JP2001154207A - 液晶パネルの製造方法 - Google Patents

液晶パネルの製造方法

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JP2001154207A
JP2001154207A JP34093499A JP34093499A JP2001154207A JP 2001154207 A JP2001154207 A JP 2001154207A JP 34093499 A JP34093499 A JP 34093499A JP 34093499 A JP34093499 A JP 34093499A JP 2001154207 A JP2001154207 A JP 2001154207A
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JP
Japan
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liquid crystal
panel
substrate
crystal panel
manufacturing
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JP34093499A
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Keiichi Suehiro
桂一 末廣
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルの製造方法において、仮止材の厚
さからスペーサの径まで漸次減少している基板間隔の変
動領域を制限することにより、ほぼスペーサの径に等し
く、均一化された基板間隔を有する範囲を拡大できる方
法を提供する。 【解決手段】 紫外線硬化樹脂22が設けられた角部1
0aに対応する部分が削除されている緩衝材30を、大
判パネル10の表面に介在させて加圧し、シール材20
を硬化させる基板貼合せ工程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶パネルの製造方
法に関し、特に、基板の貼合せ工程に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の液晶パネルの製造方法と
しては、先ず、シール材を介して2枚の大型基板を貼合
せ、次に、これらを圧着し、シール材を硬化させた後、
シール材の内側に液晶を充填する。ここで、大型基板同
士を貼合せてなる大判パネルを形成し、この大判パネル
を分割して複数の液晶パネルを形成する場合がある。
【0003】図6を参照して、上記大判パネルの製造方
法のうちの基板貼合せ工程の一例を説明する。先ず、一
対の大型基板10の各々の片面に透明電極を設ける。そ
のうちの1枚の大型基板10の透明電極が設けられた面
に熱硬化樹脂からなるシール材20及び紫外線硬化樹脂
22を付着させる。ここで、シール材20には所定の径
(通常、5〜10μmの範囲内)を有するスペーサが混
入されている。次に、もう1枚の大型基板10をシール
材20と紫外線硬化樹脂22の上から貼合せ、互いの透
明電極パターン同士が対応するように基板間の位置合せ
をする。この状態で紫外線硬化樹脂22に紫外線を照射
して、紫外線硬化樹脂22を硬化させることにより、一
対の大型基板10を仮止めして大判パネル12を形成す
る。この仮止めにより一対の大型基板10は相互に平面
方向に移動することがなくなる。
【0004】次に、図5に示すように、紙や樹脂材等か
らなる緩衝材30を介して複数の上記大判パネル12を
積み重ね、大判パネル12の平面全体に亘り均一な荷重
Pを積層方向に加えると、各大判パネル12における基
板間隔は狭まり、シール材20に混入されたスペーサの
径にほぼ等しくなる。この状態でシール材20に熱を加
えて硬化させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の基板貼合せ工程においては、図7に示すように、通
常、大型基板10を仮止めしている紫外線硬化樹脂22
はスペーサの径よりも厚くなるので、上記の方法で大判
パネル12を荷重Pで加圧したとき、紫外線硬化樹脂2
2の近傍においては、紫外線硬化樹脂22の周囲に、大
判パネル12の基板間隔が紫外線硬化樹脂22の厚さか
らスペーサの径まで漸次減少した領域、すなわち基板間
隔の変動領域が広がる。したがって、上記大判パネル1
2から複数の液晶パネルを形成する場合、紫外線硬化樹
脂22の近傍においては、液晶パネルに要求される均一
なセル厚が得られないため、液晶パネルの歩留りが低下
するか、或いは、1枚の大判パネル12から製造できる
液晶パネルの数が減少し、液晶パネルの製造効率の低下
と製造コストの増大を招くという問題点がある。
【0006】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、紫外線硬化樹脂の近傍における基
板間隔の変動領域を緩衝材の形状により制限して、均一
なセル厚の得られる領域を紫外線硬化樹脂の近傍まで広
げることにより、製造される液晶パネルの歩留りを向上
させることができると共に、1枚の大判パネルから製造
される液晶パネルの数を増やすことができる液晶パネル
の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の液晶パネルの製造方法は、シール材及び仮止
材を介して2枚の基板を貼合せ、前記仮止材を硬化させ
てパネル体を形成した後、前記パネル体を加圧した状態
で前記シール材を硬化させる基板貼合せ工程を有する液
晶パネルの製造方法において、前記仮止材が設けられた
領域に対応する部分が削除された形状を有する緩衝材を
少なくとも一方の前記パネル体の表面に介在させた状態
で前記パネル体を加圧することを特徴とする。
【0008】この発明によれば、基板貼合せ工程におい
て、前記仮止材が設けられた領域に対応する部分が削除
された形状を有する緩衝材を少なくとも一方の前記パネ
ル体の表面に介在させた状態で前記パネル体を加圧する
ことにより、緩衝材の削除された部分に対応するパネル
体の部分は直接的には加圧されないことから、基板に撓
みが発生するので、この領域の基板間隔は要求される均
一なセル厚とならない。しかし、緩衝材が面したパネル
体の領域は仮止材の厚さに余り干渉されることなく加圧
されるため、この領域の基板においては仮止材による撓
みが減少し、基板間隔を均一化することができる。その
結果、緩衝材の削除部分を適宜に設定することにより、
均一化した基板間隔の領域を仮止材の近傍まで広げるこ
とができる。
【0009】本発明において、前記基板は多角形であっ
て、その角部に前記仮止材が設けられ、前記角部に対応
する部分が削除された形状を有する前記緩衝材を用いる
ことが好ましい。
【0010】この発明のよれば、基板は多角形であっ
て、その角部に仮止材が設けられ、前記角部に対応する
部分が削除された形状を有する前記緩衝材を用いるた
め、前記パネル体を加圧したときに、前記仮止材の周囲
に広がる基板間隔の変動領域が前記パネル体に占める割
合を減少させることができる。また、緩衝材に削除部分
を形成する場合に、切り抜いたりする必要がなく、例え
ば緩衝材の角部近傍を一直線に切り落とすだけで済ませ
ることができ、緩衝材を迅速に且つ容易に準備すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る液晶パネルの製造方法の実施形態について詳細に
説明する。図1に大判パネルに緩衝材を重ね合わせた構
造の概略平面図を示す。大判パネル12はシール材20
と紫外線硬化樹脂22とを挟持しており、硬化した紫外
線硬化樹脂22によって一対の大型基板10は仮止めさ
れている。大判パネル12の製造方法は上述の従来の技
術と同様であって、具体的には以下のように行われる。
先ず、大型基板10の片面に透明電極をITO(インジ
ウムとすずの合金酸化膜)で形成し、その上からSiO
2(二酸化ケイ素)からなる保護膜とポリミイド樹脂か
らなる配向膜を積層する。そして、配向膜の上から熱硬
化樹脂からなるシール材20及び紫外線硬化樹脂22を
ディスペンサ等により付着させる。
【0012】ここで、上記のシール材20は複数の液晶
封止領域Cを形成し、大型基板10上において配列され
る。また、シール材20には球形または円柱形のスペー
サが混入されており、これらスペーサの直径は一般に、
5〜10μmの範囲内で適宜に設定される。なお、この
シール材20は光硬化樹脂でも良い。
【0013】また、上記の紫外線硬化樹脂22は大型基
板10の対角に位置する2つの角部10aの基板表面上
に配置される。この2つの紫外線硬化樹脂22は、一対
の大型基板10が相互に平面方向に位置ズレを起こさな
いように、仮止めするものである。なお、基板間の回転
方向の位置ズレを低減するために、これら紫外線硬化樹
脂22は互いに離れた位置に配置されていることが望ま
しい。紫外線硬化樹脂22は、図4に示すように、大型
基板10の角部に限らず、その外縁近傍に各々配置され
ていることが望ましい。これは、大判パネル12におけ
る基板間隔の変動領域が占める割合を減少させることが
できるからである。また、大型基板10上に配置される
紫外線硬化樹脂22の数量も2つに限らず、いくつでも
良い。
【0014】次に、もう1枚の大型基板10をシール材
20と紫外線硬化樹脂22の上から貼合せ、互いの透明
電極パターン同士が対応するように基板間の位置決めを
する。この状態で、紫外線硬化樹脂22に紫外線を照射
して硬化させ、2枚の大型基板10を仮止めし、大判パ
ネル12を形成する。
【0015】次に、上記の大判パネルの圧着処理につい
て説明する。この処理においては、図1に示す緩衝材3
0を用いる。緩衝材30は紙や樹脂材等からなり、本
来、大型基板10より広い面積を有した矩形状であっ
て、紫外線硬化樹脂22が設けられた角部10aに対応
する部分が切断された形状を有する。なお、紫外線硬化
樹脂22が設けられた部分と、緩衝材30により加圧さ
れる部分との間において基板を十分に撓ませることによ
り、加圧される領域の基板間隔を均一化させるために
は、削除部分は紫外線硬化樹脂22が設けられた領域よ
り広いことが望ましい。また、図4に示すように、紫外
線硬化樹脂30を紫外線硬化樹脂22に対応する部分を
円形若しくは多角形等の任意形状で切り抜いた形状とし
ても良い。
【0016】上記緩衝材30を用いた圧着処理において
は、図2に示すように、緩衝材30と大判パネル12と
を1枚ずつ交互に積み重ねる。このとき、緩衝材30の
削除された部分と紫外線硬化樹脂22が設けられた角部
10aとを対応させる。そして、この積層方向に緩衝材
30の平面全体に亘って均一な荷重Pで加圧すると、各
大判パネル12の基板間隔はほぼスペーサの径まで狭め
られる。この加圧状態を保持しつつ、シール材20に熱
を加えて硬化させると、大判パネル12の加圧領域にお
ける基板間隔はほぼスペーサと同じ径で保持される。
【0017】次に、以上説明した本実施形態の作用効果
について図3を参照して説明する。図3は図1のIII-II
I’線に沿って切断した様子を示す断面図である。緩衝
材30は紫外線硬化樹脂22が設けられた角部10aに
対応する部分が切断された形状となっているので、緩衝
材30を大判パネル12の表面に介在させて、大判パネ
ル12の平面全体に亘り均一な荷重Pで加圧すると、緩
衝材30が面している大判パネル12の領域は加圧され
る。しかし、紫外線硬化樹脂22が設けられた角部10
aには緩衝材30が介在していないので直接的には加圧
されない。したがって、上記の加圧される領域は紫外線
硬化樹脂22の厚さの影響を余り受けることなく、加圧
されるので、当該領域における基板間隔は従来よりも均
一化される。
【0018】したがって、従来、紫外線硬化樹脂22が
設けられた領域の近傍には、紫外線硬化樹脂22の対応
位置から離れるに従って、紫外線硬化樹脂22の厚さか
らスペーサの径まで漸次減少する領域(基板間隔の変動
領域)が広がっていた。しかし、本実施形態では、基板
間隔の変動領域内に相当する位置に緩衝材30の端部が
配置され、上記の形状の緩衝材30を大判パネルに重ね
合わせて加圧すると、緩衝材30を介した加圧によって
基板間隔の変動領域は従来よりも縮小し、その結果、均
一なセル厚の得られる範囲が拡大する。
【0019】本実施形態の液晶パネルの製造方法を用い
ることにより、液晶パネルの歩留りは約8%向上し、且
つ、1枚の大判パネルから取得できる液晶パネルの枚数
は約67%増加した。
【0020】尚、本発明の液晶パネルの製造方法は、上
述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
前記仮止材が設けられた領域に対応する部分が削除され
た形状を有する緩衝材を少なくとも一方の前記パネル体
の表面に介在させた状態で前記パネル体を加圧すること
を特徴とする液晶パネルの製造方法により、仮止材の周
囲に広がる基板間隔の変動領域を従来よりも低減するこ
とができるため、均一なセル厚の得られる領域を従来よ
りも仮止材の近傍まで拡大させることができる。したが
って、製造される液晶パネルの歩留りを向上させること
ができると共に、1枚のパネル体から製造される液晶パ
ネルの数を増やすことができるという優れた効果を奏し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶パネルの製造方法の実施形態
における大判パネルに緩衝材が重ね合わされた様子を示
す概略平面図である。
【図2】同実施形態において、大判パネルと緩衝材とを
交互に積み重ねた後、加圧して圧着する方法を示す概略
斜視図である。
【図3】図1のIII-III'線に沿って切断した様子を示す
概略縦断面図である。
【図4】異なる形状の緩衝材が大型基板に重ね合わされ
た様子を示す概略平面図である。
【図5】従来の液晶パネルの製造方法において、大判パ
ネルと緩衝材とを交互に積み重ねて圧着する様子を示す
概略斜視図である。
【図6】従来の液晶パネルの製造方法において、緩衝材
が大判パネルに重ね合わされた様子を示す概略平面図で
ある。
【図7】図6のII-II'線に沿って切断した様子を示す概
略縦断面である。
【符号の説明】
10 大型基板 10a 角部 12 大判パネル 20 シール材 22 紫外線硬化樹脂 30 緩衝材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール材及び仮止材を介して2枚の基板
    を貼合せ、前記仮止材を硬化させてパネル体を形成した
    後、前記パネル体を加圧した状態で前記シール材を硬化
    させる基板貼合せ工程を有する液晶パネルの製造方法に
    おいて、 前記仮止材が設けられた領域に対応する部分が削除され
    た形状を有する緩衝材を少なくとも一方の前記パネル体
    の表面に介在させた状態で前記パネル体を加圧すること
    を特徴とする液晶パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶パネルの製造方法に
    おいて、前記基板は多角形であって、その角部に前記仮
    止材が設けられ、前記角部に対応する部分が削除された
    形状を有する前記緩衝材を用いることを特徴とする液晶
    パネルの製造方法。
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