JP2001159393A - 液体送出装置 - Google Patents

液体送出装置

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JP2001159393A
JP2001159393A JP34489699A JP34489699A JP2001159393A JP 2001159393 A JP2001159393 A JP 2001159393A JP 34489699 A JP34489699 A JP 34489699A JP 34489699 A JP34489699 A JP 34489699A JP 2001159393 A JP2001159393 A JP 2001159393A
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liquid
pump
water soap
gear pump
gear
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JP34489699A
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Masato Tomobe
正人 友部
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥により固化する液体を送出する場合であ
っても、乾燥して固化した液体による固着により作動不
能になってしまうような事態を生じにくくする。 【解決手段】 タンク内の水石鹸は、ギヤポンプ15の
吸込口60から吸い込まれ、吸込通路72、及び、歯車
65が配置されたポンプ室、吐出通路75を介して、吐
出口61から吐出され、吐出口61に接続されたチュー
ブにより上方へ送出される。吸込口60の高さは、ポン
プ室68より高い。水石鹸の残量が減って吸込通路72
内の水位がH2を下回ると、エア噛みが発生し、吐出圧
が低下して水石鹸の送出が不能となる。このとき、ギヤ
ポンプ15が停止すると、前記チューブ内の水石鹸が、
ギヤポンプ15内に戻り、ポンプ室が水石鹸で満たされ
る。これにより、歯車65等が乾燥することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内の液体を外
部に送出する液体送出装置に関するものであり、例え
ば、洗面所等において手を洗うための水石鹸(石鹸液)
等を所定の吐出口から吐出させる水石鹸供給装置などに
おいて用いることができるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の装置において、容器内
の液体を外部に送出する液体送出装置が用いられてい
る。
【0003】例えば、洗面所等において手を洗うための
水石鹸を容器内から外部に送出して所定の吐出口から吐
出させる従来の水石鹸供給装置においては、容器内の水
石鹸を外部に送出する液体送出装置が用いられている。
そして、この水石鹸供給装置は、センサで手を感知した
時に前記液体送出装置を作動させて、水石鹸を必要に応
じてムース状にして所定の吐出口から吐出させている。
【0004】このような水石鹸供給装置等において用い
られている従来の液体送出装置では、水石鹸等の液体に
送出圧を与えるポンプとして、ベーンポンプ(偏心ポン
プ)、ダイヤフラムポンプ、プランジャーポンプ、渦巻
ポンプ、カスケードポンプなどが用いられていた。
【0005】これらのポンプについて簡単に説明する
と、ベーンポンプは、容積型回転ポンプの一種であり、
油圧用ポンプとして種々用いられ、高粘度の液体の送出
にも強い構造を有している。ダイヤフラムポンプは、容
積型往復動ポンプの一種であり、泥や砂の多い水などを
送出するのに用いられる。プランジャーポンプは、容積
型往復動ポンプの一種であり、高圧用のポンプに用いら
れる。渦巻ポンプは、非容積型遠心ポンプの一種であ
り、一般的な低粘度液体用に用いられる。カスケードポ
ンプは、非容積型粘度ポンプの一種であり、井戸用ポン
プなどに用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように様々な
ポンプが水石鹸等の送出用として用いられてきたが、前
述した各ポンプにはそれぞれ固有の特性があり、水石鹸
等の送出用として用いた場合、一長一短であった。
【0007】ベーンポンプは、偏心した隙間の狭い部分
で水石鹸等の乾燥時の固着の問題に弱く、復帰ができな
い(すなわち、作動不能状態となる)ものであった。な
お、容器内の水石鹸等の残量がなくなると、ポンプ内に
付着していた水石鹸等が乾燥により固化して固着するも
のである。プランジャーポンプも同様に、摺動部が固着
に弱く、復帰ができないものであった。ダイヤフラムポ
ンプも同様に、アンブレラの部分で固着に弱いのと、ア
ンブレラの材質がゴムであり、水石鹸等の成分によって
は、溶解したり、膨潤したりして、問題を起こしてい
た。前述したいずれのポンプにおいても水石鹸等の乾燥
時の固着を起こすことが考えられ、固着に耐え得る又は
固着しにくい構造を考える必要がある。
【0008】渦巻ポンプ及びカスケードポンプは、水石
鹸等が高粘度の場合(例えば、水石鹸原液の場合)に急
激に吐出量が変化し、一定量だけ吐出させることは困難
であった。
【0009】また、渦巻ポンプ及びダイヤフラムポンプ
以外の前述したポンプは、ゴミが侵入したときに弱い構
造であった。
【0010】以上のように、水石鹸等の比較的粘度が高
くかつ乾燥により固化する液体を送出する従来の液体送
出装置には、水石鹸等の固着と高粘度水石鹸等への対応
が課題であった。また、液体送出装置では、液体を一定
量だけ送出させることができることや、水石鹸等の成分
にかかわらずゴム材等の溶解や膨潤等が起きないこと
や、液体に混入したゴミによる問題を生じないことや、
コストダウンも要請される。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、比較的粘度の高い水石鹸等の液体を送出する
場合であっても問題が生じにくく、しかも、液体の一定
量だけ送出させることができる液体送出装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】また、本発明は、水石鹸などの乾燥により
固化する液体を送出する場合であっても、乾燥して固化
した液体による固着により作動不能になってしまうよう
な事態が生じにくい液体送出装置を提供することを目的
とする。
【0013】さらに、本発明は、液体に混入したゴミに
よる不都合が生じにくい液体送出装置を提供することを
目的とする。
【0014】さらにまた、ゴム材等を使用することな
く、送出しようとする液体の成分に関わらず、部材の溶
解や膨潤等を防止することができるとともに、コストダ
ウンを図ることができる液体送出装置を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による液体送出装置は、容器内
の液体を外部に送出する液体送出装置において、前記液
体に送出圧を与えるポンプとしてギヤポンプが用いられ
たものである。
【0016】ギヤポンプは、駆動力を伝動する軸により
回転される駆動歯車及び該駆動歯車に噛み合わされた従
動歯車がポンプ室内に設けられ、ポンプ室に連絡する吸
込口及び吐出口を有する構造を備え、両歯車が回転する
ことによって吸込口から吸い込んだ液体に吐出圧(送出
圧)を与えて吐出口から吐出させるポンプである。
【0017】前記第1の態様によれば、ギヤポンプが用
いられているので、ギヤポンプが前述したような構造を
備えていることから、送出しようとする液体が高粘度の
ものであっても、適切に液体を吐出することができ、高
粘度に対して強くなる。また、ギヤポンプの吐出口から
吐出される液体の単位時間当たりの量は、前記軸の回転
数に比例するので、液体の粘度に関わらず、液体を一定
の量だけ送出させることができる。このため、例えば、
水に近い低粘度の水石鹸から高粘度の水石鹸原液まで、
一定量だけ吐出させることができる。
【0018】また、前記第1の態様によれば、液体が乾
燥により固化して歯車やポンプ室壁面等に固着しても、
駆動歯車を回転させる軸に十分なトルクを与えることに
より、破損等を生ずることなく正常に作動させることが
できる。
【0019】本発明の第2の態様による液体送出装置
は、前記第1の態様による液体送出装置において、前記
液体の残量が送出不可能な残量になっても、少なくとも
前記ギヤポンプが停止した場合に、前記ギヤポンプのポ
ンプ室内のほぼ全体に前記液体が残るように構成された
ものである。
【0020】ギヤポンプは、前述したような構造を備え
ているため、容器内の液体の残量がなくなるか又は少な
くなって、液体がポンプ室の吸込口側を満たさなくなっ
ていくと、いわゆるエア噛み(液体と一緒に空気も吐出
させること)が発生して液体の吐出圧が低下していく。
このため、ギヤポンプが作動していても、やがて、液体
を容器外へ送出するのが不可能となる。
【0021】この第2の態様によれば、前記液体の残量
が送出不可能な残量になっても、少なくとも前記ギヤポ
ンプが停止した場合に、前記ギヤポンプのポンプ室内の
ほぼ全体に前記液体が残るように構成されているので、
前記液体が水石鹸のように乾燥により固化するものであ
っても、ポンプ室内は乾燥状態とならず、ポンプ室の壁
面や歯車等に乾燥により固化した液体が固着するような
事態が生じにくくなり、一層好ましい。
【0022】本発明の第3の態様による液体送出装置
は、前記第1の液体送出装置において、前記ギヤポンプ
の吸込口が前記ポンプ室より高い位置に配置され、前記
ギヤポンプの吐出口に接続された液体送出路が、前記ギ
ヤポンプによる送出圧が低下したかあるいは前記ギヤポ
ンプが停止された場合に、当該液体送出路における前記
吐出口側の部分に存在していた前記液体が水頭圧にて前
記ポンプ室内に戻るように設けられたものである。
【0023】この第3の態様は、前記第2の態様の具体
的な構成例を挙げたものであるが、前記第2の態様では
この構成例に限定されるものではない。
【0024】本発明の第4の態様による液体送出装置
は、前記第1乃至第3のいずれかの態様による液体送出
装置において、前記ギヤポンプの吸込口付近にフィルタ
が設けられたものである。
【0025】容器内へ液体を補給する補給口にフィルタ
を設けておけば、ギヤポンプの吸込口付近にフィルタを
設けなくても、液体に混入したゴミがギヤポンプ内に侵
入することがなく、ギヤポンプの作動に支障を来すこと
はない。しかし、補給口にフィルタを設けたとしても、
通常このフィルタは掃除等のため着脱自在とされること
から、当該フィルタが紛失等してしまうことがあり、そ
の場合には、液体に混入したゴミがギヤポンプ内に侵入
してしまい、ギヤポンプの作動に支障を来すおそれがあ
る。
【0026】この点、前記第4の態様では、ギヤポンプ
の吸込口付近にフィルタが設けられているので、補給口
に設けたフィルタが紛失等しても、ゴミがギヤポンプ内
に侵入するのを確実に防止することができる。
【0027】本発明の第5の態様による液体送出装置
は、前記第1乃至第4のいずれかの態様による液体送出
装置において、前記ギヤポンプが前記容器内に配設さ
れ、前記ギヤポンプがシール部材を用いないで構成され
たものである。
【0028】この第5の態様によれば、シール部材が用
いられていないので、ギヤポンプから液体の漏れが生ず
る。しかし、前記第5の態様では、ギヤポンプが容器内
に配設されているので、漏れた液体は容器内に戻るだけ
であり、若干効率は低下するものの、何ら支障はない。
シール部材として通常ゴム製のOリングやパッキン等が
用いられるが、前記第5の態様によれば、シール部材が
用いられていないので、ゴム材等を用いる必要がなくな
り、送出しようとする液体の成分に関わらず、ゴム材等
の溶解や膨潤という問題が生じない。また、前記第5の
態様によれば、シール部材が用いられていないので、そ
の分、部品点数及び組立工数が減り、コストダウンを図
ることができる。
【0029】本発明の第6の態様による液体送出装置
は、前記第1乃至第5のいずれかの態様による液体送出
装置において、前記液体が、水石鹸、シャンプー、リン
ス、あるいは、比較的粘度が高いか又は乾燥により固化
する液体であるものである。この第6の態様では、勿
論、比較的粘度が高くかつ乾燥により固化する液体であ
ってもよい。
【0030】前記第1乃至第5の態様では、前記液体は
特に限定されるものではないが、前記液体がこの第6の
態様で挙げたようなものであれば、特に有効である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明による液体送出装置
について、図面を参照して説明する。
【0032】図1は、本発明の一実施の形態による液体
送出装置を用いた液体供給装置の一例を示す概略構成図
である。
【0033】本例による液体供給装置は、容器としての
タンク10内に収容された水石鹸11を、ムース状にし
て吐出器具12のノズル13の吐出口13aから吐出さ
せるように構成され、しかもムース状石鹸の吐出が自動
的に行われるように構成され、いわゆる水石鹸自動供給
装置として構成されている。吐出器具12は洗面所等の
カウンタ等53に設置され、タンク10はカウンタ等5
3の下方に設置されている。
【0034】まず、この液体供給装置において用いられ
ている本発明の一実施の形態による液体送出装置につい
て、図1を参照して説明する。
【0035】本実施の形態による液体送出装置は、タン
ク10内の水石鹸11を外部に送出するように構成さ
れ、駆動モータ14と、駆動モータ14の動力により駆
動されてタンク10内の水石鹸11に送出圧を与えるギ
ヤポンプ15とを備えている。駆動モータ14として
は、水石鹸11の粘度が高い場合であっても対応できる
ように高トルクモータを用いることが好ましい。
【0036】タンク10は、図1に示すように、タンク
10内へ補給可能な最大量の水石鹸11を補給しても、
空気が気密状態で残って水石鹸11が入ることがない空
気残留空間16を有している。駆動モータ14は空気残
留空間16の上方に配設され、駆動モータ14の駆動軸
14aが、シール部材17にて気密に保たれた状態で、
空気残留空間16の上壁を貫通するように設けられてい
る。
【0037】ギヤポンプ15はタンク10内においてタ
ンク10の底部付近に配設され、駆動モータ14の駆動
軸14aに連結されたシャフト18がギヤポンプ15に
連結されている。ギヤポンプ15は、後述する吸込口
(流入口)60(図1には図示せず)と、吐出口(流出
口)61とを有し、駆動モータ14から駆動軸14a及
びシャフト18を介して動力を受けることによって、前
記吸込口60から水石鹸11を吸い込んで送出圧を与え
て吐出口61から吐出させるように構成されている。吸
込口60付近には、フィルタ62が設けられている。ギ
ヤポンプ15の具体的な構造例については、後に詳述す
る。
【0038】吐出口61から送出された水石鹸11は、
水石鹸送出チューブ等からなる水石鹸送出路19を介し
て、タンク10の外部の所定箇所に送り出される。本実
施の形態では、水石鹸送出路19には、水石鹸11のタ
ンク10への戻りを阻止する逆止弁22が設けられてい
るが、この逆止弁22は必ずしも設ける必要はない。
【0039】また、本実施の形態では、水石鹸補給チュ
ーブ20及び空気抜きチューブ21が、それぞれタンク
10に接続されている。本実施の形態では、水石鹸補給
チューブ20は、タンク10の上部を貫通してタンク1
0の内部空間へ延び、水石鹸補給チューブ20における
タンク10の内部空間へ開口した口20aが、タンク1
0の底部寄りの位置に配置されている。なお、タンク1
0の上部に管継手を構成しておき、水石鹸補給チューブ
20をこの管継手にそれぞれ接続した2つのチューブ
(タンク10内のチューブとタンク10外のチューブ)
に分けてもよい。水石鹸補給路20の他端の補給口(図
示せず)は、水石鹸注入漏斗(図示せず)にて構成さ
れ、タンク10の上方に設置された吐出器具12内に配
置され、吐出器具12の上部の蓋12aを開くことによ
り、水石鹸11を補給できるようになっている。補給口
にはフィルタを設けておくことが好ましい。空気抜きチ
ューブ21におけるタンク10の内部空間へ開口した口
21aは、タンク10の上部に配置されている。空気抜
き通路21の他端の空気抜き口(図示せず)は、タンク
10の上方に設置された吐出器具12内において、水石
鹸補給路20の補給口の付近に配置され、大気に解放さ
れるようになっている。なお、口21aや口20aの位
置は前述した位置に限定されるものではない。また、前
記補給口及び前記空気抜き口は、必ずしも吐出器具12
内に配置する必要はなく、例えば、カウンタ等の適当箇
所に配置してもよい。
【0040】なお、タンク10の内部空間は、水石鹸補
給チューブ20及び空気抜きチューブ21に連絡してい
る以外、外部に対してシールされており、水石鹸補給チ
ューブ20を介して水石鹸11がタンク10へ補給され
ると、これに伴い、タンク10内の空気が空気抜きチュ
ーブ21を介して外部へ排出されるようになっている。
【0041】ここで、図1に示す液体送出装置における
駆動モータ14及びギヤポンプ15等の具体的な取付構
造の一例を、図2に示す。図2において、図1中の要素
と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0042】図2において、30は空気残留空間16の
上壁に相当する円盤状の蓋部であり、蓋部30は、空気
残留空間16の側壁に相当する部分に、ねじ31により
固定されている。この固定部分は、環状のパッキン39
によりシールされている。駆動モータ14はねじ32に
より蓋部30に固定され、この螺合部はパッキン33に
よりシールされている。駆動モータ14の駆動軸14a
は、芯ずれの公差を緩和するための2つの継手34,3
5を介して、シャフト18に連結されている。ギヤポン
プ15は、蓋部30に固着された横断面コ字状で有底の
ポンプ支持ケース36により、支持されている。図2に
おいて、37は水石鹸送出チューブ、38は管路をタン
ク10の内外に導くように蓋部30に形成された管継
手、22は逆止弁、40は接続チューブであり、これら
が、図1中の水石鹸送出路19及び逆止弁22を構成し
ている。逆止弁22は、蓋部30に形成された管継手3
8に接続されてタンク10の上部付近に配置され、接続
チューブ40は、ギヤポンプ15の吐出口61から逆止
弁22まで立ち上がっている。
【0043】以上、本発明の一実施の形態による液体送
出装置について、ギヤポンプ15の構造例を除いて説明
した。ここで、本実施の形態による液体送出装置を用い
た液体送出装置について、再び図1を参照して説明す
る。
【0044】本例による液体吐出装置は、前述した液体
送出装置の他、前記吐出器具12と、吐出器具12に設
けられノズル13の吐出口13aの付近に手が差し出さ
れていることを感知するセンサ50と、エアーポンプ5
1と、制御部52とを備えている。
【0045】エアーポンプ51のエアー吐出口は、エア
ー吐出チューブ54を介して三方管継手55に接続され
ている。さらに、前記水石鹸送出路19(具体的には、
前記水石鹸送出チューブ37)も三方管継手55に接続
され、この三方管継手55に接続された他のチューブ5
6が、水石鹸と空気との混合体を吐出器具12へ導くよ
うになっている。吐出器具12は、内蔵されたムース生
成部(図示せず)によって、チューブ56を介して供給
された水石鹸と空気との混合体をムース状石鹸にして、
ノズル13の吐出口13aから吐出させる。
【0046】制御部52は、例えばマイクロコンピュー
タ等を用いて構成され、センサ50からの感知信号に応
答して、駆動モータ14及びエアーポンプ51を一定時
間作動させる。これにより、吐出口13aからムース状
の石鹸が、自動的に、一定量だけ吐出される。
【0047】なお、本例では、水石鹸をムース状にして
吐出させているが、ムース状にせずにそのまま吐出させ
る場合には、エアーポンプ52等は不要であることは言
うまでもない。
【0048】次に、前記ギヤポンプ15の具体的な構造
例について、図2乃至図8を参照して説明する。
【0049】図3は、図2中のA−A’矢視図である。
図4は、図2中のB−B’矢視図である。図5は、図4
に対応する断面図であり、歯車を取り除いた状態を示し
ている。図6は、図3中のC−C’矢視図である。図7
は、図3中のD−D’矢視図である。図8は、図3中の
E−E’矢視図である。なお、これらの図において、接
続チューブ40は省略している。
【0050】これらの図に示すように、本実施の形態で
は、ギヤポンプ15は、金属製又はその他の材質の直方
体状の上側ブロック63と、側方に円筒部70が突出し
た直方体状の下側ブロック64と、互いに噛み合わされ
た駆動歯車65及び従動歯車66と、前記フィルタ62
と、これらを一体化するねじ67とから構成されてい
る。
【0051】下側ブロック64の上面側には、図5に示
すように、駆動歯車65及び従動歯車66がほぼちょう
ど適合するポンプ室68を形成する凹部が形成されてい
る。図4、図6乃至図8に示すように、このポンプ室6
8内に駆動歯車65及び従動歯車66が配置されてい
る。また、図4、図5及び図8に示すように、下側ブロ
ック64のポンプ室68を形成する凹部から、従動歯車
66を挿通してこれを回動自在に支持する軸部69が上
方に突出している。軸部69の先端部は、図8に示すよ
うに、上側ブロック63の下面側に形成された嵌合穴7
1に嵌合されている。
【0052】図5及び図7に示すように、下側ブロック
64のポンプ室68を形成する凹部には、前記シャフト
18の下端部を回動自在に支持する軸受け穴71が形成
されている。シャフト18は、図4及び図7に示すよう
に、上側ブロック63に形成された貫通穴を挿通し、更
に駆動歯車65を貫通して、軸受け穴71に挿入されて
いる。シャフト18の下端部及び駆動歯車65のシャフ
ト貫通穴の断面形状が図4に示すような形状とされて、
シャフト18の回転に従って駆動歯車65が回転される
ようになっている。本実施の形態では、図4において、
シャフト18が時計方向に回転し、これに従って駆動歯
車65が時計方向に回転し、その結果、従動歯車66が
反時計方向に回転するようになっている。
【0053】ギヤポンプ15内には、図3乃至図6に示
すように、ポンプ室68と前記吸込口60との間を連絡
する吸込通路72が、形成されている。吸込通路72
は、ポンプ室68における駆動歯車65と従動歯車66
との噛み合いが始まる側(図4乃至図6中の右側)にお
いて、ポンプ室68と連続するように下側ブロック64
の上面側に形成された凹部73と、凹部73から上方に
連続するように上側ブロック63の上下方向に貫通する
貫通穴74とから構成されている。貫通穴74の上部開
口がギヤポンプ15の吸込口60となっており、吸込口
60はポンプ室68より高い位置にある。
【0054】また、ギヤポンプ15内には、図4乃至図
6に示すように、ポンプ室68と前記吐出口61との間
を連絡する吐出通路75が、形成されている。吐出通路
75は、下側ブロック64における側方に突出した円筒
部70の内部空間76と、ポンプ室68における駆動歯
車65と従動歯車66との噛み合いが終わる側(図4乃
至図6中の左側)において、ポンプ室68と連続するよ
うに下側ブロック64の上面側に形成された凹部77
と、から構成されている。円筒部70の内部空間76と
凹部77とは連続している。円筒部70の先端の開口
が、ギヤポンプ15の吐出口61となっている。また、
円筒部70は、支持ケース36の切欠きから外部へ突出
し、図2中の接続チューブ40との接続部となってい
る。
【0055】フィルタ62は、図3、図6乃至図8に示
すように、枠部62aと、枠部62aにより周辺部が支
持されたメッシュ部62bと、メッシュ部62bに形成
されたシャフト18の挿通穴の周辺部を保護するリング
62cとから構成されている。本実施の形態では、フィ
ルタ62は、上側ブロック63の上部に配設されること
によって、吐出口61の付近に設けられている。
【0056】そして、ねじ67を、フィルタ62の枠部
62aに形成したねじ挿通穴及び上側ブロック63に形
成したねじ挿通穴に挿通させて、下側ブロック64に形
成したねじ穴に螺合することによって、これら全体が一
体化されている。もっとも、フィルタ62は、ギヤポン
プ15と一体化する必要はなく、例えば、上側ブロック
63上に載置しておくだけでもよい。
【0057】なお、図面には示していないが、ギヤポン
プ15はねじ等により支持ケース36に固定されてい
る。
【0058】以上の説明からわかるように、ギヤポンプ
15は、Oリングやパッキン等のシール部材を用いない
で構成されている。
【0059】以上のように構成された本実施の形態によ
る液体送出装置によれば、駆動モータ14が作動される
と、シャフト18が回転し、駆動歯車65及び従動歯車
66が回転し、その結果、図4及び図6に示すように、
タンク10内の水石鹸11が、フィルタ62を介して吸
込口60から吸い込まれて吸込通路72を通り、ポンプ
室68を経て、吐出通路75を通って、吐出口61から
吐出される。吐出口61から吐出された水石鹸11は、
図2に示すように、接続チューブ40を通って上昇し、
逆止弁22を経て水石鹸送出チューブ37により、前述
したように図1中の三方管継手55に供給される。
【0060】本実施の形態によれば、タンク10内の水
石鹸11に送出圧を与えるポンプとしてギヤポンプ15
が用いられているので、ギヤポンプ15が前述したよう
な構造を備えていることから、送出しようとする水石鹸
11が高粘度のものであっても、適切に水石鹸11を吐
出することができ、高粘度に対して強くなる。また、ギ
ヤポンプ15の吐出口61から吐出される水石鹸11の
単位時間当たりの量は、シャフト18の回転数(したが
って、駆動モータ14の回転数)に比例するので、水石
鹸11の粘度に関わらず、駆動モータ14を一定時間作
動させるだけで、水石鹸11を一定量だけ送出させるこ
とができる。このため、例えば、水に近い低粘度の水石
鹸11から高粘度の水石鹸原液11まで、一定量だけ送
出させることができる。
【0061】タンク10内の水石鹸11が前述したよう
にして外部に送出されていくと、やがて、タンク10内
の水石鹸11の水位が図6中のH1まで低下する。する
と、もはやギヤポンプ15の吸込口60に水石鹸11が
入り得ないので、タンク10内の水石鹸11の水位がH
1より下回ることはない。そして、この状態でギヤポン
プ15が作動すると、ギヤポンプ15内の水石鹸11が
吐出口61から吐出されていき、吸込口60から吸込通
路72内に既に入っていた水石鹸11の水位(吸込通路
72内の水位)がH1から更に低下していき、やがて、
この水位がH2より低下していく。吸込通路72内の水
石鹸11の水位がH1を下回るにつれて、エア噛み(液
体と一緒に空気も吐出させること)が発生して水石鹸1
1の吐出圧が低下していく。このため、吸込通路72内
の水石鹸11の水位がある水位まで低下すると、ギヤポ
ンプ15が作動していても(すなわち、歯車65,66
が回転していても)、吐出圧が接続チューブ40内の水
石鹸11の水頭圧と均衡し、逆止弁22が閉じ、外部へ
水石鹸11を送出し得なくなる。この状態では、エア噛
みが発生していたため、接続チューブ40内の水石鹸1
1には泡が生じている。
【0062】そして、ギヤポンプ15の作動が停止され
ると、接続チューブ40内の水石鹸11が、その水頭圧
により、吐出口61を介して吐出通路75、ポンプ室6
8及び吸込通路72内に戻り、ポンプ室68が水石鹸1
1で満たされる。このとき、逆止弁22は閉じている
が、前述したように接続チューブ40内の水石鹸11に
は泡が生じているため、当該泡により水石鹸11の逆流
が誘発されるものと考えられる。なお、このような逆流
が生ずることは、本発明者は実験により確認した。
【0063】したがって、タンク10内の水石鹸11の
残量が送出不能な残量(水位H1)になっても、常時、
ポンプ室68内の歯車65,66及びポンプ室68の壁
部が乾燥状態とならず、水石鹸11が歯車65,66及
びポンプ室68の壁部に固着してしまうことがない。
【0064】なお、以上のような逆流動作(戻り動作)
が実現されるのは、本実施の形態では、吸込口60がポ
ンプ室68より高い位置に配置されていることと、吐出
口61に接続された水石鹸送出路19を構成している接
続チューブ40が、吐出口61から上方へ立ち上がり、
その後に逆止弁22と接続されていること、によるもの
である。
【0065】もっとも、本発明では、タンク10内の水
石鹸11の残量が送出不能な残量になった場合に、前述
したような逆流動作が行われず、ポンプ室68内の歯車
65,66及びポンプ室68の壁部が乾燥状態となら
ず、水石鹸11が歯車65,66及びポンプ室68の壁
部に固着してしまってもよい。タンク10内の水石鹸1
1に送出圧を与えるポンプとしてギヤポンプ15が用い
られているので、ギヤポンプ15が前述したような構造
を備えていることから、水石鹸11が乾燥により固化し
て歯車65,66やポンプ室68の壁面等に固着して
も、駆動モータ14によりシャフト18に十分なトルク
を与えることによって、破損等を生ずることなく正常に
作動させることができる。なお、例えば、逆止弁22を
吐出口61の直近に配置すれば、前記逆流動作は行われ
ない。
【0066】また、本実施の形態によれば、吸込口60
付近にフィルタ62が設けられているので、タンク10
へ水石鹸11を補給する補給口に設けたフィルタが紛失
等したとしても、ゴミがギヤポンプ内に侵入するのを確
実に防止することができる。
【0067】さらに、本実施の形態によれば、ギヤポン
プ15がシール部材を用いないで構成されているので、
部品点数及び組み立て工数が減り、コストダウンを図る
ことができる。ギヤポンプ15においてシール部材が用
いられていないので、ゴム材等を用いる必要がなくな
り、送出しようとする液体の成分に関わらず、ゴム材等
の溶解や膨潤という問題が生じない。
【0068】ところで、ギヤポンプ15においてシール
部材が用いられていないので、ギヤポンプ15の上側ブ
ロック63と下側ブロック64との間から水石鹸11の
漏れが生ずる。しかし、本実施の形態では、ギヤポンプ
15がタンク10内に配設されているので、漏れた水石
鹸11はタンク10内に戻るだけであり、若干効率は低
下するものの、何ら支障はない。なお、本発明では、ギ
ヤポンプにおいてシール部材を用いてもよいし、ギヤポ
ンプをタンク10外に配設してもよい。
【0069】以上、本発明の一実施の形態による液体送
出装置とそれを用いた液体送出装置の例について説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
いし、また、本発明による液体送出装置を用いることが
できる装置は、前述した液体吐出装置に限定されるもの
ではない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的粘度の高い水石鹸等の液体を送出する場合であっ
ても問題が生じにくく、しかも、液体を一定量だけ送出
させることができる。
【0071】また、本発明によれば、水石鹸などの乾燥
により固化する液体を送出する場合であっても、乾燥し
て固化した液体による固着により作動不能になってしま
うような事態が生じにくくなる。
【0072】さらに、本発明によれば、、液体に混入し
たゴミによる不都合が生じにくくなる。
【0073】さらにまた、本発明によれば、ゴム材等を
使用することなく、送出しようとする液体の成分に関わ
らず、部材の溶解や膨潤等を防止することができるとと
もに、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による液体送出装置を用
いた液体供給装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す液体送出装置における駆動モータ及
びポンプ等の具体的な取付構造の一例を示す図である。
【図3】図2中のA−A’矢視図である。
【図4】図2中のB−B’矢視図である。
【図5】図4に対応する断面図である。
【図6】図3中のC−C’矢視図である。
【図7】図3中のD−D’矢視図である。
【図8】図3中のE−E’矢視図である。
【符号の説明】
10 タンク 11 水石鹸 14 駆動モータ 14a 駆動軸 15 ギヤポンプ 18 シャフト 19 水石鹸送出路 40 接続チューブ 60 吸込口 61 吐出口 62 フィルタ 63 上側ブロック 64 下側ブロック 65 駆動歯車 66 従動歯車 68 ポンプ室 72 吸込通路 75 吐出通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内の液体を外部に送出する液体送出
    装置において、前記液体に送出圧を与えるポンプとして
    ギヤポンプが用いられたことを特徴とする液体送出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記液体の残量が送出不可能な残量にな
    っても、少なくとも前記ギヤポンプが停止した場合に、
    前記ギヤポンプのポンプ室内のほぼ全体に前記液体が残
    るように構成されたことを特徴とする請求項1記載の液
    体送出装置。
  3. 【請求項3】 前記ギヤポンプの吸込口が前記ポンプ室
    より高い位置に配置され、前記ギヤポンプの吐出口に接
    続された液体送出路が、前記ギヤポンプによる送出圧が
    低下したかあるいは前記ギヤポンプが停止された場合
    に、当該液体送出路における前記吐出口側の部分に存在
    していた前記液体が水頭圧にて前記ポンプ室内に戻るよ
    うに設けられたことを特徴とする請求項1記載の液体送
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記ギヤポンプの吸込口付近にフィルタ
    が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の液体送出装置。
  5. 【請求項5】 前記ギヤポンプが前記容器内に配設さ
    れ、前記ギヤポンプがシール部材を用いないで構成され
    たことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    液体送出装置。
  6. 【請求項6】 前記液体が、水石鹸、シャンプー、リン
    ス、あるいは、比較的粘度が高いか又は乾燥により固化
    する液体であることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の液体送出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015128612A (ja) * 2011-02-16 2015-07-16 セクアナ メディカル エージー 体液貯留を治療するための装置及び方法

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