JP2001159604A - 大気汚染物質モニタリング方法及び装置 - Google Patents

大気汚染物質モニタリング方法及び装置

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JP2001159604A
JP2001159604A JP34231699A JP34231699A JP2001159604A JP 2001159604 A JP2001159604 A JP 2001159604A JP 34231699 A JP34231699 A JP 34231699A JP 34231699 A JP34231699 A JP 34231699A JP 2001159604 A JP2001159604 A JP 2001159604A
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wavelength
laser light
detector
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optical system
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JP34231699A
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English (en)
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Tomoyoshi Baba
智義 馬場
Takahiro Kubota
隆博 窪田
Shohei Noda
松平 野田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一つのレーザ光源を使用してON波長とOFF
波長のレーザ光を同時に照射でき、高精度かつ高感度で
汚染物質の濃度計測を可能とする。 【解決手段】レーザ発生部11は、共振器内にエタロン
板14を挿入し、計測対象ガスに対するON波長及びO
FF波長のレーザ光を同時に発生する。上記2波長のレ
ーザ光は、光学系16を介して計測対象17に向けて照
射され、その反射レーザ光は集光光学系21で集光さ
れ、ダイクロイックミラー22でON波長とOFF波長
とに分光される。上記分光されたON波長は、ON波長
用検出器23で検出されて処理装置25に入力される。
また、上記分光されたOFF波長は、OFF波長用検出
器24で検出されて処理装置25に入力される。処理装
置25は、上記ON波長及びOFF波長の検出信号から
計測対象17に含まれる汚染物質の濃度を算出し、その
結果をモニタ装置26に出力して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大気中あるいは煤煙
等に含まれる例えばCO(一酸化炭素)、CO2(二酸
化炭素)等の汚染物質の濃度を計測する大気汚染物質モ
ニタリング方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大気中あるいは煤煙等に含まれる
例えばCO(一酸化炭素)、CO2 (二酸化炭素)等の
ガス濃度を計測する方法として、レーザ光源から先ず、
計測対象ガスに吸収され易い(吸収の大きい)波長(以
下、ON波長という)のレーザ光を計測対象ガスに照射
し、次いで計測対象ガスに吸収され難い(吸収の小さ
い)波長(以下、OFF波長という)のレーザ光を計測
対象ガスに照射し、上記計測対象ガスにより反射された
レーザ光を受光装置により受光し、データ解析装置に入
力して計測対象ガスの構成成分の濃度計測を行なう方法
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにレーザ光
を使用して大気中のガス濃度を計測することができる。
しかし、上記従来の方法は、計測対象ガスに吸収され易
いON波長のレーザ光と、吸収され難いOFF波長のレ
ーザ光を計測対象ガスに順次に照射するようにしている
ので、2つのレーザ光の照射に時間差があり、計測対象
ガスの状態が安定している場合、すなわち、計測対象ガ
スの状態変化があまり激しくなくければ高精度の計測結
果を得ることができるが、計測対象ガスの状態変化が激
しい場合には、高精度の計測結果を得ることができな
い。例えば火力発電プラント等において、煙突から排出
される煙に含まれる汚染物質を計測するような場合、煙
突の上端部付近は風が強く、煙の状態変化が激しいの
で、従来の方法では最初ON波長のレーザ光を照射して
から次にOFF波長のレーザ光を照射するまでの間に排
出された煙の状態が変化してしまい、正しい計測を行な
うことが困難である。
【0004】このような問題を解決する手段として、2
つのレーザ光源を用意し、ON波長とOFF波長用のレ
ーザ光を同時に照射することが考えられる。しかし、レ
ーザ光源は高価なものであり、2つのレーザ光源を用意
することはコスト的に問題がある。
【0005】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、一つのレーザ光源を使用してON波長とO
FF波長のレーザ光を同時に照射でき、計測対象の状態
変化が激しい場合においても高精度かつ高感度で濃度計
測を行なうことができ、しかも安価に構成し得る大気汚
染物質モニタリング方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る大気汚
染物質モニタリング方法は、レーザ光源から計測対象に
対するON波長及びOFF波長のレーザ光を同時に発生
して大気中の計測対象領域に照射し、前記計測対象領域
に存在するエアロゾル等の浮遊粒子から反射されるレー
ザ光を受光してON波長とOFF波長に分光し、この分
光したON波長とOFF波長の強度から計測対象物質の
濃度を求めてモニタ表示することを特徴とする。
【0007】第2の発明に係る大気汚染物質モニタリン
グ装置は、計測対象に対するON波長及びOFF波長の
レーザ光を同時に発生するレーザ光発生手段と、前記レ
ーザ光発生手段で発生した2波長のレーザ光を大気中の
計測対象領域に照射する光学系と、前記計測対象領域に
存在するエアロゾル等の浮遊粒子から反射されるレーザ
光を受光する集光光学系と、前記集光光学系により集光
された反射レーザ光をON波長とOFF波長に分光する
分光手段と、前記分光手段により分光されたON波長の
レーザ光を検出するON波長用検出器と、前記分光手段
により分光されたOFF波長のレーザ光を検出するOF
F波長用検出器と、前記ON波長用検出器及びOFF波
長用検出器により検出された信号を処理し、計測対象物
質の濃度を求めてモニタ表示する手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0008】第3の発明に係る大気汚染物質モニタリン
グ装置は、計測対象に対するON波長及びOFF波長の
レーザ光を同時に発生するレーザ光発生手段と、前記レ
ーザ光発生手段で発生したレーザ光から計測対象と同じ
ON波長を吸収しOFF波長を通過させる高濃度ガスセ
ルと、前記高濃度ガスセルを通過したOFF波長のレー
ザ光を検出して前記レーザ光発生手段で発生するレーザ
光の波長を微調整する波長調整手段と、前記レーザ光発
生手段で発生した2波長のレーザ光を大気中の計測対象
領域に照射する光学系と、前記計測対象領域に存在する
エアロゾル等の浮遊粒子から反射されるレーザ光を受光
する集光光学系と、前記集光光学系により集光された反
射レーザ光をON波長とOFF波長に分光する分光手段
と、前記分光手段により分光されたON波長のレーザ光
を検出するON波長用検出器と、前記分光手段により分
光されたOFF波長のレーザ光を検出するOFF波長用
検出器と、前記ON波長用検出器及びOFF波長用検出
器により検出された信号を処理し、計測対象物質の濃度
を求めてモニタ表示する手段とを具備したことを特徴と
する。
【0009】第4の発明は、前記第2又は第3の発明に
係る大気汚染物質モニタリング装置において、レーザ光
発生手段は、ブロードバンドのレーザ光を発生する手段
と、前記ブロードバンドのレーザ光に対し、計測対象に
対するON波長及びOFF波長のレーザ光を通過させる
フィルタとにより構成したことを特徴とする。
【0010】第5の発明は、前記第4の発明に係る大気
汚染物質モニタリング装置において、ブロードバンドの
レーザ光を発生する手段は、レーザ光源及びOPO素子
を用いて構成したことを特徴とする。
【0011】第6の発明は、前記第4の発明に係る大気
汚染物質モニタリング装置において、前記ON波長及び
OFF波長のレーザ光を通過させるフィルタは、エタロ
ン板を用いて構成したことを特徴とする。
【0012】第7の発明は、前記第2又は第3の発明に
係る大気汚染物質モニタリング装置において、レーザ光
発生手段は、計測対象に対するON波長のレーザ光を発
生するレーザ光源と、このレーザ光源で発生したON波
長をシフトし、計測対象に対するOFF波長のレーザ光
に変換するシフターと、前記レーザ光源で発生したON
波長とシフターによりシフトされたOFF波長を合成す
る光合成器とにより構成したことを特徴とする。
【0013】第8の発明は、前記第2又は第3の発明に
係る大気汚染物質モニタリング装置において、レーザ光
を大気中の計測対象に照射する光学系は、レーザ光を上
下左右方向に走査する走査機構を備えたことを特徴とす
る。
【0014】第9の発明は、前記第2又は第3の発明に
係る大気汚染物質モニタリング装置において、反射レー
ザ光をON波長とOFF波長に分光する分光手段は、ダ
イクロイックミラーを用いて構成したことを特徴とす
る。
【0015】第10の発明は、計測対象に対するON波
長及びOFF波長のレーザ光を同時に発生するレーザ光
発生手段と、前記レーザ光発生手段で発生したレーザ光
のON波長及びOFF波長のレーザ光を検出する第1の
検出器と、前記レーザ光発生手段で発生したレーザ光か
ら計測対象と同じON波長を吸収しOFF波長を通過さ
せる第1の高濃度ガスセルと、前記第1の高濃度ガスセ
ルを通過したOFF波長のレーザ光を検出する第2の検
出器と、前記第1及び第2の検出の検出信号に基づいて
前記レーザ光発生手段で発生するレーザ光の波長を微調
整する波長調整手段と、前記レーザ光発生手段で発生し
た2波長のレーザ光を大気中の計測対象領域に照射する
光学系と、前記計測対象領域に存在するエアロゾル等の
浮遊粒子から反射されるレーザ光を受光する集光光学系
と、前記集光光学系により集光された反射レーザ光のO
N波長及びOFF波長のレーザ光を検出する第3の検出
器と、前記集光光学系により集光された反射レーザ光か
らON波長を吸収しOFF波長を通過させる第2の高濃
度ガスセルと、前記第2の高濃度ガスセルを通過したO
FF波長のレーザ光を検出する第4の検出器と、前記第
1、第2、第3及び第4の検出器により検出された信号
から計測対象物質の濃度を求めてモニタ表示する手段と
を具備したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
大気汚染物質モニタリング装置の構成図である。図1に
おいて、11はレーザ発生部で、ブロードバンドのレー
ザ光を発生するレーザ光源12、このレーザ光源12か
らのレーザ光を入力として波長可変の光波を発生する例
えばOPO(Optical Parametric Oscillator )13、
このOPO13から出力されるレーザ光に対し、所定の
波長を通過させるフィルタ素子例えばエタロン板14か
らなっている。
【0017】上記エタロン板14は、第1エタロン板1
4aと第2エタロン板14bからなっている。上記第1
エタロン板14aは、例えば0.25mmの厚さに設定
され、図2(a)のフィルタ特性に示すように3.8c
-1 の通過帯域幅を有し、計測対象に対するON波長
及びOFF波長を含むレーザ光を通過させる。また、第
2エタロン板14bは、例えば2.1mmの厚さに設定
され、図2(b)のフィルタ特性に示すように0.4c
-1 程度の狭い通過帯域幅を有している。
【0018】上記第1エタロン板14aは、OPO13
から出力されるブロードバンドなレーザ光を3.8cm
-1 まで狭帯域化し、第2エタロン板14bは、更に狭
帯域化して線幅を0.4cm-1 とする。この場合、第
2エタロン板14bは、図2(b)のフィルタ特性に示
すように線幅の細い波数の異なる波長が多数存在する
が、第1エタロン板14a及び第2エタロン板14bの
総合的な作用により、エタロン板14からは図2(c)
に示すようにON波長及びOFF波長の2波長のシング
ルモードレーザ光が同時に出力される。そして、上記エ
タロン板14を介して出力されるON波長は、計測対象
である目的のガスに吸収されるON波長となるようにO
PO13にて微調整する。
【0019】上記エタロン板14のフィルタ特性、すな
わち、出力波長Δνは、次式 Δν=c/2nd 但し、c:光速、n:屈折率、d:エタロン板の厚み により求めることができる。上式における屈折率nは、
光の波長が決まれば一定であるので、エタロン板の厚み
dを変えることにより、波長Δνを調整することができ
る。従って、第1エタロン板14a、第2エタロン板1
4bの厚みを変えることにより、ON波長とOFF波長
の間隔を任意に調整することができる。
【0020】上記のようにレーザ発生部11からON波
長及びOFF波長のレーザ光がパルス光として出力され
るもので、このレーザ光は、光学系16を介して例えば
火力発電プラントの煙突から排出される煙等の計測対象
17に向けて照射される。上記光学系16は、レーザ発
生部11からのレーザ光を例えば上下左右方向に走査し
て計測対象17に照射する走査機構を備えている。
【0021】そして、上記レーザ発生部11から計測対
象17に照射されたレーザ光は、計測対象17で反射さ
れ、その反射光が集光光学系21で受光される。この集
光光学系21で受光された反射レーザ光は、波長分離用
光学素子例えばダイクロイックミラー22に導かれる。
このダイクロイックミラー22は、反射レーザ光に含ま
れるON波長とOFF波長とを分光し、ON波長をON
波長用検出器23に入射し、OFF波長をOFF波長用
検出器24に入射する。
【0022】上記ON波長用検出器23及びOFF波長
用検出器24から出力される検出信号は、処理装置25
に入力される。この処理装置25は、例えばCPUを用
いて構成され、上記ON波長用検出器23及びOFF波
長用検出器24の検出信号から計測対象17に含まれる
例えばCOガス等の汚染物質の濃度を算出し、その結果
をモニタ装置26に出力し、例えばON波長検出信号、
OFF波長検出信号、汚染物質の濃度等をモニタ表示す
る。
【0023】次に上記実施形態の動作を説明する。計測
対象17に含まれる汚染物質として例えばCOガスを検
出する場合、レーザ発生部11のエタロン板14を介し
て出力されるON波長とOFF波長をCOガスの波長吸
収特性に合わせる。図3(a)はCOガスにレーザ光を
照射した場合の波長吸収特性を示したもので、横軸はレ
ーザ光の波長、縦軸はCOガスの吸収量である。COガ
スの場合、レーザ光の波長が2.33μmの付近で最大
の吸収量を示し、その幅は0.1cm-1 程度であり、
また、隣接する吸収波長との間隔は4cm-1 程度であ
る。従って、エタロン板14を介して出力されるON波
長は、図3(b)に示すようにCOガスの最大吸収波長
である2.33μmに一致させ、OFF波長は隣接する
ON波長に一致しないように、2.33μmから3cm
-1 離れた所に設定する。
【0024】上記のようにレーザ発生部11から計測対
象17に照射されるレーザ光のON波長及びOFF波長
をCOガスの特性に合わせて設定することにより、計測
対象17に含まれるCOガスの濃度を効率良く計測する
ことが可能となる。
【0025】そして、上記レーザ発生部11から出力さ
れるON波長及びOFF波長を含むレーザ光は、光学系
16を介して計測対象17に向けて照射され、計測対象
17に含まれるCOガスの濃度に応じて反射される。こ
の場合、ON波長はCOガスによって吸収されるので、
COガスの濃度に応じてレーザ光の反射量が変化する。
すなわち、COガスの濃度が高いほどレーザ光の反射量
が減少する。一方、OFF波長はCOガスによって吸収
されないので、COガスの濃度に関係なく、一定量が反
射される。
【0026】上記計測対象17により反射されたレーザ
光は、集光光学系21で集光され、ダイクロイックミラ
ー22でON波長とOFF波長とに分光される。ダイク
ロイックミラー22で分光されたON波長は、ON波長
用検出器23で検出されて処理装置25に入力される。
また、ダイクロイックミラー22で分光されたOFF波
長は、OFF波長用検出器24で検出されて処理装置2
5に入力される。処理装置25は、上記ON波長用検出
器23及びOFF波長用検出器24の検出信号から計測
対象17に含まれる汚染物質、この例ではCOガスの濃
度を算出し、その結果をモニタ装置26に出力し、例え
ばON波長検出信号、OFF波長検出信号、COガスの
濃度等をモニタ表示する。
【0027】上記のようにレーザ発生部11からON波
長及びOFF波長を含むレーザ光を計測対象17に同時
に照射することにより、計測対象17の状態が風等の影
響を受けて大きく変動している場合でも、計測時間の遅
れによる外乱の影響を大幅に削減でき、汚染物質の濃度
を高精度で、かつ高感度で計測することができる。例え
ば空間分解能が15m、最低検知濃度が10ppm程度
(CO対象時)の精度、感度とすることができる。
【0028】また、光学系16に走査機構を設けている
ので、任意の方向の計測対象17にレーザ光を照射して
汚染物質の濃度を高精度で計測することができる。
【0029】なお、上記実施形態では、COガスを計測
する場合について示したが、その他、例えばSO2 ガ
ス、煤塵、更にはガス状Hg等の重金属類、芳香族系分
子等についても、同様にして計測し得るものである。ま
た、以下に示す他の実施形態においても、同様にして各
種汚染物質を計測し得るものである。
【0030】(第2実施形態)次に本発明の第2実施形
態について説明する。図4は、本発明の第2実施形態に
係る大気汚染物質モニタリング装置の構成図である。こ
の第2実施形態は、レーザ発生部11から出力されるレ
ーザ光のON波長が常に大気汚染物質のON波長に一致
するように調整する制御回路を設けたもので、第1実施
形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0031】この第2実施形態では、レーザ発生部11
から出力されるレーザ光(ON波長及びOFF波長)を
ハーフミラー31で分光し、その一方のレーザ光を更に
ハーフミラー32で分光し、その一方のレーザ光を強度
モニタ用のON/OFF波長検出器33に入射してい
る。また、上記ハーフミラー32で分光した他方のレー
ザ光は、計測対象と同じガスを封入した高濃度ガスセル
例えばCOガスを封入した波長同定用ガスセル34を介
して波長同定用のOFF波長検出器35に入射する。上
記ON/OFF波長検出器33及びOFF波長検出器3
5の検出信号は、処理装置25に入力される。また、上
記ハーフミラー31で分光された他方のレーザ光は、光
学系16を介して計測対象に向けて照射される。
【0032】受光系は、前記第1実施形態の場合と同様
であり、ON波長用検出器23及びOFF波長用検出器
24の検出信号が処理装置25に入力される。
【0033】上記処理装置25は、ON/OFF波長検
出器33の検出信号からOFF波長検出器35の検出信
号を減算してON波長の出力レベルを求め、その値に基
づいてコントローラ36を介してレーザ発生部11内の
OPO13を制御し、レーザ発生部11から出力される
ON波長を計測対象であるCOガスのON波長に一致さ
せている。
【0034】上記のようにレーザ発生部11に対してO
N波長調整用の制御回路を設けることにより、レーザ発
生部11から照射されるレーザ光のON波長を計測物質
のON波長に常に一致させることができ、高精度で高感
度の計測性能を維持することができる。
【0035】(第3実施形態)次に本発明の第3実施形
態について説明する。図5は、本発明の第3実施形態に
係る大気汚染物質モニタリング装置の構成図である。こ
の第3実施形態は、計測対象17から反射されるレーザ
光を受光する受光系において、ダイクロイックミラー2
2に代えて簡易回路を使用し、ON波長とOFF波長を
分離するようにしたもので、第1実施形態と同一部分に
は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0036】図5に示すようにレーザ発生部11から出
力されるレーザ光(ON波長及びOFF波長)をハーフ
ミラー41で分光し、その一方のレーザ光を更にハーフ
ミラー42で分光し、その一方のレーザ光を強度モニタ
用にON/OFF波長検出器43に入射している。ま
た、上記ハーフミラー42で分光した他方のレーザ光
は、計測対象と同じガスを封入した高濃度ガスセル例え
ばCOガスを封入した波長同定用ガスセル44を介して
波長同定用のOFF波長検出器45に入射する。
【0037】また、上記ハーフミラー41で分光された
他方のレーザ光は、反射ミラー46を介して光学系47
に送られ、この光学系47から計測対象領域に照射され
る。計測対象領域に存在するエアロゾル等の浮遊粒子に
より反射されたレーザ光は、上記光学系47で集光され
た後、ハーフミラー51で分光され、その一方が出力モ
ニタ用のON/OFF波長検出器52に入射される。ま
た、上記ハーフミラー51で分光された他方のレーザ光
は、反射ミラー53及び計測対象と同じガス例えばCO
ガスを封入した信号分離用ガスセル54を介してOFF
波長検出器55に導かれる。
【0038】そして、上記ON/OFF波長検出器4
3、OFF波長検出器45、ON/OFF波長検出器5
2及びOFF波長検出器55の検出信号は、処理装置5
6に入力される。この処理装置56には、レーザ出力制
御用のコントローラ57及び計測結果表示用のモニタ装
置58が接続される。
【0039】上記の構成において、レーザ発生部11か
ら出力されるON波長及びOFF波長を含むレーザ光
は、ハーフミラー41及び反射ミラー46を介して光学
系47へ送られ、この光学系47から計測対象領域に照
射される。このときON/OFF波長検出器43は、発
信レーザ光のON波長とOFF波長の強度の総和を計測
する。また、OFF波長検出器45は、発信レーザ光の
ON波長を波長同定用ガスセル44により吸収させてO
FF波長の強度を計測する。処理装置56は、上記ON
/OFF波長検出器43及びOFF波長検出器45の検
出信号に基づいてコントローラ57を制御し、出力レー
ザ光の強度変動を補正する。
【0040】また、上記光学系47から計測対象領域に
照射されたレーザ光は、計測対象領域に存在するエアロ
ゾル等の浮遊粒子で反射される。この計測対象からの反
射レーザ光は、光学系47で集光され、ON/OFF波
長検出器52に入射する共に、信号分離用ガスセル54
を介してOFF波長検出器55に入射する。ON/OF
F波長検出器52は、計測対象からの反射光のON波長
とOFF波長の強度の総和を計測する。また、OFF波
長検出器55は、計測対象領域に存在するエアロゾル等
の浮遊粒子で反射されたレーザ光のON波長を信号分離
用ガスセル54で吸収させてOFF波長の強度を計測す
る。
【0041】上記ON/OFF波長検出器52及びOF
F波長検出器55で計測された信号は、処理装置56へ
送られる。処理装置56は、ON/OFF波長検出器5
2及びOFF波長検出器55で計測された信号に基づい
て、目的ガス以外(大気の影響)による減衰の補正を行
ない、目的ガスの減衰を計算して濃度を算出し、モニタ
装置58に表示する。
【0042】今、出力レーザ光に対するON/OFF波
長検出器43の検出信号をI1、OFF波長検出器45
の検出信号をI2とし、反射レーザ光に対するON/O
FF波長検出器52の検出信号をI3、OFF波長検出
器55の検出信号をI4とすると、出力レーザ光につい
ては、下式 ON波長レーザ出力 ∝ (I1−I2)/I1 ・・・(1) OFF波長レーザ出力 ∝ I1/I2 ・・・(2) が成り立つので、処理装置56はON/OFF波長検出
器43及びOFF波長検出器45の検出信号により、上
記(1)、(2)式に基づいて出力レーザ光の出力強度
を補正する。
【0043】また、計測対象からの反射レーザにおい
て、大気の影響による減衰については、下式 大気の影響による減衰 ∝ {I4/(I2/I1)} ・・・(3) が成り立つので、処理装置56はON/OFF波長検出
器43、OFF波長検出器45及びOFF波長検出器5
5の検出信号により、上記(3)式に基づいてOFF波
長の減衰量を求める。
【0044】また、計測対象からの反射レーザにおい
て、COガスによる減衰については、下式 COガスによる減衰 ∝ {(I2/I1)/I4} ・{(I3−I4)/(I1−I2)/I1} ・・・(4) が成り立つので、処理装置56は、ON/OFF波長検
出器43、OFF波長検出器45、ON/OFF波長検
出器52及びOFF波長検出器55の検出信号により、
上記(4)式に基づいてON波長の減衰量、すなわちC
Oガスによる減衰量を求め、モニタ装置58に表示す
る。
【0045】上記のように処理装置56は、各検出器の
出力信号に基づいて、レーザ発生部11から出力される
レーザ光の出力強度を補正すると共に、計測対象である
COガスによる減衰量を求めてモニタ装置58に表示す
る。
【0046】上記の構成とすることにより、ダイクロイ
ックミラー22を使用せずに簡易的な回路により反射レ
ーザ光のON波長とOFF波長を分離して汚染物質の濃
度を計測することができる。
【0047】(第4実施形態)次に本発明の第4実施形
態について説明する。上記第1実施形態では、レーザ発
生部11にエタロン板14を設けてON波長とOFF波
長のレーザ光を同時に照射する場合について示したが、
この第4実施形態では図6に示すように通常のレーザ光
源61を用いてON波長とOFF波長のレーザ光を同時
に照射する場合について示したものである。
【0048】上記レーザ光源61はON波長のレーザ光
を発生するもので、このレーザ光源61から出力される
ON波長は、ハーフミラー62により2つの光路に分け
られ、一方はシフター(波長変換器)63を通って光合
成器64へ送られ、他方は光合成器64へ直接送られ
る。上記シフター63は、レーザ光源61で発生したO
N波長をシフトしてOFF波長とする。そして、上記レ
ーザ光源61からのON波長と、シフター63でシフト
したOFF波長とを光合成器64で合成し、光学系16
を介して計測対象17領域へ照射する。
【0049】計測対象17領域に存在するエアロゾル等
の浮遊粒子からの反射レーザ光を受光する受光系につい
ては、上記各実施形態と同様であるので省略している。
【0050】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、レ
ーザ光源からON波長及びOFF波長を含むレーザ光を
計測対象に同時に照射することにより、計測対象の状態
が風等の影響を受けて大きく変動している場合でも、計
測時間の遅れによる外乱の影響を大幅に削減でき、汚染
物質の濃度を高精度で、かつ高感度で計測することがで
きる。また、本発明は、レーザ光源に対してON波長調
整用の制御回路を設けることにより、レーザ光源から照
射されるレーザ光のON波長を計測物質のON波長に常
に一致させることができ、高精度で高感度の計測性能を
維持することができる。また、レーザ光を計測対象に照
射する光学系に走査機構を設けているので、任意の方向
にレーザ光を照射して汚染物質の濃度を計測することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る大気汚染物質モニ
タリング装置の構成図。
【図2】同実施形態におけるエタロン板によるフィルタ
特性を示す図。
【図3】同実施形態におけるCOガスの波長吸収特性及
びレーザ光源で発生するレーザ光のON波長及びOFF
波長の特性を示す図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る大気汚染物質モニ
タリング装置の構成図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る大気汚染物質モニ
タリング装置の構成図。
【図6】本発明の第4実施形態に係るレーザ光発生部分
の構成を示す図。
【符号の説明】
11 レーザ発生部 12 レーザ光源 13 OPO 14 エタロン板 14a 第1エタロン板 14b 第2エタロン板 16 光学系 17 計測対象 21 集光光学系 22 ダイクロイックミラー 23 ON波長用検出器 24 OFF波長用検出器 25 処理装置 26 モニタ装置 31、32 ハーフミラー 33 ON/OFF波長検出器 34 波長同定用ガスセル 35 OFF波長検出器 36 コントローラ 41、42 ハーフミラー 43 ON/OFF波長検出器 44 波長同定用ガスセル 45 OFF波長検出器 46 反射ミラー 47 光学系 51 ハーフミラー 52 ON/OFF波長検出器 53 反射ミラー 54 信号分離用ガスセル 55 OFF波長検出器 56 処理装置 57 コントローラ 58 モニタ装置 61 レーザ光源 62 ハーフミラー 63 シフター 64 光合成器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 松平 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 2G059 AA01 AA05 BB01 CC04 CC06 CC19 EE02 EE11 GG01 GG05 GG08 GG09 HH01 HH06 JJ02 JJ07 JJ22 KK01 KK03 LL04 NN01 PP04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から計測対象に対するON波
    長及びOFF波長のレーザ光を同時に発生して大気中の
    計測対象領域に照射し、前記計測対象領域に存在するエ
    アロゾル等の浮遊粒子から反射されるレーザ光を受光し
    てON波長とOFF波長に分光し、この分光したON波
    長とOFF波長の強度から計測対象物質の濃度を求めて
    モニタ表示することを特徴とする大気汚染物質モニタリ
    ング方法。
  2. 【請求項2】 計測対象に対するON波長及びOFF波
    長のレーザ光を同時に発生するレーザ光発生手段と、 前記レーザ光発生手段で発生した2波長のレーザ光を大
    気中の計測対象領域に照射する光学系と、 前記計測対象領域に存在する浮遊粒子から反射されるレ
    ーザ光を受光する集光光学系と、 前記集光光学系により集光された反射レーザ光をON波
    長とOFF波長に分光する分光手段と、 前記分光手段により分光されたON波長のレーザ光を検
    出するON波長用検出器と、 前記分光手段により分光されたOFF波長のレーザ光を
    検出するOFF波長用検出器と、 前記ON波長用検出器及びOFF波長用検出器により検
    出された信号を処理し、計測対象物質の濃度を求めてモ
    ニタ表示する手段とを具備したことを特徴とする大気汚
    染物質モニタリング装置。
  3. 【請求項3】 計測対象に対するON波長及びOFF波
    長のレーザ光を同時に発生するレーザ光発生手段と、 前記レーザ光発生手段で発生したレーザ光から計測対象
    と同じON波長を吸収しOFF波長を通過させる高濃度
    ガスセルと、 前記高濃度ガスセルを通過したOFF波長のレーザ光を
    検出して前記レーザ光発生手段で発生するレーザ光の波
    長を微調整する波長調整手段と、 前記レーザ光発生手段で発生した2波長のレーザ光を大
    気中の計測対象領域に照射する光学系と、 前記計測対象領域に存在する浮遊粒子から反射されるレ
    ーザ光を受光する集光光学系と、 前記集光光学系により集光された反射レーザ光をON波
    長とOFF波長に分光する分光手段と、 前記分光手段により分光されたON波長のレーザ光を検
    出するON波長用検出器と、 前記分光手段により分光されたOFF波長のレーザ光を
    検出するOFF波長用検出器と、 前記ON波長用検出器及びOFF波長用検出器により検
    出された信号を処理し、計測対象物質の濃度を求めてモ
    ニタ表示する手段とを具備したことを特徴とする大気汚
    染物質モニタリング装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザ光発生手段は、ブロードバン
    ドのレーザ光を発生する手段と、前記ブロードバンドの
    レーザ光に対し、計測対象に対するON波長及びOFF
    波長のレーザ光を通過させるフィルタとにより構成した
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の大気汚染物質モ
    ニタリング装置。
  5. 【請求項5】 前記ブロードバンドのレーザ光を発生す
    る手段は、レーザ光源及びOPO素子を用いて構成した
    ことを特徴とする請求項4記載の大気汚染物質モニタリ
    ング装置。
  6. 【請求項6】 前記ON波長及びOFF波長のレーザ光
    を通過させるフィルタは、エタロン板を用いて構成した
    ことを特徴とする請求項4記載の大気汚染物質モニタリ
    ング装置。
  7. 【請求項7】 前記レーザ光発生手段は、計測対象に対
    するON波長のレーザ光を発生するレーザ光源と、この
    レーザ光源で発生したON波長をシフトし、計測対象に
    対するOFF波長のレーザ光に変換するシフターと、前
    記レーザ光源で発生したON波長とシフターによりシフ
    トされたOFF波長を合成する光合成器とにより構成し
    たことを特徴とする請求項2又は3記載の大気汚染物質
    モニタリング装置。
  8. 【請求項8】 前記レーザ光を大気中の計測対象に照射
    する光学系は、レーザ光を上下左右方向に走査する走査
    機構を備えたことを特徴とする請求項2又は3記載の大
    気汚染物質モニタリング装置。
  9. 【請求項9】 前記反射レーザ光をON波長とOFF波
    長に分光する分光手段は、ダイクロイックミラーを用い
    て構成したことを特徴とする請求項2又は3記載の大気
    汚染物質モニタリング装置。
  10. 【請求項10】 計測対象に対するON波長及びOFF
    波長のレーザ光を同時に発生するレーザ光発生手段と、 前記レーザ光発生手段で発生したレーザ光のON波長及
    びOFF波長のレーザ光を検出する第1の検出器と、 前記レーザ光発生手段で発生したレーザ光から計測対象
    と同じON波長を吸収しOFF波長を通過させる第1の
    高濃度ガスセルと、 前記第1の高濃度ガスセルを通過したOFF波長のレー
    ザ光を検出する第2の検出器と、 前記第1及び第2の検出の検出信号に基づいて前記レー
    ザ光発生手段で発生するレーザ光の波長を微調整する波
    長調整手段と、 前記レーザ光発生手段で発生した2波長のレーザ光を大
    気中の計測対象領域に照射する光学系と、 前記計測対象領域に存在する浮遊粒子から反射されるレ
    ーザ光を受光する集光光学系と、 前記集光光学系により集光された反射レーザ光のON波
    長及びOFF波長のレーザ光を検出する第3の検出器
    と、 前記集光光学系により集光された反射レーザ光からON
    波長を吸収しOFF波長を通過させる第2の高濃度ガス
    セルと、 前記第2の高濃度ガスセルを通過したOFF波長のレー
    ザ光を検出する第4の検出器と、 前記第1、第2、第3及び第4の検出器により検出され
    た信号から計測対象物質の濃度を求めてモニタ表示する
    手段とを具備したことを特徴とする大気汚染物質モニタ
    リング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020250651A1 (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 エアロゾル計測装置及びエアロゾル計測方法
CN113340868A (zh) * 2021-05-11 2021-09-03 中国科学院上海光学精密机械研究所 单光束飞秒激光测量空气中污染物浓度的检测装置和检测方法

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CN113340868B (zh) * 2021-05-11 2023-02-14 中国科学院上海光学精密机械研究所 单光束飞秒激光测量空气中污染物浓度的检测装置和检测方法

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