JP2001158088A - インクジェットヘッドとキャリッジ及びインクジェット印字装置 - Google Patents

インクジェットヘッドとキャリッジ及びインクジェット印字装置

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JP2001158088A
JP2001158088A JP34412299A JP34412299A JP2001158088A JP 2001158088 A JP2001158088 A JP 2001158088A JP 34412299 A JP34412299 A JP 34412299A JP 34412299 A JP34412299 A JP 34412299A JP 2001158088 A JP2001158088 A JP 2001158088A
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head
carriage
inner cover
ink
ink jet
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JP34412299A
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Tetsuo Watanabe
哲夫 渡辺
Takashi Seto
隆 瀬戸
Takashi Kimura
▲隆▼ 木村
Takeshi Takemoto
武 竹本
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザレベルでヘッドを簡単に交換することが
できるとともにヘッドをキャリッジに装着したときのノ
ズルの取付け位置精度を高精度に出す。 【解決手段】ヘッド1をアウターカバー2とインナーカ
バー3とヘッド構造体4及びフェースプレート5で構成
し、少ない構成部品でヘッド1を作製する。フェースプ
レート5にはキャリッジ30に装着したときの位置決め
基準面を設け、ヘッド1のノズル列をキャリッジ30に
対して精度良く位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔発明の詳細な説明〕この発明は、記録用紙にインクを
噴射して印字するインクジェットヘッドとキャリッジ及
びインクジェット噴射式のプリンタやファクシミリ,複
写機等のインクジェット印字装置、特に組立ての容易化
と小型化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばインクジェットプリンタは搬送さ
れる記録用紙上面から約1mm程度の一定距離に設けら
れたノズルを有するインクジェットヘッド(以下、ヘッ
ドという)からインクを直接噴射して記録用紙に印字す
る。このインクを噴射するヘッドは記録用紙の搬送方向
と直交する方向に往復駆動されるキャリッジに搭載され
ている。このインクジェットプリンタには、例えば特開
平6−297725号公報や特開平7−47672号公
報,特開平8−318621号公報に示すように、ヘッ
ドがキャリッジに対して着脱可能な構造になっているも
のがある。
【0003】このようにヘッドがキャリッジに対して着
脱可能な構造になっている場合、ヘッドをキャリッジに
装着したときに、インクを噴射するノズルを正確に位置
合わせする必要があり、例えば特開平7−47672号
公報に示すように、各ヘッドのノズルの近傍に位置合わ
せ用の突起を設け、この突起を機械加工してキャリッジ
の位置合わせ用のガイド孔に挿入して位置決めするよう
にしている。また、ヘッドとキャリッジを直接接続する
ことはできないため、例えば特開平8−318621号
公報に示すように、キャリッジに薄くて柔らかいフレシ
ブルプリント配線板(FPC)を設け、キャリッジにヘ
ッドが装着されたときに、FPCをヘッドに設けた電極
に対して平行移動してFPCの電極をヘッドに設けた電
極に圧接させてヘッドとキャリッジを電気的に接続させ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記にようにヘッドに
設けた位置合わせ用の突起を機械加工して位置合わせし
ていると、ユーザレベルでヘッドを簡単に交換すること
は困難である。また、ヘッドとキャリッジを電気的に接
続するためには、キャリッジに設けたFPCの電極とと
もにヘッドの電極も精度良く位置決めしておく必要があ
る。
【0005】この発明はこのような点を改善し、ユーザ
レベルでヘッドを簡単に交換することができるととも
に、ヘッドをキャリッジに装着したときのノズルの取付
け位置精度を高精度に出せ、かつキャリッジと駆動用の
電気的接続を容易にとれることができるインクジェット
ヘッドとキャリッジ及びインクジェット印字装置を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るインクジ
ェットヘッドは、キャリッジに着脱自在に搭載するイン
クジェットヘッドであって、ヘッド構造体とフェースプ
レートとインナーカバーとアウターカバーを有し、ヘッ
ド構造体はヘッドモジュールとFPCを有し、ヘッドモ
ジュールは側面にインク供給口と複数の液室を有するヘ
ッド本体を有し、FPCはヘッド本体の各々の液室に対
応して設けられたパッド部の駆動電極に接続される駆動
部と、キャリッジ側との接続をするディンプル電極部を
有し、インナーカバーはほぼU字状に形成され、U字状
の先端部の両側に固定フレームを有するヘッド構造体保
持部と、ヘッド構造体保持部の両側に取付けられた側壁
を有し、ヘッド構造体保持部の固定フレームの近傍には
インク供給口を有し、一方の側壁にはヘッド構造体の電
極を引き出す電極用スリットを有し、フェースプレート
で保持されたヘッド構造体を覆い、電極用スリットから
FPCのディンプル電極部を引き出して側壁に固定し、
アウターカバーは上面にインク供給口を有し、長手方向
の側面にスリットが形成され、インナーカバーを覆い、
インナーカバーとの間に共通液室とインク流路を形成す
ることを特徴とする。
【0007】上記フェースプレートに、キャリッジに装
着したときの位置決め基準面を有する。
【0008】また、インナーカバーのFPCのディンプ
ル電極部を固定する側壁とFPCのディンプル電極部に
位置決め基準孔を有すると良い。
【0009】さらに、インナーカバーとアウターカバー
の間に形成されるインク流路にインナーカバーのインク
供給口に接続されたリブを有することが望ましい。
【0010】この発明に係るキャリッジは、インクジェ
ットヘッドの上面をノズル方向であるZ軸方向とディン
プル電極部方向であるY軸方向に押圧して位置決めをす
る押圧部とインクジェットヘッドの側面をキャリッジが
走査されるX軸方向に押圧して位置決めをする加圧部が
設けられた回転自在なアームを設けたことを特徴とす
る。
【0011】この発明に係るインクジェット印字装置は
上記キャリッジを有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明のインクジェットヘッド
(以下、ヘッドという)は、アウターカバーとインナー
カバーとヘッド構造体及びフェースプレートを有する。
アウターカバーは上面にインク供給口を有し、長手方向
の側面にスリットが形成されている。インナーカバーは
ほぼU字状に形成され、U字状の先端部の両側に固定フ
レームを有するヘッド構造体保持部と、ヘッド構造体保
持部の両側に取付けられた側壁を有する。ヘッド構造体
保持部の固定フレームの近傍にはインク供給口を有し、
一方の側壁にはヘッド構造体の電極を引き出す電極用ス
リットを有する。ヘッド構造体はヘッドモジュールと2
組のFPCを有する。ヘッドモジュールは側面にインク
供給口を有し、内部に複数の液室を有する2組のヘッド
本体とノズルプレートを有し、フェースプレートに位置
決めして保持される。FPCはヘッド本体の各々の液室
に対応して設けられたパッド部の駆動電極に接続される
駆動部と、本体側との接続をするディンプル電極部を有
する。
【0013】このフェースプレートで保持されたヘッド
構造体をインナーカバーで覆い、電極用スリットからF
PCのディンプル電極部を引き出して側壁に固定する。
このインナーカバーをアウターカバーで覆い、インナー
カバーとアウターカバーとの間に共通液室とインナーカ
バーのインク供給口に連通する2系列のインク流路を形
成する。
【0014】このようにヘッドをアウターカバーとイン
ナーカバーとヘッド構造体及びフェースプレートで構成
するから、少ない構成部品でヘッドを作製することがで
きるとともに組立て作業も簡単にできる。また、ヘッド
の各構成部品を同じ方向から移動して組み立てることが
できるから、ヘッドを組み立てるときのレイアウト等を
簡略化して自動組立てを行なうことができる。
【0015】
【実施例】図1,図2はこの発明の一実施例を示し、図
1は全体構成を示す分解斜視図、図2は断面図である。
図に示すように、インクジェットヘッド(以下、ヘッド
という)1はアウターカバー2とインナーカバー3とヘ
ッド構造体4及びフェースプレート5を有する。アウタ
ーカバー2は上面にインク供給口6を有し、長手方向す
なわちY軸方向の側面にスリット7が形成され、Y軸方
向の一方の上面端部に保持用の斜面部8を有する。イン
ナーカバー3はほぼU字状に形成され、U字状の先端部
の両側に固定フレーム9を有するヘッド構造体保持部1
0と、ヘッド構造体保持部10のY軸方向の両側に取付
けられた側壁11を有する。ヘッド構造体保持部10の
固定フレーム9の近傍にはインク供給口12を有し、一
方の側壁11にはヘッド構造体4の電極を引き出す電極
用スリット13を有する。
【0016】ヘッド構造体4はヘッドモジュール14と
2組のFPC15を有する。ヘッドモジュール14は側
面にインク供給口16を有し、内部に複数の液室を有す
る2組のヘッド本体17とノズルプレート18を有す
る。ヘッド本体17はシリコーンプロセスで作られる複
数の液室を有する例えば解像度150dpiの端面噴射
型タイプからなる。そして図3の組み付け手順の工程図
の(b)に示すように、ヘッド本体17にノズルプレー
ト18を接着したものを2組を用意し、図3(c)に示
すように、位置精度よく背面接合して300dpiのヘ
ッドモジュール14を作製する。FPC15はヘッド本
体17の各々の液室に対応して設けられたパッド部19
の駆動電極に接続される駆動部20と、本体側との接続
をするディンプル電極部21を有する。このFPC15
の駆動部20にはあらかじめ別途の組立により、図3
(a)に示すように、ヘッド本体17の噴射駆動を行う
ドライブIC22をワイアーボンド接続した後に樹脂2
3で封止して固定してある。そして図3(d)に示すよ
うに、ヘッドモジュール14の先端部にフェースプレー
ト5を接合した後、図3(e)に示すように、ヘッド本
体17のパッド部19に位置精度よくACF接合する。
【0017】このフェースプレート5を接合したヘッド
構造体4を、図3(f)に示すように、インナーカバー
3で覆い接着固定する、FPC15のディンプル電極部
21をインナーカバー3の電極用スリット13を有する
側壁11に接着して固定する。インナーカバー3の電極
用スリット13を有する側壁11に接着するときは、図
4の分解斜視図に示すように、インナーカバー3の電極
用スリット13から2組のFPC15のディンプル電極
部21を引き出し、電極用スリット13の部分で直角に
曲げる。そして各ディンプル電極部21の背面に接着剤
を塗布した後、インナーカバー3の側壁11の電極用ス
リット13を挟んで上下に設けた位置決め固定孔24と
一致する位置にガイドピン25を有する位置決め加圧治
具26のガイドピン25を各ディンプル電極部21の上
下に設けた位置決め用孔27に通して各ディンプル電極
部21を位置決めし、位置決め加圧治具26のガイドピ
ン25をインナーカバー3の位置決め固定孔24に挿入
して加圧保持しながら加熱して接着剤を硬化させて位置
決め加圧治具26を除去する。このようにして各ディン
プル電極部21をインナーカバー3に正確に位置決めし
て接着固定することができる。
【0018】インナーカバー3をヘッド構造体4に被せ
て固定した後、アウターカバー2のスリット7にインナ
ーカバー3のヘッド構造体保持部10を挿入して、図3
(g)に示すように、アウターカバー2でインナーカバ
ー3のヘッド構造体保持部10を覆い接着固定してヘッ
ド1を作製し、ヘッド構造体保持部10とアウターカバ
ー2の間に共通液室28と2系列のインク流路29を形
成する。したがって共通液室28とインク流路29を簡
単に形成することができる。このインク流路29はイン
ナーカバー3のインク供給口12とヘッド構造体4のイ
ンク供給口16を介してヘッド構造体4の各液室に連通
している。したがって共通液室28のインクをインク流
路29を通してヘッド構造体4の各液室に安定して供給
することができる。
【0019】このようにヘッド1をアウターカバー2と
インナーカバー3とヘッド構造体4及びフェースプレー
ト5で構成するから、少ない構成部品でヘッド1を作製
することができるとともに組立て作業も簡単にできる。
また、ヘッド1の各構成部品を同じ方向から移動して組
み立てることができるから、ヘッド1を組み立てるとき
のレイアウト等を簡略化して自動組立てを行なうことが
できる。
【0020】上記のように構成したヘッド1を装着する
キャリッジ30は、図5の断面図に示すように、キャリ
ッジ軸31に沿ってX軸方向に往復駆動される。このキ
ャリッジ2の各ヘッド装着部32にはアーム33と電気
的接続部34を有する。アーム34は弾力性を有するバ
ネ材で形成され、図6の斜視図に示すように、上面41
の左右2個所を直角より幾分大きな角度例えば100度
に曲げたほぼコの字形状に形成された第1のアーム42
と第2のアーム43を有する。第1のアーム42と第2
のアーム43の間隔はヘッド1の厚さより幾分大きく形
成されている。第1のアーム42と第2のアーム43の
上部には、ヘッド1のZ方向を加圧するコロ35を上下
に移動するとともに回転自在に保持する長孔44が設け
られ、上面41の先端部にはコロ35の軸を押える押え
部45を有する。第1のアーム42と第2のアーム43
の上部の長孔44より先端部のキャリッジ30と干渉し
ない位置にはそれぞれ外側に向かって微少角度だけ曲げ
られた曲げ部46が形成されている。また、第1のアー
ム42と第2のアーム43の長孔44と曲げ部46の間
のキャリッジ30と干渉しない位置には、外側に向かっ
た凸部47が形成されている。第1のアーム42の下部
には支持アーム48と押えアーム49を有し、第2のア
ーム43の下部には第1のアーム42の支持アーム48
とほぼ同じ形状の支持アーム50を有する。第1のアー
ム42の支持アーム48と第2のアーム43の支持アー
ム50の先端部にはアーム33の回転中心を形成する外
側に向かった凸部51が設けられ、この凸部51をキャ
リッジ30の各ヘッド装着部32の電気的接続部34が
設けられた側の下端部両側面近傍に設けたスリットと嵌
合させてアーム33を回転自在に支持する。第1のアー
ム42の押えアーム49は第2のアーム43側に微小角
度曲げられ、先端部にはヘッド1のノズル列方向と直交
する方向すなわちキャリッジ30が走査されるX軸方向
の側面を押える加圧部52を有する。
【0021】電気的接続部34はFPC53とゴム状弾
性体からなるパット54と加圧板55及び板バネ56を
有し、板バネ56の弾性力により加圧板55をアーム3
3側に押し付けて、ヘッド1が装着される前は、加圧板
55とパット54及びFPC53を垂直方向より反時計
方向にやや回転した位置に配置している。
【0022】そしてキャリッジ30にヘッド1を装着す
るときは、アーム33を反時計方向に回転してコロ35
をヘッド装着部32の上部から待避する。そして、ヘッ
ド1のディンプル電極部21側の側面をFPC53側に
してヘッド1をヘッド装着部32に挿入する。ヘッド1
をヘッド装着部32に挿入すると、キャリッジ30の電
気的接続部34のFPC53とパッド54と加圧板55
を時計方向に回動して板バネ56を撓ませ、キャリッジ
30のFPC53のディンプル電極をヘッド1のディン
プル電極部21に一定の接触圧力で接触する。この状態
でアーム33を時計方向に回動すると、アーム33の長
孔44と押え部45で保持されたコロ35がヘッド1の
上面端部に設けた斜面面8を乗り越えて停止し、ヘッド
1をZ軸方向に加圧し、ヘッド1のディンプル電極部2
1側のY方向基準面36でヘッド1のY軸方向を位置決
めしながら、図7の正面図に示すように2系列のノズル
列37側のフェースプレート5の端部のZ軸方向の位置
を決めるZ基準面38をキャリッジ30の受け部57に
当て、第1のアーム42の押えアーム49に設けられた
加圧部52でヘッド1のX軸方向の側面を押さえてヘッ
ド1を位置決めして固定する。このようにしてヘッド1
のノズル列37をキャリッジ30に対して精度良く位置
決めすることができる。
【0023】キャリッジ30に装着したヘッド1を取り
外すときは、アーム33を反時計方向に回動してコロ3
5をヘッド1の上面から退避させる。このときアーム3
3の加圧部52はヘッド1の側面を擦りながら反時計方
向に回動してヘッド1を浮かせるような力を与える。し
たがってヘッド1を容易に引き出すことができ、ヘッド
1を容易に着脱することができる。また、図5に示すよ
うに、ヘッド1の上面に突起60を設けておくと、突起
60を指でつまんでヘッド1をより容易に引き出すこと
ができる。
【0024】また、図8に示すように、アウターカバー
2とインナーカバー3のいずれかに共通液室28とイン
ナーカバー3のインク供給口12の両端部とを連結する
案内リブ61を設けることにより、共通液室28のイン
クをインク供給口12に円滑に送ることができるととも
に、アウターカバー2とインナーカバー3の間の角部等
の不必要な場所にインク溜りができることを防ぐことが
でき、インク溜りにより気泡などでインクの流れが阻害
されることを防ぐことができる。
【0025】さらに、アウターカバー2とインナーカバ
ー3で形成される共通液室28のインナーカバー3の上
部に、図9の断面図に示すように、フィルタ62を設け
ることにより、2系列のインク流路29に送るインクを
1枚のフィルタ62で濾過することができる。
【0026】また、アウターカバー2とインナーカバー
3で形成される共通液室28にダイヤフラムを有する圧
力変動抑制機構を設けると良い。このように共通液室2
8に圧力変動抑制機構を設けることにより、キャリッジ
30の往復移動走査に伴ってインクカートリッジとヘッ
ド1を連結したインクチューブが屈曲動作を繰り返し、
その結果、インクチューブ内のインクはポンプ的作用に
より脈動的な圧力変動を繰り返すが、この圧力変動を圧
力変動抑制機構で抑制して共通液室28内のインクを一
定圧力に保持することができる。
【0027】また、上記のように構成したヘッド1をイ
ンクジェット噴射式のプリンタやファクシミリ,複写機
に使用するすることにより、ヘッド1をユーザレベルで
簡単に着脱できるとともに、ヘッド1を精度良く位置決
めして装着するから、ヘッド1を安定して駆動し、安定
したインク噴射特性でインク滴を噴射することができ、
良質な画像を安定して形成することができる。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、インク
ジェットヘッドをアウターカバーとインナーカバーとヘ
ッド構造体及びフェースプレートで構成するから、少な
い構成部品でインクジェットヘッドを作製することがで
きるとともに組立て作業も簡単にできる。
【0029】また、インクジェットヘッドの各構成部品
を同じ方向から移動して組み立てることができるから、
インクジェットヘッドを組み立てるときのレイアウト等
を簡略化して自動組立てを行なうことができる。
【0030】さらに、フェースプレートに、キャリッジ
に装着したときの位置決め基準面を設けることにより、
インクジェットヘッドのノズル列をキャリッジに対して
精度良く位置決めすることができる。
【0031】また、インナーカバーのFPCのディンプ
ル電極部を固定する側壁とFPCのディンプル電極部に
位置決め基準孔を設けることにより、ディンプル電極部
をインナーカバーに正確に位置決めして接着固定するこ
とができ、インクジェットヘッドの電極とキャリッジの
駆動用電極とを安定して電気的に接続することができ
る。
【0032】また、インナーカバーとアウターカバーの
間に形成されるインク流路にインナーカバーのインク供
給口に接続されたリブを設けることにより、不必要な場
所にインク溜りができることを防ぐことができ、インク
溜りにより気泡などでインクの流れが阻害されることを
防ぐことができる。
【0033】さらに、インクジェットヘッドを装着する
キャリッジに、インクジェットヘッドの上面をノズル方
向であるZ軸方向とディンプル電極部方向であるY軸方
向に押圧して位置決めをする押圧部とインクジェットヘ
ッドの側面をキャリッジが走査されるX軸方向に押圧し
て位置決めをする加圧部が設けられた回転自在なアーム
を設けることにより、インクジェットヘッドを簡単に着
脱することができるとともに、装着したインクジェット
ヘッドを精度良く位置決めすることができる。
【0034】また、このキャリッジをインクジェット噴
射式のプリンタやファクシミリ,複写機等に使用するす
ることにより、インクジェットヘッドの電気的接続を安
定にして駆動することができ、安定したインク噴射特性
でインク滴を噴射して良質な画像を安定して形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の全体構成を示す分解斜視図
である。
【図2】上記実施例の断面図である。
【図3】インクジェットヘッドの組み付け手順を示す工
程図である。
【図4】FPCのディンプル電極部をインナーカバーに
位置決め固定する状態を示す分解斜視図である。
【図5】インクジェットヘッドを装着したキャリッジの
断面図である。
【図6】キャリッジのアームを示す斜視図である。
【図7】インクジェットヘッドのノズル列側の正面図で
ある。
【図8】インク流路の案内リブを示す側面図である。
【図9】共通液室に設けたフィルタを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1;ヘッド、2;アウターカバー、3;インナーカバ
ー、4;ヘッド構造体、5;フェースプレート、10;
ヘッド構造体保持部、12;インク供給口、13;電極
用スリット、14;ヘッドモジュール、15;FPC、
17;ヘッド本体、21;ディンプル電極部、30;キ
ャリッジ、33;アーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 ▲隆▼ 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 竹本 武 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C056 EA22 HA08 HA09 HA52 2C057 AF62 AG84 BA03 BA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジに着脱自在に搭載するインク
    ジェットヘッドであって、 ヘッド構造体とフェースプレートとインナーカバーとア
    ウターカバーを有し、 ヘッド構造体はヘッドモジュールとFPCを有し、ヘッ
    ドモジュールは側面にインク供給口と複数の液室を有す
    るヘッド本体を有し、FPCはヘッド本体の各々の液室
    に対応して設けられたパッド部の駆動電極に接続される
    駆動部と、キャリッジ側との接続をするディンプル電極
    部を有し、 インナーカバーはほぼU字状に形成され、U字状の先端
    部の両側に固定フレームを有するヘッド構造体保持部
    と、ヘッド構造体保持部の両側に取付けられた側壁を有
    し、ヘッド構造体保持部の固定フレームの近傍にはイン
    ク供給口を有し、一方の側壁にはヘッド構造体の電極を
    引き出す電極用スリットを有し、フェースプレートで保
    持されたヘッド構造体を覆い、電極用スリットからFP
    Cのディンプル電極部を引き出して側壁に固定し、 アウターカバーは上面にインク供給口を有し、長手方向
    の側面にスリットが形成され、インナーカバーを覆い、
    インナーカバーとの間に共通液室とインク流路を形成す
    ることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 上記フェースプレートに、キャリッジに
    装着したときの位置決め基準面を有する請求項1記載の
    インクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 上記インナーカバーのFPCのディンプ
    ル電極部を固定する側壁とFPCのディンプル電極部に
    位置決め基準孔を有する請求項1又は2記載のインクジ
    ェットヘッド。
  4. 【請求項4】 上記インナーカバーとアウターカバーの
    間に形成されるインク流路にインナーカバーのインク供
    給口に接続されたリブを有する請求項1,2又は3記載
    のインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかのインクジェ
    ットヘッドを装着するキャリッジであって、 インクジェットヘッドの上面をノズル方向であるZ軸方
    向とディンプル電極部方向であるY軸方向に押圧して位
    置決めをする押圧部とインクジェットヘッドの側面をキ
    ャリッジが走査されるX軸方向に押圧して位置決めをす
    る加圧部が設けられた回転自在なアームを設けたことを
    特徴とするキャリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項5のキャリッジを有することを特
    徴とするインクジェット印字装置。
JP34412299A 1999-12-03 1999-12-03 インクジェットヘッドとキャリッジ及びインクジェット印字装置 Pending JP2001158088A (ja)

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