JP2001159849A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001159849A
JP2001159849A JP34307499A JP34307499A JP2001159849A JP 2001159849 A JP2001159849 A JP 2001159849A JP 34307499 A JP34307499 A JP 34307499A JP 34307499 A JP34307499 A JP 34307499A JP 2001159849 A JP2001159849 A JP 2001159849A
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toner
toner liquid
image
liquid
developing roller
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JP34307499A
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Inventor
Masaomi Inoue
雅臣 井上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度むらのないトナー液を像坦持体へ安定供
給して一様で良好な画像を形成することのできる画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 回転する現像ローラ30を用いて、トナ
ーを含むトナー液を静電潜像が形成された像担持体11
に供給して、静電潜像にトナーを付着させ像担持体11
に形成されるトナー像を転写材15に転写する画像形成
装置10であって、現像ローラ30に所定間隔を有して
回転し、現像ローラ30の回転面にトナー液を層状に形
成させる供給ローラと、底部に保持されたトナー液に供
給ローラ31の下端部が浸漬され、現像ローラ30及び
供給ローラを内蔵する現像部12と、像担持体11に接
触して現像ローラ30の回転面に残留するトナー液を回
収するスクレーパ32とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーを含むキャ
リア液からなる液体トナー(トナー液)を用いて静電潜
像を顕画化して画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置に採用されている現像装置
を大別すると、乾式の現像装置と湿式の現像装置とがあ
る。トナー液を用いた湿式現像装置では、粉体状のトナ
ーを用いる乾式現像装置に比べてトナー粒子が細かいこ
となどから高解像度が得られるという利点を有してい
る。
【0003】このトナー液は帯電した粒状のトナーをキ
ャリア液中に分散させたものであり、像坦持体の表面に
このようなトナー液を供給すると、トナーが電気泳動に
よりキャリア液中を移動して静電潜像に付着し、これに
よって形成されるトナー像を転写材に転写することによ
り画像が形成されるようになっている。
【0004】以下に従来の湿式の現像装置が用いられる
画像形成装置について説明する。図4は従来の湿式の現
像装置が用いられた画像形成装置の構成図である。
【0005】図4において、100は従来の画像形成装
置、101は静電潜像が形成される像坦持体、102は
像担持体101にトナー液を供給する現像ローラ、10
3は現像ローラ102の面にトナー液の層を形成させる
供給ローラ、104は供給ローラ103の下端部がトナ
ー液に浸漬されるトナー液タンク、105は像担持体1
01に形成されたトナー像を転写材に転写するための転
写ローラである。
【0006】このように構成された画像形成装置100
の動作について説明する。
【0007】まず、像坦持体101の表面が一様に帯電
され、この帯電状態の像坦持体101に対して露光光学
系を用いてレーザ光等を照射して像坦持体101の面に
静電潜像を形成させる。
【0008】次に、トナー液に部分的に浸漬された供給
ローラ103を回転させることにより現像ローラ102
の表面にトナー液が供給される。このトナー液は、現像
ローラ102の回転により像坦持体101の表面へ供給
される。これにより、像坦持体101に形成された静電
潜像にトナーが付着してトナー像として顕画化され、転
写ローラ105によりトナー像が転写材に転写される。
【0009】その後、転写材は分離機構により像坦持体
101から分離されて定着装置へ搬送され、ここでトナ
ー像が定着されて排紙される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の画像
形成装置では以下のような問題点を有していた。
【0011】(1)現像ローラ102上に供給されたト
ナー液は、像担持体101の静電潜像に対応した部分の
トナーが像担持体101に移動し、現像ローラ102の
回転に伴ってトナー濃度が薄くなったトナー液がトナー
液タンク104に流入して、供給ローラ103に供給す
るための未使用のトナー液と混合するようになる。従っ
て、現像ローラ102の回転速度が増すほど像坦持体1
01へ供給されるトナー液はその濃度むらが大きくな
り、現像された静電潜像を転写材に転写する際の画像品
質を劣化させるという問題点があった。
【0012】(2)像坦持体101へ供給されるトナー
液の濃度むらを抑制する手段として、低粘度の液体トナ
ーを用いる方法がある。しかし、この場合は、トナー液
中に占める固形分比率(トナー濃度)に制約があり、ま
た、一般にトナー液の粘度が低くなるのに従って固形分
比率も低くなるために、転写材上に形成される画像の濃
度が薄くなるという問題点が生じる。
【0013】(3)さらに、現像ローラ102に印加す
る電圧を高くすることで転写濃度を高くして濃度むらを
抑制することも考えられるが、例えばインクジェット等
の非接触現像方式でインクを飛翔させて現像する場合に
は、大きな静電エネルギーを必要とし、また、高電圧と
するためには像坦持体101の表層耐圧の点から限界が
ある。このため、実使用上の方策としては像坦持体10
1と現像ローラ102とのギャップを狭く設定する必要
がある。しかし、現像ローラ102の幾何学的精度や構
成部材のメカ精度にも制約があり、非接触現像方式で現
像するのは困難である。
【0014】(4)転写材へ転写されるトナーの濃度
は、現像ローラ102、もしくは供給ローラ103、像
坦持体101の電圧印加量を増減して調整するのが一般
的な方法であるが、電圧のフレや電位差の強弱が発生す
る場合には濃度むらが生じ易くなるという問題点があっ
た。
【0015】本発明は前記従来の問題点を解決するもの
で、濃度むらのないトナー液を像坦持体へ安定供給して
一様で良好な画像を形成することのできる画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像形
成装置は、回転する現像ローラを用いて、トナーを含む
トナー液を静電潜像が形成された像担持体に供給して、
前記静電潜像にトナーを付着させ前記像担持体に形成さ
れるトナー像を転写材に転写する画像形成装置であっ
て、前記現像ローラに所定間隔を有して回転し、前記現
像ローラの回転面に前記トナー液を層状に形成させる供
給ローラと、底部に保持されたトナー液に前記供給ロー
ラの下端部が浸漬され、前記現像ローラ及び前記供給ロ
ーラを内蔵する現像部と、前記像担持体に接触して前記
現像ローラの回転面に残留するトナー液を回収するトナ
ー液回収手段とを有して構成されている。
【0017】これによって以下の作用が得られる。
【0018】(a)現像ローラの回転面に残留するトナ
ー液を回収するトナー液回収手段を有しているので、供
給ローラを介して現像ローラに供給される使用前のトナ
ー液と、使用後のトナー液とが混ざり合うのを確実に防
止することができ、濃度の異なるトナー液が混合するこ
とによる濃度むらを抑制して、画像品質に優れた均質な
画像を転写材に形成させることができる。
【0019】(b)現像ローラの回転面がトナー液回収
手段により定常に保持されるので、トナー液の粘度や表
面張力が変動しても、これによる影響を最小限度に抑制
でき、トナー液を像坦持体へ安定して供給することが可
能になる。
【0020】(c)画像形成装置が、現像ローラとトナ
ー液に浸漬される供給ローラとをそれぞれ支持する現像
部を備えているので、現像ローラに供給するトナー液や
使用後のトナー液の流れを制御して、トナー液を効率的
に運用できる。
【0021】請求項2に記載の画像形成装置は、請求項
1において、前記現像部が、前記トナー液回収手段で回
収されるトナー液を貯蔵するトナー液回収タンクと、前
記供給ローラの下端部が浸漬されるトナー液供給タンク
とを有して構成されている。
【0022】これによって、請求項1の作用の他、以下
の作用が得られる。
【0023】(a)現像ローラに供給されるトナー液
と、像坦持体に接触してトナーの一部が移動した後の使
用後のトナー液とが分離した状態で現像部内に配置され
るので、両者が混ざり合うことにより生じるトナー液の
濃度むらを確実に防止することができる。
【0024】(b)使用前後のトナー液が現像部内でそ
れぞれ分離配置されているので、使用前のトナー液の劣
化を抑制して、所定の転写品質を維持したまま、長期間
に亘ってタンク内に保持させることができる。
【0025】請求項3に記載の画像形成装置は、請求項
2において、前記トナー液回収タンクが、回収保持され
たトナー液を前記現像部の外部に設けられたトナー液タ
ンクに転送するトナー液リサイクル手段を有して構成さ
れている。
【0026】これによって、請求項2の作用の他、以下
の作用が得られる。
【0027】(a)トナー液リサイクル手段を設けてい
るので、トナー液の低消費化に貢献する作用を有する。
【0028】請求項4に記載の画像形成装置は、請求項
1において、前記トナー液回収手段が、前記現像ローラ
の回転面に対して所定の間隔を維持して配置されるスク
レーパを有し、前記スクレーパを支持する支持部材の基
端部が前記現像ローラの回転軸部に係合して固定されて
いる。
【0029】これによって、請求項1の作用の他、以下
の作用が得られる。
【0030】(a)現像ローラとトナー液回収手段の回
転軸が同一であるため、スクレーパの先端と現像ローラ
との間隔が常時一定に維持され、取付け誤差により生じ
るトナー液の回収効率のバラツキを抑制するという作用
を有する。
【0031】請求項5に記載の画像形成装置は、請求項
3において、前記トナー液リサイクル手段が、前記トナ
ー液回収タンクと前記トナー液タンクとを接続する排出
管を備えて構成されている。
【0032】これによって、請求項3の作用の他、以下
の作用が得られる。
【0033】(a)使用済みのトナー液をトナー液タン
クに排出して、必要に応じて、トナー濃度の調整や、均
一化の処理を簡単に行うことができる。
【0034】(b)排出のための動力を必要としないの
で、少ないエネルギー量で経済的に画像形成装置を作動
させることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図に基づいて説明する。
【0036】図1は本発明の一実施の形態である画像形
成装置の構成図であり、図2は画像形成装置における現
像部の説明図である。
【0037】図1及び図2において、10は実施の形態
の画像形成装置、11は露光光学系により静電潜像が形
成される像坦持体、12は像担持体11にトナー液を供
給するための現像部、13は像担持体11に形成された
トナー像をカセット14から取り出される転写材15に
転写するための転写ローラ、16は転写材15に転写さ
れたトナー像を定着するための定着装置、17は現像部
12へ供給するトナー液を保持したトナー液タンクであ
る。
【0038】トナー液は、帯電した粒状のトナーをキャ
リア液中に分散させたものであり、像坦持体11の表面
にこのようなトナー液を供給すると、トナーがキャリア
液中を電気泳動して像担持体11の静電潜像に付着して
これが可視化されるようになっている。このようなトナ
ー液としては、例えばアイソパー(Isopar_L:
Exxon社の登録商標)として知られている、樹脂で
被覆したカーボンブラック等のトナーを脂肪族炭化水素
からなるキャリア液中に分散させたもの等が好適に用い
られる。
【0039】像担持体11は、像坦持体11の外周面に
残留しているトナーを除去するためのスポンジ製のクリ
ーニングローラ20及びゴム製のクリーニングブレード
21と、発光ダイオード等を備え、残留トナー除去後の
像坦持体11に残留する静電潜像電荷を光照射で取り除
くための除電器22と、コロナ放電を用いて像坦持体1
1を一様に帯電させるための帯電器23と、ホストコン
ピュータでレーザ照射をオン/オフして像坦持体11上
に静電潜像を形成するための露光光学系24と、転写材
15に残留する電荷を除去するための分離装置25を有
している。
【0040】像坦持体11は画像形成装置10の本体に
回転自在に軸支され、像坦持体11の表面には有機光導
電体(OPC)、アモルファスシリコン(а―Si)系
あるいはセレン(Se)系の感光性受容層が塗布されて
いる。なお、本実施の形態において、像坦持体11はド
ラム状としているが、ベルト状としてもよい。
【0041】現像部12は、像担持体11に対向して回
転する現像ローラ30と、現像ローラ30の回転面にト
ナー液を層状に形成させるための供給ローラ31と、現
像ローラ30の回転面に残留するトナー液を回収するた
めのトナー液回収手段を構成するスクレーパ32と、ト
ナー液回収手段で回収されたトナー液を貯蔵するための
トナー液回収タンク33と、供給ローラ31の下端部が
内部に保持するトナー液に浸漬されるトナー液供給タン
ク34と、トナー液回収タンク33内のトナー液を排出
するための排出管35(トナー液リサイクル手段)と、
現像ローラ30上に形成されるトナー液の膜厚を制御す
るための液膜形成手段36とを有している。
【0042】現像ローラ30は、像坦持体11の外周面
へトナー液を供給し、像坦持体11に形成された静電潜
像をトナー像として顕在化させるためのもので、その回
転面の一部を像坦持体11に対して突出させて現像部1
2内に配置されている。
【0043】現像ローラ30は導電性部材料で形成され
ており、現像ローラ30には像坦持体11の帯電電位と
電荷消滅電位との間のレベルの電圧を印加するための図
示しない電源が接続されている。像坦持体11は接地電
位に設定されていて、電源により現像ローラ30に電圧
が印加されると現像ローラ30と像坦持体11との間に
所定の電界が形成されるようになっている。図示するよ
うに、現像ローラ30および供給ローラ31は像坦持体
11と反対方向に回転するが、異なる方向に回転するよ
うになっていてもよい。
【0044】供給ローラ31はその下端部がトナー液供
給タンク34内のトナー液に浸漬されて配置され、供給
ローラ31の回転に伴って、トナー液の粘性や表面張力
により回転面にトナー液の液膜を形成することのできる
供給装置である。
【0045】液膜形成手段36は、現像ローラ30の外
周面において、供給ローラ31と最も近接する位置と像
坦持体11と最も近接する位置との間に、現像ローラ3
0の外周面と一様に端部が当接又は所定の間隔を有して
配置され、耐溶剤性に優れた例えばウレタン系ゴムのよ
うな弾性体で形成されている。
【0046】ここで図3は画像形成装置におけるトナー
液回収手段の説明図である。
【0047】図3において、40はスクレーパ32を支
持する支持部材、41は支持部材40を固定支持する部
分に介挿して用いれるカラー部材である。
【0048】トナー液回収手段は、図3に示すように現
像ローラ30に当接するゴム製のスクレーパ32と、ス
クレーパ32を固持し現像ローラ30の軸中心と係合す
る支持部材40から構成されている。スクレーパ32は
耐溶剤性に優れた例えばウレタン系ゴムのような弾性材
質とする。また、スクレーパ32は現像ローラ30の回
転方向に従う方向へ延伸しているが、現像ローラ30の
回転方向に逆らう方向へ延伸するようにしてもよい。さ
らにスクレーパ32を支持する支持部材40の固定部
が、現像ローラ30の回転軸心と同一となる位置に、現
像ローラ30の回転軸との遊びを少なくしたカラー部材
41を介して取付けられている。
【0049】トナー液回収タンク33の底面は一部又は
全部が傾斜して形成され、底部に溜められるトナー液を
トナー液タンク17に接続する排出管35を介して排出
できるようになっている。
【0050】以上のように構成された画像形成装置10
の動作について、以下説明する。
【0051】画像形成を開始すると、先ず、帯電工程と
して高圧電源に接続された帯電器23でコロナ放電が行
われて像坦持体11の表面が一様に帯電される。次に、
露光工程として、ホストコンピュータから送られてくる
情報により露光光学系24のレーザがオン/オフされ、
周方向に回転される像坦持体11の表面の電荷が部分的
に消滅して静電潜像が形成される。
【0052】次の現像工程では、トナー液供給タンク3
4内のトナー液に部分的に浸漬された供給ローラ31が
回転して現像ローラ30の表面にトナー液が供給され
る。そして、現像ローラ30の表面に付着したトナー液
は、現像ローラ30の最外周面と一様に正接する液膜形
成手段36によって、任意の厚さの液膜が現像ローラ表
面上に形成される。
【0053】電源により現像ローラ30に電圧が印加さ
れると、現像ローラ30と像坦持体11との間に電界が
形成される。そして、現像ローラ30の外周面に保持さ
れたトナー液が像担持体11に接近すると、像坦持体1
1の表面上に帯電した正電荷が近づくにつれて、トナー
液の表面は静電誘導により負電荷を帯びて像坦持体11
に引き寄せられる。この状態で、さらに像坦持体11と
のギャップが狭くなると、トナー液の表面が隆起して突
起の先端が像坦持体11に付着する。
【0054】ここで、電源を例えば500V程度に設定
しておけば、現像ローラ30と像坦持体11表面におけ
る電荷の消滅した低電位(100V程度)の画像形成部
との間には現像ローラ30から像坦持体11に向かう電
界が形成されるので、正電荷を帯びたトナーは、このよ
うな電界の作用によって像坦持体11の画像形成部に向
かって泳動して画像形成部に供給される。また、現像ロ
ーラ30と像坦持体11表面における電荷の消滅してい
ない高電位(700V程度)の画像非形成部との間には
像坦持体11から現像ローラ30に向かう電界が形成さ
れるので、正電荷を帯びたトナーはこのような電界の作
用によって像坦持体11の画像非形成部から離れる方向
に泳動してこの画像非形成部には供給されない。
【0055】これにより、現像ローラ30に供給された
トナー液中のトナーは像坦持体11の静電潜像の個所へ
供給される。そして、像坦持体11に形成された静電潜
像がトナー像として顕在化される。なお、供給ローラ3
1は、現像ローラ30と同電位になるようにバイアス電
圧が印加されている。
【0056】現像ローラ30から像坦持体11の静電潜
像へ供給されなかったトナー液は、現像ローラ30の回
転にしたがいトナー液回収手段のスクレーパ32へ到達
する。そこで、現像ローラ30の外周面と当接したスク
レーパ32によってトナー液が現像ローラ30から剥離
される。剥離されたトナー液はトナー液回収タンク33
に収められると同時に、トナー液回収タンク33の底面
に施された傾斜面に沿って流出してトナー液リサイクル
手段を介して配送され、未使用の新しいトナー液が貯蔵
されたトナー液タンク17内へ移動する。トナー液タン
ク17内には図示しない濃度センサーが設けられてお
り、トナー液タンク17内の濃度が任意の範囲内に収ま
るようにトナー液を撹拌したり、トナーやキャリア液を
補給したりするための図示しない濃度調節機構が設けら
れている。
【0057】転写材15はカセット14内から転写ロー
ラ13へと搬送される。そして、像坦持体11での前述
のようなトナー像の現像が終わり、転写材15が転写ロ
ーラ13に搬送されるのと略同時に、この転写ローラ1
3は像坦持体11に当接される。そして、所定レベルの
転写バイアスが印加されることにより、像坦持体11上
のトナー像は転写材15に転写される。
【0058】ここで、転写材15は誘電体なので、高圧
が印加されることで帯電して像坦持体11に静電吸着さ
れる。そこで、転写材15が転写ローラ13に搬送され
るのと略同時に分離装置25によりコロナ放電が行わ
れ、転写材15が除電される。そして、転写材15が完
全に除電されることで転写材15と像坦持体11との静
電吸着力が減少し、転写材15はそのこしの強さと自重
とによって像坦持体11から分離する。
【0059】分離された転写材15は定着装置16内を
通過するときの圧力と熱によってトナー像が定着されて
排紙され、画像形成が終了する。
【0060】一方、転写材15に転写されることなく像
坦持体11に残ったトナーはクリーニングローラ20及
びクリーニングブレード21とにより取り除かれる。ま
た、像坦持体11の残留静電像が除電器22により除電
される。これによって、像坦持体11は新たな画像形成
の待機状態になる。
【0061】以上述べたように本実施の形態によれば、
トナー液の粘度および表面張力に影響されることの少な
くトナー液を像坦持体へ供給できるので、濃度むらのな
い一様な画像を得ることが出来る。また、トナー液のリ
サイクルによりトナー液の低消費化に貢献することが可
能になる。
【0062】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、以下の効果が得られる。
【0063】(a)現像ローラの回転面に残留するトナ
ー液を回収するトナー液回収手段を有しているので、供
給ローラを介して現像ローラに供給される使用前のトナ
ー液と、使用後のトナー液とが混ざり合うのを確実に防
止することができ、濃度の異なるトナー液が混合するこ
とによる濃度むらを抑制して、均質な画像を転写材に形
成させることができる。
【0064】(b)現像ローラの回転面がトナー液回収
手段により定常に保持されるので、トナー液の粘度や表
面張力が変動しても、これによる影響を最小限度に抑制
でき、トナー液を像坦持体へ安定して供給することが可
能になる。
【0065】(c)画像形成装置が、現像ローラとトナ
ー液に浸漬される供給ローラとをそれぞれ支持する現像
部を備えているので、現像ローラに供給するトナー液や
使用後のトナー液の流れを制御して、トナー液を効率的
に運用できる。
【0066】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
これによって、請求項1の効果の他、以下の効果が得ら
れる。
【0067】(a)現像ローラに供給されるトナー液
と、像坦持体に接触してトナーが除かれて濃度の薄くな
った使用後のトナー液とが分離した状態で現像部内に配
置されるので、両者が混ざり合うことにより生じるトナ
ー液の濃度むらをさらに確実に防止することができる。
【0068】(b)使用前後のトナー液が現像部内でそ
れぞれ分離配置されているので、使用前のトナー液の劣
化を抑制して、所定の転写品質を維持したまま、長期間
に亘ってタンク内に保持させることができる。
【0069】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
これによって、請求項2の効果の他、以下の効果が得ら
れる。
【0070】(a)トナー液リサイクル手段を設けてい
るので、トナー液の低消費化に貢献する効果を有する。
【0071】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
これによって、請求項1の効果の他、以下の効果が得ら
れる。
【0072】(a)現像ローラとトナー液回収手段の回
転軸が同一であるため、スクレーパの先端と現像ローラ
との間隔が常時一定に維持され、取付け誤差により生じ
るトナー液の回収効率のバラツキを抑制するという効果
を有する。
【0073】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
これによって、請求項3の効果の他、以下の作用が得ら
れる。
【0074】(a)使用済みのトナー液をトナー液タン
クに排出して、必要に応じて、トナー濃度の調整や、均
一化の処理を簡単に行うことができる。
【0075】(b)排出のための動力を必要としないの
で、少ないエネルギー量で経済的に画像形成装置を作動
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である画像形成装置の構
成図
【図2】画像形成装置における現像部の説明図
【図3】画像形成装置におけるトナー液回収手段の説明
【図4】従来の湿式の現像装置が用いられた画像形成装
置の構成図
【符号の説明】
10 画像形成装置 11 像担持体 12 現像部 13 転写ローラ 14 カセット 15 転写材 16 定着装置 17 トナー液タンク 20 クリーニングローラ 21 クリーニングブレード 22 除電器 23 帯電器 24 露光光学系 25 分離装置 30 現像ローラ 31 供給ローラ 32 スクレーパ 33 トナー液回収タンク 34 トナー液供給タンク 35 排出管 36 液膜形成手段 40 支持部材 41 カラー部材 100 画像形成装置 101 像坦持体 102 現像ローラ 103 供給ローラ 104 トナー液タンク 105 転写ローラ 106 露光光学系

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する現像ローラを用いて、トナーを含
    むトナー液を静電潜像が形成された像担持体に供給し
    て、前記静電潜像にトナーを付着させ前記像担持体に形
    成されるトナー像を転写材に転写する画像形成装置であ
    って、 前記現像ローラに所定間隔を有して回転し、前記現像ロ
    ーラの回転面に前記トナー液を層状に形成させる供給ロ
    ーラと、底部に保持されたトナー液に前記供給ローラの
    下端部が浸漬され、前記現像ローラ及び前記供給ローラ
    を内蔵する現像部と、前記像担持体に接触して前記現像
    ローラの回転面に残留するトナー液を回収するトナー液
    回収手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記現像部が、前記トナー液回収手段で回
    収されるトナー液を貯蔵するトナー液回収タンクと、前
    記供給ローラの下端部が浸漬されるトナー液供給タンク
    とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】前記トナー液回収タンクが、回収保持され
    たトナー液を前記現像部の外部に設けられたトナー液タ
    ンクに転送するトナー液リサイクル手段を有しているこ
    とを特徴する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記トナー液回収手段が、前記現像ローラ
    の回転面に対して所定の間隔を維持して配置されるスク
    レーパを有し、前記スクレーパを支持する支持部材の基
    端部が前記現像ローラの回転軸部に係合して固定されて
    いることを特徴する請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記トナー液リサイクル手段が、前記トナ
    ー液回収タンクと前記トナー液タンクとを接続する排出
    管を備えていることを特徴とする請求項3に記載の画像
    形成装置。
JP34307499A 1999-12-02 1999-12-02 画像形成装置 Pending JP2001159849A (ja)

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