JP2001159004A - パッド成形品およびその成形方法 - Google Patents

パッド成形品およびその成形方法

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JP2001159004A
JP2001159004A JP33564599A JP33564599A JP2001159004A JP 2001159004 A JP2001159004 A JP 2001159004A JP 33564599 A JP33564599 A JP 33564599A JP 33564599 A JP33564599 A JP 33564599A JP 2001159004 A JP2001159004 A JP 2001159004A
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JP
Japan
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filler
molded product
resin layer
shape
fabric
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JP33564599A
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English (en)
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Eikichi Sato
藤 栄 吉 佐
Hisayuki Ohashi
橋 寿 行 大
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SAN-AI CO Ltd
SHOEI SHALM KK
Sanai Co Ltd
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SAN-AI CO Ltd
SHOEI SHALM KK
Sanai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体重量が軽く、流動性を有しながら体形に
応じた形状の形くずれがなく保形性を有し、着用者に快
適な着用感を与えることができる。 【解決手段】 内面に樹脂層4を有する伸縮性布地5
a,5bで形成した外被体2と、この外被体2の内部に
収容された充填材3とを有し、充填材3は、軽量球体8
と粘着材9の混合体で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、女性の
胸部の外観を補形するパッド成形品およびその成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】女性が着用する水着、ブラジャー、ボデ
イスーツ等において、バスト部分にパッド成形品を設
け、着用者である女性の胸部の外観を補形するようにし
たものは知られている。
【0003】この種のパッド成形品として、伸縮性布地
で形成した外被体にシリコーンゲルを封入したものや、
シリコーン発泡弾性硬化体の表面に伸縮性布地を接着し
て形成したのが市販されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シリコーンゲルを封入
したパッド成形品は、所望形状に対する適合性がある
が、シリコーンゲルが具有する流動性により形くずれし
やすく保形性に欠けるとともに、全体重量が重くなって
しまい、着用性に難点がある。
【0005】シリコーン発泡弾性硬化体を有するパッド
成形品は、上記シリコーンゲルを封入したパッド成形品
に比較して、全体重量が軽く、形くずれがなく保形性を
有するという利点があるが、肌触りは必ずしも滑らかで
はなく、ごわごわした感触を与えてしまうため、着用感
に問題がある。
【0006】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、全体重量が軽く、形くずれがなく保形性を有し、快
適な着用感を与えるパッド成形品およびその成形方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のパッド成形品
は、内面に樹脂層を有する伸縮性布地で形成した外被体
と、この外被体の内部に収容された充填材とを有し、充
填材を軽量球体と粘着材の混合体で形成したことで、全
体重量が軽く、流動性を有しながら体形に応じた形状に
した場合に、その形状の形くずれがなく保形性を有し、
着用者に快適な着用感を与えることができる。
【0008】本発明のパッド成形品の成形方法は、樹脂
層を有する伸縮性布地を樹脂層を上にして生地枠に緊張
状態に配置し、軽量球体と粘着材の混合体で形成した充
填材を前記伸縮性布地の上に所定量配置し、樹脂層を有
する伸縮性布地を樹脂層を下にして生地枠に緊張状態に
配置し、伸縮性布地同士を充填材を覆いかつ空間に空気
が残存するよう周辺部で溶着することで、表面にしわが
形成されずかつ全体重量が軽く、流動性を有しながら形
状の形くずれがなく保形性を有するパッド成形品の成形
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1ないし図3において、符号1は
パッド成形品を示し、このパッド成形品1は、外被体2
と、この外被体2の内部に空気とともに封入された充填
材3とから構成されている。
【0010】上記外被体2は、図4に示すように、一面
にウレタン樹脂層4を設けたトリコット等の伸縮性布地
5aと5bを、ウレタン樹脂層4同士が接するように重
ね合わせ、重ね合わせた伸縮性布地5a,5bを、図示
しないウエルダーまたはヒートシーラにより、密閉空間
6を形成するように全周縁部7を互いに結合することで
形成される。ウレタン樹脂層4は、ウレタン樹脂を伸縮
性布地5a,5bに塗布するか、ウレタン樹脂フィルム
を伸縮性布地5a,5bに接着することで形成される。
【0011】上記充填材3は、軽量球体である発泡スチ
レン球体8と粘着材9の混合体で形成されている。発泡
スチレン球体8は、重量および保形性を考慮して、直径
を0.2〜1.0mmに設定されている。粘着材9は、
粘性と弾性を備え常温でペースト状をなすシリコーンオ
イルまたは医療用ワセリンが選定される。また、充填材
3は、パッド成形品1としての軽量感および快適な着用
感を考慮して、発泡スチレン球体100重量%に対して
粘着材30〜70重量%の混合比になるように選定され
る。
【0012】しかして、上記パッド成形品1は、見掛け
の比重が小さくかつ流動性を有しながら、体形に応じた
形状を保ち、形くずれがなく保形性を有する構造とな
り、着用者の形態に適応した形状に成形した場合に、そ
の形状を保持できかつ軽量であるので着用時の違和感が
ない。
【0013】つぎに、パッド成形品の成形方法を図4に
より説明する。準備段階として、一面にウレタン樹脂層
4を設けた伸縮性布地5a,5bと、発泡スチレン球体
8と粘着材9の混合体で形成した充填材3を用意する。
【0014】つぎに、伸縮性布地5aを緊張状態を保つ
ように生地枠10aに取り付け、生地枠10aに取り付
けた伸縮性布地5aを、樹脂層4を上にして図示しない
溶着用下型の上に配置する。
【0015】つぎに、予め設定された量の充填材3を球
形または半球形に成形した状態で生地枠10aに固定さ
れた伸縮性布地5aの上に載せる。充填材3の量は、形
成しようとするパッド成形品1の形状および大きさに応
じて決められる。
【0016】つぎに、伸縮性布地5bを緊張状態を保つ
ように生地枠10bに取り付け、生地枠10bに取り付
けた伸縮性布地5bを、樹脂層4を下にして伸縮性布地
5aに対向するように配置する。
【0017】つぎに、溶着用押し型11を生地枠10b
に固定された伸縮性布地5bの上方に配置する。この溶
着用押し型11には全体形状が略円形をなす溶着部12
が突設されている。溶着部12の形状はパッド成形品1
の形状および大きさに応じて決められる。溶着用押し型
11の溶着部12は図示しない制御装置により加熱され
る。
【0018】つぎに、溶着用押し型11は、生地枠10
bに固定された伸縮性布地5bを押し下げながら下降す
る。下降する伸縮性布地5bは、充填材3を覆いかつ伸
縮性布地5aの全周辺部で接するように伸縮性布地5a
に接合される。
【0019】つぎに、溶着用押し型11の溶着部12を
加熱し、伸縮性布地5aと5bを全周辺部7で溶着す
る。伸縮性布地5aと5bを全周辺部7で溶着すること
で、空気が残存する空間6に充填材3が封入される。こ
れにより、パッド成形品素材が成型される。
【0020】ついで、パッド成形品素材は溶着用型11
から取り出され、パッド成形品素材の不要部分をハサミ
やカッターまたは抜き型によって取り除くことでパッド
成形品1が作られる。
【0021】なお、上記実施の形態では、パッド成形品
を胸部の外観を補形する形状に用いるものとして説明し
たが、その他の部位を補形する場合には、その形状に対
応した形状になることはもちろんである。
【0022】
【発明の効果】本発明のパッド成形品は、内面に樹脂層
を有する伸縮性布地で形成した外被体と、この外被体の
内部に収容された充填材とを有し、充填材を軽量球体と
粘着材の混合体で形成したことで、全体重量が軽く、流
動性を有しながら体形に応じた形状とした場合に、形状
の形くずれがなく保形性を有し、着用者に快適な着用感
を与えることができる。
【0023】本発明のパッド成形品の成形方法は、緊張
状態に配置された伸縮性布地同士の周辺部分を互いに溶
着することで、表面にしわが形成されることなく充填材
を収容する空間に空気が残存し、残存する空気と協同す
る充填材によりパッド成形品の保形性と快適な着用感を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパッド成形品の平面図。
【図2】本発明によるパッド成形品の側面図。
【図3】本発明によるパッド成形品の断面図。
【図4】本発明によるパッド成形品の成形段階を示す
図。
【符号の説明】
1 パッド成形品 2 外被体 3 充填材 4 ウレタン樹脂層 5a,5b 伸縮性布地 8 発泡スチレン球体 9 粘着材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に樹脂層を有する伸縮性布地で形成し
    た外被体と、この外被体の内部に収容された充填材とを
    有し、充填材は、軽量球体と粘着材の混合体であること
    を特徴とするパッド成形品。
  2. 【請求項2】軽量球体は、直径0.2〜1.0mmの発
    泡スチレン球体であることを特徴とする請求項1に記載
    のパッド成形品。
  3. 【請求項3】充填材は、100重量%の発泡スチレン球
    体と30〜70重量%の粘着材の混合体であることを特
    徴とする請求項2に記載のパッド成形品。
  4. 【請求項4】粘着材は、シリコーンオイルまたは医療用
    ワセリンであることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のパッド成形品。
  5. 【請求項5】樹脂層を有する伸縮性布地を樹脂層を上に
    して生地枠に緊張状態に配置し、軽量球体と粘着材の混
    合体で形成した充填材を前記伸縮性布地の上に所定量配
    置し、樹脂層を有する伸縮性布地を樹脂層を下にして生
    地枠に緊張状態に配置し、伸縮性布地同士を充填材を覆
    いかつ空間に空気が残存するよう周辺部で溶着すること
    を特徴とするパッド成形品の成形方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003286602A (ja) * 2002-03-26 2003-10-10 Atlus Co Ltd 胸部用パッド
JP2006312793A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Geltec Co Ltd 装身用パッド並びにその製造方法
KR200446876Y1 (ko) 2009-07-07 2009-12-07 박헌수 점착식 브래지어

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