JP2001160034A - 情報処理装置およびその表示方法 - Google Patents

情報処理装置およびその表示方法

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JP2001160034A
JP2001160034A JP34527699A JP34527699A JP2001160034A JP 2001160034 A JP2001160034 A JP 2001160034A JP 34527699 A JP34527699 A JP 34527699A JP 34527699 A JP34527699 A JP 34527699A JP 2001160034 A JP2001160034 A JP 2001160034A
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Hitoshi Nakayama
人氏 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演算結果について、小数桁数の指定および端
数処理を反映した表示と、端数処理を行わない状態の表
示とを可能にする。 【解決手段】 表示器2には、第1行表示領域2aと第
2行表示領域2bを設ける。第1行表示領域2aには、
演算結果を、設定されている小数桁数と端数処理とに従
って表示する。第2行表示領域2bには、演算結果を、
表示可能な範囲で表示し、端数が出るときには切捨てる
フローティング状態で表示する。小数桁数は、桁数指定
スライドスイッチ5で指定する。「F」はフローティン
グ、「3」〜「0」は桁数を示す。桁数を指定するとき
の端数処理は、端数処理指定スライドスイッチ5で、切
上げ、四捨五入、または切捨てのいずれかを指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小数部桁数を指定
しての端数処理が可能な情報処理装置およびその表示方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル演算を実行する情報処理装置で
は、取扱い得る数値の範囲に制限がある。特に、携帯性
を重視している電子卓上計算機(以下、「電卓」と略称
する)などでは、数値の表示桁数が限られている。限ら
れた表示桁数でできるだけ広い範囲の数値を表示するた
めには、指数表示などが用いられる。また、除算演算で
は、小数点以下に無限に数値が続いたり、非常に大きな
桁数まで数値が続く結果が生じる場合がある。また、小
数点を含む数の乗算結果では、小数点以下の部分の桁数
が大きくなることも多い。一般には、小数点以下の部分
の重要性はあまり大きくないので、切上げ、四捨五入あ
るいは切捨てなどの端数処理が行われる。
【0003】たとえば特開昭61−223966号公報
には、小数部の桁数を指定するキーとして「TAB」キ
ーを設け、また「TAB」キーで小数点の位置を指定す
る際に、指定された桁数を「四捨五入」、「切上げ」あ
るいは「切捨て」のうちで選択するまるめ選択キーを設
ける構成が開示されている。この先行技術では、従来技
術として、「従来、電卓では小数点位置の選択指定(所
謂TAB指定)を行わせる入力手段として、小数点の指
定位置に移動してセットするスライドスイッチが主に用
いられてきた。このスライドスイッチは、切換え操作が
比較的簡単で、どの位置にセットされているかが視覚的
にすぐ判るという利点を有しているが、他方、タッチス
イッチに比べて機構が複雑でコスト高になってしまうと
いう問題があり、また、スライドスイッチの場合はキー
ボード部上での占有面積もあまり小さくできないので、
キーボード部の電卓の小型化が困難となる」という記載
があり、「TAB」による指定内容と四則演算などの演
算結果とを、同一の表示部に表示可能にしている。
【0004】また、実開昭62−32457号公報に
は、小数部の桁数指定キーとして「FIX」キーを設
け、数値表示の際にどの小数桁が指定されているかを小
数点表示で表示する構成が開示されている。この先行技
術では、「DISP」キーが設けられ、このキーを操作
している間は、指定されている小数桁数自体を表示する
ように構成されている。
【0005】特開昭61−223966号公報や実開昭
62−32457号公報などの先行技術では、1行分表
示用の表示器を切換えて、指定された小数桁に従う演算
結果の表示と、小数桁の指定内容の表示とを行うように
している。その一方で、複数の表示行数で表示可能な表
示器を用いる先行技術も、たとえば実開平1−1029
45号公報や特開昭58−213364号公報、特開平
4−301674号公報などに開示されている。実開平
1−102945号公報および特開昭58−21336
4号公報には、2段の表示部のうちの一方に入力された
数値や計算結果を表示し、他方に計算式を表示する構成
が開示されている。特開平4−301674号公報で
は、1つの表示部では収まりきらないオーバーフロした
データを、他の表示部に表示する構成が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来は
小数部として表示する桁数を指定すると、指定された桁
数までの数値しか表示されないので、最後の値まで確認
することができないし、どの値に対して四捨五入、切上
げあるいは切捨ての端数処理を施したのかも不明であ
る。特開昭61−223966号公報の従来技術のよう
にスライドスイッチで小数点指定などを行っている場合
には、スライドスイッチのつまみの位置で桁数などを知
ることはできても、端数処理前の数値を確認することは
できない。特開昭61−223966号公報や実開昭6
2−32457号公報などで開示されている先行技術で
は、小数部の桁数の指定や端数処理の内容を確認するこ
とはできても、実際の演算結果であって端数処理が行わ
れない状態の数値を確認することはできない。実開平1
−102945号公報、特開昭58−213364号公
報、特開平4−301674号公報などのように、複数
の桁数で表示が可能な構成であっても、指定された桁数
で端数処理を行っての小数部の表示と、端数処理前の数
値とを同時に表示することはできない。
【0007】一般に、小数の計算では、桁数を指定して
端数処理を行った結果が必要であるけれども、端数処理
を行わない状態の数値も確認することができることが望
ましい。端数処理を全く行わないで、表示される結果を
人が端数処理したり、あるいは特定のキーを操作するこ
とによって端数処理が行われたりするような構成も考え
られるけれども、利用者は余分な計算や操作などの負担
を強いられる。
【0008】本発明の目的は、小数部の桁数を指定して
の端数処理結果と、端数処理を行わないフローティング
状態の数値とを両方同時に表示することが可能な情報処
理装置およびその表示方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、数値演算を行
う演算部と、演算結果を小数表示可能な第1行表示領域
および第2行表示領域を有する表示部とを備える情報処
理装置において、小数部桁数を指定する桁数指定部と、
小数部を表示するための端数処理を、四捨五入と切上げ
と切捨てとのうち、いずれか1つを指示する端数処理指
示部と、演算部の数値演算結果を、桁数指定部によって
指定される小数部桁数となるように、端数処理指示部に
よって指示される端数処理を施して、表示部の第1行表
示領域に表示する第1行表示処理部と、該数値演算結果
を、上位側から表示可能な最大桁数までの範囲で表示し
て端数は切捨てるフローティング状態で、第2行表示領
域に表示する第2行表示処理部とを含むことを特徴とす
る情報処理装置である。
【0010】本発明に従えば、情報処理装置は、数値演
算を行う演算部と、演算処理結果を小数表示可能な第1
行表示領域および第2行表示領域を有する表示部とを備
える。情報処理装置には、桁数指定部と、端数処理指示
部と、第1行表示処理部と、第2行表示処理部とが含ま
れる。桁数指定部には小数部桁数が指定される。端数処
理指示部は、小数部を表示するための端数処理を、四捨
五入と切上げと切捨てとのうち、いずれか1つで指示す
る。第1行表示処理部は、演算部の数値演算結果を、桁
数指定部によって指定される桁数となるように、端数処
理指示部によって指示される端数処理を施して、表示部
の第1行表示領域に表示する。第2行表示処理部は、演
算部の演算結果を、上位側から表示可能な最大桁数まで
の範囲で表示して端数は切捨てるフローティング状態
で、表示部の第2行表示領域に表示する。表示部の第1
行表示領域には指定された小数部桁数での端数処理後の
演算結果が表示され、第2行表示領域にはフローティン
グ状態の演算結果が表示されるので、端数処理を施した
指定された小数部桁数の演算結果と端数処理を施す前の
フローティング状態の演算結果とを同時に表示すること
ができる。
【0011】また本発明で前記桁数指定部は、前記小数
部桁数指定を行うスライドスイッチによる切換え手段を
備える場合と、特定キーのみの操作で小数部桁数指定を
行う場合とで、指定された桁数で小数部を処理するプロ
グラム処理を、1つのCPUで実行することを特徴とす
る。
【0012】本発明に従えば、桁数指定部で小数部桁数
を指定する際に、スライドスイッチによる切換え手段で
の指定で行っても、特定キーのみの操作での指定で行っ
ても、1つのCPUで処理することができるので、スラ
イドスイッチによる切換え手段を設ける場合も、特定の
キーに指定機能を割り当てる場合も、CPUを含む電気
的構成を共通化することができる。
【0013】また本発明で前記桁数指定部は、フローテ
ィング処理指示か否かの判断を行うフローティング判断
部を備え、前記第1行表示処理部または前記第2行表示
処理部は、フローティング判断部がフローティング処理
指示と判断する場合に、フローティング状態の演算結果
を前記表示部の第1行表示領域または第2行表示領域の
一方にのみ表示し、他方には表示しないことを特徴とす
る。
【0014】本発明に従えば、桁数指定部にフローティ
ング処理指示を行うと、第1行表示処理部または第2行
表示処理部は第1行表示領域または第2行表示領域の一
方のみに演算結果のフローティング状態での表示を行
い、他方には演算結果を表示しないので、同一内容の表
示結果を重複して表示しないようにして、消費電力の低
減を判りやすく表示することができる。
【0015】また本発明で前記演算部による除算演算の
結果の桁数が、前記表示部の第1行表示領域の表示桁数
以上の桁数で割り切れる場合に、前記第1行表示処理部
は、該除算演算結果で小数点以下の最後の桁から、第1
行表示領域で表示可能な桁数までを表示することを特徴
とする。
【0016】本発明に従えば、演算部による除算演算の
結果の桁数が、表示部の第2行表示領域の表示桁数以上
の桁数であっても割り切れる場合には、第2行表示部に
は除算結果の小数点以下の最後の桁から表示可能な桁ま
でが表示されるので、第1行表示領域での端数処理を行
った結果を第2行表示領域での表示内容で補うことがで
きる。
【0017】また本発明で前記演算部による除算演算の
結果の桁数が、前記表示部の第1行表示領域の表示桁数
以上の桁数で割り切れる場合に、前記第1行表示処理部
は、該除算演算結果で小数点以下の値を含む表示可能な
桁数までを表示し、前記第2行表示処理部は、該除算結
果で小数点以上の値を含む表示可能な桁数までを表示す
ることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、演算部による除算結果の
桁数が第2行表示領域の表示桁数以上となっても割り切
れる場合には、第2行表示領域には小数点以下の値を含
む下位側の演算結果が表示可能な数値まで表示され、第
1行表示領域には小数点以上の値を含む上位側の演算結
果が表示可能な桁数まで表示されるので、第2行表示領
域でのフローティング状態の表示では下位の数値を知る
ことができ、第1行表示領域では上位側の数値を知るこ
とができる。
【0019】また本発明は、前記演算部による乗算演算
の結果の桁数が、前記表示部の第1行表示領域の表示桁
数以上の桁数となる場合に、前記第1行表示処理部は、
該乗算演算結果で小数点以下の値を含む表示可能な桁数
までを表示し、前記第2行表示処理部は、該乗算演算結
果で小数点以上の値について、第1行表示領域での表示
桁数の10倍となる桁数に小数点の位置を表示するとと
もに、該10倍となる桁数以上の演算結果を表示し、さ
らに、乗算演算の結果の桁数が表示部の表示桁数を超え
たことを報知する報知手段を備えることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、演算部による乗算演算の
結果の桁数が表示部の第2行表示領域の表示桁数以上の
桁数となって第2行表示領域ではフローティング状態の
表示で全部を表示することができなくなっても、第2行
表示領域に下位側の値を表示可能な桁数まで表示し、第
1行表示領域に上位側の演算結果を表示して、第2行表
示領域の表示桁数の10倍となる桁数で小数点の位置を
表示するので、第1行表示領域と第2行表示領域とを併
せて可能な範囲で表示を行い、かつフローティング状態
の表示では先頭の桁があふれていることを報知手段によ
って報知させることができる。
【0021】さらに本発明は、前述のいずれかの記載さ
れている情報処理装置として、コンピュータを機能させ
るためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能
な記録媒体である。
【0022】本発明に従えば、コンピュータに記録媒体
からプログラムを読取らせて、演算結果の小数部桁数指
定に伴う端数処理を施した状態での表示と、端数処理を
施さないフローティング状態での表示とを同時に行わせ
ることができる。
【0023】さらに本発明は、数値演算を行う演算部
と、演算結果を小数表示可能な第1行表示領域および第
2行表示領域を有する表示部とを備える情報処理装置の
表示方法において、小数部桁数を指定する第1ステップ
と、四捨五入と切上げと切捨てとのうち、いずれか1つ
を端数処理の内容として指示する第2ステップと、演算
部による数値演算結果を第1ステップによって指定され
る桁数となるように、第2ステップで指示された内容の
端数処理を施して第1行表示領域に表示し、上位側から
表示可能な最大桁数まで表示して端数は切捨てるフロー
ティングでの演算結果を、第2行表示領域に表示する第
3ステップとを含むことを特徴とする情報処理装置の表
示方法である。
【0024】本発明に従えば、第1ステップで小数部桁
数を指定し、第2ステップで端数処理の内容として、四
捨五入と切上げと切捨てとのうちでいずれか1つを指示
することによって、第3ステップとして数値演算結果が
指示された端数処理による指定された小数部桁数での表
示と、端数処理が行われないフローティング状態での表
示とを、同時に行わせることができる。フローティング
状態での表示が同時に行われているので、端数処理が施
された数値が必要な場合であっても、表示桁数の範囲内
で端数処理前の値を確認し、どのような端数処理が行わ
れたかも認識することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図24を参照して、
本発明の実施の形態について説明する。以下の説明で
は、本発明を適用する例として電子卓上計算機について
説明するけれども、本発明は、ポケットコンピュータ、
携帯情報ツール、電子メモなどの携帯型情報処理装置に
特に好適に適用することができる。また、パーソナルコ
ンピュータなどのアプリケーションプログラムで実現す
る仮想的な電子卓上計算機としても、本発明を適用する
ことができる。
【0026】図1は、本発明の実施の一形態としての電
子卓上計算機1の外観構成を示す。電子卓上計算機1の
筺体の表面には、たとえばLCDと略称される液晶表示
装置で実現される表示器2が設けられる。電子卓上計算
機1の筺体の表面には、表示器2の表示面を露出させた
状態で、表示内容を利用者に判りやすいように表示させ
ることができる。本実施形態の電子卓上計算機1の表示
器2は、第1行表示領域2aと第2行表示領域2bとの
2行で数値や小数点あるいは各種記号を表示することが
できる。
【0027】電子卓上計算機1の筺体の表面には、表示
器2とともに、キーボード3が設けられる。キーボード
3には各種の操作キーガ備えられ、たとえば0〜9の数
値を置数するための置数キー、小数点を入力するための
小数点キーが設けられる。また、「+」で加算、「−」
で減算、「×」で乗算、および「÷」で除算を指定する
ための四則計算キー、四則計算結果を得るための「=」
キーも設けられる。さらに置数された結果のみをクリア
する「C・CE」キーや、メモリに対する操作のための
メモリキー、および全ての数値をクリアするオールクリ
アの操作のための「CA」キーも設けられる。表示器2
には、キーボード3のキーによって入力された数値、計
算結果および電子卓上計算機1の状態を表すシンボルな
どが表示される。
【0028】本実施形態の電子卓上計算機1の筺体の表
面には、電源となる太陽電池4や桁数指定スライドスイ
ッチ5および端数処理指示スライドスイッチ6も設けら
れる。太陽電池4は、外部の光のエネルギを取込み、動
作用の電力を発生する。桁数指定スライドスイッチ5
は、「F」、「3」、「2」、「1」、「0」のいずれ
かの位置に移動させて、小数部桁数の指定を行う。ただ
し「F」の位置では、フローティング状態の指定を行
い、表示器2の第1行表示領域2aで表示可能な桁数の
範囲内で表示が可能であれば全桁の表示を行い、表示可
能な桁数からはみ出す場合には、はみ出す部分は切捨て
表示を行う。「3」〜「0」は、その数値で小数部桁数
を指定する。端数処理指示スライドスイッチ6は、
「↑」の位置で切上げ、「5/4」の位置で四捨五入、
「↓」の位置で切捨てをそれぞれ指示する。
【0029】図2は、図1の電子卓上計算機1の概略的
な電気的構成を示す。電子卓上計算機1としての基本的
な機能は、計算機回路10内に設けられているCPU1
1、ROM12およびRAM13によって制御される。
CPU11は、ROM12に記憶されている制御プログ
ラムに従って、電子卓上計算機1の動作を統括的に制御
する。たとえば、キーボード3に備えられる各種キーの
読込み処理、キー入力に対応する四則計算処理、および
各種計算結果の表示器2への出力処理を制御する。RO
M12には、これらの処理のための制御プログラムが予
め作成されて格納されている。RAM13は、各種デー
タの一時保管のために用いられる。
【0030】本実施形態のCPU11は、入力ポート1
4,15や、出力ポート16を介して、計算機回路10
の外部端子に接続される。入力ポート14は、KL1,
KL2,KL3,KL4の外部端子に接続される。入力
ポート15は、KKL1,KKL2,KKL3の外部端
子に接続される。出力ポート16は、H1〜H6、S1
〜S5、a1〜a8、b1〜b8、c1〜c8の各外部
端子に接続される。計算機回路10は、各外部端子を介
して図1に示す表示器2やキーボード3に接続される。
図1に示す太陽電池4を含む電源回路17からは、計算
機回路10が動作するために必要な電力が供給される。
電源回路17には、太陽電池4からの出力が得られない
暗いときなどに動作用の電力を供給するために、バッテ
リ(BATT)なども設けられる。図1に示すキーボー
ド3でのオールクリアキー(CA)は、計算機回路10
に対してリセット(RESET)入力を与える。CPU
11は、RESET入力によって、全てのデータを初期
化し、スイッチデータなどは全て0となるようにクリア
する。計算機回路10には、図1に示す桁数指定スライ
ドスイッチ5や端数処理指示スライドスイッチ6からの
設定状態も入力される。
【0031】前述のように、CPU11は、ROM12
に格納されているプログラムに従って計算を行う機能を
備えている。また、CPU11は、計算した結果を、表
示器2に表示するように、出力ポート16を介して制御
を行う。すなわち出力ポート16は、表示駆動回路とし
ての機能を備えている。
【0032】計算機回路10は、外部端子を介して、外
部記憶装置18と接続することもできる。外部記憶装置
18は、本体と分離可能な記録媒体19を装着してその
記録内容を読取ることができる。記録媒体19として
は、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッ
ピーディスクやハードデイスク等の磁気ディスクやCD
−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディス
ク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等
のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EE
PROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含
めた固定的にプログラムを担持する媒体を用いることが
できる。外部記憶装置18が記録媒体19から読取った
プログラムは、CPU11内のプログラムエリアにラウ
ンロードしたり、RAM13にラウンロードして実行さ
せることができる。またROM12がEEPROMやフ
ラッシュROMなどのように書換え可能な不揮発性メモ
リであれば、ダウンロードしたプログラムをROM12
に格納して利用することもできる。また、外部記憶装置
18に代えて、モデムなどを接続し、インターネットな
どからプログラムをダウンロードすることもできる。
【0033】本実施形態の計算機回路10の外部端子の
うち、KKL1およびS1との間には、ジャンパ部20
が設けられる。本実施形態の機能の実現のためには、ジ
ャンパ部20はS1に接続する状態としておく。したが
って、図2に示す電気的構成を、本実施形態のためにの
み用いる場合には、ジャンパ部20を設ける必要はな
い。ジャンパ部20は、本実施形態の電気的構成を、桁
数指定スライドスイッチ5や端数処理指示スライドスイ
ッチ6を設けない構成でも共通化するために設けてお
く。
【0034】図3は、図2に示す計算機回路11の外部
端子に接続されるキーボード3のキーマトリクス21、
桁数指定スライドスイッチ5および端数処理指示スライ
ドスイッチ6の操作位置の入力のためのスライドスイッ
チマトリクス22の構成を、図2に示すジャンパ部20
のマトリクスとしての構成とともに示す。キーマトリク
ス21には、計算機回路11から、S5,S6,S7,
a7,a8,b6,b7,b8,c6,c7,c8の各
出力が与えられる。これらの出力は、いずれか1つのみ
が順次ON状態となる。キーマトリクス21からは、K
L1〜KL4が計算機回路10に入力される。図2のC
PU11は、入力ポート14を介して入力されるKL1
〜KL4が、どの出力信号のタイミングでONになるか
を検出して、キーボード3で操作されたキーの種類を判
断することができる。たとえばS6の出力タイミングで
KL1がONになることを検出すれば、「C・CE」キ
ーがONになっていることが判る。なお、本実施形態の
計算機回路10では、「C・CE」キーは、電源のON
スイッチを兼ねている。同様に、CPU11が入力ポー
ト15のKKL1〜KKL3が、S1,S2,S3,S
4のいずれかでONになること、または全てでONには
ならないOPEN状態を検出すれば、桁数指定スライド
スイッチ5または端数処理指示スライドスイッチ6の操
作位置を検出することができる。なお「M+」キーは、
本実施形態ではb6とKL2との交点に配置する。
「*」を付して示す位置に配置する場合については後述
する。
【0035】図4、図5、図6および図7は、図1に示
す表示器2に関連する構成を示す。図4は、LCDパネ
ル30のセグメント配置を示す。図5は、LCDパネル
30でのコモン信号線と各セグメントの接続状態を示
す。図6は、LCDパネル30のセグメント信号線と各
セグメントとの接続状態を示す。図7は、LCDパネル
30を図2に示す計算機回路10の外部端子と接続する
ための接続端子を示す。図4〜図6に示すように、LC
Dパネル30には、2段の8桁の数字表示領域である第
1行表示領域2aと第2行表示領域2bとが設けられ
る。各数字表示領域は、7つのセグメントの組合せで0
から9までの数字を表示し、また小数点も表示すること
ができる。第1行表示領域2aおよび第2行表示領域2
bの左側には、電子卓上計算機の状態を表すシンボルが
配置される状態表示領域31が設けられる。図5に示す
ように、下段側の第1行表示領域2aは、3つのコモン
信号線H4,H5,H6を用いて表示し、上段側の第2
行表示領域2bはコモン信号線H1,H2,H3を用い
て表示する。図6に示すように、セグメント信号は、第
n桁(1≦n≦8)については、第1行表示領域2aお
よび第2行表示領域2bを共通に、an,bn,cnの
3つを用いて表示する。状態表示領域31は、S5のセ
グメント信号を用いて表示する。図5に示すコモン信号
と図6に示すセグメント信号との組合せで、第1行表示
領域2a、第2行表示領域2bおよび状態表示領域31
にある数値または記号を選択して表示することができ
る。しかも、セグメント信号を1つずつ順次ONにしな
がら、コモン信号の方を選択することによって、ダイナ
ミック駆動方式で複数の数値または記号を見かけ上同時
に表示することができる。
【0036】図8は、図1の電子卓上計算機1での小数
部桁数指定と端数処理指示との設定手順を示す。ステッ
プa1では、図3に示すスライドスイッチマトリクス2
2に従って、入力KKL3がOPENであるか否かを判
断する。KKL3がOPENであると判断されるときに
は、ステップa2で入力KKL2がOPENであるか否
かを判断する。OPENでないと判断されるときには、
ステップa3で、KKL2が出力S1に接続されている
か否かを判断する。KKL2がS1に接続されていない
と判断されるときには、ステップa4で、入力KKL2
が出力S2に接続されているか否かを判断する。ステッ
プa2、ステップa3またはステップa4のいずれかの
ステップで条件が成立するとき、すなわちKKL2がO
PENであるか、S1かS2のいずれかに接続されてい
るときには、ステップa5で「F」モードとし、端数は
切捨てるように設定する。ステップa4でKKL2がS
2に接続されていないと判断されるときには、ステップ
a1に戻る。実際には、端数処理指示スライドスイッチ
6は、四捨五入位置か切上げ位置または切捨て位置のい
ずれかであるので、ステップa2、ステップa3または
ステップa4のうちのいずれかの条件は成立し、ステッ
プa5で「F」モードとなる。
【0037】ステップa1で、KKL3がOPENでな
いと判断されるときには、ステップa6でKKL3がS
1に接続されているか否かを判断する。KKL3がS1
に接続されているのは、図3のスライドスイッチマトリ
クス22から、桁数指定スライドスイッチ5が「3」の
位置にあることを示し、ステップa7、ステップa8お
よびステップa9で、端数処理指示スライドスイッチ6
の位置を、ステップa2、ステップa3およびステップ
a4の各ステップとそれぞれ同様に判断する。ステップ
a7で、KKL2がOPENと判断されるときには、ス
テップa10で小数部桁数が3で、四捨五入モードが設
定される。ステップa8で、KKL2がS1に接続され
ると判断されるときには、ステップa11で、小数部桁
数が3で、切上げモードが設定される。ステップa9
で、KKL2がS2に接続されていると判断されるとき
には、ステップa12で、小数部桁数が3、切捨てモー
ドが設定される。ステップa9で、KKL2がS2に接
続されていないと判断されるときには、ステップa6に
戻る。
【0038】ステップa6で、KKL3がS1に接続さ
れていないと判断されるときには、ステップa13で、
KKL3がS2に接続されているか否かを判断する。K
KL3がS2に接続されているときには、桁数指定スラ
イドスイッチ5は「2」の位置に設定されている。この
ときステップa14、ステップa15およびステップa
16では、ステップa2、ステップa3およびステップ
a4の各ステップとそれぞれ同様に、KKL2がOPE
Nか、またはS1あるいはS2に接続されているかの判
断で、端数処理指示スライドスイッチ6が、四捨五入モ
ード、切上げモードまたは切捨てモードのいずれに設定
されているかを判断する。ステップa14で条件が成立
するときには、ステップa17で、小数部指定桁数は2
で、四捨五入モードが設定される。ステップa15の条
件が成立するときには、ステップa18で、小数部桁数
は2で、切上げモードが設定される。ステップa16の
条件が成立するときには、ステップa19で、小数部桁
数は2で切捨てモードが設定される。ステップa16で
条件が成立しないときには、ステップa13に戻る。
【0039】ステップa13で、KKL3がS2に接続
されていないと判断されるときには、ステップa20
で、KKL3がS3に接続されているか否かを判断す
る。KKL3がS3に接続されるのは、桁数指定スライ
ドスイッチ5が「1」を指定しているときであり、ステ
ップa21、ステップa22およびステップa23で、
ステップa2、ステップa3およびステップa4の各ス
テップとそれぞれ同様に、端数処理指示スライドスイッ
チ6の位置を、KKL2がOPENであるか、またはS
1かS2かいずれかに接続されているか否かで判断す
る。ステップa21の条件が成立するときには、ステッ
プa24で、小数部桁数が1で、四捨五入モードに設定
される。ステップa22の条件が成立するときには、ス
テップa25で、小数部桁数が1で、切上げモードに設
定される。ステップa23の条件が成立するときには、
ステップa26で、小数部桁数が1で切捨てモードが設
定される。ステップa23で条件が成立しないときに
は、ステップa20に戻る。
【0040】ステップa20で、KKL3がS3に等し
くないと判断されるときには、ステップa27で、KK
L3がS4に接続されているか否かを判断する。KKL
3がS4に接続されるのは、桁数指定スライドスイッチ
5が「0」を指定するときであり、ステップa28、ス
テップa27およびステップa30の各ステップで、ス
テップa2、ステップa3およびステップa4の各ステ
ップとそれぞれ同様に、端数処理指示スライドスイッチ
6の設定状態が判断される。すなわち、ステップa28
の条件が成立するときには、ステップa31で、小数部
桁数が0で四捨五入モードが設定される。ステップa2
9で条件が成立するときには、ステップa32で小数部
桁数が0、切上げモードとして設定される。ステップa
30で条件が成立するときには、ステップa33で、小
数部桁数が0、切捨てモードとして設定される。ステッ
プa30で条件が成立しないときには、ステップa27
に戻る。ステップa27でKKL3がS4に接続されて
いないと判断されるときには、ステップa1に戻る。
【0041】図9は、本実施形態の電子卓上計算機1
で、計算結果の表示を行う手順を示す。ステップb1で
演算子を入力した後、四則計算が行われたか否かを判断
する。四則計算が行われていなければ手順を終了する。
四則計算が行われていれば、ステップb2に移り、現在
のモードが「F」であるか否かを判断する。現在のモー
ドが「F」でない場合は、ステップb3で小数部桁数が
「3」のモードであるか否かを判断する。条件が成立し
ないときには、ステップb4で、小数部桁数が「2」の
モードであるか否かを判断する。条件が成立しないとき
には、ステップb5で、小数部桁数が「1」のモードで
あるか否かを判断する。条件が成立しないときには、ス
テップb6で、小数部桁数が「0」のモードであるか否
かを判断する。条件が成立しないときには、ステップb
2に戻る。
【0042】ステップb2の条件が成立して、「F」モ
ードであると判断されるときには、ステップb7で、第
1行表示領域2aにフローティング状態での演算結果を
表示する。ステップb3で条件が成立するときには、ス
テップb8で第1行表示領域2aに小数部の桁数を3桁
で表示を行い、第2行表示領域2bにはフローティング
状態での演算結果の表示を行う。ステップb4の条件が
成立するときには、ステップb9で第1行表示領域2a
には小数部の桁数を2桁で表示し、第2行表示領域2b
にはフローティング状態での演算結果の表示を行う。ス
テップb5の条件が成立するときには、ステップb10
で、第1行表示領域2aには小数部の桁数を1桁で表示
を行い、第2行表示領域2bにはフローティング状態で
の演算結果の表示を行う。ステップb6の条件が成立す
るときには、ステップb11で、第1行表示領域2aに
は小数部の表示なしで表示を行い、第2行表示領域には
フローティング状態での演算結果の表示を行う。ステッ
プb7、ステップb8、ステップb9、ステップb10
またはステップb11のいずれかが終了すれば、ステッ
プb1に戻る。
【0043】図10は、図9に示す手順に従う表示の例
を示す。図10(a)は、桁数指定スライドスイッチ5
が「F」に設定されている状態での表示例を示す。桁数
指定スライドスイッチ5が「F」に設定されているとき
には、端数処理指示スライドスイッチ6の設定位置に拘
わらずに、第1行表示領域2aおよび第2行表示領域2
bでの表示は、表示可能な最大桁数までの表示が行われ
るフローティング状態となり、端数は切捨てられる。図
10(b)は、桁数指定スライドスイッチ5が「3」の
位置に設定されており、図9のステップb8に対応する
表示が第1行表示領域2aおよび第2行表示領域2bで
行われている状態を示す。小数の3桁目は、端数処理指
示スライドスイッチ5の設定に従って、小数点以下第4
桁目で切上げられた結果が反映されている。図10
(c)は、桁数指定スライドスイッチ5が「2」に設定
され、図9のステップb9に対応する表示が行われてい
る状態を示す。端数処理指示スライドスイッチ6は四捨
五入に設定されているので、第1行表示領域2aに表示
されている小数点以下第2桁目の数値は、第3桁目の数
値が四捨五入された結果が反映されている。図10
(d)は、桁数指定スライドスイッチ5が「1」に設定
されている場合で、図9のステップb10に従って表示
されている状態を示す。端数処理指示スライドスイッチ
6が切捨ての位置に設定されているので、第1行表示領
域2aに表示されている数値の小数点以下1桁目の数値
には、第2桁の数値が切捨てられている結果が反映され
る。図10(e)は、桁数指定スライドスイッチ5が
「0」に設定され、図9のステップのb11に対応する
表示が行われている状態を示す。端数処理指示スライド
スイッチ6は四捨五入の位置に設定されているので、第
1行表示領域2aに表示されている数値は、小数点以下
第1桁目の数値を四捨五入した値が反映されている。
【0044】図11は、本実施形態の電子卓上計算機1
で除算後の表示を行う手順を示す。ステップc1では、
「÷」キーの入力後に四則計算が行われているか否かを
判断する。計算が行われていなければ終了し、計算が行
われたと判断されるときには、ステップc2で、答が割
り切れているか否かを判断する。割り切れていると判断
されるときには、ステップc8で、答が8桁に収まるか
否かを判断する。ステップc2で答が割り切れないと判
断されるとき、またはステップc3で答が8桁に収まる
と判断されるときには、ステップc4で、第1行表示領
域2aに、小数部桁数として指定されている「3」、
「2」、「1」、「0」の中から指定された小数桁の答
を表示する。第2行表示領域2bには、フローティング
状態での答を表示する。ステップc3で、答が8桁に収
まらないと判断されるときには、ステップc5で、第1
行表示領域2aに「3」、「2」、「1」、「0」のう
ちから指定された小数桁の答を表示し、第2行表示領域
2bには答の下桁から8桁を表示する。なお、ステップ
c5に代えて、ステップc6として、第1行表示領域2
aには、「3」、「2」、「1」、「0」の中から指定
された小数桁の答を表示し、第2行表示領域2bには小
数点以下の桁のみ表示を行うようにすることもできる。
ステップc4、あるいはステップc5またはステップc
6が終了すると、ステップc1に戻る。
【0045】図12および図13は、図11に示す手順
に対応する表示の例を示す。図12は、図11でステッ
プc3で答が8桁に収まらないと判断されるときに、ス
テップc5の表示を行う例を示し、図13はステップc
6の表示を行う例を示す。桁数指定スライドスイッチ5
は「3」の位置に設定され、端数処理指示スライドスイ
ッチ6は四捨五入の位置に設定されているものとする。
図12(a)および図13(a)で、表示器2の第1行
表示領域2aに0が表示されている状態で、8888.
8888を5で除算する演算を行うように操作すると、
図12(b)および図13(b)に示すような表示がそ
れぞれ行われる。図12(b)と図13(b)の第1行
表示領域2aでは、小数部桁数が3で四捨五入された結
果としての表示が同様に行われる。この演算結果は、最
大桁数は表示可能な桁数を超えているけれども、割り切
れているので、図12(b)の第2行表示領域には、小
数点以下の最後の値まで表示するように、上位側の数値
は省略して表示されている。図13(b)に示す第2行
表示領域2bの表示では、小数点以下の最後の値まで表
示し、小数点以上の桁は表示しない。図12(b)およ
び図13(b)のような第2行表示領域2bの表示によ
れば、小数点以下の数値を最後の値まで表示し、表示し
きれない上位側の値は第1行表示領域2aに表示されて
いるので、表示桁数が小さい表示器2を用いても、多く
の桁数を表示させることができる。特に図13(b)の
第2行表示領域2bでは、小数点以下の数値しか表示し
ないので、割算の答が表示桁数以上になっていることを
判りやすく知らせることができる。
【0046】図14は、乗算結果の桁数が表示器2の表
示桁数以上の桁数となる場合で、第1行表示領域2aと
第2行表示領域2bとで演算結果を表示する手順を示
す。ステップd1で、「×」キー入力後の四則計算が行
われたか否かを判断する。四則計算が行われた後、ステ
ップd2で、乗算の結果の答が8桁に収まるか否かを判
断する。答が8桁に収まると判断されるときには、ステ
ップd3で、第1行表示領域に桁数指定スライドスイッ
チ5で「3」、「2」、「1」、「0」の中から指定さ
れている桁数での答の表示を行い、第2行表示領域2b
にフローティング状態での答の表示を行う。ステップd
2で、答が8桁に収まらないと判断されるときには、第
1行表示領域には表示可能な最大桁数である8桁を超え
ている数値100000000すなわち108の倍数を
8桁で表示し、コモン信号H4とセグメント信号S5と
を出力して状態表示領域31には「E」を表示する。第
2行表示領域2bには、答の下側の8桁を表示する。ス
テップd3またはステップd4が終了すると、ステップ
d1に戻る。
【0047】図15は、図14に示す手順に従って表示
が行われる例を示す。桁数指定スライドスイッチ5は、
「2」の位置に設定され、端数処理指示スライドスイッ
チ6は四捨五入の位置に設定されている場合を想定す
る。表示器2の表示が図15(a)に示すような状態か
ら、たとえば12345678に98.7を掛ける乗算
の演算を行うと、図15(b)に示すような表示が行わ
れる。乗算結果は、8桁を超えるので、第1行表示領域
には12.185184の数値を表示し、12.185
184×108の意味の表示を行う。答が8桁に収まっ
ていないことを示すために、状態表示領域31には、エ
ラーが生じていることを示す「E」が表示される。第2
行表示領域2bには、乗算結果の下位側の数値が8桁分
表示される。
【0048】従来は乗算の答が表示桁数以上になると、
最後の値まで表示しないでエラー表示となっているけれ
ども、図15(b)のように表示すれば、桁数が比較的
小さい表示器2でも、第2行表示領域2bでの下位側の
数値と、第1行表示領域2aでの上位側の数値とを組合
せて、多くの桁まで表示し、大型の表示器の表示画面と
同様の情報を得ることができる。第1行表示領域2aの
左側の状態表示領域31には、エラー表示も行われてい
るので、従来の電子卓上計算機との互換性も保つことが
できる。
【0049】図16は、本発明の実施の他の形態として
の情報処理装置である電子卓上計算機41の外観構成を
示す。本実施形態の電子卓上計算機41で、図1に示す
実施形態の電子卓上計算機1に対応する部分には同一の
参照符を付し、重複する説明を省略する。本実施形態の
電子卓上計算機41でも、筺体の表面には表示器42お
よびキーボード43などが設けられる。本実施形態の電
子卓上計算機41では、図1の実施形態の電子卓上計算
機1のような桁数指定スライドスイッチ5や端数処理指
示スライドスイッチ6は設けられておらず、キーボード
43に含まれるキースイッチのうちの1つ、たとえば表
示器42に近い位置の「M+」キー45が小数桁指定の
機能を備えている。表示器42は、図1の表示器2と同
様に、第1行表示領域42aと第2行表示領域42bと
で、2段にわたる8桁の数値表示を行うことができる。
本実施形態の電子卓上計算機41の電気的構成は、図2
に示す構成を図1に示す電子卓上計算機1と共通に使用
する。ただし図3に示すキーマトリクス21では、KL
2とb6との交点の「M+」キーは用いずに、「*」を
付して示すKL3とb6との交点の「M+」キーを用い
る。またジャンパ部20では、KKL1とS1との間を
接続状態とし、スライドスイッチマトリクス22では、
KKL2とKKL3とは、実質的にOPEN状態にな
る。
【0050】図17、図18および図19は、本実施形
態の電子卓上計算機41に表示器42として用いるLC
Dパネル50のセグメント配置、コモン信号線の接続状
態およびセグメント信号線の接続状態をそれぞれ示す。
図17に示すように、LCDパネル50は、図4に示す
LCDパネル30と同様に、8桁ずつの数値および小数
点が表示可能な第1行表示領域42aおよび第2行表示
領域42bと、状態表示領域51とを有し、さらに小数
桁数表示領域52を有する。図18に示すように、小数
桁数表示領域52の「F」、「3」、「2」、「1」、
「0」の各セグメントは、コモン信号H1,H3,H
4,H5,H6にそれぞれ接続される。図19に示すよ
うに、小数桁数表示領域52の各セグメントは、セグメ
ント信号S4に接続される。LCDパネル50の他のセ
グメントは、図6に示すLCDパネル30と同様なセグ
メント信号との接続が行われている。
【0051】図20は、本実施形態の電子卓上計算機と
して、図2に示す計算機回路10が動作する手順を示
す。ステップe1では、入力KKL1がS1に接続され
ているか、OPEN状態であるか否かを判断する。図2
に示すジャンパ部20が接続されていないOPEN状態
であるときには、ステップe2で、「M+」キー45に
よるモードの切換えが行われ、入力KKL2とKKL3
の状態は無視する。ステップe1で、KKL1がS1に
接続されていると判断されるときには、ステップe3で
行数してスライドスイッチ5および端数処理指示スライ
ドスイッチ6によるモードの切換えが行われ、モード切
換えに関しては「M+」キー45の入力を無視する。す
なわち、図1に示す実施形態の電子卓上計算機1として
の動作が行われる。
【0052】図2に示す電気的構成では、小数部桁数指
定や端数処理指示のモード切換えを、スライドスイッチ
またはキーの両方でできるようにしているので、入力K
KL1のジャンパ部20による接続状態でどちらで実行
するかを判定する。計算機回路10を1つのLLSIと
して形成すれば、図1の実施形態の電子卓上計算機1や
本実施形態の電子卓上計算機41で共通に使用すること
ができる。
【0053】図21は、本実施形態の電子卓上計算機4
1で、「M+」キー45を用いて小数部桁数を設定する
手順を示す。端数処理は四捨五入の5/4モードに検定
する。ステップf1では、オールクリアを示す「CA」
キーが入力されているか否かを判断する。「CA」キー
が入力されているときには、ステップf2で「M+」キ
ー45が入力されているか否かを判断する。「M+」キ
ー45が入力されていないとき、またはステップf1で
「CA」キー以外が入力されているときには、ステップ
f3で、その他のキーが入力されているか否かを判断す
る。その他のキーが入力されていれば、小数部桁数指定
の手順は終了する。ステップf3で、その他のキーも入
力されていないときには、ステップf1に戻る。
【0054】ステップf2で、「M+」キー45が入力
されていると判断されるときには、ステップf4で現在
設定されているモードが「F」モードであるか否かを判
断する。「F」モードでないと判断されるときには、ス
テップf5で、「3」モードあるか否かを判断する。
「3」モードでないと判断されるときには、ステップf
6で、「2」モードであるか否かを判断する。「2」モ
ードでないと判断されるときには、ステップf7で
「1」モードであるか否かを判断する。「1」モードで
ないと判断されるときには、ステップf8で、「0」モ
ードであるか否かを判断する。「0」モードでないと判
断されるときには、ステップf4に戻る。ステップf4
の条件が成立するときには、ステップf9で、モードを
「F」モードから「3」モードに切換え、コモン信号H
3とセグメント信号S4とを出力して、「3」を小数桁
数表示領域52に表示させる。ステップf5、ステップ
f6、ステップf7およびステップf8の各条件が成立
すると判断されるときには、ステップf10、ステップ
f11、ステップf12およびステップf13の各ステ
ップで、「3」から「2」モードへ、「2」から「1」
モードへ、「1」から「0」モードへ、または「0」か
ら「F」モードにそれぞれ切換え、コモン信号H4,H
5,H6,H1をそれぞれ出力し、セグメント信号S4
を出力して、「2」、「1」、「0」、「F」を小数桁
数表示領域52にそれぞれ表示させる。ステップf9か
らステップf13までの各ステップが終了すると、ステ
ップf2に戻る。
【0055】本実施形態の電子卓上計算機41では、図
1の実施形態の電子卓上計算機41の桁数指定スライド
スイッチ5を用いる代わりに、「CA」キーに続けて入
力する「M+」キー45の入力操作に応じて、フローテ
ィング状態の「F」モードから、「3」→「2」→
「1」→「0」→「F」の順番に、小数桁数設定のモー
ドを変更することができる。現在設定されているモード
は、小数桁数表示領域52に表示されているので、容易
に判別することができる。
【0056】図22は、図21の手順に従って小数部桁
数を設定する操作例と、演算結果の表示例とを示す。図
22(a)は初期状態の表示器42での表示を示す。数
値は、第1行表示領域42aに「0」と小数点とが表示
される。小数桁数表示領域52には、フローティング状
態を示す「F」が表示される。フローティング状態で
は、表示されている桁数よりも小さい部分は切捨てられ
るけれども、以下に示すように小数桁数が指定された後
は、四捨五入モードの端数処理に固定される。図22
(b)では、図22(a)に示す「F」モードで8を9
で除算した結果を表示する状態を示す。第1行表示領域
42aにはフローティング状態での答が8桁分表示さ
れ、第2行表示領域42bでもフローティング状態での
答が8桁分表示される。状態表示領域51では、答であ
ることを示す「=」が表示される。小数桁数表示領域5
2では、フローティング状態であることを示す「F」が
表示される。
【0057】図22(c)は、「M+」キー45を操作
して、「F」モードから「3」モードに切換える操作に
対応する表示状態を示す。図22(d)は、図22
(c)に示す小数桁数表示領域52での表示が「3」の
状態で、8÷9の除算結果を表示する表示器42の画面
を示す。第1行表示領域42aには、小数点以下3桁を
表示するために4桁目で四捨五入した結果が表示され
る。第2行表示領域42bでは、8桁でのフローティン
グ状態の表示が行われる。以下、図22(e)は、小数
部桁数を「2」に指定した状態を示し、図22(f)は
演算結果の表示例を示す。図22(g)は小数部桁数を
「1」に設定した状態を示し、図22(h)はその状態
での演算結果の表示例を示す。図22(i)は小数部桁
数を「0」に設定した状態を示し、図22(j)はその
状態での表示例を示す。
【0058】図23および図24は、本発明の実施のさ
らに他の形態でのフローティング状態での表示例を示
す。図23は、図1に示す電子卓上計算機1と同様の構
成で、図2のジャンパ部20で入力KKL1とS1とを
接続しておき、桁数指定スライドスイッチ5を「F」の
位置に設定する状態を示す。図23(a)に示すよう
に、表示器2には第1行表示領域2aに「0」と小数点
とが表示される。ここでたとえば3÷9の割算を行う
と、図23(b)に示すように、第2行表示領域2bへ
のフローティング状態の表示のみが行われ、状態表示領
域31には演算結果を表す「=」の表示が行われる。図
24は、図16に示す電子卓上計算機41での表示の例
を示す。図24(a)は、表示器42で、第1行表示領
域42aに「0」の数値と小数点とが表示されており、
小数桁数表示領域52には「F」が表示されている状態
を示す。図2に示すジャンパ部20は、KKL1がOP
EN状態となる。この状態で、3÷9の除算を実行する
と、図24(b)に示すように、表示器42では、第2
行表示領域42bにフローティング状態の表示が行わ
れ、状態表示領域51には演算結果であることを示す
「=」の表示が行われ、小数桁数表示領域52にはフロ
ーティング状態であることを示す「F」の表示が行われ
る。
【0059】以上説明した図23(b)および図24
(b)の表示例では、フローティング状態での答の表示
を第2行表示領域2b,42bで行っているけれども、
第1行表示領域2a,42aで行うようにすることもで
きる。本実施形態と同様のフローティング状態での表示
を、図1の実施形態の電子卓上計算機1では、図10
(a)に示すように表示器2の第1行表示領域2aと第
2行表示領域2bとで全く同一に行っている。また図1
6に示す電子卓上計算機41では、図22(b)に示す
ように、表示器42の第1行表示領域42aおよび第2
行表示領域42bで全く同一に行っている。本実施形態
のように、第1行表示領域2a,42aまたは第2行表
示領域2b,42bのうちの一方のみでフローティング
状態の表示を行うことによって、消費電流の低減を図
り、図2の電源回路17に設けられる電池BATTを長
持ちさせることができる。
【0060】以上説明した各実施形態では、表示器2,
42としてLCDパネル30,50を用いているけれど
も、LEDや蛍光表示管などを用いることもできる。ま
た、LCDパネル30,50ではセグメント方式で表示
を行っているけれども、ドットマトリクス方式で表示を
行うようにすることもできる。また、第1行表示領域2
a,42aと第2行表示領域2b,42bとは、8桁で
同一の大きさを有しているけれども、第1行表示領域2
a,42aの方を重点的に表示を大きくしたり桁数を多
くしたりすることもできる。また、第1行表示領域2
a,42aが下側で、第2行表示領域2b,42bが上
側としているけれども、上下を逆にすることもできる。
さらに、3行以上の表示領域を設けることもできる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、演算部で
の演算結果を、表示部の第1行表示部で小数部桁数を指
定して端数処理の指示結果を反映して表示し、第2行表
示領域で端数処理を行わないフローティング状態で表示
することができる。指定された小数部桁数での演算結果
と、フローティング状態での演算結果とが同時に表示さ
れるので、演算結果を表示可能な桁数の範囲で最後まで
確認することができ、端数処理の内容についても判りや
すく認識することができる。
【0062】また本発明によれば、小数部の桁数を指定
するためにスライドスイッチによる切換え手段を設ける
場合も、特定のキーのみの操作で行う場合も、指定され
た桁数で小数部を処理するプログラムを1つのCPUで
実行し、異なる仕様の情報処理装置に対してソフトウエ
アやハードウエアを共通化し、コスト低減を図ることが
できる。
【0063】また本発明によれば、桁数指定部にフロー
ティング処理指示が行われるときには、第1行表示領域
または第2行表示領域の一方でフローティング状態の表
示を行い、他方には表示を行わないので、消費電力を少
なくすることができ、電源の電池を長持ちさせることが
できる。
【0064】また本発明によれば、除算演算の結果が割
り切れても、結果の桁数が第2行表示領域の表示可能な
桁数よりも大きくなって、フローティング状態の表示で
は全部を表示することができない場合に、第2行表示領
域には下位側の演算結果を表示可能な桁数まで表示する
ので、第1行表示領域での表示結果で上位側の数値を知
ることができる、表示部を有効に利用して下位側の数値
を表示することができる。
【0065】また本発明によれば、除算結果が割り切れ
ても桁数が第2行表示領域の表示可能な桁数よりも大き
くなる場合に、第2行表示領域では除算結果を下位側の
み表示し、第1行表示領域での小数桁数を指定して端数
処理を施した表示結果に、小数点位置で第2行表示領域
での数値の大きさの目安を表示し、全体として表示桁数
が大きい精度の高い表示を行わせることができる。
【0066】また本発明によれば、乗算演算の結果の桁
数が第2行表示領域で表示可能な桁数の範囲を超えてフ
ローティング状態の表示を全部の桁に関して行うことが
できなくなっても、第1行表示領域への小数点表示で第
1行表示領域の表示結果と第2行表示領域の表示結果と
を関連させ、大きな桁数での表示と同等に表示すること
ができる。
【0067】さらに本発明によれば、コンピュータにプ
ログラムを読取らせて、演算結果を指定された小数部の
桁数で端数処理を施した結果と、端数処理を施さないフ
ローティング状態の結果との両方を同時に表示させるよ
うに機能させることができる。
【0068】さらに本発明によれば、演算部による数値
演算の結果は、第1ステップで指定される小数部桁数
で、第2ステップで指示される四捨五入と切上げと切捨
てとのうちのいずれか1つの端数処理が施されて、第3
ステップで第1行表示領域に表示され、第2行表示領域
には端数処理が施されないフローティング状態の演算結
果が表示される。表示部の第1行表示領域と第2行表示
領域とに端数処理を施した演算結果と端数処理を施さな
いフローティング状態の演算結果とが同時に表示される
ので、端数処理を施した演算結果に対応するフローティ
ング状態の数値を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としての電子卓上計算機
1の外観構成を示す正面図である。
【図2】図1の電子卓上計算機1の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1の電子卓上計算機1のキーボード3の電気
的なスイッチマトリクスの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の電子卓上計算機1の表示器2として用い
るLCDパネル30のセグメント配置を示す図である。
【図5】図4のLCDパネル30のセグメントとコモン
信号線との接続状態を示す図である。
【図6】図4のLCDパネル30でセグメントとセグメ
ント信号線との接続状態を示す図である。
【図7】図4のLCDパネル30の外部接続用端子を示
す図である。
【図8】図1の電子卓上計算機1で小数桁数指定と端数
処理指示とを行う手順を示すフローチャートである。
【図9】図1の電子卓上計算機が四則計算の結果を表示
する手順を示すフローチャートである。
【図10】図9に示す手順に従って表示が行われる例を
示す図である。
【図11】図1の電子卓上計算機で除算結果が割り切れ
なかったり答が表示可能桁数に収まらない場合の表示手
順を示すフローチャートである。
【図12】図11に示す手順に従って表示される演算結
果の例を示す図である。
【図13】図11に示す表示手順に従って表示される演
算結果の例を示す図である。
【図14】図1の電子卓上計算機1で乗算結果の答が表
示可能な桁数に収まらない場合の表示手順を示すフロー
チャートである。
【図15】図14の手順に従って表示される乗算結果の
例を示す図である。
【図16】本発明の実施の他の形態の電子卓上計算機4
1の外観構成を示す正面図である。
【図17】図16の表示器42に用いるLCDパネル5
0のセグメント配置を示す図である。
【図18】図17のLCDパネル50のセグメントとコ
モン信号線との接続状態を示す図である。
【図19】図17のLCDパネル50のセグメントとセ
グメント信号線との接続状態を示す図である。
【図20】図2のジャンパ部20の接続状態に基づく切
換え動作を示すフローチャートである。
【図21】図16に示す電子卓上計算機41での小数部
桁数指定の手順を示すフローチャートである。
【図22】図21の手順に従って設定される小数部桁数
指定のモードと、演算結果の表示例とを示す図である。
【図23】本発明の実施のさらに他の形態でのフローテ
ィング状態の表示例を示す図である。
【図24】本発明の実施のさらに他の形態でのフローテ
ィング状態の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1,41 電子卓上計算機 2,42 表示器 2a,42a 第1行表示領域 2b,42b 第2行表示領域 3,43 キーボード 5 桁数指定スライドスイッチ 6 端数処理指示スライドスイッチ 10 計算機回路 11 CPU 12 ROM 13 RAM 20 ジャンパ部 21 キーマトリクス 22 スライドスイッチマトリクス 30,50 LCDパネル 31,51 状態表示領域 45 「M+」キー 52 小数桁数表示領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数値演算を行う演算部と、演算結果を小
    数表示可能な第1行表示領域および第2行表示領域を有
    する表示部とを備える情報処理装置において、小数部桁
    数を指定する桁数指定部と、 小数部を表示するための端数処理を、四捨五入と切上げ
    と切捨てとのうち、いずれか1つを指示する端数処理指
    示部と、 演算部の数値演算結果を、桁数指定部によって指定され
    る小数部桁数となるように、端数処理指示部によって指
    示される端数処理を施して、表示部の第1行表示領域に
    表示する第1行表示処理部と、 該数値演算結果を、上位側から表示可能な最大桁数まで
    の範囲で表示して端数は切捨てるフローティング状態
    で、第2行表示領域に表示する第2行表示処理部とを含
    むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記桁数指定部は、前記小数部桁数指定
    を行うスライドスイッチによる切換え手段を備える場合
    と、特定キーのみの操作で小数部桁数指定を行う場合と
    で、指定された桁数で小数部を処理するプログラム処理
    を、1つのCPUで実行することを特徴とする請求項1
    記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記桁数指定部は、フローティング処理
    指示か否かの判断を行うフローティング判断部を備え、 前記第1行表示処理部または前記第2行表示処理部は、
    フローティング判断部がフローティング処理指示と判断
    する場合に、フローティング状態の演算結果を前記表示
    部の第1行表示領域または第2行表示領域の一方にのみ
    表示し、他方には表示しないことを特徴とする請求項1
    または2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記演算部による除算演算の結果の桁数
    が、前記表示部の第1行表示領域の表示桁数以上の桁数
    で割り切れる場合に、 前記第1行表示処理部は、該除算演算結果で小数点以下
    の最後の桁から、第1行表示領域で表示可能な桁数まで
    を表示することを特徴とする請求項1または2記載の情
    報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記演算部による除算演算の結果の桁数
    が、前記表示部の第1行表示領域の表示桁数以上の桁数
    で割り切れる場合に、 前記第1行表示処理部は、該除算演算結果で小数点以下
    の値を含む表示可能な桁数までを表示し、 前記第2行表示処理部は、該除算結果で小数点以上の値
    を含む表示可能な桁数までを表示することを特徴とする
    請求項1または2記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記演算部による乗算演算の結果の桁数
    が、前記表示部の第1行表示領域の表示桁数以上の桁数
    となる場合に、 前記第1行表示処理部は、該乗算演算結果で小数点以下
    の値を含む表示可能な桁数までを表示し、 前記第2行表示処理部は、該乗算演算結果で小数点以上
    の値について、第1行表示領域での表示桁数の10倍と
    なる桁数に小数点の位置を表示するとともに、該10倍
    となる桁数以上の演算結果を表示し、 さらに、乗算演算の結果の桁数が表示部の表示桁数を超
    えたことを報知する報知手段を備えることを特徴とする
    請求項1または2記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれかに
    記載の情報処理装置として、コンピュータを機能させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な
    記録媒体。
  8. 【請求項8】 数値演算を行う演算部と、演算結果を小
    数表示可能な第1行表示領域および第2行表示領域を有
    する表示部とを備える情報処理装置の表示方法におい
    て、 小数部桁数を指定する第1ステップと、 四捨五入と切上げと切捨てとのうち、いずれか1つを端
    数処理の内容として指示する第2ステップと、 演算部による数値演算結果を第1ステップによって指定
    される桁数となるように、第2ステップで指示された内
    容の端数処理を施して第1行表示領域に表示し、上位側
    から表示可能な最大桁数まで表示して端数は切捨てるフ
    ローティングでの演算結果を、第2行表示領域に表示す
    る第3ステップとを含むことを特徴とする情報処理装置
    の表示方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008186224A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Casio Comput Co Ltd 計算装置及び計算プログラム
EP3974999A1 (en) * 2020-09-23 2022-03-30 Casio Computer Co., Ltd. Electronic apparatus, display control method, and display control program

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