JP2001155522A - 平面発光体及び同発光体を備えた車両用照明装置 - Google Patents
平面発光体及び同発光体を備えた車両用照明装置Info
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- JP2001155522A JP2001155522A JP33639399A JP33639399A JP2001155522A JP 2001155522 A JP2001155522 A JP 2001155522A JP 33639399 A JP33639399 A JP 33639399A JP 33639399 A JP33639399 A JP 33639399A JP 2001155522 A JP2001155522 A JP 2001155522A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】導光部材の発光面のみならず、入光エッジを除
く他のエッジからも積極的に光源光を出射させて利用す
ることができる平面発光体及び同発光体を備えた車両用
照明装置を提供する。 【解決手段】光源光を入光エッジ21から導光部材13
内に導き入れ、同導光部材13の発光面25から出射さ
せるルームランプ12において、前記導光部材13の入
光エッジ21以外の各エッジを光源からの光が出射可能
な側部発光エッジ22, 23及び先端部発光エッジ24
とした。入光エッジ21の両端側には蛍光ランプ33の
軸線に対して平行に延びる直線部27a, 27bを形成
した。入光エッジ21における両直線部27a, 27b
間には入射した光源光を両側部発光エッジ22, 23側
へ積極的に導く複数の切欠凹部28を形成した。このた
め、各発光エッジ22〜24からの出射光量が確保され
る。
く他のエッジからも積極的に光源光を出射させて利用す
ることができる平面発光体及び同発光体を備えた車両用
照明装置を提供する。 【解決手段】光源光を入光エッジ21から導光部材13
内に導き入れ、同導光部材13の発光面25から出射さ
せるルームランプ12において、前記導光部材13の入
光エッジ21以外の各エッジを光源からの光が出射可能
な側部発光エッジ22, 23及び先端部発光エッジ24
とした。入光エッジ21の両端側には蛍光ランプ33の
軸線に対して平行に延びる直線部27a, 27bを形成
した。入光エッジ21における両直線部27a, 27b
間には入射した光源光を両側部発光エッジ22, 23側
へ積極的に導く複数の切欠凹部28を形成した。このた
め、各発光エッジ22〜24からの出射光量が確保され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示用のバッ
クライト、発光式表示体、発光式看板及び交通用発光標
識等に光源として使用されるエッジライト式の平面発光
体及び同発光体を備えた車両用照明装置に関するもので
ある。
クライト、発光式表示体、発光式看板及び交通用発光標
識等に光源として使用されるエッジライト式の平面発光
体及び同発光体を備えた車両用照明装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、平面発光体としては、透光性
を有する導光部材の背面に蛍光ランプ等の光源を配置し
た直下型平面発光体が知られている。この直下型平面発
光体は、比較的高輝度であるものの輝度の均一性に欠け
るという問題があった。また、光源を導光部材の背面に
配置するため厚みが厚くなり、薄型化及び小型化という
最近の傾向にそぐわないという問題があった。そして、
このような問題を解決するために、近年、導光部材の側
縁部側に光源を配置し、光源光を導光部材の入光エッジ
から導光部材内に導き入れると共に、同導光部材の発光
面から出射させるエッジライト式平面発光体が提案され
ている。このエッジライト式平面発光体は、薄型化が容
易であるため液晶ディスプレイ、発光式看板及び交通用
発光標識等の背面照明装置として主に利用されている。
を有する導光部材の背面に蛍光ランプ等の光源を配置し
た直下型平面発光体が知られている。この直下型平面発
光体は、比較的高輝度であるものの輝度の均一性に欠け
るという問題があった。また、光源を導光部材の背面に
配置するため厚みが厚くなり、薄型化及び小型化という
最近の傾向にそぐわないという問題があった。そして、
このような問題を解決するために、近年、導光部材の側
縁部側に光源を配置し、光源光を導光部材の入光エッジ
から導光部材内に導き入れると共に、同導光部材の発光
面から出射させるエッジライト式平面発光体が提案され
ている。このエッジライト式平面発光体は、薄型化が容
易であるため液晶ディスプレイ、発光式看板及び交通用
発光標識等の背面照明装置として主に利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
エッジライト式平面発光体においては、導光部材の発光
面から出射される光を主に利用するものであったため、
導光部材の入光エッジを除く他のエッジに反射テープ等
の反射部材を張り付けることにより、光源からの光の各
エッジからの放散減耗を防止していた。このように、前
記従来のエッジライト式平面発光体においては、導光部
材の入光エッジを除く他のエッジから放散される光源か
らの光を積極的に利用しようとするものはなかった。
エッジライト式平面発光体においては、導光部材の発光
面から出射される光を主に利用するものであったため、
導光部材の入光エッジを除く他のエッジに反射テープ等
の反射部材を張り付けることにより、光源からの光の各
エッジからの放散減耗を防止していた。このように、前
記従来のエッジライト式平面発光体においては、導光部
材の入光エッジを除く他のエッジから放散される光源か
らの光を積極的に利用しようとするものはなかった。
【0004】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、導光部材の発光面のみ
ならず、入光エッジを除く他のエッジからも積極的に光
源光を出射させて利用することができる平面発光体及び
同発光体を備えた車両用照明装置を提供することにあ
る。
れたものであって、その目的は、導光部材の発光面のみ
ならず、入光エッジを除く他のエッジからも積極的に光
源光を出射させて利用することができる平面発光体及び
同発光体を備えた車両用照明装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、透光性を有した導光部材と、同導光部材の入光エッ
ジ側に配置された光源とを備え、光源光を入光エッジか
ら導光部材内に導き入れ、同導光部材の発光面から出射
させる平面発光体において、前記導光部材の入光エッジ
以外の少なくとも一つのエッジを、前記光源から導かれ
る光が出射可能とした発光エッジとし、前記入光エッジ
には入射した光源光を前記発光エッジ側へ積極的に導く
第1導光手段を設けたことをその要旨とする。
は、透光性を有した導光部材と、同導光部材の入光エッ
ジ側に配置された光源とを備え、光源光を入光エッジか
ら導光部材内に導き入れ、同導光部材の発光面から出射
させる平面発光体において、前記導光部材の入光エッジ
以外の少なくとも一つのエッジを、前記光源から導かれ
る光が出射可能とした発光エッジとし、前記入光エッジ
には入射した光源光を前記発光エッジ側へ積極的に導く
第1導光手段を設けたことをその要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記第1導光手段は、入光エッジに形
成された複数の切欠凹部であることをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明におい
て、前記各切欠凹部はジグザグ状をなすように設けられ
ていることをその要旨とする。
の発明において、前記第1導光手段は、入光エッジに形
成された複数の切欠凹部であることをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明におい
て、前記各切欠凹部はジグザグ状をなすように設けられ
ていることをその要旨とする。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項2又は請
求項3に記載の発明において、前記切欠凹部は、光源か
ら入光エッジ側に出射された光の進行方向に直交する線
分に対して90度以外の角度を有していることをその要
旨とする。
求項3に記載の発明において、前記切欠凹部は、光源か
ら入光エッジ側に出射された光の進行方向に直交する線
分に対して90度以外の角度を有していることをその要
旨とする。
【0008】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記90度以外の角度は0度より大き
く180度より小さいものであることをその要旨とす
る。請求項6に記載の発明は、請求項2又は請求項3に
記載の発明において、前記切欠凹部は、互いに隣り合う
2つの辺が90度をなすように形成されていることをそ
の要旨とする。
の発明において、前記90度以外の角度は0度より大き
く180度より小さいものであることをその要旨とす
る。請求項6に記載の発明は、請求項2又は請求項3に
記載の発明において、前記切欠凹部は、互いに隣り合う
2つの辺が90度をなすように形成されていることをそ
の要旨とする。
【0009】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6に記載の発明において、前記入光エッジには、光源
から入光エッジ側に出射された光の進行方向に対して直
交する方向に延びるように直線部を設けたことをその要
旨とする。
項6に記載の発明において、前記入光エッジには、光源
から入光エッジ側に出射された光の進行方向に対して直
交する方向に延びるように直線部を設けたことをその要
旨とする。
【0010】請求項8に記載の発明は、車両の車室内に
設けられ、同車室内を照らし出す車両用照明装置におい
て、請求項1〜請求項7のうち少なくともいずれか一項
に記載の平面発光体を備えたことをその要旨とする。
設けられ、同車室内を照らし出す車両用照明装置におい
て、請求項1〜請求項7のうち少なくともいずれか一項
に記載の平面発光体を備えたことをその要旨とする。
【0011】(作用)請求項1に記載の発明において
は、入光エッジからの入射光は第1導光手段により発光
エッジ側へ積極的に導かれ、発光エッジからの出射光量
が増大する。
は、入光エッジからの入射光は第1導光手段により発光
エッジ側へ積極的に導かれ、発光エッジからの出射光量
が増大する。
【0012】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、各切欠凹部からの入射
光は発光エッジ側へ進行するように屈折する。このた
め、入光エッジに各切欠凹部を形成するのみでよい。
1に記載の発明の作用に加えて、各切欠凹部からの入射
光は発光エッジ側へ進行するように屈折する。このた
め、入光エッジに各切欠凹部を形成するのみでよい。
【0013】請求項3〜請求項5に記載の発明において
は、請求項2に記載の発明の作用に加えて、各切欠凹部
からの入射光はそのまま直進することなく、側部の発光
エッジ側に進行するように屈折する。
は、請求項2に記載の発明の作用に加えて、各切欠凹部
からの入射光はそのまま直進することなく、側部の発光
エッジ側に進行するように屈折する。
【0014】請求項6に記載の発明においては、請求項
2又は請求項3に記載の発明の作用に加えて、90度以
外の鋭角を計測する場合と異なり、製造時の角度計測が
容易である。
2又は請求項3に記載の発明の作用に加えて、90度以
外の鋭角を計測する場合と異なり、製造時の角度計測が
容易である。
【0015】請求項7に記載の発明においては、請求項
2〜請求項6のうちいずれか一項に記載の発明の作用に
加えて、直線部からの入射光はほとんどその進行方向を
変えることなく直進し、導光部材の先端側の発光エッジ
から出射される。
2〜請求項6のうちいずれか一項に記載の発明の作用に
加えて、直線部からの入射光はほとんどその進行方向を
変えることなく直進し、導光部材の先端側の発光エッジ
から出射される。
【0016】請求項8に記載の発明においては、車両用
照明装置の薄型化が可能となる。そして、請求項1〜請
求項7のうち少なくともいずれか一項に記載の平面発光
体における発光面及び発光エッジからの出射光により車
室内が照らし出される。
照明装置の薄型化が可能となる。そして、請求項1〜請
求項7のうち少なくともいずれか一項に記載の平面発光
体における発光面及び発光エッジからの出射光により車
室内が照らし出される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の平面発光体を、自
動車の車内を照らし出すルームランプに具体化した一実
施形態を図1〜図5に従って説明する。 (全体)図3に示すように、自動車内の天井11には平
面発光体及び車両用照明装置としてのルームランプ12
が設けられており、同ルームランプ12は平板状の導光
部材13を備えている。導光部材13は断面略Z状の支
持ブラケット14及び複数の支持部材15を介して天井
11にボルト16が締め付けられることにより固定され
ている。 (導光部材)図2に示すように、前記導光部材13は透
明アクリル樹脂により一体形成されている。導光部材1
3の支持ブラケット14固定側の端縁には、入光エッジ
21が導光部材13よりも若干幅狭になるように突設さ
れている。導光部材13において、入光エッジ21側の
端縁に直交する2つの側縁は側部発光エッジ22, 23
とされており、入光エッジ21の反対側の端縁は先端部
発光エッジ24とされている。
動車の車内を照らし出すルームランプに具体化した一実
施形態を図1〜図5に従って説明する。 (全体)図3に示すように、自動車内の天井11には平
面発光体及び車両用照明装置としてのルームランプ12
が設けられており、同ルームランプ12は平板状の導光
部材13を備えている。導光部材13は断面略Z状の支
持ブラケット14及び複数の支持部材15を介して天井
11にボルト16が締め付けられることにより固定され
ている。 (導光部材)図2に示すように、前記導光部材13は透
明アクリル樹脂により一体形成されている。導光部材1
3の支持ブラケット14固定側の端縁には、入光エッジ
21が導光部材13よりも若干幅狭になるように突設さ
れている。導光部材13において、入光エッジ21側の
端縁に直交する2つの側縁は側部発光エッジ22, 23
とされており、入光エッジ21の反対側の端縁は先端部
発光エッジ24とされている。
【0018】図5に示すように、各発光エッジ22〜2
4はそれぞれ側面円弧状に形成されており滑らかに連続
している。各発光エッジ22〜24の導光部材13上面
側(天井11側)は緩やかな円弧を、また下面側(車室
内側)は前記上面側よりも急な円弧を描いてそれぞれ非
発光面26及び発光面25に滑らかに連続している。さ
らに、先端部発光エッジ24は平面円弧状に形成されて
いる。図3に示すように、導光部材13の反天井11側
の面、即ち車室内側の面は発光面25とされており、天
井11側の面は非発光面26とされている。前記各発光
エッジ22〜24及び発光面25は入光エッジ21から
導光部材13内を導かれた光が出射可能とされている。 (第1導光手段)図4に示すように、入光エッジ21の
両端部にはそれぞれ直線部27a, 27bが形成されて
おり、両直線部27a, 27bの間には複数のV字状の
切欠凹部28が連続して形成されている。各切欠凹部2
8のV字状をなす2つの面はそれぞれ入射面28a, 2
8aとされている。両入射面28a, 28bのなす角度
θの採りうる範囲は5〜170度、望ましい範囲は30
〜120度、最適な範囲は80〜100度とされてお
り、本実施形態においては90度に設定されている。こ
の範囲を越えると側部発光エッジ22,23からの出射
光量が不十分となる。両直線部27a, 27b及び各切
欠凹部28は入光エッジ21からの入射光を各発光エッ
ジ22〜24側へ積極的に導く第1導光手段を構成して
いる。 (光源)図1及び図2に示すように、入光エッジ21の
両端にはそれぞれソケット31a, 31bがボルト32
の締付により固定されており、両ソケット31a, 31
bは図示しない電源回路に接続されている。両ソケット
31a, 31b間には光源としての蛍光ランプ33が取
り付けられており、同蛍光ランプ33と入光エッジ21
との間には若干の隙間が形成されている。この蛍光ラン
プ33は前記入光エッジ21側を透明硝子部としたアパ
ーチャタイプとされている。
4はそれぞれ側面円弧状に形成されており滑らかに連続
している。各発光エッジ22〜24の導光部材13上面
側(天井11側)は緩やかな円弧を、また下面側(車室
内側)は前記上面側よりも急な円弧を描いてそれぞれ非
発光面26及び発光面25に滑らかに連続している。さ
らに、先端部発光エッジ24は平面円弧状に形成されて
いる。図3に示すように、導光部材13の反天井11側
の面、即ち車室内側の面は発光面25とされており、天
井11側の面は非発光面26とされている。前記各発光
エッジ22〜24及び発光面25は入光エッジ21から
導光部材13内を導かれた光が出射可能とされている。 (第1導光手段)図4に示すように、入光エッジ21の
両端部にはそれぞれ直線部27a, 27bが形成されて
おり、両直線部27a, 27bの間には複数のV字状の
切欠凹部28が連続して形成されている。各切欠凹部2
8のV字状をなす2つの面はそれぞれ入射面28a, 2
8aとされている。両入射面28a, 28bのなす角度
θの採りうる範囲は5〜170度、望ましい範囲は30
〜120度、最適な範囲は80〜100度とされてお
り、本実施形態においては90度に設定されている。こ
の範囲を越えると側部発光エッジ22,23からの出射
光量が不十分となる。両直線部27a, 27b及び各切
欠凹部28は入光エッジ21からの入射光を各発光エッ
ジ22〜24側へ積極的に導く第1導光手段を構成して
いる。 (光源)図1及び図2に示すように、入光エッジ21の
両端にはそれぞれソケット31a, 31bがボルト32
の締付により固定されており、両ソケット31a, 31
bは図示しない電源回路に接続されている。両ソケット
31a, 31b間には光源としての蛍光ランプ33が取
り付けられており、同蛍光ランプ33と入光エッジ21
との間には若干の隙間が形成されている。この蛍光ラン
プ33は前記入光エッジ21側を透明硝子部としたアパ
ーチャタイプとされている。
【0019】図4に示すように、本実施形態において、
蛍光ランプ33から発せられた光は、同蛍光ランプ33
の軸線に対して直交する方向に且つ光線が平行をなすよ
うに進行する。また、蛍光ランプ33の発光色は例えば
白色等の自然色とされている。図3に示すように、前記
入光エッジ21、ソケット31a, 31b及び蛍光ラン
プ33は前記支持ブラケット14に対して回動可能に設
けられたカバー34により覆われている。 (第2導光手段)図2に示すように、導光部材13の非
発光面26には複数の円形状のドットパターン41が設
けられている。各ドットパターン41はスクリーン印刷
により所定のインク高さにて形成されている。各ドット
パターン41は蛍光ランプ33から遠ざかるほどその面
積径が大きくように、且つ密度が大きくなるように形成
されている。即ち、入光エッジ21からの入射光は各ド
ットパターン41により乱反射され、この乱反射光量が
入光エッジ21から届く光量の減少に対応して大きくな
るようにされている。また、前記非発光面26には各ド
ットパターン41を覆うように反射シート42が外側か
ら貼り付けられている。ドットパターン41及び反射シ
ート42は非発光面26の中央を含む所定の範囲内に設
けられており、両者41, 42の外周縁と導光部材13
の外周縁との間には円環状の非反射部が形成されてい
る。
蛍光ランプ33から発せられた光は、同蛍光ランプ33
の軸線に対して直交する方向に且つ光線が平行をなすよ
うに進行する。また、蛍光ランプ33の発光色は例えば
白色等の自然色とされている。図3に示すように、前記
入光エッジ21、ソケット31a, 31b及び蛍光ラン
プ33は前記支持ブラケット14に対して回動可能に設
けられたカバー34により覆われている。 (第2導光手段)図2に示すように、導光部材13の非
発光面26には複数の円形状のドットパターン41が設
けられている。各ドットパターン41はスクリーン印刷
により所定のインク高さにて形成されている。各ドット
パターン41は蛍光ランプ33から遠ざかるほどその面
積径が大きくように、且つ密度が大きくなるように形成
されている。即ち、入光エッジ21からの入射光は各ド
ットパターン41により乱反射され、この乱反射光量が
入光エッジ21から届く光量の減少に対応して大きくな
るようにされている。また、前記非発光面26には各ド
ットパターン41を覆うように反射シート42が外側か
ら貼り付けられている。ドットパターン41及び反射シ
ート42は非発光面26の中央を含む所定の範囲内に設
けられており、両者41, 42の外周縁と導光部材13
の外周縁との間には円環状の非反射部が形成されてい
る。
【0020】前記各ドットパターン41は入光エッジ2
1からの入射光を乱反射させる乱反射手段を構成してい
る。前記反射シート42は各ドットパターン41により
非発光面26側に反射された光を発光面25側へ全反射
させる反射手段を構成している。また、前記乱反射手段
及び反射手段は入光エッジ21からの入射光を発光面2
5側に積極的に導く第2導光手段を構成している。 (実施形態の作用)次に、前述の用に構成された平面発
光体の作用について説明する。尚、本実施形態において
は、空気の屈折率n1を1.0、導光部材13の屈折率
n2を1.48とする。
1からの入射光を乱反射させる乱反射手段を構成してい
る。前記反射シート42は各ドットパターン41により
非発光面26側に反射された光を発光面25側へ全反射
させる反射手段を構成している。また、前記乱反射手段
及び反射手段は入光エッジ21からの入射光を発光面2
5側に積極的に導く第2導光手段を構成している。 (実施形態の作用)次に、前述の用に構成された平面発
光体の作用について説明する。尚、本実施形態において
は、空気の屈折率n1を1.0、導光部材13の屈折率
n2を1.48とする。
【0021】図4に示すように、前記蛍光ランプ33か
ら出射された光(以下「光源光」という。)は、同蛍光
ランプ33の軸線に対して直交するように且つ光線が互
いに平行となるように進行し、入光エッジ21に入射す
る。光源光は屈折の法則(Snellの法則)に従って
導光部材13内を進行する。即ち、両屈折率n1, n
2、光源光の入射面28aに対する入射角φ1及び屈折
角φ2の間には、次のような関係が成立する。
ら出射された光(以下「光源光」という。)は、同蛍光
ランプ33の軸線に対して直交するように且つ光線が互
いに平行となるように進行し、入光エッジ21に入射す
る。光源光は屈折の法則(Snellの法則)に従って
導光部材13内を進行する。即ち、両屈折率n1, n
2、光源光の入射面28aに対する入射角φ1及び屈折
角φ2の間には、次のような関係が成立する。
【0022】n1・sinφ1=n2・sinφ2 (発光エッジ)従って、光源光は各切欠凹部28の入射
面28aに対して入射角φ1=45度にて入射し、屈折
角φ2≒28.5度にて導光部材13内を進行する。即
ち、入光エッジ21からの入射光は各切欠凹部28を透
過することにより両側部発光エッジ22,23側へ積極
的に且つ効率的に屈折される。このため、両側部発光エ
ッジ22,23からの出射光量が増加し、両側部発光エ
ッジ22,23の輝度が高くなる。ちなみに、各切欠凹
部28が省略されている場合、両側部発光エッジ22,
23側へ進行する光の量が少なく、そのほとんどが先端
部発光エッジ24から出射する。
面28aに対して入射角φ1=45度にて入射し、屈折
角φ2≒28.5度にて導光部材13内を進行する。即
ち、入光エッジ21からの入射光は各切欠凹部28を透
過することにより両側部発光エッジ22,23側へ積極
的に且つ効率的に屈折される。このため、両側部発光エ
ッジ22,23からの出射光量が増加し、両側部発光エ
ッジ22,23の輝度が高くなる。ちなみに、各切欠凹
部28が省略されている場合、両側部発光エッジ22,
23側へ進行する光の量が少なく、そのほとんどが先端
部発光エッジ24から出射する。
【0023】また、光源光は両直線部27a, 27bに
対して入射角φ1≒0度にて入射し、屈折角φ2≒0度
にて導光部材13内を直進する。即ち、図5に示すよう
に、入光エッジ21からの入射光は、ほとんどその進行
方向を変えることなく導光部材13内を直進し、前記先
端部発光エッジ24から出射する。このため、先端部発
光エッジ24からの出射光量も確保され、先端部発光エ
ッジ24の輝度も得られる。ちなみに、直線部27a,
27bが省略されている場合、導光部材13内を直進す
る光の量が少なく、蛍光ランプ33から遠く離れている
先端部発光エッジ24からの出射光量が減少する。
対して入射角φ1≒0度にて入射し、屈折角φ2≒0度
にて導光部材13内を直進する。即ち、図5に示すよう
に、入光エッジ21からの入射光は、ほとんどその進行
方向を変えることなく導光部材13内を直進し、前記先
端部発光エッジ24から出射する。このため、先端部発
光エッジ24からの出射光量も確保され、先端部発光エ
ッジ24の輝度も得られる。ちなみに、直線部27a,
27bが省略されている場合、導光部材13内を直進す
る光の量が少なく、蛍光ランプ33から遠く離れている
先端部発光エッジ24からの出射光量が減少する。
【0024】尚、図5に示すように、各発光エッジ22
〜24の中央からの出射光はほとんど屈折することなく
出射する。また、各発光エッジ22〜24の導光部材1
3上面側からの出射光は若干の屈折率にて天井11側に
屈折して出射する。各発光エッジ22〜24の導光部材
13下面側からの出射光は前記上面側からの出射光の屈
折率よりも大きな屈折率で車室側に屈折して出射する。
これは、各発光エッジ22〜24の上面側及び下面側の
描く円弧の緩急に起因する。 (発光面)一方、前記導光部材13内を進行する光源光
の一部は、各ドットパターン41により乱反射される。
この乱反射された光において、各発光エッジ22〜24
及び発光面25側に反射された光は、そのまま進行して
各発光エッジ22〜24及び発光面25から出射する。
非発光面26側に反射された光は反射シート42により
発光面25側に全反射されて発光面25から出射する。
即ち、入光エッジ21からの入射光は各ドットパターン
41及び反射シート42により発光面25側に導かれ
る。このため、発光面25からの出射光量も確保され、
発光面25の輝度も得られる。ちなみに、各ドットパタ
ーン41及び反射シート42が省略されている場合、入
光エッジ21からの入射光の進行方向が変更されること
なく、そのほとんどが各発光エッジ22〜34から出射
し、発光面25からの出射光量は激減する。
〜24の中央からの出射光はほとんど屈折することなく
出射する。また、各発光エッジ22〜24の導光部材1
3上面側からの出射光は若干の屈折率にて天井11側に
屈折して出射する。各発光エッジ22〜24の導光部材
13下面側からの出射光は前記上面側からの出射光の屈
折率よりも大きな屈折率で車室側に屈折して出射する。
これは、各発光エッジ22〜24の上面側及び下面側の
描く円弧の緩急に起因する。 (発光面)一方、前記導光部材13内を進行する光源光
の一部は、各ドットパターン41により乱反射される。
この乱反射された光において、各発光エッジ22〜24
及び発光面25側に反射された光は、そのまま進行して
各発光エッジ22〜24及び発光面25から出射する。
非発光面26側に反射された光は反射シート42により
発光面25側に全反射されて発光面25から出射する。
即ち、入光エッジ21からの入射光は各ドットパターン
41及び反射シート42により発光面25側に導かれ
る。このため、発光面25からの出射光量も確保され、
発光面25の輝度も得られる。ちなみに、各ドットパタ
ーン41及び反射シート42が省略されている場合、入
光エッジ21からの入射光の進行方向が変更されること
なく、そのほとんどが各発光エッジ22〜34から出射
し、発光面25からの出射光量は激減する。
【0025】また、入光エッジ21からの入射光量は蛍
光ランプ33から遠ざかるにつれて減少するものの、各
ドットパターン41が入射光量の減少に伴って光輝反射
量が増大するように設けられている。このため、発光面
25からの出射光量は全面ほぼ均一となる。即ち、発光
面25の輝度分布が均一化し、この結果、同一の発光面
25内においてほとんど明暗が生じることがない。
光ランプ33から遠ざかるにつれて減少するものの、各
ドットパターン41が入射光量の減少に伴って光輝反射
量が増大するように設けられている。このため、発光面
25からの出射光量は全面ほぼ均一となる。即ち、発光
面25の輝度分布が均一化し、この結果、同一の発光面
25内においてほとんど明暗が生じることがない。
【0026】以上のことから、導光部材13の各発光エ
ッジ22〜24及び発光面25は輝度分布が均一化さ
れ、蛍光ランプ33の照明効率を低下させることなく照
明面として作用する。そして、各発光エッジ22〜24
からの出射光は主にルームランプ12の外周下方を照ら
し出し、発光面25からの出射光はその下方を照らし出
す。蛍光ランプ33はカバー34により覆われているた
め、車室内は光源光により直接的に照明されることがな
く、導光部材13を介して照明される。また、蛍光ラン
プ33が車室内に露出することがないため、車室内の外
観性が向上する。さらに、非発光面26の反射シート4
2に覆われていない部分、即ち前記非反射部においては
入射光が反射しないため発光することなく、導光部材1
3の透光性による透明感が醸し出される。この結果、幻
想的な照明が可能となる。 (実施形態の効果)従って、本実施形態によれば、以下
の効果を得ることができる。
ッジ22〜24及び発光面25は輝度分布が均一化さ
れ、蛍光ランプ33の照明効率を低下させることなく照
明面として作用する。そして、各発光エッジ22〜24
からの出射光は主にルームランプ12の外周下方を照ら
し出し、発光面25からの出射光はその下方を照らし出
す。蛍光ランプ33はカバー34により覆われているた
め、車室内は光源光により直接的に照明されることがな
く、導光部材13を介して照明される。また、蛍光ラン
プ33が車室内に露出することがないため、車室内の外
観性が向上する。さらに、非発光面26の反射シート4
2に覆われていない部分、即ち前記非反射部においては
入射光が反射しないため発光することなく、導光部材1
3の透光性による透明感が醸し出される。この結果、幻
想的な照明が可能となる。 (実施形態の効果)従って、本実施形態によれば、以下
の効果を得ることができる。
【0027】(1)各切欠凹部28への入射光は積極的
に両側部発光エッジ22,23側へ積極的に導かれ、両
直線部27a, 27bへの入射光は先端部発光エッジ2
4側へ積極的に導かれる。このため、入光エッジ21か
らの入射光を積極的に各発光エッジ22〜24から出射
させることができる。
に両側部発光エッジ22,23側へ積極的に導かれ、両
直線部27a, 27bへの入射光は先端部発光エッジ2
4側へ積極的に導かれる。このため、入光エッジ21か
らの入射光を積極的に各発光エッジ22〜24から出射
させることができる。
【0028】(2)入光エッジ21に切欠凹部28を形
成するのみで、各切欠凹部28への入射光が積極的に両
側部発光エッジ22,23側へ屈折される。このため、
構成を簡単にすることができる。
成するのみで、各切欠凹部28への入射光が積極的に両
側部発光エッジ22,23側へ屈折される。このため、
構成を簡単にすることができる。
【0029】(3)各切欠凹部28の入射面28a, 2
8bのなす角度θを90度とした。このため、製造時に
おける角度計測が容易になり、製造効率を向上させるこ
とができる。
8bのなす角度θを90度とした。このため、製造時に
おける角度計測が容易になり、製造効率を向上させるこ
とができる。
【0030】(4)入光エッジ21に直線部27a, 2
7bを設けた。このため、光源光は直線部27a, 27
bに対して直交するように入射し、ほとんど屈折するこ
となく直進する。従って、先端部発光エッジ24からの
光の出射光量が増加し、先端部発光エッジ24の輝度低
下を防止することができる。
7bを設けた。このため、光源光は直線部27a, 27
bに対して直交するように入射し、ほとんど屈折するこ
となく直進する。従って、先端部発光エッジ24からの
光の出射光量が増加し、先端部発光エッジ24の輝度低
下を防止することができる。
【0031】(5)入光エッジ21からの入射光は、各
ドットパターン41及び反射シート42により発光面2
5側に積極的に導かれる。このため、発光面25からの
出射光量を確保でき、車室内を効果的に照明することが
できる。
ドットパターン41及び反射シート42により発光面2
5側に積極的に導かれる。このため、発光面25からの
出射光量を確保でき、車室内を効果的に照明することが
できる。
【0032】(6)入光エッジ21からの入射光は各ド
ットパターン41により乱反射される。そして、各発光
エッジ22〜24及び発光面25側に反射された光は、
そのまま進行して各発光エッジ22〜24及び発光面2
5から出射する。また、非発光面26側に反射された光
は反射シート42により発光面25側に全反射されて発
光面25から出射する。このため、簡単な構成にもかか
わらず、効率的に発光面25からの出射光量を増加させ
ることができる。
ットパターン41により乱反射される。そして、各発光
エッジ22〜24及び発光面25側に反射された光は、
そのまま進行して各発光エッジ22〜24及び発光面2
5から出射する。また、非発光面26側に反射された光
は反射シート42により発光面25側に全反射されて発
光面25から出射する。このため、簡単な構成にもかか
わらず、効率的に発光面25からの出射光量を増加させ
ることができる。
【0033】(7)発光面25の外周には円環状の非反
射部を形成した。このため、導光部材13の透光性によ
る透明感が醸し出され、車室内の装飾性を向上させるこ
とができる。
射部を形成した。このため、導光部材13の透光性によ
る透明感が醸し出され、車室内の装飾性を向上させるこ
とができる。
【0034】(8)各ドットパターン41を、蛍光ラン
プ33から遠ざかるにつれて、即ち入光エッジ21から
届く光量が減少するに伴ってその面積径が大きくなるよ
うに且つ密になるように設けた。このため、蛍光ランプ
33から遠ざかるにつれて乱反射光量が増加し、この結
果、反射シート42による発光面25側への全反射光量
も増加する。従って、入光エッジ21から届く光量が先
端部へ向かうほど低減するにもかかわらず発光面25か
らの出射光量が均一になり、発光面25の輝度分布を均
一化させることができる。また、同一の発光面25内に
おいて明暗がほとんど生じることがない。
プ33から遠ざかるにつれて、即ち入光エッジ21から
届く光量が減少するに伴ってその面積径が大きくなるよ
うに且つ密になるように設けた。このため、蛍光ランプ
33から遠ざかるにつれて乱反射光量が増加し、この結
果、反射シート42による発光面25側への全反射光量
も増加する。従って、入光エッジ21から届く光量が先
端部へ向かうほど低減するにもかかわらず発光面25か
らの出射光量が均一になり、発光面25の輝度分布を均
一化させることができる。また、同一の発光面25内に
おいて明暗がほとんど生じることがない。
【0035】(9)導光部材13を透明のアクリル樹脂
にて一体形成した。このため、例えば射出成型等により
導光部材13を簡単に製造することができる。従って、
製造効率が向上し、製造コストを低減させることができ
る。
にて一体形成した。このため、例えば射出成型等により
導光部材13を簡単に製造することができる。従って、
製造効率が向上し、製造コストを低減させることができ
る。
【0036】(10)本発明に係る平面発光体をルーム
ランプ12に応用した。このため、ルームランプ12を
薄型化することができる。また、この薄型化によりルー
ムランプ12の天井11からの突出高さが低くなる。
ランプ12に応用した。このため、ルームランプ12を
薄型化することができる。また、この薄型化によりルー
ムランプ12の天井11からの突出高さが低くなる。
【0037】(11)入光エッジ21の両端に直線部2
7a, 27bを、また両直線部27a, 27b間、即ち
入光エッジ21の中央に各切欠凹部28を設けた。この
ため、各切欠凹部28を入光エッジ21の両端部に設け
た場合と異なり、光源光を効率よく両側部発光エッジ2
2,23側に導くことができる。 (別例)尚、前記実施形態は以下のように変更して実施
してもよい。
7a, 27bを、また両直線部27a, 27b間、即ち
入光エッジ21の中央に各切欠凹部28を設けた。この
ため、各切欠凹部28を入光エッジ21の両端部に設け
た場合と異なり、光源光を効率よく両側部発光エッジ2
2,23側に導くことができる。 (別例)尚、前記実施形態は以下のように変更して実施
してもよい。
【0038】・ 本実施形態においては、非発光面26
の中央を含む一部分を反射シート42にて覆い、導光部
材13の外周に非反射部を設けたが、非発光面26の全
面を覆うようにしてもよい。また、反射シート42で各
発光エッジ22〜24の一部分を覆うようにしてもよ
い。このようにしても、各発光エッジ22〜24におけ
る反射シート42にて覆われていない部分から光を出射
させることができる。
の中央を含む一部分を反射シート42にて覆い、導光部
材13の外周に非反射部を設けたが、非発光面26の全
面を覆うようにしてもよい。また、反射シート42で各
発光エッジ22〜24の一部分を覆うようにしてもよ
い。このようにしても、各発光エッジ22〜24におけ
る反射シート42にて覆われていない部分から光を出射
させることができる。
【0039】・ 本実施形態においては、入光エッジ2
1の一部分に切欠凹部28を形成したが、入光エッジ2
1の全長に亘って形成してもよい。このようにしても、
側部発光エッジ22,23から光を積極的に出射させる
ことができる。
1の一部分に切欠凹部28を形成したが、入光エッジ2
1の全長に亘って形成してもよい。このようにしても、
側部発光エッジ22,23から光を積極的に出射させる
ことができる。
【0040】・ 本実施形態においては、ドットパター
ン41を円形状に形成したが、多角形状、楕円形状、半
球状、円錐状、三角錐状及び多角錐状等の任意の形状に
形成してもよい。このようにしても、導光部材13内を
進行する光を乱反射させることができる。
ン41を円形状に形成したが、多角形状、楕円形状、半
球状、円錐状、三角錐状及び多角錐状等の任意の形状に
形成してもよい。このようにしても、導光部材13内を
進行する光を乱反射させることができる。
【0041】・ 本実施形態においては、各ドットパタ
ーン41をスクリーン印刷により形成したが、シルク印
刷等の他の印刷方法によって形成してもよい。また、各
ドットパターン41を射出成型などにより導光部材13
と一体的に形成してもよい。このようにしても、ドット
パターン41を形成することができる。
ーン41をスクリーン印刷により形成したが、シルク印
刷等の他の印刷方法によって形成してもよい。また、各
ドットパターン41を射出成型などにより導光部材13
と一体的に形成してもよい。このようにしても、ドット
パターン41を形成することができる。
【0042】・ 本実施形態においては、光源として直
線光源である蛍光ランプ33を使用したが、白熱球及び
LED等の点光源を使用してもよい。このようにして
も、入光エッジ21に光を照射させることができる。
線光源である蛍光ランプ33を使用したが、白熱球及び
LED等の点光源を使用してもよい。このようにして
も、入光エッジ21に光を照射させることができる。
【0043】・ 本実施形態においては、導光部材13
の先端を平面視円弧状に形成したが、例えば、三角形
状、四角形状、円形状及び楕円形状等の任意の形状に形
成してもよい。このようにしても、発光面25及び各発
光エッジ22〜24から光を出射させることができる。
の先端を平面視円弧状に形成したが、例えば、三角形
状、四角形状、円形状及び楕円形状等の任意の形状に形
成してもよい。このようにしても、発光面25及び各発
光エッジ22〜24から光を出射させることができる。
【0044】・ 本実施形態においては、各切欠凹部2
8を平面V字形状に形成したが、波形状、平面台形状、
平面円弧形状等の曲線形状や任意の形状に形成してもよ
い。つまり、各切欠凹部28が、蛍光ランプ33から入
光エッジ21側に出射された光の進行方向に直交する線
分に対して90度を除いた0度より大きく180度より
小さい値の角度を有していればよい。そうすれば蛍光ラ
ンプ33からの入射光は各切欠凹部28を通過すること
により、両側部発光エッジ22,23へ積極的かつ効率
的に屈折される。このようにしても、入光エッジ21か
らの入射光を両側部発光エッジ22,23側に導くこと
ができる。
8を平面V字形状に形成したが、波形状、平面台形状、
平面円弧形状等の曲線形状や任意の形状に形成してもよ
い。つまり、各切欠凹部28が、蛍光ランプ33から入
光エッジ21側に出射された光の進行方向に直交する線
分に対して90度を除いた0度より大きく180度より
小さい値の角度を有していればよい。そうすれば蛍光ラ
ンプ33からの入射光は各切欠凹部28を通過すること
により、両側部発光エッジ22,23へ積極的かつ効率
的に屈折される。このようにしても、入光エッジ21か
らの入射光を両側部発光エッジ22,23側に導くこと
ができる。
【0045】・ 本実施形態においては、導光部材13
は透明アクリル樹脂により形成したが、例えばフッ素樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコ
ン樹脂、ポリエチレン樹脂等の光学的に透明な他の合成
樹脂により形成してもよい。また、合成樹脂以外のガラ
ス等により形成してもよい。このようにしても、光源光
を導光部材13を介して照射させることができる。
は透明アクリル樹脂により形成したが、例えばフッ素樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコ
ン樹脂、ポリエチレン樹脂等の光学的に透明な他の合成
樹脂により形成してもよい。また、合成樹脂以外のガラ
ス等により形成してもよい。このようにしても、光源光
を導光部材13を介して照射させることができる。
【0046】・ 本実施形態においては、入光エッジ2
1の両端に直線部27a, 27bを形成し、両直線部2
7a, 27b間に各切欠凹部28を形成したが、両直線
部27a, 27bと各切欠凹部28との位置関係を任意
に変更してもよい。例えば、入光エッジ21の両端側に
各切欠凹部28を形成し、入光エッジ21の中央に直線
部27a, 27bを形成する。また、直線部27a, 2
7bと各切欠凹部28とを交互に形成する。このように
しても、発光面25及び各発光エッジ22〜24から光
を照射させることができる。
1の両端に直線部27a, 27bを形成し、両直線部2
7a, 27b間に各切欠凹部28を形成したが、両直線
部27a, 27bと各切欠凹部28との位置関係を任意
に変更してもよい。例えば、入光エッジ21の両端側に
各切欠凹部28を形成し、入光エッジ21の中央に直線
部27a, 27bを形成する。また、直線部27a, 2
7bと各切欠凹部28とを交互に形成する。このように
しても、発光面25及び各発光エッジ22〜24から光
を照射させることができる。
【0047】・ 本実施形態においては、導光部材13
を透明アクリル樹脂により形成したが、赤色、青色及び
黄色等の任意の色に着色してもよい。また、蛍光ランプ
33を任意の色に発光させるようにしてもよい。このよ
うにすれば、導光部材13の着色及び蛍光ランプ33の
発光色に応じた光を照射することができ、装飾的な照明
を行うことができる。
を透明アクリル樹脂により形成したが、赤色、青色及び
黄色等の任意の色に着色してもよい。また、蛍光ランプ
33を任意の色に発光させるようにしてもよい。このよ
うにすれば、導光部材13の着色及び蛍光ランプ33の
発光色に応じた光を照射することができ、装飾的な照明
を行うことができる。
【0048】・ カバー34の内面に反射部材を張り付
けてもよい。このようにすれば、カバー34の内側に出
射された光源光が反射部材により入光エッジ21側に反
射され、入光エッジ21へ集光する。このため、蛍光ラ
ンプ33から発せられる光源光の放出消耗を防止すると
共に、入光エッジ21への入射光供給量を増大させるこ
とができる。
けてもよい。このようにすれば、カバー34の内側に出
射された光源光が反射部材により入光エッジ21側に反
射され、入光エッジ21へ集光する。このため、蛍光ラ
ンプ33から発せられる光源光の放出消耗を防止すると
共に、入光エッジ21への入射光供給量を増大させるこ
とができる。
【0049】・ 各発光エッジ22〜24のうち少なく
とも一つのエッジに反射フィルム等を張り付け、残りの
一つ又は二つのエッジから光を照射するようにしてもよ
い。このようにすれば、反射フィルムが張り付けられて
いないエッジから光を出射させることができる。
とも一つのエッジに反射フィルム等を張り付け、残りの
一つ又は二つのエッジから光を照射するようにしてもよ
い。このようにすれば、反射フィルムが張り付けられて
いないエッジから光を出射させることができる。
【0050】・ 本実施形態においては、平面発光体を
自動車のルームランプ12に応用したが、飛行機及び電
車等の自動車以外の乗り物の室内照明、装飾用照明、表
示装置及び各種の背面照明装置等に応用してもよい。
自動車のルームランプ12に応用したが、飛行機及び電
車等の自動車以外の乗り物の室内照明、装飾用照明、表
示装置及び各種の背面照明装置等に応用してもよい。
【0051】・ 本実施形態においては、三面の発光エ
ッジ22〜24から光が出射されるようにしたが、発光
エッジは任意の一面、二面又はそれ以上の面にのみ発光
させるようにしてもよい。
ッジ22〜24から光が出射されるようにしたが、発光
エッジは任意の一面、二面又はそれ以上の面にのみ発光
させるようにしてもよい。
【0052】次に、前記実施形態から把握できる請求項
記載発明以外の技術的思想について、以下にそれらの効
果と共に記載する。 ・ 前記導光部材(13)において、入光エッジ(2
1)を除く少なくとも一つ以上の発光エッジに反射部材
を張り付けた請求項1に記載の平面発光体。このように
すれば、反射部材が張り付けられた発光エッジからは光
が照射されず、反射部材が張り付けられていない残りの
発光エッジから光を照射することができる。
記載発明以外の技術的思想について、以下にそれらの効
果と共に記載する。 ・ 前記導光部材(13)において、入光エッジ(2
1)を除く少なくとも一つ以上の発光エッジに反射部材
を張り付けた請求項1に記載の平面発光体。このように
すれば、反射部材が張り付けられた発光エッジからは光
が照射されず、反射部材が張り付けられていない残りの
発光エッジから光を照射することができる。
【0053】・ 光源(33)から入光エッジ(21)
側に出射された光の進行方向に対して直交する方向に延
びるように入光エッジ(21)を設けた請求項1に記載
の平面発光体。このようにしても、発光面及び先端部発
光エッジから光を照射させることができる。
側に出射された光の進行方向に対して直交する方向に延
びるように入光エッジ(21)を設けた請求項1に記載
の平面発光体。このようにしても、発光面及び先端部発
光エッジから光を照射させることができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、入光エ
ッジを除く各発光エッジから積極的に光を出射させるこ
とができる。
ッジを除く各発光エッジから積極的に光を出射させるこ
とができる。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、入光エッジに切欠凹部を
形成するのみでよく、構成を簡単にすることができる。
請求項3〜請求項5のうちいずれか一項に記載の発明に
よれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、側部の
発光エッジからの出射光量を確保することができる。
に記載の発明の効果に加えて、入光エッジに切欠凹部を
形成するのみでよく、構成を簡単にすることができる。
請求項3〜請求項5のうちいずれか一項に記載の発明に
よれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、側部の
発光エッジからの出射光量を確保することができる。
【0056】請求項6に記載の発明によれば、請求項2
又は請求項3に記載の発明の効果に加えて、製造時の角
度計測が容易になり、製造効率を向上させることができ
る。請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜請求項
6のうちいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、先
端側の発光エッジからの出射光量を確保することができ
る。
又は請求項3に記載の発明の効果に加えて、製造時の角
度計測が容易になり、製造効率を向上させることができ
る。請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜請求項
6のうちいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、先
端側の発光エッジからの出射光量を確保することができ
る。
【0057】請求項8に記載の発明によれば、薄型の車
両用照明装置を提供することができる。
両用照明装置を提供することができる。
【図1】 平面発光体の斜視図。
【図2】 平面発光体の正面図。
【図3】 平面発光体の側断面図。
【図4】 平面発光体の要部平面図。
【図5】 平面発光体の要部側面図。
12…ルームランプ(平面発光体、車両用照明装置)、
13…導光部材、21…入光エッジ、25…発光面、3
3…蛍光ランプ(光源)、22,23…側部発光エッ
ジ、24…先端部発光エッジ、25…発光面、26…非
発光面、27a, 27b…直線部、28…第1導光手段
を構成する切欠凹部、41…第2導光手段を構成するド
ットパターン(乱反射手段)、42…第2導光手段を構
成する反射シート(反射手段)。
13…導光部材、21…入光エッジ、25…発光面、3
3…蛍光ランプ(光源)、22,23…側部発光エッ
ジ、24…先端部発光エッジ、25…発光面、26…非
発光面、27a, 27b…直線部、28…第1導光手段
を構成する切欠凹部、41…第2導光手段を構成するド
ットパターン(乱反射手段)、42…第2導光手段を構
成する反射シート(反射手段)。
Claims (8)
- 【請求項1】 透光性を有した導光部材(13)と、同
導光部材(13)の入光エッジ(21)側に配置された
光源(33)とを備え、光源光を入光エッジ(21)か
ら導光部材(13)内に導き入れ、同導光部材(13)
の発光面(25)から出射させる平面発光体において、 前記導光部材(13)の入光エッジ(21)以外の少な
くとも一つのエッジを、前記光源から導かれる光が出射
可能とした発光エッジ(22〜24)とし、前記入光エ
ッジ(21)には入射した光源光を前記発光エッジ(2
2〜24)側へ積極的に導く第1導光手段(27a, 2
7b, 28)を設けた平面発光体。 - 【請求項2】 前記第1導光手段(28)は、入光エッ
ジ(21)に形成された複数の切欠凹部(28)である
請求項1に記載の平面発光体。 - 【請求項3】 前記各切欠凹部(28)はジグザグ状を
なすように設けられている請求項2に記載の平面発光
体。 - 【請求項4】 前記切欠凹部(28)は、光源(33)
から入光エッジ(21)側に出射された光の進行方向に
直交する線分に対して90度以外の角度を有している請
求項2又は請求項3に記載の平面発光体。 - 【請求項5】 前記90度以外の角度は0度より大きく
180度より小さいものである請求項4に記載の平面発
光体。 - 【請求項6】 前記切欠凹部(28)は、互いに隣り合
う2つの辺が90度をなすように形成されている請求項
2又は請求項3に記載の平面発光体。 - 【請求項7】 前記入光エッジ(21)には、光源から
入光エッジ(21)側に出射された光の進行方向に対し
て直交する方向に延びるように直線部(27a, 27
b)を設けた請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に
記載の平面発光体。 - 【請求項8】 車両の車室内に設けられ、同車室内を照
らし出す車両用照明装置において、請求項1〜請求項7
のうち少なくともいずれか一項に記載の平面発光体を備
えた車両用照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33639399A JP2001155522A (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 平面発光体及び同発光体を備えた車両用照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33639399A JP2001155522A (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 平面発光体及び同発光体を備えた車両用照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001155522A true JP2001155522A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18298680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33639399A Pending JP2001155522A (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 平面発光体及び同発光体を備えた車両用照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001155522A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009220745A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Tohan:Kk | 照明表示付きステップガード |
JP2009269492A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Hayashi Telempu Co Ltd | 自動車用照明装置並びに導光体及びその製造方法 |
JP2020029152A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | 矢崎総業株式会社 | 車両用室内照明装置およびルーフモジュール |
-
1999
- 1999-11-26 JP JP33639399A patent/JP2001155522A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009220745A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Tohan:Kk | 照明表示付きステップガード |
JP4709869B2 (ja) * | 2008-03-18 | 2011-06-29 | 株式会社東販 | 照明表示付きステップガード |
JP2009269492A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Hayashi Telempu Co Ltd | 自動車用照明装置並びに導光体及びその製造方法 |
JP2020029152A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | 矢崎総業株式会社 | 車両用室内照明装置およびルーフモジュール |
CN110857053A (zh) * | 2018-08-22 | 2020-03-03 | 矢崎总业株式会社 | 车辆用室内照明装置以及车顶模块 |
US10988079B2 (en) | 2018-08-22 | 2021-04-27 | Yazaki Corporation | Vehicular interior lighting device and roof module |
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