JP2001160885A - 読取装置及びそのadf制御方式 - Google Patents

読取装置及びそのadf制御方式

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JP2001160885A
JP2001160885A JP32642099A JP32642099A JP2001160885A JP 2001160885 A JP2001160885 A JP 2001160885A JP 32642099 A JP32642099 A JP 32642099A JP 32642099 A JP32642099 A JP 32642099A JP 2001160885 A JP2001160885 A JP 2001160885A
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Tatsuya Ozaki
達也 尾崎
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取前の原稿プリフィード動作と読取動作を
モータを停止させず、連続的に実行可能とし、モータの
停止時、再回転時の励磁ホールド処理時間などを必要と
せず、スループットを向上させること。 【解決手段】 モータにより駆動される自動原稿搬送装
置(以下、ADF、という)を有する読取装置におい
て、原稿読取動作時のモータの速度を設定し、この設定
された設定速度で、原稿のプリフィード動作及び原稿の
読取動作を連続して行う。これにより、読取前の原稿プ
リフィード動作と読取動作をモータを停止させず、連続
的に実行可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置、複写機、スキャナーなどのシートスルー型の自動原
稿搬送装置(ADF)を有する画像の読取装置に関し、
特にそのスループットを向上できる読取装置、及びその
ADF制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置、複写機、スキャナー
などの画像読取装置において、シートスルー型のADF
が用いられている。このADFは、原稿台にセットされ
た原稿を読取ライン手前まで搬送するプリフィード動作
と、プリフィード動作で搬送された原稿をユーザーが指
定した線密度に応じた速度で搬送しながら画像データを
読み取る読取動作を有している。
【0003】そして、このような読取装置において、読
取画像用のバッファ内の画情報の占有率により読取線密
度を変更し、読取中の間欠動作が起こりにくくすること
(特開平5−219326号公報)や、バッファメモリ
の容量により読取速度を決定し、読取中の間欠動作が起
こりにくくすること(特開平10−75340号公報)
などのように、読取速度を制御することが知られてい
る。
【0004】しかし、これら従来の読取装置では、プリ
フィード動作と読取動作の間で一旦駆動用のステップモ
ータを停止しており、画像の読取装置にもよるが駆動用
のステップモータ停止時に数百msec、再回転時にや
はり数百msecの励磁ホールド時間を必要としてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この励磁ホールド時間
は、原稿一枚だけでは大した時間ではないが、マルチ頁
読取となると、秒単位のオーダーの時間となり、決して
無視できない時間となっている。もし、そのホールド時
間がなければ数枚分余分に読み取ることも可能となる。
【0006】このような従来の読取装置の問題点に鑑
み、本発明では、読取前の原稿プリフィード動作と読取
動作をモータを停止させず、連続的に実行可能とし、モ
ータの停止時、再回転時の励磁ホールド処理時間などを
必要とせず、スループットを向上させることを目的とす
る。
【0007】また、プリフイード動作と読取動作間でモ
ータを一旦停止させた場合と、プリフィード動作と読取
動作をモータを停止させず連続的に行った場合とを比較
し、スループットの高い制御方式を自動的に実行するこ
とで、最適なスループットを実現することを目的とす
る。
【0008】また、プリフィード動作時と読取動作時の
モータ回転速度が違っても、モータを一時停止させず、
プリフィード動作を最高速度で回転させ、モータの停止
時、再回転時の励磁ホールド処理時間などを必要とせ
ず、スループットを向上させることを目的とする。
【0009】さらに、読取画データ出力側の出力速度や
バッファ容量など出力側の条件で読取開始できない場合
には、モータを一旦停止させることで、出力側処理速度
が遅いようなシステムにも適用可能とすることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
読取装置は、モータにより駆動される自動原稿搬送装置
(以下、ADF、という)を有する読取装置において、
原稿読取動作時の前記モータの速度を設定する読取速度
設定手段と、この読取速度設定手段で設定された設定速
度で、原稿のプリフィード動作及び原稿の読取動作を連
続して行う制御手段とを、有することを特徴とする。
【0011】請求項2の読取装置は、請求項1記載の読
取装置において、前記制御手段は、前記読取速度設定手
段で設定された設定速度で原稿のプリフィード動作及び
原稿の読取動作を連続して行うときのスループットと、
最高速度で原稿のプリフィード動作を行い、かつ前記読
取速度設定手段で設定された設定速度で原稿の読取動作
を行うときのスループットとを比較し、スループットの
良い方の制御を実行することを特徴とする。
【0012】請求項3記載の読取装置は、モータにより
駆動される自動原稿搬送装置を有する読取装置におい
て、原稿読取動作時の前記モータの速度を設定する読取
速度設定手段と、任意の速度で原稿のプリフィード動作
を行い、かつ前記読取速度設定手段で設定された設定速
度で原稿の読取動作を行うと共に、その原稿のプリフィ
ード動作の速度と、原稿の読取動作の速度との間を連続
的に変化させて、原稿のプリフィード動作及び原稿の読
取動作を連続して行う制御手段とを有することを特徴と
する。
【0013】請求項4の読取装置は、請求項1〜請求項
3記載の読取装置において、前記制御手段は、さらに読
取データ出力側の状況により、原稿の読取動作開始前に
前記モータを一時停止させることを特徴とする。
【0014】請求項5のADF制御方式は、モータによ
り駆動されるシートスルー型のADFにおいて、原稿読
取前のプリフィード動作の後、停止することなく原稿読
取動作を連続的に行うことを特徴とする。
【0015】請求項6のADF制御方式は、請求項5記
載のADF制御方式において、原稿読取前プリフィード
動作時のモータ速度と原稿読取動作時のモータ速度を同
じとし連続的動作を実行した第1方式と、原稿読取前プ
リフィード動作時のモータ速度を最高速度とし、原稿読
取前プリフィード動作と原稿読取動作間で一時停止した
第2方式とのスループットを比較し、第2方式のスルー
プットが良くなる場合に、前記第2方式で制御させるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項7のADF制御方式は、請求項5記
載のADF制御方式において、原稿読取前プリフィード
動作時の速度と原稿読取動作時の速度が異なっている場
合でも、原稿のプリフィード動作の速度と原稿の読取動
作の速度との間を連続的に変化させて、プリフィード動
作と読取動作を連続的に動作させることを特徴とする。
【0017】請求項8のADF制御方式は、請求項5〜
請求項7記載のADF制御方式において、読取画データ
出力側の都合により、原稿読取前プリフィード動作と原
稿読取動作を連続的に動作させることができなくなった
場合に、原稿読取動作開始前にモータを一時停止させる
ことを特徴とする。
【0018】これら請求項の構成によれば、読取前の原
稿プリフィード動作と読取動作をモータを停止させず、
連続的に実行可能とすることで、ステップモータの停止
時、再回転時の励磁ホールド処理時間などを必要とせ
ず、スループットを向上させることができる。
【0019】また、従来方式であるプリフイード動作と
読取動作間でモータを一旦停止させた場合と、本発明方
式であるプリフイード動作と読取動作を連続的に行う制
御方式とを比較し、スループットの高い制御方式を自動
的に実行することで、読取動作が遅い場合にプリフイー
ド動作も遅くなることを回避して、最適なスループット
を実現することができる。
【0020】また、プリフィード動作時と読取動作時の
モータ回転速度が違っても、モータを一旦停止させず、
連続的に速度変化を行わせることで、プリフィード動作
を最高速度で行わせることを可能とし、ステップモータ
の停止時、再回転時の励磁ホールド処理時間などを必要
とせず、スループットを向上させることができる。
【0021】さらに、本発明方式であるプリフイード動
作と読取動作を連続的に行う制御方式を実行中に、読取
画データ出力側の出力速度やバッファ容量などにより、
読取開始できない場合は、読取直前でモータを一旦停止
させ、出力側の準備が整った時点で読取開始できるよう
にすることで、出力側処理速度が遅いようなシステムに
も適用可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、図を参
照して、順次説明する。
【0023】図1は本発明の読取装置を実装したファク
シミリ装置のブロック図を示すものである。なお、ここ
ではファクシミリ装置を例に説明するが、特にファクシ
ミリ装置である必要はなく、モータにより駆動される自
動原稿搬送装置(以下、ADF)を有する読取装置に広
く適用することができる。
【0024】図1において、スキャナ1は、CCD、密
着センサなどにより送信、コピーする画像を読み取るも
のである。読取画像バッファ14は、スキャナ1で読み
取った画情報をライン単位に数ラインから数十ライン分
(あるいは数百ライン分あるいは1ページ分が記憶可能
なライン分でもかまわない)記憶するメモリで、各出力
方式によってこの読取画像バッファ14から画情報をラ
イン単位に読み出し、適切な処理を施し、出力部へ転送
する。プロッタ2は、読み取った画情報を記録紙に記録
したり、様々なレボートを記録紙へ出力する。操作表示
部3は、配設された表示LCD(液晶表示デバイス)、
LED(発光ダイオード)や操作キーにより装置の動作
状態を表示する一方、オペレータが各種操作を行うもの
である。
【0025】画像メモリ4は、スキャナ1で読み取った
画情報や通信により受信した画情報を圧縮した状態で記
憶するものである。このメモリ4はバッテリ6によりバ
ックアップされているので、装置電源がオフしてもバッ
テリ6が空になるまで記憶情報は消去されない。通常、
DRAMが使用される場合が多く、装置電源がオフとな
っても、数時間は記憶内容が消去されない。パラメータ
メモリ5は、様々な制御に必要なパラメータなどを記憶
するもので、このメモリもバックアップされており、装
置電源がオフしても記憶情報は消去されない。通常、S
RAMが使用される場合が多く、装置電源がオフとなっ
ても、数年は記憶内容が消去されない。
【0026】モデム11は、画情報や各種手順信号を変
復調して伝送するもので、通信制御部6により各種信号
を伝送するよう制御されるものである。網制御装置12
は、電話回線が接続され、発着信の際に所定の回線制御
を行うものである。符号化復号化部7は、既知の符号化
方式により送信する画情報データを圧縮する一方、受信
した画情報を復号化して元の画像に再生するものであ
る。CPU8は、この装置の全ての制御を司るマイクロ
コンピュータである。ROM9は、この装置を制御する
ためのソフトウェアが記憶されており、このプログラム
の命令によってCPU8は全ての制御を行う。ホストP
CI/F部10は、PCとのコマンド/レスポンスデー
タのやり取りや画情報データ転送を行う部分である。本
発明では、I/F部分については、一般に使用されるI
/F仕様にて実現可能である。時計13は、現在時刻の
読み書きが可能な、ICであり、本装置の時間の基準と
なる。
【0027】図2は、本発明の適用されるADFを、フ
イードローラー(feedローラー)と読取ローラー
(R0〜R2ローラー)の線速差によってページ間を確
保するタイプのADFを例にとって説明するための図で
ある。
【0028】図2において、feedローラー23とR
0ローラー24およびR1ローラー25は、あらかじめ
線速に差をつけており、feedローラー23の方が、
R0/R1ローラー24,25よりも線速を遅く設定し
てある。この状態で、1ページ目の原稿後端がreve
rseローラー(分離部)22を過ぎたときから次の原
稿もfeedローラー23によってR0ローラー24へ
送られようとするが、上記線速差によって、供給される
原稿の1枚目と2枚目の間に隙間が発生することにな
る。近年では、高速読取を要求されるため、このページ
間を極力短くし、マルチページ読取時の速度を向上する
ように設計されている。
【0029】また、図2中のセンサーS2は、原稿の先
端位置を決定するためのセンサーで、このセンサーS2
が原稿ありになったところを基準に原稿先端位置を割り
出す。通常、原稿搬送にはステップモータが使用され、
そのステップ数を管理することで原稿位置制御を実行し
ている。
【0030】次に、原稿搬送制御について説明すると、
ADF原稿搬送制御は大別して以下の3種類の動作に分
けられる。 1.ADFプリフイード動作:ADF原稿台にセットさ
れた原稿を読取ライン(スキャンライン)手前まで搬送
する動作モードで、原稿搬送を開始し、センサーS2に
原稿先端が到達してから、あらかじめ設定された量を引
き続き搬送し、原稿先端を読取ラインより手前に停止さ
せている。ADFプリフィード動作は最初の1ページ目
のみでなく、毎ページ実行される。ただし、ADFプリ
フィード動作開始時に既に原稿がセンサーS2がオンの
位置にあった場合は、ADFプリフイード動作は実行し
ない。 2.読取動作:ADFプリフィード動作において搬送さ
れた原稿をユーザーが指定した線密度に応じた速度にて
搬送しながら画データを読み取る。ソフト制御として
は、ADFプリフイード動作後の原稿をあらかじめ設定
された長さ分だけ搬送させたところで、画像読取を開始
し、あらかじめ決められた長さ分読み取る、または、セ
ンサーS2がオフした後あらかじめ設定された長さ分読
み取った後、あらかじめ設定された長さ分搬送し停止す
る。この停止位置は、スタンプ押印待機位置である。従
って、スタンプ押印位置まで搬送する動作もこの読取動
作制御内に含まれる。なお、この画像読取終了後の搬送
はつぎの排紙動作に含めても良い。 3.排紙動作:排紙動作は、あらかじめ設定されたパル
ス分モーターを正転方向に回転させ、原稿の最終ページ
を排出する。本動作はマルチページ読取時の途中では実
行せず、最終ページのみの排出時に動作させる。従っ
て、最終ページ以外は、次のページのADFプリフィー
ド動作や読取動作にて自然に排出されることとなる。
【0031】なお、21はピックアップコロ、S1は原
稿有無センサー、B4・A3は原稿幅検知センサ、26
はキセノンランプ、27はR2ローラー、28はスタン
プ、29は排出ローラー、MDFは手差し給紙など手動
の原稿給紙である。
【0032】次に、本発明の第1実施例のADF原稿搬
送制御及び読取制御について、図3及び図4〜図7のフ
ローチャートを参考に説明する。
【0033】送信原稿蓄積動作を例にとって説明する。
まず、図3は、全体のフローチャートを示したものであ
り、スタートすると、まずモード設定S10が行われ
る。この詳細は図4に示される。次に、プリフィード動
作S20が行われる。この詳細は図5に示される。次
に、読取動作S30が行われる。この詳細は図6に示さ
れる。そして、読取終了後処理S40において、読取動
作が終了した時点で次の原稿が有るか無いかを確認し、
有る場合は排紙動作をすることなくプリフィード動作S
20に戻り、無い場合は排紙動作を実行しエンドに行き
動作を終了する。この詳細は図7に示される。
【0034】次に、各動作を詳しく説明する。モード設
定S10は、図4を参照して、まず原稿台に読み取りた
い原稿をセットし(S101)、読取モードを設定後
(S102)、送信先を入力し読取スタートボタンを押
す(S103)。この時の設定された読取モードを記憶
する(S104)。
【0035】この設定された読取モードに基づく読取線
密度を参照して(S105)、読取中のモーター速度が
決定される(S106)。この例では読取線密度は3段
階に区分されている。普通字に対応するスタンダードS
TDは1600PPS(1秒間当たりのパルスモータの
パルス数)であり、細かい字に対応するディテールDT
Lは800PPSであり、微細字に対応するセミスーパ
ーファインSSFでは400PPSである。そして、こ
れらの線密度に対応して、プリフィード/排紙動作速度
が、それぞれ定められる(S107)。
【0036】次に、プリフィード動作S20は、図5を
参照して、まずモード設定S20からの指令あるいは読
取終了後処理S40からの繰り返し指令を受けて設定さ
れた速度でリフィード動作を開始する(S201)。同
時に、センサS2オンからどれだけ進んだかのカウンタ
ーS2ON−CNTをクリアし、プリフィード時パルス
カウンターPREFD−CNTをクリアする。また、プ
リフィード動作を実行中、同時に光源の点灯およびシェ
ーディング補正データ取りも実施する。
【0037】設定された速度でモータを回転し(S20
2)、プリフィード時パルスカウンターPREFD−C
NTをステップモータに供給したパルス数分カウントア
ップする(S203)。プリフィード時パルスカウンタ
ーPREFD−CNTのカウント値がノンフィード検出
パルス値より大きいかどうかを比較し、大きい場合には
ノンフィードエラーを出力する(S205)。この比較
した結果が小さい場合には、センサS2がオンになるま
でこの動作を繰り返し行う。
【0038】そして、センサーS2に原稿先端が到達す
ると(S206)、従来方式では、その時点からあらか
じめ設定された量を引き続き搬送し、原稿先端を読取ラ
インより手前まできた時に停止させているが、本発明で
は、センサーS2に原稿先端が到達した時(S206)
からのステップモータに供給したパルス数のカウントS
2ON−CNTを開始しながら(S208)、設定され
た速度でノンストップでモータ回転を継続し(S20
7)、センサーS2オンからのステップモータカウント
値S2ON−CNTが読取前原稿待機位置まで到達した
かどうかをチェックしながら(S209)、そのまま搬
送を続ける。そして、カウント値S2ON−CNTが読
取前原稿待機位置カウント値まで到達したら、プリフィ
ード動作は終了し、引き続いて画像読取を開始すること
になる。
【0039】次に、読取動作S30は、図6を参照し
て、プリフィード動作S20が終了すると、一旦停止す
ることなく、直ちに読取動作に移行し(S301)、設
定された速度でモータ回転を行い(S302)、ステッ
プモータカウント値S2ON−CNTをステップモータ
に供給したパルス数分カウントアップし(S303)、
ステップモータカウント値S2ON−CNTが読取開始
位置カウント値になるまで(S304)、この動作を継
続する。ステップモータカウント値S2ON−CNTが
読取開始位置カウント値になると、画情報読取を開始す
る(S305)。
【0040】画情報読取を開始する(S305)と、引
き続いて同じく設定された速度でモータを回転させ(S
306)、ステップモータカウント値S2ON−CNT
をステップモータに供給したパルス数分カウントアップ
し(S307)、ステップモータカウント値S2ON−
CNTが最大原稿長カウント値より大きいかどうかをチ
ェックし、大きい場合には最大原稿長エラー(S30
9)と判断する。ステップモータカウント値S2ON−
CNTが最大原稿長カウント値より小さい場合には、セ
ンサーS2がオフになるまで、この動作を繰り返す。
【0041】センサーS2がオフになると(S31
0)、センサS2オフからどれだけ進んだかのカウント
値S2OFF−CNTをクリアし(S311)、設定さ
れた速度でモータを回転し(S312)、カウント値S
2OFF−CNTをステップモータに供給したパルス数
分カウントアップし(S313)、カウント値S2OF
F−CNTが画情報読取終了位置カウント値より大きい
かどうかをチェックし(S314)、大きくなるまでこ
の動作を繰り返す。カウント値S2OFF−CNが画情
報読取終了位置カウント値より大きくなった時点で、画
情報読取を終了し(S315)、引き続いて読取後終了
処理を行うことになる。
【0042】次に、読取終了後処理S40は、図7を参
照して、読取動作S30が終了すると、一旦停止するこ
となく、引き続き設定された速度でモータを回転し(S
401)、カウント値S2OFF−CNTをステップモ
ータに供給したパルス数分カウントアップし(S40
2)、カウント値S2OFF−CNTがスタンプ押印待
機位置カウント値より大きいかどうかをチェックし(S
403)、大きくなるまでこの動作を繰り返す。
【0043】カウント値S2OFF−CNTがスタンプ
押印待機位置カウント値より大きくなると(S40
3)、スタンプ押印モードかどうかをチェックし(S4
04)、スタンプ押印モードであるときにはモータを一
旦停止し(S404)スタンプを押印した上で、またス
タンプ押印モードでないときには直接、次ページの有無
をチェックする(S406)。そして、次ページがない
場合には排紙動作に移行し(S407)、設定された速
度でモータを回転し排紙する。次ページがある場合には
再びプリフィード動作に移行する(S408)。
【0044】以上のように、本発明の第1実施例では、
センサS2に原稿先端が到達した時からのステップモー
タに供給したパルス数のカウントを開始しながら、ノン
ストップで読取動作へと移行し、センサS2オンからの
ステップモータカウント値をチェックしながらそのまま
搬送を続ける。そして、カウント値が読取開始位置まで
到達したら、そこから直ちに画像読取を開始する。
【0045】また、読取終了後、スタンプ押印位置まで
きた時にスタンプを押すモード設定となっているかどう
かを判断し、スタンプを押さない設定となっていたら、
次ページがありの場合はそのまま次ページのプリフィー
ド動作へと移行する。次ページ無しの場合はそのまま排
紙動作へと移行し、設定された速度でモータを回転し排
紙する。スタンプを押す設定となっていたら、スタンプ
押印位置で−旦モータを停止させ、スタンプ押印処理
後、次ページがありの場合はプリフィード動作へと移行
し、設定された速度でモータを回転し排紙する。無しの
場合は排紙動作へと移行する。
【0046】この本発明の第1実施例によれば、読取前
の原稿プリフィード動作と読取動作、及び読取動作と排
紙動作をモータを停止させず、等速度で且つ連続的に実
行可能としたので、ステップモータ停止時の励磁ホール
ド処理時間やスルーダウン時間、モータ再回転時の励磁
ホールド時間やスルーアップ時間などを短縮可能とし、
スループットが向上する。
【0047】次に、本発明の第2実施例のADF原稿搬
送制御及び読取制御について、図8及び図9,図10の
フローチャートを参考に、送信原稿蓄積動作を例にとっ
て説明する。
【0048】まず、図8は、全体のフローチャートを示
したものであり、第1実施例の図3とほぼ同様である
が、プリフィード動作S22と読取終了後処理S42の
フローチャートが図9,図10に示されるように一部異
なっている。なお、モード設定S10と読取動作S30
は、フローチャート自体は第1実施例の図4,図6と同
じである。したがって、全体のフローチャートは図4→
図9→図6→図10となる。
【0049】ここで、原稿の読取モード設定時に細かな
字SSFモードで読取指定されているときを想定する
と、第1実施例の制御方式で制御した場合と、プリフィ
ード動作時は最高速度で駆動し、読取動作に移行する前
に一旦モータを停止させる従来方式で制御した場合と
で、従来方式の方が励磁ホールド時間等を加味しても早
い場合が想定される。この第2実施例は、そのような場
合に自動的に後者制御を実施するようにして、適切な制
御を実行しスループットを高く維持するようにしたもの
である。
【0050】さて、モード設定S10は、第1実施例と
同じく図4のフローチャートであるが、まず、原稿台に
読取たい原稿をセットし(S101)、読取モードを設
定後(S102)、送信先を入力し読取スタートボタン
を押す(S103)。この時設定された読取線密度(S
105)により、読取中のモーター速度が、STDの1
600PPS、DTLの800PPS、またはSSFの
400PPSのいずれかに決定される(S106)。
【0051】その際、たとえば、読取線密度がSSFに
設定されていた場合、SSFの速度でプリフィールド動
作及び読取動作をノンストップで行うよりも、最高速度
でプリフィールド動作を行い、一旦停止し、その後SS
Fの速度で読取動作を行う従来方式のほうが早いので、
従来方式での制御が選択される。この場合のプリフィー
ド/排紙動作速度の設定(S107)は、各読取線密度
に対応して、例えば、STDに対して1600PPS、
DTLに対して800PPS、SSFに対して1600
PPSとされる。
【0052】したがって、本実施例においては、第1実
施例の制御方式が選択されている場合には、プリフィー
ルド動作S22及び読取動作S30において、設定され
た読取線密度に応じた速度で駆動される。また、従来の
制御方式が選択されている場合には、読取動作S30は
設定された読取線密度に応じた速度で行われ、プリフィ
ード動作S22は最高速度で行われる。なお、排紙動作
は、プリフィード動作の速度と同じ速度で行われる。本
実施例において、第1実施例の制御方式が選択されてい
る場合には、同様な制御動作となるので説明を省略す
る。
【0053】よって、従来の制御方式が選択されている
と仮定して、動作フローを説明するが、第1実施例と重
複することが多いので、ポイントに重点をおいて説明す
る。
【0054】図9のプリフィード動作S22において、
最高速度にてプリフィード動作を開始する(S20
1)。光源の点灯やシェーディング動作は第1実施例と
同様、プリフイード動作を実行中同時に光源の点灯及び
シェーディング補正データ取りも実施する。そして、セ
ンサS2に原稿先端が到達してから(S206)、予め
設定された量を引き続き搬送し、原稿先端が読取ライン
より手前まできたとき(S209)に、従来方式である
から、モータを一旦停止させる(S230、S23
1)。
【0055】このとき、プリフィード動作中に、センサ
S2に原稿先端が到達したとき(S206)からのステ
ップモータに供給したパルス数のカウントS2ON−C
NTを開始している(S208)。そして、第1実施例
と同じく、図6の読取動作S30に入り、一旦停止後の
読取動作開始で引き続きセンサーS2オンからのステッ
プモータカウント値S2ON−CNTをチェックしなが
ら搬送を続ける(S302,S303,S304)。そ
して、カウント値S2ON−CNTが読取開始位置まで
到達したら(S304)、同様に画像読取を開始する
(S305)。
【0056】読取終了後(S315)、図10の読取終
了後処理S42に入り、スタンプ押印位置まで搬送し
(S401〜S403)、スタンプを押す設定となって
いるかどうかを判断する(S404)。スタンプを押さ
ない設定となっていたら、次ページがありの場合はその
まま次ページのプリフィード動作へと移行する(S40
8)。次ページ無しの場合はそのまま排紙動作へと移行
し(S407)、設定された速度でモータを回転し排紙
する。スタンプを押す設定となっていたら(S40
4)、モータを一旦停止させ(S405)、スタンプ押
印処理後、次ページがありの場合はプリフィード動作へ
と移行する(S408)。次ページが無しの場合は排紙
動作へと移行し(S428)、設定された速度でモータ
を回転し排紙する。次ページ以降の制御は、1ページ目
と同様の動作となる。
【0057】この第2実施例では、プリフイード動作S
22と読取動作S30を等回転速度で連続的に実行する
第1実施例の制御方式と、プリフイード動作S22を高
速で行い、読取動作S30を設定速度で行い、モータを
一旦停止させる従来方式のスループットを比較・判断
し、スループットの高い制御方式を自動的に実行するこ
とができるようにし、最適なスループットを実現する。
【0058】次に、本発明の第3実施例のADF原稿搬
送制御及び読取制御について、図11及び図12、図1
3のフローチャートを参考に、送信原稿蓄積動作を例に
とって説明する。
【0059】まず、図11は、全体のフローチャートを
示したものであり、第1実施例の図3とほぼ同様である
が、読取動作S34と読取終了後処理S44のフローチ
ャートが図12,図13に示されるように一部異なって
いる。なお、モード設定S10とプリフィード動作S2
0は、フローチャート自体は第1実施例の図4,図5と
同じである。したがって、全体のフローチャートは図4
→図5→図12→図13となる。
【0060】この第3実施例は、第1実施例、第2実施
例をさらに改善し、プリフィード動作時と読取動作時の
モータ回転速度が違っていても、モータを1次停止させ
ず、プリフィード動作を最高速度で回転させることによ
り、ステップモータの停止時、再回転時の励磁ホールド
処理時間などを必要とせず、スループットを向上させる
ことができるようにしたものである。
【0061】そのために、プリフィード動作速度から読
取動作速度への切替、及び、読取動作速度からプリフィ
ード動作速度への切替を、モータの特性を考慮したスル
ーダウンテーブル、スルーアップテーブルにしたがって
なめらかに変化させることで行うものである。これによ
り、プリフィード動作を最高速度で回転させつつ、モー
ターを一旦停止させる必要をなくしスループットを向上
させるものである。
【0062】さて、本第3実施例の動作をフローチャー
トを参照して説明するが、第1実施例と重複することが
多いので、ポイントに重点をおいて説明する。
【0063】まず、図4のモード設定S10において、
原稿台に読み取りたい原稿をセットし(S101)、読
取モードを設定後(S102)、送信先を入力し読取ス
タートボタンを押す(S103)。この時設定された読
取線密度により(S105)、読取中のモーター速度が
決定される(S106)。なお、プリフィード/排紙動
作速度は、読取線密度に関わりなく、例えば最高速度1
600PPSに設定される(S107)。
【0064】一方、図5のプリフィード動作S20にお
いて、プリフィード動作のモーター回転速度は固定で、
一般的には最高速度で回転させる。そして、センサS2
に原稿先端が到達したとき(S206)からのステップ
モータに供給したパルス数のカウントS2ON−CNT
を開始する(S208)。なお、第1実施例と同様、プ
リフイード動作を実行中同時に光源の点灯およびシェー
ディング補正データ取りも実施する。
【0065】そして、図12の読取動作S34におい
て、読取動作に移行すると(S301)、モータの速度
を設定された読取速度にスルーダウンさせる(S35
5)。なお、読取速度も最高速度であれば、そのままの
速度となり、第1実施例と同じ動作となる。
【0066】この時、ステップモータ速度を最高速度か
らいきなり低い速度に落とすと、モータが脱調を起こす
可能性があるため、あらかじめ設定されたスルーダウン
テーブルに従って、設定された読取速度まで速度ダウン
させる。
【0067】モータ速度が読取速度と等速になったとこ
ろで読取動作が進行し、センサーS2オンからのステッ
プモータカウント値S2ON−CNTをチェックしなが
らそのまま搬送を続ける(S302ないしS304)。
そして、カウント値S2ON−CNTが読取開始位置ま
で到達したら(S304)そこから、第1実施例と同様
に画像読み取りを開始する(S305)。
【0068】読取終了後(S315)、図13の読取終
了後処理S44において、スタンプ押印位置まできた時
(S403)にスタンプを押すモード設定となっている
かどうかを判断し(S404)、スタンプを押さない設
定となっていたら、次ページがありの場合は、今度はプ
リフィード動作時の最高速度まで速度をスルーアップす
る(S450)。この時もあらかじめ設定されたスルー
アップテーブルに従って、読取動作速度からプリフイー
ド動作速度まで速度アップさせる。当然、読取速度が最
高速度の場合はそのままの速度となり、第1実施例と同
じ動作となる。速度アップ完了時点で、プリフイード動
作へと移行する(S408)。
【0069】次ページ無しの場合も同様、排紙動作速度
まで速度アップ(通常、排紙動作も最高速が多い)させ
(S449)、速度アップ完了時点で排紙動作へと移行
し(S407)、設定された速度でモータを回転し排紙
する。
【0070】スタンプを押す設定となっていたら(S4
04)、スタンプ押印位置で一旦モータを停止させ(S
405)、スタンプ押印処理後、次ページがありの場合
はプリフイード動作へと移行し(S408)、無しの場
合は排紙動作へと移行し(S407)、設定された速度
でモータを回転し排紙する。次ページ以降の制御は、1
ページ目と同様の動作を続ける。
【0071】この第3実施例では、プリフィード動作時
と読取動作時のモータ回転速度が違っていても、モータ
を一時停止させず、プリフィード動作を最高速度で回転
させることにより、ステップモータの停止時、再回転時
の励磁ホールド処理時間などを必要とせず、読取モード
によらず、最適なスループットを実現できる。
【0072】次に、本発明の第4実施例のADF原稿搬
送制御及び読取制御について、図14及び図15、図1
6、図17のフローチャートを参考に、送信原稿蓄積動
作を例にとって説明する。
【0073】まず、図14は、全体のフローチャートを
示したものであり、第1実施例の図3とほぼ同様である
が、モード設定S16、プリフィード動作S26、読取
動作S36、読取終了後処理S46のフローチャートが
図15,図16、図17、図18に示されるように一部
異なっている。したがって、全体のフローチャートは図
15→図16→図17→図18となる。
【0074】この第4実施例は、第1実施例、第2実施
例及び第3実施例をさらに改善し、各実施例の制御方式
を実行中でも読取画データ出力側の出力速度やバッファ
容量などにより、読取開始できない場合は、読取直前で
モータを一旦停止させ、出力側の準備が整った時点で読
取開始できるようにすることで、出力側処理速度が遅い
ようなシステムにも適用可能にしたものである。
【0075】第1〜第3の実施例のものでは、画情報読
取速度よりも出力側の読取画情報出力速度の方が早い場
合または、読取画情報を十分に記憶できる大きさの読取
画像バッファを保持している場合にのみ適用できる。す
なわち、読み取った画情報を出力する速度が遅いあるい
は、読取画像バッファが少ないと途中で止まらざるを得
ない場合がある。また、直接送信のように、送信相手先
とのブロトコル手順があり、その手順に応じて読取処理
を進めるような場合も同様に、プリフィード動作と読取
動作間、読取動作と排紙動作間で一旦停止せざるを得な
い場合がある。
【0076】そこで、第4実施例では、このような場合
でも問題無く動作する制御方式を提供するものである。
この第4実施例の動作を図15、図16、図17、図1
8のフローチャートに沿って説明するが、他の実施例と
重複することが多いので、ポイントに重点をおいて説明
する。
【0077】本実施例では、読取制御を行うためのタス
クが存在し、そのタスクが読取制御部に対しプリフィー
ド開始指令、読取開始指令、排紙開始指令を送出し、そ
の指示に従って、読取制御部は所定の動作を実行する。
送信原稿蓄積動作を例にとって説明する。
【0078】まず、図15のモード設定S16におい
て、原稿台に読み取りたい原稿をセットし(S10
1)、読取モードを設定後(S102)、送信先を入力
し読取スタートボタンを押す(S103)。この時設定
された読取線密度(S105)により、読取中のモータ
ー速度が決定される(S106)。なお、プリフィード
/排紙動作速度は、読取線密度の関わりなく、例えば最
高速度1600PPSに設定される(S107)。
【0079】ジョブタスクは、読取制御部に対し、プリ
フイード開始指令を発行する(S168)。これを受け
た読取制御部は、プリフィード動作のモーター回転速度
(一般的には最高速度)で回転開始させる。また、第1
実施例と同様、プリフィード動作を実行中同時に光源の
点灯及びシェーディング補正データ取りも実施する。
【0080】次に、図16のプリフィード動作S26及
び図17の読取動作S36において、プリフィード動作
実行中に、ジョブタスクは出力側の準備が整っているか
どうかをチェックし、また、直接送信時などの場合は送
信相手先からのプロトコルにて画情報送出しても良いタ
イミングとなったかどうかをチェックし、出力可能であ
れば、その時点で読取開始指令を読取制御部に対して発
行する(S261)。
【0081】読取制御部は、この読取開始指令を受けた
(S261)タイミングが、センサーS2に原稿先端が
到達してから(S206)、あらかじめ設定された量を
引き続き搬送し、原稿先端が読取ラインより手前までき
た時以降、読取前原稿待機位置(S209)とするより
も前であれば、第3実施例におけると同様に、読取速度
に速度スルーダウンを実施し(S368)、ノンストッ
プで読取動作を実行する(S305)。
【0082】プリフィード動作にて、原稿先端が読取前
原稿待機位置に到達した時点(S209)で、ジョブタ
スクより、読取開始指令を受けていなかった場合(S2
61)は、従来と同様に一旦停止処理を実行する(S2
62)。その後、読取開始指令を受けた時点(S26
1)で、読取速度までスルーアップして(S366,S
367)、読取動作を実行する(S305)。
【0083】次に、図18の読取終了後処理S46にお
いて、読取動作が終了し(S315)、スタンプ押印位
置まできた時(S403)に、スタンプを押すモード設
定となっているかどうかを判断する(S404)。
【0084】スタンプを押さない設定となっていて、次
ページがありの場合であって、このスタンプ押印位置ま
できた時点(S403)で次のページのプリフィード開
始指令を受けていた場合(S469)には、読取速度か
らプリフイード動作時の最高速度まで速度アップさせ
(S473)、ノンストップでプリフィード動作を実行
する(S408)。
【0085】この時点で、次ページのプリフィード開始
指令を受けていなかった場合(S469)は、スタンプ
押印位置で−旦モータを停止させ(S470)、次ペー
ジのプリフィード開始指令が発行されるのを待ち(S4
69)、発行された時点で停止状態から設定されたプリ
フィード速度にスルーアップし(S472)、プリフィ
ード動作を開始する(S408)。
【0086】次ページが無しの場合(S406)も同
様、スタンプ押印位置にきた時点(S403)で、排紙
動作開始指令を受けていれば(S474)、読取速度か
ら排紙動作速度に速度アップさせ(S478)、ノンス
トップで排紙動作に移行し(S407)、排紙する。
【0087】この時点で、排紙動作開始指令を受けてい
なかった場合(S474)は、スタンプ押印位置で一旦
モータを停止し(S475)、排紙動作開始指令を待ち
(S474)、発行された時点で停止状態から設定され
た排紙速度にスルーアップし(S477)、排紙動作に
移行し(S407)、排紙する。
【0088】また、スタンプを押す設定となっていた場
合(S404)は、そこでモーターを一旦停止し(S4
05)、スタンプ押印処理を実行する。その後、次ペー
ジがありの場合(S406)は、次ページのプリフィー
ド開始指令が発行される(S469)のを待ち、発行さ
れた時点でプリフィード動作を開始する(S408)。
次ページ無しの場合(S406)は、排紙動作開始指令
が発行される(S474)のを待ち、発行された時点で
排紙動作に移行し(S407)、排紙する。次ページ以
降の制御は、1ページ目と同様の動作を続ける。
【0089】この第4実施例では、従来方式とノンスト
ップ方式をジョブタスクからの各種動作指令タイミング
によって、自動的に選択可能としたので、出力側が遅く
なった場合や、出力先とのプロトコル手順にあわせて動
作しなければならないような場合も、最適なスループッ
トを実現できる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、読取前の原稿プリフィ
ード動作と読取動作をモータを停止させず、連続的に実
行可能としたので、ステップモータの停止時、再回転時
の励磁ホールド処理時間などを必要とせず、スループッ
トを向上させることができる。
【0091】また、従来方式であるプリフイード動作と
読取動作間でモータを一旦停止させた場合と、本発明方
式であるプリフイード動作と読取動作を連続的に行う制
御方式とを比較し、スループットの高い制御方式を自動
的に実行することで、読取動作が遅い場合にプリフイー
ド動作も遅くなることを回避して、最適なスループット
を実現することができる。
【0092】また、プリフィード動作時と読取動作時の
モータ回転速度が違っても、モータを一旦停止させず、
連続的に速度変化を行わせることで、プリフィード動作
を最高速度で行わせることを可能とし、ステップモータ
の停止時、再回転時の励磁ホールド処理時間などを必要
とせず、スループットを向上させることができる。
【0093】さらに、本発明方式であるプリフイード動
作と読取動作を連続的に行う制御方式を実行中に、読取
画データ出力側の出力速度やバッファ容量などにより、
読取開始できない場合は、読取直前でモータを一旦停止
させ、出力側の準備が整った時点で読取開始できるよう
にすることで、出力側処理速度が遅いようなシステムに
も適用可能となる。ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の読取装置を実装したファクシミリ装置
のブロック図。
【図2】本発明の適用されるADFを説明する図。
【図3】本発明の第1実施例の全体のフローチャート。
【図4】本発明の第1実施例のモード設定のフローチャ
ート。
【図5】本発明の第1実施例のプリフィード動作のフロ
ーチャート。
【図6】本発明の第1実施例の読取動作のフローチャー
ト。
【図7】本発明の第1実施例の読取終了後処理のフロー
チャート。
【図8】本発明の第2実施例の全体のフローチャート。
【図9】本発明の第2実施例のプリフィード動作のフロ
ーチャート。
【図10】本発明の第2実施例の読取終了後処理のフロ
ーチャート。
【図11】本発明の第3実施例の全体のフローチャー
ト。
【図12】本発明の第3実施例の読取動作のフローチャ
ート。
【図13】本発明の第3実施例の読取終了後処理のフロ
ーチャート。
【図14】本発明の第4実施例の全体のフローチャー
ト。
【図15】本発明の第4実施例のモード設定のフローチ
ャート。
【図16】本発明の第4実施例のプリフィード動作のフ
ローチャート。
【図17】本発明の第4実施例の読取動作のフローチャ
ート。
【図18】本発明の第4実施例の読取終了後処理のフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 スキャナ 4 画像メモリ 6 通信制御部 8 CPU 11 モデム 12 網制御装置 14 読取画像バッファ S1 原稿存在有無センサー S2 原稿到達センサー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより駆動される自動原稿搬送装
    置(以下、ADF、という)を有する読取装置におい
    て、 原稿読取動作時の前記モータの速度を設定する読取速度
    設定手段と、この読取速度設定手段で設定された設定速
    度で、原稿のプリフィード動作及び原稿の読取動作を連
    続して行う制御手段とを、有することを特徴とする読取
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の読取装置において、前記
    制御手段は、前記読取速度設定手段で設定された設定速
    度で原稿のプリフィード動作及び原稿の読取動作を連続
    して行うときのスループットと、最高速度で原稿のプリ
    フィード動作を行い、かつ前記読取速度設定手段で設定
    された設定速度で原稿の読取動作を行うときのスループ
    ットとを比較し、スループットの良い方の制御を実行す
    ることを特徴とする読取装置。
  3. 【請求項3】 モータにより駆動される自動原稿搬送装
    置を有する読取装置において、 原稿読取動作時の前記モータの速度を設定する読取速度
    設定手段と、 任意の速度で原稿のプリフィード動作を行い、かつ前記
    読取速度設定手段で設定された設定速度で原稿の読取動
    作を行うと共に、その原稿のプリフィード動作の速度
    と、原稿の読取動作の速度との間を連続的に変化させ
    て、原稿のプリフィード動作及び原稿の読取動作を連続
    して行う制御手段とを有することを特徴とする読取装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載の読取装置にお
    いて、前記制御手段は、さらに読取データ出力側の状況
    により、原稿の読取動作開始前に前記モータを一時停止
    させることを特徴とする読取装置。
  5. 【請求項5】 モータにより駆動されるシートスルー型
    のADFにおいて、原稿読取前のプリフィード動作の
    後、停止することなく原稿読取動作を連続的に行うこと
    を特徴とするADF制御方式。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のADF制御方式におい
    て、原稿読取前プリフィード動作時のモータ速度と原稿
    読取動作時のモータ速度を同じとし連続的動作を実行し
    た第1方式と、原稿読取前プリフィード動作時のモータ
    速度を最高速度とし、原稿読取前プリフィード動作と原
    稿読取動作間で一時停止した第2方式とのスループット
    を比較し、第2方式のスループットが良くなる場合に、
    前記第2方式で制御させることを特徴とするADF制御
    方式。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のADF制御方式におい
    て、原稿読取前プリフィード動作時の速度と原稿読取動
    作時の速度が異なっている場合でも、原稿のプリフィー
    ド動作の速度と原稿の読取動作の速度との間を連続的に
    変化させて、プリフィード動作と読取動作を連続的に動
    作させることを特徴とするADF制御方式。
  8. 【請求項8】 請求項5〜請求項7記載のADF制御方
    式において、読取画データ出力側の都合により、原稿読
    取前プリフィード動作と原稿読取動作を連続的に動作さ
    せることができなくなった場合に、原稿読取動作開始前
    にモータを一時停止させることを特徴とするADF制御
    方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10491768B2 (en) 2017-08-22 2019-11-26 Ricoh Company, Ltd. Image reading device configured to selectively stop a sheet based on image reading readiness and image forming apparatus incorporating same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10491768B2 (en) 2017-08-22 2019-11-26 Ricoh Company, Ltd. Image reading device configured to selectively stop a sheet based on image reading readiness and image forming apparatus incorporating same

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