JP2001159121A - ポンプ付ゲートの補助ゲートの構造 - Google Patents

ポンプ付ゲートの補助ゲートの構造

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JP2001159121A
JP2001159121A JP34551099A JP34551099A JP2001159121A JP 2001159121 A JP2001159121 A JP 2001159121A JP 34551099 A JP34551099 A JP 34551099A JP 34551099 A JP34551099 A JP 34551099A JP 2001159121 A JP2001159121 A JP 2001159121A
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drain pipe
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JP34551099A
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Noriaki Kiyosaki
典昭 清崎
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NISHIDA MARINE BOILER
Nishida Marine Boiler Co Ltd
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NISHIDA MARINE BOILER
Nishida Marine Boiler Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助ゲートの排出口に設けられたフラップゲ
ートに異物を咬込んだ場合に、補助ゲートをスライドさ
せて排水管の吐出口を閉じて排水管を通じて逆流するの
を防ぐことにある。 【解決手段】 ポンプ付ゲート1において、ゲート1a
の下流側2bに臨む排水管6の吐出口6b側にスライド
式の補助ゲート7を設けると共に、補助ゲート7の一部
に排出口7aを形成し、補助ゲート7の排出口7aを開
閉するフラップゲート8を補助ゲート7に設け、所定位
置で補助ゲート7の排出口7aを排水管6の吐出口6b
に対応させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、昇降するゲート
の上流側と下流側に連通する排水管がゲートを貫通して
一体的に取付けられ、ゲートの上流側に臨む排水管の流
入側にはポンプが取付けられたポンプ付ゲートに係り、
特に、ゲートの下流側に臨む排水管の吐出口側にスライ
ド式の補助ゲートを設けると共に、補助ゲートの一部に
排出口を形成し、補助ゲートの排出口を開閉するフラッ
プゲートを補助ゲートに設け、補助ゲートの排出口に設
けられたフラップゲートに異物を咬込んだ場合に、補助
ゲートをスライドさせて排水管の吐出口を閉じて排水管
を通じて逆流するのを防ぐようにしたポンプ付ゲートの
補助ゲートの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、昇降するゲートにポンプが一体的
に取付けられたポンプ付ゲートが知られている。このポ
ンプ付ゲートでは、ゲートの上流側と下流側に連通する
排水管がゲートを貫通して一体的に取付けられ、ゲート
の上流側に臨む排水管の上流側にはポンプが取付けら
れ、ゲートの下流側に臨む排水管の下流側には逆流を防
ぐためのゲートが設けられている。このゲートにはフラ
ップゲート、スライドゲート、フラップゲートとスライ
ドゲートの併設等が考案され実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排水管
の下流側に設けられたゲートがフラップゲートの場合に
は異物を咬込み易く、また、スライドゲートの場合には
排水操作の度にスライドゲートの開閉が必要になる。更
にフラップゲートとスライドゲートの併設の場合には、
スライドゲートが排水流路の最下流に設けられ、フラッ
プゲートはポンプとスライドゲートの間に設けられるの
で、その状況が目視できなくなる。
【0004】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、ゲートの下流側に臨む排水管の吐出口
側にスライド式の補助ゲートを設けると共に、補助ゲー
トの一部に排出口を形成し、補助ゲートの排出口を開閉
するフラップゲートを補助ゲートに設け、補助ゲートの
排出口に設けられたフラップゲートに異物を咬込んだ場
合に、補助ゲートをスライドさせて排水管の吐出口を閉
じて排水管を通じて逆流するのを防ぐことのできるポン
プ付ゲートの補助ゲートの構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、昇降するゲートの上流側と下流側に
連通する排水管がゲートを貫通して一体的に取付けら
れ、ゲートの上流側に臨む排水管の流入側にはポンプが
取付けられたポンプ付ゲートにおいて、ゲートの下流側
に臨む排水管の吐出口側にスライド式の補助ゲートを設
けると共に、補助ゲートの一部に排出口を形成し、補助
ゲートの排出口を開閉するフラップゲートを補助ゲート
に設け、所定位置で補助ゲートの排出口を排水管の吐出
口に対応させ、フラップゲートの異物咬込み時に補助ゲ
ートをスライドさせて排水管の吐出口を閉じる手段より
なるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1はポンプ付ゲートを樋門・樋管に設けたとき
の側断面図、図2はポンプ付ゲートを水門に設けたとき
の側断面図、図3は上下方向にスライドする補助ゲート
の部分拡大側断面図、図4は上下方向にスライドする補
助ゲートの部分拡大正面図、図5は左右方向にスライド
する補助ゲートの部分拡大側断面図、図6は左右方向に
スライドする補助ゲートの部分拡大正面図である。
【0007】図において、ポンプ付ゲート1は水路2に
その横断方向に水路2を遮断するようにして設置されて
いる。ポンプ付ゲート1は扉体としてのゲート1aが昇
降することにより、水路2を開閉する構造になってい
る。ポンプ付ゲート1は、自然排水時にはゲート1aを
上昇させて排水し、強制排水時にはゲート1aを閉じた
状態でゲート1aに取付けられたポンプ5を利用してゲ
ート1aの水路上流側2aの水を水路下流側2bに強制
排水する構造になっている。
【0008】ポンプ付ゲート1が設置された水路2の両
側面には門柱3が上方に向けて延設されており、左右の
門柱3の上部間には水路2の横断方向に水平架台が横架
されている。この水平架台にはゲート1aを昇降させる
ための開閉機4が設置されている。この実施の形態では
開閉機4は手動ハンドル4aによって操作される。
【0009】左右の門柱3には、上下方向にゲート1a
の左右側端を昇降摺動案内するガイド溝3aがそれぞれ
形成されていて、ゲート1aはこのガイド溝3aに沿っ
て昇降する構造になっている。ゲート1aの左右側端に
はガイド溝3aとの摺動抵抗を少なくするローラー1b
が設けられていて、ゲート1aが昇降する場合にガイド
溝3aに沿ってスムーズに昇降できるようになってい
る。
【0010】ゲート1aの中央上端には、ゲート1aを
昇降させるための昇降桁4bの下端側が連結されてい
る。昇降桁4bの上端側はその上方に設置された開閉機
4に噛合されていて、手動ハンドル4aの操作により開
閉機4を駆動させて、昇降桁4bを引き上げたり下ろし
たして昇降桁4bの下端側が連結されたゲート1aを昇
降させるようになっている。
【0011】水路上流側2aに臨む側のゲート1aの表
面にはポンプ5が取付けられている。ポンプ5はゲート
1aが閉じられた状態でゲート1aの水路上流側2aの
水を水路下流側2bに向けて強制排水する機能を果た
す。ポンプ5はその吸込口5aが下向きになった状態で
取付けられている。また、ポンプ5はその吸込口5aが
ゲート全閉状態で水路の底部近くの高さになるようにゲ
ート1aに取付けられている。
【0012】ゲート1aには該ゲート1aを貫通する排
水管6が取付けられている。排水管6はゲート1aの水
路上流側2aの水を水路下流側2bに向けてポンプ5で
強制排水する場合の通路となる。この実施の形態では排
水管6はゲート1aの上部側に水平に貫通して取付けら
れている。排水管6は上記のポンプ5に対応して取付け
られている。
【0013】排水管6の流入口6aはゲート1aの水路
上流側2aに臨んでいて、下向きに設けられたポンプ5
の側面に一体的に接続されている。ゲート1aの水路上
流側2aに設けられたポンプ5は排水管6との接続を通
じてゲート1aに一体的に取付けられる構造になってい
る。
【0014】排水管6の吐出口6bはゲート1aの水路
下流側2bに臨んでいて、ゲート1aの水路下流側2b
に臨む排水管6の吐出口6b側には、上下方向にスライ
ドする補助ゲート7(図1〜図4参照)、或いは左右方
向にスライドする補助ゲート9(図5〜図6参照)が設
けられている。
【0015】このうち、図1〜図4に示す上下方向にス
ライドする補助ゲート7は、排出口7aが穿設され上下
方向に長い縦長方形扉板7b、縦長方形扉板7bの左右
両縁を上下方向にガイドする左右の縦ガイド7c、縦長
方形扉板7bの中央上端に下端が連結された昇降棒7
d、ゲート1aの上端に設置されて昇降棒7dを介して
縦長方形扉板7bを昇降させる昇降機7eなどから構成
されている。
【0016】縦長方形扉板7bに穿設された排出口7a
は、この実施の形態では、縦長方形扉板7bの上半分側
の中央部分に形成されている。この実施の形態では、排
出口7aは排水管6の吐出口6bと同一の円形の形状を
有している。
【0017】また、縦長方形扉板7bに穿設された排出
口7aは、補助ゲート7の縦長方形扉板7bが所定位
置、例えばこの実施の形態では縦長方形扉板7bが最下
位置で、排水管6の吐出口6bに対応する箇所と同一の
箇所に位置している。
【0018】このため、補助ゲート7の縦長方形扉板7
bが所定位置で、ポンプ5によって強制排水される水路
上流側2aの水は、排水管6を圧送されて吐出口6bか
ら縦長方形扉板7bの排出口7aを通過して水路下流側
2bに排出される。
【0019】補助ゲート7の縦長方形扉板7bには、縦
長方形扉板7bに穿設された排出口7aを開閉するフラ
ップゲート8が設けられている。フラップゲート8は排
出口7aの直径より大きな鋼板から形成されて、排出口
7aを塞ぐことができるようになっている。
【0020】フラップゲート8はその上端がヒンジ構造
8aで縦長方形扉板7bに連結されていて、フラップゲ
ート8はヒンジ構造8aを回転中心として、ゲート1a
の水路下流側2bに向けて上向きに開き、ゲート1aの
水路上流側2aに向けて下向きに閉じる構造になってい
る。
【0021】フラップゲート8は、水路下流側2bの水
圧が高い場合には閉じて逆流を防ぎ、ポンプ5駆動の強
制排水時には、ポンプ5からの吐出排水の水圧によって
開いてゲート1aの水路上流側2aの水を水路下流側2
bに排水できるようになっている。
【0022】縦長方形扉板7bの左右両縁を上下方向に
スライドガイドする左右の縦ガイド7cは、その下端側
に所定位置、例えばこの実施の形態では最下位置の縦長
方形扉板7bの両側下端を支持するストッパー7fが形
成されている。
【0023】ゲート1aの上端中央に設置されている昇
降機7eは、縦長方形扉板7bの上端中央に下端が連結
された昇降棒7cの上部側を引き上げ及び下げることに
よって、補助ゲート7の縦長方形扉板7bを昇降させ
る。この昇降機7eには手動ハンドル7gが取付けられ
ていて、この手動ハンドル7gの操作によって縦長方形
扉板7bを上下方向にスライドさせる構造になってい
る。
【0024】また、図5〜図6に示す左右方向にスライ
ドする補助ゲート9は、排出口9aが穿設され左右方向
に長い横長方形扉板9b、横長方形扉板9bの上下両縁
を左右方向にガイドする上下の横ガイド9c、横長方形
扉板9bの上縁側に横方向に設けられたラック9d、ラ
ック9dと噛み合ってラック9dを介して横長方形扉板
9bを左右方向にスライドさせる歯車9eなどから構成
されている。
【0025】横長方形扉板9bに穿設された排出口9a
は、この実施の形態では、横長方形扉板9bの右半分側
の中央部分に形成されている。この実施の形態では、排
出口9aは排水管6の吐出口6bと同一の円形の形状を
有している。
【0026】また、横長方形扉板9bに穿設された排出
口9aは、補助ゲート9の横長方形扉板9bが所定位
置、例えばこの実施の形態では横長方形扉板9bが最左
側位置で、排水管6の吐出口6bに対応する箇所と同一
の箇所に位置している。
【0027】このため、補助ゲート9の横長方形扉板9
bが所定位置で、ポンプ5によって強制排水される水路
上流側2aの水は、排水管6を圧送されて吐出口6bか
ら横長方形扉板9bの排出口9aを通過して水路下流側
2bに排出される。
【0028】補助ゲート9の横長方形扉板9bには、横
長方形扉板9bに穿設された排出口9aを開閉するフラ
ップゲート10が設けられている。フラップゲート10
は排出口9aの直径より大きな鋼板から形成されて、排
出口9aを塞ぐことができるようになっている。
【0029】フラップゲート10はその上端がヒンジ構
造10aで横長方形扉板9bに連結されていて、フラッ
プゲート10はヒンジ構造10aを回転中心として、ゲ
ート1aの水路下流側2bに向けて上向きに開き、ゲー
ト1aの水路上流側2aに向けて下向きに閉じる構造に
なっている。
【0030】フラップゲート10は、水路下流側2bの
水圧が高い場合には閉じて逆流を防ぎ、ポンプ5駆動の
強制排水時には、ポンプ5からの吐出排水の水圧によっ
て開いてゲート1aの水路上流側2aの水を水路下流側
2bに排水できるようになっている。
【0031】横長方形扉板9bの水路下流側2bに臨む
側の上縁側には横方向にラック9dが固定して取付けら
れている。このラック9dと噛み合ってラック9dを介
して横長方形扉板9bを左右方向にスライドさせる歯車
9eは、横長方形扉板9bの上端中央の前方側に張り出
して設けられた支持桁9fに軸支されている。歯車9e
の回転駆動は図示しない手動ハンドルによって操作され
て、横長方形扉板9bを左右方向にスライド移動させる
構造になっている。
【0032】横長方形扉板9bの上下両縁を左右方向に
スライドガイドする上下の横ガイド9cには、その左右
両端にストッパー9gがそれぞれ形成されている。この
うち、左端の上下に形成されているストッパー9gは、
横長方形扉板9bの所定位置、例えばこの実施の形態で
は最左側位置の横長方形扉板9bの左端側の上下端を支
持する。
【0033】また、右端の上下に形成されているストッ
パー9gは、横長方形扉板9bが最右側に移動して、横
長方形扉板9bの排出口9aの位置が排水管6の吐出口
6bの位置から完全に外れて、横長方形扉板9bによっ
て吐出口6bを完全に塞ぐ横長方形扉板9bの閉鎖位置
における最右側位置の横長方形扉板9bの右端側の上下
端を支持する。
【0034】また、左右方向にスライド移動する横長方
形扉板9bの左右両端の斜め上下側の4箇所には、上部
の横ガイド9cの下面と下部の横ガイド9cの上面に接
して転動するスライドローラー9hがそれぞれ取付けら
れている。このスライドローラー9hの転動によって横
長方形扉板9bは左右方向に円滑にスライド移動するこ
とが可能となる。
【0035】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く作用について以下説明する。ゲート1aに設けられた
補助ゲート7の縦長方形扉板7bに取付けられたフラッ
プゲート8が異物を咬込んだ場合、或いはゲート1aに
設けられた補助ゲート9の横長方形扉板9bに取付けら
れたフラップゲート10が異物を咬込んだ場合におい
て、ゲート1aの水路下流側2bの水位が水路上流側2
aの水位よりも高くなると、排水管6を通じて水路上流
側2aと連通状態の水路下流側2bでは、その水位差に
よる水圧によってフラップゲート8又はフラップゲート
10を押圧し、これによりフラップゲート8又はフラッ
プゲート10は閉じようとする。
【0036】しかし、閉じようとするフラップゲート8
又はフラップゲート10は異物が咬込んでいるため、完
全に閉じられずに少し開いた状態となり、その開いた状
態から水路下流側2bの水が排水管6内に流入し、排水
管6を通って水路上流側2aに逆流し始める。
【0037】このような状況になったときに、ゲート1
aに設けられた補助ゲート7又は補助ゲート9をスライ
ドさせて排水管6の吐出口6bを塞ぐ。このとき、ポン
プ5が作動している場合にはポンプ5の作動を停止させ
る。補助ゲート7又は補助ゲート9をスライドさせて排
水管6の吐出口6bを塞ぐと、ゲート1aの水路上流側
2aと水路下流側2bとは非連通状態となり、ゲート1
aの水路下流側2bから水路上流側2aに向けて水が逆
流するのを防ぐことができる。
【0038】即ち、補助ゲートが上下方向にスライドす
る補助ゲート7の場合には、昇降機7eの手動ハンドル
7gを回して昇降棒7dを引き上げて、補助ゲート7の
縦長方形扉板7bを所定位置つまり最下位置から上方に
スライド移動させ、縦長方形扉板7bの排出口7aの位
置を排水管6の吐出口6bの位置から完全に外れさせ
て、縦長方形扉板7bの孔が形成されていない部分で排
水管6の吐出口6bを閉じる。
【0039】同様に、補助ゲートが左右方向にスライド
する補助ゲート9の場合には、図示しない手動ハンドル
を回して歯車9eを回転駆動させてこれと噛み合うラッ
ク9dを右側に移動させて、補助ゲート9の横長方形扉
板9bを所定位置つまり最左端側から最右端側にスライ
ド移動させ、横長方形扉板9bの排出口9aの位置を排
水管6の吐出口6bの位置から完全に外れさせて、横長
方形扉板9bの孔が形成されていない部分で排水管6の
吐出口6bを閉じる。
【0040】このようにして、補助ゲート7又は補助ゲ
ート9をスライドさせて、異物を咬込んでフラップゲー
ト8が開いている排出口7a、或いは異物を咬込んでフ
ラップゲート10が開いている排出口9aの位置を排水
管6の吐出口6bの位置から完全に外すことにより、ス
ライドさせた補助ゲート7の縦長方形扉板7bの孔が形
成されていない部分又は補助ゲート9の横長方形扉板9
bの孔が形成されていない部分で、排水管6の吐出口6
bを塞ぐことができる。
【0041】排水管6の吐出口6bを塞ぐと、ゲート1
aの水路上流側2aと水路下流側2bとは非連通状態と
なり、これにより、ゲート1aの水路下流側2bの水が
水路上流側2aに逆流するのを防ぐことができる。
【0042】そして、補助ゲート7又は補助ゲート9を
スライドさせて、排水管6の吐出口6bを塞いでいる間
に、フラップゲート8又はフラップゲート10の咬込物
を例えば人力で除去する。
【0043】このようにして、フラップゲート8又はフ
ラップゲート10から咬込物を除去した後、補助ゲート
7又は補助ゲート9を元の位置にスライドさせて、補助
ゲート7の縦長方形扉板7bの排出口7aの位置と排水
管6の吐出口6bの位置を一致させ、或いは補助ゲート
9の横長方形扉板9bの排出口9aの位置と排水管6の
吐出口6bの位置を一致させる。
【0044】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係るポンプ付ゲートの補助ゲートの構造によれば、
昇降するゲートの上流側と下流側に連通する排水管がゲ
ートを貫通して一体的に取付けられ、ゲートの上流側に
臨む排水管の流入側にはポンプが取付けられたポンプ付
ゲートにおいて、ゲートの下流側に臨む排水管の吐出口
側にスライド式の補助ゲートを設けると共に、補助ゲー
トの一部に排出口を形成し、補助ゲートの排出口を開閉
するフラップゲートを補助ゲートに設け、所定位置で補
助ゲートの排出口を排水管の吐出口に対応させ、フラッ
プゲートの異物咬込み時に補助ゲートをスライドさせて
排水管の吐出口を閉じることにより、排水管の下流側の
補助ゲートに取付けられたフラップゲートに異物を咬込
んでも、その状況を目視できると共に補助ゲートのスラ
イド操作によって排水管を通じてゲートの下流側の水が
上流側に逆流するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すポンプ付ゲートを
樋門・樋管に設けたときの側断面図である。
【図2】この発明の実施の形態を示すポンプ付ゲートを
水門に設けたときの側断面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す上下方向にスライ
ドする補助ゲートの部分拡大側断面図である。
【図4】この発明の実施の形態を示す上下方向にスライ
ドする補助ゲートの部分拡大正面図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す左右方向にスライ
ドする補助ゲートの部分拡大側断面図である。
【図6】この発明の実施の形態を示す左右方向にスライ
ドする補助ゲートの部分拡大正面図である。
【符号の説明】
1 ポンプ付ゲート 1a ゲート 1b ローラー 2 水路 2a 水路上流側 2b 水路下流側 3 門柱 3a ガイド溝 4 開閉機 4a 手動ハンドル 4b 昇降桁 5 ポンプ 5a 吸込口 6 排水管 6a 流入口 6b 吐出口 7 補助ゲート 7a 排出口 7b 縦長方形扉板 7c 縦ガイド 7d 昇降棒 7e 昇降機 7f ストッパー 7g 手動ハンドル 8 フラップゲート 8a ヒンジ構造 9 補助ゲート 9a 排出口 9b 横長方形扉板 9c 横ガイド 9d ラック 9e 歯車 9f 支持桁 9g ストッパー 9h スライドローラー 10 フラップゲート 10a ヒンジ構造

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降するゲートの上流側と下流側に連通
    する排水管がゲートを貫通して一体的に取付けられ、ゲ
    ートの上流側に臨む排水管の流入側にはポンプが取付け
    られたポンプ付ゲートにおいて、ゲートの下流側に臨む
    排水管の吐出口側にスライド式の補助ゲートを設けると
    共に、補助ゲートの一部に排出口を形成し、補助ゲート
    の排出口を開閉するフラップゲートを補助ゲートに設
    け、所定位置で補助ゲートの排出口を排水管の吐出口に
    対応させ、フラップゲートの異物咬込み時に補助ゲート
    をスライドさせて排水管の吐出口を閉じることを特徴と
    するポンプ付ゲートの補助ゲートの構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101036941B1 (ko) * 2010-04-29 2011-05-25 주식회사 엠에스테크 수량 조절식 수문장치
KR101184643B1 (ko) 2010-10-14 2012-09-20 우일산업 주식회사 펌프 일체형 수문

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