JP2001152709A - 囲い等の柵部材 - Google Patents

囲い等の柵部材

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JP2001152709A
JP2001152709A JP37597699A JP37597699A JP2001152709A JP 2001152709 A JP2001152709 A JP 2001152709A JP 37597699 A JP37597699 A JP 37597699A JP 37597699 A JP37597699 A JP 37597699A JP 2001152709 A JP2001152709 A JP 2001152709A
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rod
fence
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synthetic resin
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JP37597699A
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Etsuo Kanazawa
悦夫 金澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で取扱いが容易となり、耐久性に優れコ
スト的にも安価であると共に、使用目的に応じて囲いの
目の間隔を自由に設定でき、かつ、設置状態の美観が向
上し、障害物の回避も簡単に行える多目的の囲い等の柵
部材を提供する。 【解決手段】 外周面に周溝4を設けた多数本の合成樹
脂製棒状体2と、この棒状体2を所定の間隔で並列状に
結合する接続部材3とからなり、上記接続部材3が可撓
性の材料を用いて帯状に形成され、この接続部材3に上
記周溝4に嵌合する棒状体結合孔5を長さ方向に沿って
所定の間隔で設け、結合孔5に棒状体2を通すだけで柵
部材1を組み立てることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立ち入り禁止や
危険地帯、境界の表示、田畑や果樹園への動物や人の侵
入防止、植物の養生や支え等の多目的に使用できる囲い
等の柵部材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工事等における立ち入り禁止や
危険地帯の表示と侵入防止のために使用されている従来
の安全柵は、例えば、金属パイプを用いた枠体に金網と
虎板を張設した構造を有している。また、田畑や果樹園
へのイノシシ等の動物や人の侵入防止するため、トタン
板やスレートを用いて田畑や果樹園の周囲を囲むことが
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の安全
柵は、金属製であるためコスト的に高くつき、しかも短
期間で錆が発生するので耐久性に劣るだけでなく、重量
的に重く嵩張りその取扱いに不便を来すという問題かあ
る。
【0004】また、後者のような囲いは、それ自体美観
に欠けるだけでなく、設置場所に凹凸があるとトタン板
やスレートの上端に段差が生じ、見た目に極めて不体裁
で周囲の景観を損ねると共に、設置する線上に木々や障
害物があるような場合、大きく迂回しなければならない
という不便がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、軽量で取扱い
が容易となり、耐久性に優れコスト的にも安価であると
共に、使用目的に応じて囲いの目の間隔を自由に設定で
き、かつ、設置状態の美観が向上し、木々や障害物の回
避も簡単に行える多目的の囲い等の柵部材を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、合成樹脂を用い、接続部
分の位置に周溝を設けた多数本の棒状体と、この棒状体
を所定の間隔で並列状に結合する接続部材とからなり、
上記接続部材が可撓性の材料を用いて形成され、この接
続部材に上記周溝に嵌合する内径の棒状体結合孔を長さ
方向に沿って所定の間隔で設けた構成を採用したもので
ある。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記接続部材が可撓性の合成樹脂を用いて形成さ
れ、棒状体結合孔が周溝に適合する内径を有し、その周
囲にスリットが設けられている構成を採用したものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0009】図示のように、柵部材1は、多数本の合成
樹脂製の棒状体2と、この棒状体2を所定の間隔で並列
状に結合する複数の接続部材3とからなり、上記棒状体
2は、図示の場合円棒状で両端部を円錐形としたが、全
長を同一径としたり、角棒状に形成してもよく、例え
ば、直径は10mmφや10mm角に設定し、その長さ
は、1200mm、1800mm等、使用目的や使用す
る場所に応じたものを用意しておくようにすればよい。
【0010】上記棒状体2には、接続部材3による接続
部分となる複数箇所の位置に周溝4が設けられている。
この周溝4は当然ながら棒状体2の外形よりも小径とな
り、溝幅は一枚の接続部材3の厚みが嵌合するように設
定されているが、端部やコーナに配置する棒状体2にお
いては、図3に示すように、接続部材3が複数の重なり
状態で納まる溝幅になっている。
【0011】前記接続部材3は、可撓性の合成樹脂を用
い、棒状体2の外径よりも広い幅の帯板状に形成され、
その長さ方向に一定の間隔で棒状体2の結合孔5が設け
られている。この結合孔5の間隔は例えば5cmに設定
されている。
【0012】上記結合孔5は、上記棒状体2に設けた周
溝4の溝底径に適合する内径を有し、結合孔5の周囲に
複数のスリット6が放射状の配置で設けられ、結合孔5
の周囲の変形を容易にしている。従って、棒状体2が円
棒の場合、結合孔5は円形となり、棒状体3が角棒の場
合角孔になる。
【0013】ちなみに、接続部材3は、2m程度の長さ
に形成され、ロール巻き状態の荷姿にすることができる
と共に、刃物によって簡単に必要とする長さに切断して
使用することができ、この接続部材3と棒状体2の色彩
はそれぞれ任意に設定することができ、例えばグリーン
色の採用は景観的によい。
【0014】この発明の柵部材は上記のような構成であ
り、柵を構築する現場に棒状体2と接続部材3を搬入す
る。棒状体2は多数本を束ねた状態にすると共に、接続
部材3はロール巻き状態とすることにより、嵩張らずに
搬入できる。
【0015】現場において、柵部材1の組み立てを行う
には、接続部材3の結合孔5内に棒状体2を挿通して押
し込み、その周溝4を結合孔5内に嵌合することによ
り、棒状体2と接続部材3を結合する。
【0016】上記接続部材3の結合孔5は、棒状体2の
外径より小径になっているが、その周囲に複数のスリッ
ト6が設けられ、かつ、接続部材3が可撓性の合成樹脂
で形成されているので、結合孔内に棒状体を挿通して押
し込んだとき、結合孔の周囲が撓むことによって棒状体
2の挿通方向に変形し、結合孔5内へり棒状体2の挿通
が支障泣なく行えると共に、結合孔5に周溝4が臨む
と、結合孔5の周囲は復元弾性で結合孔5へ嵌合し、棒
状体2と接続部材3の結合状態が得られることになる。
【0017】このようにして、棒状体2の各周溝4の部
分で棒状体2と接続部材3の結合が得られるように、周
溝4の数だけ接続部材3への挿通を繰り返し行い、か
つ、接続部材3の各結合孔5に棒状体2を挿通して結合
し、上記のようにして各結合孔5毎に棒状体2を挿通し
て結合すれば、図1(A)と図2に示すように、棒状体
2が一定の間隔で並列状となり、これらが周溝4の部分
で接続部材3により結合された柵部材1が組み上がるこ
とになる。
【0018】なお、棒状体2と接続部材3の結合時にお
いて、各結合孔5に対する棒状体2の挿通を一つ飛びと
か二つ飛びに選択すれば、棒状体2の配置間隔を使用目
的に合わせて自由に設定することができ、また、接続部
材3を所望の長さに切断すれば、図2のような長い柵部
材1だけでなく、設置場所の条件に応じた長さの柵部材
1を形成することができる。
【0019】上記のように形成した柵部材1は、現場に
おいて起立状に配置し、図6に例示するように、地面に
打ち込んだ杭7に任意の位置にある棒状体2の下部を針
金等で縛ることにより、起立状態を固定し、必要ならば
地面に設けた傾斜支え8の上端を棒状体2の途中や接続
部材3と針金等で結合し、起立姿勢の補強を施すように
する。
【0020】棒状体2の端部を図示のように、円錐形と
しておけば、柵部材1を地面に起立させたとき、棒状体
2の下端部を地面に突き刺すようにするのに便利であ
り、また、組上った柵部材1は上下どちらでも使用でき
る。
【0021】上記のように組み上がった柵部材1は、立
ち入り禁止や危険地帯の境界の表示、イノシシ等の動物
や人の侵入防止する囲いとして使用するものであり、必
要な距離にわたって柵部材1を連続するように配置すれ
ばよい。
【0022】ここで、柵部材1の用途としては、山林、
果樹園、田畑、ゴルフ場、工事現場等において、立ち入
り禁止、危険地域、境界の表示や仕切り、動物や人の侵
入防止用のほか、苗木の養生用の囲い、植物の支柱等を
例示することができる。
【0023】上記のように組み上がった柵部材1は、多
数の棒状体2を可撓性の接続部材3で結合した構造にな
っているので、上下や左右の屈曲が自在となり、図2の
ように、柵部材1を設置する場所の地山Aに凹凸がある
場合、柵部材1は地山Aの凹凸に沿うよう上下に変形し
て上記表示や仕切り及び囲いが支障なく行え、しかも、
並列する棒状体2群の上端は地山Aの凹凸形状に沿う形
状の配置となり、外観的に体裁のよいものとなる。
【0024】また、図4は、柵部材1を配置する線上に
木々等の障害物Bがある場合の処理状態を示し、柵部材
1を平面的に湾曲や屈曲させることで簡単に障害物Bを
逃がすことができる。
【0025】図5は、囲いの屈曲部分における柵部材1
の結合状態を示し、コーナに位置する棒状体2に、二枚
の接続部材3が重なり状態で嵌合する幅の周溝4を設け
たものを用い、隣接する柵部材1の接続部材3の端部に
位置する結合孔5を、この棒状体2の周溝4に重なり状
態で嵌合すれば、隣接する柵部材1を結合すると共に、
所望する角度で配置することができることになる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、周溝
を設けた多数本の合成樹脂製棒状体と、この棒状体を所
定の間隔で並列状に結合する接続部材とからなり、上記
接続部材が可撓性の材料を用いて帯状に形成され、この
接続部材に上記周溝に嵌合する棒状体結合孔を長さ方向
に沿って所定の間隔で設けたので、棒状体の各周溝の部
分で棒状体と接続部材の結合が得られるように、接続部
材の各結合孔に棒状体を挿通して結合し、このようにし
て各結合孔毎に棒状体を挿通して結合すれば、棒状体が
所定の間隔で並列状となる柵が組み上がることになり、
この柵部材は合成樹脂製であるので軽量で取扱いが容易
となり、腐食がないので耐久性に優れコスト的にも安価
であると共に、使用目的に応じて囲いの目の間隔を自由
に設定でき、かつ、設置状態の美観が向上し、木々や障
害物の回避も簡単に行える多目的の柵や植物の支柱等を
形成することができる。
【0027】また、棒状体と接続部材は分離しているの
で、棒状体は束ね、接続部材はロール巻きとしておくこ
とにより、嵩低くなって現場への搬入が容易であると共
に、現場での組み立ても結合孔に棒状体を通すだけでよ
いので簡単に行え、接続部材を切断することにより、所
望する幅の柵部材を簡単に得ることができる。
【0028】さらに、柵は上下及び左右に変形可能とな
るので、柵部材を設置する場所の地面に凹凸がある場
合、柵部材は地面の凹凸に沿うよう上下に変形し、並列
する棒状体群の上端は地面の凹凸形状に沿う形状の配置
となり、周囲の景観にマッチして外観的に体裁のよいも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は柵部材の正面図、(B)は棒状体と接
続部材の分解斜視図、(C)は棒状体の周溝部分を示す
拡大正面図、(D)は接続部材の拡大平面図
【図2】柵部材を囲いに使用した状態の正面図
【図3】柵部材を相互に接続する部分を示す拡大正面図
【図4】柵部材を囲いに使用した状態の障害物を逃がし
た平面図
【図5】柵部材を角度をもって相互に接続する部分を示
す拡大平面図
【図6】柵部材を囲いに使用した状態の補強との関係を
例示する側面図
【符号の説明】
1 柵部材 2 棒状体 3 接続部材 4 周溝 5 結合孔 6 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂を用い、接続部分の位置に周溝
    を設けた多数本の棒状体と、この棒状体を所定の間隔で
    並列状に結合する接続部材とからなり、上記接続部材が
    可撓性の材料を用いて形成され、この接続部材に上記周
    溝に嵌合する内径の棒状体結合孔を長さ方向に沿って所
    定の間隔で設けたことを特徴とする囲い等の柵部材。
  2. 【請求項2】 上記接続部材が可撓性の合成樹脂を用い
    て形成され、棒状体結合孔が周溝に適合する内径を有
    し、その周囲にスリットが設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載の囲い用等の柵部材。
JP37597699A 1999-11-26 1999-11-26 囲い等の柵部材 Pending JP2001152709A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132708A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Wakamoto Seisakusho:Kk 格子構造体及びその製造方法並びにフェンス、溝蓋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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