JP2001161028A - 直流電源装置 - Google Patents

直流電源装置

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JP2001161028A
JP2001161028A JP33920299A JP33920299A JP2001161028A JP 2001161028 A JP2001161028 A JP 2001161028A JP 33920299 A JP33920299 A JP 33920299A JP 33920299 A JP33920299 A JP 33920299A JP 2001161028 A JP2001161028 A JP 2001161028A
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tap
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switch
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Tadashi Ishigaki
忠 石垣
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない構成部品により、待機時の消費電力を
低減するとともに、電力供給時に余分な電力を消費しな
い直流電源装置を提供する。 【解決手段】 変圧器2と、一次巻線端部21cと一次
巻線の途中の巻線から引き出された一次少巻線タップ2
1bとを切り替えるスイッチ3と、二次巻線の両端出力
をブリッジ整流するブリッジ整流手段4とを備え、ブリ
ッジ整流手段4の両出力端を第1の直流出力、ブリッジ
整流手段4の出力の片端と二次巻線の途中の巻線から引
き出された二次少巻線タップ22b間の電流をもとにし
た出力を第2の直流出力とし、第1の直流出力が負荷6
へ電源を供給するときはスイッチ3により入力を一次少
巻線タップ21bに切り替え、負荷6へ電源を供給しな
いときはスイッチ3により入力を一次巻線端部21cに
切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源装置に関
わり、特にスタンバイ時の消費電力を低減することがで
きる直流電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、直流電源装置は図3に示すものが
知られている。図3は従来の直流電源装置のブロック図
である。図3において、71は入力端子、72は待機時
にも電源供給が必要な回路に電源を供給するサブトラン
ス、73は外部からオンオフが制御可能な入力スイッ
チ、74は負荷に電源を供給するメイントランスであ
る。サブトランス72の一次側は直接入力端子71に接
続され、メイントランス74の一次側は入力スイッチ7
3を介して入力端子71に接続されている。
【0003】75はサブ整流部、76はメイン整流部で
あり、各々はブリッジ整流素子とこのブリッジ整流素子
の出力に接続された蓄電器からなっている。サブトラン
ス72の二次側はサブ整流部75、メイントランス74
の二次側はメイン整流部76に接続され、それぞれ整流
と平滑がなされる。
【0004】77は本直流電源装置が電源を供給する負
荷であり、メイン整流部76の出力が直接接続され電源
が供給される。負荷77への電源供給のオンオフは入力
スイッチ73によって切り替えられる。
【0005】78は電圧調整部、79はシステムコント
ローラ、80はスイッチ駆動部であり、サブ整流部75
の出力は電圧調整部78により所定の電圧に調整しシス
テムコントローラ79に供給される。スイッチ駆動部8
0にはサブ整流部75の出力が供給されており、これを
システムコントローラ79によりオンオフすることによ
って入力スイッチ73を駆動している。
【0006】81は操作部、82は受光部である。操作
部81の操作あるいは図示しない遠隔制御部からの指令
を受光部82が検出することにより、システムコントロ
ーラ79がスイッチ駆動部80を介して入力スイッチ7
3をオンオフし、負荷77に対する出力をオンオフする
ように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような直流電源装
置は、トランスを、負荷に電源を供給するメイントラン
ス74と待機時にも電源供給が必要な回路に電源を供給
するサブトランス72に分け、待機時にはメイントラン
ス74の一次側に給電をしないことにより待機時の消費
電力を低減するものである。しかしながら、負荷77へ
の電源供給時には、メイントランス74とサブトランス
72の2つのトランスが動作するため、トランスが1つ
である場合と比べて効率が低下し、余分な電力を消費す
ることとなる。また、メイントランス74とサブトラン
ス72、メイン整流部76とサブ整流部75を備えるた
め、部品数が増加しコストアップとなる問題があった。
【0008】本発明は、少ない構成部品により、待機時
の消費電力を低減するとともに、電源供給時に余分な電
力を消費しない直流電源装置を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の直流電源装置は、一次巻線の途中の巻線から
引き出された一次少巻線タップと二次巻線の途中の巻線
から引き出された二次少巻線タップとを備えた変圧器
と、一次巻線端部と一次少巻線タップとを切り替えるス
イッチと、二次巻線の両端出力をブリッジ整流するブリ
ッジ整流手段とを備え、ブリッジ整流手段の両出力端を
第1の直流出力、ブリッジ整流手段の出力の片端と二次
少巻線タップ間の電流をもとにした出力を第2の直流出
力とし、第1の直流出力が負荷へ電源を供給するときは
スイッチにより入力を一次少巻線タップに切り替え、第
1の直流出力が負荷へ電源を供給しないあるいは負荷が
寡少のときはスイッチにより入力を一次巻線端部に切り
替えるものである。
【0010】これにより、第1の直流出力をブリッジ整
流手段の両出力端間、第2の直流出力をブリッジ整流手
段の出力の片端と二次少巻線タップ間の電流をもとに出
力することにより、第1の直流出力と第2の直流出力を
1つの変圧器から出力することができ、構成部品が少な
く第1の直流出力が負荷へ電源を供給するときに余分な
電力を消費せず、第1の直流出力が負荷へ電源を供給し
ないあるいは負荷が寡少となる待機時には入力を一次巻
線端部に切り替え励磁電流を下げることにより消費電力
を低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の直流電
源装置は、一次巻線の途中の巻線から引き出された一次
少巻線タップと二次巻線の途中の巻線から引き出された
二次少巻線タップとを備えた変圧器と、一次巻線端部と
一次少巻線タップとを切り替えるスイッチと、二次巻線
の両端出力をブリッジ整流するブリッジ整流手段とを備
え、ブリッジ整流手段の両出力端を第1の直流出力、ブ
リッジ整流手段の出力の片端と二次少巻線タップ間の電
流をもとにした出力を第2の直流出力とし、第1の直流
出力が負荷へ電源を供給するときはスイッチにより入力
を一次少巻線タップに切り替え、第1の直流出力が負荷
へ電源を供給しないあるいは負荷が寡少のときはスイッ
チにより入力を一次巻線端部に切り替えるものであり、
第1の直流出力をブリッジ整流手段の両出力端間、第2
の直流出力をブリッジ整流手段の出力の片端と二次少巻
線タップ間の電流をもとに出力することにより、第1の
直流出力と第2の直流出力を1つの変圧器から出力する
ことができ、構成部品が少なく第1の直流出力が負荷へ
電源を供給するときに余分な電力を消費せず、第1の直
流出力が負荷へ電源を供給しないあるいは負荷が寡少と
なる待機時には入力を一次巻線端部に切り替え励磁電流
を下げることにより消費電力を低減することができる。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の直流電源装置において、二次少巻線タップが
二次巻線の中間巻線から引き出された中間タップであ
り、中間タップとブリッジ整流手段の出力片端とを第2
の直流出力とするものであり、中間タップとブリッジ整
流手段の出力片端とを第2の直流出力とすることにより
1つのブリッジ整流器により第1の直流出力と第2の直
流出力とを得ることができる。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の直流電源装置において、二次少巻線タップが
二次巻線の中間巻線からそれぞれ所定巻数目の巻線から
引き出された第1の中段タップおよび第2の中段タップ
であり、各々が第1の中段タップおよび第2の中段タッ
プに接続された2入力を有する全波整流手段とを備え、
全波整流手段の出力とブリッジ整流手段の出力片端とを
第2の直流出力とするものであり、第2の直流出力に、
より高い電圧を得ることができるため待機時の励磁電流
をさらに下げて消費電力をより低減することができると
ともに、全波整流手段は第1の中段タップと第2の中段
タップの電圧差を整流するのみであるため許容損失や耐
圧などの小さな整流手段を用いることができる。
【0014】以下本発明の実施の形態について、図1か
ら図2を用いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施形態による直流電源装置のブロック図である。
【0016】図1において、1は入力端子、2はトラン
スであり、一次巻線始端21aと、一次巻線途中の巻線
から引き出された一次少巻線タップ21bと、一次巻線
終端21cと、二次巻線始端22aと、二次巻線の中間
巻線から引き出された中間タップ22bと、二次巻線終
端22cとを備える。4は、入力端子1からの入力を一
次巻線終端21cと一次少巻線タップ21bとに切り替
えるとともに外部から切り替えが制御可能な入力スイッ
チである。
【0017】入力端子1の片端はトランス2の一次巻線
始端21aに直接接続されている。入力端子1の他端は
入力スイッチ4を介して一次少巻線タップ21bと一次
巻線終端21cの何れかに切り替えて接続される。
【0018】5はブリッジ整流部であり、2つの入力と
カソードおよびアノードを備えたブリッジ整流素子5a
と、ブリッジ整流素子5aの出力に接続された負荷蓄電
器5bからなっている。トランス2の二次巻線始端22
aと二次巻線終端22cはブリッジ整流部5に接続され
整流と平滑がなされている。
【0019】7は、中間タップ22bとブリッジ整流素
子5aのアノード間に接続された中間蓄電器である。
【0020】8は本直流電源装置が電源を供給する負
荷、9はシステムコントローラ11により負荷8への出
力をオンオフする出力スイッチである。ブリッジ整流部
5の出力は出力スイッチ9を介して負荷8に接続され、
システムコントローラ11により出力スイッチ9を切り
替え負荷8への出力をオンオフする。
【0021】10は、入力電圧を所定の出力電圧に調整
する電圧調整部、11は負荷電源のオンオフを制御する
システムコントローラである。12は、入力スイッチ4
を駆動するスイッチ駆動部である。中間タップ22bは
電圧調整部10に接続され、電圧を一定に保ちシステム
コントローラ11に給電している。また中間タップ22
bはスイッチ駆動部12にも接続され、入力スイッチ4
を駆動する電源を供給している。システムコントローラ
11は、その出力によりスイッチ駆動部12と出力スイ
ッチ9を制御する。
【0022】13は操作部、14は受光部である。シス
テムコントローラ11は、操作部13の操作あるいは図
示しない遠隔制御部からの指令を受光部14が検出する
ことにより、出力スイッチ9をオンオフするとともに、
スイッチ駆動部12を介して入力スイッチ4を切り替え
て待機時の消費電力を低減するように構成されている。
【0023】以上のように構成された直流電源装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0024】負荷8に電源を供給する場合においては、
入力スイッチ4は一次少巻線タップ21bに切り替えら
れ、一次巻線始端21aと一次少巻線タップ21b間を
励磁電流が流れるように接続される。このとき出力スイ
ッチ9はオンになっており、二次巻線始端22aと二次
巻線終端22c間に発生する交流はブリッジ整流部5に
より整流と平滑がなされ、負荷8に出力される。
【0025】中間タップ22b電圧は、グランドすなわ
ちブリッジ整流素子5aのアノードに対して、二次巻線
始端22aおよび二次巻線終端22cの交流を全波整流
した電圧となる。ゆえに中間タップ22bの電圧は、グ
ランドに対してブリッジ整流素子5aのカソードの約半
分の電圧となる。
【0026】この中間タップ22bの直流電圧が電圧調
整部10により所定の出力電圧に調整されシステムコン
トローラ11に供給される。
【0027】システムコントローラ11は、負荷8に電
源を供給する場合に制御出力をHighとし、出力スイ
ッチ9をオンするとともにスイッチ駆動部12を介して
入力スイッチ4を一次少巻線タップ21bに切り替えて
いる。
【0028】電源入力が一次少巻線タップ21bと一次
巻線始端21a間に接続されることにより、励磁電流が
上がりトランス2は負荷8に十分な電源供給をすること
ができる。
【0029】負荷8に電源を供給しない場合には、図示
しない遠隔制御部または操作部13を操作することによ
り、システムコントローラ11は制御出力をLowと
し、出力スイッチ9をオフする。制御出力をLowとす
ることにより、スイッチ駆動部12を介して入力スイッ
チ4は一次巻線終端21cに切り替えられる。
【0030】電源入力が一次巻線終端21cと一次巻線
始端21a間に接続されることにより、励磁電流が下が
りトランス2はシステムコントローラ11および入力ス
イッチ4など、中間タップ22bに接続されている回路
に動作させるに必要十分な出力となり、待機時の消費電
力が低減される。
【0031】このときにも、トランス2はシステムコン
トローラ11および入力スイッチ4など、中間タップ2
2bに接続されている回路に動作させるに必要十分な電
源供給がなされているため、図示しない遠隔制御部また
は操作部13を操作することにより、負荷8への出力を
オンに切り替えることができる。負荷8への出力をオン
に切り替える操作により、再びシステムコントローラ1
1は制御出力をHighとし、出力スイッチ9をオンす
るとともにスイッチ駆動部12を介して入力スイッチ4
を一次少巻線タップ21bに切り替えトランス2は負荷
8に十分な電源供給をすることができる。
【0032】以上のように本実施形態によれば、1つの
トランス2と1つのブリッジ整流部5により負荷8に十
分な電源供給をすることができる直流出力と、システム
コントローラ11および入力スイッチ4を動作させる直
流出力を供給することができ、構成部品を少なくするこ
とができるとともに、負荷8への電源供給時に余分な電
力を消費せず、待機時には電源入力を一次巻線終端21
cと一次巻線始端21a間に切り替えることにより励磁
電流を下げることができ、待機時の消費電力を低減する
ことができる。
【0033】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施形態による直流電源装置のブロック図である。
【0034】図2において、3はトランスであり、一次
巻線始端31aと、一次巻線途中の巻線から引き出され
た一次少巻線タップ31bと、一次巻線終端31cと、
二次巻線始端32aと、二次巻線の図示しない中間巻線
からそれぞれ所定巻数目の巻線から引き出された第1の
中段タップ32bと、第2の中段タップ32bと、二次
巻線終端32dとを備える。
【0035】入力端子1の片端はトランス3の一次巻線
始端31aに直接接続されており、他端は入力スイッチ
4を介し、一次少巻線タップ31bと一次巻線終端31
cの何れかに切り替えて接続される。トランス3の二次
巻線始端32aと二次巻線終端32cはブリッジ整流部
5に接続され整流と平滑がなされている。
【0036】6は全波整流部であり、2つのアノードお
よび1つのカソードを備えた全波整流素子6aと、全波
整流素子6aのカソードとブリッジ整流素子5aのアノ
ード間に接続された中段蓄電器6bからなっている。全
波整流素子6aの一方のアノードは第1の中段タップ3
2b、他方のアノードは第2の中段タップ32cにそれ
ぞれ接続されている。
【0037】全波整流部6の出力は電圧調整部10に接
続され、電圧を一定に保ちシステムコントローラ11に
給電している。また全波整流部6の出力はスイッチ駆動
部12にも接続され、入力スイッチ4を駆動する電源を
供給している。
【0038】以上のように構成された直流電源装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0039】負荷8に電源を供給する場合においては、
入力スイッチ4は一次少巻線タップ31bに切り替えら
れ、一次巻線始端31aと一次少巻線タップ31b間を
励磁電流が流れるように接続される。このとき出力スイ
ッチ9はオンになっており、二次巻線始端32aと二次
巻線終端32c間に発生する交流はブリッジ整流部5に
より整流と平滑がなされ、負荷8に出力される。
【0040】全波整流部6の出力について、トランス3
の二次巻線には中間巻線から引き出された中間タップが
存在すると仮定し、この中間タップを基準とした電圧を
用いて説明する。
【0041】中間タップの電圧は、グランドすなわちブ
リッジ整流素子5aのアノードに対して二次巻線始端3
2aおよび二次巻線終端32dの交流を全波整流した電
圧となる。ゆえに中間タップの電圧は、グランドに対し
てブリッジ整流素子5aのカソードの約半分の電圧とな
る。
【0042】第1の中段タップ32bと第2の中段タッ
プ32cとを入力とする全波整流素子6aのカソード
は、中間タップに対して第1の中段タップ32bおよび
第2の中段タップ32cの交流を全波整流した電圧とな
る。
【0043】ゆえに、グランドに対して全波整流素子6
aのカソードは、中間タップの電圧より高く、ブリッジ
整流素子5aのカソードより低い電圧となる。
【0044】この全波整流素子6aのカソード、すなわ
ち全波整流部6の出力の直流電圧が電圧調整部10によ
り所定の出力電圧に調整されシステムコントローラ11
に供給される。
【0045】システムコントローラ11は、負荷8に電
源を供給する場合に制御出力をHighとし、出力スイ
ッチ9をオンするとともにスイッチ駆動部12を介して
入力スイッチ4を一次少巻線タップ31bに切り替えて
いる。
【0046】電源入力が一次少巻線タップ31bと一次
巻線始端31a間に接続されることにより、励磁電流が
上がりトランス3は負荷8に十分な電源供給をすること
ができる。
【0047】負荷8に電源を供給しない場合には、電源
入力が一次巻線終端31cと一次巻線始端31a間に接
続されることにより、励磁電流が下がりトランス3はシ
ステムコントローラ11および入力スイッチ4など、全
波整流部6の接続されている回路に動作させるに必要十
分な出力となり、待機時の消費電力が低減される。
【0048】このときにも、トランス3はシステムコン
トローラ11および入力スイッチ4など、全波整流部6
の出力に接続されている回路に動作させるに必要十分な
電源供給がなされているため、図示しない遠隔制御部ま
たは操作部13を操作することにより、負荷8への出力
をオンに切り替えることができる。負荷8への出力をオ
ンに切り替える操作により、再びシステムコントローラ
11は制御出力をHighとし、出力スイッチ9をオン
するとともにスイッチ駆動部12を介して入力スイッチ
4を一次少巻線タップ31bに切り替えトランス3は負
荷8に十分な電源供給をすることができる。
【0049】以上のように本実施形態によれば、1つの
トランス3によって負荷8に十分な電源供給をすること
ができる直流出力と、システムコントローラ11および
入力スイッチ4を動作させる直流出力を供給することが
でき、構成部品を少なくすることができるとともに、負
荷8への電源供給時にも余分な電力を消費しない。
【0050】また、電圧調整部10および入力スイッチ
4に供給される電圧は、中間タップの電圧より高い電圧
が供給可能となる。このため、一次少巻線タップ31b
と一次巻線終端31c間の巻線数を多くし、さらに励磁
電流を下げた場合であってもシステムコントローラ11
に必要な電圧を供給することができ、待機時の消費電力
を低減することができる。
【0051】さらに、全波整流部6の出力は、中間タッ
プの電圧より高く、ブリッジ整流素子5aのカソードよ
り低い電圧であるのに対して、全波整流部6は第1の中
段タップ32bと第2の中段タップ32cの交流を全波
整流するのみであるため許容損失や耐圧などの小さな整
流手段を用いることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1の直
流出力をブリッジ整流手段の両出力端間、第2の直流出
力をブリッジ整流手段の出力の片端と二次少巻線タップ
間の電流をもとに出力することにより、第1の直流出力
と第2の直流出力を1つの変圧器から出力することがで
き、構成部品が少なく第1の直流出力が負荷へ電源を供
給するときに余分な電力を消費せず、第1の直流出力が
負荷へ電源を供給しないあるいは負荷が寡少となる待機
時には入力を一次巻線端部に切り替え励磁電流を下げる
ことにより消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による直流電源装置の
ブロック図
【図2】本発明の第2の実施形態による直流電源装置の
ブロック図
【図3】従来の直流電源装置のブロック図
【符号の説明】
2 トランス 21b 一次少巻線タップ 21c 一次巻線終端 22b 中間タップ 3 トランス 31b 一次少巻線タップ 31c 一次巻線終端 32b 第1の中段タップ 32c 第2の中段タップ 4 入力スイッチ 5a ブリッジ整流素子 6a 全波整流素子 8 負荷

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次巻線の途中の巻線から引き出された
    一次少巻線タップと二次巻線の途中の巻線から引き出さ
    れた二次少巻線タップとを備えた変圧器と、一次巻線端
    部と前記一次少巻線タップとを切り替えるスイッチと、
    二次巻線の両端出力をブリッジ整流するブリッジ整流手
    段とを備え、前記ブリッジ整流手段の両出力端を第1の
    直流出力、前記ブリッジ整流手段の出力の片端と前記二
    次少巻線タップ間の電流をもとにした出力を第2の直流
    出力とし、第1の直流出力が負荷へ電源を供給するとき
    は前記スイッチにより入力を前記一次少巻線タップに切
    り替え、第1の直流出力が負荷へ電源を供給しないある
    いは負荷が寡少のときは前記スイッチにより入力を前記
    一次巻線端部に切り替えることを特徴とする直流電源装
    置。
  2. 【請求項2】 前記二次少巻線タップが二次巻線の中間
    巻線から引き出された中間タップであり、前記中間タッ
    プと前記ブリッジ整流手段の出力片端とを第2の直流出
    力とする請求項1記載の直流電源装置。
  3. 【請求項3】 前記二次少巻線タップが二次巻線の中間
    巻線からそれぞれ所定巻数目の巻線から引き出された第
    1の中段タップおよび第2の中段タップであり、各々が
    第1の中段タップおよび第2の中段タップに接続された
    2入力を有する全波整流手段とを備え、前記全波整流手
    段の出力と前記ブリッジ整流手段の出力片端とを第2の
    直流出力とする請求項1記載の直流電源装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100458463C (zh) * 2005-10-19 2009-02-04 台达电子工业股份有限公司 待机状态下节省电源消耗的高压检测电路
CN101877547A (zh) * 2010-07-05 2010-11-03 艾默生网络能源有限公司 双电源供电的变换器

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