JP2001150767A - 印刷装置、印刷方法、および、情報記録媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷方法、および、情報記録媒体

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JP2001150767A
JP2001150767A JP33641399A JP33641399A JP2001150767A JP 2001150767 A JP2001150767 A JP 2001150767A JP 33641399 A JP33641399 A JP 33641399A JP 33641399 A JP33641399 A JP 33641399A JP 2001150767 A JP2001150767 A JP 2001150767A
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JP33641399A
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Yushi Takamizawa
雄史 高見沢
Atsushi Yamaji
篤志 山路
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷済みの伝票を利用者が抜き出したのか否
かをホスト装置が知得するのに好適な印刷装置、印刷方
法、および、情報記録媒体を提供する。 【解決手段】 印刷装置103の受信部203は、ホス
ト装置102から送信された指令データを受信し、印刷
部208は、指令データが文字又は図形を指定する印刷
指令である場合、これを印刷体251に印刷し、移動部
209は、印刷された印刷体251を移動し、抜き取り
検出部262は、移動された印刷体251が抜き取られ
たことを検出し、排出部261は、移動された印刷体が
所定の時間抜き取られたことが検出されなかった場合、
当該印刷体251を排出し、通知部203は、当該印刷
体251が抜き取られた旨、あるいは、当該印刷体25
1が排出された旨を、ホスト装置102に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置、印刷方
法、および、これらを実現するプログラムを記録した情
報記録媒体に関する。特に、ATM(現金自動支払機)
等に内蔵された印刷装置において、印刷されたレシート
を排出、回収し、また、その排出、回収、ユーザの抜き
取りを印刷装置に接続されたホスト装置への通知に関す
る。
【0002】
【従来の技術】連続用紙や単票用紙、スリップ用紙など
の印刷体(以下適宜「用紙」という。)に文字や図形を
印刷する印刷装置(プリンタ)は、ATM、駐車場やパ
ーキングメータで利用時間控えや領収書を発行する場合
など、さまざまな分野で利用されている。
【0003】このような印刷装置では、印刷ヘッドを駆
動して用紙に文字や図形を印刷し、印刷済の用紙を印刷
装置内から排出口に移動して排出口で待機して、利用者
が抜き出しやすいにようにする。
【0004】また、連続用紙に対して印刷を行う印刷装
置は、用紙カッタを備えており、所定の単位、たとえ
ば、1件分の利用時間控えや領収書などの伝票内容を印
刷した用紙を切断し、1件分の伝票を利用者が抜き出し
やすいようにする。
【0005】印刷装置は、文字や図形を印刷する印刷指
令や、連続用紙を切断する切断指令などの指令データを
ホスト装置から受信し、これにしたがって印刷や用紙の
切断を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷装置では、以下のような課題があった。すなわち、
利用者が印刷済みの伝票を取り出さない場合には、当該
伝票が印刷装置にたまってしまい、次の伝票が印刷でき
なくなってしまう。
【0007】これに対して、特開平8−268638号
公報に開示されるように、伝票の印刷が完了してから所
定の時間(以下適宜「タイムアウト時間」という。)が
経過しても利用者が伝票を取り出さない場合には、印刷
済みの伝票を強制的に印刷装置から排出するような手法
も提案されている。しかしながら、このような手法を採
用しても、伝票を利用者が抜き出したのか、それともタ
イムアウト時間の経過により排出されたのか、また、ホ
ストからの排出コマンドに応じて排出されたのか、をホ
スト装置が知得することができなかった。このため、こ
の情報をホスト装置から得たいとする要望は大きい。
【0008】また、利用者が抜き出したか否かの情報を
もとに市場調査などに応用したいとする要望も強い。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、印刷済みの伝票を利用者が抜き出
したのか否かをホスト装置が知得するのに好適な印刷装
置、印刷方法、および、これらを実現するプログラムを
記録した情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
【0011】本発明の印刷装置は、受信部と、印刷部
と、移動部と、抜き取り検出部と、排出部と、通知部
と、を備えるように構成する。
【0012】ここで、受信部は、ホスト装置から送信さ
れた指令データを受信する。
【0013】一方、印刷部は、受信部により受信された
指令データが文字又は図形を指定する印刷指令である場
合、当該文字又は図形を印刷体に印刷する。
【0014】また、移動部は、印刷部により文字又は図
形を印刷された印刷体を移動する。
【0015】さらに、抜き取り検出部は、移動部により
移動された印刷体が抜き取られたことを検出する。
【0016】一方、排出部は、移動部により移動された
印刷体が所定の時間抜き取られたことが、抜き取り検出
部により検出されなかった場合、当該印刷体を排出す
る。
【0017】そして、通知部は、抜き取り検出部により
当該印刷体が抜き取られたことが検出された場合はその
旨を、排出部により当該印刷体が排出された場合はその
旨を、ホスト装置に通知する。
【0018】また、ホスト装置から送信された指令デー
タを受信する受信手段と、前記受信手段により受信され
た指令データが文字又は図形を指定する印刷指令である
場合、当該文字又は図形を印刷体に印刷する印刷手段
と、前記印刷手段により文字又は図形を印刷された印刷
体を排出口に移動して待機する待機手段と、前記待機手
段により前記排出口に待機した印刷体が、前記排出口か
ら抜き取られたかどうかを検出する検出手段と、前記検
出手段が、前記待機した印刷体の抜き取りを前記所定期
間内に検出した場合、その旨を前記ホスト装置に通知す
る通知手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】また、ホスト装置から送信された指令デー
タを受信する受信手段と、前記受信手段により受信され
た指令データが文字又は図形を指定する印刷指令である
場合、当該文字又は図形を印刷体に印刷する印刷手段
と、前記印刷手段により文字又は図形を印刷された印刷
体を排出口に移動して待機する待機手段と、前記待機手
段により前記排出口に待機した印刷体が、前記排出口か
ら抜き取られたかどうかを検出する検出手段と、前記検
出手段が、前記待機した印刷体の抜き取りを所定期間検
出しない場合、当該印刷体を排出または回収する除去手
段と、前記除去手段により前記待機した印刷体を排出ま
たは回収した場合、それぞれ排出または回収の旨を前記
ホスト装置に通知する通知手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0020】これらの構成によれば、所定期間内に抜き
取ったとき、ユーザが抜き取ったと判断でき、また、ユ
ーザが抜き取った旨を検知した印刷装置が、ホスト装置
にそのユーザの抜き取りを通知できる。また、所定期間
内にユーザによって抜き取られない場合、自動的に排出
したり、回収したり、その旨をホスト装置に通知しても
よい。従って、ホスト装置に組み込まれているアプリケ
ーションソフトは、ユーザが抜き取ったことを判断し、
例えば、ユーザの抜き取り回数をカウントすることがで
きる。また、所定期間内にユーザによって抜き取られな
い場合、所定期間を延ばすことによってユーザに抜き取
られやすくする事もできる。また、抜き取り率を計算
し、抜き取り率が低い場合は、ユーザが印刷体を不要と
していると判断できるため、印刷体を一々排出口に排出
せずすべて回収するというように、ホスト装置のアプリ
ケーションソフトやプリンタドライバを容易に変更する
ことができる。
【0021】また、回収するとき、印刷装置内に正常に
回収されたかどうかを判断してから、その旨をホスト装
置に通知することが望ましい。さらに、回収途中で紙ジ
ャムが発生した場合、回収が成功しなかった旨をホスト
装置に通知することが望ましい。これらの構成にするこ
とにより、回収が成功したか成功しなかったかをホスト
装置が知ることができる。回収が成功しない場合には、
その旨をホスト装置の表示手段に表示するとともに、ホ
スト装置を介して接続された例えばセンターサーバにど
のホスト装置が異常をきたしているかを表示することが
できる。その表示に基づいてメンテナンス員が印刷装置
(センターサーバとは遠隔場所にあり、普段はメンテナ
ンス員がそばにいない、無人端末であるATM等)を修
理することが可能となる。
【0022】また、印刷体が連続用紙である場合、本発
明の印刷装置は、切断手段を備えるように構成すること
ができる。ここで、切断手段は、受信手段により受信さ
れた指令データが切断指令である場合、印刷手段により
文字又は図形を印刷された印刷体を切断する。
【0023】また、本発明の印刷装置は、通知設定記憶
部をさらに備えるように構成することができる。ここ
で、通知設定記憶部は、通知を許可するか否かの設定を
記憶する。一方、通知手段は、通知設定記憶部に記憶さ
れた設定が通知を許可するものでない場合は、当該通知
を行わない。
【0024】これらの構成によれば、排出口に待機して
いる印刷体が、どのように処理されたか、例えば、ユー
ザによって抜き取られたか、タイムアウトによって排出
・回収されたか、といったことをホスト装置に通知する
だけでなく、非通知とすることもできる。非通知とした
場合は、ホスト装置は、印刷装置から、一々状態を受信
することがなく、処理が煩雑にならず、また、印刷装置
から受信するコードを解釈するために、アプリケーショ
ンソフトを作り替える必要もない。このように、通知と
非通知とを選択することが可能なため、従来のアプリケ
ーションソフトを流用することもでき、いろいろなアプ
リケーションソフト、ホスト装置に対応した印刷装置を
実現できる。
【0025】また、本発明の印刷装置は、通知設定記憶
制御部をさらに備えるように構成することができる。こ
こで、通知設定記憶制御部は、受信部により受信された
指令データが通知を許可するか否かの設定を指定する通
知設定指令である場合、当該設定を通知設定記憶部に記
憶させる。また、本発明の印刷装置の通知設定記憶部
は、当該設定を不揮発に記憶するように構成することが
できる。
【0026】これらの設定は、印刷装置内に設けられた
メモリスイッチ(フラッシュメモリ内のアドレスを指定
して、1−0状態を設定するもの)とし、ホスト装置か
ら送信されてきたコマンドに基づいて、当該メモリスイ
ッチのアドレスの1−0状態を切り換えるのが望まし
い。また、メモリスイッチに代え、印刷装置内に設けら
れたDIPスイッチの1−0状態をメンテナンス員等が
切り換え、設定してもよい。
【0027】また、本発明の印刷装置は、タイムアウト
動作記憶部をさらに備えるように構成することができ
る。ここで、タイムアウト動作記憶部は、タイムアウト
時間を記憶する。
【0028】一方、除去手段は、タイムアウト動作記憶
部の設定に従って排出または回収動作を行い、タイムア
ウト動作記憶部に記憶されたタイムアウト時間を当該所
定の時間として用いる。
【0029】また、本発明の印刷装置は、タイムアウト
動作記憶制御部をさらに備えるように構成することがで
きる。
【0030】ここで、タイムアウト動作記憶制御部は、
受信手段により受信された指令データがタイムアウト動
作を指定するタイムアウト動作設定指令である場合、当
該タイムアウト時間とタイムアウト後の動作ををタイム
アウト動作記憶部に記憶させる。
【0031】また、本発明の印刷装置のタイムアウト動
作記憶部は、当該タイムアウト時間とタイムアウト後の
動作を不揮発に記憶するように構成することができる。
【0032】本発明の印刷方法は、受信工程と、印刷工
程と、移動工程と、抜き取り検出工程と、排出工程と、
通知工程と、を備えるように構成する。
【0033】ここで、受信工程では、ホスト装置から送
信された指令データを受信する。
【0034】一方、印刷工程では、受信工程にて受信さ
れた指令データが文字又は図形を指定する印刷指令であ
る場合、当該文字又は図形を印刷体に印刷する。
【0035】また、移動工程では、印刷工程にて文字又
は図形を印刷された印刷体を移動する。
【0036】さらに、抜き取り検出工程では、移動工程
にて移動された印刷体が抜き取られたことを検出する。
【0037】一方、排出工程では、移動工程にて移動さ
れた印刷体が所定の時間抜き取られたことが、抜き取り
検出工程にて検出されなかった場合、当該印刷体を排出
する。
【0038】そして、通知工程では、抜き取り検出工程
にて当該印刷体が抜き取られたことが検出された場合は
その旨を、排出工程にて当該印刷体が排出された場合は
その旨を、ホスト装置に通知する。
【0039】また、印刷体が連続用紙である場合、本発
明の印刷方法は、切断工程をさらに備えるように構成す
ることができる。
【0040】ここで、切断工程では、受信工程にて受信
された指令データが切断指令である場合、印刷工程にて
文字又は図形を印刷された印刷体を切断する。
【0041】また、本発明の印刷方法の通知工程は、通
知を許可するか否かの設定を記憶する設定記憶部に記憶
された設定が通知を許可するものでない場合、当該通知
を行わないように構成することができる。
【0042】また、本発明の印刷方法は、設定記憶工程
をさらに備えるように構成することができる。
【0043】ここで、設定記憶工程では、受信工程にて
受信された指令データが通知を許可するか否かの設定を
指定する通知設定指令である場合、当該設定を設定記憶
部に記憶させる。
【0044】また、本発明の印刷方法において、設定記
憶部は、当該設定を不揮発に記憶するように構成するこ
とができる。
【0045】また、本発明の印刷方法の排出工程は、タ
イムアウト時間記憶部に記憶されたタイムアウト時間を
当該所定の時間として用いるように構成することができ
る。
【0046】また、本発明の印刷方法は、タイムアウト
時間記憶工程をさらに備えるように構成することができ
る。
【0047】ここで、タイムアウト時間記憶工程では、
受信工程にて受信された指令データがタイムアウト時間
を指定するタイムアウト時間設定指令である場合、当該
タイムアウト時間をタイムアウト時間記憶部に記憶させ
る。
【0048】また、本発明の印刷方法において、タイム
アウト時間記憶部は、当該タイムアウト時間を不揮発に
記憶するように構成することができる。
【0049】本発明の印刷装置、および、印刷方法にて
実行される処理を実現するプログラムを、コンパクトデ
ィスク、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気
ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半
導体メモリなどの情報記録媒体に記録することができ
る。
【0050】本発明の情報記録媒体に記録されたプログ
ラムを、印刷装置が備えるCPU(Central Processing
Unit;中央処理ユニット)などの制御装置で実行する
ことにより、上記の印刷装置、および、印刷方法を実現
することができる。
【0051】また、本発明の印刷装置とは独立して、本
発明のプログラムを記録した情報記録媒体を配布、販売
したり、ホスト装置から更新したりすることができる。
【0052】また、本発明の印刷装置は、ホスト装置か
ら送信された指令データを受信する受信工程と、前記受
信工程にて受信された指令データが文字又は図形を指定
する印刷指令である場合、当該文字又は図形を印刷体に
印刷する印刷工程と、前記印刷工程にて文字又は図形を
印刷された印刷体を排出口に移動して待機する待機工程
と、前記待機工程にて待機した印刷体が前記排出口から
抜き取られたかどうかを検出する検出工程と、前記検出
工程にて、前記待機した印刷体の抜き取りを前記所定期
間内に検出した場合、その旨を前記ホスト装置に通知す
る通知工程と、を備えることを特徴とする。
【0053】また、ホスト装置から送信された指令デー
タを受信する受信工程と、前記受信工程にて受信された
指令データが文字又は図形を指定する印刷指令である場
合、当該文字又は図形を印刷体に印刷する印刷工程と、
前記印刷工程にて文字又は図形を印刷された印刷体を排
出口に移動して待機する待機工程と、前記待機工程にて
待機した印刷体が前記排出口から抜き取られたかどうか
を検出する検出工程と、前記検出工程にて、前記待機し
た印刷体の抜き取りを所定期間検出しない場合、当該印
刷体を排出または回収する除去工程と、前記除去工程に
より前記待機した印刷体の排出または回収を検出した場
合、それぞれ排出または回収の旨を前記ホスト装置に通
知する通知工程と、を備えることを特徴とする。
【0054】また、本発明のプログラムを記録したコン
ピュータ読取可能な情報記録媒体は、ホスト装置から送
信された指令データを受信する受信手順と、前記受信手
順にて受信された指令データが文字又は図形を指定する
印刷指令である場合、当該文字又は図形を印刷体に印刷
する印刷手順と、前記印刷手順にて文字又は図形を印刷
された印刷体を排出口に移動して待機する待機手順と、
前記待機手順により前記排出口に待機した印刷体が、前
記排出口から抜き取られたことを検出する検出手順と、
前記検出手順にて、前記待機した印刷体の抜き取りを前
記所定期間内に検出した場合、その旨を前記ホスト装置
に通知する通知手順と、を備える処理を実現することを
特徴とする。
【0055】また、ホスト装置から送信された指令デー
タを受信する受信手順と、前記受信手順にて受信された
指令データが文字又は図形を指定する印刷指令である場
合、当該文字又は図形を印刷体に印刷する印刷手順と、
前記印刷手順にて文字又は図形を印刷された印刷体を排
出口に移動して待機する待機手順と、前記待機手順によ
り前記排出口に待機した印刷体が、前記排出口から抜き
取られたことを検出する検出手順と、前記検出手順に
て、前記待機した印刷体の抜き取りを所定期間検出しな
い場合、当該印刷体を排出または回収する除去手順と、
前記除去手順にて、前記待機した印刷体を排出または回
収した場合、それぞれ排出または回収の旨を前記ホスト
装置に通知する通知手順と、を備える処理を実現するこ
とを特徴とする。
【0056】さらに、本発明の印刷装置は、ホスト装置
から送信された指令データを受信する受信手段と、前記
受信手段により受信された指令データが文字又は図形を
指定する印刷指令である場合、当該文字又は図形を印刷
体に印刷する印刷手段と、前記印刷手段により文字又は
図形を印刷された印刷体を排出部に移動して待機する待
機手段と、前記待機手段により前記排出部に待機した印
刷体が、前記排出部から除去されたことを検出する検出
手段と、前記ホスト装置から排出または回収コマンドが
送信されたとき、前記排出部に待機した印刷体を前記排
出部から排出または回収し、除去要因が前記排出または
回収コマンドによるものである旨を前記ホスト装置に送
信する第1の手段と、抜き取られたとき、除去要因がユ
ーザによる抜き取りである旨を前記ホスト装置に送信す
る第2の手段と、前記待機した印刷体が、待機開始後所
定期間経過しても前記排出または回収コマンドの送信や
前記抜き取りがなく、予め前記ホスト装置から所定期間
経過後の排出または回収するコマンドが送信されている
とき、前記所定期間経過後排出または回収を行い、除去
原因が所定期間経過後の排出または回収である旨を前記
ホスト装置に送信する第3の手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0057】この構成によれば、第1から第3の手段に
よって、除去原因を特定でき、また、第1から第3の手
段のうち、もっとも早く除去されたものを除去原因とし
て特定できる。
【0058】また、排出または回収が成功したか否かを
ホスト装置に送信するように設定することもでき、その
場合、ホスト装置は、もし排出または回収が成功しない
場合、その旨を知ることができる。メンテナンス員が、
ホスト装置を介してその旨を知り、印刷装置の修繕を行
うことができる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本発明の範囲を制限するものではない。した
がって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素
をこれと均等なものに置換した実施形態を採用すること
が可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含
まれる。
【0060】(第1の実施形態)図1は、本発明の印刷
装置を含む出力システムの実施形態の概要構成を示す模
式図である。以下、本図を参照して説明する。以下で
は、銀行の自動現金支払機(ATM)を例にとって説明
する。
【0061】本実施例の印刷システム101は、ホスト
装置102と、印刷装置103とを備え、両者は通信線
105を介して接続されている。ATM端末は、銀行の
支店や、駅などの利用者が多いところに置かれている。
ATM端末は、ホスト装置102に対応するパーソナル
コンピュータ、通信線105、印刷装置103からなる
印刷システム101だけでなく、不図示のキャッシュカ
ードリーダ、通帳読書機構、現金預払機構等が、それぞ
れホスト装置102に接続され、一つのATM端末を構
成している。通帳読書機構を設けず、キャッシュディス
ペンサー(CD)機として構成することも可能である。
ホスト装置102は、現金預払、通帳記帳、自動振込み
等の機能をATM端末にて実現することが可能である。
また、それぞれのATM端末は、ホスト装置102を介
して、銀行のセンターサーバに接続している。ATM端
末のキャッシュカードリーダに読み込まれたキャッシュ
カードの真偽、預金残高等を、ホスト装置102を介し
てセンターサーバに問い合わせる。
【0062】ホスト装置102が、通信線105を介し
て印刷装置103へ指令データを送信すると、印刷装置
103は、当該指令データを受信して、これを解釈し、
指令データに対応付けられた処理を実行する。
【0063】指令データに処理を対応付ける場合には、
印刷装置制御指令体系を採用することができる。本実施
形態では、以下のような指令体系を用いる。この指令体
系では、各指令はバイト単位に1バイト以上の長さのバ
イト列として構成されている。以下では、バイト列を十
六進数表記する場合には、「0x」を接頭辞として用い
る。
【0064】・印刷指令「0x20〜0x7e」。当該バイトを
ASCIIコードとして解釈し、これに対応付けられた
文字を印刷する。
【0065】・改行指令「0x0d」。印刷行を改行する。
【0066】・切断指令「0x0f」。用紙を切断して排出
口に移動し、利用者が抜き取りやすいようにする。
【0067】・通知設定指令「0x1c 0x28 0x7a 0x02 0x
00 0x04 n」。ここで、n=0の場合は、「伝票を利用
者が抜き取ったか、タイムアウトで用紙を排出したか、
タイムアウトで用紙を回収したか、コマンドにより用紙
を排出したか、コマンドにより用紙を回収したか」等の
除去原因を通知しない(非通知の)旨を設定する。n=
1の場合は、除去原因を通知する旨を設定する。この通
知は、たとえば特開平7−137358号公報に開示さ
れるような印刷装置103のASB(Automatic Status
Back)機能を用いて行うことができる。このほか、通
信線105の中の所定の信号線を介してホスト装置10
2に通知してもよい。
【0068】(印刷装置の概要構成)図2は、本発明の
印刷装置103の内部構成を示す、ブロック図である。
【0069】印刷装置103の各部は、CPU201が
制御する。CPU201が各部を制御するためのプログ
ラムは、ROM202に記憶されており、印刷装置10
3の電源投入時にCPU201がこのプログラムを順次
実行する。この際に、ディップスイッチ210の設定を
読み出して、CPU201は、各種の印刷装置103の
初期設定を行う。
【0070】印刷装置103は、通信線105とインタ
ーフェース203を介して、ホスト装置102との間で
通信を行う。ホスト装置102から印刷装置103へ、
指令データが送信される。また、印刷装置103からホ
スト装置102へ、印刷装置103からの通知が必要に
応じて送信される。
【0071】ホスト装置102から指令データが送信さ
れた場合、CPU201に対して割り込みが発生し、割
り込み処理が起動される。割り込み処理では、受信され
た指令データをRAM204内の受信バッファ領域22
1に順次記憶して、通常処理に戻る。
【0072】CPU201は、通常処理では、受信バッ
ファ領域221に記憶された指令データを順次読み出し
て、その指令データがいかなるコマンドやデータである
かを判断し、その種類に応じて対応する処理を実行す
る。指令データに応じて実行する処理には、前述した各
種のものがある。
【0073】指令データが文字や図形を印刷する印刷指
令である場合は、ROM202から読み出したり、当該
文字のフォント情報や図形を表すビット情報を、RAM
204内に用意されたラインバッファ領域222に展開
する。
【0074】このほか、RAM204には、通知設定記
憶領域231と、タイムアウト動作記憶領域241とが
用意されている。これらの領域には、電源投入時やリセ
ット時などに、ホスト装置102から、これらを設定す
るコマンドが送られた場合、記憶される。また、通知設
定記憶領域231と、タイムアウト動作記憶領域241
とは、RAM204内のアドレスを指定して、電源投入
時、リセット時に一々コマンドをホスト装置102から
送信しして設定するのではなく、不揮発性メモリ(たと
えばフラッシュメモリ)のアドレスを指定してメモリス
イッチとして使用し、デフォルト値と、ホスト装置10
2から送られたコマンドの値とを切り換えて使用でき
る。また、ディップスイッチ201を切り換えて用いて
もよい。これら、フラッシュメモリ(不図示)やディッ
プスイッチ201を用いた場合、印刷装置103の電源
をオフしてもその値は保持される。
【0075】CPU 201は、ラインバッファ領域2
22に1行分のデータが蓄積された場合や、改行指令に
遭遇した場合は、ラインバッファ領域222の情報にし
たがってサーマル印字方式やインクジェット方式を用い
た印刷ヘッド208を駆動して、用紙251(図3)
に、文字や図形を印刷する。
【0076】1行分の印刷が終わったら移動ローラ20
9を駆動して、用紙251を移動して紙送りを行う。本
発明では、サーマルヘッドを印刷ヘッド208として用
い、用紙251として感熱紙を用いたため、移動ローラ
209は、印刷ヘッド208に対向するプラテンを兼用
している。
【0077】また、CPU201は、切断指令に遭遇し
た場合は、用紙カッタ207を駆動して、用紙251か
ら伝票を切断する。
【0078】また、CPU201は、排出口近傍に、用
紙が待機しているかどうか検出する第1の用紙センサ2
62の状態を検知する。
【0079】(印刷装置)図3は、本発明の印刷装置の
側断面図である。図中、Aが用紙格納部と切断後のカッ
ト紙回収部であり、Bが印刷部と回収部であり、Cがカ
ット紙搬送部である。
【0080】用紙251は、ロール状の連続用紙であ
り、用紙格納部252から繰り出し可能に保持されてい
る。用紙格納部252から繰り出されたロール状用紙2
51は、回転可能な押さえ267に当接して張力を与え
られ、用紙エンドセンサである第3の用紙センサ269
を経由してサーマル印刷ヘッド208とプラテン(移動
ローラ)209との間に入っていく。印刷ヘッド208
とプラテン209とに挟持された用紙251は、印刷ヘ
ッド208によって印字される。印刷ヘッド208はラ
インサーマルヘッドのため、1行印字される毎、プラテ
ン209によって1行改行し、用紙の先端は、第1の排
出ローラ261、261間に入っていく。用紙の先端が
第2の用紙センサ265によって検出されると、第1の
排出ローラ261,261の回転が停止する。一方、印
字が終了するまでは、プラテン209は回転するため、
第1の排出ローラ261とプラテン209との間で用紙
252は撓む。印字が終了すると、ホスト装置102か
ら印字終了コマンドである切断コマンドが送信されるた
め、CPU201はそれを解釈し、第1の排出ローラ2
61,261と、第2の排出ローラ264,264とを
回転し始めるとともに、用紙カッタ207を駆動して用
紙251を切断する。切断された用紙251は、第2の
排出ローラ264、264間に挟まれて排出され、排出
口270から出され、用紙251の後端が第2の用紙セ
ンサ265を通ったことを検知すると第2の排出ローラ
264,264の回転を停止し、用紙251は排出口2
70から出された状態で待機する。
【0081】第1の用紙センサ262は、用紙251が
排出口270から除去されたか否かを検知する。各用紙
センサ262、265,269は、透過型や反射型の光
センサなどを利用することができる。
【0082】伝票が排出口270に待機してから、例え
ば1分間という所定期間(タイムアウト時間)が経過し
ても、第1の用紙センサ262が抜き取り(除去)を検
知しない場合で、予めタイムアウト動作記憶領域241
にタイムアウト時間が経過したら排出するという設定が
記憶されている場合、CPU201は、第2の排出ロー
ラ264、264を再び回転して、伝票を排出する。ま
た、タイムアウト時間が経過しても、第1の用紙センサ
262が抜き取りを検知しない場合で、予めタイムアウ
ト動作記憶領域241にタイムアウト時間が経過したら
回収するという設定が記憶されている場合、CPU20
1は、第1の排出ローラ261,261及び第2の排出
ローラ264,264を逆回転して、回収紙266とし
て、回収ローラ268,268によって搬送され、回収
ボックス263にためられる。
【0083】ここで、移動ローラ209は、移動部とし
て、印刷ヘッド208は、印刷部として、第1の用紙セ
ンサ262は、抜き取り検出部として、第1の排出ロー
ラ261、261、第2の排出ローラ264.264
は、排出部として、インターフェース203は、通知部
として、それぞれ機能し、これらをCPU201が制御
する。また、用紙カッタ207は、切断部として機能す
る。また、RAM204または不図示のフラッシュメモ
リ、または、ディップスイッチ210は、通知設定記憶
部およびタイムアウト動作記憶部として、CPU201
は、通知設定記憶制御部およびタイムアウト動作記憶制
御部として、それぞれ機能する。
【0084】(通常処理)図4は、本実施形態の印刷装
置が実行する通常処理の流れを示すフローチャートであ
る。以下、本図を参照して説明する。
【0085】まず、CPU201は、受信バッファ領域
221に指令データが記憶されているか否かを調べる
(ステップS301)。記憶されていない場合(ステッ
プS301;No)、インターフェース203がホスト
装置102からの指令データによってCPU201に対
して受信割り込みをかけ、受信バッファ領域221に指
令データが記憶されるまで待機する(ステップS30
2)。なお、待機の間、別の処理を行うことができる。
【0086】指令データが記憶されている場合(ステッ
プS301;Yes)、当該指令データを読み出す(ス
テップS303)。なお、受信バッファ領域221は、
リングバッファもしくはキューのように機能する。した
がって、指令データを読み出すと、その分だけ受信バッ
ファ領域221の空きが増える。また、受信バッファ領
域221からは、これに記憶された順にFIFO(Firs
t In First Out)的に指令データが読み出される。
【0087】次に、CPU201は、読み出した指令デ
ータの種類を調べる(ステップS304)。指令データ
の種類が、通知設定指令である場合(ステップS30
4;通知設定)、当該指令のパラメータnを取得して
(ステップS305)、RAM204内の通知設定記憶
領域231またはフラッシュメモリ内の通知設定記憶領
域に記憶し(ステップS306)、ステップS301に
戻る。
【0088】一方、指令データの種類が、印刷指令であ
る場合(ステップS304;0x20〜0x7e)、当該印刷指
令のASCIIコードに対応するフォントの定義をRO
M202から読み出し(ステップS311)、当該フォ
ント定義をラインバッファ領域222に展開する(ステ
ップS312)。さらに、ラインバッファ領域222に
1行分の印刷イメージが蓄積されたか否かを調べ(ステ
ップS313)、蓄積されていなければ(ステップS3
13;No)、ステップS301に戻る。一方、蓄積さ
れていれば(ステップS313;Yes)、当該印刷イ
メージにしたがって印刷ヘッド208を駆動して文字や
図形を印刷し(ステップS314)、ラインバッファ領
域222をクリアする(ステップS315)。さらに、
移動ローラ(プラテン)209を駆動して、この行分、
用紙を移動して(ステップS316)、ステップS30
1に戻る。
【0089】ステップS313にて1行分のデータが溜
まっていないとき(S313,No)、次の指令データ
が、改行指令である場合(ステップS304;0x0d)、
その1行は、今までのデータで行端に達したことがわか
るため、ステップS314に進み印刷ヘッド208を駆
動するとともにプラテン209を回転させ、1行分の印
字を行う。(ステップS314〜S316)。
【0090】また、印字データが終了し、切断指令を受
信すると(ステップS304;0x0f)、後述する切断処
理を行い(ステップS321)、ステップS301に戻
る。
【0091】また、指令データの種類が、これ以外の指
令である場合(ステップS304;その他)、当該指令
データに対応する処理を実行して(ステップS33
1)、ステップS301に戻る。
【0092】(切断処理)図5は、本実施形態の印刷装
置103が実行する切断処理の制御の流れを示すフロー
チャートである。以下、本図を参照して説明する。切断
処理では、ホスト装置102から、印字データの終了を
示す切断コマンドを受信した後の印刷装置の処理を示
す。
【0093】まず、CPU201は、第1の排出ローラ
261,261と、印刷ヘッド208との間に撓んで保
持されていた用紙251に対し、第1,第2の排出ロー
ラ261,261,264、264の回転を開始させて
用紙251を排出口270に向けて移動させる(S40
1)。ここで、第1の排出ローラ261は、下側のロー
ラがステップモータにより駆動されるローラであり、上
側のローラはそれに対向する従動ローラである。また、
第2の排出ローラ264は、下側のローラが第1の排出
ローラ261の下側ローラとベルトで直結しており、第
1の排出ローラに同期して回転し、第2の排出ローラの
上側のローラは、従動ローラである。
【0094】ついで、用紙カッタ207を駆動して、用
紙251の後端を切断する(ステップS402)。
【0095】ついで、カットされた用紙の後端が第2の
用紙センサ265を過ぎたところで排出ローラの回転を
停止(S403)し、用紙を排出口270に待機させる
(S404)。
【0096】ついで、たとえばホスト装置102から送
られたコマンドによって、タイムアウト時間を設定済み
の、RAM204内のタイムアウト動作記憶領域241
に記憶されているタイムアウト時間と、タイムアウト時
間を経過した後の処理として胚珠するか回収するかとい
う処理とを取得し(ステップS405)、当該タイムア
ウト時間が経過するまで、以下の処理を繰り返す(ステ
ップS406)。
【0097】繰り返しの中で、CPU 201は、第1
の用紙センサ262を用いて、ユーザによって伝票が抜
き取られたか否かを調べる(ステップS407)。抜き
取られていない場合(ステップS407;No)、ステ
ップS406に戻る。
【0098】タイムアウト時間が経過した場合(ステッ
プS406;Yes)、用紙が抜き取られなかったこと
になるが、タイムアウト後の処理として、タイムアウト
動作記憶領域241に「排出」が設定されている場合
(ステップS413、排出)、CPU201は、第2の
排出ローラ264、264を駆動して、伝票を排出する
(ステップS408)。
【0099】さらに、RAM204望ましくは不図示の
フラッシュメモリ内の通知設定領域231に記憶されて
いるパラメータを調べる(ステップS409)。パラメ
ータが0の場合、すなわち、通知が許可されていない場
合(ステップS409;n=0)、直ちに本処理を終了
する。一方、通知が許可されている場合(ステップS4
09;n=1)、「タイムアウト後の排出により用紙が
排出された」旨をインターフェース203,通信線10
5を介してホスト装置102へ通知し(ステップS41
0)、本処理を終了する。
【0100】また、タイムアウト時間が経過した後の処
理として、タイムアウト動作記憶領域241に「回収」
が設定されている場合(ステップS413,回収)、第
1,第2の排出ローラ261,264を逆回転させ、回
収ローラ268を介して回収ボックス263に溜める
(S414)。さらに、RAM204(またはフラッシ
ュメモリ)内の通知設定領域231に記憶されているパ
ラメータを調べ(S415)、通知が非許可の場合(ス
テップS409;n=0)、直ちに本処理を終了し、通
知が許可の場合(ステップS409;n=1)、「タイ
ムアウト後の回収により回収した」旨を通知(ステップ
S416)を行う。また、回収時に紙ジャムが起こった
ときには、回収が失敗した旨の通知を行うことが望まし
い。
【0101】一方、タイムアウト時間が経過する前に、
伝票がユーザによって排出口270から抜き取られたこ
とを第1の用紙センサ262が検知した場合(ステップ
S407;Yes)、ステップS406〜ステップS4
07の繰り返しを終了し、RAM204内の通知設定領
域231に記憶されているパラメータを調べる(ステッ
プS411)。パラメータが0の場合、すなわち、通知
が許可されていない場合(ステップS411;n=
0)、直ちに本処理を終了する。一方、通知が許可され
ている場合(ステップS411;n=1)、「ユーザに
よって用紙が抜き取られた」旨を、インターフェース2
03、通信線105を介してホスト装置102に通知し
(ステップS412)、本処理を終了する。
【0102】なお、ステップS410、および、ステッ
プS412の通知には、ASB機能による通知を行うこ
とができる。たとえば、以下のような状態を通知するこ
とができる。
【0103】・0x20・・用紙が抜き取られた。
【0104】・0x23・・タイムアウトにより用紙を排出
した。
【0105】・0x24・・タイムアウトにより用紙を回収
し、回収ボックス263に溜めた。
【0106】なお、回収ボックス263以外に回収でき
るような実施形態や、伝票を排出する排出指令を指令デ
ータに用意するような実施形態や、エラー処理を適宜行
う実施形態では、以下のような状態を通知してもよい。
【0107】・0x21・・排出指令により用紙を排出し、
完了した。
【0108】・0x22・・回収指令により用紙を回収し、
回収ボックス263に溜めた。
【0109】・0x23・・タイムアウトにより用紙を排出
し、完了した。
【0110】・0x40・・排出時にエラーが発生した。
【0111】・0x41・・回収ボックス263に回収する
ときにエラーが発生した。
【0112】ここで、排出指令による排出とは、印字終
了の都度、排出指令をホスト装置102が印刷装置10
3に送信し、印刷装置103は、その排出指令を待って
から用紙215の排出を行うものである。回収指令によ
る回収も、同様である。タイムアウトによる排出、回収
が設定されているときで、タイムアウト時間が経過する
前に排出指令または回収指令が到来した場合、排出指令
(または回収指令)が優先され、その処理が優先的に行
われる。
【0113】このように、本発明では、印刷装置103
が印刷した伝票を利用者が抜き取ったか、それとも、タ
イムアウトで排出したかを、ホスト装置102で知得す
ることができる。また、この情報の通知は、ホスト装置
102からの指令データによって許可したり禁止したり
することができる。
【0114】(第2の実施の形態)上記の実施の形態で
は、ホスト装置102から送信される通知設定指令によ
り、印刷装置103の通知を許可するか禁止するかを設
定していた。本実施形態では、ディップスイッチ210
の設定により、これを設定する。
【0115】すなわち、本実施形態では、上記実施形態
のステップS409およびステップS411において、
RAM204内の通知設定記憶領域231に記憶された
値を調べるのではなく、ディップスイッチ210の設定
を調べればよい。
【0116】このほか、印刷装置103の電源投入直後
や、印刷装置103のリセット時、初期化時に、CPU
201が、RAM204内の通知設定記憶領域231に
ディップスイッチ210の設定にしたがった値を記憶す
るような実施形態を採用することもできる。この場合
は、ディップスイッチ210による設定は、通知をする
か否かの既定値として機能し、ホスト装置102からの
指令によって、これを変更することもできる。
【0117】(第3の実施の形態)上記実施形態では、
タイムアウト時間は所定の既定値で一定であったが、こ
れを変更したい場合がある。本実施形態では、これを、
ホスト装置102からのタイムアウト時間設定指令や、
ディップスイッチ210の設定により、変更可能にす
る。
【0118】前者の場合は、上記実施形態のステップS
311において、取り出した指令データがタイムアウト
時間設定指令であるか否かを調べ、タイムアウト時間設
定指令である場合は、指定されたタイムアウト時間をR
AM204内のタイムアウト動作記憶領域241に記憶
し、ステップS301に戻るように構成する。
【0119】後者の場合は、上記実施形態のステップS
405において、CPU 201がディップスイッチ2
10の設定を読み出し、その設定にしたがって、タイム
アウト時間を取得するように構成する。あるいは、印刷
装置103の電源投入直後や、リセット時、初期化時な
どに、CPU201がディップスイッチ210の設定を
読み出し、その設定にしたがって、タイムアウト時間を
取得して、当該タイムアウト時間をRAM204内のタ
イムアウト動作記憶領域241に記憶するように構成す
る。
【0120】このように、本発明の印刷装置では、タイ
ムアウト時間を状況に応じて変更することができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷済みの伝票を利用者が抜き出したのか否かをホスト
装置が知得するのに好適な印刷装置、印刷方法、およ
び、これらを実現するプログラムを記録した情報記録媒
体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置を含む印刷システムの実施形
態の概要構成を示す模式図。
【図2】本発明の印刷装置の概要構成を示すブロック
図。
【図3】本発明の印刷装置の側面図。
【図4】本発明の印刷装置にて実行される通常処理の流
れを示すフローチャート。
【図5】本発明の印刷装置にて実行される切断処理の流
れを示すフローチャート。
【符号の説明】 101 印刷システム 102 ホスト装置 103 印刷装置 105 通信線 201 CPU 202 ROM 203 インターフェース 204 RAM 207 用紙カッタ 208 印刷ヘッド 209 移動ローラ 210 ディップスイッチ 221 受信バッファ領域 222 ラインバッファ領域 231 通知設定記憶領域 241 タイムアウト動作記憶領域 251 用紙 252 用紙格納部 261 第1の排出ローラ 262 第1の用紙センサ 263 回収ボックス 264 第2の排出ローラ 270 排出口

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト装置から送信された指令データを受
    信する受信手段と、 前記受信手段により受信された指令データが文字又は図
    形を指定する印刷指令である場合、当該文字又は図形を
    印刷体に印刷する印刷手段と、 前記印刷手段により文字又は図形を印刷された印刷体を
    排出口に移動して待機する待機手段と、 前記待機手段により前記排出口に待機した印刷体が、前
    記排出口から抜き取られたかどうかを検出する検出手段
    と、 前記検出手段が、前記待機した印刷体の抜き取りを前記
    所定期間内に検出した場合、その旨を前記ホスト装置に
    通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする印刷装
    置。
  2. 【請求項2】ホスト装置から送信された指令データを受
    信する受信手段と、 前記受信手段により受信された指令データが文字又は図
    形を指定する印刷指令である場合、当該文字又は図形を
    印刷体に印刷する印刷手段と、 前記印刷手段により文字又は図形を印刷された印刷体を
    排出口に移動して待機する待機手段と、 前記待機手段により前記排出口に待機した印刷体が、前
    記排出口から抜き取られたかどうかを検出する検出手段
    と、 前記検出手段が、前記待機した印刷体の抜き取りを所定
    期間検出しない場合、当該印刷体を排出または回収する
    除去手段と、 前記除去手段により前記待機した印刷体を排出または回
    収した場合、それぞれ排出または回収の旨を前記ホスト
    装置に通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする
    印刷装置。
  3. 【請求項3】前記印刷体は連続用紙であり、 前記受信手段により受信された指令データが切断指令で
    ある場合、前記印刷手段により文字又は図形を印刷され
    た印刷体を切断する切断手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】前記ホスト装置への通知を許可するか否か
    の設定を記憶する通知設定記憶部をさらに備え、 前記通知手段は、前記通知設定記憶部に記憶された設定
    が通知を許可するものでない場合は、当該通知を行わな
    いことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装
    置。
  5. 【請求項5】前記受信手段により受信された指令データ
    が通知を許可するか否かの設定を指定する通知設定指令
    である場合、当該設定を前記通知設定記憶部に記憶させ
    る通知設定記憶制御手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項4に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】前記通知設定記憶部は、当該設定を不揮発
    に記憶することを特徴とする請求項4に記載の印刷装
    置。
  7. 【請求項7】タイムアウト時間とタイムアウト時間後の
    動作を記憶するタイムアウト動作記憶部をさらに備え、 前記除去手段は、前記タイムアウト動作記憶部の設定に
    従って排出動作または回収動作を行い、前記タイムアウ
    ト動作記憶部に記憶されたタイムアウト時間を前記所定
    期間として用いることを特徴とする請求項1または2に
    記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】前記受信手段により受信された指令データ
    が、タイムアウト動作を指定するタイムアウト動作設定
    指令である場合、当該タイムアウト時間とタイムアウト
    後の動作を前記タイムアウト動作記憶部に記憶させるタ
    イムアウト動作記憶制御部をさらに備えることを特徴と
    する請求項7に記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】前記タイムアウト動作記憶部は、当該タイ
    ムアウト時間とタイムアウト後の動作を不揮発に記憶す
    ることを特徴とする請求項7または8に記載の印刷装
    置。
  10. 【請求項10】ホスト装置から送信された指令データを
    受信する受信工程と、 前記受信工程にて受信された指令データが文字又は図形
    を指定する印刷指令である場合、当該文字又は図形を印
    刷体に印刷する印刷工程と、 前記印刷工程にて文字又は図形を印刷された印刷体を排
    出口に移動して待機する待機工程と、 前記待機工程にて待機した印刷体が前記排出口から抜き
    取られたかどうかを検出する検出工程と、 前記検出工程にて、前記待機した印刷体の抜き取りを前
    記所定期間内に検出した場合、その旨を前記ホスト装置
    に通知する通知工程と、 を備えることを特徴とする印刷方法。
  11. 【請求項11】ホスト装置から送信された指令データを
    受信する受信工程と、 前記受信工程にて受信された指令データが文字又は図形
    を指定する印刷指令である場合、当該文字又は図形を印
    刷体に印刷する印刷工程と、 前記印刷工程にて文字又は図形を印刷された印刷体を排
    出口に移動して待機する待機工程と、 前記待機工程にて待機した印刷体が前記排出口から抜き
    取られたかどうかを検出する検出工程と、 前記検出工程にて、前記待機した印刷体の抜き取りを所
    定期間検出しない場合、当該印刷体を排出または回収す
    る除去工程と、 前記除去工程により前記待機した印刷体の排出または回
    収を検出した場合、それぞれ排出または回収の旨を前記
    ホスト装置に通知する通知工程と、 を備えることを特徴とする印刷方法。
  12. 【請求項12】ホスト装置から送信された指令データを
    受信する受信手順と、 前記受信手順にて受信された指令データが文字又は図形
    を指定する印刷指令である場合、当該文字又は図形を印
    刷体に印刷する印刷手順と、 前記印刷手順にて文字又は図形を印刷された印刷体を排
    出口に移動して待機する待機手順と、 前記待機手順により前記排出口に待機した印刷体が、前
    記排出口から抜き取られたことを検出する検出手順と、 前記検出手順にて、前記待機した印刷体の抜き取りを前
    記所定期間内に検出した場合、その旨を前記ホスト装置
    に通知する通知手順と、 を備える処理を実現することを特徴とするプログラムを
    記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体。
  13. 【請求項13】ホスト装置から送信された指令データを
    受信する受信手順と、 前記受信手順にて受信された指令データが文字又は図形
    を指定する印刷指令である場合、当該文字又は図形を印
    刷体に印刷する印刷手順と、 前記印刷手順にて文字又は図形を印刷された印刷体を排
    出口に移動して待機する待機手順と、 前記待機手順により前記排出口に待機した印刷体が、前
    記排出口から抜き取られたことを検出する検出手順と、 前記検出手順にて、前記待機した印刷体の抜き取りを所
    定期間検出しない場合、当該印刷体を排出または回収す
    る除去手順と、 前記除去手順にて、前記待機した印刷体を排出または回
    収した場合、それぞれ排出または回収の旨を前記ホスト
    装置に通知する通知手順と、 を備える処理を実現することを特徴とするプログラムを
    記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体。
  14. 【請求項14】ホスト装置から送信された指令データを
    受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された指令データが文字又は図
    形を指定する印刷指令である場合、当該文字又は図形を
    印刷体に印刷する印刷手段と、 前記印刷手段により文字又は図形を印刷された印刷体を
    排出部に移動して待機する待機手段と、 前記待機手段により前記排出部に待機した印刷体が、前
    記排出部から除去されたことを検出する検出手段と、 前記ホスト装置から排出または回収コマンドが送信され
    たとき、前記排出部に待機した印刷体を前記排出部から
    排出または回収し、除去要因が前記排出または回収コマ
    ンドによるものである旨を前記ホスト装置に送信する第
    1の手段と、 抜き取られたとき、除去要因がユーザによる抜き取りで
    ある旨を前記ホスト装置に送信する第2の手段と、 前記待機した印刷体が、待機開始後所定期間経過しても
    前記排出または回収コマンドの送信や前記抜き取りがな
    く、予め前記ホスト装置から所定期間経過後の排出また
    は回収するコマンドが送信されているとき、前記所定期
    間経過後排出または回収を行い、除去原因が所定期間経
    過後の排出または回収である旨を前記ホスト装置に送信
    する第3の手段と、を備えたことを特徴とする印刷装
    置。
  15. 【請求項15】前記第1の手段と前記第2の手段と前記
    第3の手段とが、前記除去原因を前記ホスト装置に送信
    するか、送信しないかの設定を行う設定手段と、 前記第1の手段または前記第2の手段または前記第3の
    手段は、前記ホスト装置に送信するよう、前記設定手段
    によって設定されているとき、排出または回収が成功し
    たか否かを前記ホスト装置に送信することを特徴とソウ
    ル請求項14記載の印刷装置。
JP33641399A 1999-11-26 1999-11-26 印刷装置、印刷方法、および、情報記録媒体 Withdrawn JP2001150767A (ja)

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