JP2001160622A - Mosトランジスタのゲート酸化膜トンネル電流モデル - Google Patents
Mosトランジスタのゲート酸化膜トンネル電流モデルInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 MOSFETのゲート−ドレイン間、ゲート
−ソース間のトンネル電流をシミュレートすることが可
能なMOSFETのゲート酸化膜トンネル電流モデルを
提供する。 【解決手段】 面積と特性の異なる二種類のダイオード
DNCH,DPCHとDNOV,DPOVを逆方向に並
列接続し、かつこれらダイオードをMOSFET回路モ
デルのゲートG−ドレインD間及びゲートG−ソースS
間に接続する。一つのダイオードDNCHは、MOSF
ETのゲート面積の半分の面積を持ち、他の一つのダイ
オードDNOVはゲートとソース・ドレイン拡散層のオ
ーバーラップ長にゲート幅を乗じた面積を持つ。ゲート
酸化膜厚が2nm以下の領域において顕著になるMOS
FETのゲート−ドレイン間及びゲート−ソース間のト
ンネル電流を、ゲート−ドレイン間とゲート−ソース間
の相対的電位変化を反映させて比較的精度良く表現する
ことができる。
−ソース間のトンネル電流をシミュレートすることが可
能なMOSFETのゲート酸化膜トンネル電流モデルを
提供する。 【解決手段】 面積と特性の異なる二種類のダイオード
DNCH,DPCHとDNOV,DPOVを逆方向に並
列接続し、かつこれらダイオードをMOSFET回路モ
デルのゲートG−ドレインD間及びゲートG−ソースS
間に接続する。一つのダイオードDNCHは、MOSF
ETのゲート面積の半分の面積を持ち、他の一つのダイ
オードDNOVはゲートとソース・ドレイン拡散層のオ
ーバーラップ長にゲート幅を乗じた面積を持つ。ゲート
酸化膜厚が2nm以下の領域において顕著になるMOS
FETのゲート−ドレイン間及びゲート−ソース間のト
ンネル電流を、ゲート−ドレイン間とゲート−ソース間
の相対的電位変化を反映させて比較的精度良く表現する
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMOS型電界効果ト
ランジスタ(MOSFET)のシミュレーション用モデ
ルに関し、特にMOSFETのゲート−ドレイン間、ゲ
ート−ソース間のトンネル電流のモデルに関するもので
ある。
ランジスタ(MOSFET)のシミュレーション用モデ
ルに関し、特にMOSFETのゲート−ドレイン間、ゲ
ート−ソース間のトンネル電流のモデルに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、MOSFETの標準的回路シミュ
レーション用モデルとしては例えば、Y. Cheng, M-C. J
eng, Z. Liu, J. Huang, M. Ghan, K. Chen, P. Ko, an
d C. Hu, "A Physical and Scalable I-V Model in BSI
M3V3 for Analog/Digital Circuit Simulation,"IEEE T
ransactions on Electron Devices, vol.44, no.2, pp.
277-287, 1997 に記載されている BSIM3V3がある。しか
し、これらのモデルは開発時にゲート酸化膜厚2nm以
下の状況を想定していなかったため、ゲート酸化膜トン
ネルリーク電流がモデル化されていない。
レーション用モデルとしては例えば、Y. Cheng, M-C. J
eng, Z. Liu, J. Huang, M. Ghan, K. Chen, P. Ko, an
d C. Hu, "A Physical and Scalable I-V Model in BSI
M3V3 for Analog/Digital Circuit Simulation,"IEEE T
ransactions on Electron Devices, vol.44, no.2, pp.
277-287, 1997 に記載されている BSIM3V3がある。しか
し、これらのモデルは開発時にゲート酸化膜厚2nm以
下の状況を想定していなかったため、ゲート酸化膜トン
ネルリーク電流がモデル化されていない。
【0003】一方、MOSダイオード構造におけるゲー
ト酸化膜トンネル電流自体のモデル化は古くから行わ
れ、最近では例えば、E. Vogel, K. Ahmed, B. Hornun
g, W. Henson, P. McLarty, G. Lucovsky, R. Hauser,
and J. Wortman, "Modeled Tunnel Currents for High
Dielectric Constant Dielectrics," IEEE Transaction
son Electron Devices, vol.45, no.5, pp.1350-1355,
1998 に記載されている解析式モデルがある。しかしこ
れらのモデルは縦方向に均一な一次元構造を前提とした
モデルであるため、ソース・ドレインを有するMOSF
ET構造に対応出来る様なモデルになっていない。
ト酸化膜トンネル電流自体のモデル化は古くから行わ
れ、最近では例えば、E. Vogel, K. Ahmed, B. Hornun
g, W. Henson, P. McLarty, G. Lucovsky, R. Hauser,
and J. Wortman, "Modeled Tunnel Currents for High
Dielectric Constant Dielectrics," IEEE Transaction
son Electron Devices, vol.45, no.5, pp.1350-1355,
1998 に記載されている解析式モデルがある。しかしこ
れらのモデルは縦方向に均一な一次元構造を前提とした
モデルであるため、ソース・ドレインを有するMOSF
ET構造に対応出来る様なモデルになっていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、前記したモ
デルでは、ゲート酸化膜厚が2nm以下の領域において
顕著になるMOSFETのゲート−ドレイン間、ゲート
−ソース間のゲート酸化膜トンネル電流をシミュレート
することは難しいとされている。特に、MOSFETの
前記したトンネル電流に存在するゲート長依存性の非対
称性、あるいは過渡特性、さらには温度非依存性等を再
現することが可能なモデルのトンネル電流をシミュレー
トするモデルを実現することは困難である。
デルでは、ゲート酸化膜厚が2nm以下の領域において
顕著になるMOSFETのゲート−ドレイン間、ゲート
−ソース間のゲート酸化膜トンネル電流をシミュレート
することは難しいとされている。特に、MOSFETの
前記したトンネル電流に存在するゲート長依存性の非対
称性、あるいは過渡特性、さらには温度非依存性等を再
現することが可能なモデルのトンネル電流をシミュレー
トするモデルを実現することは困難である。
【0005】本発明の目的は、MOSFETのゲート−
ドレイン間、ゲート−ソース間のトンネル電流をシミュ
レートすることが可能なMOSFETのゲート酸化膜ト
ンネル電流モデルを提供するものである。また、本発明
の他の目的は、過渡特性、温度非依存性を再現すること
が可能なMOSFETのゲート酸化膜トンネル電流モデ
ルを提供するものである。
ドレイン間、ゲート−ソース間のトンネル電流をシミュ
レートすることが可能なMOSFETのゲート酸化膜ト
ンネル電流モデルを提供するものである。また、本発明
の他の目的は、過渡特性、温度非依存性を再現すること
が可能なMOSFETのゲート酸化膜トンネル電流モデ
ルを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のMOSFETの
ゲート酸化膜トンネル電流モデルは、面積と特性の異な
る二種類のダイオードを逆方向に並列接続し、かつこれ
らダイオードをMOSトランジスタ回路モデルのゲート
−ドレイン間及びゲート−ソース間に接続したことを特
徴とする。前記二種類のダイオードの一つは、MOSト
ランジスタのゲート面積の半分の面積を持つダイオード
であり、他の一つはゲートとソース・ドレイン拡散層の
オーバーラップ長にゲート幅を乗じた面積を持つダイオ
ードで構成する。特に、前記一つのダイオードは、アノ
ード側をゲート、カソード側をソースまたはドレインに
接続し、前記他の一つのダイオードは、アノード側をソ
ースまたはドレインに接続し、カソード側をゲートに接
続する。そして、前記一つのダイオードによりゲート−
チャネル間のトンネル電流のバイアス依存性を近似し、
前記他の一つのダイオードによりゲート−オーバラップ
間のトンネル電流のバイアス依存性を近似する。
ゲート酸化膜トンネル電流モデルは、面積と特性の異な
る二種類のダイオードを逆方向に並列接続し、かつこれ
らダイオードをMOSトランジスタ回路モデルのゲート
−ドレイン間及びゲート−ソース間に接続したことを特
徴とする。前記二種類のダイオードの一つは、MOSト
ランジスタのゲート面積の半分の面積を持つダイオード
であり、他の一つはゲートとソース・ドレイン拡散層の
オーバーラップ長にゲート幅を乗じた面積を持つダイオ
ードで構成する。特に、前記一つのダイオードは、アノ
ード側をゲート、カソード側をソースまたはドレインに
接続し、前記他の一つのダイオードは、アノード側をソ
ースまたはドレインに接続し、カソード側をゲートに接
続する。そして、前記一つのダイオードによりゲート−
チャネル間のトンネル電流のバイアス依存性を近似し、
前記他の一つのダイオードによりゲート−オーバラップ
間のトンネル電流のバイアス依存性を近似する。
【0007】また、本発明のゲート酸化膜トンネル電流
モデルでは、前記ダイオードの等価回路は、直列抵抗と
電圧制御電流源から構成されており、容量成分を持たな
いことを特徴とする。また、前記ダイオードのモデルパ
ラメータは温度依存性を有しないことを特徴とする。
モデルでは、前記ダイオードの等価回路は、直列抵抗と
電圧制御電流源から構成されており、容量成分を持たな
いことを特徴とする。また、前記ダイオードのモデルパ
ラメータは温度依存性を有しないことを特徴とする。
【0008】本発明のゲート酸化膜トンネル電流モデル
によれば、特に、ゲート酸化膜厚が2nm以下の領域に
おいて顕著になるMOSFETのゲート−ドレイン間及
びゲート−ソース間のトンネル電流を、ゲート−ドレイ
ン間とゲート−ソース間の相対的電位変化を反映させて
比較的精度良く表現することができる。また、ダイオー
ドモデルは容量成分を持たないため、過渡解析において
も正しい結果が得られる。さらに、ダイオードモデルの
各パラメータは温度依存性を持たないため、温度依存性
がほとんど無いというトンネル電流の特性を精度良く再
現することができる。
によれば、特に、ゲート酸化膜厚が2nm以下の領域に
おいて顕著になるMOSFETのゲート−ドレイン間及
びゲート−ソース間のトンネル電流を、ゲート−ドレイ
ン間とゲート−ソース間の相対的電位変化を反映させて
比較的精度良く表現することができる。また、ダイオー
ドモデルは容量成分を持たないため、過渡解析において
も正しい結果が得られる。さらに、ダイオードモデルの
各パラメータは温度依存性を持たないため、温度依存性
がほとんど無いというトンネル電流の特性を精度良く再
現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明のゲート酸化膜トンネ
ル電流モデルを、通常のMOSFET回路モデルのゲー
ト−ドレイン間及びゲート−ソース間に接続した構成の
回路図である。前記ゲート酸化膜トンネル電流モデル
は、面積と特性の異なる二種類のダイオードで構成され
ており、これらのダイオードを逆方向に並列接続した構
成とされている。すなわち、図1(a)はN型MOSF
ETの例を示しており、N型MOSFETのチャネルと
ゲート電極間のトンネル電流を表すダイオードDNCH
と、ソース・ドレイン−ゲート間オーバーラップ領域と
ゲート電極間のトンネル電流を表すダイオードDNOV
を逆向きに並列接続したものを、ゲートGとドレインD
の間、及びゲートGとソースSの間にそれぞれ接続す
る。ここで、ダイオードDNCHはゲート面積の半分の
面積を持つダイオードであり、DNOVはゲートとソー
ス・ドレイン拡散層のオーバーラップ長にゲート幅を乗
じた面積を持つダイオードである。
参照して説明する。図1は本発明のゲート酸化膜トンネ
ル電流モデルを、通常のMOSFET回路モデルのゲー
ト−ドレイン間及びゲート−ソース間に接続した構成の
回路図である。前記ゲート酸化膜トンネル電流モデル
は、面積と特性の異なる二種類のダイオードで構成され
ており、これらのダイオードを逆方向に並列接続した構
成とされている。すなわち、図1(a)はN型MOSF
ETの例を示しており、N型MOSFETのチャネルと
ゲート電極間のトンネル電流を表すダイオードDNCH
と、ソース・ドレイン−ゲート間オーバーラップ領域と
ゲート電極間のトンネル電流を表すダイオードDNOV
を逆向きに並列接続したものを、ゲートGとドレインD
の間、及びゲートGとソースSの間にそれぞれ接続す
る。ここで、ダイオードDNCHはゲート面積の半分の
面積を持つダイオードであり、DNOVはゲートとソー
ス・ドレイン拡散層のオーバーラップ長にゲート幅を乗
じた面積を持つダイオードである。
【0010】また、図1(b)はP型MOSFETの例
を示しており、P型MOSFETのチャネルとゲート電
極間のトンネル電流を表すダイオードDPCHと、ソー
ス・ドレイン−ゲート間オーバーラップ領域とゲート電
極間のトンネル電流を表すダイオードDPOVを逆向き
に並列接続したものを、ゲートGとドレインDの間、及
びゲートGとソースSの間にそれぞれ接続する。ここ
で、ダイオードDPCHはゲート面積の半分の面積を持
つダイオードであり、DPOVはゲートとソース・ドレ
イン拡散層のオーバーラップ長にゲート幅を乗じた面積
を持つダイオードである。
を示しており、P型MOSFETのチャネルとゲート電
極間のトンネル電流を表すダイオードDPCHと、ソー
ス・ドレイン−ゲート間オーバーラップ領域とゲート電
極間のトンネル電流を表すダイオードDPOVを逆向き
に並列接続したものを、ゲートGとドレインDの間、及
びゲートGとソースSの間にそれぞれ接続する。ここ
で、ダイオードDPCHはゲート面積の半分の面積を持
つダイオードであり、DPOVはゲートとソース・ドレ
イン拡散層のオーバーラップ長にゲート幅を乗じた面積
を持つダイオードである。
【0011】前記各ダイオードDNCH,DPCH及び
DNOV,DPOVの等価回路モデルは図2に示すよう
に、直列抵抗RSと電圧制御電流源i〔=f(v)〕か
ら構成されており、容量成分は持たない。前記電圧制御
電流源iの特性は例えば(数1)で表される。
DNOV,DPOVの等価回路モデルは図2に示すよう
に、直列抵抗RSと電圧制御電流源i〔=f(v)〕か
ら構成されており、容量成分は持たない。前記電圧制御
電流源iの特性は例えば(数1)で表される。
【0012】
【数1】 ここで、Isはソース電流、νは電圧制御電流源の両端
にかかる電圧、NFTはトンネル電流のバイアス依存性を
表すパラメータを示している。また、前記ダイオードの
等価回路モデル中の各パラメータRS,Is,NFTは温
度依存性を持たない。
にかかる電圧、NFTはトンネル電流のバイアス依存性を
表すパラメータを示している。また、前記ダイオードの
等価回路モデル中の各パラメータRS,Is,NFTは温
度依存性を持たない。
【0013】次に、本発明の図1に示したしたトンネル
電流モデルの動作について説明する。例えば、図1
(a)のN型MOSFETの場合、MOSFETの構造
対称性により、領域をソース側とドレイン側に二分して
考える。
電流モデルの動作について説明する。例えば、図1
(a)のN型MOSFETの場合、MOSFETの構造
対称性により、領域をソース側とドレイン側に二分して
考える。
【0014】1.ソース側 (1)Vg(ゲート電圧)>Vs(ソース電圧)の場
合:ゲートからチャネルへ向かって流れるトンネル電流
が主となる。このトンネル電流のバイアス依存性はアノ
ード側をゲート、カソード側をソースに接続した直列抵
抗を持つダイオードモデルDNCHにより近似できる。
また、ダイオードモデルDNCHの面積がゲート面積の
半分であることから、トンネル電流の大きさはゲート面
積の1/2に比例するとして近似できる。
合:ゲートからチャネルへ向かって流れるトンネル電流
が主となる。このトンネル電流のバイアス依存性はアノ
ード側をゲート、カソード側をソースに接続した直列抵
抗を持つダイオードモデルDNCHにより近似できる。
また、ダイオードモデルDNCHの面積がゲート面積の
半分であることから、トンネル電流の大きさはゲート面
積の1/2に比例するとして近似できる。
【0015】(2)Vg<Vsの場合:ソース−ゲート
間オーバーラップ領域からゲートに向かって流れるトン
ネル電流が主となる。このトンネル電流のバイアス依存
性はアノード側をソース、カソード側をゲートに接続し
た直列抵抗を持つダイオードモデルDNOVにより近似
できる。また、トンネル電流の大きさは、ダイオードモ
デルDNOVの面積がソース−ゲート間オーバーラップ
長にゲート幅を掛けた面積であることから、ソース−ゲ
ート間オーバーラップ長にゲート幅を掛けた面積に比例
するとして近似できる。
間オーバーラップ領域からゲートに向かって流れるトン
ネル電流が主となる。このトンネル電流のバイアス依存
性はアノード側をソース、カソード側をゲートに接続し
た直列抵抗を持つダイオードモデルDNOVにより近似
できる。また、トンネル電流の大きさは、ダイオードモ
デルDNOVの面積がソース−ゲート間オーバーラップ
長にゲート幅を掛けた面積であることから、ソース−ゲ
ート間オーバーラップ長にゲート幅を掛けた面積に比例
するとして近似できる。
【0016】2.ドレイン側 (1)Vg>Vdの場合:ゲートからチャネルへ向かっ
て流れるトンネル電流が主となる。このトンネル電流の
バイアス依存性はアノード側をゲート、カソード側をド
レインに接続した直列抵抗を持つダイオードモデルDN
CHにより近似できる。また、トンネル電流の大きさは
ゲート面積の1/2に比例するとして近似できる。
て流れるトンネル電流が主となる。このトンネル電流の
バイアス依存性はアノード側をゲート、カソード側をド
レインに接続した直列抵抗を持つダイオードモデルDN
CHにより近似できる。また、トンネル電流の大きさは
ゲート面積の1/2に比例するとして近似できる。
【0017】(2)Vg<Vdの場合:ドレイン−ゲー
ト間オーバーラップ領域からゲートに向かって流れるト
ンネル電流が主となる。このトンネル電流のバイアス依
存性はアノード側をドレイン、カソード側をゲートに接
続した直列抵抗を持つダイオードモデルDNOVにより
近似できる。また、トンネル電流の大きさはドレイン−
ゲート間オーバーラップ長にゲート幅を掛けた面積に比
例するとして近似できる。
ト間オーバーラップ領域からゲートに向かって流れるト
ンネル電流が主となる。このトンネル電流のバイアス依
存性はアノード側をドレイン、カソード側をゲートに接
続した直列抵抗を持つダイオードモデルDNOVにより
近似できる。また、トンネル電流の大きさはドレイン−
ゲート間オーバーラップ長にゲート幅を掛けた面積に比
例するとして近似できる。
【0018】なお、図1(b)に示すP型MOSFET
についても同様であり、それぞれVg>Vs,Vg>V
dとVg<Vs,Vg<Vdの各場合におけるソース側
及びドレイン側の各トンネル電流のバイアス依存性とト
ンネル電流の大きさをダイオードモデルDPCH,DP
OVによって近似することができる。
についても同様であり、それぞれVg>Vs,Vg>V
dとVg<Vs,Vg<Vdの各場合におけるソース側
及びドレイン側の各トンネル電流のバイアス依存性とト
ンネル電流の大きさをダイオードモデルDPCH,DP
OVによって近似することができる。
【0019】以上のように、本発明においては、図1
(a),(b)に示したように、ゲート酸化膜トンネル
電流を考慮していない標準的MOSFETモデルと、標
準的ダイオードモデルを使用することで、ゲート酸化膜
厚が2nm以下の領域において顕著になるMOSFET
のゲート−ドレイン間及びゲート−ソース間のトンネル
電流を、ゲート−ドレイン間とゲート−ソース間の相対
的電位変化を反映させて比較的精度良く表現することが
できる。
(a),(b)に示したように、ゲート酸化膜トンネル
電流を考慮していない標準的MOSFETモデルと、標
準的ダイオードモデルを使用することで、ゲート酸化膜
厚が2nm以下の領域において顕著になるMOSFET
のゲート−ドレイン間及びゲート−ソース間のトンネル
電流を、ゲート−ドレイン間とゲート−ソース間の相対
的電位変化を反映させて比較的精度良く表現することが
できる。
【0020】例えば、図3に示すように、N型MOSF
ETのソース、ドレイン、基板を全て接地し、ゲートに
正電圧を印加したときに流れるゲートリーク電流はゲー
ト長に比例し、ゲートに負電圧を印加したときにのゲー
トリーク電流はゲート長に依存せずほぼ一定の値をとる
が、前記ダイオードモデルにおいても、この様子が精度
良く再現できていることが判る。
ETのソース、ドレイン、基板を全て接地し、ゲートに
正電圧を印加したときに流れるゲートリーク電流はゲー
ト長に比例し、ゲートに負電圧を印加したときにのゲー
トリーク電流はゲート長に依存せずほぼ一定の値をとる
が、前記ダイオードモデルにおいても、この様子が精度
良く再現できていることが判る。
【0021】また、同図における前記リーク電流のゲー
ト長依存性の非対称性は、ゲートからチャネルへ向かっ
て流れるトンネル電流がゲート面積に比例するのに対
し、チャネルからゲートに向かって流れるトンネル電流
がゲートとソース・ドレイン拡散層のオーバーラップ部
分の面積に比例し、オーバーラップ長はチャネル長が変
化してもほとんど変化しないためである。前記ダイオー
ドモデルにおいても、面積と特性の異なる二種類のダイ
オードを逆方向に並列接続したものを通常のトランジス
タ回路モデルのゲート−ドレイン間及びゲート−ソース
間に接続しているため、このリーク電流のゲート長依存
性の非対称性が再現できる。
ト長依存性の非対称性は、ゲートからチャネルへ向かっ
て流れるトンネル電流がゲート面積に比例するのに対
し、チャネルからゲートに向かって流れるトンネル電流
がゲートとソース・ドレイン拡散層のオーバーラップ部
分の面積に比例し、オーバーラップ長はチャネル長が変
化してもほとんど変化しないためである。前記ダイオー
ドモデルにおいても、面積と特性の異なる二種類のダイ
オードを逆方向に並列接続したものを通常のトランジス
タ回路モデルのゲート−ドレイン間及びゲート−ソース
間に接続しているため、このリーク電流のゲート長依存
性の非対称性が再現できる。
【0022】さらに、前記ダイオードモデルは、図2の
等価回路において示したように容量成分を持たないた
め、標準的MOSFETモデルが内部に持っている容量
モデルと重複することは無く、過渡解析においても正し
い結果が得られる。また、前記ダイオードモデルの各パ
ラメータRS,Is,NFTは温度依存性を持たないた
め、温度依存性がほとんど無いというトンネル電流の特
性を精度良く再現することができる。
等価回路において示したように容量成分を持たないた
め、標準的MOSFETモデルが内部に持っている容量
モデルと重複することは無く、過渡解析においても正し
い結果が得られる。また、前記ダイオードモデルの各パ
ラメータRS,Is,NFTは温度依存性を持たないた
め、温度依存性がほとんど無いというトンネル電流の特
性を精度良く再現することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のゲート酸化
膜トンネル電流モデルは、面積と特性の異なる二種類の
ダイオードを逆方向に並列接続し、かつこれらダイオー
ドをMOSトランジスタ回路モデルのゲート−ドレイン
間及びゲート−ソース間に接続しているので、ゲート酸
化膜厚が2nm以下の領域において顕著になるMOSF
ETのゲート−ドレイン間及びゲート−ソース間のトン
ネル電流を、ゲート−ドレイン間とゲート−ソース間の
相対的電位変化を反映させて比較的精度良く表現するこ
とができる。
膜トンネル電流モデルは、面積と特性の異なる二種類の
ダイオードを逆方向に並列接続し、かつこれらダイオー
ドをMOSトランジスタ回路モデルのゲート−ドレイン
間及びゲート−ソース間に接続しているので、ゲート酸
化膜厚が2nm以下の領域において顕著になるMOSF
ETのゲート−ドレイン間及びゲート−ソース間のトン
ネル電流を、ゲート−ドレイン間とゲート−ソース間の
相対的電位変化を反映させて比較的精度良く表現するこ
とができる。
【0024】また、本発明のゲート酸化膜トンネル電流
モデルは、ダイオードの等価回路は直列抵抗と電圧制御
電流源から構成されており、かつ容量成分を持たないの
で、過渡解析においても正しい結果が得られる。さら
に、ダイオードモデルの各パラメータは温度依存性を持
たないため、温度依存性がほとんど無いというトンネル
電流の特性を精度良く再現することができる。
モデルは、ダイオードの等価回路は直列抵抗と電圧制御
電流源から構成されており、かつ容量成分を持たないの
で、過渡解析においても正しい結果が得られる。さら
に、ダイオードモデルの各パラメータは温度依存性を持
たないため、温度依存性がほとんど無いというトンネル
電流の特性を精度良く再現することができる。
【0025】したがって、本発明によれば、MOSFE
Tのゲート−ドレイン間、ゲート−ソース間のトンネル
電流をシミュレートすることが可能となり、かつMOS
FETの過渡特性、温度非依存性を再現することが可能
なMOSFETのゲート酸化膜トンネル電流モデルを得
ることが可能となる。
Tのゲート−ドレイン間、ゲート−ソース間のトンネル
電流をシミュレートすることが可能となり、かつMOS
FETの過渡特性、温度非依存性を再現することが可能
なMOSFETのゲート酸化膜トンネル電流モデルを得
ることが可能となる。
【図1】本発明のMOSFETのゲート酸化膜トンネル
電流モデルの回路図である。
電流モデルの回路図である。
【図2】本発明にかかるダイオードの等価回路図であ
る。
る。
【図3】MOSFETのゲート電圧−ゲート電流特性
と、本発明のトンネル電流モデルの近似特性を対照して
示す図である。
と、本発明のトンネル電流モデルの近似特性を対照して
示す図である。
DNCH,DPCH 一つのダイオード DNOV,DPOV 他の一つのダイオード RS 直列抵抗 i〔=f(v)〕 電圧制御電流源
Claims (6)
- 【請求項1】 面積と特性の異なる二種類のダイオード
を逆方向に並列接続し、かつこれらダイオードをMOS
トランジスタ回路モデルのゲート−ドレイン間及びゲー
ト−ソース間に接続したことを特徴とするMOSトラン
ジスタのゲート酸化膜トンネル電流モデル。 - 【請求項2】 前記二種類のダイオードの一つは、MO
Sトランジスタのゲート面積の半分の面積を持つダイオ
ードであり、他の一つはゲートとソース・ドレイン拡散
層のオーバーラップ長にゲート幅を乗じた面積を持つダ
イオードであることを特徴とする請求項1に記載のMO
Sトランジスタのゲート酸化膜トンネル電流モデル。 - 【請求項3】 前記一つのダイオードは、アノード側を
ゲート、カソード側をソースまたはドレインに接続し、
前記他の一つのダイオードは、アノード側をソースまた
はドレインに接続し、カソード側をゲートに接続したこ
とを特徴とする請求項2に記載のMOSトランジスタの
ゲート酸化膜トンネル電流モデル。 - 【請求項4】 前記一つのダイオードによりゲート−チ
ャネル間のトンネル電流のバイアス依存性を近似し、前
記他の一つのダイオードによりゲート−オーバラップ間
のトンネル電流のバイアス依存性を近似することを特徴
とする請求項3に記載のMOSトランジスタのゲート酸
化膜トンネル電流モデル。 - 【請求項5】 前記ダイオードの等価回路は、直列抵抗
と電圧制御電流源から構成されており、容量成分を持た
ないことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
載のMOSトランジスタのゲート酸化膜トンネル電流モ
デル。 - 【請求項6】 前記ダイオードのモデルパラメータは温
度依存性を有しないことを特徴とする請求項5に記載の
MOSトランジスタのゲート酸化膜トンネル電流モデ
ル。
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