JP2001159320A - 作業機のスロットルレバ - Google Patents

作業機のスロットルレバ

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JP2001159320A
JP2001159320A JP29548799A JP29548799A JP2001159320A JP 2001159320 A JP2001159320 A JP 2001159320A JP 29548799 A JP29548799 A JP 29548799A JP 29548799 A JP29548799 A JP 29548799A JP 2001159320 A JP2001159320 A JP 2001159320A
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Japan
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lever
throttle lever
working machine
lever member
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JP29548799A
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English (en)
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Shigeki Sano
茂樹 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 危険を回避するべく緊急時にエンジンを速や
かに停止させることを可能にすると共にエンジンを再始
動させる場合に速やかに再始動させることが可能なエン
ジン停止機構を備えた作業機のスロットルレバを提供す
ること。 【解決手段】 作業機に着脱可能に取り付けられ、本体
部と、該本体部に対して回動可能に取り付けられ作業機
のエンジン側より延長されたワイヤが連結されるレバー
部材とを備えていて、レバー部材を一方向に回動操作す
ることにより作業機のエンジンの回転数を上げると共
に、レバー部材を他方向に回動操作することにより作業
機のエンジンの回転数を下げ、エンジン停止スイッチが
取り付けられていて、レバー部材の一方向又は他方向へ
の所定量以上の回動操作によりエンジン停止スイッチを
動作させてエンジンを停止させるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用エンジンを搭
載した機械、例えば、耕耘機、草刈り機、茶刈り機、噴
霧器、ポンプ、荷物運搬車、田植え機、刈り取り機、バ
インダ、コンバイン、除雪機等の各種作業機において、
上記エンジンの回転数を調整するための作業機のスロッ
トルレバに係り、特に、スロットルレバにエンジン停止
スイッチを内装して、作業者が操作ハンドルを握りスロ
ットルレバのレバー部材に指を掛けたままの状態で、緊
急時に該スロットルレバのレバー部材を回動・操作する
ことにより、エンジンを速やかに停止させることができ
るように工夫したものに関する。
【0002】作業機、例えば、草刈り機においては、本
体から1本のハンドル杆が延長されていて、該1本のハ
ンドル杆には、いわゆるスロットルレバが取り付けられ
ている。そして、作業状態によってこのスロットルレバ
のレバー部材を適宜の方向に回動操作することにより、
燃料供給量を調整してエンジンの回転数を上げたり下げ
たりして作業する。
【0003】一方、草刈り機を運転するに際して、草刈
り機を使用する草地においては、石や金属を含んだ産業
廃棄物が投棄されていることがあり、草刈り機のカッタ
刃がそれら石や産業廃棄物に接触した場合には、それが
大きな抵抗になって作業の安全性が損なわれることがあ
る。又、草地にガードレール等の金属製の支柱等があっ
てそれらにカッター刃が接触することもある。このよう
な場合には、回転しているカッタ刃が跳ね返って作業者
や付近にいる別の作業者に当たってしまう等の事故が発
生することがあり、特に、近年では作業者の高齢化に伴
って上記のような事故が多く発生している。
【0004】そこで、従来から、そのような危険な状態
を回避するために、緊急時にエンジンを緊急停止させる
ためのエンジン停止スイッチが設けられている。この種
のエンジン停止スイッチは、スロットルレバとは別に、
例えば、押ボタン式スイッチ、又は、回転操作式スイッ
チを操作ハンドルの中央部やハンドル杆の握手部近傍に
取り付けたものである。又、他の作業機、例えば、耕耘
機等においても、エンジンを緊急に停止させる必要性が
生じることがあり、上記草刈り機の場合と同様のエンジ
ン停止スイッチが設けられているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、従来の構成にお
いては、危険状態を回避するために、エンジンを緊急に
停止するためのエンジン停止スイッチをスロットルレバ
とは別に併設している。しかしながら、通常、作業者は
草刈り機を運転している場合には、草刈り機のハンドル
杆を左右の手で把持していて、且つ、一方の手の指をエ
ンジンの回転数を調整するためにスロットルレバのレバ
ー部材に掛けているものである。そのような状態で、さ
らに別のエンジン停止スイッチを操作することは運転状
態によっては極めて困難なことがあり、緊急を要する場
合にはそのような操作ができないおそれがあった。これ
は、草刈り機以外の各種作業機の場合も同様である。
【0006】又、上記従来の構成のものは、スロットル
レバと別に設けられたエンジン停止スイッチを操作して
電源を短絡させることによりエンジンを停止させるよう
にしている。この場合には、スロットルレバのレバー部
材はそのままの状態、すなわち、燃料を供給したままの
状態であるので、エンジンを速やかに且つ確実に停止さ
せる上では問題があった。例えば、エンジンが高速回転
で運転されている状態において、エンジン停止スイッチ
を操作して電源を短絡させてエンジンを停止させた場合
には、混合燃料がエンジンのシリンダ内に過剰に吸い込
まれてしまうことがある。この場合には、再度、エンジ
ンを始動させようとした場合、燃焼室内が混合気体過剰
状態、いわゆる「プラグかぶり」の状態となってしま
い、プラグ点火が妨げられてエンジンの始動ができない
ことがあった。
【0007】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、危険を回避するべく緊
急時にエンジンを速やかに停止させることを可能にする
と共にエンジンを再始動させる場合に速やかに再始動さ
せることが可能なエンジン停止機構を備えた作業機のス
ロットルレバを提供することにある。尚、本件特許出願
人はこのような問題に対して、特願平10−11942
2号として特許出願を行っており、本願はこれをさらに
改良したものであり、近年草刈り機の使用者が農業従事
者のみならず、様々な公共機関の管理者、一般の人にま
で広がっており、緊急時の安全性を高めることが強く要
求されているものである。因みに、昨今の草刈り機にお
いては、スロットルレバを握ることによりエンジンの回
転数を上げ、握りを解除することによりスロットルレバ
が自動的に戻り、エンジンの回転数を下げる構成のもの
がある。そして、エンジンを緊急停止させる場合には、
握手部の近傍に別途設けられた停止スイッチを操作する
ものである。この場合には、前述したように、緊急時に
別途設けられた停止スイッチを操作しなければならない
ことになる。又、自走式芝刈り機において、クラッチ操
作杆をOFFとすることにより、自動的にエンジンを短
絡させる構成のものがある。しかしながら、これではク
ラッチを切る度にエンジンが停止してしまうので実用上
大きな問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による作業機のスロットルレバは、
作業機に着脱可能に取り付けられ、本体部と、該本体部
に対して回動可能に取り付けられ上記作業機のエンジン
側より延長されたワイヤが連結されるレバー部材とを備
えていて、上記レバー部材を一方向に回動操作すること
により上記作業機のエンジンの回転数を上げると共に、
上記レバー部材を他方向に回動操作することにより上記
作業機のエンジンの回転数を下げ、エンジン停止スイッ
チが取り付けられていて、レバー部材の一方向又は他方
向への所定量以上の回動操作によりエンジン停止スイッ
チを動作させてエンジンを停止させるようにしたことを
特徴とするものである。又、請求項2による作業機のス
ロットルレバは、請求項1記載の作業機のスロットルレ
バにおいて、作業機本体より延長されているハンドル杆
に着脱可能に取り付けられていることを特徴とするもの
である。又、請求項3による作業機のスロットルレバ
は、請求項1記載の作業機のスロットルレバにおいて、
作業機の作業機本体に着脱可能に取り付けられているこ
とを特徴とするものである。又、請求項4による作業機
のスロットルレバは、請求項1記載の作業機のスロット
ルレバにおいて、エンジン停止スイッチは内装されてい
ることを特徴とするものである。又、請求項5による作
業機のスロットルレバは、請求項1記載の作業機のスロ
ットルレバにおいて、エンジン停止スイッチは外装され
ていることを特徴とするものである。又、請求項6によ
る作業機のスロットルレバは、請求項4記載の作業機の
スロットルレバにおいて、上記本体部側に本体部側スイ
ッチ要素が内装されていて、上記レバー部材側にレバー
部材側スイッチ要素が内装されていて、レバー部材の一
方向又は他方向への所定量以上の回動操作により上記両
スイッチ要素が短絡してエンジンを停止させるものであ
ることを特徴とするものである。又、請求項7による作
業機のスロットルレバは、請求項4記載の作業機のスロ
ットルレバにおいて、上記エンジン停止スイッチは、本
体部側に嵌め込まれてその位置を規定された本体部側ス
イッチ要素と、レバー部材側に嵌め込まれてその位置を
規定されたレバー部材側スイッチ要素とから構成されて
いて、レバー部材の一方向又は他方向への所定量以上の
回動操作により上記エンジン停止スイッチの本体部側ス
イッチ要素及びレバー部材側スイッチ要素を所定の位置
関係にすることにより動作させてエンジンを停止させる
ようにしたことを特徴とするものである。又、請求項8
による作業機のスロットルレバは、請求項7記載の作業
機のスロットルレバにおいて、上記本体部側スイッチ要
素と上記本体部の何れか一方には凸部が突設されていて
何れか他方には凹部が形成されていて該凸部を該凹部に
嵌合させることにより本体部側スイッチ要素の位置が規
定され、上記レバー部材側スイッチ要素と上記レバー部
材の何れか一方には凸部が突設されていて何れか他方に
は凹部が形成されていて該凸部を該凹部に嵌合させるこ
とによりレバー部材側スイッチ要素の位置が規定される
ものであることを特徴とするものである。又、請求項9
による作業機のスロットルレバは、請求項4記載の作業
機のスロットルレバにおいて、上記本体部側スイッチ要
素は本体部の成形時にインサート成形により一体に埋め
込まれ、上記レバー部材側スイッチ要素はレバー部材成
型時にインサート成形により一体に埋め込まれているこ
とを特徴とするものである。又、請求項10による作業
機のスロットルレバは、請求項5記載の作業機のスロッ
トルレバにおいて、レバー部材にレバー部材側スイッチ
要素が外装されていて、作業機本体又はハンドル杆側に
別のスイッチ要素が外装されていて、レバー部材の一方
向又は他方向への所定量以上の回動操作により上記スイ
ッチ要素同志が当接して短絡し、エンジンを停止させる
ものであることを特徴とするものである。又、請求項1
1による作業機のスロットルレバは、請求項5記載の作
業機のスロットルレバにおいて、上記レバー部材にエン
ジン停止スイッチが取り付けられていて、レバー部材の
一方向への所定量以上の回動操作により上記エンジン停
止スイッチが作業機本体に当接し、それによって、エン
ジンを停止させるようにしたことを特徴とするものであ
る。又、請求項12による作業機のスロットルレバは、
請求項1記載の作業機のスロットルレバにおいて、アイ
ドリング機構が取り付けられていて、レバー部材がエン
ジンを停止させることができる位置の直前まで回動して
いるか否かを抵抗感の有無によって確認し、その後さら
に回動させることによりエンジンを停止させるようにな
っていることを特徴とする作業機のスロットルレバ。
又、請求項13による作業機のスロットルレバは、請求
項12記載の作業機のスロットルレバにおいて、レバー
部材と本体部との間にアイドリング機構を内装し、レバ
ー部材を回転操作してエンジン停止スイッチを作動させ
る際、エンジン停止スイッチが作動する手前で抵抗を付
与し、そこからさらにレバー部材を回動させることによ
りエンジン停止スイッチを作動させるようにしたことを
特徴とするものである。又、請求項14による作業機の
スロットルレバは、請求項1記載の作業機のスロットル
レバにおいて、レバー部材を一方向に所定量以上回動操
作した場合、レバー部材を他方向に所定量以上回動操作
した場合の何れの場合においても、エンジンを停止させ
るものであることを特徴とするものである。又、請求項
15による作業機のスロットルレバは、請求項1記載の
作業機のスロットルレバにおいて、上記レバー部材側ス
イッチ要素又は本体部側スイッチ要素はその取付位置を
調整可能に構成されていて、それによって、エンジンが
停止するタイミングを調整することを特徴とするもので
ある。又、請求項16による作業機のスロットルレバ
は、請求項1記載の作業機のスロットルレバにおいて、
上記レバー部材はその操作部が二股状に形成されている
ことを特徴とするものである。又、請求項17による作
業機のスロットルレバは、請求項1記載の作業機のスロ
ットルレバにおいて、レバー部材の所定量以上の回動に
より燃料の供給を遮断するようにし、これに連動してエ
ンジン電源回路を短絡させるようにしたことを特徴とす
るものである。又、請求項18による作業機のスロット
ルレバは、請求項1記載の作業機のスロットルレバにお
いて、エンジン停止スイッチを覆う防水手段を設けたこ
とを特徴とするものである。又、請求項19による作業
機のスロツトルレバは、請求項1記載の作業機のスロッ
トルレバにおいて、スロットルレバを作業機に取り付け
るための金具をスロットルレバの外部より着脱できるよ
うにしたことを特徴とするものである。又、請求項20
による作業機のスロットルレバは、請求項1記載の作業
機のスロットルレバにおいて、スロットルレバは、エン
ジンの回転数を下げる方向に弾性部材によって常時付勢
された状態で取り付けられていることを特徴とするもの
である。
【0009】すなわち、エンジンを緊急に停止させるた
めのエンジン停止スイッチを、スロットルレバに内装又
は外装して、スロットルレバのレバー部材を一方向又は
他方向に所定量以上回動させることによって、緊急時に
エンジン停止スイッチを動作させて、エンジンを停止さ
せることができるようにしたものである。つまり、通常
の運転時においては、エンジンの回転を調節しながら作
業するためにスロットルレバのレバー部材に指を掛けて
操作しており、よって、緊急時にこれを回動操作するこ
とは極めて容易なことである。したがって、作業者は緊
急時に何ら混乱することなく、スロットルレバのレバー
部材を一方向又は他方向に所定量以上回動させてエンジ
ンを速やかに停止させることができるものである。又、
スロットルレバの取付箇所としては、作業機本体より延
長されているハンドル杆が考えられる。又、スロットル
レバの別の取付箇所としては、作業機の作業機本体が考
えられる。又、エンジン停止スイッチのスロットルレバ
に対する取付であるが、これは内装する場合と外装する
場合とが考えられる。又、エンジン停止スイッチを内装
する場合としては、上記本体部側に本体部側スイッチ要
素を内装し、上記レバー部材側にレバー部材側スイッチ
要素を内装し、レバー部材の一方向又は他方向への所定
量以上の回動操作により上記両スイッチ要素が短絡して
エンジンを停止させるようにすることが考えられる。
又、上記のように内装する場合において、上記エンジン
停止スイッチを、本体部側に嵌め込まれてその位置を規
定された本体部側スイッチ要素と、レバー部材側に嵌め
込まれてその位置を規定されたレバー部材側スイッチ要
素とから構成することが考えられる。又、上記のような
嵌合構造としては、上記本体部側スイッチ要素と上記本
体部の何れか一方には凸部を突設して何れか他方には凹
部を形成して該凸部を該凹部に嵌合させることにより本
体部側スイッチ要素の位置を規定し、上記レバー部材側
スイッチ要素と上記レバー部材の何れか一方には凸部を
突設して何れか他方には凹部を形成して該凸部を該凹部
に嵌合させることによりレバー部材側スイッチ要素の位
置を規定することが考えられる。又、内装する場合とし
ては、上記本体部側スイッチ要素を本体部の成形時にイ
ンサート成形により一体に埋め込み、上記レバー部材側
スイッチ要素をレバー部材成型時にインサート成形によ
り一体に埋め込むことが考えられる。又、外装する場合
としては、レバー部材にレバー部材側スイッチ要素を外
装して、作業機本体又はハンドル杆側に別のスイッチ要
素を外装して、レバー部材の一方向又は他方向への所定
量以上の回動操作により上記スイッチ要素同志が当接し
て短絡し、エンジンを停止させるものとすることが考え
られる。又、上記レバー部材にエンジン停止スイッチを
取り付けておき、レバー部材の一方向への所定量以上の
回動操作により上記エンジン停止スイッチが作業機本体
に当接し、それによって、エンジンを停止させるように
することが考えられる。又、アイドリング機構を取り付
けることが考えられ、レバー部材がエンジンを停止させ
ることができる位置の直前まで回動しているか否かを抵
抗感の有無によって確認し、その後さらに回動させるこ
とによりエンジンを停止させるようにすることが考えら
れる。又、上記アイドリング機構を設けるに際して、レ
バー部材と本体部との間にアイドリング機構を内装し、
レバー部材を回転操作してエンジン停止スイッチを作動
させる際、エンジン停止スイッチが作動する手前で抵抗
を付与し、そこからさらにレバー部材を回動させること
によりエンジン停止スイッチを作動させるようにするこ
とが考えられる。又、レバー部材を一方向に所定量以上
回動操作した場合、レバー部材を他方向に所定量以上回
動操作した場合の何れの場合においても、エンジンを停
止させるものとすることが考えられる。又、上記レバー
部材側スイッチ要素又は本体部側スイッチ要素をその取
付位置を調整可能に構成して、それによって、エンジン
が停止するタイミングを調整するようにすることが考え
られる。又、上記レバー部材をその操作部が二股状に形
成されているものとすることが考えられる。又、レバー
部材の所定量以上の回動により燃料の供給を遮断するよ
うにし、これに連動してエンジン電源回路を短絡させる
ようにすることが考えられる。又、エンジン停止スイッ
チを覆う防水手段を設けることが考えられる。又、スロ
ットルレバを作業機に取り付けるための金具をスロット
ルレバの外部より着脱できるように取り付けることが考
えられる。このように本発明による作業機のスロットル
レバによると、緊急時にエンジンを停止させる場合に、
通常運転時において常に手の指を掛けているスロットル
レバのレバー部材を、そのままの状態で所定量以上回動
・操作することによりエンジンを緊急停止させることが
できるので、緊急時にエンジンを速やかに停止させて危
険を回避することができるようになった。そして、従来
のように、スロットルレバと別にエンジン停止スイッチ
が設けられている場合に比べて操作性が大幅に向上する
ことになり、それだけ安全性も向上するものである。そ
して、緊急時において、運転作業者は身の危険を感じた
とき、慌てるため心理的に混乱してしまって危険回避操
作ができず、思わぬ結果を招くことがあるが、本発明の
装置によればそのような危険を確実に回避して安全性を
高めることができる。又、エンジン停止スイッチをスロ
ットルレバの内部に内装させた場合には、スロットルレ
バの外部に部材が露出するようなこともないので、他の
機器との干渉によってスイッチ機能が損なわれるような
ことはなく、又、誤動作するようなこともなく、且つ、
美観上も好ましいものである。又、スロットルレバを何
れの方向に回動させてもエンジンを停止させることがで
きるようにした場合には、それだけ操作性及び安全性を
高めることができるものである。その際、特に、エンジ
ン停止スイッチを、本体部側に嵌め込まれてその位置を
規定された本体部側スイッチ要素と、レバー部材側に嵌
め込まれてその位置を規定されたレバー部材側スイッチ
要素とから構成しているので、各スイッチ要素の位置決
めが簡単、且つ、正確となり、より精度の高いエンジン
停止スイッチを得ることができる。又、レバー部材側ス
イッチ要素と本体部側スイッチ要素を凹凸嵌合構造によ
る組込構造としたので、その位置を正確に規定した様態
で容易に組み込むことができる。又、エンジン停止のタ
イミングを調整可能にした場合には様々な作業機に対し
て所望の停止タイミングを得ることができる。又、レバ
ー部材を二股状にしているので、エンジンの緊急停止時
の操作性が大幅に向上するものである。又、防水手段を
設けた場合にはより高い信頼性を長期にわたって維持す
ることができる。又、スロットルレバを作業機に取り付
けるための金具をスロットルレバの外部より着脱できる
ようにした場合には、それによって、スロットルレバの
着脱が容易になる。又、レバー部材と本体部との間にア
イドリング機構を内装した場合には、スロットルレバの
外部の構成を複雑化させることなく、所望のアイドリン
グ機能を得ることができ、又、内装することにより誤動
作を防止することができる(外装の場合には異物が挟み
込まれる等の理由により動作が不能になったり誤動作が
発生したりする)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図14を参照し
て、本発明の第1の実施の形態を説明する。この第1の
実施形態は、本考案を草刈り機に適用したものである。
図1は草刈り機1を作業者3が携帯して作業を行ってい
る様子を示す斜視図である。まず、草刈り機1の構成か
ら説明すると、まず、ハンドル杆としての中空状シャフ
ト5があり、この中空状シャフト5の先端には、カッタ
刃7が回転可能に取り付けられている。
【0011】一方、上記中空状シャフト5の基端側には
エンジン9が取り付けられていて、このエンジン9の回
転によって、上記中空状シャフト5内に内装された図示
しない回転伝達機構(遠心クラッチを介してエンジン9
からの回転が伝達されるシャフト、該シャフトの回転を
カッタ刃7に伝達する歯車機構等)を介して、上記カッ
タ刃7を回転させるものである。上記中空状シャフト5
の略中間位置には把持部11が設けられていると共に、
そこから基端側の所定位置にも別の把持部13が設けら
れている。作業者3は、その左手3aによって把持部1
1を把持し、且つ、右手3bによって把持部13を下側
から把持するものである。尚、把持の仕方についてはあ
くまで一例であって、例えば、把持部11、13を上側
から把持することもある。
【0012】又、上記把持部13の近傍には、スロット
ルレバ15が取り付けられている。このスロットルレバ
15は、上記中空状シャフト5の図1中略上面側に取り
付けられている。その様子を図2及び図3に拡大して示
す。上記スロットルレバ15には、図3に示すように、
ワイヤ16の一端が接続されていると共に、該ワイヤ1
6の他端はエンジン9側の燃料流量制御部に接続されて
いる。このスロットルレバ15のレバー部材29を一方
向に回動させることにより、燃料の供給量を増加させて
上記エンジン9の回転を上げると共に、他方向に回動さ
せることにより、燃料の供給量を減少させてエンジン9
の回転を下げるものである。具体的には、図3に示すよ
うに、レバー部材29を、図3中反時計方向(図3中符
号Lで示す方向)に回動操作することにより、エンジン
9の回転数は下がり、逆に、レバー部材29を、図3中
時計方向(図3中符号Hで示す方向)に回動操作するこ
とにより、エンジン9の回転数は上がることになる。
【0013】又、上記スロットルレバ15には、図1に
示すように、エンジン9を緊急に停止させるためのエン
ジン停止スイッチ23が内蔵されている。尚、図1では
上記エンジン停止スイッチ23をスロットルレバ15の
外側に模式的に図示しているが、実際には、上記したよ
うに、スロットルレバ15の内部に内装されているもの
である。その構成を図3乃至図14を参照して説明す
る。図3はスロットルレバ15の外観を示す平面図であ
り、図4はスロットルレバ15の外観を示す斜視図であ
り、又、図5乃至図10は、スロットルレバ15を分解
して示す図である。
【0014】スロットルレバ15は、まず、図5に示す
端部材25を備えていて、この端部材25の表面には、
エンジン9の回転数を上げる方向を示す「高」とエンジ
ン9の回転数を下げる方向を示す「低」が表示されてい
る。この端部材25の下方には、図6に示す板ばね部材
27が配置されている。この板ばね部材27の下方に
は、図7に示すと共に既に説明したレバー部材29が配
置されている。又、このレバー部材29の下方には、図
8に示すレバー部材側スイッチ要素31が配置されてい
る。尚、図7においては、レバー部材29の下方に配置
される上記レバー部材側スイッチ要素31を破線で示し
ている。
【0015】又、上記レバー部材29の下方には、図9
に示す本体部側スイッチ要素33が配置されていると共
に、この本体部側スイッチ要素33の下方には、図10
に示す端部材35が配置されることになる。尚、図5か
ら図10に順次示す各部材は、積層される順に示されて
いて、図11に示すように、端部材25の下側に板ばね
部材27が配置され、この板ばね部材27の下側にレバ
ー部材29が配置され、レバー部材29の下側にレバー
部材側スイッチ要素31が配置され、レバー部材側スイ
ッチ要素31の下側に本体部側スイッチ要素33が配置
され、本体部側スイッチ要素33の下側に端部材35が
配置されることになり、それらをボルト22、ワッシャ
24、ナット26によって締結・固定するものである。
上記端部材25、端部材35等によって本体部を構成し
ていて、レバー部材29は、この本体部に対して回動可
能に取り付けられている。
【0016】又、図4に示すように、端部材35には取
付金具37が取り付けられていて、この取付金具37は
略U字状をなしていて、図3に示すように、そこに中空
状シャフト5を嵌合させて、図示しない固定ねじ部材と
ナットを締結することにより、スロットルレバ15を中
空状シャフト5に取付・固定することになる。
【0017】上記レバー部材側スイッチ要素31と本体
部側スイッチ要素33に関してさらに詳しく説明する。
まず、レバー部材側スイッチ要素31はレバー部材29
側にその回転を規制された状態で組み込まれるものであ
って、樹脂製の絶縁体32の表面(図8において下面
側)には導電部31a、31bが180°の位置に設け
られている。又、レバー部材側スイッチ要素31のレバ
ー部材29に対する取付構造であるが、まず、レバー部
材29側において、図7に示すように、一対の凹部29
a、29bが形成されている。又、レバー部材側スイッ
チ要素31の絶縁体32には、図8に示すように、一対
の凸部31c、31dが突設されている。そして、上記
凸部31c、31dを凹部29a、29bに嵌合させる
ことにより、レバー部材側スイッチ要素31をレバー部
材29に取り付けるものであり、それによって、レバー
部材側スイッチ要素31の位置を規定するものである。
【0018】一方、本体部側スイッチ要素33側をみて
みると、この本体部側スイッチ要素33は端部材35側
にその回転を規制された状態で組み込まれるものであっ
て、樹脂製の絶縁体30の表面(図9中上面)には導電
部33a、33bが180°の位置に設けられている。
すなわち、レバー部材側スイッチ要素31の導電部31
a、31bと、本体部側スイッチ要素33の導電部33
a、33bとが対向するような関係で組み込まれてい
る。
【0019】又、図9に示すように、本体部側スイッチ
要素33の絶縁体30の図9中裏面側には、一対の凸部
30a、30bが突設されている。又、端部材35側に
は、図10に示すように、一対の凹部35a、35bが
形成されている。上記凸部30a、30bを凹部35
a、35bに嵌合させることにより、本体部側スイッチ
要素33を端部材35に対してその位置を規定した状態
で取り付けるものである。尚、本体部側スイッチ要素3
3を端部材35上に設置した様子を図12に示す。又、
本体部側スイッチ要素33の導電部33a、33bに
は、リード線34、36が接続されていて、これらリー
ド線34、36の一方は接地線となり、他方は電源回路
に接続されることになる。
【0020】そして、通常の運転時においては、図13
に示すように、レバー部材側スイッチ要素31の導電部
31aと、本体部側スイッチ要素33の導電部33aが
重なっていると共に、レバー部材側スイッチ要素31の
導電部31bと、本体部側スイッチ要素33の導電部3
3bが重なっている。つまり、回路的には短絡されてい
ない状態にある。これに対して、緊急時においてエンジ
ン9を停止させる場合には、図14に示すように、レバ
ー部材29を所定量以上回動させることによりレバー部
材側スイッチ要素31も同時に回転させ、レバー部材側
スイッチ要素31の導電部31a、31bを、本体部側
スイッチ要素33の導電部33a、33bを跨ぐように
配置させる。それによって、電源回路を短絡させてエン
ジン9を緊急停止させるものである。
【0021】又、レバー部材29は、図示するように、
二股状に形成されている。すなわち、図3に示すよう
に、レバー部材29の操作側には引掛部29a、29b
が形成されていて、作業者3の右手3bの親指を引掛部
29aに掛けると共に、人差指を引掛部29bに掛ける
ものである。
【0022】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、通常運転時の場合であるが、作業者3は、その左手
3a、右手3bによって中空状シャフト5の握手部1
1、13を把持する。そして、右手3bによってスロッ
トルレバ15を操作する。このような状態で、スロット
ルレバ15のレバー部材29を適宜の方向に回動操作し
てエンジン9の回転数を調整しながら草刈り機を運転し
ていくものである。通常は、図3に示すように、エンジ
ン9の回転数を上げる場合には、人差指によってレバー
部材29をH方向に回動させる。逆に、エンジン9の回
転数を下げる場合には、親指によってレバー部材29を
L方向に回動せさるものである。
【0023】次に、何らかの理由によってエンジン9を
緊急に停止させる場合であるが、この場合には、図3に
おいて、スロットルレバ15のレバー部材29を親指に
よってL方向に向けて大きく(所定量以上)回動操作す
る。それによって、エンジン停止スイッチ23のレバー
部材側スイッチ要素31と本体部側スイッチ要素33の
位置関係が図13に示す状態から図14に示すような状
態に変化し、それによって、電源回路を電気的に短絡さ
せてエンジン9を停止させるものである。又、この場合
には、スロットルレバ15のレバー部材29を、エンジ
ン9の回転数を下げる方向に回動させて、燃料の供給を
絞り込むようにしている。つまり、エンジン9を停止さ
せる際に、単に、電源回路を短絡させるのではなく、燃
料の供給を絞り込むようにしているものである。
【0024】又、この実施の形態の場合には、スロット
ルレバ15のレバー部材29を人差指によって図3にお
いてH方向に向けて大きく(所定量以上)回動操作して
も、電源回路を短絡させることはできるので、同様の作
用を得ることができ、エンジン9を緊急停止させること
ができる。
【0025】又、上記のような操作によってエンジン9
を停止させた後、エンジン9が完全に停止する前に、ス
ロットルレバ15のレバー部材29を適宜戻すことによ
り、エンジン9を再起動させることができる。よって、
危険が回避されたことを確認して、スロットルレバ15
のレバー部材29を適宜戻す操作を行えば、容易に元の
作業を再開させることができるものである。
【0026】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、エンジン9を緊急に停止
させたい場合には、スロットルレバ15のレバー部材2
9を何れかの方向に所定量以上回動操作すればよく、そ
れによって、エンジン停止スイッチ23が動作して、エ
ンジン9を緊急停止させることができる。その際、作業
者3は両手3a、3bで中空状シャフト5の握手部1
1、13を握っていると共に、右手3bの指をスロット
ルレバ15のレバー部材29に常時掛けているので、緊
急時にエンジン9を停止させる場合には、特に持ち替え
るといった操作は不要であって、指を常時掛けているス
ロットルレバ15のレバー部材29をそのままの状態で
回動操作すればよいので、操作性も良くエンジン9を速
やかに且つ確実に停止させて危険を回避することができ
る。又、スロットルレバ15のレバー部材29を何れの
方向に回動操作しても、エンジン9を速やかに且つ確実
に停止させることができるので、その点においても安全
性が高いものである。つまり、エンジン9を高速にする
側に所定量以上回動させた場合にもエンジン9を停止さ
せることができる。これは、例えば、転倒等によってレ
バー部材29が高速側に不用意に回動してしまって超高
速過剰運転になった場合にエンジン9が自動的に停止す
ることを意味しており、それによって、り安全性を高め
ることができる。又、レバー部材側スイッチ要素31、
本体部側スイッチ要素33の構造をみてみると、導電部
31a、31b、33a、33bがそれぞれ180°の
位置に対応するように配置されているので、レバー部材
側スイッチ要素31、本体部側スイッチ要素33の厚み
方向のバランスも良好であり、例えば、レバー部材側ス
イッチ要素31、本体部側スイッチ要素33が傾いてし
まって、動作不良を生じさせてしまうということもな
い。
【0027】又、本実施の形態の場合には、スロットル
レバ15のレバー部材29を、エンジン9の回転数を下
げる方向、すなわち、上方に所定量以上回動せてエンジ
ン9を停止させようとした場合には、単に電源回路を短
絡させるだけでなく、燃料の供給を絞り込むことになる
ので、従来懸念されていた再起動時の「プラグかぶり」
の現象が発生することを確実に防止することができるも
のである。又、エンジン9を停止させる操作を行った
後、エンジン9が完全に停止する前に、スロットルレバ
15のレバー部材29を元の方向に回動させることによ
り、エンジン9を容易に再始動させることができるの
で、危険を回避した後速やかに元の作業を再開させるこ
とができる。
【0028】又、本実施の形態の場合には、レバー部材
側スイッチ要素31と本体部側スイッチ要素33が、凹
凸嵌合構造によって、レバー部材29と端部材35にそ
れぞれその位置を規定された状態で組み込まれるように
構成されているので、組込作業が簡単であると共に、そ
の位置も確実に高い精度で規定されることになる。又、
レバー部材29は二股状に形成されているので、エンジ
ン緊急停止時の操作性も良好である。つまり、作業者3
はその右手3bの親指と人差指をレバー部材29の引掛
部29a、29bに常時掛けているので、瞬時に操作を
行うことができるからである。又、レバー部材側スイッ
チ要素31と本体部側スイッチ要素33とが常時圧接さ
れた状態で摺接するように構成されているので、その表
面が磨かれて緑青の発生を抑制し、それによって、長期
にわたって安定した機能を保持することができる。
【0029】次に、図15を参照して本発明の第2の実
施の形態を説明する。この場合には、本体部側スイッチ
要素33の端部材35に対する取付構造を変えたもので
ある。本体部側スイッチ要素33は樹脂製の絶縁体30
を備えていて、この絶縁体30の片側(図15中左下
側)には、一対の導電部33a、33bが取り付けられ
ている。これら導電部33a、33bは、端部材35の
縁を貫通・配置されている。又、導電部33a、33b
の基端側にはリード線34、36が接続されている。
又、絶縁体30上であって導電部33a、33bの反対
側には、別の絶縁体38が設置されている。この絶縁体
38によって上記導電部33a、33bと同じ高さを提
供し、レバー部材側スイッチ要素31が傾斜することを
防止するようにしている。その他の構成は前記第1の実
施の形態の場合と同じである。
【0030】この第2の実施の形態によれば、導電部3
3a、33bが端部材35を貫通・配置された状態で絶
縁体30上に設置されているので、その位置が自動的に
規制されることになる。したがって、組立時における本
体部側スイッチ要素33の位置決め作業が不要となる。
又、導電部33a、33bが第1の実施の形態の場合比
べて狭くなるので、物量の低減を図ることができる。
【0031】次に、図16及び図17を参照して本発明
の第3の実施の形態を説明する。この第3の実施の形態
の場合には、前記第1の実施の形態及び第2の実施の形
態におけるスロットルレバ15にアイドリング機構10
1を取り付けたものである。このアイドリング機構10
1は、スロットルレバ15のレバー部材29側に取り付
けられた板ばね部材101aと、端部材25側に突設さ
れた凸部101bとから構成されている。
【0032】又、上記凸部101bと板ばね部材101
aの位置関係であるが、エンジン3を停止させようとし
て、レバー部材29を図16中L方向に向けて回動させ
た場合、板ばね部材101aが凸部101bに差し掛か
ってこれを乗り越えようとする。その様子を図17に示
す。その場合、作業者3は大きな抵抗感を感じることに
なり、それによって、それ以上回動させることにより、
エンジン9を緊急停止させることができることを認識す
ることができる。そして、そのような抵抗感を感じた後
さらにレバー部材29を上方に向けて回動させると、エ
ンジン9を停止させることになるものである。つまり、
作業者3はそのような抵抗感を感じることにより、エン
ジン9を停止させる領域に入ったか否かを確認すること
ができ、それによって、操作性が大幅に向上することに
なる。
【0033】次に、図18を参照して本発明の第4の実
施の形態を説明する。この場合には、前記第3の実施の
形態におけるアイドリング機構101の取付箇所を変更
したものである。つまり、図示するように、アイドリン
グ機構101の板ばね部材101aをレバー部材29の
引掛部29bの側面に取り付けるとともに、凸部101
bを端部材35の側面に設けたものである。よって、前
記第3の実施の形態の場合と同様の作用・効果を奏する
ことができる。
【0034】次に、図19を参照して本発明の第5の実
施の形態を説明する。この場合には、異なるタイプの草
刈り機に本発明を適用したものである。この場合には、
中空状シャフト5に一対のハンドル部材12、14が取
り付けられていて、この内、ハンドル部材12側にスロ
ットルレバ15を取り付けたものである。
【0035】次に、図20を参照して本発明の第6の実
施の形態を説明する。この第6の実施の形態の場合に
は、本発明を耕耘機に適用した例を示すものである。ま
ず、耕耘機本体201がある。この耕耘機本体201内
には、エンジン203が内装されていると共に、発電装
置205が内装されている。この発電装置205によっ
て点火線207を介してエンジン203の燃料混合気に
着火するように構成されている。
【0036】上記耕耘機本体201の下面側には、フレ
ーム209が取り付けられていて、このフレーム209
の下側には駆動軸211が配置されている。この駆動軸
211には耕耘部213が着脱可能に取り付けられてい
る。そして、上記エンジン203の駆動が、図示しない
駆動伝達手段204を介して、上記駆動軸211に伝達
され、それによって、耕耘部213が駆動されることに
なる。上記駆動伝達手段204としては、例えば、プー
リ・ベルト機構、チェーン・スプロケット機構、ギヤ群
機構等が考えられる。因みに、図20では、その内、プ
ーリ・ベルト機構を採用した例を示していて、その部分
を仮想線で示している。
【0037】上記耕耘機本体201には一対のハンドル
杆215、215が延長されている。尚、図19では一
対のハンドル杆215、215の内、右側のハンドル杆
215のみを示している。上記一対のハンドル杆21
5、215の先端部は握手部217、217となってい
て、この内、右側のハンドル杆215の握手部217に
はスロットルレバ219が取り付けられている。このス
ロットルレバ219にはワイヤ221の一端が連結され
ていて、又、ワイヤ221の他端はエンジン203側に
連結されている。そして、上記スロットルレバ219を
適宜の方向に回動操作することにより、ワイヤ221を
介してエンジン203の回転数を調整するようになって
いる。又、ハンドル杆215にはクラッチレバ222が
取り付けられていて、このクラッチレバ222にはワイ
ヤ224の一端が連結されている。このワイヤ224は
ハンドル杆215に沿って延長されていて、その他端は
既に説明した駆動伝達手段204側に関係している。そ
して、上記クラッチレバ222を一方向に回動操作する
ことによりワイヤ224を介して、駆動伝達手段204
における駆動伝達を可能にしたり、駆動伝達を解除した
りするものである。
【0038】上記スロットルレバ219は、前記第1乃
至第5の実施の形態で説明したものと同じ構成をなすも
のである。したがって、前記第1乃至第5の実施の形態
の場合と同様の効果を奏することができる。
【0039】次に、図21を参照して本発明の第7の実
施の形態を説明する。この場合には、噴霧器に本考案を
適用したものである。噴霧器301は、タンク303を
備えていると共に、該タンク303の下方にエンジン3
05を備えている。このエンジン305の回転数を調整
するためにスロットルレバ15を取り付けているもので
あり、このスロットルレバ15としてエンジン停止スイ
ッチ23を内装した本発明のものを取り付けているもの
である。尚、この場合には、レバー部材29として二股
状のものではなく、1本の引掛部を備えたタイプのもの
を使用している。
【0040】次に、図22を参照して本発明の第8の実
施の形態を説明する。この場合には、ポンプに本考案を
適用したものである。ポンプ401は、エンジン403
とポンプ部405を備えていて、上記エンジンの回転数
を調整すると共に、これを緊急停止させるためのエンジ
ン停止スイッチ23を内装したスロットルレバ15を備
えているものである。
【0041】次に、図23を参照して本発明の第9の実
施の形態を説明する。この第9の実施の形態の場合に
は、前記第1の実施の形態におけるレバー部材側スイッ
チ要素31の位置を調整可能にしたものである。尚、図
23は、図7を裏側、すなわち、レバー部材側スイッチ
要素311側からみた図である。まず、導電部31bを
凹状に形成すると共にその凹部に円弧状の長溝501を
形成しておく、この長溝501は下側の絶縁体30にも
形成されている。後は、長溝501にねじ部材503を
通してレバー部材29側にねじ込むことにより固定す
る。そして、レバー部材側スイッチ要素31の位置を調
整する場合には、上記ねじ部材503を緩めて、長溝5
01の範囲内でレバー部材側スイッチ要素31を回転さ
せる。そして、所望の位置でねじ部材をねじ込むことに
なる。このように構成することにより、レバー部材側ス
イッチ要素31の位置を調整し、それによって、エンジ
ン9が停止するタイミングを調整するものである。
【0042】次に、図24を参照して本発明の第10の
実施の形態を説明する。これは、前記第8の実施の形態
におけるポンプ401に適用した別の例であり、エンジ
ンを停止させる場合に、レバー部材29を図23中時計
方向に回動させる。それによって、レバー部材29より
突設されている作用部材29cがポンプ401の本体側
に回動し、それによって、作用部材29cに取り付けら
れている接点601が樹脂部材603に当接する。これ
は一種のアイドリングである。
【0043】その状態から更に回動させることにより、
接点601が樹脂部材603を乗り越えて金属製の本体
に当接し、それによって、回路が短絡されてエンジンが
停止するものである。
【0044】次に、図23、図25及び図26を参照し
て、本発明の第11の実施の形態を説明する。この第1
1の実施の形態は防水手段の一例を示すものであり、ま
ず、図25に示すように、端部材35側には溝707が
設けられている。一方、レバー部材31側には、図23
中仮想線で示すようにスカート部703が突設されてい
る。そして、レバー部材31を端部材35側に重ねるこ
とにより、図26に示すような状態となる。つまり、レ
バー部材31側のスカート部703により、端部材35
側が覆われることになり、且つ、溝707が形成されて
いるので、レバー部材31の回動動作は許容される。こ
のような防水手段を設けることにより防水効果を得るこ
とができる。又、上記構成において、スカート部703
を薄肉状にして変形し易くし、端部材35側に密着し易
い状態にすることが考えられる。又、図27に示すよう
に、シールリング702を介挿することも考えられ、そ
れによって、防水機能をさらに高めることができる。
又、シールリング702の代わりに防水シートを介挿す
ることも考えられる。
【0045】次に、図4、図28及び図29を参照し
て、本発明の第12の実施の形態を説明する。前記第1
の実施の形態で説明したように、端部材35の外側には
取付金具37が取り付けられていて、該取付金具37を
介して中空状パイプ5に取付・固定されることになる。
その際、前記第1の実施の形態では、取付金具37が端
部材35の内側から差し込まれていて外側からは着脱で
きない構成になっている。
【0046】そこで、この第12の実施の形態において
は、取付金具37を端部材の外側から着脱できるように
したものである。まず、図28に示すように、端部材3
5の外側面側に溝801、801を形成する。取付金具
37はその先端が幅広部37aになっていて、この幅広
部37aはこの溝801、801を介して外側から差し
込まれるようになっている。又、溝801、801の図
28中下方位置には溝803、803が形成されてい
る。この溝803、803は外側には開放されていない
ように形成されている。
【0047】そして、図29に示すように、取付金具3
7の幅広部37aを溝801、801より差し込んで、
内側で移動させて溝803、803に係合させる。これ
によって、取付金具37は端部材35側に取り付けられ
ることになる。又、取付金具37を取り外す場合には逆
の手順で行えば良い。このように、取付金具37を端部
材35の外側から着脱できるように構成することによ
り、スロットルレバの着脱作業(例えば、取付位置の変
更、向きの変更等)が容易になるものである。
【0048】次に、図30を参照して本発明の第13の
実施の形態を説明する。これは、前記第3の実施の形態
及び第4の実施の形態において説明したアイドリング機
構をスロットルレバ内に内装した例を示すものである。
すなわち、図30に示すように、本体部側スイッチ要素
33側には、凸部805が突設されている。そして、レ
バー部材29側を回動操作する際、この凸部805に乗
り上げるように動作し、その際抵抗が発生する。この抵
抗の発生によってエンジン停止の直前であることを確認
することができ、そこからさらにレバー部材29を回動
させることにより、エンジン停止スイッチ23が作動し
てエンジン9が停止することになる。このように、アイ
ドリング機構を内装することにより、スロットルレバの
外部の構成を簡略化することができる。
【0049】次に、図31及び図32を参照して本発明
の第14の実施の形態を説明する。この第14の実施の
形態は、スロットルレバを中空状シャフト5に取り付け
るための取付構造の例を示すものである。まず、取付金
具901があり、この取付金具901の上部には係合凹
部903、903が形成されている。一方、スロットル
レバ側からは係合凸部905、905が突設されてい
る。そして、上記取付金具901を中空状シャフト5に
被冠して、係合凹部903、903を係合凸部905、
905に係合させる。その状態で取付金具901の外側
からねじ部材907をスロットルレバ側にねじ込むこと
により取付・固定するものである。この場合にも、取付
金具901がスロットルレバに対して外側から着脱でき
るので、スロットルレバの着脱作業が容易になる。又、
図33に示すように、取付金具901の先端側に係合凸
部909を設け、スロットルレバ側に係合凹部911を
設けるようにしてもよい。
【0050】次に、図34及び図35を参照して本発明
の第15の実施の形態を説明する。この第15の実施の
形態の場合には、前記第1〜第14の実施の形態の場合
とは異なるタイプのスロットルレバに対して本願発明を
適用したものである。まず、この実施の形態によるスロ
ットルレバは、中空状パイプ205の下側に着脱可能に
取り付けられていて、本体ケース1021対して、レバ
ー部材1023が図中矢印で示す方向に回動自在に取り
付けられている。
【0051】上記レバー部材1023にはワイヤ216
の一端が連結されており、このワイヤ216の他端は図
示しないエンジン側に連結されている。そして、レバー
部材1023にはコイルスプリング1025が取り付け
られていて、レバー部材1023はこのコイルスプリン
グ1025によって、図中符号Lで示す方向(燃料の供
給量を絞ってエンジンの回転数を下げる方向)に常時付
勢されている。又、上記コイルスプリング1025の付
勢力に抗してレバー部材1023を図中Hで示す方向
(燃料の供給量を増大させてエンジンの回転数を上げる
方向)に回動させることにより、エンジンの回転数を上
げるものである。
【0052】又、上記本体ケース1021とレバー部材
1023との間にはエンジン停止スイッチ1027が取
り付けられている。すなわち、レバー部材1023の先
端にはレバー部材側スイッチ要素1029が取り付けら
れている。一方、本体ケース1021側には、本体部側
スイッチ要素1031、1033が取り付けられてい
る。又、上記本体部側スイッチ要素1031側にはアイ
ドリング用板体1035が取り付けられていると共に、
本体部側スイッチ要素1033側にもアイドリング用板
体1037が取り付けられている。
【0053】又、上記レバー部材1023であるが、操
作部が二股状に形成されていて、操作片1023aと操
作片1023bが設けられている。操作時には、操作片
1023aと操作片1023bとの間に親指以外の4本
の指を入れ、親指は中空状パイプ205に掛けることに
なる。
【0054】上記構成において、まず、通常運転時に
は、上記したように、操作片1023aと操作片102
3bとの間に親指以外の4本の指を入れ、親指は中空状
パイプ205に掛け、その状態でレバー部材1023を
適宜の方向に回転させてエンジンの回転数を調整しなが
ら作業を行う。具体的には、レバー部材1023は常時
コイルスプリング1025によってL方向に回動付勢さ
れているので、レバー部材1023より力を抜けば自動
的にエンジンの回転数が下がる方向に推移する。これに
対して、コイルスプリング1025の付勢力に抗してレ
バー部材1023を握ることによりH方向に回動させ、
それによって、エンジンの回転数を上げるものである。
【0055】次に、エンジンを緊急停止させる場合につ
いて説明する。この場合には、レバー部材1023に対
する握りを解除する。それによって、レバー部材102
3はコイルスプリング1025の付勢力によってL方向
に回動し、図34に示すような状態となる。しかしなが
ら、これだけではレバー部材側スイッチ要素1029の
先端がアイドリング用板体1035に当接して、エンジ
ンの回転数が下がるだけである。次に、レバー部材10
23をさらにL方向に回動させる。これは、親指以外の
4本の指の背中によって操作片1023bを下方に押し
下げることにより行う。それによって、レバー部材側ス
イッチ要素1029の先端部がアイドリング用板体10
35を乗り上げて本体部側スイッチ要素1031に当接
し、それによって、回路が短絡してエンジンが停止する
ことになる。それが図35に示す状態である。尚、上記
動作、すなわち、レバー部材1023に対する握りを解
除、操作片1023bの下方への押し下げは連続時に行
われるものである。
【0056】又、レバー部材1023を反対側、すなわ
ち、矢印Hの方向に回動させることによっても同様にエ
ンジンを停止させることができる。すなわち、最初に、
レバー部材側スイッチ要素1029の先端がアイドリン
グ用板体1037に当接し、レバー部材1023をさら
に回動させることにより、レバー部材側スイッチ要素1
029の先端部がアイドリング用板体103を乗り越え
て、本体部側スイッチ要素1033に当接し、それによ
って、回路が短絡してエンジンが停止するものである。
【0057】尚、本発明は前記第1〜第15の実施の形
態に限定されるものではない。例えば、前記各実施の形
態においては、作業機として、草刈り機、耕耘機、噴霧
器、ポンプを例に挙げて説明したが、それ以外にも様々
なものが考えられ、荷物運搬車、田植え機、刈り取り
機、バインダ、コンバイン、除雪機、茶刈り機、運搬
車、等の各種作業機においても同様に適用可能である。
又、前記第1の実施の形態においては、スロットルレバ
15を何れの方向に回動させてもエンジン3を停止でき
るように構成したが、何れか一方に回動させる場合のみ
エンジン3を停止させるような構成でもよい。又、前記
各実施の形態においては、レバー部材側スイッチ要素及
び本体部側スイッチ要素を本体や端部材に対して別部品
として製作し、それを組立時に組み込むように構成した
が、例えば、本体や端部材等の樹脂製品を成形する際
に、いわゆる「インサート成形法」によって、レバー部
材側スイッチ要素及び本体部側スイッチ要素を予め一体
化させるようにしてもよい。又、スロットルレバの操作
によりエンジンを緊急停止させる場合において、同時
に、燃料の供給を停止するようにしてもよい。それによ
って、単に回路を短絡させる場合に比べて、より確実に
エンジン9を停止させることができる。具体的には、前
記第1の実施の形態において、レバー部材29をエンジ
ン9の回転数を下げる方向に所定量以上回動させること
により、エンジン9を緊急停止させるが、その際、燃料
の供給についてはこれを僅かな量に設定しておくことが
考えられる。それによって、瞬時に再起動させることが
できる。これに対して、燃料の供給を完全に停止させる
ようにすることが考えられる。これは、ワイヤ16のエ
ンジン9側の連結部において調整しておけばよい。すな
わち、エンジン9の気化器の燃料供給調節弁を閉鎖して
燃料の供給を断つものである。その調節は気化器の燃料
供給調節弁のアイドリング調節部材を調節することによ
り行うことになる。又、エンジン停止スイッチの部分を
防水手段により覆うことが考えられる。例えば、図3中
仮想線で示すような防水キャップ701を設けたり、図
22中仮想線で示すような防水キャップ705を設けた
りすることも考えられる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による作業機
のスロットルレバによると、エンジンを緊急に停止させ
るためのエンジン停止スイッチを、スロットルレバに内
装又は外装して、スロットルレバのレバー部材を一方向
又は他方向に所定量以上回動させることによって、緊急
時にエンジン停止スイッチを動作させて、エンジンを停
止させることができるようにしたものである。つまり、
通常の運転時においては、エンジンの回転を調節しなが
ら作業するためにスロットルレバのレバー部材に指を掛
けて操作しており、よって、緊急時にこれを回動操作す
ることは極めて容易なことである。したがって、作業者
は緊急時に何ら混乱することなく、スロットルレバのレ
バー部材を一方向又は他方向に所定量以上回動させてエ
ンジンを速やかに停止させることができるものである。
又、上記のように内装する場合において、上記エンジン
停止スイッチを、本体部側に嵌め込まれてその位置を規
定された本体部側スイッチ要素と、レバー部材側に嵌め
込まれてその位置を規定されたレバー部材側スイッチ要
素とから構成した場合には、それぞれのスイッチ要素の
組み付け作業が容易になると共にその位置も正確に規定
されるものである。又、アイドリング機構を取り付け
て、レバー部材がエンジンを停止させることができる位
置の直前まで回動しているか否かを抵抗感の有無によっ
て確認し、その後さらに回動させることによりエンジン
を停止させるように構成した場合には、それによって操
作性を大幅に向上させることができる。又、上記アイド
リング機構を設けるに際して、レバー部材と本体部との
間にアイドリング機構を内装した場合には、外部に露出
した構成部の簡略化を図ることができると共に、誤動作
の発生を防止することができる。又、レバー部材を一方
向に所定量以上回動操作した場合、レバー部材を他方向
に所定量以上回動操作した場合の何れの場合において
も、エンジンを停止させるように構成した場合には、そ
れによって、さらに安全性を向上させることができる。
又、上記レバー部材側スイッチ要素又は本体部側スイッ
チ要素をその取付位置を調整可能に構成して、それによ
って、エンジンが停止するタイミングを調整するように
した場合には様々な作業機に容易に適用できるようにな
る。又、上記レバー部材をその操作部が二股状に形成さ
れているものとした場合にも、それによって、操作性を
向上させることができる。又、レバー部材の所定量以上
の回動により燃料の供給を遮断するようにし、これに連
動してエンジン電源回路を短絡させるようにした場合に
は、それによって、さらに安全性を向上させることがで
きる。又、エンジン停止スイッチを覆う防水手段を設け
た場合には、エンジン停止スイッチの信頼性を向上させ
ることができる。又、スロットルレバを作業機に取り付
けるための金具をスロットルレバの外部より着脱できる
ように取り付けた場合には、それによって、スロットル
レバの着脱が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、草刈り
機の全体の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、草刈り
機のハンドル杆の握手部及びその近傍に取り付けられて
いるスロットルレバの構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、スロッ
トルレバの構成を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図で、スロッ
トルレバの構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す図で、スロッ
トルレバの端部材の構成を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示す図で、スロッ
トルレバの板ばね部材の構成を示す平面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態を示す図で、スロッ
トルレバのレバー部材の構成を示す平面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態を示す図で、スロッ
トルレバのレバー部材側スイッチ要素の構成を示す平面
図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態を示す図で、スロッ
トルレバの本体部側スイッチ要素の構成を示す平面図で
ある。
【図10】本発明の第1の実施の形態を示す図で、スロ
ットルレバの端部材の構成を示す平面図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態を示す図で、スロ
ットルレバの各構成部品の組立順を示す分解側面図であ
る。
【図12】本発明の第1の実施の形態を示す図で、本体
部側スイッチ要素と端部材との関係を示す平面図であ
る。
【図13】本発明の第1の実施の形態を示す図で、通常
運転時におけるスイッチ要素相互の位置関係を示す図で
ある。
【図14】本発明の第1の実施の形態を示す図で、エン
ジン停止時におけるスイッチ要素相互の位置関係を示す
図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態を示す図で、本体
部側スイッチ要素と端部材との関係を示す平面図であ
る。
【図16】本発明の第3の実施の形態を示す図で、アイ
ドリング機構を取り付けたスロットルレバの構成を示す
平面図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態を示す図で、アイ
ドリング機構を取り付けたスロットルレバの構成を示す
平面図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態を示す図で、アイ
ドリング機構を取り付けたスロットルレバの構成を示す
斜視図である。
【図19】本発明の第5の実施の形態を示す図で、草刈
り機の全体の構成を示す斜視図である。
【図20】本発明の第6の実施の形態を示す図で、耕耘
機の全体の構成を示す側面図である。
【図21】本発明の第7の実施の形態を示す図で、噴霧
器の構成を示す斜視図である。
【図22】本発明の第8の実施の形態を示す図で、ポン
プの構成を示す斜視図である。
【図23】本発明の第9の実施の形態を示す図で、レバ
ー部材とレバー部材側スイッチ要素の構成を示す平面図
である。
【図24】本発明の第10の実施の形態を示す図で、ポ
ンプにおいて外装したエンジン停止スイッチの構成を示
す平面図である。
【図25】本発明の第11の実施の形態を示す図で、本
体部側スイッチ要素が配置される端部材の平面図であ
る。
【図26】本発明の第11の実施の形態を示す図で、本
体部側スイッチ要素が配置される端部材とレバー部材と
の関係を示す断面図である。
【図27】本発明の第11の実施の形態を示す図で、本
体部側スイッチ要素が配置される端部材とレバー部材と
の関係を示す断面図である。
【図28】本発明の第12の実施の形態を示す図で、本
体部側スイッチ要素が配置される端部材を外側からみた
平面図である。
【図29】本発明の第12の実施の形態を示す図で、図
26のXXIX−XXIX断面図である。
【図30】本発明の第13の実施の形態を示す図で、本
体部側スイッチ要素を取り付けた状態の端部材の平面図
である。
【図31】本発明の第14の実施の形態を示す図で、ス
ロットルレバの取付構造を示す図である。
【図32】本発明の第14の実施の形態を示す図で、図
29のXXXII−XXXII矢視図である。
【図33】本発明の第14の実施の形態を示す図で、ス
ロットルレバの取付構造を示す図である。
【図34】本発明の第15の実施の形態を示す図で、ス
ロットルレバの構成を示す断面図である。
【図35】本発明の第15の実施の形態を示す図で、ス
ロットルレバの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 草刈り機 3 作業者 5 中空シャフト 7 カッタ 9 エンジン 11 把持部 13 把持部 15 スロットルレバ 23 エンジン停止スイッチ 25 端部材 27 板ばね部材 29 レバー部材 31 レバー部材側スイッチ要素 31a,31b 導電部 33 本体部側スイッチ要素 33a,33b 導電部 35 端部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B033 AA07 AB01 AB11 BA01 BB02 ED04 2B083 AA02 BA02 CA02 CA07 DA02 HA23 HA24 HA30 2B121 CB02 CB24 CB28 FA02 FA15 3G065 BA04 CA22 GA46 JA02 JA11 JA14 JA16 KA05

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機に着脱可能に取り付けられ、 本体部と、該本体部に対して回動可能に取り付けられ上
    記作業機のエンジン側より延長されたワイヤが連結され
    るレバー部材とを備えていて、 上記レバー部材を一方向に回動操作することにより上記
    作業機のエンジンの回転数を上げると共に、上記レバー
    部材を他方向に回動操作することにより上記作業機のエ
    ンジンの回転数を下げ、 エンジン停止スイッチが取り付けられていて、 レバー部材の一方向又は他方向への所定量以上の回動操
    作によりエンジン停止スイッチを動作させてエンジンを
    停止させるようにしたことを特徴とする作業機のスロッ
    トルレバ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業機のスロットルレバ
    において、 作業機本体より延長されているハンドル杆に着脱可能に
    取り付けられていることを特徴とする作業機のスロット
    ルレバ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の作業機のスロットルレバ
    において、 作業機の作業機本体に着脱可能に取り付けられているこ
    とを特徴とする作業機のスロットルレバ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の作業機のスロットルレバ
    において、 エンジン停止スイッチは内装されていることを特徴とす
    る作業機のスロットルレバ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の作業機のスロットルレバ
    において、 エンジン停止スイッチは外装されていることを特徴とす
    る作業機のスロットルレバ。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の作業機のスロットルレバ
    において、 上記本体部側に本体部側スイッチ要素が内装されてい
    て、上記レバー部材側にレバー部材側スイッチ要素が内
    装されていて、レバー部材の一方向又は他方向への所定
    量以上の回動操作により上記両スイッチ要素が短絡して
    エンジンを停止させるものであることを特徴とする作業
    機のスロットルレバ。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の作業機のスロットルレバ
    において、 上記エンジン停止スイッチは、本体部側に嵌め込まれて
    その位置を規定された本体部側スイッチ要素と、レバー
    部材側に嵌め込まれてその位置を規定されたレバー部材
    側スイッチ要素とから構成されていて、 レバー部材の一方向又は他方向への所定量以上の回動操
    作により上記エンジン停止スイッチの本体部側スイッチ
    要素及びレバー部材側スイッチ要素を所定の位置関係に
    することにより動作させてエンジンを停止させるように
    したことを特徴とする作業機のスロットルレバ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の作業機のスロットルレバ
    において、 上記本体部側スイッチ要素と上記本体部の何れか一方に
    は凸部が突設されていて何れか他方には凹部が形成され
    ていて該凸部を該凹部に嵌合させることにより本体部側
    スイッチ要素の位置が規定され、上記レバー部材側スイ
    ッチ要素と上記レバー部材の何れか一方には凸部が突設
    されていて何れか他方には凹部が形成されていて該凸部
    を該凹部に嵌合させることによりレバー部材側スイッチ
    要素の位置が規定されるものであることを特徴とする作
    業機のスロットルレバ。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の作業機のスロットルレバ
    において、 上記本体部側スイッチ要素は本体部の成形時にインサー
    ト成形により一体に埋め込まれ、上記レバー部材側スイ
    ッチ要素はレバー部材成型時にインサート成形により一
    体に埋め込まれていることを特徴とする作業機のスロッ
    トルレバ。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の作業機のスロットルレ
    バにおいて、 レバー部材にレバー部材側スイッチ要素が外装されてい
    て、作業機本体又はハンドル杆側に別のスイッチ要素が
    外装されていて、レバー部材の一方向又は他方向への所
    定量以上の回動操作により上記スイッチ要素同志が当接
    して短絡し、エンジンを停止させるものであることを特
    徴とする作業機のスロットルレバ。
  11. 【請求項11】 請求項5記載の作業機のスロットルレ
    バにおいて、 上記レバー部材にエンジン停止スイッチが取り付けられ
    ていて、 レバー部材の一方向への所定量以上の回動操作により上
    記エンジン停止スイッチが作業機本体に当接し、それに
    よって、エンジンを停止させるようにしたことを特徴と
    する作業機のスロットルレバ。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の作業機のスロットルレ
    バにおいて、 アイドリング機構が取り付けられていて、レバー部材が
    エンジンを停止させることができる位置の直前まで回動
    しているか否かを抵抗感の有無によって確認し、その後
    さらに回動させることによりエンジンを停止させるよう
    になっていることを特徴とする作業機のスロットルレ
    バ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の作業機のスロットル
    レバにおいて、 レバー部材と本体部との間にアイドリング機構を内装
    し、レバー部材を回転操作してエンジン停止スイッチを
    作動させる際、エンジン停止スイッチが作動する手前で
    抵抗を付与し、そこからさらにレバー部材を回動させる
    ことによりエンジン停止スイッチを作動させるようにし
    たことを特徴とする作業機のスロットルレバ。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の作業機のスロットルレ
    バにおいて、 レバー部材を一方向に所定量以上回動操作した場合、レ
    バー部材を他方向に所定量以上回動操作した場合の何れ
    の場合においても、エンジンを停止させるものであるこ
    とを特徴とする作業機のスロットルレバ。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の作業機のスロットルレ
    バにおいて、 上記レバー部材側スイッチ要素又は本体部側スイッチ要
    素はその取付位置を調整可能に構成されていて、それに
    よって、エンジンが停止するタイミングを調整すること
    を特徴とする作業機のスロットルレバ。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の作業機のスロットルレ
    バにおいて、 上記レバー部材はその操作部が二股状に形成されている
    ことを特徴とする作業機のスロットルレバ。
  17. 【請求項17】 請求項1記載の作業機のスロットルレ
    バにおいて、 レバー部材の所定量以上の回動により燃料の供給を遮断
    するようにし、これに連動してエンジン電源回路を短絡
    させるようにしたことを特徴とする作業機のスロットル
    レバ。
  18. 【請求項18】 請求項1記載の作業機のスロットルレ
    バにおいて、 エンジン停止スイッチを覆う防水手段を設けたことを特
    徴とする作業機のスロットルレバ。
  19. 【請求項19】 請求項1記載の作業機のスロットルレ
    バにおいて、 スロットルレバを作業機に取り付けるための金具をスロ
    ットルレバの外部より着脱できるようにしたことを特徴
    とする作業機のスロットルレバ。
  20. 【請求項20】 請求項1記載の作業機のスロットルレ
    バにおいて、 スロットルレバは、エンジンの回転数を下げる方向に弾
    性部材によって常時付勢された状態で取り付けられてい
    ることを特徴とする作業機のスロットルレバ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314228A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Fuji Heavy Ind Ltd 刈払機
JP2006314278A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Fuji Heavy Ind Ltd 刈払機
JP2006314277A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Fuji Heavy Ind Ltd 刈払機
US7201144B2 (en) 2005-04-05 2007-04-10 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Operating apparatus of engine in portable working machine
JP2008161059A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Kaaz Corp 刈払機

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