JP2001159710A - カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 - Google Patents
カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子Info
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- JP2001159710A JP2001159710A JP34402899A JP34402899A JP2001159710A JP 2001159710 A JP2001159710 A JP 2001159710A JP 34402899 A JP34402899 A JP 34402899A JP 34402899 A JP34402899 A JP 34402899A JP 2001159710 A JP2001159710 A JP 2001159710A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクジェット方式によるカラーフィルタの
製造方法において、着弾点精度が高く、透明性及び耐光
性に優れ、にじみのない着色部を形成する方法を提供す
る。 【解決手段】 青色インクとして、銅フタロシアニン酸
部分アミド化物に、赤、マゼンタ、紫の染料のいずれか
を調色してなる着色剤を含有させて用いる。
製造方法において、着弾点精度が高く、透明性及び耐光
性に優れ、にじみのない着色部を形成する方法を提供す
る。 【解決手段】 青色インクとして、銅フタロシアニン酸
部分アミド化物に、赤、マゼンタ、紫の染料のいずれか
を調色してなる着色剤を含有させて用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーテレビ、パ
ーソナルコンピュータ、パチンコ遊技台等に使用される
カラー表示の液晶素子と、該液晶素子の構成部材である
カラーフィルタとその製造方法に関する。
ーソナルコンピュータ、パチンコ遊技台等に使用される
カラー表示の液晶素子と、該液晶素子の構成部材である
カラーフィルタとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの発達、
特に携帯用のパーソナルコンピュータの発達に伴い、液
晶ディスプレイ、特にカラー液晶ディスプレイの需要が
増加する傾向にある。しかしながら、さらなる普及のた
めにはコストダウンが必要であり、特にコスト的に比重
の高いカラーフィルタのコストダウンに対する要求が高
まっている。
特に携帯用のパーソナルコンピュータの発達に伴い、液
晶ディスプレイ、特にカラー液晶ディスプレイの需要が
増加する傾向にある。しかしながら、さらなる普及のた
めにはコストダウンが必要であり、特にコスト的に比重
の高いカラーフィルタのコストダウンに対する要求が高
まっている。
【0003】カラーフィルタは、カラー液晶ディスプレ
イの重要な構成部品で、このフィルタは透明基板上に一
般に赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色からなる着
色画素を繰り返し多数配列した構造を有している。
イの重要な構成部品で、このフィルタは透明基板上に一
般に赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色からなる着
色画素を繰り返し多数配列した構造を有している。
【0004】従来から、カラーフィルタの要求特性を満
足しつつ上記要求に応えるべく種々のフィルタの製造方
法が試みられているが、未だ全ての要求性能を満足する
方法が確立されていないのが現状である。以下にカラー
フィルタの代表的な製造方法を説明する。
足しつつ上記要求に応えるべく種々のフィルタの製造方
法が試みられているが、未だ全ての要求性能を満足する
方法が確立されていないのが現状である。以下にカラー
フィルタの代表的な製造方法を説明する。
【0005】最も多く用いられている第1の方法が染色
法である。染色法は、染色用の材料である水溶性の高分
子材料に感光剤を添加して感光化したものを用い、これ
をフォトリソグラフィー工程により透明基板上に所望の
形状にパターニングした後、得られたパターンを染色浴
に浸漬し、着色パターンを得る。これを3回繰り返して
R、G、Bの3色の着色部を有するカラーフィルタを形
成する。
法である。染色法は、染色用の材料である水溶性の高分
子材料に感光剤を添加して感光化したものを用い、これ
をフォトリソグラフィー工程により透明基板上に所望の
形状にパターニングした後、得られたパターンを染色浴
に浸漬し、着色パターンを得る。これを3回繰り返して
R、G、Bの3色の着色部を有するカラーフィルタを形
成する。
【0006】次に多く用いられている第2の方法は顔料
分散法であり、近年染色法にとって代わりつつある。こ
の方法は、先ず透明基板上に顔料を分散した感光性樹脂
層を形成し、これをパターニングすることにより単色の
パターンを得る。さらにこの工程を3回繰り返すことに
より、R、G、Bの3色の着色部を有するカラーフィル
タを形成する。
分散法であり、近年染色法にとって代わりつつある。こ
の方法は、先ず透明基板上に顔料を分散した感光性樹脂
層を形成し、これをパターニングすることにより単色の
パターンを得る。さらにこの工程を3回繰り返すことに
より、R、G、Bの3色の着色部を有するカラーフィル
タを形成する。
【0007】第3の方法として電着法がある。この方法
は、先ず透明基板上に透明電極をパターニングする。次
に、顔料、樹脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬
し、第1の色を電着する。この工程を3回繰り返して
R、G、Bの3色の着色部を形成し、最後に焼成するこ
とによりカラーフィルタを形成する。
は、先ず透明基板上に透明電極をパターニングする。次
に、顔料、樹脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬
し、第1の色を電着する。この工程を3回繰り返して
R、G、Bの3色の着色部を形成し、最後に焼成するこ
とによりカラーフィルタを形成する。
【0008】第4の方法として印刷法がある。この方法
は、熱硬化性樹脂に顔料を分散させた塗料を、繰り返し
印刷によりR、G、Bの3色に塗り分けた後、着色層で
ある樹脂を加熱硬化させてカラーフィルタを形成する。
は、熱硬化性樹脂に顔料を分散させた塗料を、繰り返し
印刷によりR、G、Bの3色に塗り分けた後、着色層で
ある樹脂を加熱硬化させてカラーフィルタを形成する。
【0009】いずれの方法においても、着色部上に保護
層を形成するのが一般的である。
層を形成するのが一般的である。
【0010】また、これらの方法に共通していること
は、R、G、Bの3色の着色部を形成するために、同一
工程を3回必要とすることであり、これは必然的にコス
トを高くする。また、工程数が多いほど、歩留まりが低
下するという問題も有している。
は、R、G、Bの3色の着色部を形成するために、同一
工程を3回必要とすることであり、これは必然的にコス
トを高くする。また、工程数が多いほど、歩留まりが低
下するという問題も有している。
【0011】その上、第3の電着法によれば、形成可能
なパターンに限界があり、現状の技術ではTFT型(薄
膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス駆動方
式)液晶素子には適用困難である。また、第4の方法に
おいては、解像性、平滑性が悪い等問題があり、ファイ
ンピッチのパターンが形成できない。
なパターンに限界があり、現状の技術ではTFT型(薄
膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス駆動方
式)液晶素子には適用困難である。また、第4の方法に
おいては、解像性、平滑性が悪い等問題があり、ファイ
ンピッチのパターンが形成できない。
【0012】上記問題を解決すべく、インクジェット方
式を用いたカラーフィルタの製造方法が提案されている
(特開昭59−75205号、特開昭63−23590
1号、特開平1−217302号、特開平4−1230
05号など)。これらの方法は、前記の方法とは異な
り、R、G、Bの各色の着色剤を含有する着色液(イン
ク)を透明基板上にノズルより噴射して着色部を形成す
るものである。従って、該方法によれば、R、G、Bの
3色の着色部を1回の工程で同時に形成することがで
き、さらに、インクの使用量にも無駄が生じないため、
大幅な生産性の向上、コストダウン等の効果を得ること
ができる。
式を用いたカラーフィルタの製造方法が提案されている
(特開昭59−75205号、特開昭63−23590
1号、特開平1−217302号、特開平4−1230
05号など)。これらの方法は、前記の方法とは異な
り、R、G、Bの各色の着色剤を含有する着色液(イン
ク)を透明基板上にノズルより噴射して着色部を形成す
るものである。従って、該方法によれば、R、G、Bの
3色の着色部を1回の工程で同時に形成することがで
き、さらに、インクの使用量にも無駄が生じないため、
大幅な生産性の向上、コストダウン等の効果を得ること
ができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
ジェット方式によるカラーフィルタの製造法において
は、使用されている着色剤、一般的には染料が必ずしも
インクジェット方式に好適なものばかりではない等の理
由から、下記の要求特性の全てを満足するものがなく、
早急な解決法の確立が望まれている。
ジェット方式によるカラーフィルタの製造法において
は、使用されている着色剤、一般的には染料が必ずしも
インクジェット方式に好適なものばかりではない等の理
由から、下記の要求特性の全てを満足するものがなく、
早急な解決法の確立が望まれている。
【0014】インクジェットヘッドより噴射した際の
インク滴の着弾点精度 着色画素の透明性 着色画素のにじみ 着色画素の耐光性
インク滴の着弾点精度 着色画素の透明性 着色画素のにじみ 着色画素の耐光性
【0015】本発明の課題は、上記問題を解決すること
にあり、インクジェット方式に好適なインクを構成し、
信頼性が高いカラーフィルタを歩留まり良く形成し、該
カラーフィルタを用いてカラー表示特性に優れた液晶素
子をより安価に提供することにある。
にあり、インクジェット方式に好適なインクを構成し、
信頼性が高いカラーフィルタを歩留まり良く形成し、該
カラーフィルタを用いてカラー表示特性に優れた液晶素
子をより安価に提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーフィルタ
の製造方法は、透明基板上に複数の着色部を有するカラ
ーフィルタの製造方法であって、透明基板上にインクジ
ェット方式によりインクを付与して着色部を形成する工
程において、下記一般式(1)で示される第1の染料を
少なくとも含有する青色インクを用いることを特徴とす
る。
の製造方法は、透明基板上に複数の着色部を有するカラ
ーフィルタの製造方法であって、透明基板上にインクジ
ェット方式によりインクを付与して着色部を形成する工
程において、下記一般式(1)で示される第1の染料を
少なくとも含有する青色インクを用いることを特徴とす
る。
【0017】
【化3】
【0018】上記式中、Metは2〜4価の金属イオン
または2個のHを表し、MはH、アルカリ金属、アンモ
ニウムイオンのいずれかを表し、R1は置換基や不飽和
結合を有していても良い炭化水素基を表し、R2はH、
または、置換基や不飽和結合を有していても良い炭化水
素基を表し、xは1〜3の整数、yは1〜3の整数をそ
れぞれ表し、且つ、x+y≦4である。
または2個のHを表し、MはH、アルカリ金属、アンモ
ニウムイオンのいずれかを表し、R1は置換基や不飽和
結合を有していても良い炭化水素基を表し、R2はH、
または、置換基や不飽和結合を有していても良い炭化水
素基を表し、xは1〜3の整数、yは1〜3の整数をそ
れぞれ表し、且つ、x+y≦4である。
【0019】尚、Mが3価または4価の金属イオンの場
合には適当な配位子がそれぞれ1または2個存在するも
のである。
合には適当な配位子がそれぞれ1または2個存在するも
のである。
【0020】上記本発明においては、赤色染料、マゼン
タ色染料、紫色染料から選ばれる少なくとも一種の第2
の染料と、上記第1の染料とを含有するインクを青色イ
ンクとして用いること、特に、上記第2の染料が、C.
I.アシッドレッド51、52、289のいずれかであ
ることを好ましい態様として含むものである。
タ色染料、紫色染料から選ばれる少なくとも一種の第2
の染料と、上記第1の染料とを含有するインクを青色イ
ンクとして用いること、特に、上記第2の染料が、C.
I.アシッドレッド51、52、289のいずれかであ
ることを好ましい態様として含むものである。
【0021】また、上記本発明の製造方法においては、
透明基板上に樹脂組成物からなるインク受容層を形成
し、該インク受容層にインクジェット方式によりインク
を吐出して着色し、着色部を形成する第1の方法、或い
は、透明基板上に開口部を有する樹脂層を形成し、該樹
脂層の開口部を被着色部としてインクジェットヘッドよ
り硬化型着色樹脂組成物からなるインクを吐出して硬化
し、着色部を形成する第2の方法のいずれかが好ましく
用いられる。
透明基板上に樹脂組成物からなるインク受容層を形成
し、該インク受容層にインクジェット方式によりインク
を吐出して着色し、着色部を形成する第1の方法、或い
は、透明基板上に開口部を有する樹脂層を形成し、該樹
脂層の開口部を被着色部としてインクジェットヘッドよ
り硬化型着色樹脂組成物からなるインクを吐出して硬化
し、着色部を形成する第2の方法のいずれかが好ましく
用いられる。
【0022】さらに、上記第1の製造方法においては、
透明基板上に開口部を有する遮光層を形成し、少なくと
も該開口部内のインク受容層にインクを付与すること、
光照射によりインク受容能が変化する感光性樹脂組成物
を用いてインク受容層を形成し、パターン露光してイン
ク受容能を有する被着色部と該被着色部よりもインク受
容能の低い非着色部とを形成し、上記被着色部にインク
を付与して着色部を形成すること、特に、透明基板上に
開口部を有する遮光層を形成し、少なくとも該開口部内
のインク受容層に被着色部を形成すること、さらには、
水溶性アクリルモノマーを含むポリマーを少なくとも含
む樹脂組成物を用いてインク受容層を形成すること、を
好ましい態様として含むものである。
透明基板上に開口部を有する遮光層を形成し、少なくと
も該開口部内のインク受容層にインクを付与すること、
光照射によりインク受容能が変化する感光性樹脂組成物
を用いてインク受容層を形成し、パターン露光してイン
ク受容能を有する被着色部と該被着色部よりもインク受
容能の低い非着色部とを形成し、上記被着色部にインク
を付与して着色部を形成すること、特に、透明基板上に
開口部を有する遮光層を形成し、少なくとも該開口部内
のインク受容層に被着色部を形成すること、さらには、
水溶性アクリルモノマーを含むポリマーを少なくとも含
む樹脂組成物を用いてインク受容層を形成すること、を
好ましい態様として含むものである。
【0023】また、上記第2の製造方法においては、樹
脂層を黒色樹脂で形成することを好ましい態様として含
むものである。
脂層を黒色樹脂で形成することを好ましい態様として含
むものである。
【0024】またさらに、本発明は、透明基板上に複数
の着色部を有するカラーフィルタであって、青色の着色
部が下記一般式(1)で示される第1の染料を少なくと
も含有し、上記本発明のカラーフィルタの製造方法によ
って製造されたことを特徴とするカラーフィルタを提供
するものである。
の着色部を有するカラーフィルタであって、青色の着色
部が下記一般式(1)で示される第1の染料を少なくと
も含有し、上記本発明のカラーフィルタの製造方法によ
って製造されたことを特徴とするカラーフィルタを提供
するものである。
【0025】
【化4】
【0026】上記式中、Metは2〜4価の金属イオン
または2個のHを表し、MはH、アルカリ金属、アンモ
ニウムイオンのいずれかを表し、R1は置換基や不飽和
結合を有していても良い炭化水素基を表し、R2はH、
または、置換基や不飽和結合を有していても良い炭化水
素基を表し、xは1〜3の整数、yは1〜3の整数をそ
れぞれ表し、且つ、x+y≦4である。
または2個のHを表し、MはH、アルカリ金属、アンモ
ニウムイオンのいずれかを表し、R1は置換基や不飽和
結合を有していても良い炭化水素基を表し、R2はH、
または、置換基や不飽和結合を有していても良い炭化水
素基を表し、xは1〜3の整数、yは1〜3の整数をそ
れぞれ表し、且つ、x+y≦4である。
【0027】尚、Mが3価または4価の金属イオンの場
合には適当な配位子がそれぞれ1または2個存在するも
のである。
合には適当な配位子がそれぞれ1または2個存在するも
のである。
【0028】本発明のカラーフィルタにおいて好ましく
は、着色部上に保護層を有する。
は、着色部上に保護層を有する。
【0029】さらに本発明は、一対の基板間に液晶を狭
持してなる液晶素子であって、一方の基板が、上記本発
明のカラーフィルタを用いて構成されたことを特徴とす
る液晶素子を提供するものである。
持してなる液晶素子であって、一方の基板が、上記本発
明のカラーフィルタを用いて構成されたことを特徴とす
る液晶素子を提供するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】図5に本発明のカラーフィルタの
製造方法で用いられるインクジェット法により着色部を
形成する装置の構成を示すブロック図を示す。図5にお
いて、CPU51はヘッド駆動回路52を介してインク
ジェットヘッド53が接続されている。さらにCPU5
1にはプログラムメモリ54内の制御プログラム情報が
入力される。CPU51はインクジェットヘッド53を
所定の位置まで移動させ(不図示)、透明基板55上の
所望の着色位置をインクジェットヘッド53の下方にも
たらし、その位置に所望の色のインク滴56を噴射して
着色する。これを透明基板55上の全着色部に対して行
うことによりカラーフィルタを製造するものである。
製造方法で用いられるインクジェット法により着色部を
形成する装置の構成を示すブロック図を示す。図5にお
いて、CPU51はヘッド駆動回路52を介してインク
ジェットヘッド53が接続されている。さらにCPU5
1にはプログラムメモリ54内の制御プログラム情報が
入力される。CPU51はインクジェットヘッド53を
所定の位置まで移動させ(不図示)、透明基板55上の
所望の着色位置をインクジェットヘッド53の下方にも
たらし、その位置に所望の色のインク滴56を噴射して
着色する。これを透明基板55上の全着色部に対して行
うことによりカラーフィルタを製造するものである。
【0031】インクジェット法による着色工程におい
て、特に要求される特性としては、インクジェットヘッ
ドに設けられたノズルより噴射されたインク滴の着弾点
精度である。この着弾点精度が悪い場合、即ちインク滴
の着弾した位置が目的の位置とずれていると、隣接した
着色部(或いはインク滴)との混色による色調の変化と
いった問題や、光透過部(着色画素内)がインク滴で覆
われていない部分で発生するいわゆる白抜け(透明部分
からの光もれ)といった問題が発生してしまう。
て、特に要求される特性としては、インクジェットヘッ
ドに設けられたノズルより噴射されたインク滴の着弾点
精度である。この着弾点精度が悪い場合、即ちインク滴
の着弾した位置が目的の位置とずれていると、隣接した
着色部(或いはインク滴)との混色による色調の変化と
いった問題や、光透過部(着色画素内)がインク滴で覆
われていない部分で発生するいわゆる白抜け(透明部分
からの光もれ)といった問題が発生してしまう。
【0032】着弾点精度を悪くする第1の原因として
は、インクが噴射ヘッドのノズルが並んだオリフィス端
面で不均一に濡れることにより、インクの吐出方向が不
規則に変化してしまうことが挙げられる。
は、インクが噴射ヘッドのノズルが並んだオリフィス端
面で不均一に濡れることにより、インクの吐出方向が不
規則に変化してしまうことが挙げられる。
【0033】本発明者等は鋭意研究の結果、固体表面へ
の吸着性の高い染料をインクの着色剤として使用する
と、上述したインクがオリフィス端面を不均一に濡らし
てしまう現象を頻発するようになり、その結果、着弾点
精度が低下することを見出した。従来のカラーフィルタ
用染料は、基板表面へ速やかに染着するような分子設計
となっているが、その反面で上述したオリフィス端面へ
の染料吸着性も高いため、着弾点精度を著しく低下させ
るものが多かった。
の吸着性の高い染料をインクの着色剤として使用する
と、上述したインクがオリフィス端面を不均一に濡らし
てしまう現象を頻発するようになり、その結果、着弾点
精度が低下することを見出した。従来のカラーフィルタ
用染料は、基板表面へ速やかに染着するような分子設計
となっているが、その反面で上述したオリフィス端面へ
の染料吸着性も高いため、着弾点精度を著しく低下させ
るものが多かった。
【0034】また、第2の原因としては、ノズル先端部
でのインクの増粘現象が挙げられる。ノズル先端部で水
や低沸点溶媒等が蒸発するにつれてインク粘度は上昇す
るが、染料の中には著しくこの傾向が高いものがある。
ノズル先端部でこのような粘度上昇が生じると、インク
の吐出が正常に行われなくなり、その結果として上記と
同様に、着弾点精度の低下をきたしてしまう。
でのインクの増粘現象が挙げられる。ノズル先端部で水
や低沸点溶媒等が蒸発するにつれてインク粘度は上昇す
るが、染料の中には著しくこの傾向が高いものがある。
ノズル先端部でこのような粘度上昇が生じると、インク
の吐出が正常に行われなくなり、その結果として上記と
同様に、着弾点精度の低下をきたしてしまう。
【0035】本発明にかかる第1の染料を含有するイン
クは、上記のような着弾点精度の低下を発生させること
がなく、歩留まり良く着色部を形成することができる。
クは、上記のような着弾点精度の低下を発生させること
がなく、歩留まり良く着色部を形成することができる。
【0036】即ち、本発明においては、インクジェット
方式によりインクを付与して着色部を形成する工程にお
いて、下記一般式(1)で示される第1の染料を少なく
とも含有する青色インクを用いて、B着色部を形成す
る。
方式によりインクを付与して着色部を形成する工程にお
いて、下記一般式(1)で示される第1の染料を少なく
とも含有する青色インクを用いて、B着色部を形成す
る。
【0037】
【化5】
【0038】上記式中、Metは2〜4価の金属イオン
または2個のHを表し、MはH、アルカリ金属、アンモ
ニウムイオンのいずれかを表し、R1は置換基や不飽和
結合を有していても良い炭化水素基を表し、R2はH、
または、置換基や不飽和結合を有していても良い炭化水
素基を表し、xは1〜3の整数、yは1〜3の整数をそ
れぞれ表し、且つ、x+y≦4である。
または2個のHを表し、MはH、アルカリ金属、アンモ
ニウムイオンのいずれかを表し、R1は置換基や不飽和
結合を有していても良い炭化水素基を表し、R2はH、
または、置換基や不飽和結合を有していても良い炭化水
素基を表し、xは1〜3の整数、yは1〜3の整数をそ
れぞれ表し、且つ、x+y≦4である。
【0039】尚、Mが3価または4価の金属イオンの場
合には適当な配位子がそれぞれ1または2個存在するも
のである。
合には適当な配位子がそれぞれ1または2個存在するも
のである。
【0040】本発明のカラーフィルタの製造方法として
は、透明基板上に樹脂組成物からなるインク受容層を形
成し、該インク受容層にインクジェット方式によりイン
クを吐出して着色し、着色部を形成する方法、或いは、
透明基板上に開口部を有する樹脂層を形成し、該樹脂層
の開口部を被着色部としてインクジェットヘッドより硬
化型着色樹脂組成物からなるインクを吐出して硬化し、
着色部を形成する方法が好ましく用いられる。
は、透明基板上に樹脂組成物からなるインク受容層を形
成し、該インク受容層にインクジェット方式によりイン
クを吐出して着色し、着色部を形成する方法、或いは、
透明基板上に開口部を有する樹脂層を形成し、該樹脂層
の開口部を被着色部としてインクジェットヘッドより硬
化型着色樹脂組成物からなるインクを吐出して硬化し、
着色部を形成する方法が好ましく用いられる。
【0041】図1に、本発明のカラーフィルタの製造方
法の一実施形態の工程を模式的に示す。本実施形態は、
上記したインク受容層を着色して着色部を形成する形態
であり、図中の1は透明基板、2はブラックマトリク
ス、3はインク受容層、4はフォトマスク、5は非着色
部、6は被着色部、7はインクジェットヘッド、8はイ
ンク、9は着色部、10は保護層である。尚、図1の
(a)〜(d)はそれぞれ、下記工程(a)〜(d)に
対応する断面模式図である。
法の一実施形態の工程を模式的に示す。本実施形態は、
上記したインク受容層を着色して着色部を形成する形態
であり、図中の1は透明基板、2はブラックマトリク
ス、3はインク受容層、4はフォトマスク、5は非着色
部、6は被着色部、7はインクジェットヘッド、8はイ
ンク、9は着色部、10は保護層である。尚、図1の
(a)〜(d)はそれぞれ、下記工程(a)〜(d)に
対応する断面模式図である。
【0042】工程(a) 透明基板1上に、必要に応じてブラックマトリクス2を
形成する。透明基板1としては、一般にガラスが用いら
れるが、カラーフィルタの透明性を損なわず、強度等必
要な特性を備えたものであれば、プラスチック等も用い
ることができる。また、ブラックマトリクス2はブラッ
クストライプでも良く、その膜厚は、通常0.1〜0.
5μm程度であり、透明基板1上にクロム等金属をスパ
ッタ或いは蒸着等により成膜し、フォトリソ工程により
パターニングして得られる。また、ブラックマトリクス
2はインク受容層3上に形成しても良く、金属以外にも
黒色樹脂等を用いて形成しても良い。
形成する。透明基板1としては、一般にガラスが用いら
れるが、カラーフィルタの透明性を損なわず、強度等必
要な特性を備えたものであれば、プラスチック等も用い
ることができる。また、ブラックマトリクス2はブラッ
クストライプでも良く、その膜厚は、通常0.1〜0.
5μm程度であり、透明基板1上にクロム等金属をスパ
ッタ或いは蒸着等により成膜し、フォトリソ工程により
パターニングして得られる。また、ブラックマトリクス
2はインク受容層3上に形成しても良く、金属以外にも
黒色樹脂等を用いて形成しても良い。
【0043】次いで、透明基板1上に全面に樹脂組成物
からなるインク受容層3を形成する。インク受容層3
は、後述する工程において着色して着色部9を形成する
ための着色媒体であり、好ましくは、光照射或いは光照
射と熱処理によってインク受容能が変化する感光性樹脂
組成物で形成し、次工程においてパターン露光して混色
防止のための非着色部5を形成する。感光性としては、
ネガ型、ポジ型のいずれでも良い。
からなるインク受容層3を形成する。インク受容層3
は、後述する工程において着色して着色部9を形成する
ための着色媒体であり、好ましくは、光照射或いは光照
射と熱処理によってインク受容能が変化する感光性樹脂
組成物で形成し、次工程においてパターン露光して混色
防止のための非着色部5を形成する。感光性としては、
ネガ型、ポジ型のいずれでも良い。
【0044】インク受容層3を形成する材料としては、
公知のものが使用できるが、例えば、耐熱性を考慮する
と、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、イミド系樹脂が
好適であり、さらに水性インク吸収性を考慮すると、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
などのセルロース系水溶性ポリマーを含むものが好まし
い。他にも、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルアセタール、ポリウレタン、カルボキ
シメチルセルロース、ポリエステル等や、アルブミン、
ゼラチン、カゼイン、でんぷん、カチオン化でんぷん、
アラビアゴム、アルギン酸ソーダ等の天然樹脂を挙げる
ことができる。
公知のものが使用できるが、例えば、耐熱性を考慮する
と、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、イミド系樹脂が
好適であり、さらに水性インク吸収性を考慮すると、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
などのセルロース系水溶性ポリマーを含むものが好まし
い。他にも、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルアセタール、ポリウレタン、カルボキ
シメチルセルロース、ポリエステル等や、アルブミン、
ゼラチン、カゼイン、でんぷん、カチオン化でんぷん、
アラビアゴム、アルギン酸ソーダ等の天然樹脂を挙げる
ことができる。
【0045】中でも、耐熱性、インク吸収性だけでな
く、着色部9の透明性やにじみ、染料の耐光性等をも考
慮すると、ヒドロキシプロピルセルロースとメチロール
化メラミンとの混合物、或いは、下記の構造単位を有す
る水溶性アクリルモノマーの単独及び/または他のビニ
ル系単量体との共重合体を少なくとも含む化合物が好ま
しい。
く、着色部9の透明性やにじみ、染料の耐光性等をも考
慮すると、ヒドロキシプロピルセルロースとメチロール
化メラミンとの混合物、或いは、下記の構造単位を有す
る水溶性アクリルモノマーの単独及び/または他のビニ
ル系単量体との共重合体を少なくとも含む化合物が好ま
しい。
【0046】
【化6】
【0047】上記式中、R1はHまたはCH3、R2はH
または炭素数が1〜5のアルキル基を示す。
または炭素数が1〜5のアルキル基を示す。
【0048】また、上記インク受容層3を形成する樹脂
組成物には、必要に応じて、各種添加剤を添加してもよ
い。添加剤の具体的な一例としては、各種界面活性剤、
染料固着剤(耐水化剤)、消泡剤、酸化防止剤、蛍光増
白剤、紫外線吸収剤、分散剤、粘度調整剤、pH調整
剤、防かび剤、可塑剤が挙げられる。これらの添加剤に
ついては、従来公知の化合物から目的に応じて任意に選
択すればよい。
組成物には、必要に応じて、各種添加剤を添加してもよ
い。添加剤の具体的な一例としては、各種界面活性剤、
染料固着剤(耐水化剤)、消泡剤、酸化防止剤、蛍光増
白剤、紫外線吸収剤、分散剤、粘度調整剤、pH調整
剤、防かび剤、可塑剤が挙げられる。これらの添加剤に
ついては、従来公知の化合物から目的に応じて任意に選
択すればよい。
【0049】本実施形態は、光照射によりインク受容性
を消失(或いは低減)する、ネガ型の樹脂組成物を用い
た例を示す。
を消失(或いは低減)する、ネガ型の樹脂組成物を用い
た例を示す。
【0050】上記樹脂組成物は、スピンコート、ロール
コート、バーコート、スプレーコート、ディップコート
等の方法により透明基板1上に塗布し、必要に応じてプ
リベークしてインク受容層3とする。インク受容層3の
厚さは、通常0.3〜3.0μm程度である。
コート、バーコート、スプレーコート、ディップコート
等の方法により透明基板1上に塗布し、必要に応じてプ
リベークしてインク受容層3とする。インク受容層3の
厚さは、通常0.3〜3.0μm程度である。
【0051】工程(b) フォトマスク4を用いて、インク受容層3をパターン露
光し、露光部分のインク受容能を消失(或いは低減)せ
しめて非着色部5を形成する。非着色部5はブラックマ
トリクス2に重なる位置に形成され、特に、ブラックマ
トリクス2の開口部境界における白抜けを防止する観点
から、ブラックマトリクス2の幅よりも非着色部5が狭
くなるように形成することが好ましい。また、混色防止
効果を高める上で、非着色部5が撥インク性を発現する
ような成分をインク受容層3に付与しておくことも好ま
しく適用される。
光し、露光部分のインク受容能を消失(或いは低減)せ
しめて非着色部5を形成する。非着色部5はブラックマ
トリクス2に重なる位置に形成され、特に、ブラックマ
トリクス2の開口部境界における白抜けを防止する観点
から、ブラックマトリクス2の幅よりも非着色部5が狭
くなるように形成することが好ましい。また、混色防止
効果を高める上で、非着色部5が撥インク性を発現する
ような成分をインク受容層3に付与しておくことも好ま
しく適用される。
【0052】当該工程において露光されなかった領域は
被着色部6となる。また、露光によりインク受容能が発
現(或いは増加)するポジ型の樹脂組成物を用いた場合
には、逆のパターンで露光すればよい。
被着色部6となる。また、露光によりインク受容能が発
現(或いは増加)するポジ型の樹脂組成物を用いた場合
には、逆のパターンで露光すればよい。
【0053】工程(c) インクジェットヘッド7より、所定の着色パターンに沿
って、所定の色のインク8を被着色部6に吐出し、着色
する。
って、所定の色のインク8を被着色部6に吐出し、着色
する。
【0054】本発明においては、当該着色工程で用いる
インク8として、少なくとも1色のインクには、先に示
した一般式(1)で示される第1の染料を含有させるこ
とを特徴とする。
インク8として、少なくとも1色のインクには、先に示
した一般式(1)で示される第1の染料を含有させるこ
とを特徴とする。
【0055】本発明で好ましく用いられる第1の染料の
具体例を下記表1に示す。
具体例を下記表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】上記化合物のうち、化合物例1が、該染料
を含むインクをインクジェットヘッドより噴射した際の
インク滴の着弾点精度、及び着色部の透明性という点で
特に好ましいものである。
を含むインクをインクジェットヘッドより噴射した際の
インク滴の着弾点精度、及び着色部の透明性という点で
特に好ましいものである。
【0058】上記表1に挙げた第1の染料のうち、化合
物例1の製造方法の一例を以下に示す。
物例1の製造方法の一例を以下に示す。
【0059】銅フタロシアニン顔料5kg、クロロスル
ホン酸35kgを反応釜に仕込み、135℃で4時間反
応させる。反応液を冷却後、イオン交換水17kg、精
製NaClを14kg、氷60kgを混合したクエンチ
液を用意し、上記フタロシアニン反応液に徐々に滴下
し、未反応のクロロスルホン酸をクエンチする。その
後、20%食塩水20kgを加えてフィルタープレスに
てろ過を実施し、ろ液を廃棄し、銅フタロシアニンのク
ロロスルホン酸体湿結晶39kgを得る。
ホン酸35kgを反応釜に仕込み、135℃で4時間反
応させる。反応液を冷却後、イオン交換水17kg、精
製NaClを14kg、氷60kgを混合したクエンチ
液を用意し、上記フタロシアニン反応液に徐々に滴下
し、未反応のクロロスルホン酸をクエンチする。その
後、20%食塩水20kgを加えてフィルタープレスに
てろ過を実施し、ろ液を廃棄し、銅フタロシアニンのク
ロロスルホン酸体湿結晶39kgを得る。
【0060】次いで、イオン交換水5kg、氷35k
g、モノエタノールアミン1.3kg、及び上記銅フタ
ロシアニンのクロロスルホン酸体湿結晶39kgを反応
釜に仕込み、20時間熟成させる。熟成終了後、35%
塩酸34kgを用いてpH調整を行い、4時間再度熟成
させた後、フィルタープレスにてろ過を行い、目的の染
料(銅フタロシアニン酸部分アミド化物)を得る。ここ
で得られた染料は、多量のNaCl、Na2SO4を混入
しているため、逆浸透膜等を用いて脱塩を行うことでカ
ラーフィルタの製造に好ましい染料を得ることができ
る。
g、モノエタノールアミン1.3kg、及び上記銅フタ
ロシアニンのクロロスルホン酸体湿結晶39kgを反応
釜に仕込み、20時間熟成させる。熟成終了後、35%
塩酸34kgを用いてpH調整を行い、4時間再度熟成
させた後、フィルタープレスにてろ過を行い、目的の染
料(銅フタロシアニン酸部分アミド化物)を得る。ここ
で得られた染料は、多量のNaCl、Na2SO4を混入
しているため、逆浸透膜等を用いて脱塩を行うことでカ
ラーフィルタの製造に好ましい染料を得ることができ
る。
【0061】上記第1の染料を含有するインクのpH
は、着色部9の透明性を向上させるためには、8以上が
好ましく、望ましくは9以上である。また、該インク中
には、第1の染料の合成に使用する有機アミンをインク
中の第1の染料に対して重量規準で0.7ppm〜1%
の範囲で含有させることが、着色部9の透明性向上のた
めには好ましい。より好ましくは0.7ppm〜100
0ppm、さらに好ましくは0.7ppm〜500pp
mである。有機アミンを含有させることで着色部9の透
明性が向上する理由については、厳密には解明されてい
ないが、上記アミンが共存する環境においては、第1の
染料が樹脂共存下(本実施形態ではインク受容層3内)
で凝集しにくく、その結果、透明性が向上するものと推
測される。
は、着色部9の透明性を向上させるためには、8以上が
好ましく、望ましくは9以上である。また、該インク中
には、第1の染料の合成に使用する有機アミンをインク
中の第1の染料に対して重量規準で0.7ppm〜1%
の範囲で含有させることが、着色部9の透明性向上のた
めには好ましい。より好ましくは0.7ppm〜100
0ppm、さらに好ましくは0.7ppm〜500pp
mである。有機アミンを含有させることで着色部9の透
明性が向上する理由については、厳密には解明されてい
ないが、上記アミンが共存する環境においては、第1の
染料が樹脂共存下(本実施形態ではインク受容層3内)
で凝集しにくく、その結果、透明性が向上するものと推
測される。
【0062】本発明においては、青色インクとして好ま
しくは、赤色染料、マゼンタ色染料、紫色染料から選ば
れる少なくとも一種の第2の染料と上記第1の染料とを
含むものが用いられる。当該第2の染料としては、好ま
しくは、C.I.アシッドレッド51,52,145,
157,289,319,C.I.アシッドバイオレッ
ト9,51が挙げられる。中でも、C.I.アシッドレ
ッド51,52,289が好ましく用いられる。
しくは、赤色染料、マゼンタ色染料、紫色染料から選ば
れる少なくとも一種の第2の染料と上記第1の染料とを
含むものが用いられる。当該第2の染料としては、好ま
しくは、C.I.アシッドレッド51,52,145,
157,289,319,C.I.アシッドバイオレッ
ト9,51が挙げられる。中でも、C.I.アシッドレ
ッド51,52,289が好ましく用いられる。
【0063】また、第1の染料として前記表1の化合物
例1とC.I.アシッドレッド52との組み合わせが透
明性の点から特に望ましい。
例1とC.I.アシッドレッド52との組み合わせが透
明性の点から特に望ましい。
【0064】第1の染料と第2の染料との混合比(第1
の染料:赤、マゼンタ、紫色染料)は、重量規準で6:
4〜20:1が好ましく、さらに好ましくは6:4〜1
0:1である。
の染料:赤、マゼンタ、紫色染料)は、重量規準で6:
4〜20:1が好ましく、さらに好ましくは6:4〜1
0:1である。
【0065】また、赤色の着色部9を形成するための赤
色染料としては、染料骨格内にクロム、銅等の金属を錯
体として含有する、いわゆる金属錯体染料が耐熱性、耐
光性が良好であり好ましく使用される。また、緑色の着
色部9を形成するための緑色染料としては、亜鉛、銅等
を含有する金属フタロシアニン染料とアゾ系イエロー染
料とを混合させたものが同様の理由で好ましく使用され
る。
色染料としては、染料骨格内にクロム、銅等の金属を錯
体として含有する、いわゆる金属錯体染料が耐熱性、耐
光性が良好であり好ましく使用される。また、緑色の着
色部9を形成するための緑色染料としては、亜鉛、銅等
を含有する金属フタロシアニン染料とアゾ系イエロー染
料とを混合させたものが同様の理由で好ましく使用され
る。
【0066】本発明において、インク8中に含有させる
染料の含有量としては、0.1〜15重量%が好まし
く、さらに好ましくは1〜10重量%、望ましくは2〜
8重量%の範囲である。
染料の含有量としては、0.1〜15重量%が好まし
く、さらに好ましくは1〜10重量%、望ましくは2〜
8重量%の範囲である。
【0067】また、本発明の目的をより効果的に達成す
るためには、インク8の溶媒として、以下のような特徴
を持つ有機溶媒を用いることが好ましい。即ち、好まし
くは沸点が150〜250℃の溶媒が5〜50重量%、
より好ましくは沸点が180〜230℃の溶媒が5〜5
0重量%、で且つ、好ましくは沸点が250℃以上の溶
媒を30重量%以下、より好ましくは沸点が230℃以
上の溶媒が20重量%以下である。好ましい溶媒の具体
的な例を表2,表3に示す。
るためには、インク8の溶媒として、以下のような特徴
を持つ有機溶媒を用いることが好ましい。即ち、好まし
くは沸点が150〜250℃の溶媒が5〜50重量%、
より好ましくは沸点が180〜230℃の溶媒が5〜5
0重量%、で且つ、好ましくは沸点が250℃以上の溶
媒を30重量%以下、より好ましくは沸点が230℃以
上の溶媒が20重量%以下である。好ましい溶媒の具体
的な例を表2,表3に示す。
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】本発明に用いられるインク8には、他に
も、非イオン系、アニオン系、カチオン系等の界面活性
剤や、pH調整剤、防かび剤等の添加剤を必要に応じて
添加しても良い。
も、非イオン系、アニオン系、カチオン系等の界面活性
剤や、pH調整剤、防かび剤等の添加剤を必要に応じて
添加しても良い。
【0071】本発明において用いられるインクジェット
方式としては、エネルギー発生素子として電気熱変換体
を用いたバブルジェットタイプ、或いは、圧電素子を用
いたピエゾジェットタイプ等が使用可能であり、着色面
積及び着色パターンは任意に設定することができる。
方式としては、エネルギー発生素子として電気熱変換体
を用いたバブルジェットタイプ、或いは、圧電素子を用
いたピエゾジェットタイプ等が使用可能であり、着色面
積及び着色パターンは任意に設定することができる。
【0072】工程(d) 熱処理或いは光照射等必要な処理を施してインク受容層
全体を硬化させ、非着色部5と着色部9からなる着色層
を形成する。
全体を硬化させ、非着色部5と着色部9からなる着色層
を形成する。
【0073】さらに、必要に応じて着色層上に保護層1
0を形成し、本発明のカラーフィルタを得る。保護層1
0は光硬化型、熱硬化型、或いは熱・光併用硬化型の樹
脂組成物層、或いは蒸着、スパッタ等によって形成され
た無機膜等を用いることができる。いずれの場合もカラ
ーフィルタとしての透明性を有し、その後のITO形成
工程、配向膜形成工程等に耐えるものであれば使用する
ことができる。
0を形成し、本発明のカラーフィルタを得る。保護層1
0は光硬化型、熱硬化型、或いは熱・光併用硬化型の樹
脂組成物層、或いは蒸着、スパッタ等によって形成され
た無機膜等を用いることができる。いずれの場合もカラ
ーフィルタとしての透明性を有し、その後のITO形成
工程、配向膜形成工程等に耐えるものであれば使用する
ことができる。
【0074】次に、図2に本発明のカラーフィルタの製
造方法の他の実施形態の工程を模式的に示す。本実施形
態は、前記したインクとして硬化型着色樹脂組成物を用
いて着色部を形成する形態である。図中、22はブラッ
クマトリクス、28はインク、29は着色部で、図1と
同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。図2の
(a)〜(c)はそれぞれ、下記工程(a)〜(c)に
対応する断面図である。
造方法の他の実施形態の工程を模式的に示す。本実施形
態は、前記したインクとして硬化型着色樹脂組成物を用
いて着色部を形成する形態である。図中、22はブラッ
クマトリクス、28はインク、29は着色部で、図1と
同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。図2の
(a)〜(c)はそれぞれ、下記工程(a)〜(c)に
対応する断面図である。
【0075】工程(a) 透明基板1上に、開口部を有する樹脂層を形成する。該
樹脂層は、インクを収納するための隔壁として作用する
部材であり、本実施形態では該樹脂層を黒色樹脂で形成
し、隣接する着色部29間を遮光する遮光層を兼ねたブ
ラックマトリクス22とした例を示す。このようなブラ
ックマトリクス22は、黒色顔料含有レジストを用い、
一般的なフォトリソグラフィによりパターニングして形
成することができる。また、ブラックマトリクス22に
は、後述するインクを吐出した際の混色を防止する上で
撥インク性を付与しておくのが好ましい。ブラックマト
リクス22の厚さは隔壁作用及び遮光作用を考慮すると
0.5μm以上が好ましい。また、黒色樹脂層の素材と
しては、黒色顔料含有レジストの他に、クロム、酸化ク
ロム等の金属或いは酸化金属膜を用いることができ、上
記したように0.5μm以上の厚みを得るために、その
上部にシリコーンゴム等の層を設けることが好ましい。
樹脂層は、インクを収納するための隔壁として作用する
部材であり、本実施形態では該樹脂層を黒色樹脂で形成
し、隣接する着色部29間を遮光する遮光層を兼ねたブ
ラックマトリクス22とした例を示す。このようなブラ
ックマトリクス22は、黒色顔料含有レジストを用い、
一般的なフォトリソグラフィによりパターニングして形
成することができる。また、ブラックマトリクス22に
は、後述するインクを吐出した際の混色を防止する上で
撥インク性を付与しておくのが好ましい。ブラックマト
リクス22の厚さは隔壁作用及び遮光作用を考慮すると
0.5μm以上が好ましい。また、黒色樹脂層の素材と
しては、黒色顔料含有レジストの他に、クロム、酸化ク
ロム等の金属或いは酸化金属膜を用いることができ、上
記したように0.5μm以上の厚みを得るために、その
上部にシリコーンゴム等の層を設けることが好ましい。
【0076】工程(b) ブラックマトリクス22の開口部を被着色部として、イ
ンクジェットヘッド17より、所定の着色パターンに沿
って、所定の色のインク28を吐出する。
ンクジェットヘッド17より、所定の着色パターンに沿
って、所定の色のインク28を吐出する。
【0077】本発明において用いられるインク28は、
硬化型着色樹脂組成物であり、少なくとも染料或いは顔
料等着色剤と、熱処理或いは光照射等エネルギー付与に
より硬化する樹脂を含有し、少なくとも青色インクに
は、該着色剤として、前記一般式(1)で示される第1
の染料が含有されている。
硬化型着色樹脂組成物であり、少なくとも染料或いは顔
料等着色剤と、熱処理或いは光照射等エネルギー付与に
より硬化する樹脂を含有し、少なくとも青色インクに
は、該着色剤として、前記一般式(1)で示される第1
の染料が含有されている。
【0078】本実施形態で用いられる第1の染料は、具
体的には先に説明した図1の工程の実施形態と同様であ
る。即ち、本実施形態で用いる青色インクのpHとして
は、先の実施形態と同様の理由で、8以上が好ましく、
望ましくは9以上である。また、同様に、該インク中に
は、第1の染料の合成に使用する有機アミンをインク中
の第1の染料に対して重量規準で0.7ppm〜1%の
範囲で含有させることが、着色部29の透明性向上のた
めには好ましい。より好ましくは0.7ppm〜100
0ppm、さらに好ましくは0.7ppm〜500pp
mである。
体的には先に説明した図1の工程の実施形態と同様であ
る。即ち、本実施形態で用いる青色インクのpHとして
は、先の実施形態と同様の理由で、8以上が好ましく、
望ましくは9以上である。また、同様に、該インク中に
は、第1の染料の合成に使用する有機アミンをインク中
の第1の染料に対して重量規準で0.7ppm〜1%の
範囲で含有させることが、着色部29の透明性向上のた
めには好ましい。より好ましくは0.7ppm〜100
0ppm、さらに好ましくは0.7ppm〜500pp
mである。
【0079】また、本実施形態においても、青色インク
として好ましくは、赤色染料、マゼンタ色染料、紫色染
料から選ばれる少なくとも一種の第2の染料と上記第1
の染料とを含むものが用いられる。当該第2の染料とし
ては、好ましくは、C.I.アシッドレッド51,5
2,145,157,289,319,C.I.アシッ
ドバイオレット9,51が挙げられる。中でも、C.
I.アシッドレッド51,52,289が好ましく用い
られる。
として好ましくは、赤色染料、マゼンタ色染料、紫色染
料から選ばれる少なくとも一種の第2の染料と上記第1
の染料とを含むものが用いられる。当該第2の染料とし
ては、好ましくは、C.I.アシッドレッド51,5
2,145,157,289,319,C.I.アシッ
ドバイオレット9,51が挙げられる。中でも、C.
I.アシッドレッド51,52,289が好ましく用い
られる。
【0080】また、第1の染料として前記表1の化合物
例1とC.I.アシッドレッド52との組み合わせが透
明性の点から特に望ましい。
例1とC.I.アシッドレッド52との組み合わせが透
明性の点から特に望ましい。
【0081】第1の染料と第2の染料との混合比(第1
の染料:赤、マゼンタ、紫色染料)は、重量規準で6:
4〜20:1が好ましく、さらに好ましくは6:4〜1
0:1である。
の染料:赤、マゼンタ、紫色染料)は、重量規準で6:
4〜20:1が好ましく、さらに好ましくは6:4〜1
0:1である。
【0082】また、赤色の着色部を形成するための赤色
染料としては、染料骨格内にクロム、銅等の金属を錯体
として含有する、いわゆる金属錯体染料が耐熱性、耐光
性が良好であり好ましく使用される。また、緑色の着色
部9を形成するための緑色染料としては、亜鉛、銅等を
含有する金属フタロシアニン染料とアゾ系イエロー染料
とを混合させたものが同様の理由で好ましく使用され
る。
染料としては、染料骨格内にクロム、銅等の金属を錯体
として含有する、いわゆる金属錯体染料が耐熱性、耐光
性が良好であり好ましく使用される。また、緑色の着色
部9を形成するための緑色染料としては、亜鉛、銅等を
含有する金属フタロシアニン染料とアゾ系イエロー染料
とを混合させたものが同様の理由で好ましく使用され
る。
【0083】本発明において、インク28中に含有させ
る染料の含有量としては、0.1〜15重量%が好まし
く、さらに好ましくは1〜10重量%、望ましくは2〜
8重量%の範囲である。
る染料の含有量としては、0.1〜15重量%が好まし
く、さらに好ましくは1〜10重量%、望ましくは2〜
8重量%の範囲である。
【0084】また、上記インクには、種々の溶媒を用い
ることができる。特に、インクジェット方式に用いる場
合の吐出性の面から、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒
が好ましく用いられる。また、インク28の溶媒とし
て、前記図1の工程で説明した、表2,表3に例示され
るような高沸点溶媒を、先の工程と同様の割合で好まし
く用いることができる。
ることができる。特に、インクジェット方式に用いる場
合の吐出性の面から、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒
が好ましく用いられる。また、インク28の溶媒とし
て、前記図1の工程で説明した、表2,表3に例示され
るような高沸点溶媒を、先の工程と同様の割合で好まし
く用いることができる。
【0085】また、本実施形態で用いられるインクに含
まれる、エネルギー付与により硬化する樹脂組成物とし
ては、具体的には、熱硬化型の化合物として公知の樹脂
と架橋剤との組み合わせが使用できる。例えば、メラミ
ン樹脂、水酸基或いはカルボキシル基含有ポリマーとメ
ラミン、水酸基或いはカルボキシル基含有ポリマーと多
官能エポキシ化合物、水酸基或いはカルボキシル基含有
ポリマーと繊維素反応型化合物、エポキシ樹脂とレゾー
ル型樹脂、エポキシ樹脂とアミン類、エポキシ樹脂とカ
ルボン酸または酸無水物、エポキシ化合物などが挙げら
れる。また、光硬化型樹脂組成物としては、市販のネガ
型レジストが好適に用いられる。
まれる、エネルギー付与により硬化する樹脂組成物とし
ては、具体的には、熱硬化型の化合物として公知の樹脂
と架橋剤との組み合わせが使用できる。例えば、メラミ
ン樹脂、水酸基或いはカルボキシル基含有ポリマーとメ
ラミン、水酸基或いはカルボキシル基含有ポリマーと多
官能エポキシ化合物、水酸基或いはカルボキシル基含有
ポリマーと繊維素反応型化合物、エポキシ樹脂とレゾー
ル型樹脂、エポキシ樹脂とアミン類、エポキシ樹脂とカ
ルボン酸または酸無水物、エポキシ化合物などが挙げら
れる。また、光硬化型樹脂組成物としては、市販のネガ
型レジストが好適に用いられる。
【0086】さらに、上記成分の他に必要に応じて所望
の特性を持たせるために、界面活性剤、消泡剤、防腐剤
等を用いることができ、さらに、市販の水溶性染料など
を添加することもできる。
の特性を持たせるために、界面活性剤、消泡剤、防腐剤
等を用いることができ、さらに、市販の水溶性染料など
を添加することもできる。
【0087】また、上記した光或いは熱硬化型樹脂のう
ち、水或いは水溶性有機溶剤に溶解しないものでも安定
に吐出可能なものであれば、水や水溶性有機溶剤以外の
溶媒を用いてもかまわない。また、特に光により重合す
るタイプの硬化性化合物を用いる場合には、染料をモノ
マーに溶解した無溶剤タイプとすることもできる。
ち、水或いは水溶性有機溶剤に溶解しないものでも安定
に吐出可能なものであれば、水や水溶性有機溶剤以外の
溶媒を用いてもかまわない。また、特に光により重合す
るタイプの硬化性化合物を用いる場合には、染料をモノ
マーに溶解した無溶剤タイプとすることもできる。
【0088】工程(c) 熱処理或いは光照射等必要な処理を施してインク28を
硬化させ、着色部29を形成する。
硬化させ、着色部29を形成する。
【0089】さらに、必要に応じて着色部29上に保護
層10を形成し、本発明のカラーフィルタを得る。
層10を形成し、本発明のカラーフィルタを得る。
【0090】次に、図3,図4に本発明の液晶素子の一
実施形態の断面模式図を示す。図3の素子は図1の工程
により得られた本発明のカラーフィルタを用いて、TF
T型カラー液晶素子を構成した例であり、図4の素子は
図2の工程により得られたカラーフィルタを用いて構成
した例である。図中、32は共通電極、33,38は配
向膜、34は液晶、35は対向基板、37は画素電極で
あり、図1,図2と同じ部材には同じ符号を付して説明
を省略する。
実施形態の断面模式図を示す。図3の素子は図1の工程
により得られた本発明のカラーフィルタを用いて、TF
T型カラー液晶素子を構成した例であり、図4の素子は
図2の工程により得られたカラーフィルタを用いて構成
した例である。図中、32は共通電極、33,38は配
向膜、34は液晶、35は対向基板、37は画素電極で
あり、図1,図2と同じ部材には同じ符号を付して説明
を省略する。
【0091】カラー液晶素子は、一般的にカラーフィル
タ側の基板1と対向基板35とを合わせ込み、液晶34
を封入することにより形成される。液晶素子の一方の基
板35の内側に、TFT(不図示)と画素電極37がマ
トリクス状に形成されている。また、カラーフィルタ側
の基板1の内側には、画素電極37に対向する位置に、
R、G、Bが配列するように、カラーフィルタの着色部
9或いは29が形成され、その上に透明な共通電極32
が形成される。ブラックマトリクス2或いは22は、通
常カラーフィルタ側に形成されるが、BMオンアレイタ
イプの液晶素子等対向基板35側に形成される場合もあ
る。さらに、両基板の面内には配向膜33,38が形成
されており、液晶分子を一定方向に配列させている。こ
れらの基板は、スペーサー(不図示)を介して対向配置
され、シール材(不図示)によって貼り合わされ、その
間隙に液晶34が充填される。
タ側の基板1と対向基板35とを合わせ込み、液晶34
を封入することにより形成される。液晶素子の一方の基
板35の内側に、TFT(不図示)と画素電極37がマ
トリクス状に形成されている。また、カラーフィルタ側
の基板1の内側には、画素電極37に対向する位置に、
R、G、Bが配列するように、カラーフィルタの着色部
9或いは29が形成され、その上に透明な共通電極32
が形成される。ブラックマトリクス2或いは22は、通
常カラーフィルタ側に形成されるが、BMオンアレイタ
イプの液晶素子等対向基板35側に形成される場合もあ
る。さらに、両基板の面内には配向膜33,38が形成
されており、液晶分子を一定方向に配列させている。こ
れらの基板は、スペーサー(不図示)を介して対向配置
され、シール材(不図示)によって貼り合わされ、その
間隙に液晶34が充填される。
【0092】上記液晶素子は、透過型の場合には、基板
35及び画素電極37を透明素材で形成し、それぞれの
基板の外側に偏光板を接着し、一般的に蛍光灯と散乱板
を組み合わせたバックライトを用い、液晶化合物をバッ
クライトの光の透過率を変化させる光シャッターとして
機能させることにより表示を行う。また、反射型の場合
には、基板35或いは画素電極37を反射機能を備えた
素材で形成するか、或いは、基板35上に反射層を設
け、透明基板1の外側に偏光板を設け、カラーフィルタ
側から入射した光を反射して表示を行う。
35及び画素電極37を透明素材で形成し、それぞれの
基板の外側に偏光板を接着し、一般的に蛍光灯と散乱板
を組み合わせたバックライトを用い、液晶化合物をバッ
クライトの光の透過率を変化させる光シャッターとして
機能させることにより表示を行う。また、反射型の場合
には、基板35或いは画素電極37を反射機能を備えた
素材で形成するか、或いは、基板35上に反射層を設
け、透明基板1の外側に偏光板を設け、カラーフィルタ
側から入射した光を反射して表示を行う。
【0093】また、本発明の液晶素子においては、本発
明のカラーフィルタを用いて構成されていれば、他の部
材については従来の技術をそのまま用いることができる
ことは言うまでもない。
明のカラーフィルタを用いて構成されていれば、他の部
材については従来の技術をそのまま用いることができる
ことは言うまでもない。
【0094】
【実施例】(実施例1〜8)60×150μmの開口部
を有するブラックマトリクスを備えたガラス基板上に、
インク受容層としてN−メチロールアクリルアミドとヒ
ドロキシエチルメタクリレート〔1:1(モル比)〕の
共重合体からなる硬化性樹脂組成物を、膜厚1.2μm
となるようにスピンコートし、120℃で20分間のプ
リベークを行った。次いで、インクジェットプリンタを
用いて下記の処方(混合比は重量基準)のR、G、Bイ
ンクによりR、G、Bのマトリクスパターンを着色し
た。次いで、230℃で50分間のベーキングを行うこ
とにより、硬化反応を進行させ、乾燥後、さらにその上
に2液型のアクリル系熱硬化型樹脂材料(日本合成ゴム
社製「SS−7625」)を膜厚1μmとなるようにス
ピンコートし、240℃で20分間の熱処理を行って硬
化させることにより保護層を形成し、本発明のカラーフ
ィルタを得た。得られたカラーフィルタについて下記の
評価方法により評価を行った。結果を表4に示す。
を有するブラックマトリクスを備えたガラス基板上に、
インク受容層としてN−メチロールアクリルアミドとヒ
ドロキシエチルメタクリレート〔1:1(モル比)〕の
共重合体からなる硬化性樹脂組成物を、膜厚1.2μm
となるようにスピンコートし、120℃で20分間のプ
リベークを行った。次いで、インクジェットプリンタを
用いて下記の処方(混合比は重量基準)のR、G、Bイ
ンクによりR、G、Bのマトリクスパターンを着色し
た。次いで、230℃で50分間のベーキングを行うこ
とにより、硬化反応を進行させ、乾燥後、さらにその上
に2液型のアクリル系熱硬化型樹脂材料(日本合成ゴム
社製「SS−7625」)を膜厚1μmとなるようにス
ピンコートし、240℃で20分間の熱処理を行って硬
化させることにより保護層を形成し、本発明のカラーフ
ィルタを得た。得られたカラーフィルタについて下記の
評価方法により評価を行った。結果を表4に示す。
【0095】〔本例で用いた染料〕 R染料:C.I.アシッドレッド(AR)315(クロ
ム錯体染料) G染料:C.I.ダイレクトブルー(DBL)86を
C.I.アシッドイエロー(AY)23で調色したもの
(DBL86:AY23=3:7) B染料 B−1:表1の化合物例1をAR52で調色したもの
(化合物例1:AR52=9:1) B−2:表1の化合物例1をAR289で調色したもの
(化合物1:AR289=9:1) B−3:表1の化合物例1をAR51で調色したもの
(化合物例1:AR51=9:1) B−4:表1の化合物例2をAR52で調色したもの
(化合物例2:AR52=9.5:0.5) B−5:表1の化合物例2をAR289で調色したもの
(化合物例2:AR289=9:1) B−6:表1の化合物例3をAR52で調色したもの
(化合物例3:AR52=9:1) B−7:表1の化合物例4をAR52で調色したもの
(化合物例4:AR52=9:1) B−8:表1の化合物例5をAR52で調色したもの
(化合物例5:AR52=9.5:0.5)
ム錯体染料) G染料:C.I.ダイレクトブルー(DBL)86を
C.I.アシッドイエロー(AY)23で調色したもの
(DBL86:AY23=3:7) B染料 B−1:表1の化合物例1をAR52で調色したもの
(化合物例1:AR52=9:1) B−2:表1の化合物例1をAR289で調色したもの
(化合物1:AR289=9:1) B−3:表1の化合物例1をAR51で調色したもの
(化合物例1:AR51=9:1) B−4:表1の化合物例2をAR52で調色したもの
(化合物例2:AR52=9.5:0.5) B−5:表1の化合物例2をAR289で調色したもの
(化合物例2:AR289=9:1) B−6:表1の化合物例3をAR52で調色したもの
(化合物例3:AR52=9:1) B−7:表1の化合物例4をAR52で調色したもの
(化合物例4:AR52=9:1) B−8:表1の化合物例5をAR52で調色したもの
(化合物例5:AR52=9.5:0.5)
【0096】 〔インクの処方〕 染料 4.0重量% ジエチレングリコール(沸点:244℃) 35.0重量% 水 61.0重量%
【0097】〔評価方法〕 〈評価1:着色部の透明性〉 各カラーフィルタを用いて液晶素子を作製し、B着色部
の透明性を目視にて3段階で評価した。 A:透明性良好である。 B:やや透明性が劣る。 C:A,Bと比較してよりくすんでいる。
の透明性を目視にて3段階で評価した。 A:透明性良好である。 B:やや透明性が劣る。 C:A,Bと比較してよりくすんでいる。
【0098】〈評価2:着弾点精度〉 ノズル密度:360dpi(ノズルピッチ:70.4μ
m)、ノズル数:64のヘッドを搭載したインクジェッ
トプリンタを用い、上記Bインクを充填し、全ノズルを
同時に駆動して64ドットからなる直線を0.5秒毎に
1本書く動作を200回繰り返し、着弾点精度を下記の
基準で評価した。直線から1ドット分外れたドットの数
が、 A:0.1%未満 B:0.1%以上、0.5%未満 C:0.5%以上
m)、ノズル数:64のヘッドを搭載したインクジェッ
トプリンタを用い、上記Bインクを充填し、全ノズルを
同時に駆動して64ドットからなる直線を0.5秒毎に
1本書く動作を200回繰り返し、着弾点精度を下記の
基準で評価した。直線から1ドット分外れたドットの数
が、 A:0.1%未満 B:0.1%以上、0.5%未満 C:0.5%以上
【0099】〈評価3:耐光性〉アトラス社製フェード
メーター「Ci35」を用いて、各カラーフィルタにキ
セノン光を50時間照射し、B着色部の変退色の大きさ
をCIEで定めたΔEとして算出し、下記の基準で評価
した。 A:ΔEが10以下 B:ΔEが10を超え、20以下 C:ΔEが20より大
メーター「Ci35」を用いて、各カラーフィルタにキ
セノン光を50時間照射し、B着色部の変退色の大きさ
をCIEで定めたΔEとして算出し、下記の基準で評価
した。 A:ΔEが10以下 B:ΔEが10を超え、20以下 C:ΔEが20より大
【0100】〈評価4:着色部のにじみ〉上記のカラー
フィルタを60℃に48時間放置し、G及びBの着色部
のにじみの度合い(着色部面積の増大)を評価した。着
色部面積の増大が、 A:5%未満 B:5%以上、10%未満 C:10%以上
フィルタを60℃に48時間放置し、G及びBの着色部
のにじみの度合い(着色部面積の増大)を評価した。着
色部面積の増大が、 A:5%未満 B:5%以上、10%未満 C:10%以上
【0101】(比較例1、2)実施例1におけるB染料
に代えてC.I.アシッドブルー83(比較例1)、
C.I.ダイレクトブルー237(比較例2)を用いた
以外は、実施例1と同様にしてカラーフィルタを作製
し、評価した。結果を表4に示す。
に代えてC.I.アシッドブルー83(比較例1)、
C.I.ダイレクトブルー237(比較例2)を用いた
以外は、実施例1と同様にしてカラーフィルタを作製
し、評価した。結果を表4に示す。
【0102】
【表4】
【0103】上記した通り、特に実施例1〜3はいずれ
の特性についても良好な結果が得られているが、中でも
実施例1は透明性に優れていた。
の特性についても良好な結果が得られているが、中でも
実施例1は透明性に優れていた。
【0104】(実施例9〜16)ガラス基板上に黒色顔
料含有レジスト(新日鐵化学社製「BK−739P」)
をスピンコート法により塗布し、露光、現像、熱処理に
より厚さ1.0μmのブラックマトリクス、即ち遮光層
を形成した。次いで、インクジェットヘッドにより該ブ
ラックマトリックスの開口部に、実施例1〜8と同じB
染料(B−1〜B−8)を用いた下記処方のR、G、B
の各インクを付与し、220℃で30分間の熱処理を行
い、該インクを硬化させた。得られたカラーフィルタを
用いて、実施例1〜8と同様に評価を行った。結果を表
5に示す。
料含有レジスト(新日鐵化学社製「BK−739P」)
をスピンコート法により塗布し、露光、現像、熱処理に
より厚さ1.0μmのブラックマトリクス、即ち遮光層
を形成した。次いで、インクジェットヘッドにより該ブ
ラックマトリックスの開口部に、実施例1〜8と同じB
染料(B−1〜B−8)を用いた下記処方のR、G、B
の各インクを付与し、220℃で30分間の熱処理を行
い、該インクを硬化させた。得られたカラーフィルタを
用いて、実施例1〜8と同様に評価を行った。結果を表
5に示す。
【0105】 〔インクの処方〕 染料 R:C.I.ダイレクトレッド315(クロム錯体染料) 5重量部 G:C.I.ダイレクトブルー(DBL)86をC.I.アシッドイエロー (AY)23で調色したもの(DBL86:AY23=3:7) 5重量部 B:前記B染料(B−1〜B−8) 4重量部 下記組成のアクリル系共重合体 4重量部 アクリル酸 3重量部 メチルメタクリレート 45重量部 ヒドロキシエチルメタクリレート 30重量部 N−メチロールアクリルアミド 22重量部 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン 0.5重量部 エチレングリコール 20重量部 エチルセロソルブ 15重量部 エチルアルコール 2重量部 イオン交換水 53.5重量部
【0106】(比較例3、4)実施例9におけるB染料
に代えてC.I.アシッドブルー83(比較例3)、
C.I.ダイレクトブルー237(比較例4)を用いた
以外は、実施例9と同様にしてカラーフィルタを作製
し、評価した。結果を表5に示す。
に代えてC.I.アシッドブルー83(比較例3)、
C.I.ダイレクトブルー237(比較例4)を用いた
以外は、実施例9と同様にしてカラーフィルタを作製
し、評価した。結果を表5に示す。
【0107】
【表5】
【0108】上記した通り、特に実施例1〜3はいずれ
の特性についても良好な結果が得られているが、中でも
実施例1は透明性に優れていた。
の特性についても良好な結果が得られているが、中でも
実施例1は透明性に優れていた。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクジェット方式により、高い着弾点精度で透明性に
優れ、にじみが少なく、耐光性に優れたカラーフィルタ
を作製することができるため、該カラーフィルタを用い
て、カラー表示特性に優れた液晶素子をより安価に提供
することができる。
インクジェット方式により、高い着弾点精度で透明性に
優れ、にじみが少なく、耐光性に優れたカラーフィルタ
を作製することができるため、該カラーフィルタを用い
て、カラー表示特性に優れた液晶素子をより安価に提供
することができる。
【図1】本発明のカラーフィルタの製造方法の一実施形
態の工程図である。
態の工程図である。
【図2】本発明のカラーフィルタの製造方法の他の実施
形態の工程図である。
形態の工程図である。
【図3】本発明の液晶素子の一実施形態の断面模式図で
ある。
ある。
【図4】本発明の液晶素子の他の実施形態の断面模式図
である。
である。
【図5】インクジェット方式により着色部を形成する工
程に用いる装置のブロック図である。
程に用いる装置のブロック図である。
1 透明基板 2 ブラックマトリクス 3 インク受容層 4 フォトマスク 5 非着色部 6 被着色部 7 インクジェットヘッド 8 インク 9 着色部 10 保護層 22 ブラックマトリクス 28 インク 29 着色部 32 共通電極 33,38 配向膜 34 液晶 35 対向基板 51 CPU 52 ヘッド駆動回路 53 インクジェットヘッド 54 プログラムメモリ 55 透明基板 56 インク滴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BA02 BA57 BA60 BB02 BB14 BB24 BB44 2H091 FA02Y FB02 FB12 FB13 FC10 FD04 LA04 LA16
Claims (13)
- 【請求項1】 透明基板上に複数の着色部を有するカラ
ーフィルタの製造方法であって、透明基板上にインクジ
ェット方式によりインクを付与して着色部を形成する工
程において、下記一般式(1)で示される第1の染料を
少なくとも含有する青色インクを用いることを特徴とす
るカラーフィルタの製造方法。 【化1】 (上記式中、Metは2〜4価の金属イオンまたは2個
のHを表し、MはH、アルカリ金属、アンモニウムイオ
ンのいずれかを表し、R1は置換基や不飽和結合を有し
ていても良い炭化水素基を表し、R2はH、または、置
換基や不飽和結合を有していても良い炭化水素基を表
し、xは1〜3の整数、yは1〜3の整数をそれぞれ表
し、且つ、x+y≦4である。尚、Mが3価または4価
の金属イオンの場合には適当な配位子がそれぞれ1また
は2個存在するものである。) - 【請求項2】 赤色染料、マゼンタ色染料、紫色染料か
ら選ばれる少なくとも一種の第2の染料と、上記第1の
染料とを含有するインクを青色インクとして用いる請求
項1記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項3】 上記第2の染料が、C.I.アシッドレ
ッド51、52、289のいずれかである請求項2記載
のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項4】 透明基板上に樹脂組成物からなるインク
受容層を形成し、該インク受容層にインクジェット方式
によりインクを吐出して着色し、着色部を形成する請求
項1〜3のいずれかに記載のカラーフィルタの製造方
法。 - 【請求項5】 透明基板上に開口部を有する遮光層を形
成し、少なくとも該開口部内のインク受容層にインクを
付与する請求項4記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項6】 光照射によりインク受容能が変化する感
光性樹脂組成物を用いてインク受容層を形成し、パター
ン露光してインク受容能を有する被着色部と該被着色部
よりもインク受容能の低い非着色部とを形成し、上記被
着色部にインクを付与して着色部を形成する請求項4記
載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項7】 透明基板上に開口部を有する遮光層を形
成し、少なくとも該開口部内のインク受容層に被着色部
を形成する請求項6記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項8】 水溶性アクリルモノマーを含むポリマー
を少なくとも含む樹脂組成物を用いてインク受容層を形
成する請求項4〜7のいずれかに記載のカラーフィルタ
の製造方法。 - 【請求項9】 透明基板上に開口部を有する樹脂層を形
成し、該樹脂層の開口部を被着色部としてインクジェッ
トヘッドより硬化型着色樹脂組成物からなるインクを吐
出して硬化し、着色部を形成する請求項1〜3のいずれ
かに記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項10】 樹脂層を黒色樹脂で形成する請求項9
記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項11】 透明基板上に複数の着色部を有するカ
ラーフィルタであって、青色の着色部が下記一般式
(1)で示される第1の染料を少なくとも含有し、請求
項1〜10にいずれかに記載のカラーフィルタの製造方
法によって製造されたことを特徴とするカラーフィル
タ。 【化2】 (上記式中、Metは2〜4価の金属イオンまたは2個
のHを表し、MはH、アルカリ金属、アンモニウムイオ
ンのいずれかを表し、R1は置換基や不飽和結合を有し
ていても良い炭化水素基を表し、R2はH、または、置
換基や不飽和結合を有していても良い炭化水素基を表
し、xは1〜3の整数、yは1〜3の整数をそれぞれ表
し、且つ、x+y≦4である。尚、Mが3価または4価
の金属イオンの場合には適当な配位子がそれぞれ1また
は2個存在するものである。) - 【請求項12】 着色部上に保護層を有する請求項11
記載のカラーフィルタ。 - 【請求項13】 一対の基板間に液晶を狭持してなる液
晶素子であって、一方の基板が、請求項11または12
に記載のカラーフィルタを用いて構成されたことを特徴
とする液晶素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34402899A JP2001159710A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34402899A JP2001159710A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001159710A true JP2001159710A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18366106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34402899A Withdrawn JP2001159710A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001159710A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006061871A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Toppan Printing Co Ltd | インクジェット法による薄膜形成方法及びそのインクジェット装置及びそれを用いたカラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ |
JP2009223344A (ja) * | 2009-07-08 | 2009-10-01 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カラーフィルタ用青色着色組成物およびカラーフィルタ |
JP4492760B1 (ja) * | 2009-12-01 | 2010-06-30 | 東洋インキ製造株式会社 | カラーフィルタ用青色着色組成物、およびカラーフィルタ |
JP2010256709A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カラーフィルタ用青色着色組成物およびカラーフィルタ |
-
1999
- 1999-12-03 JP JP34402899A patent/JP2001159710A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
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