JP2001157648A - 取付プレートおよび局部洗浄装置 - Google Patents
取付プレートおよび局部洗浄装置Info
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- JP2001157648A JP2001157648A JP34453899A JP34453899A JP2001157648A JP 2001157648 A JP2001157648 A JP 2001157648A JP 34453899 A JP34453899 A JP 34453899A JP 34453899 A JP34453899 A JP 34453899A JP 2001157648 A JP2001157648 A JP 2001157648A
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- toilet
- toilet seat
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 従来の手すりは、固定性もしくは床の清掃性
のいずれかが劣り、両立したものがなかった。 【解決手段】 洋式便器上面の取付孔に固定される取付
プレート624であって、便座装置の本体と結合する結
合部と、便座装置の使用者の着座・起立動作を補助する
手すり部612と、を備えた。 【効果】 取付けプレートでは、便座装置の使用者の着
座・起立動作を補助する手すり部が、比較的質量の大き
い洋式便器上面の取付孔に直接固定されるため、固定性
に優れる。また、洋式便器の取付孔に固定されるため、
床との接触面が無く、床の清掃性にも優れる。
のいずれかが劣り、両立したものがなかった。 【解決手段】 洋式便器上面の取付孔に固定される取付
プレート624であって、便座装置の本体と結合する結
合部と、便座装置の使用者の着座・起立動作を補助する
手すり部612と、を備えた。 【効果】 取付けプレートでは、便座装置の使用者の着
座・起立動作を補助する手すり部が、比較的質量の大き
い洋式便器上面の取付孔に直接固定されるため、固定性
に優れる。また、洋式便器の取付孔に固定されるため、
床との接触面が無く、床の清掃性にも優れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便座装置の使用者
の着座・起立動作を補助する手すりを備えた局部洗浄装
置に関する。
の着座・起立動作を補助する手すりを備えた局部洗浄装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、便座装置の使用者の着座・起
立動作を補助する手すりが種々提案されている。例え
ば、トイレの床に固定されたもの、便座に固定されたも
のがある。
立動作を補助する手すりが種々提案されている。例え
ば、トイレの床に固定されたもの、便座に固定されたも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このうち、トイレの床
に固定するものは、床の質量が使用者の体重に比べて大
きいため、固定性に優れる一方、床との接触部分を有す
るため、床の清掃性が劣る。また、便座に固定するもの
は、床との接触面が無いため、床の清掃性は優れるが、
便座の質量が使用者の体重に比べて小さいため、固定性
が劣る。
に固定するものは、床の質量が使用者の体重に比べて大
きいため、固定性に優れる一方、床との接触部分を有す
るため、床の清掃性が劣る。また、便座に固定するもの
は、床との接触面が無いため、床の清掃性は優れるが、
便座の質量が使用者の体重に比べて小さいため、固定性
が劣る。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題を解決するため、請求項1の取付プレートは、
洋式便器上面の取付孔に固定される取付プレートであっ
て、便座装置の本体と結合する結合部と、該便座装置の
使用者の着座・起立動作を補助する手すり部と、を備え
たことを特徴とする。
かる課題を解決するため、請求項1の取付プレートは、
洋式便器上面の取付孔に固定される取付プレートであっ
て、便座装置の本体と結合する結合部と、該便座装置の
使用者の着座・起立動作を補助する手すり部と、を備え
たことを特徴とする。
【0005】上記構成を有する請求項1の取付プレート
では、便座装置の使用者の着座・起立動作を補助する手
すり部が、比較的質量の大きい洋式便器上面の取付孔に
直接固定されるため、固定性に優れる。
では、便座装置の使用者の着座・起立動作を補助する手
すり部が、比較的質量の大きい洋式便器上面の取付孔に
直接固定されるため、固定性に優れる。
【0006】また、洋式便器の取付孔に固定されるた
め、床との接触面が無く、床の清掃性にも優れる。
め、床との接触面が無く、床の清掃性にも優れる。
【0007】このように、請求項1の便座装置は、従来
の便座装置の抱えていた不具合を解決したものであり、
固定性と床の清掃性とを両立、実使用品として優れたも
のとなる。
の便座装置の抱えていた不具合を解決したものであり、
固定性と床の清掃性とを両立、実使用品として優れたも
のとなる。
【0008】さらに、洋式便器上面の取付孔に直接固定
されるため、このままでは便座装置を洋式便器上面に固
定することができない。すなわち、従来便座装置の固定
用として使用していた取付孔が取付プレートに使用され
ることになる。そこで、便座装置との結合部を備え、便
座装置が洋式便器上面に取り付かないといった不具合を
解消している。
されるため、このままでは便座装置を洋式便器上面に固
定することができない。すなわち、従来便座装置の固定
用として使用していた取付孔が取付プレートに使用され
ることになる。そこで、便座装置との結合部を備え、便
座装置が洋式便器上面に取り付かないといった不具合を
解消している。
【0009】請求項2の取付プレートは、請求項1に記
載の取付プレートにおいて、前記結合部は、前記便座装
置の本体と着脱自在に結合することを特徴とする。
載の取付プレートにおいて、前記結合部は、前記便座装
置の本体と着脱自在に結合することを特徴とする。
【0010】洋式便器上面と便座装置の裏面との隙間
は、汚水が浸入しやすく、不衛生であり、さらに悪臭の
原因となる。しかし、請求項2の取付プレートでは、便
座装置の本体が着脱自在であるため、汚水が浸入した場
合であっても、洋式便器上面と便座装置の裏面との隙間
を簡単に掃除でき、不衛生になることもないし、悪臭の
原因を除去できる。
は、汚水が浸入しやすく、不衛生であり、さらに悪臭の
原因となる。しかし、請求項2の取付プレートでは、便
座装置の本体が着脱自在であるため、汚水が浸入した場
合であっても、洋式便器上面と便座装置の裏面との隙間
を簡単に掃除でき、不衛生になることもないし、悪臭の
原因を除去できる。
【0011】請求項3の取付プレートは、請求項1ない
し2に記載の取付プレートにおいて、前記結合部は、前
記手すり部の根本部分よりも前方に形成されていること
を特徴とする。
し2に記載の取付プレートにおいて、前記結合部は、前
記手すり部の根本部分よりも前方に形成されていること
を特徴とする。
【0012】請求項3の取付プレートでは、結合部が手
すり部の根本部分よりも前方に形成されているため、便
座装置の本体の着脱に際し、手すり部の根本部分が邪魔
になることがない。
すり部の根本部分よりも前方に形成されているため、便
座装置の本体の着脱に際し、手すり部の根本部分が邪魔
になることがない。
【0013】請求項4の取付プレートは、請求項1ない
し3に記載の取付プレートにおいて、前記手すり部の少
なくとも一部は、前記洋式便器上面に面していることを
特徴とする。
し3に記載の取付プレートにおいて、前記手すり部の少
なくとも一部は、前記洋式便器上面に面していることを
特徴とする。
【0014】請求項4の取付プレートによれば、手すり
部に体重がかかった場合、そのモーメントを洋式便器上
面にて受けることができるので、手すり部の根本部分が
破損することを回避できる。
部に体重がかかった場合、そのモーメントを洋式便器上
面にて受けることができるので、手すり部の根本部分が
破損することを回避できる。
【0015】請求項5の取付プレートは、人体局部を洗
浄する人体局部洗浄部を内蔵する本体と、該本体に支持
される便座と、から成る便座装置と、前記便座装置の本
体と結合する結合部と、該便座装置の使用者の着座・起
立動作を補助する手すり部と、から成り、洋式便器上面
の取付孔に固定される取付プレートと、を備えたことを
特徴とする。
浄する人体局部洗浄部を内蔵する本体と、該本体に支持
される便座と、から成る便座装置と、前記便座装置の本
体と結合する結合部と、該便座装置の使用者の着座・起
立動作を補助する手すり部と、から成り、洋式便器上面
の取付孔に固定される取付プレートと、を備えたことを
特徴とする。
【0016】上記構成を有する請求項5の局部洗浄装置
では、便座装置の使用者の着座・起立動作を補助する手
すり部が、比較的質量の大きい洋式便器上面の取付孔に
直接固定されるため、固定性に優れる。
では、便座装置の使用者の着座・起立動作を補助する手
すり部が、比較的質量の大きい洋式便器上面の取付孔に
直接固定されるため、固定性に優れる。
【0017】また、洋式便器の取付孔に固定されるた
め、床との接触面が無く、床の清掃性にも優れる。
め、床との接触面が無く、床の清掃性にも優れる。
【0018】このように、請求項5の局部洗浄装置は、
従来の便座装置の抱えていた不具合を解決したものであ
り、固定性と床の清掃性とを両立、実使用品として優れ
たものとなる。
従来の便座装置の抱えていた不具合を解決したものであ
り、固定性と床の清掃性とを両立、実使用品として優れ
たものとなる。
【0019】さらに、洋式便器上面の取付孔に直接固定
されるため、このままでは便座装置を洋式便器上面に固
定することができない。すなわち、従来便座装置の固定
用として使用していた取付孔が取付プレートに使用され
ることになる。そこで、便座装置との結合部を備え、便
座装置が洋式便器上面に取り付かないといった不具合を
解消している。
されるため、このままでは便座装置を洋式便器上面に固
定することができない。すなわち、従来便座装置の固定
用として使用していた取付孔が取付プレートに使用され
ることになる。そこで、便座装置との結合部を備え、便
座装置が洋式便器上面に取り付かないといった不具合を
解消している。
【0020】請求項6の便座装置は、請求項5に記載の
便座装置において、前記本体は、洋式便器の上面に着脱
自在な着脱部を備えたことを特徴とする。
便座装置において、前記本体は、洋式便器の上面に着脱
自在な着脱部を備えたことを特徴とする。
【0021】請求項6の局部洗浄装置は、請求項5に記
載の局部洗浄装置において、前記結合部は、前記便座装
置の本体と着脱自在に結合することを特徴とする。
載の局部洗浄装置において、前記結合部は、前記便座装
置の本体と着脱自在に結合することを特徴とする。
【0022】洋式便器上面と便座装置の裏面との隙間
は、汚水が浸入しやすく、不衛生であり、さらに悪臭の
原因となる。しかし、請求項6の局部洗浄装置では、便
座装置の本体が着脱自在であるため、汚水が浸入した場
合であっても、洋式便器上面と便座装置の裏面との隙間
を簡単に掃除でき、不衛生になることもないし、悪臭の
原因を除去できる。
は、汚水が浸入しやすく、不衛生であり、さらに悪臭の
原因となる。しかし、請求項6の局部洗浄装置では、便
座装置の本体が着脱自在であるため、汚水が浸入した場
合であっても、洋式便器上面と便座装置の裏面との隙間
を簡単に掃除でき、不衛生になることもないし、悪臭の
原因を除去できる。
【0023】請求項7の局部洗浄装置は、請求項5ない
し6に記載の局部洗浄装置において、前記結合部は、前
記手すり部の根本部分よりも前方に形成されていること
を特徴とする。
し6に記載の局部洗浄装置において、前記結合部は、前
記手すり部の根本部分よりも前方に形成されていること
を特徴とする。
【0024】請求項7の局部洗浄装置では、結合部が手
すり部の根本部分よりも前方に形成されているため、便
座装置の本体の着脱に際し、手すり部の根本部分が邪魔
になることがない。
すり部の根本部分よりも前方に形成されているため、便
座装置の本体の着脱に際し、手すり部の根本部分が邪魔
になることがない。
【0025】請求項8の局部洗浄装置は、請求項5ない
し7に記載の局部洗浄装置において、前記手すり部の少
なくとも一部は、前記洋式便器上面に面していることを
特徴とする。
し7に記載の局部洗浄装置において、前記手すり部の少
なくとも一部は、前記洋式便器上面に面していることを
特徴とする。
【0026】請求項8の局部洗浄装置によれば、手すり
部に体重がかかった場合、そのモーメントを洋式便器上
面にて受けることができるので、手すり部の根本部分が
破損することを回避できる。
部に体重がかかった場合、そのモーメントを洋式便器上
面にて受けることができるので、手すり部の根本部分が
破損することを回避できる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、便蓋12並びに便座14
を支持すると共に洗浄水による人体局部の洗浄を行う実
施例の局部洗浄装置10の外観を表す概略斜視図であ
る。図2(A)は、その正面図を、図2(B)は右側面
図を、図2(C)は背面図を、図2(D)は、左側面図
を、それぞれ表す。これら図1、2に示すように、局部
洗浄装置10は、便蓋12と、洋式便器の開口部上縁に
重なり、用便時に着座される便座14と、洋式便器の上
面後部に配設されこの便蓋12並びに便座14を回転支
持する本体16とを有する。
を支持すると共に洗浄水による人体局部の洗浄を行う実
施例の局部洗浄装置10の外観を表す概略斜視図であ
る。図2(A)は、その正面図を、図2(B)は右側面
図を、図2(C)は背面図を、図2(D)は、左側面図
を、それぞれ表す。これら図1、2に示すように、局部
洗浄装置10は、便蓋12と、洋式便器の開口部上縁に
重なり、用便時に着座される便座14と、洋式便器の上
面後部に配設されこの便蓋12並びに便座14を回転支
持する本体16とを有する。
【0028】本体16は、洋式便器への固定部分となる
底部部材16aに本体壁面部材16bを固定して構成さ
れ、その内部を機器収納空間とする。そして、この本体
16の機器収納空間には、人体局部に洗浄水を噴出する
ためのノズル装置30(図3参照)や、そのノズル装置
30を本体側の待機位置から便器ボール部内の洗浄位置
に進退駆動するノズル駆動装置156(図13参照)、
給水された洗浄水を温水化して送り出す瞬間式の熱交換
器132(図13参照)、局部乾燥のための温風や使用
者背中への暖気感付与のための温風を発生する温風ファ
ン33(図5参照)、リモコンからの指示に応じてこれ
ら機器を駆動制御する電子制御装置100(図13参
照)等が収められている。
底部部材16aに本体壁面部材16bを固定して構成さ
れ、その内部を機器収納空間とする。そして、この本体
16の機器収納空間には、人体局部に洗浄水を噴出する
ためのノズル装置30(図3参照)や、そのノズル装置
30を本体側の待機位置から便器ボール部内の洗浄位置
に進退駆動するノズル駆動装置156(図13参照)、
給水された洗浄水を温水化して送り出す瞬間式の熱交換
器132(図13参照)、局部乾燥のための温風や使用
者背中への暖気感付与のための温風を発生する温風ファ
ン33(図5参照)、リモコンからの指示に応じてこれ
ら機器を駆動制御する電子制御装置100(図13参
照)等が収められている。
【0029】本体16は、その概略斜視図の図3や側面
図の図4、中央開略断面図の図5に示すように、便器前
方側に斜視面16cを本体壁面部材16bの一部に形成
して略三角形状となし、この斜視面16cであって本体
16の頂点近傍に便座・便蓋支持体17を有する。この
便座・便蓋支持体17は、斜視面16cにて本体壁面部
材16bが隆起するよう、本体16と同一の材料で一体
形成される。なお、本体16(内蔵した機能部を含む)
は体積が小さいだけでなく、その質量も、便座14およ
び便蓋12の合計の質量よりも小さいため、携帯性に優
れている。
図の図4、中央開略断面図の図5に示すように、便器前
方側に斜視面16cを本体壁面部材16bの一部に形成
して略三角形状となし、この斜視面16cであって本体
16の頂点近傍に便座・便蓋支持体17を有する。この
便座・便蓋支持体17は、斜視面16cにて本体壁面部
材16bが隆起するよう、本体16と同一の材料で一体
形成される。なお、本体16(内蔵した機能部を含む)
は体積が小さいだけでなく、その質量も、便座14およ
び便蓋12の合計の質量よりも小さいため、携帯性に優
れている。
【0030】便座・便蓋支持体17の左右両端面には、
便蓋12並びに便座14と係合する回転軸部材40(図
8参照)がかん合固定されるかん合孔17aが空けられ
ている。この回転軸部材40は、便蓋や便座の回転中心
軸となると共に、その閉動作時の便器近傍の回転移動動
作を抵抗により遅くして衝突を緩和するソフト閉止機構
を内蔵している。そして、便蓋12と便座14に係合し
た状態でこの回転軸部材40が便座・便蓋支持体17の
かん合孔17aにかん合・固定されると、便座・便蓋支
持体17は、左右の回転軸部材40の軸心(便蓋12並
びに便座14の回転中心軸)、即ち左右のかん合孔17
aの軸心を回転中心軸として、便蓋12と便座14とを
回転自在に支持することになる。よって、便蓋12は、
便座・便蓋支持体17により回転自在に支持され、洋式
便器の開口部を開閉するよう、上下に回転可能となる。
便蓋12並びに便座14と係合する回転軸部材40(図
8参照)がかん合固定されるかん合孔17aが空けられ
ている。この回転軸部材40は、便蓋や便座の回転中心
軸となると共に、その閉動作時の便器近傍の回転移動動
作を抵抗により遅くして衝突を緩和するソフト閉止機構
を内蔵している。そして、便蓋12と便座14に係合し
た状態でこの回転軸部材40が便座・便蓋支持体17の
かん合孔17aにかん合・固定されると、便座・便蓋支
持体17は、左右の回転軸部材40の軸心(便蓋12並
びに便座14の回転中心軸)、即ち左右のかん合孔17
aの軸心を回転中心軸として、便蓋12と便座14とを
回転自在に支持することになる。よって、便蓋12は、
便座・便蓋支持体17により回転自在に支持され、洋式
便器の開口部を開閉するよう、上下に回転可能となる。
【0031】また、便座14は、便蓋12と同一の回転
中心軸(左右のかん合孔17aの軸心)で便座・便蓋支
持体1により回転自在に支持されて、上下に回転可能と
なる。便蓋12並びに便座14と便座・便蓋支持体17
の関係については、後述する。
中心軸(左右のかん合孔17aの軸心)で便座・便蓋支
持体1により回転自在に支持されて、上下に回転可能と
なる。便蓋12並びに便座14と便座・便蓋支持体17
の関係については、後述する。
【0032】便座・便蓋支持体17は、その頂上部に便
蓋12並びに便座14の回転中心軸と同心の円弧形状と
された曲面部17bを備える。また、便座・便蓋支持体
17は、この曲面部17bの中央部に、洋式便器の着座
使用者の背中を指向した開口17cを有し、その左右に
は、人体検出センサ22aと、ノズル装置30等による
局部洗浄の動作状態や設定状態を表示する表示部22b
と、リモコン50から発せられた信号(例えば、赤外領
域の光信号)を受光するリモコン受光部22cを有す
る。
蓋12並びに便座14の回転中心軸と同心の円弧形状と
された曲面部17bを備える。また、便座・便蓋支持体
17は、この曲面部17bの中央部に、洋式便器の着座
使用者の背中を指向した開口17cを有し、その左右に
は、人体検出センサ22aと、ノズル装置30等による
局部洗浄の動作状態や設定状態を表示する表示部22b
と、リモコン50から発せられた信号(例えば、赤外領
域の光信号)を受光するリモコン受光部22cを有す
る。
【0033】これら人体検出センサ22aや表示部22
b、リモコン受光部22c並びに開口17cの曲面部1
7bにおける設置範囲Xは、図6に示すように、便蓋1
2が便器開口部を閉鎖した閉位置とこの開口部を開放し
た開位置とに亘る便蓋12の開閉範囲X0に含まれるよ
う、当該開閉範囲に合致した位置とされている。
b、リモコン受光部22c並びに開口17cの曲面部1
7bにおける設置範囲Xは、図6に示すように、便蓋1
2が便器開口部を閉鎖した閉位置とこの開口部を開放し
た開位置とに亘る便蓋12の開閉範囲X0に含まれるよ
う、当該開閉範囲に合致した位置とされている。
【0034】なお、このように上記の設定範囲Xが開閉
範囲X0に含まれるのは、図示するように、便蓋12が
洋式便器の開口部を開閉する蓋部分12aをその回転中
心軸からオフセットして備えるためであり、便蓋12が
回転中心軸から水平に蓋部分12aを有するならば、上
記設置範囲Xは開閉範囲X0にほぼ一致するよう合致す
る。
範囲X0に含まれるのは、図示するように、便蓋12が
洋式便器の開口部を開閉する蓋部分12aをその回転中
心軸からオフセットして備えるためであり、便蓋12が
回転中心軸から水平に蓋部分12aを有するならば、上
記設置範囲Xは開閉範囲X0にほぼ一致するよう合致す
る。
【0035】また、この便座・便蓋支持体17は、その
曲面部17bを少なくとも人体検出センサ22a等の設
置範囲Xに亘って覆うカバー18を着脱自在に有する。
このカバー18は、ポリプロピレン等の光透過性の高い
樹脂で形成されており、曲面部17bに倣った曲面形
状、即ち、便蓋12並びに便座14の回転中心軸と同心
の円弧形状とされている。よって、人体検出センサ22
aや表示部22b並びにリモコン受光部22cは、曲面
部17bに装着されたカバー18により覆われる。な
お、カバー18には、便座・便蓋支持体17の開口17
cと重なる開口18aが空けられている。
曲面部17bを少なくとも人体検出センサ22a等の設
置範囲Xに亘って覆うカバー18を着脱自在に有する。
このカバー18は、ポリプロピレン等の光透過性の高い
樹脂で形成されており、曲面部17bに倣った曲面形
状、即ち、便蓋12並びに便座14の回転中心軸と同心
の円弧形状とされている。よって、人体検出センサ22
aや表示部22b並びにリモコン受光部22cは、曲面
部17bに装着されたカバー18により覆われる。な
お、カバー18には、便座・便蓋支持体17の開口17
cと重なる開口18aが空けられている。
【0036】人体検出センサ22aは、赤外領域等の光
を発する発光部と反射した光を受光する受光部とが組み
合わされた反射型の光電センサや、超音波を発する受信
器と反射した超音波を受信する受信器とが組み合わされ
た超音波センサである。そして、これら発光部・受光部
あるいは発信器・受信器が曲面部17bの上記設置位置
に位置するよう、便座・便蓋支持体17に組み込まれて
カバー18で覆われており、便器前方での使用者の起立
もしくは着座を検出する。リモコン受光部22cも同様
である。この場合、便器前方での使用者の起立と着座と
は、センサの距離の相違により減衰が起きるので、受光
量や受信量のレベルから区別して検出される。
を発する発光部と反射した光を受光する受光部とが組み
合わされた反射型の光電センサや、超音波を発する受信
器と反射した超音波を受信する受信器とが組み合わされ
た超音波センサである。そして、これら発光部・受光部
あるいは発信器・受信器が曲面部17bの上記設置位置
に位置するよう、便座・便蓋支持体17に組み込まれて
カバー18で覆われており、便器前方での使用者の起立
もしくは着座を検出する。リモコン受光部22cも同様
である。この場合、便器前方での使用者の起立と着座と
は、センサの距離の相違により減衰が起きるので、受光
量や受信量のレベルから区別して検出される。
【0037】なお、人体検出センサ22aを上記の受光
部や受信器とし、人体検出センサ22aと対向するトイ
レ内壁等にセンサを指向した受光部や発信器を設置する
ように構成し、人体検出センサ22aを透過型のものと
してもよい。そして、この透過型のセンサ構成の人体検
出センサ22aで便器前方での使用者の起立と着座を区
別して検出するには、起立検出のための受光部・受信器
と着座検出のための受光部・受信器とを別に用意し、そ
れぞれの検出に適したトイレ内壁位置に各発光部・発信
部を設置すればよい。
部や受信器とし、人体検出センサ22aと対向するトイ
レ内壁等にセンサを指向した受光部や発信器を設置する
ように構成し、人体検出センサ22aを透過型のものと
してもよい。そして、この透過型のセンサ構成の人体検
出センサ22aで便器前方での使用者の起立と着座を区
別して検出するには、起立検出のための受光部・受信器
と着座検出のための受光部・受信器とを別に用意し、そ
れぞれの検出に適したトイレ内壁位置に各発光部・発信
部を設置すればよい。
【0038】表示部22bは、それぞれの表示箇所にお
ける便座・便蓋支持体17内部にLED等の発光デバイ
スを設置して構成することができる。また、光ファイバ
や透明なガラス板やアクリル板等の光伝送材をそれぞれ
の表示箇所に設置し、隣接する表示箇所間で光が漏れな
いよう遮光する。そして、各光伝送材に個別に光を入射
するLED等の発光デバイスを便座・便蓋支持体17内
部に設置して構成することもできる。
ける便座・便蓋支持体17内部にLED等の発光デバイ
スを設置して構成することができる。また、光ファイバ
や透明なガラス板やアクリル板等の光伝送材をそれぞれ
の表示箇所に設置し、隣接する表示箇所間で光が漏れな
いよう遮光する。そして、各光伝送材に個別に光を入射
するLED等の発光デバイスを便座・便蓋支持体17内
部に設置して構成することもできる。
【0039】また、便座・便蓋支持体17には、本体1
6に内蔵された温風ファン33から温風を導く温風管路
17dがその内部下端に固定されている。よって、温風
ファン33が温風の送り出しを開始すると、その温風
は、図5に白抜き矢印で示すように、温風管路17dを
経て開口17cに導かれ、便座14に着座した使用者の
背中に向けて吹き出される。
6に内蔵された温風ファン33から温風を導く温風管路
17dがその内部下端に固定されている。よって、温風
ファン33が温風の送り出しを開始すると、その温風
は、図5に白抜き矢印で示すように、温風管路17dを
経て開口17cに導かれ、便座14に着座した使用者の
背中に向けて吹き出される。
【0040】次に、便蓋12、便座14について説明す
る。図7は、便蓋12の要部を破断して示す要部破断
図、図8は、図7の右方向矢視図であり回転軸部材40
を介した便座・便蓋支持体17への回転軸支の様子を説
明する説明図である。図9は、便座14の概略斜視図、
図10は、便座14の要部を破断して示す要部破断図で
ある。
る。図7は、便蓋12の要部を破断して示す要部破断
図、図8は、図7の右方向矢視図であり回転軸部材40
を介した便座・便蓋支持体17への回転軸支の様子を説
明する説明図である。図9は、便座14の概略斜視図、
図10は、便座14の要部を破断して示す要部破断図で
ある。
【0041】これら図面と図1ないし図2に示すよう
に、便蓋12は、便器の開口部を塞ぐ蓋部分12aを有
し、その後端側に、後述の回転軸部材40を介して便座
・便蓋支持体17に回転自在に支持される便蓋支持部1
2bを二股状に有する。この便蓋支持部12bは、蓋部
分12aから上方に湾曲傾斜した連結部12cを介在さ
せて、この蓋部分12aから延出形成されている。連結
部12cは、図7に示すように、便蓋12が便座・便蓋
支持体17に回転軸支された状態において、便座・便蓋
支持体17の曲面部17bにおけるカバー18と接近し
た端部12dを蓋部分12aに連結させている。なお、
図7において、曲面部17bに装着されたカバー18は
省略されている。
に、便蓋12は、便器の開口部を塞ぐ蓋部分12aを有
し、その後端側に、後述の回転軸部材40を介して便座
・便蓋支持体17に回転自在に支持される便蓋支持部1
2bを二股状に有する。この便蓋支持部12bは、蓋部
分12aから上方に湾曲傾斜した連結部12cを介在さ
せて、この蓋部分12aから延出形成されている。連結
部12cは、図7に示すように、便蓋12が便座・便蓋
支持体17に回転軸支された状態において、便座・便蓋
支持体17の曲面部17bにおけるカバー18と接近し
た端部12dを蓋部分12aに連結させている。なお、
図7において、曲面部17bに装着されたカバー18は
省略されている。
【0042】便蓋支持部12bは、図8に示すように、
便座・便蓋支持体17の端面側に、便座14の後述の便
座支持部14bを覆うように形成された円弧状のカバー
部12eと、便蓋側面まで円柱状に厚肉形成された肉厚
端部12fとを有する。この肉厚端部12fに、回転軸
部材40をかん合固定するためのかん合孔12gが空け
られている。回転軸部材40は、便座・便蓋支持体17
のかん合孔17aにかん合し回転中心軸となる軸部分4
0aと、この軸部分40aの軸心を中心に回転自在な第
1、第2外筒軸部分40b、40cを有する。そして、
第1、第2外筒軸部分40b、40cが便蓋支持部12
bにおけるかん合孔12gと便座14の便座支持部14
bを貫通するかん合孔14kとにかん合固定され、軸部
分40aがかん合孔17aにかん合するようにはめ込ま
れる。これにより、便蓋12と便座14は、上記したよ
うに便座・便蓋支持体17で回転自体に支持されること
になる。この場合、第1外筒軸部分40bにより、便蓋
12は、便座・便蓋支持体17に支持された状態で単独
回転可能となり、第2外筒軸部分40cにより、便座1
4は、単独および便蓋・便座一体での回転が可能とな
る。なお、上記したソフト開閉は、第1、第2外筒軸部
分40b、40cに内部側からスプリングにより抵抗を
かけ、その回転動作にブレーキをかけることで実現され
ている。
便座・便蓋支持体17の端面側に、便座14の後述の便
座支持部14bを覆うように形成された円弧状のカバー
部12eと、便蓋側面まで円柱状に厚肉形成された肉厚
端部12fとを有する。この肉厚端部12fに、回転軸
部材40をかん合固定するためのかん合孔12gが空け
られている。回転軸部材40は、便座・便蓋支持体17
のかん合孔17aにかん合し回転中心軸となる軸部分4
0aと、この軸部分40aの軸心を中心に回転自在な第
1、第2外筒軸部分40b、40cを有する。そして、
第1、第2外筒軸部分40b、40cが便蓋支持部12
bにおけるかん合孔12gと便座14の便座支持部14
bを貫通するかん合孔14kとにかん合固定され、軸部
分40aがかん合孔17aにかん合するようにはめ込ま
れる。これにより、便蓋12と便座14は、上記したよ
うに便座・便蓋支持体17で回転自体に支持されること
になる。この場合、第1外筒軸部分40bにより、便蓋
12は、便座・便蓋支持体17に支持された状態で単独
回転可能となり、第2外筒軸部分40cにより、便座1
4は、単独および便蓋・便座一体での回転が可能とな
る。なお、上記したソフト開閉は、第1、第2外筒軸部
分40b、40cに内部側からスプリングにより抵抗を
かけ、その回転動作にブレーキをかけることで実現され
ている。
【0043】便座14は、図9および図10に示すよう
に、便器の開口部上縁に重なる便座部分14aを有し、
その後端側に、回転軸部材40を介して便座・便蓋支持
体17に回転自在に支持される便座支持部14bを二股
状に有する。この便座支持部14bは、便座部分14a
から上方に湾曲傾斜した連結部14cを介在させて、こ
の便座部分14aから延出形成されている。連結部14
cは、図10に示すように、便座14が便座・便蓋支持
体17に回転軸支された状態において、便座・便蓋支持
体17の曲面部17bにおけるカバー18(図示省略)
と接近した端部14dを有する。連結部14cは、便座
支持部14bの外側および便座両側面においても、便座
部分14aから形成されている。そして、この連結部1
4cは、便座支持部14bの外側においてほぼ水平に延
びた鞍部14eとされており、便蓋12が単独回転する
ときの便座支持部12bとの干渉回避が図られている。
に、便器の開口部上縁に重なる便座部分14aを有し、
その後端側に、回転軸部材40を介して便座・便蓋支持
体17に回転自在に支持される便座支持部14bを二股
状に有する。この便座支持部14bは、便座部分14a
から上方に湾曲傾斜した連結部14cを介在させて、こ
の便座部分14aから延出形成されている。連結部14
cは、図10に示すように、便座14が便座・便蓋支持
体17に回転軸支された状態において、便座・便蓋支持
体17の曲面部17bにおけるカバー18(図示省略)
と接近した端部14dを有する。連結部14cは、便座
支持部14bの外側および便座両側面においても、便座
部分14aから形成されている。そして、この連結部1
4cは、便座支持部14bの外側においてほぼ水平に延
びた鞍部14eとされており、便蓋12が単独回転する
ときの便座支持部12bとの干渉回避が図られている。
【0044】便座支持部14bは、その略中央にかん合
孔14kを有する。そして、このかん合孔14kに回転
軸部材40の第1外筒軸部分40b(図8参照)がかん
合固定されることで、上記したように便座・便蓋支持体
17で回転自在に支持されることになる。
孔14kを有する。そして、このかん合孔14kに回転
軸部材40の第1外筒軸部分40b(図8参照)がかん
合固定されることで、上記したように便座・便蓋支持体
17で回転自在に支持されることになる。
【0045】次に、局部洗浄装置10が行う局部洗浄に
ついて、説明する。図13は、本発明の一実施の形態に
かかる局部洗浄装置10の概略構成を表したブロック
図、図14は、局部洗浄装置10の電気制御系を表した
ブロック図である。図示するように、局部洗浄装置10
は、洗浄水をヒータにより瞬間的に所望の温度まで沸か
して人体局部に向けて噴出する、いわゆる瞬間式の洗浄
装置である。
ついて、説明する。図13は、本発明の一実施の形態に
かかる局部洗浄装置10の概略構成を表したブロック
図、図14は、局部洗浄装置10の電気制御系を表した
ブロック図である。図示するように、局部洗浄装置10
は、洗浄水をヒータにより瞬間的に所望の温度まで沸か
して人体局部に向けて噴出する、いわゆる瞬間式の洗浄
装置である。
【0046】図13において、局部洗浄装置10は、上
流側から順に説明すると、給水源に手動バルブVmを介
して接続される給水・止水部120と、熱交換器130
と、加圧部140と、洗浄水噴出部150と、断続部1
60と、電子制御装置100と、各種のセンサやスイッ
チとを備えている。局部洗浄装置10の各部は、スイッ
チやセンサからの信号に基づいて電子制御装置100に
より制御される。すなわち、給水源から給水された洗浄
水は、給水・止水部120により減圧されて熱交換器1
30に供給され、この熱交換器130で所望の温度にま
で加熱されてから、加圧部140に供給される。加圧部
140は、所定圧まで加圧して洗浄水噴出部150に供
給する。洗浄水噴出部150は、断続部160により所
定周期で断続的な洗浄水流にされた洗浄水を、ノズル先
端の噴出口から人体局部に向けて噴出し、これにより人
体局部を洗浄する。
流側から順に説明すると、給水源に手動バルブVmを介
して接続される給水・止水部120と、熱交換器130
と、加圧部140と、洗浄水噴出部150と、断続部1
60と、電子制御装置100と、各種のセンサやスイッ
チとを備えている。局部洗浄装置10の各部は、スイッ
チやセンサからの信号に基づいて電子制御装置100に
より制御される。すなわち、給水源から給水された洗浄
水は、給水・止水部120により減圧されて熱交換器1
30に供給され、この熱交換器130で所望の温度にま
で加熱されてから、加圧部140に供給される。加圧部
140は、所定圧まで加圧して洗浄水噴出部150に供
給する。洗浄水噴出部150は、断続部160により所
定周期で断続的な洗浄水流にされた洗浄水を、ノズル先
端の噴出口から人体局部に向けて噴出し、これにより人
体局部を洗浄する。
【0047】次に、局部洗浄装置10の各部の構成及び
動作について詳細に説明する。図13において、給水・
止水部120は、給水源からの洗浄水に含まれているゴ
ミなどを除去するためのストレーナ121と、逆止弁1
22と、定流量弁123と、主電磁弁124と、リリー
フ弁125とを備えている。定流量弁123は、給水源
からの流量を所定流量(430ml/min、なお水圧
は0.08MPa程度となる)として、高い給水圧が熱
交換器130に加わるのを防止する弁である。また、主
電磁弁124は、後述する洗浄動作指令信号に基づいて
開閉することで洗浄水噴出部150から洗浄水を人体局
部に向けて噴出または停止するための弁である。さら
に、リリーフ弁125は、所定圧(0.2MPa)以上
で開弁することにより、定流量弁123が故障した場合
であっても熱交換器130へ所定(0.2MPa)以上
の水圧が加わるのを防止して熱交換器130を保護する
ための弁である。
動作について詳細に説明する。図13において、給水・
止水部120は、給水源からの洗浄水に含まれているゴ
ミなどを除去するためのストレーナ121と、逆止弁1
22と、定流量弁123と、主電磁弁124と、リリー
フ弁125とを備えている。定流量弁123は、給水源
からの流量を所定流量(430ml/min、なお水圧
は0.08MPa程度となる)として、高い給水圧が熱
交換器130に加わるのを防止する弁である。また、主
電磁弁124は、後述する洗浄動作指令信号に基づいて
開閉することで洗浄水噴出部150から洗浄水を人体局
部に向けて噴出または停止するための弁である。さら
に、リリーフ弁125は、所定圧(0.2MPa)以上
で開弁することにより、定流量弁123が故障した場合
であっても熱交換器130へ所定(0.2MPa)以上
の水圧が加わるのを防止して熱交換器130を保護する
ための弁である。
【0048】また、熱交換器130は、主電磁弁124
側に接続された熱交換器132と、緩衝貯湯槽136と
を接続することにより構成されている。熱交換器132
は、熱交換槽132aにヒータ132bを内蔵して、ヒ
ータ132bへの通電量を制御することにより所望の温
度の洗浄水を供給するものであり、瞬間式の熱交換器で
あることから、連続的に給水源から供給される洗浄水を
所望の温度まで加熱することができるヒータ容量に設定
されている。
側に接続された熱交換器132と、緩衝貯湯槽136と
を接続することにより構成されている。熱交換器132
は、熱交換槽132aにヒータ132bを内蔵して、ヒ
ータ132bへの通電量を制御することにより所望の温
度の洗浄水を供給するものであり、瞬間式の熱交換器で
あることから、連続的に給水源から供給される洗浄水を
所望の温度まで加熱することができるヒータ容量に設定
されている。
【0049】緩衝貯湯槽136は、熱交換器132の出
湯側に接続されるとともに、熱交換器132より高い水
位となるように配置された槽であり、断続部160によ
る洗浄水の断続噴出による脈動を吸収する作用を有して
いる。すなわち、緩衝貯湯槽136は、断続部160か
ら熱交換器132へ伝わる脈動を緩和して、熱交換器1
32内の温度を均一にすることにより温度の制御特性を
安定させている。また、緩衝貯湯槽136内には、フロ
ートスイッチ137が設置されている。フロートスイッ
チ137は、緩衝貯湯槽136内の温水の水位を検出す
るものであり、緩衝貯湯槽136が熱交換器132より
上方に配置されていることから、熱交換器132内の空
気の有無を検出して空焚きを防止するセンサとして作用
する。この緩衝貯湯槽136の下流側には、バキューム
ブレーカ138が接続されており、管路を大気開放する
ことで洗浄水噴出部150側からの洗浄水の逆流を防止
している。
湯側に接続されるとともに、熱交換器132より高い水
位となるように配置された槽であり、断続部160によ
る洗浄水の断続噴出による脈動を吸収する作用を有して
いる。すなわち、緩衝貯湯槽136は、断続部160か
ら熱交換器132へ伝わる脈動を緩和して、熱交換器1
32内の温度を均一にすることにより温度の制御特性を
安定させている。また、緩衝貯湯槽136内には、フロ
ートスイッチ137が設置されている。フロートスイッ
チ137は、緩衝貯湯槽136内の温水の水位を検出す
るものであり、緩衝貯湯槽136が熱交換器132より
上方に配置されていることから、熱交換器132内の空
気の有無を検出して空焚きを防止するセンサとして作用
する。この緩衝貯湯槽136の下流側には、バキューム
ブレーカ138が接続されており、管路を大気開放する
ことで洗浄水噴出部150側からの洗浄水の逆流を防止
している。
【0050】また、加圧部140は、加圧ポンプ141
を備えており、熱交換器130から供給される洗浄水を
加圧して洗浄水噴出部150に供給する。加圧ポンプ1
41は、ラインポンプから形成されており、定流量弁1
23で減圧された0.08MPaを0.2MPaまで高
めるポンプ容量を備えている。
を備えており、熱交換器130から供給される洗浄水を
加圧して洗浄水噴出部150に供給する。加圧ポンプ1
41は、ラインポンプから形成されており、定流量弁1
23で減圧された0.08MPaを0.2MPaまで高
めるポンプ容量を備えている。
【0051】洗浄水噴出部150は、切換弁151と、
洗浄ノズル152と、ノズル駆動部156と、空気混入
部157とを備えている。すなわち、切換弁151は、
電子制御装置100からの制御信号を受けて、ステッピ
ングモータの駆動により、管路開放と流量調整を行う3
ポートの電磁弁であり、各ポートに接続された流路を選
択的に連通するモードと、各ポートを全開にするモード
とを備えている。
洗浄ノズル152と、ノズル駆動部156と、空気混入
部157とを備えている。すなわち、切換弁151は、
電子制御装置100からの制御信号を受けて、ステッピ
ングモータの駆動により、管路開放と流量調整を行う3
ポートの電磁弁であり、各ポートに接続された流路を選
択的に連通するモードと、各ポートを全開にするモード
とを備えている。
【0052】図15は、洗浄ノズル152を示す断面
図、図16は、洗浄ノズル152の先端部のノズルヘッ
ド154の付近を示す断面図である。図示するように、
洗浄ノズル152は、内部に洗浄水流路を有するノズル
本体153と、その先端に着脱可能なノズルヘッド15
4とを有する。ノズル本体153は、その軸線方向に沿
って2系統の洗浄水流路を有し、つまり、お尻洗浄のた
めの第1流路153aと、ビデ洗浄のための第2流路1
53bを設けている。また、ノズルヘッド154は、ノ
ズル本体153先端に水密に取り付けられ、第1流路1
53aと同径でこれに連続した第1噴出口155aと、
第2流路153bと同径でこれに連続した第2噴出口1
55bとを有し、第1流路153aを流れた洗浄水が第
1噴出口155aを介してお尻洗浄を行い、第2流路1
53bを流れた洗浄水が第2噴出口155bを介してビ
デ洗浄を行う。
図、図16は、洗浄ノズル152の先端部のノズルヘッ
ド154の付近を示す断面図である。図示するように、
洗浄ノズル152は、内部に洗浄水流路を有するノズル
本体153と、その先端に着脱可能なノズルヘッド15
4とを有する。ノズル本体153は、その軸線方向に沿
って2系統の洗浄水流路を有し、つまり、お尻洗浄のた
めの第1流路153aと、ビデ洗浄のための第2流路1
53bを設けている。また、ノズルヘッド154は、ノ
ズル本体153先端に水密に取り付けられ、第1流路1
53aと同径でこれに連続した第1噴出口155aと、
第2流路153bと同径でこれに連続した第2噴出口1
55bとを有し、第1流路153aを流れた洗浄水が第
1噴出口155aを介してお尻洗浄を行い、第2流路1
53bを流れた洗浄水が第2噴出口155bを介してビ
デ洗浄を行う。
【0053】また、図13に戻り、上記ノズル駆動部1
56は、洗浄ノズル152を進退駆動させるためのノズ
ル駆動モータ156aを有する。ノズル駆動モータ15
6aは、図示しないプーリ、ベルト等を有する駆動伝達
機構を介して洗浄ノズル152と係合されている。この
ノズル駆動モータ156aは、電子制御装置100から
の制御信号により正逆回転駆動して、洗浄ノズル152
を図示しない本体ケーシング内の待機位置からお尻洗浄
位置あるいはその前方のビデ洗浄位置に進出させたり、
両洗浄位置から待機位置に待避させたりする。
56は、洗浄ノズル152を進退駆動させるためのノズ
ル駆動モータ156aを有する。ノズル駆動モータ15
6aは、図示しないプーリ、ベルト等を有する駆動伝達
機構を介して洗浄ノズル152と係合されている。この
ノズル駆動モータ156aは、電子制御装置100から
の制御信号により正逆回転駆動して、洗浄ノズル152
を図示しない本体ケーシング内の待機位置からお尻洗浄
位置あるいはその前方のビデ洗浄位置に進出させたり、
両洗浄位置から待機位置に待避させたりする。
【0054】また、洗浄水噴出部150の空気混入部1
57は、洗浄水に空気を混入させるものであり、加圧部
140の下流側に設置されており、空気ポンプ157a
と空気流量調整弁157bとを備えている。空気ポンプ
157aの駆動により圧送された圧搾空気は、空気流量
調整弁157bで流量調整されて、図16に示す空気流
路157cを介して第1流路153aまたは第2流路1
53bに吹き込まれる。この圧搾空気の吹き込みによ
り、第1または第2流路153a、153bを流れる断
続された洗浄水流が圧搾空気との摩擦力で微小の水塊と
なる。この微小の水塊は、噴出口155から噴出されて
も互いに再度結合し難い状態になっている。
57は、洗浄水に空気を混入させるものであり、加圧部
140の下流側に設置されており、空気ポンプ157a
と空気流量調整弁157bとを備えている。空気ポンプ
157aの駆動により圧送された圧搾空気は、空気流量
調整弁157bで流量調整されて、図16に示す空気流
路157cを介して第1流路153aまたは第2流路1
53bに吹き込まれる。この圧搾空気の吹き込みによ
り、第1または第2流路153a、153bを流れる断
続された洗浄水流が圧搾空気との摩擦力で微小の水塊と
なる。この微小の水塊は、噴出口155から噴出されて
も互いに再度結合し難い状態になっている。
【0055】洗浄水噴出部150には、洗浄ノズル15
2の第1噴出口155aまたは第2噴出口155bから
噴出されない余剰の洗浄水を排出する排出流路158を
備えている。
2の第1噴出口155aまたは第2噴出口155bから
噴出されない余剰の洗浄水を排出する排出流路158を
備えている。
【0056】また、断続部160は、洗浄水噴出部15
0の切換弁151の下流側に接続され、電子制御装置1
00からの制御信号によりオンオフする電磁式の断続弁
162を備えている。この断続弁162は、所定周期
(0〜約70Hz)でデューティー比制御されることに
より加圧ポンプ141で加圧した洗浄水流を断続した出
力とすることが可能な弁である。図17は、断続弁16
2に加える制御信号を示すタイミングチャート、図18
は断続弁162から流出する洗浄水量及び流速を示すタ
イミングチャートである。
0の切換弁151の下流側に接続され、電子制御装置1
00からの制御信号によりオンオフする電磁式の断続弁
162を備えている。この断続弁162は、所定周期
(0〜約70Hz)でデューティー比制御されることに
より加圧ポンプ141で加圧した洗浄水流を断続した出
力とすることが可能な弁である。図17は、断続弁16
2に加える制御信号を示すタイミングチャート、図18
は断続弁162から流出する洗浄水量及び流速を示すタ
イミングチャートである。
【0057】いま、断続弁162を制御する所定周波数
がFwの場合において、その周期をT1とし、オン時間
がt1であるときに、デューティー比が(t1/T1)
×100(%)で表わされ、このときの洗浄水の水量
は、連続流と比べてデューティー比で表わされる値まで
少なくなる。こうした断続流の水量は、図18に示すよ
うに、最大流量Qmaxから最小流量Qminの範囲で
増減することになる。なお、最小流量Qminは、最大
流量Qmaxの10%程度の少ない水量に設定するほ
か、完全に遮断されると0とするように、後述する断続
流の状態に応じて変更される。
がFwの場合において、その周期をT1とし、オン時間
がt1であるときに、デューティー比が(t1/T1)
×100(%)で表わされ、このときの洗浄水の水量
は、連続流と比べてデューティー比で表わされる値まで
少なくなる。こうした断続流の水量は、図18に示すよ
うに、最大流量Qmaxから最小流量Qminの範囲で
増減することになる。なお、最小流量Qminは、最大
流量Qmaxの10%程度の少ない水量に設定するほ
か、完全に遮断されると0とするように、後述する断続
流の状態に応じて変更される。
【0058】次に、電子制御装置100及び電子制御装
置100により制御される主電磁弁124などの駆動部
について説明する。図14に示すように、電子制御装置
100は、CPU、ROM、RAM等を有する論理演算
回路として構成され、局部洗浄装置10における種々の
制御を実行する。電子制御装置100には、各種の設定
ボタンの信号やセンサの出力を入力する。すなわち、使
用者に操作されその使用意図を電気信号に変換して電子
制御装置100に出力する操作部220を備えている。
操作部220は、リモートコントローラから構成されて
おり、局部洗浄に付随する種々の指令を使用者のボタン
操作に伴い電子制御装置100に出力すべく、各種の操
作ボタンを備える。
置100により制御される主電磁弁124などの駆動部
について説明する。図14に示すように、電子制御装置
100は、CPU、ROM、RAM等を有する論理演算
回路として構成され、局部洗浄装置10における種々の
制御を実行する。電子制御装置100には、各種の設定
ボタンの信号やセンサの出力を入力する。すなわち、使
用者に操作されその使用意図を電気信号に変換して電子
制御装置100に出力する操作部220を備えている。
操作部220は、リモートコントローラから構成されて
おり、局部洗浄に付随する種々の指令を使用者のボタン
操作に伴い電子制御装置100に出力すべく、各種の操
作ボタンを備える。
【0059】本実施例では、局部洗浄装置10のオンオ
フを行うメインスイッチ221aと、局部の洗浄を開始
するためのお尻洗浄ボタン221bやビデ洗浄ボタン2
21c、停止ボタン221d、水勢などに強弱の変化を
つけた洗浄水の噴出を設定するマッサージ設定ボタン2
21e、洗浄ノズル152を揺動させた局部の洗浄を設
定するムーブ設定ボタン221f、洗浄水の温度を調節
する吐水温設定ボタン221g、洗浄強度を設定する水
勢設定ボタン221h、洗浄水の水量を設定する水量設
定ボタン221i、等を設けている。
フを行うメインスイッチ221aと、局部の洗浄を開始
するためのお尻洗浄ボタン221bやビデ洗浄ボタン2
21c、停止ボタン221d、水勢などに強弱の変化を
つけた洗浄水の噴出を設定するマッサージ設定ボタン2
21e、洗浄ノズル152を揺動させた局部の洗浄を設
定するムーブ設定ボタン221f、洗浄水の温度を調節
する吐水温設定ボタン221g、洗浄強度を設定する水
勢設定ボタン221h、洗浄水の水量を設定する水量設
定ボタン221i、等を設けている。
【0060】また、この操作部220は、出力装置とし
て、これらの各種操作ボタンによる操作の結果をランプ
や液晶によって表示する表示部22bを、上記各ボタン
と共に備える。また、センサとして、図示しない便座に
使用者が着座したことを検出する着座センサ211と、
熱交換器130の前後に設けられて入水温度と出水温度
とをそれぞれ検出する入水温センサ212及び出水温セ
ンサ213と、フロートスイッチ137と、圧力センサ
215と、流量センサ216が設けられている。圧力セ
ンサ215は、加圧ポンプ141から流出する洗浄水流
の圧力を検出するセンサであり、流量センサ216は、
加圧ポンプ141に流入する流量を検出するセンサであ
る。
て、これらの各種操作ボタンによる操作の結果をランプ
や液晶によって表示する表示部22bを、上記各ボタン
と共に備える。また、センサとして、図示しない便座に
使用者が着座したことを検出する着座センサ211と、
熱交換器130の前後に設けられて入水温度と出水温度
とをそれぞれ検出する入水温センサ212及び出水温セ
ンサ213と、フロートスイッチ137と、圧力センサ
215と、流量センサ216が設けられている。圧力セ
ンサ215は、加圧ポンプ141から流出する洗浄水流
の圧力を検出するセンサであり、流量センサ216は、
加圧ポンプ141に流入する流量を検出するセンサであ
る。
【0061】上記電子制御装置100は、上記入水温セ
ンサ212及び出水温センサ213からの出力信号を受
けて、吐水温設定ボタン221gによる吐水温度設定値
に向かうように、ヒータ132bをオン/オフすること
により、貯留洗浄水を適温に維持するようにフィードバ
ック制御を実行する。また、電子制御装置100は、フ
ロートスイッチ137からの水位信号の入力状態に応じ
てヒータ132bは主電磁弁124を制御し、空焚き防
止や水位維持を図っている。
ンサ212及び出水温センサ213からの出力信号を受
けて、吐水温設定ボタン221gによる吐水温度設定値
に向かうように、ヒータ132bをオン/オフすること
により、貯留洗浄水を適温に維持するようにフィードバ
ック制御を実行する。また、電子制御装置100は、フ
ロートスイッチ137からの水位信号の入力状態に応じ
てヒータ132bは主電磁弁124を制御し、空焚き防
止や水位維持を図っている。
【0062】また、電子制御装置100は、流量センサ
216からの検出信号を受けて、加圧ポンプ141など
の異常動作により過度の流量が発生した時や、断水など
の異常時に、加圧ポンプ141を停止し、ヒータ132
bへの通電を停止し、給水・止水部120の主電磁弁1
24を閉成し、洗浄ノズル152を収納する動作を行
う。
216からの検出信号を受けて、加圧ポンプ141など
の異常動作により過度の流量が発生した時や、断水など
の異常時に、加圧ポンプ141を停止し、ヒータ132
bへの通電を停止し、給水・止水部120の主電磁弁1
24を閉成し、洗浄ノズル152を収納する動作を行
う。
【0063】次に、局部洗浄装置10について説明す
る。いま、使用者が操作部220のお尻洗浄ボタン22
1bを操作すると、操作部220からの操作信号が赤外
光により電子制御装置100に送信され、この信号によ
って局部洗浄装置10の洗浄動作が作動する。まず、給
水・止水部120の主電磁弁124が開き、給水源から
の洗浄水が熱交換器132へ導かれる。洗浄水は熱交換
器132内のヒータ132bによって適温に加熱された
後、緩衝貯湯層136を通過し、加圧ポンプ141によ
って加圧される。加圧された洗浄水は切換弁151でお
尻洗浄、ビデ洗浄などの各流路の中からノズル本体15
3内の第1流路153aに接続される。加圧部140に
よって加圧された洗浄水は、断続部160により所定周
期で断続されて断続流となり、空気混入部157によっ
て空気が混入された後に、洗浄ノズル152の噴出口1
55から人体局部に向かって噴出される。
る。いま、使用者が操作部220のお尻洗浄ボタン22
1bを操作すると、操作部220からの操作信号が赤外
光により電子制御装置100に送信され、この信号によ
って局部洗浄装置10の洗浄動作が作動する。まず、給
水・止水部120の主電磁弁124が開き、給水源から
の洗浄水が熱交換器132へ導かれる。洗浄水は熱交換
器132内のヒータ132bによって適温に加熱された
後、緩衝貯湯層136を通過し、加圧ポンプ141によ
って加圧される。加圧された洗浄水は切換弁151でお
尻洗浄、ビデ洗浄などの各流路の中からノズル本体15
3内の第1流路153aに接続される。加圧部140に
よって加圧された洗浄水は、断続部160により所定周
期で断続されて断続流となり、空気混入部157によっ
て空気が混入された後に、洗浄ノズル152の噴出口1
55から人体局部に向かって噴出される。
【0064】このように、局部洗浄装置10内を流れる
洗浄水の圧力は、給水源から洗浄水噴出部150の噴出
口155まで変動するが、その圧力は、図19に示すよ
うに表される。すなわち、給水源からの給水圧がPwで
あると、定流量弁123により0.08MPa程度にま
で下げられた後に、加圧ポンプ141により0.2MP
aまで上げられ、さらに断続弁162により所定周波数
(5〜70Hz)で断続されて洗浄ノズル152に供給
されることになる。そして、洗浄ノズル152の噴出口
55から人体局部に向けて洗浄水が断続して噴出され
る。図20は洗浄ノズル152の噴出口155から洗浄
水が噴出している状態を示す説明図であり、図21
(A)は第1噴出口55aから連続流が噴出している状
態、図21(B)は断続流が噴出している状態、図21
(C)は断続流が空気混入により分散して噴出している
状態をそれぞれ示す。
洗浄水の圧力は、給水源から洗浄水噴出部150の噴出
口155まで変動するが、その圧力は、図19に示すよ
うに表される。すなわち、給水源からの給水圧がPwで
あると、定流量弁123により0.08MPa程度にま
で下げられた後に、加圧ポンプ141により0.2MP
aまで上げられ、さらに断続弁162により所定周波数
(5〜70Hz)で断続されて洗浄ノズル152に供給
されることになる。そして、洗浄ノズル152の噴出口
55から人体局部に向けて洗浄水が断続して噴出され
る。図20は洗浄ノズル152の噴出口155から洗浄
水が噴出している状態を示す説明図であり、図21
(A)は第1噴出口55aから連続流が噴出している状
態、図21(B)は断続流が噴出している状態、図21
(C)は断続流が空気混入により分散して噴出している
状態をそれぞれ示す。
【0065】図22は、本実施例における定流量弁12
3の詳細な構造図である。この定流量調整弁123は、
軸筒状に形成して軸方向の両端部位に、入口401aと
401bとをそれぞれ設けたボディ401と、そのボデ
ィ401内に形成した弁室402に組込んだ減圧弁機構
403と、前記弁室402の下流側にその弁室402に
連通させて形成した収容室404内にボディ401の軸
方向に可動に組込んだクリーニング棒405と、そのク
リーニング棒405が出入自在に嵌入するよう前記収容
室404の下流側に形成したオリフィス406とからな
る。
3の詳細な構造図である。この定流量調整弁123は、
軸筒状に形成して軸方向の両端部位に、入口401aと
401bとをそれぞれ設けたボディ401と、そのボデ
ィ401内に形成した弁室402に組込んだ減圧弁機構
403と、前記弁室402の下流側にその弁室402に
連通させて形成した収容室404内にボディ401の軸
方向に可動に組込んだクリーニング棒405と、そのク
リーニング棒405が出入自在に嵌入するよう前記収容
室404の下流側に形成したオリフィス406とからな
る。
【0066】ボディ401内に形成せる弁室402内に
組込んだ減圧弁機構403は、一軸減圧弁の形態のもの
で、弁室402の軸方向の中間部位を横切るようにボデ
ィ401に隔壁430を組込み、その隔壁430の中心
部位に開設した透孔300に、筒状弁に形成した弁体4
31を摺動自在に嵌挿し、その弁体431の2次側に向
う端部に、外周面が弁室402の内周面に摺接する感圧
板432を一体または一体的に連結して装設し、この感
圧板432と前記隔壁430との間に、弁体431を2
次側に押し出すバネ433を介装して、その弁体431
の2次側へのストロークのエンドを規制するストッパー
S1に突き当て、前記隔壁430の透孔300から弁室
402の1次側の端部に向けて突出する弁体431の突
出端部に環状の弁部431aを形成し、この弁部431
aに対向する弁座434を、弁室402の1次側の端部
にボディ1に対し固定状態に組込んだ弁座金具435
に、前記弁部431aと対向するように装設することで
構成してある。
組込んだ減圧弁機構403は、一軸減圧弁の形態のもの
で、弁室402の軸方向の中間部位を横切るようにボデ
ィ401に隔壁430を組込み、その隔壁430の中心
部位に開設した透孔300に、筒状弁に形成した弁体4
31を摺動自在に嵌挿し、その弁体431の2次側に向
う端部に、外周面が弁室402の内周面に摺接する感圧
板432を一体または一体的に連結して装設し、この感
圧板432と前記隔壁430との間に、弁体431を2
次側に押し出すバネ433を介装して、その弁体431
の2次側へのストロークのエンドを規制するストッパー
S1に突き当て、前記隔壁430の透孔300から弁室
402の1次側の端部に向けて突出する弁体431の突
出端部に環状の弁部431aを形成し、この弁部431
aに対向する弁座434を、弁室402の1次側の端部
にボディ1に対し固定状態に組込んだ弁座金具435
に、前記弁部431aと対向するように装設することで
構成してある。
【0067】そして、これにより、入口側の接続口40
1aから図22において二重線の矢印に示している如く
水流が流れ込んで、出口側の接続口401bから流出し
ていくとき、弁体431の内腔を流過した流れの圧力が
大きいときには、それを感知する感圧板432の作動
で、弁体431をバネ433に抗して弁座434側に動
かして、図23に示している如く、弁部431aと弁座
434との間の距離を狭めて流過する流れを絞って、弁
体431の2次側の圧力を低下させ、その圧力を一定に
保持するようにしてある。
1aから図22において二重線の矢印に示している如く
水流が流れ込んで、出口側の接続口401bから流出し
ていくとき、弁体431の内腔を流過した流れの圧力が
大きいときには、それを感知する感圧板432の作動
で、弁体431をバネ433に抗して弁座434側に動
かして、図23に示している如く、弁部431aと弁座
434との間の距離を狭めて流過する流れを絞って、弁
体431の2次側の圧力を低下させ、その圧力を一定に
保持するようにしてある。
【0068】弁室402の2次側に連通させてボディ4
01内に形成せる収容室404内にボディ401の軸方
向に可動に設けるクリーニング棒405は、収容室40
4内を前記軸方向に沿い自在に摺動するよう嵌挿した摺
動部材450に基端側が支持されて、その摺動部材45
0の収容室404に対する摺動により自在に動き、か
つ、収容室404の底部と前記摺動部材450との間に
設けたバネ451により上方に付勢してあって、流れの
ない状態時には、このバネ451により収容室404の
弁室402と連通する側に押し上げられて、上方へのス
トロークのエンドを規制するストッパーS2に衝突する
状態位置を占めている。
01内に形成せる収容室404内にボディ401の軸方
向に可動に設けるクリーニング棒405は、収容室40
4内を前記軸方向に沿い自在に摺動するよう嵌挿した摺
動部材450に基端側が支持されて、その摺動部材45
0の収容室404に対する摺動により自在に動き、か
つ、収容室404の底部と前記摺動部材450との間に
設けたバネ451により上方に付勢してあって、流れの
ない状態時には、このバネ451により収容室404の
弁室402と連通する側に押し上げられて、上方へのス
トロークのエンドを規制するストッパーS2に衝突する
状態位置を占めている。
【0069】そして、このクリーニング棒405は、そ
れの外径が、収容室404の底壁となる部位に開設して
あるオリフィス406の内径より僅かに小径に形成して
あり、また、このクリーニング棒405の前述の弁室4
02に臨む側の端部となる図において上端側の基端側に
連結する摺動部材450は、それの弁室402に対面す
る天板が、流れに押されることで図22に示すように下
方に動き、またその天板に開設してある透孔152を流
過する流れがオリフィス106に向うようにしてある。
れの外径が、収容室404の底壁となる部位に開設して
あるオリフィス406の内径より僅かに小径に形成して
あり、また、このクリーニング棒405の前述の弁室4
02に臨む側の端部となる図において上端側の基端側に
連結する摺動部材450は、それの弁室402に対面す
る天板が、流れに押されることで図22に示すように下
方に動き、またその天板に開設してある透孔152を流
過する流れがオリフィス106に向うようにしてある。
【0070】オリフィス106は、それの内径が前記ク
リーニング棒105より僅かに大径で、図23にあるよ
うに、クリーニング棒405が嵌入したときにそれの外
周面との間に断面積が極く小さい間隙を形成するように
なり、この間隙が、ボディ401の入口側の接続口40
1aから流入して出口側の接続口401bから流出して
いくようにボディ401内を流過する水の流量を制御す
る実質的なオリフィスとなるようにしてある。
リーニング棒105より僅かに大径で、図23にあるよ
うに、クリーニング棒405が嵌入したときにそれの外
周面との間に断面積が極く小さい間隙を形成するように
なり、この間隙が、ボディ401の入口側の接続口40
1aから流入して出口側の接続口401bから流出して
いくようにボディ401内を流過する水の流量を制御す
る実質的なオリフィスとなるようにしてある。
【0071】従って、この定流量調整弁123は、ボデ
ィ401内を流過する流れがないときは、図22にある
ように、減圧弁機構403の弁体431はバネ433に
より下方に押し下げられてストッパーS1に衝突するス
トロークの下限の位置を占め、また、クリーニング棒4
05は、バネ451による付勢で、ストッパーS2に衝
突するストロークの上限位置を占めるようになる。
ィ401内を流過する流れがないときは、図22にある
ように、減圧弁機構403の弁体431はバネ433に
より下方に押し下げられてストッパーS1に衝突するス
トロークの下限の位置を占め、また、クリーニング棒4
05は、バネ451による付勢で、ストッパーS2に衝
突するストロークの上限位置を占めるようになる。
【0072】そして、入口側の接続口401aから流入
して出口側の接続口401bより流出する流れがあると
きには、図23にあるように、減圧弁機構403の弁体
431が感圧板432の作動で、弁体431を流過した
2次側の圧力を一定の圧力に保持し、また、クリーニン
グ棒405が前記圧力でオリフィス406内に押し込ま
れて、それらの間に所定の狭い間隙を形成し、その間隙
で極く少量の流量で水が流過していくように制御する状
態となる。
して出口側の接続口401bより流出する流れがあると
きには、図23にあるように、減圧弁機構403の弁体
431が感圧板432の作動で、弁体431を流過した
2次側の圧力を一定の圧力に保持し、また、クリーニン
グ棒405が前記圧力でオリフィス406内に押し込ま
れて、それらの間に所定の狭い間隙を形成し、その間隙
で極く少量の流量で水が流過していくように制御する状
態となる。
【0073】このときのクリーニング棒405の作動
は、流れにより摺動部材450が下流側に押し出される
ことで、先端側(図において下端側)がオリフィス40
6内に嵌入し始めると、オリフィス406の上流側の2
次側の圧力とオリフィス406の下流側の3次側の圧力
との差が大きくなることにより、その差圧によって益々
オリフィス406内に押し込まれていき、摺動部材45
0がストッパーS3に衝突したストロークの下限の状態
となり、この状態において、毎分400cc前後の少量
の流量を略一定に保持するようになる。
は、流れにより摺動部材450が下流側に押し出される
ことで、先端側(図において下端側)がオリフィス40
6内に嵌入し始めると、オリフィス406の上流側の2
次側の圧力とオリフィス406の下流側の3次側の圧力
との差が大きくなることにより、その差圧によって益々
オリフィス406内に押し込まれていき、摺動部材45
0がストッパーS3に衝突したストロークの下限の状態
となり、この状態において、毎分400cc前後の少量
の流量を略一定に保持するようになる。
【0074】図24は、他の定流量弁の詳細な構造を示
す。図24において、流路511中に弁座512とそれ
に対向する弁513とで弁室514を形成する。また、
弁513には、バネ515を介し開弁方向の力が付勢さ
れている。さらに、入口516側の流体は連通路517
をへて弁室514に流入させるようになっている。
す。図24において、流路511中に弁座512とそれ
に対向する弁513とで弁室514を形成する。また、
弁513には、バネ515を介し開弁方向の力が付勢さ
れている。さらに、入口516側の流体は連通路517
をへて弁室514に流入させるようになっている。
【0075】入口516から流入した流体は、連通路2
17で減圧されて弁室514に入る。 入口516側流
体圧力は、弁513を閉弁方向に、弁室514の流体圧
力は、弁513を開弁方向に、バネ515は、弁513
を開弁方向に作用する。
17で減圧されて弁室514に入る。 入口516側流
体圧力は、弁513を閉弁方向に、弁室514の流体圧
力は、弁513を開弁方向に、バネ515は、弁513
を開弁方向に作用する。
【0076】いま、弁室514に流入した流体は、弁座
512を通り、出口側へと流出していくが、仮に弁室5
14への流体の流入量よりも弁座512を通り、出口側
へと流出する量が減ると、弁室514の流体圧力が上昇
して弁513を開弁方向に移動させて、弁頭513aと
弁座512との空隙を広くし、流入量と同じ流出量にな
るよう作動する。
512を通り、出口側へと流出していくが、仮に弁室5
14への流体の流入量よりも弁座512を通り、出口側
へと流出する量が減ると、弁室514の流体圧力が上昇
して弁513を開弁方向に移動させて、弁頭513aと
弁座512との空隙を広くし、流入量と同じ流出量にな
るよう作動する。
【0077】図25は、洋式便器Tに配設された他の変
形例の局部洗浄装置10Bの概略斜視図、図26は、こ
の局部洗浄装置10Bの概略縦断面図である。図27は
便蓋12を開いた状態の、図28は、便蓋12並びに便
座14を開いた状態の概略斜視図である。これら図面に
示すように、この変形例は、便蓋・便座を回転自在に支
持する便座・便蓋支持体17を本体16の後方上端(頂
点部)に設けた点に特徴がある。
形例の局部洗浄装置10Bの概略斜視図、図26は、こ
の局部洗浄装置10Bの概略縦断面図である。図27は
便蓋12を開いた状態の、図28は、便蓋12並びに便
座14を開いた状態の概略斜視図である。これら図面に
示すように、この変形例は、便蓋・便座を回転自在に支
持する便座・便蓋支持体17を本体16の後方上端(頂
点部)に設けた点に特徴がある。
【0078】本体16は、その断面図が略三角形とされ
ており、洋式便器Tに配設された場合の頂点部に、便座
・便蓋支持体17を有する。この便座・便蓋支持体17
は、傾斜面16cの一部分が半円形状で隆起するように
されている。この変形例であっても、便蓋12並びに便
座14は、二股状に形成されたそれぞれの便蓋支持部1
2b、14bを便座・便蓋支持体17の左右に配置さ
せ、回転軸部材40(図士省略)にて便座・便蓋支持体
17に回転自在に支持されている。また、便座・便蓋の
回転中心軸KJと同心の円弧形状とされている。
ており、洋式便器Tに配設された場合の頂点部に、便座
・便蓋支持体17を有する。この便座・便蓋支持体17
は、傾斜面16cの一部分が半円形状で隆起するように
されている。この変形例であっても、便蓋12並びに便
座14は、二股状に形成されたそれぞれの便蓋支持部1
2b、14bを便座・便蓋支持体17の左右に配置さ
せ、回転軸部材40(図士省略)にて便座・便蓋支持体
17に回転自在に支持されている。また、便座・便蓋の
回転中心軸KJと同心の円弧形状とされている。
【0079】このため、図27、図28に示すように、
便蓋・便座が上下回転して連結部12c、14cの端部
12d、14dが回転中心軸KJを中心に円弧軌跡12
hk、14hkで回転移動しても、端部12d、14d
と曲面部17bとが干渉することはない。
便蓋・便座が上下回転して連結部12c、14cの端部
12d、14dが回転中心軸KJを中心に円弧軌跡12
hk、14hkで回転移動しても、端部12d、14d
と曲面部17bとが干渉することはない。
【0080】また、この変形例の局部洗浄装置10Bで
は、便座・便蓋支持体17を本体16の後方上端に設け
て、便座14の回転支持箇所を便座部分14bから離し
た。これにより、便座支持部14bまでの連結部14c
を広くして、この連結部14cを便座部分14aから便
座支持部14bにかけて上方に緩やかに湾曲して連続傾
斜するようにした。このため、このような連結部14c
を便蓋12の開状態時に露呈させるので、便座への着座
使用者に違和感を与えることがない。しかも、この連結
部14cを広くしたことと相俟って、便座14への着座
感を高めることができる。
は、便座・便蓋支持体17を本体16の後方上端に設け
て、便座14の回転支持箇所を便座部分14bから離し
た。これにより、便座支持部14bまでの連結部14c
を広くして、この連結部14cを便座部分14aから便
座支持部14bにかけて上方に緩やかに湾曲して連続傾
斜するようにした。このため、このような連結部14c
を便蓋12の開状態時に露呈させるので、便座への着座
使用者に違和感を与えることがない。しかも、この連結
部14cを広くしたことと相俟って、便座14への着座
感を高めることができる。
【0081】更に、この変形例の局部洗浄装置10Bで
は、便座・便蓋支持体17を傾斜面16cの一部分が半
円形状で隆起するようにしたので、便座・便蓋支持体1
7と本体16の一体感が増す。よって、質感や意匠性は
もちろん商品価値をより一層高めることができる。
は、便座・便蓋支持体17を傾斜面16cの一部分が半
円形状で隆起するようにしたので、便座・便蓋支持体1
7と本体16の一体感が増す。よって、質感や意匠性は
もちろん商品価値をより一層高めることができる。
【0082】なお、この変形例の局部洗浄装置10bの
本体16には、図13にてブロック図で示す構成部品が
内蔵されていることは勿論である。
本体16には、図13にてブロック図で示す構成部品が
内蔵されていることは勿論である。
【0083】図29は、別の変形例の局部洗浄装置10
Cの概略斜視図である。この変形例は、便蓋12の便蓋
支持部12bを後端側中央に設け、この便蓋支持部12
bを左右の便座・便蓋支持体17で回転自在に軸支する
ようにし、この左右の便座・便蓋支持体17の曲面部1
7bを回転中心軸KJと同心の円弧形状とした。よっ
て、この別の変形例であっても、この左右の便座・便蓋
支持体17と便蓋12の端部12dとの間の隙間は僅か
となる。
Cの概略斜視図である。この変形例は、便蓋12の便蓋
支持部12bを後端側中央に設け、この便蓋支持部12
bを左右の便座・便蓋支持体17で回転自在に軸支する
ようにし、この左右の便座・便蓋支持体17の曲面部1
7bを回転中心軸KJと同心の円弧形状とした。よっ
て、この別の変形例であっても、この左右の便座・便蓋
支持体17と便蓋12の端部12dとの間の隙間は僅か
となる。
【0084】図30は、また別の変形例の局部洗浄装置
の要部拡大断面図である。この変形例は、便蓋12並び
に便座14の端部12d、14dと便座・便蓋支持体1
7の曲面部17dとの間の隙間が一定であることを利用
して、曲面部17bの清掃性を高めた点に特徴がある。
即ち、図示するように、便蓋12並びに便座14の端部
12d、14dの近傍に、ゴム、樹脂等から形成した柔
らかなスイーパー13a、15aを着脱自在に装着する
(図30(a))。
の要部拡大断面図である。この変形例は、便蓋12並び
に便座14の端部12d、14dと便座・便蓋支持体1
7の曲面部17dとの間の隙間が一定であることを利用
して、曲面部17bの清掃性を高めた点に特徴がある。
即ち、図示するように、便蓋12並びに便座14の端部
12d、14dの近傍に、ゴム、樹脂等から形成した柔
らかなスイーパー13a、15aを着脱自在に装着する
(図30(a))。
【0085】また、この端部近傍に、柔軟である程度の
いわゆる腰の強さをもった繊維、糸状物(樹脂等)を植
毛したブラシ13b、15bを着脱自在に装着する(図
24(b))。こうすれば、端部12d、14dが曲面
部17bから一定の間隔をもって円弧軌跡12hk、1
4hkで回転移動する際に、スイーパー13a、15a
やブラシ13b、15bにより便座・便蓋支持体17の
清掃が完了するので、使用者の清掃頻度が低くなり好ま
しい。また、便蓋12や便座14を開いた状態では、ス
イーパー等の装着箇所が便器前方を向くので、汚れたス
イーパー等を容易に交換でき好ましい。
いわゆる腰の強さをもった繊維、糸状物(樹脂等)を植
毛したブラシ13b、15bを着脱自在に装着する(図
24(b))。こうすれば、端部12d、14dが曲面
部17bから一定の間隔をもって円弧軌跡12hk、1
4hkで回転移動する際に、スイーパー13a、15a
やブラシ13b、15bにより便座・便蓋支持体17の
清掃が完了するので、使用者の清掃頻度が低くなり好ま
しい。また、便蓋12や便座14を開いた状態では、ス
イーパー等の装着箇所が便器前方を向くので、汚れたス
イーパー等を容易に交換でき好ましい。
【0086】図31は、図6に示す便蓋12に代えて、
便座14の使用者の着座・起立動作を補助する手すり部
612を備えた場合の局部洗浄装置を示す(手すり部6
12に関しては、開時および閉時をそれぞれ示す)。こ
の実施例によれば、洋式便器Tの使用者は、手すり部6
12を図31における閉時の状態にすることにより、着
座・起立動作に際し手すり部612が補助となり、排便
行為が楽になる。また、洋式便器Tの使用者は、手すり
部612を図31における開時の状態にすることによ
り、立ち小便に際し手すり部612が邪魔にならない。
なお、この手すり部612は、便蓋12にそっくり入れ
替えて本体16に支持されるため、本体16を図6の場
合と共通して使用することができる。
便座14の使用者の着座・起立動作を補助する手すり部
612を備えた場合の局部洗浄装置を示す(手すり部6
12に関しては、開時および閉時をそれぞれ示す)。こ
の実施例によれば、洋式便器Tの使用者は、手すり部6
12を図31における閉時の状態にすることにより、着
座・起立動作に際し手すり部612が補助となり、排便
行為が楽になる。また、洋式便器Tの使用者は、手すり
部612を図31における開時の状態にすることによ
り、立ち小便に際し手すり部612が邪魔にならない。
なお、この手すり部612は、便蓋12にそっくり入れ
替えて本体16に支持されるため、本体16を図6の場
合と共通して使用することができる。
【0087】図32は、図6に示す本体16を洋式便器
Tに着脱する構成および作用を説明するための説明図で
ある。図32において、620は、係止レバー622の
先端側および中央部付近の突設した、取付プレート62
4の前面側に凹設した凹部626に係合する突起であ
り、この突起620は、壁面628に開口した窓孔63
0からプレート挿入部632側へ突出している。
Tに着脱する構成および作用を説明するための説明図で
ある。図32において、620は、係止レバー622の
先端側および中央部付近の突設した、取付プレート62
4の前面側に凹設した凹部626に係合する突起であ
り、この突起620は、壁面628に開口した窓孔63
0からプレート挿入部632側へ突出している。
【0088】また、624は、洋式便器Tの取付孔に固
定ネジ627にて固定された取付プレートである。本体
16を取付プレート624を介して洋式便器Tに取り付
ける場合は、取付プレートの第1、2の係合突条63
4,636と、本体16の第1,2の係合溝638,6
40とを合致させるよう、本体16を洋式便器Tの前方
から取付プレート624に接近させる。このように、取
付プレートの第1、2の係合突条634,636と、本
体16の第1,2の係合溝638,640とを合致さ
せ、更に本体16の移動を進めていくと、突起620が
凹部626に係合する。
定ネジ627にて固定された取付プレートである。本体
16を取付プレート624を介して洋式便器Tに取り付
ける場合は、取付プレートの第1、2の係合突条63
4,636と、本体16の第1,2の係合溝638,6
40とを合致させるよう、本体16を洋式便器Tの前方
から取付プレート624に接近させる。このように、取
付プレートの第1、2の係合突条634,636と、本
体16の第1,2の係合溝638,640とを合致さ
せ、更に本体16の移動を進めていくと、突起620が
凹部626に係合する。
【0089】また、本体16を取付プレート624から
取り外す場合は、係止レバー操作部623を操作して係
止レバー622を左側に移動させることにより、突起6
20と凹部626の係合が解除され、その解除された状
態で本体16を手前側に移動させればよい。
取り外す場合は、係止レバー操作部623を操作して係
止レバー622を左側に移動させることにより、突起6
20と凹部626の係合が解除され、その解除された状
態で本体16を手前側に移動させればよい。
【0090】なお、係止レバー622の先端には、圧縮
ばね642が備えられており、係止レバー622に弾性
力を付与させ、本体16の取付プレートへの着脱作用を
補助している。
ばね642が備えられており、係止レバー622に弾性
力を付与させ、本体16の取付プレートへの着脱作用を
補助している。
【0091】図33は、取付プレート624の変形例で
ある(図32と同一箇所には、同一の符号を付与してい
る)。図33に示す取付プレートは、図32のそれと比
較して、着座・起立動作に際し補助となる円柱状のグリ
ップ652を有する手すり部650を形成していること
である。この手すり部650の特徴は、洋式便器Tに直
接固定されていることである。このため、体重の大きな
大人が、グリップに寄りかかって着座・起立動作する場
合であっても、その大きな荷重を質量の大きな洋式便器
Tで受け止めるため、ぐらつくことがない。なお、本実
施例では、取付プレート624に形成された局部洗浄装
置との結合部(凹部626等)が手すり部650の根本
部分654よりも前方(図33で言えば、洋式便器Tの
先端側)に形成されているため、局部洗浄装置との結合
部としての機能を損なうことがない。また、手すり部の
根本部分654は、洋式便器Tの上面に面しているた
め、体重の大きな大人が、グリップに寄りかかって着座
・起立動作する場合であっても、その大きな荷重を質量
の大きな洋式便器Tで受け止めるため、破損することが
ない。
ある(図32と同一箇所には、同一の符号を付与してい
る)。図33に示す取付プレートは、図32のそれと比
較して、着座・起立動作に際し補助となる円柱状のグリ
ップ652を有する手すり部650を形成していること
である。この手すり部650の特徴は、洋式便器Tに直
接固定されていることである。このため、体重の大きな
大人が、グリップに寄りかかって着座・起立動作する場
合であっても、その大きな荷重を質量の大きな洋式便器
Tで受け止めるため、ぐらつくことがない。なお、本実
施例では、取付プレート624に形成された局部洗浄装
置との結合部(凹部626等)が手すり部650の根本
部分654よりも前方(図33で言えば、洋式便器Tの
先端側)に形成されているため、局部洗浄装置との結合
部としての機能を損なうことがない。また、手すり部の
根本部分654は、洋式便器Tの上面に面しているた
め、体重の大きな大人が、グリップに寄りかかって着座
・起立動作する場合であっても、その大きな荷重を質量
の大きな洋式便器Tで受け止めるため、破損することが
ない。
【図1】局部洗浄装置10の外観を表す概略斜視図
【図2】局部洗浄装置10の(A)正面図、(B)右側
面図、(C)背面図、(D)左側面図
面図、(C)背面図、(D)左側面図
【図3】局部洗浄装置10における本体16の概略斜視
図
図
【図4】本体16の側面図
【図5】本体16の中央概略断面図
【図6】人体検出センサ22aや表示部22b、リモコ
ン受光部22c並びに開口17cの設置範囲Xを説明す
るための説明図
ン受光部22c並びに開口17cの設置範囲Xを説明す
るための説明図
【図7】便蓋12の要部を破断して示す要部破断図
【図8】回転軸部材40を介した便座・便蓋支持体17
への回転軸支の様子を説明する説明図
への回転軸支の様子を説明する説明図
【図9】便座14の概略斜視図
【図10】便座14の要部を破断して示す要部破断図
【図11】便蓋12が開状態にある場合の概略斜視図
【図12】便蓋12と便座14が共に開状態にある場合
の概略斜視図
の概略斜視図
【図13】局部洗浄に関与する局部洗浄装置10の概略
機器構成を模式的に表したブロック図
機器構成を模式的に表したブロック図
【図14】局部洗浄装置10の制御系を表したブロック
図
図
【図15】洗浄ノズル152を示す断面図
【図16】洗浄ノズル152の先端部のノズルヘッド1
54付近を示す断面図
54付近を示す断面図
【図17】断続弁162に加える制御信号を示すタイミ
ングチャート
ングチャート
【図18】断続弁162から流出する(A)洗浄水量の
時間変化を表す図、(B)流速の時間変化を表す図
時間変化を表す図、(B)流速の時間変化を表す図
【図19】局部洗浄装置の水路の水圧を説明する説明図
【図20】(A)第1噴出口155aから連続流が噴出
している状態、(B)断続流が噴出している状態、
(C)断続流が気泡混入により分散して噴出している状
態をそれぞれ説明する説明図
している状態、(B)断続流が噴出している状態、
(C)断続流が気泡混入により分散して噴出している状
態をそれぞれ説明する説明図
【図21】断続流の水塊が増大している状態を説明する
説明図
説明図
【図22】定流量弁123の詳細を説明する説明図
【図23】定流量弁123の詳細を説明する説明図
【図24】他の実施形態に係る定流量弁の詳細を説明す
る説明図
る説明図
【図25】洋式便器Tに配設された他の変形例の局部洗
浄装置10Bの概略斜視図
浄装置10Bの概略斜視図
【図26】この局部洗浄装置10Bの概略縦断面図
【図27】便蓋12を開した状態の局部洗浄装置10B
の概略斜視図
の概略斜視図
【図28】便蓋12並びに便座14を開いた状態の局部
洗浄装置10Bの概略斜視図
洗浄装置10Bの概略斜視図
【図29】別の変形例の局部洗浄装置10Cの概略斜視
図
図
【図30】また別の変形例の局部洗浄装置の要部拡大断
面図
面図
【図31】手すり部を備えた局部洗浄装置の要部拡大断
面図
面図
【図32】本体16を洋式便器Tに着脱する構成および
作用を説明するための説明図
作用を説明するための説明図
【図33】本発明の手すり部を説明するための説明図
10…局部洗浄装置、16…本体、17…便座・便蓋支
持体、120…給水・止水部、121…ストレーナ、1
22…逆止弁、123…定流量弁、124…主電磁弁、
125…リリーフ弁、132…熱交換器、132b…ヒ
ータ、136…緩衝貯湯槽、137…フロートスイッ
チ、138…バキュームブレーカ、140…加圧部、1
41…加圧ポンプ、150…洗浄水噴出部、151…切
換弁、152…洗浄ノズル、153…ノズル本体、15
3a…第1流路、153b…第2流路、154…ノズル
ヘッド、155…噴出口、612…手すり部、620…
突起、622…係止レバー、624…取付プレート、6
26…凹部、628…壁面、630…窓孔、632…プ
レート挿入部、634,636…係合突条、638,6
40…係合溝、642…圧縮ばね
持体、120…給水・止水部、121…ストレーナ、1
22…逆止弁、123…定流量弁、124…主電磁弁、
125…リリーフ弁、132…熱交換器、132b…ヒ
ータ、136…緩衝貯湯槽、137…フロートスイッ
チ、138…バキュームブレーカ、140…加圧部、1
41…加圧ポンプ、150…洗浄水噴出部、151…切
換弁、152…洗浄ノズル、153…ノズル本体、15
3a…第1流路、153b…第2流路、154…ノズル
ヘッド、155…噴出口、612…手すり部、620…
突起、622…係止レバー、624…取付プレート、6
26…凹部、628…壁面、630…窓孔、632…プ
レート挿入部、634,636…係合突条、638,6
40…係合溝、642…圧縮ばね
Claims (8)
- 【請求項1】 洋式便器上面の取付孔に固定される取付
プレートであって、便座装置の本体と結合する結合部
と、該便座装置の使用者の着座・起立動作を補助する手
すり部と、を備えたことを特徴とする取付プレート。 - 【請求項2】 請求項1に記載の取付プレートであっ
て、前記結合部は、前記便座装置の本体と着脱自在に結
合することを特徴とする取付プレート。 - 【請求項3】 請求項1ないし2に記載の取付プレート
であって、前記結合部は、前記手すり部の根本部分より
も前方に形成されていることを特徴とする取付プレー
ト。 - 【請求項4】 請求項1ないし3に記載の取付プレート
であって、前記手すり部の少なくとも一部は、前記洋式
便器上面に面していることを特徴とする取付プレート。 - 【請求項5】 人体局部を洗浄する人体局部洗浄部を内
蔵する本体と、該本体に支持される便座と、から成る便
座装置と、前記便座装置の本体と結合する結合部と、該
便座装置の使用者の着座・起立動作を補助する手すり部
と、から成り、洋式便器上面の取付孔に固定される取付
プレートと、を備えたことを特徴とする局部洗浄装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の局部洗浄装置におい
て、前記結合部は、前記便座装置の本体と着脱自在に結
合することを特徴とする局部洗浄装置。 - 【請求項7】 請求項5ないし6に記載の局部洗浄装置
において、前記結合部は、前記手すり部の根本部分より
も前方に形成されていることを特徴とする局部洗浄装
置。 - 【請求項8】 請求項5ないし7に記載の局部洗浄装置
において、前記手すり部の少なくとも一部は、前記洋式
便器上面に面していることを特徴とする局部洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34453899A JP2001157648A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 取付プレートおよび局部洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34453899A JP2001157648A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 取付プレートおよび局部洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001157648A true JP2001157648A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18370059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34453899A Pending JP2001157648A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 取付プレートおよび局部洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001157648A (ja) |
-
1999
- 1999-12-03 JP JP34453899A patent/JP2001157648A/ja active Pending
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