JP2001160054A - 著作物ファイル管理装置 - Google Patents

著作物ファイル管理装置

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JP2001160054A JP34388399A JP34388399A JP2001160054A JP 2001160054 A JP2001160054 A JP 2001160054A JP 34388399 A JP34388399 A JP 34388399A JP 34388399 A JP34388399 A JP 34388399A JP 2001160054 A JP2001160054 A JP 2001160054A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 著作物ファイルを改変することなく、著作物
ファイルの管理にかかる手間を削減する。 【解決手段】 著作物とこの著作物を一意に特定可能な
著作物識別情報とを内包した著作物ファイルを記憶する
ための著作物ファイル記憶部22と、ユーザが著作物を
識別するための任意の別名情報をユーザの指示に応じて
設定し、この別名情報を含む別名ファイルを生成する別
名設定部23と、この別名設定部23により生成された
別名ファイルを記憶するための別名ファイル記憶部24
とを備え、別名ファイルを介して著作物ファイルにアク
セスするようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作物に対応した
著作権情報(著作者やタイトル等)を該著作物と共に内
包した著作物ファイルを管理するための著作物ファイル
管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンテンツをディジタルデー
タの形式で配信し、受信側で利用する様々な配信システ
ムが開発・提供されている。この種の配信システムとし
て広く普及しているものの一つがインターネットであ
る。インターネットでは、コンテンツはクライアントの
役割を果たすコンピュータで利用可能なファイル形式で
提供されている。
【0003】また、インターネットの分野では、著作権
を有する著作物の配信において著作権を保護するための
様々な仕組みが提案されている。例えば、著作物及び当
該著作物に対応した著作権情報を内包した著作物ファイ
ルを配信し、受信側における著作物ファイルの改変を禁
じることで著作権を保護することも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インターネ
ットは基本的に漢字等の2バイトコードを正しく通過さ
せる仕様にはなっていないことから、著作物ファイルの
ファイル名も英数半角文字等の1バイトコードで表記さ
れることが予想される。この場合、著作物ファイルの受
信側ではファイル名から著作物の内容を特定すること
は、受信した著作物ファイルの数が増えるにつれて困難
になってくる。もちろん、インターネットにおいて2バ
イトコードを使用する技術も広く普及していることか
ら、著作物ファイルのファイル名を漢字で表記すること
も技術的には可能と考えられるが、受信側では著作物フ
ァイルの改変が禁じられているため、予め設定されたフ
ァイル名をユーザが認識し易い名称に変更できないとい
う欠点が残る。
【0005】なお、著作物ファイルには著作者やタイト
ル等の著作権情報が内包されていることから、この著作
権情報を著作物ファイルに対応付けて一覧表示する機能
を受信側に備えさせれば、著作物と著作物ファイルとの
関係をユーザが把握し易くなる。しかし、受信側におけ
る著作物ファイルの改変は禁じられているため、ユーザ
は固定的な著作権情報に基づいて著作物を判別すること
になる。すなわち、この場合でも、著作物の判別に用い
る情報をユーザが任意に設定することができない点は改
善されない。
【0006】また、近年、携帯電話機にブラウザを搭載
し、インターネットのWWW(World Wide Web)上のコ
ンテンツを携帯電話機から利用可能としたサービスが提
供されている。この種の携帯電話機が著作物ファイルの
受信側となる場合、著作権情報が長すぎると、著作物の
一覧表示の際に著作権情報が表示画面内に納まりきらず
にスクロール表示を要することになり、一覧性が著しく
低下してしまう。もちろん、著作権情報をユーザが任意
に設定できれば一覧性の向上が期待されるが、この設定
は著作物ファイルの改変を伴ってしまう。
【0007】本発明は上述した事情に鑑みて為されたも
のであり、著作物ファイルを改変することなく、著作物
ファイルの管理にかかる手間を削減することができる著
作物ファイル管理装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の著作物ファイル管理装置は、著
作物と該著作物を一意に特定可能な識別情報とを内包し
た著作物ファイルを記憶するための著作物ファイル記憶
手段と、ユーザが著作物を識別するための任意の別名情
報を設定する別名設定手段と、前記別名設定手段により
設定された前記別名情報と該別名情報によってユーザに
識別される著作物を特定する識別情報とを内包した別名
ファイルを記憶するための別名ファイル記憶手段とを具
備することを特徴としている。
【0009】上記構成において、前記著作物ファイルは
内包する著作物に対応した著作権情報を内包し、著作物
ファイル記憶手段に記憶された著作物ファイルに内包さ
れた著作物について、対応する著作権情報を表示する表
示手段を具備し、前記表示手段は表示対象の著作物を特
定する識別情報を内包した別名ファイルが前記別名ファ
イル記憶手段に記憶されている場合には前記著作権情報
に代えて該別名情報を表示するようにしてもよい(請求
項2)。
【0010】また、請求項1に記載の著作物ファイル管
理装置において、前記著作物ファイル記憶手段に記憶さ
れた著作物ファイルを削除する著作物ファイル削除手段
と、前記別名ファイル記憶手段に記憶された別名ファイ
ルに内包された別名情報を表示する表示手段とを具備す
るようにしてもよい(請求項3)。
【0011】さらに、請求項1に記載の著作物ファイル
管理装置において、前記著作物ファイル記憶手段に記憶
された著作物ファイルを削除する著作物ファイル削除手
段と、著作物ファイル削除手段により削除された著作物
ファイルに内包された著作物に対応付けられた別名情報
を削除する別名削除手段とを具備するようにしてもよい
(請求項4)。
【0012】また、請求項1に記載の著作物ファイル管
理装置において、前記著作物ファイルは内包する著作物
に対応した著作権情報を内包し、著作物を一意に特定可
能な情報を該著作物に対応した著作権情報に基づいて生
成する別名情報生成手段を具備し、前記別名設定手段は
前記別名情報生成手段により生成された情報を前記著作
物の別名情報として設定するようにしてもよい(請求項
5)。
【0013】さらに、請求項5に記載の著作物ファイル
管理装置において、前記別名ファイル記憶手段に記憶さ
れた別名ファイルに内包された別名情報を表示領域内に
表示する表示手段を具備し、前記別名情報生成手段は前
記表示領域に応じたサイズの情報を生成するようにして
もよい(請求項6)。これに加えて、前記表示領域のサ
イズは可変であってもよい(請求項7)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。なお、本発明は、係る実施
形態に限定されず、その技術思想の範囲内で種々の変更
が可能である。
【0015】A:実施形態の構成 A−1:著作物配信システム1の全体構成 図1は本発明の第1実施形態による携帯電話機(著作物
ファイル管理装置)MSを用いた著作物配信システム1
の構成を示すブロック図である。この著作物配信システ
ム1はWWWの利用を携帯電話機MSに許容したシステ
ムであり、既存のシステムと異なる点は、既存の携帯電
話機に代えて著作物ファイルを管理可能な携帯電話機M
Sを採用した点のみである。
【0016】同図において、携帯電話機MSは移動パケ
ット通信網MPNのパケット通信サービスを受ける携帯
電話機であり、移動パケット通信網MPN及び図示せぬ
移動電話網に無線接続される。移動電話網は一般的な移
動電話の通話サービスを提供する網であり、携帯電話機
MSは当該通話サービスを受けることができる。携帯電
話機MSの詳細な機能及び構成については後述する。
【0017】移動パケット通信網MPNは、複数の基地
局BS、複数のパケット加入者処理装置PS、ゲートウ
ェイサーバGWS、及びこれらを接続する通信回線によ
って構成されている。
【0018】基地局BSは、地上を例えば半径500m
等の範囲で分割した所定間隔で配置されており、各々が
形成する無線ゾーンに在圏した携帯電話機MSとの間で
無線通信を行う。
【0019】パケット加入者処理装置PSは、複数の基
地局BSを収容するパケット加入者交換局に備えられた
コンピュータシステムであり、携帯電話機MSからのパ
ケット交換要求を受け付けるとともに、受け付けたパケ
ットを他のパケット加入者処理装置PS及び配下の基地
局BSの少なくとも一方を介して宛先の携帯電話機MS
へ中継する。
【0020】ゲートウェイサーバGWSは、移動パケッ
ト通信網MPNとインターネットINET等の他網とを
相互接続するための移動パケット関門中継交換局に備え
られたコンピュータシステムであり、ネットワーク間で
異なる通信プロトコルの変換を行う。ここでいう通信プ
ロトコルの変換とは、具体的には、移動パケット通信網
MPNが従う移動パケット通信網用の伝送プロトコル
と、インターネットINETが従う伝送プロトコルとの
相互変換をいう。
【0021】なお、インターネットINETが従う伝送
プロトコルには、ネットワーク層及びトランスポート層
のTCP/IP(Transmission Control Protocol/Inte
rnetProtocol)とこのTCP/IP上で実現されるHT
TP(HyperText TransferProtocol)等のプロトコルが
含まれており、移動パケット通信網MPNが従う伝送プ
ロトコルには、TCP/IPを簡素化したプロトコル
(以後、TL)とHTTPに相当するプロトコル(以
後、AL)とが含まれている。すなわち、携帯電話機M
SはAL上でWWWを利用することになる。
【0022】また、ゲートウェイサーバGWSは、携帯
電話機MSからHTTPのGET要求を受け取ると、当
該GET要求に含まれるURL(Uniform Resource Loc
ator)を調べ、当該URLがインターネットINET上
の一般的なURLである場合には、インターネットIN
ETへ当該GET要求を転送し、このGET要求に対応
してインターネットINETから送信されてきた応答を
当該携帯電話機MSへ返送する。なお、GET要求に含
まれるURLが自身内のリソース位置を示すものの場合
には、ゲートウェイサーバGWSは、当該GET要求に
対応して該当リソースを携帯電話機MSへ返送する。
【0023】IPサーバWはインターネットINETに
接続されたサーバであり、WWWを利用するクライアン
トに対してWWWサービスを提供する。具体的には、I
PサーバWは、インターネットINET経由でHTTP
のGET要求を受け取ると、当該GET要求に含まれる
URLで特定されるリソース(本実施形態では著作物フ
ァイル)を返送する。
【0024】A−2:携帯電話機MSの構成 図2は携帯電話機MSのハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。この図に示すように、携帯電話機MSは、
基地局BSとの無線通信を行う送受信部(例えばアンテ
ナ、無線部、送信機、受信機等を有する)11、音を入
力するための集音部(例えばマイク)12、発音するた
めの発音部(例えば音源やスピーカ等から構成される)
13、数字入力、文字入力等の入力操作が行われる、キ
ーパッド等を備えた入力部14、所定サイズの表示領域
を有する液晶ディスプレイ15、これら各部を制御する
制御部16を内蔵している。
【0025】制御部16は各種制御を行うCPU(Cent
ral Processing Unit)161と、CPU161に実行
されるブラウザや、ファイルの管理プログラム、制御プ
ログラム等のソフトウェアや、ゲートウェイサーバGW
Sとの接続に必要な情報等を格納したROM(Read Onl
y Memory)162と、受信した著作物ファイルや後述の
既表示リスト、音声通話時に利用される情報(例えば電
話帳データ)等を格納するSRAM(Static Random Acc
ess Memory)163とを内蔵しており、図示せぬ電源が
投入されると、CPU161は、ROM162に格納さ
れたソフトウェアを読み出して実行し、ROM162、
SRAM163、各部11〜14、及び液晶ディスプレ
イ15を制御する。
【0026】携帯電話機MSは、著作物ファイルを受信
する際には、まず、CPU161がROM162に格納
されたブラウザを読み出し、当該ブラウザを実行するこ
とにより、ROM162に格納されたホームURL(最
初にアクセスすべきゲートウェイGWS上のリソース位
置)からHTMLデータを取得し、このデータに基づい
て、液晶ディスプレイ15に対話画面を表示させる。ユ
ーザは、この対話画面からWWWの利用を開始し、所望
のIPサーバWから所望の著作権ファイルを受信する。
【0027】A−3:携帯電話機MSの機能構成 以下、CPU161が管理プログラムを実行し、各部を
制御することによって実現される携帯電話機MSの機能
構成について説明するが、前述のように、携帯電話機M
Sが従来の携帯電話機と大きく異なる点は著作権ファイ
ルの管理に係る点のみであることから、この点について
のみ、携帯電話機MSの機能構成を説明する。
【0028】図3は携帯電話機MSの一部の機能構成
(著作権ファイルの管理に係る機能構成)を示すブロッ
ク図であり、この図において、21は管理プログラムが
提供する指示入力用のユーザインタフェースである指示
入力部であり、ユーザが入力した別名設定指示や削除指
示、連鎖削除指示、連鎖削除禁止指示、一覧表示指示な
どの各種の指示を出力する。
【0029】22は移動パケット通信網MPN経由で受
信した著作物ファイルを記憶した著作物ファイル記憶
部、23は著作物ファイル記憶部22に記憶された著作
物ファイルに対応した別名ファイルを指示入力部21か
ら出力された別名設定指示に従って生成する別名設定
部、24は別名設定部23により生成された別名ファイ
ルを記憶する別名ファイル記憶部であり、上記の別名設
定指示は元になる著作物ファイルを特定する情報(例え
ばファイル名)と当該著作物ファイルに内包された著作
物に対する別名タイトルを指定する情報(例えば別名タ
イトル名)とを含んでいる。
【0030】ここで、著作物ファイル及び別名ファイル
の論理的なデータ構造について、例を挙げて説明する。
図4は携帯電話機MSに管理される著作物ファイルの論
理的なデータ構造例を示す概念図であり、この図に示す
ように、著作物ファイルはファイルの書誌的な情報を格
納するためのファイル書誌情報領域FHとデータの実体
を格納するためのファイル本体情報領域FBから構成さ
れている。ファイル書誌情報領域FHにはファイルの種
類を示すファイル種類識別子を格納するためのファイル
種類識別子領域FCやファイル名を格納するためのファ
イル名領域FN等が設けられている。
【0031】一方、ファイル本体情報領域FBは、著作
物を格納するための著作物本体情報領域RBと当該著作
物に対応した著作権情報を格納するための著作権情報領
域RHから構成されており、著作権情報領域RHには更
に、著作物を一意に識別可能な著作物識別情報を格納す
るための著作物識別情報領域OIや著作物のタイトルを
格納するためのタイトル領域OT等が設けられている。
【0032】なお、著作物ファイルのファイル種類識別
子領域FCに格納されるファイル種類識別子と別名ファ
イルのファイル種類識別子領域FCに格納されるファイ
ル種類識別子とは相異なるように設定されている。
【0033】また、図5は携帯電話機MSに使用される
別名ファイルの論理的なデータ構造例を示す概念図であ
り、この図に示す別名ファイルも、著作物ファイルと同
様に、ファイル書誌情報領域FHとファイル本体情報領
域FBから構成されている。さらに、このファイル書誌
情報領域FHには、ファイル種類識別子領域FCやファ
イル名領域FN等が設けられている。一方、ファイル本
体情報領域FBは、本別名ファイルが対応付けられる著
作物に対応した著作物識別情報を格納するための著作物
識別情報領域AIや当該著作物に対応付けて設定された
別名タイトルを格納するためのタイトル領域AT等が設
けられている。
【0034】ここで、著作物ファイルと当該著作物ファ
イルに対応した別名ファイルとの対応関係について説明
する。図6は著作物ファイルと当該著作物ファイルに対
応した別名ファイルとの対応関係の一例を示す図であ
り、この図に示すように、別名ファイルは、著作物ファ
イル内の著作物識別子領域OIに格納された著作物識別
子と同一の著作物識別子を自ファイルの著作物識別子領
域AIに格納することによって当該著作物ファイルに対
応付けられる。
【0035】再び、図3において、25は指示入力部2
1から出力された削除指示、連鎖削除指示、及び連鎖削
除禁止指示に従ってファイルを削除する削除部であり、
上記の削除指示及び連鎖削除指示は共に削除対象ファイ
ルを特定する情報(例えばファイル名)を含んでいる。
また、削除部25は削除対象ファイルが著作物ファイル
であり、かつ当該著作物ファイルに対応した別名ファイ
ルが別名ファイル記憶部24に記憶されている場合に
は、当該別名ファイルを特定するための情報(例えばフ
ァイル名)を出力する。
【0036】26は表示部であり、指示入力部21から
出力された一覧表示指示に従って液晶ディスプレイ15
の表示領域に著作物の一覧を表示するとともに、削除部
25から出力された、ファイルを特定するための情報に
応じた処理を行う。上記削除部25と表示部26が関連
する各種処理については、以下に詳細に説明する。
【0037】A−4:各種処理 次に、上述の機能構成によって実現される各種処理につ
いて図7〜図9を参照して説明する。なお、別名設定指
示に従って行われる別名設定処理については、既に説明
した通りであることから、重複を避けるために、ここで
の説明を省略する。
【0038】A−4−1:一覧表示処理 図7は携帯電話機MSによる著作物の一覧表示処理の流
れを示すフローチャートである。この図に示すように、
指示入力部21から一覧表示指示が出力されると、表示
部26はSRAM163の所定領域から構成された既表
示リストを初期化する(ステップSA1)。この既表示
リストは、後述の対象ファイル処理が既に完了した著作
物の著作物識別情報を格納するためのリストであり、初
期化されることで、対象ファイル処理が既に完了した著
作物は存在しないことを示す。
【0039】次に、表示部26は対象ファイル処理の対
象となるファイル(以後、対象ファイル)を特定し、特
定した対象ファイルに対象ファイル処理を行う、という
処理を対象ファイルの候補が尽きるまで繰り返し、候補
が尽きた時点で処理を終了する(ステップSA2、SA
3及びSA4)。なお、上記候補は著作物ファイルと別
名ファイルに限られ、ここでは、まず、別名ファイル記
憶部24に記憶された全ての別名ファイルを順に対象フ
ァイルとし、次に、著作物ファイル記憶部22に記憶さ
れた全ての著作物ファイルを順に対象ファイルとする。
【0040】図8は上述の対象ファイル処理(ステップ
SA4)の流れを示すフローチャートである。この図に
示すように、対象ファイル処理では、まず、表示部26
が、対象ファイルが別名ファイルであるか否かを判定す
る(ステップSA41)。この判定は対象ファイルのフ
ァイル種別識別子領域FCの内容を確認することで行わ
れる。
【0041】ここで、対象ファイルが別名ファイルであ
る場合には、表示部26は対象ファイルに対応した著作
物ファイルを特定する(ステップS42)。すなわち、
表示部26は、対象ファイルの著作物識別子格納領域A
Iに格納された著作物識別子と同一の著作物識別子を有
する著作物ファイルを著作物ファイル記憶部22から検
索し、該当する著作物ファイルが存在する場合には当該
著作物ファイルを特定し、該当する著作物ファイルが存
在しない場合には特定を断念する。
【0042】次に、表示部26は対象ファイルの別名タ
イトル領域ATから別名タイトルを読み出し、対応する
著作物ファイルの有無を示す情報とともに表示する(ス
テップSA43)。ただし、液晶ディスプレイ15の表
示状態によっては、これらの情報が即時に表示されると
は限らず、ユーザによる画面のスクロール処理によって
初めて表示されることもある。すなわち、ここで言う
「表示」とは、一覧を表示するために確保された記憶領
域(例えば、SRAM163上の所定領域や図示せぬバ
ッファ等)にこれらの情報を追記することを意味してい
る。
【0043】次に、表示部26は既表示リストを更新す
る(ステップSA44)。具体的には、表示部26は、
該当する著作物ファイルが存在した場合には当該著作物
ファイルの著作物識別情報領域OIに格納された著作物
識別情報を読み出し、これを既表示リストに追記する。
逆に、該当する著作物ファイルが存在しない場合には表
示部26は既表示リストに何も追記しない。以後、処理
は図7のステップSA2に戻る。
【0044】一方、対象ファイルが別名ファイルでない
場合(すなわち対象ファイルが著作物ファイルの場合)
には、表示部26は対象ファイルの著作物識別情報領域
OIに格納された著作物識別情報を読み出し、この著作
物識別情報が既表示リストに格納されているか否かを判
定する(ステップSA45)。当該著作物識別情報が既
表示リストに格納されていない場合、当該対象ファイル
のタイトル領域OTに格納されたタイトルと著作物ファ
イルが存在することを示す情報とを表示する(ステップ
SA46)。逆に、当該著作物識別情報が既表示リスト
に格納されている場合には表示部26は何もしない。
【0045】以後、処理は図7のステップSA2に戻
る。なお、表示部26は一覧表示処理において対象ファ
イルを特定する際に、携帯電話機MSのファイル名順で
ファイルを抽出するファイルシステムを利用して候補を
重複無く選択することができる。したがって、本実施形
態では、対象ファイルが著作物ファイルの場合には既表
示リストを更新せずに済む。
【0046】A−4−2:削除処理 図9は携帯電話機MS内のファイルの削除処理の流れを
示すフローチャートである。この図に示すように、指示
入力部21から削除指示が出力されると、削除部25
は、削除指示から特定される削除対象ファイルが著作物
ファイルであるか否かを判定する(ステップSB1)。
この判定は著作物ファイル記憶部22から当該削除対象
ファイルを検索することで行われる。
【0047】著作物ファイル記憶部22に削除対象ファ
イルが記憶されている場合には、削除部25は削除対象
ファイルの著作物識別情報領域OIから著作物識別情報
を読み出し、この情報を著作物識別情報領域AIに格納
している別名ファイルを別名ファイル記憶部24から検
索し(ステップSB2)、該当する別名ファイルが別名
ファイル記憶部24に記憶されているか否かを判定する
(ステップSB3)。
【0048】該当する別名ファイルが別名ファイル記憶
部24に記憶されている場合には、削除部25は当該別
名ファイルを特定可能な情報(例えばファイル名)を出
力し、この情報を受け取った表示部26が当該別名ファ
イルの削除の可否をユーザに問い合わせるための情報を
液晶ディスプレイ15に表示させる(ステップSB
4)。この表示に対応して指示入力部21から連鎖削除
指示が出力されると(ステップSB5)、削除部25は
当該別名ファイルを別名ファイル記憶部24から削除し
(ステップSB6)、さらに対象ファイル(著作物ファ
イル)を著作物ファイル記憶部22から削除して削除処
理を終了する(ステップSB7)。
【0049】一方、対象ファイルが著作物ファイルでな
い場合(ステップSB1)、著作物ファイルであっても
対応する別名ファイルが存在しない場合(ステップSB
3)、及び著作物ファイルであって対応する別名ファイ
ルも存在するが当該別名ファイルに対して連鎖削除禁止
指示が入力された場合(ステップSB5)のいずれの場
合であっても、処理はステップSB7へ進む。すなわ
ち、削除部25は削除対象ファイルのみを削除して削除
処理を終了する。
【0050】B:実施形態の動作 次に、本著作物配信システム1の動作について説明す
る。
【0051】B−1:著作物ファイル取得動作 図1のIPサーバW上の著作物ファイルを取得しようと
するユーザが携帯電話機MSを操作し、その旨のGET
要求を移動パケット通信網MPNへ送出すると、このG
ET要求はインターネットINETを介してIPサーバ
Wに到達する。IPサーバWでは、当該GET要求指定
された著作物ファイルが読み出され、この著作物ファイ
ルを内包した応答がインターネットINETへ送出され
る。この応答は移動パケット通信網MPNを介して携帯
電話機MSへ伝送され、ここで受信される。上記応答を
受信した携帯電話機MSでは、当該応答から著作物ファ
イルが抽出され、著作物ファイル記憶部22に記憶され
る。
【0052】B−2:別名設定動作 著作物に別名を設定しようとするユーザが携帯電話機M
Sを操作して所望の著作物に所望の別名を設定する旨の
指示を入力すると(例えば、ユーザは携帯電話機MSに
一覧表示処理を行わせて図3の著作物ファイル記憶部2
2に記憶された著作物ファイルを確認し、その一覧から
所望の著作物を選択することで別名を設定する著作物を
特定し、さらに別名タイトルを入力することで当該指示
を入力する)、指示入力部21からその旨の別名設定指
示が出力される。これにより、別名設定部23によって
図5に例示されたデータ構造の別名ファイルが生成さ
れ、別名ファイル記憶部24に記憶される。
【0053】B−3:削除動作 所望の著作物ファイルを削除しようとするユーザが携帯
電話機MSを操作して所望のファイルを削除する旨の指
示を入力すると(例えば、ユーザは携帯電話機MSに一
覧表示処理を行わせて著作物ファイル記憶部22及び別
名ファイル記憶部24に記憶されたファイルを確認し、
その一覧から所望のファイルを選択することで削除対象
ファイルを特定し、さらに削除の旨の入力を行うことで
当該指示を入力する)、指示入力部21から削除指示が
出力される。これにより、削除対象ファイルが削除され
る。
【0054】なお、削除対象ファイルが著作物ファイル
であり、かつ当該著作物ファイルに対応した別名ファイ
ルが存在する場合には、表示部26により当該別名ファ
イルを示す情報が示され、この別名ファイルの削除の可
否の判断がユーザに委ねられる。この判断の結果、指示
入力部21から連鎖削除指示が入力されれば当該別名フ
ァイルが削除され、連鎖削除禁止指示が入力されれば当
該別名ファイルは削除されない。後者の場合には、著作
物ファイル記憶部22に記憶されていない著作物に対応
した別名タイトルを内包した別名ファイルが別名ファイ
ル記憶部24に残ることになる。
【0055】B−4:一覧表示動作 著作物を一覧しようとするユーザが携帯電話機MSを操
作してその旨の指示を入力すると、指示入力部21から
一覧表示指示が出力され、図7及び図8に示す一覧表示
処理が行われる。ただし、ここでは、上述した各種処理
の結果、著作物ファイル記憶部22に記憶された著作物
ファイルと別名ファイル記憶物24に記憶された別名フ
ァイルは図10に示す関係となっているものとする。
【0056】図10は、著作物ファイルと別名ファイル
間の関係例を示す概念図であり、ファイル名が“000000
25”及び“00000029”の各ファイルはいずれも著作物フ
ァイルであり、各タイトル領域OTにはそれぞれ、タイ
トル“yyyy”、“xxxx”が、各著作物識別情報領域OI
には著作物識別情報“9123454”、“6241479”が格納さ
れていることを示している。また、図10は、ファイル
名が“00000026”及び“00000028”の各ファイルはいず
れも別名ファイルであり、各別名タイトル領域ATには
別名タイトル“aaa1”、“aaa2”が、各著作物識別情報
領域OIには著作物識別情報“9123454”、“3210078”
が格納されていることを示している。さらに、図10
は、ファイル名が“00000026”の別名ファイルはファイ
ル名が“00000025”の著作物ファイルに対応付けられて
いることを示している。
【0057】このような状況下で一覧表示処理が行われ
ると、まず、ファイル名が“00000026”の別名ファイル
が対象ファイルとなり、当該ファイルに内包された別名
タイトルと、対応する著作物ファイルが著作物ファイル
記憶部22に存在することを示す情報とが対応付けて表
示されるとともに、図11に示すように既表示リストに
当該著作物ファイルに内包された著作物識別情報が追記
される。なお、図11は既表示リストの内容例を示す概
念図である。
【0058】次に、ファイル名が“00000028”の別名フ
ァイルが対象ファイルになると、当該ファイルに内包さ
れた別名タイトルと、対応する著作物ファイルが著作物
ファイル記憶部22に存在しないことを示す情報とが対
応付けて表示される。この際、既表示リストは更新され
ない。
【0059】次に、ファイル名が“00000025”の著作物
ファイルが対象ファイルになると、当該ファイルの著作
物識別情報領域OIに格納された著作物識別情報は既表
示リスト内に存在するため(図11参照)、次の著作物
ファイル(すなわち、ファイル名が“00000029”の著作
物ファイル)が対象ファイルとなる。
【0060】ファイル名が“00000029”の著作物ファイ
ルが対象ファイルになると、当該ファイルの著作物識別
情報領域OIに格納された著作物識別情報は既表示リス
ト内に存在しないため(図11参照)、当該ファイルに
内包されたタイトルと著作物ファイルが著作物ファイル
記憶部22に存在することを示す情報とが対応付けて表
示されるとともに、図12に示すように既表示リストに
当該ファイルに内包された著作物識別情報が追記され
る。なお、図12は既表示リストの内容例を示す概念図
である。
【0061】上述した動作の結果、図2の液晶ディスプ
レイ15の表示領域には図13に示すような画面SC1
が表示される。この画面SCには、文字列“aaa1”で表
される著作物が携帯電話機MS内に存在すること、文字
列“aaa2”で表される著作物が携帯電話機MS内に存在
すること、並びに文字列“xxxx”で表される著作物が携
帯電話機MS内に存在することが示されている。
【0062】C:変形例 本実施形態を図14に示すように変形することも可能で
ある。図14は本実施形態の変形例による携帯電話機の
一部の機能構成を示すブロック図であり、図3と共通す
る部分には同一の符号を付してある。図14に示す機能
構成が図3に示すものと異なる点は、指示入力部21及
び別名設定部23に代えて指示入力部27及び別名設定
部28を有する点と、別名情報生成部29を新たに備え
た点である。
【0063】指示入力部27が指示入力部21と異なる
点は、出力する別名設定指示には元になる著作物ファイ
ルを特定する情報(例えばファイル名)のみが含まれて
いる点である。また、別名設定部28が別名設定部23
と異なる点は、指示入力部27から別名設定指示が出力
されると、当該指示によって特定される著作物ファイル
内のタイトル領域OTからタイトルを読み出し、これを
別名情報生成部へ供給する点と、別名情報生成部29か
ら返送されてきた情報を別名タイトルとして使用する点
である。
【0064】別名情報生成部29は、別名設定部28か
ら供給されたタイトルと液晶ディスプレイ15の表示領
域のサイズと別名ファイル記憶部24に記憶された別名
ファイル内の別名タイトルに基づいて、別名タイトルと
して使用するための情報を生成し、これを別名設定部2
8へ返送する。具体的には、液晶ディスプレイ15の表
示領域の幅に応じた文字数の文字列をタイトルの先頭か
ら抽出し、この文字列と同一の文字列を先頭に含む別名
タイトルが既に設定されている場合には当該別名タイト
ルの末尾1桁の番号を調べ、最も大きな番号に1を加算
した番号を、タイトルの先頭から抽出された文字列に追
加して返送する情報を生成する。逆に、タイトルの先頭
から抽出された文字列を先頭に含む別名タイトルが未だ
設定されていない場合には、当該文字列の末尾に“1”
を付加して返送する情報を生成する。
【0065】すなわち、本変形例による携帯電話機で
は、図15に示すように、タイトルが“abcdefghijklmn
opqrsta”の著作物を内包した著作物ファイル、タイト
ルが“abcdefghijklmnopqrstb”の著作物を内包した著
作物ファイル、タイトルが“abcdefghijklmnopqrstc”
の著作物を内包した著作物ファイルに対して、内包する
別名タイトルが“abcdefghijkl1”の別名ファイル、内
包する別名タイトルが“abcdefghijkl2”の別名ファイ
ル、内包する別名タイトルが“abcdefghijkl3”の別名
ファイルを生成している。このようにすることによっ
て、一覧表示時において、液晶ディスプレイ15の表示
領域には画面SC2が表示される。
【0066】なお、図15において、別名ファイルを生
成しない場合の液晶ディスプレイ15の表示画面が画面
SC3または画面SC4に示されている。前者はタイト
ルの末尾を強制的にカットした場合の画面であり、この
画面に基づいてユーザが著作物を識別するのは不可能で
ある。後者はタイトルをカットせずにスクロール表示さ
せる場合の画面であり、ユーザはスクロール操作を行っ
て初めて各著作物を識別することができる。これに対し
て画面SC2では、ユーザはスクロール操作を行うこと
なく、著作物を識別することができる。
【0067】なお、ハードウェア構成において本変形例
による携帯電話機が図2に示す携帯電話機MSと異なる
点は、液晶ディスプレイ15の表示領域のサイズを示す
情報がROM162またはSRAM163に記憶されて
いる点のみであるため、本変形例による携帯電話機のハ
ードウェア構成に関する説明を省略する。
【0068】D:補足 このように、本実施形態やその変形例によれば、別名フ
ァイルを採用したことにより、著作権ファイルを改変す
ることなく、ユーザによる著作物の識別を容易とするこ
とができる。しかも、ファイルシステムを利用した構成
であることから、データベース等の大規模なソフトウェ
アの開発・運用を必要としないという利点がある。
【0069】また、本実施形態やその変形例によれば、
著作物ファイルの削除時に、これに対応した別名ファイ
ルの削除をも可能としたことにより、ユーザによる著作
物に関するファイルの管理を容易とすることができる。
また、本実施形態やその変形例では一つの著作物に対し
て複数の別名タイトルを設定することも可能である。例
えば、一つの著作物に対して著作者の愛称からなる別名
タイトルと、著作物の通称からなる別名タイトルを設定
することもできる。この場合、一つの著作物ファイルに
対して複数の別名ファイルが生成されるが、いずれの別
名ファイルに基づいても対象の著作物ファイルを特定で
きる。
【0070】また、本実施形態やその変形例において、
著作物ファイル記憶部22に記憶されていない著作物に
対応した別名タイトルを内包した別名ファイルが別名フ
ァイル記憶部24に存在する場合、当該別名ファイルに
は著作物識別情報が内包されていることから、ユーザは
この別名ファイルを用いて当該別名ファイルに対応した
著作物をIPサーバWから再取得することができる。す
なわち、本実施形態によれば、別名ファイルを自機外の
著作物の管理に使用することができる。
【0071】また、本実施形態の変形例によれば、ユー
ザが別名タイトルを入力することなく別名タイトルが重
複しない別名ファイルを生成することができる。よっ
て、ユーザの著作物ファイルの管理にかかる手間を削減
することができる。
【0072】なお、上述の変形例においてはタイトルに
基づいて別名タイトルを生成するようにしたが、著作者
等の他の著作権情報に基づいて別名タイトルを生成する
ようにしてもよい。また、液晶ディスプレイ15の表示
領域を固定としたが、可変であってもよいことは言うま
でもない。この場合、表示領域のサイズを示す情報はS
RAM163に記憶され、表示領域のサイズの変更に応
じて当該情報が更新されることになる。さらに、表示領
域のサイズのみならず、表示に使用する文字のポイント
数など、他の要素に応じて別名タイトルのサイズを変更
するようにしてもよい。
【0073】また、上述の実施形態及びその変形例にお
いては著作物識別情報を採用したが、著作物を一意に特
定可能な情報であればよく、例えば、著作権情報やその
組合せを著作物識別情報に代えて採用してもよい。さら
に、別名タイトルのデータ形式はテキスト形式に限ら
ず、例えば画像データ形式であってもよい。要はユーザ
が著作物を識別することができるデータ形式であればよ
い。
【0074】さらに、各実施形態においては携帯電話機
に適用した例を挙げたが、本発明は大きな表示領域の確
保が困難な携帯機器に好適に適用可能であり、さらに言
えば、表示領域の大きさに限定されない任意の端末装置
に適用可能である。もちろん、著作物データの配布経路
は任意であり、移動通信網経由に限定されるものではな
い。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
著作物ファイルに対応した別名ファイルを設けることが
できる。この別名ファイルは任意の別名情報を内包可能
であるため、この別名ファイルを介して著作物にアクセ
スするようにすれば、著作物ファイルを改変することな
く、著作物ファイルの管理を容易とすることができる。
【0076】また、著作物ファイルの削除時に、当該著
作物ファイルに対応した別名ファイルを残しておけば、
装置外の著作物ファイルの管理が可能となる。さらに、
著作物ファイルの削除時に、当該著作物ファイルに対応
した別名ファイルを削除するようにすれば、別名ファイ
ルの削除にかかる手間を削減することができる。
【0077】また、著作物ファイル内の著作権情報に基
づいて別名情報を生成するようにすれば、ユーザが別名
情報を設定する手間を削減することができる。さらに、
表示領域に応じたサイズの別名情報を生成するようにす
れば、著作物の一覧性を向上させることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による携帯電話機MSを
用いた著作物配信システム1の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 同携帯電話機MSのハードウェア構成を示す
ブロック図である。
【図3】 同携帯電話機MSの一部の機能構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 同携帯電話機MSに管理される著作物ファイ
ルの論理的なデータ構造例を示す概念図である。
【図5】 同携帯電話機MSに使用される別名ファイル
の論理的なデータ構造例を示す概念図である。
【図6】 同著作物ファイルと同別名ファイルとの対応
関係の一例を示す図である。
【図7】 同携帯電話機MSによる著作物の一覧表示処
理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 同一覧表示処理から呼び出される対象ファイ
ル処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】 同携帯電話機MS内のファイルの削除処理の
流れを示すフローチャートである。
【図10】 同携帯電話機MS内の著作物ファイルと同
別名ファイル間の関係例を示す概念図である。
【図11】 同携帯電話機MS内の既表示リストの内容
例を示す概念図である。
【図12】 同携帯電話機MS内の既表示リストの内容
例を示す概念図である。
【図13】 同携帯電話機MSによる画面表示例を示す
図である。
【図14】 同実施形態の変形例による携帯電話機の一
部の機能構成を示すブロック図である。
【図15】 同実施形態による携帯電話機MSの動作と
同変形例による携帯電話機の動作の差異を説明するため
の図である。
【符号の説明】
21,27…指示入力部、22…著作物ファイル記憶
部、23,28…別名設定部、24…別名ファイル記憶
部、25…削除部、26…表示部、29…別名情報生成
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/40 370Z (72)発明者 山本 正明 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA05 BB11 CC05 EE05 FF03 FF04 GG04 GG06 GG07 5B075 KK03 KK07 KK13 KK33 KK37 ND03 ND20 ND36 NK04 NK14 NK24 NR05 NR20 PP30 PQ02 PQ46 PQ66 UU40 5B082 EA07 GC01 GC03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 著作物と該著作物を一意に特定可能な識
    別情報とを内包した著作物ファイルを記憶するための著
    作物ファイル記憶手段と、 ユーザが著作物を識別するための任意の別名情報を設定
    する別名設定手段と、 前記別名設定手段により設定された前記別名情報と該別
    名情報によってユーザに識別される著作物を特定する識
    別情報とを内包した別名ファイルを記憶するための別名
    ファイル記憶手段とを具備することを特徴とする著作物
    ファイル管理装置。
  2. 【請求項2】 前記著作物ファイルは内包する著作物に
    対応した著作権情報を内包し、 著作物ファイル記憶手段に記憶された著作物ファイルに
    内包された著作物について、対応する著作権情報を表示
    する表示手段を具備し、 前記表示手段は表示対象の著作物を特定する識別情報を
    内包した別名ファイルが前記別名ファイル記憶手段に記
    憶されている場合には前記著作権情報に代えて該別名情
    報を表示することを特徴とする請求項1に記載の著作物
    ファイル管理装置。
  3. 【請求項3】 前記著作物ファイル記憶手段に記憶され
    た著作物ファイルを削除する著作物ファイル削除手段
    と、 前記別名ファイル記憶手段に記憶された別名ファイルに
    内包された別名情報を表示する表示手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の著作物ファイル管理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記著作物ファイル記憶手段に記憶され
    た著作物ファイルを削除する著作物ファイル削除手段
    と、 著作物ファイル削除手段により削除された著作物ファイ
    ルに内包された著作物に対応付けられた別名情報を削除
    する別名削除手段とを具備することを特徴とする請求項
    1に記載の著作物ファイル管理装置。
  5. 【請求項5】 前記著作物ファイルは内包する著作物に
    対応した著作権情報を内包し、 著作物を一意に特定可能な情報を該著作物に対応した著
    作権情報に基づいて生成する別名情報生成手段を具備
    し、 前記別名設定手段は前記別名情報生成手段により生成さ
    れた情報を前記著作物の別名情報として設定することを
    特徴とする請求項1に記載の著作物ファイル管理装置。
  6. 【請求項6】 前記別名ファイル記憶手段に記憶された
    別名ファイルに内包された別名情報を表示領域内に表示
    する表示手段を具備し、 前記別名情報生成手段は前記表示領域に応じたサイズの
    情報を生成することを特徴とする請求項5に記載の著作
    物ファイル管理装置。
  7. 【請求項7】 前記表示領域のサイズは可変であること
    を特徴とする請求項6に記載の著作物ファイル管理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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