JP2001161012A - ガス絶縁電気機器 - Google Patents

ガス絶縁電気機器

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JP2001161012A JP34054799A JP34054799A JP2001161012A JP 2001161012 A JP2001161012 A JP 2001161012A JP 34054799 A JP34054799 A JP 34054799A JP 34054799 A JP34054799 A JP 34054799A JP 2001161012 A JP2001161012 A JP 2001161012A
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    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B13/00Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
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    • H02B13/035Gas-insulated switchgear
    • H02B13/065Means for detecting or reacting to mechanical or electrical defects
    • H02B13/0655Means for detecting or reacting to mechanical or electrical defects through monitoring changes of gas properties

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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Installation Of Bus-Bars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス密封容器1内において生じる異常の原因
を、ガスセンサ、温度センサ、外気温度センサからの出
力値から判定することが可能なガス絶縁電気機器を得
る。 【解決手段】 ガス密封容器1にガスセンサ11だけで
なく、温度センサ13、さらにガス密封容器1の外気温
度を検出する外気温度センサ15を取り付け、ガスセン
サ出力12と温度センサ出力14と外気温度センサ出力
16を異常判定手段17に入力する構成とする。異常判
定手段17において異常状態が判定された場合は、さら
に異常原因判定手段18において各種センサ出力値の組
み合わせから異常原因を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガス密封容器内
部の地絡、部分放電、接触不良などの異常部位をガスセ
ンサにより検出する分解ガス検出器を備えたガス絶縁電
気機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば特開平8−271477号
公報に示された従来のガスセンサを備えたガス絶縁電気
機器(Gas Insulated Switchgear 、以下単にGISとす
る。)の構成図である。図9において101はガス密封
容器、102はガス区分スペーサ、103は中心導体、
107は地絡(異常発生点)、108は地絡107によ
り発生した分解ガス、111は分解ガス108を検出す
るガスセンサ、120はガスセンサ111の出力信号を
入力して処理する信号処理装置をそれぞれ示している。
【0003】次に、ガス密封容器101内部の地絡10
7により発生した分解ガス108の検出を例に、GIS
の動作について説明する。GISを構成するガス密封容
器101は、その内部に純粋なSF6 ガスが充填されて
おり、ガス区分スペーサ102により複数のガス密封空
間に分割されている。中心導体103は電気流路であ
り、中心導体103とガス密封容器101間の絶縁が破
壊されるとこれらの間に地絡107が発生する。
【0004】この地絡107に起因するアークエネルギ
ーによりガス密封容器101内部のSF6 ガスが分解
し、SF4 ,HF,SOF2 などの分解ガスが発生す
る。このとき発生した分解ガスを、ガス密封容器101
のそれぞれのガス密封空間に取り付けたガスセンサ11
1により検出する。ガスセンサ111の出力信号は電気
信号として外部の信号処理装置120に出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のGISは以上の
ように構成されており、ガス密封容器101のそれぞれ
のガス密封空間での異常の有無のみを判定するものであ
り、ガス密封容器101のどのガス密封空間で異常が生
じたかを判定することは可能であるが、ガス密封容器1
01内でどのような異常が生じたかを判定できないとい
う問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、GISにおいて、ガスセンサに
加え、温度センサ、さらに外気温度センサを組合せて用
いることでガス密封容器101内で生じた異常原因を判
定することが可能なGISを得ることを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によるガス絶縁
電気機器は、電気機器を収納すると共に、上記電気機器
を絶縁する絶縁ガスが封入されたガス密封容器、上記ガ
ス密封容器内の分解ガス濃度を検出するガスセンサの出
力信号と、上記ガス密封容器内の温度を検出する温度セ
ンサの出力信号とによって上記ガス密封容器内部の異常
状態を判定すると共に、この異常状態の異常原因を判定
する分解ガス検出器を備えたものである。
【0008】また、この発明によるガス絶縁電気機器
は、上記のような構成において、分解ガス検出器が、ガ
スセンサの出力信号と温度センサの出力信号に加え、さ
らにガス密封容器の外側に設けられた外気温度センサの
出力信号を入力して、ガス密封容器内部の異常状態を判
定する異常判定手段を有するものである。
【0009】さらに、この発明によるガス絶縁電気機器
は、上記のような構成において、ガスセンサが所定濃度
以上の異常な分解ガス濃度を検出した場合、温度センサ
が所定温度未満の正常な温度を検出した場合は、分解ガ
ス検出器は異常原因を部分放電と判定するものである。
【0010】また、この発明によるガス絶縁電気機器
は、上記のような構成において、ガスセンサが所定濃度
以上の異常な分解ガス濃度を検出した場合、温度センサ
が所定温度以上の異常な温度を検出した場合は、分解ガ
ス検出器は異常原因を地絡または電気機器の接続部の接
触不良と判定するものである。
【0011】さらに、この発明によるガス絶縁電気機器
は、上記のような構成において、ガスセンサが所定濃度
以上の異常な分解ガス濃度を検出し、温度センサが所定
温度以上の異常な温度を検出した場合、上記温度センサ
と外気温度センサの出力値が同じ変化をする場合は、分
解ガス検出器は異常原因を部分放電と判定するものであ
る。
【0012】また、この発明によるガス絶縁電気機器
は、上記のような構成において、ガスセンサが所定濃度
以上の異常な分解ガス濃度を検出し、温度センサが異常
判定温度以上の温度を検出した場合、温度センサと外気
温度センサの出力値が異なる変化をする場合は、分解ガ
ス検出器は異常原因を地絡または電気機器の接続部の接
触不良と判定するものである。
【0013】さらに、この発明によるガス絶縁電気機器
は、上記のような構成において、異常発生時から所定時
間経過後に、ガスセンサが所定濃度以上の異常な分解ガ
ス濃度を検出した場合の異常原因を接触不良と判定し、
所定濃度未満の正常な分解ガス濃度を検出した場合の異
常原因を地絡と判定するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1のGISを示す図であり、図において符
号1はガス密封容器、2はガス密封容器1を複数のガス
密封空間に分離するガス区分スペーサ、3a、3bは電
気機器である中心導体であり、中心導体3a、3bは接
続部4において接触させることで接続されている。また
符号5は接続部4において生じる接触不良(異常発生
点)、6および7はガス密封容器1内におい生じる部分
放電(異常発生点)、地絡(異常発生点)をそれぞれ模
式的に示したものである。
【0015】また、符号11はガス密封容器1内に充填
された絶縁ガスであるSF6 ガスが分解されてなる分解
ガスを検出するガスセンサ、12はガスセンサ11の出
力信号であるガスセンサ出力、13はガス密封容器1内
のガス温度を検出する温度センサ、14は温度センサ1
3の出力信号である温度センサ出力、17はガスセンサ
出力12と温度センサ出力14とが入力される異常判定
手段、18は異常判定手段17において異常が判定され
た場合に異常原因を判定するための異常原因判定手段、
19は異常判定手段17と異常原因判定手段18とから
構成される分解ガス検出器をそれぞれ示している。
【0016】次にこの発明によるGISの動作について
説明する。図1に示すガス密封空間1内部において、接
触不良5が発生した場合、中心導体3a、3bが接触す
る接続部4が局部的に加熱され、ガス密封容器1内部に
HF等の分解ガスが発生するとともに、ガス密封容器1
内のガス温度が上昇する。ガス密封容器1内の分解ガス
濃度はガスセンサ11にて検出され、その値はガスセン
サ出力12として分解ガス検出器19の異常判定手段1
7に伝達される。また、ガス密封容器1内部の温度上昇
は、温度センサ13にて検出され温度センサ出力14と
して異常判定手段17に伝達される。
【0017】接触不良5は、時間的に継続して起こるた
め、図2(a)に示すように、ガスセンサ出力12と温
度センサ出力14の値は異常発生後、時間の経過と共に
増加し、その後一定となる。一方、ガス密封容器1内部
で部分放電6が発生した場合、図2(b)に示すよう
に、部分放電6が極めて微小な放電現象であるため、分
解ガスは時間的に継続して発生し、その後一定となる
が、ガス温度は上昇しない。従って、異常判定手段17
へ出力されるガスセンサ出力12の値は時間の経過と共
に増加し、その後一定となるが、温度センサ出力14の
値は異常発生時以前の温度を保った状態となる。
【0018】また、ガス密封空間内部で地絡7が発生し
た場合、図2(c)に示すように、そのアークエネルギ
ーにより急激に分解ガスが発生するとともにガス温度が
上昇する。地絡7は、時間的に短時間で起こり、その異
常発生後はガス密封容器1の壁および外気温度による冷
却作用のため、分解ガスは減少し、ガス温度も低下す
る。従って、異常判定手段17へ出力されるガスセンサ
出力12と温度センサ出力14は異常発生後に共に出力
値が増大するが、その後徐々に減少するという変化を示
す。
【0019】異常判定手段17では、まずガスセンサ出
力12、温度センサ出力14が一旦異常判定値(分解ガ
ス濃度の異常判定濃度、ガス密封容器1内の温度の異常
判定温度に相当する。)を超えた場合は該当するセンサ
の判定を異常とし、判定値を超えていない場合は正常と
する。
【0020】次に、図3に示すようにガスセンサ判定結
果が異常かつ温度センサ判定結果が正常の場合、部分放
電6が発生しており、また、ガスセンサ判定結果が異常
かつ温度センサ判定結果も異常の場合、接触不良5若し
くは地絡7が発生しているため、異常判定手段判定結果
を異常と判定する。
【0021】以上のように、ガス密封容器1内部におい
て接触不良5もしくは地絡7が発生している場合、ガス
センサ11と温度センサ13の両方が異常を検出するた
め、従来のガスセンサ11のみで異常検出する方法よ
り、異常検出の信頼性が向上する。
【0022】異常判定手段17の結果が異常の場合、異
常原因判定手段18においてその原因を判定するという
ことについては既に述べたが、例えばガスセンサ判定結
果が異常かつ温度センサ判定結果が正常の場合、異常原
因を部分放電と判定する。また、ガスセンサ判定結果が
異常かつ温度センサ判定結果も異常の場合、異常発生か
ら所定時間Tだけ経過した時のガスセンサ出力12およ
び温度センサ出力14を検出し、これらのセンサ出力が
図2(a)に示すように異常判定値を超えた異常範囲内
にある場合は異常原因が接触不良であると判定し、図2
(c)に示すように判定値を下回った正常範囲内にある
場合は異常原因が地絡であると判定することができる。
【0023】以上のように、この発明によれば、従来の
ようにガス密封容器1を構成する複数のガス密封空間の
うちのどのガス密封空間において異常が生じたかを検出
するだけでなく、ガス密封容器1内において生じた異常
の原因も判定することが可能となる。
【0024】実施の形態2.図4に、実施の形態2に係
わるGISの構成を示す。この図において15はガス密
封容器1の外部に取り付けられ、外気温度を検出する外
気温度センサ、16は外気温度センサ15の出力信号で
ある外気温度センサ出力であり、その他、既に説明のた
めに用いた符号と同一符号は同一若しくは相当部分を示
すものである。
【0025】次に、この実施の形態2のGISの動作に
ついて説明する。ガス密封容器1内において異常が生じ
た場合のガスセンサ11および温度センサ13の応答は
実施の形態1と同様である。ガス密封容器1内部におい
て接触不良5、部分放電6、地絡7が生じた場合で外気
温度に影響を与えることはなく、外気温度は変化しない
ため、外気温度に異常が無い限りは、図5(a)〜図5
(c)に示すように外気温度センサ出力16は異常発生
前後で変化しない。一方、日射の影響などにより外気温
度が上昇し、それと共にガス密封容器1内の温度が上昇
した場合、図6に示すように温度センサ出力14と外気
温度センサ出力16が共に上昇し、その出力値の変化が
同じとなることが分かる。
【0026】外気温度の上昇による異常がある場合の、
各種センサ出力値の変化の一例を図7に示す。図7
(a)は接触不良5が生じた場合の変化であり、温度セ
ンサ出力14は日射の影響と接触不良5の影響で、接触
不良5のみが生じた場合よりも高温となる。
【0027】また、図7(b)は部分放電6が生じた場
合の変化であり、日射の影響によって外気温度センサ出
力16の値が変化するのに伴って温度センサ出力14も
同じ変化をし、時間が経つに従ってその値が増加する。
【0028】図7(c)は地絡7が生じた場合の変化で
あり、温度センサ出力14の出力値は、異常が生じた直
後に急激に増大し、その後も外気温度上昇の影響を受け
るために、異常判定温度以上の値を少なくとも所定時間
保つ状態となる。外気温度は地絡7が生じてもその影響
を受けないために、温度センサ出力14と外気温度セン
サ出力16の値の変化は異なるものとなる。
【0029】異常判定手段17では、図8に示すように
温度センサ出力14、外気温度センサ出力16の判定結
果が共に異常であり、さらに両者の出力値が同じ変化を
する場合は、温度センサ出力14の異常原因は外気温の
上昇にあると判定し、温度組合せ判定結果を正常とす
る。なお、温度センサ出力14、外気温度センサ出力1
6の判定結果が共に異常であっても、両者の出力値の変
化が異なる場合は温度組合わせ判定結果を異常とする。
【0030】また、ガスセンサ判定結果が異常かつ温度
組合せ判定結果が正常の場合は、部分放電6が発生して
おり、また、ガスセンサ判定結果が異常かつ温度組合せ
判定結果も異常の場合接触不良5もしくは地絡7が発生
しているため、異常判定手段判定結果を異常とする。
【0031】以上のように、外気温度センサ15を取り
付け、その温度変化と温度センサ14の温度変化とを照
らし合わせることにより、温度センサ14の異常判定の
原因が、ガス密封容器1内の異常によるのか外気温度の
上昇によるものであるかを判定でき、異常検出の信頼性
をさらに向上させることが可能である。
【0032】異常判定手段17の結果が異常の場合、異
常原因判定手段18において、その異常原因の判定を行
うことについては既に述べたが、ガスセンサ判定結果が
異常かつ温度組合せ判定結果が正常の場合、異常原因が
部分放電と判定する。また、ガスセンサ判定結果が異常
かつ温度組合せ判定結果も異常の場合、異常発生から所
定時間Tだけ経過した時のガスセンサ出力12および温
度センサ出力14を検出し、図5(a)に示すように異
常判定値を超えた異常範囲であれば異常原因が接触不良
であると判定し、図5(c)に示すように異常判定値を
下回った正常範囲であれば異常原因が地絡であると判定
する。
【0033】以上のように、この実施の形態2に示すG
ISを用いることで、ガス密封容器1内において異常が
生じた場合、従来のGISではできなかった異常原因の
判定を行うことが可能であり、異常原因に応じた処置を
早急に行うことが可能となる。
【0034】
【発明の効果】この発明によるガス絶縁電気機器によれ
ば、分解ガス検出器がガスセンサからの出力信号に加
え、さらに温度センサからの出力信号を入力し、異常状
態を検出する異常判定手段を有する構造であり、温度セ
ンサによってガス密封容器内の温度を検出して、異常原
因の判定に用いることが可能となり、異常検出の信頼性
を向上させることが可能である。
【0035】また、この発明によるガス絶縁電気機器に
よれば、分解ガス検出器がガスセンサ、温度センサから
の出力信号に加え、さらに外気温度センサからの出力信
号を入力し、異常状態を検出する異常判定手段、異常原
因を判定する異常判定手段を有する構造であり、外気温
度センサによってガス密封容器外の温度を検出して、異
常原因の判定に用いることが可能となり、異常検出の信
頼性を向上させることが可能である。
【0036】さらに、この発明によるガス絶縁電気機器
によれば、ガスセンサの出力値が異常で、温度センサの
出力値が正常範囲にあれば、異常原因を部分放電と判定
することが可能であり、判定結果に応じて早急に対処す
ることが可能となる。
【0037】また、この発明によるガス絶縁電気機器に
よれば、外気温度センサを持たない構造において、ガス
センサの出力値が異常で、温度センサの出力値も異常で
ある場合に、異常原因を地絡若しくは接触不良と判定す
ることが可能であり、異常判定の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0038】さらに、この発明によるガス絶縁電気機器
によれば、ガスセンサの出力値が異常で、外気温度セン
サの異常に伴って温度センサの出力値が外気温度センサ
の出力値と同じ変化をする場合に、異常原因を部分放電
と判定することが可能であり、判定結果に応じて早急に
対処することが可能となる。
【0039】また、この発明によるガス絶縁電気機器に
よれば、ガスセンサの出力値が異常で、外気温度センサ
と温度センサの出力値の変化が異なる場合に、異常原因
を地絡若しくは接触不良と判定することが可能であり、
異常判定の信頼性を向上させることができる。
【0040】さらに、この発明によるガス絶縁電気機器
によれば、異常発生からの所定時間経過後の分解ガス濃
度が異常判定濃度以上である場合の異常原因を接触不
良、異常判定濃度未満である場合の異常原因を地絡と判
定することが可能であり、判定結果に応じて早急に適切
な対処をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるガス絶縁電気
機器の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるガスセンサ、
温度センサの応答例である。
【図3】 この発明の実施の形態1による異常判定手段
判定結果例である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるガス絶縁電気
機器の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるガスセンサ、
温度センサ、外気温度センサの応答例である。
【図6】 この発明の実施の形態2による温度センサ、
外気温度センサの応答例である。
【図7】 この発明の実施の形態2による温度センサ、
外気温度センサの応答例である。
【図8】 この発明の実施の形態2による異常判定手段
判定結果例である。
【図9】 従来のガス絶縁電気機器の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ガス密封容器、 2 ガス区分スペーサ、 3a、
3b 中心導体、4 接続部、 5 接触不良、 6
部分放電、 7 地絡、11 ガスセンサ、 12 ガ
スセンサ出力、 13 温度センサ、14 温度センサ
出力、 15 外気温度センサ、16 外気温度センサ
出力、17異常判定手段、 18 異常原因判定手段、
19 分解ガス検出器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器を収納すると共に、上記電気機
    器を絶縁する絶縁ガスが封入されたガス密封容器、上記
    ガス密封容器内の分解ガス濃度を検出するガスセンサの
    出力信号と、上記ガス密封容器内の温度を検出する温度
    センサの出力信号とによって上記ガス密封容器内部の異
    常状態を判定すると共に、この異常状態の異常原因を判
    定する分解ガス検出器を備えたことを特徴とするガス絶
    縁電気機器。
  2. 【請求項2】 分解ガス検出器は、ガスセンサの出力信
    号と温度センサの出力信号に加え、ガス密封容器の外側
    に設けられた外気温度センサの出力信号を入力して、上
    記ガス密封容器内部の異常状態を判定するよう構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のガス絶縁電気機
    器。
  3. 【請求項3】 ガスセンサが所定濃度以上の異常な分解
    ガス濃度を検出した場合において、温度センサが所定温
    度未満の正常な温度を検出した場合は、分解ガス検出器
    は異常原因を部分放電と判定することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のガス絶縁電気機器。
  4. 【請求項4】 ガスセンサが所定濃度以上の異常な分解
    ガス濃度を検出した場合において、温度センサが所定温
    度以上の異常な温度を検出した場合は、分解ガス検出器
    は異常原因を地絡または電気機器の接続部の接触不良と
    判定することを特徴とする請求項1記載のガス絶縁電気
    機器。
  5. 【請求項5】 ガスセンサが所定濃度以上の異常な分解
    ガス濃度を検出し、温度センサが所定温度以上の異常な
    温度を検出した場合において、上記温度センサと外気温
    度センサの出力値が同じ変化をする場合は、分解ガス検
    出器は異常原因を部分放電と判定することを特徴とする
    請求項2記載のガス絶縁電気機器。
  6. 【請求項6】 ガスセンサが所定濃度以上の異常な分解
    ガス濃度を検出し、温度センサが所定温度以上の異常な
    温度を検出した場合において、上記温度センサと外気温
    度センサの出力値が異なる変化をする場合は、分解ガス
    検出器は異常原因を地絡または電気機器の接続部の接触
    不良と判定することを特徴とする請求項2記載のガス絶
    縁電気機器。
  7. 【請求項7】 異常発生時から所定時間経過後におい
    て、ガスセンサが所定濃度以上の異常な分解ガス濃度を
    検出した場合は異常原因を接触不良と判定し、所定濃度
    未満の正常な分解ガス濃度を検出した場合は異常原因を
    地絡と判定することを特徴とする請求項4または請求項
    6記載のガス絶縁電気機器。
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