JP2001156935A - ネットワーク端末装置及びネットワークシステム及びプログラム記録媒体 - Google Patents

ネットワーク端末装置及びネットワークシステム及びプログラム記録媒体

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JP2001156935A
JP2001156935A JP33825199A JP33825199A JP2001156935A JP 2001156935 A JP2001156935 A JP 2001156935A JP 33825199 A JP33825199 A JP 33825199A JP 33825199 A JP33825199 A JP 33825199A JP 2001156935 A JP2001156935 A JP 2001156935A
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dial
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JP33825199A
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Akira Mikuni
彰 三国
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Original Assignee
Nifty Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同地域に存在する複数のアクセスポイントが
均等に利用されることになるネットワークシステムを提
供する。 【解決手段】 ネットワークシステムに含まれる各ネッ
トワーク端末装置を、同地域に存在する複数のアクセス
ポイント(AP)の電話番号と、各アクセスポイントに
関する評価点を含むグループ情報を作成、保持し、ダイ
ヤルアップ接続時には、まず、前回、接続に成功したA
Pへのダイヤルアップを試み(2回目等)、そのダイヤ
ルアップに失敗した場合には、グループ情報に含まれる
未使用の電話番号を評価点に応じた順番で用いてダイヤ
ルアップ接続を試みるとともに、利用した電話番号に関
する評価点を利用結果に応じて増減する装置であって、
前回、接続に成功したAPが存在しなかった場合には、
評価点に応じた確率でランダムに選択したAP(1、9
回目)に、まず、ダイヤルアップを行う装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤルアップ接
続を行う機能を有するネットワーク端末装置と、そのよ
うなネットワーク端末装置を含むネットワークシステム
と、そのようなネットワーク端末装置としてコンピュー
タを動作させせるためのプログラム記録媒体とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、一般的なコンピュータの
インターネットへの接続は、プロバイダ(インターネッ
トへの接続を行う業者)が管理、運営しているアクセス
ポイントを利用して行われている。
【0003】より具体的には、ユーザは、プロバイダを
選択するとともに、自身のコンピュータが利用できる回
線の種類や、当該コンピュータが備えるハードウェアの
仕様や、アクセスポイントまでの接続料金を考慮して、
プロバイダが管理、運営している多数のアクセスポイン
トの中から、利用するアクセスポイントを選択する。そ
して、ダイヤルアップ接続用のソフトウェアに当該アク
セスポイントに関する情報(主に電話番号)を設定する
ことにより、インターネットに接続できるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、アクセ
スポイントは接続料金等を考慮して決定されているが、
プロバイダは、通常、接続料金が同じ地域に複数のアク
セスポイントを持っている。そして、各ユーザは、当該
プロバイダの利用手引書に記載されたアクセスポイント
リストや、当該プロバイダが提供しているダイヤルアッ
プ接続用ソフトウェアが表示するアクセスポイントリス
トからアクセスポイントを選択している。
【0005】そのようなリストからアクセスポイントを
選択する際、大部分のユーザは、リストの前半部分に示
されているアクセスポイントを選択する。このため、そ
れらのアクセスポイントにアクセスが集中してしまい、
プロバイダ側に与えられているダイヤルアップ接続要求
の総量が、全てのアクセスポイントが平均的に利用され
ている場合には、正常に処理できる量であるにもかかわ
らず、ユーザの何割かがダイヤルアップ接続に失敗して
しまうといった現象が生じていた。また、混雑を緩和す
るために新たなアクセスポイントを用意したにもかかわ
らず、そのアクセスポイントが利用されないため、混雑
が緩和されないという現象も生じていた。
【0006】そこで、本発明の課題は、同地域に存在す
る複数のアクセスポイントが均等に利用されることにな
るネットワーク端末装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の課題は、新規なアクセ
スポイントを開設したときに、その新規なアクセスポイ
ントを含む同地域に存在する複数のアクセスポイント
が、速やかに、均等に利用されることになるネットワー
クシステム、並びに、そのようなネットワークシステム
を構築できるネットワーク端末装置を提供することにあ
る。
【0008】さらに、本発明の他の課題は、コンピュー
タを、上記のようなネットワーク端末装置として動作さ
せることができるプログラム記録媒体を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワーク端
末装置は、複数のアクセスポイントを有する通信システ
ムに対してダイヤルアップ接続を行う機能を有するネッ
トワーク端末装置であって、通信システムに含まれる、
同地域に存在する複数のアクセスポイントの電話番号
と、それらを利用すべき順番を示す情報として解釈され
る順番情報とを含むグループ情報を記憶するためのグル
ープ情報記憶手段と、ダイヤルアップ接続の実行指示が
入力される入力手段と、入力手段にダイヤルアップ接続
の実行指示が入力されたときに、通信システムへのダイ
ヤルアップ接続が成功するまで、或いは、ダイヤルアッ
プ接続が成功することなく、所定回数のダイヤルアップ
接続が試行されるまで、グループ情報記憶手段に記憶さ
れたグループ情報に含まれる電話番号をグループ情報に
含まれる順番情報に応じた順番で用いてダイヤルアップ
接続を試みる接続試行手段と、接続試行手段によってダ
イヤルアップ接続が成功した場合に、当該ダイヤルアッ
プ接続に用いられた電話番号が、接続試行手段によって
最初に利用されるものとなるようにグループ情報の内容
を更新するグループ情報更新手段とを備える。
【0010】すなわち、本発明のネットワーク端末装置
は、同地域に存在する複数のアクセスポイントに対して
順々にダイヤル呼び出しを行うことによって通信システ
ムへのダイヤルアップ接続を試みる機能を有する。ま
た、当該機能は、前回、ダイヤルアップ接続が成功した
アクセスポイントを利用したダイヤルアップ接続を最初
に試みるものとなっている。従って、通信システムへの
ダイヤルアップ接続を行う各ネットワーク端末装置とし
て本発明のネットワーク端末装置を用いておけば、通信
システムに含まれる各アクセスポイントが均等に利用さ
れる状態が形成されることになり、その結果として、ダ
イヤルアップ接続が完了するまでに必要とされる平均的
な時間を短縮できる(ダイヤルアップ接続が失敗する確
率を低減できる)ことになる。
【0011】本発明のネットワーク端末装置を実現する
に際しては、グループ情報に含まれる順番情報を、前
回、成功したダイヤルアップ接続に用いられた電話番号
を示す電話番号指定情報と、各電話番号に関する数値情
報である評価点とを含むものとしておくとともに、接続
試行手段として、最初に、順番情報に含まれる電話番号
指定情報によって示されている電話番号を用いてダイヤ
ルアップ接続を試み、そのダイヤルアップ接続に失敗し
た場合には、その後、グループ情報内のダイヤルアップ
接続を試みていない電話番号の中からそれらの評価点情
報に基づき1つの電話番号を特定するとともに、特定し
た電話番号を用いたダイヤルアップ接続を試みる処理
を、ダイヤルアップ接続が成功するまで、或いは、ダイ
ヤルアップ接続が成功することなく、所定回数のダイヤ
ルアップ接続が試行されるまで繰り返す手段を採用し、
グループ情報更新手段として、接続試行手段によってダ
イヤルアップ接続が成功した場合に、当該ダイヤルアッ
プ接続に用いられた電話番号を示す電話番号指定情報
を、グループ情報に含めるとともに、グループ情報に含
まれる、ダイヤルアップ接続に失敗した電話番号に関す
る評価点を第1所定値だけ減少させ、ダイヤルアップ接
続に成功した電話番号に関する評価点を第2所定値だけ
増加させる手段を採用することができる。
【0012】また、このような構成を採用する場合に
は、接続試行手段として、ダイヤルアップ接続を試みて
いない電話番号の中から1つの電話番号を特定する場合
には、当該電話番号の中から、対応づけられている評価
点に応じた確率でランダムに電話番号を特定する手段を
採用することも、ダイヤルアップ接続を試みていない電
話番号の中から1つの電話番号を特定する場合には、当
該電話番号の中から、最も高い評価点が対応づけられて
いる電話番号を特定する手段を採用することもできる。
【0013】このような構成を採用しておけば、ダイヤ
ルアップ接続に成功する可能性が高い方からアクセスポ
イントが利用されていくことになるので、ダイヤルアッ
プ接続が完了するまでに必要とされる平均的な時間を、
さらに短縮できる(ダイヤルアップ接続が失敗する確率
をさらに低減できる)ことになる。
【0014】また、本発明のネットワーク端末装置を実
現するに際しては、通信システムから、グループ情報に
電話番号が含まれているアクセスポイントと同じ地域に
設置された新規なアクセスポイントに関する電話番号を
受けとって、当該電話番号をグループ情報に追加すると
ともに、接続試行手段によって、当該電話番号を用いた
ダイヤルアップ接続が、前回の使用時にダイヤルアップ
接続に失敗している他の各電話番号を用いたダイヤルア
ップ接続よりも早く試みられるように順番情報を更新す
る第2グループ情報更新手段を付加しておくことが望ま
しい。
【0015】通信システムへのダイヤルアップ接続を行
う各ネットワーク端末装置を、このような第2グループ
情報更新手段を付加したネットワーク端末装置としてお
けば、新規なアクセスポイントが設置された場合に、そ
のアクセスポイントを含む全てのアクセスポイントが均
等に利用されている状態が速やかに形成できることにな
る。
【0016】さらに、各種の画像を表示するための表示
手段と、ユーザに地域を選択させるための画像を表示手
段に表示させるとともに、入力手段に対してユーザが入
力した情報に基づき、ユーザが選択した地域を特定する
第1特定手段と、この第1特定手段によって特定された
地域に存在する都市の中からユーザに1つの都市を選択
させるための画像を表示手段に表示させるとともに、入
力手段に対してユーザが入力した情報に基づき、ユーザ
が選択した都市を特定する第2特定手段と、この第2特
定手段によって特定された都市に存在するアクセスポイ
ントに関する電話番号を含むグループ情報を作成し、グ
ループ情報記憶手段に保存するグループ情報作成保存手
段とを付加して、本発明のネットワーク端末装置を構成
しても良い。
【0017】このように構成しておけば、簡単な操作
で、グループ情報の設定が行えるネットワーク端末装置
が得られることになる。
【0018】本発明のネットワーク端末装置は、専用の
ハードウェアやファームウェアを用いて実現することも
できるが、コンピュータを、上記した各構成のネットワ
ーク端末装置として動作させるためのプログラムを記録
したプログラム記録媒体を用いて実現することが望まし
い。
【0019】なお、本発明のプログラム記録媒体は、過
般型の記録媒体である必要はなく、例えば、コンピュー
タのハードディスクを本発明のプログラム記録媒体とす
ることができる。
【0020】本発明のネットワークシステムは、複数の
アクセスポイントを有する通信システムと、複数のネッ
トワーク端末装置とを含むネットワークシステムであっ
て、現時点において有している全てのアクセスポイント
の電話番号が地域並びに都市別に記憶されたアクセスポ
イントファイルを保持するアクセスポイントファイル保
持手段と、アクセスポイントファイル保持手段に保持さ
れたアクセスポイントファイルを、自システムへのダイ
ヤルアップ接続を行い、所定の要求を出したネットワー
ク端末装置に送信する送信手段とを備える通信システム
を含む。また、本発明のネットワークシステムは、複数
のネットワーク端末装置のそれぞれとして、複数のアク
セスポイントの電話番号が地域、都市別に記憶されたア
クセスポイントファイルを記憶するアクセスポイントフ
ァイル記憶手段と、通信システムに含まれる、同地域に
存在する複数のアクセスポイントの電話番号と、それら
を利用すべき順番を示す情報として解釈される順番情報
とを含むグループ情報を記憶するためのグループ情報記
憶手段と、ユーザが情報を入力するための入力手段と、
各種の画像を表示するための表示手段と、ユーザに地域
を選択させるための画像を表示手段に表示させるととも
に、入力手段に対してユーザが入力した情報に基づき、
ユーザが選択した地域を特定する第1特定手段と、この
第1特定手段によって特定された地域に存在する都市の
中からユーザに1つの都市を選択させるための画像を表
示手段に表示させるとともに、入力手段に対してユーザ
が入力した情報に基づき、ユーザが選択した都市を特定
する第2特定手段と、アクセスポイントファイル記憶手
段に記憶されたアクセスポイントファイル内の情報に基
づき、第2特定手段によって特定された都市に存在する
アクセスポイントに関する電話番号を含むグループ情報
を作成し、グループ情報記憶手段に保存するグループ情
報作成保存手段と、入力手段にダイヤルアップ接続の実
行指示を意味する情報が入力されたときに、通信システ
ムへのダイヤルアップ接続が成功するまで、或いは、ダ
イヤルアップ接続が成功することなく、所定回数のダイ
ヤルアップ接続が試行されるまで、グループ情報記憶手
段に記憶されたグループ情報に含まれる電話番号をグル
ープ情報に含まれる順番情報に応じた順番で用いてダイ
ヤルアップ接続を試みる接続試行手段と、接続試行手段
によってダイヤルアップ接続が成功した場合に、当該ダ
イヤルアップ接続に用いられた電話番号が、接続試行手
段によって最初に利用されるものとなるようにグループ
情報記憶手段内のグループ情報の内容を更新する第1グ
ループ情報更新手段と、通信システムのアクセスポイン
トファイル保持手段に保持されたアクセスポイントファ
イルがアクセスポイントファイル記憶手段に記憶された
アクセスポイントファイルと内容が異なっているか否か
を判断する判断手段と、この判断手段によって内容が異
なっていると判断された場合に、通信システムに所定の
要求を出し、その要求への応答として通信システムから
送信されてくるアクセスポイントファイルを、アクセス
ポイントファイル記憶手段に格納するとともに、当該ア
クセスポイントファイルにグループ情報に電話番号が含
まれているアクセスポイントと同じ都市に関する電話番
号が追加されていた場合には、当該電話番号をグループ
情報に追加するとともに、接続試行手段によって、当該
電話番号を用いたダイヤルアップ接続が、前回の使用時
にダイヤルアップ接続に失敗している他の各電話番号を
用いたダイヤルアップ接続よりも早く試みられるように
順番情報を更新する第2グループ情報変更手段とを備え
る装置を含む。
【0021】このネットワークシステムによれば、各ネ
ットワーク端末装置に対して接続指示が出される度に、
通信システムに含まれる各アクセスポイントの利用頻度
が均等化していくことになる。従って、各ネットワーク
端末装置において、ダイヤルアップ接続が完了するまで
に必要とされる平均的な時間を短縮できる(ダイヤルア
ップ接続が失敗する確率を低減できる)ことになる。ま
た、新規なアクセスポイントが設置された場合に、その
アクセスポイントを含む全てのアクセスポイントが均等
に利用されている状態が速やかに形成できることにな
る。さらに、各ネットワーク端末装置のユーザは、簡単
な操作で、グループ情報の設定が行えことになる。
【0022】本発明のネットワークシステムを構築する
に際しては、複数のネットワーク端末装置のそれぞれ
を、接続試行手段によって行われた処理の内容を示す接
続ログを通信システムに送信する接続ログ送信手段を、
さらに備えるものとしておくとともに、前記通信システ
ムを、ネットワーク端末装置から送信されてきた接続ロ
グを記憶する接続ログ記憶手段を、さらに、備えるもの
としておくことができる。
【0023】このようにネットワークシステムを構成し
ておけば、接続ログ記憶手段に記憶された接続ログの内
容を基に、各アクセスポイントの状態を把握できること
になるので、アクセスポイントに生じた障害などに迅速
に対処できるシステムが得られることになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0025】<第1実施形態>まず、図1を用いて、本
発明の第1実施形態に係るネットワークシステムの構成
を説明する。
【0026】本発明の第1実施形態に係るネットワーク
システムは、プロバイダ通信システム50と、プロバイ
ダ通信システム50にアナログ電話回線やISDN回線
等の通信回線(通信網)60で繋がれた多数のネットワ
ーク端末装置10(図では1台)とで構成される。
【0027】プロバイダ通信システム50は、ネットワ
ーク端末装置10をインターネットに接続するためのシ
ステムであり、複数のアクセスポイント(AP)51
と、インターネットバックボーンへの専用リンク(図示
せず)を持つホスト52等からなる。
【0028】各ネットワーク端末装置10は、例えば、
図示してあるように、バス29で相互に接続された、制
御部21とHDD22と通信制御回路23とディスプレ
イ制御回路24とインタフェース回路25とサウンド回
路26とFDドライブ27とCD−ROMドライブ28
とを含む装置本体11,ディスプレイ12、マウス及び
キーボードからなる入力装置13、スピーカ14を備え
る。
【0029】制御部21は、ネットワーク端末装置10
内の各部を統合的に制御する制御回路であり、CPU2
1a,ROM21b,RAM21c等で構成されてい
る。ディスプレイ制御回路24は、制御部21が、ディ
スプレイ12に画像を表示させるために利用する回路で
ある。入力装置13は、ユーザが各種の指示をネットワ
ーク端末装置10(制御部21)に対して出すために用
いる装置であり、マウス、キーボード等からなる。サウ
ンド回路26は、制御部21が、スピーカ14に効果音
を出力させるために利用する回路である。
【0030】通信制御回路23は、通信回線60を使用
する際に制御部21が利用する回路であり、ネットワー
ク端末装置10には、通信回線60の種類(並びに通信
回線60への接続形態)に応じた通信制御回路23(モ
デムやターミナルアダプタやLANボード)が設けられ
ている。
【0031】FDドライブ27は、フレキシブルディス
ク(FD)41を記録媒体とした補助記憶装置である。
CD−ROMドライブ28は、CD−ROM42を記録
媒体とした読み出し専用の補助記憶装置である。HDD
22は、OS(本実施形態では、Windows 95/98/NT)
と、ブラウザ,メーラー等のアプリケーションソフトが
記憶された補助記憶装置である。このHDD22には、
ネットワーク端末装置10にプロバイダ通信システム5
0へのダイヤルアップ接続を行わせるための、接続アシ
スタントプログラム30、第1INIファイル311
第2INIファイル312 、アクセスポイントファイル
32、複数の音声ファイル33、ヘルプファイル(図示
せず)等が記憶されている。
【0032】すなわち、本ネットワークシステムを構成
する各ネットワーク端末装置10は、一般的なハードウ
ェア構成のコンピュータの補助記憶装置に、当該コンピ
ュータをネットワーク端末装置10として動作させるた
めの接続アシスタントプログラム30等をインストール
することによって実現された装置となっている。
【0033】なお、接続アシスタントプログラム30等
が記憶されているHDD22は、接続アシスタントプロ
グラム30に従った制御部21が作成、更新するファイ
ルである接続ログファイル341,342、グループ情報
ファイル、利用履歴ファイル、パスワード保存ファイル
を記憶しておくためにも使用される。また、接続アシス
タントプログラム30等のコンピュータへのインストー
ルは、通常は、それらを、インストール用プログラムと
共に、ホスト52からいずれかのAP50を介してダウ
ンロードすることにより行われる。
【0034】接続アシスタントプログラム30は、既に
説明したように、ネットワーク端末装置10に、プロバ
イダ通信システム50へのダイヤルアップ接続を行わせ
るためのプログラムであり、プログラム本体、ダイヤル
アップ設定モジュール等からなる。また、接続アシスタ
ントプログラム30は、接続アシスタントプログラム3
0等の新バージョンがホスト52に用意されていた場合
には、制御部21に、それらのダウンロードを行わせる
ことができるプログラムともなっている。
【0035】アクセスポイントファイル32は、ホスト
52において管理されているアクセスポイントファイル
(以下、オリジナルアクセスポイントファイルと表記す
る)のコピーである。アクセスポイントファイル32
(並びにオリジナルアクセスポイントファイル)は、プ
ロバイダ通信システム50に含まれている全てのアクセ
スポイント51に関するアクセスポイント情報(アクセ
スポイント51の名称及び電話番号を含む情報)を、ア
クセスポイント51が対応している回線の種類別に、か
つ、アクセスポイント51が存在している地域及び都市
別に保持している。
【0036】すなわち、アクセスポイントファイル32
は、特定種類の回線(例えば、アナログ回線)に対応し
た、特定地域(例えば、関東)に存在するアクセスポイ
ント51に関するアクセスポイント情報だけを抽出する
ことや、抽出したそれらのアクセスポイント情報の中か
ら、特定都市(例えば、東京)に存在するアクセスポイ
ント51に関するアクセスポイント情報だけを抽出する
ことができるファイルとなっている。なお、アクセスポ
イントファイル32は、地域に依存しないアクセスポイ
ント51に関するアクセスポイント情報も保持したファ
イルとなっている。
【0037】第1INIファイル311は、アクセスポ
イントファイル32のバージョン情報や、ホストメンテ
ナンス情報(開始日時、終了日時、メンテナンスの理
由)、第1INIファイル自身のバージョン情報等を保
持したファイルである。第2INIファイル312は、
プログラムファイル更新情報、接続ログを送信するサー
バ名、接続ログ送信時に送信するレコード数を指定する
最大送信件数、メールサーバ名、ニュースサーバ名、プ
ライマリDNSアドレス、セカンダリDNSアドレス、
第2INIファイル312自身のバージョン情報等を保
持したファイルである。
【0038】上記した新バージョンのダウンロードは、
これら第1、第2INIファイル31内の情報を参照し
て行われる。すなわち、接続アシスタントプログラム3
0に従った制御部21は、ダイヤルアップ接続に成功し
た後、INIファイル311、312に含まれているバー
ジョン情報、プログラムファイル更新情報と、ホスト5
2が保持しているバージョン情報等とに基づき、HDD
22内のプログラムファイルや、データファイルよりも
バージョンが新しいファイルが作成されているか否かを
判断する。そして、新しいファイルがホスト52に用意
されていた場合には、ユーザにダウンロードを行うか否
かを確認し、ダウンロードを行うことが指示された場合
に、ダウンロードを行う。なお、各ファイルのダウンロ
ード自体は、一般的に行われているファイルのダウンロ
ードと同じ手順で行われる。ただし、オリジナルアクセ
スポイントファイルが変更され、そのダウンロードが行
われた場合(アクセスポイントファイル32の内容が更
新された場合)、本ネットワーク端末装置10では、特
殊な処理(詳細は後述)が行われる。
【0039】接続ログファイル341、342は、共に、
接続が正常に行えた際や接続が行えなかった際、接続後
に切断が行われた際などに、接続ログレコードが追加さ
れるファイルである。ただし、接続ログファイル341
は、その内容(最大送信件数で指定される数の接続ログ
レコード)が、特定のサーバ(第2INIファイル31
2にサーバ名が設定されたサーバ)に送信されるファイ
ルとなっている。すなわち、接続ログファイル34
1は、接続ログ送信の便宜のために用意されたものであ
り、接続ログファイル341は、送信が完了した際に削
除される。一方、接続ログファイル342は、ユーザが
接続ログを確認できるようにするための用意されたファ
イルであり、接続ログファイル342の削除は、ユーザ
の指示によって行われる。
【0040】なお、ネットワーク端末装置10では、接
続ログレコードとして、接続アシスタントプログラム3
0のバージョン情報、接続ログレコードが記録された原
因を示すステータス情報、接続ログレコードの追加が行
われた日付、時刻を示す情報、接続対象とされたアクセ
スポイントに関するアクセスポイント情報、ユーザID
等からなるレコードが用いられている。
【0041】HDD22内に記憶されるグループ情報フ
ァイル等の詳細は後述することとし、以下、ネットワー
ク端末装置10の動作(接続アシスタントプログラム3
0の内容)の説明を行う。
【0042】図2に、接続アシスタントプログラム30
に従った制御部21の全体的な動作手順を示す。
【0043】接続アシスタントプログラム30の実行を
開始した制御部21は、まず、ディスプレイ12に、メ
インウインドウを表示するとともに、タスクトレイに接
続アシスタントプログラム30が動作中であることを示
すアイコンを表示する(ステップS101)。
【0044】図3に、このステップS101で表示され
るメインウインドウを示す。図示したように、メインウ
インドウ100は、メッセージ表示領域101、ユーザ
ID用コンボボックス102、パスワード用エディット
ボックス103、パスワード保存チェックボックス10
4、接続ボタン105、メニューボタン106、ヘルプ
ボタン107、最小化ボタン108、閉じるボタン10
9等を備える。
【0045】メッセージ表示領域101は、現在のメイ
ンウインドウ100に対してユーザが行うべき操作に関
するメッセージ、或いは、接続アシスタントプログラム
30が実行している処理内容を表すメッセージが表示さ
れる領域である。ステップS101において表示される
メインウインドウ100のメッセージ表示領域101に
は、図示してあるように、“ユーザIDとパスワードを
入力して、接続ボタンを押してください。”が表示され
る。
【0046】メインウインドウ100の表示等(図2:
ステップS101)を行った後、制御部21は、入力装
置13(キーボード、マウス)からの信号に基づき、ユ
ーザが出した指示を認識する(ステップS102)。そ
して、認識した指示に応答するための処理を実行する。
【0047】メニュー表示指示(メニューボタン106
の押下)、接続指示(接続ボタン105の押下)以外の
指示が、ユーザから与えられた場合(ステップS10
2;その他)、制御部21は、ステップS103におい
て当該指示に応じた処理を実行し、ステップS102に
戻る。
【0048】例えば、メインウインドウ100の特定の
領域(ボックス102,103)上にマウスポインタが
存在する状態でクリックが行われたこと、或いは、キー
ボードの特定のキー(タブキー等)の押下が行われたこ
とを検出した場合、制御部21は、ステップS103に
おいて、検出した操作内容に応じたアイテム(ボックス
やボタン)を、操作対象アイテムとする処理を行う。す
なわち、その時点まで操作対象アイテムであったアイテ
ム(図3では、ユーザID用コンボボックス102)の
表示形態を通常のものに変更するとともに、操作対象ア
イテムとすべきアイテムの表示形態を操作対象となって
いることを示す表示形態(ボックス102、103につ
いてはボックス内の文字列が反転表示された形態、ボッ
クス104、ボタン105、106については、テキス
ト部分(“パスワードを保存する”等)が点線枠で囲ま
れた形態)に変更する。
【0049】また、コンボボックス102或いはエディ
ットボックス103が操作対象アイテムであるときに文
字入力がなされた場合、制御部21は、ステップS10
3において、入力された文字を操作対象アイテム内に表
示する処理を行う。ただし、エディットボックス103
が操作対象アイテムであるときには、入力された文字
(英数字)がなんであっても、制御部21は、当該ボッ
クス103内に“*”を表示する。
【0050】また、コンボボックス102に設けられて
いるボタン102bが押下された場合、制御部21は、
ステップS103において、HDD22に記憶されてい
る、その時点までに行われたダイヤルアップ接続に用い
られたユーザIDを重複がない形で保持したファイルで
ある利用履歴ファイルに基づき、リストボックス102
の下方にユーザIDリストを表示する処理を行う。な
お、利用履歴ファイルの内容更新は、後述する接続処理
時に行われる。
【0051】そして、制御部21は、ステップS10
2、S103の処理ループを何回か実行した結果とし
て、ユーザIDリストからユーザIDが選択されたこと
を認識した場合、ユーザIDリストを消去するととも
に、選択されたユーザIDをユーザID用ダイアログボ
ックス102内に表示する。その際、HDD22内のパ
スワード保存ファイル(ユーザIDとパスワードとの対
応関係を記憶したファイル)に当該ユーザIDに関する
パスワードが含まれていた場合、制御部21、当該パス
ワードを取得(認識)するとともに、“*******
*”をパスワード用エディットボックス103内に表示
する。一方、当該ユーザIDに関するパスワードが保存
されていなかった場合、制御部21は、パスワード用エ
ディットボックス103の内容をクリアする。
【0052】パスワード保存チェックボックス104が
クリックされたとき、制御部21は、ステップS103
において、以下の処理を行う。その時点におけるパスワ
ード保存チェックボックス104がチェックマークが付
けられていないものであった場合、制御部21は、チェ
ックボックス104にチェックマークを付ける。逆にチ
ェックマークが付けられているものであった場合、制御
部21は、チェックボックス104のチェックマークを
消去する。
【0053】最小化ボタン108が押下された場合、制
御部21は、メインウインドウ100を最小化し、図4
に示したものとする。すなわち、制御部21は、接続ボ
タン105b、ヘルプボタン107、標準化ボタン11
8、閉じるボタン109を備え、右下の領域に状態を表
すメッセージ(図では、“オフライン”)が示されたメ
インウインドウ100を表示する。
【0054】標準化ボタン118が押下された場合、制
御部21は、ステップS103において、メインウイン
ドウ100を図3に示したサイズのものに戻す処理を行
う。
【0055】最小化されたメインウインドウ100或い
は通常サイズのメインウインドウ100のヘルプボタン
107が押下された場合、制御部21は、ステップS1
03において、ヘルプファイルの内容を表示する処理を
行う。また、閉じるボタン109が押下された場合、制
御部21は、ステップS103において、メインウイン
ドウ100を非表示とする。なお、制御部21は、閉じ
るボタン109の押下では、接続アシスタントプログラ
ム30に従った動作を終了しない。制御部21は、タス
クトレイのアイコンに対して特定の操作が行われたとき
に、接続アシスタントプログラム30に従った動作を終
了し、他の特定の操作が行われたときにメインウインド
ウ100を表示する。
【0056】メニューボタン106が押下された場合
(図2:ステップS102;メニュー表示指示)、制御
部21は、メニュー関連処理(ステップS104)を実
行する。
【0057】図5に、メニュー関連処理の全体的な流れ
図を示す。図示したように、メニュー関連処理開始時、
制御部21は、メニューボタン106の下方にメニュー
を表示し、実行すべきメニューの指示をユーザから受け
る(ステップS201)。
【0058】このステップS201の処理時には、図6
に示したように、メインウインドウ100と共に、メイ
ンメニュー112、サブメニュー112aが表示され、
入力装置13からの信号に基づき、ユーザが実行を指示
したメニューが特定される。なお、図示してあるサブメ
ニュー112aは、メニューボタン106の押下により
表示されたメインメニュー112に含まれている“メー
ル/ニュース設定”をマウス等で選択することによって
表示されるメニューである。すなわち、メニューボタン
106の押下時にはメインメニュー112だけが表示さ
れる。また、図5には明示していないが、このステップ
S201においてユーザがメニューの実行を指示しなか
った場合、制御部21は、メニュー112等を消去し
て、メニュー関連処理を終了する。
【0059】ステップS201においてユーザが実行を
指示したメニューが“オプション設定”メニューであっ
た場合(ステップS202;オプション)、制御部21
は、オプション設定処理(ステップS204)を実行
し、“アクセスポイント設定”メニューであった場合
(ステップS202;アクセスポイント)には、アクセ
スポイント設定処理(ステップS203)を実行する。
【0060】オプション設定処理時、制御部21は、ま
ず、図7に示したような、5つのチェックボックス12
1〜125、コンボボックス126、OKボタン12
7、キャンセルボタン128、閉じるボタン129を有
するオプション設定用ダイアログボックス120を表示
する。
【0061】チェックボックス121は、指定した時間
が経過したら自動で切断するか否かをユーザに指定させ
るためのアイテムである。リストボックス126は、自
動切断を行う時間をユーザに指定させるためのアイテム
である。このリストボックス126が機能するのは、チ
ェックボックス121がチェックされている(自動切断
を行うこととされている)ときだけである。チェックボ
ックス122は、接続した後にブラウザを起動するか否
かをユーザに指定させるためのボックスである。チェッ
クボックス123は、音を鳴らす(接続成功時等に効果
音を発生させる)か否かをユーザに指定させるためのア
イテムである。チェックボックス124は、接続ログ
(接続ログファイル341の内容)をホストに送信する
か否かをユーザに指定させるためのアイテムである。チ
ェックボックス125は、Windows起動時に、一
緒に接続アシスタントプログラム30を起動するか否か
を指定させるためのボタンである。
【0062】このオプション設定用ダイアログボックス
120の表示は、以下の手順で行われる。
【0063】オプション設定処理開始時、制御部21
は、保存されている情報(各アイテムのデフォルト値に
関する情報、或いは、前回のオプション設定処理で設定
された情報)に基づき、チェックボックス121〜12
4の表示形態(チェックマークの有無)を決定する。ま
た、制御部21は、スタートアップフォルダに“@nifty
接続アシスタント.lnk”ファイルが存在しているか否か
を調査し、存在していた場合に、チェックボックス12
5をチェックマークが付いた(チェックされた)ものと
することを決定する。そして、制御部21は、決定した
表示形態のチェックボックス121〜125を含むオプ
ション設定用ダイアログボックス120を表示する。
【0064】オプション設定用ダイアログボックス12
0の表示後、制御部21は、ユーザからの指示に応じ
て、オプション設定用ダイアログボックス120の表示
内容を変更する処理(操作対象アイテムを変更する処理
や、チェックボックス121〜125、リストボックス
126の表示形態を変更する処理)を行う。
【0065】そして、OKボタン127が押下された場
合、制御部21は、各チェックボックス121〜124
の状態を示す情報(チェックされているか否かを示す情
報)を保存する。また、チェックボックス121がチェ
ックされている場合、制御部21は、リストボックス1
26に設定されている切断指定時間をも保存する。ま
た、チェックボックス125がチェックされていた場
合、制御部21は、スタートアップフォルダに“@nifty
接続アシスタント.lnk”に作成し、オプション設定処理
を終了する。チェックボックス125のチェックがはず
されていた場合、制御部21は、スタートアップフォル
ダ内の“@nifty接続アシスタント.lnk”を削除して、オ
プション設定処理を終了する。
【0066】一方、OKボタン127ではなく、キャン
セルボタン128或いは閉じるボタン129が押下され
た場合、制御部21は、チェックボックス121〜12
5等に対してなされた変更を破棄して(オプション設定
処理が行われなかったものとして)、オプション設定処
理を終了する。
【0067】また、アクセスポイント設定処理(図5:
ステップS203)時、制御部21は、以下のように動
作する。
【0068】図8に示したように、アクセスポイント設
定処理時、制御部21は、まず、アクセスポイント設定
ダイアログボックス(AP設定用ダイアログボックス)
を表示する(ステップS301)。
【0069】図9に、このステップS301で表示され
るアクセスポイント設定用ダイアログボックスの一例を
示す。図示したように、アクセスポイント設定用ダイア
ログボックス130は、グループ一覧リストボックス1
31と、“グループの内容”領域132、追加ボタン1
33、変更ボタン134、削除ボタン135、OKボタ
ン136、キャンセルボタン137、閉じるボタン13
8を有する。
【0070】グループ一覧リストボックス131は、既
に設定されている各グループ情報の名称が表示されるリ
ストボックスである。ここで、グループ情報とは、1つ
以上のアクセスポイント情報(アクセスポイント名称と
電話番号を含む情報)、外線発信番号、回線種別情報、
リダイアル間隔指定値、リダイアル回数指定値、モデム
の名称を含む情報のことである。このグループ情報の詳
細については後述するが、グループ情報は、個別設定グ
ループ情報(図では、“@niftyISDN 個別設定”、“@ni
ftyPIAFS 個別設定”)と地域設定グループ情報(図で
は、“@niftyISDN 東京”、“@nifty 東京”)とに大別
されている。
【0071】“グループの内容”領域132は、選択さ
れているグループ情報(図では、“@nifty 東京”)の
内容が示される領域である。図示してあるように、“グ
ループの内容”領域132は、外線発信番号等が表示さ
れる領域と、選択されているグループ情報に含まれてい
る各アクセスポイント情報が表示されるリストボックス
132bとからなる。
【0072】追加ボタン133は、新しいグループ情報
を追加する際にユーザが押下すべきボタンである。変更
ボタン134は、既存のグループ情報の内容を変更する
際にユーザが押下すべきボタンである。削除ボタン13
5は、既存のグループ情報を削除する際にユーザが押下
すべきボタンである。また、OKボタン136は、設定
内容を有効なものとしてアクセスポイント設定処理を終
了するときに、ユーザが押下すべきボタンである。キャ
ンセルボタン137及び閉じるボタン138は、設定内
容を破棄してアクセスポイント設定処理を終了するとき
に、ユーザが押下すべきボタンである。
【0073】このようなアクセスポイント設定ダイアロ
グボックス130の表示(図8:ステップS201)
後、制御部21は、入力装置13に対するユーザの操作
内容に応じた処理を行う。例えば、グループ一覧リスト
ボックス131内の、あるグループ名称がクリックされ
た場合(ステップS302;グループ選択)、当該グル
ープ名称を反転表示するとともに、“グループの内容”
領域132内に表示する情報を変更する(ステップS3
03)。そして、ステップS302に戻る。
【0074】また、削除ボタン135が押下された場合
(ステップS302;削除)には、その時点において選
択されているグループ情報を削除(ステップS305)
し、ステップS302に戻る。なお、グループ情報が1
つしか存在していないときに削除ボタン135が押下さ
れた場合、制御部21は、全てのグループ情報を削除す
ることはできないことをユーザに知らせるメッセージを
表示し、グループ情報の削除を行うことなく、ステップ
S302に戻る。
【0075】OKボタン136が押下された場合(ステ
ップS302;OK)、制御部21は、設定内容を保存
(ステップS307)して、AP設定用ダイアログボッ
クス130を消去(ステップS308)し、アクセスポ
イント設定処理を終了する。一方、キャンセルボタン1
37或いは閉じるボタン138が押下された場合(ステ
ップS302;キャンセル)、制御部21は、設定内容
を破棄(ステップS306)し、AP設定用ダイアログ
ボックス130を消去(ステップS308)して、アク
セスポイント設定処理を終了する。
【0076】追加ボタン133或いは変更ボタン134
が押下された場合(ステップS302;追加、変更)、
制御部21は、グループ情報設定処理を実行する(ステ
ップS304)。なお、最大数(本装置では5個)のグ
ループ情報が存在する状態で追加ボタン133が押下さ
れた場合、制御部21は、グループ情報の追加が行えな
いことをユーザに知らせるメッセージを表示する。そし
て、グループ情報設定処理を実行することなく、ステッ
プS302に戻る。
【0077】以下、図10ないし図16を用いて、グル
ープ情報設定処理の詳細を説明する。図10は、グルー
プ情報設定処理の全体的な処理手順を示した流れ図であ
り、図11ないし図16は、それぞれ、グループ情報設
定処理時に表示されるダイアログボックスの説明図であ
る。なお、追加ボタン133が押下されたときに実行さ
れるグループ情報設定処理と、変更ボタン134が押下
されたときに実行されるグループ情報設定処理とは、処
理中に表示される各ダイアログボックスの内容が異なる
だけであるので、ここでは、追加ボタン133が押下さ
れたものとして、グループ情報設定処理を説明すること
にする。
【0078】図10に示したように、グループ情報設定
処理時、制御部21は、まず、アクセスポイント(A
P)種別等設定処理(ステップS401)を実行する。
【0079】このアクセスポイント種別設定処理時、制
御部21は、図11に示したような、3つのラジオボタ
ン141a〜141c、リストボックス142、プロパ
ティボタン143、次へボタン146、キャンセルボタ
ン147、ヘルプボタン148、閉じるボタン149を
有するアクセスポイント種別等設定用ダイアログボック
ス140を表示する。
【0080】そして、制御部21は、ユーザの操作内容
に応じてAP種別等設定用ダイアログボックス140の
表示内容を変更していく。例えば、ラジオボタン141
bがクリックされた場合には、ラジオボタン141aの
表示形態を選択されていないことを示すもの(内部に黒
ドットが表示されていないもの)に変更するとともに、
ラジオボタン141bの表示形態を選択されていないこ
とを示すもの(内部に黒ドットが表示されたもの)に変
更する。
【0081】また、リストボックス142内のボタン1
42bが押下された場合、制御部21は、リストボック
ス142の下方に、利用可能なモデムのリストを表示す
る。そして、当該リストを用いたモデムの選択が行われ
た場合には、リストを消去するとともに、選択されたモ
デムをリストボックス142内に表示する。
【0082】また、プロパティボタン143が押下され
た場合、制御部21は、選択されている(リストボック
ス142内にその名称が表示されている)モデムのプロ
パティを表示する。ヘルプボタン148が押下された場
合には、ヘルプを表示する。
【0083】制御部21は、次へボタン146が押下さ
れたときにアクセスポイント種別等設定処理を終了し、
アクセスポイント(AP)指定方法設定処理(図10:
ステップS402)を開始する。なお、流れ図には明示
していないが、キャンセルボタン147、閉じるボタン
149が押下された場合、制御部21は、AP種別等設
定処理を終了するとともにグループ情報設定処理を終了
する。
【0084】ステップS402におけるAP指定方法設
定処理時、制御部21は、図12に示したような、2つ
のラジオボタン151a及び151b、戻るボタン15
5、次へボタン156、キャンセルボタン157、ヘル
プボタン158、閉じるボタン159を有するアクセス
ポイント指定方法設定ダイアログボックス150を表示
する。
【0085】その後、制御部21は、ユーザの操作内容
に応じた処理を実行する。例えば、ラジオボタン151
bがクリックされた場合には、ラジオボタン151aの
表示形態を選択されていないことを示すものに変更する
とともに、ラジオボタン151bの表示形態を選択され
ていないことを示すものに変更する。ヘルプボタン15
8が押下された場合には、ヘルプを表示する。
【0086】制御部21は、次へボタン156が押下さ
れたときにAP指定方法設定処理(図10:ステップS
402)を終了する。なお、AP指定方法設定用ダイア
ログボックス150の戻るボタン155が押下された場
合、制御部21は、ステップS401を再度実行し、キ
ャンセルボタン157、閉じるボタン159が押下され
た場合には、AP指定方法設定処理を終了するとともに
グループ情報設定処理を終了する。すなわち、グループ
情報を追加することなくステップS302に戻る。
【0087】次へボタン156の押下によりAP指定方
法設定処理が終了された場合、制御部21は、当該処理
で設定されたAP指定方法に応じた処理を実行する(ス
テップS403〜405)。
【0088】すなわち、設定されたAP指定方法が“地
域で指定する”であった場合(ステップS403;地
域)、制御部21は、地域設定グループ情報設定処理
(ステップS404)を実行する。
【0089】この地域設定グループ情報設定処理時、制
御部21は、まず、図13に示したような、地域選択用
領域161、都市選択用リストボックス162、“戻
る”ボタン165、次へボタン166、キャンセルボタ
ン167、ヘルプボタン168、閉じるボタン169を
有する地域設定グループ情報設定用ダイアログボックス
160を表示する。
【0090】その後、制御部21は、ユーザの操作内容
に応じた処理を実行する。例えば、地域選択用領域16
1に表示された日本地図上の一地域(北海道、東北、関
東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄のいずれか)
がマウスで選択された場合、制御部21は、アクセスポ
イントファイル32を参照することによって、都市用リ
ストボックス162内に、選択された地域に存在し、か
つ、AP種別設定処理において設定されたAP種別のA
Pが存在する都市の名称及び市外局番のリストを表示す
る。また、地域選択用領域161に表示された“すべて
の番号”がマウスで選択された場合、制御部21は、ア
クセスポイントファイル32を参照することによって、
都市選択用リストボックス162内に、AP種別設定処
理において設定されたAP種別のAPが存在する都市の
名称及び市外局番のリストを表示する。地域選択用領域
161に表示された“共通番号”がマウスで選択された
場合、制御部21は、アクセスポイントファイル32を
参照することによって、都市選択用リストボックス16
2内に、MALやDoPa、DoCoMoデータ系直収
などを行うAPが存在する都市の名称及び市外局番のリ
ストを表示する。
【0091】また、都市選択用リストボックス162内
に表示された都市名称及び市外局番が選択する操作がな
された場合、制御部21は、その表示形態を選択されて
いることを示すもの(図では、“東京(03)”が選択さ
れている)に変更する。
【0092】制御部21は、次へボタン166が押下さ
れたときに地域設定グループ情報設定処理(図10:ス
テップS404)を終了する。なお、制御部21は、ダ
イアログボックス160の戻るボタン165が押下され
た場合、ステップS402を再度実行し、キャンセルボ
タン157、閉じるボタン159が押下された場合に
は、地域設定グループ情報設定処理を終了するとともに
グループ情報設定処理を終了する。すなわち、グループ
情報を追加することなくステップS302に戻る。
【0093】一方、選択されたAP指定方法が“個別に
指定する”であった場合(ステップS403;個別)、
制御部21は、個別設定グループ情報設定処理(ステッ
プS405)を実行する。
【0094】この処理時、制御部21は、図14に示し
たような、エディットボックス171、“一覧から選
択”ボタン172、エディットボックス173、“一覧
から選択”ボタン174、戻るボタン175、次へボタ
ン176、キャンセルボタン177、ヘルプボタン17
8、閉じるボタン179を備える個別設定グループ情報
設定用ダイアログボックス170を表示する。なお、追
加ボタンの押下により実行される個別設定グループ情報
設定処理時に最初に表示されるダイアログボックス17
0は、エディットボックス171、173に何ら情報が
入力されていないものである(図14に示したダイアロ
グボックス170は、電話番号1の入力が行われた後の
ものである)。
【0095】個別設定グループ情報用ダイアログボック
ス170の表示後、制御部21は、ユーザの操作内容に
応じた処理を実行する。例えば、“一覧から選択”ボタ
ン172(或いは174)が押下された場合、制御部2
1は、図15に示したようなアクセスポイント一覧ダイ
アログボックス180を表示する。すなわち、AP種別
設定処理において設定されたAP種別(図15では、I
SDN)に対応した全てのAPの電話番号/名称が示さ
れたリストボックス181を備えるアクセスポイント一
覧ダイアログボックス180を表示する。そして、制御
部21は、OKボタン187が押下された場合、ダイア
ログボックス180を消去するとともに、リストボック
ス181を用いて選択されたアクセスポイントの電話番
号を、個別設定グループ情報設定用ダイアログボックス
170(図14)内のエディットボックス171(或い
は173)内に表示する。なお、アクセスポイント一覧
ダイアログボックス180のキャンセルボタン188或
いは閉じるボタン189が押下された場合、制御部21
は、ダイアログボックス180を消去する処理のみを行
う。
【0096】個別設定グループ情報設定用ダイアログボ
ックス170の次へボタン176が押下された場合、制
御部21は、電話番号1用のエディットボックス171
に電話番号が設定されているか、エディットボックス1
71及び172に設定されている電話番号が所定規則
(先頭が数字)に従ったものであるかを判断する。そし
て、電話番号1が入力されており、電話番号1(あるい
は電話番号1と電話番号2)の先頭が数字であった場
合、制御部21は、個別設定グループ情報設定処理を終
了する。一方、電話番号1が入力されていなかった場合
や、電話番号1,2のいずれかに先頭が数字でない文字
であった場合には、その旨を示すエラーメッセージを表
示し、個別設定グループ情報設定処理を続行する。
【0097】また、ダイアログボックス170の戻るボ
タン175が押下された場合、制御部21は、ステップ
S402を再度実行する。キャンセルボタン177、閉
じるボタン179が押下された場合、制御部21は、個
別設定グループ情報設定処理を終了するとともにグルー
プ情報設定処理を終了する。
【0098】地域設定グループ情報設定処理(ステップ
S404)、或いは、個別設定グループ情報設定処理
(ステップS405)が、次へボタン166或いは17
6の押下により終了された場合、制御部21は、リダイ
ヤル条件等設定処理(ステップS406)を実行する。
【0099】このリダイヤル条件等設定処理時、制御部
21は、図16に示したような、リダイヤル条件設定用
ダイアログボックス190を表示する。すなわち、外線
発信番号用コンボボックス191、ダイヤル方法選択用
ラジオボックス192a、192b、リダイヤル間隔設
定用ボックス193、リダイヤル回数設定用ボックス1
94等を備えるリダイヤル条件等設定用ダイアログボッ
クス190を表示する。なお、制御部21は、このダイ
アログボックス190を最初に表示する際には、外線発
信番号用コンボボックス191に、所在地情報に含まれ
る外線発信番号(市内)を表示し、所在地情報に含まれ
る回線種別に対応した方のダイヤル方法選択用ラジオボ
ックス192をオンとする。また、リダイヤル間隔設定
用ボックス193、リダイヤル回数設定用ボックス19
4には、それぞれ、“30”、“5”を表示する。
【0100】リダイヤル条件等設定用ダイアログボック
ス190の表示後、制御部21は、ユーザの操作内容に
応じた処理を実行し、次へボタン196が押下されたと
きには、リダイヤル条件設定処理(ステップS406)
を終了する。なお、ダイアログボックス190のキャン
セルボタン197或いは閉じるボタン198が押下され
た場合、制御部21は、リダイヤル条件等設定処理を終
了するとともにグループ情報設定処理を終了する。ま
た、戻るボタン195が押下された場合、制御部21
は、ステップS403に戻る。
【0101】次へボタン196の押下によりリダイヤル
条件等設定処理(ステップS406)が終了された場
合、制御部21は、グループ情報を作成、保存する処理
を行う(ステップS407)。
【0102】このステップS407では、ステップS4
02で設定されたAP指定方法が“個別に指定する”で
あった場合、一連の処理で設定された情報に基づき、1
つ或いは2つのアクセスポイント情報と、回線種別情報
等を含むグループ情報が作成される。
【0103】一方、ステップS402で設定されたAP
指定方法が“地域で指定する”であった場合、ステップ
S404で選択された都市に存在するアクセスポイント
51であって、ステップS401で設定されたAP種別
に対応したアクセスポイント51に関する全てのアクセ
スポイント情報が、アクセスポイントファイル32から
読み出される。そして、それらのアクセスポイント情報
を、アクセスポイントファイル32内での順番と逆の順
番で含むグループ情報が作成、ファイル化されて(グル
ープ情報ファイルとして)保存される。
【0104】例えば、アクセスポイントファイル32
が、東京に存在するアナログ接続に対応したアクセスポ
イント51に関するアクセスポイント情報として、図1
7(A)に模式的に示したように、東京A〜東京Gの7
個のアクセスポイント情報を含むものであったときに、
ユーザが、ダイアログボックス140(図11)の表示
時にアナログ接続を選択し、ダイアログボックス150
(図12)の表示時に“地域で指定する”を選択し、ダ
イアログボックス160(図13)の表示時に“東京”
を選択したと仮定する。この場合、制御部21は、ステ
ップS407において、図17(B)に示したような順
で7個のアクセスポイント情報を含むグループ情報(地
域設定グループ情報)を作成、保存する。
【0105】なお、変更ボタン134の押下により開始
されたグループ情報作成処理では、ステップS407に
おけるグループ情報の保存は、既存のグループ情報(変
更が指定されたグループ情報)を置換する形で行われ
る。
【0106】このような処理をステップS407で行っ
た後、制御部21は、グループ情報設定処理(図5;ス
テップS203)並びにメニュー関連処理(図5)を終
了する。
【0107】ネットワーク端末装置10に実行させるこ
とができる他のメニューの説明を行う前に、図2に戻っ
て、接続ボタン105が押下された場合の、ネットワー
ク端末装置10の動作を説明する。
【0108】この場合、制御部21は、接続処理の実行
に必要とされる各種条件が満たされているか否かを調査
する(ステップS111)。具体的には、パスワードや
ユーザIDが入力されているか否か、ユーザIDの形式
が正しいか否か、グループ情報が選択されているか否
か、モデムが存在しているか否か等を調査する。
【0109】そして、何らかの条件が満たされていなか
った場合(ステップS112;NO)、制御部21は、
満たされていない条件をユーザに通知するためのメッセ
ージを表示するエラー処理(ステップS113)を実行
してから、ステップS102に戻る。一方、全ての条件
が満たされていた場合(ステップS112;YES)、
制御部21は、必要である場合には、パスワード保存フ
ァイルにパスワード等を保存する処理(図示せず)を行
ってから、接続処理(ステップS114)を開始する。
【0110】図18ないし図20に、接続処理時の制御
部21の動作手順を示す。図18に示したように、接続
処理時、制御部21は、メインウィンドウ100の内容
を“接続処理中”用のものに変更する(ステップS50
1)と共に、“通信ポートをオープンします。”をメッ
セージ表示領域101内に表示する(ステップS50
2)。すなわち、制御部21は、メインウインドウ10
0を、図21に示したように、アイテム102〜10
4、106が機能せず、接続ボタン105の代わりに切
断ボタン115が表示されるものに変更する。
【0111】次いで、制御部21は、通信ポートをオー
プン(ステップS503)し、“通信ポートをオープン
しました。”をメッセージ表示領域101内に表示する
(ステップS504)。そして、制御部21は、ダイヤ
ルアップ接続の試行回数を記憶するための変数nに
“1”を設定する(ステップS505)。
【0112】その後、制御部21は、選択されているグ
ループ情報であるカレントグループ情報の“((n−
1)mod m)+1”番目のアクセスポイント情報を取
得する(ステップS506)。ここで、mは、カレント
グループ情報に含まれるアクセスポイント情報数であ
る。すなわち、制御部21は、(n−1)値をアクセス
ポイント情報数で割った余りに“1”を加算した値を算
出し、その値で識別されるアクセスポイント情報を取得
する。
【0113】その後、制御部21は、取得したアクセス
ポイント情報を基に、“n回目のダイヤル中です...(A
P名)/(電話番号)”を表示するとともに、アクセスポイ
ント情報に含まれる電話番号を用いて、APのダイヤル
アップ(当該電話番号を有するAPを利用したプロバイ
ダ通信システム50へのダイヤルアップ接続)を試みる
(ステップS507)。そして、ダイヤルアップに成功
しなかった場合(ステップS508;NO)、制御部2
1は、n値が、カレントグループ情報に含まれているリ
ダイヤル回数指定値を超えているか否かを判断する(ス
テップS509)。
【0114】そして、n値がリダイアル回数指定値以下
であった場合(ステップS509;NO)、制御部21
は、“接続エラーn:〜リダイアル待機中...”を表示
するとともに、カレントグループ情報に含まれているリ
ダイヤル間隔指定値で指定される時間だけ待機する(ス
テップS510)。また、このステップにおいて、制御
部21は、接続に失敗したことを示す接続ログレコード
を接続ログファイル341、342に追加する処理も行
う。
【0115】その後、制御部21は、nに“1”を加算
して(ステップS511)、ステップS506からの処
理を再び実行する。そして、制御部21は、n回、接続
を試みても接続できなかった場合(ステップS509;
YES)には、その旨を示したメッセージを表示するエ
ラー処理(ステップS515)を行って接続処理を終了
する。なお、この場合、制御部21は、図2のステップ
S121ではなく、ステップS102からの処理を開始
する。
【0116】一方、ダイヤルアップに成功した場合(ス
テップS508;YES)、制御部21は、図19に示
してあるように、メッセージ表示領域101内に“接続
しました。”を表示する(ステップS520)。また、
制御部21は、ユーザID、パスワードを送信(ステッ
プS521)し、“ユーザIDとパスワードを確認して
います。”を表示する(ステップS522)。そして、
認証された場合(ステップS521;YES)には、
“認証されました。”を表示する(ステップS52
3)。また、効果音出力指定がなされている(図7のチ
ェックボックス123がチェックされている)場合(ス
テップS524;YES)には、接続完了音用音声ファ
イルの再生を行う(ステップS525)。
【0117】その後、制御部21は、カレントグループ
情報が地域設定グループ情報であり、かつ、n≠1であ
るか否かを判断する(図20:ステップS531)。そ
して、カレントグループ情報が地域設定グループ情報で
あり、かつ、n≠1であった場合(ステップS531)
には、カレントグループ情報内のn番目(より具体的に
は、“((n−1)mod m)+1”番目)のアクセスポ
イント情報が1番目のアクセスポイント情報となり、n
番目以外のアクセスポイント情報の相対的な順序は維持
されるようにカレントグループ情報を更新する(ステッ
プS532)。
【0118】すなわち、カレントグループ情報が、図2
2(A)に示した順でアクセスポイント情報を含むもの
であったときに、東京G、Fへのダイヤルアップに失敗
し、東京Eへのダイヤルアップが成功した場合、制御部
21は、当該カレントグループ情報を、図22(B)に
示した順でアクセスポイント情報を含むものに更新す
る。
【0119】その後、制御部21は、接続ログファイル
341、342への接続ログレコードの追加を行う(ステ
ップS533)。また、このステップS533におい
て、制御部21は、必要である場合には、ユーザIDを
利用履歴ファイルに追加する処理を行う。そして、制御
部21は、メインウィンドウ100を最小化する(ステ
ップS534)。すなわち、メインウインドウ100
を、図23に示したように、切断ボタン115b、ヘル
プボタン107、標準化ボタン118、閉じるボタン1
09を備え、右下の領域に接続後の経過時間(図では、
“00:00:06”)が示されたメインウインドウ100を表
示する。
【0120】そして、ブラウザ起動指定がなされている
(図7のチェックボックス124がチェックされてい
る)場合(ステップS535;YES)、制御部21
は、ブラウザソフトに従った動作を開始し、ニフティサ
ーブのトップページをディスプレイ12に表示する(ス
テップS536)。
【0121】その後、制御部21は、ログ送信指定がな
されている(図7のチェックボックス125がチェック
されている)場合(ステップS537;YES)には、
接続ログ(接続ログファイル341に記録されている、
最新の、最大送信数で指定される数の接続ログレコー
ド)を特定のサーバに送信する(ステップS538)。
そして、プログラム等のバージョンアップがなされてい
るかのチェック等を行い、バージョンアップがなされて
おり、かつ、ユーザがそのダウンロードを希望した場合
には、ダウンロードが行われる処理である更新ファイル
チェック処理(ステップS539)を実行する。なお、
この更新ファイルチェック処理で、プログラムのダウン
ロードが行われた場合、ダウンロードされたプログラム
を実行させるために、一旦、接続が切断され、実行中の
接続アシスタントプログラム30が終了されることにな
る。
【0122】接続処理(図2;ステップS114)が正
常に終了した場合、制御部21は、各種のイベントの発
生を監視する処理(ステップS121)を開始する。こ
のステップで発生が監視されるイベントの代表的なもの
としては、接続完了後あるいは前回の経過時間通知ボッ
クス(詳細は後述)の表示後に所定時間が経過したこ
と、メニュー表示指示がだされたこと、切断指示がださ
れたこと、切断指定時間が経過したことなどがあり、接
続完了後あるいは前回の経過時間通知ボックスの表示
後、所定時間(本装置では、10分)が経過したことを
認識した際(ステップS121;所定時間経過)、制御
部21は、図24に示したような経過時間通知ボックス
200を表示する(ステップS122)。そして、ステ
ップS121に戻る。制御部21は、このステップS1
22で表示した経過時間通知ボックス200を、当該ボ
ックスの表示後、所定秒(8秒)が経過してとき、或い
は、経過時間通知ボックス200が左クリックされたと
きに消去する。
【0123】また、図22に示したメインウインドウ1
00の標準化ボタン118が押下された場合、制御部2
1は、メインウインドウ100のサイズを変更し、図2
5に示したように、経過時間やAPに関する情報が表示
されたメッセージ表示領域101を有するメインウイン
ドウ100を表示する。
【0124】そして、メニューボタン106が押下され
た場合(ステップS121;メニュー表示指示)、制御
部21は、メニュー関連処理を実行する(ステップS1
23)。このステップS123で行われるメニュー関連
処理の説明は後述する。
【0125】また、ユーザが切断指示を出した(切断ボ
タン105、115が押下された)ことを検出した場
合、あるいは、自動切断指定時間が経過したことを検出
した場合(ステップS121;切断指示、切断指定時間
経過)、制御部21は、切断ダイアログボックスを表示
する(ステップS124)。
【0126】図26に、ユーザによって切断指示がださ
れた場合に表示される切断ダイアログボックスを示す。
図示したように、切断ダイアログボックス205は、切
断されるまでの時間(初期値は10秒)が表示される経
過時間表示領域206、今すぐ切断ボタン207、キャ
ンセルボタン208、閉じるボタン209を備える。な
お、自動切断指定時間が経過した場合、制御部21は、
ステップS124において、初期値が60秒の経過時間
表示領域206を備える切断ダイアログボックス205
を表示する。
【0127】このような切断ダイアログボックス205
の表示後、制御部21は、ボタン207〜209の押下
や、切断されるまでの時間が0秒になるのを監視する
(ステップS125)。そして、キャンセルボタン20
6、閉じるボタン208が押下された場合(ステップS
125;キャンセル)には、切断ダイアログボックス2
05を消去(図示せず)して、ステップS121に戻
る。また、今すぐ切断ボタン207が押下された場合、
或いは、切断されるまでの時間が0秒になった場合(ス
テップS125;切断指示、タイムアウト)には、接続
を切断するとともに、接続ログレコードを接続ログファ
イル341、342に追加し、メインウインドウ100
を、図27に示したようなメインウインドウ100、す
なわち、メッセージ表示領域101の内容のみが図3に
示したものと異なるメインウインドウ100に変更する
切断処理(ステップS126)を実行する。その後、制
御部21は、ステップS102に戻る。
【0128】以下、図2のステップS104で行われる
メニュー関連処理(図5)の残りの部分の説明を行う。
【0129】ユーザID履歴削除メニュー(図6参照)
の実行が指示された場合(図5:ステップS202;履
歴削除)、制御部21は、ユーザID履歴削除処理(ス
テップS205)を実行する。この処理時、制御部21
は、利用履歴ファイルの内容を参照して、図28に示し
たような履歴削除用ダイアログボックス210を表示す
る。すなわち、制御部21は、ユーザIDが表示される
リストボックス211と、削除ボタン212、OKボタ
ン213、キャンセルボタン214、閉じるボタン21
5を有する履歴削除用ダイアログボックス210を表示
する。その後、制御部21は、ユーザの操作内容に応じ
た処理を行い、削除ボタン212が押下された場合に
は、その時点において選択されているリストボックス2
11内のユーザIDを消去する。そして、OKボタン2
13が押下された場合、制御部21は、履歴削除用ダイ
アログボックス210を消去するとともに、リストボッ
クス211から消去したユーザIDを実際に削除してユ
ーザID履歴削除処理を終了する。また、キャンセルボ
タン214或いは閉じるボタン215が押下された場
合、制御部21は、履歴削除用ダイアログボックス21
0の消去のみを行って(リストボックス211から消去
したユーザIDを実際に削除することなく)ユーザID
履歴削除処理を終了する。
【0130】“ヘルプ”メニューの実行が指示された場
合(図5:ステップS202;ヘルプ)、制御部21
は、ヘルプボタン107が押下されたときと同様にヘル
プファイルの内容を表示する処理(ステップS210)
を行い、メニュー関連処理を終了する。“バージョン情
報”メニューの実行が指示された場合(ステップS20
2;バージョン)、制御部21は、接続アシスタントソ
フトウェアを構成している各ファイルのバージョンを示
したダイアログボックスを表示する処理(ステップS2
11)を行う。そして、当該ダイアログボックス上に設
けられたOKボタンが押下されたときに、ステップS2
11並びにメニュー関連処理を終了する。
【0131】“@nifty標準のメールアカウント”メニュ
ーの実行が指示された場合(ステップS202;標
準)、制御部21は、標準メールアカウント設定処理
(ステップS206)を実行し、その完了後、メニュー
関連処理を終了する。また、“追加メールアカウント”
メニューの実行が指示された場合(ステップS202;
追加)、制御部21は、追加メールアカウント設定処理
(ステップS207)を実行し、その完了後、メニュー
関連処理を終了する。ニュースリーダー”メニューの実
行が指示された場合(ステップS202;ニュースリー
ダー)、制御部21は、ニュースリーダー設定処理(ス
テップS208)を実行し、その完了後、メニュー関連
処理を終了する。
【0132】これらの3種の設定処理は、メーラー、ニ
ュースリーダーを設定するために一般的に行われている
処理と同様の内容の処理であるので、その詳細の説明は
省略する。
【0133】メニュー112に設けられている“接続ロ
グ表示”の実行が指示された場合(ステップS202;
ログ表示)、制御部21は、接続ログファイル342
内容を表示する処理であり、ユーザがその内容の消去を
指示できる処理である接続ログ表示処理(ステップS2
08)を実行する。
【0134】具体的には、この接続ログ表示処理時、制
御部21は、図29に示したような、接続ログファイル
342の内容が示されたダイアログボックス220を表
示する。そして、アイコン221がクリックされた場
合、制御部21は、ユーザがログの消去指示を出せるメ
ニューを表示し、当該メニューを用いてログの消去指示
が出された際には、接続ログファイル342を削除す
る。また、制御部21は、当該メニューを用いてダイア
ログボックス220を閉じることが指示された場合、或
いは閉じるボタン222が押下された場合には、ダイア
ログボックス220を消去して、接続ログ表示処理並び
にメニュー関連処理を終了する。
【0135】前述した、図2のステップS123で実行
されるメニュー関連処理(接続中に実行されるメニュー
関連処理)では、図5のステップS201相当のステッ
プにおいて、メインメニュー112の代わりに、“接続
ログ表示”、“ヘルプ”、“バージョン情報”メニュー
の実行指示が行えるメインメニューが表示される。その
後、ステップS202、S209〜S211相当の処理
が実行される。すなわち、本装置(接続アシスタントプ
ログラム30)は、接続中においては、“接続ログ表
示”、“ヘルプ”、“バージョン情報”メニューだけを
実行させることができる装置となっている。
【0136】次に、更新ファイルチェック処理(図2
0;ステップS539)によって、アクセスポイントフ
ァイル32が更新された場合の制御部21の動作を説明
する。
【0137】まず、プロバイダ通信システム50側での
オリジナルアクセスポイントファイルの更新手順につい
て説明する。
【0138】プロバイダ通信システム50側では、新た
にアクセスポイント51を設置した場合、そのアクセス
ポイント51に関するアクセスポイント情報を、オリジ
ナルアクセスポイントファイル内の、同属性の(対応し
ている回線種別と、設置されている都市が一致してい
る)アクセスポイント51に関するアクセスポイント情
報群の末尾に追加する処理が行われる。また、既存のア
クセスポイント51の電話番号を変更した際には、オリ
ジナルアクセスポイントファイル内の。当該アクセスポ
イント51に関するアクセスポイント情報(当該アクセ
スポイントの名称を含むアクセスポイント情報)内の電
話番号を変更する処理が行われる。
【0139】そして、そのオリジナルアクセスポイント
ファイルのダウンロードによってアクセスポイントファ
イル32が更新された場合、制御部21により、保存さ
れている各グループ情報に対して、以下の処理が行われ
る。
【0140】各個別設定グループ情報に対しては、その
個別設定グループ情報に含まれている、各アクセスポイ
ントの電話番号が変更されているか否かを確認し、変更
されている電話番号を書き換える処理が行われる。
【0141】一方、地域設定グループ情報に対しては、
上記のような処理とともに、追加されているアクセスポ
イント情報を、地域設定グループ情報に含まれる1番目
のアクセスポイント情報の後に逆順で追加する処理が行
われる。
【0142】例えば、アクセスポイントファイル32
が、図30(A)に示したアクセスポイントファイル3
NEWに更新され、更新直前の地域設定グループ情報
が、図30(B)に示した順でアクセスポイント情報を
含むものであった場合、番号変更が行われている東京E
に関する電話番号が修正され、東京H、東京Gに関する
アクセスポイント情報が、1番目のアクセスポイント情
報の後に逆順で追加されるので、当該地域設定グループ
情報は、図30(C)に示した順でアクセスポイント情
報を含むものに変更される。すなわち、地域設定グルー
プ情報は、次回のダイヤルアップ接続時に、前回、ダイ
ヤルアップ接続に成功したアクセスポイントに対するダ
イヤルアップが最初に行われ、そのダイヤルアップに失
敗したときに、新規に設置されたアクセスポイントに対
するダイヤルアップが行われるものに変更される。
【0143】以上、詳細に説明したように、第1実施形
態に係るネットワークシステムを構成している各ネット
ワーク端末装置10は、ダイヤルアップ接続に成功する
まで(或いは所定回数、接続に失敗するまで)、地域設
定グループ情報に含まれるアクセスポイント情報を順に
用いて、プロバイダ通信システム50へのダイヤルアッ
プ接続を試みる機能を有している。また、各ネットワー
ク端末装置10は、地域設定グループ情報に含まれるア
クセスポイント情報の並びを、ダイヤルアップ接続に成
功したアクセスポイント情報が先頭になるように変更す
る機能を有している。
【0144】すなわち、第1実施形態に係るネットワー
クシステムに含まれる各ネットワーク端末装置10は、
ダイヤルアップ接続に成功する確率が高い(過去の成功
率が高い)アクセスポイント51に対するダイヤルアッ
プを先に行う。従って、本ネットワークシステムでは、
プロバイダ通信システム50に含まれる各アクセスポイ
ント51が均等に利用される状態が速やかに形成される
ことになり、その結果として、ダイヤルアップ接続が完
了するまでに必要とされる平均的な時間を短縮できる
(ダイヤルアップ接続が失敗する確率を低減できる)こ
とになる。
【0145】また、各ネットワーク端末装置10では、
新たなアクセスポイント51が開設された場合(そのこ
とがオリジナルアクセスポイントファイルに反映され、
そのダウンロードが行われた場合)、そのアクセスポイ
ント51に関するアクセスポイント情報が2番目のアク
セスポイント情報として地域設定グループ情報に追加さ
れる。
【0146】すなわち、地域設定グループ情報にアクセ
スポイント情報が追加された各ネットワーク端末装置1
0は、前回、ダイヤルアップ接続に成功したアクセスポ
イント51へのダイヤルアップに失敗した場合、新規に
開設されたアクセスポイント51に対してダイヤルアッ
プを行う。従って、本ネットワークシステムは、新規な
アクセスポイント51を含む全てのアクセスポイント5
1が、均等に利用されている状態が速やかに形成される
システムとして動作することになる。
【0147】また、ネットワーク端末装置10は、ユー
ザが、地域の選択と、都市の選択とを行えば、当該都市
に存在する複数のアクセスポイントの電話番号等を含む
情報である地域設定グループ情報が自動的に作成される
ように構成されているので、操作性の良い装置ともなっ
ている。
【0148】また、各ネットワーク端末装置10が接続
ログを送信する機能を有しているので、本ネットワーク
システムを用いれば、アクセスポイント51に起こった
障害などの発見や対処が速やかに行えることにもなる。
【0149】<第2実施形態>本発明の第2実施形態に
係るネットワークシステムは、地域設定グループ情報に
関する動作のみが、第1実施形態に係るネットワークシ
ステムと異なるものとなっている。このため、ここで
は、当該動作を中心に、第1実施形態と同じ符号を用い
て、第2実施形態に係るネットワークシステムの構成、
動作を説明することにする。
【0150】第2実施形態に係るネットワークシステム
を構成するネットワーク端末装置10では、第1実施形
態に係るネットワーク端末装置10で用いられている地
域設定グループ情報に、各アクセスポイント51に関す
る評価点と、前回、接続に成功したアクセスポイント5
1を示す情報とを追加した情報が、地域設定グループ情
報として用いられている。
【0151】すなわち、図31に模式的に示したよう
に、第2実施形態に係るネットワーク端末装置10が保
持す地域設定グループ情報には、各アクセスポイント5
1に関する、名称、電話番号、評価点とを含むアクセス
ポイント情報が含まれる。また、第2実施形態に係るネ
ットワーク端末装置10が保持する地域設定グループ情
報には、前回、接続に成功したアクセスポイント51を
示す情報(図示せず)が含まれる。
【0152】なお、図示したアクセスポイント情報群
は、何回か接続が行われた後のものであり、地域設定グ
ループ情報の作成時(図10のステップS407相当の
処理時)には、全てのアクセスポイントに関する評価点
が“5”である地域設定グループ情報が作成される。
【0153】そして、図2のステップS114に相当す
るステップにおいて、第2実施形態に係るネットワーク
端末装置10内の制御部21は、図32に示した手順の
接続処理を実行する。なお、この図32に示した流れ図
では、画面表示処理等のステップの図示を省略してある
ので、画面表示手順等については、図18〜図20を参
照されたい。
【0154】図32に示してあるように、接続処理時、
制御部21は、まず、接続の試行回数をカウントするた
めの変数nに“1”を設定(ステップS1001)し、
使用することが指示されている地域設定グループ情報
(以下、カレント地域設定グループ情報と表記する)に
含まれる情報を基に、前回、接続に成功したアクセスポ
イント51を利用した、プロバイダ通信システム50へ
のダイヤルアップ接続を試みる(ステップS100
2)。なお、接続アシスタントプログラム30のインス
トール後に最初に実行されるステップS1002では、
カレント地域設定グループ情報に含まれているアクセス
ポイント情報群の末尾に位置しているアクセスポイント
情報(最も新しいアクセスポイント51に関するアクセ
スポイント情報)を利用したダイヤルアップ接続が試み
られる。前回、接続に成功したアクセスポイント51が
存在しなかった場合にこのステップS1002で行われ
る処理については後述する。
【0155】接続に成功した場合(ステップS100
3;YES)、制御部21は、カレント地域設定グルー
プ情報に含まれている、接続に利用したアクセスポイン
ト51に関する評価点である対応評価点Pxが“9”未
満であるか否かを判断する(ステップS1004)。そ
して、対応評価点Pxが“9”未満であった場合(ステ
ップS1004;YES)、制御部21は、カレント地
域設定グループ情報内の対応評価点Pxを“1”インク
リメント(ステップS1005)し、処理を終了する
(図21のステップS121以降に相当する処理を開始
する)。評価点Pxが“9”未満でなかった場合(ステ
ップS1004;NO)、制御部21は、地域設定グル
ープ情報内の対応評価点Pxを変更することなく
(“9”に維持して)、処理を終了する。
【0156】接続に失敗した場合(ステップS100
3;NO)、制御部21は、対応評価点Pxが“2”を
超えているか否かを判断する(ステップS1006)。
そして、対応評価点Pxが“2”を超えていた場合(ス
テップS1006;YES)には、地域設定グループ情
報内の評価点Pxを“2”だけデクリメント(ステップ
S1007)し、ステップS1008に進む。評価点P
xが“2”以下であった場合(ステップS1006;N
O)、制御部21は、地域設定グループ情報内の評価点
Pxを変更することなく(“2”或いは“1”に維持し
て)、ステップS1008に進む。
【0157】ステップS1008において、制御部21
は、n値がリダイヤル回数指定値と一致しているか否か
を判断する。そして、既にリダイヤル回数指定値と同じ
回数、接続を試みていた場合(ステップS1008;Y
ES)には、接続処理を終了する。この場合、異常終了
であり、制御部21は、エラーメッセージを表示した
後、図2のステップS102相当の処理を開始する。
【0158】一方、n値がリダイヤル回数指定値と一致
していなかった場合(ステップS1008;YES)、
すなわち、n値がリダイヤル回数指定値未満であった場
合、制御部21は、リダイヤル間隔指定値で指定される
時間、待機(図示せず)してから、nに“1”を加算す
る(ステップS1009)。その後、制御部21は、接
続未試行のAP51が残っているか否か(カレント地域
設定グループ情報内に未使用のアクセスポイント情報が
残っている否か)を判断(ステップS1010)し、接
続未試行のAPが残っていた場合(ステップS101
0;YES)には、接続未試行のAPの中から、評価点
に応じた確率でランダムに1つのAP51を特定する
(ステップS1011)。
【0159】例えば、接続未試行の3つのアクセスポイ
ントA、B、Cが残っており、それらの評価点がそれぞ
れ“4”、“7”、“9”であった場合、制御部21
は、ステップS1011において、アクセスポイントA
が20(=100×4/(4+7+9))%の確率で選
択され、アクセスポイントBが35(100×7/(4
+7+9))%の確率で選択され、アクセスポイントC
が45(100×9/(4+7+9))%の確率で選択
されるランダムアルゴリズムを用いて、アクセスポイン
トA〜Cの中から1つのアクセスポイントを選択する。
【0160】また、接続未試行のAPが残っていなかっ
た場合(ステップS1010;YES)には、カレント
地域設定グループ情報にアクセスポイント情報が含まれ
ている全てのAPの中から、評価点に応じた確率でラン
ダムに1つのAPを特定する(ステップS1012)。
なお、前述したステップS1002では、前回、接続に
成功したAPが存在しなかった場合、このステップS1
012と同じ処理によって特定されたAPを利用したダ
イヤルアップ接続が試みられる。
【0161】ステップS1011、或いは、S1012
の実行後、制御部21は、特定したAPを利用したダイ
ヤルアップ接続を試み(ステップS1013)、ステッ
プS1003に戻る。
【0162】また、アクセスポイントファイル32が更
新された場合、制御部21は、番号変更に対象する処理
と、追加されたアクセスポイント51に関する、評価点
を“9”としたアクセスポイント情報を追加する処理と
を行う。
【0163】以下、東京A〜東京Cに関するアクセスポ
イント情報を含む地域設定グループ情報が作成された場
合を例に、本実施形態に係るネットワークシステムにお
ける、ネットワーク端末装置10の動作をさらに具体的
に説明する。
【0164】この場合、第2実施形態に係るネットワー
ク端末装置10では、図33に示したように、東京A〜
東京Cに関する評価点が、それぞれ、“5”である地域
設定グループ情報が作成される。
【0165】地域設定グループ情報作成後、最初に実行
される接続処理(1回目の接続処理)時には、最も新し
いアクセスポイント(この図では、東京C)が、まず、
ダイヤルアップ接続に利用される。
【0166】そして、1回目の接続処理時に、東京Cを
利用したダイヤルアップ接続が失敗し、その後、接続未
試行の東京A、Bからランダムに選択された東京Bを利
用したダイヤルアップ接続が成功した場合、接続が失敗
した東京Cの評価点が“2”デクリメントされ、接続が
成功した東京Bの評価点が“1”インクリメントされ
る。従って、1回目の接続処理終了後の東京A〜Cの評
価点は、図示してあるように、“5”、“6”、“3”
となる。
【0167】2回目の接続処理時には、前回、接続が成
功したアクセスポイント、すなわち、東京Bが存在して
いるので、まず、東京Bを利用したダイヤルアップ接続
が試みられる。そして、ダイヤルアップ接続に成功した
場合には、東京Bの評価点が“7”に変更される。
【0168】3回目以降の接続処理についても同様の処
理が行われ、ダイヤルアップ接続が成功した割合が高い
アクセスポイントの評価点が、当該割合が低いアクセス
ポイントの評価点よりも高い状態が形成されていく。
【0169】そして、図示してあるように、8回目の接
続処理が接続が成功せずに終了した場合、本ネットワー
ク端末装置10では、9回目の接続処理時に、最初にダ
イヤルアップ接続が試みられるアクセスポイントがその
時点における評価点に応じた確率でランダムに決定され
ることになる。この際、各アクセスポイントの評価点が
ダイヤルアップ接続が成功した割合に応じたものとなっ
ているので、9回目の接続処理時、通常は(高い確率
で)、まず、ダイヤルアップ接続が成功する確率が高い
アクセスポイント(図では、東京B)を利用したダイヤ
ルアップ接続が試みられることになる。
【0170】また、アクセスポイントファイル32が、
新たなアクセスポイントに関するアクセスポイント情報
を含むものに更新される際には、当該アクセスポイント
情報内の評価点が“9”とされる。
【0171】すなわち、11回目の接続処理後に、アク
セスポイントファイル32が、東京Dが追加されたもの
に更新された場合、地域設定グループ情報は、図示して
あるように、東京A〜Dに関する評価点として、
“2”、“9”、“1”、“9”を有するものに変更さ
れる。
【0172】そして、その地域設定グループ情報を用い
て12回目の接続処理が行われるので、前回、接続が成
功した東京Bを利用したダイヤルアップ接続が失敗した
場合、通常は(高い確率で)、評価点が“9”である東
京D(新規なアクセスポイントであるが故に利用者が少
ない)を利用したダイヤルアップ接続が試みられること
になる。
【0173】このように、第2実施形態に係るネットワ
ークシステムを構成している各ネットワーク端末装置1
0は、アクセスポイント毎に、そのアクセスポイントを
利用したダイヤルアップ接続の成功割合に応じた(成功
割合に対して正の相関がある)データである評価点を含
む地域設定グループ情報を保持している。そして、各ネ
ットワーク端末装置10は、ダイヤルアップ接続の実行
が指示された場合、まず、前回、接続が成功したアクセ
スポイントを利用したダイヤルアップ接続を試み、接続
に失敗した場合には、接続未試行のアクセスポイントの
中から、評価点に応じた確率でランダムに選択したアク
セスポイントを利用したダイヤルアップ接続を試みる。
【0174】また、アクセスポイント51が新たに設置
された場合(そのことがオリジナルアクセスポイントフ
ァイルに反映され、そのダウンロードが行われた場
合)、各ネットワーク端末装置10では、そのアクセス
ポイント51に関するアクセスポイント情報が、前回の
使用時にダイヤルアップ接続に失敗している他のアクセ
スポイント情報よりも先にダイヤルアップ接続に利用さ
れることになる形態で地域設定グループ情報に追加され
る。
【0175】従って、第2実施形態に係るネットワーク
システムでは、第1実施形態に係るネットワークシステ
ムと同様に、プロバイダ通信システム50に含まれる各
アクセスポイント51が均等に利用される状態が速やか
に形成されることになり、その結果として、ダイヤルア
ップ接続が完了するまでに必要とされる平均的な時間を
短縮できる(ダイヤルアップ接続が失敗する確率を低減
できる)ことになる。また、新規なアクセスポイント5
1を含む全てのアクセスポイント51が均等に利用され
ている状態を速やかに形成できることになる。
【0176】<変形形態>第1、第2実施形態に係るネ
ットワークシステムは、各種の変形を行うことができ
る。例えば、第1実施形態に係るネットワーク端末装置
10では、アクセスポイント情報の並び順で、それらの
使用順が示されたグループ情報が用いられているが、複
数のアクセスポイント情報とともに、各アクセスポイン
ト情報の使用順を定める数値情報を含むグループ情報を
用いても良い。
【0177】また、第2実施形態に係るネットワーク端
末装置10では、ステップS1011、S1012にお
いて、評価点に応じた確率でアクセスポイントがランダ
ムに選択されているが、これらのステップにおいて、評
価点が最も高いアクセスポイントが選択されるようにす
ることもできる。
【0178】また、第2実施形態に係るネットワーク端
末装置10では、評価点の上限、下限を、それぞれ、
“1”、“9”としてあるが、評価点の上限、下限が、
これらの値に限られないことは当然である。また、ダイ
ヤルアップ接続の成功時、失敗時に評価点に対して増減
を行う数値が、“1”、“2”ではなくても良いことも
当然である。
【0179】
【発明の効果】本発明によるネットワーク端末装置、プ
ログラム記録媒体によれば、通信システムに備えられた
複数のアクセスポイントが均等に利用されるネットワー
クシステムを構築でき、本発明のネットワークシステム
を用いれば、複数のアクセスポイントが均等に利用され
ることになる。
【0180】従って、本発明によれば、各ネットワーク
端末装置において、ダイヤルアップ接続が完了するまで
に必要とされる平均的な時間を短縮できる(ダイヤルア
ップ接続が失敗する確率を低減できる)ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るネットワークシス
テムの構成の説明図である。
【図2】 接続アシスタントプログラムが実行されたネ
ットワーク端末装置の全体的な動作手順を示した流れ図
である。
【図3】 接続アシスタントプログラムが実行されてい
るネットワーク端末装置のディスプレイに、未接続時に
表示されるメインウインドウの説明図である。
【図4】 図3に示したメインウインドウに対応する、
最小化されたメインウインドウの説明図である。
【図5】 実施形態に係るネットワーク端末装置におい
て実行されるメニュー関連処理の流れ図である。
【図6】 メニューが表示されたメインウインドウの説
明図である。
【図7】 オプション設定用ダイアログボックスの説明
図である。
【図8】 アクセスポイント設定処理の流れ図である。
【図9】 アクセスポイント設定用ダイアログボックス
の説明図である。
【図10】 グループ情報設定処理の流れ図である。
【図11】 グループ情報設定処理時に表示されるアク
セスポイント種別等設定用ダイアログボックスの説明図
である。
【図12】 グループ情報設定処理時に表示されるアク
セスポイント指定方法設定ダイアログボックスの説明図
である。
【図13】 グループ情報設定処理時に表示される地域
設定グループ情報設定用ダイアログボックスの説明図で
ある。
【図14】 グループ情報設定処理時に表示される個別
設定グループ情報設定用ダイアログボックスの説明図で
ある。
【図15】 グループ情報設定処理時に表示されるアク
セスポイント一覧ダイアログボックスの説明図である。
【図16】 グループ情報設定処理時に表示されるリダ
イヤル条件設定用ダイアログボックスの説明図である。
【図17】 地域設定グループ情報の作成手順の説明図
である。
【図18】 接続処理の流れ図である。
【図19】 接続処理の、図18に続く流れ図である。
【図20】 接続処理の、図19に続く流れ図である。
【図21】 接続処理時に表示されるメインウインドウ
の説明図である。
【図22】 ダイヤルアップ接続成功時に行われる地域
設定グループ情報の更新手順の説明図である。
【図23】 接続完了後に表示されるメインウインドウ
の説明図である。
【図24】 接続中に表示される経過時間通知ボックス
の説明図である。
【図25】 図22に示したメインウインドウに対応す
る、最大化されたメインウインドウの説明図である。
【図26】 切断ダイアログボックスの説明図である。
【図27】 切断後に表示されるメインウインドウの説
明図である。
【図28】 履歴削除用ダイアログボックスの説明図で
ある。
【図29】 接続ログ表示処理時に表示されるダイアロ
グボックスの説明図である。
【図30】 アクセスポイントファイルが更新されたと
きに、地域設定グループ情報に対して行われる処理の説
明図である。
【図31】 本発明の第2実施形態に係るネットワーク
システムに含まれるネットワーク端末装置で用いられて
いる地域設定グループ情報の説明図である。
【図32】 本発明の第2実施形態に係るネットワーク
端末装置において実行される接続処理の流れ図である。
【図33】 本発明の第2実施形態に係るネットワーク
端末装置において、アクセスポイントファイルが更新さ
れたときに、地域設定グループ情報に対して行われる処
理の説明図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク端末装置 11 装置本体 12 ディスプレイ 13 入力装置 14 スピーカ 21 制御部 22 HDD 23 通信制御回路 24 ディスプレイ制御回路 25 インタフェース回路 26 サウンド回路 27 FDドライブ 28 CD−ROMドライブ 29 バス 30 接続アシスタントプログラム 31 INIファイル 32 アクセスポイントファイル 33 音声ファイル 34 接続ログファイル 41 フレキシブルディスク 42 CD−ROM 50 通信回線 51 アクセスポイント 52 ホスト
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/424 H04L 11/02 Z 9A001 Fターム(参考) 5K024 AA14 AA74 AA75 AA76 AA77 BB04 BB07 CC09 DD01 EE06 FF03 FF04 GG01 GG03 GG11 5K027 BB04 EE04 FF02 FF22 HH23 KK02 5K030 GA13 HB00 HB19 KA02 LB02 5K036 AA13 BB01 DD20 DD25 DD44 DD46 EE13 FF02 JJ03 JJ08 JJ10 JJ13 KK06 KK09 KK13 KK18 LL01 5K101 KK02 LL02 MM04 MM05 MM07 NN03 NN18 NN22 NN25 PP01 PP03 PP05 PP06 QQ07 QQ11 RR12 RR27 TT03 UU18 VV05 9A001 CC06 HH34 JJ18 KK60

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアクセスポイントを有する通信シ
    ステムに対してダイヤルアップ接続を行う機能を有する
    ネットワーク端末装置であって、 前記通信システムに含まれる、同地域に存在する複数の
    アクセスポイントの電話番号と、それらを利用すべき順
    番を示す情報として解釈される順番情報とを含むグルー
    プ情報を記憶するためのグループ情報記憶手段と、 ダイヤルアップ接続の実行指示が入力される入力手段
    と、 前記入力手段にダイヤルアップ接続の実行指示が入力さ
    れたときに、前記通信システムへのダイヤルアップ接続
    が成功するまで、或いは、ダイヤルアップ接続が成功す
    ることなく、所定回数のダイヤルアップ接続が試行され
    るまで、前記グループ情報記憶手段に記憶された前記グ
    ループ情報に含まれる電話番号を前記グループ情報に含
    まれる前記順番情報に応じた順番で用いてダイヤルアッ
    プ接続を試みる接続試行手段と、 前記接続試行手段によってダイヤルアップ接続が成功し
    た場合に、当該ダイヤルアップ接続に用いられた電話番
    号が、前記接続試行手段によって最初に利用されるもの
    となるように前記グループ情報の内容を更新するグルー
    プ情報更新手段とを備えることを特徴とするネットワー
    ク端末装置。
  2. 【請求項2】 前記グループ情報に含まれる前記順番情
    報は、前回、成功したダイヤルアップ接続に用いられた
    電話番号を示す電話番号指定情報と、各電話番号に関す
    る数値情報である評価点とを含み、 前記接続試行手段は、最初に、前記順番情報に含まれる
    前記電話番号指定情報によって示されている電話番号を
    用いてダイヤルアップ接続を試み、そのダイヤルアップ
    接続に失敗した場合には、その後、前記グループ情報内
    のダイヤルアップ接続を試みていない電話番号の中から
    それらの評価点情報に基づき1つの電話番号を特定する
    とともに、特定した電話番号を用いたダイヤルアップ接
    続を試みる処理を、ダイヤルアップ接続が成功するま
    で、或いは、ダイヤルアップ接続が成功することなく、
    所定回数のダイヤルアップ接続が試行されるまで繰り返
    し、 前記グループ情報更新手段は、前記接続試行手段によっ
    てダイヤルアップ接続が成功した場合に、当該ダイヤル
    アップ接続に用いられた電話番号を示す電話番号指定情
    報を、前記グループ情報に含めるとともに、前記グルー
    プ情報に含まれる、ダイヤルアップ接続に失敗した電話
    番号に関する評価点を第1所定値だけ減少させ、ダイヤ
    ルアップ接続に成功した電話番号に関する評価点を第2
    所定値だけ増加させることを特徴とする請求項1記載の
    ネットワーク端末装置。
  3. 【請求項3】 前記接続試行手段は、ダイヤルアップ接
    続を試みていない電話番号の中から1つの電話番号を特
    定する場合には、当該電話番号の中から、対応づけられ
    ている評価点に応じた確率でランダムに電話番号を特定
    することを特徴とする請求項2記載のネットワーク端末
    装置。
  4. 【請求項4】 前記接続試行手段は、ダイヤルアップ接
    続を試みていない電話番号の中から1つの電話番号を特
    定する場合には、当該電話番号の中から、最も高い評価
    点が対応づけられている電話番号を特定することを特徴
    とする請求項2記載のネットワーク端末装置。
  5. 【請求項5】 前記通信システムから、前記グループ情
    報に電話番号が含まれているアクセスポイントと同じ地
    域に設置された新規なアクセスポイントに関する電話番
    号を受けとって、当該電話番号を前記グループ情報に追
    加するとともに、前記接続試行手段によって、当該電話
    番号を用いたダイヤルアップ接続が、前回の使用時にダ
    イヤルアップ接続に失敗している他の各電話番号を用い
    たダイヤルアップ接続よりも早く試みられるように前記
    順番情報を更新する第2グループ情報変更手段を、さら
    に備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    ずれかに記載のネットワーク端末装置。
  6. 【請求項6】 各種の画像を表示するための表示手段
    と、 ユーザに地域を選択させるための画像を前記表示手段に
    表示させるとともに、前記入力手段に対してユーザが入
    力した情報に基づき、ユーザが選択した地域を特定する
    第1特定手段と、 この第1特定手段によって特定された地域に存在する都
    市の中からユーザに1つの都市を選択させるための画像
    を前記表示手段に表示させるとともに、前記入力手段に
    対してユーザが入力した情報に基づき、ユーザが選択し
    た都市を特定する第2特定手段と、 この第2特定手段によって特定された都市に存在するア
    クセスポイントに関する電話番号を含むグループ情報を
    作成し、前記グループ情報記憶手段に保存するグループ
    情報作成保存手段とを、さらに備えることを特徴とする
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のネットワー
    ク端末装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータを、請求項1ないし請求項
    6のいずれかに記載のネットワーク端末装置として動作
    させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコ
    ンピュータ読取可能なプログラム記録媒体。
  8. 【請求項8】 複数のアクセスポイントを有する通信シ
    ステムと、複数のネットワーク端末装置とを含むネット
    ワークシステムであって、 前記通信システムは、 現時点において有している全てのアクセスポイントの電
    話番号が地域並びに都市別に記憶されたアクセスポイン
    トファイルを保持するアクセスポイントファイル保持手
    段と、 前記アクセスポイントファイル保持手段に保持されたア
    クセスポイントファイルを、自システムへのダイヤルア
    ップ接続を行い、所定の要求を出したネットワーク端末
    装置に送信する送信手段とを備え、 前記複数のネットワーク端末装置のそれぞれは、 前記複数のアクセスポイントの電話番号が地域、都市別
    に記憶されたアクセスポイントファイルを記憶するアク
    セスポイントファイル記憶手段と、 前記通信システムに含まれる、同地域に存在する複数の
    アクセスポイントの電話番号と、それらを利用すべき順
    番を示す情報として解釈される順番情報とを含むグルー
    プ情報を記憶するためのグループ情報記憶手段と、 ユーザが情報を入力するための入力手段と、 各種の画像を表示するための表示手段と、 ユーザに地域を選択させるための画像を前記表示手段に
    表示させるとともに、前記入力手段に対してユーザが入
    力した情報に基づき、ユーザが選択した地域を特定する
    第1特定手段と、 この第1特定手段によって特定された地域に存在する都
    市の中からユーザに1つの都市を選択させるための画像
    を前記表示手段に表示させるとともに、前記入力手段に
    対してユーザが入力した情報に基づき、ユーザが選択し
    た都市を特定する第2特定手段と、 前記アクセスポイントファイル記憶手段に記憶されたア
    クセスポイントファイル内の情報に基づき、前記第2特
    定手段によって特定された都市に存在するアクセスポイ
    ントに関する電話番号を含むグループ情報を作成し、前
    記グループ情報記憶手段に保存するグループ情報作成保
    存手段と、 前記入力手段にダイヤルアップ接続の実行指示を意味す
    る情報が入力されたときに、前記通信システムへのダイ
    ヤルアップ接続が成功するまで、或いは、ダイヤルアッ
    プ接続が成功することなく、所定回数のダイヤルアップ
    接続が試行されるまで、前記グループ情報記憶手段に記
    憶された前記グループ情報に含まれる電話番号を前記グ
    ループ情報に含まれる前記順番情報に応じた順番で用い
    てダイヤルアップ接続を試みる接続試行手段と、 前記接続試行手段によってダイヤルアップ接続が成功し
    た場合に、当該ダイヤルアップ接続に用いられた電話番
    号が、前記接続試行手段によって最初に利用されるもの
    となるように前記グループ情報記憶手段内の前記グルー
    プ情報の内容を更新する第1グループ情報更新手段と、 前記通信システムの前記アクセスポイントファイル保持
    手段に保持されたアクセスポイントファイルが前記アク
    セスポイントファイル記憶手段に記憶されたアクセスポ
    イントファイルと内容が異なっているか否かを判断する
    判断手段と、 この判断手段によって内容が異なっていると判断された
    場合に、前記通信システムに所定の要求を出し、その要
    求への応答として前記通信システムから送信されてくる
    アクセスポイントファイルを、前記アクセスポイントフ
    ァイル記憶手段に格納するとともに、当該アクセスポイ
    ントファイルに前記グループ情報に電話番号が含まれて
    いるアクセスポイントと同じ都市に関する電話番号が追
    加されていた場合には、当該電話番号を前記グループ情
    報に追加するとともに、前記接続試行手段によって、当
    該電話番号を用いたダイヤルアップ接続が、前回の使用
    時にダイヤルアップ接続に失敗している他の各電話番号
    を用いたダイヤルアップ接続よりも早く試みられるよう
    に前記順番情報を更新する第2グループ情報変更手段と
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 前記複数のネットワーク端末装置のそれ
    ぞれは、 前記接続試行手段によって行われた処理の内容を示す接
    続ログを前記通信システムに送信する接続ログ送信手段
    を、さらに備え、 前記通信システムは、 各ネットワーク端末装置から送信されてきた接続ログを
    記憶する接続ログ記憶手段を、さらに、備えることを特
    徴とする請求項8記載のネットワークシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293866A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The 環境管理システムの運用方法及び環境管理システム
CN113660633A (zh) * 2021-07-28 2021-11-16 东风汽车集团股份有限公司 一种车辆网络连接拨号方法及装置

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