JP2001161238A - 粘着を利用した浮き止め糸。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮き釣りの移動仕掛けで、浮き止め糸で、浮
きの移動を止め、タナを保持する場合、浮き止め糸の結
び目が緩まない様にし、結び目のずれをなくし、タナを
保持する。 【解決手段】 粘着剤を被覆した浮き止め糸の、粘着性
を利用し、結び目の結束を粘着力にて強固にできるの
で、緩みにくくなり、さらに道糸と結び目が、粘着して
いるので、ずれにくくなり、タナの保持が容易にでき、
釣りやすくなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、糸に粘着性を持た
せた浮き止め糸に関するもである。

【０００２】

【従来の技術】従来の浮き止め糸は、粘着性がなかっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の、移動浮き釣り
仕掛けの、浮き止め糸は、強く結ぶだけで、タナを設定
し保持していたが、魚の釣れた時のショック、根がかり
時のショック，投入時、リールでの巻き取り時にガイド
に当たるショック、または浮力の大きい浮きは、波の高
い日、風の強い日には、おもりのショックで、結び目が
緩み、結び目の位置がずれて、度々位置を、調整する必
要があった。又特に電気浮きを使用する夜釣りの場合
に、結び目がずれても、見えにくいので、適正なタナが
保持しにくい、という問題点があった。

【０００４】本発明は、粘着を利用して、浮き止め糸の
結び目の緩みを無くし、また道糸と、結び目を粘着さ
せ、ずれないように、することを目的としている。

【０００５】

【発明が解決するための手段】上記目的を達成するため
に、糸に粘着剤を、塗布または浸透させ、粘着剤で被覆
し、糸に粘着性を持たせる。

【０００６】上記浮き止め糸は、より糸、単糸、でも効
果は有るが、より糸の方が効果は大きい。

【０００７】また、使用する糸は、化学合成繊維、天然
繊維でも、物性に応じた適切な材質の粘着剤を使用する
ことにより、適正な粘着性を得ることが出来る。

【０００８】さらに、ビニール、ナイロン等、化学製品
の単体の線状の物体でも、物性に応じた適切な材質の粘
着剤を使用することにより、適正な粘着性を得ることが
出来る。

【０００９】浮き釣りでは、状況により、タナを変える
が、この発明の浮き止め糸を使用した結び目は、粘着し
ているので、従来の結び目よりずれにくいが、指先で強
くつまめば、ずらすことが出来る。

【００１０】また、結び目は、大きい結び目１カ所より
も、小さい結び目を複数設けた方が効果は大きい。

【００１１】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、実施例にも
とずき、図面を参照にして説明する。図１において、化
学合成繊維の糸１に、化学合成ゴムの粘着剤２を、塗布
または浸透させ、粘着剤を被覆し粘着性を持たせた、本
発明品の浮き止め糸を使用する。

【００１２】図２において、本発明品の浮き止め糸を、
道糸に５回程度巻き付けて固く結び、結び目３を作る。
そうすることにより、図３のように結び目３の化学合成
ゴムの粘着剤２が、道糸９と密着し、粘着力が働き結び
目３が、緩みにくく、ずれにくくなる。

【００１３】図４における実施例では、仕掛けを投入す
ると、浮力で移動浮き４が、シモリ玉５と一緒に移動
し、結び目３で止まり、タナを保持する。

【００１４】

【発明の効果】本発明は以上説明した様に構成されてい
るので、以下に記載されるような効果がある。

【００１５】結び目が，ずれにくいので、設定したタナ
を、一定に保持出来るので、浮力の大きい大形浮きを用
いた、遠投浮き釣りが出来るし、また夜釣りでの、電気
浮きを使用した、遠投浮き釣りが容易にできる。

【００１６】

【図面の簡単な説明】

【図１】粘着剤で被覆した浮き止め糸の拡大断面図であ
る。（例として３本より糸を示す）

【図２】粘着剤で被覆した浮き止め糸を結んだ、結び目
の図である。

【図３】粘着剤で被覆した浮き止め糸を結んだ、結び目
の断面図である。

【図４】粘着剤で被覆した浮き止め糸を使用した、移動
浮き仕掛けを示す図である。

【符号の説明】

１ 糸 （例として３本より糸を示す） ２ 粘着剤 ３ 結び目 ４ シモリ玉 ５ 移動浮き ６ おもり ７ よりもどし ８ 釣り針 ９ 道糸 １０ リール １１ 竿

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 粘着剤で被覆した浮き止め糸。