JP2001157569A - 青果物清掃装置 - Google Patents

青果物清掃装置

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JP2001157569A
JP2001157569A JP34273899A JP34273899A JP2001157569A JP 2001157569 A JP2001157569 A JP 2001157569A JP 34273899 A JP34273899 A JP 34273899A JP 34273899 A JP34273899 A JP 34273899A JP 2001157569 A JP2001157569 A JP 2001157569A
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vegetables
fruits
cylindrical body
fruit
vegetable
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JP34273899A
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Inventor
Hiroshi Mihara
浩 三原
Shinichi Saito
信一 斉藤
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NKK Plant Engineering Corp
Original Assignee
NKK Plant Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成で故障しにくい青果物清掃装置を提
供する。 【解決手段】駆動ユニット50が回転させる円筒体20
の内壁面に螺旋状の突起32とブラシ34を形成してお
き、円筒体20の内部空間22にすいか12を連続して
搬入する。搬入されたすいか12は、螺旋状の突起32
によって入口24から出口26まで転がりながら搬送さ
れる。この搬送中にすいか12の表面がブラシ34によ
って清掃される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、すいか、メロン、
りんご、梨、及びかぼちゃなどの青果物の表面を清掃す
る青果物清掃装置に関し、特に、球状の青果物の表面を
清掃する際に好適な青果物清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】収穫された大量のすいかなどの青果物を
搬送しながら一つ一つの大きさや糖度などを測定してそ
の品質を評価し、箱詰めまで行う青果物集出荷施設が知
られている。この青果物集出荷施設には、青果物の大き
さを測定するサイズ測定装置や、糖度を測定する糖度測
定装置(スイートネスセンサ)などの各種装置が設置さ
れている。青果物はローラ式コンベアに搭載されて搬送
されながら各種装置を通過してその大きさや糖度などが
自動的に測定される。
【0003】このような青果物集出荷施設には、上記の
ような装置の他、青果物の表面に付着している泥や虫な
どを取り除く青果物清掃装置が設置されている。青果物
清掃装置の内部では、例えば、所定間隔離れて一対の円
柱状のブラシが回転している。ローラ式コンベアに搭載
されて搬送されている青果物はこの一対の円柱状ブラシ
の間を通過することにより、その表面から泥や虫などの
付着物が取り除かれて清掃される。取り除かれた泥や虫
は集塵機で集められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の青果物
清掃装置には、ローラ式コンベアを駆動させる駆動源や
円柱状ブラシを回転させる駆動源などが必要であり、装
置全体が複雑に構成されている。また、上述したように
青果物の表面から取り除かれた泥や虫は集塵機で集めら
れるが、この泥や虫が複雑な装置の隙間に入り込むこと
もある。この場合、泥や虫が装置の故障の原因になるお
それもある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、簡易な構成で
故障しにくい青果物清掃装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の青果物清掃装置は、青果物の表面を清
掃する青果物清掃装置において、(1)所定の長手方向
に延びると共にこの長手方向の両端部にそれぞれ青果物
の入口と出口を有する空洞が形成された回転体と、
(2)上記長手方向に並行に延びる軸を中心軸として上
記回転体を回転させる駆動ユニットと、(3)上記回転
体の回転に伴って青果物を上記空洞の上記入口から上記
出口まで転がしながら案内する、上記空洞に配置された
案内部材と、(4)青果物の表面に付着している付着物
を除去して清掃する、上記空洞に配置された清掃部材と
を備えたことを特徴とするものである。
【0007】ここで、上記回転体は、(5)分割された
複数の個別部材が一体に組み合わされてなるものであっ
てもよい。
【0008】また、上記空洞は、(6)上記入口から上
記出口に向かう下りの傾斜が形成されたものであっても
よい。
【0009】さらに、上記回転体は、(7)円筒体であ
ってこの円筒体の中心軸を中心にして回転するものであ
ってもよい。
【0010】さらにまた、上記案内部材は、(8)上記
空洞の内壁面に螺旋状に形成された突起からなるもので
あってもよい。
【0011】さらにまた、上記螺旋状の突起は、(9)
上記空洞内を搬送される青果物の直径よりも大きくてこ
の直径の2倍以下の範囲内の螺旋ピッチを有するもので
あってもよい。
【0012】さらにまた、上記螺旋状の突起は、(1
0)螺旋の途中に切れ目が形成されて不連続に形成され
たものであってもよい。
【0013】さらにまた、上記不連続に形成された螺旋
状の突起は、(11)互いに異なる螺旋の軌跡上に形成
された所定長さの複数の個別突起からなるものであって
もよい。
【0014】さらにまた、上記清掃部材は、(12)上
記空洞の内壁面に固定されたブラシからなるものであっ
てもよい。
【0015】さらにまた、上記の青果物清掃装置は、
(13)上記回転体を覆うカバーを備えてもよい。
【0016】さらにまた、(14)上記空洞は、上記入
口から搬入された青果物が所定間隔だけ離れて搬送され
る内壁面を有するものであり、(15)上記の青果物清
掃装置は、回転中の上記回転体の上記空洞から空気を吸
い込んで塵を集める集塵機を備えたものであってもよ
い。
【0017】また、上記目的を達成するための本発明の
第2の青果物清掃装置は、(16)長手方向両端部にそ
れぞれ青果物の入口と出口が形成されると共にこの入口
から搬入された青果物がその内壁面から所定間隔だけ離
れて搬送される、ほぼ水平に配置されて回転自在に支持
された円筒体と、(17)この円筒体を回転させる駆動
ユニットと、(18)上記円筒体の内壁面に螺旋状に形
成された突起と、(19)上記円筒体の内壁面に張り付
けられたブラシと、(20)上記円筒体の内部の空気を
吸い込んでこの内部の塵を集める集塵機とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の青果物清
掃装置の実施形態を説明する。
【0019】図1と図2を参照して、青果物清掃装置の
概略構成を説明する。
【0020】図1は、青果物清掃装置の外観を模式的に
示す側面図である。図2(a)は図1のB−B断面図、
(b)は図1のC−C断面図、(c)は図1のD−D断
面図である。
【0021】青果物清掃装置10は、すいか12などの
球状青果物がその内部空間22を通過する円筒体20
(本発明にいう回転体の一例である)を有する。この内
部空間22が、本発明にいう空洞の一例である。また、
円筒体20は矢印A方向(本発明にいう所定の長手方向
の一例である)に延びており、この長手方向の両端部に
それぞれすいか12の入口24と出口26が形成されて
いる。入口24と出口26の直径は、内部空間22を通
過するすいか12の最大外径よりもやや大きい程度であ
る。なお、円筒体20を大きなカバー(図示せず)を覆
ってもよい。この場合、回転中の円筒体20に接触する
事故を防止できる。また、ここでは、長手方向に直角に
切断したときの横断面が円形の円筒体20を例に挙げた
が、清掃する青果物の形状によっては、横断面が楕円形
や三角形などの空洞を有す筒状のものを円筒体20に代
えて使用してもよい。
【0022】上記した円筒体20は、それぞれの横断面
が半円である2つの個別部材20a,20bが組み合わ
されて形成されている。各個別部材20a,20bはほ
ぼ対称形であり、円筒体20と同じ長さである。従っ
て、円筒体20は、その直径方向に2分割できる半割り
型に構成されている。このため、円筒体20を2つの個
別部材20a,20bに分割することにより各個別部材
20a,20bを容易に保守点検できるので、円筒体2
0を容易に保守点検できることとなる。なお、円筒体2
0を3つ以上の個別部材に分割してもよい。また、円筒
体20を長手方向に複数に分割してもよい。
【0023】円筒体20のうち入口24の近傍部分は支
持ローラ40によって回転自在に支持されており、また
出口26の近傍部分は支持ローラ42によって回転自在
に支持されている。これら一対の支持ローラ40,42
は、円筒体20とほぼ同じ長さの架台14に固定されて
いる。2つの支持ローラ40,42は同じ高さであるの
で、円筒体20はほぼ水平に支持されている。なお、こ
こでは、一対の支持ローラ40,42を用いて円筒体2
0を回転自在に支持する例を示したが、円筒体20を回
転自在に支持するものであれば何でもよい。また、支持
ローラ40を支持ローラ42よりも高くして、入口24
から出口26に向かう下りの傾斜を円筒体20及びその
内部空間22に形成しておいてもよい。このような傾斜
を形成しておくと、すいか12の表面から取り除かれた
泥や虫が出口26に集められる。また、地震などの際に
円筒体20が支持ローラ40,42から落下しないよう
に、円筒体20の周囲に落下防止器具を配置してもよ
い。
【0024】円筒体20の長手方向中央部には、この円
筒体20を回転させる駆動ユニット50が設置されてい
る。この駆動ユニット50によって円筒体20は、その
中心を矢印A方向に延びる軸を中心軸21として回転す
る。駆動ユニット50は、図2(b)に示すように、円
筒体20の外周を一周するように形成されたギア(又は
スプロケット)52を有する。このギア52には無端の
チェーン54が噛み合っており、チェーン54は駆動モ
ータ56の回転軸に接続されている。従って、駆動モー
タ56を回転させるとチューン54が回転して円筒体2
0も回転する。駆動モータ56の回転速度を調整するこ
とにより円筒体20の回転速度が容易に調整される。こ
こでは、ギア52、チェーン54、及び駆動モータ56
などによって、本発明にいう駆動ユニット50が構成さ
れている。なお、このような駆動ユニット50を使わず
に、上記の支持ローラ40,42が回転して円筒体20
を回転させるような構造にしてもよい。
【0025】円筒体20の長手方向のうち、駆動ユニッ
ト50と出口26の中間部分には、円筒体20の内部空
間22の空気を吸い込んでこの内部空間22の塵を集め
る集塵機60が設置されている。ここでいう塵とは、す
いか12の表面から取り除かれた泥や虫などをいう。集
塵のために、円筒体20の上記中間部分にはその周方向
に複数の孔28が形成されている。集塵機60は、この
複数の孔28を覆う円盤状の集塵ボックス62を有す
る。集塵ボックス62と円筒体20の外周面の隙間はゴ
ム板(図示せず)で密閉されており、複数の孔28以外
から空気を吸い込まないように構成されている。集塵ボ
ックス62には、空気を吸い込む吸引ファン64が接続
されており、集塵ボックス62と吸引ファン64の間に
は、塵を捕らえるフィルタ(図示せず)などが着脱自在
に装着されている。
【0026】ところで、円筒体20の入口24から内部
空間22に連続的にすいか12が搬入されて出口26か
ら出ていく場合、上述したように入口24と出口26は
すいか12の最大外径よりもやや大きい程度であるので
入口24と出口26はすいか12でほとんど塞がれた状
態になる。また、内部空間22の内径もすいか12の最
大外径よりもやや大きい程度であるので内部空間22も
すいか12でほとんど占められた状態になる。このた
め、集塵機60が吸い込む空気の量は、従来の装置に比
べて非常に少なくて済む。従って、集塵機60の能力を
小さくでき、その分、集塵機60を小型化でき、その発
生する騒音も低減できる。また、円筒体20に形成され
た複数の孔28は集塵ボックス62で覆われているの
で、複数の孔28に起因して発生する騒音が外部に漏れ
にくく静かである。
【0027】図3を参照して、円筒体20の内部構造を
説明する。
【0028】図3(a)は、円筒体の回転中心軸に沿っ
て円筒体を切断した縦断面図であり、(b)は、(a)
のE−E断面図である。この図では、図1と図2に示す
構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されてい
る。
【0029】円筒体20の内壁面30には、螺旋状の突
起32(本発明にいう案内部材の一例である)が形成さ
れている。この突起32は、円筒体の入口24から出口
26までの間を連続して螺旋状に延びており、滑らかな
表面を有する。また、突起32は、ゴム製やプラスチッ
ク製のように柔らかですいか12を傷付けない材質のも
のを円筒体の内壁面30に張り付けて固定することによ
り形成されている。螺旋のピッチPは、すいか12の直
径よりも大きくてこの直径の2倍以下になっている。こ
のため、1つの螺旋ピッチPには1個のすいか12だけ
が位置できる。従って、多数のすいか12が連続して搬
送される場合であっても、互いに前後して搬送されるす
いか12どうしが接触しにくいので、すいか12はほと
んど傷付かない。螺旋状の突起32は、円筒体20の回
転に伴ってすいか12を入口24から出口26まで転が
しながら案内する機能を有する。
【0030】また、円筒体20の内壁面30には、多数
のブラシ34(本発明にいう清掃部材の一例である)が
張り付けられて固定されている。このブラシ34の毛3
4aは突起32と同じ程度の高さであり、すいか12の
表面を擦ってこの表面から泥や虫を取り除く。このブラ
シ34の毛34aはナイロンや布から作製されており、
すいか12を傷付けないようになっている。また、ブラ
シ34は、螺旋状の突起32の間に連続して張り付けら
れている。なお、ブラシ34を不連続に張り付けて固定
してもよい。また、ブラシ34に代えて布製のマットで
もよく、さらには、すいか12の表面に空気や水を噴射
してこの表面から泥や虫を取り除くように構成してもよ
い。
【0031】ところで、上記した例では螺旋状の突起3
2を連続的に形成されているものとしたが、螺旋状の突
起32は不連続のものでもよい。このような不連続な螺
旋状突起を図4を参照して説明する。
【0032】図4(a)は、不連続な螺旋状の突起が形
成された円筒体20を示す縦断面図であり、(b)は
(a)の部分拡大図である。
【0033】円筒体20の内壁面30には、図4(a)
に示すように、途中に切れ目35が形成された不連続な
螺旋状の突起36が多数形成されている。この螺旋状の
突起36は、図3(a)に示す螺旋状の突起32に切れ
目35を入れて単に不連続にしたものではない。螺旋状
の突起36を構成する一つ一つの個別突起(例えば36
a,36b,36c)は互いに異なる仮想的な螺旋の軌
跡38a,38b,38c上に形成されている。このよ
うな個別突起36a,36b,36cを円筒体20の内
壁面30に形成しておくことにより、すいか12がいっ
そう複雑に転がされる。この結果、すいか12の表面が
いっそう確実にむらなくブラシ34(図3参照)で擦ら
れることとなる。
【0034】青果物清掃装置10を使ってすいか12を
清掃するに当たっては、図1に示すように、入口側コン
ベア70から連続して搬送されてくるすいか12を、駆
動ユニット50によって回転している円筒体20の入口
24から内部空間22に連続して入れる。内部空間22
に入れられたすいか12は螺旋状の突起32に案内され
て転がりながら出口26に向って搬送される。この搬送
中にすいか12が転がっているのでその全表面にブラシ
34がむらなく接触して擦り、すいか12の表面に付着
している泥や虫などの付着物が取り除かれる。このよう
にして、表面が十分に清掃されたすいか12は出口側コ
ンベア72に載せられて次の工程に進む。なお、すいか
12の表面から取り除かれた泥や虫は集塵機60で集め
られて廃棄される。
【0035】このように青果物清掃装置10では、駆動
ユニット50で円筒体20を回転させるだけで多数のす
いか12の表面が連続的に清掃される。従って、簡易な
構成で故障の少ない青果物清掃装置10となる。また、
故障がすくないので、メンテナンスの費用も低くなる。
なお、この青果物清掃装置10では、すいか12だけで
なく、メロンやかぼちゃなど青果物も清掃できる。この
場合、青果物のサイズに応じて青果物清掃装置10の各
種部品・部材のサイズを変更する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の青果
物清掃装置では、駆動ユニットが回転体を回転させるこ
とにより、この回転に伴って案内部材が青果物を転がせ
ながら入口から出口まで案内する。これにより青果物は
入口から出口まで搬送される。この搬送中に清掃部材が
青果物の表面を清掃する。このように本発明の青果物清
掃装置の基本的な動きは回転体を回転させるだけであ
る。従って、簡易な機構で故障しにくく、しかも低価格
の青果物清掃装置が得られる。
【0037】ここで、上記回転体は、分割された複数の
個別部材が一体に組み合わされてなるものである場合
は、回転体を複数の個別部材に分割することによりそれ
ぞれの個別部材を容易に保守点検できるので、回転体を
容易に保守点検できることとなる。例えば、回転体を半
割り型にすると、この回転体を容易に分解したり組立て
たりできる。
【0038】また、上記空洞は、上記入口から上記出口
に向かう下りの傾斜が形成されたものである場合は、清
掃部材で除去された付着物が出口に集められるので、付
着物を容易に集めて廃棄できる。
【0039】さらに、上記回転体は、円筒体であってこ
の円筒体の中心軸を中心にして回転するものである場合
は、円筒体を回転させる構成は比較的簡易な構成でよい
ので、駆動ユニットを簡易な構成にできる。
【0040】さらにまた、上記案内部材は、上記空洞の
内壁面に螺旋状に形成された突起からなるものである場
合は、青果物が螺旋状の突起に案内されて空洞内を転が
りながら搬送される。このため、清掃部材によって青果
物の全表面から付着物が確実にむらなく取り除かれる。
また、空洞の内壁面に螺旋状の突起を形成することによ
り案内部材が形成されることとなるので簡易な構成の案
内部材が得られる。
【0041】さらにまた、上記螺旋状の突起は、上記空
洞内を搬送される青果物の直径よりも大きくてこの直径
の2倍以下の範囲内の螺旋ピッチを有するものである場
合は、搬送される青果物の直径よりも大きくてこの直径
の2倍以下の範囲内の螺旋ピッチを突起が有するので、
1つの螺旋ピッチには1個の青果物だけが位置してお
り、互いに前後して搬送されている青果物どうしが接触
しにくい。このため、青果物にはほとんど傷が付かな
い。
【0042】さらにまた、上記螺旋状の突起は、螺旋の
途中に切れ目が形成されて不連続に形成されたものであ
る場合は、搬送中の青果物が螺旋の切れ目によってさら
に複雑に転がる(あらゆる方向に転がる)ので、清掃部
材によって青果物の全表面から付着物がいっそう確実に
むらなく取り除かれることとなる。
【0043】さらにまた、上記不連続に形成された螺旋
状の突起は、互いに異なる螺旋の軌跡上に形成された所
定長さの複数の個別突起からなるものである場合は、搬
送中の青果物が複数の個別突起によってさらにいっそう
複雑に転がるので、清掃部材によって青果物の全表面か
らいっそうむらなく付着物が確実に取り除かれることと
なる。
【0044】さらにまた、上記清掃部材は、上記空洞の
内壁面に固定されたブラシからなるものである場合は、
空洞の内壁面にブラシを固定することにより清掃部材が
形成されるので簡易な構成の清掃部材が得られる。
【0045】さらにまた、青果物清掃装置は、上記回転
体を覆うカバーを備えたものである場合は、回転体がカ
バーで覆われるので、回転中の回転体に接触する事故を
防止できる。
【0046】さらにまた、上記空洞は、上記入口から搬
入された青果物が所定間隔だけ離れて搬送される内壁面
を有するものであり、回転中の上記回転体の上記空洞か
ら空気を吸い込んで塵を集める集塵機を備えた場合は、
青果物と空洞の内壁面との間隔を狭くすることにより、
集塵機が吸い込む空気の量を少なくできる。従って、集
塵機の能力を小さくでき、さらに、集塵機を駆動する際
に発生する騒音も小さくできる。また、空洞で発生した
塵が集められるので、青果物清掃装置の周辺が付着物な
どで汚れない。
【0047】また、本発明の第2の青果物清掃装置で
は、駆動ユニットによって回転している円筒体の入口か
ら青果物を入れると、この青果物は螺旋状の突起に案内
されて転がりながら出口に向って搬送される。この搬送
中に青果物が転がっているのでその全表面にブラシがむ
らなく接触し、青果物の表面に付着している泥や虫など
の付着物が取り除かれる。この結果、青果物の表面が十
分に清掃される。このように本発明の第2の青果物清掃
装置では、駆動ユニットで円筒体を回転させるだけで青
果物の表面が清掃される。従って、簡易な構成で故障の
少ない青果物清掃装置が得られる。また、円筒体の入口
から搬入された青果物が円筒体の内壁面から所定間隔だ
け離れて搬送されるので、この所定間隔を狭くすること
により、集塵機が吸い込む空気の量を少なくできる。従
って、集塵機の能力を小さくしてこれを小型化でき、ま
た、集塵機を駆動する際に発生する騒音も小さくでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】青果物清掃装置の外観を模式的に示す側面図で
ある。
【図2】(a)は図1のB−B断面図、(b)は図1の
C−C断面図、(c)は図1のD−D断面図である。
【図3】(a)は、円筒体の回転中心軸に沿って円筒体
を切断した縦断面図であり、(b)は、(a)のE−E
断面図である。
【図4】(a)は、不連続な螺旋状の突起が形成された
円筒体20を示す縦断面図であり、(b)は(a)の部
分拡大図である。
【符号の説明】
10 青果物清掃装置 12 すいか 20 円筒体 22 内部空間 24 入口 26 出口 30 内壁面 32,36 螺旋状の突起 34 ブラシ 35 突起の切れ目 40,42 支持ローラ 50 駆動ユニット 60 集塵機

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青果物の表面を清掃する青果物清掃装置
    において、 所定の長手方向に延びると共に該長手方向の両端部にそ
    れぞれ青果物の入口と出口を有する空洞が形成された回
    転体と、 前記長手方向に並行に延びる軸を中心軸として前記回転
    体を回転させる駆動ユニットと、 前記回転体の回転に伴って青果物を前記空洞の前記入口
    から前記出口まで転がしながら案内する、前記空洞に配
    置された案内部材と、 青果物の表面に付着している付着物を除去して清掃す
    る、前記空洞に配置された清掃部材とを備えたことを特
    徴とする青果物清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体は、 分割された複数の個別部材が一体に組み合わされてなる
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の青果物清
    掃装置。
  3. 【請求項3】 前記空洞は、 前記入口から前記出口に向かう下りの傾斜が形成された
    ものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の青
    果物清掃装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体は、 円筒体であって該円筒体の中心軸を中心にして回転する
    ものであることを特徴とする請求項1から3までのうち
    のいずれか一項に記載の青果物清掃装置。
  5. 【請求項5】 前記案内部材は、 前記空洞の内壁面に螺旋状に形成された突起からなるも
    のであることを特徴とする請求項1から4までのうちの
    いずれか一項に記載の青果物清掃装置。
  6. 【請求項6】 前記螺旋状の突起は、 前記空洞内を搬送される青果物の直径よりも大きくてこ
    の直径の2倍以下の範囲内の螺旋ピッチを有するもので
    あることを特徴とする請求項5に記載の青果物清掃装
    置。
  7. 【請求項7】 前記螺旋状の突起は、 螺旋の途中に切れ目が形成されて不連続に形成されたも
    のであることを特徴とする請求項5又は6に記載の青果
    物清掃装置。
  8. 【請求項8】 前記不連続に形成された螺旋状の突起
    は、 互いに異なる螺旋の軌跡上に形成された所定長さの複数
    の個別突起からなるものであることを特徴とする請求項
    7に記載の青果物清掃装置。
  9. 【請求項9】 前記清掃部材は、 前記空洞の内壁面に固定されたブラシからなるものであ
    ることを特徴とする請求項1から8までのうちのいずれ
    か一項に記載の青果物清掃装置。
  10. 【請求項10】 前記回転体を覆うカバーを備えたこと
    を特徴とする請求項1から9までのうちのいずれか一項
    に記載の青果物清掃装置。
  11. 【請求項11】 前記空洞は、 前記入口から搬入された青果物が所定間隔だけ離れて搬
    送される内壁面を有するものであり、 回転中の前記回転体の前記空洞から空気を吸い込んで塵
    を集める集塵機を備えたことを特徴とする請求項1から
    10までのうちのいずれか一項に記載の青果物清掃装
    置。
  12. 【請求項12】 長手方向両端部にそれぞれ青果物の入
    口と出口が形成されると共に該入口から搬入された青果
    物がその内壁面から所定間隔だけ離れて搬送される、ほ
    ぼ水平に配置されて回転自在に支持された円筒体と、 該円筒体を回転させる駆動ユニットと、 前記円筒体の内壁面に螺旋状に形成された突起と、 前記円筒体の内壁面に張り付けられたブラシと、 前記円筒体の内部の空気を吸い込んでこの内部の塵を集
    める集塵機とを備えたことを特徴とする青果物清掃装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200453860Y1 (ko) 2009-06-08 2011-05-30 서영춘 세척브러쉬가 구비된 과실선별세척장치
JP2011136205A (ja) * 2011-03-09 2011-07-14 Sophia Co Ltd 封入球式遊技機
JP2020513237A (ja) * 2016-11-21 2020-05-14 トムラ ソーティング リミテッド 改良されたスチーム皮むき圧力容器
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