確
実と言われている。通常、ヘリコバクターピロリ菌の存
在を確認するためには、生検と菌培養という二つの工程
が必要である。生検は消化管粘膜の極一部を採取するも
のであるため誤診断の可能性を含んでおり、また、複数
ヶ所の生検は繰返し操作を必要とし、煩雑であった。さ
らに菌採取のための生検では組織の一部を削り取るの
で、欠損部の再生に時間が掛かっていた。また、菌培養
を行う場合は、培地に移して培養を行なうため、意図し
ない菌が混入する可能性も考えられ、作業に注意が必要
であった。
【0003】かたや、りん酸カルシウムからなる多孔体
は気孔径1μm前後の連通孔を多く有しており、ヘリコ
バクターピロリ菌の大きさである0.5μm×(2.5
〜4μm)に近い孔径となっている。また、実開平4−
47422号公報には、このような多孔体を糸状体によ
り連鎖状とした連鎖状骨補填材が記載されている。しか
し、これは単に連鎖状にしただけであって、消化管内か
ら細菌を採取することはできないものである。
【0004】本発明は、上述の事情に基づいてなされた
もので、その作業過程を単純化することで、確実に細菌
を確保し、さらに、意図しない菌の混入を避け、さらに
作業効率の向上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の細菌捕獲方法は、消化器官内の細菌と親和性を有す
る多孔体を、所定期間消化器官内に留置し、この後、多
孔体を消化器官内から回収することを特徴とする。
【0006】また、この方法に用いる細菌捕獲装置は、
消化器官内の細菌と親和性を有する多孔体と、この多孔
体を取付けられ、多孔体と共に消化器官内に挿入可能な
保持部材とを備え、この保持部材は、体外から挿入され
る挿入具により、消化器官内に留置される留置状態と、
体外に回収可能な回収状態とに切換え操作されることを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1実施形態) [目的]図1から図3は、本発明の第1の実施形態を示
す。本実施形態は、従来の生検が対象組織の一部を掴み
取り、培養を行なって菌検査を行なうことによる組織欠
損およびその再生に時間を要するという不都合を解消す
るもので、生体組織侵襲が無いヘリコバクターピロリ菌
の捕獲方法およびこれに用いる捕獲装置を提供する。
【0008】[構成]図1に示すように、本実施形態の
ヘリコバクターピロリ菌の捕獲装置10は、体内留置具
であるキャップ1と、このキャップを体外から操作する
ための把持鉗子9とを備える。このキャップ1は、後述
する多孔体7を保持する保持部材としてシリコンゴム等
の弾性材料で形成されており、このキャップ1は球状の
頭部2とフレアー状に広がる下部3とから構成されてい
る。このキャップ1は薄肉の中空構造を有し、下部3の
先端部には、円形状の開口部4が形成されている。ま
た、頭部2と下部3との間の縮径部5には、ワイヤー6
が締結されており、このワイヤー6の他端部は、多孔体
7の外周面に溝状に形成された細径部8に締結されてい
る。
【0009】本実施形態の多孔体7は、ヘリコバクター
ピロリ菌に対して親和性が高いリン酸カルシウムを主成
分とした多孔性物質で形成してあり、消化管内部に留置
することにより、内部に形成された多数の微細な気孔内
に、菌を確実に取り込むものである。この多孔体7の気
孔は連通しており、その径はヘリコバクターピロリ菌の
約120%の大きさである。具体的には0.5μmx
(2.5〜4.0μm)の大きさであるヘリコバクター
ピロリ菌に対して、0.6〜4.8μmの範囲の気孔径
が好適である。
【0010】[作用]この細菌捕獲装置を用いて消化器
官内の細菌を捕獲する場合は、以下のように行う。図2
に示すように、挿入具である把持鉗子9により頭部2を
圧迫した状態でキャップ1を保持し、内視鏡を用いて例
えば胃等の消化管である消化器官内に導入する。そし
て、消化管粘膜10面に対して下部3を押し付けるよう
にした状態で、キャップ1を把持鉗子9から開放する。
圧迫されていた頭部2は、球状に復元してキャップ1の
内部が陰圧となり、開口部4で接している消化管粘膜1
0が開口部内に引き込まれる。これにより、キャップ1
が消化管粘膜10に固定され、ワイヤー6で連結された
多孔体7は消化管粘膜10に触れた状態で維持されるこ
とになる。このように、キャップ1を多孔体7と共に消
化管粘膜10に固定した後、把持鉗子9を抜去し、多孔
体7をに所定期間にわたってこの消化管内留置し、その
気孔内にヘリコバクターピロリ菌を取り込む。
【0011】回収の際は、再度、経内視鏡的に把持鉗子
9で頭部2を把持する。これにより、消化管粘膜10の
吸引状態が開放され、キャップ1を消化管粘膜10から
取外し可能となる。
【0012】消化管内から回収した多孔体7は菌培養に
適した気孔性状を有しているため、そのまま培養のため
の培地に移植することができる。したがって、移し換え
の必要もなく、作業工数を低減することができる。更
に、消化管から回収した多孔体7を用いて培養すること
ができるため、意図しない雑菌等が混入する可能性はほ
とんどない。
【0013】[効果]上述の本実施形態によれば、消化
管粘膜10に対して無傷的に多孔体7を留置及び回収で
き、患者に対して余計な負担を掛けることなくヘリコバ
クターピロリ菌を捕獲し、極めて正確かつ効率のよい培
養が可能となる。
【0014】(第2実施形態)図4から図6は本発明の
第2の実施形態を示す。なお、以下に説明する各実施形
態では、上述の第1の実施形態と同様な部材には同様な
符号を付し、その詳細な説明を省略する。 [構成]図4に示すように、本実施形態の細菌捕獲装置
は、上述の第1の実施形態と同じ目的を達成するため
に、体内留置具は、全体的に筒状形状に形成され、か
つ、先端に針状部21を設けたケーシング22を保持部
材として備える。このケーシング22は、内部に形成し
た空間を開口部23を介して外表面に連通させ、その内
部空間には、第1の実施形態と同様にリン酸カルシウム
を主成分として形成された多孔体24を保持している。
また、ケーシング22の後端部の近傍には、弾性を有す
るフランジあるいはかさ状のストッパー25を形成して
おり、このストッパー25から突出する端部には、挿入
具に接続するための接続部26を形成してある。本実施
形態の接続部26には、例えばすり割りを形成し、処置
具シース27内で図示しない処置具の先端とスナップ嵌
合することができる。また、この処置具シース27内に
おいては、ストッパー25はその弾性により、変形され
て収納されている。
【0015】[作用]ヘリコバクターピロリ菌を捕獲す
る場合は、図5に示すように、処置具シース27に収納
した状態で、消化管粘膜27の目的部位に穿刺し、図6
に示すように、ケーシング22の全体を消化管内に留置
する。これにより、ケーシング22の内部空間に収容さ
れた多孔体24は、開口部23を介して消化管粘膜27
に接触した状態で確実に留置されることになる。
【0016】所定期間経過した後に、このケーシング2
2の全体を回収する場合は、針状部21を鉗子28によ
り把持し、消化管粘膜27内から抜去することにより、
体腔外に取り出すことができる。この後、ケーシング2
2内部の多孔体24を回収し、上述のように培養検査す
ることができる。
【0017】[効果]上述の実施形態と同じく、消化管
粘膜27の組織欠損をずることなく、ヘリコバクターピ
ロリ菌に対して親和性の高い多孔体24により、菌の回
収と培養とが容易かつ効率よく行なえ、組織内部の菌情
報を得ることができる。
【0018】(第3実施形態)図7は本発明の第3の実
施形態を示す。 [構成]本実施形態の細菌捕獲装置30は、体内留置具
としてのクリップ部31と、挿入具32とを備える。ク
リップ31部は、パンタグラフ状の略平行四辺形状に形
成されたばねクリップ33の基端側を、金属環34を介
して把持部36に固定し、更に、この把持部36の後端
部に形成した保持溝35に、ワイヤ40の先端部に取付
けた接続部39を嵌合してある。この把持部36には、
ばねクリップ33の最大幅aよりも小径の内孔を有する
円筒形状の固定部37が装着されている。この固定部3
7の内周面は、クリップ部31を挟み込んだ状態でこの
内孔内に保持できる程度の摩擦係数を有し、一方、その
外周面には、リン酸カルシウム系材料を主成分とした円
筒形状の多孔体38が例えば生体接着剤で接着されてお
り、多孔体38を保持する保持部材として作用する。
【0019】挿入具32は、把持部36の後端部に形成
した保持溝35を介して嵌合される上述の接続部39
と、その根元から延びる40と、これらの接続部39と
ワイヤー40とをその内部に挿通させる軟性又は硬性の
被覆筒41とで形成してある。
【0020】(作用)ヘリコバクターピロリ菌を捕獲す
る場合は、例えば内視鏡の処置用チャンネルを通して細
菌捕獲装置30の先端を目的組織部位に押し当てる。そ
して、体外で操作し、被覆筒41からワイヤー40を引
き出すと、固定部37と多孔体38とが被覆筒41の先
端部で保持されているため、操作手元から見て被覆筒4
1と、固定部37と、リン酸カルシウム系材料の多孔体
38とが遠ざかり、ワイヤー40と、接続部39と、把
持部36と、金属環34と、ばねクリップ33とが近づ
く。これにより、固定部37がばねクリップ33を内孔
内に挟み込み、同時に、ばねクリップ33が組織部位を
挟み込む。更に被覆筒41からワイヤー40を引き出す
と、接続部39が把持部36の保持溝35から外れる。
これにより、ばねクリップ33が挿入具32から分離さ
れ、組織部位を挟んだばねクリップ33とこの外周を囲
む多孔体38とが体内に留置される。
【0021】体内から回収する場合は、例えば把持鉗子
等により把持部36を把持した後、固定部37を軸方向
に移動して、ばねクリップ33から分離する。これによ
り、多孔体38を体外に回収できると共に、ばねクリッ
プ33による組織部位の挟み込みが解除され、このばね
クリップ33も回収することができる。
【0022】(効果)本実施形態によると、細菌捕獲装
置30のばねクリップ33は、固定部37により組織部
位を挟み込むだけでなく、その外周部の多孔体38がリ
ン酸カルシウム系材料を外周部に露出させているため、
一定期間の体内留置後に回収すると、生体内の菌を含ん
だリン酸カルシウム系材料部を検査用の培地として利用
可能である。
【0023】(第4の実施形態)図8および図9は、本
発明の第4の実施形態を示す。 (構成)図8は、体内留置具であるクリップ部44を示
し、図9は細菌捕獲装置42の全体を示す。本実施形態
の細菌捕獲装置42は、体内留置具としてのクリップ部
43と、挿入具32とを備える。クリップ部43は、パ
ンタグラフ状の略平行四辺形形状に形成されたばねクリ
ップ44と、その基端側の金属環45と、溝46を有す
る把持部47と、この把持部47に装着される固定部4
9とを備える。この固定部49は、ばねクリップ44最
大幅aよりも小さい内径をもち、その内孔の内周面は、
ばねクリップ44を挟み込んで固定できる程度の摩擦係
数を持ち、かつスリット48を有している。把持部47
の後端部には、容易に切断可能な糸50が例えば接着に
より取付けられ、この糸50の先端部には、例えばリン
酸カルシウム系材料を主成分として形成された円柱状の
多孔体51が連結されている。
【0024】本実施形態の挿入具32は、図7に示す実
施形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。
【0025】(作用)第3の実施形態と同様に、体外の
操作手元にて被覆筒41からワイヤー40を引き出す
と、操作手元から見て被覆筒41と、固定部49と、糸
50と、多孔体51とが遠ざかり、ワイヤー40と、接
続部39と、把持部36と、金属環45と、ばねクリッ
プ44とが近づく。これにより固定部49がばねクリッ
プ44を挟み込み、同時にばねクリップ44が組織部位
を挟み込む。更に、被覆筒41からワイヤー40を引き
出すと、接続部39と把持部36とが互いに分離され、
クリップ部43と挿入具32とが分離され、リン酸カル
シウム系材料を含む多孔体51が体内に留置される。
【0026】(効果)第3の実施形態と同様の効果が得
られるだけでなく、体内菌の培地回収のみを目的とする
場合、糸50を切断する事でばねクリップ44を体内組
織から外す作業とは別にリン酸カルシウム材料で形成さ
れた多孔体51のみを回収できる。
【0027】(第5の実施形態)図10から図12は本
発明の第5の実施形態を示す。 (構成)図10は、細菌捕獲装置55の全体を示す。こ
の細菌捕獲装置55は、体内留置具として拡張可能なバ
ルーン部56を有し、このバルーン部56内に体外から
流体(生理食塩水、二酸化炭素、窒素等)を流入させる
ためのチューブ58を挿入具として有する。このバルー
ン部56をチューブ58に接続する口元57には、逆止
弁62を配置してあり、口元方向から導入された流体が
外部に流出するのを防止されている。このバルーン部5
6の材質はラテックス等の鋏で容易に切断可能な素材で
形成するのが好ましい。
【0028】バルーン部56の外表面にはリン酸カルシ
ウムを主成分とする穎粒状多孔体59、または、リン酸
カルシウムを主成分とするブロック状多孔体60が固定
されている。固定方法としてはシランカプリング剤を用
いた接着剤による固定、あるいは、図11にブロック状
多孔体60について例示する、バルーン部56の内面か
らねじ61を用いることによる固定のいずれを採用して
もよい。
【0029】なお、バルーン部56を拡張させる前の細
菌捕獲装置55の大きさは、経口的に胃の内部に導入で
きる大きさに形成される。
【0030】(作用)バルーン部56を例えば胃の内部
に導入した後、チューブ58を通して口元57から流体
を流入させる。逆止弁62は開となり、バルーン部56
が拡張する。チューブ58からの流体の注入を止めると
逆止弁62が閉じ、バルーン部56は図12に示すよう
に、拡張した状態を維持する。このように拡張した後、
内視鏡下で挿入具としての鋏鉗子を用いて、チューブ5
8を口元57の近傍で切断することが可能である。
【0031】この結果、バルーン部56の外表面に設置
された顆粒状多孔体59またはブロック状多孔体60が
胃の内部で十分に展開され、少なくともその表面の一部
は胃の内壁面に接することができる。
【0032】拡張後の細菌捕獲装置の外径は食道を通り
抜けることができない程の大きさとなる。この結果、装
置を胃内部に留置させることができる。細菌捕獲装置が
胃内部に留置されることにより、バルーン部の外表面に
設置された顆粒状リン酸カルシウム多孔体215または
ブロック状リン酸カルシウム多孔体216に、胃の内部
にあるヘリコバクターピロリ菌が捕捉される。
【0033】細菌捕獲装置が胃の内部に留置され、ヘリ
コバクターピロリ菌が多孔体59,60に捕捉された後
に、回収する必要が生じる。この回収時は内視鏡下にて
外部から挿入する鋏鉗子等を用いて、バルーン56を破
裂させて流体を排出し、拡張前の大きさに戻す。大きさ
が元に戻った時点で経口にて把持鉗子等により、この細
菌捕獲装置の全体を体外へ回収することが可能である。
【0034】(効果)この結果、低侵襲にて胃の内部を
傷つけることなく、リン酸カルシウムを主成分とする顆
粒状多孔体59またはブロック状多孔体60とに、胃の
内部にあるヘリコバクターピロリ菌を捕捉することがで
きる。
【0035】(第6の実施形態)図13および図14は
本発明による第6の実施形態を示す。
【0036】(構成)図13に細菌捕獲装置65の全体
を示すように、中空構造の筒部材66の一端側には口元
67が設けられており、この口元67にチューブ68が
接続されている。口元67と筒部材66の境部に逆止弁
69が設けられている。この逆止弁69により、口元6
7から筒部材66の内部には流体が流れ、一方、逆方向
の流れは遮断される。
【0037】筒部材66の外周面にはバルーン71が取
り付けられ、筒部材66の周壁に形成された一部に開け
られた通孔70から流体が流れ込むこと、バルーン71
が拡張する。バルーン71の材質はラテックス等の鋏で
容易に切断可能な素材で形成されるのが好ましい。ま
た、筒部材66の外周面上でバルーン71の設けられて
いない領域に、リン酸カルシウムを主成分とする多孔体
72が固定されている。また、この細菌捕獲装置65の
全体の外径は経口的に胃に導入が可能な大きさに形成さ
れている。
【0038】(作用)この細菌捕獲装置65は、胃の内
部に挿入した後、チューブ68から流体を筒部材66の
内部に流し込むことにより、バルーン71が拡張し、図
14に示すように、全体が球のように転がりやすい形状
となる。これにより、多孔体72は胃の内壁面と接する
ことができる。チューブ68からの流体の注入を止める
と逆止弁69が閉となり、バルーン71は拡張した状態
を維持する。
【0039】この時に、チューブ68を口元67の近傍
で内視鏡下で鋏鉗子等を用いて切断することが可能であ
る。この結果、筒部材66の表面に設置された多孔体7
2は、少なくともその外表面の一部が胃の内壁面に接す
ることができる。
【0040】バルーン71が拡張した後の、細菌捕獲装
置65の外径は食道を通り抜けることができない程の大
きさとなる。この結果、細菌捕獲装置65を胃の内部に
留置させることができる。細菌捕獲装置65が胃の内部
に留置されることにより、筒部材66上に設置された多
孔体72に、胃の内部にあるヘリコバクターピロリ菌が
捕捉される。
【0041】細菌捕獲装置65が所定期間にわたって胃
の内部に留置され、ヘリコバクターピロリ菌が捕捉され
た後に、本装置65を回収する必要が生じる。この回収
の際は、内視鏡下にて外部から鋏鉗子等を挿入し、バル
ーン71を破裂させて流体を排出し、拡張前の大きさに
戻す。大きさが元に戻った時点で、経口にて把持鉗子等
により細菌捕獲装置65の全体を体外へ回収することが
可能である。
【0042】(効果)リン酸カルシウムを主成分とする
多孔体72はセラミックで出来ているため、脆く、バル
ーン拡張時に以上な応力が作用した場合には破損する可
能性を否定し得ないが、しかし、本実施形態ではバルー
ン71の拡張時の応力の影響を受けないため、破損の恐
れがない。
【0043】バルーン71を拡張することにより、細菌
捕獲装置65の全体が丸みを持った形となり、胃の内部
で自由に動き、リン酸カルシウム多孔体72にヘリコバ
クターピロリ菌を捕捉し検査をすることができる。
【0044】この結果、低侵襲にて胃の内部を傷つける
ことなく、リン酸カルシウム多孔体72に、胃の内部に
あるヘリコバクターピロリ菌を捕捉することができる。
【0045】(第7の実施形態)図15および図16
は、本発明の第7の実施形態を示す。
【0046】(構成)図15に、本実施形態による細菌
捕獲装置75の全体を表わす。筒部材76の一端側には
口元77が設けられ、この口元77にチューブ78が接
続されている。口元77と筒部材76との境部に逆止弁
79が設けられている。この逆止弁79により口元77
から筒部材76の内部には流体が流れ、逆方向の流れは
阻止される。
【0047】筒部材76の外周面上にはバルーン81が
取り付けられ、筒部材76の周壁に形成された通孔80
流体が流れ込むことにより、バルーン81が拡張する。
バルーン81の材質はラテックス等の鋏で容易に切断可
能な素材であるのが好ましい。筒部材76の両端側には
フランジ状の制止部82設けられている。さらに、筒部
材76の外周部には、リン酸化カルシウムを主成分とす
るドーナツ形状の多孔体83が緩合されている。
【0048】このドーナツ状多孔体83の内径は、制止
部82の外径よりも小さい寸法に作られている。このた
め、バルーン81が拡張する前に、多孔体83がこの筒
部材76から脱落することはない。
【0049】また、ドーナツ形状の多孔体83を含め
て、細菌捕獲装置75の外径は、経口的に胃に導入でき
る大きさで作られている。
【0050】(作用)細菌捕獲装置75を経口的に胃内
部に導入した後に、チューブ78から流体を流入し、バ
ルーン81を拡張させる。このバルーン81の拡張によ
り、バルーン81の外周面とドーナツ状多孔体83の内
周面とが強固に接触し、固定が行われる。チューブ78
からの流体の注入を止めると、逆止弁79が閉じ、バル
ーン81は拡張した状態を維持される。この時に、チュ
ーブ78を口元77の近傍で、内視鏡下で鋏鉗子を用い
て切断することが可能である。この結果、ドーナツ形状
の多孔体83の表面の少なくとも一部は胃の内壁面に接
することができる。
【0051】バルーン81の拡張後の細菌捕獲装置75
の外径は食道を通り抜けることができない程の大きさと
なる。この結果、細菌捕獲装置75を胃の内部に留置さ
せることができる。細菌捕獲装置75が胃の内部に留置
されることにより、ドーナツ形状の多孔体83に、胃の
内部にあるヘリコバクターピロリ菌が捕捉される。
【0052】細菌捕獲装置75が胃の内部に留置され、
ヘリコバクターピロリ菌が捕捉された後に、本細菌捕獲
装置75を回収する必要が生じる。回収時は、内視鏡下
にて外部から鋏鉗子等を用いて、バルーン81を破裂さ
せて液体を排出し、拡張前の大きさに戻す。大きさが元
に戻った時点で経口にて把持鉗子等により細菌捕獲装置
75の全体を体外へ回収することが可能である。
【0053】(効果)多孔体83はセラミック製であるた
め、装着による固定は困難である。接着作業では途中で
脱落などの不良が起きやすく確実性にかける。これに対
し、本実施形態の細菌捕獲装置75では、接着によるこ
となく確実に多孔体83を固定することができる。この
結果、低侵襲にて胃の内部を傷つけることなく、リン酸
カルシウムを主成分とする多孔体83に、胃の内部にあ
るヘリコバクターピロリ菌を捕捉することができる。
【0054】(第8の実施形態)図17および図18
は、本発明の第8の実施形態を示す。 (構成)本実施形態における体内留置具85は、リン酸
カルシウムを主成分とする複数の多孔体を環状に連結し
て形成してある。こられの多孔体は、円板形状の円板体
86と、球形状の球形体87と、円柱形状の円柱体88
とを有し、これらの多孔体は、連鎖手段として第1糸8
9と第2糸90とで連結されている。
【0055】円板体86には、第1,第2糸89,90
を挿通可能な少なくとも2個の貫通孔91,92が形成
されている。また、球形体87には第1糸89を挿通可
能な少なくとも1の貫通孔93を形成してある。更に、
円柱体88には、第1糸89を挿通可能な少なくとも1
の貫通孔94を形成してある。
【0056】また、これらの円板体86と球形体87と
円柱体88とは、図17の(A)に示すように、連鎖手
段としての第1糸89をそれぞれの貫通孔91,92,
93,94に挿通させることで環状に連結されており、
先端側Sと末端側Mとには、円板体86が配置されてい
る。円板体86と球形体87と円柱体88とは交互に配
置され、互いに隣接した位置にある。更に、連鎖手段と
しての第1糸89の一端は、先端S側の円板体86に固
定してある。
【0057】一方、変形手段としての第2糸90の一端
は、先端S側の円板体86に固定してある。また、この
第2糸90は球形体87と円柱体88との貫通孔93,
94に挿通させることなく、末端のMの円板体86の貫
通孔92に挿通している。
【0058】第1,第2糸89,90のの長さは、経口
的に体内挿入具が胃内部に導入されたあとも、これらの
糸の一方の端部が体外に出ており、体外から牽引するに
十分な長さに形成してある。
【0059】本実施形態の体内留置具85は、図18の
(A)に示すような管状の体内挿入具95を通じて内腔
に挿入可能であり、体内挿入具95は適度に湾曲可能な
素材からできているのが好ましい。連鎖状の球形体87
と円柱体88とは、上述のように、第2糸90を体外の
方向に引いたときに、図18の(B)に示すような環状
形状を形成する。この時に環状になることを妨げないよ
うに、円柱体88角部は、図18の(C)に示すような
C面取りを施し、あるいは、図18の(D)に示すよう
なR面取りを施しておいてもよい。また、円柱体88
は、その長さLと外径Dとの関係を図18の(C)ある
いは(D)に示すような通常のL≧Dに形成する他、図
18の(E)に示すように、L<Dの関係に形成するこ
とも可能である。また、この場合にも、その角部は、C
面取り・R面取りを組合わせた構造とすることも可能で
ある。
【0060】(作用)細菌を捕獲する場合は、本実施形
態の体内挿入具95を経口にて胃内部に導入する。次
に、体内留置具85を体内挿入具95の中を通して胃の
内部に押し出す。その後、体内挿入具95のみを抜去
し、体内留置具85を胃内に留置する。そして第2糸9
0を手元操作にて引き寄せることにより、先端S側の円
板体86と末端M側の円板体86とが互いに引き寄せら
れる。この結果、体内留置具85は、図18の(B)に
示すような環状を形状に変形する。この後、第1,第2
糸89,90を緊縛することによって、この形状を維持
することができる。
【0061】このとき、リン酸カルシウムを主成分とす
る多孔体すなわち円板体86と球形体87と円柱体88
とは少なくともその一部が、胃の内壁に接触することが
できる。また、この体内留置具85は、環状になること
により食道を通り抜けることが出来ない。この結果、体
内留置具85を胃の内部に留置させることができる。体
内留置具85が胃の内部に留置されることにより、円板
体86と球形体87と円柱体88とに、胃の内部にある
ヘリコバクターピロリ菌が捕捉される。
【0062】体内留置具85が胃の内部に留置され、ヘ
リコバクターピロリ菌が捕捉された後に、この体内留置
具85を回収する必要が生じる。回収時に内視鏡下にて
外部から鋏鉗子などを用いて、第2糸90を切断し、緊
縛を解除することにより、環状形状の拘束解除され、体
内留置具85は初期の形状に戻る。これにより経口にて
把持鉗子等により体内留置具を体外へ回収することが可
能である。
【0063】(効果)この結果、低侵襲にて胃の内部を
傷つけることなく、円板体86と球形体87と円柱体8
8とのリン酸カルシウム多孔体に、胃の内部にあるヘリ
コバクターピロリ菌を捕捉することができる。
【0064】(第9実施形態)図19は、本発明の第9
の実施形態を示す。
【0065】本実施形態では、第8の実施形態の構成に
加えて、弾性体からなり、第1,第2糸89,90を同
時に挿通可能な少なくとも1つの貫通孔97を有する固
定子96を備える。
【0066】本実施形態では、第2糸90を牽引し、緊
縛する際に、体内留置具85が環状にならぬまま、体外
に引き上げられてしまうのを防止する。このため、固定
子96が用いられる。この固定子96には、細菌捕獲装
置を使用する前に、予め第1,第2糸89,90を通し
た状態としておく。あるいは、体内留置具85を体内に
挿入した後、第2糸90を引く時点で、固定子96の貫
通孔97に第1,第2糸89,90を挿通する。第2糸
90を引き、円板体86と球形体87と円柱体88とか
らなるリン酸カルシウム多孔体を環状形状にするとき
に、鉗子等で固定子96を把持しながら、2つの円板体
86が互いに接する近辺に固定子96を位置させる。こ
れにより、胃内部で体内留置具85を容易に環状にする
ことができる。
【0067】したがって、本実施形態の細菌捕獲装置に
ついても、低侵襲にて胃の内部を傷つけることなく、円
板体86と球形体87と円柱体88とのリン酸カルシウ
ム多孔体を環状に形成させ、胃の内部にあるヘリコバク
ターピロリ菌を捕捉することができる。
【0068】なお、前述した説明によれば、少なくとも
以下に付記として列記する特徴事項が得られる。
【0069】<付記> 1. 消化管内で細菌を回収捕獲する方法において、多
孔体を消化管内に留置することにより回収捕獲する方
法。
【0070】2. 前記1項において、多孔体の成分は
りん酸カルシウムからなり、連通する気孔を有している
ことを特徴とする方法。
【0071】3. 前記2項において、連通孔は少なく
ともヘリコバクターピロリ菌の120%の大きさを有し
ていること。
【0072】4. 前記3項において、連通孔は少なく
とも0.6〜4.8μmの径を有していること。
【0073】5. 体内組織を挟むクリップと、リン酸
カルシウム系材料部と、を有する菌用担体を留置するた
めの体内留置具。
【0074】6. 体内組織を挟む弾性体のクリップ
と、クリップを閉じたまま固定する固定部と、少なくと
も1部の外表面にリン酸カルシウム系材料を有する部分
と、クリップを目的組織部位へ誘導/設置する挿入具
と、からなる菌用担体を留置するための体内留置具。
【0075】
【発明の効果】以上明らかなように、本発明によれば、
消化器官の細菌と親和性を有する多孔体を消化器官内に
留置することにより、細菌を捕獲するための作業過程を
単純化しつつ、確実に細菌を確保すると共に、意図しな
い菌の混入を防止して作業効率の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による細菌捕獲装置に
おける体内留置具の説明図。
【図2】図1の体内留置具を体内に留置する際の説明
図。
【図3】図1の体内留置具を消化器官内に留置した状態
の説明図。
【図4】第2の実施形態による体内留置具の説明図。
【図5】図4の体内留置具の使用状態の説明図。
【図6】図4の体内留置具を消化器官内に留置した状態
の説明図。
【図7】第3の実施形態による細菌捕獲装置の全体を概
略的に示す断面図。
【図8】第4の実施形態による体内留置具の説明図。
【図9】図8の体内留置具を使用する際の説明図。
【図10】第5の実施形態による体内留置具の概略的な
説明図。
【図11】図10の体内留置具における多孔体の固定状
態を示す図。
【図12】図10の体内留置具の使用状態の説明図。
【図13】第6の実施形態による体内留置具の概略的な
断面図。
【図14】図13の体内留置具を体内に留置した状態で
示す説明図。
【図15】第7の実施形態による体内留置具の概略的な
説明図。
【図16】図15の体内留置具を体内に留置した状態で
示す説明図。
【図17】第8の実施形態による体内留置具の説明図。
【図18】図17の体内留置具の説明図であり、(A)
は体内に挿入する状態の図、(B)は体内に留置した状
態の図、(C),(D),(E)は各多孔体の細部を説
明する図。
【図19】第9の実施形態による体内留置具の説明図。
【符号の説明】
1…キャップ、2…頭部、6…ワイヤー、7…多孔体、
9…鉗子、10…捕獲装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 晶久 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 河津 秀行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岡部 洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 袴塚 康治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4B029 AA09 AA21 BB02 CC10 HA10 4B063 QA01 QA18 QQ06 QS10 QS15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消化器官内の細菌と親和性を有する多孔
    体を、所定期間消化器官内に留置し、この後、多孔体を
    消化器官内から回収することを特徴とする細菌捕獲方
    法。
  2. 【請求項2】 消化器官内の細菌と親和性を有する多孔
    体と、この多孔体を取付けられ、多孔体と共に消化器官
    内に挿入可能な保持部材とを備え、この保持部材は、体
    外から挿入される挿入具により、消化器官内に留置され
    る留置状態と、体外に回収可能な回収状態とに切換え操
    作されることを特徴とする細菌捕獲装置。
JP34896099A 1999-12-08 1999-12-08 細菌捕獲方法およびこれに用いる装置 Withdrawn JP2001161343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34896099A JP2001161343A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 細菌捕獲方法およびこれに用いる装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34896099A JP2001161343A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 細菌捕獲方法およびこれに用いる装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001161343A true JP2001161343A (ja) 2001-06-19

Family

ID=18400559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34896099A Withdrawn JP2001161343A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 細菌捕獲方法およびこれに用いる装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001161343A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045139A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Kyocera Corp 磁気ディスク基板保持用スペーサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045139A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Kyocera Corp 磁気ディスク基板保持用スペーサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140228641A1 (en) Diagnostic capsules, delivery / retrieval systems, kits and methods
US5217001A (en) Endoscope sheath and related method
US6248088B1 (en) Methods for performing endoscopic procedures
JP5425266B2 (ja) 磁石留置具
JP3893065B2 (ja) 臓器吻合装置
AU2002253843B2 (en) Inflatable member for an endoscope sheath
US5746694A (en) Endoscope biopsy channel liner and associated method
JPWO2007097393A1 (ja) カプセル内視鏡システム
US6913610B2 (en) Endoscopic retractor instrument and associated method
JP2019141635A (ja) バルーン内視鏡ならびにその製造方法および使用方法
US20110172491A1 (en) Detachable balloon catheter
US20080033451A1 (en) Medical instrument
US8480699B2 (en) Fluid absorbent surgical device for trocars
JP2009502215A (ja) 体腔を照射し、観察し、モニタリングするための方法および装置
CA2652381A1 (en) Balloon cuff
US20140245549A1 (en) Fluid Absorbent Surgical Device for Cannulas
JP2000005189A (ja) 異物除去用カテーテル
JP3176653B2 (ja) 医用カプセル装置
JP4864680B2 (ja) 生体管路内処置デバイス
JP2001161343A (ja) 細菌捕獲方法およびこれに用いる装置
US7144392B2 (en) Medical embolization element and method of embolizing tubular organ
JP4523293B2 (ja) 生体の経過観察用カプセル内視鏡、カプセル内視鏡導入装置及びカプセル内視鏡導入システム
JP3766482B2 (ja) 生体組織回収具
WO2008051672A2 (en) A system for isolating a surgical site
CN219147828U (zh) 一种能够有效防污染的妇科手术器械

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306